JPH10117589A - 種菌接種装置 - Google Patents

種菌接種装置

Info

Publication number
JPH10117589A
JPH10117589A JP8274455A JP27445596A JPH10117589A JP H10117589 A JPH10117589 A JP H10117589A JP 8274455 A JP8274455 A JP 8274455A JP 27445596 A JP27445596 A JP 27445596A JP H10117589 A JPH10117589 A JP H10117589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hopper
shutter
seed
inoculum
inoculation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8274455A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Kondo
政男 近藤
Masahiko Fujisawa
正彦 藤沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP8274455A priority Critical patent/JPH10117589A/ja
Publication of JPH10117589A publication Critical patent/JPH10117589A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mushroom Cultivation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 種菌びんから栽培容器までの供給手段を単純
化することにより、清掃作業を簡単にしかつ装置の高さ
寸法を抑えてローコストでコンパクトな接種装置を提供
する。 【解決手段】 種菌びん4内に収容された種菌2を所定
量掻き出す種菌掻き出し手段5と、種菌掻き出し手段5
により掻き出された種菌2Aを貯め受け、開閉可能なシ
ャッター6を備えたホッパー7と、ホッパー7を種菌受
け取り位置Cと種菌接種位置Fとの間で移動可能に設け
たホッパー移動手段8と、種菌接種位置Fでホッパー7
を栽培容器Pに向けて接離移動可能に設けたホッパー昇
降手段9と、ホッパー昇降手段の昇降動作に連動してシ
ャッター6を開閉可能とするシャッター駆動手段10と
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大鋸屑や米ぬかな
どを主成分とし、さまざまな栄養源を配合した培養基を
充填した栽培容器内にきのこ類の種菌を接種する装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大鋸屑や米ぬかなどを主成分に栄
養源を配合した培養基を用いてきのこ類を人工栽培する
方法としては、培養基を栽培ビンに充填して殺菌処理
し、その充填した栽培ビンの中にエノキダケ,マイタケ
などのきのこ類の種菌を接種した後に、栽培ビンの口部
にキャップを被せて閉塞し、予め決められた温度,湿度
条件下で菌を培養して工業的に栽培する方法、あるいは
培養基をプラスチック製の袋内に充填し、その充填した
培養基充填袋の袋口をガゼット折りして成形した後に、
その袋口を袋の側方に折り返して接着テ−プにて貼り付
けて袋の形態を整形保持し、この状態にて袋ごと培養基
を殺菌処理し、この殺菌処理した培養基充填包装袋の中
に種菌を接種して予め決められた温度,湿度条件下で菌
を培養して工業的に栽培する方法などが行われている。
【0003】前者の場合においては、栽培ビンの口部の
口径寸法に合わせてエノキダケなどの栽培を行っている
が、シイタケなどでは栽培ビンの口部の口径が狭く、シ
イタケなどのきのこの採取には向かないために適用でき
ないものであった。そのため、シイタケ,ナメコなどの
人工栽培では後者のプラスチック製の包装袋を用いてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記培養基
をプラスチック製の袋内に充填し、その充填された培養
基へのきのこ種菌の接種を自動化した装置が特開平7−
327487号にて提案されている。この接種装置によ
れば培養基を充填した培養袋をコンベアで搬送しなが
ら、所定の停止位置で培養袋の袋口を開口し、種菌容器
内のきのこ種菌を接種棒で掻き取り、種菌フィーダーに
落下させて回転羽根によって定量化したきのこ種菌をホ
ッパーを介して培養袋内の培養基上に供給し、培養基へ
のきのこ種菌の接種を行うものである。
【0005】しかしながら、この従来構造にあっては、
盆状の容器及び回転羽根からなる種菌フィーダー等の複
雑な供給装置を必要とし、装置が複雑となっており、装
置が古い種菌等によって汚れた場合、清掃作業を困難と
するものであり、きのこ栽培を行う上で雑菌の繁殖が最
も懸念されるこの種の種菌接種装置において、この清掃
作業を困難とする構造は好ましいものではなかった。ま
た、種菌容器から接種棒により掻き取られて落下する種
菌は、種菌フィーダー,ホッパーを介して培養袋内に落
下供給されるものであり、また回転羽根の駆動手段等の
設置スペースを必要とし、装置全体の高さ寸法を抑える
ことができず、装置を大型化させる要因となっていた。
【0006】そこで本発明は、上述したような問題点に
鑑みて成されたもので、種菌びんから栽培容器までの供
給手段を単純化することにより、清掃作業を簡単にしか
つ装置の高さ寸法を抑えてローコストでコンパクトな接
種装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、種菌びん内に収容された種菌を所定量掻き出
す種菌掻き出し手段と、前記種菌掻き出し手段により掻
き出された種菌を貯め受け、開閉可能なシャッターを備
えたホッパーと、前記ホッパーを種菌受け取り位置と種
菌接種位置との間で移動可能に設けたホッパー移動手段
と、前記種菌接種位置で前記ホッパーを栽培容器に向け
て接離移動可能に設けたホッパー昇降手段と、前記ホッ
パー昇降手段の昇降動作に連動して前記シャッターを開
閉可能とするシャッター駆動手段とを設けたものであ
る。
【0008】また、種菌びん内に収容された種菌を所定
量掻き出す種菌掻き出し手段と、前記種菌掻き出し手段
により掻き出された種菌を貯め受け、開閉可能なシャッ
ターを備えたホッパーと、前記ホッパーを栽培容器に向
けて接離移動可能に設けたホッパー昇降手段と、前記ホ
ッパー昇降手段の昇降動作に連動して前記シャッターを
開閉可能とするシャッター駆動手段と設けたものであ
る。
【0009】また、前記シャッター駆動手段は、前記シ
ャッターにアーム部の一端部を固設し、前記種菌接種位
置に当接部材を設け、前記ホッパー昇降手段による前記
ホッパーの下降動作により前記アーム部の他端部が前記
当接部材の上部に当接して前記シャッターを開動するこ
とを特徴とするものである。
【0010】また、前記シャッター駆動手段は、前記ホ
ッパーが下降した後に前記シャッターを開動し、前記ホ
ッパーが上昇する前に前記シャッターを閉動することを
特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の接種装置は、種菌びん内
に収容された種菌を所定量掻き出す種菌掻き出し手段
と、前記種菌掻き出し手段により掻き出された種菌を貯
め受け、開閉可能なシャッターを備えたホッパーと、前
記ホッパーを種菌受け取り位置と種菌接種位置との間で
移動可能に設けたホッパー移動手段と、前記種菌接種位
置で前記ホッパーを栽培容器に向けて接離移動可能に設
けたホッパー昇降手段と、前記ホッパー昇降手段の昇降
動作に連動して前記シャッターを開閉可能とするシャッ
ター駆動手段とから構成される。
【0012】前記ホッパーは、前記種菌受け取り位置に
て前記種菌掻き取り手段により掻き取られ落下する所定
量の種菌を貯め受ける。
【0013】栽培容器が種菌接種位置に搬入されて停止
すると、前記種菌を貯留した前記ホッパーは、ホッパー
移動手段により、種菌受け取り位置から種菌接種位置に
前進動作し、栽培容器の開口部の真上に移動する。
【0014】その後、前記ホッパーは、前記ホッパー昇
降手段によって前記栽培容器の開口部に対して下降して
開口部に接近,若しくは開口部内に挿入され、シャッタ
ー駆動手段により前記ホッパーのシャッターを開動しホ
ッパー内に貯留された種菌を栽培容器内へ落下させて種
菌が接種される。
【0015】種菌接種作業が終了すると、前記ホッパー
は、前記シャッター駆動手段によりシャッターを閉動し
た後に前記ホッパー昇降手段によって上動し、前記ホッ
パー移動手段により種菌接種位置から種菌受け取り位置
へと後退動作し、再び種菌掻き取り手段から落下供給さ
れる種菌を受け取り可能な状態となる。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。栽培容器Pは、本実施例にあってはプラスチッ
クフイルムにより形成された角状のガゼット袋であり、
この角状袋からなる栽培容器P内に米ぬかや大鋸屑等を
袋ごと加熱殺菌した培養基を充填したものをコンベア1
により所定位置に搬入し、袋口の開口部PEより種菌2
を接種可能に設けている。
【0017】接種装置3は、コンベア1の所定位置の上
方に設置されるものであって、種菌びん4内に収容され
た種菌2を所定量掻き出す種菌掻き出し手段5と、この
種菌掻き出し手段5により掻き出された種菌2Aを貯め
受け、開閉可能なシャッター6を備えたホッパー7と、
このホッパー7を種菌受け取り位置Cと種菌接種位置F
との間で移動可能に設けたホッパー移動手段8と、種菌
接種位置Fでホッパー7を栽培容器Pに向けて接離移動
可能に設けたホッパー昇降手段9と、ホッパー昇降手段
9の昇降動作に連動してシャッター6を開閉可能とする
シャッター駆動手段10とから構成される。
【0018】種菌掻き出し手段5は、比較的大容量の種
菌びん4の開口部を下向きにして斜めに支持し、種菌び
ん4の底部にシリンダ11により圧接して設けられる摩
擦回転板12をモータ13の回転により種菌びん4を回
転可能に設けており、この種菌びん4内にモータ14に
より回転可能に設けられた掻き棒15を挿入可能に設け
ている。この掻き棒15は種菌びん4内において掻き棒
15の回転動作にともなって種菌びん4内の種菌2を掻
き取りながら下端側の開口部から上端側の底部に向けて
徐々に進行するものであり、この掻き棒15及び種菌び
ん4の両者の回転により、種菌びん4内の種菌5を平均
的に細かく砕いて掻き取るものである。種菌掻き出し手
段5により掻き出された種菌2Aは、ガイド筒16を介
してホッパー7内に案内されて落下する。
【0019】ホッパー7は、固定収納部7Aと、この固
定収納部7Aに対して上端側に支軸17を設けこの支軸
17を基点として下端側を開閉可能に設けたシャッター
6とから構成され、このシャッター6と固定収納部7A
はそれぞれ上側を幅広にし、下側を幅狭にして折曲げ形
成されて合掌状態に重合され、その先端を互いに内側に
折曲げ形成するとともに、シャッター6の閉塞時にあっ
ては、シャッター6側の先端折り曲げ箇所を固定収納部
7A側の先端折り曲げ箇所の内方に重ね合わせて構成し
ており、シャッター6閉塞時における種菌2Aの漏れを
防止している。
【0020】ホッパー移動手段8は、種菌掻き出し手段
5により掻き出された種菌2Aを受け入れる種菌受け取
り位置Cと、コンベア1に載置される栽培容器Pの真上
に相当する種菌接種位置Fとの間を往復移動可能に設け
られるものであり、前述したホッパー7の固定収納部7
Aを腕部18に固定しこの腕部18の端部を移動板19
に取り付け固定している。移動板19には、互いに平行
な2本のスライド軸20,20が設けられ、このスライ
ド軸20,20はスライドガイド21に対し貫通して前
記移動板19を移動可能に構成しており、機台22に取
り付けられたシリンダ23の駆動によってホッパー7を
水平方向、つまり種菌受け取り位置Cと種菌接種位置F
との間で往復移動可能に設けたものである。
【0021】また、ホッパー昇降手段9は、種菌接種位
置Fでホッパー7を栽培容器Pの開口部PEに向けて接
離移動可能に構成するもので、前述したホッパー移動手
段8のスライドガイド21とシリンダ23の取り付け端
部23Aとの間にリンク棒24を接続し、このリンク棒
24の中程部のスライドガイド21寄り位置に、機台2
2に取り付けられたシリンダ25のロッド26の端部を
接続して構成している。このシリンダ25の駆動により
取り付け端部23Aを基点としてリンク棒24が回動し
て、リンク棒24に接続されたスライドガイド21が機
台22に対して相対的に昇降動作することにより、この
スライドガイド21にスライド軸20を介して取り付け
られるホッパー7が昇降動作するものである。この昇降
動作は、実際の動きの中においては、前述したホッパー
移動手段8によってシリンダ23が往動してホッパー7
が種菌接種位置Fに移動した時に行われるものである。
【0022】シャッター駆動手段10は、本実施例にあ
っては、シャッター6の外面部に固設され側方に向けて
延設するアーム部27と、このアーム部27の先端に取
り付けられた押し当て部28と、種菌接種位置Fに設け
られた固定側である当接部材29とから構成されてい
る。アーム部27と移動板19との間にはスプリング3
0が掛け止められており、シャッター6を固定収納部7
Aに向けて所定の付勢力によって押しつけることにより
通常状態にあってはシャッター6のガタツキを抑えてシ
ャッター6が開くことのないように保持するものであ
る。
【0023】この構成により前述したホッパー昇降手段
9の作動によりホッパ7が下降すると、種菌接種位置F
に設けられた固定側である当接部材29にシャッター6
のアーム部27の押し当て部28が当接し更にホッパー
7が下降し、スプリング30の付勢力に抗してホッパー
7を下降させることによってアーム部27の押し当て部
28を作用点としシャッター6の支軸17を基点として
シャッター6の下端部が回動してシャッター6が開動す
るものである。
【0024】つまり、ホッパー昇降手段9の昇降動作に
連動してシャッター6を開閉するものであり、この実施
例にあってはホッパー昇降手段9の駆動源がシャッター
駆動手段10の駆動源を兼ね備えた構成となっており、
部品コストを削減することができる。
【0025】このとき、シャッター6の駆動動作に注目
すると、シリンダ25の往動によってホッパー7が下降
を始めてシャッター6のアーム部27の押し当て部28
が当接部材29に当接する前段階である非作動領域と、
シャッター6のアーム部27の押し当て部28が当接部
材29に当接してから更にホッパー7が下降してシャッ
ター6を開動する作動領域とを設けており、非作動領域
にあってはホッパー7が下降するのみでシャッター6の
開動は行われず、作動領域になって始めてシャッター6
の開動を行うものである。
【0026】また、逆に言えばシリンダ25の複動によ
ってホッパー7が上昇を始めるとホッパー7は作動領域
にあるのですぐにシャッター6の閉動を始め、非作動領
域の手前でシャッター6の閉動を完了しホッパー7を上
昇するものである。
【0027】つまり、本実施例のシャッター駆動手段1
0にあっては、ホッパー7が下降した後にシャッター6
を開動し、ホッパー7が上昇する前にシャッター6を閉
動するものである。
【0028】こうすることによりホッパー7が栽培容器
Pの開口部PEに対して接近若しくは挿入状態にあると
きにシャッター6の開閉動作を行うものであり、ホッパ
ー7から供給される種菌2Aを栽培容器Pの外へこぼし
てしまうといった事態を防ぐことができるものである。
【0029】シャッター駆動手段10の非作動領域の長
さは、ホッパー昇降手段9の上昇状態におけるアーム部
27の押し当て部28の下面位置から種菌接種位置Fに
設けられる当接部材29の上面位置までの距離により決
定される。
【0030】かかる構成により、本発明の接種装置3に
あっては、図示しない袋開き装置によって上部が開口さ
れたガゼット角状袋からなる栽培容器Pをコンベア1に
より種菌接種位置Fまで搬送した後、栽培容器Pを停止
させ、この開口状態に保持された栽培容器Pの上方に設
けられる接種装置3により種菌2を接種するものであ
る。つまり、上方に傾斜状態で設けられた種菌びん4を
回転させながら種菌掻き出し手段5の掻き棒15が回転
しつつ種菌びん4の開口部から内部に向けて徐々に進行
することにより、種菌びん4内の種菌2が細かく削り取
られて落下しガイド筒16を介して種菌受け取り位置C
にあるホッパー7内に所定量の種菌2Aが貯留されるも
のである。この際、種菌2Aの一回の接種量は前述した
種菌掻き出し手段5の回転量をプログラム制御すること
で調整可能に設けられる。
【0031】種菌2Aを貯留したホッパー7は、ホッパ
ー移動手段8により、種菌受け取り位置Cから種菌接種
位置Fに前進動作し、栽培容器Pの開口部PEの真上に
移動する。
【0032】その後、ホッパー7は、ホッパー昇降手段
9によって栽培容器Pの開口部PEに対して下降して開
口部PEに接近,若しくは開口部PE内に挿入され、シ
ャッター駆動手段10によりホッパー7のシャッター6
を開動しホッパー7内に貯留された種菌2Aを栽培容器
P内へ落下させて種菌2Aが接種される。
【0033】種菌接種作業が終了すると、ホッパー7
は、シャッター駆動手段10によりシャッター6を閉動
した後にホッパー昇降手段9によって上動し、ホッパー
移動手段8により種菌接種位置Fから種菌受け取り位置
Cへと後退動作し、再び種菌掻き出し手段5から落下供
給される種菌2を受け取り可能な状態となる。
【0034】なお、前述した実施例にあっては栽培容器
Pとしてガゼット形成された角状袋に種菌を接種するも
のとして説明したが、栽培ビンや箱状の容器に種菌を接
種するタイプの接種装置にも適用できる。
【0035】また、本発明のシャッター駆動手段10は
ホッパー昇降手段9によるホッパー7の下降動作に伴っ
てシャッター6に固着されたアーム部27を当接部材2
9に当接させることによりシャッター6を開閉動作させ
るものであり、ホッパー昇降手段9の駆動源とシャッタ
ー駆動手段10の駆動源を共通化して装置の単純化を図
るものであったが、ホッパー昇降手段9とシャッター駆
動手段10とにそれぞれ個別の駆動源を設けてこれらの
駆動源に対し、ホッパー7が下降した後にシャッター6
を開動し、ホッパー7が上昇する前にシャッター6を閉
動するようホッパー昇降手段9及びシャッター駆動手段
10の駆動タイミングを設定するものであってもよい。
【0036】また、前述した実施例にあっては種菌受け
取り位置Cと種菌接種位置Fとの間を往復移動可能に設
けたホッパー移動手段8を設け、種菌接種工程の時のみ
にホッパー7を種菌接種位置Fに前進させ、接種作業後
にはホッパー7を逃動させることにより、種菌接種工程
の前後の工程である例えば栽培容器の搬送や開口,若し
くは蓋開閉,ヒートシール等の処理の妨げにならぬよう
に構成していたが、特にこれらの他の処理に妨げが無け
れば、種菌接種位置Fの真上に種菌掻き出し手段5を設
けるとともにホッパー移動手段8を廃止して、種菌受け
取り位置Cと種菌接種位置Fとを同一位置に設けてもよ
い。
【0037】また、例えば横一列に複数の栽培容器を種
菌接種位置に搬入して、ホッパーをこれらの栽培容器に
対応させて複数個設け、このホッパーのシャッターを一
斉に開動して同時に複数個の栽培容器内へ種菌を接種す
るものであってもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明は、種菌びん内に収容された種菌
を所定量掻き出す種菌掻き出し手段と、前記種菌掻き出
し手段により掻き出された種菌を貯め受け、開閉可能な
シャッターを備えたホッパーと、前記ホッパーを種菌受
け取り位置と種菌接種位置との間で移動可能に設けたホ
ッパー移動手段と、前記種菌接種位置で前記ホッパーを
栽培容器に向けて接離移動可能に設けたホッパー昇降手
段と、前記ホッパー昇降手段の昇降動作に連動して前記
シャッターを開閉可能とするシャッター駆動手段とを設
けたので、構造が単純化されることにより装置を小型化
できるとともに清掃作業が容易となり雑菌の繁殖を防止
することができる。また、ホッパーを種菌受け取り位置
と種菌接種位置とで移動可能に設けたので種菌接種工程
以外の時にはホッパーを種菌受け取り位置に逃動させる
ことにより種菌接種工程の前後の処理の妨げになること
を防止できる。また、前記ホッパー昇降手段の昇降動作
に連動して前記シャッターを開閉するので栽培容器の外
部へ種菌がこぼれ出ることなく良好な種菌接種が可能と
なる。
【0039】また、本発明は、種菌びん内に収容された
種菌を所定量掻き出す種菌掻き出し手段と、前記種菌掻
き出し手段により掻き出された種菌を貯め受け、開閉可
能なシャッターを備えたホッパーと、前記ホッパーを栽
培容器に向けて接離移動可能に設けたホッパー昇降手段
と、前記ホッパー昇降手段の昇降動作に連動して前記シ
ャッターを開閉可能とするシャッター駆動手段とを設け
たので、構造が単純化されることにより装置を小型化で
きるとともに清掃作業が容易となり雑菌の繁殖を防止す
ることができる。また、前記ホッパー昇降手段の昇降動
作に連動して前記シャッターを開閉するので栽培容器の
外部へ種菌がこぼれ出ることなく良好な種菌接種が可能
となる。
【0040】また、本発明は、前記シャッターにアーム
部の一端部を固設し、前記種菌接種位置に当接部材を設
け、前記ホッパー昇降手段による前記ホッパーの下降動
作により前記アーム部の他端部が前記当接部材の上部に
当接して前記シャッターを開動する前記シャッター駆動
手段を設けたので、前記ホッパー昇降手段の駆動源と前
記シャッター駆動手段の駆動源を共通化できるので部品
コストを低減できる。
【0041】また、本発明は、前記ホッパーが下降した
後に前記シャッターを開動し、前記ホッパーが上昇する
前に前記シャッターを閉動するよう構成する前記シャッ
ター駆動手段を設けたので、ホッパーが栽培容器に近接
若しくは挿入状態にてシャッターを開閉動作させるので
栽培容器の外部へ種菌がこぼれ出ることなく良好な種菌
接種が可能となる。
【0042】以上、本発明によれば、種菌びんから栽培
容器までの供給手段を単純化することにより、清掃作業
を簡単にしかつ装置の高さ寸法を抑えてローコストでコ
ンパクトな接種装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施例における要部の動作を示す正
面図である。
【図3】本発明の一実施例における要部の動作を示す正
面図である。
【図4】本発明の一実施例における要部の動作を示す正
面図である。
【図5】本発明の一実施例の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 種菌 3 接種装置 4 種菌びん 5 種菌掻き出し手段 6 シャッター 7 ホッパー 8 ホッパー移動手段 9 ホッパー昇降手段 10 シャッター駆動手段 27 アーム部 29 当接部材 P 栽培容器 C 種菌受け取り位置 F 種菌接種位置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種菌びん内に収容された種菌を所定量掻
    き出す種菌掻き出し手段と、前記種菌掻き出し手段によ
    り掻き出された種菌を貯め受け、開閉可能なシャッター
    を備えたホッパーと、前記ホッパーを種菌受け取り位置
    と種菌接種位置との間で移動可能に設けたホッパー移動
    手段と、前記種菌接種位置で前記ホッパーを栽培容器に
    向けて接離移動可能に設けたホッパー昇降手段と、前記
    ホッパー昇降手段の昇降動作に連動して前記シャッター
    を開閉可能とするシャッター駆動手段とを設けたことを
    特徴とする種菌接種装置。
  2. 【請求項2】 種菌びん内に収容された種菌を所定量掻
    き出す種菌掻き出し手段と、前記種菌掻き出し手段によ
    り掻き出された種菌を貯め受け、開閉可能なシャッター
    を備えたホッパーと、前記ホッパーを栽培容器に向けて
    接離移動可能に設けたホッパー昇降手段と、前記ホッパ
    ー昇降手段の昇降動作に連動して前記シャッターを開閉
    可能とするシャッター駆動手段とを設けたことを特徴と
    する種菌接種装置。
  3. 【請求項3】 前記シャッター駆動手段は、前記シャッ
    ターにアーム部の一端部を固設し、前記種菌接種位置に
    当接部材を設け、前記ホッパー昇降手段による前記ホッ
    パーの下降動作により前記アーム部の他端部が前記当接
    部材の上部に当接して前記シャッターを開動することを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の種菌接種装
    置。
  4. 【請求項4】 前記シャッター駆動手段は、前記ホッパ
    ーが下降した後に前記シャッターを開動し、前記ホッパ
    ーが上昇する前に前記シャッターを閉動することを特徴
    とする請求項1乃至請求項3記載の種菌接種装置。
JP8274455A 1996-10-17 1996-10-17 種菌接種装置 Pending JPH10117589A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8274455A JPH10117589A (ja) 1996-10-17 1996-10-17 種菌接種装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8274455A JPH10117589A (ja) 1996-10-17 1996-10-17 種菌接種装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10117589A true JPH10117589A (ja) 1998-05-12

Family

ID=17541935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8274455A Pending JPH10117589A (ja) 1996-10-17 1996-10-17 種菌接種装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10117589A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011046407A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Toyo Jidoki Co Ltd 棒状物の集合体の充填装置
CN108353731A (zh) * 2017-12-27 2018-08-03 江西王品农业科技开发有限公司 一种食用菌大棚种植用接种器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011046407A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Toyo Jidoki Co Ltd 棒状物の集合体の充填装置
CN108353731A (zh) * 2017-12-27 2018-08-03 江西王品农业科技开发有限公司 一种食用菌大棚种植用接种器
CN108353731B (zh) * 2017-12-27 2019-12-06 江西王品农业科技开发有限公司 一种食用菌大棚种植用接种器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10117589A (ja) 種菌接種装置
JP3832580B2 (ja) きのこ菌接種機およびきのこ菌接種シール装置
KR101586809B1 (ko) 병버섯 수확장치용 버섯분리구
JP2707059B2 (ja) きのこ種菌の自動接種装置
JP2890357B1 (ja) 種菌掻き取り装置
JP2714827B2 (ja) 種菌充填装置
CN111543154B (zh) 一种全自动秸秆育苗装盘机
JP2705586B2 (ja) 種菌接種装置
JP3148645B2 (ja) 種菌接種装置
JP2705595B2 (ja) 種菌接種装置
JP2667975B2 (ja) 種菌充填装置
EP0085928A1 (en) Method and device for the insemination with mycelium of compost packages for the cultivation of mushrooms and compost package inseminated with mycelium in accordance with said method
JP2003310053A (ja) きのこ菌接種シール装置
JPH0870698A (ja) 人工榾木の植菌方法およびその植菌装置
JPH1189423A (ja) 種菌接種装置における種菌容器供給機構
JP2580869B2 (ja) きのこ種菌接種装置
JP2001211744A (ja) 丸形包装袋の袋口折込装置
JPH0646287Y2 (ja) きのこ栽培基への種菌植付装置
JP2780708B2 (ja) 種菌接種装置における種菌容器供給機構
CN220369138U (zh) 一种改进型的育秧基质土装填装置
CN213907775U (zh) 菌袋窝口插棒一体机
CN221563525U (zh) 一种用于农药粉末的灌装封口机
CN214452363U (zh) 一种蘑菇种植加工用装袋结构
JP2792514B2 (ja) 種菌接種装置
JPH0642446Y2 (ja) きのこ種菌容器からの種菌取出装置