JP7192178B2 - 光ファイバホルダ - Google Patents

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Description

本開示は、光ファイバホルダに関する。
本出願は、2018年2月20日出願の日本出願2018-27980号に基づく優先権を主張し、前記日本出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
特許文献1は、外被から光ファイバ心線を延出させた光ケーブルの端部を保持する光ファイバホルダが記載されている。
日本国特開2014-102392号公報
本開示の一態様に係る光ファイバホルダは、
光ファイバを保持する光ファイバホルダであって、
ホルダ本体部と、
保持された前記光ファイバの一部を保持可能な溝部と、
を備え、
前記溝部が前記ホルダ本体部に載置された状態で、前記ホルダ本体部に対する前記溝部の位置を調整可能な調整機構を有する。
本開示の実施形態に係る光ファイバホルダを示す斜視図である。 ホルダ本体部の蓋を開いた状態を示す斜視図である。 光ファイバを保持した状態の光ファイバホルダを示す斜視図である。 ホルダ本体部の溝部載置台を示す側面図である。 図4のA-Aにおける断面図である。
[本開示が解決しようとする課題]
例えば海底ケーブル等において、光ファイバ同士の融着は高精度、かつ、高い信頼性を得るために高強度であることが求められる。高精度に融着するためには、融着する光ファイバ同士の傾きやずれを抑える必要がある。また、融着部分を高強度にするためには、光ファイバのガラスファイバ部分に直接クランプ等を接触させないことが重要である。ガラスファイバに直接触れず高精度に配置するには光ファイバを保持する光ファイバホルダが高精度に製作されている必要がある。
このため、光ファイバの初期設置の際には、数十μmの範囲内に光ファイバを光ファイバホルダにセットする必要がある。また、光ファイバホルダの材料のストレス(歪等)を開放させるための加工処理が必要であり、このため光ファイバホルダの製造コストが高くなる。
そこで、本開示は、製造コストを抑制しつつ、光ファイバを高精度に位置決めして保持することができる光ファイバホルダを提供することを目的とする。
[本開示の効果]
本開示によれば、製造コストを抑制しつつ、光ファイバを高精度に位置決めして保持することが可能な光ファイバホルダを提供することができる。
(本開示の実施形態の説明)
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の一態様に係る光ファイバホルダは、
(1)光ファイバを保持する光ファイバホルダであって、
ホルダ本体部と、
保持された前記光ファイバの一部を保持可能な溝部と、
を備え、
前記溝部が前記ホルダ本体部に載置された状態で、前記ホルダ本体部に対する前記溝部の位置を調整可能な調整機構を有する。
上記構成によれば、溝部を別体の部品としてホルダ本体部に対する位置を調整できるので、精密な加工処理等で個々の部品の精度を高くしなくてもよく、光ファイバホルダの製造コストの増加を抑制できる。また、保持する光ファイバの位置を調整機構によって調整することで、光ファイバを高精度に位置決めして保持することができる。
(2)前記調整機構は、前記ホルダ本体部に対する前記溝部の位置に関して、前記溝部の軸方向および幅方向に直交する高さ方向の位置と前記幅方向を中心軸とする傾き角度とを調整可能であってもよい。
上記構成によれば、ホルダ本体部に対する溝部の位置に関して、高さ方向の位置と幅方向を中心軸とする傾き角度の調整ができる。
(3)前記調整機構は、前記ホルダ本体部に対する前記溝部の位置に関して、前記溝部の軸方向および高さ方向に直交する幅方向の位置と前記高さ方向を中心軸とする傾き角度とを調整可能であってもよい。
上記構成によれば、ホルダ本体部に対する溝部の位置に関して、幅方向の位置と高さ方向を中心軸とする傾き角度の調整ができる。
(4)前記調整機構は、
前記溝部の下部と前記ホルダ本体部との間にシムを設置可能な領域が設けられ、前記領域に前記シムを設置することで前記高さ方向の位置と前記幅方向を中心軸とする傾き角度とを調整可能であってもよい。
上記構成によれば、溝部の下部とホルダ本体部との間にシムを設置可能な領域が設けられているので、この領域にシムを設置するという簡易な構成で、高さ方向の位置と幅方向を中心軸とする傾き角度の調整ができる。
(5)前記調整機構は、
前記溝部が前記ホルダ本体部に載置された状態における、前記溝部に対向する前記ホルダ本体部の側部の少なくとも三箇所に設けられた雌ネジと、
前記雌ネジに螺合された雄ネジと、
を有し、
前記雄ネジによる締め付けを調整することで、前記幅方向の位置と前記高さ方向を中心軸とする傾き角度とを調整可能であってもよい。
上記構成によれば、雄ネジによる締め付けを調整するという簡易な構成で、幅方向の位置と高さ方向を中心軸とする傾き角度の調整ができる。
(6)前記溝部を前記ホルダ本体部に固定可能な固定機構を有してもよい。
上記構成によれば、調整機構によって調整した光ファイバの位置や傾きを、固定機構によって維持することができる。
(7)前記固定機構は、
前記溝部が前記ホルダ本体部に載置された状態における、前記溝部に対向する前記ホルダ本体部の側部の少なくとも三箇所に設けられた雌ネジと、
前記雌ネジに螺合された雄ネジと、
前記溝部の前記雌ネジに対向する部分に設けられた凹部と、
を有し、
前記凹部は、前記雄ネジの先端の頂部の位置が前記凹部の下端と中心部との間になるような高さの位置に配置されており、前記雄ネジを締め付けることにより前記雄ネジの先端が前記凹部に当って、前記溝部を前記ホルダ本体部の底面方向に押し付けてもよい。
上記構成によれば、調整機構の機能を兼ね備える雌ネジおよび雄ネジと雌ネジに対向する部分に設けられた凹部とを用いて、固定機構を実現することができ、この構成により、調整した光ファイバの位置や傾きを維持することができる。したがって、簡易な構成で、調整機構の機能を兼ね備える固定機構を実現でき、製造コストを抑制することができる。
(本開示の実施形態の詳細)
本開示の実施形態に係る光ファイバホルダの具体例を、図面を参照しつつ説明する。
なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1は、本開示の実施形態に係る光ファイバホルダの一例を示す斜視図である。光ファイバホルダは、例えば、海底ケーブル等で用いられる光ファイバの融着処理の際に、光ファイバの端部を保持するものである。
図1に示すように、光ファイバホルダ1は、ホルダ本体部2と、ホルダ本体部2に載置される溝部4と、を備えている。以下、図において、光ファイバホルダ1の前後方向を「軸方向」、左右方向を「幅方向」、上下方向を「高さ方向」として説明する。
ホルダ本体部2は、本体20と、本体20の上面を覆うことが可能な蓋25と、本体20の前側端部から軸方向へ延出する溝部載置台30と、を有している。溝部4は、光ファイバを収容することが可能な溝41を有している。
ホルダ本体部2における本体20と溝部載置台30とは一体的に形成されている。本体20と溝部載置台30は、例えば、アルミニウムで形成されている。溝部載置台30には、溝部4を収容することが可能な溝部収容凹部31が軸方向に沿って形成されている。
図2は、溝部載置台30の溝部収容凹部31内に溝部4が収容され、ホルダ本体部2の蓋25が開かれた状態の光ファイバホルダ1を示す。
本体20の中央部には、光ファイバを収容することが可能なファイバ収容溝21が軸方向に沿って形成されている。溝部収容凹部31内に収容された溝部4は、本体20の中央部の端部に当接するように位置する。溝部4に形成されている溝41は、本体20のファイバ収容溝21に連続するように溝部4の中央部に軸方向へ延びている。
蓋25は、本体20の一側部に前後方向へ二つ並んで取り付けられている。蓋25は、本体20に対して回動可能に連結されている。蓋25を回動させることにより、本体20の上面が開閉される。蓋25は、本体20の上面に向かって回動させることにより、ファイバ収容溝21の上部を覆うように配置される。蓋25には、本体20との対向面に、例えば、ゴム等の弾性材料からなる押え板部26が設けられている。蓋25を本体20の上面側に向かって回動させることにより、押え板部26がファイバ収容溝21の上部に配置される。
本体20には、蓋25が連結されている一側部と反対側における上面に磁石22が設けられている。蓋25は、鉄などの磁性体で形成されている。このため、蓋25は、本体20の上面に配置された状態において、磁石22の磁力によって吸着される。これにより、ファイバ収容溝21内に収容された光ファイバは、蓋25の押え板部26によって保持される。
図3は、本体20のファイバ収容溝21および溝部4の溝41に光ファイバG1が収容され、本体20の蓋25が閉じられた状態の光ファイバホルダ1を示す。
溝に収容される光ファイバG1は、例えば、ガラスファイバの周囲に被覆が施された光ファイバ心線である。光ファイバG1の先端部は、被覆が除去されてガラスファイバG2が露出されている。露出されたガラスファイバG2の部分は、溝部4の溝41から光ファイバホルダ1の外部へ飛び出した状態で保持されている。なお、光ファイバG1の先端部の被覆を除去する処理は、光ファイバG1を光ファイバホルダ1に保持する以前に行っておいてもよいし、光ファイバホルダ1に光ファイバG1を保持した状態で行うことも可能である。
光ファイバ心線は、例えば、被覆径が250μm程度であり、ガラス径が125μm程度であり、コア径が十μm程度である。なお、光ファイバ心線としては、この他、被覆径が500μmあるいは900μm程度のものであってもよい。その場合、本体20のファイバ収容溝21および溝部4の溝41は、収容される光ファイバ心線の径に応じた大きさに形成される。
また、図1から図3に示すように、光ファイバホルダ1は、溝部4がホルダ本体部2の溝部載置台30に載置された状態で、溝部載置台30に対する溝部4の位置を調整することが可能な調整機構5を備えている。
調整機構5は、図1に示すように、溝部載置台30に形成された溝部収容凹部31の底部に設けられる凹部領域51を有している。凹部領域51は、溝部4を溝部載置台30に載置したとき、溝部4の下部と溝部載置台30との間に設けられる。本例では、凹部領域51が溝部収容凹部31の前方部と後方部とにそれぞれ一つずつ設けられている。凹部領域51には、例えば、薄い環状のシム52が設置される。シム52の厚さは、数μm~数十μm程度である。シム52は、例えば、ステンレス等で形成されている。シム52の形状は、環状に限定されない。
凹部領域51にシム52が設置されることにより、溝部載置台30に対する溝部4の位置に関して、溝部4の軸方向(前後方向)および幅方向(左右方向)に直交する高さ方向(上下方向)の位置が調整される。
高さ方向における位置の調整には、溝部4全体を高さ方向へ所定の距離だけ移動させることによる位置の調整が含まれる。この調整では、例えば、前後二つの凹部領域51に同じ厚さ分のシム52を設置することで、溝部4全体の位置を高さ方向へ同じ距離移動させる。
また、高さ方向における位置の調整には、溝部4の前側と後側とで高さ方向へ異なる距離だけ移動させて溝部4を傾斜させることによる位置の調整が含まれる。この調整では、例えば、一方の凹部領域51に設置するシム52を厚くすることで、図1に示す、幅方向を中心軸Xとする溝部4の傾き角度θYを調整し溝部4の位置を高さ方向へ前側と後側とで異なる距離移動させる。
また、調整機構5は、図3あるいは図1に示すように、溝部載置台30の左右側部に設けられている雌ネジ55と、雌ネジ55に螺合される雄ネジ56と、を有している。溝部載置台30の左右側部とは、溝部4が溝部載置台30に載置された状態における、溝部4に対向する溝部載置台30の側部を意味する。溝部載置台30の左右側部には、取付孔57の内側に溝を切って形成された雌ネジ55が設けられている。本例では、雌ネジ55が左右側部の前方部と後方部とにそれぞれ二つずつ設けられている。各雄ネジ56は、それぞれ取付孔57の雌ネジ55に螺合される。
雌ネジ55に雄ネジ56を螺合させ雄ネジ56を押し込むことで雄ネジによって溝部4を締め付け、溝部載置台30に対する溝部4の位置に関して、溝部4の軸方向(前後方向)および高さ方向(上下方向)に直交する幅方向(左右方向)の位置が調整される。
幅方向における位置の調整には、溝部4全体を幅方向へ所定の距離だけ移動させることによる位置の調整が含まれる。この調整では、例えば、側部の前方部と後方部とに螺合されている二つの雄ネジ56を同じ距離だけ押し込むことで、溝部4全体の位置を幅方向へ所定距離移動させる。
また、幅方向における位置の調整には、溝部4の前側と後側とで幅方向へ異なる距離だけ移動させて溝部4を傾斜させることによる位置の調整が含まれる。この調整では、例えば、前後二つの雄ネジ56のうち一方の雄ネジ56の押し込む距離を多くすることで、図3に示す、高さ方向を中心軸Yとする溝部4の傾き角度θXを調整し溝部4の位置を幅方向へ前側と後側とで異なる距離移動させる。
図4は、ホルダ本体部2における溝部載置台30の右側面図を示す。溝部載置台30の溝部収容凹部31内には、溝部4が載置されている。図5は、図4のA-Aにおける断面図である。
図4および図5に示すように、光ファイバホルダ1は、溝部収容凹部31内に載置された溝部4を溝部載置台30に固定することが可能な固定機構6を備えている。
固定機構6は、溝部載置台30の左右側部に形成された取付孔57に設けられている雌ネジ55と、雌ネジ55に螺合される雄ネジ56と、溝部4に設けられている固定凹部61と、を有している。固定機構6の雌ネジ55と雄ネジ56とは、上記調整機構5における雌ネジ55と雄ネジ56と共通の部材である。本例では、雌ネジ55と雄ネジ56とは、溝部4を固定するための固定機構6としても機能するように構成されている。固定凹部61は、溝部4の左右側部の外側面に前後方向へ並んで二つ設けられている(図1参照)。
また、図4に示すように、固定凹部61は、溝部4の側部において、溝部載置台30に形成された取付孔57の雌ネジ55に対向する位置に設けられている。固定凹部61は、例えば、円柱形状に形成されており、二つの固定凹部61の中心点の間隔が二つの雌ネジ55の中心点の間隔と同じ間隔となるように設けられている。
また、図4および図5に示すように、固定凹部61は、その中心点の位置が雌ネジ55の中心点の位置よりも上方へずれた位置となるように設けられている。固定凹部61は、雄ネジ56の先端の頂部56aの位置が固定凹部61の下端62と中心部63の高さH2との間になるような高さH1の位置に設けられている。雄ネジ56を締め付けることにより、雄ネジ56の先端の下側傾斜部56bが固定凹部61の下端角部64に当って、溝部4を溝部載置台30の底面32方向に押し付け、溝部4を溝部載置台30に固定するように構成されている。雄ネジ56の半径は、例えば、500μm以上であることが好ましい。溝部載置台30の凹部領域51にシム52(数μm~数十μm程度)が設置されて溝部4の位置が上方または下方に移動した場合でも、雄ネジ56の下側傾斜部56bが固定凹部61の下端角部64に当たるように構成されている。
例えば、光ファイバホルダに保持した光ファイバを高精度に融着するためには、融着する光ファイバ同士の傾きやずれを抑える必要があり、光ファイバを高精度に配置するために精密な加工処理等で個々の部品の精度を高くする必要がある。
これに対して、上記のような本実施形態に係る光ファイバホルダ1によれば、ホルダ本体部2とは別体の部品として設けられた溝部4をホルダ本体部2の溝部載置台30に載置することで、ホルダ本体部2に対する溝部4の位置を調整できる。このため、本実施形態に係る光ファイバホルダ1は、精密な加工処理等で個々の部品の精度を高くしなくてもよく、製造コストの増加を抑制することができる。
また、本実施形態に係る光ファイバホルダ1は、調整機構5を備えている。この調整機構5により、ホルダ本体部2に対する溝部4の高さ方向の位置に関して、溝部載置台30と溝部4との間にシム52を載置することで、溝部4全体の高さの調整だけでなく、溝部4の幅方向を中心軸とする傾き角度θYの調整も行うことが可能である。また、ホルダ本体部2に対する溝部4の幅方向の位置に関して、雄ネジ56の締め付けにより溝部4を押すことで、溝部4全体の幅方向の調整だけでなく、溝部4の高さ方向を中心軸とする傾き角度θXの調整も行うことが可能である。したがって、必要に応じた各調整部材の調整を行うことで、保持された光ファイバG1を高精度に位置決めすることができる。
また、本実施形態に係る光ファイバホルダ1は、溝部4の下部と溝部載置台30との間にシム52を設置可能な凹部領域51が設けられている。これにより、この凹部領域51にシム52を設置するという簡易な構成で、ホルダ本体部2に対する溝部4の高さ方向の位置を容易に調整することができる。
また、本実施形態に係る光ファイバホルダ1は、溝部載置台30の側部に位置調整用の雌ネジ55と雄ネジ56が設けられている。これにより、この雄ネジ56による締め付けを調整するという簡易な構成で、ホルダ本体部2に対する溝部4の幅方向の位置を容易に調整することができる。
また、本実施形態に係る光ファイバホルダ1は、固定機構6を備えており、固定機構6によって溝部4をホルダ本体部2の溝部載置台30に固定することができる。このため、調整機構5によって調整した光ファイバG1の位置や傾きを、固定機構6によって維持することができる。また、固定機構6は、調整機構5の機能を兼ね備える雌ネジ55および雄ネジ56と、雌ネジ55に対向する部分に設けられた固定凹部61とを用いて実現することができる。よって、簡易な構成で、調整機構5の機能を兼ね備えた固定機構6を実現することができ、製造コストを抑制することができる。
以上、本開示を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本開示の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。また、上記説明した構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本開示を実施する上で好適な数、位置、形状等に変更することができる。
上記実施形態の例では、溝部載置台30に二つの凹部領域51を設けているが、この数に限定されない。例えば、三つ以上、あるいは一つのみの凹部領域51を設けるようにしてもよい。また、溝部4の高さ方向の調整を凹部領域51とシム52とにより行っているが、これに限定されない。例えば、溝部載置台30の下部の前後二箇所に設けられた雌ネジに雄ネジを螺合させ、雄ネジを締め付けて溝部4を押し上げることにより高さ方向の調整を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態の例では、溝部4の幅方向の調整を溝部載置台30の左右側部に二箇所ずつ合計四箇所の雌ネジ55および雄ネジ56で行っているが、この数に限定されない。雌ネジ55および雄ネジ56は、少なくとも合計三箇所に設けられていればよい。例えば、一方の側部に二箇所、他方の側部に一箇所設けられていてもよい。その場合、一方の側部には前方部と後方部とに設けられ、他方の側部にはその中間である中央部に設けられるようにしてもよい。
また、上記実施形態の例では、固定機構6の一部の部材を調整機構5における一部の部材と共用しているが、これに限定されない。固定機構6は、調整機構5の部材とは異なる部材を用いて溝部4を固定する構成としてもよい。
1:光ファイバホルダ
2:ホルダ本体部
4:溝部
5:調整機構
6:固定機構
20:本体
21:ファイバ収容溝
25:蓋
30:溝部載置台
31:溝部収容凹部
41:溝
51:凹部領域
52:シム
55:雌ネジ
56:雄ネジ
57:取付孔
61:固定凹部
56a:頂部
62:下端
63:中心部
G1:光ファイバ
G2:ガラスファイバ

Claims (2)

  1. 光ファイバを保持する光ファイバホルダであって、
    ホルダ本体部と、
    保持された前記光ファイバの一部を保持可能な溝部と、
    を備え、
    前記溝部が前記ホルダ本体部に載置された状態で、前記ホルダ本体部に対する前記溝部の位置を調整可能な調整機構を有し、
    前記調整機構は、
    前記溝部が前記ホルダ本体部に載置された状態における、前記溝部に対向する前記ホルダ本体部の側部の少なくとも三箇所に設けられた雌ネジと、
    前記雌ネジに螺合された雄ネジと、
    を有し、
    前記調整機構は、前記ホルダ本体部に対する前記溝部の位置に関して、前記雄ネジによる締め付けを調整することで、前記溝部の軸方向および高さ方向に直交する幅方向の位置と前記高さ方向を中心軸とする傾き角度とを調整可能であり、
    前記溝部を前記ホルダ本体部に固定可能な固定機構を有し、
    前記固定機構は、前記雌ネジと、前記雄ネジと、前記溝部の前記雌ネジに対向する部分に設けられた凹部と、を有し、
    前記凹部は、前記雄ネジの先端の頂部の位置が前記凹部の下端と中心部との間になるような高さの位置に配置されており、前記雄ネジを締め付けることにより前記雄ネジの先端が前記凹部に当って、前記溝部を前記ホルダ本体部の底面方向に押し付ける、
    光ファイバホルダ。
  2. 前記調整機構は、前記ホルダ本体部に対する前記溝部の位置に関して、前記溝部の軸方向および幅方向に直交する高さ方向の位置と前記幅方向を中心軸とする傾き角度とを調整可能であり、
    前記調整機構は、
    前記溝部の下部と前記ホルダ本体部との間にシムを設置可能な領域が設けられ、前記領域に前記シムを設置することで前記高さ方向の位置と前記幅方向を中心軸とする傾き角度とを調整可能である、請求項1に記載の光ファイバホルダ。
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