JP7169730B2 - いなり寿司製造装置 - Google Patents

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本発明は、いなり寿司製造装置に関するものである。
いなり寿司製造装置は、予め甘辛く煮付けられた油揚げの内部に柔らかめに計量分割された寿司飯などのシャリを機械的に押し込むことにより、いなり寿司を自動的に製造する装置である。
いなり寿司製造装置において、シャリの挿入作業に際しては、油揚げの切口部側の上下皮をそれぞれ上下一対のクリップで掴み互いに離れる方向に引っ張って切口部を開口した後、その開口を通じて油揚げの内部にシャリを供給している。
ここで、特開2016-029933号公報には、油揚げの内部にエアを吹き付けて膨らませ、油揚げ内にシャリを入れやすくする技術が開示されている。また、特開2013-090580号公報には、エアで膨らませた油揚げの後端を押さえた状態で、押出棒によりシャリを押し出して油揚げの内部に押し込む技術が開示されている。
特開2016-029933号公報 特開2013-090580号公報
しかしながら、前述した技術では、シャリが油揚げの内部で十分に広がりにくかった。すなわち、油揚げの内部奥の隅部にまでシャリを行き渡らせようとシャリを押し込むと、シャリが圧縮されてしまい、ふんわりとした食感が損なわれていた。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、ふんわりとした食感を損なうことなく、油揚げの内部の隅部にまでシャリを行き渡らせることのできるいなり寿司製造装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明のいなり寿司製造装置は、油揚げの切口部を開口状態で保持する保持手段と、前記保持手段に保持された油揚げの内部にシャリを供給する供給手段と、油揚げの内部に進退可能に設けられるとともに空気を噴出する噴出孔が形成され、油揚げ内に供給されたシャリに対して空気を噴出する噴出手段と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の本発明のいなり寿司製造装置は、請求項1記載のいなり寿司製造装置において、前記保持手段は、載置台に載置された油揚げの切口部を上下方向に広げて保持し、前記供給手段は、シャリを水平方向に移動させて油揚げの内部に供給する、ことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明のいなり寿司製造装置は、請求項2記載のいなり寿司製造装置において、前記載置台は、一定の間隔を空けて載置された油揚げを間欠搬送する、ことを特徴とする。
請求項4に記載の本発明のいなり寿司製造装置は、請求項2または3記載のいなり寿司製造装置において、前記供給手段は、油揚げの内部に進退可能に設けられ、シャリを水平方向に押す押出部と、前記押出部により押されるシャリを油揚げ内へと案内する案内部材と、をさらに有することを特徴とする。
請求項5に記載の本発明のいなり寿司製造装置は、請求項4記載のいなり寿司製造装置において、前記押出部は、空気を噴出する噴出孔が形成されて前記噴出手段を兼用し、シャリを油揚げの内部に挿入しながら、またはシャリを油揚げの内部に挿入してから、シャリに空気を噴出する、ことを特徴とする。
請求項6に記載の本発明のいなり寿司製造装置は、請求項4記載のいなり寿司製造装置において、前記噴出手段は、油揚げの内部に対して水平方向に進退可能に設けられて前記噴出孔が形成され、前記押出部により油揚げ内にシャリが挿入された後に前記噴出手段が油揚げ内に進入してシャリに空気を噴出する、ことを特徴とする。
請求項7に記載の本発明のいなり寿司製造装置は、請求項1記載のいなり寿司製造装置において、前記保持手段は、油揚げの切口部を上に向けて当該油揚げを垂下した状態に保持し、前記供給手段は、油揚げの内部にシャリを落下供給する、ことを特徴とする。
請求項8に記載の本発明のいなり寿司製造装置は、請求項7記載のいなり寿司製造装置において、前記供給手段は、シャリを解しながら落下させる解しローラと、前記解しローラで解されたシャリの落下経路を開閉し、当該シャリの油揚げ内への供給動作と供給停止動作とを実行する開閉部材とを有する、ことを特徴とする。
請求項9に記載の本発明のいなり寿司製造装置は、請求項7または8記載のいなり寿司製造装置において、前記噴出手段は、下降して油揚げの内部に進入するように上下方向に進退可能に設けられて前記噴出孔が形成され、油揚げ内に進入してシャリに空気を噴出する、ことを特徴とする。
請求項10に記載の本発明のいなり寿司製造装置は、請求項1~9の何れか一項に記載のいなり寿司製造装置において、前記供給手段によるシャリの供給に先立って、前記保持手段に保持された油揚げの内部に空気を送る送風手段と、前記保持手段に保持されている油揚げの後部を押さえる後押さえ手段とをさらに有する、ことを特徴とする。
請求項11に記載の本発明のいなり寿司製造装置は、請求項10記載のいなり寿司製造装置において、前記後押さえ手段は、前記送風手段により油揚げの内部に空気を送り終えた後に当該油揚げの後部を押さえる、ことを特徴とする。
本発明によれば、油揚げ内に供給されたシャリに対して噴出手段により空気を噴出するようにしているので、油揚げ内のシャリに空気が注入されて油揚げの内部で広がる。これにより、製造されたいなり寿司において、ふんわりとした食感を損なうことなく、油揚げの内部の隅部にまでシャリを行き渡らせることが可能になる。
本発明の第1の実施の形態に係るいなり寿司製造装置の要部斜視図である。 図1のいなり寿司製造装置の一部破断側面図である。 図1のいなり寿司製造装置を上から見た要部平面図である。 図3のいなり寿司製造装置の一部の構成を取り外して示したいなり寿司製造装置の要部平面図である。 寿司飯計量期間初期のいなり寿司製造装置の要部平面図である。 図5のいなり寿司製造装置の一部破断側面図である。 油揚げ掴み開始時のいなり寿司製造装置の一部破断側面図である。 主に一対のチャックによる油揚げの開口時のいなり寿司製造装置の一部破断側面図である。 送風機構部からの送風による油揚げの開口時のいなり寿司製造装置の一部破断側面図である。 寿司飯挿入期間の初期のいなり寿司製造装置の一部破断側面図である。 寿司飯挿入期間の後期のいなり寿司製造装置の要部平面図である。 図11のいなり寿司製造装置の一部破断側面図である。 送風機構部により油揚げの内部に空気を吹き込む前に油揚げの後端を後押さえ部材により押さえた場合に生じる不具合を説明するためのいなり寿司製造装置の一部破断側面図である。 いなり寿司移載時のいなり寿司製造装置の要部平面図である。 図14のいなり寿司製造装置の一部破断側面図である。 寿司飯挿入動作の初期段階に戻るときのいなり寿司製造装置の要部平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るいなり寿司製造装置に設けられた押出棒を示す斜視図である。 図17の押出棒の先端部を拡大して示す斜視図である。 (a)~(d)は寿司飯を油揚げに挿入するときの押出棒、寿司飯受台および後押さえ部材の動作を連続的に示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係るいなり寿司製造装置に設けられた寿司飯受台を示す斜視図である。 図20の寿司飯受台の断面図である。 (a)~(d)は寿司飯を油揚げに挿入するときの押出棒、寿司飯受台および後押さえ部材の動作を連続的に示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係るいなり寿司製造装置に設けられた押出棒を示す斜視図である。 (a)~(c)は本発明の第3の実施の形態に係るいなり寿司製造装置において油揚げに挿入された寿司飯に対する空気噴出動作を示す説明図である。 (a)~(c)は本発明の第4の実施の形態に係るいなり寿司製造装置において寿司飯を油揚げに供給する動作を連続的に示す説明図である。 (a)~(c)は本発明の第4の実施の形態に係るいなり寿司製造装置において油揚げに供給された寿司飯に対する空気噴出動作を示す説明図である。 本発明の第1および第2の実施の形態に係るいなり寿司製造装置に用いられた押出棒の変形例を示す斜視図である。 本発明の第1および第2の実施の形態に係るいなり寿司製造装置に用いられた押出棒の他の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係るいなり寿司製造装置1の要部斜視図、図2は図1のいなり寿司製造装置1の一部破断側面図、図3は図1のいなり寿司製造装置1を上から見た要部平面図、図4は図3のいなり寿司製造装置1の一部の構成を取り外して示したいなり寿司製造装置1の要部平面図である。
本実施の形態のいなり寿司製造装置1は、予め甘くまたは甘辛く煮付けられた複数枚の油揚げQの各々の内部に柔らかめに計量分割されたシャリである寿司飯R(図7等)を機械的に挿入することにより複数個のいなり寿司QRを自動的に製造する装置であり、ターンテーブル(載置台)2と、装置本体3と、予備開口部4と、油揚げ検出用の検出器5と、いなり寿司検出用の検出器6とを備えている。
ターンテーブル2は、間欠的に回転可能な状態で設けられており、一定の間隔を空けて載置された油揚げQ(寿司飯Rが挿入される前の平坦状の油揚げQ)を装置本体3の前の寿司飯挿入位置に搬送する。したがって、油揚げQはターンテーブル2によって間欠搬送される。
なお、ターンテーブル2を用いたことによりいなり寿司製造装置1を小型化することができるが、載置台としては、油揚げQを間欠搬送するようになったベルトコンベアなどを用いることもできる。
このターンテーブル2の上面において外周近傍には、その外周に沿って予め設定された間隔毎に複数の載置領域2sが形成されている。この載置領域2sの各々には、油揚げQが、その一辺の切口部を外側に向けた状態で載置されている。
また、載置領域2sの各々には、ターンテーブル2の上下面を貫通する孔2hが形成されている。この孔2hは、図2に示すように、油揚げQの保持の際に後述の下側のチャック7を通すためと、図1に示すように、油揚げ検出用の検出器5により油揚げQの有無を監視するために使用される。
装置本体3は、寿司飯Rを計量分割して油揚げQの内部に供給し、出来上がったいなり寿司QRをターンテーブル2の外周側から中央側に移載する動作を実行するようになっており、寿司飯供給機構部8と、寿司飯受台(案内部材)9と、一対のチャック(保持手段)7,7と、押出棒(押出部・噴出手段)11と、後押さえ部材(後押さえ手段)12と、送風機構部(送風手段)13とを備えている。また、案内部材である寿司飯受台9と押出部である押出棒11とで、寿司飯Rを水平方向に移動させて油揚げQの内部に供給する供給手段21を構成している。
寿司飯供給機構部8は、寿司飯Rを柔らかく解してから予め設定された大きさ、形状および重さになるように計量分割して寿司飯受台9上に供給する動作を実行するもので、寿司飯解し部(図示せず)と、その下方に設けられた計量分割部8aとを備えている。
寿司飯解し部には、解し羽が回転可能な状態で設けられており、この解し羽の回転により寿司飯Rは柔らかく解された後、計量分割部8aに送られるようになっている。
計量分割部8aには、上段に位置する左右一対のローラ8ra,8raと、中段に位置する左右一対のローラ8rb,8rbと、下段に位置する左右一対のローラ8rc,8rcと、さらにその下方に配置された分割用のカッタ8cとが設けられている。中段の一対のローラ8rb,8rbは、上段の一対のローラ8ra,8raよりも小径で、かつ、その隣接間隔が狭くなっている。また、下段の一対のローラ8rc,8rcは、中段の一対のローラ8rb,8rbよりも小径で、かつ、その隣接間隔が狭くなっている。これにより、計量分割部8aに送られた寿司飯Rは、米粒の密度が一定に保たれたままローラ8ra,8rb,8rcにより圧縮されて下方に送られ、予め設定された大きさ、形状および重さとなるタイミングでカッタ8cにより分割されて寿司飯受台9上に載置されるようになっている。
寿司飯受台9は、寿司飯供給機構部8により計量分割された寿司飯Rを載置してこれを油揚げQ内へと案内する受台であり、計量分割部8aの下方に設けられている。この寿司飯受台9は、ターンテーブル2に向かって前進する方向およびターンテーブル2から離間する方向に移動可能な状態で設けられており、寿司飯Rを油揚げQの内部に挿入する際に、先端部が油揚げQの内部に入り込む位置まで移動して、押出棒11により押される寿司飯Rを油揚げQの内部へと案内する案内部材となる。
一対のチャック7,7は、図2に示すように、油揚げQの内部に寿司飯Rを挿入する前に油揚げQの上下皮において切口部を掴んで油揚げQを開口させた状態で保持する。この一対のチャック7,7は、寿司飯挿入位置においてターンテーブル2を挟むように上下対になって配置されており、それぞれ上下方向に移動可能な状態で設けられている。下側のチャック7は、ターンテーブル2の孔2hを通じて油揚げQの下皮を掴むことが可能になっている。
上側のチャック7の前面側には、図1および図2に示すように、油揚げ押さえ機構15が設けられている。この油揚げ押さえ機構15は、バネ15aと押さえ部15bとを備えており、上下のチャック7,7で油揚げQを掴む際に、バネ15aの付勢力により押さえ部15bで油揚げQを押さえて安定化させる。
押出棒11は、油揚げQの内部に進退可能に設けられており、図2に示すように、寿司飯受台9上の寿司飯Rを油揚げQの内部に挿入するために水平方向に押し出すとともに、出来上がったいなり寿司QRをターンテーブル2の中央側に移載する。この押出棒11は、寿司飯受台9の上面に沿ってターンテーブル2に向かって前進して油揚げQの内部に進入する方向、および油揚げQの内部から退避してターンテーブル2から離間する方向に移動可能な状態で設けられている。
押出棒11の先端面には、空気を噴出するための噴出孔11aが形成されている(図18参照)。そして、寿司飯Rを油揚げQの内部に挿入する際に、噴出孔11aから寿司飯Rに対して空気を噴出する。なお、空気噴出の詳細については、後述する。
後押さえ部材12は、押出棒11により油揚げQの内部に寿司飯Rを押し込む際に油揚げQの後端を押さえるとともに、出来上がったいなり寿司QRをターンテーブル2の中央側に移載する動作を実行するもので、ターンテーブル2の上面に沿ってターンテーブル2の中心方向およびターンテーブル2の中心から離間する方向に移動可能な状態で設けられている。
この後押さえ部材12は、押さえ部12aと、これを支持する支持部12bとを備えている。押さえ部12aは、支持部12bの一端に着脱自在に設けられている。
送風機構部13は、油揚げQの内部に寿司飯Rを挿入する前に油揚げQの内部に空気を吹き込んで油揚げQの内部奥を広げる動作を実行するようになっており、風を寿司飯挿入位置に導く送風管13aと、送風管13aにおいて寿司飯挿入位置側の先端に設けられた送風口13bとを備えている。
予備開口部4は、上記送風機構部13による油揚げQの開口処理の前に、油揚げQの内部に細いパイプを差し込み、そこから圧縮空気を注入することにより油揚げQの内側の上下皮を剥離する動作を実行するようになっており、ターンテーブル2の外周近傍において寿司飯挿入位置よりも1つ手前に位置する載置領域2sの上方に設けられている。
上記した送風機構部13による油揚げQの開口処理の前に、予備開口部4により油揚げQの内部の上下皮を予め剥離しておくことにより、送風機構部13により油揚げQを広げる処理を短時間で容易かつ確実に行うことができるようになっている。
油揚げ検出用の検出器5は、ターンテーブル2において予備開口部4の1つ手前の載置領域2sに油揚げQが有るか否かを光学的に監視する機器であり、ターンテーブル2の外周近傍において予備開口部4よりも1つ手前に位置する載置領域2sの位置に設けられている。
いなり寿司検出用の検出器6は、ターンテーブル2の上面において載置領域2sよりも中央側の予め設定された位置にいなり寿司QRが有るか否かを光学的に監視する機器であり、ターンテーブル2の外周近傍において油揚げ検出用の検出器5と同位置に設けられている。
次に、本実施の形態のいなり寿司製造装置1の動作について、図5~図16を用いて説明する。なお、いなり寿司製造装置1の動作は、図示しない制御部の制御により実行される。
図5は寿司飯計量期間初期のいなり寿司製造装置1の要部平面図、図6は図5のいなり寿司製造装置1の一部破断側面図である。
動作開始時においては、図5および図6に示すように、一対のチャック7,7、寿司飯受台9、押出棒11および後押さえ部材12は、予め設定された位置(初期設定位置)に停止している。そして、寿司飯Rの計量途中から上側のチャック7が下降し、少し遅れて下側のチャック7が上昇する。また、寿司飯Rの計量期間では、送風機構部13は停止または弱い風量(弱風)で動作する。なお、後押さえ部材12の初期設定位置は、油揚げQの後端を押さえていない位置である。
次に、図5および図6に続く動作を図7に示す。図7は油揚げ掴み開始時のいなり寿司製造装置1の一部破断側面図である。
ここでは、図示するように、上下一対のチャック7,7によりターンテーブル2上の油揚げQの上下皮を掴む。このとき、寿司飯受台9は動作が停止したままであり、送風機構部13は弱風が維持される。また、押出棒11および後押さえ部材12は、動作が停止したままの状態である。
次に、図7に続く動作を図8に示す。図8は一対のチャックによる油揚げの開口時のいなり寿司製造装置1の一部破断側面図である。
ここでは、図示するように、下側のチャック7により油揚げQの下皮を掴んだまま、上側のチャック7を油揚げQの上皮を掴んで上昇させて油揚げQの切口部を開口状態にする。
このとき、寿司飯受台9は停止したままであり、送風機構部13は弱風が維持されている。また、押出棒11および後押さえ部材12は、動作が停止したままの状態である。
図8に続く動作を図9に示す。図9は送風機構部からの送風による油揚げの開口時のいなり寿司製造装置1の一部破断側面図である。
ここでは、送風機構部13の風量を徐々に強くする。これにより、図示するように、油揚げQの内部奥にまで空気が吹き込まれ、油揚げQの内部奥までが広げられる。なお、押出棒11、後押さえ部材12および寿司飯受台9は、動作が停止したままの状態である。
図9に続く動作を図10~図12に示す。図10は寿司飯挿入初期のいなり寿司製造装置1の一部破断側面図、図11は寿司飯挿入後期のいなり寿司製造装置1の要部平面図、図12は図11のいなり寿司製造装置1の一部破断側面図である。
寿司飯Rの投入に際しては、先ず、図10に示すように、油揚げQの上下皮を一対のチャック7,7で掴んだまま、風圧で広げた油揚げQの後端を後押さえ部材12で押さえるとともに、押出棒11により寿司飯Rを寿司飯受台9の先端まで移動させる。その後、図11および図12に示すように、寿司飯受台9の先端を油揚げQの内部まで移動させ、続いて、寿司飯Rを押出棒11により押し出して油揚げQの内部に押し込むことにより、いなり寿司QRを製造する。また、油揚げQの内部に寿司飯Rを押し込む際、送風機構部13により油揚げQの内部に送られる送風量(単位時間当たりの風量)を徐々に下げる。
なお、油揚げQの後端を後押さえ部材12により押さえてから油揚げQの内部に寿司飯Rを押し込むのは、油揚げQを破ってしまうことなく油揚げQの内部奥まで寿司飯Rを詰め込むようにするためである。ここで、図13は送風機構部により油揚げの内部に空気を吹き込む前に油揚げの後端を後押さえ部材により押さえた場合を示している。この場合、油揚げQの後端が折り畳まれてしまって油揚げQの内部奥まで空気が行き渡らないので、油揚げQの内部奥まで広げることができない。これに対して本実施の形態においては、油揚げQの内部に空気を吹き込んで油揚げQの内部を充分に広げた後に、油揚げQの後端を後押さえ部材12により押さえて寿司飯Rを押し込んでいるので、油揚げQの後端が折りたたまれる不具合が回避でき、油揚げQの内部を奥まで充分に広げることができて寿司飯Rを油揚げQの内部奥まで詰め込むことができる。
また、寿司飯Rの挿入時に送風機構部13から送られる風圧が強すぎると、風圧で寿司飯Rの米粒が飛散する問題がある。これに対して本実施の形態によれば、寿司飯Rの挿入時には送風機構部13からの送風量を調整しているので、寿司飯Rの米粒が飛散したり、飛散した米粒がいなり寿司QRや油揚げQの表面に付着したりするのを防止することができる。
さらに、寿司飯Rの挿入に際して、寿司飯Rの下面が油揚げQの下皮内側に直接接触した状態で寿司飯Rを移動させると油揚げQが破れてしまう問題がある。これに対して本実施の形態によれば、寿司飯受台9を油揚げQの内部に挿入した後に押出棒11により寿司飯Rを押し込んでいるので、押込中の寿司飯Rが油揚げQの下皮内側に直接接触することがない。
図10~図12に続く動作を図14および図15に示す。図14はいなり寿司移載時のいなり寿司製造装置1の要部平面図、図15は図14のいなり寿司製造装置1の一部破断側面図である。
ここでは、一対のチャック7,7を開いて油揚げQを離した後、後押さえ部材12がターンテーブル2の中央側に戻るのと同期させて押出棒11をターンテーブル2の中央側にさらに前進させる。すなわち、いなり寿司QRを押出棒11と後押さえ部材12とで挟んでターンテーブル2の中央側(油揚げQの載置領域2sよりも内周側)に移して載置する。なお、この段階では、寿司飯受台9は元の位置に戻り、送風機構部13は弱風を維持する。
図14および図15に続く動作を図16に示す。図16は寿司飯挿入動作の初期段階に戻るときのいなり寿司製造装置1の要部平面図である。ここでは、いなり寿司QRをターンテーブル2の中央側に載置した後、押出棒11を装置本体3に戻すとともに、後押さえ部材12をさらにターンテーブル2の中心方向に戻して初期設定に戻る。なお、いなり寿司QRの載置領域は、寿司飯挿入位置の手前近くにおいて、いなり寿司QRを検出器6により検出可能な位置とされている。
以上のような一連の処理を、ターンテーブル2の間欠的な回転動作により装置本体3の寿司飯挿入位置に搬送された油揚げQの各々に対して順に施すことにより、いなり寿司QRが量産される。
ここで、図17に示すように、押出棒11は、前後に長細くなった四角い箱形の形状を呈しており、内部は中空になっている。後端には、押出棒11を油揚げQの内部に対して進退させるための駆動部(図示せず)と連結するための連結ピン11bが取り付けられている。また、図18に詳しく示すように、押出棒11の先端面には、空気を噴出するための多数の噴出孔11aが形成されている。そして、寿司飯Rを油揚げQの内部に挿入したならば、噴出孔11aから寿司飯Rに対して空気を噴出する。
このような本実施の形態のいなり寿司製造装置1における押出棒、寿司飯受台および後押さえ部材の動作について、図19を用いて説明する。ここで、図19(a)~(d)は寿司飯Rを油揚げに挿入するときの押出棒、寿司飯受台および後押さえ部材の動作を連続的に示す説明図である。
図19(a)は油揚げの開口時を示しており、前述した図9に対応している。ここでは、空気が吹き込まれて油揚げQが広げられる。また、押出棒11、寿司飯受台9および後押さえ部材12は、初期設定位置で動作が停止したままとなっている。
図19(b)は寿司飯挿入初期を示しており、前述した図10に対応している。ここでは、油揚げQの後端を押さえる位置に後押さえ部材12を移動させるとともに、押出棒11により寿司飯Rを寿司飯受台9の先端まで移動させる。
図19(c)は寿司飯挿入後期を示しており、前述した図12に対応している。ここでは、寿司飯受台9の先端を油揚げQの内部まで移動させ、寿司飯Rを押出棒11により押し出して油揚げQの内部に押し込む。
図19(d)は寿司飯Rへの空気噴出を示している。ここでは、押出棒11により寿司飯Rを油揚げQのさらに内部にまで押し込むとともに、押出棒11の先端面の噴出孔11aから寿司飯Rに対して空気を噴出する。このようにすれば、油揚げQの奥まで押し込まれる際に圧縮された寿司飯Rに空気が注入されて油揚げQの内部で広がる。これにより、製造されたいなり寿司QRにおいて、ふんわりとした食感を損なうことなく、油揚げの内部の隅部にまで寿司飯Rを行き渡らせることが可能になる。
そして、前述のように、寿司飯Rへの空気噴出においては、風圧で寿司飯Rの米粒が飛散しないよう、送風機構部13からの送風量を調整している。
なお、図示する場合には、寿司飯Rを油揚げQの内部に挿入しながら押出棒11の噴出孔11aから寿司飯Rに空気を噴出しているが、寿司飯Rを油揚げQの内部に挿入してから寿司飯Rに空気を噴出するようにしてもよい。
(第2の実施の形態)
図20は本発明の第2の実施の形態に係るいなり寿司製造装置1に設けられた寿司飯受台を示す斜視図、図21は図20の寿司飯受台の断面図、図22(a)~(d)は寿司飯Rを油揚げに挿入するときの押出棒、寿司飯受台および後押さえ部材の動作を連続的に示す説明図である。
図20および図21に示すように、本実施の形態のいなり寿司製造装置1に設けられた寿司飯受台(案内部材)19は、寿司飯Rが載置される載置板19aと、載置板19aの両側に立設されて載置板19aに載置された寿司飯Rの側方を規制する規制板19bと、載置板19aの先端において上下に設けられた案内板19cとで構成されている。また、下部の案内板19cの内面は載置板19aとの表面と連続しており、寿司飯Rがスムーズに載置板19aから案内板19cへと移動できるようになっている。
このような本実施の形態のいなり寿司製造装置1における押出棒、寿司飯受台および後押さえ部材の動作について、図22を用いて説明する。
図22(a)は油揚げの開口時を示しており、前述した図9および図19(a)に対応している。ここでは、空気が吹き込まれて油揚げQが広げられる。また、押出棒11、寿司飯受台19および後押さえ部材12は、初期設定位置で動作が停止したままとなっており、寿司飯Rは寿司飯受台19の載置板19aに載置されている。
図22(b)は寿司飯挿入初期を示しており、前述した図10および図19(b)に対応している。ここでは、油揚げQの後端を押さえる位置に後押さえ部材12を移動させるとともに、押出棒11により寿司飯Rを寿司飯受台19に設けられた案内板19c、つまり寿司飯受台19の先端まで移動させる。
図22(c)は寿司飯挿入後期を示しており、前述した図12および図19(c)に対応している。ここでは、寿司飯受台19の先端である案内板19cを油揚げQの内部まで移動させ、寿司飯Rを押出棒11により押し出して油揚げQの内部に押し込む。
図22(d)は寿司飯Rへの空気噴出を示しており、前述した図19(d)に対応している。ここでは、押出棒11により寿司飯Rを油揚げQのさらに内部にまで押し込むとともに、押出棒11の先端面の噴出孔11aから寿司飯Rに対して空気を噴出する。これにより、寿司飯Rに空気が注入されて油揚げQの内部で広がるので、製造されたいなり寿司QRにおいて、ふんわりとした食感を損なうことなく、油揚げQの内部の隅部にまで寿司飯Rを行き渡らせることが可能になる。
なお、以下に説明する第3および第4の実施の形態の場合を含め、油揚げQに押し込まれた寿司飯Rへの空気噴出においては、風圧で寿司飯Rの米粒が油揚げQの外部へと飛散しない程度の送風量にする。
そして、このように、案内部材である寿司飯受台19は、先端が油揚げQの内部に移動可能な形状となっている限り、特定の形状に限定されるものではない。
(第3の実施の形態)
図23は本発明の第3の実施の形態に係るいなり寿司製造装置1に設けられた押出棒を示す斜視図、図24(a)~(c)は本発明の第3の実施の形態に係るいなり寿司製造装置1において油揚げに挿入された寿司飯Rに対する空気噴出動作を示す説明図である。
前述した第1および第2の実施の形態では、押出棒11の先端面に噴出孔11aが形成されて寿司飯Rに空気を噴出するようになっていた。すなわち、押出棒11が、油揚げQ内に供給された寿司飯Rに対して空気を噴出する噴出手段を兼用していた。
これに対して、本実施の形態で用いられる押出棒11では、図23に示すように、噴出孔は形成されていない。そして、寿司飯Rに対して空気を噴出する噴出孔20aが形成された噴出手段20が別途設けられており(図24(c)参照)、この噴出手段20を油揚げQの内部に対して水平方向に進入させて、油揚げQに挿入された寿司飯Rに空気を噴出するようになっている。このように、押出棒11と噴出手段20とは、別体になっていてもよい。
このような構成によれば、図24(a)に示すように、押出棒11で油揚げQ内に寿司飯Rを押し込んだならば、図24(b)に示すように、油揚げQ内から押出棒11を退避させる。その後、図24(c)に示すように、噴出手段20を油揚げQ内に進入させて、噴出孔20aから寿司飯Rに空気を噴出する。
なお、本実施の形態の噴出手段20では、噴出孔20aの形成された先端部が円錐状になっており、油揚げQ内の寿司飯Rを圧縮しないように配慮されている。但し、このような形状に限定されるものではなく、寿司飯Rに空気を噴出することができれば、様々な形状を採用することができる。
(第4の実施の形態)
図25(a)~(c)は本発明の第4の実施の形態に係るいなり寿司製造装置1において寿司飯Rを油揚げに供給する動作を連続的に示す説明図、図26(a)~(c)は本発明の第4の実施の形態に係るいなり寿司製造装置1において油揚げに供給された寿司飯Rに対する空気噴出動作を示す説明図である。
前述した第1~第3の実施の形態では、寿司飯Rを水平方向に移動させて油揚げQの内部に押し込んでいた。しかしながら、油揚げQの切口部を上に向けておき、つまり上方を向けて開口させておき、寿司飯Rを油揚げQの内部に落下供給するようにしてもよい。
この場合、保持手段であるチャックは、油揚げQの切口部を上に向けて開口させ、当該油揚げQを垂下した状態に保持する。なお、油揚げQを垂下した状態に保持するため、チャックには、油揚げQの切口部の広い領域を保持できる構造のものが望ましい。
また、図25に示すように、寿司飯Rを油揚げQに供給する供給手段21は、油揚げQの内部に寿司飯Rを落下供給する。例えば、図示するように、寿司飯Rを解しながら落下させる解しローラ21aと、解しローラ21aで解された寿司飯Rの落下経路を開閉する開閉部材21bとで供給手段21を構成するようにする。開閉部材21bは、解しローラ21aから落下する寿司飯Rが貯留可能なように下方に膨らんだ形状となっており、開閉動作により、寿司飯Rの油揚げQ内への供給動作と供給停止動作とが実行されるようになっている。
そして、図26に示すように、油揚げQ内の寿司飯Rに空気を噴出する噴出手段22は、先端面に噴出孔(図示せず)が形成されており、下降して油揚げQの内部に進入するように上下方向に進退可能に設けられている。そして、油揚げQ内に進入して寿司飯Rに空気を噴出するようになっている。
次に、本実施の形態のいなり寿司製造装置1における寿司飯Rの供給動作と空気噴出動作とについて説明する。
寿司飯Rの供給動作では、図25(a)に示すように、開閉部材21bを閉鎖位置にしておき、当該開閉部材21bに対して、解しローラ21aにより寿司飯Rを解しながら落下させる。そして、目的の重量の寿司飯Rが開閉部材21bに貯留されたならば、図25(b)に示すように、解しローラ21aの回転を停止する。その後、図25(c)に示すように、開閉部材21bを開放位置にして、切口部が上に向けて開口している油揚げQ内に寿司飯Rを落下供給する。
続く空気噴出動作では、図26(a)に示すように、寿司飯Rの供給された油揚げQを、噴出手段22の直下へと移動させる。そして、図26(b)に示すように、噴出手段22を油揚げQの内部へと進入させ、図26(c)に示すように、油揚げQ内の寿司飯Rに空気を噴出する。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば、前述した実施の形態においては、載置台としてターンテーブルを用いた場合について説明したが、これに限定されるものではなく種々変更可能であり、例えば直線状や枠状の無端ベルトコンベアを用いてもよい。
また、押出棒11や噴出手段20,22の形状や噴出孔11a,20aの形成位置は、油揚げQ内の寿司飯Rに空気を噴出することができる限り、本実施の形態に示すものに限定されることはない。例えば、押出棒11について説明すると、図27に示すように、先端面のエッジがとれて丸くなった形状や、図28に示すように、先端面に突起体11cが取り付けられて寿司飯Rの中に入り込みやすくなっており、先端面および突起体11cに噴出孔11aを形成したものなどでもよい。
さらに、本実施の形態では、シャリとして寿司飯Rが用いられているが、白米のご飯でもよい。
以上の説明では、本発明のいなり寿司製造装置において詰め込まれる寿司飯としては、例えば、ちらし寿司等、様々なものが適用される。
1 いなり寿司製造装置
2 ターンテーブル(載置台)
2s 載置領域
2h 孔
3 装置本体
4 予備開口部
5 油揚げ検出用の検出器
6 いなり寿司検出用の検出器
7 チャック(保持手段)
8 寿司飯供給機構部
9 寿司飯受台(案内部材)
11 押出棒(押出部・噴出手段)
12 後押さえ部材(後押さえ手段)
12a 押さえ部
12b 支持部
13 送風機構部(送風手段)
13a 送風管
13b 送風口
15 油揚げ押さえ機構
15a バネ
15b 押さえ部
19 寿司飯受台(案内部材)
19a 載置板
19b 規制板
19c 案内板
20 噴出手段
20a 噴出孔
21 供給手段
21a ローラ
21b 開閉部材
22 噴出手段
Q 油揚げ
R 寿司飯(シャリ)
QR いなり寿司

Claims (11)

  1. 油揚げの切口部を開口状態で保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された油揚げの内部にシャリを供給する供給手段と、
    油揚げの内部に進退可能に設けられるとともに空気を噴出する噴出孔が形成され、油揚げ内に供給されたシャリに対して空気を噴出する噴出手段と、
    を有することを特徴とするいなり寿司製造装置。
  2. 前記保持手段は、載置台に載置された油揚げの切口部を上下方向に広げて保持し、
    前記供給手段は、シャリを水平方向に移動させて油揚げの内部に供給する、
    ことを特徴とする請求項1記載のいなり寿司製造装置。
  3. 前記載置台は、一定の間隔を空けて載置された油揚げを間欠搬送する、
    ことを特徴とする請求項2記載のいなり寿司製造装置。
  4. 前記供給手段は、
    油揚げの内部に進退可能に設けられ、シャリを水平方向に押す押出部と、
    前記押出部により押されるシャリを油揚げ内へと案内する案内部材と、
    をさらに有することを特徴とする請求項2または3記載のいなり寿司製造装置。
  5. 前記押出部は、空気を噴出する噴出孔が形成されて前記噴出手段を兼用し、シャリを油揚げの内部に挿入しながら、またはシャリを油揚げの内部に挿入してから、シャリに空気を噴出する、
    ことを特徴とする請求項4記載のいなり寿司製造装置。
  6. 前記噴出手段は、油揚げの内部に対して水平方向に進退可能に設けられて前記噴出孔が形成され、
    前記押出部により油揚げ内にシャリが挿入された後に前記噴出手段が油揚げ内に進入してシャリに空気を噴出する、
    ことを特徴とする請求項4記載のいなり寿司製造装置。
  7. 前記保持手段は、油揚げの切口部を上に向けて当該油揚げを垂下した状態に保持し、
    前記供給手段は、油揚げの内部にシャリを落下供給する、
    ことを特徴とする請求項1記載のいなり寿司製造装置。
  8. 前記供給手段は、
    シャリを解しながら落下させる解しローラと、
    前記解しローラで解されたシャリの落下経路を開閉し、当該シャリの油揚げ内への供給動作と供給停止動作とを実行する開閉部材とを有する、
    ことを特徴とする請求項7記載のいなり寿司製造装置。
  9. 前記噴出手段は、下降して油揚げの内部に進入するように上下方向に進退可能に設けられて前記噴出孔が形成され、油揚げ内に進入してシャリに空気を噴出する、
    ことを特徴とする請求項7または8記載のいなり寿司製造装置。
  10. 前記供給手段によるシャリの供給に先立って、前記保持手段に保持された油揚げの内部に空気を送る送風手段と、
    前記保持手段に保持されている油揚げの後部を押さえる後押さえ手段とをさらに有する、
    ことを特徴とする請求項1~9の何れか一項に記載のいなり寿司製造装置。
  11. 前記後押さえ手段は、前記送風手段により油揚げの内部に空気を送り終えた後に当該油揚げの後部を押さえる、
    ことを特徴とする請求項10記載のいなり寿司製造装置。
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