JPH042416Y2 - - Google Patents

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JPH042416Y2
JPH042416Y2 JP14486185U JP14486185U JPH042416Y2 JP H042416 Y2 JPH042416 Y2 JP H042416Y2 JP 14486185 U JP14486185 U JP 14486185U JP 14486185 U JP14486185 U JP 14486185U JP H042416 Y2 JPH042416 Y2 JP H042416Y2
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lens
lens barrel
barrel
optical axis
fixed
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は、例えば光Diskプレーヤのピツクア
ツプレンズ等の鏡筒固定装置に関するものであ
る。
(考案の背景) 従来の鏡筒装置について、第5図及び第6図に
基づいて説明する。第5図は前記装置の断面図で
あり、第6図は第5図中の−矢視断面図であ
る。
第5図及び第6図に於いて、レンズ1は鏡筒2
の内部に支持され、該鏡筒2は固定筒3の内部に
隙間をもつて嵌装されている。また、鏡筒2の外
周面の上部には光軸方向に沿つたキー溝4が形成
されている。先端部が丸先に形成されたビス5は
固定筒3の螺合用孔6に螺合され、前記キー溝4
の底部平面を押圧することにより、レンズ1は鏡
筒2を介して固定筒3に固定される。また、固定
筒3の一方の端面(第5図中、左側)には円板7
がビス8により固定され、円板7の、固定筒3の
内側には光源9が固着されている。
ここでレンズ1はその製作誤差のために、レン
ズ1の光軸中心が光源9の光軸中心に対して偏心
したり、焦点距離fがバラついたりすることが避
けられない。そこで、まず半径方向即ち矢印Aの
方向の調整を、次に焦点距離の調整に相当する光
軸方向即ち矢印Bの方向の調整を行なう必要があ
る。まず、半径方向の調整はビス8を緩めて円板
7を微動させて光源9を半径方向に移動すること
により、相対的にレンズ1の光軸中心と光源9の
光軸中心とを一致させる。次に鏡筒2の外周面に
は予め溝10が設けられ、ビス5を緩めて、工具
等を用いて固定筒3の工具通過用孔11を通して
前記溝10と係接することによつて、光軸方向の
調整を行なう。
上述の如く構成された従来の鏡筒固定装置は、
第7図の如く鏡筒2の下部は、鏡筒2の固定筒3
に対して一本の支線x(図中点線で示す)でのみ
接する構造となつている。また鏡筒2と固定筒3
との間及びキー溝4の幅とビス5との間には隙間
があるために、前記の光軸方向の調整の際にビス
5を緩めたり締めたりすると、ビス5の回転中心
のぶれによつて第8図或いは第9図の如くビス5
の先端部の当接部がキー溝4の中心から左あるい
は右にずれることにより、支線がX1,X2の如く
移動し、レンズ1の光軸がずれてしまうことがあ
る。そのために光軸方向の調整の前工程で済んだ
はずの半径方向の調整が狂つてしまい、再び半径
方向の調整をしなければ成らないので、調整の工
程が多くなつてしまう欠点が生じる。また、ビス
5を緩めたとき鏡筒2が変動せず正常な位置に維
持されたとしても、鏡筒2の光軸方向の移動の
後、ビス5を締めるとき、ビス5の回転中心のぶ
れによりビス5が鏡筒を押圧する個所が左右にず
れて、結局第8図或いは第9図の如くレンズ1の
光軸中心が偏心したままで固定されてしまう。こ
れにより、前述と同様な欠点が生じる。
また、従来のものは正常な位置に鏡筒2が固定
されたときでも、一本の支線Xとビス5で固定さ
れているために、該装置の外部からの衝撃により
鏡筒が変動し易いという構造上の欠点もある。
さらに、鏡筒2を光軸方向に調整するためには
溝10に係接する調整工具が不可決であり、結局
調整の為にはビス5,8を緩めたり締めたりする
ためのドライバーと2種類の工具を要し、能率が
悪くなる。また、工具を不要とするために光軸方
向への微動装置を固定筒3に内蔵すると、装置全
体が高価になつたり、大きくなつたり、重くなつ
たりするという欠点も生じる。
(考案の目的) 本考案はこれらの欠点を解決し、前記の調整に
於いて鏡筒が変動することなく、外部からの衝撃
に対しても変動しにくい鏡筒の固定装置を得るこ
とを目的とする。
(考案の概要) 本発明は上記目的を達成するために、 内部にレンズを保持し、前記レンズの光軸方向
に互いに逆の傾斜をもつ2つの斜面を外周面に設
けた鏡筒と; 該鏡筒を内部に緩嵌し、周面のうち前記2つの
斜面に対応する位置に螺合用孔を設けた固定筒
と; を有し、前記2つの斜面の傾斜と一致する先端部
を有するビスを前記螺合用孔に螺合することによ
り前記鏡筒の光軸方向の移動及び固定を行なう装
置に於いて、 前記鏡筒の、前記斜面を設けた周面の反対側の
周面の一部を切除することにより、前記の光軸方
向と平行な2本の稜線を形成し、 該2本の稜線が前記固定筒の内周面に当接する
如く構成したことを特徴とする鏡筒の固定装置を
提供する。
(実施例) 本考案の実施例を第1図ないし第3図に基づき
説明する。
第1図は本発明の実施例による装置の断面図で
ある。この第1図に於いてレンズ1は鏡筒12の
内部に保持されている。該鏡筒12の外周面の上
部には前記レンズ1の光軸方向に逆円錐状の凹部
13,14が形成されている。鏡筒12は固定筒
15の内部に緩嵌され、固定筒15の周面の上部
には前記の凹部13,14に対応する位置に螺合
用孔16,17が穿設されている。前記の螺合用
孔16,17と螺合する各ビス18,19の先端
部18a,19aは円錐形状であり、該円錐形状
の頂角は前記凹部13,14の逆円錐形状の頂角
と同一である。凹部13の、前記先端部18aと
当接する斜面13aと、凹部14の、前記先端部
19aと当接する斜面14aとの傾斜はレンズ1
の光軸方向に互いに逆に向かい合つている。その
ために、ビス18の締めとビス19の締めとの、
またはビス18の緩めとビス19の締めとの螺合
調節により、鏡筒12は光軸方向に移動し、焦点
距離の調整をする。ビス18の締めとビス19の
締めとの螺合調節により、鏡筒12は固定筒15
の内部に固定される。
第2図は第1図中の−矢視断面図である。
また、第3図は鏡筒12が固定筒15の内部に緩
嵌されているときの概略斜視図である。第2図に
於いて鏡筒12の下部(鏡筒の、前記凹部13,
14を設けた周面の反対側の周面の一部)は三日
月型に切除されている。そのために、第3図の如
く鏡筒12の下部は2本の平行な稜線20,21
が形成され、この稜線20,21は固定筒15の
内周面に当接し、前記の稜線20,21は鏡筒1
2の固定筒15に対する支線となる。そして、一
方の支線20と他方の支線21とはレンズ1の中
心軸(縦軸)に対称に位置しているために、安定
な固定状態となり、第1図の如くビス18,19
を締めたり緩めたりしたとき、ビス18,19の
回転軸のぶれがあつたとしても鏡筒12が半径方
向に変動することはなく、レンズ1の光軸が移動
することはない。また、外部からの衝撃に対して
も強く、動き難いという利点がある。さらに、全
ての調整終了後、第1図及び第2図の如く固定筒
15の接着剤注入孔22を通して鏡筒12の下部
に接着剤23を注入して鏡筒12と固定筒15と
を固着すれば、外部からの衝撃に対してさらに強
くなる。また特に機構を加えないので、小型、軽
量にすることができる。
以上の実施例では、鏡筒12の外周面に凹部を
設け、該凹部をビスで押す構造を示したが、第4
図の如く鏡筒12の上部の両端に斜面24,25
を設けても良い。この第4図において、第1図と
の同一符号が同効部材であり、説明は省略する。
尚、本実施例は光源とレンズとの関係で説明し
たが、光源とレンズとに限定するものでなく、レ
ンズと受光素子、レンズと他のレンズでも全く同
じである。
(考案の効果) 以上の本考案によれば、鏡筒の下部に設けた2
本の稜線が固定筒の内周面と当接するために、光
軸方向の調整のときに半径方向の調整が狂うこと
なく、調整作業が能率的であり、全ての調整はド
ライバーで行なうことができ、特殊な工具を必要
とせず、調整作業がし易く、また安定な鏡筒の固
定を行なうことができるので外部からの衝撃に対
して強いのみならず、小型化、軽量化も可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による装置の断面図で
ある。第2図は第1図中の−矢視断面図であ
る。第3図は第1図中鏡筒12が固定筒15の内
部に緩嵌されているときの概略斜視図である。第
4図は本考案の別の実施例による装置の断面図で
ある。第5図は従来の装置の断面図である。第6
図は第5図中の−矢視断面図である。第7図
は第5図中鏡筒2が固定筒3の内部に緩嵌されて
いるときの概略斜視図である。第8図及び第9図
は、ビスの押圧により固定筒3の内部に固定され
た鏡筒2が偏心されたときの状態を示す側面図で
ある。 主要部分の符号の説明、1……レンズ、12……
鏡筒、13,14……逆円錐状の凹部、15……
固定筒、18,19……ビス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内部にレンズを保持し、前記レンズの光軸方向
    に互いに逆の傾斜をもつ2つの斜面を外周面に設
    けた鏡筒と; 該鏡筒を内部に緩嵌し、周面のうち前記2つの
    斜面に対応する位置に螺合用孔を設けた固定筒
    と; を有し、前記2つの斜面の傾斜と一致する先端部
    を有するビスを前記螺合用孔に螺合することによ
    り前記鏡筒の光軸方向の移動及び固定を行なう装
    置に於いて、 前記鏡筒の、前記斜面を設けた周面の反対側の
    周面の一部を切除することにより、前記の光軸方
    向と平行な2本の稜線を形成し、 該2本の稜線が前記固定筒の内周面に当接する
    如く構成したことを特徴とする鏡筒の固定装置。
JP14486185U 1985-09-21 1985-09-21 Expired JPH042416Y2 (ja)

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JP14486185U JPH042416Y2 (ja) 1985-09-21 1985-09-21

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JPS6255214U JPS6255214U (ja) 1987-04-06
JPH042416Y2 true JPH042416Y2 (ja) 1992-01-28

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DE3613643C1 (de) * 1986-04-23 1988-01-28 Hewlett Packard Gmbh Faseroptische Fokusiereinrichtung
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JPS6255214U (ja) 1987-04-06

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