JPS5836487Y2 - 溝切幅調整式木工カツタ− - Google Patents
溝切幅調整式木工カツタ−Info
- Publication number
- JPS5836487Y2 JPS5836487Y2 JP1979089860U JP8986079U JPS5836487Y2 JP S5836487 Y2 JPS5836487 Y2 JP S5836487Y2 JP 1979089860 U JP1979089860 U JP 1979089860U JP 8986079 U JP8986079 U JP 8986079U JP S5836487 Y2 JPS5836487 Y2 JP S5836487Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutter
- blade
- tank moving
- plate
- pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は溝切幅調整式木工カッターに関する。
木工カッターによって溝を切る場合、溝幅は当然刃体幅
によって決まる。
によって決まる。
1枚のカッターでは、一定幅の溝しか切る事ができない
。
。
任意の幅の溝を切る事ができるためには、2枚のカッタ
ープレートを組合わせて使わねばならない。
ープレートを組合わせて使わねばならない。
カッタープレートの間隔を変える事により、実効的に刃
体幅を増減し、溝幅を適当に変える事ができる。
体幅を増減し、溝幅を適当に変える事ができる。
このような2枚のカッタープレートを組合わせた溝切幅
可変カッターは、従来から使用されている。
可変カッターは、従来から使用されている。
しかし、カッタープレートの間隔調節には、数多くの間
座(かんざ)の着脱が必要であった。
座(かんざ)の着脱が必要であった。
ステンレス製の薄い間座を例えば厚さQ、1mmのもの
3枚、0.2mmのもの2枚、0.5mmが2枚、1m
mが2枚、3mmが3枚・・・・・・というふうに予め
用意しておく。
3枚、0.2mmのもの2枚、0.5mmが2枚、1m
mが2枚、3mmが3枚・・・・・・というふうに予め
用意しておく。
間座は3個所に通し穴がある円板である。
カッタープレート、間座群、カッタープレートの順に重
ねてボルトで一体に固定するためである。
ねてボルトで一体に固定するためである。
間座の厚み、枚数を適当に組合わす事により、0゜1m
mピッチで刃体幅を調節できる。
mピッチで刃体幅を調節できる。
しかしながら、刃体幅の変更のためには、危険で面倒な
作業が伴う。
作業が伴う。
たとえQ、1mmだけ幅を狭くする場合でも、駆動軸か
ら、カッターを固定するボルト、万十(まんじゅう)を
外して、カッターを取外し、2枚のカッターを結合する
3本のボルトを外さなければならない。
ら、カッターを固定するボルト、万十(まんじゅう)を
外して、カッターを取外し、2枚のカッターを結合する
3本のボルトを外さなければならない。
さらに0.1mm厚みの間座を1枚取除き、再びカッタ
ープレート、間座群、カッタープレートを重ねて3本の
ボルトで止めて一体とする。
ープレート、間座群、カッタープレートを重ねて3本の
ボルトで止めて一体とする。
これを駆動軸に再び装着しなければならない。
木工カッターの場合、材質が木材であって寸法精度があ
まり高くならないから、相手方の部材の寸法に合うよう
、ケースバイケースで僅かに微調整しなければならない
事が多い。
まり高くならないから、相手方の部材の寸法に合うよう
、ケースバイケースで僅かに微調整しなければならない
事が多い。
そのたびに、間座を着脱していたのでは甚しく非能率で
ある。
ある。
しかも、カッタープレートは直径が20crn程度で軽
くはなく、鋭利な刃体が周縁に付いているから、これを
手で持って押したり引いたりすると、指を切る惧れがあ
る。
くはなく、鋭利な刃体が周縁に付いているから、これを
手で持って押したり引いたりすると、指を切る惧れがあ
る。
頗る危険でもある。カッタープレートを駆動軸から取外
す事なく、さらには、2枚のカッタープレート相互をも
切り離す事なく、間隔を変更する事ができれば、真に理
想的である。
す事なく、さらには、2枚のカッタープレート相互をも
切り離す事なく、間隔を変更する事ができれば、真に理
想的である。
2個の部材が組合わされており、この間隔を可変にする
には、両者を螺結合するようにしたら良い訳である。
には、両者を螺結合するようにしたら良い訳である。
螺結合していれば、両部材を相対回転する事により、極
めて容易に間隔を変更できる。
めて容易に間隔を変更できる。
しかしながら、カッタープレートの場合、螺結合という
わけにはゆかない。
わけにはゆかない。
カッタープレートトを相互に回転で゛きないからで゛あ
る。
る。
カッタープレートトには、周縁に刃体が突設しであるが
、二枚のカッタープレートの刃体は干渉しあわないよう
、円周上の相補的な位置に交互に設ける。
、二枚のカッタープレートの刃体は干渉しあわないよう
、円周上の相補的な位置に交互に設ける。
二枚のプレートの刃体が相互に内側へ出張っているので
、二枚のカッタープレートは廻り止めされる。
、二枚のカッタープレートは廻り止めされる。
相互にカッタープレートを回転する事は不可能である。
この為、長い間、二枚のカッタープレート幅を容易に微
調整できる機構が切望されていながら、螺機構は顧りみ
られもしなかったのである。
調整できる機構が切望されていながら、螺機構は顧りみ
られもしなかったのである。
2つの部材を螺機構で結合したいという要求と、2つの
部材は相対回転できないという制限とを和解させる事が
できなかった。
部材は相対回転できないという制限とを和解させる事が
できなかった。
本考案者は、かかる難問を解決する為に深い熟考を重ね
た。
た。
そして、遂に、この困難を克服することのできる機構を
創案した。
創案した。
2つの、部材のみで、螺機構と相対回転とが明らかに矛
盾するものであれば、もうひとつ部材を附加すれば良い
訳である。
盾するものであれば、もうひとつ部材を附加すれば良い
訳である。
新しく附加した中間部材Mの存在によって、上記の矛盾
を解決できる。
を解決できる。
正方向の相対回転は、負方向の相対回転により正確に打
ち消すことができる。
ち消すことができる。
中間部材と部材Aとは螺機構で結合し正の相対回転をさ
せる。
せる。
中間部材と部材Bとは負の相対回転をさせ前記とは異な
るピッチの螺機構で結合させれば良い。
るピッチの螺機構で結合させれば良い。
第−螺機構のピッチをPI、第2螺機構のピッチをP2
とし、中間部材の部材Aに対する相対回転角をθとする
と、中間部材に対する部材Bの相対回転角は一θで、部
材Aと部材Bの相対回転角はOとなる。
とし、中間部材の部材Aに対する相対回転角をθとする
と、中間部材に対する部材Bの相対回転角は一θで、部
材Aと部材Bの相対回転角はOとなる。
部材Aと中間部材Mとの変位は
P1θ
中間部材Mと部材Bとの変位は
P2θ
結局部材A、部材B間の変位ABは
AB= (P 1−P 2)θ
で与えられる。
P1〆P2であれば、部材A、部材Bの相対回転を随わ
ずに間隔を変える事ができる。
ずに間隔を変える事ができる。
ところで、中間部材Mと、部材A、Bの螺結合の形式は
2種類考えられる。
2種類考えられる。
すなわち、中間部材と部材A、Bのいずれを雌雄螺にす
るかである。
るかである。
(1) A(雄)・・・・・・M(雌)M(雄)・・
・・・・B(雌) (2) M(雄)・・・・・・A(雌)M(雄)・・
・・・・B(雌) この内、(2)は外径とピッチの異なる2つの雄螺を中
間部材に設けて、部材A、Bを重ね合わせておいて中間
部材を螺こんでゆく。
・・・・B(雌) (2) M(雄)・・・・・・A(雌)M(雄)・・
・・・・B(雌) この内、(2)は外径とピッチの異なる2つの雄螺を中
間部材に設けて、部材A、Bを重ね合わせておいて中間
部材を螺こんでゆく。
部材間隔は中間部材Mを螺込むに従って拡ってゆくよう
にする。
にする。
(1)は中間部材の内外面に螺面を設けこれに、両部材
A、Bが内外面に螺合するようにしである。
A、Bが内外面に螺合するようにしである。
いずれにしても、螺込みの最初の間隔の設定については
予め精確に計算しておかなければならない。
予め精確に計算しておかなければならない。
これは、螺条が2つあることによる。さらに考えてみれ
ばPI)P2であればよいのであるからP2=Oであっ
てもよい。
ばPI)P2であればよいのであるからP2=Oであっ
てもよい。
P2=0ということは、中間部材Mと部材Bの間に螺面
が不要だという事である。
が不要だという事である。
すなわち、単に摺動面で接触するという事に他ならない
。
。
両者とも螺機構にすると、この他にもいくつか不都合が
ある。
ある。
ひとつは、中間部材に加わる剪断力が大きくなりすぎる
、という事である。
、という事である。
螺というものは、螺条の終結点に極大の引張力が加わる
。
。
引張力は剪断力と45°異なる方向を向くが、螺条ごと
の剪断力の積分が螺条終結点での引張力を与える。
の剪断力の積分が螺条終結点での引張力を与える。
二部材は両側から万十で強圧するが、このため螺条がつ
ぶれ易く、或は中間部材Mが破断する惧れもある。
ぶれ易く、或は中間部材Mが破断する惧れもある。
いまひとつは、螺の戻りが防ぎ難いという事である。
2つの螺条があり自由度が高いから、螺が緩んでしまう
事がある。
事がある。
このような欠点に鑑み、一方のピッチP2=Oとする。
螺面ではなく単に摺動面とする。こうすると変位AM、
MB、ABはそれぞれ AM=P1θ MB=O AB=P1θ となる。
MB、ABはそれぞれ AM=P1θ MB=O AB=P1θ となる。
単に摺動面とするといっても、部材Bの軸方向の変位を
禁止するのであるから、中間部材Mは、部材Bの外側と
内側に接触しなければならない。
禁止するのであるから、中間部材Mは、部材Bの外側と
内側に接触しなければならない。
すると、中間部材Mは二部材に分割しなければならない
。
。
これをボルト等で結合すれば良いことになる。
中間部材を二部材に分割すると新たな利益が賢らされる
。
。
中間部材の結合を緩やかにするという事である。
こうすれば部材Bの内、外面の中間部材の接触は滑らか
になり取扱いが簡単になる。
になり取扱いが簡単になる。
本考案は以上の考察に基づき、2部材A、Hの相対変位
を禁止しながら、螺機構で間隔を変更できる為に、緩結
合された2つの部材よりなる中間部材Mを新たに附加し
、中間部材Mと、部材Aは螺接触し、部材Bとは摺動接
触せしめたものである。
を禁止しながら、螺機構で間隔を変更できる為に、緩結
合された2つの部材よりなる中間部材Mを新たに附加し
、中間部材Mと、部材Aは螺接触し、部材Bとは摺動接
触せしめたものである。
以下、実施例を示す図面によって説明する。
第1図は本考案の実施例に係る溝切幅調整木工カッター
の正面図、第2図は右側面図で、上半分は縦断面図、下
半分は外観を示す。
の正面図、第2図は右側面図で、上半分は縦断面図、下
半分は外観を示す。
第3図はBカッタープレートの背面図の半分、第4図は
Aカッタープレートの正面図の半分を示す。
Aカッタープレートの正面図の半分を示す。
本考案の本エカッターは、Aカッタープレート1、Bカ
ッタープレート2、外槽動盤3、内槽動盤4及び結合ピ
ン5等よりからなる。
ッタープレート2、外槽動盤3、内槽動盤4及び結合ピ
ン5等よりからなる。
Aカッターフブレート1は、円板状で゛、周縁部に刃体
9を有する。
9を有する。
刃体は、けか゛き刃10、平刃11.けがき刃10の3
つか群となって、60°の中心角を占める。
つか群となって、60°の中心角を占める。
刃体群は60°おきに3つ設けられる。この刃体の構成
は周知である。
は周知である。
Aカッターフブレート1の中心にはAカッター軸筒6が
固着しである。
固着しである。
Aカッター軸筒6の内面は通し孔13になっていて、こ
こへ駆動軸を挿通する。
こへ駆動軸を挿通する。
外面は雄螺面14となっている。雄螺面14は左螺であ
る。
る。
Bカッターフブレート2は、Aカッターフブレート1と
ほぼ軸対称の円板形状である。
ほぼ軸対称の円板形状である。
直径は等しく、相補的位置に刃体9を有する。
けがき刃10、平刃11、けがき刃10で60’の刃体
群となり、60°おきに3群、設けられている点は変わ
らない。
群となり、60°おきに3群、設けられている点は変わ
らない。
けがき刃は木材の繊維を鋭く切断し、溝の側面を切り起
こす。
こす。
平刃は、両側面が切断された後、溝の底面を切り出すも
のである。
のである。
溝の幅は、Aカッターフブレートのけかき刃と、Bカッ
タープレートのけがき刃との距離に等しい。
タープレートのけがき刃との距離に等しい。
この実施例では、この距離は18mm〜33mmの間で
可変であるようにしである。
可変であるようにしである。
カッタープレートを重ね合わせた時、けがき刃間隔は1
8mmで、平刃は余裕をみて17.5mmの厚みとして
いる。
8mmで、平刃は余裕をみて17.5mmの厚みとして
いる。
最大厚みは、平刃2枚分より、つぎ目の重なり分をとっ
て、33mmとなる。
て、33mmとなる。
しかし、幅の可変域の設定はこれに限らず任意である。
外槽動盤3は、断面が略コの字型の円板で、Bカッター
プレート2の外面に端縁15が摺接するよう設けられる
。
プレート2の外面に端縁15が摺接するよう設けられる
。
内槽動盤4は、端縁16に於て、Bカッタープレート2
の内面に摺接するよう設けられる円板である。
の内面に摺接するよう設けられる円板である。
内槽動盤4は中心部に筒部17を、さらに直径上2個所
にピン室7を有する。
にピン室7を有する。
筒部17の内面は、左廻りの雌螺面18となっており、
Aカッタープレート1の軸筒6の雄螺面14に螺合する
。
Aカッタープレート1の軸筒6の雄螺面14に螺合する
。
結合ピン5はピン室7の中に遊嵌され、ピン室の端壁1
9を貫き、外槽動盤3の内面に螺着されている。
9を貫き、外槽動盤3の内面に螺着されている。
結合ピン5は、外槽動盤3と、内槽動盤4とが同一回転
運動をするように両者を結合する。
運動をするように両者を結合する。
さらに、ピン室7の中には、スプリング12が、結合ピ
ン5の頭部8と端壁19の間に介装される。
ン5の頭部8と端壁19の間に介装される。
Aカッタープレート1の内面3個所には廻り止めピン2
0が内向きに突設される。
0が内向きに突設される。
Bカッタープレート2にはこれに対応し、止め穴21が
穿設しである。
穿設しである。
廻り止めピン20を止め穴21に嵌めこんであるから、
両力ツタ−プレートは相互回転しない。
両力ツタ−プレートは相互回転しない。
しかし、相補的に刃体を設けてあって、これが重ね合わ
されているから、これによって廻り止めされる。
されているから、これによって廻り止めされる。
従って廻り止めピン20は省いても差支えない。
次に作用を説明する。
先述した中間部材はここでは、外槽動盤3と内槽動盤4
にあたる。
にあたる。
内槽動盤4と外槽動盤3とを緩結合するのが結合ピン5
である。
である。
内槽動盤4はBカッタープレート2の内側に摺接し、外
槽動盤3はその外側に摺接する。
槽動盤3はその外側に摺接する。
つまり中間部材(3,4)は、Bカッターフブレート2
と摺接し、Aカッターフ。
と摺接し、Aカッターフ。
レート1と螺合する。
第2図は中間状態を示すが、これより幅を狭くするには
、カッターブレート1,2は廻らないように支え、外槽
動盤3を左へ廻してゆく。
、カッターブレート1,2は廻らないように支え、外槽
動盤3を左へ廻してゆく。
内、外槽動盤3,4は左旋回するので、螺面14,18
ではカッタープレート相互が接近する方向へ動く。
ではカッタープレート相互が接近する方向へ動く。
スプリング12の作用で、内、外槽動盤3,4は常にB
カッタープレートを両側から押えながら第2図で右方へ
移動する。
カッタープレートを両側から押えながら第2図で右方へ
移動する。
カッタープレート1,2の間隔の変位を目視しながら調
節できる。
節できる。
スプリングがなくても、外槽動盤3を押えながら囲わせ
ば、Bカッターフブレート2は内槽動盤4に接しながら
移動するから、間隔変位を直視できる。
ば、Bカッターフブレート2は内槽動盤4に接しながら
移動するから、間隔変位を直視できる。
逆に幅を広くするには、外槽動盤3を右へ廻す。
結合ピン5の作用で、内槽動盤4も右廻転し、螺面14
.18に於て、軸方向に離れる方向の変位が生ずる。
.18に於て、軸方向に離れる方向の変位が生ずる。
最大幅は平刃11の約2枚分の厚さに等しい。
ただし、Aカッタープレートと、Bカッタープレートと
の平刃の厚みは中間で幾分型なり合う必要があるので、
2枚分より僅かに狭い。
の平刃の厚みは中間で幾分型なり合う必要があるので、
2枚分より僅かに狭い。
第5図は他の実施例を示す右側面図で第2図に対応する
。
。
ここでは、廻り止めピン20、止め穴21が無い。
刃体9が相補的位置に交互に突設され、これらが干渉す
るのでそれ自身廻り止め機能を果すから、廻り止めピン
20を省くことができる。
るのでそれ自身廻り止め機能を果すから、廻り止めピン
20を省くことができる。
外槽動盤3はもはや、廻り止めピン20の先端を被蓋す
る必要がないから、より直径の小さいものにする事がで
きる。
る必要がないから、より直径の小さいものにする事がで
きる。
つまり、内槽動盤4の側壁の近くにまで狭める事が可能
である。
である。
従って、刃体の先端から、外槽動盤3の端縁15までの
距離が大きくなる。
距離が大きくなる。
溝の深さをより大きくできる、という長所がある。
第6図は取付状態図である。
動力源につながる駆動軸22に、皿型の万+23を差込
み、次いで本考案のカッターを嵌め、さらに外側に万+
24を当てて、最後に取着ナツト25を螺込み緊締する
。
み、次いで本考案のカッターを嵌め、さらに外側に万+
24を当てて、最後に取着ナツト25を螺込み緊締する
。
取着ネジ部は左ネジである。取着ネジ、ナツトが左ネジ
であり、さらに雄螺面14、雌螺面18が左ネジである
のは、駆動軸22の回転方向が右廻転だからである。
であり、さらに雄螺面14、雌螺面18が左ネジである
のは、駆動軸22の回転方向が右廻転だからである。
ここで軸の回転方向は駆動機構に向って、時計廻りを右
、反時計廻りを左と定義する。
、反時計廻りを左と定義する。
木工カッターの駆動機構は殆んど右廻転である。
右廻転であると、取着ナツト25と隣接する万十24の
間で、取着ナツト25は左方向のズレ応力を万+24か
らうける。
間で、取着ナツト25は左方向のズレ応力を万+24か
らうける。
すると、取着ナツトは左方向に廻わろうとするが、これ
は左ネジであるから、より締めつける方向へ動こうとす
るわけである。
は左ネジであるから、より締めつける方向へ動こうとす
るわけである。
取着ナツトはより緊く締まるので、作業中自然に緩む事
がない。
がない。
同じ事が、螺面14,18についてもいえる。
Bカッタープレート2は外槽動盤3に対し、左廻りの抵
抗力を加える。
抗力を加える。
外槽動盤3が左廻りしようとすると、両力ツタ−プレー
ト間隔は拡大しなければならない。
ト間隔は拡大しなければならない。
カッタープレートが拡ろうとする力は万十23.24に
よって抑制されるから、両者の力が均衡し、カッタープ
レート間隔は不変に保たれる。
よって抑制されるから、両者の力が均衡し、カッタープ
レート間隔は不変に保たれる。
もしも駆動機構の回転が左廻転であれば、螺面14.1
8、取着ナツト25のネジは右ネジとなる。
8、取着ナツト25のネジは右ネジとなる。
駆動回転方向の逆方向のネジであることが要求されるの
である。
である。
スプリング12は省いても良い。
これがあると、外槽動盤3はBカッタープレート2に押
しつけられた状態を維持するから、間隔変更操作により
楽になるという利点がある。
しつけられた状態を維持するから、間隔変更操作により
楽になるという利点がある。
本考案によれば、木工カッターにおいて溝切幅を極めて
容易に変更できる。
容易に変更できる。
従来のように、数多くの間座を挾むものに比して、
(1)駆動軸に取り着けたまま、ナラ1〜を緩めて幅の
変更ができる。
変更ができる。
操作が楽である。(2)カッタープレートを抜く必要が
なく、鋭利な刃体で手に創傷を受ける危険が少い。
なく、鋭利な刃体で手に創傷を受ける危険が少い。
(3)数多くの間座を管理する煩わしさから解放される
。
。
(4)特に微調整が容易である。
等甚だ優れた考案である。
第1図は本考案の実施例に係る溝切幅調整木工カッター
の正面図、第2図は上半分が縦断面図、下半分が右側面
図、第3図はBカッタープレートの背面図の半分、第4
図はAカッタープレートの正面図の半分、第5図は他の
実施例を示す一部縦断側面図、第6図は駆動軸への取着
状態を示す側面図。 1はAカッターフブレート、2はBカッターフブレート
、3は外槽動盤、4は内槽動盤、5は結合ピン、6はA
カッター軸筒、7はピン室、8は頭部、9は刃体、10
はけがき刃、11は平刃、12はスプリング、13は通
し孔、14は雄螺面、15.16は端縁、17は筒部、
18は雌螺面、19は端壁、20は廻り止めピン、21
は止め穴、22は駆動軸、23.24は万十、25は取
着ナツト。
の正面図、第2図は上半分が縦断面図、下半分が右側面
図、第3図はBカッタープレートの背面図の半分、第4
図はAカッタープレートの正面図の半分、第5図は他の
実施例を示す一部縦断側面図、第6図は駆動軸への取着
状態を示す側面図。 1はAカッターフブレート、2はBカッターフブレート
、3は外槽動盤、4は内槽動盤、5は結合ピン、6はA
カッター軸筒、7はピン室、8は頭部、9は刃体、10
はけがき刃、11は平刃、12はスプリング、13は通
し孔、14は雄螺面、15.16は端縁、17は筒部、
18は雌螺面、19は端壁、20は廻り止めピン、21
は止め穴、22は駆動軸、23.24は万十、25は取
着ナツト。
Claims (1)
- 周縁に刃体を有するAカッターフブレート1と、Aカッ
タープレート1と相補的な位置に刃体を有するBカッタ
ープレート2と、Bカッタープレート2の外面に接触す
るよう設けられる外槽動盤3と、Bカッタープレート2
の内面に接触するよう設けられ中心内周に駆動軸の回転
と反対方向の雌螺面を有する内槽動盤4と、内槽動盤4
に形成したピン室7に頭部8を遊嵌され脚部を外槽動盤
3に固着されて外槽動盤3と内槽動盤4を連結する結合
ピン5と、ピン室7の端壁19と結合ピン5の頭部8と
の間に介装されるスプリング12と、Aカッターフブレ
ート1の中心に固着され外周に該内槽動盤4に螺合する
雄螺面を、内周に通し孔を有するAカッター軸筒6とよ
り成る事を特徴とする溝切幅調整式木工カッター
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979089860U JPS5836487Y2 (ja) | 1979-06-29 | 1979-06-29 | 溝切幅調整式木工カツタ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979089860U JPS5836487Y2 (ja) | 1979-06-29 | 1979-06-29 | 溝切幅調整式木工カツタ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS568406U JPS568406U (ja) | 1981-01-24 |
JPS5836487Y2 true JPS5836487Y2 (ja) | 1983-08-17 |
Family
ID=29322987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979089860U Expired JPS5836487Y2 (ja) | 1979-06-29 | 1979-06-29 | 溝切幅調整式木工カツタ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5836487Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3474503B2 (ja) * | 1999-10-28 | 2003-12-08 | 兼房株式会社 | 回転工具の緊定構造 |
-
1979
- 1979-06-29 JP JP1979089860U patent/JPS5836487Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS568406U (ja) | 1981-01-24 |
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