JPS5836485Y2 - 回転式刃物 - Google Patents
回転式刃物Info
- Publication number
- JPS5836485Y2 JPS5836485Y2 JP8558579U JP8558579U JPS5836485Y2 JP S5836485 Y2 JPS5836485 Y2 JP S5836485Y2 JP 8558579 U JP8558579 U JP 8558579U JP 8558579 U JP8558579 U JP 8558579U JP S5836485 Y2 JPS5836485 Y2 JP S5836485Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating shaft
- blade
- circumferential surface
- mounting holes
- outer circumferential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は木工用工作機械等に用いる回転式刃物に関する
。
。
従来、回転軸の外周面にその軸線方向に沿って形成され
た釣力収容溝内に直線状の釣力を収容上てなる回転式刃
物にて木材を削る様にした鉋盤が知られているが、この
種の鉋盤は騒音が大きく、又逆目が起き易い等の欠点が
あった。
た釣力収容溝内に直線状の釣力を収容上てなる回転式刃
物にて木材を削る様にした鉋盤が知られているが、この
種の鉋盤は騒音が大きく、又逆目が起き易い等の欠点が
あった。
ところで、上記欠点を除去したものとして、従来、回転
軸の外周面にスパイラル状に形成された釣力収容構内に
スパイラル状の釣力を収容してなる回転式刃物にて木材
を削る様にした鉋盤が知られている。
軸の外周面にスパイラル状に形成された釣力収容構内に
スパイラル状の釣力を収容してなる回転式刃物にて木材
を削る様にした鉋盤が知られている。
しかしながら、この種の従来の回転式刃物は、製作が面
倒でコスト高となり、又釣力が摩耗した際に該釣力を釣
力収容溝より突出させて再使用する場合、釣力の曲線が
変わって釣力収容溝の曲線に一致しなくなり、刃出しが
極めて困難で゛あった。
倒でコスト高となり、又釣力が摩耗した際に該釣力を釣
力収容溝より突出させて再使用する場合、釣力の曲線が
変わって釣力収容溝の曲線に一致しなくなり、刃出しが
極めて困難で゛あった。
このため、釣力収容溝の切削角度にバラツキをつけたり
、或いは釣力を複数に分割したりして、釣力の曲線変化
を吸収する様にしたものが開発されているが、前者は例
えば裏刃加工が極めて困難になり、一方後者は例えば釣
力の位置調整が極めて困難になる等の新たな問題が生じ
ている。
、或いは釣力を複数に分割したりして、釣力の曲線変化
を吸収する様にしたものが開発されているが、前者は例
えば裏刃加工が極めて困難になり、一方後者は例えば釣
力の位置調整が極めて困難になる等の新たな問題が生じ
ている。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、製作が容易
でコストの低減を円滑に図り得、しかも刃出しも極めて
容易に行ない得る回転式刃物を提供することを目的とす
るものである。
でコストの低減を円滑に図り得、しかも刃出しも極めて
容易に行ない得る回転式刃物を提供することを目的とす
るものである。
以下、本考案の一実施例につき図面を参照して説明する
。
。
図中1は回転軸で、その両端に取付けられた軸受2,2
を介して鉋盤本体(図示せず)の所定位置に回転自在に
取付けられ、その一端に取付けられたプーリ3等を介し
てモータ(図示せず)等の回転力を伝達されて矢印方向
に回転する。
を介して鉋盤本体(図示せず)の所定位置に回転自在に
取付けられ、その一端に取付けられたプーリ3等を介し
てモータ(図示せず)等の回転力を伝達されて矢印方向
に回転する。
回転軸1の軸線を中心とする外周面には周方向に等間隔
宛離間して複数本(本実施例では3本)のスパイラル状
の切屑排出用溝4が形成されており、又該切屑排出用溝
4の矢印方向一端縁より矢印方向に所定角度α離間する
位置には該切屑排出用溝4に沿って等間隔的に複数の第
1のねし孔5が前記回転軸1の中心線方向に向かって形
成されており、更に該第1のねじ孔5に隣接位置して且
つ前記切屑排出用溝4の矢印方向一端縁より矢印方向に
所定角度β(β〉α)離間する位置には該切屑排出用溝
4に沿って等間隔的に複数の第2のねし孔6が前記回転
軸1の中心線方向に向かって形成されている。
宛離間して複数本(本実施例では3本)のスパイラル状
の切屑排出用溝4が形成されており、又該切屑排出用溝
4の矢印方向一端縁より矢印方向に所定角度α離間する
位置には該切屑排出用溝4に沿って等間隔的に複数の第
1のねし孔5が前記回転軸1の中心線方向に向かって形
成されており、更に該第1のねじ孔5に隣接位置して且
つ前記切屑排出用溝4の矢印方向一端縁より矢印方向に
所定角度β(β〉α)離間する位置には該切屑排出用溝
4に沿って等間隔的に複数の第2のねし孔6が前記回転
軸1の中心線方向に向かって形成されている。
前記回転軸1の外周面には3本の釣力7が取付けられて
いる。
いる。
該釣力7は内周面の曲率半径を前記回転軸1の半径とな
したスパイラル状の帯状鉋刃本体8の外周面の矢印方向
一端縁に刃先9を設けてなるもので、前記釣力本体8の
周方向略中央部には該釣力本体8の長さ方向に沿って且
つ前記第1及び第2のねじ孔5及び6に夫々対応位置し
て交互に複数の第1及び第2の孔10及び11が穿設さ
れている。
したスパイラル状の帯状鉋刃本体8の外周面の矢印方向
一端縁に刃先9を設けてなるもので、前記釣力本体8の
周方向略中央部には該釣力本体8の長さ方向に沿って且
つ前記第1及び第2のねじ孔5及び6に夫々対応位置し
て交互に複数の第1及び第2の孔10及び11が穿設さ
れている。
釣力7は、その第1の孔10を回転軸1の第1のねじ孔
5に夫々対応位置せしめられてその内周面を回転軸1の
外周面に当接せしめられ、そして第1の孔10を介して
第1のねし孔5に夫々ねじ12を螺合させて締付けるこ
とにより、図に示す如く回転軸1の軸線を中心とする外
周面にその刃先9が回転軸1の外周面の略接線方向に突
出するように巻回されてスパイラル状に取付けられる。
5に夫々対応位置せしめられてその内周面を回転軸1の
外周面に当接せしめられ、そして第1の孔10を介して
第1のねし孔5に夫々ねじ12を螺合させて締付けるこ
とにより、図に示す如く回転軸1の軸線を中心とする外
周面にその刃先9が回転軸1の外周面の略接線方向に突
出するように巻回されてスパイラル状に取付けられる。
しかして、使用に伴い釣力7が摩耗した場合、先ずねじ
12を取外して釣力7を回転軸1に対し自由状態となし
、この後釣力7を回転軸1の外周面に添わせた状態で矢
印方向に所定角度(β−α)移動させてその第2の孔1
1を回転軸1の第2のねじ孔6に夫々対応位置せしめ、
次いで上記の如く取外したねじ12を第2の孔11を介
して第2のねじ孔6に夫々螺合させて締付けることによ
り、釣力7を回転軸1の外周面に再びスパイラル状に取
付けて該釣力7の刃出しを行なうものである。
12を取外して釣力7を回転軸1に対し自由状態となし
、この後釣力7を回転軸1の外周面に添わせた状態で矢
印方向に所定角度(β−α)移動させてその第2の孔1
1を回転軸1の第2のねじ孔6に夫々対応位置せしめ、
次いで上記の如く取外したねじ12を第2の孔11を介
して第2のねじ孔6に夫々螺合させて締付けることによ
り、釣力7を回転軸1の外周面に再びスパイラル状に取
付けて該釣力7の刃出しを行なうものである。
なお、第1及び第2のねじ孔5及び6を切屑排出用溝4
の矢印方向一端縁より夫々同一所定角度離間する位置に
設けると共に第1及び第2の孔10及び11を釣力本体
8の矢印方向に対し逆方向一端縁より夫々異なる角度離
間する位置に設けて、上記実施例同様に釣力の回転軸1
に対する取付は態様を2態様としてもよく、又第3以上
のねし孔及び孔を設けて釣力7の回転軸1に対する取付
は態様を3態様以上としてもよく、要は本考案の要旨を
逸脱しない範囲で種々変更しても差支えない。
の矢印方向一端縁より夫々同一所定角度離間する位置に
設けると共に第1及び第2の孔10及び11を釣力本体
8の矢印方向に対し逆方向一端縁より夫々異なる角度離
間する位置に設けて、上記実施例同様に釣力の回転軸1
に対する取付は態様を2態様としてもよく、又第3以上
のねし孔及び孔を設けて釣力7の回転軸1に対する取付
は態様を3態様以上としてもよく、要は本考案の要旨を
逸脱しない範囲で種々変更しても差支えない。
上述の如く本考案になる回転式刃物は、回転軸の軸線を
中心とする外周面に、内周面の曲率半径を前記回転軸の
半径とされたスパイラル状の刃をその刃先が前記回転軸
の外周面の略接線方向に突出するように巻回させ、かつ
この巻回態様即ち前記刃の前記回転軸に対する取付は態
様を変えることができるようにし、刃を前記回転軸の外
周面に沿って周方向に移動自在とし構成であるから、回
転軸の外周面に複雑な形状の刃収容溝を設ける必要がな
く、又刃自体も円筒体の一部よりなるスパイラル形状で
よく、従って回転軸及び刃の製作が極めて容易になり、
コストの低減を円滑に図ることができ、又刃を回転体の
軸線を中心とする外周面に添わせたままで回転軸の周方
向に移動させ得るから、刃の取付は作業も極めて容易で
あり、又刃の回転軸に対する取付は態様を容易に変える
ことができるから、刃が摩耗した場合でも刃出しを極め
て容易に行なうことができ、更に刃の刃先が回転軸の外
周面の略接線方向に突出しているから、被切削体の被切
削面と刃とのなす角が極めて小さくなり、従って切れ味
が極めてよくなるばかりか切削効率が向上し、又逆目を
起こすこともほとんどなくなり、騒音もはるかに減少す
る等の特長を有するものである。
中心とする外周面に、内周面の曲率半径を前記回転軸の
半径とされたスパイラル状の刃をその刃先が前記回転軸
の外周面の略接線方向に突出するように巻回させ、かつ
この巻回態様即ち前記刃の前記回転軸に対する取付は態
様を変えることができるようにし、刃を前記回転軸の外
周面に沿って周方向に移動自在とし構成であるから、回
転軸の外周面に複雑な形状の刃収容溝を設ける必要がな
く、又刃自体も円筒体の一部よりなるスパイラル形状で
よく、従って回転軸及び刃の製作が極めて容易になり、
コストの低減を円滑に図ることができ、又刃を回転体の
軸線を中心とする外周面に添わせたままで回転軸の周方
向に移動させ得るから、刃の取付は作業も極めて容易で
あり、又刃の回転軸に対する取付は態様を容易に変える
ことができるから、刃が摩耗した場合でも刃出しを極め
て容易に行なうことができ、更に刃の刃先が回転軸の外
周面の略接線方向に突出しているから、被切削体の被切
削面と刃とのなす角が極めて小さくなり、従って切れ味
が極めてよくなるばかりか切削効率が向上し、又逆目を
起こすこともほとんどなくなり、騒音もはるかに減少す
る等の特長を有するものである。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は正面図、第2
図は第1図のII −II線に沿う縦断面図、第3図は
第1図のIII −III線に沿う縦断面図、第4図は
第1図のIV−IV線に沿う縦断面図である。 1・・・・・・回転軸、4・・・・・・切屑排出用溝、
5,6・・・・・・ねじ孔、7・・・・・・釣力、8・
・・・・・釣力本体、9・・・・・・刃先、10゜11
・・・・・・孔、12・・・・・・ねじ。
図は第1図のII −II線に沿う縦断面図、第3図は
第1図のIII −III線に沿う縦断面図、第4図は
第1図のIV−IV線に沿う縦断面図である。 1・・・・・・回転軸、4・・・・・・切屑排出用溝、
5,6・・・・・・ねじ孔、7・・・・・・釣力、8・
・・・・・釣力本体、9・・・・・・刃先、10゜11
・・・・・・孔、12・・・・・・ねじ。
Claims (1)
- 回転軸の軸線を中心とする外周面に、内周面の曲率半径
を前記回転軸の半径とされたスパイラル状の刃をその刃
先が前記回転軸の外周面の略接線方向に突出するように
巻回させ、かつ前記回転軸の外周面と前記刃のいずれか
一方に前記刃の刃先に沿って間隔的に複数の取付孔を設
けるとともに、他方に前記取付孔に対応する複数組の取
付孔を相互に適宜にずらして設け、前記一方の取付孔と
前記他方の任意の1組の取付孔にねじを螺装して、前記
刃を前記回転軸の外周面に沿って周方向に移動自在に取
付けてなることを特徴とする回転式刃物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8558579U JPS5836485Y2 (ja) | 1979-06-22 | 1979-06-22 | 回転式刃物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8558579U JPS5836485Y2 (ja) | 1979-06-22 | 1979-06-22 | 回転式刃物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55166607U JPS55166607U (ja) | 1980-12-01 |
JPS5836485Y2 true JPS5836485Y2 (ja) | 1983-08-17 |
Family
ID=29318780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8558579U Expired JPS5836485Y2 (ja) | 1979-06-22 | 1979-06-22 | 回転式刃物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5836485Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-06-22 JP JP8558579U patent/JPS5836485Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55166607U (ja) | 1980-12-01 |
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