JP2015191123A - 像ブレ補正装置、レンズ鏡筒、及び光学機器 - Google Patents

像ブレ補正装置、レンズ鏡筒、及び光学機器 Download PDF

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【課題】可動部材を光軸と直交する面内で移動させる際に、像ブレ補正装置の大型化を招くことなく、簡単な構造で画像のブレ補正に適した粘性抵抗を得ることができる仕組みを提供する。【解決手段】像ブレ補正装置3は、固定部材21と、像ブレ補正レンズL3を保持し、固定部材21に対して光軸と直交する面内で移動可能に設けられる可動部材22と、マグネット24、及びマグネット24に対して光軸方向に対向して設けられるコイル28をそれぞれ有し、光軸と直交する面内で互いに直交配置されて、可動部材22を駆動する一対の駆動アクチュエータと、固定部材21と可動部材22との間に設けられ、可動部材22が固定部材21に対して光軸と直交する面内で移動する際に、可動部材22に対して粘性抵抗を付与する粘弾性材30と、を備える。粘弾性材30は、前記互いに直交配置される一対の駆動アクチュエータの間に挟まれる位置に配置される。【選択図】図8

Description

本発明は、デジタルカメラ等の光学機器のレンズ鏡筒に搭載される像ブレ補正装置に関する。
デジタルカメラ等の光学機器のレンズ鏡筒では、撮影時の手振れなどによって生じる光軸に対する画像のずれを補正するため、像ブレ補正レンズを保持するシフト部材を光軸と直交する面内で移動させる像ブレ補正装置が搭載されるものがある。
従来、例えば、シフト部材を光軸と直交する面内で移動させる際に、画像のブレ補正に適した粘性抵抗を得ることができるように構成された像ブレ補正装置が提案されている(特許文献1)。
この提案では、固定部材に保持されたゲルに対して少なくともその一部が接触するピンをシフト部材に設けている。そして、シフト部材が光軸と直交する面内で移動してピンがゲルを押した場合には、ゲルとピンとの間に働く粘性抵抗は、シフト部材の移動を抑制する方向に作用する。また、固定部材に保持されるゲルは、光軸に対して対称な位置に2つ設けられており、これにより、固定部材とシフト部材とが相対移動したときに、ゲルから受ける力によってシフト部材に回転モーメントが発生するのを防止している。
しかし、上記特許文献1では、固定部材に保持されるゲルを光軸に対して対称な位置に2つ設けているので、像ブレ補正装置の大型化を招き、レンズ鏡筒ひいてはカメラの大型化を招くことになる。
そこで、固定部材に保持されるゲルを一つにして、光軸と直交する面内でのシフト部材の回転を規制するガイド軸を設けた像ブレ補正装置が提案されている(特許文献2)。
特開2012−103546号公報 特開2008−281949号公報
しかし、上記特許文献2のように、シフト部材の光軸と直交する面内での回転を規制するガイド軸を設けると、部品点数が増加して構造が複雑になると共に低コスト化を妨げる原因になる。
そこで、本発明は、可動部材を光軸と直交する面内で移動させる際に、装置の大型化を招くことなく、簡単な構造で画像のブレ補正に適した粘性抵抗を得ることができる仕組みを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の像ブレ補正装置は、固定部材と、像ブレ補正レンズを保持し、前記固定部材に対して光軸と直交する面内で移動可能に設けられる可動部材と、マグネット、及び前記マグネットに対して光軸方向に対向して設けられるコイルをそれぞれ有し、前記光軸と直交する面内で互いに直交配置されて、前記可動部材を駆動する一対の駆動アクチュエータと、前記固定部材と前記可動部材との間に設けられ、前記可動部材が前記固定部材に対して前記光軸と直交する面内で移動する際に、前記可動部材に対して粘性抵抗を付与する粘弾性材と、を備え、前記粘弾性材は、前記互いに直交配置される前記一対の駆動アクチュエータの間に挟まれる位置に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、可動部材を光軸と直交する面内で移動させる際に、装置の大型化を招くことなく、簡単な構造で画像のブレ補正に適した粘性抵抗を得ることができる。
本発明の実施形態の一例である像ブレ補正装置を備えるレンズ鏡筒の光軸方向に沿う断面図である。 図1に示すレンズ鏡筒の分解斜視図である。 像ブレ補正装置の分解斜視図である。 像ブレ補正装置のマグネットの位置での径方向に沿う要部断面図である。 像ブレ補正装置のボールフォルダ部の位置での径方向に沿う要部断面図である。 像ブレ補正装置におけるX方向及びY方向の駆動アクチュエータとゲルとの位置関係を被写体側から光軸方向に見た図である。 比較例の像ブレ補正装置におけるX方向及びY方向の駆動アクチュエータとゲルとの位置関係を被写体側から光軸方向に見た図である。 ゲルと2つのマグネットとの位置関係を示す図である。 ゲルと2つのコイルとの位置関係を示す図である。 3つボールを結ぶ線により形成される三角形の内側にゲルを配置した場合を示す図である。 3つボールを結ぶ線により形成される三角形の外側にゲルを配置した場合を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例を説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例である像ブレ補正装置を備えるレンズ鏡筒の光軸方向に沿う断面図である。図2は、図1に示すレンズ鏡筒の分解斜視図である。なお、本実施形態では、デジタルカメラ等の光学機器に搭載されるレンズ鏡筒を例に採る。
図1及び図2に示すように、本実施形態のレンズ鏡筒100は、1群レンズL1を保持する1群鏡筒1、2群レンズL2を保持する2群移動枠2、及び3群レンズL3を光軸と直交する面内で移動させる像ブレ補正装置3を有する。
また、レンズ鏡筒100は、4群レンズL4を保持する4群移動枠4、5群レンズ群L5を保持する5群移動枠5、CCDセンサ等の撮像素子6aを保持する素子ホルダ6、4群鏡筒12、及び固定筒7を有する。1群鏡筒1及び2群移動枠2は、固定筒7に光軸方向に直進移動可能に支持され、固定筒7及び4群鏡筒12は、素子ホルダ6にビス等により固定される。
1群鏡筒1、2群移動枠2、像ブレ補正装置3及び4群移動枠4は、光軸方向に移動可能に支持される。これにより、1群レンズL1、2群レンズL2、3群レンズL3及び4群レンズが光軸方向に移動して変倍動作が行われる。また、5群移動枠5も光軸方向に移動可能に支持され、これにより、5群レンズ群L5が光軸方向に移動して合焦動作が行われる。
ガイドバー8〜11のうち、ガイドバー8,9は、固定筒7に位置決め固定され、ガイドバー10,11は、素子ホルダ6及び4群鏡筒12に位置決め固定される。ガイドバー8,9は、像ブレ補正装置3、及び4群移動枠4を光軸方向に移動可能に支持する。また、ガイドバー10,11は、5群移動枠5を光軸方向に移動可能に支持する。絞り装置13は、6枚の絞り羽根を開閉方向に駆動することで、光学系の開口径を変化させる、いわゆる虹彩式の絞り装置である。
VCM(ボイスコイルモータ)14は、5群レンズL5を保持する5群移動枠5を光軸方向に駆動して合焦動作を行わせる。VCM14は、マグネット14a、ヨーク14b,14c、及びコイル14dを備え、コイル14dに電流を流すことでコイル14dにローレンツ力を発生させてコイル14dを光軸方向に駆動する。
コイル14dは、5群移動枠5に固定され、コイル14dの駆動と同時に5群移動枠5が光軸方向に駆動される。VCM14は、ヨーク14bが4群鏡筒12にビス等で固定され、マグネット14a及びヨーク14cが磁力によってヨーク14bに固定される。
ズームモータ15は、1群鏡筒1、2群移動枠2、像ブレ補正装置3、及び4群移動枠4を光軸方向に駆動する。ズームモータ15は、素子ホルダ6に複数のビスで固定されるとともに、ギアを介しカム筒16に連結される。
カム筒16には、1群鏡筒1のカムピン1a、2群移動枠2のカムピン2a、像ブレ補正装置3のカムピン3a、4群移動枠4のカムピン4a、及び絞り装置13のカムピン13aがそれぞれ係合する。
次に、図3乃至図11を参照して、像ブレ補正装置3について説明する。図3は、像ブレ補正装置3の分解斜視図である。
図3において、シフト移動枠22は、3群レンズL3を保持する。3群レンズL3は、本発明の像ブレ補正レンズの一例として機能する。シフト移動枠22は、光軸と直交する面内において、X方向の角度変化による像振れを補正するX方向駆動アクチュエータによりX方向に駆動され、X方向と直交するY方向の角度変化による像振れを補正するY方向駆動アクチュエータによりY方向に駆動される。ここで、シフト移動枠22は、本発明の可動部材の一例に相当する。
なお、X方向とY方向とでは、それぞれの位置センサ及び振れ検出センサからの情報に基づき、一対の駆動アクチュエータは、独立に駆動制御される。また、X方向駆動アクチュエータ及びX方向位置センサと、Y方向駆動アクチュエータ及びY方向位置センサとは、互いに90°の角度をなすように配置される。以下、X方向の要素には添え字xを付し、Y方向の要素には添え字yを付して説明する。
シフト移動枠22は、シフトベース21に対して光軸と直交する面内で移動可能に配置される。シフト移動枠22には、X方向の駆動に用いられるマグネット24x、及びY方向の駆動に用いられるマグネット24yが保持される。
マグネット24x,24yは、それぞれ位置検出機能も有しており、マグネット24xにより3群レンズL3のX方向の位置を検出し、マグネット24yにより3群レンズL3のY方向の位置を検出する。また、シフトベース21には、ピン31が設けられる。ここで、シフトベース21は、本発明の固定部材の一例に相当する。
シフト移動枠22には、凹形状のゲルフォルダ部22aが設けられ、ゲルフォルダ部22aには、ゲル30が保持される。ゲル30の材質としては、粘弾性力を持つシリコン等が用いられる。
ゲル30には、シフトベース21に設けられたピン31の少なくとも一部が接触する。このため、シフト移動枠22は、ゲル30を介してシフトベース21と接続される。ここで、ゲル30は、本発明の粘弾性材の一例に相当する。
シフトベース21とシフト移動枠22との間には、複数(本実施形態では、3つ)のボール20が配置される。ボール20は、シフトベース21に形成されたボールフォルダ部21aに転動可能に保持され、3つのボール20の転動により、光軸と直交する面内でのシフト移動枠22のスムーズな移動が可能となる。
また、シフトベース21とシフト移動枠22との間には、3つのコイルバネ23が掛けられている。3つのコイルバネ23は、シフト移動枠22をシフトベース21に近づく方向に付勢する。これにより、3つのボール20は、シフトベース21とシフト移動枠22との間に挟持され、3つのボールフォルダ部21aの底面とシフト移動枠22の3箇所に対して押圧状態で当接する。
3つのボール20が当接する各面は、撮影光学系の光軸と直交する方向に広がって配置される。3つのボール20の呼び径は同じであるため、3つのボールフォルダ部21aの底面の光軸方向における位置誤差を小さく抑えることができる。これにより、シフト移動枠22に保持された3群レンズL3を光軸に対する倒れを生じさせずに光軸と直交する面内で移動させることができる。なお、ボール20の材質としては、マグネット24x,24yに吸着されないように、例えばセラミックス等の非磁性体が適して用いられる。
次に、図4及び図5を参照して、3群レンズL3を保持するシフト移動枠22を駆動するX方向駆動アクチュエータについて説明する。なお、Y方向駆動アクチュエータについては、X方向駆動アクチュエータと同一構成であるため、ここでは、X方向駆動アクチュエータのみ説明する。
図4は、像ブレ補正装置3のマグネット24xの位置での径方向に沿う要部断面図である。図5は、像ブレ補正装置3のボールフォルダ部21aの位置での径方向に沿う要部断面図である。
図4に示すように、マグネット24xは、光軸中心からシフト移動枠22の径方向に2極着磁されている。シフトベース21には、コイル28xがマグネット24xと光軸方向に対向して接着固定されている。これらのマグネット24x及びコイル28xにより磁気回路が形成されて、X方向駆動アクチュエータが構成される。
そして、コイル28xに電流を流すと、マグネット24xの着磁境界に対して略直交する方向に、マグネット24xとコイル28xに発生する磁力線相互の反発によるローレンツ力が発生し、シフト移動枠22を光軸と直交する面内で移動させる。このように、本実施形態の一対の駆動アクチュエータは、いわゆるムービングマグネット型アクチュエーターである。
互いに直交配置されたX方向及びY方向の一対の駆動アクチュエータは、シフト移動枠22をX方向及びY方向に駆動して、光軸と直交する面内の所定の範囲内で自由に移動させることができる。
なお、図5を参照して、シフト移動枠22が移動する際に生じる摩擦は、ボール20がボールフォルダ部21aの側壁21bに当接しない限り、ボール20とシフト移動枠22及びボールフォルダ部21aの底面との間にそれぞれ発生する転がり摩擦のみである。従って、3群レンズL3を保持しているシフト移動枠22は、スムーズに光軸と直交する面内で移動可能であり、また、微小な移動量制御も可能である。
次に、シフト移動枠22に保持される3群レンズL3の位置検出について説明する。図4において、ホール素子27xは、磁束密度を電気信号に変換する素子であり、コイル28xの反対側でマグネット24xに光軸方向に対向配置されて、フレキシブルプリント基板(以下、FPCという。)26に半田付けされている。
FPC26は、センサ保持枠29に対して位置決め固定されている。また、押さえ金具25をシフトベース21に固定することにより、FPC26の浮きを防止し、かつ、ホール素子27xの位置ずれを防止している。
3群レンズL3を保持するシフト移動枠22がX方向又はY方向に駆動されたとき、ホール素子27xによってマグネット24xの磁束密度の変化が検出され、この磁束密度の変化を示す電気信号が出力される。そして、ホール素子27xの出力信号に基づいて、不図示の制御回路は、シフト移動枠22の位置、即ち3群レンズL3の位置を検出することができる。
次に、図6及び図7を参照して、X方向及びY方向の駆動アクチュエータとゲル30との位置関係を説明する。
図6は、本実施形態の像ブレ補正装置3におけるX方向及びY方向の駆動アクチュエータとゲル30との位置関係を被写体側から光軸方向に見た図である。図7は、比較例の像ブレ補正装置におけるX方向及びY方向の駆動アクチュエータとゲル30との位置関係を被写体側から光軸方向に見た図である。
図7に示す比較例では、ゲル30を光軸を挟んで一対の駆動アクチュエータの反対側に配置している。なお、図6及び図7では、マグネット24x,24y、ゲル30、及び3群レンズL3以外の部材の図示は省略している。ここで、シフト移動枠22が±X方向に移動したとき、シフト移動枠22に発生する駆動力をF1とする。
シフトベース21に対してシフト移動枠22が光軸と直交する面内で相対移動したとき、ゲル30とピン31との間には粘性抵抗が付与されるため、ゲル30の中心を支点にシフト移動枠22に回転モーメントが発生する。
シフト移動枠22に発生する回転モーメントは、ゲル30の中心と駆動力F1の力点との距離Hに比例する。シフト移動枠22が大きく回転すると、所謂クロストーク(1軸方向に駆動したときの他の軸方向への運動の漏れ)が発生して、正確な位置検出ができなくなる。また、回転によりシフト移動枠22の位置が変化することは、フィードバック位置制御の発振現象を招く場合があり、像ブレ補正時の光学性能の劣化の原因となる。
図7の比較例に示すように、ゲル30を光軸を挟んで一対の駆動アクチュエータの反対側に配置する場合、図6に示す本実施形態例に比べて、マグネット24yとゲル30との距離が遠ざかる。このため、ゲル30の中心を支点にしたシフト移動枠22のロール角度θがマグネット24yの位置P2に影響する度合が大きくなる。その結果、シフト移動枠22の移動量制御も難しくなり、押ブレ補正性能も低下しやすくなる。
これに対し、図6に示す本実施形態例では、ゲル30を互いに直交配置される一対の駆動アクチュエータの間に挟まれる位置に配置するため、図7に示す比較例に比べて、マグネット24yとゲル30との距離が大幅に短くなる。このため、ゲル30の中心を支点にしたシフト移動枠22のロール角度θがマグネット24yの位置P1に影響する度合が小さくなる(P1<P2)。その結果、シフト移動枠22の移動量制御が容易となり、押ブレ補正性能の低下も回避することが可能となる。
図8は、ゲル30と2つのマグネット24x,24yとの位置関係を示す図である。図9は、ゲル30と2つのコイル28x,28yとの位置関係を示す図である。
ゲル30を一対の駆動アクチュエータ間に挟まれる位置に配置する場合、図8及び図9に示すように、コイル28x,28y間よりマグネット24x,24y間に配置した方がコイル28x,28yの曲面分だけ像ブレ補正装置3の小型化が可能となる。
そこで、本実施形態では、ゲル30は、コイル28x,28yが接着固定されるシフトベース21ではなく、マグネット24x,24yが保持されるシフト移動枠22に配置されている。
図10は、3つボール20を結ぶ線により形成される三角形Sの内側にゲル30を配置した場合を示す図である。図11は、3つボール20を結ぶ線により形成される三角形Sの外側にゲル30を配置した場合を示す図である。
本実施形態では、図10に示すように、ゲル30は、3つのボール20を結ぶ線により形成される三角形Sの内側に配置されている。図11に示すように、ゲル30を三角形Sの外側に配置する場合、3群レンズL3とゲル30との距離が遠ざかる。このため、ゲル30の中心を支点とするシフト移動枠22のロール角度θが3群レンズL3の位置p2に影響する度合が図10に示す位置p1に影響する度合いに比べて大きくなる(p2>p1)。その結果、シフト移動枠22の移動量制御も難しくなり、像ブレ補正性能も低下しやすくなる。
以上説明したように、本実施形態では、シフト移動枠22を光軸と直交する面内で移動させる際に、像ブレ補正装置3の大型化を招くことなく、簡単な構造で画像のブレ補正に適した粘性抵抗を得ることができる。
また、本実施形態では、上述したゲル30の配置により、像ブレ補正装置3の小型化が可能なため、光軸を間に挟んでゲル30の反対側に一対の駆動アクチュエータと異なる他の駆動アクチュエータの一例であるVCM14を配置している。
なお、本発明の構成は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、ムービングマグネット型の駆動アクチュエータを用いてシフト移動枠22を駆動する場合を例示したが、これに限定されない。
例えば、コイル28x,28yをシフト移動枠22側に配置し、マグネット24x,24yをシフトベース21側に配置した所謂ムービングコイル型のアクチュエータにも本発明を適用可能である。
また、上記実施形態では、光学機器としてデジタルカメラを例示したが、これに限定されない。
例えば、デジタルビデオカメラ等の撮像装置やデジタル一眼レフ用の交換レンズ等の光学機器に搭載される像ブレ補正装置や、双眼鏡、望遠鏡及びフィールドスコープ等の観察装置等の光学機器に搭載される像ブレ補正装置であってもよい。
3 像ブレ補正装置
L3 3群レンズ
14 VCM
20 ボール
21 シフトベース
22 シフト移動枠
24x,24y マグネット
28x,28y コイル
30 ゲル
31 ピン

Claims (8)

  1. 固定部材と、
    像ブレ補正レンズを保持し、前記固定部材に対して光軸と直交する面内で移動可能に設けられる可動部材と、
    マグネット、及び前記マグネットに対して光軸方向に対向して設けられるコイルをそれぞれ有し、前記光軸と直交する面内で互いに直交配置されて、前記可動部材を駆動する一対の駆動アクチュエータと、
    前記固定部材と前記可動部材との間に設けられ、前記可動部材が前記固定部材に対して前記光軸と直交する面内で移動する際に、前記可動部材に対して粘性抵抗を付与する粘弾性材と、を備え、
    前記粘弾性材は、前記互いに直交配置される前記一対の駆動アクチュエータの間に挟まれる位置に配置されることを特徴とする像ブレ補正装置。
  2. 前記マグネットは、前記可動部材に保持され、前記コイルは、前記固定部材に設けられることを特徴とする請求項1に記載の像ブレ補正装置。
  3. 前記粘弾性材は、前記可動部材に保持されることを特徴とする請求項1又は2に記載の像ブレ補正装置。
  4. 前記可動部材は、前記可動部材と前記固定部材との間に配置される複数のボールの転動を介して前記光軸と直交する面内で移動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の像ブレ補正装置。
  5. 前記ボールは、3つ配置され、
    前記粘弾性材は、前記3つのボールを結ぶ線によって形成される三角形の内側に配置されることを特徴とする請求項4に記載の像ブレ補正装置。
  6. 前記光軸を間に挟んで前記粘弾性材の反対側に前記一対の駆動アクチュエータとは異なる他の駆動アクチュエータが配置されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の像ブレ補正装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の像ブレ補正装置を備えることを特徴とするレンズ鏡筒。
  8. 請求項7に記載のレンズ鏡筒を備えることを特徴とする光学機器。
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