JP2023182068A - 振れ補正機能付き光学ユニット - Google Patents

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努 新井
Tsutomu Arai
猛 須江
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Abstract

【課題】固定体に対して回動する部分であって、かつ、可動体の重心位置を調整するための重心位置調整部材を除いた部分を可動部としたときに、可動部の、カメラモジュールの光軸を中心とする周方向における特定部分の重量が重くなっていても、重心位置調整部材が取り付けられた状態の可動部の重量バランスが周方向において崩れるのを抑制することが可能な振れ補正機能付き光学ユニットを提供する。【解決手段】振れ補正機能付き光学ユニット1では、重心位置調整部材16は、細長い長方形の金属板37を金属板37の長辺の方向に丸めることで形成されており、金属板37の短辺の方向は、カメラモジュール2の光軸と平行になっている。カメラモジュール2の光軸方向から見たときの重心位置調整部材16の形状はC形状となっており、カメラモジュール2の光軸を中心とする周方向における金属板37の一端面と他端面とが接触しておらずに離れている。【選択図】図2

Description

本発明は、小型のカメラに使用される振れ補正機能付き光学ユニットに関する。
従来、携帯機器等に搭載される振れ補正機能付き光学ユニットが知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の振れ補正機能付き光学ユニットは、カメラモジュール(光学モジュール)を有する可動体(可動モジュール)と、ジンバル機構を介して可動体を揺動可能に保持する固定体と、固定体に対して可動体を揺動させる振れ補正用駆動機構とを備えている。可動体は、可動体の重心位置を調整するためのウエイトを備えている。
特許文献1に記載の振れ補正機能付き光学ユニットでは、ウエイトは、非磁性の金属材料で形成されている。たとえば、ウエイトは、真鍮で形成されている。ウエイトは、円筒状に形成される筒部と、筒部の一端において筒部の内周側に繋がる円環状かつ平板状の前板部とから構成されている。ウエイトは、ウエイトの筒部の軸心とカメラモジュールの光軸とが一致するように、カメラモジュールのホルダに固定されている。ウエイトの重量分布は、カメラモジュールの光軸を中心とする周方向において一定になっている。
特開2015-64501号公報
特許文献1に記載の振れ補正機能付き光学ユニットにおいて、固定体に対して揺動する部分であって、かつ、ウエイトを除いた部分を可動部とすると、この振れ補正機能付き光学ユニットでは、可動部の構成によっては、可動部の重量分布が、カメラモジュールの光軸を中心とする周方向において一定ではなく、周方向における可動部の特定部分の重量が重くなる場合が生じうる。特許文献1に記載の振れ補正機能付き光学ユニットでは、カメラモジュールの光軸を中心とする周方向においてウエイトの重量分布が一定になっているため、周方向における可動部の特定部分の重量が重くなっていると、ウエイトが取り付けられた状態の可動部の重量バランスが周方向において崩れて、振れ補正用駆動機構による振れ補正制御が複雑になるおそれがある。
そこで、本発明の課題は、可動体の重心位置を調整するための重心位置調整部材とカメラモジュールとを有する可動体と、可動体を回動可能に保持する固定体とを備える振れ補正機能付き光学ユニットにおいて、固定体に対して回動する部分であって、かつ、重心位置調整部材を除いた部分を可動部としたときに、可動部の、カメラモジュールの光軸を中心とする周方向における特定部分の重量が重くなっていても、重心位置調整部材が取り付けられた状態の可動部の重量バランスが周方向において崩れるのを抑制することが可能な振れ補正機能付き光学ユニットを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の振れ補正機能付き光学ユニットは、カメラモジュールを有する可動体と、可動体を回動可能に保持する固定体と、カメラモジュールの光軸が任意の方向に傾くように固定体に対して可動体を回動させるための磁気駆動機構とを備え、可動体は、可動体の重心位置を調整するための重心位置調整部材を備え、重心位置調整部材は、細長い長方形の金属板を金属板の長辺の方向に丸めることで形成され、金属板の短辺の方向は、カメラモジュールの光軸と平行になっており、カメラモジュールの光軸の方向である光軸方向から見たときの重心位置調整部材の形状はC形状となっており、カメラモジュールの光軸を中心とする周方向における金属板の一端面と他端面とが接触しておらずに離れていることを特徴とする。
本発明の振れ補正機能付き光学ユニットでは、重心位置調整部材は、細長い長方形の金属板を金属板の長辺の方向に丸めることで形成され、金属板の短辺の方向は、カメラモジュールの光軸と平行になっている。また、本発明では、カメラモジュールの光軸方向から見たときの重心位置調整部材の形状はC形状となっており、カメラモジュールの光軸を中心とする周方向における金属板の一端面と他端面とが接触しておらずに離れている。
そのため、本発明では、固定体に対して回動する部分であって、かつ、重心位置調整部材を除いた部分を可動部としたときに、周方向における可動部の特定部分の重量が重くなっていても、重心位置調整部材の、金属板の一端面と他端面とが離れている部分(すなわち、重心位置調整部材の、周方向において重量が軽くなっている部分)を、周方向において、可動部の、重量が重くなっている特定部分と同じ位置に配置することで、重心位置調整部材が取り付けられた状態の可動部の重量バランスが周方向において崩れるのを抑制することが可能になる。また、本発明では、細長い長方形の金属板を金属板の長辺の方向に丸めることで重心位置調整部材が形成されているため、重心位置調整部材を低コストで容易に製造することが可能になる。
本発明において、可動体は、カメラモジュールが固定されるホルダを備え、ホルダは、カメラモジュールの少なくとも一部が内周側に配置される筒状の筒部を備え、重心位置調整部材は、筒部の外周面に固定され、筒部の外周側には、カメラモジュールの光軸を中心とする周方向において金属板の一端面と金属板の他端面との間に配置される凸部が形成されていることが好ましい。
このように構成すると、ホルダの筒部の外周側に形成される凸部を利用して、重心位置調整部材の、金属板の一端面と他端面とが離れている部分を周方向で位置決めすることが可能になる。したがって、周方向において、可動部の、重量が重くなっている特定部分と同じ位置に凸部を形成することで、重心位置調整部材の、金属板の一端面と他端面とが離れている部分を、周方向において、可動部の、重量が重くなっている特定部分と同じ位置に容易にかつ確実に配置することが可能になる。
本発明において、振れ補正機能付き光学ユニットは、たとえば、可動体から引き出される配線基板を備え、可動体は、カメラモジュールが固定されるホルダを備え、磁気駆動機構は、固定体に固定される複数の駆動用磁石と、駆動用磁石に対向配置されるとともにホルダに固定される複数の駆動用コイルとを備え、複数の駆動用コイルは、カメラモジュールの光軸を中心とする周方向において一定のピッチで配置され、配線基板は、駆動用コイルが実装される第1配線基板と、カメラモジュールから引き出される第2配線基板と、第1配線基板に実装される第1コネクタと、第2配線基板に実装されるとともに第1コネクタに接続される第2コネクタとを備え、第1配線基板は、ホルダに固定されるとともに第1コネクタが実装される可動側被固定部を備え、第1コネクタと第2コネクタとは、光軸方向で重なっており、重心位置調整部材の、金属板の一端面と金属板の他端面とが離れている部分は、カメラモジュールの光軸を中心とする周方向において、第1コネクタおよび第2コネクタが配置されている位置に配置されている。
この場合には、振れ補正機能付き光学ユニットの組立工程の中の比較的後の工程で、カメラモジュールをホルダに固定するとともに、第1コネクタおよび第2コネクタを用いて第1配線基板の可動側被固定部に第2配線基板を繋げることが可能になる。したがって、振れ補正機能付き光学ユニットの組立工程の自由度を高めることが可能になる。
なお、この場合には、カメラモジュールの光軸を中心とする周方向において第1コネクタおよび第2コネクタが配置されている部分は、第1コネクタおよび第2コネクタの重量の影響で、可動部の、重量が重くなっている特定部分となるが、重心位置調整部材の、金属板の一端面と金属板の他端面とが離れている部分が、周方向において、第1コネクタおよび第2コネクタが配置されている位置に配置されているため、配線基板が第1コネクタおよび第2コネクタを備えていても、重心位置調整部材が取り付けられた状態の可動部の重量バランスが周方向において崩れるのを抑制することが可能になる。
以上のように、本発明では、可動体の重心位置を調整するための重心位置調整部材とカメラモジュールとを有する可動体と、可動体を回動可能に保持する固定体とを備える振れ補正機能付き光学ユニットにおいて、固定体に対して回動する部分であって、かつ、重心位置調整部材を除いた部分を可動部としたときに、可動部の、カメラモジュールの光軸を中心とする周方向における特定部分の重量が重くなっていても、重心位置調整部材が取り付けられた状態の可動部の重量バランスが周方向において崩れるのを抑制することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかる振れ補正機能付き光学ユニットの斜視図である。 図1に示す振れ補正機能付き光学ユニットの分解斜視図である。 図1に示す振れ補正機能付き光学ユニットから固定体を取り外した状態の平面図である。 図2に示すカメラモジュール、第1配線基板および第2配線基板を異なる方向から示す分解斜視図である。 図3のE部における可動体等の構成を説明するための拡大図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(振れ補正機能付き光学ユニットの全体構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる振れ補正機能付き光学ユニット1の斜視図である。図2は、図1に示す振れ補正機能付き光学ユニット1の分解斜視図である。図3は、図1に示す振れ補正機能付き光学ユニット1から固定体5を取り外した状態の平面図である。
以下の説明では、図1等に示すように、互いに直交する3方向のそれぞれをX方向、Y方向およびZ方向とし、X方向を左右方向、Y方向を前後方向、Z方向を上下方向とする。また、左右方向の一方側である図1等のX1方向側を「右」側とし、その反対側である図1等のX2方向側を「左」側とし、前後方向の一方側である図1等のY1方向側を「前」側とし、その反対側である図1等のY2方向側を「後ろ」側とし、上下方向の一方側である図1等のZ1方向側を「上」側とし、その反対側である図1等のZ2方向側を「下」側とする。
本形態の振れ補正機能付き光学ユニット1(以下、「光学ユニット1」とする。)は、たとえば、ボディカメラ等の小型のカメラに使用される小型のユニットであり、撮影用のレンズおよび撮像素子を有するカメラモジュール2を備えている。光学ユニット1は、撮影時に振れが発生した場合の撮像画像の乱れを回避するための振れ補正機能を備えている。
光学ユニット1は、カメラモジュール2を有する可動体3と、可動体3を回動可能に保持する中間部材4と、中間部材4を回動可能に保持する固定体5(図1参照)とを備えている。可動体3は、カメラモジュール2の光軸Lに交差する第1交差方向(図3のV方向)を回動の軸方向として中間部材4に対して回動可能となっている。すなわち、可動体3は、第1交差方向を軸線方向とする第1軸線L1(図3参照)を回動中心にして中間部材4に対して回動可能となっている。本形態の第1交差方向は、光軸Lに直交している。
中間部材4は、第1交差方向に交差するとともにカメラモジュール2の光軸Lに交差する第2交差方向(図3のW方向)を回動の軸方向として固定体5に対して回動可能となっている。すなわち、中間部材4は、第2交差方向を軸線方向とする第2軸線L2(図3参照)を回動中心にして固定体5に対して回動可能となっている。本形態では、第2交差方向は、第1交差方向に直交している。このように、可動体3と固定体5との間には、2軸のジンバル機構が構成されている。
本形態では、後述の駆動用コイル25、27に電流が供給されていないときに、可動体3および中間部材4が所定の基準位置に配置されており、カメラモジュール2が所定の基準位置に配置されている。カメラモジュール2が基準位置にあるときには、カメラモジュール2の光軸Lの方向である光軸方向は、設計上、上下方向と一致している。なお、振れ補正が行われるときの、上下方向に対するカメラモジュール2の光軸Lの傾きはわずかである。そのため、カメラモジュール2の光軸方向は、上下方向とほぼ一致している。
また、可動体3が所定の基準位置に配置されているときには、第2交差方向(W方向)は、光軸Lに直交している。すなわち、可動体3が所定の基準位置に配置されていて中間部材4に対して回動していないときには、第2交差方向は、光軸Lに直交している。一方、可動体3が中間部材4に対して回動しているときには、第2交差方向は、光軸Lに交差してはいるが、直角には交わっていない。第2交差方向(W方向)は、上側から見たときに、前後方向に対して図3の時計回りの方向へ約45°ずれた方向となっている。
光学ユニット1は、カメラモジュール2の光軸Lが任意の方向に傾くように固定体5に対して可動体3を回動させるための磁気駆動機構8、9を備えている(図3参照)。また、光学ユニット1は、可動体3から引き出される配線基板10を備えている。第1交差方向における中間部材4の両端部には、中間部材4に対する可動体3の回動の支点となる第1支点部12が配置されている。第2交差方向における中間部材4の両端部には、固定体5に対する中間部材4の回動の支点となる第2支点部13が配置されている。
可動体3は、カメラモジュール2が固定されるホルダ15と、可動体3の重心位置を調整するためのバランサー(ウエイト)16とを備えている。ホルダ15は、樹脂材料で形成されている。ホルダ15は、筒状に形成される筒部15aと、筒部15aの外周側に配置される2個の外周壁部15bと、筒部15aの下端部と2個の外周壁部15bの下端部とを繋ぐ環状の底面部15cとを備えている。筒部15aは、円筒状に形成されている。バランサー16は、可動体3の重心を可動体3の回動中心に近づける機能を果たしている。本形態のバランサー16は、重心位置調整部材である。ホルダ15およびバランサー16の具体的な構成については後述する。
カメラモジュール2は、カメラモジュール2の一部の外周側がホルダ15によって覆われるように、筒部15aの内周面に固定されている。カメラモジュール2の上端は、筒部15aの上端よりも上側に配置されている。カメラモジュール2の下端は、ホルダ15の下端よりも下側に配置されている。すなわち、筒部15aの内周側には、カメラモジュール2の一部が配置されている。カメラモジュール2の下端部には、下側に向かって突出する複数の突起2aが形成されている。たとえば、4個の突起2aがカメラモジュール2の下端部に形成されている。
上述のように、カメラモジュール2は、レンズおよび撮像素子を備えている。撮像素子は、カメラモジュール2の下端側に配置されており、カメラモジュール2の上側に配置される被写体がカメラモジュール2によって撮影される。また、上述のように、振れ補正が行われるときの、上下方向に対するカメラモジュール2の光軸Lの傾きはわずかであり、カメラモジュール2の光軸方向は、上下方向とほぼ一致している。そのため、カメラモジュール2の光軸方向の一方側(具体的には、カメラモジュール2の光軸方向において被写体が配置される側)を被写体側とし、被写体側の反対側(具体的には、カメラモジュール2の光軸方向において撮像素子が配置される側)を反被写体側とすると、被写体側は、上側とほぼ一致し、反被写体側は、下側とほぼ一致している。
中間部材4は、ステンレス鋼等の金属材料によって形成されている。中間部材4は、八角形の枠状に形成されている。中間部材4は、ホルダ15の筒部15aの外周側であって、かつ、外周壁部15bの内周側に配置されている。
固定体5は、中間部材4を介して可動体3を回動可能に保持している。固定体5は、ホルダ15を外周側から覆うケース17と、ケース17に固定されるカバー18とを備えている。ケース17は、樹脂材料で形成されている。中間部材4は、ケース17に回動可能に保持されている。ケース17は、ホルダ15を外周側から覆う筒状の筒部17aと、ケース17の上面を構成する上面部17bとから構成されている。
上面部17bは、光学ユニット1の上面を構成している。上面部17bは、筒部17aの上端に繋がっている。上面部17bには、円形状の貫通穴が形成されている。この貫通穴の中には、カメラモジュール2の上端部が配置されている。上面部17bは、駆動機構8、9、第1支点部12および第2支点部13等を上側から覆っている。筒部17aの右前側部分には、配線基板10を引き回すための切欠き17cが形成されている。筒部17aの左前側部分には、配線基板10の一部を構成する後述の固定側被固定部30cが固定される基板固定部17dが形成されている。
カバー18は、金属材料で形成されている。カバー18は、光学ユニット1の下面および側面を構成している。カバー18は、ケース17の筒部17aの下側に配置される平板状の底部18aと、底部18aから上側に向かって立ち上がる筒状の筒部18bとによって構成されている。底部18aは、底部18aの厚さ方向と上下方向とが一致するように配置されている。底部18aの上面は、筒部17aの下端面に接触している。筒部18bは、ケース17の筒部17aを外周側から覆っている。筒部18bの上端は、ケース17の上面部17bの下面に接触している。筒部18bには、ケース17の基板固定部17dを配置するとともに配線基板10を光学ユニット1の外周側に引き出すための切欠き18cが形成されている。
第1支点部12は、ホルダ15に固定される板バネ20と、第1交差方向における中間部材4の両端に固定される球体21(図2参照)とを備えている。板バネ20は、ホルダ15に固定される被固定部20aと、被固定部20aに繋がるバネ部20bとから構成されている。被固定部20aは、ホルダ15の外周壁部15bの内周側に固定されている。バネ部20bは、第1交差方向において、被固定部20aの内側に配置されるとともに、球体21の外側に配置されている。バネ部20bには、球体21の一部が配置される凹部が形成されている。この凹部は、第1交差方向の外側に向かって窪んでいる。球体21は、バネ部20bのバネ性によって、第1交差方向の内側からバネ部20bの凹部の底面に所定の接触圧で接触している。
第2支点部13は、ケース17に固定される板バネ22と、第2交差方向における中間部材4の両端に固定される球体23(図2参照)とを備えている。板バネ22は、ケース17に固定される被固定部22aと、被固定部22aに繋がるバネ部22bとから構成されている。被固定部22aは、ケース17の筒部17aの内周側に固定されている。バネ部22bは、第2交差方向において、被固定部22aの内側に配置されるとともに、球体23の外側に配置されている。バネ部22bには、球体23の一部が配置される凹部が形成されている。この凹部は、第2交差方向の外側に向かって窪んでいる。球体23は、バネ部22bのバネ性によって、第2交差方向の内側からバネ部22bの凹部の底面に所定の接触圧で接触している。
磁気駆動機構8は、左右方向で対向配置される駆動用磁石24および駆動用コイル25を備えている。磁気駆動機構9は、前後方向で対向配置される駆動用磁石26および駆動用コイル27を備えている。駆動用磁石24、26は、長方形の平板状に形成されている。駆動用磁石24、26は、固定体5に固定されている。駆動用コイル25、27は、たとえば、導線が空芯状に巻回されることで形成された空芯コイルである。駆動用コイル25、27は、ホルダ15に固定されている。
駆動用磁石24は、ケース17の筒部17aの内周面に固定されている。駆動用コイル25は、ホルダ15の外周壁部15bの外側面に固定されている。本形態では、左右方向におけるホルダ15の両側で駆動用磁石24と駆動用コイル25とが対向配置されている。磁気駆動機構8は、カメラモジュール2の光軸Lに直交するとともに前後方向に平行な軸線を回動中心にして固定体5に対して可動体3を回動させる。
駆動用磁石26は、ケース17の筒部17aの内周面に固定されている。駆動用コイル27は、ホルダ15の外周壁部15bの外側面に固定されている。本形態では、前後方向におけるホルダ15の両側で駆動用磁石26と駆動用コイル27とが対向配置されている。磁気駆動機構9は、カメラモジュール2の光軸Lに直交するとともに左右方向に平行な軸線を回動中心にして固定体5に対して可動体3を回動させる。
左右方向における駆動用磁石24とカメラモジュール2の光軸Lとの距離と、前後方向における駆動用磁石26とカメラモジュール2の光軸Lとの距離とは等しくなっている。左右方向における駆動用コイル25とカメラモジュール2の光軸Lとの距離と、前後方向における駆動用コイル27とカメラモジュール2の光軸Lとの距離とは等しくなっている。4個の駆動用磁石24、26は、カメラモジュール2の光軸Lを中心とする周方向において一定のピッチで配置され、4個の駆動用コイル25、27は、カメラモジュール2の光軸Lを中心とする周方向において一定のピッチで配置されている。すなわち、駆動用磁石24、26は、カメラモジュール2の光軸Lを中心にして90°ピッチで配置され、駆動用コイル25、27は、カメラモジュール2の光軸Lを中心にして90°ピッチで配置されている。
光学ユニット1では、可動体3の傾きの変化を検知するための所定の検知機構によって可動体3の傾きの変化が検知されると、この検知機構の検知結果に基づいて、駆動用コイル25および駆動用コイル27の少なくともいずれか一方に電流が供給されて、振れが補正される。磁気駆動機構8、9は、第1軸線L1および第2軸線L2の少なくともいずれか一方を回動中心にして固定体5に対して可動体3を回動させる。本形態では、カメラモジュール2の突起2aの下端がカバー18の底部18aの上面に接触することで、固定体5に対する可動体3の回動範囲やカメラモジュール2の光軸方向への可動体3の移動範囲が規制される。
(配線基板の構成および引き回し)
図4は、図2に示すカメラモジュール2、第1配線基板30および第2配線基板31を異なる方向から示す分解斜視図である。
配線基板10は、駆動用コイル25、27が実装される第1配線基板30と、カメラモジュール2から引き出される第2配線基板31とから構成されている。第1配線基板30と第2配線基板31とは、別体で形成されている。第1配線基板30と第2配線基板31とは、第1配線基板30に実装される第1コネクタとしてのコネクタ32(図4参照)と、第2配線基板31に実装されるとともにコネクタ32に接続される第2コネクタとしてのコネクタ33(図2参照)とによって接続されている。すなわち、配線基板10は、コネクタ32、33を備えている。コネクタ32およびコネクタ33のいずれか一方は、雄型のコネクタであり、コネクタ32およびコネクタ33のいずれか他方は、雌型のコネクタである。
第1配線基板30は、フレキシブルプリント基板とリジッド基板とが一体化されたリジッドフレキシブル基板である。第1配線基板30は、駆動用コイル25、27が接続されるコイル接続部30aと、ホルダ15に固定される可動側被固定部30bと、ケース17に固定される固定側被固定部30cと、可動側被固定部30bと固定側被固定部30cとを繋ぐ帯状の帯状部30dと、固定体5の外周側に引き出される引出部30eとを備えている。
本形態の第1配線基板30は、4個のコイル接続部30aと1個の可動側被固定部30bと1個の固定側被固定部30cと1個の帯状部30dと1個の引出部30eとによって構成されている。コイル接続部30aと可動側被固定部30bと固定側被固定部30cと帯状部30dと引出部30eとは一体で形成されている。コイル接続部30aは、フレキシブルプリント基板によって構成されている。駆動用コイル25、27は、コイル接続部30aに実装されている。コイル接続部30aは、ホルダ15の外周壁部15bの外側面に貼り付けられて固定されている。
可動側被固定部30bは、リジッド基板によって構成されている。可動側被固定部30bは、環状かつ平板状に形成されている。可動側被固定部30bは、ホルダ15の反被写体側の面(下面)に貼り付けられて固定されている。たとえば、可動側被固定部30bは、接着剤によってホルダ15の反被写体側の面に貼り付けられている。ホルダ15の反被写体側の面は、カメラモジュール2の光軸方向に直交する平面となっており、可動側被固定部30bは、可動側被固定部30bの厚さ方向とカメラモジュール2の光軸方向とが一致するように配置されている。可動側被固定部30bは、カメラモジュール2の光軸方向において、カメラモジュール2の下端側部分とホルダ15との間に挟まれている。
コイル接続部30aは、可動側被固定部30bに繋がっている。具体的には、可動側被固定部30bの左右方向の両端の2箇所と可動側被固定部30bの前後方向の両端の2箇所との合計4箇所にコイル接続部30aが繋がっている。コネクタ32は、可動側被固定部30bに実装されている。具体的には、コネクタ32は、可動側被固定部30bの反被写体側の面に実装されている。より具体的には、コネクタ32は、可動側被固定部30bの反被写体側の面の、第1交差方向における一方側の部分である右前側部分に実装されている。
固定側被固定部30cは、リジッド基板によって構成されている。固定側被固定部30cは、長方形の平板状に形成されている。固定側被固定部30cは、ケース17の基板固定部17dに固定されている。固定側被固定部30cは、固定側被固定部30cの厚さ方向と第2交差方向とが一致するように配置されている。引出部30eは、フレキシブルプリント基板によって構成されている。引出部30eは、第1交差方向を幅方向とする細長い帯状に形成されている。引出部30eは、固定側被固定部30cの下端に繋がっている。引出部30eは、固定側被固定部30cの下端から左前側に向かって伸びている。
帯状部30dは、フレキシブルプリント基板によって構成されている。帯状部30dは、細長い帯状に形成されている。帯状部30dは、可動側被固定部30bから引き出されている。帯状部30dは、可動側被固定部30bから第1交差方向の一方側である右前側に引き出され、上側に向かって90°に折り曲げられてから、第2交差方向の一方側である左前側に向かって引き回され、左後ろ側に向かって90°に折り曲げられた後、第1交差方向の他方側である左後ろ側に向かって引き回されている。また、帯状部30dは、カバー18の筒部18bの内周面に沿って引き回されている。帯状部30dの、90°に折り曲げられた部分には、帯状部30dの形状を維持するための薄いL形状の補強板35が固定されている。帯状部30dは、可動体3および固定体5のいずれにも固定されていない。
第2配線基板31は、リジッドフレキシブル基板である。第2配線基板31は、カメラモジュール2の撮像素子が実装される撮像素子実装部31aと、撮像素子実装部31aに一端が繋がる引出部31bと、引出部31bの他端側に繋がる被接続部31cとから構成されている。撮像素子実装部31aおよび被接続部31cは、リジッド基板によって構成されている。引出部31bは、フレキシブルプリント基板によって構成されている。撮像素子実装部31aは、カメラモジュール2の下端部に固定されている。撮像素子実装部31aは、撮像素子実装部31aの厚さ方向とカメラモジュール2の光軸方向とが一致するように配置されている。撮像素子は、撮像素子実装部31aの被写体側の面に実装されている。
引出部31bは、撮像素子実装部31aの右前側部分に繋がっている。被接続部31cは、長方形の平板状に形成されている。被接続部31cは、引出部31bの右前端部に繋がっている。被接続部31cは、被接続部31cの厚さ方向とカメラモジュール2の光軸方向とが略一致するように配置されている。被接続部31cは、カメラモジュール2の光軸方向において可動側被固定部30bの右前側部分と重なっている。被接続部31cは、可動側被固定部30bの右前側部分の反被写体側に配置されている。
コネクタ33は、被接続部31cの被写体側の面に実装されている。第2配線基板31は、可動側被固定部30bに繋がっている。具体的には、被接続部31cがコネクタ32、33を介して可動側被固定部30bに繋がっている。コネクタ32とコネクタ33とは、カメラモジュール2の光軸方向において重なっている。
光学ユニット1の組立時には、カメラモジュール2、第2配線基板31およびカバー18以外の部品をまず組み立てる。その後、第2配線基板31が取り付けられた状態のカメラモジュール2を組み付ける。このときには、反被写体側からカメラモジュール2をホルダ15の筒部15aの内周側および可動側被固定部30bの内周側に挿入する。また、コネクタ32とコネクタ33とを接続して、第2配線基板31を可動側被固定部30bに繋げる。その後、カバー18を反被写体側からケース17に取り付ける。
(バランサーおよびホルダの構成)
図5は、図3のE部における可動体3等の構成を説明するための拡大図である。以下の説明では、カメラモジュール2の光軸Lを中心とする周方向(円周方向)を「周方向」とする。
バランサー16は、金属材料で形成されている。たとえば、バランサー16は、ステンレス鋼または銅合金で形成されている。金属製のバランサー16の比重は、樹脂製のホルダ15の比重よりも大きくなっている。また、バランサー16は、細長い長方形の金属板37を金属板37の長辺の方向に円形状に丸めることで形成されており、バネ性を有している。金属板37は薄板である。金属板37の幅および厚さは一定になっている。バランサー16は、ホルダ15の筒部15aを囲むように筒部15aの外周面に固定されており、筒部15aの外周側に配置されている。バランサー16は、金属板37の短辺の方向がカメラモジュール2の光軸Lと平行になるように配置されている。すなわち、金属板37の短辺の方向は、カメラモジュール2の光軸Lと平行になっている。
カメラモジュール2の光軸方向から見たときのバランサー16の形状は、C形状となっている。すなわち、周方向における金属板37の一端面37aと他端面37bとは、接触しておらずに離れており(図5参照)、バランサー16は、周方向の一部が切り欠かれたリング状に形成されている。以下の説明では、バランサー16の、一端面37aと他端面37bとが離れている部分(すなわち、切り欠かれている部分)を「切欠き部16a」とする。
上述のように、バランサー16は、ホルダ15の筒部15aの外周面に固定されている。具体的には、バランサー16は、筒部15aの上側部分を外周側から囲むように筒部15aの上側部分の外周面に固定されている。バランサー16は、たとえば、接着剤によって筒部15aの外周面に固定されている。バランサー16の内周面は、筒部15aの外周面に接触している。バランサー16は、円形状に丸まっているバランサー16の曲率中心とカメラモジュール2の光軸Lとが略一致するように配置されている。筒部15aには、バランサー16の反被写体側の端面が当接する当接面15dが形成されている(図2参照)。当接面15dは、カメラモジュール2の光軸方向に直交する平面となっている。
筒部15aの外周側には、周方向において金属板37の一端面37aと他端面37bとの間に配置される凸部15eが形成されている。すなわち、筒部15aの外周側には、バランサー16の切欠き部16aに配置される凸部15eが形成されている。凸部15eは、カメラモジュール2の光軸方向に細長い直方体状に形成されている。周方向における凸部15eの一方の端面には、金属板37の一端面37aが接触可能となっており、周方向における凸部15eの他方の端面には、金属板37の他端面37bが接触可能となっている。
バランサー16の切欠き部16aに配置される凸部15eは、第1交差方向の一方側である右前側に向かって突出している。上述のように、コネクタ32は、可動側被固定部30bの反被写体側の面の右前側部分に実装されており、コネクタ33は、カメラモジュール2の光軸方向においてコネクタ32と重なっている。すなわち、図5に示すように、バランサー16の、一端面37aと他端面37bとが離れている部分である切欠き部16aは、周方向においてコネクタ32、33が配置されている位置に配置されている。
光学ユニット1において、固定体5に対して回動する部分であって、かつ、バランサー16を除いた部分(すなわち、カメラモジュール2、ホルダ15、駆動用コイル25、27、コイル接続部30a、可動側被固定部30b、第2配線基板31およびコネクタ32、33等によって構成される部分)を可動部とすると、本形態では、可動部の、周方向においてコネクタ32、33が配置されている部分は、コネクタ32、33の重量の影響によって、可動部の、周方向において重量が重くなっている特定部分となっている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、バランサー16は、細長い長方形の金属板37を金属板37の長辺の方向に丸めることで形成されており、金属板37の短辺の方向は、カメラモジュール2の光軸と平行になっている。また、本形態では、カメラモジュール2の光軸方向から見たときのバランサー16の形状はC形状となっており、周方向における金属板37の一端面37aと他端面37bとが接触しておらずに離れている。また、本形態では、バランサー16の、一端面37aと他端面37bとが離れている部分である切欠き部16a(すなわち、バランサー16の、周方向において重量が軽くなっている部分)は、周方向においてコネクタ32、33が配置されている位置に配置されており、可動部の、周方向において重量が重くなっている特定部分と周方向において同じ位置に配置されている。
そのため、本形態では、配線基板10がコネクタ32、33を備えていて、可動部の、周方向においてコネクタ32、33が配置されている部分の重量が重くなっていても、バランサー16が取り付けられた状態の可動部の重量バランスが周方向において崩れるのを抑制することが可能になる。また、本形態では、細長い長方形の金属板37を金属板37の長辺の方向に丸めることでバランサー16が形成されているため、バランサー16を低コストで容易に製造することが可能になる。
本形態では、ホルダ15の筒部15aの外周側に、バランサー16の切欠き部16aに配置される凸部15eが形成されている。そのため、本形態では、凸部15eを利用して、バランサー16の切欠き部16a(すなわち、金属板37の一端面37aと他端面37bとが離れている部分)を周方向で位置決めすることが可能になる。また、本形態では、凸部15eは、周方向においてコネクタ32、33が配置されている位置に配置されている。したがって、本形態では、周方向において、切欠き部16aを、コネクタ32、33が配置されている位置と同じ位置に容易にかつ確実に配置することが可能になる。
本形態では、第2配線基板31がコネクタ32、33を介して可動側被固定部30bに繋がっている。そのため、本形態では、上述のように、光学ユニット1の組立時に、カメラモジュール2、第2配線基板31およびカバー18以外の部品を組み立てた後に、第2配線基板31が取り付けられた状態のカメラモジュール2を組み付けて第2配線基板31を可動側被固定部30bに繋げることが可能になる。したがって、本形態では、光学ユニット1の組立工程の自由度を高めることが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態において、配線基板10は、コネクタ32、33を備えていなくても良い。この場合には、たとえば、第2配線基板31の被接続部31cは、第1配線基板30の可動側被固定部30bに半田付けされて接続されている。この場合には、たとえば、可動部の、周方向において被接続部31cが可動側被固定部30bに半田付けされている部分が、可動部の、周方向において重量が重くなっている特定部分となっている。
上述した形態において、ホルダ15の筒部15aの外周側に凸部15eが形成されていなくても良い。この場合には、筒部15aにバランサー16を固定するときに、たとえば、所定の治具を用いて、バランサー16の切欠き部16aを周方向で位置決めする。また、上述した形態において、バランサー16に貫通穴が形成されていても良い。また、バランサー16の内周面に窪みが形成されていても良いし、バランサー16の外周面に凹凸が形成されていても良い。
上述した形態において、固定体5は、カメラモジュール2の光軸Lが任意の方向に傾くように板バネを介して可動体3を回動可能に保持していても良い。この場合には、板バネは、たとえば、ホルダ15に固定される可動側の被固定部と、ケース17に固定される固定側の被固定部と、可動側の被固定部と固定側の被固定部とを繋ぐ腕部とを備えている。また、この場合には、光学ユニット1は、中間部材4、第1支点部12および第2支点部13を備えていなくても良い。また、上述した形態において、ホルダ15の筒部15aの内周側にカメラモジュール2の全体が配置されていても良い。
1 光学ユニット(振れ補正機能付き光学ユニット)
2 カメラモジュール
3 可動体
5 固定体
8、9 磁気駆動機構
10 配線基板
15 ホルダ
15a 筒部
15e 凸部
16 バランサー(重心位置調整部材)
24、26 駆動用磁石
25、27 駆動用コイル
30 第1配線基板
30b 可動側被固定部
31 第2配線基板
32 コネクタ(第1コネクタ)
33 コネクタ(第2コネクタ)
37 金属板
37a 一端面
37b 他端面
L 光軸

Claims (3)

  1. カメラモジュールを有する可動体と、前記可動体を回動可能に保持する固定体と、前記カメラモジュールの光軸が任意の方向に傾くように前記固定体に対して前記可動体を回動させるための磁気駆動機構とを備え、
    前記可動体は、前記可動体の重心位置を調整するための重心位置調整部材を備え、
    前記重心位置調整部材は、細長い長方形の金属板を前記金属板の長辺の方向に丸めることで形成され、
    前記金属板の短辺の方向は、前記カメラモジュールの前記光軸と平行になっており、
    前記カメラモジュールの前記光軸の方向である光軸方向から見たときの前記重心位置調整部材の形状はC形状となっており、前記カメラモジュールの前記光軸を中心とする周方向における前記金属板の一端面と他端面とが接触しておらずに離れていることを特徴とする振れ補正機能付き光学ユニット。
  2. 前記可動体は、前記カメラモジュールが固定されるホルダを備え、
    前記ホルダは、前記カメラモジュールの少なくとも一部が内周側に配置される筒状の筒部を備え、
    前記重心位置調整部材は、前記筒部の外周面に固定され、
    前記筒部の外周側には、前記カメラモジュールの前記光軸を中心とする前記周方向において前記金属板の前記一端面と前記金属板の前記他端面との間に配置される凸部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  3. 前記可動体から引き出される配線基板を備え、
    前記可動体は、前記カメラモジュールが固定されるホルダを備え、
    前記磁気駆動機構は、前記固定体に固定される複数の駆動用磁石と、前記駆動用磁石に対向配置されるとともに前記ホルダに固定される複数の駆動用コイルとを備え、
    複数の前記駆動用コイルは、前記カメラモジュールの前記光軸を中心とする前記周方向において一定のピッチで配置され、
    前記配線基板は、前記駆動用コイルが実装される第1配線基板と、前記カメラモジュールから引き出される第2配線基板と、前記第1配線基板に実装される第1コネクタと、前記第2配線基板に実装されるとともに前記第1コネクタに接続される第2コネクタとを備え、
    前記第1配線基板は、前記ホルダに固定されるとともに前記第1コネクタが実装される可動側被固定部を備え、
    前記第1コネクタと前記第2コネクタとは、前記光軸方向で重なっており、
    前記重心位置調整部材の、前記金属板の前記一端面と前記金属板の前記他端面とが離れている部分は、前記カメラモジュールの前記光軸を中心とする前記周方向において、前記第1コネクタおよび前記第2コネクタが配置されている位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
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