JP5263891B2 - 棒状物の集合体の充填装置 - Google Patents

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本発明は、棒状物の集合体を、順次供給される容器(例えば、左右一対のグリッパーで両側縁を把持して吊り下げられた袋)に充填する場合に用いられる充填装置に関し、特に比較的壊れやすい菓子類等からなる棒状物の集合体の充填に適する充填装置に関する。
被充填物の容器への充填を補助するために種々の充填装置が提案されている。
特許文献1には、計量装置2から出た棒状物の集合体を、傾斜シュート21、タイミングホッパ22及びシュート23からなる整列装置3を介して、容器Wに充填する整列計量システムが記載されている。しかし、この整列計量システムでは、計量装置2及び整列装置3のいずれも、落下・衝突箇所が多くかつ落差も大きいため、壊れやすい棒状物に適用した場合、棒状物が壊れる可能性がある。また、整列装置3における棒状物の整列は、棒状物を収容したシュート23を水平方向に繰り返し振動させることにより行うので、このとき壊れやすい棒状物が壊れる可能性がある。さらに、シュート23から容器Wへの棒状物の落下は、底面のシャッタ73を水平方向に開くことにより行われるので、垂直方向の落差が大きく、かつ棒状物のシュート23内での位置によって落下開始のずれが生じることにより、容器W内において先に落下した棒状物の上に後で落下した棒状物が重なり、充填不良となる可能性がある。
特許文献2には、水平状態から傾動可能なシュート5と上下に揺動するホッパー6からなる充填装置が記載されている。しかし、この充填装置は棒状物の集合体の充填には不向きである。つまり、この充填装置を棒状物の集合体の充填に適用し、処理能力を上げたとき、傾斜したシュート5からホッパー6へ滑落する棒状物が、ホッパー内に閊えたり、勢い余ってホッパー6外へこぼれたりし、充填不良が生じる恐れがある。
特許文献3には、コンベア46、水平状態から傾動可能なシュータ37、及び案内筒57からなる充填装置が記載されている。この充填装置では、シュータ37の落差が大きく、被充填物は案内筒57内に勢いよく落下し、案内筒57内で勢いを削がれて所定の速度で袋体4内に落下する。この充填装置を壊れやすい棒状物の集合体に適用すると、棒状物が壊れる恐れがあり、また、棒状物の集合体がばらけて袋体4内において先に落下した棒状体の上に後で落下した棒状体が重なり、充填不良となる可能性がある。
特許文献4には、凹円弧状の内面を有し垂直に配置された整形板5と、整形板5の内面に押し付けられて略円筒状に圧縮される可撓性板材6、整形板5と可撓性板材6の下方に配置されたストッパ板30、及びその下方に配置された案内ロート41(開閉する一対の半片42a,42b)からなる圧縮包装装置が記載されている。しかし、この圧縮包装装置は非圧縮性の被充填物には適用できず、壊れやすい棒状物の集合体の充填に適用すると、可撓性板材6の中で圧縮されて壊れてしまう。また、整形板5と可撓性板材6により構成される略円筒状の部分に被充填物を投入するときの垂直方向の落差が大きいため、このときも棒状物が壊れる可能性がある。
特開2003−128015号公報 特開2009−23697号公報 実開昭50−65863号公報 特公昭58−24339号公報
本発明は、このような従来の充填装置(被充填物の容器への充填を補助する装置)の問題点に鑑みてなされたもので、容器に棒状物の集合体を充填するに際して、棒状物が充填途中でこぼれたり、容器内で上下に重なったりという充填不良を防止し、さらに壊れやすい棒状物であっても、壊すことなく充填できるようにすることを目的とする。
本発明に係る充填装置は、棒状物の集合体を上部が開口する容器に充填する際に用いられるもので、先端を下向きとして嘴状に開閉する一対の枠体からなり、下方の充填位置と上方の退避位置の間を昇降する嘴状ガイド、前記嘴状ガイドの上方に略垂直方向に配置された第1樋状部材、前記第1樋状部材の側方に配置され、長さ方向一端側の支点軸を中心として、棒状物の集合体を受け入れる略水平位置と略垂直位置の間で揺動し、略水平位置において凹部側が上方を向き、略垂直位置において凹部側が前記第1樋状部材の凹部側を向き、かつ前記第1樋状部材との間で筒状のガイドを構成する第2樋状部材からなることを特徴とする(請求項1)。
前記第2樋状部材は、略水平位置のとき凹部側に棒状物の集合体を受け入れる。第2樋状部材が略垂直位置に起きる過程で、棒状物の集合体は嘴状ガイド内に滑落する(従って、第2樋状部材はシュートの役割を有する)。第2樋状部材が略垂直位置にきたとき、この第2樋状部材と協働して筒状のガイド(又はホッパー)を構成すべく、第1樋状部材が第2樋状部材に対向して配置されているので、滑落する棒状物が勢い余って嘴状ガイドの外へこぼれ出ることが防止され、また、第2樋状部材が略垂直位置まで揺動するので、棒状物の集合体が筒状のガイド内で略垂直姿勢となり、嘴状ガイドの途中で閊えることも防止される。さらに、第2樋状部材から嘴状ガイド内に滑落するときの落差を小さくできるので、この段階で棒状物の集合体が大きくばらけるようなことはなく(例えば棒状物の上に他の棒状物が重なった状態にはならない)、また、壊れやすい棒状物であっても、壊れることが防止される。
嘴状ガイド内に滑落した棒状物は、第1,第2樋状部材からなる筒状のガイド内に略垂直姿勢でまとまって支持され、かつ下端が嘴状ガイドの内面に支持されている。少なくとも第1樋状部材の下端は嘴状ガイド内に挿入されていることが望ましい。
前記嘴状ガイドは、下方の充填位置において容器の開口部(袋口)に挿入され、上方の退避位置において容器の開口部から完全に抜け出す。退避位置において閉じた状態のとき、第2樋状部材から棒状物の集合体を受け入れ、充填位置において開口し、内部の棒状物の集合体は容器内に落下する。このときの落差も小さく、かつ嘴状ガイドは中心から両方向に一度に開口するので、容器内に棒状物の上に他の棒状物が重なった状態に落下するようなことはない。
なお、容器としては袋、缶、箱等、特に限定されない。容器は前記嘴状ガイドの下に間欠的に移送され(嘴状ガイドの下で停止)、あるいは連続的に定速で移送され(この場合、第1,第2樋状部材及び嘴状ガイドも充填操作中、容器に同期して移動する)、順次棒状物の集合体が充填される。
上記充填装置において、嘴状ガイドの昇降に伴い、第1,第2樋状部材が一緒に昇降することが望ましい(請求項2)。嘴状ガイドが充填位置に向けて下降するとき、第1,第2樋状部材も同時に下降することになり、嘴状ガイド内の棒状物の集合体が第1,第2樋状部材により確実に最後までガイドされる。
上記充填装置において、前記第2樋状部材の長さ方向他端側を閉鎖するストッパーが形成されていることが望ましい(請求項3)。第2樋状部材が略水平状態から略垂直状態に起きるときの遠心力(処理能力を上げたときに問題となる)で、棒状物が前記他端側から飛び出そうとするのを防止できる。
上記充填装置は、必要に応じて、前記第2樋状部材の上方に配置され、略水平位置にある前記第2樋状部材の凹部側に棒状物の集合体を供給する箱状のバケットを含む。このバケットは底面が開閉可能で、充填物を受け入れる上端の受入位置と、前記第2樋状部材に棒状物の集合体を供給する下端の供給位置の間で昇降する。バケットが受入位置にあるとき、棒状物の集合体はバケット内に横に寝かせた状態で供給され、バケットが供給位置にきたとき、底面が開いて第2樋状部材の上に落下する。バケット内及び第2樋状部材上において棒状物の集合体は横に寝かせた状態であるため、この落差を小さくすることができ、要処理時間も短くて済む。
また、この場合、上記充填装置は、必要に応じてさらに、棒状物の集合体を搬送し、受入位置に上昇した前記バケット内に棒状物の集合体を供給するコンベアを含む。棒状物の集合体は、コンベア上でも横に寝かせた状態で置かれ、搬送される。
上記充填装置は、例えば、袋の左右両側縁を把持するグリッパー対が間欠回転するテーブルの周囲に複数対等間隔に配置され、各停止位置でグリッパー対への袋の供給、グリッパー対により把持された袋の開口、袋への棒状物の集合体の充填、袋口のシール等の各包装工程が順次行われる間欠回転式袋詰め包装機に適用することができる。この場合、棒状物の集合体の充填工程が行われる停止位置に、上記充填装置が配置される。
なお、上記充填装置は、間欠回転式袋詰め包装機に限らず、他のタイプの包装機にも適用できることはいうまでもない。例えば、容器の移送形態が間欠移送式に限らず、連続移送式の包装機にも適用でき、容器の移送経路が円形に限らず、直線あるいはレーストラック形である包装機にも適用できる。
本発明によれば、容器に棒状物の集合体を充填するに際して、棒状物が充填途中でこぼれたり、容器内で上下に重なったりという充填不良を防止することができる。また、落差を小さく設定することができ、棒状物を圧縮するようなこともないので、壊れやすい棒状物であっても、壊すことなく充填できるようになる。
本発明に係る充填装置の構造及び作動を説明する復帰工程中の平面図(a)及び側面図(b)である。 本発明に係る充填装置の構造及び作動を説明する充填工程中の平面図(a)及び側面図(b)である。 本発明に係る充填装置の作動を工程順に示す側面図である。 本発明に係る充填装置の作動を工程順に示す側面図である。 本発明に係る充填装置の作動を工程順に示す側面図である。 本発明に係る充填装置の作動を工程順に示す側面図である。 本発明に係る充填装置の作動を工程順に示す側面図である。 本発明に係る充填装置の作動を工程順に示す側面図である。 本発明に係る充填装置の作動を工程順に示す側面図である。 本発明に係る充填装置の作動を工程順に示す側面図である。 本発明に係る充填装置を適用可能な一般的な間欠回転式袋詰め包装機の斜視図である。
以下、図1〜11を参照し、本発明に係る充填装置(棒状物の集合体の容器への充填を補助する装置)について具体的に説明する。
まず、図11は一般的な間欠回転式袋詰め包装機の一例を示すもので、間欠回転するテーブル1の周囲に、複数のグリッパー対(一対のグリッパー)2が等間隔に配置されている。停止位置Iは給袋工程位置であり、グリッパー対2に袋3を供給するコンベアマガジン式給袋装置4が配置され、供給された袋3はグリッパー対2により両側縁を把持され、袋口を上向きにして吊り下げられる。
続いて停止位置IIは印字工程位置であり、グリッパー対2に把持された袋3の袋面に日付等を印字する印字装置(印字器5のみ図示)が配置され、停止位置IIIは袋口の開口工程位置であり、互いに接離可能な一対の吸着部材(吸盤)6,6を有する開口装置(吸盤6,6のみ図示)が配置され、停止位置IVは被包装物の充填工程位置であり、被包装物を袋内に投入するためのホッパー7を有する充填装置(ホッパー7のみ示す)が配置され、停止位置V,VIは空き工程位置である。停止位置VIIは第1シール工程位置であり、一対の第1シールバー8,8を有する第1シール装置(第1シールバー8,8のみ示す)が配置され、停止位置VIIIは第2シール工程位置であり、一対の第2シールバー9,9を有する第2シール装置(第2シールバー9,9のみ示す)が配置され、停止位置IXはシール部冷却及び排出工程位置であり、一対の冷却バー11,11を有する冷却装置(冷却バー11,11のみ示す)とシュート12が配置され、停止位置Xは不良袋排出工程位置である。
本発明に係る充填装置は、被包装物が棒状物の集合体の場合に用いられ、充填工程位置(停止位置IV)に設置される。
次に、図1,2を参照し、本発明に係る充填装置(図11に示す間欠回転式袋詰め包装機の充填工程位置に設置されたものとする)について具体的に説明する。この充填装置は、供給コンベア14、バケット15、筒状ガイド16、及び嘴状ガイド17からなる。
供給コンベア14は、プーリ(片側のプーリ18のみ示す)に張架されて水平に配置されたコンベアベルト19を有し、被包装物である棒状物21の集合体21Aをその長さ方向に搬送する。
バケット15は、開閉する水平な底壁22、垂直な後壁23、後壁23より高くされた垂直な前壁24、及び垂直な両側壁25,26からなる上部が開放された箱であり、供給コンベア14の先端に配置され、該供給コンベア14から棒状物21の集合体21Aを受け入れる上端の受入位置(図1,2に示す位置)と、後述する第2樋状部材28に棒状物21の集合体21Aを供給する下端の供給位置(上端位置(後述)にきた第2樋状部材28の直上位置)の間で昇降可能である。底壁22は前後方向幅が棒状物21の長さよりやや大きく、一対の観音開きの扉22a、22bからなり、前後方向(棒状物21の長さ方向)に沿って中央部から両側に開き得る。
筒状ガイド16は、いずれも棒状物21の長さと同じかそれより長い第1樋状部材27と第2樋状部材28からなり、第1樋状部材27は嘴状ガイド17の上方に垂直に配置され、第2樋状部材28は第1樋状部材27の側方に配置されている。筒状ガイド16(第1樋状部材27と第2樋状部材28)は、バケット15から棒状物21の集合体21Aを受け入れる上端位置と、棒状物21の集合体21Aを放出する下端位置の間を昇降可能である。
第2樋状部材28は、一端(垂直位置(後述)にきたときの下端)の支点軸29を中心として棒状物21の長さ方向に平行な垂直面内で、凹部側28Aを上に向けた水平位置(図1参照)と、凹部側28Aを第1樋状部材27の凹部側27Aに向けた垂直位置(図2参照)の間で90°揺動可能である。第2樋状部材28が垂直位置にきたとき、第1樋状部材27と第2樋状部材28はそれぞれの凹部側27A,28Aが対向して、筒状ガイド16を構成する。このとき、筒状ガイド16の下端の断面輪郭は、嘴状ガイド17の上端開口部より小さく、平面視で該上端開口部の内側に挿入されている(図2参照)。
第1樋状部材27の長さは第2樋状部材28より大きく、第2樋状部材28が垂直位置にきたとき、第1樋状部材27の下端は第2樋状部材の下端より下方に延び、該下端は嘴状ガイド17の開口内に少し進入している。なお、この例では第1樋状部材27は全長にわたって樋状(半割状断面)をなすが、垂直位置にきた第2樋状部材28の凹部側28Aと対向しない下端部(第2樋状部材28の下端より下方に延びた部分)は、例えば筒状断面をなしていてもよい。
第2樋状部材28の他端(垂直位置にきたときの上端)に、凹部側28Aを塞ぐ板状のストッパー31が形成されている。
第1樋状部材27と第2樋状部材28の断面形状をより詳しく説明すると(主として図2参照)、第1樋状部材27は、中央壁27aと両傾斜壁27b,27c、及び中央壁27aに垂直な両側壁27d,27eからなり、第2樋状部材28も、中央壁28aと両傾斜壁28b,28c、及び中央壁28aに垂直な両側壁28d,28eからなる。第2樋状部材28の断面は第1樋状部材27の断面よりやや小さめに形成され、第2樋状部材28が垂直位置にきたとき、両側壁28d,28eが第1樋状部材27の両側壁27d,27e内にはまり込む。なお、第1樋状部材27と第2樋状部材28の断面形状は、上記の例に限らず、半円形、V字形、コ形等、種々のものが考えられる。
嘴状ガイド17は、先端を下向きとし、嘴状に開閉する一対の枠体32,33からなる。各枠体32,33はそれぞれ上端外側の支点軸34,35を中心に揺動可能で、外側に揺動したとき開き(図1参照)、内側に揺動したとき閉じる(図2参照)。また、嘴状ガイド17は、下方の充填位置(袋3の袋口内に進入する下端位置)と上方の退避位置(袋3の袋口から完全に抜け出した上端位置)の間を昇降可能である。
枠体32,33は、いずれも樋状の部材の凹部側が斜めに切断されたような形状を有し、枠体32は、中央壁32aと両傾斜壁32b,32c、及び中央壁32aに垂直な両側壁32d,32eからなり、枠体33も、中央壁33aと両傾斜壁33b,33c、及び中央壁33aに垂直な両側壁33d,33eからなる(主として図1参照)。枠体33の断面は枠体32の断面よりやや小さめに形成され、嘴状ガイド17が開いたとき(枠体32,33が開いたとき)、枠体33の両側壁33d,33eの一部が枠体32の両側壁32d,32e内にはまり込む。また、嘴状ガイド17が閉じたとき(枠体32,33が閉じたとき)、枠体32の両傾斜壁32b,32c及び両側壁32d,32eの端面と、枠体33の両傾斜壁33b,33c及び両側壁33d,33eの端面が側面視で重なり、かつ先端では中央壁32a,33a同士が接触し、これにより嘴状ガイド17が閉じられる。
上記充填装置において、筒状ガイド16と嘴状ガイド17は一緒に昇降する。この場合、例えば、第1樋状部材27を設置した昇降可能なフレーム(図示せず)に、第2樋状部材28を揺動可能に設置し、かつ嘴状ガイドを開閉可能に設置すれば、昇降機構が簡素化される。
次に、図3〜10を参照し、本発明に係る充填装置の作動例を工程順に説明する。
(棒状物21の集合体21Aの供給工程)
図3に示すように、供給コンベア14の先端から放出された棒状物21の集合体21Aが、上端の受入位置にあるバケット15内に落下、供給される。バケット15は供給コンベア14のすぐ前方位置(受入位置)に上昇しているので、コンベアベルト19からバケット15の底壁22までの落差は大きくない。この時点で、充填工程位置に停止している袋3には棒状物21の集合体21Aがすでに充填済みであり、嘴状ガイド17は開いた状態で退避位置に向けて上昇途中であり、同時に筒状ガイド16も上端位置に向けて上昇途中であり、第2樋状部材28は水平位置に揺動済みである。
続いて図4に示すように、充填済みの袋3が充填工程位置から次の工程位置に向けて移動し、嘴状ガイド17が閉じて退避位置に停止し、同時に筒状ガイド16も上端位置に停止する。次いで棒状物21の集合体21Aを受け入れたバケット15が下降し、図5に示すように下端の供給位置で停止し、ここで底壁22が観音開きに開き、棒状物21の集合体21Aが水平位置にある第2樋状部材28内に落下する。バケット15は第2樋状部材28の直上位置(供給位置)に下降しているので、バケット15の底壁22から第2樋状部材28までの落差は大きくない。棒状物21の集合体21Aは、第2樋状部材28の凹部側に横に寝かせた状態で受け入れられる。棒状物21の集合体21Aが落下した後、バケット15は直ちに上昇し、かつ底壁22が閉じる。
(棒状物21の集合体21Aの姿勢変換工程)
図6に示すように、第2樋状部材28が図5に示す水平位置から図7に示す垂直位置に向けて揺動し、垂直位置において第1樋状部材27との間で筒状ガイド16を構成する。この間に、第2樋状部材28上に横に寝かせた状態で置かれた棒状物21の集合体21Aは、第2樋状部材28上を滑落し、嘴状ガイド17内に落下し、最終的に、第1樋状部材27と第2樋状部材28が筒状に閉じた筒状ガイド16と、閉じた嘴状ガイド17とで画定される空間内に、垂直方向に起立した姿勢で収容される。第2樋状部材28は嘴状ガイド17の上端開口部の近傍に設置されているから、嘴状ガイド17までの落差を小さくすることができる。なお、この工程中にグリッパー2に両側縁を把持された袋3が充填工程位置(筒状ガイド16の真下の位置)に移動してきて停止する。また、筒状ガイド16(第1,第2樋状部材27,28)及び嘴状ガイド17は、この工程においてすでに下降を開始し(処理能力向上のため)、次に供給される棒状物21の集合体21Aが、供給コンベア14上を搬送されている。
(棒状物21の集合体21Aの充填工程)
この工程は、姿勢変換工程においてすでに開始している。筒状ガイド16及び嘴状ガイド17がさらに下降し、図8に示すように筒状ガイド16が下端位置に、かつ嘴状ガイド17が充填位置に達して、嘴状ガイド17の先端が袋3の開口部(袋口)に挿入される。続いて図9に示すように嘴状ガイド17が開き、嘴状ガイド17内に起立状態で支持されていた棒状物21の集合体21Aが袋3内に落下する。このとき、供給コンベア14上の次に充填される棒状物21の集合体21Aが、供給コンベア14の先端に達している。
(嘴状ガイド17等の復帰工程)
図10に示すように、筒状ガイド16及び嘴状ガイド17が上昇を開始し、嘴状ガイド17が袋3の袋口から抜け出す。このとき同時に筒状ガイド16も上昇を開始し、第2樋状部材28は水平位置に向けて揺動(姿勢変換)を開始する。なお、この時点で、次に充填される棒状物21の集合体21Aが、供給コンベア14からバケット15へ供給されている。以後、図3,4に示すように、筒状ガイド16及び嘴状ガイド17がそれぞれ上端位置及び退避位置に向けて上昇する。
なお、上記の例では、バケット15に供給コンベア14から棒状物21の集合体21Aを供給したが、供給コンベア14を省略して、人手によりバケット15に棒状物21の集合体21Aを供給するようにしてもよい。また、さらにバケット15を省略して、人手により第2樋状部材28に棒状物21の集合体21Aを直接供給するようにしてもよい。
2 グリッパー
3 袋
14 供給コンベア
15 バケット
16 筒状ガイド
17 嘴状ガイド
27 第1樋状部材
28 第2樋状部材
31 ストッパー
32,33 枠体

Claims (6)

  1. 棒状物の集合体を上部が開口する容器に充填する際に用いられる充填補助装置であり、先端を下向きとして嘴状に開閉する一対の枠体からなり、下方の充填位置と上方の退避位置の間を昇降する嘴状ガイド、前記嘴状ガイドの上方に略垂直方向に配置された第1樋状部材、前記第1樋状部材の側方に配置され、長さ方向一端側の支点軸を中心として、棒状物の集合体を受け入れる略水平位置と略垂直位置の間で揺動し、略水平位置において凹部側が上方を向き、略垂直位置において凹部側が前記第1樋状部材の凹部側を向き、かつ前記第1樋状部材との間で筒状のガイドを構成する第2樋状部材からなることを特徴とする棒状物の集合体の充填装置。
  2. 前記嘴状ガイドの昇降に伴い、前記第1,第2樋状部材が一緒に昇降することを特徴とする請求項1に記載された棒状物の集合体の充填装置。
  3. 前記第2樋状部材の長さ方向他端側を閉鎖するストッパーが形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載された棒状物の集合体の充填装置。
  4. さらに、前記第2樋状部材の上方に配置され、前記第2樋状部材に棒状物の集合体を供給する箱状のバケットを含み、前記バケットは底面が開閉可能で、充填物を受け入れる上端の受入位置と、前記第2樋状部材に棒状物の集合体を供給する下端の供給位置の間で昇降することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載された棒状物の集合体の充填装置。
  5. さらに、棒状物の集合体を搬送し、受入位置に上昇した前記バケット内に棒状物の集合体を供給するコンベアを含むことを特徴とする請求項4に記載された棒状物の集合体の充填装置。
  6. 袋の左右両側縁を把持するグリッパー対が間欠回転するテーブルの周囲に複数対等間隔に配置され、各停止位置でグリッパー対への袋の供給、グリッパー対により把持された袋の開口、袋への棒状物の集合体の充填、袋口のシール等の各包装工程が順次行われる間欠回転式袋詰め包装機において、前記棒状物の集合体の充填工程が行われる停止位置に、請求項1〜5のいずれかに記載された棒状物の集合体の充填装置が配置されていることを特徴とする間欠回転式袋詰め包装機。
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