JP2016039785A - 規格定量の飯ブロック形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ご飯特有のふわふわの食感を保持しながら1個の飯ブロックの規定重量を正確に確保することができる規格定量の飯ブロック形成装置を提供する。
【解決手段】ほぐされた飯を初期ブロックとして供給するための飯ブロック初期供給部10と、該供給部から搬送されてきた初期飯ブロックの重量を計測する1次計量部11と、1次計量部11での計測結果に基いて初期飯ブロックの規定不足分をパラパラ飯で規定重量にやや不足する量だけ補填して2次飯ブロックを形成補填する1次補填部12と、1次補填部12で補填して形成した2次飯ブロックの重量を計測する2次計量部13と、2次計量部13での計測結果に基いて更なる規定不足分をパラパラ飯で補填して、パラパラ飯よりなる規定重量近似飯ブロックに仕上げる2次補填部14により構成した規格定量飯ブロック形成装置A。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えばプレート状の飯塊を規格された一定重量に形成するための規格定量飯ブロック形成装置に関する。
従来、例えばおにぎりや弁当に用いる飯ブロックは、所定の規格定量に計測して飯盛状に形成する装置によりつくられる。
特に、かかる装置においては規格定量に形成する技術に重点が置かれており、飯原料の経済性に係る技術であるため最終飯商品の経済性を重要視する観点からも可及的に正確な規格定量になるように形成中途において規格定量の過不足分を補正機構により補正するように構成している(例えば、特許文献1参照。)。
そのために、予め一定規格定量に近似した定量の飯ブロックを形成し、それを計測する工程を経て一定規格定量に不足する分を次工程で補填し、仮に過剰飯ブロックがあれば補填不能の規格外として工程ラインから除去する(例えば、特許文献2参照。)。
特開2013−011507号公報 特開2013−039512号公報
かかる飯ブロックの形成工程において計測後一定規格定量に不足する分を補填する場合には、飯ブロックの密度を高くすれば定量計測は正確に行い易くなりその分正確な分量の補填も行い易い。すなわち、飯ブロックの密度が高い程、最終の飯ブロックを一定規格の定量に形成することが容易となる。
しかし、密度の高い飯ブロックは、いわゆるごわごわ感の食感となり、ふわふわ感がないため飯本来の旨味を感得することができない。
他方、飯ブロックにふわふわ感を保持させようとすると、飯ブロックにするための初期の飯供給時及び計測後の不足分補填時に飯粒をいわゆるパラパラ状態で供給しなければならない。
このように、飯粒をパラパラ状態で定量に達するように供給することは正確な供給が困難をともなうため、どうしても不正確な飯ブロック量とならざるを得ない。
なぜならば、まず初期供給後に計測して不足分をパラパラ飯の状態で補填する場合、飯粒のパラパラ状態で不足分だけを正確に供給しなければならず、その不足分計量の困難さの故に最終的な正確な補填が行えないからである。
この発明は、ほぐされてパラパラ状態とした飯を初期ブロックとして供給するための飯ブロック初期供給部と、該供給部から搬送されてきた初期飯ブロックの重量を計測する1次計量部と、1次計量部での計測結果に基いて初期飯ブロックの規定不足分をパラパラ飯で規定重量にやや不足する量だけ補填して2次飯ブロックを形成補填する1次補填部と、1次補填部で補填して形成した2次飯ブロックの重量を計測する2次計量部と、2次計量部での計測結果に基いて更なる規定不足分をパラパラ飯で補填して、パラパラ飯よりなる規定重量近似飯ブロックに仕上げる2次補填部とよりなり、しかも、前記飯ブロック初期供給部と、前記1次計量部と、前記1次補填部と、前記2次計量部と、前記2次補填部と、を前記飯の搬送上手側から下手側に順次並設したことを特徴とする規格定量飯ブロック形成装置を提供せんとするものである。
また、1次補填部の下手側又は前記2次補填部の下手側には飯ブロックの型を整えるために、前フレームと後フレームと押圧フレームより構成した整形部を配設し、前フレームは昇降自在に、後フレームは昇降進退自在に、押圧フレームは昇降自在にそれぞれ構成したことにも特徴を有する。
また、1次計量部と2次補填部との間には、飯ブロックが規定重量を超過した場合には搬送ライン外に排除する排除部を介設したことにも特徴を有する。
また、1次補填部と2次補填部の供給口には、補填用上部ホッパー内の飯をほぐしながらパラパラ状態で供給するために周面に突起を突設したほぐし供給ローラを架設したことにも特徴を有する。
また、飯ブロック初期供給部は、内部にほぐし兼搬送用の螺旋羽根を軸架した供給ホッパーと供給ホッパーの下方に配設し、ほぐし飯を初期飯ブロック形成部と1次補填部とに振分け量を調整しながら供給する振分けガイド体とを備えることにも特徴を有する。
請求項1の発明によれば、飯ブロック初期供給部から1次計量部、1次補填部、2次計量部、2次補填部と順に配設し、しかも各補填部は各計量部で検知した規定量不足分をパラパラ飯状態で補填するように構成したことにより、1次補填部で可能な限り規定重量に近くなるように補填しておき、それでも不足する分を2次補填部で補填して略規定重量の飯ブロックとすることが可能となり、補填回数を2回に分けて小刻みに補填するためパラパラ飯であっても正確な不足分補填が可能となり、最終的にご飯特有のふわふわの食感を保持しながら1個の飯ブロックの規定重量を正確に確保することができる効果がある。
請求項2の発明によれば、飯ブロックの型を整えるために整形部を1次補填部の下手側又は前記2次補填部の下手側に配設したので、パラパラ飯の飯ブロックでありながら最終商品に整形しやすい型を予め整えることができる効果がある。
請求項3の発明によれば、飯ブロック初期供給部や1次補填部から搬送されてきた飯ブロックが規格重量を超過した場合は、超過分を削除する工程を設けていないため搬送ライン外に排除するようにしたので、基本的に規格重量の不足分のみを補填することになり、より規定重量へ近づける補填が行いやすくなり最終的にパラパラ飯で正確な規格重量ブロックを得ることができる効果がある。
また、請求項4の発明によれば、1次、2次の各補填部の供給口にはほぐし供給ローラを軸架したので、補填する追加の不足分もパラパラ飯で補填することができ、パラパラ飯による規格重量飯ブロックを形成することができる効果がある。
また、請求項5の発明によれば初期飯ブロック形成部と、1次補填部とに振り分けて供給する振分けガイド体を設けたことにより簡易な構造でほぐされたパラパラ飯を供給ホッパーから振り分けて初期飯ブロック形成部と1次補填部の双方に振り分け量を調整しながら供給することができる効果がある。
本実施形態に係る飯ブロック形成装置の全体を示した説明図である。 本実施形態に係る飯ブロック形成装置の構成を示した説明図である。 可動側ガイド体の構成を示した説明図である。 ガイド片の動きを示した説明図である。 飯ブロック初期供給部及び1次計量部の構成を示した説明図である。 1次補填部及び整形部の構成を示した説明図である。 整形部の構成を示した説明図である。 2次補填部及び排除部の構成を示した説明図である。
この発明は、ほぐされてパラパラ状態とした飯を初期ブロックとして供給するための飯ブロック初期供給部と、該供給部から搬送されてきた初期飯ブロックの重量を計測する1次計量部と、1次計量部での計測結果に基いて初期飯ブロックの規定不足分をパラパラ飯で規定重量にやや不足する量だけ補填して2次飯ブロックを形成補填する1次補填部と、1次補填部で補填して形成した2次飯ブロックの重量を計測する2次計量部と、2次計量部での計測結果に基いて更なる規定不足分をパラパラ飯で補填して、パラパラ飯よりなる規定重量近似飯ブロックに仕上げる2次補填部とよりなり、しかも、前記飯ブロック初期供給部と、前記1次計量部と、前記1次補填部と、前記2次計量部と、前記2次補填部と、を前記飯の搬送上手側から下手側に順次並設したことを特徴とする規格定量飯ブロック形成装置に関する。
また、1次補填部の下手側又は前記2次補填部の下手側には飯ブロックの型を整えるために、前フレームと後フレームと押圧フレームより構成した整形部を配設し、前フレームは昇降自在に、後フレームは昇降進退自在に、押圧フレームは昇降自在にそれぞれ構成したことを特徴とする規格定量飯ブロック形成装置に関する。
更に、1次計量部と2次補填部との間には、飯ブロックが規定重量を超過した場合には搬送ライン外に排除する排除部を介設したことを特徴とする規格定量飯ブロック形成装置に関する。
また、1次補填部と2次補填部の供給口には、補填用上部ホッパー内の飯をほぐしながらパラパラ状態で供給するために周面に突起を突設したほぐし供給ローラを架設したことを特徴とする規格定量飯ブロック形成装置に関する。
また、飯ブロック初期供給部は、内部にほぐし兼搬送用の螺旋羽根を軸架した供給ホッパーと供給ホッパーの下方に配設し、ほぐし飯を初期飯ブロック形成部と1次補填部とに振分け量を調整しながら供給する振分けガイド体とを備えることを特徴とする規格定量飯ブロック形成装置に関する。
以下、この発明の実施例について、図面に基づき詳説する。
図1は、本実施形態に係る規格定量飯ブロック形成装置(以下、本発明装置Aとも言う。)の全体を示す説明図である。本発明装置Aは、飯ブロック初期供給部10と、1次計量部11と、1次補填部12と、2次計量部13と、2次補填部14との各飯ブロック処理部が順次米飯の搬送方向に従って基台1に配設されている。
〔1.飯ブロック初期供給部〕
図2に示すように、該飯ブロック初期供給部10は、上部に供給ホッパー20が設けられており、炊飯された米飯24を投入可能に構成している。
この供給ホッパー20は、囲い枠状のほぐしケース21と、同ほぐしケース21の内部に配設したほぐし部22とで構成している。すなわち、ほぐしケース21の内部下方には、ほぐし部22が連通連設されている。
ほぐし部22は、ほぐしケース21内に螺旋羽根23が軸架され、螺旋羽根23は一定幅員で周縁凹凸状の帯羽根23aを螺旋状に捻転して構成されており、回転することによりほぐしケース21内に投入された米飯24をほぐしながら、ほぐしケース21の一端(本実施形態では、図2に示す螺旋羽根23の左方)に搬送するように構成している。
ほぐしケース21の排出口25の下方には、図5に示すように傾斜ベルト26が配設されており、ほぐしケース21から排出されたほぐし飯31を斜め下方に誘導する。
また、排出口25の両側には、図5に示すように、ほぐし部22にて解された米飯を、傾斜ベルト26や1次補填部12へ案内するガイド体38が配設されている。
このガイド体38は、ほぐし部22に軸架された螺旋羽根23の米飯搬送始端側に配設した固定側ガイド体38aと、同螺旋羽根23の米飯搬送終端側に配設した可動側ガイド体38bとで構成している。
固定側ガイド体38aは、傾斜部を備えた側面視略直角三角形の形状を有しており、この傾斜部に沿って傾斜ベルト26上に米飯を案内する役割を有している。
一方、可動側ガイド体38bは、傾斜ベルト26や1次補填部12へ振分け量を調整しながら米飯を供給する振分けガイド体として機能するものであり、側面視略直角三角形の形状を有する3つのガイド片38d,38e,38dで構成している。
図3に示すように、そのうち2つのガイド片38d,38dは、ほぐし部22にて解された米飯を傾斜ベルト26へ案内する固定されたガイド片である。
2つのガイド片38dの間に配設したガイド片38eは、図4(a)に示すように、ほぐし部22にて解された米飯を傾斜ベルト26へ案内するベルト側案内位置と、図4(b)に示すように、米飯を1次補填部12へ案内する1次補填部側案内位置との間で変位可能に構成されたガイド片であり、図示しない制御部による駆動制御によって変位する。
それゆえ、図4(a)に示すように、ガイド片38eがベルト側案内位置の状態となっていれば、ほぐし部22にて解された米飯は傾斜ベルト26へ供給されることとなり、図4(b)に示すように、ガイド片38eが1次補填部側案内位置の状態となっていれば、米飯は1次補填部12へ案内されることとなる。なお、図3はガイド片38eが1次補填部側案内位置の状態を示している。また、この制御部によるガイド片38eの駆動は、後述の1次補填部12に配設されたセンサの検出信号に応じて行われる。
傾斜ベルト26の終端の対向位置には、周面にほぐし搬送凸部27aを突設した回転ローラ27が配設されており、ほぐし飯31は傾斜ベルト26の終端と回転ローラ27との間隙を通過して更に下方へ流下するように構成されている。
傾斜ベルト26の終端下方には、複数個の搬送ローラ群28が左右に一定間隔を保持して上下3個〜4個配設されている。
搬送ローラ群28の左右の間隔は、ほぐし飯31を一定の厚みの板状の飯ブロック32に形成するための厚みに対応する間隔としている。
搬送ローラ群28は、最上方のローラ対(以下、最上方ローラ対28aともいう。)を大径ローラとすると共に、正確な規定された定量のほぐし飯31を繰出せるように、かつ、ふわふわ感の飯密度に調整すべく初動搬送速度の制御精度を確保するようにしている。
搬送ローラ群28の各ローラ間で板状に形成された板状の初期飯ブロック32は、そのまま垂直搬送されて下方の1次搬送ベルト29上に載置される。
搬送ローラ群28の直上方には、傾斜ベルト26終端に対応して開口した上方開口部30aを備える貯留ケース30が配設されており、貯留ケース30にはほぐし飯31の貯留量を検出するための貯留センサ30bが設けられており、貯留ケース30の下方開口部30cは搬送ローラ群28の最上方の左右ローラ間、すなわち、最上方ローラ対28aに臨んでいる。従って、最上方ローラ対28aによるほぐし飯31の繰出し量が、初期飯ブロック32の1個分の重量となる。すなわち、次工程の1次計量部11で計測した初期飯ブロック32の重量データは、この最上方ローラ対28aの回転量制御にフィードバックされて、初期飯ブロック32の規格定量にやや不足する重量分の米飯が繰出されることとなる。
従来、飯ブロック初期供給部10の構造は、ほぐし部22の下方に中間ホッパーを配設し、ほぐし部22からのほぐし飯を中間ホッパーに一旦貯留し、中間ホッパーからほぐし飯31をその下方に配設した搬送ローラ群28に供給して搬送ローラ群28により一定量の飯ブロックに整形して計量部に搬送するように構成されていたものがあった。
従って、このような中間ホッパーに一旦貯留して下方の搬送ローラ群28に供給する構成の場合では、せっかくほぐし部22でパラパラ状態の飯粒に細かく分解されているのに中間ホッパーで一旦貯留されるために飯粒の密度が高くなり、パラパラ飯が圧縮された密度の高い飯塊となり、その後の飯ブロックのふわふわ感を回復することが容易でない。
更には、従来の搬送ローラ群28の最上方ローラは、供給される飯の密度とは無関係に一定制御のトルクで一定時間回転作動するように構成されているため、飯密度の大小にかかわらず、すなわち、飯のパラパラ状態の程度が違うにもかかわらず決められた一定時間飯を送り出すことになり、パラパラ飯でも密度の高い飯でも同じ時間だけ飯を送り出すことになる。
従って、送り出される飯ブロックの重量は常に一定量にはなり難く、その都度バラつきが生じ、その後の補填作動でも正確な規格定量に達することが困難となる。
一方、本発明装置Aでは、パラパラ飯を一旦貯留することなく、ほぐし部22の下方の搬送ローラ群28に直接に供給することになり、細かくほぐしたパラパラ飯の状態で密度を安定して供給することができる。
更には、1次計量部11に初期飯ブロック32を供給する搬送ローラ群28において、最上方ローラ対28aのトルク抵抗を検出することによりパラパラ飯の密度を検出し、検出した密度に応じて最上方ローラ対28aの回転時間、すなわち、飯の供給時間を制御し、規格定量に可及的に近似する初期飯ブロック32を供給するようにしており、このように構成することによりパラパラ飯の密度の低い供給状態の場合は最上方ローラ対28aの回転時間を長くして初期飯ブロック32の重量を規格定量に近く制御することができる。
〔2.1次計量部〕
図2及び図5に示すように、搬送ローラ群28の下方には、1次計量部11が配設されている。1次計量部11は、略三角形状に懸架した1次搬送ベルト29と、該1次搬送ベルト29上の初期飯ブロック32の重量を計測する計量部(図示なし)とからなる。
計量部には、ロードセルが搭載されて、1次搬送ベルト29上の初期飯ブロック32の重量計測を行い、前述の通り飯ブロック初期供給部10の搬送ローラ群28に計測データをフィードバックするように構成されている。
1次計量部11の1次搬送ベルト29は、計量が終了した後は、次工程に初期飯ブロック32を搬送するように間欠作動する。
〔3.1次補填部〕
1次補填部12は、図2及び図6に示すように、搬送されてきた初期飯ブロック32に米飯を追加補填するように構成されており、飯収納ケース35と、その下部に設けたパラパラ飯排出部36と、更にその下方に配設した整形搬送ベルト37とよりなる。
飯収納ケース35には、予めほぐしてパラパラ状態とした米飯が収納されており、またパラパラ飯排出部36には、周面にほぐし用凹凸36aを突設した繰出しローラ36bが軸架されている。なお、図2及び図6では、飯収納ケース35内の米飯は省略して記載している。
従って、パラパラ飯排出部36に流下してきたパラパラ状態の飯は、繰出しローラ36bのほぐし用凹凸36aによりパラパラ状態で下方に繰出されていく。
この際、予めローラ制御部(図示せず)により繰出しローラ36bの回転数を制御可能に構成しておくことにより、繰出されるパラパラ飯の量を制御することができる。
すなわち、1次補填部12に搬送されてきた初期飯ブロック32において、規格定量に不足する分をパラパラ飯状態で補填するものであるが、この際限りなく規格定量未満に近い量を補填する。
このようにして1次補填が終了すると、整形搬送ベルト37が間欠駆動して、1次補填部12の下手側に配設した整形部16に1次補填飯ブロック33を移動する。
なお、飯収納ケース35には、同飯収納ケース35内部の米飯量を検出する図示しない米飯量センサが配設されており、飯収納ケース35内の米飯量が少なくなると、図示しない制御部に対して検出信号を送出するようにしている。この検出信号を受信した制御部は、前述のガイド体38を構成するガイド片38eを駆動して1次補填部側案内位置に変位させ、ほぐし部22にて解された米飯の一部を飯収納ケース35内に誘導し補充する。飯収納ケース35内に米飯が十分に補充されると、制御部はガイド片38eを駆動してベルト側案内位置に変位させ、米飯を傾斜ベルト26側へ供給する。
整形部16は、図6及び図7に示すように、前フレーム40と、後フレーム41と、押圧フレーム42とより構成し、前フレーム40と押圧フレーム42は昇降自在に、後フレーム41は昇降進退自在に構成している。
前フレーム40は1次補填飯ブロック33の前端縁に当接するような角棒よりなり、後フレームは1次補填飯ブロック33の後端縁に当接しながら前進して該1次補填飯ブロック33を前フレーム40との間で圧縮するように同じく角棒よりなり、押圧フレーム42は前後フレーム40,41で圧縮された該1次補填飯ブロック33の上面を整えるために上方から押圧するプレートよりなる。
各フレーム40,41,42は、それぞれステー43を有し、各ステー操作機構(図示せず)の作動により上記した動きを行い1次補填飯ブロック33の整形を行うように構成している。なお、本実施形態では、この整形部16を1次補填部12の直下流位置、すなわち、1次補填部12にて形成した1次補填飯ブロック33を整形する位置に設けているが必ずしもこの位置に限定されるものではない。整形部16は、後述の2次補填部14にて形成した2次補填飯ブロック53を整形する位置(2次補填部14の直下流位置)に設けるようにしても良い。
〔4.2次計量部〕
図2に示すように、整形部16の次工程には、2次計量部13が配設されており、2次計量部13は、前述の1次計量部11と同様の2次搬送ベルト45とロードセルを備えた計量部(図示せず)との構成よりなる。
すなわち、前工程の1次補填部12で規格定量の不足分を補填し整形した後にその重量の計測を行い、その計測データを次工程の2次補填部14や後述の排除部17に供給するように構成している。
〔5.2次補填部〕
図2及び図8に示すように、2次計量部13の下手側には、1次補填部12で不足分を補填した1次補填飯ブロック33の計測結果に基づいて、更に規格定量に限りなく近づくようにパラパラ飯を補填するための2次補填部14を配設している。
2次補填部14も構成的には前述の1次補填部12と同様に、飯収納ケース50と、その下部の繰出しローラ51と、制御部(図示せず)とより構成され、下方には搬送ベルト52を配設している。
2次補填部14においては、前行程の2次計量部13で計量した1次補填飯ブロック33の重量が規格定量に不足する分を更に補填するものであり、2次計量部13より供給される重量データに基づいて、不足分を補填すべく繰出しローラを制御して補填する。
なお、2次補填部14で補填した2次補填飯ブロック53の重量は、規格定量に完全に一致する重量でなくても所定の許容値を付加した範囲内のものであれば規格定量品としている。すなわち、2次補填飯ブロック53が規格定量飯ブロックZとなり、例えば図示しないおにぎり等の成形装置へと供給されることとなる。なお、前述のように2次補填部14の次工程に整形部16を設けた場合には、2次補填飯ブロック53が整形部16に供されて整形されることにより、規格定量飯ブロックZが形成されることとなる。
〔6.排除部〕
図2及び図8に示すように、2次計量部13の2次搬送ベルト45と2次補填部の搬送ベルト52との間には排除部17を介設している。
排除部17は、図示しない制御部と、複数個のローラ群を左右フレーム間に並設軸架してなる変位コンベア部61と、同変位コンベア部61を変位させる駆動部62とを備えている。
変位コンベア部61が備える左右フレームは、基端部を中心に上下搖動自在に構成されている。また、変位コンベア部61は、駆動部62の駆動により、1次補填飯ブロック33を2次搬送ベルト45から搬送ベルト52に搬送可能な水平状態と、2次搬送ベルト45から搬送されてきた1次補填飯ブロック33を規格外品収容バット63へ送給する排出状態との間で変位可能に構成している。
そして、2次計量部13で計測した飯ブロックの重量が規格定量を許容範囲以上に超過している場合に2次計量部13より供給される超過情報を制御部が受信すると、同制御部は一定時間のタイムラグをもって(排除部17上に1次補填飯ブロック33が載置されるタイミングで)駆動部62を駆動して変位コンベア部61を揺動させて排出状態への変位させる。図中、符号61aは、左右フレームの基端の枢支部を示す。
変位コンベア部61上に搬送されてきた1次補填飯ブロック33は、傾斜した変位コンベア部61から下方に滑り落ちて規格外品収容バット63内へ排出される。
このようにして、重量超過した1次補填飯ブロック33は、超過分を削減するのではなくライン外へ排出されて、規格定量に不足する初期飯ブロック32や1次補填飯ブロック33にパラパラ飯を補填することによりパラパラ飯状態の正確な飯ブロックを形成することができるようにしている。
この発明は上記のように構成されており、パラパラ飯状態でふわふわ感を保持して形成された初期飯ブロック32と1次補填飯ブロック33とのそれぞれにパラパラ飯を二段階に分けて補填するため、小刻みの2回補填となるため、その分緻密な少量の補填となり、正確なパラパラ飯の補填が可能となり、最終飯ブロック(規格定量飯ブロックZ)は、規格定量に極めて近いふわふわ感を有した飯塊となる。
従って、大幅な定量不足の飯ブロックになったり、余分な超過量の飯ブロックになることを防止し、消費飯節約の経済的効果と、ふわふわ飯の味覚を提供できる効果を有する。
10 飯ブロック初期供給部
11 1次計量部
32 初期飯ブロック
12 1次補填部
13 2次計量部
14 2次補填部
16 整形部
17 排除部
20 供給ホッパー
32 初期飯ブロック
33 1次補填飯ブロック
38 ガイド体
38a 固定側ガイド体
38b 可動側ガイド体
38e ガイド片
40 前フレーム
41 後フレーム
42 押圧フレーム
Z 規格定量飯ブロック

Claims (5)

  1. ほぐされてパラパラ状態とした飯を初期ブロックとして供給するための飯ブロック初期供給部と、
    該供給部から搬送されてきた初期飯ブロックの重量を計測する1次計量部と、
    1次計量部での計測結果に基いて初期飯ブロックの規定不足分をパラパラ飯で規定重量にやや不足する量だけ補填して2次飯ブロックを形成補填する1次補填部と、
    1次補填部で補填して形成した2次飯ブロックの重量を計測する2次計量部と、
    2次計量部での計測結果に基いて更なる規定不足分をパラパラ飯で補填して、パラパラ飯よりなる規定重量近似飯ブロックに仕上げる2次補填部とよりなり、
    しかも、前記飯ブロック初期供給部と、前記1次計量部と、前記1次補填部と、前記2次計量部と、前記2次補填部と、を前記飯の搬送上手側から下手側に順次並設したことを特徴とする規格定量飯ブロック形成装置。
  2. 1次補填部の下手側又は前記2次補填部の下手側には飯ブロックの型を整えるために、前フレームと後フレームと押圧フレームより構成した整形部を配設し、前フレームは昇降自在に、後フレームは昇降進退自在に、押圧フレームは昇降自在にそれぞれ構成したことを特徴とする規格定量飯ブロック形成装置。
  3. 1次計量部と2次補填部との間には、飯ブロックが規定重量を超過した場合には搬送ライン外に排除する排除部を介設したことを特徴とする規格定量飯ブロック形成装置。
  4. 1次補填部と2次補填部の供給口には、補填用上部ホッパー内の飯をほぐしながらパラパラ状態で供給するために周面に突起を突設したほぐし供給ローラを架設したことを特徴とする規格定量飯ブロック形成装置。
  5. 飯ブロック初期供給部は、内部にほぐし兼搬送用の螺旋羽根を軸架した供給ホッパーと供給ホッパーの下方に配設し、ほぐし飯を初期飯ブロック形成部と1次補填部とに振分け量を調整しながら供給する振分けガイド体とを備えることを特徴とする規格定量飯ブロック形成装置。
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