JP7188353B2 - エレベーター装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベーター装置に関する。
特許文献1は、エレベーター装置の例を開示する。エレベーター装置において、かごまたは釣合い錘は、吊り部材を備える。エレベーター装置において、制御盤は、被吊り部材を備える。制御盤は、ピットに設けられる。ピットの浸水が検知されるときに、吊り部材と被吊り部材とが噛合うことによって、制御盤は、かごまたは釣合い錘の昇降によって引き上げられる。
特開2004-244184号公報
しかしながら、特許文献1のエレベーター装置において、制御盤は、浸水からの保護のために昇降路において移動しうるように設けられる。ここで、浸水からの保護の対象となる制御盤などの保護対象機器は、通常運転時における振動を抑えるように固定されていることがある。この場合に、特許文献1のエレベーター装置による保護は、ピットに固定して設けられている保護対象機器に適用できない。
本発明は、このような課題を解決するためになされた。本発明の目的は、保護対象機器がピットに固定して設けられていても浸水から保護できるエレベーター装置を提供することである。
本発明に係るエレベーター装置は、かごが走行する昇降路の下端のピットに設けられる保護対象機器を昇降路の水平投影面において囲うように配置され、収納および展開が可能な可撓性を有し、収納された状態において上端部が第1位置にあり、展開された状態において上端部が第1位置より上方の第2位置にあり、展開された状態において保護対象機器を下方から覆う防水保護具と、かごが走行するときに上下方向に移動するロープに向けて配置され、防水保護具の上端部に接続され、ピットが浸水するときにロープを把持し、ロープの移動によって上端部を第1位置から上方に移動させ、上端部が第2位置まで移動した後にロープを解放する把持部と、を備える。
本発明に係るエレベーター装置であれば、保護対象機器がピットに固定して設けられていても浸水から保護できる。
実施の形態1に係るエレベーター装置の構成図である。 実施の形態1に係るエレベーター装置の構成図である。 実施の形態1に係るエレベーター装置の動作の例を示すフローチャートである。 実施の形態1の変形例に係るエレベーター装置の構成図である。 実施の形態1の変形例に係るエレベーター装置の構成図である。 実施の形態1の変形例に係るエレベーター装置の構成図である。 実施の形態1の変形例に係るエレベーター装置の構成図である。 実施の形態1に係るエレベーター装置の主要部のハードウェア構成図である。
本発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るエレベーター装置の構成図である。
エレベーター装置1は、複数の階床を有する建物に適用される。建物において、昇降路2が設けられる。昇降路2は、複数の階床にわたって鉛直方向に延びる。建物において、複数の階床の各々に乗場3が設けられる。乗場3は、乗場出入口を有する。乗場出入口は、昇降路2に通じる開口である。建物において、ピット4が、昇降路2の下端部に設けられる。ピット4は、例えば最下階の乗場3の床面より低い空間である。
エレベーター装置1は、巻上機5と、主ロープ6と、かご7と、釣合い錘8と、釣合いロープ9と、張り車10と、調速機11と、調速機ロープ12と、張り車13と、制御盤14と、を備える。
巻上機5は、例えばピット4に固定して設けられる。巻上機5は、シーブおよびモーターを有する。巻上機5のシーブは、巻上機5のモーターの回転軸に接続される。巻上機5のモーターは、巻上機5のシーブを回転させる駆動力を発生させる機器である。主ロープ6は、巻上機5のシーブに巻き掛けられる。かご7は、巻上機5のシーブの一方の側の主ロープ6によって昇降路2において吊られる。かご7は、昇降路2の内部を鉛直方向に走行することで乗客などを複数の階床の間で輸送する機器である。釣合い錘8は、巻上機5のシーブの他方の側の主ロープ6によって昇降路2において吊られる。釣合い錘8は、主ロープ6を通じて巻上機5のシーブにかかる荷重の釣合いをかご7との間でとる機器である。かご7および釣合い錘8は、巻上機5のシーブの回転によって主ロープ6が移動することで、昇降路2において互いに反対方向に走行する。釣合いロープ9は、主ロープ6の移動によって生じる主ロープ6のかご7の側の自重および主ロープ6の釣合い錘8の側の自重の不均衡を補償する機器である。釣合いロープ9の一端は、かご7に取り付けられる。釣合いロープ9の他端は、釣合い錘8に取り付けられる。釣合いロープ9は、張り車10に巻き掛けられる。張り車10は、釣合いロープ9に張力をかけるシーブである。張り車10は、例えばピット4に設けられる。
調速機11は、例えば昇降路2の上部に設けられる。調速機11は、かご7の過剰な走行速度を抑える機器である。調速機11は、シーブを有する。調速機ロープ12は、調速機11のシーブに巻き掛けられる。調速機ロープ12の両端は、かご7に取り付けられる。調速機ロープ12は、張り車13に巻き掛けられる。張り車13は、調速機ロープ12に張力をかけるシーブである。張り車13は、例えばピット4に設けられる。
主ロープ6、釣合いロープ9、および調速機ロープ12の各々は、エレベーターのロープの例である。ここで、エレベーターのロープは、かご7が走行するときに昇降路2において上下方向に移動するロープである。
制御盤14は、エレベーター装置1の動作を制御する機器である。エレベーター装置1の動作は、例えばかご7の走行の動作を含む。制御盤14は、例えばピット4に固定して設けられる。
ここで、ピット4は昇降路2の下端部に設けられるため、例えば大規模な降雨などによって浸水する可能性がある。この対策として、エレベーター装置1は、浸水保護装置15を備える。浸水保護装置15は、保護対象機器をピット4の浸水による水濡れから保護する装置である。保護対象機器は、ピット4の浸水からの保護の対象となる機器である。保護対象機器は、例えば制御盤14、巻上機5、またはその他のピット4に設けられる機器である。保護対象機器は、ピット4に固定して設けられていてもよい。以下において、制御盤14を保護対象機器の例として説明する。
浸水保護装置15は、防水保護具16と、把持部17と、展開レール18と、保持具19と、浸水検知部20と、位置検知部21と、把持制御部22と、を備える。
防水保護具16は、保護対象機器を浸水の際の水濡れから保護する器具である。防水保護具16は、水の浸入を防ぐ防水材料で形成される。防水保護具16は、収納および展開が可能な可撓性の面状部材である。防水保護具16は、上下方向に収納および展開される。防水保護具16は、例えば袋状の防水シートである。防水保護具16の側面は、例えば蛇腹構造であってもよい。防水保護具16の下端は、保護対象機器の下端より下方に配置される。防水保護具16の上端部は、上方に開いている。防水保護具16は、昇降路2の水平投影面において保護対象機器を囲うように配置される。水平投影面において、防水保護具16は、保護対象機器の外周より外側を囲んでいる。この例において、防水保護具16が収納されているときに、保護対象機器の側面は昇降路2において露出する。防水保護具16が展開されているときに、保護対象機器は防水保護具16に下方から覆われる。この例において、防水保護具16は、上端部に枠部23を有する。枠部23は、例えば方形または円形の部分である。
防水保護具16の上端部は、防水保護具16が収納された状態において、第1位置にある。第1位置は、昇降路2の内部の位置である。第1位置は、例えば保護対象機器の下端部の位置である。防水保護具16の上端部は、防水保護具16が展開された状態において、第2位置にある。第2位置は、昇降路2の内部の位置である。第2位置は、第1位置より上方の位置である。第2位置は、例えば保護対象機器の上端部より上方の位置である。
把持部17は、防水保護具16の上端部に接続される。把持部17は、例えば枠部23に接続される。この例において、把持部17は、防水保護具16の枠部23からエレベーターのロープに向けて延びる腕部24を有する。把持部17は、エレベーターのロープを把持する把持機構25を腕部24の先端に有する。把持機構25は、エレベーターのロープに向けて配置される。この例において、把持機構25は、かご7が上昇するときに上昇する側の調速機ロープ12を把持しうるように配置される。
展開レール18は、例えばピット4において昇降路2の壁面に設けられる。この例において、2本の展開レール18が設けられる。展開レール18は、収納および展開のときの防水保護具16の上部の上下方向の移動を案内するレールである。例えば、防水保護具16の枠部23が、展開レール18に接続される。
保持具19は、防水保護具16の上端部を保持する器具である。保持具19は、例えば保護対象機器の上端部より上方に設けられる。保持具19は、例えば展開レール18に設けられる。保持具19は、例えば防水保護具16の上部に連結して保持する爪状部材である。保持具19は、例えば防水保護具16の枠部23に連結する。
浸水検知部20は、ピット4の浸水を検知する部分である。浸水検知部20は、例えば浸水センサーまたはフロートを有していてもよい。浸水検知部20は、ピット4の浸水を検知するときに、浸水信号を例えば制御盤14に出力する。
位置検知部21は、防水保護具16の上端部の位置を検知する部分である。この例において、位置検知部21は、リミットスイッチ26と、カム27と、を備える。リミットスイッチ26およびカム27は、水平投影面において互いに重なるように配置される。リミットスイッチ26は、例えば腕部24の上に設けられる。カム27は、例えば保持具19より上方に設けられる。カム27は、例えば防水保護具16の上端部が第2位置にあるときにリミットスイッチ26と接触する位置に設けられる。リミットスイッチ26は、カム27に接触するときに位置検知信号を例えば制御盤14に出力する。
把持制御部22は、把持部17の把持および解放を制御する部分である。把持制御部22は、例えば制御盤14からの制御信号に基づいて、把持部17の制御を行う。把持制御部22は、例えば制御盤14の他のハードウェアとして把持部17に設けられる。あるいは、把持制御部22は、制御盤14に搭載されていてもよい。
続いて、図2を用いて、保護対象機器の設置の例を説明する。
図2は、実施の形態1に係るエレベーター装置の構成図である。
図2において、昇降路の壁面と平行な方向から見た保護対象機器の側面が示される。
保護対象機器の例である制御盤14は、上部取付腕28および下部取付腕29によって昇降路2の壁面30に固定される。
上部取付腕28は、昇降路2の壁面30に固定される。上部取付腕28は、昇降路2の壁面30に垂直な方向に曲げられる。上部取付腕28は、下方に向けて折れ曲がる。この例において、上部取付腕28は、下方に開くコ字状の形状である。上部取付腕28は、下方に向けて折れ曲がった部分によって、制御盤14の上端部の背面を支持する。
下部取付腕29は、昇降路2の壁面30に固定される。下部取付腕29は、制御盤14の下面を支持する。この例において、下部取付腕29は、防水保護具16を挟んで制御盤14の下面を支持する。
続いて、図3を用いて、実施の形態1に係るエレベーター装置1の動作を説明する。
図3は、実施の形態1に係るエレベーター装置の動作の例を示すフローチャートである。
ピット4が浸水していないときに、エレベーター装置1は、通常運転を行っている。このとき、防水保護具16は、収納されている。
以下において、ピット4が浸水しうる事態が発生するときのエレベーター装置1の動作の例を説明する。
ステップS101において、制御盤14は、浸水検知部20からの浸水信号の入力の有無によって、ピット4が浸水したかを判定する。判定結果がNoの場合に、エレベーター装置1の動作は、ステップS102に進む。判定結果がYesの場合に、エレベーター装置1の動作は、ステップS103に進む。
ステップS102において、制御盤14は、エレベーター装置1の通常運転を継続する。その後、エレベーター装置1の動作は、ステップS101に進む。
ステップS103において、制御盤14は、かご7が走行しているかを判定する。判定結果がYesの場合に、エレベーター装置1の動作は、ステップS104に進む。判定結果がNoの場合に、エレベーター装置1の動作は、ステップS105に進む。
ステップS104において、制御盤14は、かご7を最寄りの階床に停止させる。その後、エレベーター装置1の動作は、ステップS105に進む。
ステップS105において、制御盤14は、非常報知および非常アナウンスを行う。その後、エレベーター装置1の動作は、ステップS106に進む。
ステップS106において、制御盤14は、かご7が停止している階床が最上階であるかを判定する。判定結果がYesの場合に、エレベーター装置1の動作は、ステップS107に進む。判定結果がNoの場合に、エレベーター装置1の動作は、ステップS108に進む。
ステップS107において、制御盤14は、かご7を走行させて中間階に停止させる。ここで、かご7が中間階から最上階まで走行する間に調速機ロープ12が移動する距離は、第1位置から第2位置までの距離より長い。その後、エレベーター装置1の動作は、ステップS108に進む。
ステップS108において、把持制御部22は、把持部17に調速機ロープ12を把持させる。把持部17は、かご7が上昇するときに上方に移動する側の調速機ロープ12を把持する。その後、エレベーター装置1の動作は、ステップS109に進む。
ステップS109において、制御盤14は、かご7を上方に走行させる。かご7が上方に走行しているとき、制御盤14は、かご7の上方への走行を継続させる。このとき、調速機ロープ12の把持部17に把持されている部分は、上方に移動する。把持部17は、調速機ロープ12に追従して上方に移動する。防水保護具16の枠部23は、把持部17に追従して上方に移動する。このとき、展開レール18は、枠部23の移動を案内する。防水保護具16の側面は、枠部23に追従して上方に向かって立ち上がる。これにより、防水保護具16は展開される。その後、エレベーター装置1の動作は、ステップS110に進む。
ステップS110において、制御盤14は、位置検知部21からの位置検知信号の入力の有無によって、防水保護具16の上端部が第2位置にあるかを判定する。この例において、位置検知信号は、把持部17とともに移動するリミットスイッチ26がカム27に接触することによって出力される。防水保護具16の上端部が第2位置にあるときに、防水保護具16の上端部は、保護具に連結される。判定結果がNoの場合に、エレベーター装置1の動作は、ステップS109に進む。判定結果がYesの場合に、エレベーター装置1の動作は、ステップS111に進む。
ステップS111において、制御盤14は、かご7を停止させる。その後、エレベーター装置1の動作は、ステップS112に進む。
ステップS112において、把持制御部22は、把持部17に調速機ロープ12を解放させる。このとき、保持具19は、防水保護具16の上端部を第2位置において保持する。これにより、防水保護具16の上端部は、保護対象機器の上端部より上方に保持される。このとき、防水保護具16は、展開されている。防水保護具16は、保護対象機器を下方から覆っている。その後、エレベーター装置1の動作は、ステップS113に進む。
ステップS113において、制御盤14は、かご7が退避位置に停止しているかを判定する。退避位置は、予め設定される退避の際のかご7の停止位置である。判定結果がNoの場合に、エレベーター装置1の動作は、ステップS114に進む。判定結果がYesの場合に、エレベーター装置1の動作は、終了する。
ステップS114において、制御盤14は、退避運転を行う。退避運転は、かご7を走行させて退避位置に停止させる運転である。その後、エレベーター装置1の動作は、終了する。
ピット4から水が排出された後に、例えば保守員によって復旧作業が行われる。復旧作業において、防水保護具16は収納される。保守員は、防水保護具16と保持具19との連結を解除する。保守員は、防水保護具16の上部および把持具を下方に下ろすことで防水保護具16を収納する。これにより、保護対象機器の側面は、昇降路2において露出する。
以上に説明したように、実施の形態1に係るエレベーター装置1は、防水保護具16と、把持部17と、を備える。防水保護具16は、保護対象機器を昇降路2の水平投影面において囲うように配置される。保護対象機器は、昇降路2の下端のピット4に設けられる。昇降路2は、かご7が走行する空間である。防水保護具16は、収納および展開が可能な可撓性を有する。防水保護具16の上端部は、収納された状態において第1位置にある。防水保護具16の上端部は、展開された状態において第2位置にある。第2位置は、第1位置より上方の位置である。防水保護具16は、展開された状態において保護対象機器を下方から水密を保つように覆う。エレベーターのロープは、かご7が走行するときに上下方向に移動する。把持部17は、エレベーターのロープに向けて配置される。把持部17は、防水保護具16の上端部に接続される。把持部17は、ピット4が浸水するときにエレベーターのロープを把持する。把持部17は、ロープの移動によって防水保護具16の上端部を第1位置から上方に移動させる。把持部17は、防水保護具16の上端部が第2位置まで移動した後にエレベーターのロープを解放する。
防水保護具16は、展開されることによって保護対象機器を保護する。このため、保護対象機器は、昇降路2において移動しうるように設ける必要がない。したがって、エレベーター装置1は、保護対象機器がピット4に固定して設けられていても浸水から保護できる。また、浸水への対策が必要な保護対象機器をピット4に配置できるので、保守点検などの作業が実施しやすくなる。防水保護具16の展開によって保護対象機器を保護するので、浸水からの保護のための油圧ジャッキなどの大型の設備を必要としない。これにより、通常時には使用されない浸水からの保護のための設備によって、ピット4が狭くならない。また、防水保護具16は、通常時において収納された状態とすることで、保護対象機器を昇降路2に露出させることができる。このため、防水保護具16は、保護対象機器の廃熱を妨げない。また、保護対象機器に対する保守点検作業などを妨げない。また、防水保護具16はかご7を走行させる例えば巻上機5などの動力によって展開される。このため、防水保護具16の展開の動作は安定に行われる。また、防水保護具16は、展開に浮力を利用しないので、水位が低い場合においても、水しぶきなどによる水濡れから保護対象機器を保護できる。また、把持具はピット4においてロープを把持する。このため、浸水の可能性があるピット4の付近までかご7を下降させる必要がない。また、エレベーターのロープは、防水保護具16が展開された後に解放される。防水保護具16はかご7の動作と切り離されるので、エレベーターの運転が妨げられない。
また、把持部17は、エレベーターのロープとして、主ロープ6、調速機ロープ12、または釣合いロープ9のいずれかを把持する。
主ロープ6、調速機ロープ12、および釣合いロープ9は、かご7の走行と直接的に連動して移動する。このため、防水保護具16は、かご7を走行させる動力をより安定に利用できる。
また、把持部17は、第2位置を保護対象機器の上端より上方の位置として、防水保護具16の上端部が第2位置まで移動した後にエレベーターのロープを解放する。
これにより、防水保護具16は、保護対象機器の全体を下方から水密を保つように覆う。このため、ピット4に浸水した水の水位が保護対象機器の高さに達する場合においても、保護対象機器は水濡れから保護される。
また、エレベーター装置1は、浸水検知部20を備える。浸水検知部20は、ピット4に設けられる。浸水検知部20は、ピット4の浸水を検知する。把持部17は、浸水検知部20の検知の結果に基づいてエレベーターのロープを把持する。
これにより、ピット4が浸水するときに、保護対象機器は水濡れから自動的に保護される。
また、エレベーター装置1は、位置検知部21を備える。位置検知部21は、把持部17が第2位置に移動したことを検知する。把持部17は、位置検知部21の検知の結果に基づいてロープを解放する。
これにより、過剰に引き上げられることによる防水保護具16の破損が防がれる。
なお、制御盤14は、かご7の走行距離に基づいて、防水保護具16の上端部が第1位置から第2位置まで移動したと判定してもよい。例えば、制御盤14は、把持部17がエレベーターのロープを把持した後に、第1位置から第2位置までの距離をかご7が走行したときに、エレベーターのロープを解放させる制御信号を把持制御部22に出力してもよい。
また、制御盤14は、外部からの信号によってピット4の浸水を検知してもよい。外部からの信号は、例えば管制センターの管制員の操作による信号、または管理室の管理者の操作による信号などを含む。
また、位置検知部21は、リミットスイッチ26およびカム27によらずに防水保護具16の上端部の位置を検知してもよい。位置検知部21は、例えば、カメラ、距離センサー、またはその他の位置センサーなどによって防水保護具16の上端部の位置を検知する。
また、保護対象機器は、ピット4において自立する機器であってもよい。このとき、保護対象機器は、ピット4の床面に設置される。このとき、防水保護具16は、筒状の形状であってもよい。防水保護具16が筒状の形状である場合に、防水保護具16の下端部は、ピット4の床面に水密を保つように取り付けられる。すなわち、防水保護具16は、ピット4の床面と一体となって、保護対象機器を下方から水密を保つように覆う。また、保護対象機器は、例えば展開レール18またはかご7のガイドレールなどに固定される機器であってもよい。
また、保護対象機器は、防水保護具16が収納された状態において、全部または一部が昇降路2に露出していてもよい。
また、防水保護具16は、上端部に枠部23を有していなくてもよい。
続いて、実施の形態1の変形例を説明する。
なお、以下の変形例において、以上で開示された例と相違する点について特に詳しく説明する。以下の変形例において説明されない特徴については、以上で開示された例および他の変形例のいずれの特徴が採用されてもよい。
図4は、実施の形態1の変形例に係るエレベーター装置の構成図である。
図4において、かご7、釣合い錘8、調速機11、調速機ロープ12、および釣合いロープ9などの機器の図示は省略されている。
浸水保護装置15は、防水保護具16と、把持部17と、展開レール18と、保持具19と、浸水検知部20と、位置検知部21と、把持制御部22と、把持部レール31と、を備える。
把持部レール31は、例えばピット4において昇降路2の壁面30に設けられる。この例において、1本の把持部レール31が設けられる。把持部レール31は、把持部17の上下方向の移動を案内するレールである。
把持部17は、腕部24と、把持機構25と、吊上げロープ32と、吊上げロープ張り車33と、を備える。腕部24は、把持部レール31に接続される。吊上げロープ32の一端は、腕部24は、把持機構25と反対側の端部に接続される。吊上げロープ32の他端は、防水保護具16の上端部に接続される。吊上げロープ張り車33は、吊上げロープ32の張力の方向を変えるシーブである。この例において、2つの吊上げロープ張り車33が設けられる。吊上げロープ張り車33は、吊上げロープ32の一端を引き下げる力を、吊上げロープ32の他端を引き上げる力に変換する。吊上げロープ32は、吊上げロープ張り車33に巻き掛けられる。吊上げロープ32によって、防水保護具16の上端部の位置は、腕部24の位置に連動する。この例において、把持機構25は、かご7が下降するときに下降する側の主ロープ6を把持しうるように配置される。
位置検知部21は、腕部24の位置を検知することによって、防水保護具16の上端部の位置を検知する。位置検知部21は、リミットスイッチ26と、カム27と、を備える。リミットスイッチ26およびカム27は、水平投影面において互いに重なるように配置される。カム27は、例えば腕部24の下に設けられる。リミットスイッチ26は、例えば把持部レール31に設けられる。リミットスイッチ26は、例えば防水保護具16の上端部が第2位置にあるときにカム27と接触する位置に設けられる。リミットスイッチ26は、カム27に接触するときに位置検知信号を例えば制御盤14に出力する。
続いて、本変形例に係るエレベーター装置1の動作の例を説明する。
制御盤14は、ピット4が浸水したときに、最寄階にかご7を停止させる。その後、制御盤14は、非常報知などを行う。
その後、把持制御部22は、把持部17に主ロープ6を把持させる。把持部17は、かご7が下降するときに下方に移動する側の主ロープ6を把持する。その後、制御盤14は、かご7を下方に走行させる。このとき、主ロープ6の把持部17に把持されている部分は、下方に移動する。把持部17の把持機構25および腕部24は、主ロープ6に追従して下方に移動する。把持部レール31は、腕部24の移動を案内する。吊上げロープ32の一端は、腕部24の移動に追従して引き下げられる。このとき、吊上げロープ32の他端は、上方に引き上げられる。防水保護具16の枠部23は、吊上げロープ32に追従して上方に移動する。このとき、展開レール18は、枠部23の移動を案内する。防水保護具16の側面は、枠部23に追従して上方に向かって立ち上がる。これにより、防水保護具16は展開される。
制御盤14は、位置検知部21からの位置検知信号の入力によって、防水保護具16の上端部が第2位置にあると判定する。防水保護具16の上端部が第2位置にあるときに、防水保護具16の上端部は、保持具19に連結される。制御盤14は、かご7を停止させる。その後、把持制御部22は、把持部17に調速機ロープ12を解放させる。このとき、保持具19は、防水保護具16の上端部を第2位置において保持する。これにより、防水保護具16の上端部は、保護対象機器の上端部より上方に保持される。このとき、防水保護具16は、展開されている。このように、防水保護具16は、保護対象機器を下方から水密を保つように覆う。
続いて、実施の形態1の他の変形例を説明する。
図5は、実施の形態1の変形例に係るエレベーター装置の構成図である。
図5において、昇降路2の壁面30と平行な方向から見た保護対象機器の側面が示される。
保護対象機器の例である制御盤14は、上部取付腕28、下部取付腕29、および中部取付腕34によって昇降路2の壁面30に固定される。
中部取付腕34は、昇降路2の壁面30に固定される。中部取付腕34は、制御盤14の背面の中間部を支持する。中部取付腕34は、例えば防水保護具16の側面を通して制御盤14の背面を支持する。このとき、防水保護具16の中部取付腕34が通される箇所において、中部取付腕34との隙間は、水密を保つように埋められていてもよい。あるいは、中部取付腕34は、防水保護具16の側面を挟んで制御盤14の下面を支持してもよい。防水保護具16の側面は、例えば制御盤14の背面に密着していてもよい。
続いて、実施の形態1の他の変形例を説明する。
図6および図7は、実施の形態1の変形例に係るエレベーター装置の構成図である。
図6は、防水保護具16が収納されている状態を示す。
この例における保護対象機器である制御盤14は、昇降路2において2本の柱35の間に配置される。制御盤14は、機器取付板36によって2本の柱35の間に配置される。
機器取付板36は、上方に向けて開くコ字状の板材である。機器取付板36は、2本の柱35の間に取り付けられる。機器取付板36は、制御盤14の底面を下方から支持する。機器取付板36は、例えば制御盤14の背面側において、昇降路2の壁面30に水密を保つように取り付けられる。
防水保護具16は、機器取付板36の前面に設けられる。防水保護具16は、収納されている状態において、下端部において蛇腹状に折り畳まれている。防水保護具16は、昇降路2の水平投影面において、昇降路2の固定構造物と一体となって、保護対象機器を囲うように配置される。昇降路2の固定構造物は、例えば昇降路2の壁面30、床面、および柱35、ならびに機器取付板36などである。
図7は、防水保護具16が展開されている状態を示す。
防水保護具16は、展開されている状態において、昇降路2の固定構造物と一体となって、保護対象機器を下方から水密を保つように覆う。すなわち、防水保護具16は、昇降路2の固定構造物によって水密が保たれていない保護対象機器の部分を覆う。
なお、機器取付板36の前面および背面の両方が開放面である場合に、防水保護具16は、機器取付板36の前面および背面の両方に設けられていてもよい。また、防水保護具16は、袋状の部材であってもよい。
続いて、図8を用いて、エレベーター装置1のハードウェア構成の例について説明する。
図8は、実施の形態1に係るエレベーター装置の主要部のハードウェア構成図である。
エレベーター装置1の各機能は、処理回路により実現し得る。処理回路は、少なくとも1つのプロセッサ1bと少なくとも1つのメモリ1cとを備える。処理回路は、プロセッサ1bおよびメモリ1cと共に、あるいはそれらの代用として、少なくとも1つの専用のハードウェア1aを備えてもよい。
処理回路がプロセッサ1bとメモリ1cとを備える場合、エレベーター装置1の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせで実現される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述される。そのプログラムはメモリ1cに格納される。プロセッサ1bは、メモリ1cに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、エレベーター装置1の各機能を実現する。
プロセッサ1bは、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPともいう。メモリ1cは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROMなどの、不揮発性または揮発性の半導体メモリなどにより構成される。
処理回路が専用のハードウェア1aを備える場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組み合わせで実現される。
エレベーター装置1の各機能は、それぞれ処理回路で実現することができる。あるいは、エレベーター装置1の各機能は、まとめて処理回路で実現することもできる。エレベーター装置1の各機能について、一部を専用のハードウェア1aで実現し、他部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。このように、処理回路は、ハードウェア1a、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせでエレベーター装置1の各機能を実現する。
1 エレベーター装置、 2 昇降路、 3 乗場、 4 ピット、 5 巻上機、 6 主ロープ、 7 かご、 8 釣合い錘、 9 釣合いロープ、 10 張り車、 11 調速機、 12 調速機ロープ、 13 張り車、 14 制御盤、 15 浸水保護装置、 16 防水保護具、 17 把持部、 18 展開レール、 19 保持具、 20 浸水検知部、 21 位置検知部、 22 把持制御部、 23 枠部、 24 腕部、 25 把持機構、 26 リミットスイッチ、 27 カム、 28 上部取付腕、 29 下部取付腕、 30 壁面、 31 把持部レール、 32 吊上げロープ、 33 吊上げロープ張り車、 34 中部取付腕、 35 柱、 36 機器取付板、 1a ハードウェア、 1b プロセッサ、 1c メモリ

Claims (5)

  1. かごが走行する昇降路の下端のピットに設けられる保護対象機器を昇降路の水平投影面において囲うように配置され、収納および展開が可能な可撓性を有し、収納された状態において上端部が第1位置にあり、展開された状態において前記上端部が前記第1位置より上方の第2位置にあり、展開された状態において前記保護対象機器を下方から覆う防水保護具と、
    前記かごが走行するときに上下方向に移動するロープに向けて配置され、前記防水保護具の前記上端部に接続され、前記ピットが浸水するときに前記ロープを把持し、前記ロープの移動によって前記上端部を前記第1位置から上方に移動させ、前記上端部が前記第2位置まで移動した後に前記ロープを解放する把持部と、
    を備えるエレベーター装置。
  2. 前記把持部は、前記ロープとして、主ロープ、調速機ロープ、または釣合いロープのいずれかを把持する
    請求項1に記載のエレベーター装置。
  3. 前記把持部は、前記第2位置を前記保護対象機器の上端より上方の位置として、前記上端部が前記第2位置まで移動した後に前記ロープを解放する
    請求項1または請求項2に記載のエレベーター装置。
  4. 前記ピットに設けられ、前記ピットの浸水を検知する浸水検知部
    を備え、
    前記把持部は、前記浸水検知部の検知の結果に基づいて前記ロープを把持する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のエレベーター装置。
  5. 前記上端部が前記第2位置に移動したことを検知する位置検知部
    を備え、
    前記把持部は、前記位置検知部の検知の結果に基づいて前記ロープを解放する
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のエレベーター装置。
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