JP6542580B2 - 飯成型機構 - Google Patents
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Description
また、握り飯の2つの主面の相互の接続領域の端部に対応する位置のみに、第1溝部を形成するので、保持空間部に供給された飯を折り込んで握り飯を形成する際に、接続領域の端部の飯によって折り込みが阻害されてしまう事を、第1溝部により防止でき、飯を折り込み易くする事が可能となる。
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。本実施の形態に係る飯成型機構10は、所定量毎に切り出された飯を、握り飯用の所定形状に成型するためのものである。
次に、本実施の形態の具体的内容について説明する。図1は、本実施の形態に係る飯成型機構10を含んだ製造ライン1の斜視図である。この製造ライン1は、概略的に、米飯を所定量ずつ切り出すための切り出し装置(図示省略)、切り出された米飯を成型してシート飯60を形成する成型装置2、シート飯60を搬送する第1コンベア3、シート飯60の一次冷却を行う一次冷却装置4、一次冷却されたシート飯60を搬送する第2コンベア5、シート飯60の二次冷却を行う二次冷却装置6、を備えて構成されている。ここで、以下では、必要に応じて、各図におけるX−X’方向を「幅方向」と称し、特にX方向を「右方向」、X’方向を「左方向」と称する。また、Y−Y’方向を「奥行き方向」と称し、特にY方向を「前方向」、Y’方向を「後方向」と称する。また、Z−Z’方向を「高さ方向」又は「深さ方向」と称し、特にZ方向を「上方向」、Z’方向を「下方向」と称する。また、飯成型機構10や握り飯の各部を基準として、飯成型機構10や握り飯の中心に近づく方を「内側」、飯成型機構10や握り飯の中心から遠ざかる方を「外側」と称して説明する。
このように、本実施の形態に係る飯成型機構10によれば、押圧部30から飯に対して気体を送風しつつ押圧することにより具材収容空間部61と側部形成部62とを形成することにより、飯の間に気体を送風して飯を移動させる事又は移動し易い状態とするので、押圧時に飯が潰れてしまう事を抑止でき、握り飯のふっくら感を向上させる事が可能となる。また、送風により飯の内部に隙間を設ける事で、二次冷却装置6の冷却エアーが飯の内部に行き渡り易くする事ができ、飯を冷却する際の二次冷却装置6の冷却負荷を低減する事が可能となる。また、送風により側部形成部62を立ち上がり易くする事ができ、具材64を包み込み易くする事が可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。例えば、実施の形態に係る飯成型機構10によって握り飯のふっくら感を向上させる事ができない場合や、冷却装置の冷却負荷を低減する事ができない場合であっても、従来と異なる方法により握り飯を成型する事ができている場合には、本願発明の課題が解決されている。
各工程では、その目的を達成できる限りにおいて、上記説明した具体的方法とは異なる方法を採用することができる。例えば、各工程において自動で行うものとして説明した内容を手動で行ってもよく、あるいは、各工程において手動で行うものとして説明した内容を公知の機械を用いて自動で行うことができる。
本実施の形態に例示した各工程は、適宜順序を入れ替えたり、いずれか複数の工程を同時に実施したりしても構わない。例えば、本実施の形態では、一次冷却工程の後に二次冷却工程を行っているが、これらは相互にその順番を入れ替えることができる。
本実施の形態においては、飯成型機構10をコンベア方式に構成したが、これに限らず、ターレット方式に構成しても構わない。図14は、変形例に係る飯成型機構90を含んだ製造ライン1の斜視図である。この製造ライン1は、米飯を所定量ずつ切り出すための切り出し装置(図示省略)、切り出された米飯を成型してシート飯60を形成する成型装置2、シート飯60を搬送する第1コンベア3、シート飯60の一次冷却を行う一次冷却装置4、一次冷却されたシート飯60を搬送する第2コンベア5、シート飯60の二次冷却を行う二次冷却装置6、を備えて構成されている。ただし、一次冷却装置4以外の構成については実施の形態と同様に構成できるため、詳細な説明を省略する。
成型飯70の形状は実施の形態のものに限定されない。例えば、具材収容空間部61から側部形成部62を通って外部に至る位置に、第2溝部を形成しても良い。例えば、プレス部31の前方、及び後方に向かって突出する凸部をプレス部31に形成し、当該凸部によってシート飯60における側部形成部62の位置を押圧する事により、当該第2溝部を形成する事ができる。このように第2溝部を形成することにより、具材収容空間部61と握り飯の外部の空間とを相互に連通させる事ができ、握り飯の外部から当該第2溝部を介して具材64が視認でき、握り飯を割ることなく握り飯の具材64を識別する事が可能となる。また、第1溝部63にも具材64が収容されるため、握り飯を食べた際の一口目で具材64を食べる事ができる。なお、第2溝部を形成する位置は任意で、より具材64を見易くするためには海苔が巻かれない位置が好ましい。また、本実施の形態では具材収容空間部61は平らであるものとしたが、例えば具材収容空間部61における奥行き方向中央部付近に、溝部を形成してもよく、このことにより、一層シート飯60を折り込み易くする事が可能である。また、第1溝部63は具材収容空間部61よりも深いものとしたが、これに限らず、これらは同一の深さであっても、第1溝部63が具材収容空間部61よりも浅くても構わない。
本実施の形態において、押圧部30の下面は平らであるものとして説明したが、押圧部30においてシート飯60を押圧する面(プレス部31の下面)の少なくとも一部を、成型面に対して非平行になる傾斜面としても構わない。このことにより、飯の間に気体を送風した際に、米飯が幅方向又は奥行き方向に向かって離れるように送風する事ができ、飯をより一層移動させる事ができ、握り飯の食感を一層向上させる事が可能となる。
本実施の形態においては、押圧部30に送風孔33を設け、当該送風孔33から冷却エアーを送風するものとしたが、押圧部30に代えて又は押圧部30に加えて、保持部20に送風孔33を設けて、保持部20にて保持されたシート飯60を押圧部30によって押圧する際、保持部20からシート飯60に対して気体を送風しても構わない。このことにより、シート飯60の側方からも送風を行う事ができ、シート飯60を一層移動させる事又は一層移動し易い状態とする事が可能となる。
付記1の飯成型機構は、所定量毎に切り出された飯を、握り飯用の所定形状に成型するための飯成型機構であって、成型面の上に載置された前記飯を側方から保持する保持手段と、前記保持手段にて保持された前記飯を上方から押圧する押圧手段とを備え、前記保持手段において前記飯を保持する保持空間部の平面形状を、前記握り飯の両方の主面を、前記握り飯の1側部を基準として線対称となるように、かつ前記1側部において前記主面同士が相互に連接するように、配置した際の平面形状とし、前記保持手段にて保持された前記飯を前記押圧手段によって押圧する際、前記押圧手段から前記飯に対して気体を送風しつつ、前記握り飯に具材を収容するための具材収容空間部と、前記握り飯の側部を構成する側部形成部とを形成する、飯成型機構。
付記1に記載の本発明によれば、押圧手段から飯に対して気体を送風しつつ押圧することにより具材収容空間部と側部形成部とを形成することにより、飯の間に気体を送風して飯を移動させる事又は移動し易い状態とするので、押圧時に飯が潰れてしまう事を抑止でき、握り飯のふっくら感を向上させる事が可能となる。また、送風により飯の内部に隙間を設ける事で、冷却装置の冷却エアーが飯の内部に行き渡り易くする事ができ、飯を冷却する際の冷却装置の冷却負荷を低減する事が可能となる。また、送風により側部形成部を立ち上がり易くする事ができ、具材を包み込み易くする事が可能となる。
2 成型装置
3 第1コンベア
4 一次冷却装置
5 第2コンベア
6 二次冷却装置
10 飯成型機構
20 保持部
21 回動ロッド
22 ガイド部
23 切欠き
24 保持空間部
30 押圧部
31 プレス部
32 プレス凸部
33 送風孔
40 冷却ダクト
50 板状体
60 シート飯
61 具材収容空間部
62 側部形成部
63 第1溝部
64 具材
70 成型飯
80 ターレット
90 飯成型機構
Claims (6)
- 所定量毎に切り出された飯を、握り飯用の所定形状に成型するための飯成型機構であって、
成型面の上に載置された前記飯を側方から保持する保持手段と、
前記保持手段にて保持された前記飯を上方から押圧する押圧手段とを備え、
前記保持手段において前記飯を保持する保持空間部の平面形状を、同一の平面三角形状の2つの主面を当該2つの主面の各々の一側辺において相互に接続した形状とし、
前記保持手段にて保持された前記飯を前記押圧手段によって押圧する際、前記押圧手段から前記飯に対して気体を送風しつつ、前記握り飯に具材を収容するための具材収容空間部と、前記握り飯の側部を構成する側部形成部とを形成し、
前記保持手段にて保持された前記飯を前記押圧手段によって押圧することにより、前記握り飯の前記2つの主面の相互の接続領域の端部に対応する位置のみに、第1溝部を形成し、
前記平面形状の周縁領域のうち、前記第1溝部に対応する領域を除く周縁領域のみに、前記側部形成部を形成し、
前記第1溝部と前記側部形成部とを同時に形成する、
飯成型機構。 - 前記保持手段にて保持された前記飯を前記押圧手段によって押圧することにより、前記具材収容空間部から前記側部形成部を通って外部に至る位置に、第2溝部を形成する、
請求項1に記載の飯成型機構。 - 前記押圧手段において前記飯を押圧する面の少なくとも一部を、前記成型面に対して非平行になる傾斜面とした、
請求項1又は2に記載の飯成型機構。 - 前記飯に対して送風する気体は、気体を送風する際の前記飯の温度よりも低い温度の気体である、
請求項1から3のいずれか一項に記載の飯成型機構。 - 前記保持手段にて保持された前記飯を前記押圧手段によって押圧する際、前記保持手段から前記飯に対して気体を送風する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の飯成型機構。 - 気体を圧縮する圧縮手段を備え、
前記保持手段にて保持された前記飯を前記押圧手段によって押圧する際、前記押圧手段から前記飯に対して、前記圧縮手段にて圧縮された気体を送風する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の飯成型機構。
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