JP7159005B2 - 像ぶれ補正装置およびこれを備える光学機器 - Google Patents

像ぶれ補正装置およびこれを備える光学機器 Download PDF

Info

Publication number
JP7159005B2
JP7159005B2 JP2018204065A JP2018204065A JP7159005B2 JP 7159005 B2 JP7159005 B2 JP 7159005B2 JP 2018204065 A JP2018204065 A JP 2018204065A JP 2018204065 A JP2018204065 A JP 2018204065A JP 7159005 B2 JP7159005 B2 JP 7159005B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base member
fixed
lens
movable
optical axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018204065A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020071309A (ja
Inventor
琢治 梅津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2018204065A priority Critical patent/JP7159005B2/ja
Publication of JP2020071309A publication Critical patent/JP2020071309A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7159005B2 publication Critical patent/JP7159005B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、手振れ等に起因する像振れを抑制可能な像ぶれ補正装置およびこれを備える光学機器に関する。
従来、カメラや交換レンズに搭載され、手振れ等の振れを検出し、その検出結果に応じてレンズを光軸に直交する方向へ移動させる像ぶれ補正装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2014-74828号公報
特許文献1の像ぶれ補正装置では、シフトベース鏡筒と減衰部材用の取付部材とを3つのビスにより固定する際に、シフトベース鏡筒が変形することでシフト鏡筒の倒れが発生し、結果として光学性能が変化してしまう。
本発明は、光学性能の変化を抑制可能な像ぶれ補正装置およびこれを備える光学機器を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての像ぶれ補正装置は、振れ補正用のレンズを備える可動部材と、可動部材をレンズの光軸に直交する平面内で移動可能に支持する第1ベース部材と、第1ベース部材と可動部材との間で挟持されるボール部材と、レンズの光軸方向において第1ベース部材と可動部材を挟むように、複数の固定位置で第1ベース部材に固定された第2ベース部材と、を有し、第1ベース部材および可動部材は、ボール部材を介して挟持する方向へ付勢され、第2ベース部材は、レンズから最も離れた第1固定位置では、ビスにより第1ベース部材に固定され、第1固定位置とは異なる固定位置のうち少なくとも1つの固定位置では、接着剤により第1ベース部材に固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、光学性能の変化を抑制可能な像ぶれ補正装置およびこれを備える光学機器を提供することができる。
本発明の実施形態に係る光学機器の一例であるビデオカメラの斜視図である。 レンズ鏡筒の模式図である。 防振ユニットの斜視図である。 防振ユニットを前玉側から見た図である。 防振ユニットの断面図である。 シフトベース鏡筒とボールとの位置関係を示す図である。 防振ユニットを撮像面側から見た図である。 図7の方向4d8から防振ユニットを見た模式図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る光学機器の一例であるビデオカメラ1の斜視図である。ビデオカメラ1は、レンズ鏡筒Lおよびカメラ本体Bを有する。撮影者がカメラ本体Bを保持して撮影する場合に手振れしてしまうと、撮影した映像にぶれが生じる。その際、カメラ本体B内の不図示のジャイロセンサーが手振れを検出し、レンズ鏡筒L内の不図示の防振レンズが光軸に直交する方向(ピッチ方向およびヨー方向)へ動作することで、手振れを補正し、映像に生じるぶれを抑制することができる。
なお、本発明を適用可能な光学機器はビデオカメラ1に限らず、デジタルスチルカメラ等の撮像装置や交換レンズといった光学機器にも本発明を適用可能である。
図2は、レンズ鏡筒Lの模式図である。レンズ鏡筒Lは、第1レンズユニットL1、第2レンズユニットL2、第3レンズユニットL3および第4レンズユニットL4から構成される撮像光学系を有する。第1レンズユニットL1は、固定されている。第2レンズユニットL2は、撮像光学系の光軸に沿って移動することでズーミング動作を行う。第3レンズユニットL3は、光軸に沿って移動することでズーミング動作を行うとともに、光軸に直交する方向へ移動することで防振動作を行う。第4レンズユニットL4は、光軸に沿って移動することでフォーカシング動作を行う。
撮像素子20は、撮像光学系を通過した光束を撮像する。撮像素子20からの出力信号は、カメラ信号処理回路201で各種の信号処理を受けて映像信号に変換される。映像信号は、マイクロコンピュータ202を通じて、不図示のディスプレイに表示されたり、不図示の記録媒体(半導体メモリ、光ディスク、ハードディスク、磁気テープ等)に記録されたりする。
マイクロコンピュータ202は、第2レンズユニットL2および第3レンズユニットL3の光軸方向における基準位置を検出するズームリセット回路206や第4レンズユニットL4の位置を検出するフォーカス位置検出回路205からの信号を受信する。そして、マイクロコンピュータ202は、受信した信号を参照しながらズームモータ駆動回路204やフォーカス駆動回路203を制御して、ズーム駆動やフォーカス駆動を行わせる。また、マイクロコンピュータ202は、映像信号のうち輝度信号成分に基づいて絞りユニット駆動回路207を制御して、光量調節ユニット3の開口径を適正光量に対応するサイズに変化させる。
マイクロコンピュータ202は、振動ジャイロ等のピッチ振れセンサ215およびヨー振れセンサ216からの振れ信号を受信し、受信した振れ信号に基づいて第3レンズユニットL3内のシフトレンズのピッチ方向およびヨー方向への目標駆動位置を算出する。また、マイクロコンピュータ202は、不図示の第1のホール素子および第2のホール素子をそれぞれ含むピッチ位置検出回路213およびヨー位置検出回路214からシフトレンズの位置(検出位置)の情報を受け取る。そして、マイクロコンピュータ202は、受け取った検出位置が目標駆動位置に到達するように、ピッチコイル駆動回路211およびヨーコイル駆動回路212を通じて、不図示の第1の駆動コイルおよび第2の駆動コイルへの通電を制御する。これにより、像振れ補正(防振)が行われる。
以下、防振ユニット(像ぶれ補正装置)100に関して説明する。図3は、防振ユニット100の斜視図である。図3(a)および図3(b)はそれぞれ、前玉側から見た図および撮像面側から見た図である。図4は、防振ユニット100を前玉側から見た図である。図5は、防振ユニット100の断面図である。図5(a)から図5(c)はそれぞれ、図4のA-A線断面図、B-B線断面図およびC-C線断面図である。図6は、前玉側から見たシフトベース鏡筒とボールとの位置関係を示す図である。
シフト鏡筒(可動部材)5は、第3レンズユニットL3内の振れ補正用のシフトレンズを保持する。シフトベース鏡筒(第1ベース部材)4は、シフト鏡筒5を光軸に直交する平面内で移動可能に支持する。
本実施形態では、コイルスプリング16は、3つ設けられている。コイルスプリング16の第1端はシフトベース鏡筒4に掛けられ、第2端はシフト鏡筒5に掛けられている。ボール(ボール部材)17a,17b,17cは、シフトベース鏡筒4とシフト鏡筒5との間で挟持されている。シフトベース4およびシフト鏡筒5は、コイルスプリング16によりボール17a~17cを介して挟持する方向へ付勢されている。シフト鏡筒5は、ボール17a~17cの転がり摩擦のみによって移動する。
ピッチ用駆動マグネット9aは、それぞれ光軸方向へ1極着磁され、シフトベース鏡筒4に固定される2個のマグネットを備える。2個のマグネットは、光軸と垂直な方向に沿って配置されている。ピッチ用ヨーク材10aは、シフトベース鏡筒4に対して固定され、ピッチ用駆動マグネット9aから発生する磁束を閉じる。ピッチ用駆動コイル8aは、ピッチ用駆動マグネット9aに対向する位置に配置され、不図示の接着剤によりシフト鏡筒5に接着固定されている。
ピッチ用駆動コイル8aに電圧を印加すると、ピッチ用駆動コイル8aとピッチ用駆動マグネット9aとの間で光軸に垂直な図5(a)のL3a方向への駆動力が発生する。この駆動力は、ピッチ用駆動コイル8aに印加される電圧の大きさと方向(極性)により制御される。
ヨー用駆動マグネット9bは、それぞれ光軸方向へ1極着磁され、シフトベース鏡筒4に固定される2個のマグネットを備える。2個のマグネットは、光軸と垂直な方向に沿って配置されている。ヨー用ヨーク材10bは、シフトベース鏡筒4に対して固定され、ヨー用駆動マグネット9bから発生する磁束を閉じる。ヨー用駆動コイル8bは、ヨー用駆動マグネット9bに対向する位置に配置され、不図示の接着剤によりシフト鏡筒5に接着固定されている。
ヨー用駆動コイル8bに電圧を印加すると、ヨー用駆動コイル8bとヨー用駆動マグネット9bとの間で光軸に垂直な図5(b)のL3b方向への駆動力が発生する。この駆動力は、ヨー用駆動コイル8bに印加される電圧の大きさと方向(極性)により制御される。
ピッチ位置検出用センサ15aは、ピッチ用駆動コイル8aの内側に固定配置される。ヨー位置検出用センサ15bは、ヨー用駆動コイル8bの内側に固定配置される。ピッチ位置検出用センサ15aおよびヨー位置検出用センサ15bは、例えば、ホール素子が用いられ、位置検出センサとして機能する。
フレキシブルプリント基板14には、ピッチ位置検出用センサ15aおよびヨー位置検出用センサ15bが半田付けにより実装されている。フレキシブルプリント基板14は、ピッチ用駆動コイル8aおよびヨー用駆動コイル8bのコイル端子と半田付けされ、これらのコイルと導通される。本実施形態では、シフト鏡筒5にピッチ用駆動コイル8aおよびヨー用駆動コイル8bが接着固定された、いわゆるムービングコイルタイプの駆動機構が構成されている。そのため、フレキシブルプリント基板14は、シフト鏡筒5から、シフトベース鏡筒4まで円弧状に引きまわされた上で、シフトベース鏡筒4側で固定される。フレキ押え板金11は、フレキシブルプリント基板14の膨らみを抑え、ビス12によりシフトベース鏡筒4にビス止め固定される。なお、ビス12を使用せずに、フレキ押え板金11をシフトベース鏡筒4に接着固定してもよい
減衰手段取付部材(第2ベース部材)6は、光軸方向においてシフトベース鏡筒4とシフト鏡筒5を挟むように、複数の固定位置でシフトベース鏡筒4に固定されている。減衰手段7aは、防振ユニット100が外乱などによる共振の影響を受けづらくするために、言い換えると、防振ユニット100の制御性を良くするためのダンパー効果を得るために、設けられている。減衰手段7aとして、様々な粘弾性体が使用可能であるが、本実施形態では組みつけ性や耐環境性に優れた紫外線硬化シリコーンゲルが使用される。透明シート7bとして、例えば、透明のPETシートが使用される。
以下、防振ユニット100の組立手順について説明する。まず、ピッチ用駆動コイル8aおよびヨー用駆動コイル8bが、シフト鏡筒5に接着固定される。その後、ピッチ位置検出用センサ15aおよびヨー位置検出用センサ15bが半田付けにより実装された、フレキシブルプリント基板14が、シフト鏡筒5に接着固定される。次に、図6に示されるように、ボール17a~17cが、マグネットとヨークが固定されているシフトベース鏡筒4の、凹形状部分4aに配置される。その後、コイルとフレキシブルプリント基板14が接着固定されたシフト鏡筒5がシフトベース鏡筒4に組み付けられ、コイルスプリング16がシフトベース鏡筒4およびシフト鏡筒5に組み付けられる。次に、減衰手段取付部材6が、シフトベース鏡筒4に固定される。
以下、図7を参照して、減衰手段取付部材6をシフトベース鏡筒4に固定する方法について説明する。図7は、減衰手段取付部材6をシフトベース鏡筒4に取り付けた直後の防振ユニット100を撮像面側から見た図である。ボール配置位置4d1,4d2,4d3はそれぞれ、光軸方向視におけるボール17c,17a,17bの位置を示している。
減衰手段取付部材6には、シフトベース鏡筒4をねじ止めするための3つのボス形状が設けられている。減衰手段取付部材6をシフトベース鏡筒4に固定する場合、まず、ビス13a,13b,13cにより減衰手段取付部材6をシフトベース鏡筒4にビス止めする。その後、ビス13b,13cは逆回転方向に回され、ビス13b,13cによるシフトベース鏡筒4と減衰手段取付部材6との締結状態が緩められる。ビス13b,13cの回転量は、例えば、半回転~1回転位が望ましい。ビスを締めると、締付けトルクによってシフトベース鏡筒4に変形が発生するが、複数の固定位置でビスを緩めることで、シフトベース鏡筒4の変形を抑制することが可能となる。その後、ビス13b,13cのビス頭部分にはそれぞれ、接着剤4b,4cが塗布される。これにより、ビス13b,13cが接着剤の塗布前の位置から回転しないようにすることができる。接着剤として、例えば、UV接着剤や、ゴム系の接着剤が使用される。
本実施形態では、減衰手段取付部材6は、3つの固定位置でシフトベース鏡筒4に固定されている。ビス13a,13b,13cのうち、ビス13a以外の2つのビス13b,13cは緩められているため、減衰手段取付部材6をシフトベース鏡筒4に実際に締結しているビスはビス13aのみである。本実施形態では、複数の固定位置のうち、減衰手段取付部材6がシフトベース鏡筒4にビス止めされている位置を第1固定位置という。第1固定位置では、減衰手段取付部材6は接着剤によりシフトベース鏡筒4に固定されていない。また、第1固定位置とは異なる固定位置では、ビスを緩めた後、接着剤により接着が行われているため、減衰手段取付部材6は実質的にはシフトベース鏡筒4に接着固定されている。なお、本実施形態では、第1固定位置とは異なる固定位置では、ビスを無くして、ビスの位置に接着剤を直接塗布して、減衰手段取付部材6をシフトベース鏡筒4に接着固定してもよい。
この後、減衰手段7aが、減衰手段取付部材6に設けられた円筒部6aに注入される。最後に、フレキ押え板金11がビス12により固定されることで、防振ユニット100が完成する。
以下、第1固定位置について説明する。本実施形態では、光軸方向視において、ボール17a~17cは、ボール配置位置4d1~4d3を結んで形成される三角形4d4が正三角形とはならないように配置されている。そのため、三角形4d4の任意の頂点から対向する辺に垂線を引いた場合、相対的に長い垂線と短い垂線が存在する。垂線4d5,4d6,4d7はそれぞれ、ボール配置位置4d2,4d3,4d1から対向する辺に引かれた垂線である。3つ垂線のうち最も長い垂線は垂線4d5であり、最も短い垂線は垂線4d6,4d7である(垂線4d6,4d7は同一長さである)。
図8は、図7の垂線4d5に直交する方向4d8から防振ユニット100を見た模式図である。方向4d8から防振ユニット100を見た場合、ボール17b,17cは重なって見える。仮に、ビス止めによるシフトベース鏡筒4の変形により、ボール17aの受け面の光軸方向の位置が変位量4d9だけ変位する場合、シフトベース鏡筒4の倒れ量は倒れ量4d10となる。このとき、垂線4d5の長さ4d50が長いほど、倒れ量4d10は小さくなる。倒れ量4d10、変位量4d9および垂線4d5の長さ4d50の関係は、以下の式(1)で表される。
4d10=atan(4d9/4d5) (1)
式(1)で表されるように、変位量4d9が変わらない場合、垂線4d5の長さ4d50が長くなるほど、倒れ量4d10は少なくなる。
そこで、本実施形態では、第1固定位置を、ボール配置位置4d1~4d3のうちボール配置位置4d2に最も近い位置としている。すなわち、三角形4d4の任意の頂点から対向する辺に垂線を引いた場合、最も長くなる垂線に対応する頂点位置(本実施形態では、ボール配置位置4d2)に近い位置で減衰手段取付部材6はシフトベース鏡筒4にビス止めされる。また、ボール配置位置4d2は第3レンズユニットL3内のシフトレンズから最も離れた位置ともいえるため、第1固定位置を前述した位置にすることは第3レンズユニットL3内のシフトレンズから最も離れた位置とすることと同じ意味となる。
以上説明したように、本実施形態では、第1固定位置では、減衰手段取付部材6をシフトベース鏡筒4にビス止めし、第1固定位置とは異なる固定位置のうち少なくとも一部の固定位置では、減衰手段取付部材6をシフトベース鏡筒4に接着固定している。このような構成により、ビス止めにより仮にシフトベース鏡筒4が変形した場合でも、シフトベース鏡筒4の変形がシフト鏡筒5の倒れに与える影響を最小限に抑制することができる。
また、本実施形態では、防振ユニット100は、ステッピングモータ(不図示)の駆動力により光軸に沿って移動可能である。図3(a)および図3(b)において、ガイドバー1a,1bは、光軸に平行に固定配置されている。防振ユニット100は、ガイドバー1a,1bに沿って移動可能である。ガイドバー1aは、シフトベース鏡筒4のスリーブ形状(スリーブ部)4eと嵌合している。スリーブ形状4eは、光軸方向へ伸びた形状を有し、その長さが長いほど、防振ユニット100の光軸に対する倒れを抑制することができる。また、ガイドバー1bは、シフトベース鏡筒4の回転規制部4fと嵌合している。
ステッピングモータの出力軸であるリードスクリュー2bは、ラック2aに連結されている。リードスクリュー2bの回転力は、ラック2aによって光軸方向へ前後移動する力に変換される。これにより、ラック2aに連結されているシフトベース鏡筒4は、光軸方向へ前後する。
前述したように、減衰手段取付部材6は、3つの固定位置でシフトベース鏡筒4に固定されている。本実施形態では、スリーブ形状4eから最も離れた固定位置(以下、第2固定位置)では、減衰手段取付部材6はビス13aによりシフトベース鏡筒4にビス止めされている。これは、ビス止めによりスリーブ形状4eが変形して、シフトベース鏡筒4が倒れることを抑制するためである。仮に、第2固定位置で減衰手段取付部材6をシフトベース鏡筒4に接着固定し、第2固定位置より近いビス13bが用いられている固定位置で減衰手段取付部材6をシフトベース鏡筒4にビス止め固定した場合について説明する。この場合、ビス締めによる応力がスリーブ形状4eに影響し、スリーブ形状4eが倒れ、スリーブ形状4eとボール17a~17cの3つの受け面との間の角度関係が崩れてしまう。その結果、シフト鏡筒5と第3レンズユニットL3が光軸に対して倒れ、光学性能が変化してしまう。したがって、固定位置のうち、スリーブ形状4eから最も離れた位置において、減衰手段取付部材6をシフトベース鏡筒4にビス止めすることで、ビス止めによる変形が、第3レンズユニットL3の倒れに与える影響を最小限に抑制することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
4 シフトベース鏡筒(第1ベース部材)
4b,4c 接着剤
5 シフト鏡筒(可動部材)
6 減衰手段取付部材(第2ベース部材)
17a-17c ボール(ボール部材)
13a ビス

Claims (8)

  1. 振れ補正用のレンズを備える可動部材と、
    前記可動部材を前記レンズの光軸に直交する平面内で移動可能に支持する第1ベース部材と、
    前記第1ベース部材と前記可動部材との間で挟持されるボール部材と、
    前記レンズの光軸方向において前記第1ベース部材と前記可動部材を挟むように、複数の固定位置で前記第1ベース部材に固定された第2ベース部材と、を有し、
    前記第1ベース部材および前記可動部材は、前記ボール部材を介して挟持する方向へ付勢され、
    前記第2ベース部材は、前記レンズから最も離れた第1固定位置では、ビスにより前記第1ベース部材に固定され、前記第1固定位置とは異なる固定位置のうち少なくとも1つの固定位置では、接着剤により前記第1ベース部材に固定されていることを特徴とする像ぶれ補正装置。
  2. 前記第2ベース部材は、前記第1固定位置では、接着剤により前記第1ベース部材に固定されていないことを特徴とする請求項1に記載の像ぶれ補正装置。
  3. 前記第2ベース部材は、前記第1固定位置とは異なる固定位置では、接着剤により前記第1ベース部材に固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の像ぶれ補正装置。
  4. 前記第2ベース部材は、前記第1固定位置とは異なる固定位置では、接着剤およびビスにより前記第1ベース部材に固定されていることを特徴とする請求項3に記載の像ぶれ補正装置。
  5. 前記第1ベース部材は、前記光軸に平行なガイドバーと嵌合するスリーブ部を備えるとともに、前記ガイドバーに沿って移動可能であり、
    前記第2ベース部材は、前記スリーブ部から最も離れた第2固定位置では、ビスにより前記第1ベース部材に固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の像ぶれ補正装置。
  6. 前記第2ベース部材は、前記第2固定位置では、接着剤により前記第1ベース部材に固定されていないことを特徴とする請求項5に記載の像ぶれ補正装置。
  7. 振れ補正用のレンズを備える可動部材と、
    前記可動部材を前記レンズの光軸に直交する平面内で移動可能に支持する第1ベース部材と、
    前記第1ベース部材と前記可動部材との間で挟持されるボール部材と、
    前記レンズの光軸方向において前記第1ベース部材と前記可動部材を挟むように、複数の固定位置で前記第1ベース部材に固定された第2ベース部材と、を有し、
    前記第1ベース部材および前記可動部材は、前記ボール部材を介して、挟持する方向へ付勢され、
    前記第1ベース部材は、前記光軸に平行なガイドバーと嵌合するスリーブ部を備えるとともに、前記ガイドバーに沿って移動可能であり、
    前記第2ベース部材は、前記スリーブ部から最も離れた第2固定位置では、ビスにより前記第1ベース部材に固定され、前記第2固定位置とは異なる固定位置のうち少なくとも1つの固定位置では、接着剤により前記第1ベース部材に固定されていることを特徴とする像ぶれ補正装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の像ぶれ補正装置と、
    撮像光学系を通過した光束を撮像する撮像素子と、を有することを特徴とする光学機器。
JP2018204065A 2018-10-30 2018-10-30 像ぶれ補正装置およびこれを備える光学機器 Active JP7159005B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018204065A JP7159005B2 (ja) 2018-10-30 2018-10-30 像ぶれ補正装置およびこれを備える光学機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018204065A JP7159005B2 (ja) 2018-10-30 2018-10-30 像ぶれ補正装置およびこれを備える光学機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020071309A JP2020071309A (ja) 2020-05-07
JP7159005B2 true JP7159005B2 (ja) 2022-10-24

Family

ID=70549524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018204065A Active JP7159005B2 (ja) 2018-10-30 2018-10-30 像ぶれ補正装置およびこれを備える光学機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7159005B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111787208B (zh) * 2020-07-20 2021-09-17 杭州海康威视数字技术股份有限公司 摄像机的安装机构

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007219251A (ja) 2006-02-17 2007-08-30 Nikon Corp レンズ鏡筒、カメラシステム
JP2008261917A (ja) 2007-04-10 2008-10-30 Sony Corp レンズ鏡筒
JP2011027896A (ja) 2009-07-23 2011-02-10 Sony Corp 手振れ補正装置、レンズ鏡筒および撮像装置
JP2014074828A (ja) 2012-10-05 2014-04-24 Canon Inc 像振れ補正装置、それを用いた光学機器
JP2015191123A (ja) 2014-03-28 2015-11-02 キヤノン株式会社 像ブレ補正装置、レンズ鏡筒、及び光学機器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09197236A (ja) * 1996-01-22 1997-07-31 Sanyo Electric Co Ltd レンズ高さ調節装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007219251A (ja) 2006-02-17 2007-08-30 Nikon Corp レンズ鏡筒、カメラシステム
JP2008261917A (ja) 2007-04-10 2008-10-30 Sony Corp レンズ鏡筒
JP2011027896A (ja) 2009-07-23 2011-02-10 Sony Corp 手振れ補正装置、レンズ鏡筒および撮像装置
JP2014074828A (ja) 2012-10-05 2014-04-24 Canon Inc 像振れ補正装置、それを用いた光学機器
JP2015191123A (ja) 2014-03-28 2015-11-02 キヤノン株式会社 像ブレ補正装置、レンズ鏡筒、及び光学機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020071309A (ja) 2020-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7742691B2 (en) Image stabilizer, lens device and imager apparatus
JP4630565B2 (ja) 光学機器
US20070133092A1 (en) Lens device and imager apparatus
JP2023514716A (ja) 防振機構、カメラヘッドモジュール及び電子機器
US6631042B2 (en) Lens barrel having image shake correcting function and optical device having same
JP2009246932A (ja) 撮影レンズユニット及びそれを用いた電子機器
EP2051127A1 (en) Optical apparatus including image blur correction device
JP2021103271A (ja) 手振れ補正機能付き撮像装置
JP4513879B2 (ja) 像ぶれ補正装置、レンズ鏡筒装置及びカメラ装置
US9804407B2 (en) Image shake correction apparatus having exposed damping member and installation region of damping member overlapping with ball or sphere contact surface in an optical axis direction
JP2008191267A (ja) 像ぶれ補正装置、レンズ鏡筒及び撮像装置
WO2007010813A1 (ja) レンズ鏡筒及びそのレンズ鏡筒を備えた撮像装置
JP4750402B2 (ja) 光学機器
JP2010156814A (ja) 振れ補正機能付き光学ユニット、および振れ補正機能付き光学ユニットの製造方法
US9077903B2 (en) Imaging device including a blur correcting mechanism for reducing the radial load on movable connectors
JP2008003131A (ja) ブレ補正装置
JP5483988B2 (ja) 像振れ補正装置
JP7159005B2 (ja) 像ぶれ補正装置およびこれを備える光学機器
JP5294936B2 (ja) レンズ鏡筒及びそれを有する光学機器
JP6099405B2 (ja) ぶれ補正装置及びそれを備えた撮像装置
KR200190490Y1 (ko) 비디오카메라의손떨림보정구조
JPWO2007136053A1 (ja) ブレ補正装置、それを用いた光学機器、その製造方法及び操作方法
JP5788280B2 (ja) 像振れ補正装置及びそれを備えた撮像装置
JP2016057386A (ja) 像ぶれ補正装置およびこれを有する光学機器
JP6440768B2 (ja) 像振れ補正装置、それを用いた光学機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221012

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7159005

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151