JPH0338713Y2 - - Google Patents

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JPH0338713Y2
JPH0338713Y2 JP17124285U JP17124285U JPH0338713Y2 JP H0338713 Y2 JPH0338713 Y2 JP H0338713Y2 JP 17124285 U JP17124285 U JP 17124285U JP 17124285 U JP17124285 U JP 17124285U JP H0338713 Y2 JPH0338713 Y2 JP H0338713Y2
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JP
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base plate
screw
base
fixing screw
hemispherical
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JP17124285U
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  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 対向した2枚の基盤の角度調整の為に使用する
押しねじと固定ねじの内、固定ねじの基盤と当接
する部分を半球状にして接触面積を大きくした。
〔産業上の利用分野〕
本考案は例えば光学機器等を搭載してその角度
を調整し、固定する角度調整治具の構造に関す
る。
例えばホログラムデイスク等に於いて、露光の
際の光軸の乾板に対する角度の入射角度は極めて
高精度のものである必要がある。
この時使用される治具は角度の調整が容易であ
るばかりでは無く、調整後も振動等で狂わないこ
とが要望される。
〔従来の技術〕
第2図aは従来の角度調整治具の平面図、同図
bは同図aのA−B断面図、同図cは同図aのC
矢視図である。
角度調整治具は、第1と、第2の基盤1と2と
を対向して設け、第1の基盤1を第2の基盤2に
対して上下左右、斜めに所望の角度に調整するも
のであつて、第1の基盤には図示省略したが例え
ばプリズム、ミラー等の光学部品が固定されて光
軸或いはコリメータ等の平行光等を所定の位置に
反射させる等の働きをしている。
治具の構造は、第2図aに示す如く第1の基盤
1に押しねじ3がねじ位置を3角にして設けら
れ、一方、固定ねじ4が押しねじ3と互いに対向
する形で設けられている。
押しねじ3は同図cに示す如く、第1の基盤1
に設けられた雌ねじ1aと螺合していて、捻回に
依つてその先端3aを突出させ、第2の基盤2を
押圧して第1の基盤1を第2の基盤2に傾斜させ
る働きをしている。
押しねじ3は3点支持に依つて第1の基盤1を
支持している為に、3本の押しねじ3を適宜調整
することに依り第1の基盤1を第2の基盤2に対
して所望の傾斜(矢印θ1,θ2)にすることが出来
る。
以上のようにして、第1の基盤1の調整が済ん
だら、第1の基盤1を第2の基盤2に固定する為
に固定ねじ4を締付ける。
固定ねじ4は、第2図bに示す如く第1の基盤
1に設けられたばか孔1bを介して第2の基盤2
の雌ねじ2aに螺合していて、締付けに依つて第
1の基盤1を第2の基盤2に固定する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
以上のようにして治具の角度調整が行われる
が、固定ねじ4と第1の基盤1との接触は、ねじ
頭に於ける一点Pのみの点接触であり、経時変化
及び振動等に依つてずれを生じ、角度が狂う問題
点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図は本考案の角度調整治具の側面図であ
る。本考案に於いては、第1図に示す如く対向す
る第1と、第2の基盤1,2と、第1の基盤1の
所定の位置に設けられた雌ねじ1aと螺合し、基
盤の対向面に突出して先端が第2の基盤2に当接
する押しねじ3と、第1の基盤1のばか孔1b
と、該ばか孔に対向して設けられた第2の基盤2
のばか孔2bと、ばか孔1bと2bの夫々が外部
に面した部分に設けられた半球状の凹部6a,6
bと、片ねじボルト8aの非ねじ部の端部に第2
の基盤2の凹部6bと摺動自在に係合する半球7
を形成した固定ねじ8と、第1の基盤1の凹部6
aに摺動部自在に係合する半球状の座金9と、固
定ねじ8に螺合するナツト10とから成り、前記
固定ねじ8を第2と第1の基盤2と1のばか孔2
bと1bと座金9に挿通し、そのねじ部にナツト
10を螺合するようにしたものである。
〔作用〕
第1と第2の基盤のばか孔に半球状の凹部を設
け、該凹部に固定ねじの半球と、半球状の座金を
介して固定ねじで締付けるようにした為に、固定
部が面接触になり、緩みやずれの発生を防止出来
る。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例であつて、本考案の
角度調整治具の側面図である。
図に於いて、2bはばか孔、6a,6bは半球
状の凹部、7は半球、8は固定ねじ、8aは片ね
じボルト、9は半球状の座金、10はナツトであ
る。
全図を通じて同一部分には同一符号を付して示
した。
第1図に示す如く、本考案に於ける治具の構造
は、第2図a同様に第1の基盤1の面に押しねじ
3がねじ位置を3角にして設けられ、固定ねじ8
も押しねじ3と互いに対向する形に設けられてい
る。
押しねじ3は第1図に示す如く、第1の基盤1
に設けられた雌ねじ1aと螺合していて、捻回に
依つてその先端を突出し、第2の基盤2を押圧し
て第1の基盤1を第2の基盤2に傾斜させる。
この押しねじ3は3点支持で第1の基盤1を支
持している為に、3本の押しねじ3を適宜調整す
ることで第1の基盤1を第2の基盤2に対して所
望の傾斜(矢印θ1,θ2)にすることが出来る。
以上のようにして、第1の基盤1の調整が済ん
だら、第1の基盤1を第2の基盤2に固定する為
に固定ねじ8で締めつける。
固定ねじ8は、第1図に示す如く片ねじボルト
8aの非ねじ部の端部8a′に球面が当接するよう
に半球7を形成したものである。
一方、第2の基盤2には第1の基盤1のばか孔
1bに対向してばか孔2bに設けられている。
そして、夫々のばか孔1b,2bが外部に面し
た部分には前記半球7と同一曲率半径の半球状の
凹部6aと6bとが設けられている。
固定ねじ8は図示の如く第2の基盤2の凹部6
bからばか孔2bを介して第1の基盤1のばか孔
1bに挿入され、第1の基盤1の凹部6aからそ
の先端(ねじ部)を突出する。
このねじ部に第1の基盤1の凹部6aと同一曲
率半径の半球状の座金9を嵌挿する。
然る後、固定ねじ8のねじ部にナツト10を螺
合して締めつける。
斯かる構造に於いて、半球7と凹部6b及び座
金9の半球と凹部6aとは摺動自在である。
従つて、固定ねじ8に対するナツト10の締付
けで第1の基盤1と第2の基盤2とは夫々半球部
が球面の面接触に依つて押圧される。
尚、固定ねじ8の半球7の底部には回り止め用
の例えば6角穴7′が設けられていて、ナツト1
0を締付ける時、6角穴7′に6角穴用ポイント
ドライバー11を挿入して回り止めをしている。
更に、図示の如く止めねじ8が傾斜してその半
球7の一部が第2の基盤2の底面から突出するの
に備えて、第2の基盤2の下に第3の基盤12を
設け相互を固定している。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の角度調整治具を
光学機器等に使用することに依り、設定した角度
を固定する固定ねじの基盤に対する接触が面接触
となり、経時変化や振動等によるずれが発生しな
くなる。
この為に角度の精度を高く保つことが可能とな
り、産業状に及ぼす効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の角度調整治具の側面図、第2
図aは従来の角度調整治具の平面図、第2図bは
同図aのA−B断面図、第2図cは同図aのC矢
視図である。 図に於いて、1は第1の基盤、1aは雌ねじ、
1b,2bはばか孔、2は第2の基盤、3は押し
ねじ、4,8は固定ねじ、6a,6bは半球状の
凹部、7は半球、8aは片ねじボルト、9は半球
状の座金、10はナツト、12は第3の基盤であ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 互いに対向する第1と、第2の基盤1,2と、 前記第1の基盤1の所定の位置に設けられた雌
    ねじ1aと螺合し、突出して先端が第2の基盤2
    に当接する押しねじ3と、 前記第1の基盤1の所定位置に設けられたばか
    孔1bを介して前記第2の基盤2に連結する固定
    ねじとから成る角度の調整用治具に於いて、 前記第1の基盤1のばか孔1bと、該ばか孔に
    対向して設けられた第2の基盤2のばか孔2bの
    夫々が外部に面した部分に設けられた半球状の凹
    部6a,6bと、 片ねじボルト8aの非ねじ部の端部に前記第2
    の基盤2の凹部6bと摺動自在に係合する半球7
    を形成した固定ねじ8と、 前記第1の基盤1の凹部6aに摺動自在に係合
    し且つ固定ねじ8を挿通する半球状の座金9と、 前記固定ねじ8に螺合するナツト10とから成
    り、 前記固定ねじ8を前記第2と第1の基盤2と1
    のばか孔2bと1b及び座金9に挿通し、 ねじ部に前記ナツト10を螺合して成ることを
    特徴とする角度調整治具。
JP17124285U 1985-11-07 1985-11-07 Expired JPH0338713Y2 (ja)

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JP17124285U JPH0338713Y2 (ja) 1985-11-07 1985-11-07

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JP17124285U JPH0338713Y2 (ja) 1985-11-07 1985-11-07

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Publication Number Publication Date
JPS6279195U JPS6279195U (ja) 1987-05-20
JPH0338713Y2 true JPH0338713Y2 (ja) 1991-08-15

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JP6005395B2 (ja) * 2012-04-24 2016-10-12 株式会社池上精機 多軸傾斜機構

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JPS6279195U (ja) 1987-05-20

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