JP2007219251A - レンズ鏡筒、カメラシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】可動レンズの移動を妨げることなく、アクチュエータ構成部品と位置検出部構成部品との少なくとも一方への電気的な接続を行えるレンズ鏡筒を提供する。また、移動部材の位置を正確に検出できるレンズ鏡筒、カメラシステムを提供する。
【解決手段】コイル31X,31Yに接続される第2FCP22を、レンズ群L2とコイル31X,31Yとの間、及び、レンズ群L2と位置検出用マグネット23X,23Yとの間に配置する。また、ホール素子61X,61Yの位置を決める第2の凹部30dX,30dYをベース部材30に設ける。
【選択図】図3
【解決手段】コイル31X,31Yに接続される第2FCP22を、レンズ群L2とコイル31X,31Yとの間、及び、レンズ群L2と位置検出用マグネット23X,23Yとの間に配置する。また、ホール素子61X,61Yの位置を決める第2の凹部30dX,30dYをベース部材30に設ける。
【選択図】図3
Description
本発明は、撮影光学系の一部が移動するレンズ鏡筒、カメラシステムに関するものである。
従来、この種の装置としてボイスコイルモータ(VCM)等のアクチュエータを用いて、可動レンズであるブレ補正光学系を光軸に略直交する面内でシフト移動させることによって、像のブレを補正するものが知られている。
また、ブレ補正光学系のシフト移動量を検出するため、PSD(Position Sensitive Detector)やLED(Light Emitting Diode)、反射型フォトセンサ(Photo Reflector)等のセンサを用いたものが知られている。
このようなブレ補正装置では、移動するブレ補正光学系側に対して、固定部材側からアクチュエータやセンサへの電源供給や通信を行う必要がある。従来、可動部に取り付けられた電気部品と固定された基板等との電気的接続には、直接導線やリード線を接続する手法が用いられていた。
また、ブレ補正光学系のシフト移動量を検出するため、PSD(Position Sensitive Detector)やLED(Light Emitting Diode)、反射型フォトセンサ(Photo Reflector)等のセンサを用いたものが知られている。
このようなブレ補正装置では、移動するブレ補正光学系側に対して、固定部材側からアクチュエータやセンサへの電源供給や通信を行う必要がある。従来、可動部に取り付けられた電気部品と固定された基板等との電気的接続には、直接導線やリード線を接続する手法が用いられていた。
しかし、導線やリード線を直接接続することにより、移動するブレ補正光学系側に電源の供給や通信を行う配線構造では、導線やリード線が他部品へ接触してしまい、ブレ補正光学系の移動を妨げてしまったり、又は、導線やリード線の特定箇所に応力が集中して、繰り返しの移動により断線が生じたりするという問題があった。
また、特許文献1には、フレキシブルプリント配線板(FPC)を折り返して配線を行う構成が提案されている。
特許文献1に記載の構成では、FPCがブレ補正ユニットの外周付近に配置されている。したがって、このFPCが配置されている付近には、ブレ補正ユニットの組み立てに使用するビスを設けたり、ブレ補正光学系を支持する部分を設けたりできないという問題があった。
また、レンズ鏡筒の小型化を図ろうとすると、ビス止め部分やブレ補正光学系を支持する部分よりも外周側にFPCを配置することができないという問題があった。
さらに、FPCを外周付近に配置すると、FPCよりも外側に設けられた部材とFPCとが接触してしまうおそれがあった。FPCの折り曲げ加工の精度は、あまり高くないので、曲げ位置が本来の位置からずれた場合には、FPCよりも外側に設けられた部材とFPCとが接触する危険性が特に高くなってしまう。
特許文献1に記載の構成では、FPCがブレ補正ユニットの外周付近に配置されている。したがって、このFPCが配置されている付近には、ブレ補正ユニットの組み立てに使用するビスを設けたり、ブレ補正光学系を支持する部分を設けたりできないという問題があった。
また、レンズ鏡筒の小型化を図ろうとすると、ビス止め部分やブレ補正光学系を支持する部分よりも外周側にFPCを配置することができないという問題があった。
さらに、FPCを外周付近に配置すると、FPCよりも外側に設けられた部材とFPCとが接触してしまうおそれがあった。FPCの折り曲げ加工の精度は、あまり高くないので、曲げ位置が本来の位置からずれた場合には、FPCよりも外側に設けられた部材とFPCとが接触する危険性が特に高くなってしまう。
一方、ブレ補正光学系のシフト移動量を検出するセンサ等は、FPCに実装し、FPCを本体に取り付けると簡単かつ安価に構成できる。しかし、センサ等をFPCに実装すると、センサとFPCとの半田付けの位置ずれや浮き等によりセンサ等の設置の位置精度が悪いという問題があった。
特許文献1に記載の構成では、PSDの設置の位置精度をよくするためにPSDが本体に固定されており、このPSDに対する電気的配線は、FPCとPSDとをつなぐ4本の導線を2組、合計8本の導線により行われている。したがって、多数の導線を整理しながら接続しなければならず、製造工程が複雑であり、また、部品点数が多いという問題があった。
特開2000−321611号公報
特許文献1に記載の構成では、PSDの設置の位置精度をよくするためにPSDが本体に固定されており、このPSDに対する電気的配線は、FPCとPSDとをつなぐ4本の導線を2組、合計8本の導線により行われている。したがって、多数の導線を整理しながら接続しなければならず、製造工程が複雑であり、また、部品点数が多いという問題があった。
本発明の課題は、可動レンズの移動を妨げることなく、アクチュエータ構成部品と位置検出部構成部品との少なくとも一方への電気的な接続を行えるレンズ鏡筒、カメラシステムを提供することである。
また、本発明の第2の課題は、移動部材の位置を正確に検出できるレンズ鏡筒、カメラシステムを提供することである。
また、本発明の第2の課題は、移動部材の位置を正確に検出できるレンズ鏡筒、カメラシステムを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付した構成は適宜改良してもよい。さらに、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよく、その配置について特に限定のない構成要件は、実施例で開示した配置に限らない。
請求項1の発明は、撮影光学系(L1,L2,L3)の少なくとも一部であって、前記撮影光学系の光軸に略直交する方向に移動する可動レンズ(L2)と、前記可動レンズを保持し、前記光軸に略直交する方向に移動可能な保持枠(20)と、前記可動レンズ及び前記保持枠を支持するベース部材(30)と、を備え、前記保持枠には、前記可動レンズ及び前記保持枠を駆動する駆動力を発生するアクチュエータの全部又は一部であるアクチュエータ構成部品(21X,21Y)と、前記可動レンズ及び前記保持枠の位置を検出する位置検出部の全部又は一部である位置検出部構成部品(23X,23Y)との少なくとも一方が設けられ、前記アクチュエータ構成部品と前記位置検出部構成部品との少なくとも一方と、前記可動レンズとの間に設けられ、前記アクチュエータ構成部品と前記位置検出部構成部品との少なくとも一方に対する電気的な接続を行う配線部材(22)を備えるレンズ鏡筒(2)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のレンズ鏡筒において、前記アクチュエータ構成部品(21X,21Y)と前記位置検出部構成部品(23X,23Y)との少なくとも一方は、前記光軸に直交するとともに互いに直交する2方向に分けて2つ配置されており、前記配線部材(22)と前記ベース部材(30)とが接続されるベース部材側接続部(22c,22d)と、前記配線部材と前記保持枠(20)とが接続される保持枠側接続部(22e)との少なくとも一方は、2つ配置された前記アクチュエータ構成部品又は前記位置検出部構成部品の間に配置されていること、を特徴とするレンズ鏡筒(2)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のレンズ鏡筒において、前記配線部材(22)と前記ベース部材(30)とが接続されるベース部材側接続部(22c,22d)と、前記配線部材と前記保持枠(20)とが接続される保持枠側接続部(22e)とは、前記可動レンズ(L2)を挟んで対向する位置に配置されていること、を特徴とするレンズ鏡筒(2)である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前記配線部材(22)は、前記可動レンズ(L2)の外周を囲む形態で配置されていること、を特徴とするレンズ鏡筒(2)である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前記配線部材(22)は、フレキシブルプリント配線板であること、を特徴とするレンズ鏡筒(2)である。
請求項6の発明は、撮影光学系(L1,L2,L3)と、前記撮影光学系の少なくとも一部(L2)が移動するときに移動する移動部材(20)の位置を検出する位置検出部(23X,23Y,61X,61Y)と、前記位置検出部の全部又は一部である位置検出部構成部品(61X,61Y)が固定される部材であって、前記位置検出部構成部品の外形に略一致する形状に形成され、前記位置検出部構成部品の位置を決める位置決め凹部(30dX,30dY)を有する位置検出部構成部品固定部材(30)と、を備えるレンズ鏡筒(2)である。
請求項7の発明は、請求項6に記載のレンズ鏡筒において、前記移動部材は、前記撮影光学系(L1,L2,L3)の光軸に略直交する方向に移動する可動レンズ(L2)を保持し、前記光軸に略直交する方向に移動可能な保持枠(20)であり、前記位置検出部構成部品固定部材は、前記可動レンズ及び前記保持枠を支持するベース部材(30)であり、前記位置検出部構成部品(61X,61Y)は、前記ベース部材の前記保持枠を支持する側とは反対側から取り付けられていること、を特徴とするレンズ鏡筒(2)である。
請求項8の発明は、請求項6又は請求項7に記載のレンズ鏡筒において、前記位置検出部構成部品は、前記移動部材(20)に設けられた磁石(23X,23Y)に対向する位置に設けられ、磁気の変化を検出することにより前記移動部材の位置を検出する磁気検出素子(61X,61Y)であり、前記位置検出部構成部品固定部材(30)は、非磁性体材料により形成されていること、を特徴とするレンズ鏡筒(2)である。
請求項9の発明は、請求項8に記載のレンズ鏡筒において、前記位置決め凹部(30dX,30dY)は、貫通していないこと、を特徴とするレンズ鏡筒(2)である。
請求項10の発明は、請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒(2)を備えるカメラシステム(1,2,3)である。
請求項1の発明は、撮影光学系(L1,L2,L3)の少なくとも一部であって、前記撮影光学系の光軸に略直交する方向に移動する可動レンズ(L2)と、前記可動レンズを保持し、前記光軸に略直交する方向に移動可能な保持枠(20)と、前記可動レンズ及び前記保持枠を支持するベース部材(30)と、を備え、前記保持枠には、前記可動レンズ及び前記保持枠を駆動する駆動力を発生するアクチュエータの全部又は一部であるアクチュエータ構成部品(21X,21Y)と、前記可動レンズ及び前記保持枠の位置を検出する位置検出部の全部又は一部である位置検出部構成部品(23X,23Y)との少なくとも一方が設けられ、前記アクチュエータ構成部品と前記位置検出部構成部品との少なくとも一方と、前記可動レンズとの間に設けられ、前記アクチュエータ構成部品と前記位置検出部構成部品との少なくとも一方に対する電気的な接続を行う配線部材(22)を備えるレンズ鏡筒(2)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のレンズ鏡筒において、前記アクチュエータ構成部品(21X,21Y)と前記位置検出部構成部品(23X,23Y)との少なくとも一方は、前記光軸に直交するとともに互いに直交する2方向に分けて2つ配置されており、前記配線部材(22)と前記ベース部材(30)とが接続されるベース部材側接続部(22c,22d)と、前記配線部材と前記保持枠(20)とが接続される保持枠側接続部(22e)との少なくとも一方は、2つ配置された前記アクチュエータ構成部品又は前記位置検出部構成部品の間に配置されていること、を特徴とするレンズ鏡筒(2)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のレンズ鏡筒において、前記配線部材(22)と前記ベース部材(30)とが接続されるベース部材側接続部(22c,22d)と、前記配線部材と前記保持枠(20)とが接続される保持枠側接続部(22e)とは、前記可動レンズ(L2)を挟んで対向する位置に配置されていること、を特徴とするレンズ鏡筒(2)である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前記配線部材(22)は、前記可動レンズ(L2)の外周を囲む形態で配置されていること、を特徴とするレンズ鏡筒(2)である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、前記配線部材(22)は、フレキシブルプリント配線板であること、を特徴とするレンズ鏡筒(2)である。
請求項6の発明は、撮影光学系(L1,L2,L3)と、前記撮影光学系の少なくとも一部(L2)が移動するときに移動する移動部材(20)の位置を検出する位置検出部(23X,23Y,61X,61Y)と、前記位置検出部の全部又は一部である位置検出部構成部品(61X,61Y)が固定される部材であって、前記位置検出部構成部品の外形に略一致する形状に形成され、前記位置検出部構成部品の位置を決める位置決め凹部(30dX,30dY)を有する位置検出部構成部品固定部材(30)と、を備えるレンズ鏡筒(2)である。
請求項7の発明は、請求項6に記載のレンズ鏡筒において、前記移動部材は、前記撮影光学系(L1,L2,L3)の光軸に略直交する方向に移動する可動レンズ(L2)を保持し、前記光軸に略直交する方向に移動可能な保持枠(20)であり、前記位置検出部構成部品固定部材は、前記可動レンズ及び前記保持枠を支持するベース部材(30)であり、前記位置検出部構成部品(61X,61Y)は、前記ベース部材の前記保持枠を支持する側とは反対側から取り付けられていること、を特徴とするレンズ鏡筒(2)である。
請求項8の発明は、請求項6又は請求項7に記載のレンズ鏡筒において、前記位置検出部構成部品は、前記移動部材(20)に設けられた磁石(23X,23Y)に対向する位置に設けられ、磁気の変化を検出することにより前記移動部材の位置を検出する磁気検出素子(61X,61Y)であり、前記位置検出部構成部品固定部材(30)は、非磁性体材料により形成されていること、を特徴とするレンズ鏡筒(2)である。
請求項9の発明は、請求項8に記載のレンズ鏡筒において、前記位置決め凹部(30dX,30dY)は、貫通していないこと、を特徴とするレンズ鏡筒(2)である。
請求項10の発明は、請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒(2)を備えるカメラシステム(1,2,3)である。
本発明によれば、可動レンズの移動を妨げることなく、アクチュエータ構成部品と位置検出部構成部品との少なくとも一方への電気的な接続を行える。また、移動部材の位置を正確に検出できる。
可動レンズの移動を妨げることなく、アクチュエータ構成部品と位置検出部構成部品との少なくとも一方への電気的な接続を行うという目的を、アクチュエータ構成部品と位置検出部構成部品との少なくとも一方と可動レンズとの間に配線部材を設けることにより実現した。
また、移動部材の位置を正確に検出するという目的を、位置検出部構成部品固定部材に位置検出部構成部品の位置を決める位置決め凹部を設けることにより実現した。
また、移動部材の位置を正確に検出するという目的を、位置検出部構成部品固定部材に位置検出部構成部品の位置を決める位置決め凹部を設けることにより実現した。
図1は、本発明によるレンズ鏡筒を含むカメラの実施例を示す図である。
なお、図1を含め、以下に示す各図中には、説明のため共通のXYZ座標軸を示している。
カメラ1は、レンズ鏡筒2を有し、レンズ鏡筒2を通過した映像光を撮像素子3上に結像させて撮影するカメラである。なお、本実施例では、レンズ鏡筒2がカメラ1に内蔵され、レンズ交換不可能な例を挙げて説明するが、レンズ交換可能なカメラシステムに使用するレンズ鏡筒であってもよい。
レンズ鏡筒2は、レンズ群L1,L2,L3からなる撮影光学系を有している。この内、レンズ群L2は、ブレ補正ユニット100内に設けられており、光軸Iに直交する方向にシフト移動することにより、撮像素子3上の像ブレを補正するように移動可能な可動レンズとなっている。
なお、図1を含め、以下に示す各図中には、説明のため共通のXYZ座標軸を示している。
カメラ1は、レンズ鏡筒2を有し、レンズ鏡筒2を通過した映像光を撮像素子3上に結像させて撮影するカメラである。なお、本実施例では、レンズ鏡筒2がカメラ1に内蔵され、レンズ交換不可能な例を挙げて説明するが、レンズ交換可能なカメラシステムに使用するレンズ鏡筒であってもよい。
レンズ鏡筒2は、レンズ群L1,L2,L3からなる撮影光学系を有している。この内、レンズ群L2は、ブレ補正ユニット100内に設けられており、光軸Iに直交する方向にシフト移動することにより、撮像素子3上の像ブレを補正するように移動可能な可動レンズとなっている。
図2は、ブレ補正ユニット100の主要な部材を撮像素子側から示す分解斜視図である。
図3は、ブレ補正ユニット100の主要な部材を被写体側から示す分解斜視図である。
図4は、ブレ補正ユニット100から蓋部材10を取り外して被写体側から見た図である。
図5は、ブレ補正ユニット100から蓋部材10を取り外して撮像素子側から見た図である。
図6は、保持枠20を撮像素子側から見た図である。
ブレ補正ユニット100は、被写体側から、蓋部材10,保持枠20,ベース部材30,第1FPC(フレキシブルプリント配線板)60を有している。
図3は、ブレ補正ユニット100の主要な部材を被写体側から示す分解斜視図である。
図4は、ブレ補正ユニット100から蓋部材10を取り外して被写体側から見た図である。
図5は、ブレ補正ユニット100から蓋部材10を取り外して撮像素子側から見た図である。
図6は、保持枠20を撮像素子側から見た図である。
ブレ補正ユニット100は、被写体側から、蓋部材10,保持枠20,ベース部材30,第1FPC(フレキシブルプリント配線板)60を有している。
保持枠20は、レンズ群L2を保持し、光軸に直交する方向に移動可能な移動部材であり、コイル21X,21Y,第2FPC22,位置検出用マグネット23X,23Yが設けられている。
コイル21X,21Yは、光軸に直交する面内(XY平面内)において保持枠20を任意の方向に駆動するアクチュエータを構成する部材であり、X方向駆動用のコイル21XとY方向駆動用のコイル21Yとの2つのコイルがX軸,Y軸に沿って2方向に分けて保持枠20に固定されている。保持枠20を駆動するアクチュエータは、コイル21X,21Yの他、後述するマグネット11X,11Y、ヨーク12X,12Y、ヨーク31X,31Yをアクチュエータ構成部品とし、これらが組み合わせられることにより、ボイスコイルモータが形成されている。
コイル21X,21Yは、光軸に直交する面内(XY平面内)において保持枠20を任意の方向に駆動するアクチュエータを構成する部材であり、X方向駆動用のコイル21XとY方向駆動用のコイル21Yとの2つのコイルがX軸,Y軸に沿って2方向に分けて保持枠20に固定されている。保持枠20を駆動するアクチュエータは、コイル21X,21Yの他、後述するマグネット11X,11Y、ヨーク12X,12Y、ヨーク31X,31Yをアクチュエータ構成部品とし、これらが組み合わせられることにより、ボイスコイルモータが形成されている。
位置検出用マグネット23X,23Yは、光軸に直交する面内(XY平面内)において移動する保持枠20の位置を検出するために、X方向の位置検出用マグネット23XとY方向の位置検出用マグネット23Yとの2つのマグネットがX軸,Y軸に沿って2方向に分けて保持枠20に固定されている。保持枠20の位置を検出する位置検出部は、位置検出用マグネット23X,23Y、及び、後述するホール素子61X,61Yを位置検出部構成部品とし、これらが組み合わせられることにより、保持枠20の位置を検出することができる。
第2FPC22は、X方向駆動用のコイル21XとY方向駆動用のコイル21Yに対して電力を供給する配線部材である。
第2FPC22は、ベース部材30と接続されるベース部材側接続部22c,22dと、保持枠20と接続される保持枠側接続部22eとを有している。ベース部材側接続部22c,22dは、位置検出用マグネット23Xと位置検出用マグネット23Yとの間に設けられており、保持枠側接続部22eは、コイル21Xとコイル21Yとの間に設けられている。従って、第2FPC22は、ベース部材側接続部22c,22dと保持枠側接続部22eとを結ぶ仮想線が、X軸及びY軸と略45度の角度を成す方向に配置されている。
第2FPC22は、ベース部材30と接続されるベース部材側接続部22c,22dと、保持枠20と接続される保持枠側接続部22eとを有している。ベース部材側接続部22c,22dは、位置検出用マグネット23Xと位置検出用マグネット23Yとの間に設けられており、保持枠側接続部22eは、コイル21Xとコイル21Yとの間に設けられている。従って、第2FPC22は、ベース部材側接続部22c,22dと保持枠側接続部22eとを結ぶ仮想線が、X軸及びY軸と略45度の角度を成す方向に配置されている。
ベース部材側接続部22c,22dは、ベース部材30に設けられた貫通穴30eに挿入され、後述するベース部材30に固定された第1FPC60に半田付け(いわゆる半田ブリッジ)されることにより、間接的にベース部材30に対して固定されている。
また、保持枠側接続部22eは、保持部材20に設けられた突起部20aに接着固定されており、保持枠側接続部22eには、コイル21X,21Yの導線21Xa,21Yaが半田付けされている。
また、保持枠側接続部22eは、保持部材20に設けられた突起部20aに接着固定されており、保持枠側接続部22eには、コイル21X,21Yの導線21Xa,21Yaが半田付けされている。
ベース部材側接続部22cと保持枠側接続部22eとを結ぶ配線部22aには、コイル21Xに接続される2本の導線(ライン)が形成されている。この配線部22aは、レンズ群L2と位置検出用マグネット23Yとの間、及び、レンズ群L2とコイル21Xとの間に配置されている。
一方、ベース部材側接続部22dと保持枠側接続部22eとを結ぶ配線部22bには、コイル21Yに接続される2本の導線(ライン)が形成されている。この配線部22bは、レンズ群L2と位置検出用マグネット23Xとの間、及び、レンズ群L2とコイル21Yとの間に配置されている。
このように、第2FPC22は、レンズ群L2の周囲を囲むような形態で配置されている。したがって、保持枠20の移動可能範囲内において、第2FPC22の剛性が保持枠20の移動に対して余計な負荷とならないようにできる。
一方、ベース部材側接続部22dと保持枠側接続部22eとを結ぶ配線部22bには、コイル21Yに接続される2本の導線(ライン)が形成されている。この配線部22bは、レンズ群L2と位置検出用マグネット23Xとの間、及び、レンズ群L2とコイル21Yとの間に配置されている。
このように、第2FPC22は、レンズ群L2の周囲を囲むような形態で配置されている。したがって、保持枠20の移動可能範囲内において、第2FPC22の剛性が保持枠20の移動に対して余計な負荷とならないようにできる。
また、配線部22a,22bが配置されている位置は、コイル21X,21Y及び位置検出用マグネット23X,23Yよりも光軸に近い位置(ブレ補正ユニットの内径側)となっているので、ブレ補正ユニットの外周付近には、ベース部材側接続部22c,22dを除き、第2FPC22が配置されていない。したがって、後述するボール40,ビス50,フック部10b及び係合凸部30bをブレ補正ユニットの外周付近に配置できる。
ベース部材30は、ブレ補正ユニット100の土台となる部材であり、このベース部材30に対して、保持枠20と蓋部材10が取り付けられている。
ベース部材30には、ヨーク31X,31Yが、X方向駆動用及びY方向駆動用の2つのコイル21X,21Yに対応する位置にビス32により固定されている(ヨーク31Xは、図示せず)。また、ベース部材30には、不図示のカム筒に設けられたカム溝と係合するカムピン30aが固定されており、このカム筒の回転によりブレ補正ユニット100が光軸Iと平行な方向に移動する。
また、ベース部材30には、後述の蓋部材10のフック部10bが係合する係合凸部30bが2箇所形成されている。
ベース部材30には、ヨーク31X,31Yが、X方向駆動用及びY方向駆動用の2つのコイル21X,21Yに対応する位置にビス32により固定されている(ヨーク31Xは、図示せず)。また、ベース部材30には、不図示のカム筒に設けられたカム溝と係合するカムピン30aが固定されており、このカム筒の回転によりブレ補正ユニット100が光軸Iと平行な方向に移動する。
また、ベース部材30には、後述の蓋部材10のフック部10bが係合する係合凸部30bが2箇所形成されている。
さらに、ベース部材30の撮像素子側には、一段窪んだ第1の凹部30cX,30cYが位置検出用マグネット23X,23Yに対向する位置に設けられている。さらに、第1の凹部30cX,30cYの底面には、この底面からさらに一段窪んだ第2の凹部30dX,30dYが後述のホール素子61X,61Yの外形に略一致する形状となるように設けられている。この第2の凹部30dX,30dYは、貫通していない。また、第2の凹部30dX,30dY内には、後述のホール素子61X,61Yの位置をガイドする突起部30fが設けられている。
このように、ベース部材30は、後述するホール素子61X,61Yの位置を決める第2の凹部30dX,30dYを有した位置検出部構成部品固定部材としての機能を有している。なお、ホール素子61X,61Yによる磁気の検出の妨げとならないように、ベース部材30は、非磁性体により形成されている。
このように、ベース部材30は、後述するホール素子61X,61Yの位置を決める第2の凹部30dX,30dYを有した位置検出部構成部品固定部材としての機能を有している。なお、ホール素子61X,61Yによる磁気の検出の妨げとならないように、ベース部材30は、非磁性体により形成されている。
蓋部材10は、ベース部材30との間で保持枠20を挟むようにベース部材30に対して固定され、ばね性を有した金属製の板材により形成された部材である。具体的には、蓋部材10は、厚さ0.25mmのりん青銅の薄板により形成されている。なお、蓋部材の材質は、これに限らず、その他の銅系の素材、ステンレス鋼等の鋼材を用いてもよく、厚さも適宜変更して、後述の板ばね部10aの付勢力を調整するとよい。
蓋部材10は、フック部10bを2箇所有しており、これらフック部10bが係合凸部30bと係合するとともに、ビス50がビス止め部33にねじ込まれることにより、ベース部材30に対して固定されている。
蓋部材10の枠部材側には、マグネット11X,11Yが、それぞれコイル21X.21Yに対向する位置に設けられている。また、蓋部材10の被写体側には、ヨーク12X,12Yが、それぞれマグネット11X,11Yに対応して設けられている。
蓋部材10は、フック部10bを2箇所有しており、これらフック部10bが係合凸部30bと係合するとともに、ビス50がビス止め部33にねじ込まれることにより、ベース部材30に対して固定されている。
蓋部材10の枠部材側には、マグネット11X,11Yが、それぞれコイル21X.21Yに対向する位置に設けられている。また、蓋部材10の被写体側には、ヨーク12X,12Yが、それぞれマグネット11X,11Yに対応して設けられている。
蓋部材10のベース部材30側には、蓋部材10の外周方向へ略長方形の腕状に突出した部分を折り返した形状となっている板ばね部10aが設けられている。この板ばね部10aは、ボール40を介して保持枠20を光軸Iに平行な方向において支持する役割を有している。なお、ボール40は、板ばね部10aと保持枠20のボール受け部25との間に設けられた板ばね側ボールと、保持枠20のボール受け部24とベース部材30との間に設けられたベース部材側ボールとがあり、板ばね側ボールは2つ、ベース部材側ボールは3つ設けられている。
先に述べたように、第2FPC22は、レンズ群L2の周囲を囲むような形態で配置されている。よって、板ばね部10aとフック部10b、ビス50とビス止め部33、ボール40とボール受け部24をレンズユニット100の外周付近に配置することができる。これら板ばね部10aとフック部10b、ビス50とビス止め部33、ボール40とボール受け部24のようなブレ補正ユニットの組み立てに使用するビスや、可動レンズ(ブレ補正光学系)を支持する部分は、ブレ補正ユニットの外周付近に設けることが組み立て精度を高めるため、及び、可動レンズを高い精度で支持するために望ましい。本実施例では、上述のように、ブレ補正ユニット100の外周付近に、板ばね部10aとフック部10b、ビス50とビス止め部33、ボール40とボール受け部24が配置されているので、小型のレンズ鏡筒であっても保持枠20を安定して保持できるとともに、ブレ補正ユニット100を精度よく組み立てることができる。
第1FPC60は、ブレ補正ユニット100と不図示の主基板とを接続する部材である。第1FPC60には、ホール素子61X,61Yが半田付けされている。
ホール素子61X,61Yは、位置検出用マグネット23X,23Yに対向する位置に設けられ、磁気の変化を検出することにより保持枠20の位置を検出する磁気検出素子である。
ホール素子61X,61Yは、位置検出用マグネット23X,23Yに対向する位置に設けられ、磁気の変化を検出することにより保持枠20の位置を検出する磁気検出素子である。
図7は、ホール素子61Y付近をY軸に平行に切断した断面図である。
ホール素子61Yは、ベース部材30の第2の凹部30dYに挿入されており、突起部30fがホール素子61Yの位置をガイドしている。そして、ホール素子61Yは、第1FPC60とともに、ベース部材30に接着固定されている。なお、図示して説明を行わないが、ホール素子61Xの取り付け構造は、ホール素子61Yと同様な構造となっている。
ホール素子61Yは、ベース部材30の第2の凹部30dYに挿入されており、突起部30fがホール素子61Yの位置をガイドしている。そして、ホール素子61Yは、第1FPC60とともに、ベース部材30に接着固定されている。なお、図示して説明を行わないが、ホール素子61Xの取り付け構造は、ホール素子61Yと同様な構造となっている。
このように、ホール素子61X,61Yは、ベース部材30の第2の凹部30dX,30dYに挿入されることにより、正確に位置決めされた状態でベース部材30に固定される。したがって、ホール素子61X,61Yと第1FPC60との半田付けの位置ずれや浮き等があったとしても、取り付け位置がずれることなく、正確な位置検出を行える。
また、第2の凹部30dX,30dYは、貫通していないので、不要な光が漏れること、及び、ゴミ等がブレ補正ユニットに進入することを防止できる。
また、第2の凹部30dX,30dYは、貫通していないので、不要な光が漏れること、及び、ゴミ等がブレ補正ユニットに進入することを防止できる。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)本実施例において、デジタルスチルカメラのレンズ鏡筒を例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、動画撮影を主目的としたビデオカメラであってもよいし、静止画及び動画のいずれの撮影も可能なカメラであってもよい。また、フィルムを記録媒体とするカメラであってもよい。
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)本実施例において、デジタルスチルカメラのレンズ鏡筒を例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、動画撮影を主目的としたビデオカメラであってもよいし、静止画及び動画のいずれの撮影も可能なカメラであってもよい。また、フィルムを記録媒体とするカメラであってもよい。
(2)本実施例において、コイル21X,21Y及び位置検出用マグネット23X,23Yが保持枠20に取り付けられている例を示したが、これに限らず、例えば、ボイスコイルモータのマグネットが保持枠に取り付けられていてもよいし、ホール素子等の位置検出用のセンサが保持枠に取り付けられていてもよい。
(3)本実施例において、保持枠20の位置検出にホール素子を用いた例を示したが、これに限らず、例えば、LEDとPSDとを組み合わせて用いる透過型のセンサや、反射型のセンサ等の光センサであってもよい。
10:蓋部材、11X,11Y:マグネット、12X,12Y:ヨーク、20:保持枠、21X,21Y:コイル、22:第2FPC、22a,22b:配線部、22c,22d:ベース部材側接続部、22e:保持枠側接続部、23X,23Y:位置検出用マグネット、30:ベース部材、30dX,30dY:第2の凹部、31X,31Y:ヨーク、61X,61Y:ホール素子、40:ボール、60:第1FPC
Claims (10)
- 撮影光学系の少なくとも一部であって、前記撮影光学系の光軸に略直交する方向に移動する可動レンズと、
前記可動レンズを保持し、前記光軸に略直交する方向に移動可能な保持枠と、
前記可動レンズ及び前記保持枠を支持するベース部材と、
を備え、
前記保持枠には、前記可動レンズ及び前記保持枠を駆動する駆動力を発生するアクチュエータの全部又は一部であるアクチュエータ構成部品と、前記可動レンズ及び前記保持枠の位置を検出する位置検出部の全部又は一部である位置検出部構成部品との少なくとも一方が設けられ、
前記アクチュエータ構成部品と前記位置検出部構成部品との少なくとも一方と、前記可動レンズとの間に設けられ、前記アクチュエータ構成部品と前記位置検出部構成部品との少なくとも一方に対する電気的な接続を行う配線部材を備えるレンズ鏡筒。 - 請求項1に記載のレンズ鏡筒において、
前記アクチュエータ構成部品と前記位置検出部構成部品との少なくとも一方は、前記光軸に直交するとともに互いに直交する2方向に分けて2つ配置されており、
前記配線部材と前記ベース部材とが接続されるベース部材側接続部と、前記配線部材と前記保持枠とが接続される保持枠側接続部との少なくとも一方は、2つ配置された前記アクチュエータ構成部品又は前記位置検出部構成部品の間に配置されていること、
を特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1又は請求項2に記載のレンズ鏡筒において、
前記配線部材と前記ベース部材とが接続されるベース部材側接続部と、前記配線部材と前記保持枠とが接続される保持枠側接続部とは、前記可動レンズを挟んで対向する位置に配置されていること、
を特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、
前記配線部材は、前記可動レンズの外周を囲む形態で配置されていること、
を特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、
前記配線部材は、フレキシブルプリント配線板であること、
を特徴とするレンズ鏡筒。 - 撮影光学系と、
前記撮影光学系の少なくとも一部が移動するときに移動する移動部材の位置を検出する位置検出部と、
前記位置検出部の全部又は一部である位置検出部構成部品が固定される部材であって、前記位置検出部構成部品の外形に略一致する形状に形成され、前記位置検出部構成部品の位置を決める位置決め凹部を有する位置検出部構成部品固定部材と、
を備えるレンズ鏡筒。 - 請求項6に記載のレンズ鏡筒において、
前記移動部材は、前記撮影光学系の光軸に略直交する方向に移動する可動レンズを保持し、前記光軸に略直交する方向に移動可能な保持枠であり、
前記位置検出部構成部品固定部材は、前記可動レンズ及び前記保持枠を支持するベース部材であり、
前記位置検出部構成部品は、前記ベース部材の前記保持枠を支持する側とは反対側から取り付けられていること、
を特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項6又は請求項7に記載のレンズ鏡筒において、
前記位置検出部構成部品は、前記移動部材に設けられた磁石に対向する位置に設けられ、磁気の変化を検出することにより前記移動部材の位置を検出する磁気検出素子であり、
前記位置検出部構成部品固定部材は、非磁性体材料により形成されていること、
を特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項8に記載のレンズ鏡筒において、
前記位置決め凹部は、貫通していないこと、
を特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を備えるカメラシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006040751A JP2007219251A (ja) | 2006-02-17 | 2006-02-17 | レンズ鏡筒、カメラシステム |
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Family
ID=38496620
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JP2006040751A Pending JP2007219251A (ja) | 2006-02-17 | 2006-02-17 | レンズ鏡筒、カメラシステム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2006
- 2006-02-17 JP JP2006040751A patent/JP2007219251A/ja active Pending
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