JP2003184849A - ネジおよびこのネジを用いた光ディスク装置 - Google Patents

ネジおよびこのネジを用いた光ディスク装置

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JP2003184849A JP2001378894A JP2001378894A JP2003184849A JP 2003184849 A JP2003184849 A JP 2003184849A JP 2001378894 A JP2001378894 A JP 2001378894A JP 2001378894 A JP2001378894 A JP 2001378894A JP 2003184849 A JP2003184849 A JP 2003184849A
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Yosuke Kiyoto
陽介 清遠
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 締め付けたネジを固定したり、ネジが緩むの
を防止するために緩み止め剤を容易に塗布することが可
能なネジおよびこれを用いた光ディスク装置を提供す
る。 【解決手段】 頭部12と、ネジ山16が形成されてい
るネジ部14とが一体に形成されているネジ10におい
て、ネジ部14の外周には、ネジ山16の他に接着剤ま
たはゆるみ止め剤の注入用溝18が形成されていること
を特徴とするネジである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネジおよびネジを
用いた光ディスク装置に関するものであり、より詳細に
は、ネジが緩まないようにするための接着剤又はゆるみ
止め剤を注入するための溝を有するネジおよびこのネジ
を用いた光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般のネジ止めは雌ネジに雄ネジ
を螺合させることにより物品どうしを取り付けおよび取
り外ししていた。このように物品どうしの取り付け、取
り外しが容易であることから、ネジ止めはある物品を所
定の位置に取り付けたり、複数の物品どうしを結合させ
る際において幅広く用いられている。
【0003】しかしながら、振動が発生する場所で物品
どうしをネジ止めにより一体に取り付けようとする場合
においては、振動によりネジが不意にゆるんでしまうこ
とがある。そこで、締め付けたネジが不意にゆるまない
ように固定するべく、ゆるみ止め剤などを用いることが
ある。さらに、ネジ止めにより固定した物品をそのまま
固定させてしまう場合においては、接着剤によりネジを
ネジ止めした部分に接着させてしまうこともある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ネジを固定する際に
は、雄ネジとネジ穴(雌ネジ)とが螺着している部分に
接着剤またはゆるみ止め剤(以下、単に接着剤というこ
とがある)を塗布するが、ネジが水平方向に取り付けら
れている場合は、ネジとネジ穴との螺着部分に接着剤を
塗布する際においては、接着剤が垂れてしまい、十分な
接着力が得られないばかりか、意図しないところにまで
接着剤がついてしまうという課題があった。
【0005】また、取り付けネジは必ずしも締め付けら
れている物品と当接しているわけではない。例えば、位
置決め用の調整ネジにおいては、調整ネジを締め付ける
ことによって、目的の物品を所定の位置に保持すること
が要求されるため、ネジ部の途中で締め付けを中断し、
さらに、ネジが緩まないように固定しなければならな
い。この際、ゆるみ止め剤が塗布される部分はネジ部の
外周線となり、ネジが確実に締め付けられた場合のよう
に、ゆるみ止め剤が塗布される延長はネジ頭部の外周線
に比べて少なくなるため、ゆるみ止め剤の塗布が細かい
作業となるため作業効率が低下するという課題があっ
た。特に、電子機器の組み立て時における物品の位置調
整作業を行うための調整ネジは、微調整を行いやすくす
るために、ネジ山の刻設ピッチが非常に細かくなってい
るため、ゆるみ止め剤がネジの螺着部に進入しにくいと
いう課題がある。
【0006】本発明は、以上に述べた課題を解決するた
めになされたものであり、締め付けしたネジを固定した
り、ネジのゆるみを防止する際において、ネジに接着剤
またはゆるみ止め剤を容易に塗布させることが可能であ
るネジおよびこれを用いた光ディスク装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本発明は次に示す構成を備える。すなわち、頭部
と、ネジ山が形成されているネジ部とが一体に形成され
ているネジにおいて、前記ネジ部の外周には、ネジ山の
他に接着剤またはゆるみ止め剤の注入用溝が形成されて
いることを特徴とするネジである。また、前記接着剤注
入用溝は、ネジ山に対して交差する方向に形成されてい
ることを特徴とするネジである。また、前記接着剤注入
用溝は、ネジ部の全長にわたって形成されていることを
特徴とするネジである。さらに、前記接着剤またはゆる
み止め剤の注入用溝は、ネジ部の複数箇所に形成されて
いることを特徴とするネジである。
【0008】また、メカシャーシに取り付けられ、出力
軸には光ディスクが載置されるターンテーブルが装着さ
れたスピンドルモータと、前記メカシャーシに取り付け
られ、前記ターンテーブルに載置された光ディスクにレ
ーザ光線を照射する光ピックアップと、前記スピンドル
モータを取付板に装着し、該取付板を前記メカシャーシ
に支点部を介して取り付け、該支点部のうち1つを基準
支点部としてメカシャーシと取付板との間に改装された
スペーサ若しくは、メカシャーシに形成された突起で構
成し、取付板をメカシャーシ方向へ弾性材を介して常時
付勢して前記スペーサ若しくは前記突起に当接させる付
勢機構と、前記基準支点部以外の支点部にネジを配設
し、該ネジを回動させメカシャーシと取付板との間の隙
間を調整して、メカシャーシに対する取付板の傾きを調
整する傾き調整手段とを具備する光ディスク装置におい
て、前記ネジに請求項1乃至4いずれか一項に記載のネ
ジを用いたことを特徴とする光ディスク装置である。
【0009】さらにまた、メカシャーシに取り付けら
れ、出力軸には光ディスクが載置されるターンテーブル
が装着されたスピンドルモータと、前記メカシャーシに
取り付けられ、前記ターンテーブルに載置された光ディ
スクにレーザ光線を照射する光ピックアップとを具備す
る光ディスク装置における光ピックアップの光ディスク
へのレーザ光線照射角度調整機構において、前記光ピッ
クアップを取付板に装着し、該取付板を前記メカシャー
シに支点部を介して取り付け、該支点部のうち1つを基
準支点部としてメカシャーシと取付板との間に改装され
たスペーサ若しくは、メカシャーシに形成された突起で
構成し、取付板をメカシャーシ方向へ弾性材を介して常
時付勢して前記スペーサ若しくは前記突起に当接させる
付勢機構と、前記基準支点部以外の支点部にネジを配設
し、該ネジを回動させメカシャーシと取付板との間の隙
間を調整して、メカシャーシに対する取付板の傾きを調
整する傾き調整手段とを具備する光ディスク装置におい
て、前記ネジに請求項1乃至4いずれか一項に記載のネ
ジを用いたことを特徴とする光ディスク装置である。
【0010】第1の発明においては、締め付けしたネジ
に接着剤をつける作業が容易になり、意図しない位置に
接着剤が垂れてしまうことがない。また、ネジ部分と物
品との間に接着剤を注入して接着させるため、仕上がり
状態も良好にすることができる。第2の発明において
は、接着剤をネジ部分と物品との間に注入する際に、ネ
ジ山ピッチが狭い場合においても確実にネジ部と物品と
の間に接着剤を注入することができる。第3、第4の発
明においては、さらに好適に接着剤をネジ部に塗布させ
ることができるため、確実にネジを固定したり、ゆるみ
を防止させることができる。第5、第6の発明において
は、光ディスク装置の光ピックアップの光ディスクへの
レーザ光線照射角度調整機構において、レーザ光線照射
角度を微調整する際において、ゆるみ止め剤の注入が容
易にしかも確実に行うことができるため、光市スク装置
の組み立て時に調整した光ピックアップのレーザ光線照
射角度を長期にわたって維持することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるネジの実施
の形態の一例を図面と共に説明する。図1は本発明にか
かるネジの実施の形態を示す正面図である。図2は、図
1中のA−A線における断面図である。ネジ10は頭部
12とネジ部14とを一体化することにより形成されて
いる。頭部12の上面はドライバーの先端が嵌合可能な
形状に形成されており、本実施の形態においては、プラ
スドライバーに嵌合するように十の字型に嵌合溝(図示
せず)が刻設されている。
【0012】ネジ部14には、ネジ山16がネジ部14
の長手方向全体にわたって螺旋状に刻設されている。ま
た、接着剤またはゆるみ止め剤の注入用溝18(以下単
に注入用溝18という)もネジ部14の長手方向に形成
されている。図1に示すように、本実施の形態における
注入用溝18はネジ部14の長手方向全体にわたって形
成されているため、接着剤等がつけられる延長が頭部1
2およびネジ部14の外周延長に比較して長くなり、確
実にネジ部14を固定させたり、ゆるみの発生を防止さ
せることができる。
【0013】図2から明らかなように、注入用溝18
は、ネジ山16の谷側部よりもさらにネジ部14の中心
軸側まで形成されている。これにより、ネジ10を締め
つけた後、注入用溝18に接着剤等を注入する際におい
て、ネジ部14の先端部まで容易に注入することができ
るため好適である。なお、本実施の形態においては、注
入用溝18をネジ山16の谷側部よりもネジ部14の中
心軸側まで刻設しているが、ネジ山16の谷側部までの
刻設としても、ネジ山16のピッチが広ければ接着剤や
ゆるみ止め剤等をネジ部14の先端部まで注入すること
は十分に可能である。
【0014】以上に説明してきたネジ10は、ネジ10
を締め付けした後にネジ10をほぼ完全に固定してしま
う場合についてのものであるが、例えば図3に示すよう
に、注入用溝18を頭部12側からネジ部14の中間部
分までとすれば、ネジ部14と物品とが接着される延長
が短くなる。これによりネジ部14と物品との接着力が
強固なものにならないため、例えば本発明に係るネジに
より組み立てられた物品において、振動に対してはゆる
み止め効果を有する反面、物品が故障した場合において
は、物品の分解作業を容易に行うことができ好適であ
る。
【0015】図4は本発明を位置決め用のネジに適用し
た場合を示す説明図である。ネジ10の外形は図1に示
すネジ10と等しい構成をなすものであるが、ネジ山1
6の刻設ピッチが狭くなっているため、ネジ10の締め
込み量の微調整を容易に行うことができる。図4に示す
ネジ10においては、ネジ山16の刻設ピッチが狭く、
注入用溝18に接着剤やゆるみ止め剤を注入するのが困
難となるため、注入用溝18はネジ山16よりも深く形
成するのが好ましいが、ネジ山16の高さと同程度の深
さを有していれば接着剤やゆるみ止め剤を注入すること
は可能である。
【0016】図5は、ネジ部14に複数の注入用溝1
8、18、・・・を形成したネジの実施形態の一例を示
す説明断面図である。図5は本実施形態において、図1
のA−A線に相当する部位における断面図である。ネジ
10は他の実施形態と同様に頭部(12)とネジ部14
とを一体に形成してなるものである。ネジ部14の外周
には、ネジ山16が螺旋状に刻設されており、さらに注
入用溝18がネジ山16を横切ってネジ部14の中心軸
回りに90度の間隔で4箇所に形成されている。これら
4箇所の注入用溝18、18、・・・はネジ部14の長
手方向に刻設されており、それぞれの注入用溝18、1
8、・・・から接着剤やゆるみ止め剤を注入することに
より、ネジ部14の周囲にくまなく注入することができ
るため、非常に強固な接着状態を得ることができる。な
お、注入用溝18の本数は適宜増減させることはもちろ
ん可能であるが、注入用溝18を複数箇所に配設する場
合は、配設ピッチを等間隔にするのが好ましい。また、
注入用溝18を形成する長さについては、ネジ部14全
体に形成してもよいし、ネジ部14の中途までとしても
よい。
【0017】次に、本発明に係るネジを光ディスク装置
の光ピックアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度
調整機構に用いた場合についての説明をする。図7は本
発明に係るネジを用いた光ピックアップの光ディスクへ
のレーザー光線照射角度調整機構の概略を示す平面図で
ある。図8は図7におけるX−X線の矢視図である。
【0018】図7、図8に示す実施の形態の光ディスク
装置における光ピックアップ20の光ディスク22への
レーザ光線照射角度調整機構としての光ピックアップ2
0の傾き調整機構の基本構成の概要は、スピンドルモー
タ38を取付板24に固定し、この取付板24を基準支
点部26や調節支点部28、30を介してメカシャーシ
32に対して傾き可能に取り付け、付勢機構34によっ
て常時、取付板24を常時メカシャーシ32方向へ付勢
させ、この状態で調節支点部28、30を調節すること
によって取付板24のメカシャーシ32に対する傾きを
調節することにより、光ピックアップ20の光ディスク
22へのレーザ光線の照射角度を調節する機構である。
【0019】具体的な調整方法について説明する。取付
板32は、1つの基準支点部26と2つの調節支点部2
8、30を介してメカシャーシ32に対して傾き可能に
取り付けられる。基準支点部26はメカシャーシ32と
取付板24との距離が一定になるような構成となってお
り、本実施の形態においては、メカシャーシ32と取付板
24との間にスペーサ40を介在させ、リベット42で
固定する構成としている。この他には、メカシャーシ3
2にパンチ加工やプレス加工等によって形成された突起
を形成し、取付板24を固定する構成としてもよい。ま
た、基準支点部26と2つの調節支点部28、30の付
近には、取付板24をメカシャーシ32方向へ付勢する
付勢機構34を構成するネジ44と弾性材としてのコイ
ルスプリング46がそれぞれ配置されている。
【0020】調節支点部28、30は取付板24のネジ
孔48に螺合し、先端がメカシャーシ32に当接する位
置調整のためのネジ50によってメカシャーシ32と取
付板24との距離が調整される。なお、ネジ50が本発
明に係るネジであり、図3、図4に示すような、位置決
め用のねじ山ピッチが細かいネジを用いると微調整が容
易に行うことができるため、好適である。
【0021】以上に傾き調整機構についての概略構成を
説明したが、この傾き調整機構によって、光ピックアッ
プ20の光ディスク22へのレーザ光線の照射角度を調
節する場合には、各調節支点部28、30のネジ50を
回して、ネジ50を取付板24に対して突出入させれ
ば、ネジ50が取り付けられた部分での取付板24とメ
カシャーシ32との間の距離が変わるため、取付板24
は基準支点部26を基準として種々の方向に傾く。よっ
て取付板24のメカシャーシ32に対する傾きを調節
し、取付板24に固定したスピンドルモータ38をメカ
シャーシ32に対して傾ける。スピンドルモータ38の
出力軸52には、ターンテーブル36が固定されている
ため、ターンテーブル36はスピンドルモータ38の出
力軸52と共に傾く。すなわち、ターンテーブル36に
載置された光ディスク22は光ピックアップ20に対し
て傾くことになるため、光ディスク22に対する光ピッ
クアップ20のレーザ照射角度が調整されることになる
のである。
【0022】また、図示しないが、光ピックアップ20
とそのガイド及び駆動系を取付板24に装着し、この取
付板24を基準支点部26や調節支点部28、30を介
してメカシャーシ32に対して傾き可能に取り付ける位
置調整機構もある。この場合、調節支点部に本発明に係
るネジ50の突出量を調整することにより、取付板24
をメカシャーシ32に対して傾けるのである。これによ
り取付板24にスライド自在に取り付けられた光ピック
アップ20のメカシャーシ32に対する角度を変化し、
ひいては取付板24に固定されたスピンドルモータ38
の出力軸52に装着されたターンテーブル36に対する
角度も変わる。よって、ターンテーブル36に載置され
る光ディスク22への光ピックアップ20のレーザ光線
の照射角度も変えることができるようになるのである。
なお、この場合、ターンテーブル36が装着されたスピ
ンドルモータ38はメカシャーシ32に平行になるよう
に、また、ターンテーブル36とメカシャーシ32とが
平行となるようにそれぞれを固定しておく必要がある。
【0023】以上に説明した光ピックアップ20の光デ
ィスク22へのレーザ光照射角度調整機構により、レー
ザ光の照射角度を調整した後に、位置調整をするための
ネジ50の注入用溝にゆるみ止め剤を注入すれば、スピ
ンドルモータ38や光ディスク22の回転により生じる
振動によっても位置調整のためのネジ50がゆるむこと
がないので、光ディスク装置の組み立て時に光ピックア
ップ20の光ディスク22へのレーザ光照射角度を調整
すれば、以後の微調整は不要となるため好適である。
【0024】以上、本発明に係るネジおよび本発明に係
るネジを用いた光ディスク装置における光ピックアップ
の光ディスクへのレーザ照射角度調節機構について詳細
に説明してきたが、実施の形態に示したネジ10の注入
用溝18以外の形状に変更するのは発明の精神を逸脱し
ない限りもちろん可能である。例えば、図6に示すよう
に接着剤注入用溝18の形状をネジ山16の螺旋形状と
逆方向に傾斜する螺旋形状とすることが考えられる。こ
れにより、ネジ部14の延長方向に直線的に注入用溝1
8を形成するよりも、接着剤やゆるみ止め剤が注入され
る延長が伸びるため、非常に強固にネジの固定ができ
る。また、ネジの頭部の形状はマイナスドライバーに嵌
合するように一の字型の嵌合溝としてもよいのはもちろ
んである。
【0025】
【発明の効果】本発明に係るネジを用いることにより、
次に挙げる効果が期待できる。すなわち、締め付けをし
たネジに接着剤をつけて固定させる作業が容易になり、
意図しない位置に接着剤が垂れてしまうことがない。ま
た、雄ネジと雌ネジとの螺着部分にネジ止め剤や接着剤
を注入して固定させるため、仕上がり状態も良好にする
ことができる。さらに、ネジ止め剤や接着剤を雄ネジと
雌ネジとの螺着部分に注入する際に、ネジ山ピッチが狭
い場合においても確実に雄ネジと雌ネジとの螺着部分に
注入することができるため、ネジと物品との間における
接着力を大幅に向上させることができる。また、本発明
に係るネジを用いた光ディスク装置において、組み立て
時に光ピックアップの光ディスクへのレーザ照射角度を
調整した後に、ゆるみ止め剤等によりネジを固定するこ
とで、調整した光ピックアップの位置がスピンドルモー
タの振動等によりずれることなく長期にわたって組み立
て時の状態を維持することができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるネジの実施の形態を示す正面図
である。
【図2】図1中のA−A線における断面図である。
【図3】接着剤注入用溝の形状の一例を示す説明図であ
る。
【図4】本発明を位置決め用のネジに適用した場合を示
す説明図である。
【図5】一つのネジに複数の接着剤注入用溝を形成した
ネジの実施形態の一例を示す説明断面図である。
【図6】他の実施形態の一例を示す説明図である。
【図7】本発明に係るネジを用いた光ピックアップの光
ディスクへのレーザー光線照射角度調整機構の概略を示
す平面図である。
【図8】図7におけるX−X線の矢視図である。
【符号の説明】
10、44、50 ネジ 14 ネジ部 16 ネジ山 18 注入用溝 20 光ピックアップ 24 取付板 26 基準支点部 28、30 調整支点部 32 メカシャーシ 38 スピンドルモータ 40 スペーサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部と、ネジ山が形成されているネジ部
    とが一体に形成されているネジにおいて、 前記ネジ部の外周には、ネジ山の他に接着剤またはゆる
    み止め剤の注入用溝が形成されていることを特徴とする
    ネジ。
  2. 【請求項2】 前記接着剤注入用溝は、ネジ山を横切る
    方向に形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    ネジ。
  3. 【請求項3】 前記接着剤注入用溝は、ネジ部の全長に
    わたって形成されていることを特徴とする請求項1また
    は2記載のネジ。
  4. 【請求項4】 前記接着剤またはゆるみ止め剤の注入用
    溝は、ネジ部の複数箇所に形成されていることを特徴と
    する請求項1、2または3いずれかに記載のネジ。
  5. 【請求項5】 メカシャーシに取り付けられ、出力軸に
    は光ディスクが載置されるターンテーブルが装着された
    スピンドルモータと、前記メカシャーシに取り付けら
    れ、前記ターンテーブルに載置された光ディスクにレー
    ザ光線を照射する光ピックアップと、 前記スピンドルモータを取付板に装着し、該取付板を前
    記メカシャーシに支点部を介して取り付け、該支点部の
    うち1つを基準支点部としてメカシャーシと取付板との
    間に改装されたスペーサ若しくは、メカシャーシに形成
    された突起で構成し、取付板をメカシャーシ方向へ弾性
    材を介して常時付勢して前記スペーサ若しくは前記突起
    に当接させる付勢機構と、 前記基準支点部以外の支点部にネジを配設し、該ネジを
    回動させメカシャーシと取付板との間の隙間を調整し
    て、メカシャーシに対する取付板の傾きを調整する傾き
    調整手段とを具備する光ディスク装置において、 前記ネジに請求項1乃至4いずれか一項に記載のネジを
    用いたことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 メカシャーシに取り付けられ、出力軸に
    は光ディスクが載置されるターンテーブルが装着された
    スピンドルモータと、 前記メカシャーシに取り付けられ、前記ターンテーブル
    に載置された光ディスクにレーザ光線を照射する光ピッ
    クアップとを具備する光ディスク装置における光ピック
    アップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調整機構に
    おいて、 前記光ピックアップを取付板に装着し、該取付板を前記
    メカシャーシに支点部を介して取り付け、該支点部のう
    ち1つを基準支点部としてメカシャーシと取付板との間
    に改装されたスペーサ若しくは、メカシャーシに形成さ
    れた突起で構成し、取付板をメカシャーシ方向へ弾性材
    を介して常時付勢して前記スペーサ若しくは前記突起に
    当接させる付勢機構と、 前記基準支点部以外の支点部にネジを配設し、該ネジを
    回動させメカシャーシと取付板との間の隙間を調整し
    て、メカシャーシに対する取付板の傾きを調整する傾き
    調整手段とを具備する光ディスク装置において、 前記ネジに請求項1乃至4いずれか一項に記載のネジを
    用いたことを特徴とする光ディスク装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7670527B2 (en) * 2006-05-09 2010-03-02 Lockheed Martin Corporation Failsafe injected adhesive joint
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