JPS6333442B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6333442B2
JPS6333442B2 JP55038341A JP3834180A JPS6333442B2 JP S6333442 B2 JPS6333442 B2 JP S6333442B2 JP 55038341 A JP55038341 A JP 55038341A JP 3834180 A JP3834180 A JP 3834180A JP S6333442 B2 JPS6333442 B2 JP S6333442B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
bodies
cutting
cutter bodies
cutting blades
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55038341A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56135003A (en
Inventor
Katsuhei Oomi
Kosui Oomi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omi Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Omi Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omi Kogyo Co Ltd filed Critical Omi Kogyo Co Ltd
Priority to JP3834180A priority Critical patent/JPS56135003A/ja
Publication of JPS56135003A publication Critical patent/JPS56135003A/ja
Publication of JPS6333442B2 publication Critical patent/JPS6333442B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は切削巾を可変にした木工用回転カツタ
ーに関するものである。
(従来の技術) 従来、切削巾を可変にした木工用回転カツター
としては例えば振れ鋸式のカツターがあり、第1
図は同カツターによる切削状態を説明する概略図
である。即ち、図中1は垂線Vに対して傾斜状に
取り付けられた真円のカツター体であつて、この
カツター体1の傾斜角θを調整することにより、
被切削材の溝巾Wを決定しうるようにしたもので
ある。このようなカツターにあつては、前記溝の
両サイドS1,S2を決定する切削刃1a,1bは常
に同一であるため、その摩耗が著しく、したがつ
て耐久性に劣る欠点があつた。又、前記溝の底面
Bは平らではなく円弧状に切削されるという欠点
もあつた。
そこで次に、第2図で示すような平行移動方式
の回転カツターが案出された。即ち、図中2は外
周面に雄ネジが螺刻された円筒軸部2aと一体成
形され、その一側においてフランジ状に延出形成
された固体カツター体であつて、その外周には前
記憶筒軸部2a側に突出する刃巾W1の横長の切
削刃3が多数設けられている。4は内周面に雌ネ
ジが螺刻された筒状の支持体であつて、短径円筒
部4a、中径円筒部4b及び長径円筒部4cとか
らなり、前記円筒軸部2aの外周面に螺合されて
いる。
5は前記支持体4の中径円筒部4bに嵌着され
た可動カツター体であつて、前記固定カツター体
2と同一の外径を有するとともに、その外周には
前記切削刃3とは反対方向に突出し同切削刃3と
は交互に位置する刃巾W2の横長の切削刃6が多
数設けられている。
7は前記支持体4の短径円筒部4aに嵌着され
た切削巾調整用の締着筒であつて、その周側部8
は前端は可動カツター体5の後側面基部に当接
し、支持体4の長径円筒部4cの一側面部との間
で可動カツター体5を押圧挾持するようになつて
いる。なお、9は締着筒7の前面から挿通され支
持体4に螺入された締着ボルトであつて、締着筒
7前端を可動カツター体5側へ押圧するものであ
る。
このように構成されたカツターは、締着筒7を
左右いずれかに回動すれば、ボルト9によつて連
結された支持体4もそれに応じて前記円筒軸部2
の外周面上を回転移動し、同回転移動に従つて支
持体4に嵌着された可動カツター体5も固定カツ
ター体1に対して接近若しくは離間するように平
行移動する。そして、可動カツター体5の接近・
離間により、切削刃3の外側端3aと切削刃6の
外側端6aの離間距離W3は変化し、同W3がこの
カツターの切削巾となる。
よつて、この回転カツターによつても切削巾を
任意に調整することができる。しかも上記従来例
とは異なり、切削溝の両サイドの決定は、それぞ
れ固定カツター体1及び可動カツター体5に設け
られた全切削刃3及び6によつてなされるため、
耐久性の問題は解消されるとともに、切削された
溝の底面も平らである。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、同回転カツターは前述のような
構成であるため、締着筒7の回動量に比し可動カ
ツター体5の移動量は小である。従つて、可動カ
ツター体5を固定カツター体2に対して多くの平
行移動を取るためには、前記締着筒7を何回も回
転させなければならず、この操作は煩雑であると
ともに作業能率も良くない。しかも、このように
締着筒7の回転数が多くなると、カツターの切削
巾を示す目盛の表示も困難となる。
(問題点を解決するための手段) 本発明では、上記の問題点を解決するため、外
周面左右両半部に右ネジ及び左ネジをそれぞれ螺
刻した軸筒の左半部及び右半部に対して、一対の
カツター体を軸筒の回動によつて共に螺合量調節
可能となるようにそれぞれ螺合し、両カツター体
の外周に設けられる切削刃は相対する他の切削刃
と互い違いになるように配置するとともに、その
切削刃はカツター体を互いに接近状態としたとき
に他のカツター体の切削刃と重合可能に他のカツ
ター体と相対する方向に延出形成したことを特徴
としている。
(作用) 両カツター体17,18を保持して軸11を回
動すると、カツター体17,18は同時にかつ互
いに同じ移動量で接近若しくは離間するように、
すなわち互いに反対方向に軸11の軸心方向へ移
動する。また、各切削刃21,22はカツター体
17,18を互いに接近状態としたときに他のカ
ツター体17,18の切削刃21,22と重合す
る。
(実施例) 以下第3図〜第5図に基づいて本発明の一実施
例を説明する。
図中11は軸孔Pを有する円筒状の軸筒であつ
て、その外周面は中央部に凹刻された環状溝12
によつて左右に両半されている。そして一側半部
の外周面には右ネジの雄ネジが他側半部の外周面
には左ネジの雄ネジがそれぞれ螺刻されており、
同ネジのピツチはこの種のものとしては大きなピ
ツチが設けられている。この実施例にあつては、
2.5mmのピツチが設定されている。
13は軸筒11の一側側面部に凹刻された深溝
の環状溝、14は同環状溝13内の底部から軸心
方向に貫通した挿通孔14aに挿通される複数個
のボルトであつて、その先端部は後述する切削巾
調整用の調整部材15に螺入されている。16は
ボルト14の頭部と前記環状溝13内の底部との
間に介装されたスプリングであつて、その弾性力
により前記軸筒11は常に次に述べるカツター体
17,18に対して一方向、この実施例では調整
部材側、に附勢されカツター体17,18とのバ
ツクラシユが吸収される。
17,18は同一の外径を有するとともにその
側面中央部にて外方向に張り出す円筒段部19,
20が形成された一対のカツター体であつて、そ
の外周には刃巾W4及びW5の横長の切削刃2
1,22が多数設けられている。これら切削刃2
1,22は両カツター体17,18が軸筒11に
螺合された際に、相対する他の切削刃21,22
と互い違いになるように配置されるとともに、カ
ツター体17,18が互いに接近したときに他の
カツター体17,18の切削刃21,22と重合
可能に他のカツター体17,18と相対する方向
に延出形成されている。そして前記段部19,2
0の内周面には、前記軸筒11の外周面の右ネジ
及び左ネジの雄ネジと螺合する雌ネジがそれぞれ
螺刻されている。従つて、同雄ネジの螺合によ
り、カツター体17,18は軸筒11に取り付け
られ両者は互いに平行配置される。
23はカツター体17,18間に配された伸縮
自在のベローズであつて、その左右両側端部は同
カツター体17,18の内側面適宜位置に凹刻さ
れれた溝24,25に嵌着される。このリング2
3の装着により、切削屑がカツター内に侵入する
のを防せぐ。
15はカツター体18の側部に配置される切削
巾調整用の調整部材であつて、その周側に設けら
れた環状突部26は段部20の外側面27に凹刻
された環状溝に遊嵌されている。そして同調整部
材15は前述のようにボルト14によつて軸筒1
1に連結されている。なお、28は調整部材15
の周側表面部に刻設されたローレツトである。
以上のように構成された回転カツターの作用を
述べると、まず、両カツター体17,18を保持
して調整部材15を左右いずれかの方向に回動す
ると、ボルト14によつて連結されている軸筒1
1もその回動に従つて回動される。そして、その
回動に応じて軸筒11に螺合するカツター体1
7,18は、同軸筒11の前記溝12を中心とし
てその外周面上を移動する。この場合、カツター
体17,18はそれぞれ相異なる方向に進むネジ
に螺合されているため同一方向には進まず、第4
図で示すように同時にかつ互いに同じ移動量で接
近若しくは離間するように、すなわち互いに反対
方向に軸11の軸心方向へ移動する。そして、こ
のカツター体17,18の相互の軸心方向への移
動によつて増減する切削時の刃巾W6、即ち、切
削刃21の外側端21aと切削刃22の外側端2
2aの離間距離がこのカツターの切削巾となる。
よつて、このカツターによつても、切削巾は任意
に調整が可能となる。また、切削刃21,22は
カツター体17,18を互いに接近状態としたと
きに他のカツター体17,18の切削刃21,2
2と重合するので切削時の刃巾W6を小さくする
こともでき、細い溝から太い溝まで多様な巾の溝
を切削形成できる。
そして、前述のように軸筒11に螺刻されたネ
ジのピツチはこの種のものとしては大である。従
つて、このネジピツチを例えばこの実施例のよう
に2.5mmに設定した場合には、調整部材15の1
回転に伴うカツター体17,18の相対的移動距
離は2.5mm×2=5.0mmとなる。即ち、従来の回転
カツターでは、支持体4のネジピツチが通常1mm
であつたことも相まみ、切削巾を例えば10.0mm増
減させるためには締着巾7を10回程回転させる必
要があつたのに対し、本発明の回転カツターでは
調整部材15を2回回転させるのみで済むことと
なる。このように、調整部材15の回動量に比し
カツター体17,18の平行移動量が大となれ
ば、従来困難であつた切削巾の目盛表示も容易と
なる。そしてこの目盛表示は次のように行なわれ
る。
即ち、カツター体17,18の相対的移動距離
を1.0mmだけ増減するに必要な調整部材15の回
転角度αは、2直角を同調整部材15の1回転に
伴う相対的移動距離で割つた値、つまり、360゜/5 =72゜である。従つて、第5図にて一例を示すよ
うに、例えばカツター体18の段部20の外側面
27周縁上に、角度αの間隔をもつて目盛を刻設
すれば1.0mm刻みの目盛表示が可能となる。
効 果 以上詳述したように、本発明は外周面左右両半
部に右ネジ及び左ネジをそれぞれ螺刻した軸筒の
左半部及び右半部に対して、一対のカツター体を
軸筒の回動によつて共に螺合量調整可能となるよ
うにそれぞれ螺合し、両カツター体の外周に設け
られる切削刃は相対する他の切削刃と互い違いに
なるように配置するとともに、その切削刃はカツ
ター体を互いに接近状態としたときに他のカツタ
ー体の切削刃と重合可能に他のカツター体と相対
する方向に延出形成したことにより、前記軸筒の
回動量に比し前記カツター体の平行移動量が大と
なる。従つて、切削刃の刃巾の調整に伴う軸筒の
回動操作の煩雑さが半減し、簡単な操作で多様な
巾の溝を切削形成できることになり木工用回転カ
ツターとして優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の木工用回転カツターの切削状態
を説明する概略図、第2図は他の従来の木工用回
転カツターの縦断面図、第3図は本発明を具体化
した木工用回転カツターの一実施例であつて同カ
ツターの切削巾が小の状態の縦断面図、第4図は
同カツターの切削巾が大の状態の縦断面図、第5
図は同カツターの正面図である。 軸筒……11、カツター体……17,18、段
部……19,20、切削刃……21,22、ベロ
ーズ……23、外側面……27。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外周面左右両半部に右ネジ及び左ネジをそれ
    ぞれ螺刻した軸筒11の左半部及び右半部に対し
    て、一対のカツター体17,18を軸筒11の回
    動によつて共に螺合量調節可能となるようにそれ
    ぞれ螺合し、両カツター体17,18の外周に設
    けられる切削刃21,22は相対する他の切削刃
    21,22と互い違いになるように配置するとと
    もに、その切削刃21,22はカツター体17,
    18を互いに接近状態としたときに他のカツター
    体17,18の切削刃21,22と重合可能に他
    のカツター体17,18と相対する方向に延出形
    成したことを特徴とする木工用回転カツター。 2 前記軸筒11に螺刻される右ネジ及び左ネジ
    のピツチは2.5mmであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の木工用回転カツター。 3 前記一対のカツター17,18はその両内側
    面に伸縮自在のベローズ23が介装されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の木
    工用回転カツター。 4 前記一対のカツター体17,18の側面中央
    部に外方向に張り出す段部19,20の少なくと
    もいずれか一方の外側面27周縁上に切削巾の目
    盛表示をしたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載の木工用回転カツター。
JP3834180A 1980-03-26 1980-03-26 Rotary cutter for woodworking Granted JPS56135003A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3834180A JPS56135003A (en) 1980-03-26 1980-03-26 Rotary cutter for woodworking

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3834180A JPS56135003A (en) 1980-03-26 1980-03-26 Rotary cutter for woodworking

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56135003A JPS56135003A (en) 1981-10-22
JPS6333442B2 true JPS6333442B2 (ja) 1988-07-05

Family

ID=12522576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3834180A Granted JPS56135003A (en) 1980-03-26 1980-03-26 Rotary cutter for woodworking

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS56135003A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3474503B2 (ja) * 1999-10-28 2003-12-08 兼房株式会社 回転工具の緊定構造
JP2002059403A (ja) * 2000-08-14 2002-02-26 Misawa Homes Co Ltd 回転刃物

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4324707Y1 (ja) * 1965-11-15 1968-10-17

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4324707Y1 (ja) * 1965-11-15 1968-10-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56135003A (en) 1981-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4043697A (en) Mountings for boring tool bits
US4726720A (en) Method of milling teeth surfaces from the free end of a workpiece
JPS5858165B2 (ja) フライス工具の反転使用可能なチツプの調整装置
US2685735A (en) Pinking shears having linear blade contact with planar rake
US4344724A (en) Cutting tool assembly
JPH0480764B2 (ja)
JP3794920B2 (ja) 調整機構
JPH0529774Y2 (ja)
JPS6333442B2 (ja)
US2418960A (en) Self-centering screw
JPH0529775Y2 (ja)
JPS63147562A (ja) カツタヘツド用のバランシング装置
US3254641A (en) Mounting and tensioning device for annular saws
JP4731724B2 (ja) 造粒用カッタヘッド装置
JP3227397U (ja) 強固に組立てられたカッター保持アセンブリ
JPH03161210A (ja) パイプ材などの開先加工装置
JPH0340567Y2 (ja)
KR940002574Y1 (ko) 챔퍼링 머시인(chamfering machine)
JPS5815650B2 (ja) カイテンコウタイ
KR970706951A (ko) 브로칭 공구(Broaching tool)
JPS5836487Y2 (ja) 溝切幅調整式木工カツタ−
US2458216A (en) Adjusting and holding means for rotary disk tools and the like
CN112140784A (zh) 旋转切削工具
JPS6031852Y2 (ja) ボ−リングホルダ−
JPS5836485Y2 (ja) 回転式刃物