JP7193279B2 - おにぎり成形装置 - Google Patents

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この発明は、具材を内包したおにぎりを従来とは異なる成形態様で、いわゆる手で握った昔おにぎりの感触を機械的に再現することが出来るように構成したおにぎり成形装置に関する。
従来のおにぎり成形装置は、炊飯済みの米飯を上方開放で略三角形のおにぎり形状をした枠体中に投入収容し、収容された米飯を開放部分から押板で押圧しておにぎり形状に成形するものが一般的であった。このようなおにぎり成形機で形成したおにぎりは手で握ったおにぎりとは異なる人工的な外観や食感しか形成できず、これらの人工的なおにぎり成形の課題を改善するためのおにぎり形成方法に関連して、以下のような技術が知られている。
特許文献1には、略楕円面状の凹部を形成した下側型と上側型とで所定量の米飯を挟持押圧することによって略楕円錐面状のおにぎりを形成するようにしたおにぎりの形成方法が開示されている。
特許文献2には、おにぎり形成孔に昇降自在に下側形成板を装着した形成枠体と、同形成枠体を載置する支持台に立設した昇降ガイドに昇降自在に装着すると共におにぎり形成孔に嵌入可能とした上側形成板と、同上側形成板を昇降操作する操作レバーと、上側形成板の降下量を規制するストッパーとを備え、形成枠体内に収容した米飯を一定の押圧力で押圧できるようにしたおにぎり成形機が開示されている。
特許文献3には、所定量の米飯塊を挟圧する第1の型枠と、この第1の型枠により挟圧された米飯塊を再度挟圧する第2の型枠とを複数有した多段挟圧機構と、この多段挟圧機構におけるそれぞれの型枠を隣接する型枠位置に同期して前進させてこの型枠内に挟圧保持された米飯塊を次の型枠位置に移動させて、米飯塊が排出された空の型枠を元位置に復帰させる型枠往復移動機構とを備え、手で握った食感のおにぎりを成形する技術について開示されている。
特開2005-040133号公報 特開2005-027625号公報 特開2006-345707号公報
このように従来のおにぎり成形装置は、可及的に手で握った感触のおにぎりとするために形成枠体内に収容された米飯を枠体内に押圧することで所定のおにぎり形状を形成するように構成しているが、α化した米粒同士が癒着した状態で握り作動しておにぎり塊とするためになる、食する箇所によっては食感が異なり味に変化を生じる問題が生じていた。また、食箇所によって異なる食感が生じないように、例えば、手で握った感触のおにぎりが再現されるように、特許文献3に記載されているような複雑な機構と多くの工程を必要とした技術がとられていた。そのために、従来、おにぎり成形装置においては成形工程が短縮されて各工程の機構が単純化され、しかも成形されたおにぎり製品の食感やおにぎり本来の旨みを醸し出すことができるおにぎり成形装置が望まれていた。
この発明は、炊飯米の米粒を互いに隔離してパラパラ状態に撹拌するための撹拌部と、炊飯米のおにぎり一個分を計量し分別する計量分別部と、分別したおにぎり一個分の炊飯米を略おにぎり形状に成型する初期成形部と、初期成形米飯に具材を充填するために穿孔する具材用穿孔部と、初期成形米飯の孔中にエアを噴射して米飯塊をほぐす米飯ほぐし部と、具材用穿孔部へ具材を充填する具材充填部と、略おにぎり形状とした初期成形米飯をおにぎり完成形状へとする成形調整部と、成形調整したおにぎり形状の三角底辺面を平坦成形する底面成形部より構成し、各成形作動部は無端状の搬送帯の下手から上手への一連の工程に設置したことを特徴とするおにぎり成形装置に関する。
また、初期成形部は、三角形状のおにぎりの三角周面を成形するために所定厚みの成形枠体に略三角形状の開口空間を形成した三角周面枠体と該枠体の両面に着脱自在に装着したおにぎり両側面形成のための側面形成枠体とよりなることを特徴とする。
また、具材用穿孔部は、昇降自在で、かつ、拡開作動する少なくとも一対の嘴状の拡開片よりなることを特徴とする。
また、米飯ほぐし部は、具材用穿孔部に挿入自在で周面の噴射孔からエアを噴射自在としたエアノズルよりなることを特徴とする。
また、初期成形米飯組織からエア吸引することにより初期成形米飯を冷却する冷却部を備え、この冷却部は、初期成形部の成型枠体に穿設した多数のエア孔からエア吸引可能とした吸引機構よりなることを特徴とする。
また、成形調整部は、初期成形部の側面形成枠体の代わりに三角形おにぎりの三角両面を形成する側面揺動枠体を装置し、複数回進退作動させて成形調整することにより手握りの風味を醸成することを特徴とする。
また、底面成形部は、成形調整部におけるおにぎり成形枠体により成形調整したおにぎり形状の三角底辺面を平坦成形するためにおにぎり成形枠体の成形空間に昇降自在に設けた底面成形枠板よりなることを特徴とする。
また、底面成形部における底面成形枠板の両側端縁部を半円弧状とすることにより、おにぎり底面の周面側角部に手握り様の丸みを形成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、炊飯米の米粒を互いに隔離してパラパラ状態に撹拌するための撹拌部と、炊飯米のおにぎり一個分を計量し分別する計量分別部と、分別したおにぎり一個分の炊飯米を略おにぎり形状に成型する初期成形部と、初期成形米飯に具材を充填するために穿孔する具材用穿孔部と、初期成形米飯の孔中にエアを噴射して米飯塊をほぐす米飯ほぐし部と、具材用穿孔部へ具材を充填する具材充填部と、略おにぎり形状とした初期成形米飯をおにぎり完成形状へと成形する成形調整部と、成形調整したおにぎり形状の三角底辺面を平坦成形する底面成形部より構成し、各成形作動部は下手から上手への一連の工程に設置したことにより、略三角形状のおにぎりがあたかも手で握ったかのような略均一な米飯密度を備え、おにぎりの外面は型崩れしにくい適度な硬さを有し、おにぎりの内面は米飯同士が適度に離反した状態となり、喫食した際にぱらりと解れ易い食感と米粒の手握り風味を醸成したおにぎりを提供することができる。
請求項2に係る発明によれば、初期成形部は、三角形状のおにぎりの三角周面を成形するために所定厚みの成形枠体に略三角形状の開口空間を形成した三角周面枠体と該枠体の両面に着脱自在に装着したおにぎり両側面形成のための側面形成枠体とより構成したことにより、三角周面枠体に米飯を収納するだけでおにぎりの周面部を容易に形成することができる。さらに、おにぎりの側面部を形成する側面形成枠体を着脱自在としているため、おにぎり側面を押圧形成する際に、側面形成枠体を回動して三角周面枠体の前後面に開口空間を形成して初期成形部の側面から収納された米飯を押圧しておにぎり側面を形成することができるようにしている。
請求項3に係る発明によれば、具材用穿孔部は、昇降自在で、かつ、拡開作動する少なくとも一対の嘴状の拡開片より構成したことにより、初期成形部に投入された米飯の上部から具材用穿孔部を挿入する際に米飯を潰すことなく具材投入用の穿孔を形成できる。また、米飯は具材投入用の穿孔を形成する際に挿入された穿孔部の容積分だけ押圧されることとなるため、徐々に押圧部を増加する嘴状とすることで米飯が押しつぶされる前に押圧力が逃げられるように構成し、米飯が潰される蓋然性を低減している。
請求項4に係る発明によれば、米飯ほぐし部は、具材用穿孔部に挿入自在で周面の噴射孔からエアを噴射自在としたエアノズルより構成したことにより、具材用穿孔部によって形成された穿孔形状を米飯ほぐし部によって安定成形すると共に、初期成形部の下端部に堆積した米飯塊をエアノズルより噴射したエアによって解して米飯密度を低下させることで米飯が潰れる蓋然性を低減している。
請求項5に係る発明によれば、初期成形米飯組織からエア吸引することにより初期成形米飯を冷却する冷却部を備え、この冷却部は、初期成形部の成型枠体に穿設した多数のエア孔からエア吸引可能とした吸引機構より構成したことにより、初期成形部の上方から初期成形部の成形枠体に穿設した多数のエア孔を通過して初期成形部の内部に空気を流通させることで米飯全体を均等に冷却することができると共に、緩やかな空気の流れで冷却するため米飯の水分含有量が低下することを可及的に防止する。また、初期成形部の成形枠体の内周面形状に沿って吸引されるため、初期成形部の内部に載置された米飯が空気流通による弱い押圧力で成形枠体の内周面に押圧されて米飯が潰れることなくおにぎりの周面形状を形成することができる。
請求項6に係る発明によれば、成形調整部は、初期成形部の側面形成枠体の代わりに三角形おにぎりの三角両面を形成する側面揺動枠体を装置し、複数回進退作動させて成形調整することにより手握りの風味を醸成するようにしたことにより、おにぎりの外面は型崩れしにくい適度な硬さを有し、おにぎりの内面は米飯同士が適度に離反した状態となり、喫食した際に解れ易い食感と米粒の手握り風味を有したおにぎりを提供することができる。
請求項7に係る発明によれば、底面成形部は、成形調整部におけるおにぎり成形枠体により成形調整したおにぎり形状の三角底辺面を平坦成形するためにおにぎり成形枠体の成形空間に昇降自在に設けた底面成形枠板よりなる構成としたことにより、おにぎりの側面形状と底面形状の形成工程が分離独立されて、米飯をおにぎり形状に押圧成形した際に底面成形枠板による押圧力をおにぎり側面に逃がすことができ、米飯が潰れる蓋然性を可及的に低減して、形成されたおにぎりをパラパラした状態に維持することができる。
請求項8に係る発明によれば、底面成形部における底面成形枠板の両側端縁部を半円弧状とすることにより、おにぎり底面の周面側角部に手握り様の丸みを形成したことにより、形成されたおにぎりの略三角形状周面側の角部が全て同一の丸みを有するため略三角状のどの頂点部から喫食しても同一の食感を提供することができる。
本発明の実施例におけるおにぎり製造装置全体を示す斜視図である。 本発明の実施例における撹拌部と計量分別部を示す斜視図である。 本発明の実施例における撹拌部と計量分別部の内部構造を示す断面図である。 本発明の実施例における初期成形部を示す斜視図である。 本発明の実施例における初期成形部内を流通する空気の流通路を示す断面図である。 本発明の実施例における米飯均し部と具材用穿孔部を示す斜視図である。 本発明の実施例における米飯均し部と具材用穿孔部の動作を示す正面図である。 本発明の実施例における米飯ほぐし部を示す斜視図である。 本発明の実施例における成形調整部を示す斜視図である。 本発明の実施例における成形調整部の動作を示す側面図である。 本発明の実施例における底面成形部を示す斜視図である。 本発明の実施例における底面成形部の動作を示す側面図である。 本発明の実施例における底面稜線丸み形成部を示す斜視図である。 本発明の実施例における底面成形部の形状を示す断面図である。 本発明の実施例における押出し部の構成とその動作を示す斜視図である。 本発明の撹拌部と計量分別部の他の実施例を示す正面図である。 本発明の撹拌部と計量分別部の他の実施例におけるシャッター部の作動状態を示す正面図である。 本発明の撹拌部と計量分別部の他の実施例における成形型枠体への米飯の投入が完了した状態を示す正面図である。 本発明の初期成形部の他の実施例を示す斜視図であり、(a)は側面形成枠体を閉塞した状態を示し、(b)は側面形成枠体を開放した状態を示す図である。 本発明の初期成形部の他の実施例における分解斜視図である。 本発明の具材用穿孔部の他の実施例を示す斜視図である。 本発明の具材用穿孔部の他の実施例における作動を示す斜視図である。 本発明の具材用穿孔部の他の実施例における拡開片の拡開作動状態を示す斜視図である。 本発明の実施例における具材押し込み部を示す正面図である。 本発明の成形されたおにぎりの搬送路の他の実施例を示す平面図である。
この発明の要旨は、炊飯米の米粒を互いに隔離してパラパラ状態に撹拌するための撹拌部と、炊飯米のおにぎり一個分を計量し分別する計量分別部と、分別したおにぎり一個分の炊飯米を略おにぎり形状に成型する初期成形部と、初期成形米飯に具材を充填するために穿孔する具材用穿孔部と、初期成形米飯の孔中にエアを噴射して米飯塊をほぐす米飯ほぐし部と、具材用穿孔部へ具材を充填する具材充填部と、略おにぎり形状とした初期成形米飯をおにぎり完成形状へと成形する成形調整部と、成形調整したおにぎり形状の三角底辺面を平坦成形とすると共に角部稜線部分に丸みを形成する底面成形部より構成し、各成形作動部は下手から上手への一連の流れ工程に関連設置したことにあり、また、初期成形部は、三角形状のおにぎりの三角周面を成形するために所定厚みの成形枠体に略三角形状の開口空間を形成した三角周面枠体と該枠体の両面に着脱自在に装着したおにぎり両側面形成のための側面形成枠体とよりなることにあり、また、具材用穿孔部は、昇降自在で、かつ、拡開作動する少なくとも一対の嘴状の拡開片よりなることにあり、また、米飯ほぐし部は、具材用穿孔部に挿入自在で周面の噴射孔からエアを噴射自在としたエアノズルよりなることにあり、また、初期成形米飯組織からエア吸引することにより初期成形米飯を冷却する冷却部を備え、この冷却部は、初期成形部の成型枠体に穿設した多数のエア孔からエア吸引可能とした吸引機構よりなることにあり、また、成形調整部は、初期成形部の側面形成枠体の代わりに三角形おにぎりの三角両面を形成する側面揺動枠体を装置し、複数回進退作動させて成形調整することにより手握りの風味を醸成することにあり、また、底面成形部は、成形調整部におけるおにぎり成形枠体により成形調整したおにぎり形状の三角底辺面を平坦成形するためにおにぎり成形枠体の成形空間に昇降自在に設けた底面成形枠板よりなることにあり、また、底面成形部における底面成形枠板の両側端縁部を半円弧状とすることにより、おにぎり底面の周面側角部に手握り様の丸みを形成したことにある。
この発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
図1に示すように本発明の実施例に係るおにぎり成形装置Mは、各工程である各成形作動部を無端状の搬送帯Cに沿って工程プロセスの下手から上手へ一連に配置している。
すなわち、おにぎり成形装置Mの基礎機構としては、無端状の搬送帯Cに本発明に独特の成形型枠体31を循環搬送しながら無端状の搬送帯Cに沿って配置した各成形作動部の機能により米飯を型入れ成形して具入りおにぎりの完成体へと処理する。
まず、無端状の搬送帯Cに沿って配置した各成形作動部、すなわち、撹拌部10と、計量分別部20と、初期成形部30と、米飯均し部40と、具材用穿孔部50と、米飯ほぐし部60と、冷却部70と、具材充填部80と、成形調整部90と、底面成形部100と、底面稜線丸み形成部110と、成形おにぎり押出し部120について詳細に説明する。
撹拌部10は、図2に示すように炊飯した米飯Rを投入するホッパー(図示せず)の下方に装置しており、二段階の撹拌機能を果たすように構成している。
すなわち、一段目の撹拌部10は図3に示すように撹拌ケース11内に横軸架した横撹拌フィン12で構成し、二段目の撹拌部10は撹拌ケース11内に前後軸架した前後撹拌フィン13で構成し、各撹拌フィン12,13をクロスした他方面撹拌を行い投入した米飯Rの各飯粒が互いに接着せずパラパラ状の独立した粒となるようにして、おにぎり成形後の食感を口当たり良くて食しやすくし、かつ食味を米独特の風味を保持出来るようにしている。
各撹拌フィン12,13は二段階の撹拌機能を作動させるために1台のアクチュエータ(図示せず)で互いに連動駆動するように管理・制御されており、このアクチュエータは後述する計量分別部20の受け渡し機構21に投入された米飯重量に応じて各撹拌フィン12,13の回転速度を調整するようにしている。
計量分別部20は、おにぎり一個分の米飯Rを計量しその分量を取り出し分別して次工程に受け渡す。かかる計量に際しては当初の過小米飯分量から不足分を追加加算して適正なおにぎり一個分となるように前述の前後撹拌フィン13の回転速度を調整することで、適正分量を取り出し次工程に受け渡すように構成している。
受け渡し機構21は、図3(b)に示すように、下方の初期成形部30の成形型枠体31の開口部に上方から落下投入するように構成している。この受け渡し機構21の開閉動作は前述の各撹拌フィン12,13の作動を担うアクチュエータ(図示せず)によって制御されている。すなわち、この受け渡し機構21の下端部を開放して所定重量の米飯を落下している状態では各撹拌フィン12,13を回転して米飯を落下するように制御している。
上記のように構成された撹拌部10及び計量分別部20についてはより製造効率を向上するために次のような他の実施例の構成がある。
すなわち、撹拌部10は図16に示すように撹拌ケース11aと、横撹拌フィン12aと、横撹拌フィン12aの下部に設置した米飯振り分け機構14aと、米飯振り分け機構14aに振り分けられた米飯Rが落下載置される米飯搬送用のベルトコンベア15,15と、ベルトコンベア15,15の終端部15a,15aの下方に設けた米飯振り分け機構16,16と米飯振り分け機構16,16で振り分けられた米飯Rを更にほぐすための前後撹拌フィン13a,13a,13a,13aとで構成している。
撹拌ケース11aに投入された米飯Rは横撹拌フィン12aでパラパラ状の独立した粒にされ、その下部の米飯振り分け機構14aによって上下に独立して配置したベルトコンベア15,15のいずれかに該米飯Rが振り分けられる。このベルトコンベア15,15は基端部15b,15bと終端部15a,15aにそれぞれ設置した回動ローラ15c,15cの回転作動により所定の方向に移動している。ベルトコンベア15,15の上部に載置された米飯Rは終端部15a,15aより計量分別部20に向かって落下する。
この米飯Rの落下先には米飯Rを左右独立して配置した計量分別部20のいずれに米飯Rを投入するかを決定する米飯振り分け機構16を設置している。米飯Rの米飯振り分け機構16は、米飯Rが落下する落下通路の分岐点に左右回動するための回動軸を設置しており、後述する初期成形部30に投入される米飯Rの量に応じていずれの計量分別部20に米飯Rを投入落下するかを決定している。
また、米飯振り分け機構16によって左右いずれかの通路に振り分けられた米飯Rは、その下部に位置する前後撹拌フィン13aによって、さらに、パラパラ状の独立した粒となるように撹拌されながら計量分別部20の受け渡し機構21に落下投入される。
また、上記のように構成された計量分別部20についても次のような他の実施例の構成がある。
すなわち、計量分別部20は、図16~18に示すように、左右対向配置した受け渡し機構21,21と、受け渡し機構21,21の上部に設置されたシャッター機構22とで構成されている。
受け渡し機構21は、開閉作動する際の枢軸として回転軸21a,21aを上部に備えている。また、受け渡し機構21の回転軸21a,21aの上方にはシャッター機構22を設けており、受け渡し機構21に投入された米飯Rがロードセルによって所定の重量に到達したと計測された段階でシャッター機構22が受け渡し機構21と前後撹拌フィン13aとの連結開口部を閉塞し、所定重量以上の米飯が受け渡し機構21に投入されることを規制するように構成している。このような構成により、受け渡し機構21に投入される米飯Rは常に一定量となるため、次工程の初期成形部30に投入される米飯Rも同様に一定量が落下投入される。その結果、米飯Rは略三角形状のおにぎりとして成形する際には、成形される米飯Rの量が略均等であるため成形された三角形状のおにぎりの出来栄えにバラツキを生じにくく、また、投入された米飯Rの過重量により生起される米粒の密状態により完成したおにぎりが固く成形される虞を可及的に低減している。
初期成形部30は、分別したおにぎり一個分の炊飯米を略おにぎり形状に成形する枠体である。具体的には、図4(a)及び図4(b)に示すように、おにぎりを成形するための成形型枠体31よりなる。成形型枠体31は三角形のおにぎりの幅員(厚み)に対応する板厚の枠板フレーム32に上下逆三角形状の開口空間を形成した三角周面枠体33と、該枠体33の両側面に脱着自在に装着したおにぎり両側面形成のための一対の矩形板状の側面形成枠体34とで構成している。
側面形成枠体34は、枠板フレーム32の板厚方向を回動軸方向として、成形型枠体31の下部中央に、側面形成枠体34に一体形成された軸支部37により軸支されている。側面形成枠体34は、通常は三角周面枠体33の開口空間を両面側から閉塞して三角周面枠体33とともに、上方開口としたおにぎり形成空間35を形成している。このおにぎり形成空間35は必要に応じて側面形成枠体34を下方に回動して両側面を開放状態とすることができる。
かかる側面形成枠体34の回動による開放動作は後述する成形調整部90の前工程においてなされるものであり、回動除去した側面形成枠体34の代わりに別途用意した調整用側面枠体91を用いて三角周面枠体33の開口空間両面を閉塞しながら進退微調整して内部空間でおにぎりの形状調整を行うように構成されている。
かかる初期成形部30は、三角周面枠体33と側面形成枠体34とで形成されたおにぎり形成空間35に上方の開口部からおにぎり一個分に分別した米飯が投入収納されて略三角状の初期成形米飯となり、次工程の米飯均し部40に進む。図4(a)及び図4(b)に示すように、初期成形部30は、側面形成枠体34を回動するための回動アクチュエータ36を有する。回動アクチュエータ36は、成形型枠体31に対して、側面形成枠体34の回動軸方向の一側に設けられており、同回動軸方向視で側面形成枠体34の下部中央に位置する。回動アクチュエータ36を回転操作することで、側面形成枠体34を軸支する軸支部37が図4(a)の矢印Aに示す方向に回動し、三角周面枠体33の両側面が図4(b)に示すように開放状態となる。
上記のように構成された初期成形部30については次のような他の実施例の構成がある。すなわち、成形型枠体31aを装置する際に簡便に組み付け作業及び使用後の洗浄ができるように構成したものであり、図19(a),(b)及び図20に示すように、成形型枠体31aの下部左右端部に略L字状の左右固定支持片39a,39aを向き合った状態で垂設し、成形型枠体31aの下方には成形型枠体31aの底面外形と同一寸法で成形型枠体31aを載置支持するための立方形状の基台39を設けており、基台39の両側面には略L字状の左右固定支持片39aの水平辺部39bが挿入可能の切欠溝39cを形成している。従って、基台39に成形型枠体31を載置固定するための組付け作業においては、基台39の切欠溝39cに正面や背面方向から略L字状の左右固定支持片39a,39aの水平辺部39bを挿入して基台39と成形型枠体31aとを一体に組付け構成する。
また、成形型枠体31aの前端下部には突部を構成しており、基台39の切欠溝39cに左右固定支持片39a,39aの水平辺部39bを挿入して該突部と基台39の前端部とを接触させることで成形型枠体31aの移動を規制して、基台39と成形型枠体31aとを一体に組付け構成することができる。
なお、基台39は両側面に連設した略L字状の回動アクチュエータ36(図4参照)を介して無端状の搬送帯Cに固定されておにぎり成形装置Mの一連工程を循環作動するように構成されている。
また、おにぎり成形装置Mによるおにぎりの成形作動中における側面形成枠体34の作動について、側面形成枠体34を軸支する軸支部37を中心として図4(a)の矢印Aに示す方向に回動し、三角周面枠体33の両側面が図4(b)に示すように側面開放状態となる点については前述の構成と同様である。
米飯均し部40は、図6に示すように、初期成形米飯の逆三角形状の底辺面の凹凸形状を平坦にするために初期成形米飯の底辺面を押圧する均し機構41を有する。この均し機構41は昇降自在の底面を平板状の枠板42で構成している。この枠板42は図7に示すようにおにぎり形成空間35の上方から下降して初期成形米飯の逆三角形状の底辺面を押圧することで、初期成形米飯の底辺面の有する凹凸面を平坦な形状とすることができる。この均し機構41の昇降動作は後述する具材用穿孔部50と連動しており、具材用穿孔部50に設けた拡開アクチュエータ53によって制御されている。
具材用穿孔部50は、図6に示すように初期成形米飯の逆三角形状の底辺面に具材を充填するために穿孔する構成であり、この穿孔機構51は昇降自在でかつ少なくとも一対の嘴状の拡開片52,52より構成されている。具材用穿孔部50による穿孔の工程では、その前工程の米飯均し部40で平坦にされた面に拡開片52,52を上方から差し込み拡開作動することにより、逆三角形おにぎりの上面、すなわち、逆三角形状の底辺面に具材を収納するための孔が形成される。
また、穿孔機構51の一対の拡開片52,52の昇降及び拡開するための作動は拡開アクチュエータ53が担っている。この拡開アクチュエータ53は略円筒状のエアシリンダ54,54,54,54と、この各エアシリンダ54に連結した略円筒状のピストンロッド55,55,55,55とで構成している。
具体的な動作は次のとおりである。図7(a)に示すように、上述した各ピストンロッド55が昇降作動することで、各ピストンロッド55の上端部に連結した略箱型の昇降体56を昇降作動させる。穿孔機構51は昇降体56に載置固定されており、該昇降体56の作動に応じて穿孔機構51が昇降作動するように構成されている。図7(a)は穿孔機構51が上昇して最上端部に位置する状態を示しており、この状態をおにぎり米飯に具材投入用の穿孔を設ける際の初期状態とする。
次に、図7(b)に示すように、各ピストンロッド55が下降することで、各ピストンロッド55と連結した昇降体56が下降し、これにともない、一対の拡開片52が、成形型枠体31内のおにぎり米飯Rに挿入される。
次に、図7(c)に示すように、各ピストンロッド55の下降作動によって最下端部まで降下した拡開片52,52は、下端部を接触させた状態で上部を正面視左右方向に移動させて(拡開して)おにぎり米飯Rに形成した具材投入用孔を拡大成形している。
具材用穿孔部50における穿孔機構51は上記のように構成されて初期成形米飯の逆三角形状の底辺面に具材を充填するために穿孔をするものであるが、他の実施例としての穿孔機構51として次のように構成することができる。
すなわち、他の実施例としての穿孔機構51は、図21に示すように、昇降自在で、かつ少なくとも一対の拡開片52,52より構成されているものであるが、一対の拡開片52,52の拡開作動機構をラック及びピニオン機構RPにより作動するように構成している。
一対の拡開片52,52は左右の三角形状先端部52aを面合わせ及び離反自在に形成しており、三角形状先端部52aの上部は外側に斜めに折曲し、更にその上部は垂直に立ち上がり状に形成しており、この一対の拡開片52,52の上部に連設した左右支持ロッド57,57はその上方に配設したラック及びピニオン機構RPと連動連設されている。
ラック及びピニオン機構RPは、図21に示すように、左右に一定間隔で並設した二本のラック58a,58aとその間で噛み合うように介在したピニオン58bとより構成しており、ピニオン軸59aはその上方に配設したモータ(図示せず)の駆動軸に連設し、モータの駆動によりピニオン58bを介して二本のラック58a,58aを互いに反対方向に移動させる。二本のラック58a,58aのそれぞれの一端には左右支持ロッド57,57が垂設されており、左右支持ロッド57,57にはそれぞれ一対の拡開片52,52の上部が連設されている。
従って、モータの駆動によりラック及びピニオン機構RPを介して一対の拡開片52,52を米飯Rの中で拡開することにより具材投入のための穿孔を行うことができる。
更には、一対の拡開片52,52の三角形状先端部52aにおける面合わせ及び離反方向は成形型枠体31の三角形おにぎりの幅員(厚み)に対応する方向としている。すなわち、前述の実施例の一対の嘴状の拡開片52,52は成形型枠体31の三角形おにぎりの幅員(厚み)方向ではなくおにぎり底面の長手方向に拡開するものであったが、この他の実施例では、図21~23に示すように、三角形おにぎりの幅員(厚み)に対応する方向に拡開離反するように作動する。かかる穿孔作動方向とすることにより、穿孔作動時に拡開片52,52の拡開作動に伴い三角周面枠体33a内に収納された米飯Rが移動する際に、おにぎり形成空間35を構成する三角周面枠体33aの内側壁と拡開片52の拡開作動による米飯Rの移動により生起される摩擦により、米飯Rが引きちぎられてふっくらした食感を損なう虞がある。しかし、このように三角形おにぎりの幅員(厚み)に対応する方向に拡開離反するように拡開片52,52を拡開作動できるように構成することで米飯Rがちぎられる虞を可及的に低減でき、ふっくらした米飯Rの食感を損なう虞を低減する。
米飯ほぐし部60は、図8に示すように、具材用穿孔部50により初期成形米飯の逆三角形状底辺面に形成した具材投入用の穿孔に挿入されるエアノズル61を有し、その先端周面からエアを噴射することで初期成形米飯をほぐすものである。すなわち、図8に示すように具材投入用の穿孔にエアノズル61を上方から挿入してエアノズル61の先端周面に形成した噴射孔62から初期成形米飯中の四方にエアを噴射するように構成している。このように具材投入用の穿孔を介して初期成形米飯の内部にエアを噴射し、米飯粒間にエアを流通させて米飯粒の塊をほぐしながら米飯密度を可及的に均一化することで喫食する際の食味を向上することができるように構成している。
米飯ほぐし部60は、エアノズル61の作動と噴射孔62からのエア噴射を制御するエアノズル作動アクチュエータ63を設けている。
エアノズル作動アクチュエータ63は、エアノズル61を支持するノズル支持アーム66を昇降可能に支持する。ノズル支持アーム66は、上面視で屈曲した形状を有する細長い屈曲板状の部材により構成されており、その一側の端部に、エアノズル61を垂下した状態で支持している。エアノズル61の先端部(下端部)に、噴射孔62が開口している。
エアノズル作動アクチュエータ63は、エア供給部等を内装した箱状のベース部67を有する。ベース部67上には、ノズル支持アーム66を昇降可能に支持する2本の昇降シリンダ機構68が立設されている。昇降シリンダ機構68は、エア供給部から供給されるエアを動力として動作するエアシリンダ機構である。昇降シリンダ機構68は、ベース部67の上面69に立設された円筒状のシリンダ64と、シリンダ64に挿入されたピストンロッド65とを有する。ピストンロッド65は、シリンダ64の上から突出しており、シリンダ64に対して昇降動作するように設けられている。
2つの昇降シリンダ機構68のピストンロッド65の上側に、ノズル支持アーム66が水平状に支持されている。ピストンロッド65の昇降動作、つまり昇降シリンダ機構68の伸縮動作により、ノズル支持アーム66が昇降動作し、ノズル支持アーム66と一体的にエアノズル61が昇降する。
エア供給部及び昇降シリンダ機構68は、エアノズル61がその上昇端から下降を開始した時点からエアノズル61がその下降端から上昇を開始する時点まで、つまりエアノズル61の下降動作中に、噴射孔62からエアを噴射し続けるように制御される。
冷却部70は、初期成形米飯の飯粒組織からエア吸引することにより初期成形米飯を冷却するものであり、初期成形部30で装置したおにぎり成形型枠体31の三角周面枠体33における幅員面におにぎり形成空間35に向かって略円形の多数のエア吸引孔38を穿孔している。従って、図5に示すように初期成形部30でおにぎり形成空間35に充填形成したおにぎり米飯粒組織からエアを吸引しておにぎり米飯Rの冷却を行う。仮に、おにぎり成形型枠体31の外部からおにぎり形成空間35に向かってエアを吹き付けて冷却した場合、おにぎり表面が当初に冷却されて深部の冷却が遅延するため冷却箇所に斑を生じて米粒間の均一冷却が果たせない課題が生じる。かかる課題を解決するために、本発明の実施例ではおにぎりの内部からエア吸引しておにぎり米飯R全体を均一に冷却出来るように構成している。
このエア吸引は図1のおにぎり成形装置Mの略中央部に配置したエア吸引アクチュエータ(図示せず)によって吸引される。
吸引経路は、まずおにぎり成形型枠体31の上方の開口部よりおにぎり形成空間35にエアが流入し、その後、三角周面枠体33の表面に形成した多数のエア吸引孔38に向けてエアがおにぎり形成空間35内を流通する。このエア吸引孔38を通過したエアは、おにぎり成形型枠体31の内部を下方に向けて進行し、おにぎり成形装置Mの搬送帯Cの下部に形成した正面視略逆三角状の吸引部71に流入する。この吸引部71の下端頂点部はエア吸引アクチュエータ(図示せず)と吸引パイプ72を通じて連結しており、吸引部71の下端頂点部に配設した開閉弁によって吸引作動するかどうかを選択できるようにしている。
なお、この冷却部70は初期成形米飯の飯粒が暖かい場合に作動し、初期成形米飯の飯粒が冷たい場合は作動しない構成としている。
具材充填部80は、具材用穿孔部50によって初期成形米飯に形成された穿孔に具材を充填する部分であり、具体的には作業員が手作業で個々に具材を充填する場合と、具材の種類で区分した具材を具材充填機構81により自動的に充填する場合とがある。
図1に示す具材充填部80は具材の種類に応じて具材投入用の穿孔部に自動で具材を充填する具材充填機構81を想定している。この具材充填機構81は、具材を収納する具材供給ホッパー83と、この具材供給ホッパー83を上部より押圧する具材押圧ロッド(図示せず)と、この具材押圧ロッドに連結して該具材押圧ロッドの進退を制御する具材定量用シリンダ(図示せず)と具材充填機構81の下端部で具材供給ホッパー83が押圧された際に具材が通過する開口部82で構成されている。
この具材充填機構81は、次のように構成されている。すなわち、搬送帯Cに沿って流動する初期成形部30が初期成形米飯を充填した状態で該充填機構81に到達すると、具材定量用シリンダが上部から下部に向かってエア駆動することで具材押圧ロッドが下部に移動して具材供給ホッパー83を押圧し、該ホッパー83内に収納している具材を開口部82からおにぎり形成空間35内の具材投入用孔に投入する。
かかる具材充填部80における具材充填機構81では、具材押圧ロッドの下部移動により具材供給ホッパー83内に収納している具材を開口部82からおにぎり形成空間35内の具材投入用孔に具材が投入される。
かかる具材充填部80の次工程個所においては、図24に示すように、具材押し込み部84を設けており、具体的には具材押込みロッド85を昇降自在に設けている。
すなわち、エアシリンダ86によりロッド支持ステー87を昇降自在に作動させてロッド支持ステー87の先端には上下位置調整自在に具材押込みロッド85を垂設しており、開口部82からおにぎり形成空間35内のおにぎりの具材投入用の穿孔に具材が投入されると、次の工程として具材押込みロッド85が降下し、その先端に設けた円柱体85aの先端で投入具材を可及的に逆三角形おにぎりの三角頂部に押し込んで、食する際の一口目から米飯Rと共に口中に具材が噛みこまれ、具材入りのおにぎり本来の食味を即時に得ることができる効果がある。
成形調整部90は、図9に示すように、初期成形部30の側面形成枠体34の代わりに三角形おにぎりの三角両側面を形成する側面揺動枠体92,92を装置し、この側面揺動枠体92,92を進退作動して略三角形状のおにぎりを形成できるように構成している。
側面揺動枠体92,92については、成形型枠体31の両側面に着脱自在に装着したおにぎり両側面形成のための側面形成枠体34を軸支部37を基点として回動し、上下逆三角形状に形成されたおにぎり形成空間35の両側面に当該側面揺動枠体92,92を配置している。この側面揺動枠体92,92は三角形おにぎりの三角周面に対応する下方狭窄状の逆三角状に形成されており、かかる側面揺動枠体92,92はおにぎり形成空間35に対して進退自在な機能を備えている。すなわち、従前のように一度だけのおにぎり三角成形の作動をするのではなく、本成形調整部90において初期成形部30の成形型枠体31で成形した略三角形のおにぎりを再度柔軟な型慣らし調整をして、おにぎりの三角形状に柔軟に固め作動することでその後の処理工程や喫食するときの型崩れを防止している。
側面揺動枠体92,92は、上部に略箱型の天板突部93を形成しており、その下方は略三角形状のおにぎり両側面に当接離反自在な内面94を形成している。内面94は上下方向略中央部から下端部にかけておにぎり形成空間35側に向かって拡開形成している。つまり、おにぎり形成空間35を縮小するように傾斜部98を形成している。成形調整部90では、側面揺動枠体92,92と三角周面枠体33により閉塞された略三角状のおにぎり形成空間35を形成しており、この左右の側面揺動枠体92,92の前進作動及び後退作動により米飯Rをおにぎりの三角形状とする固め作動を行う。
具体的には、図10に示すように、側面揺動枠体92,92の前進作動時におにぎり米飯と内面94,94が接触することで、内面94,94の傾斜部98,98によって米粒に斜め上方への押圧力を生じる。
米飯Rは左右から側面揺動枠体92,92の内面94によって押圧されているため、該押圧力はおにぎり形成空間35の上方に逃げようとする。しかし、側面揺動枠体92の上部に形成した天板突部93によって米粒の上方への移動が規制される。その結果、側面揺動枠体92,92の前進作動によっておにぎり米飯の側面形状を形成するだけでなく逆三角形状の底辺面も仮形成できる。
このように左右の側面揺動枠体92の前進後退作動によりおにぎり米飯Rを略三角形状とする柔軟な固め調整が可能となり、おにぎり米飯Rを硬化させることなくあたかも手で握ったかのような風味を醸成し、かつ柔軟な米飯状態を保持しつつその後の処理工程における型崩れも防止することができる。
この前進後退作動は、図10(a)と図10(b)に示す進退作動アクチュエータ95によって制御されている。進退作動アクチュエータ95は、おにぎり成形装置Mの外側に位置する側面揺動枠体92を駆動させるピストンロッド96とおにぎり成形装置Mの内側に位置する側面揺動枠体92を駆動させるピストンロッド97とで構成されており、略箱型に形成された1台のエアシリンダ99によって両ピストンロッド96,97を同期作動させることでおにぎり米飯Rの両側面を同時に固め作動するように構成している。
なお、エアシリンダ99は本実施例において空気圧を利用して駆動しているが本動作は空気圧に限定されず、油圧、水圧や電気制御によって作動する構成であっても良い。
底面成形部100は、成形調整部90において略三角形状のおにぎり形態とした後のおにぎり米飯Rの形状を整える工程である。
底面成形部100は、図11に示すように、おにぎり形成空間35に載置されたおにぎり米飯Rを両側面から押圧するために三角周面枠体33の両側面に設けた側面揺動枠体101,101と、該おにぎり米飯を上方から押圧するために三角周面枠体33の上方に設けた底面揺動枠体102と、側面揺動枠体101,101を進退駆動させるための進退作動アクチュエータ104と、底面揺動枠体102を昇降駆動させるための昇降アクチュエータ107で構成している。
側面揺動枠体101,101は、正面視略三角形状でおにぎり米飯の側面に当接離反自在な内面Tを備えており、該内面Tの上下方向略中央部から下端部にかけておにぎり形成空間35側に向けて拡開形成された傾斜部103を形成している。このように形成された側面揺動枠体101,101をおにぎり米飯Rの側面に複数回に分けて押圧接触することでおにぎり米飯Rの側面を押圧成形する。
また、底面揺動枠体102は、おにぎり米飯Rと接触する底面を平坦とした平面視略方形状の板体であり、側面揺動枠体101によって押圧成形されたおにぎり米飯Rを上部から該底面揺動枠体102によって押圧成形することで、最終的な略三角形状のおにぎりが形成される。
この側面揺動枠体101は、図12(a)と図12(b)に示すように、おにぎり形成空間35に対する前進後退駆動を進退作動アクチュエータ104によって制御している。この進退作動アクチュエータ104は、略円筒状のエアシリンダ105と略円筒状のピストンロッド106で構成されている。このピストンロッド106の一端部には正面視略コの字状の板体Pを連結しており、この板体Pが進退作動されることで板体Pの先端に設置された側面揺動枠体101が連動して進退作動する。
また、底面揺動枠体102は図12(a)と図12(b)に示すように、おにぎり形成空間35に対する昇降作動を昇降アクチュエータ107によって制御している。この昇降アクチュエータ107は略円柱形のエアシリンダ108,108と、略円柱形のピストンロッド109,109と、ピストンロッド109,109の上端部に連結した略箱型の昇降板体116と、該昇降板体116からおにぎり成形装置Mの中心側に突設した固定用板体117で構成しており、該固定用板体117に底面揺動枠体102が垂設されている。
このエアシリンダ108,108の作動によってピストンロッド109,109が昇降自在に駆動しており、該ピストンロッド109に連結した方形状の昇降板体116がピストンロッド109の昇降動作と連動して昇降し、連結した底面揺動枠体102を下降することでおにぎり米飯Rの逆三角形状の底面部を形成することができる。
底面稜線丸み形成部110は、前工程の底面成形部100で略三角形状のおにぎりとして成形調整されたおにぎり米飯Rの逆三角形状底面の両端部に形成された角部に丸みを形成する工程である。
底面稜線丸み形成部110は、図13に示すようにおにぎり形成空間35に載置されたおにぎり米飯Rを両側面から押圧するために三角周面枠体33の両側面に設けた側面揺動枠体111と、該おにぎり米飯Rを上方から押圧するために三角周面枠体33の上方に設けた底面成形枠板112と、側面揺動枠体111を駆動させるための進退作動アクチュエータ104と、底面成形枠板112を駆動させるための昇降アクチュエータ107とで構成している。
側面揺動枠体111は、正面視略三角形状でおにぎり米飯の側面に当接離反自在な内面114,114を備えており、この内面114,114は上下方向略中央部から下端部にかけておにぎり形成空間35側に向けて拡開形成された傾斜部113,113を備えている。この側面揺動枠体111の内面114,114、及び傾斜部113,113で複数回当接離反を繰り返しておにぎり米飯Rの両側面を押圧することで最終的なおにぎり形状に成形される。
また、底面成形枠板112は図13に示すように略板体に形成しており、この底面成形枠板112は図14に示すように半円弧状の凹部115を形成している。前工程の底面成形部100で形成されたおにぎり米飯Rの三角状周面部の稜線角部をこの凹部115で上方から押圧することであたかも手で握ったかのような丸みを該稜線角部に形成できる。
上述の側面揺動枠体111と底面成形枠板112は、前工程の底面成形部100と同期して駆動しており、その駆動源であるアクチュエータは同一としている。すなわち、側面揺動枠体111の進退作動は進退作動アクチュエータ104によって駆動制御されており、底面成形枠板112の昇降作動は昇降アクチュエータ107によって駆動制御されている。なお、各アクチュエータ104,107の作動は前述した通りのため、その作動についての説明はここでは省略する。
成形おにぎり押出し部120は、図15に示すように三角周面枠体33における上下逆三角形状の開口空間に対向して設けたおにぎり押出し体121の押出し進退作動機構122から構成している。押出し進退作動機構122は、モータやシリンダ機構等の駆動源を有し、先端部におにぎり押出し体121を支持したピストンロッド123をピストンロッド123の軸方向に往復移動させる。すなわち、側面形成枠体34を下側に回動移動させて三角周面枠体33の両側面を開放させた状態において、成形おにぎり押出し部120は、押出し進退作動機構122によるピストンロッド123の突出方向への移動によっておにぎり押出し体121を進出させ、三角周面枠体33を構成する枠板フレーム32中央の上下逆三角の開口空間に充填された成形おにぎりRをおにぎり押出し体121により開口空間から押し出す。これにより、三角形状の成形が完了した具材入りのおにぎりを得ることができる。なお、成形おにぎりRはおにぎり押出し体121により押出されてベルトコンベアBに載置され、該ベルトコンベアBによって次工程の後処理部(図示せず)に搬送される。
後処理部(図示せず)は、成形おにぎり押出し部120から押し出された成形おにぎりRを例えばのりシートで包んだり、市場流通のために包装したりする従来公知の工程に配置される処理部である。本実施例では詳細な図面とその説明は省略している。
本発明のおにぎり成形装置Mの実施例は上記のように構成されており、各作動部の機能により自動的に手握り風のおにぎり形状に成形することができる。
すなわち、その使用態様としては、まず撹拌部10により炊飯米の米粒を互いに隔離してパラパラ状態に撹拌し、次いで計量分別部20により炊飯米のおにぎり一個分を計量し分別して次の工程に移行する。次の工程では搬送ライン上で成形型枠体31が待機しており、以降はこの成形型枠体31の移動に伴い各種のおにぎり成形作動が行われる。
まずは初期成形部30でおにぎり一個分の炊飯米を略おにぎり形状に成型し、次いで米飯均し部40において略おにぎり形状とした際の初期成形米飯の底面部を平坦とし、次いで具材用穿孔部50において初期成形米飯の底面部を具材充填用に穿孔する。次いで米飯ほぐし部60では初期成形米飯に形成した具材充填用の孔中にエアを噴射して初期成形米飯塊をほぐし、次いで冷却部70により初期成形米飯組織からエア吸引して初期成形米飯を冷却し、次いで具材充填部80において具材用の穿孔へ具材を充填し、次いで具材押込み部84において充填した具材を具材押込みロッド85により逆三角形状の下端頂部に押し込む。
次いで成形調整部90で略おにぎり形状とした初期成形米飯を米飯Rの弾力性を利用して保形のための成形押圧を行い略完成形状へと成形する。
最終的には底面稜線丸み形成部110によりおにぎり形状の三角底辺面を平坦成形することにより手握り風のおにぎりの自動成形が完了する。その後、成形おにぎり押出し部120により成形調整部90における成形型枠体31の両側面に配置した側面揺動枠体92を撤去し、おにぎり押出し体121の押出し進退作動機構122によりおにぎり形成空間35に充填された成形おにぎりRをおにぎり押出し体121の進出によりおにぎり形成空間35の開口部から押し出して略三角形状のおにぎりの成形が完了する。
その後、成形されたおにぎりは図25に示す搬送路130によって、のりシートで包んだり、成形おにぎりRの周囲を包装したりする包装工程に搬送される。
搬送路130は、おにぎり成形装置Mの周面に沿って押出し部120から具材充填部80側の搬送帯Cの端部まで直線状に形成されたベルトコンベア131と、ベルトコンベア131の基端部131aから搬送帯Cの端部に向かって形成したベルトコンベア132と、ベルトコンベア132の基端部132aからおにぎり成形装置Mから離反方向に回転するベルトコンベア133と、ベルトコンベア132の終端部132bからベルトコンベア133の基端部133aに成形おにぎりRを移動させる回転移動部134とを備えている。
成形おにぎり押出し部120で成形されたおにぎりは、おにぎり押出し体121によって成形型枠体31からベルトコンベア131上に押し出される。
次に、ベルトコンベア131が回転することで成形おにぎりはベルトコンベア131の基端部131aから終端部131bまで搬送される。
次に、終端部131bまで搬送された成形おにぎりRはベルトコンベア131の慣性力によりベルトコンベア132の基端部132aに受け渡しされる。
次に、ベルトコンベア132が回転することで成形おにぎりRはベルトコンベア132の基端部132aから終端部132bまで搬送される。
次に、終端部132bまで搬送された成形おにぎりRはベルトコンベア132の終端部132bとベルトコンベア133の基端部133aの近傍に位置する枢軸135aに設けた2枚の回転羽根135bによってベルトコンベア132の終端部132bからベルトコンベア133の基端部133aに搬送される。
次に、ベルトコンベア133が回転作動することで成形おにぎりはベルトコンベア133の基端部133aから先端部133bまで搬送される。
このように搬送路130を構成することで成形おにぎりはベルトコンベア131,132,133上を搬送される内に成形おにぎりの頂点部が進行方向となるように向きが変換されて次の包装工程での作業を円滑に進めることができる。
以上のように、本発明のおにぎり成形装置Mは、無端状の搬送帯Cに沿って各成形作動部を一連工程に配設して構成したものであり、工程に配設した各成形作動部としては、工程の上手側から順に第1から第6のおにぎり成形に必要な各構成装置を配設して構成している。
第1、2の構成装置は、ご飯の計量を分別して所定重量に達したところでシャッターのスライド開閉構造を介してご飯の計量分別を行い、次の工程のおにぎり成形用の成形型枠体31へ移行する成形装置である。
第3の構成装置は、成形型枠体31により略おにぎり形状に成形した後に拡開片52,52により初期成形米飯の逆三角形状の底辺面に具材を充填するための穿孔を行った後に具材用穿孔部50における穿孔機構51により初期成形米飯の逆三角形状の底辺面に具材を充填する成形装置である。
第4の構成装置は、かかる具材充填部80における具材充填機構81で具材供給ホッパー83内に収納している具材を開口部82からおにぎり形成空間35内の具材投入用孔に具材を投入した後に具材押し込み部84の具材押込みロッド85により具材の押込みを行う成形装置である。
第5の構成装置は、成形調整部90において略おにぎり形状とした初期成形米飯を米飯の弾力性を利用して保形のための成形押圧を行い完成形状へと成形する成形装置である。
最終的には底面稜線丸み形成部110によりおにぎり形状の三角底辺面を平坦成形することにより手握り風のおにぎりの自動成形が完了する。
第6の構成装置は、各工程である各成形作動部を無端状の搬送帯Cに沿って工程プロセスの下手から上手へ一連に配置するための環状に形成した搬送帯Cの構成であり、上記の第1から第5までの構成装置は無端状の搬送帯Cに沿ってそれぞれ配設されており、この搬送帯Cに装置されたおにぎり整形用の成形型枠体31を循環移送しながらその沿線における第1から第5の構成装置によって手づくりのおにぎり風味を醸成したおにぎり製品を形成することができるように構成している。
なお、本発明は上述した実施形態に限られず、上述した実施形態の中で開示した各構成を相互に置換したり組合せを変更したりした構成、公知発明並びに上述した実施形態の中で開示した各構成を相互に置換したり組合せを変更したりした構成、等も含まれる。また、本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
M おにぎり成形装置
C 搬送帯
R 米飯
T 内面
B ベルトコンベア
A 矢印
P 板体
RP ピニオン機構
10 撹拌部
11,11a 撹拌ケース
12,12a 横撹拌フィン
13,13a 前後撹拌フィン
14a米飯振り分け機構
15 ベルトコンベア
15a終端部
15b基端部
15c回動ローラ
20 計量分別部
21 受け渡し機構
21a回転軸
22 シャッター機構
30 初期成形部
31,31a 成形型枠体
32 枠板フレーム
33,33a 三角周面枠体
34 側面形成枠体
35 おにぎり形成空間
36 回動アクチュエータ
37 軸支部
38 エア吸引孔
39 基台
39a左右固定支持片
39b水平辺部
39c切欠溝
40 米飯均し部
41 均し機構
42 枠板
50 具材用穿孔部
51 穿孔機構
52 拡開片
52a三角形状先端部
53 拡開アクチュエータ
54 エアシリンダ
55 ピストンロッド
56 昇降体
57 左右支持ロッド
58aラック
58bピニオン
59aピニオン軸
60 米飯ほぐし部
61 エアノズル
62 噴射孔
63 エアノズル作動アクチュエータ
64 シリンダ
65 ピストンロッド
66 ノズル支持アーム
67 ベース部
68 昇降シリンダ機構
69 上面
70 冷却部
71 吸引部
72 吸引パイプ
80 具材充填部
81 具材充填機構
82 開口部
83 具材供給ホッパー
84 具材押し込み部
85 具材押し込みロッド
85a円柱体
86 エアシリンダ
87 ロッド支持ステー
90 成形調整部
91 調整用側面枠体
92 側面揺動枠体
93 天板突部
94 内面
95 進退作動アクチュエータ
96 ピストンロッド
97 ピストンロッド
98 傾斜部
99 エアシリンダ
100 底面成形部
101 側面揺動枠体
102 底面揺動枠体
103 傾斜部
104 進退作動アクチュエータ
105 エアシリンダ
106 ピストンロッド
107 昇降アクチュエータ
108 エアシリンダ
109 ピストンロッド
110 底面稜線丸み形成部
111 側面揺動枠体
112 底面成形枠板
113 傾斜部
114 内面
115 凹部
116 昇降板体
117 固定用板体
120 成形おにぎり押出し部
121 おにぎり押出し体
122 押出し進退作動機構
123 ピストンロッド
130 搬送路
131,132,133 ベルトコンベア
131a,132a,133a基端部
131b,132b,133b終端部
134 回転移動部
135a枢軸
135b回転羽根

Claims (8)

  1. 炊飯米の米粒を互いに隔離してパラパラ状態に撹拌するための撹拌部と、炊飯米のおにぎり一個分を計量し分別する計量分別部と、分別したおにぎり一個分の炊飯米を略おにぎり形状に成型する初期成形部と、初期成形米飯に具材を充填するために穿孔する具材用穿孔部と、初期成形米飯の孔中にエアを噴射して米飯塊をほぐす米飯ほぐし部と、具材用穿孔部へ具材を充填する具材充填部と、略おにぎり形状とした初期成形米飯をおにぎり完成形状へと成形する成形調整部と、成形調整したおにぎり形状の三角底辺面を平坦成形する底面成形部より構成し、各成形作動部は下手から上手への一連の工程に設置したことを特徴とするおにぎり成形装置。
  2. 初期成形部は、三角形状のおにぎりの三角周面を成形するために所定厚みの成形枠体に略三角形状の開口空間を形成した三角周面枠体と該枠体の両面に着脱自在に装着したおにぎり両側面形成のための側面形成枠体とよりなることを特徴とする請求項1に記載のおにぎり成形装置。
  3. 具材用穿孔部は、昇降自在で、かつ、拡開作動する少なくとも一対の嘴状の拡開片よりなることを特徴とする請求項1に記載のおにぎり成形装置。
  4. 米飯ほぐし部は、具材用穿孔部に挿入自在で周面の噴射孔からエアを噴射自在としたエアノズルよりなることを特徴とする請求項1に記載のおにぎり成形装置。
  5. 初期成形米飯組織からエア吸引することにより初期成形米飯を冷却する冷却部を備え、冷却部は、初期成形部の成型枠体に穿設した多数のエア孔からエア吸引可能とした吸引機構よりなることを特徴とする請求項1に記載のおにぎり成形装置。
  6. 成形調整部は、初期成形部の側面形成枠体の代わりに三角形おにぎりの三角両面を形成する側面揺動枠体を装置し、複数回進退作動させて成形調整することにより手握りの風味を醸成することを特徴とする請求項に記載のおにぎり成形装置。
  7. 底面成形部は、成形調整部におけるおにぎり成形枠体により成形調整したおにぎり形状の三角底辺面を平坦成形するためにおにぎり成形枠体の成形空間に昇降自在に設けた底面成形枠板よりなることを特徴とする請求項1に記載のおにぎり成形装置。
  8. 底面成形部における底面成形枠板の両側端縁部を半円弧状とすることにより、おにぎり底面の周面側角部に手握り様の丸みを形成したことを特徴とする請求項7に記載のおにぎり成形装置。
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