JP2016007174A - おにぎり製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形後のおにぎり形状を確実に保形しながら米飯密度を可及的に低くなるようにしたおにぎりを製造可能であり、しかも、米飯塊の表面を所定箇所でのみ押圧整形して米飯の密度を高くすることもなく、満遍なく表面の押圧部位を変位させることができ、高圧迫の整形を要することなく軽い押圧力で全表面に沿った確実な整形作業を達することができるおにぎり製造装置を提供する。
【解決手段】所定形状に成形した米飯塊の表面の押圧部位を押圧しながら整形すると共に、押圧部位は押圧整形時に複数回変位すべく構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、おにぎり製造装置に関する。
従来のおにぎり製造装置には、炊飯済みの米飯を上方開放の略三角形のおにぎり形状枠体中に投入し、収容された米飯を開放部分から押板で押圧しておにぎり形状に成形するものが一般的である。
かかるおにぎり成形の技術では、特開2005−176608に示すように、一個のおにぎりの飯量が予め定量に測量されて、測量された定量飯を型枠に投入するように構成されている。
その際に定量測定で不足分を追加修正するようにしている。
特開2005−176608号公報
ところが、かかる定量技術によるおにぎり成形の方法において、形成されたおにぎりを可及的に柔らかくして食感を向上しようとすれば、型枠中に投入すべき飯粒の密度を柔らかくなるようにして測定する方法をとらざるを得ない。
そうすると、飯粒が型枠に投入する前に定型状の形態から横方にこぼれ落ちたり、はみ出したりして、型枠への押込み量の正確な測定が不可能となる。
そのために、型枠投入前の定量測定にあたり、予め米粒塊の表面を一定の固さで型くずれしないように圧着状態として、表面の飯粒がこぼれず散乱しないようにして略正確な規定定量の測定を行い、その後不足分を補充してからおにぎり枠型に投入して成形する。
従って、成形後のおにぎりは、内部に至るまで全体的に飯粒密度が高くなってしまうという問題があった。付言すれば、手でにぎったおにぎりのように、表面は一定の形を保持しながら型くずれせず、おにぎり形状を保持しながらも内部は柔らかく、食する際に口当たりの良いふんわりとした感触が出てこないという欠点があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、成形後のおにぎり形状を確実に保形しながら米飯密度を可及的に低くなるようにしたおにぎりを製造可能であり、しかも、米飯塊の表面を所定箇所でのみ押圧整形して米飯の密度を高くすることもなく、満遍なく表面の押圧部位を変位させることができ、高圧迫の整形を要することなく軽い押圧力で全表面に沿った確実な整形作業を達することができるおにぎり製造装置を提供する。
上記従来の課題を解決するために、本発明に係るおにぎり製造装置では、所定形状に成形した米飯塊の表面の押圧部位を押圧しながら整形すると共に、押圧部位は押圧整形時に複数回変位すべく構成した。
また、所定形状に成形した米飯塊を所定回数転回しながら表面の押圧部位を複数回変位して押圧しおにぎり形状に整形する転回押圧部を有することにも特徴を有する。
また、米飯塊を所定回数転回することなく、表面を押圧して整形するための握り部を転回させて米飯塊表面の押圧部位を押圧整形時に変位すべく構成したことにも特徴を有する。
また、米飯塊を所定回数転回することなく、異なる押圧部位を押圧する複数の押圧機構を設け、米飯塊表面の押圧部位を順次変位すべく構成したことにも特徴を有する。
また、米飯定量搬送部と、三角形や四角形や丸型等のおにぎりの一部輪郭を形成した型板、及びその型板の対向位置に進退自在に配した押圧板を備え、前記おにぎりの展開形状を模した展開形状米飯塊を形成するおにぎり型展開成形部と、おにぎり型展開成形部にて形成した展開形状米飯塊に具を載置するための具載置部と、おにぎり型展開成形部で成形した展開形状米飯塊の中央成形部の両側の両側型部を中央成形部に折り重ねて所定形状の折畳米飯塊に成形するための折畳み成形部と、折りたたんで成形した所定形状の折畳米飯塊を所定回数転回しながら表面を押圧しておにぎり形状に整形する転回押圧部とを有することにも特徴を有する。
また、米飯定量搬送部と、中央が山型で両側が半山型に形成した波状型板、及びその型板の対向位置に進退自在に配した押圧板を備え、冠状の米飯塊を形成するおにぎり型展開成形部と、おにぎり型展開成形部で成形した冠状の米飯塊の中央山型成形部に具を載置するための具載置部と、おにぎり型展開成形部で成形した中央山型成形部の両側の両側半山型部を中央山成形部に折り重ねて三角形の折畳米飯塊に成形するための折畳み成形部と、折りたたんで成形した三角形の折畳米飯塊を所定回数転回しながら表面を押圧して三角おにぎり形状に整形する転回押圧部とを有することにも特徴を有する。
また、具載置部と折畳み成形部との間に、おにぎり型展開成形部で成形した展開形状米飯塊をメッシュ搬送路中途で冷却する冷却部を介在したことにも特徴を有する。
また、おにぎり型展開成形部において押圧板の進出押圧時に波状型板より押圧板の作動タイミングを遅らせることにより、中央山型成形部と半山型部の底辺部の飯盛が隆起するように構成したことにも特徴を有する。
また、転回押圧部の表面押圧は、左右押圧体と上面押圧体とによる所定形状米飯塊又は三角米飯塊の側面及び上側面の押圧であることにも特徴を有する。
この発明によれば、所定形状に成形した米飯塊の表面の押圧部位を押圧しながら整形すると共に、押圧部位は押圧整形時に複数回変位すべく構成したことにより、米飯塊の表面を所定箇所でのみ押圧整形して米飯の密度を高くすることもなく、満遍なく表面の押圧部位を変位させることができ、従って、高圧迫の整形を要することなく軽い押圧力で全表面に沿った確実な整形作業を達することができる。またこのため、ふっくら感を保持したおにぎりを簡便な作業で製造することができる効果がある。付言すれば、成形後のおにぎり形状を確実に保形しながら米飯密度を可及的に低くなるようにしたおにぎりを製造可能な装置を提供することができる。
また、所定形状に成形した米飯塊を所定回数転回しながら表面の押圧部位を複数回変位して押圧しおにぎり形状に整形する転回押圧部を有することとしたり、米飯塊を所定回数転回することなく、表面を押圧して整形するための握り部を転回させて米飯塊表面の押圧部位を押圧整形時に変位すべく構成したり、米飯塊を所定回数転回することなく、異なる押圧部位を押圧する複数の押圧機構を設け、米飯塊表面の押圧部位を順次変位すべく構成したことで、おにぎり表面の押圧部位の変位作業形態を種々変化させることができるため、おにぎりの製造装置の形態に合わせて押圧部位の変位を選択することができ、ふっくらとしたおにぎりの製造作業効率化に貢献することができる。
また、米飯定量搬送部と、三角形や四角形や丸型等のおにぎりの一部輪郭を形成した型板、及びその型板の対向位置に進退自在に配した押圧板を備え、前記おにぎりの展開形状を模した展開形状米飯塊を形成するおにぎり型展開成形部と、おにぎり型展開成形部にて形成した展開形状米飯塊に具を載置するための具載置部と、おにぎり型展開成形部で成形した展開形状米飯塊の中央成形部の両側の両側型部を中央成形部に折り重ねて所定形状の折畳米飯塊に成形するための折畳み成形部と、折りたたんで成形した所定形状の折畳米飯塊を所定回数転回しながら表面を押圧しておにぎり形状に整形する転回押圧部とを有することとしたため、三角形や四角形、丸型等の十分な外観保形性を有しながらもおにぎり本体の内部は柔らかく成形されており、さらに、喫食時におにぎりを口に頬張ると可及的に初期段階で具が出てきて具を食味する機会を早期に得ることができ、しかも具材近傍における米飯の崩壊を可及的抑制できるおにぎりを製造可能な装置を提供することができる。
また、米飯定量搬送部と、中央が山型で両側が半山型に形成した波状型板、及びその型板の対向位置に進退自在に配した押圧板を備え、冠状の米飯塊を形成するおにぎり型展開成形部と、おにぎり型展開成形部で成形した冠状の米飯塊の中央山型成形部に具を載置するための具載置部と、おにぎり型展開成形部で成形した中央山型成形部の両側の両側半山型部を中央山成形部に折り重ねて三角形の折畳米飯塊に成形するための折畳み成形部と、折りたたんで成形した三角形の折畳米飯塊を所定回数転回しながら表面を押圧して三角おにぎり形状に整形する転回押圧部とを有することとしたため、十分な外観保形性を有しながらもおにぎり本体の内部は柔らかく成形されており、さらに、喫食時におにぎりの頂部から食して口に頬張ると可及的に初期段階で具が出てきて具を食味する機会を早期に得ることができ、しかも具材近傍における米飯の崩壊を可及的抑制できるおにぎりを製造可能な装置を提供することができる。付言すれば、おにぎりの一定の形状成形に際して、型枠中に飯を収納して固形化するものではなく、予めおにぎりを中央水平方向から裁断して左右に展開した状態、すなわち、型板とその後方の押圧板との組み合わせにより予め半薄型のおにぎり展開状態に成形しておき、その後具を載置し、最後に両側型部を折り重ねておにぎりに成形するものであるため、十分な外観保形性を有しながらもおにぎり本体の内部は柔らかく成形されており、さらに、具を展開状態の頭部に載置すれば食するときに口に頬張ると可及的に初期段階で具が出てきて具を食味する機会を食初期段階で得ることができ、しかも具材近傍における米飯の崩壊を可及的抑制できるおにぎりを製造可能な装置を提供することができる。
また、おにぎりに三角形状成形に際して、三角形の型枠中に飯を収納して固形化するものではなく、予め三角形のおにぎりを中央水平方向から裁断して左右に展開した状態、すなわち、中央が山型で左右両側が半山型に形成した波状型板とその後方の押圧板との組み合わせにより予め半薄型のおにぎり展開状態に成形しておき、その後具を山型頭部に載置し、最後に中央山型成形部に対して両側半山型部を折り重ねて三角形状のおにぎりに成形するものであるため、十分な外観保形性を有しながらもおにぎり本体の内部は柔らかく成形されており、さらに、具を展開状態の山型部の頭部に載置すれば食するときにおにぎりの山頂部から食して口に頬張ると可及的に初期段階で具が出てきて具を食味する機会を食初期段階で得ることができ、しかも具材近傍における米飯の崩壊を可及的抑制できるおにぎりを製造可能な装置を提供することができる。
また、具載置部と折畳み成形部との間に、おにぎり型展開成形部で成形した展開形状米飯塊をメッシュ搬送路中途で冷却する冷却部を介在したため、展開形状米飯塊を効率的に冷却することができる。
更には、半山型部を折り重ねて三角形状のおにぎりに成形した後に方向を複数回転回し、特に左右側と上側面を押圧体で複数回押圧するために、表面は型崩れしない保形を維持しながら、内部はふんわりとした密度を保持して機械装置による製造にもかかわらず、あたかも手にぎりの微妙なおにぎりの感触を醸し出すことができる効果がある。
更には、おにぎり型展開成形部において押圧板の延出押圧時に、山型と半山型の底辺部の盛飯が隆起して土手を形成するように押圧板の作動タイミングを遅らせるために、後工程で左右半山型部を折り畳んだ際に底辺部を除いた山型部の中央部から頭部にかけて空間が形成されることになり、この空間に具が盛りつけられると共に、この空間がおにぎり内部のふんわり感を生起することとなる効果がある。
本実施形態に係るおにぎり製造装置でのおにぎりの形成過程を示した模式図である。 本実施形態に係るおにぎり製造装置の全体構成を示した説明図である。 米飯定量搬送部及びおにぎり型展開成形部の構成を示した説明図である。 解しローラの構成を示した説明図である。 おにぎり型展開成形部における動作過程を示した説明図である。 冷却部及び折畳み成形部の構成を示した説明図である。 折畳み成形部における作業過程を示した説明図である。 折畳米飯塊の形成過程を示した説明図である。 転回押圧部の構成を示した説明図である。 転回押圧部の構成を示した説明図である。 キャッチユニットの内部構成を示した説明図である。 転回押圧部における作業過程を示した説明図である。
この発明は、成形後のおにぎり形状を確実に保形しながら米飯密度を可及的に低くなるようにしたおにぎりを製造可能であり、しかも、米飯塊の表面を所定箇所でのみ押圧整形して米飯の密度を高くすることもなく、満遍なく表面の押圧部位を変位させることができ、高圧迫の整形を要することなく軽い押圧力で全表面に沿った確実な整形作業を達することができるおにぎり製造装置を提供することを目的の一つとしている。
具体的には、本実施形態に係るおにぎり製造装置では、所定形状に成形した米飯塊の表面の押圧部位を押圧しながら整形すると共に、押圧部位は押圧整形時に複数回変位すべく構成することで、おにぎり表面を押圧して整形する際に、押圧部位は押圧整形時に複数回変位させることができ、十分な外観保形性を有しながらもおにぎり本体の内部は柔らかく成形可能としている。
このような構成に関し、いくつかのより具体的な構成を示すならば、例えば一つ目の例示として、所定形状に成形した米飯塊を所定回数転回しながら表面の押圧部位を複数回変位して押圧しおにぎり形状に整形する転回押圧部を有するおにぎり製造装置とすることで実現しても良い。
このような構成は、すなわち、機械による米飯塊に対しての押圧方向は一定方向に固定し、米飯塊自体を転回させて米飯塊表面を満遍なく押圧する構成であると言え、上記目的の達成が可能な具体的手段の一つである。
また例えば、二つ目の例示として、米飯塊を所定回数転回することなく、表面を押圧して整形するための握り部を転回させて米飯塊表面の押圧部位を押圧整形時に変位すべく構成することで実現しても良い。
このような構成は、すなわち、米飯塊は転回させることなく、機械による米飯塊に対しての押圧方向を違えながら、米飯塊表面を満遍なく押圧する構成であると言え、これもまた上記目的の達成が可能な具体的手段の一つである。
また例えば、三つ目の例示として、米飯塊を所定回数転回することなく、異なる押圧部位を押圧する複数の押圧機構を設け、米飯塊表面の押圧部位を順次変位すべく構成することで実現しても良い。
このような構成は、すなわち、米飯塊は転回させることなく、それぞれ押圧方向の異なる複数の機械を設け、米飯塊を順次複数の押圧機構に供することで、米飯塊表面を満遍なく押圧する構成であると言え、これもまた上記目的の達成が可能な具体的手段の一つである。
これら3つのより具体的な例示は、勿論本願発明の概念に含まれるものであるが、これらの例示以外にも、上記目的が達成可能で本願発明の概念を逸脱しない範囲であれば、適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、本願発明を解釈する上で留意すべきは、製造されるおにぎりの形状は特に限定されるものではないということである。
これは、出願人による本願発明の限定を妨げるものではないが、本願発明の大枠を理解するにあたり、例えば丸型、三角形、四角形など、特定のおにぎりの形状に限って解釈すべきではない。ただし、想定し得る全ての形状のおにぎりに関し、本実施形態に係るおにぎり製造装置の構成を具体的に説明するのは困難であることから、以下では、三角形のおにぎりを代表例として主に説明する場合もある。
製造するおにぎりの形状を限定しない、より具体的なおにぎり製造装置の構成としては、例えば、米飯定量搬送部と、三角形や四角形や丸型等のおにぎりの一部輪郭を形成した型板、及びその型板の対向位置に進退自在に配した押圧板を備え、前記おにぎりの展開形状を模した展開形状米飯塊を形成するおにぎり型展開成形部と、おにぎり型展開成形部にて形成した展開形状米飯塊に具を載置するための具載置部と、おにぎり型展開成形部で成形した展開形状米飯塊の中央成形部の両側の両側型部を中央成形部に折り重ねて所定形状の折畳米飯塊に成形するための折畳み成形部と、折りたたんで成形した所定形状の折畳米飯塊を所定回数転回しながら表面を押圧しておにぎり形状に整形する転回押圧部とを有することを挙げることができる。
このような構成を備えるおにぎり製造装置によれば、十分な外観保形性を有しながらもおにぎり本体の内部は柔らかく成形されており、さらに、喫食時に口に頬張ると可及的に初期段階で具が出てきて具を食味する機会を早期に得ることができ、しかも具材近傍における米飯の崩壊を可及的抑制できるおにぎりを製造可能な装置を提供することができる。
また、製造するおにぎりの形状が三角形である、より具体的なおにぎり製造装置の構成としては、米飯定量搬送部と、中央が山型で両側が半山型に形成した波状型板、及びその型板の対向位置に進退自在に配した押圧板を備え、冠状の米飯塊を形成するおにぎり型展開成形部と、おにぎり型展開成形部で成形した冠状の米飯塊の中央山型成形部に具を載置するための具載置部と、おにぎり型展開成形部で成形した中央山型成形部の両側の両側半山型部を中央山成形部に折り重ねて三角形の折畳米飯塊に成形するための折畳み成形部と、折りたたんで成形した三角形の折畳米飯塊を所定回数転回しながら表面を押圧して三角おにぎり形状に整形する転回押圧部とを有することを挙げることができる。
そして、このような構成を備えたおにぎり製造装置によれば、十分な外観保形性を有しながらもおにぎり本体の内部は柔らかく成形されており、さらに、喫食時におにぎりの頂部から食して口に頬張ると可及的に初期段階で具が出てきて具を食味する機会を早期に得ることができ、しかも具材近傍における米飯の崩壊を可及的抑制できるおにぎりを製造可能な装置を提供することができる。
特に、本実施形態に係るおにぎり製造装置では、図1に示すように、おにぎりの成形過程がユニークであり、本実施形態における特徴の一つでもある。
本願発明の理解に供すべく、三角形のおにぎりを例におにぎり形成過程の概要について説明すると、本実施形態に係るおにぎり製造装置では、まず、図1(a)に示すように、米飯定量搬送部にて米飯をふんわりと解しつつ、コンベア上に所定重量の米飯32を量り取る。
次いで、量り取られた解し米飯塊10を、図1(b)に示すように、おにぎり型展開成形部にて展開形状米飯塊の一形態として平面視冠(かんむり)型の冠型米飯塊11に成形する。この冠型米飯塊11は、所謂三角おにぎりの展開形状の一形態を模したものであり、略正三角形状の中央成形部としての全山部12と同全山部12の両側に形成した略直角三角形状の両側型部としての半山部13とより形成される波形端縁14を備えた平坦部15と、全山部12や半山部13の底辺側に平坦部15に一体的にやや高く形成された土手部16とを備えている。
また、全山部12には具材ポケット17が形成されており、この具材ポケット17に具材を載置可能としている。なお、前述の平坦部15及び具材ポケット17は、おにぎり型転回形成部にて、後に説明する上部成形板により軽く上面を整える程度に押圧することで形成される。
次に、必要に応じて具材が載置された冠型米飯塊11を、折畳み成形部に供し、全山部12上に二つの半山部13を重畳載置して、図1(c)に示す折畳米飯塊の一形態としての三角形の折畳米飯塊18を形成する。
そして、この折畳米飯塊18を転回押圧部に供することで、図1(d)に示すように、所定形状のおにぎりの一形態である表面が三角おにぎり状に整形されたおにぎり19を形成する。なお、説明の便宜上、半山部13同士の付け合わせ面に沿った符号hで示す方向を高さh、符号wで示す方向を幅w、符号dで示す方向を厚さdと称する。また、全山部12の頂部や半山部13の頂部にて形成される部分を頂部19a、土手部16を折り重ねて形成される部分を底部19b、底部19bに隣接して左右幅方向に位置する角部を底部角部19cと称する。
このように形成されたおにぎり19は、米飯定量搬送部にて十分に解されているためおにぎり19の内部がふんわりとしており、米粒の一粒一粒を際立たせつつも、ソフトな食感を生起することができる。
また、折畳米飯塊18を形成するにあたり、全山部12の底辺側に設けた土手部16上に半山部13の底辺側に設けた土手部16を折り重ねるため、全山部12上に半山部13が優しく載置されることとなり、おにぎり19内部の米飯密度の過剰な高密度化を可及的抑制することができる。
また、冠型米飯塊11を形成するにあたり、押圧板を上方より押し当てて具材ポケット17を形成しているため、具材ポケット17の近傍の米飯密度を一部上昇させることができ、具材周りからの米飯の崩壊を防止することができる。
ところで、具材が包埋された従来のおにぎりの場合、ふんわりとした食感とすべく米飯密度を低下させ、喫食の初期段階(例えば、一口目や二口目)で具材が露出するようおにぎりの頂部近傍に具材を包埋すると、具材と米飯との異種素材間での結着性が低い場合、具材周縁の米飯部分が崩壊し易くなるという問題があった。
一方、本実施形態に係るおにぎり製造装置では、上方押圧板を冠型米飯塊11の上方より押し当てた際に、平坦部15を面状に形成し可及的凹凸を少なくしているため、折り畳んだ際に、全山部12の具材ポケット17の周囲の平面部分と半山部13の平面部分とが面接合される状態となり、全山部12と半山部13との間での剥離を十分に防止することができる。
しかも、折畳米飯塊18を形成した際に、前述の具材ポケット17の近傍に形成した高密度米飯部と、全山部12及び半山部13の表面に形成された高密度米飯部とが一体的となり、具材周縁からの崩壊をより堅実に防止することができる。
また、喫食の際、おにぎり19は底部角部19c近傍を把持し、頂部19a近傍から厚さd方向に囓り取られることが多いが、前述の高密度米飯部は、三角形に形成したおにぎり19の厚み方向略中央部に高さ、幅方向への広がりを持って面状に位置することとしており、喫食者に対して高密度米飯部の存在が感じられてしまうことを可及的防止することができる。
従って、喫食の際に比較的早期に具材を露出させることができる位置、すなわち、平坦部15部分に具材ポケット17を形成した場合であっても、米飯の崩壊を可及的防止することができる。
このように、本実施形態に係るおにぎり製造装置では、上述のような成形過程を経ることにより、十分な外観保形性を有しながらもおにぎり本体の内部は柔らかく成形されており、さらに、喫食時におにぎりの頂部から食して口に頬張ると可及的に初期段階で具が出てきて具を食味する機会を早期に得ることができ、しかも具材近傍における米飯の崩壊を可及的抑制できるおにぎりの製造を実現することとしている。
上記した説明は、主に通常の略三角形状のおにぎりの製造装置について説明したが、この理は三角形状おにぎりに限らず、四角形や丸型等の変形おにぎりについても適用できる。例えば、展開形状米飯塊は、折り畳むことで四角形や丸型など所望するおにぎりの形状に近い形状の折畳米飯塊が形成可能であれば良い。より好ましくは、厚さd方向に二分された上層米飯塊(例えば、左右半山部13に相当)と下層米飯塊(例えば、全山部12に相当)で構成し、二つ折り状や観音折り状に折り畳むことで折畳米飯塊が形成可能であれば良い。
以下、本実施形態に係るおにぎり製造装置Zについて図面を参照しつつ、三角おにぎりを形成する例について更に詳説する。
〔1.全体構成〕
まず、おにぎり製造装置Zの全体構成に関し図2に基づいて説明する。図2中において符号Aで示す部位は米飯定量搬送部であり、ホッパー20に収納した炊飯済みの米飯を計量コンベア37上に所定重量ずつ繰り出して解し米飯塊10を形成する。
符号Bで示す部位はおにぎり型展開成形部であり、米飯定量搬送部Aにて形成した解し米飯塊10を冠型米飯塊11に成形する部位である。
符号Cで示す部位は具載置部であり、おにぎり型展開成形部Bにて形成した冠型米飯塊11の具材ポケット17に具材を載置する部位である。具載置部Cにおける具材の載置は機械に行っても良く、また人手によって行うようにしても良い。本図2において具載置部Cは、具材を載置可能な部分であることを示しており、具体的な具材載置用の機械や人手については記載を省略している。
符号Dで示す部位は冷却部であり、具材が載置された冠型米飯塊11をメッシュコンベア50上に載置して搬送しつつ、下方より空気を送気して冷却を行う部位である。なお、本実施形態に係るおにぎり製造装置Zにおいて前述の具載置部Cは、おにぎり型展開成形部Bと冷却部Dとの間に設けているが、冷却部Dを具載置部Cと兼ねるようにしても良い。
符号Eで示す部位は折畳み成形部であり、冷却部Dにて冷却された冠型米飯塊11を折り畳んで折畳米飯塊18を形成する部位である。
符号Fで示す部位は転回押圧部であり、折畳み成形部Eにて形成した折畳米飯塊18の押圧対象部位、例えば側面部分や上面部分(腹面部分)に対し「握り」と「転回」を繰り返し行うことにより、あたかも人手で握ったかの如く整形しておにぎり19を形成する部位である。
このように、本実施形態に係るおにぎり製造装置Zでは、基台23上に前述の米飯定量搬送部A、おにぎり型展開成形部B、具載置部C、冷却部D、折畳み成形部E、転回押圧部Fを配置し、ホッパー20より投入した米飯を、解し米飯塊10→冠型米飯塊11(展開形状米飯塊)→折畳米飯塊18→おにぎり19と変化させて、おにぎり19を製造するようにしている。
〔2.各部詳説〕
次に、本実施形態に係るおにぎり製造装置Zに関し、米飯定量搬送部A〜転回押圧部Fの各部の構成について更に詳説する。
図3は米飯定量搬送部A及びおにぎり型展開成形部Bの構成を示した説明図である。図3に示すように米飯定量搬送部Aは、米飯を投入する米飯投入部30と、投入された米飯を計量分取する米飯計量部31とを備えている。
米飯投入部30は、炊飯済みの米飯32を受け入れるホッパー20を備えており、同ホッパー20の底部には、同じくホッパー20の底部に形成された投下口33の方向へ米飯32を搬送可能に構成した繰り出しコンベア34が配設されている。
また、繰り出しコンベア34を構成する投下口縁ローラ34aと対向する投下口33の上方位置には、繰り出しローラ35が投下口縁ローラ34aとの間に所定の間隙を設けつつ軸が平行となるように配設されている。
これら繰り出しコンベア34及び繰り出しローラ35は、おにぎり製造装置Z全体を制御する図示しない制御部に電気的に接続されており、ホッパー20に米飯32が投入されて繰り出しコンベア34上に載置されると、制御部は繰り出しコンベア34及び繰り出しローラ35を所定スピードで回転させ、繰り出しコンベア34と繰り出しローラ35とよりなる米飯繰り出し機構の間隙を介して米飯32の一部を投下口33へ投下し、次に述べる米飯計量部31に米飯32を供給する。
米飯計量部31は、米飯投入部30より供給された米飯32をふんわりと解しながら少量ずつ分取して所定重量を量り取り解し米飯塊10を形成する部位である。
具体的に米飯計量部31は、投下口33の下部開口位置に対向して配設され、投下口33より落下する米飯32を受ける解しコンベア36と、同解しコンベア36より少量ずつ落下する米飯32を受けて堆積させた解し米飯塊10の重量を計測しつつ所定重量に達した解し米飯塊10をおにぎり型展開成形部Bに搬送供給する計量コンベア37とを備えている。
また、解しコンベア36上方には、同解しコンベア36に載置された米飯32を大まかに均す均しローラ38が配設されている。
また、解しコンベア36の搬送端部に配置された搬送端ローラ36aと対向する計量コンベア37の上方位置には、搬送端ローラ36aとの間に所定の間隙を設けつつ軸が平行となるように解しローラ39を設けており、均しローラ38によって均された米飯32を、解しコンベア36と解しローラ39とよりなる米飯解し機構の間隙を介して解しつつ、計量コンベア37上へ落下させるように構成している。なお、上述の解しコンベア36、計量コンベア37、均しローラ38、解しローラ39はいずれも、図示しない制御部に電気的に接続されており、制御部による制御により駆動・停止制御が行われるよう構成している。
また、解しローラ39は図4(a)に示すように、それぞれ別個に独立して回動可能な第1回転体39aと第2回転体39bとで構成している。
第1回転体39aには、解しローラ軸39cを挿通させたローラ基体39dの表面に、複数の螺旋状解し歯39eを形成して構成している。
この螺旋状解し歯39eは、図4(b)に示すように、ローラ基体39dの平面視において、解しローラ軸39cに対する鋭角αが後述の第2溝39gよりも大きい第1溝39fと、図4(c)に示すように、第1溝39fと略直交し、解しローラ軸39cに対する鋭角βが第1溝よりもよりも小さい第2溝39gと、をローラ基体39dの周面に沿って複数刻設することで形成している。なお、第1溝39fや第2溝39gは、閉じた環状の溝であってもよく、螺旋状の溝であっても良い。また、各溝39f,39gの中途に突起を設けて米飯32の分取能力を向上させても良い。
第2回転体39bも第1回転体39aと同様に形成されており、第2回転体39bは第1回転体39aに対して軸方向に左右反転させて配設し、図4(a)にて矢印で示す回転方向に第1回転体39aと第2回転体39bとを回転させた際に、解された米飯32が境界部39hに集合するような力を受けるように構成している。
そしてこのような構成の解しローラ39を備えた米飯解し機構によれば、解しながら分取した米飯32(米粒)を計量コンベア37上で散らかすことなく、できるだけまとまった状態で堆積させることができる。
また、第1回転体39a及び第2回転体39bは、制御部からの制御によりそれぞれ別個に独立して回動可能としているため、大まかな米飯32の分取は両方の回転体を回転させながら行い、もう少しで所定の重量に達するような状態のときは、いずれか一方の回転体のみ回転させて分取量を少なめとすることができ、解し米飯塊10の重量合わせを可及的速やかに、且つ正確に行うことができる。
計量コンベア37では、載置された解し米飯塊10の重量が制御部によって逐次監視されており、所定の重量に達すると駆動して解し米飯塊10をおにぎり型展開成形部Bへ送給する。
おにぎり型展開成形部Bは、図3に示すように、解し米飯塊10や冠型米飯塊11を載置したり搬送する搬送コンベア40と、解し米飯塊10の前端部分を成形する前端成形部41と、解し米飯塊10の上部を成形する上部成形部42と、解し米飯塊10の後部を成形する後部成形部43とを備えている。
搬送コンベア40は米飯定量搬送部Aより供給された解し米飯塊10を搬送しつつ前端成形部41への押し当てを行うと共に、その後成形された冠型米飯塊11を具載置部Cへ移送するためのコンベアであり、前端成形部41への押し当ての後搬送を一旦停止して、冠型米飯塊11が成形された後に再び駆動するという間欠的な搬送動作を制御部からの制御に従って行う。
前端成形部41は、図示しない駆動部により装置本体部44に対して上下方向に昇降する昇降体41aと同昇降体41aに取り付けられ解し米飯塊10に当接させることにより冠型米飯塊11の波形端縁14を形成する波状型板41bとを備えている。
上部成形部42は、昇降ロッド42aを上下方向に昇降させる昇降装置42bと、昇降ロッド42aの下端に配設された上部形成板42cとを備えており、前端成形部41により波形端縁14が形成されたのち、上部形成板42cを解し米飯塊10の上面に当接させる動作を行う。
また、上部形成板42cにはその下面に凸部42dが形成されており、同凸部42dを解し米飯塊10に当接させることで具材ポケット17を形成する。
後部成形部43は、装置本体部44に配設された回動軸43aと、同回動軸43aの軸周りに揺動自在に配設された押圧板43bとを備えており、上部成形部42によって解し米飯塊10の上部の成形が行われた後に、押圧板43bを解し米飯塊10の後端部分に当接させつつ上部形成板42cと押圧板43bとの間で解し米飯塊10の一部の米飯32を挟み込んで隆起させ土手部16の形成を行う役割を有している。
そして、このような構成を備えたおにぎり型展開成形部Bによれば、まず、図5(a)に示すように、搬送コンベア40により米飯定量搬送部Aから解し米飯塊10が搬送されてくると、前端成形部41は波状型板41bが搬送コンベア40上に配置される下降位置に移動する。
次に、図5(b)に示すように、搬送コンベア40は載置している解し米飯塊10を波状型板41bに押し当てた後停止して、解し米飯塊10の前端部分に波形端縁14を形成する。
次に、図5(c)に示すように、上部成形部42の昇降ロッド42aが下降動作し、上部形成板42cを解し米飯塊10の上面に軽く押し当てて、解し米飯塊10の上面の米飯粒による凹凸を均して平坦部15を形成しつつ、凸部42dによって具材ポケット17の形成を行う。
そして、図5(d)に示すように、後部成形部43の回動軸43aの軸周りに押圧板43bが回動して解し米飯塊10の後端部分に当接し、土手部16を形成する。
これらの動作がおにぎり型展開成形部Bにて行われることにより、解し米飯塊10より冠型米飯塊11が形成されることとなる。
このように、おにぎり型展開成形部Bは、波状型板41bとその後方で摺動自在に作動する押圧板43bとの組み合わせで解し米飯塊10の成形を行うようにしている。波状型板41bは中央が山型にその左右側が半山型に形成されており、後述するようにこの各板間で成形された飯は三角形おにぎり中央から水平に切断して上層部を図1(d)にて示した高さhの線の位置から左右に展開した形状となる。
すなわち、三角形おにぎりを上下層部に分けて上層部を左右に展開し具載置部Cで具を山型部に載置し展開した左右の半山型部を折畳み成形部Eで折り畳んで三角形おにぎりの形状にするものである。
また、押圧板43bを波状型板41bに進める際に、押圧板43bの作動にタイムラグを設け、押圧作動タイミングを一瞬遅らせることにより波状型板41bと押圧板43bとの間で形成される半薄板状の三角展開飯の底辺部、すなわち山型部と半山型部の各底辺部、換言すれば押圧板43bの押圧面に位置する飯が隆起して堤(土手)を形成することになる。
このために、折畳み成形部Eで左右の半山部13,13を折り畳んだ際に、底辺部の土手が重なるとそれ以外の部分に空疎となり、三角形おにぎりの底辺部以外に空間が形成される。
この空間に具が収納されるため、具の容量がおにぎりの型への押圧成形に干渉せず、内部のふっくら感を形成する。
また、冠型米飯塊11を形成するにあたり、押圧板43bを上方より押し当てて具材ポケット17を形成しているため、具材ポケット17の近傍の米飯密度を一部上昇させることができ、具材周りからの米飯の崩壊を防止することができる。
この後、波状型板41bや上部形成板42c、押圧板43bは再び上昇し、搬送コンベア40が再び駆動して、形成された冠型米飯塊11は、具載置部Cへ搬送される。
図2に示すように具載置部Cでは、冠型米飯塊11上に形成された具材ポケット17に、具材が載置される。
具は、例えば人手により冠型米飯塊11の全山部12であって、特に山頂部近傍に形成された具材ポケット17に載置される。この位置に載置することにより、左右の半山部13,13を折り畳んで形成される空間部に具が収納されるため、折り畳んで形成したおにぎり19の内部ふんわり感を損なうことを防止できる。
更には、完成したおにぎり19の山頂部分を食するに際し、1口目で具が口中に入ることになり、具を食するタイミングが早くなり、食する人の期待に添うことができる。なお、前述のように、具材ポケット17への具材の載置は手作業であっても良いが、機械にて行うようにしても良い。このようにして具材が載置された冠型米飯塊11は、次に冷却部Dへ移送される。
図6に示すように、冷却部Dは、メッシュで構成された無端状の搬送ベルト50aを備えたメッシュコンベア50と、その下方に設けた冷風送風部51とより構成されている。
冷風送風部51は、無端状に掛け回された搬送ベルト50aの上下間に配設した吹き上げボックス51aと、同吹き上げボックス51aに空気を送気する送気管51bとで構成しており、搬送ベルト50aに載置された半薄板状の冠型米飯塊11は、折畳み成形部Eへ向けて搬送されながら、吹き上げボックス51aより吹き出されるエアによって冷却される。
一般におにぎりに使用される米飯は炊飯後直ちにおにぎり製造装置に供給されるために、保存の必要上約25℃以下に冷却される。冷却された冠型米飯塊11は、次に折畳み成形部Eに移送される。
折畳み成形部Eでは、半薄板状の冠型米飯塊11の左右両側の半山部13,13を折り畳んで折畳米飯塊18成形する。
具体的には、折畳み成形部Eは、冠型米飯塊11を折り畳んで折畳米飯塊18を形成する折畳部52と、冷却部Dにて冷却された冠型米飯塊11の折畳部52への移動や、折畳部52にて形成された折畳米飯塊18の転回押圧部Fへの移動を補助するための移動補助部53とで構成している。
折畳部52は、冠型米飯塊11の中央、すなわち全山部12が載る中央基板52aと、その両側縁に基部が枢支された起立板52bとを備えている。
また、起立板52bは、同起立板52bの下方に配設された昇降シリンダ52cに折上げロッド52dを介して連結されており、昇降シリンダ52cの昇降に伴って中央基板52aに覆い被さるように起立自在に構成している。なお図6中、符号52eは中央基板52aを支持する折畳基台部である。
移動補助部53は、装置本体部54に沿ってメッシュコンベア50から折畳部52の間で往復移動可能かつ昇降可能に設けられた移動片53aと、同移動片53aに取り付けられ下方に開口する断面視略コ字状に形成された移動補助体53bとを備えている。
また、移動補助体53bは、移動片53aに接続された平板部53cと、同平板部53cの前端部分に垂設された押出片53dと、平板部53cの後端部分に垂設された載置片53eとで構成している。
そして、このような構成を備えた折畳み成形部Eによれば、まず、移動補助体53bがメッシュコンベア50上に下降して、コ字状の内部空間部分でメッシュコンベア50上で搬送されている冠型米飯塊11を覆い、そのまま移動片53aが折畳部52側へ移動して、冠型米飯塊11の土手部16に載置片53eの内方面を当接させながら付勢しつつ、冠型米飯塊11を折畳部52に載置する。冠型米飯塊11を折畳部52に載置すると、移動補助体53bは再び図6で示す位置に戻る。
折畳部52に載置された冠型米飯塊11は、図7(a)に示すように、具材60が載置された全山部12は中央基板52a上に、左右の半山部13,13は起立板52b,52b上に載置された状態となっている。
ここで図7(b)に示すように、昇降シリンダ52cが伸長動作すると、折上げロッド52dを介して起立板52bが起立し、図8(a)に示すように冠型米飯塊11の半山部13,13を中央に折り畳む折畳み動作が行われる。
そして、図7(c)に示すように、左右半山部13の端面同士が突き合わされるまで折畳み動作が行われ、昇降シリンダ52cを下降させて再び図7(a)で示すような開放状態に戻すと、図8(b)に示すように、おにぎり19を横に倒した状態の折畳米飯塊18が中央基板52a上に形成されることとなる。
このようにして形成した折畳米飯塊18は、図8(c)に示すように、折畳み成形部Eで左右の半山部13,13を折り畳んだ際に、底辺部の土手が重なるとそれ以外の部分に空疎となり、三角形おにぎりの底辺部以外に空間が形成される。
この空間に具材60が収納されるため、具材60の容量がおにぎりの型への押圧成形に干渉せず、内部のふっくら感を形成する。
換言すれば、折畳米飯塊18を形成するにあたり、全山部12の底辺側に設けた土手部16上に半山部13の底辺側に設けた土手部16を折り重ねるため、全山部12上に半山部13が優しく載置されることとなり、おにぎり19内部の米飯密度の過剰な高密度化を可及的抑制することができる。
次に、中央基板52a上に形成された折畳米飯塊18は、移動補助部53により転回押圧部Fへ送り出しが行われる。具体的には、次に折畳部52に供給される冠型米飯塊11の移動と同時に、移動補助体53bが備える押出片53dの外側面で中央基板52a上の折畳米飯塊18を転回押圧部F側へ付勢しつつ移動させる。
図9は転回押圧部Fの構成を示した説明図である。転回押圧部Fでは、折畳み成形部Eで三角形状に成形された折畳米飯塊18を型崩れ防止のために複数回外表面から押圧する。
図9に示すように転回押圧部Fは、往復搬送コンベア70と、折畳米飯塊18の外表面を押圧して整形する握り部71と、折畳米飯塊18を水平方向に回転させる転回機構部72とで構成している。
往復搬送コンベア70は、折畳米飯塊18を握り部71と転回機構部72との間で往復移動させると共に、整形され完成したおにぎり19を搬出する役割を有するものであり、制御部に接続された図示しないモータの正逆駆動によって、コンベアベルト70aを往復移動可能に構成している。
すなわち、往復搬送コンベア70は、折畳み成形部Eから受け入れた折畳米飯塊18を握り部71の位置に搬送して停止する受入動作と、握り部71にて押圧された折畳米飯塊18を転回機構部72へ搬送して停止する往路動作及び転回機構部72にて転回された折畳米飯塊18を握り部71へ搬送して停止する復路動作を複数回繰り返す往復動作と、整形されたおにぎり19を転回押圧部Fから搬出して次工程(例えば、包装工程など)に供給する搬出動作とを行う。
握り部71は、図9及び図10に示すように、往復搬送コンベア70の受入動作や復路動作により搬送されてきた折畳米飯塊18の外表面(押圧対象部位)のうち所定の押圧部位を押圧して整形する部位であり、折畳米飯塊18の頂部19aや底部角部19c近傍を押圧部位として押圧する頂部押圧部73と、同頂部押圧部73にて押圧する部位に対向する辺近傍(例えば、折畳米飯塊18の底部19b近傍)を押圧部位として押圧する底部押圧部74と、折畳米飯塊18の腹部(上部)を押圧する腹部押圧部75とで構成している。なお、この握り部71は、同握り部71自体が折畳米飯塊18に対して回転駆動し、頂部押圧部73や底部押圧部74の押圧部位が変位するように構成しても良く、また別の構成として、頂部押圧部73や底部押圧部74のほかに押圧部位の異なる他の押圧部を設けたり、押圧部位の異なる他の押圧部を複数設けてこれらの押圧部に折畳米飯塊18を順次供することで、押圧部位が変位するように構成しても良い。
頂部押圧部73は、往復搬送コンベア70の伸延方向に直交する方向へ配設されたレール73aと、制御部からの制御によってレール73a上を往復移動する摺動体73bと、同摺動体73bの上部にて往復搬送コンベア70上の折畳米飯塊18の頂部を押圧可能に配設された頂部押圧体73cとを備えている。
また、底部押圧部74も頂部押圧部73と略同様の構成を備えており、往復搬送コンベア70の伸延方向に直交する方向へ配設されたレール74aと、制御部からの制御によってレール74a上を往復移動する摺動体74bと、同摺動体74bの上部にて往復搬送コンベア70上の折畳米飯塊18の底部を押圧可能に配設された底部押圧体74cとを備えている。
また、腹部押圧部75は、上下方向に伸縮する昇降ロッド75aと、同昇降ロッド75aの上端から往復搬送コンベア70の上方へ向けて水平に伸延する連結片75bと、同連結片の先端部に下方へ向けて配設され、前記昇降ロッド75aが下降動作することにより頂部押圧部73及び底部押圧部74によって押圧されている折畳米飯塊18の腹部を上方より押圧可能とした腹部押圧体75cとで構成している。
転回機構部72は、往復搬送コンベア70の往路動作によって搬送されてきた折畳米飯塊18を水平方向に回転させる部位であり、折畳米飯塊18を掴んで回転させる機能を担う転回本体部76と、連結片77を介して転回本体部76を昇降させる昇降ロッド78とで構成している。
また、転回本体部76は、折畳米飯塊18を掴む機能を生起するキャッチ動作部79と、同キャッチ動作部79自体を転回させることでキャッチ動作部79で掴んでいる折畳米飯塊18の転回を行う転回動作部80とで構成している。
キャッチ動作部79は折畳米飯塊18の頂部に当接させる頂部クリップ体79a及び底部に当接させる底部クリップ体79bを備えるキャッチユニット79cと、同キャッチユニット79cを動作させるためのキャッチモータ79dとを備えており、また、転回動作部80はキャッチ動作部79を転回させる転回モータ80aと、キャッチユニット79cを転回モータ80aに連結する連結フレーム80bとを備えている。
図11は、キャッチユニット79cの内部構造を示した説明図である。キャッチユニット79cは、キャッチモータ79dの駆動力によりリンク機構を動作させて頂部クリップ体79a及び底部クリップ体79bを近接、離隔動作させることにより折畳米飯塊18の掴み動作や離し動作を行うように構成している。
具体的にキャッチユニット79cは、図11(a)に示すように、筐体81の内部に2本のレールロッド82が平行に配設されており、各レールロッド82には、第1摺動体83及び第2摺動体84がそれぞれレールロッド82に沿って摺動移動可能に配設されている。
また、第1摺動体83及び第2摺動体84はそれぞれ、キャッチモータ79dのモータ軸85に配設した長細状の連動プレート86にリンクバー87を介して、モータ軸85を回動中心とするリンク状に枢支連結している。
また、第1摺動体83には連結片83aを介して頂部クリップ体79aが連結され、第2摺動体84には連結片84aを介して底部クリップ体79bが連結されている。
従って、このように構成したキャッチユニット79cは、キャッチモータ79dを駆動させることにより、図11(a)にて示す連動プレート86がレールロッド82と略直交した状態から、図11(b)にて示す連動プレート86と各リンクバー87,87とが略Z字状となる状態に変化させ、頂部クリップ体79a及び底部クリップ体79bを互いに近接させて折畳米飯塊18の掴み動作を可能としている。なお、以下の説明において図11(a)にて示す状態を開放状態と称し、図11(b)に示す状態を把持状態と称する。
そして、このような構成を備える転回機構部72によれば、昇降ロッド78を下降動作させることで、往復搬送コンベア70上の折畳米飯塊18を、キャッチ動作部79が開放状態となった転回本体部76で捕らえ、キャッチ動作部79を把持状態とし、昇降ロッド78を若干上昇させ、転回モータ80aを駆動させてキャッチ動作部79自体を略120度回転させ、再度昇降ロッド78を下降させてキャッチ動作部79を開放状態として折畳米飯塊18を往復搬送コンベア70上に載置することで、往復搬送コンベア70上の折畳米飯塊18を転回させることができる。その後、昇降ロッド78を十分に上昇させた状態で、往復搬送コンベア70を復路動作させることにより、再び折畳米飯塊18を握り部71に供することとなる。
そして、転回押圧部Fにおける動作を包括的に見れば、図12(a)に示すように、往復搬送コンベア70の受入動作によって折畳米飯塊18が握り部71に至ると、図12(b)に示すように握り部71では頂部押圧体73cと底部押圧体74c、腹部押圧体75cによって折畳米飯塊18を外表面から押圧して握り動作が行われる。すなわち、頂部押圧体73cと底部押圧体74c、腹部押圧体75cの近接、離隔作動により三角形おにぎりの山型部分と底辺部分とが押圧されて形が整えられる。
握り動作が行われた折畳米飯塊18は、次に握り部71から開放され、往復搬送コンベア70の往路動作によって転回機構部72に至り、ここで図12(c)に示すように上方から降下するクリップ体79a,79bによりキャッチ動作部79が把持状態となることで把持される。
次に把持された折畳米飯塊18は、図12(d)に示すように転回動作部80の駆動によって120度回転させられ、回転前に頂部19aが配置されていた場所に底部角部19cが位置する状態で再び往復搬送コンベア70上に載置される。
転回させられ往復搬送コンベア70上に載置された折畳米飯塊18は、往復搬送コンベア70の復路動作により再び握り部71に供され、図12(e)に示すように握り動作が行われる。
そして、このような往復搬送コンベア70の往復動作や、握り部71の握り動作、転回機構部72の転回動作が複数回(例えば2〜5回、好ましくは、少なくとも折畳米飯塊18の頂部が元の位置に一度戻る3回以上)繰り返され(図12(f)参照)、押圧部位が複数回変位することで、あたかも手でむすんだおにぎりのような処理を受けた後、最終的に往復搬送コンベア70の搬出動作によって、整形されたおにぎり19が転回押圧部Fから次工程に搬送されることとなる。
かかる転回押圧部Fによる複数回のおにぎり周表面の押圧作動及び転回による押圧作動の複数回の変更によって、おにぎり表面が高密度となって型崩れしない状態となり、しかも複数回左右押圧箇所を変更するため、少ない圧力で満遍なく周面を包み込むように握ることとなり、内部はふんわりとした感触を維持しながら、型崩れしない手握りのおにぎりの感触を提供することができる。
また上部形成板42cを冠型米飯塊11の上方より押し当てた際に、平坦部15を面状に形成し可及的凹凸を少なくしているため、握り部71における握り動作の際に、全山部12の具材ポケット17の周囲の平面部分と半山部13の平面部分とが面接合される状態となり、全山部12と半山部13との間での剥離を十分に防止することがきる。
しかも、折畳米飯塊18を形成した際に、前述の具材ポケット17の近傍に形成した高密度米飯部と、全山部12及び半山部13の表面に形成された高密度米飯部とが一体的となり、具材周縁からの崩壊をより堅実に防止することができる。
また、喫食の際、おにぎり19は底部角部19c近傍を把持し厚み方向に囓り取られることが多いが、前述の高密度米飯部は、三角形に形成したおにぎり19の厚み方向略中央部に高さ、幅方向への広がりを持って面状に位置することとしており、喫食者に対して高密度米飯部の存在が感じられてしまうことを可及的防止することができる。
従って、喫食の際に比較的早期に具材を露出させることができる位置、すなわち、平坦部15部分に具材ポケット17を形成した場合であっても、米飯の崩壊を可及的防止することができる。
このように、おにぎり製造装置Zの米飯定量搬送部A〜転回押圧部Fを経て、おにぎり19が製造される。
なお、上記した転回押圧部Fは、特に三角形のおにぎりを転回しながらその表面の押圧部位を複数回変位するように構成した実施例、すなわち、前述した一つ目の例示に相当する例を説明したが、本発明の実施例は既に前述した通り、かかるおにぎりの転回形態に限らず、おにぎりを所定回数転回することなく押圧機構としての握り部71を回転させておにぎり表面の押圧部位を順次変位させる機構とする場合(二つ目の例示)や、押圧機構をおにぎりの周辺に複数台配置して、おにぎりを転回することなく押圧部位を順次変位させる機構とする場合(三つ目の例示)もある。
上述してきたように、本実施形態に係るおにぎり製造装置Zによれば、所定形状に成形した米飯塊の表面の押圧部位を押圧しながら整形すると共に、押圧部位は押圧整形時に複数回変位すべく構成したため、成形後のおにぎり形状を確実に保形しながら米飯密度を可及的に低くなるようにしたおにぎりを製造可能であり、しかも、米飯塊の表面を所定箇所でのみ押圧整形して米飯の密度を高くすることもなく、満遍なく表面の押圧部位を変位させることができ、高圧迫の整形を要することなく軽い押圧力で全表面に沿った確実な整形作業を達することができるおにぎり製造装置を提供することができる。
最後に、上述した各実施の形態の説明は本発明の一例であり、本発明は上述の実施の形態に限定されることはない。このため、上述した各実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態にて説明したおにぎり製造装置Zは、所定形状のおにぎりの一形態である三角おにぎりを製造するための構成を備えた装置であるが、四角形や丸型おにぎりの製造装置とすべく、波状型板41bや上部形成板42c、頂部押圧体73c、底部押圧体74c、腹部押圧体75c、クリップ体79a、クリップ体79bなど、製造するおにぎりの形状に関連する構成について、そのおにぎりの形状に合った構造に適宜変更可能であることは言うまでもない。
更には、おにぎり表面の押圧部位も、おにぎりの転回により変位させること以外に、おにぎりを転回することなく押圧部位の変位を行う押圧機構としての握り部を転回させたり、複数の押圧機構を設けておにぎりの押圧部位を順次変位させたりすることもできる。
10 解し米飯塊
11 冠型米飯塊
12 全山部
13 半山部
14 波形端縁
16 土手部
18 折畳米飯塊
19 おにぎり
19a 頂部
19b 底部
32 米飯
41b 波状型板
42c 上部形成板
43b 押圧板
60 具材
70 往復搬送コンベア
71 握り部
72 転回機構部
A 米飯定量搬送部
B おにぎり型展開成形部
C 具載置部
D 冷却部
E 折畳み成形部
F 転回押圧部
Z おにぎり製造装置

Claims (9)

  1. 所定形状に成形した米飯塊の表面の押圧部位を押圧しながら整形すると共に、押圧部位は押圧整形時に複数回変位すべく構成したことを特徴とするおにぎり製造装置。
  2. 所定形状に成形した米飯塊を所定回数転回しながら表面の押圧部位を複数回変位して押圧しおにぎり形状に整形する転回押圧部を有する請求項1に記載のおにぎり製造装置。
  3. 米飯塊を所定回数転回することなく、表面を押圧して整形するための握り部を転回させて米飯塊表面の押圧部位を押圧整形時に変位すべく構成したことを特徴とする請求項1に記載のおにぎり製造装置。
  4. 米飯塊を所定回数転回することなく、異なる押圧部位を押圧する複数の押圧機構を設け、米飯塊表面の押圧部位を順次変位すべく構成したことを特徴とする請求項1に記載のおにぎり製造装置。
  5. 米飯定量搬送部と、
    三角形や四角形や丸型等のおにぎりの一部輪郭を形成した型板、及びその型板の対向位置に進退自在に配した押圧板を備え、前記おにぎりの展開形状を模した展開形状米飯塊を形成するおにぎり型展開成形部と、
    おにぎり型展開成形部にて形成した展開形状米飯塊に具を載置するための具載置部と、
    おにぎり型展開成形部で成形した展開形状米飯塊の中央成形部の両側の両側型部を中央成形部に折り重ねて所定形状の折畳米飯塊に成形するための折畳み成形部と、
    折りたたんで成形した所定形状の折畳米飯塊を所定回数転回しながら表面を押圧しておにぎり形状に整形する転回押圧部とを有する請求項1に記載のおにぎり製造装置。
  6. 米飯定量搬送部と、
    中央が山型で両側が半山型に形成した波状型板、及びその型板の対向位置に進退自在に配した押圧板を備え、冠状の米飯塊を形成するおにぎり型展開成形部と、
    おにぎり型展開成形部で成形した冠状の米飯塊の中央山型成形部に具を載置するための具載置部と、
    おにぎり型展開成形部で成形した中央山型成形部の両側の両側半山型部を中央山成形部に折り重ねて三角形の折畳米飯塊に成形するための折畳み成形部と、
    折りたたんで成形した三角形の折畳米飯塊を所定回数転回しながら表面を押圧して三角おにぎり形状に整形する転回押圧部とを有する請求項1に記載のおにぎり製造装置。
  7. 具載置部と折畳み成形部との間に、おにぎり型展開成形部で成形した展開形状米飯塊をメッシュ搬送路中途で冷却する冷却部を介在したことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のおにぎり製造装置。
  8. おにぎり型展開成形部において押圧板の進出押圧時に波状型板より押圧板の作動タイミングを遅らせることにより、中央山型成形部と半山型部の底辺部の飯盛が隆起するように構成したことを特徴とする請求項6に記載のおにぎり製造装置。
  9. 転回押圧部の表面押圧は、左右押圧体と上面押圧体とによる所定形状の折畳米飯塊又は三角形の折畳米飯塊の側面及び上側面の押圧であることを特徴とする請求項5〜8いずれか1項に記載のおにぎり製造装置。
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