JP2002274503A - 容器に原料を定量充填する方法およびその装置 - Google Patents

容器に原料を定量充填する方法およびその装置

Info

Publication number
JP2002274503A
JP2002274503A JP2001123566A JP2001123566A JP2002274503A JP 2002274503 A JP2002274503 A JP 2002274503A JP 2001123566 A JP2001123566 A JP 2001123566A JP 2001123566 A JP2001123566 A JP 2001123566A JP 2002274503 A JP2002274503 A JP 2002274503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
raw material
container
filling
weight
receiving box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001123566A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Sugihara
義治 杉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANGYO KIKI KENKYUSHO KK
Original Assignee
SANGYO KIKI KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SANGYO KIKI KENKYUSHO KK filed Critical SANGYO KIKI KENKYUSHO KK
Priority to JP2001123566A priority Critical patent/JP2002274503A/ja
Publication of JP2002274503A publication Critical patent/JP2002274503A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、従来困難であった粘着質原料の定
量充填において、その処理速度と充填精度を上げること
を目的とした容器に原料を定量充填する方法およびその
装置を提供しようとするものである。 【構成】 容器に所定重量を少し下回る原料を粗充填
し、その不足量を補正充填する定量充填方法において、
円筒の底に円周上に等間隔に取り付けた原料受箱を間欠
的に回転させて、順次この原料受箱に粗充填機で所定重
量を少し下回る原料を投入し、次いでこの原料受箱を介
してその中の原料を別途供給されてくる容器内に充填し
た後、これを第一計量器で計量してその重量値と定量と
する所定重量値との差(不足する重量)を補正充填機で
補正充填し、そして不足する原料を補正充填機で補正充
填した後の容器の重量を第二計量器で計量し、その重量
が所期の誤差の範囲内にあればそのまま容器を移送し、
範囲外であればその移送を停止するように構成した容器
に原料を定量充填する方法およびその装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、海産物や惣菜などの加
工食品原料を発泡スチロールやプラスティックス製の容
器に原料を定量充填する方法およびその装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から粗充填機で所定重量を下回る原
料を充填し、その不足量を補正充填機で補正充填するこ
とによって充填速度を上げようとする技術は広く実施さ
れている。
【0003】その実施例として、本願発明者が特願平1
1−217665や特願平11−217666などで提
供している。これらはいずれも、まず所定重量の大部分
を計量しないで粗充填して充填時間を短縮し、続いて残
りの少量の不足量を足し増しすることによって精度を上
げて容器に定量を充填しようとした技術である。
【0004】また、他の実施例では、コンピュータース
ケールを利用した計量充填方法がある。この方法は、1
0個程度のカップを並べてそれぞれのカップ内に、適宜
の重量の原料を投入して、それぞれの重量を検出し、こ
れらのカップのいずれかの組み合わせの合計量が最も所
定重量に近いかをコンピュータで計算処理して、その組
み合わせに適合したカップを選択して、その中の原料を
一箇所にまとめて容器に充填することによって充填速度
と精度を上げようとした技術である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の実施例は
いずれも処理速度を上げて定量を充填するという課題を
解決しようとした技術である。
【0006】しかしながら、上記の前者の実施例は、カ
ップからあふれた原料を掻き取りして、カップに残った
重量を粗充填量としているために、総菜のような互いに
絡み合う粘着性の原料ではカップ内で原料にブリッジが
できて平均に分布していなかったり、掻き取るときに原
料を引きずり出してしまったりする。そのために、粗充
填量が安定しないから、その次の補正充填に時間がかか
り、結果として充填時間が長くなるという問題があっ
た。すなわち、充填速度を上げるためには粗充填量のば
らつきを出来るだけ少なく所定重量に出来るだけ近い重
量を取り出すことによって、補正充填量を少なくする必
要がある。
【0007】他方の後者の実施例は、その取り扱う原料
がいずれも菓子などのようないわゆるバラものといわれ
る個数の集合物で構成される原料でのみ可能である。総
菜などのように個数の集合物ではない形状の定まらない
粘着性の原料を定量充填することは困難である。
【0008】本発明は、上記のような従来の問題点を解
決するためになされたもので、特に総菜などのような粘
着性の原料を充填精度と処理速度を上げて定量充填する
ことを目的とした容器に原料を定量充填する方法および
その装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】まず、本発明による容器
に原料を定量充填する方法は、円筒の底に円周上に等間
隔に取り付けた原料受箱をその円周方向に間欠的に移動
させて、順次この原料受箱に粗充填機で所定重量を少し
下回る原料を投入し、次いでこの原料受箱を介してその
中の原料を別途供給されてくる容器内に充填した後、こ
れを計量器で計量して所定重量との不足量を補正充填機
で補正充填して容器に原料を定量充填する。そして、補
正充填機で補正充填した後の容器の重量を計量器で計量
し、その重量が所期の誤差の範囲内にあればそのまま容
器を移送する。
【0010】他方、本発明による容器に原料を定量充填
する装置について説明すると、まず原料ホッパーの下部
中央に間欠的に回転する小径の軸に大径の螺旋状の羽根
を取り付けた原料定量排出用スクリューを配置し、その
先端部を上記原料ホッパーの側壁に取り付けた適宜の長
さのパイプの先端部まで延長してパイプの先端部を排出
口とする。また、上記原料定量排出用スクリューの両側
に原料定量排出用スクリューの羽根と同径のローラの表
面に、その羽根のピッチよりもはるかに小さいピッチで
それぞれ右ネジと左ネジとする螺旋状の浅い溝を付けた
原料補充送出用ローラを互いに反対方向に回転するよう
に上記原料ホッパー内に配置する。そして、上記原料定
量排出用スクリューの排出口にその間欠始動停止ごとに
開閉するシャッターを取り付けた粗充填機を備える。
【0011】また、上記原料定量排出用スクリューの排
出口から排出された原料を受け取るために、中央部を回
転軸で支持した円筒の底に円周方向でかつ等間隔に上下
が開口した複数個の原料受箱を取り付けてこの原料受箱
が上記原料定量排出用スクリューの排出口の下に間欠的
に移動するように構成し、そして上記原料受箱の下端が
接触しない程度の隙間を開けて上記円筒と同径の固定円
盤を取り付け、この固定円盤の一箇所に上記原料受箱と
同じ大きさの穴を1箇所開けて上記原料受箱が間欠的に
回転してこの排出口に到るとその中の原料を排出できる
ように構成し、さらに上記固定円盤の排出口の下に容器
を供給する容器移送コンベアを配置し、容器が上記排出
口の下に移送されてきたことをセンサーで検知すると容
器を上昇させて排出口に密着させ、原料受箱の中の原料
を受け取ると、続いて容器を下降させて元の容器移送コ
ンベア上に戻す容器昇降部を取り付けたロータリー式カ
ップ充填機を備える。
【0012】続いて、上記容器移送コンベアに間欠移送
バーコンベアを接続し、この間欠停止位置で容器の重量
を計量し、この重量値と所定重量値との差(不足する重
量)を検出する第一計量器を取り付け、次の間欠停止位
置で上記第一計量器からの信号を受けて不足する重量の
原料を容器内に補正充填するために、上記粗充填機と同
じ構成の補正充填機を取り付ける。
【0013】そして、第一計量器の計量台を同じ高さの
板でくし状に間隔をおいて並べて構成し、他方この板の
間を昇降する同じ高さの複数枚の板を一体化して、上昇
時には上記計量台の上端面よりも上方にある容器の搬送
面に位置し、下降時には計量台の上端面よりも下に待避
する位置に昇降するように構成した計量台補助部材を取
り付ける。
【0014】また、原料受箱の開口部とほぼ同じ面積の
板を原料受箱の上部の穴から入って固定円盤の排出口を
経て、排出口で待機している容器の上端部近くの適宜の
位置まで下降して原料受箱内の原料を容器内に押し込む
ための押込装置を備える。
【0015】さらにまた、補正充填機で補正充填した容
器を次の間欠停止位置に取り付けた第二計量器7で計量
し、その重量が所定の誤差の範囲内にあればそのまま容
器を移送し、範囲外であれば停止するように構成する。
【0016】また、形状が異なる容器に対応するため
に、異なる大きさの原料受箱5に取り替え自在に構成す
る。
【0017】あるいは、原料受箱にスライド自在に嵌合
する補助筒を取り付けて、原料受箱を上下に昇降させる
ことによって原料受箱の容積を変えて、異なる充填量に
対応できるように構成することもできる。
【0018】
【作用】上記構成にもとづいてその作用を説明すると、
粗充填機のホッパーに惣菜その他の原料を適宜の投入機
を使用して投入する。スイッチを入れると、まず左右一
対の原料補充送出用ローラが互いに反対方向に回転す
る。すると、その溝の作用により原料定量排出用スクリ
ューの羽根の周辺部に原料が補充されていく。スクリュ
ーが回転して原料が排出されると、その羽根の周辺部で
隙間が出来るが、上記のように原料補充送出用ローラの
作用でスクリューの隙間に原料が補充されて埋め尽くさ
れ、スクリューの羽根の間は常に隙間がなく原料が均一
に分布されている。粗充填機の原料定量排出用スクリュ
ーが回転すると同時に、閉じていたシャッターが開いて
原料を原料受箱に排出する。この原料定量排出用スクリ
ューは、充填量に見合う回転数に設定しておく。スクリ
ューの回転が停止すると、上記シャッターは排出口を閉
じる。排出された原料は原料受箱で受けると同時に間欠
回転する。原料受箱が4箇所に等間隔に設置されている
場合には、90度ごとに間欠移動する。間欠回転した原
料受箱は、固定円盤の排出口に到ると、ここから落下す
る。
【0019】このとき同時に、別途間欠移送されてきた
容器が上記排出口まで上昇して待機しており、排出口か
ら落下する原料を受ける。すると、原料受箱の上方から
押込装置が下降してきて投入された原料を容器内に押し
込む。次いで、容器が下降して容器移送コンベア上に戻
るとそのまま搬送されて後続の間欠移送バーコンベア上
に転送される。間欠移送バーコンベアで間欠移送された
容器は、第一計量器の計量台上に送られる。計量台補助
部材を取り付けている場合は、この上に容器が載る。次
にこれが下降すると容器が計量台上に載る。このとき、
容器の重量を計量する。計量した重量値と定量とする所
定重量値との差(不足重量)を検出する。続いて間欠移
送され、補正充填機の位置に送られる。上記の不足重量
分の原料を補正充填機から容器に投入される。この補正
充填機の構成は、上記の粗充填機と同じ構成である。
【0020】そして、定量とする所定重量が投入された
容器は間欠移送バーコンベアで間欠移送されて、後続の
包装機やその他の機器に転送されていく。
【0021】容器および原料の充填量が変わると、それ
に見合う原料受箱に取り替えたり、原料受箱を上下させ
たりして容積を変えて対応させる。
【0022】
【実施例】本発明の実施例を例示図にもとづいて説明す
る。
【0023】まず、本発明の容器に原料を定量充填する
方法を図にもとづいて説明すると、図1および図2の実
線に示すように、円筒1の底に円周上に取り付けた原料
受箱2を間欠的に移動させて、順次この原料受箱2に粗
充填機3で所定重量を少し下回る原料を投入し、次いで
この原料受箱2を介してその中の原料を別途供給されて
くる容器4内に充填した後、これを第一計量器5で計量
して所定重量との不足量を補正充填機6で補正充填す
る。そして、不足する原料を補正充填機6で補正充填し
た後の容器4の重量を第二計量器7で計量するとともに
その重量が所期の誤差の範囲内にあればそのまま容器4
は移送され、範囲外であれば第二計量器上で停止してい
る。不足分を足し増しして誤算範囲内に入ると容器4を
系外に排出する。
【0024】次に、本発明の容器に原料を定量充填する
装置を図にもとづいて説明すると、まず粗充填機3は図
3ないし図6に示すように、原料ホッパー8の下部中央
に間欠的に回転する螺旋状の羽根30(対象となる原料
の種類により異なるが、一例として、直径30mmの軸
に外径100mmでピッチ50mmの羽根30を取り付
ける)を取り付けた原料定量排出用スクリュー9を配置
し、その先端部を上記原料ホッパー8の側壁31に取り
付けた適宜の長さのパイプ32の先端部まで延長してパ
イプ32の先端部を排出口12とする。また、上記原料
定量排出用スクリュー9の両側に原料定量排出用スクリ
ュー9の羽根30と同径のローラの表面に、その羽根3
0のピッチよりもはるかに小さいピッチでそれぞれ右ネ
ジと左ネジとする螺旋状の浅い溝10(対象となる原料
の種類により異なるが、一例としてその断面形状が5m
m角の台形の溝)を付けた原料補充送出用ローラ11を
上記原料ホッパー8内に配置し、互いに反対方向に回転
するように構成しておく。この原料補充送出用ローラ1
1は常時回転作動をさせておく。図4にその回転作用で
スクリューの羽根の周りに出来た隙間に原料を絶えず送
り込む様子を示している。さらに、上記原料定量排出用
スクリュー9の排出口12にその間欠始動停止ごとに開
閉するシャッター13を取り付ける。
【0025】他方、図1および図2に示すように、上記
粗充填機3にロータリー式カップ充填機29を接続す
る。このロータリー式カップ充填機29は図7および図
8に示すように、上記原料定量排出用スクリュー9の排
出口12から排出された原料を受け取るために、中央部
を回転軸14で支持した円筒1内に円周方向でかつ等間
隔に上下が開口した複数個の原料受箱2を取り付けてこ
の原料受箱2が上記原料定量排出用スクリュー9の排出
口12の下に間欠的に移動するように構成する。そし
て、上記原料受箱2の下端が接触しない程度の隙間Cを
開けて上記円筒1と同径の固定円盤15を取り付ける。
この固定円盤15の一箇所に上記原料受箱2の回転半径
に位置してそれと同じ大きさの穴を1箇所開けて排出口
16とする。この原料受箱2が間欠的に移動してこの排
出口16に到るとその中の原料がここから排出されるよ
うに構成する。さらに、適宜のトレー供給機17で供給
された容器4を上記固定円盤15の排出口16の下に搬
送する容器移送コンベア18を配置する。この容器移送
コンベア18は、前後に取り付けたローラ20に数本の
丸ベルト19を掛けて構成する。次いで、上記排出口1
6の下方に容器昇降部22を取り付ける。この容器昇降
部22は図8に示すように、容器4が上記排出口16の
下に移送されてきたことをセンサー21で検知すると、
この信号で容器4を載せて上昇させ、排出口16に密着
させる。同時に、原料受箱2の中の原料が固定円盤15
の排出口16から排出されて容器4で受け取ると下降し
て、容器4を元の容器移送コンベア18上に戻すように
構成されている。
【0026】さらにまた、図1および図2に示すよう
に、容器移送コンベア18に間欠移送バーコンベア23
を接続し、この間欠停止位置で容器4の重量を計量しす
るとともに、この重量値と所定重量値との差(不足する
重量)を検出する第一計量器5を取り付ける。図9およ
び図10に示すように、上記第一計量器5の計量台24
は同じ高さの板でくし状に間隔をおいて並べて構成する
とともに、この板の間を昇降する同じ高さの複数枚の板
を一体化して、上昇時には上記計量台24の上端面より
も上方にある容器4の搬送面Aに位置し、下降時には計
量台24の上端面よりも下の待避位置Bに昇降する計量
台補助部材25を取り付けて構成する。
【0027】次いで、容器4は間欠移送バーコンベア2
3で次の間欠停止位置に間欠移送される。そして、この
位置に上記第一計量器5からの信号にもとづいて不足し
た重量分の原料を容器4内に補正充填するための補正充
填機6を取り付ける。
【0028】上記原料受箱2から排出された原料が容器
4内に確実に収納されるように、また充填後の容器4を
蓋締機30で蓋締めする場合に、原料が容器4からはみ
出ないように、図8に示すように、上記原料受箱2の開
口部および固定円盤15の排出口16とほぼ同じ面積の
板を原料受箱2の上部から入って固定円盤15の排出口
16を経て下降し、さらに上記排出口16で待機してい
る容器4の上端部近くの適宜に位置まで下降して原料受
箱2内の原料を容器4内に押し込むための押込装置26
を備えておく。
【0029】さらにまた、図1および図2に示すよう
に、補正充填機6が位置する次の間欠停止位置に第二計
量器7を取り付ける。補正充填機6で補正された容器4
をこの第二計量器7でさらに計量し、その重量が所定の
誤差の上限値と下限値の範囲内にあればそのまま容器4
を移送し、範囲外であれば停止するチエッカー機能を備
えておく。
【0030】また、容器4の形状が異なる場合に対応す
るために、その容器4の形状に見合う形状の原料受箱5
を備え、この原料受箱5を円筒1の底にはめ込み式にし
て適宜取り替え自在に構成することもできる。
【0031】あるいは、原料受箱2にスライド自在に嵌
合する補助筒を取り付けて原料受箱2を上下に昇降させ
ることによって原料受箱2の容積を変え、異なる充填量
に対応できるように構成することもできる。
【0032】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、以下に記載されるような効果を奏する。
【0033】本発明は、原料を排出する原料定量排出用
スクリューの両側に配置した小ピッチの浅い溝をつけた
原料補充送出用ローラの回転作用で絶えずスクリューの
羽根の周辺部に原料を補充し、その隙間に原料を埋め尽
くすようにしているから、スクリューの羽根の間に隙間
が発生しない。しかも、ローラの溝は浅く構成されてい
るから原料を圧縮することがない。従って、スクリュー
の羽根の間の原料は均一な密度に分布される。その結
果、スクリューの回転による粗充填量にばらつきが少な
く、所定重量に近い少し下回る量を安定して取り出すこ
とが出来るから、それだけ補正充填する時間が短くな
り、処理速度が上がった。
【0034】また、粗充填機で取り出した原料を直接、
容器に投入するのではなく、いったん容器の形状に合う
原料受箱で受け取ってから、これを容器に受け渡すよう
にしたから原料が容器からあふれたり、はみ出たりしな
い。その結果、容器の蓋締めをする際に原料が容器から
はみ出ないから、見栄え良くなり商品価値が上がる。
【0035】また本発明は、粗充填と補正充填の計量を
同じ計量器の上で計量する従来の手段とは異なり、それ
らを別々に分離独立させただけでなく、粗充填を第一計
量器で計量し、それを処理している時間内に補正充填機
で不足量を補正するようにさせたから、計量時間を短縮
させて処理速度を上げることが出来た。
【0036】容器に充填する際には、容器を原料の排出
口に密着させて投入するようにしたから、原料が容器か
らはみ出たり、こぼれたりしない。
【0037】補正充填した容器を、さらに第二計量器で
計量し、その重量が所定の誤差の範囲内にあればそのま
ま容器を移送し、範囲外であれば停止するように構成す
ることにより確実に所定重量を容器に充填できるように
なった。
【0038】ロータリー式カップ充填機の原料受箱は大
きさの異なる原料受箱に自在に取り替えることが出来る
ので、容器の形状が変わってもフレキシブルに対応する
ことが出来る。
【0039】また、従来は困難であった総菜などの粘着
性の原料の定量を充填することが出来るようになったの
で産業上有用な定量充填装置であるといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】粗充填部の平面図である。
【図4】図3の正断面図である、
【図5】粗充填機および補正充填機の原料定量排出用ス
クリューの側断面図である。
【図6】粗充填機および補正充填機の原料補充送出用ロ
ーラの側断面図である。
【図7】ロータリー式カップ充填機の平面図である。
【図8】図7の原料押込部および容器昇降部を示す正面
図である。
【図9】第一計量器を示す平面図である。
【図10】図9の正面図である。
【符号の説明】
1 円筒 2 原料受箱 3 粗充填機 4 容器 5 第一計量器 6 補正充填機 7 第二計量器 8 原料ホッパー 9 原料定量排出用スクリュー 10 溝 11 原料補充送出用ローラ 12 排出口 13 シャッター 15 固定円盤 16 排出口 18 容器移送コンベア 21 センサー 23 間欠移送バーコンベア 24 計量台 25 計量台補助部材 26 第二計量器 29 ロータリ式カップ充填機 30 羽根 31 側壁 32 パイプ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器4に所定重量を少し下回る原料を粗
    充填し、その不足量を補正充填する定量充填方法におい
    て、円筒1の底に円周上に等間隔に取り付けた原料受箱
    2をその円周方向に間欠的に移動させて、順次この原料
    受箱2に粗充填機3で所定重量を少し下回る原料を投入
    し、次いでこの原料受箱2を介してその中の原料を別途
    供給されてくる容器4内に充填した後、これを第一計量
    器5で計量してその重量値と定量とする所定重量値との
    差(不足する重量)を補正充填機6で補正充填すること
    を特徴とする容器に原料を定量充填する方法。
  2. 【請求項2】 不足する原料を補正充填機6で補正充填
    した後の容器4の重量を第二計量器7で計量するととも
    にその重量が所期の誤差の範囲内にあればそのまま容器
    4を移送し、範囲外であればその移送を停止することを
    特徴とする請求項1に記載の容器に原料を定量充填する
    方法。
  3. 【請求項3】 容器4に所定重量を少し下回る原料を粗
    充填し、その重量を第一計量器5で計量し、その重量値
    と定量とする所定重量値との差(不足する重量)を検出
    して不足分を補正充填機6で補正充填する定量充填装置
    において、原料ホッパー8の下部中央に間欠的に回転す
    る小径の軸に大径の螺旋状の羽根30を取り付けた原料
    定量排出用スクリュー9を配置し、その先端部を上記原
    料ホッパー8の側壁31に取り付けた適宜の長さのパイ
    プ32の先端部まで延長してパイプ32の先端部を排出
    口12とし、また上記原料定量排出用スクリュー9の両
    側に原料定量排出用スクリュー9の羽根30と同径のロ
    ーラの表面に、その羽根30のピッチよりもはるかに小
    さいピッチでそれぞれ右ネジと左ネジとする螺旋状の浅
    い溝10を付けた原料補充送出用ローラ11を上記原料
    ホッパー8内に配置し、さらに上記原料定量排出用スク
    リュー9の排出口12にその間欠始動停止ごとに開閉す
    るシャッター13を取り付けた粗充填機3を備え、他方
    において上記原料定量排出用スクリュー9の排出口12
    から排出された原料を受け取るために、中央部を回転軸
    14で支持した円筒1内に円周方向でかつ等間隔に上下
    が開口した複数個の原料受箱2を取り付けてこの原料受
    箱2が上記原料定量排出用スクリュー9の排出口12の
    下に間欠的に移動するように構成し、そして上記原料受
    箱2の下端が接触しない程度の隙間Cを開けた固定円盤
    15を取り付け、この固定円盤15の一箇所に上記原料
    受箱2と同じ大きさの穴の排出口16を1箇所開けて上
    記原料受箱2が間欠的に回転してこの排出口16に到る
    とその中の原料を排出出来るように構成し、さらに上記
    固定円盤15の排出口16の下に容器4を供給する容器
    移送コンベア18を配置し、容器4が上記排出口16の
    下に移送されてきたことをセンサー21で検知すると容
    器4を上昇させて排出口16に密着させ、原料受箱2の
    中の原料を受け取ると続いて容器4を下降させて元の容
    器移送コンベア18上に戻す容器昇降部22を取り付け
    たロータリー式カップ充填機29を備え、次いで容器移
    送コンベア18に間欠移送バーコンベア23を接続し、
    この間欠停止位置で容器4の重量を計量するとともにこ
    の重量値と所定重量値との差(不足する重量)を検出す
    る第一計量器5を取り付け、次の間欠停止位置で上記第
    一計量器5からの信号を受けて不足する重量の原料を容
    器4内に補正充填するために、上記粗充填機3と同じ小
    型の 補正充填機6を取り付けたことを特徴とする容器
    に原料を定量充填する装置。
  4. 【請求項4】 第一計量器5の計量台24を同じ高さの
    板でくし状に間隔をおいて並べて構成し、他方この板の
    間を昇降する同じ高さの複数枚の板を一体化して、上昇
    時には上記計量台24の上端面よりも上方の容器4の搬
    送面Aに位置し、下降時には計量台24の上端面よりも
    下の待避位置Bに昇降する計量台補助部材25を取り付
    けたことを特徴とする請求項3に記載の容器に原料を定
    量充填する装置。
  5. 【請求項5】 原料受箱2の開口部とほぼ同じ面積の板
    を原料受箱2の上部から固定円盤15の排出口16を経
    て、別途排出口16まで上昇して待機している容器4の
    上端部近くの適宜の位置まで下降して原料受箱2内の原
    料を容器4内に押し込むための押込装置26を備えたこ
    とを特徴とする請求項3または4に記載の容器に原料を
    定量充填する装置。
  6. 【請求項6】 補正充填機6で補正充填した容器4を次
    の間欠停止位置に取り付けた第二計量器7で計量し、そ
    の重量が所定の誤差の範囲内にあればそのまま容器4を
    移送し、範囲外であれば停止するように構成したことを
    特徴とする請求項3、4または5に記載の容器に原料を
    定量充填する装置。
  7. 【請求項7】 形状の異なる原料受箱2に取り替え自在
    に構成したことを特徴とする請求項3、4、5または6
    に記載の容器に原料を定量充填する装置。
JP2001123566A 2001-03-16 2001-03-16 容器に原料を定量充填する方法およびその装置 Pending JP2002274503A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001123566A JP2002274503A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 容器に原料を定量充填する方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001123566A JP2002274503A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 容器に原料を定量充填する方法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002274503A true JP2002274503A (ja) 2002-09-25

Family

ID=18973101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001123566A Pending JP2002274503A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 容器に原料を定量充填する方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002274503A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009113851A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Aloka Co Ltd 水薬調剤装置
JP2010208676A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Unitec:Kk 錠剤計数充填装置および錠剤計数充填方法
CN102923331A (zh) * 2012-11-09 2013-02-13 常熟市贝普包装机械有限公司 具有自动补料功能的自动定量包装机
CN102923327A (zh) * 2012-11-09 2013-02-13 常熟市贝普包装机械有限公司 自动定量包装机
JP2013036798A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Q P Corp 小分け充填方法及び小分け充填システム
CN102941931A (zh) * 2012-11-15 2013-02-27 淮海工学院 自动化测重封装设备
JP2013049487A (ja) * 2012-10-22 2013-03-14 Unitec:Kk 錠剤計数充填装置
JP2013055920A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Q P Corp 容器詰め惣菜の製造方法
US8408257B2 (en) 2007-11-09 2013-04-02 Hitachi Aloka Medical, Ltd. Liquid medicine dispensing device
CN104002999A (zh) * 2014-05-01 2014-08-27 铜陵钱谊化工设备有限责任公司 一种粉末农药灌装机
CN105438534A (zh) * 2015-12-21 2016-03-30 徐怡恺 自动化包装设备
JP2016175650A (ja) * 2015-03-18 2016-10-06 ゼネラルパッカー株式会社 計数包装方法および計数包装機
CN106184917A (zh) * 2016-09-26 2016-12-07 玉溪中烟种子有限责任公司 烟草种子装罐生产线
CN107244546A (zh) * 2017-04-20 2017-10-13 沈阳工业大学 目标与载荷自适应异面快递搬运机
WO2022217774A1 (zh) * 2021-04-13 2022-10-20 海南天然橡胶产业集团股份有限公司 一种天然橡胶自动称重装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8408257B2 (en) 2007-11-09 2013-04-02 Hitachi Aloka Medical, Ltd. Liquid medicine dispensing device
JP2009113851A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Aloka Co Ltd 水薬調剤装置
JP2010208676A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Unitec:Kk 錠剤計数充填装置および錠剤計数充填方法
JP2013036798A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Q P Corp 小分け充填方法及び小分け充填システム
JP2013055920A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Q P Corp 容器詰め惣菜の製造方法
JP2013049487A (ja) * 2012-10-22 2013-03-14 Unitec:Kk 錠剤計数充填装置
CN102923327A (zh) * 2012-11-09 2013-02-13 常熟市贝普包装机械有限公司 自动定量包装机
CN102923331A (zh) * 2012-11-09 2013-02-13 常熟市贝普包装机械有限公司 具有自动补料功能的自动定量包装机
CN102941931A (zh) * 2012-11-15 2013-02-27 淮海工学院 自动化测重封装设备
CN104002999A (zh) * 2014-05-01 2014-08-27 铜陵钱谊化工设备有限责任公司 一种粉末农药灌装机
JP2016175650A (ja) * 2015-03-18 2016-10-06 ゼネラルパッカー株式会社 計数包装方法および計数包装機
CN105438534A (zh) * 2015-12-21 2016-03-30 徐怡恺 自动化包装设备
CN106184917A (zh) * 2016-09-26 2016-12-07 玉溪中烟种子有限责任公司 烟草种子装罐生产线
CN107244546A (zh) * 2017-04-20 2017-10-13 沈阳工业大学 目标与载荷自适应异面快递搬运机
WO2022217774A1 (zh) * 2021-04-13 2022-10-20 海南天然橡胶产业集团股份有限公司 一种天然橡胶自动称重装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002274503A (ja) 容器に原料を定量充填する方法およびその装置
JP7397497B2 (ja) 薬剤払出し装置
JP5718766B2 (ja) 被包装物充填装置及び方法
US7726102B2 (en) Method and machine for filling capsules or similar with at least one product, in particular a pharmaceutical product in granules
US5971037A (en) Method of controlling the weight of granulated products on multiple metering machines, and metering machine implementing such a method
JP3404095B2 (ja) 容積測定充填機および充填方法
EP1698555B1 (en) Packaging machine with a weighing apparatus
JPH02655Y2 (ja)
EP0104062A2 (en) Automatic weighing and packing methods and apparatus therefor
JP2001002003A (ja) 定量充填装置
KR101493042B1 (ko) 생선 계량투입장치
JPH0219887B2 (ja)
JPH0240505Y2 (ja)
ITMI20072177A1 (it) Confezionatrice per confezionare prodotti a grana fine
JPS62273413A (ja) 計量包装装置及びその製品充填高さ測定方法
JP2001322602A (ja) 充填方法および充填装置
JP2001072250A (ja) 定量取出装置
JPH06298201A (ja) カプセル充填物の秤量方法及びカプセル充填装置
JPH0765923B2 (ja) 充填装置における充填量秤量装置
JPH08192802A (ja) 粉粒体の容器への充填方法及び装置
JP5374393B2 (ja) 棒状体の計量装置
CN113939454A (zh) 散药分包装置
JP4728794B2 (ja) 粉体計量供給機
JP2002274501A (ja) 定量充填機
GB2071343A (en) Automatic feed weighers