JP5374393B2 - 棒状体の計量装置 - Google Patents

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本発明は、棒状のお菓子や、スパゲッティ、素麺等の乾燥食品を含む棒状体を、所定の目標重量となるように重量計量することができる棒状体の計量装置に関する。
上記従来の棒状体の計量装置の一例として、被計量物を予め設定された所定体積ずつ供給する大量供給部と、この大量供給部から供給される被計量物を受け入れる計量ホッパを有する計量部と、大量供給部から計量ホッパに供給された被計量物の目標重量に対する不足分を、計量ホッパに供給する微量供給部とを備えるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この棒状体の計量装置によると、大量供給部によって所定体積ずつ計量ホッパに供給される被計量物の重量は、目標重量よりも小さくなるように設定されており、この所定体積ずつ計量ホッパに供給される被計量物の重量を計量することによって、略目標重量に近い被計量物の重量を短時間で計量することができる。
そして、計量ホッパに供給された被計量物の目標重量に対する不足分は、目標重量と比較して小さく、よって、その不足分は、短時間で計量することができる。
従って、この棒状体の計量装置を使用することによって、棒状体を、所定の目標重量となるように短時間で計量することができる。
特開昭59−188525号公報
しかし、上記従来の棒状体の計量装置によると、大量供給部が、被計量物を予め設定された所定体積ずつ計量ホッパに供給し、この計量ホッパに供給された被計量物の重量を計量部が計量しているので、この所定体積の被計量物の重量ばらつきが大きい場合は、計量ホッパに供給された被計量物の目標重量に対する不足分のばらつきが大きくなり、この不足分の重量が大きいときは、その不足分の被計量物の計量時間が長引く原因となる。これによって、所定の目標重量の被計量物を計量するための時間が長く掛かってしまうこととなる。
なお、所定体積の被計量物の重量ばらつきが大きくなる原因として、例えばこの棒状の被計量物の密度に大きなばらつきがあること、被計量物自体が湾曲していること、大量供給部内の被計量物がきちんと整列していなかったり、被計量物間に隙間が存在していることを挙げることができる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、棒状の被計量物の密度に大きなばらつきがあったり、被計量物自体が湾曲してたり、更に、それぞれの計量部内の被計量物がきちんと整列していなかったり、被計量物間に隙間が存在していることがあっても、被計量物を目標重量又はそれに近い重量分だけ短時間で正確に計量することができる棒状体の計量装置を提供することを目的としている。
本発明に係る棒状体の計量装置は、複数本の棒状の被計量物を所定の目標重量となるように重量計量する棒状体の計量装置において、被計量物が順次供給され、前記目標重量よりも小さい大重量の被計量物の重量を粗計量する粗計量部と、前記粗計量部で計量された複数の被計量物が纏められた状態で供給され、その大重量の被計量物の重量を精密計量する精密計量部と、前記精密計量部で計量して得られた精密計量値を、前記目標重量から減算して、補正重量値を算出する補正重量演算部と、前記補正重量値分の被計量物を計量する補正計量部と、前記粗計量部で計量された被計量物が、互いに略平行する状態で供給される樋状の第1保持部と、筒状体であって第2開口端部を有し、この第2開口端部が、前記樋状の第1保持部の第1開口端部と対向して配置され、前記第1保持部に保持されている被計量物がその軸方向に押し出されて前記第1及び第2開口端部を介して供給される筒状の第2保持部と、前記第2保持部を前記精密計量部に搬送するための第1搬送部とを備え、前記精密計量部が、待機ホッパと、この待機ホッパの下方に配置された精密計量ホッパとを有し、前記待機ホッパは、前記第2保持部の第2開口端部と対向して配置される開口部が側部に形成され、前記第2保持部に保持されている被計量物がその軸方向に押し出されて前記第2開口端部及び前記開口部を介して当該待機ホッパに供給され、この供給された被計量物を、当該待機ホッパに設けられているゲートを開閉して前記精密計量ホッパに纏めて供給する構成であることを特徴とするものである。
本発明に係る棒状体の計量装置によると、粗計量部に対して目標重量よりも小さい大重量分の被計量物を順次供給しているが、この粗計量部は、粗計量しているので、その大重量分の被計量物の重量を短時間で計量することができる。そして、精密計量部は、粗計量部で計量された複数の被計量物が纏められた状態で供給されるので、その大重量の纏められた被計量物の重量を短時間で正確に計量することができる。補正重量演算部は、精密計量部で計量して得られた精密計量値を、目標重量から減算して、補正重量値を算出することができる。そして、この補正重量値は、目標重量と比較して小さくすることができるので、補正計量部は、補正重量値分の被計量物を短時間で正確に計量することができる。
このようにして精密計量部及び補正計量部のそれぞれで計量して得られた被計量物の合計重量は、目標重量又はそれに近い値となっており、従って、目標重量又はそれに近い重量の被計量物を短時間で正確に計量することができる。
そして、粗計量部で計量された被計量物は、互いに略平行する状態で樋状の第1保持部に上側開口部から供給され、この第1保持部に供給された被計量物は、その軸方向に押し出されて、樋状の第1保持部の第1開口端部、及び筒状の第2保持部の第2開口端部を介して筒状の第2保持部に供給される。そして、この被計量物を収容する第2保持部は、第1搬送部によって精密計量部に搬送される。
そして、精密計量部に搬送された第2保持部に収容されている被計量物は、その軸方向に押し出されて、第2保持部の第2開口端部、及び待機ホッパの開口部を介して待機ホッパに供給される。そして、待機ホッパに供給された被計量物は、当該待機ホッパに設けられているゲートが開閉して、精密計量ホッパに纏めて供給される。
このように、粗計量部で計量された大重量の被計量物は、纏められた状態で第1保持部、第2保持部、待機ホッパ、及び精密計量ホッパに移し返られて、この精密計量ホッパによって計量することができる。その結果として、目標重量よりも小さい大重量の被計量物を短時間で正確に計量することができる。これによって、目標重量又はそれに近い重量の被計量物を短時間で正確に計量することができる。
本発明に係る棒状体の計量装置において、前記精密計量部及び前記補正計量部のそれぞれで計量され、合計重量が略目標重量の被計量物が供給される第3保持部を備えるものとすることができる。
このようにすると、この第3保持部には、合計重量が略目標重量の被計量物が供給され、このようにして計量された被計量物を後段の例えば包装機に供給することができ、当該被計量物が包装機で包装されるようにすることができる。
本発明に係る棒状体の計量装置において、前記精密計量ホッパの下方に配置されたタイミングホッパを備え、前記タイミングホッパ、前記待機ホッパ、及び前記精密計量ホッパのうちの少なくとも1つのホッパが、所定のゲート開閉機構を備え、前記所定のゲート開閉機構は、筒状のホッパ本体と、このホッパ本体の側壁に枢支部を介して揺動自在に設けられ、前記ホッパ本体の下側開口部を開閉するゲートとを有し、前記ゲートは、前記枢支部と間隔を隔てて前記枢支部の下方位置に設けられ、閉状態で略水平となるものとすることができる。
このようにすると、精密計量ホッパによって計量された被計量物は、その下方に配置されているタイミングホッパに供給され、このタイミングホッパ内の被計量物は、そのゲートが開閉することによってタイミングホッパから排出され、例えばその下方の第3保持部に供給することができる。
そして、ゲートは、枢支部と間隔を隔てて設けられているので、ゲートが開閉移動するときに、閉状態で略水平となっているゲートの位置よりも下側にゲートが出っ張る寸法を、ゲートを枢支部と一致させて設けた場合と比較して、ゲートと枢支部との間隔の分だけ小さくすることができる。
また、ゲートは、閉状態で略水平となっているので、例えばタイミングホッパの下端部を、その下方を移動する第2搬送部の第3保持部を形成する仕切り壁の上端部に近づけて配置することができる。これによって、タイミングホッパ内の被計量物も、第3保持部に近づけて配置することができ、タイミングホッパ内の被計量物を、折れないように、しかもすばやく第2搬送部の第3保持部に供給することができる。同様に、待機ホッパ、及び精密計量ホッパ内の被計量物を、その下方に配置されたホッパに折れないように、しかもすばやく供給することができる。
本発明に係る棒状体の計量装置において、前記第1搬送部は、前記第2保持部を、当該第2保持部に保持されている被計量物の軸方向と直交する方向に搬送するものであって、前記第1搬送部の基台には、搬送されて移動する前記第2保持部の両方の各開口端部を閉じるための固定カバーと、前記第2保持部の両方又は一方の開口端部を閉じるための可動カバーとが設けられ、前記可動カバーは、前記第2保持部の開口端部を開閉できるように揺動可能な構成となっているものとすることができる。
このようにすると、第1搬送部は、第2保持部を、当該第2保持部に保持されている被計量物の軸方向と直交する方向に搬送することができる。そして、第1搬送部の基台に設けられている固定カバー及び可動カバーは、搬送されて移動する第2保持部の両方の各開口端部を閉じることができ、これによって、第2保持部に収容されている被計量物が各開口端部からこぼれ出ないように保持することができる。
そして、可動カバーは、第2保持部の開口端部を開閉自在に揺動可能であるので、この可動カバーを開位置に揺動させることによって、第2保持部内を簡単に掃除することができる。
本発明に係る棒状体の計量装置によると、目標重量のうちの大部分の大重量の被計量物を、粗計量部で重量計量すると共に、その大重量分の被計量物を精密計量部で重量計量しているので、例えば棒状の被計量物の密度に大きなばらつきがあったり、被計量物自体が湾曲していても、更に、粗計量部、及び精密計量部内の被計量物がきちんと整列していなかったり、被計量物間に隙間が存在していることがあっても、被計量物を目標重量又はそれに近い重量分だけ短時間で正確に計量することができる。
この発明の一実施形態に係る棒状体の計量装置を示す正面図である。 (a)は、同実施形態に係る棒状体の計量装置を示す平面図、(b)は、第2搬送部を示す平面図である。 同実施形態に係る同計量装置が備える粗計量部を示す拡大側面図である。 同実施形態の粗計量ホッパで計量された被計量物を第1及び第2保持部に移し返る手順を示す拡大断面図であり、(a)は、被計量物が粗計量ホッパに保持されている状態を示す拡大断面図、(b)は、被計量物が第1保持部に保持されている状態を示す拡大断面図、(c)は、被計量物が第2保持部に保持されている状態を示す拡大断面図である。 同実施形態に係る同計量装置が備える精密計量部及び補正計量部を示す拡大断面図である。 同実施形態に係る同計量装置が備えるタイミングホッパを示す拡大正面図である。 同実施形態に係る同計量装置が備える固定カバー及び可動カバーを示す拡大部分断面平面図である。
以下、本発明に係る棒状体の計量装置の一実施形態を、図1〜図7を参照して説明する。図1及び図2に示すこの棒状体の計量装置11は、棒状のお菓子や、スパゲッティ、素麺等の乾燥食品を含む棒状体(被計量物12)を、所定の目標重量WMとなるように重量計量することができるものであり、被計量物12が順次供給され、目標重量WMよりも小さい大重量WDAの被計量物12を粗計量する粗計量部13を備えている。そして、この粗計量部13で計量された被計量物12を、精密計量部14で精密計量して精密計量値WDSを取得する。次に、補正重量演算部(図示せず)が、精密計量部14で計量して得られた精密計量値WDSを、目標重量WMから減算して補正重量値WHを算出する。しかる後に、補正計量部15が補正重量値WH分の被計量物12を重量計量する。
このようにして精密計量部14及び補正計量部15のそれぞれで重量計量して得られた被計量物12の合計重量WG(=WDS+WH)は、目標重量WM又はそれに近い値となっており、従って、目標重量WM又はそれに近い重量の被計量物12を短時間で正確に計量することができる。
この棒状体の計量装置11は、図1の正面図及び図2の平面図に示すように、棒状のお菓子等の被計量物12を粗計量部13に供給するための第1供給装置16を備えている。
第1供給装置16は、図1及び図2に示すように、棒状の被計量物12を、水平状態でその軸方向と直交する水平方向前方に搬送して、後段の粗計量部13が備える粗計量ホッパ17に供給するためのものである。この第1供給装置16は、第1直進フィーダ18、及び第2直進フィーダ19を備えており、これら第1及び第2直進フィーダ18、19は、この順番で架台20(基台)上に設けられている。
この第1直進フィーダ18は、図1及び図2に示すように、搬送トレイ21を有している。そして、この搬送トレイ21は、振動機22によって振動され、搬送トレイ21上に保持されている多数の棒状の被計量物12を、前方に搬送して送り出すことができるものである。
第2直進フィーダ19は、図1及び図2に示すように、互いに間隔を隔てて配置された2つの環状の搬送ベルト23、23を備え、これら2つの各搬送ベルト23は、規格内の長さの棒状の被計量物12の左右の各端部を支持することができるように、所定の間隔を隔てて配置されている。そして、これら2つの各搬送ベルト23は、それぞれが一対のプーリ24、24に掛けられており、各対のプーリ24は、回動自在に架台20に取り付けられている。そして、各対のプーリ24は、電気モータ等の回転駆動部の駆動軸と連結している。この回転駆動部が駆動することによって、一対の搬送ベルト23、23を所定方向に走行させることができ、棒状の被計量物12を、前方の粗計量ホッパ17に供給することができる。
この図1及び図2に示す第1供給装置16によると、多数の棒状の被計量物12が互いに平行となるように、順次効率よく整列させながら搬送することができる。そして、このようにして整列された被計量物12を、順次粗計量ホッパ17に適切な本数ずつ供給することができる。
なお、この第1供給装置16は、制御部(図示せず)によって制御されて第1及び第2直進フィーダ18、19が動作をするように構成されており、詳細な説明を省略する。
また、第1直進フィーダ18上には、多数の棒状の被計量物12が多段の状態で載置されている。そして、第2直進フィーダ19上には、多数の棒状の被計量物12が1段の状態で載置されている。
次に、図1及び図2に示す粗計量ホッパ17を備える粗計量部13を説明する。この粗計量部13は、第1供給装置16が棒状の被計量物12を整列した状態で粗計量ホッパ17に順次供給しているときに、粗計量ホッパ17に供給されてくる被計量物12の重量を逐次計量し、粗計量ホッパ17内の被計量物12の重量が所定の目標重量WMよりも小さい所定の大重量WDAとなったときに、第1供給装置16による被計量物12の粗計量ホッパ17に対する供給を停止させることができるものである。この粗計量ホッパ17は、ロードセル25を介して架台20に設けられている。
ここで、粗計量ホッパ17により被計量物12を粗計量することについて説明する。例えばこの粗計量ホッパ17に対して、第1供給装置16から順次供給された被計量物12の重量が予め設定されている大重量WDAとなったときに、第1供給装置16からの被計量物12の供給を停止させている。しかし、粗計量ホッパ17には、第1供給装置16が停止した後でも落下中の被計量物12が供給されるので、この粗計量ホッパ17には、大重量WDAよりも大きい重量(落差重量の誤差を含む重量)の被計量物12が供給されることとなる。よって、粗計量ホッパ17による計量を粗計量という。
ただし、この粗計量ホッパ17によると、落下中の被計量物12が粗計量ホッパ17内の被計量物12上に到達する前に計量を終了しているので、粗計量ホッパ17内の被計量物12の重量を短時間で計量することができる。そして、粗計量ホッパ17内に供給された被計量物12の重量(落差重量の誤差を含む重量)は、目標重量WMよりも小さい重量となるように、大重量WDAが設定されている。
図3は、図1に示す粗計量ホッパ17を同図の右方向から見た拡大側面図である。この図3に示すように、粗計量ホッパ17の下方には、第1保持部26が架台20に固定して設けられ、この第1保持部26の左側方に第2保持部27が移動してきて停止するようになっている。図4(a)、(b)、(c)は、これら粗計量ホッパ17、第1保持部26、及び第2保持部27のそれぞれの断面形状を示している。
この図3及び図4に示す第1保持部26は、樋状に形成されたものであり、粗計量ホッパ17で計量された被計量物12が粗計量ホッパ17から排出されて、互いに略平行する状態でこの第1保持部26に供給される構成となっている。つまり、この粗計量ホッパ17の下部には、一対のゲート28、28が開閉自在に設けられ、この一対のゲート28、28が開閉することによって、粗計量ホッパ17内の被計量物12が、その下方に配置されている第1保持部26の上側開口部26aを介してこの第1保持部26に供給される。
第2保持部27は、図4に示すように、例えば断面が略四角形の筒状体であり、その両方の各端部に第2開口端部27aが形成されている。この第2保持部27は、図3に示す第1搬送部29に多数設けられ、この第1搬送部29によって、所定の搬送方向に間歇移動する構成となっている。
この第1搬送部29によって間歇移動する多数のそれぞれの第2保持部27は、図3に示すように、それぞれの第2保持部27に形成されている一方の第2開口端部27aが、固定して設けられている第1保持部26の一方の第1開口端部26bと対向する位置でその移動が停止するようになっている。
次に、図3に示す上記の状態で、第1保持部26に対して設けられている第1プッシャー30が伸縮動作することによって、第1保持部26に保持されている被計量物12がその軸方向に押し出されて、第1保持部26の第1開口端部26b、及び第2保持部27の第2開口端部27aを介して筒状の第2保持部27内に供給される構成となっている。
このようにして、第1保持部26内の被計量物12が第2保持部27内に供給されるたびに、この被計量物12を収容する第2保持部27は、第1搬送部29によって図1及び図2に示す精密計量部14に向かう方向搬送される。
図4(a)、(b)、(c)は、粗計量ホッパ17に収容されている被計量物12を、第1保持部26及び第2保持部27に移し返る手順を示す図である。図4(a)は、被計量物12が粗計量ホッパ17に収容されている状態を示し、図4(b)は、粗計量ホッパ17のゲート28、28が開閉して、粗計量ホッパ17内の被計量物12が第1保持部26に供給された状態を示している。図4(c)は、第1保持部26内に収容されている被計量物12が、第2保持部27内に押し出されて供給された状態を示している。
次に、精密計量部14を、図1、図2、及び図5を参照して説明する。この精密計量部14は、図1の正面図に示すように、第1搬送部29の終端部近傍に設けられ、待機ホッパ31と、この待機ホッパ31の下方に配置された精密計量ホッパ32と、この精密計量ホッパ32の下方に配置されたタイミングホッパ33とを備えている。そして、この精密計量部14は、図2の平面図に示すように、第1搬送部29の手前正面側であって、第2搬送部34の上方に配置されている。
この精密計量部14は、粗計量部13で粗計量され、そして第2保持部27に保持されて搬送されてくる大重量WDA分の被計量物12を受け取って精密に計量して、その精密計量された被計量物12(大重量WDS)を、その下方に配置されている第2搬送部34に設けられている複数のそれぞれの第3保持部35に供給することができるものである。
次に、図2の平面図を参照して、第2保持部27に保持されている被計量物12を、精密計量部14の待機ホッパ31に移し返る構成について説明する。この図2に示す第1搬送部29に設けられている多数の各第2保持部27は、粗計量部13の側から待機ホッパ31に向かう方向に間歇移動して搬送され、待機ホッパ31の側方位置に移動してきて一時停止するようになっている。このようにして、それぞれの第2保持部27が一時停止したときは、それぞれの筒状の第2保持部27に形成されている一方の第2開口端部27aが、架台20に固定して設けられている待機ホッパ31の側部に形成されている開口部31aと対向する状態となる。
次に、図2に示す上記の状態で、待機ホッパ31に対して設けられている第2プッシャー36が伸縮動作することによって、第2保持部27内に保持されている被計量物12が、その軸方向に押し出されて、第2保持部27の第2開口端部27a、及び待機ホッパ31の開口部31aを介してこの待機ホッパ31内に供給される構成となっている。
このようにして、複数のそれぞれの第2保持部27が待機ホッパ31の所定の側方位置に移動して一時停止するたびに、この第2保持部27内に収容されている被計量物12が押し出されて待機ホッパ31内に整列した状態で供給される。
次に、精密計量部14を、図5に示す拡大正面図を参照して説明する。この精密計量部14は、上から順に待機ホッパ31、精密計量ホッパ32、及びタイミングホッパ33が設けられ、それぞれ同等のものであって、それぞれの下部に一対のゲート28、28が設けられている。それぞれの各一対のゲート28、28は、ゲート駆動部37によって開閉駆動され、各ゲート28が開閉することによって、それぞれのホッパに収容されている被計量物12を下方に排出することができる。
つまり、待機ホッパ31のゲート28、28を開閉することによって、待機ホッパ31に収容されている被計量物12を、その下方に配置されている精密計量ホッパ32に供給することができる。そして、この精密計量ホッパ32は、供給された大重量の被計量物12を精密計量して、その精密計量値WDSを得ることができる。この精密計量ホッパ32は、ロードセル25を介して架台20に設けられている。次に、この精密計量ホッパ32のゲート28、28を開閉することによって、この精密計量ホッパ32に収容されている被計量物12を、その下方に配置されているタイミングホッパ33に供給することができ、このタイミングホッパ33のゲート28、28を開閉することによって、タイミングホッパ33に収容されている被計量物12を、その下方に移動して一時停止している第3保持部35に供給することができる。
このようにして、粗計量部13で計量された大重量の被計量物12は、纏められた状態で第1保持部26、第2保持部27、待機ホッパ31、及び精密計量ホッパ32に移し返られて、この精密計量ホッパ32によって計量することができる。その結果として、目標重量WMよりも小さい大重量WDSの被計量物12を短時間で正確に計量することができる。
そして、この精密計量ホッパ32で計量して得られた精密計量値WDSは、所定の目標重量WMから減算されて、補正重量値WH(=WM−WDS)が算出される。この補正重量値WHは、制御部が備えている補正重量演算部によって算出される。
この補正重量演算部によって算出された補正重量値WH分の被計量物12は、図1、図2及び図5に示す補正計量部15によって計量される。
補正計量部15は、図1の正面図に示すように、第1搬送部29の終端部近傍の側方に設けられている精密計量部14の手前の位置に設けられ、補正計量ホッパ38と、この補正計量ホッパ38の下方に配置された排出シュート39とを備えている。そして、この補正計量部15は、図2の平面図に示すように、第1搬送部29の手前正面側であって、第2搬送部34の上方位置に配置されている。また、この補正計量ホッパ38に被計量物12を供給するのが第2供給装置40である。
補正計量部15は、粗計量部13で粗計量され、そして第2保持部27に保持されて搬送されてくる大重量WDA分の被計量物12を受け取って、その大重量WDA分の被計量物12のうちから補正重量値WH分の被計量物12を計量して、その計量された被計量物12(補正重量値WH)をその下方に配置されている第2搬送部34に設けられているそれぞれの第3保持部35に供給することができるものである。
ただし、図5に示すように、第2搬送部34に設けられているそれぞれの第3保持部35には、精密計量部14で計量された大重量(WDS1、WDS2、WDS3、・・・)分の被計量物12が供給されており、この補正計量部15で計量された補正重量値(WH1、WH2、WH3、・・・)分のそれぞれの被計量物12は、各補正重量値WHと対応する大重量WDSの被計量物12が供給されている各第3保持部35に供給されるように制御部でタイミングが計算されている。
これによって、それぞれの第3保持部35には、合計重量(WDS1+WH1)、(WDS2+WH2)、・・・が所定の目標重量WM又はそれに近い重量の被計量物12が供給された状態となり、このようにして、所定の目標重量WM又はそれに近い重量の被計量物12を計量することができる。
次に、図2の平面図を参照して、第2保持部27に保持されている被計量物12を、補正計量部15の第2供給装置40に移し返る構成について説明する。この図2に示す第1搬送部29に設けられている多数の各第2保持部27は、粗計量部13の側から精密計量部14に向かう方向に間歇移動して搬送され、この精密計量部14の手前に設けられている補正計量部15の側方位置に移動してきて一時停止するようになっている。
更に詳細に説明すると、補正計量部15は、架台20に設けられている第2供給装置40を備えており、この第2供給装置40は、第3直進フィーダ41及び第4直進フィーダ42を有している。そして、上記のように、それぞれの第2保持部27が一時停止したときは、それぞれの筒状の第2保持部27に形成されている一方の第2開口端部27aが、第3直進フィーダ41の搬送トレイ43の側壁に形成されている開口部43aと対向する状態となる。
次に、図2に示す上記の状態で、第3直進フィーダ41に対して設けられている第3プッシャー44が伸縮動作することによって、第2保持部27内に保持されている被計量物12が、その軸方向に押し出されて、第2保持部27の第2開口端部27a、及び第3直進フィーダ41の開口部43aを介してこの第3直進フィーダ41上に供給される構成となっている。このようにして、第2保持部27内に収容されている被計量物12が押し出されて第3直進フィーダ41上に整列した状態で供給される。
ただし、第2保持部27内に保持されている被計量物12が第3直進フィーダ41上に供給されるタイミングは、この第3直進フィーダ41上の被計量物12が押し出される部分に被計量物12が存在しない状態のときである。そして、その部分に被計量物12が存在しているか否かは、被計量物検出器(図示せず)が被計量物12を検出しているか否かによって判断されるようになっており、被計量物検出器が被計量物12を検出していないときに、第3直進フィーダ41上に被計量物12が押し出される。
次に、第2供給装置40を説明する。この第2供給装置40は、図2及び図5に示すように、棒状の被計量物12を、水平状態でその軸方向と直交する水平方向前方に搬送して、後段の補正計量ホッパ38に供給するためのものである。この第2供給装置40は、第3直進フィーダ41、及び第4直進フィーダ42を備えており、これら第3及び第4直進フィーダ41、42は、この順番で架台20上に設けられている。
これら第3及び第4直進フィーダ41、42は、図2及び図5に示すように、それぞれ同等のものであり、それぞれが搬送トレイ43、45を有している。そして、各搬送トレイ43、45は、振動機22、22によって振動され、各搬送トレイ43、45上に保持されている多数の棒状の被計量物12を、前方に搬送して送り出すことができるものである。
この図2及び図5に示す第2供給装置40によると、多数の棒状の被計量物12が互いに平行となるように、順次効率よく整列させながら搬送することができ、このようにして整列された被計量物12を、順次補正計量ホッパ38に適切な本数ずつ供給することができる。
そして、補正計量ホッパ38は、第2供給装置40から順次例えば1本ずつ供給されてくる被計量物12の重量を逐次計量して、この補正計量ホッパ38内の被計量物12の計量値が補正重量値WHと一致したときに、第2供給装置40の第4直進フィーダ42を停止させる。このようにして、補正重量値WH分の被計量物12を計量することができる。この補正計量ホッパ38で計量される補正重量値WH分の被計量物12は、例えば1、2本程度の被計量物12である。また、補正計量ホッパ38及び第2供給装置40は、制御部(図示せず)によって制御されてそれぞれの動作及び処理をするように構成されている。更に、補正計量ホッパ38で計量される補正重量値WHは、第4直進フィーダ42によって例えば1本ずつ供給されてくる被計量物12を計量して得られたものである。
次に、図5に示す拡大正面図を参照して、補正計量部15を構成する補正計量ホッパ38、及び排出シュート39を説明する。この補正計量ホッパ38の下方に排出シュート39が設けられ、補正計量ホッパ38の下部にゲート28が設けられている。このゲート28は、ゲート駆動部(図示せず)によって開閉駆動され、ゲート28が開閉することによって、補正計量ホッパ38内に収容されている補正重量値WH分の被計量物12を、排出シュート39を介してその下方に移動してきて一時停止している第3保持部35に排出することができる。この第3保持部35は、第2搬送部34に多数設けられている。
このようにして、図5に示す第2搬送部34に多数設けられているそれぞれの第3保持部35には、合計重量(WDS1+WH1)、(WDS2+WH2)、・・・が所定の目標重量WM又はそれに近い重量の被計量物12が供給された状態となり、このようにして、所定の目標重量WM又はそれに近い重量の被計量物12を計量することができる。
なお、図1に示すように、精密計量ホッパ32及び補正計量ホッパ38は、それぞれロードセル25を介して架台20に取り付けられている。
次に、図5を参照して第2搬送部34を説明する。第2搬送部34は、環状の平ベルト34aを有し、この平ベルト34aは、一対のプーリ46、46に掛けられている。このプーリ46、46は、回転駆動部によって回転駆動され、平ベルト34aが所定方向に走行するようになっている。
また、この平ベルト34aの表面には、平ベルト34aの長さ方向に沿って多数の仕切り壁34bが設けられ、これら多数の仕切り壁34bは、互いに所定の間隔を隔てて配置されている。そして、仕切り壁34bの間隔は、タイミングホッパ33及び排出シュート39のそれぞれの排出口の横幅よりも少し大きい寸法となっている。
次に、図6を参照して、粗計量ホッパ17、待機ホッパ31、精密計量ホッパ32、タイミングホッパ33、補正計量ホッパ38のゲート開閉機構47について説明する。ただし、これら各ホッパのゲート開閉機構47は、同等のものであるので、図6に示すタイミングホッパ33のゲート開閉機構47について説明し、これ以外のゲート開閉機構47の説明を省略する。
タイミングホッパ33は、図6に示すように、ホッパ本体48、ゲート28、28、及びゲート開閉機構47を備えている。
ホッパ本体48は、四角筒形状であって、上側開口部48aが供給口として形成され、下側開口部48bが排出口として形成されている。
ゲート28は、板状体であって、ホッパ本体48の前壁及び後壁に枢支部49を介して揺動自在に一対設けられ、ホッパ本体48の下側開口部48bを開閉するものである。また、一対の各ゲート28の基端部には、板状のブラケット50が設けられ、このブラケット50に枢支部49が設けられている。
更に、各ゲート28は、枢支部49と間隔Kを隔てて設けられ、実線で示すように閉状態で略水平となり、二点鎖線で示すように開状態でゲート28の略全体がホッパ本体48の下側開口部48bの外側に移動するように構成されている。
ゲート開閉機構47は、ゲート駆動部37を備えている。このゲート駆動部37は、例えばエアーシリンダであり、ホッパ本体48の前壁の外面に取り付けられている。このゲート駆動部37から下方に延びるピストンロッド37aの先端部には、レバー51が水平に取り付けられ、このレバー51の左右の各端部には、凹部52が形成されている。そして、左右の各凹部52には、カムフォロアで形成された凸部53が係合し、この凸部53は、それぞれのブラケット50に回動自在に設けられている。
図6に示すように、ゲート駆動部37が伸張状態となると、一対のゲート28、28が閉状態となり、ゲート駆動部37が短縮状態となると、一対のゲート28、28が開状態となる。
この図6に示すゲート開閉機構47によると、ゲート28は、枢支部49と間隔Kを隔てて設けられているので、ゲート28が開閉移動するときに、閉状態で略水平となっているゲート28の位置よりも下側にゲート28が出っ張る寸法Lを、ゲート28を枢支部49と一致させて設けた場合と比較して、ゲート28と枢支部49との間隔Kの分だけ小さくすることができる。
また、ゲート28は、閉状態で略水平となっているので、例えば図5に示すように、タイミングホッパ33の下端部を、その下方を移動する第2搬送部34の第3保持部35を形成する仕切り壁34bの上端部に近づけて配置することができる。これによって、タイミングホッパ33内の被計量物12も、第3保持部35に近づけて配置することができ、タイミングホッパ33内の被計量物12を、折れないように、しかもすばやく第2搬送部34の第3保持部35に供給することができる。同様に、待機ホッパ31、及び精密計量ホッパ32内の被計量物12を、その下方に配置された各ホッパに折れないように、しかもすばやく供給することができる。
次に、図7及び図1を参照して、棒状体の計量装置11が備える固定カバー54及び可動カバー55について説明する。固定カバー54及び可動カバー55は、第1搬送部29によって搬送されて移動するそれぞれの第2保持部27の両方の各開口端部27a、27aを閉じるためのものであり、各第2保持部27に保持されている被計量物12が、開口端部27aからこぼれ出ないようにすることができる。
そして、図7に示すように、可動カバー55には、支持部56が取り付けられており、この支持部46の基端部は、蝶番57を介して架台20に揺動自在に設けられている。これによって、可動カバー55は、図7の二点鎖線で示すように、第2保持部27の開口端部27aを開閉できるように揺動可能な構成となっている。
このように、可動カバー55は、第2保持部27の開口端部27aを開閉自在に揺動可能であるので、この可動カバー55を開位置に揺動させることによって、第2保持部27内を簡単に掃除することができる。
次に、上記のように構成された棒状体の計量装置11を使用して、棒状のお菓子等の被計量物12を、所定の目標重量WMとなるように重量計量することについて説明する。まず、図1及び図2に示すように、例えば作業者が、略同一長さの多数の棒状の被計量物12を、互いに平行する状態に整列させると共に、それぞれの端部を揃えて第1供給装置16に供給する。すると、第1供給装置16は、これら多数の棒状の被計量物12を、水平状態でその軸方向と直交する水平方向前方に搬送して、後段の粗計量部13が備える粗計量ホッパ17に供給することができる。
この粗計量ホッパ17は、所定の目標重量WMよりも小さい大重量WDAの被計量物12を粗計量することができ、この粗計量された被計量物12は、粗計量ホッパ17から排出されて、第1保持部26(図3参照)、第2保持部27、精密計量部14の待機ホッパ31、及び精密計量ホッパ32に、それぞれ纏めた状態で自動的に移し返られる。そして、この粗計量ホッパ17で粗計量された被計量物12を、精密計量ホッパ32で精密計量して精密計量値WDSを取得する。
次に、補正重量演算部が、精密計量部14で計量して得られた精密計量値WDSを、目標重量WMから減算して補正重量値WHを算出する。しかる後に、補正計量部15がこの補正重量値WH分の被計量物12を計量する。
このようにして精密計量部14及び補正計量部15のそれぞれで計量して得られた被計量物12の合計重量WG(=WDS+WH)は、目標重量WM又はそれに近い値となっており、従って、目標重量WM又はそれに近い重量の被計量物12を計量することができる。
そして、この目標重量WM等の被計量物12は、図1及び図2に示すように第2搬送部34の第3保持部35内に供給され、この第3保持部35が所定の排出位置に移動したときに、第4プッシャー59によって押し出されて第3保持部35から排出され、後段の包装機に供給される。そして、当該被計量物12は、包装機で包装される。
また、図1に示す棒状体の計量装置11によると、粗計量部13に対して目標重量WMよりも小さい大重量WDA分の被計量物12を順次供給しているが、この粗計量部13は、粗計量しているので、その大重量WDA分の被計量物12を短時間で計量することができる。そして、粗計量部13で計量された複数の被計量物12が、第1保持部26、第2保持部27、精密計量部14の待機ホッパ31、及び精密計量ホッパ32に、それぞれ纏めた状態で移し返られるので、精密計量ホッパ32は、その大重量WDAの纏められた被計量物12を短時間で正確に計量することができる。
そして、補正重量演算部は、精密計量部14で計量して得られた精密計量値WDSを、目標重量WMから減算して、補正重量値WHを算出することができる。そして、この補正重量値WHは、目標重量WMと比較して小さくすることができるので、補正計量部15は、補正重量値WH分の被計量物12を短時間で正確に計量することができる。
このようにして精密計量部14及び補正計量部15のそれぞれで計量して得られた被計量物12の合計重量(WDS+WH)は、目標重量WM又はそれに近い値となっており、従って、目標重量WM又はそれに近い重量の被計量物12を短時間で正確に計量することができる。
因みに、例えば目標重量WMは135gであり、大重量WDSは約132gである。そして、補正重量値WH(=WM−WDS)は、3〜5g程度であり、目標重量WMの2〜4%程度である。
また、図1に示す棒状体の計量装置11によると、目標重量WMのうちの大部分の大重量の被計量物12を、粗計量部13で重量計量すると共に、その大重量分の被計量物12を精密計量部14で重量計量しているので、例えば棒状の被計量物12の密度に大きなばらつきがあったり、被計量物12自体が湾曲していても、更に、粗計量ホッパ17、及び精密計量ホッパ32内の被計量物12がきちんと整列していなかったり、被計量物12間に隙間が存在していることがあっても、被計量物12を目標重量WM又はそれに近い重量分だけ短時間で正確に計量することができる。
更に、図1に示す粗計量部13で計量された複数の被計量物12が、第1保持部26、第2保持部27、精密計量部14の待機ホッパ31、及び精密計量ホッパ32に、それぞれ纏めた状態で移し返られるので、被計量物12が例えば折れ易い棒状のお菓子であっても、折れないように目標重量分を短時間で精度良く計量することができる。
そして、図1に示す棒状体の計量装置11では、第1搬送部29に対して、第2保持部27の搬送方向に沿って補正計量部15及び精密計量部14の順で配置してあり、このようにしたのは、第1搬送部29によって順次搬送されてくる第2保持部27に保持されている被計量物12のうち、まず補正計量部15に必要な被計量物12を、この補正計量部15に供給することができるようにするためである。
つまり、第1搬送部29に対して、第2保持部27の搬送方向に沿って精密計量部14及び補正計量部15の順で配置すると、精密計量部15の後段の補正計量部14が必要する被計量物12の重量を予測して、その分の被計量物12を残して(排出せずに)精密計量部14に被計量物12を供給する必要がある。
しかし、このように後段の補正計量部15が必要する被計量物12の重量を予測することは困難であり、そして、被計量物12が余分に補正計量部15に搬送されるようにすると、この余分の被計量物12を回収する必要があり、手間が掛かる。
ただし、上記実施形態では、図5に示す第2供給装置40が棒状の被計量物12を例えば1本ずつ補正計量ホッパ38に供給し、この供給された被計量物12を補正計量ホッパ38が逐次計量して、補正計量ホッパ38内の被計量物12の計量値が補正重量値WHとなったときに、第2供給装置40を停止させるようにしたが、この第2供給装置40が被計量物12を例えば1本ずつ補正計量ホッパ38に供給する方法として、図5に示すように、第4直進フィーダ42の先端部の上方位置に被計量物検出器58を設け、この検出器58が第4直進フィーダ42の先端部から送り出される被計量物12を1本ずつ検出することによって、被計量物12を1本ずつ補正計量ホッパ38に供給するようにしてもよい。
以上のように、本発明に係る棒状体の計量装置は、棒状の被計量物の密度に大きなばらつきがあったり、被計量物自体が湾曲していても、更に、それぞれの計量部内の被計量物がきちんと整列していなかったり、被計量物間に隙間が存在していることがあっても、被計量物を目標重量又はそれに近い重量分だけ短時間で正確に計量することができる優れた効果を有し、このような棒状体の計量装置に適用するのに適している。
11 棒状体の計量装置
12 被計量物
13 粗計量部
14 精密計量部
15 補正計量部
16 第1供給装置
17 粗計量ホッパ
18 第1直進フィーダ
19 第2直進フィーダ
20 架台
21 搬送トレイ
22 振動機
23 搬送ベルト
24 プーリ
25 ロードセル
26 第1保持部
26a 第1保持部の上側開口部
26b 第1保持部の第1開口端部
27 第2保持部
27a 第2保持部の第2開口端部
28 ゲート
29 第1搬送部
30 第1プッシャー
31 待機ホッパ
31a 開口部
32 精密計量ホッパ
33 タイミングホッパ
34 第2搬送部
34a 平ベルト
34b 仕切り壁
35 第3保持部
36 第2プッシャー
37 ゲート駆動部
37a ピストンロッド
38 補正計量ホッパ
39 排出シュート
40 第2供給装置
41 第3直進フィーダ
42 第4直進フィーダ
43、45 搬送トレイ
43a 開口部
44 第3プッシャー
46 プーリ
47 ゲート開閉機構
48 ホッパ本体
48a 上側開口部
48b 下側開口部
49 枢支部
50 ブラケット
51 レバー
52 凹部
53 凸部
54 固定カバー
55 可動カバー
56 支持部
57 蝶番
58 被計量物検出器
59 第4プッシャー

Claims (4)

  1. 複数本の棒状の被計量物を所定の目標重量となるように重量計量する棒状体の計量装置において、
    被計量物が順次供給され、前記目標重量よりも小さい大重量の被計量物の重量を粗計量する粗計量部と、
    前記粗計量部で計量された複数の被計量物が纏められた状態で供給され、その大重量の被計量物の重量を精密計量する精密計量部と、
    前記精密計量部で計量して得られた精密計量値を、前記目標重量から減算して、補正重量値を算出する補正重量演算部と、
    前記補正重量値分の被計量物を計量する補正計量部と、
    前記粗計量部で計量された被計量物が、互いに略平行する状態で供給される樋状の第1保持部と、
    筒状体であって第2開口端部を有し、この第2開口端部が、前記樋状の第1保持部の第1開口端部と対向して配置され、前記第1保持部に保持されている被計量物がその軸方向に押し出されて前記第1及び第2開口端部を介して供給される筒状の第2保持部と、
    前記第2保持部を前記精密計量部に搬送するための第1搬送部とを備え、
    前記精密計量部が、待機ホッパと、この待機ホッパの下方に配置された精密計量ホッパとを有し、
    前記待機ホッパは、前記第2保持部の第2開口端部と対向して配置される開口部が側部に形成され、前記第2保持部に保持されている被計量物がその軸方向に押し出されて前記第2開口端部及び前記開口部を介して当該待機ホッパに供給され、この供給された被計量物を、当該待機ホッパに設けられているゲートを開閉して前記精密計量ホッパに纏めて供給する構成であることを特徴とする棒状体の計量装置。
  2. 前記精密計量部及び前記補正計量部のそれぞれで計量され、合計重量が略目標重量の被計量物が供給される第3保持部を備えることを特徴とする請求項1記載の棒状体の計量装置。
  3. 前記精密計量ホッパの下方に配置されたタイミングホッパを備え、
    前記タイミングホッパ、前記待機ホッパ、及び前記精密計量ホッパのうちの少なくとも1つのホッパが、所定のゲート開閉機構を備え、
    前記所定のゲート開閉機構は、筒状のホッパ本体と、このホッパ本体の側壁に枢支部を介して揺動自在に設けられ、前記ホッパ本体の下側開口部を開閉するゲートとを有し、
    前記ゲートは、前記枢支部と間隔を隔てて前記枢支部の下方位置に設けられ、閉状態で略水平となることを特徴とする請求項1又は2記載の棒状体の計量装置。
  4. 前記第1搬送部は、前記第2保持部を、当該第2保持部に保持されている被計量物の軸方向と直交する方向に搬送するものであって、
    前記第1搬送部の基台には、搬送されて移動する前記第2保持部の両方の各開口端部を閉じるための固定カバーと、前記第2保持部の両方又は一方の開口端部を閉じるための可動カバーとが設けられ、
    前記可動カバーは、前記第2保持部の開口端部を開閉できるように揺動可能な構成となっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の棒状体の計量装置。
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