JP7181152B2 - 設備機器のベース固定構造 - Google Patents

設備機器のベース固定構造 Download PDF

Info

Publication number
JP7181152B2
JP7181152B2 JP2019090929A JP2019090929A JP7181152B2 JP 7181152 B2 JP7181152 B2 JP 7181152B2 JP 2019090929 A JP2019090929 A JP 2019090929A JP 2019090929 A JP2019090929 A JP 2019090929A JP 7181152 B2 JP7181152 B2 JP 7181152B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
base
fixed
fixture
restraining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019090929A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020186559A (ja
Inventor
翔太 安部
信一 中島
宗典 木村
弘明 小東
良和 白井
守孝 濱崎
和隆 小松
祐樹 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP2019090929A priority Critical patent/JP7181152B2/ja
Publication of JP2020186559A publication Critical patent/JP2020186559A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7181152B2 publication Critical patent/JP7181152B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Foundations (AREA)

Description

本発明は、設備機器のベース固定構造に関する。
従来から、給湯器、室外機及び燃料電池ユニット等の設備機器を載せる固定ベース(所謂ゲタ基礎)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-177276号公報
特許文献1では、固定ベースに形成された貫通孔にアンカーボルトを通して、固定ベースを床スラブに固定している。しかし、特許文献1のベース固定構造では、アンカーボルトのボルト頭が固定ベースの上面から突き出るため、設備機器を設置する際の作業性が低下する傾向がある。
本発明は、上記事実を考慮して、固定ベースを床スラブに固定するための固定具が固定ベース上面から突き出るのを抑制して、設備機器の設置作業性を向上させることが目的である。
本発明の第1態様の設備機器のベース固定構造は、床スラブ上に配置されると共に上面に設備機器が載置され、対向する両壁面にそれぞれ開口する溝が前記上面に形成された角柱状の固定ベースと、前記固定ベースの前記溝の底部に対応する部分を前記床スラブに固定する固定具と、を備えている。
第1態様の設備機器のベース固定構造では、固定ベースの溝の底部に対応する部分を固定具で床スラブに固定するため、例えば、固定ベースの上面を固定具で床スラブに固定する構造と比べて、固定具が固定ベースの上面から突き出るのが抑制される。これにより、設備機器の設置作業性が向上する。
本発明の第2態様の設備機器のベース固定構造は、第1態様の設備機器のベース固定構造において、前記固定具は、板状部材であり、前記床スラブにアンカーボルトで締結固定される固定部と、前記溝内に収容されて前記固定ベースの少なくとも上方への移動を拘束する拘束部とが一体に形成されている。
第2態様の設備機器のベース固定構造では、固定具の拘束部が固定ベースの溝内に収容されるため、固定具が固定ベースの上面から突き出るのがさらに抑制される。また、上記ベース固定構造では、固定具を固定部と拘束部とを備える板状部材としていることから、例えば、固定具を厚みのあるブロック状部材とする構成と比べて、固定具が固定ベースの上面から突き出るのが抑制される。さらに、固定具を板状部材としていることから、製造コストの上昇を抑えることができる。
本発明の第3態様の設備機器のベース固定構造は、第2態様の設備機器のベース固定構造において、前記固定部は、前記固定ベースを挟んで両壁面側にそれぞれ配置されており、前記拘束部と前記固定部との間には、前記拘束部から前記床スラブ側へ延びて前記拘束部と前記固定部とをつなぐ連結部が形成されている。
第3態様の設備機器のベース固定構造では、固定具の拘束部と固定部とをつなぐ連結部が固定ベースの壁面と当接することで、固定ベースの移動が制限される。また、上記ベース固定構造では、固定具の2つの固定部がアンカーボルトによって床スラブに締結固定されるため、例えば、固定具の1つの固定部がアンカーボルトによって床スラブに締結固定される構造と比べて、固定ベースを床スラブに強固に固定することができる。
本発明の第4態様の設備機器のベース固定構造は、第2態様又は第3態様の設備機器のベース固定構造において、前記固定部には、アンカーボルト用の貫通孔が複数形成されている。
第4態様の設備機器のベース固定構造では、固定具の固定部にアンカーボルト用の貫通孔が複数形成されているため、アンカーボルトによる固定部の締結固定時に床スラブ内の配筋を避けた位置にある貫通孔を使用することで、設備機器の設置位置を変えずに、固定ベースを床スラブに固定することができる。
本発明の第5態様の設備機器のベース固定構造は、第4態様の設備機器のベース固定構造において、前記貫通孔が長孔である。
第5態様の設備機器のベース固定構造では、固定部の貫通孔を長孔としていることから、床スラブ内の配筋を避けてアンカーボルトを床スラブに固定しやすい。
本発明の第6態様の設備機器のベース固定構造は、第2態様~第5態様のいずれか一態様の設備機器のベース固定構造において、前記拘束部と前記溝の底部との間にゴム弾性体が配置されている。
第6態様の設備機器のベース固定構造では、固定部材の拘束部と固定ベースの溝の底部との間に配置されたゴム弾性体が拘束部と溝の底部とによって挟まれるため、ゴム弾性体の摩擦力によって固定具に対する固定ベースの床スラブ面上の移動(ずれ)が抑制される。
本発明によれば、固定ベースを床スラブに固定するための固定具が固定ベース上面から突き出るのが抑制されて、設備機器の設置作業性が向上する。
第1実施形態の設備機器のベース固定構造を示す斜視図である。 図1に示す固定ベースにおける底部に対応する部分の断面図(図1の2-2線断面図)である。 図1に示す固定ベースを固定具で床スラブに固定する前の状態を示す斜視図である。 図1に示す固定具の平面図である。 図1に示す固定具の正面図である。 図1に示す固定ベースに設備機器を載置した状態を正面から見た正面図である。 図1に示す固定ベースに設備機器を載置した状態を側方から見た側面図である。 第2実施形態の設備機器のベース固定構造を示す斜視図である。 図8に示す固定ベースにおける底部に対応する部分の断面図(図8の9-9線断面図)である。 図8に示す固定具の平面図である。 第3実施形態の設備機器のベース固定構造を示す斜視図である。 その他の実施形態の設備機器のベース固定構造を示す斜視図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態に係る設備機器のベース固定構造について説明する。
図1及び図6に示されるように、本実施形態の設備機器のベース固定構造S1(以下、適宜「固定構造S1」と記載する。)は、設備機器の一例としての室外機20のベース部材を建物のコンクリート製床スラブに固定するための構造である。具体的には、本実施形態の固定構造S1は、室外機20が載置される固定ベース30を集合住宅の開放廊下、バルコニー、インナーバルコニー等を形成する床スラブの設置面Gに固定具40を用いて固定する構造である。なお、本発明は、上記用途に限定されるものではなく、固定構造S1を例えば、戸建住宅に用いてもよい。
固定構造S1は、固定ベース30と、固定具40とを備えている。
(固定ベース)
図1に示されるように、固定ベース30は、設置面G(図1、図2及び図6を参照)に配置され、上面30Aに室外機20が載置されるコンクリート製のブロック材(所謂ゲタ基礎)である。
固定ベース30は、角柱状であり、上面30A、下面30B、側面30C、側面30D(図2参照)、端面30E及び端面30F(図7参照)の六つの面を有している。また、本実施形態の固定ベース30は、長手方向から見て、略等脚台形状とされている。なお、本実施形態では、固定ベース30の上面30A及び下面30Bがそれぞれ等脚台形の上底及び下底にあたる。また、以下では、固定ベース30の長手方向を適宜「ベース長手方向」と記載し、固定ベース30の長手方向と直交する幅方向を適宜「ベース幅方向」と記載し、固定ベース30の長手方向と直交する厚み方向を適宜「ベース厚み方向」と記載する。なお、図1~図3、図6及び図7では、ベース長手方向を矢印X、ベース幅方向を矢印Y、ベース厚み方向を矢印Zで示している。また、固定ベース30を設置面Gに設置した状態では、ベース長方向及びベース幅方向が水平方向となり、ベース厚み方向が鉛直方向となる。
固定ベース30の上面30Aのベース幅方向の端部(図2では右側の端部)近傍には、図1及び図3に示されるように、端面30Eから端面30Fへ向けてベース長手方向に沿って延びるレール溝32が形成されている。このレール溝32には、室外機20を図示しないボルトを用いて固定ベース30に固定するための金属製のレール34が設けられている。なお、後述するように、固定ベース30の上面30Aには、ベース幅方向に沿って延びる上側溝36が形成されている。このため、レール溝32及びレール34は、上側溝36によって分断されている。
固定ベース30の上面30Aのベース長手方向の中間部には、側面30Cから側面30Dへ向けてベース幅方向に沿って延びる上側溝36が形成されている(図1及び図3参照)。この上側溝36は、固定ベース30の対向する側面30C及び側面30Dにそれぞれ開口している。なお、本実施形態の対向する側面30C及び側面30Dは、本発明の対向する両壁面の一例である。
固定ベース30の端面30Eには、図1及び図7に示されるように、固定ベース30を運搬及び設置する際などに作業者の手指が挿入される把手用凹部38が形成されている。なお、図1には図示されていないが、固定ベース30の端面30Fにも、端面30Eと同様の把手用凹部38が形成されている(図7参照)。
また、固定ベース30は、工場で図示しない成形型等を用いて製造されるブロック材であり、図示しない固定ベース30内の下面30B側には、平面視(上面30Aから見て)で格子状に鉄筋が配筋されている。
また、本実施形態の固定構造S1では、図6に示されるように、2つの固定ベース30がそれぞれベース幅方向に間隔をあけて平行に並べて配置されている。なお、固定ベース30は、ベース長方向が建物の外壁面22と直交するように配置されている。そして、室外機20が2つの固定ベース30に跨って各上面30Aにそれぞれ載置されている。また、室外機20は、図示しないボルトによって、レール34を介して固定ベース30に固定されている。
(固定具)
図1~図5に示されるように、固定具40は、固定ベース30の上側溝36の底部36Aに対応する部分を床スラブの設置面Gに固定する部材である。この固定具40は、金属製の板状部材を折り曲げて形成されており、拘束部42と、固定部44と、連結部46とを有している。なお、図4及び図5では、固定具40の幅方向を矢印Wで示し、固定具40の長手方向を矢印Lで示している。一方、固定具40で固定ベース30を設置面Gに固定した状態では、固定具40の幅方向と固定ベース30の長手方向とが略一致し、固定具40の長手方向と固定ベース30の幅方向とが略一致するため、図1~図3、図6及び図7では、矢印W及び矢印Lを省略している。
また、以下では、固定具40の幅方向を適宜「板幅方向」と記載し、固定具40の長手方向を適宜「板長手方向」と記載している。
拘束部42は、図1及び図2に示されるように、上側溝36内に収容される部分である。この拘束部42は、平面視で矩形状とされており、板幅方向に沿った幅W1が上側溝36の溝幅方向(本実施形態では、ベース長手方向と同じ方向)に沿った幅W0よりも狭くされている。ここで、上側溝36の幅W0は、上側溝36の底部36Aを溝幅方向に沿って計測した長さである。また、拘束部42の幅W1は、拘束部42の板幅方向の端部42A間を板幅方向に沿って計測した長さである。
なお、拘束部42の幅W1は、上側溝36の幅W0の90%~98%の範囲内に設定することが好ましいが、この範囲に限定されるものではない。
また、拘束部42の板長手方向に沿った長さL1が上側溝36の溝長手方向(本実施形態では、ベース幅方向と同じ方向)に沿った長さL0よりも長くされている。ここで、上側溝36の長さL0は、上側溝36の底部36Aを溝長手方向に沿って計測した長さである。また、拘束部42の長さL1は、拘束部42の板長手方向の端部間を下側から板長手方向に沿って計測した長さである。
なお、拘束部42の長さL1は、上側溝36の長さL0の101~110%の範囲内に設定することが好ましいが、この範囲に限定されるものではない。
なお、本実施形態では、図2に示されるように、上側溝36内に収容された拘束部42の下面は、固定部44が設置面Gに締結固定された状態で底部36Aに当接している。この当接により、固定ベース30の上方への移動が拘束されている。
固定部44は、図2に示されるように、設置面Gにアンカーボルト50によって締結固定される部分である。固定部44は、拘束部42を挟んで板長手方向の両側にそれぞれ形成されている。なお、2つの固定部44は、拘束部42を上側溝36に収めた状態では、固定ベース30を挟んで側面30C及び側面30D側にそれぞれ配置される。
また、固定部44には、アンカーボルト50用であり、板厚方向に貫通する貫通孔48が複数形成されている。なお、本実施形態では、一つの固定部44を2本のアンカーボルト50で床スラブに締結固定するため、固定部44に板幅方向に間隔をあけて4つの貫通孔48が形成されている。すなわち、本実施形態では、1本のアンカーボルト50に対して2つの貫通孔48が固定部44に形成されている。また、これらの貫通孔48は、図4に示されるように、板長手方向に沿って延びる長孔(すなわち、板長手方向が長手方向とされた長孔)である。
なお、本実施形態の貫通孔は、上記構成に限定されず、板長手方向に対して斜めに延びる長孔であってもよいし、丸孔であってもよい。なお、丸孔の場合には、固定部44に板幅方向に加えて板長手方向にも間隔をあけて複数形成することが好ましい。
連結部46は、図2及び図5に示されるように、拘束部42と固定部44との間に配置されて拘束部42と固定部44とをつなぐ部分である。具体的には、連結部46は、拘束部42の板長手方向の端部から設置面G側へ向けて延びて固定部44の拘束部42側の端部につながっている。また、連結部46の高さH1は、固定ベース30の底部36Aに対応する部分の高さH0と同じ又は若干低くされている。ここで、固定ベース30の底部36Aに対応する部分の高さH0は、下面30Bから底部36Aまでをベース厚み方向に沿って計測した長さである。
なお、連結部46の高さH1は、固定ベース30の底部36Aに対応する部分の高さH0の95%~100%の範囲内に設定することが好ましいが、この範囲に限定されるものではない。
本実施形態の固定具40は、前述したように板状部材を折り曲げて形成された部材であり、拘束部42と固定部44と連結部46とが一体とされている。なお、例えば、一枚の金属板をハット形状に折り曲げて固定具40を形成してもよい。この場合には、ハット形状の天板部が拘束部42にあたり、ハット形状の縦板部が連結部46にあたり、ハット形状のフランジ部(鍔部)が固定部44にあたる。
また、本実施形態の固定具40は、板長手方向の一端から他端にかけて板幅方向の幅が略一定とされている。すなわち、拘束部42、固定部44及び連結部46はいずれも同じ幅とされている。なお、本発明はこの構成に限定されない。例えば、拘束部42に対して固定部44及び連結部46のうち少なくとも一方の幅が異なっていてもよい。
また、本実施形態の固定構造S1では、図2及び図6に示されるように、2つの固定ベース30がそれぞれ固定具40によって設置面Gに固定されている。具体的には、上側溝36に拘束部42が収容されると共に拘束部42の下面が上側溝36の底部36Aに当接した状態で2つの固定部44がアンカーボルト50によって床スラブの設置面G上に締結固定されている。これにより、室外機20が固定された2つの固定ベース30が、それぞれ固定具40によって設置面Gに固定されている。
次に、本実施形態の固定ベース30及び固定具40を用いて室外機20を床スラブの設置面Gに固定する手順について説明する。
まず、図5に示されるように、2つの固定ベース30を、それぞれベース幅方向に間隔をあけて平行に並べて配置する。このとき、固定ベース30は、ベース長手方向が建物の外壁面22と直交するように配置する。
次に、固定ベース30の上側溝36に固定具40の拘束部42を収容し、2つの固定部44を設置面G上にそれぞれ配置する。ここで、固定具40は、2つの固定部44を設置面Gに当接させると拘束部42が固定ベース30の底部36Aに当接するようになっている。拘束部42と底部36Aを当接させた状態で、固定部44に形成された複数(4つ)の貫通孔48のうちのいずれか2つを使用して2本のアンカーボルト50で固定部44を設置面Gに締結固定する。
次に、図2及び図3に示されるように、2台の固定ベース30の上面30Aにそれぞれ跨るように室外機20を載置する。そして、固定ベース30のレール34に挿入された図示しないボルトによって、室外機20を固定ベース30に固定する。これにより、室外機20が固定ベース30、固定具40及びアンカーボルト50を介して設置面Gに固定される。
室外機20を設置面Gに固定した後は、図6及び図7に示されるように、建物の外壁面22に設けられた図示しない配管孔を通して室外機20と図示しない室内機とを接続する。室外機20と室内機との接続完了により、室外機20の設置作業が完了する。
次に、本実施形態の固定構造S1の作用及び効果について説明する。
固定構造S1では、固定具40の拘束部42が固定ベース30の上側溝36内に収容された状態で、固定部44がアンカーボルト50で設置面Gに固定されることで、拘束部42が固定ベース30の上側溝36の底部36Aに対応する部分を設置面Gに固定する。このため、固定構造S1では、例えば、固定ベース30の上面30Aを固定具で床スラブの設置面Gに固定する構造と比べて、固定具40が固定ベース30の上面30Aから突き出るのが抑制される。これにより、固定ベース30に室外機20を設置する際の作業性(すなわち、設備機器の設置作業性)が向上する。
また、固定構造S1では、アンカーボルト50を用いて固定部44を設置面Gに締結固定した状態で、拘束部42が上側溝36の底部36Aに当接している。これにより、固定ベース30の少なくとも上方への移動が拘束部42によって拘束される。さらに、固定構造S1では、拘束部42の幅W1を上側溝36の幅W0の90%~98%の範囲内に設定していることから、拘束部42を上側溝36内に収めやすく、且つ、拘束部42の板幅方向の端部42Aに上側溝36の溝壁36Bが当接することで固定ベース30のベース長手方向(固定具40の板幅方向)の移動が制限される。またさらに、固定構造S1では、固定具40の2つの連結部46が固定ベース30を挟んでベース幅方向の両側にそれぞれ配置されるため、連結部46に固定ベース30が当接することで、固定ベース30のベース幅方向(固定具40の板長手方向)の移動が制限される。
以上のように、本実施形態の固定構造S1では、設置面Gに締結固定された固定具40によって固定ベース30の上方、ベース長手方向及びベース幅方向の移動を効果的に制限することができる。
固定構造S1では、固定具40の2つの固定部44がアンカーボルト50によって設置面Gに締結固定されるため、例えば、固定具40の1つの固定部44がアンカーボルト50によって設置面Gに締結固定される構造と比べて、固定ベース30を設置面Gに強固に固定することができる。
また、固定構造S1では、固定具40を拘束部42と固定部44とを備える板状部材としていることから、例えば、固定具40を拘束部42と固定部44とを備えるブロック材で形成する構成と比べて、固定具40が固定ベース30の上面30Aから突き出るのを効果的に抑制できる。さらに、本実施形態では、金属製の板状部材を折り曲げて固定具40を形成していることから、固定具40の製造コストの上昇を抑えることができる。
固定構造S1では、固定具40の固定部44にアンカーボルト50用の貫通孔48が複数形成されている。言い換えると、固定部44には、1本のアンカーボルト50に対して複数(4つ)の貫通孔48が形成されている。このため、アンカーボルト50で固定具40を床スラブへ締結固定する際に、固定部44に形成された複数の貫通孔48のうち、床スラブ内の配筋を避けた位置にある貫通孔48を使用することで、室外機20の設置位置を変えずに、固定ベース30を床スラブの設置面Gに固定することができる。言い換えると、固定ベース30を設置面Gに位置決めした後、固定ベース30を移動させることなく、床スラブ内の配筋を避けた位置にある貫通孔48にドリルを通して、アンカーボルト50用の孔を形成することができる。さらに、固定構造S1では、固定部44の貫通孔48を長孔としていることから、床スラブ内の配筋を避けてアンカーボルト50を床スラブに固定しやすい。特に、本実施形態の固定構造S1では、貫通孔48である板長手方向に延びる長孔を固定部44に板幅方向に間隔をあけて複数設けているため、板幅方向及び板長手方向でアンカーボルト50の固定位置を調整することができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る設備機器のベース固定構造について説明する。なお、第1実施形態と同一の部材には、同一の符号を付し、重複する説明は省略又は簡略化する。
図8及び図9に示されるように、本実施形態のベース固定構造S2は、固定ベース30と、固定具60とを備えている。なお、本実施形態の固定ベース30は、第1実施形態と同一の部材のため、その説明を省略する。
(固定具)
図8~図10に示されるように、固定具60は、固定ベース30の上側溝36の底部36Aに対応する部分を床スラブの設置面Gに固定する部材である。この固定具60は、金属製の板状部材を折り曲げて形成されており、拘束部62と、固定部64と、連結部66とを有している。なお、図10では、固定具60の幅方向を矢印Wで示し、固定具60の長手方向を矢印Lで示している。一方、固定具60で固定ベース30を設置面Gに固定した状態では、固定具60の幅方向と固定ベース30の長手方向とが略一致し、固定具60の長手方向と固定ベース30の幅方向とが略一致するため、図8及び図9では、矢印W及び矢印Lを省略している。
また、以下では、固定具60の幅方向を適宜「板幅方向」と記載し、固定具60の長手方向を適宜「板長手方向」と記載している。
拘束部62は、図8に示されるように、上側溝36内に収容される部分である。この拘束部62は、平面視で矩形状とされており、板幅方向に沿った幅W1が上側溝36の溝幅方向に沿った幅W0よりも狭くされている。ここで、拘束部62の幅W1は、拘束部62の板幅方向の端部62A間を板幅方向に沿って計測した長さである。
なお、拘束部62の幅W1は、上側溝36の幅W0の90%~98%の範囲内に設定することが好ましいが、この範囲に限定されるものではない。
また、拘束部62の板長手方向に沿った長さL1が上側溝36の溝長手方向に沿った長さL0の半分よりも短くされている。ここで、拘束部62の長さL1は、拘束部62の板長手方向の端部間を下側から板長手方向に沿って計測した長さである。
なお、拘束部62の長さL1は、上側溝36の長さW0の20%~40%の範囲内に設定することが好ましいが、この範囲に限定されるものではない。
なお、本実施形態では、図9に示されるように、上側溝36内に収容された拘束部62の下面は、固定部64が設置面Gに締結固定された状態で底部36Aに当接している。この当接により、固定ベース30の上方への移動が拘束されている。
固定部64は、図9に示されるように、設置面Gにアンカーボルト50によって締結固定される部分である。固定部64は、拘束部62の板長手方向の片側にのみ形成されている。
また、固定部64には、第1実施形態の固定部44と同様に複数(4つ)の貫通孔48が形成されている。
連結部66は、図8及び図9に示されるように、第1実施形態の連結部46と同様に拘束部62と固定部64との間に配置されて拘束部62と固定部64とをつなぐ部分である。また、連結部66の高さH1は、固定ベース30の底部36Aに対応する部分の高さH0と同じ又は若干低くされている。
なお、連結部66の高さH1は、固定ベース30の底部36Aに対応する部分の高さH0の95%~100%の範囲内に設定することが好ましいが、この範囲に限定されるものではない。
本実施形態の固定具60は、前述したように板状部材を折り曲げて形成された部材であり、拘束部62と固定部64と連結部66とが一体とされている。なお、例えば、一枚の金属板をクランク形状に折り曲げて固定具60を形成してもよい。この場合には、クランク形状の段差部が連結部66にあたり、クランク形状の段差部を挟んで両側の部分がそれぞれ拘束部62及び固定部64にあたる。
また、本実施形態の固定具60は、板長手方向の一端から他端にかけて板幅方向の幅が略一定とされている。すなわち、拘束部62、固定部64及び連結部66はいずれも同じ幅とされている。なお、本発明はこの構成に限定されない。例えば、拘束部62に対して固定部64及び連結部66のうち少なくとも一方の幅が異なっていてもよい。
本実施形態の固定構造S2では、2つの固定ベース30がそれぞれ2つの固定具60によって設置面Gに固定されている。具体的には、一方の固定具60の拘束部62が固定ベース30の上側溝36に収容されると共に拘束部62の下面が上側溝36の底部36Aに当接した状態で一つの固定部64が2本のアンカーボルト50によって床スラブの設置面Gに締結固定されている。また、他方の固定具60の拘束部62が固定ベース30の上側溝36に収容されると共に拘束部62の下面が上側溝36の底部36Aに当接した状態で一つの固定部64が2本のアンカーボルト50によって床スラブの設置面Gに締結固定されている。これにより、室外機20が固定された2つの固定ベース30が、それぞれ2つの固定具60によって設置面Gに固定されている。
次に、本実施形態の固定構造S2の作用及び効果について説明する。
なお、第1実施形態の固定構造S1で得られる作用効果については、その説明を省略する。
本実施形態の固定構造S2では、1つの固定ベース30を2つの固定具60を用いて設置面Gに固定している。ここで、固定具60の拘束部62の長さL1が上側溝36の長さL0の半分よりも短いため、2つの固定具60の重量が、第1実施形態の固定具40よりも軽くなる。これにより、固定具60の運搬時及び設置作業時の作業負荷が軽減される。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態に係る設備機器のベース固定構造について説明する。なお、第1実施形態と同一の部材には、同一の符号を付し、重複する説明は省略又は簡略化する。
図11に示されるように、本実施形態のベース固定構造S3は、固定ベース30と、固定具70とを備えている。なお、本実施形態の固定ベース30は、第1実施形態と同一の部材のため、その説明を省略する。
(固定具)
図11に示されるように、固定具70は、固定ベース30の上側溝36の底部36Aに対応する部分を床スラブの設置面Gに固定する部材である。この固定具70は、金属製の板状部材を折り曲げて形成されており、拘束部72と、固定部74と、連結部76とを有している。以下では、固定具70の幅方向を適宜「板幅方向」と記載し、固定具70の長手方向を適宜「板長手方向」と記載する。なお、固定具70で固定ベース30を設置面Gに固定した状態では、固定具70の板幅方向と固定ベース30のベース長手方向とが略一致し、固定具70の板長手方向と固定ベース30のベース幅方向とが略一致する。
拘束部72は、図11に示されるように、上側溝36内に収容される部分である。この拘束部72は、平面視で矩形状とされており、板幅方向に沿った幅W1が上側溝36の幅W0の半分よりも狭くされている。ここで、拘束部72の幅W1は、拘束部72の板幅方向の端部72A間を板幅方向に沿って計測した長さである。
また、拘束部72の幅W1は、上側溝36の幅W0の10%~20%の範囲内に設定することが好ましいが、この範囲に限定されるものではない。
また、拘束部72の板長手方向に沿った長さL1が上側溝36の長さL0よりも長くされている。ここで、拘束部72の長さL1は、拘束部72の板長手方向の端部間を下側から板長手方向に沿って計測した長さである。
なお、拘束部72の長さL1は、上側溝36の長さL0の101~110%の範囲内に設定することが好ましいが、この範囲に限定されるものではない。
なお、本実施形態では、図11に示されるように、上側溝36内に収容された拘束部72の下面は、固定部74が設置面Gに締結固定された状態で底部36Aに当接している。この当接により、固定ベース30の上方への移動が拘束されている。
固定部74は、図11に示されるように、アンカーボルト50によって設置面Gに締結固定される部分である。固定部74は、拘束部72を挟んで板長手方向の両側にそれぞれ形成されている。なお、2つの固定部74は、拘束部72を上側溝36に収めた状態では、固定ベース30を挟んで側面30C及び側面30D側にそれぞれ配置される。
また、固定部74には、アンカーボルト50用であり、板厚方向に貫通する貫通孔78が一つ形成されている。この貫通孔78は、図11に示されるように、板長手方向に沿って延びる長孔(すなわち、板長手方向が長手方向とされた長孔)である。
なお、本実施形態の貫通孔は、上記構成に限定されず、板長手方向に対して斜めに延びる長孔であってもよいし、丸孔であってもよい。なお、丸孔の場合には、固定部74に板長手方向に間隔をあけて複数形成することが好ましい。
連結部76は、図11に示されるように、第1実施形態の連結部46と同様に拘束部72と固定部74との間に配置されて拘束部72と固定部74とをつなぐ部分である。また、連結部76の高さH1は、固定ベース30の底部36Aに対応する部分の高さH0と同じ又は若干低くされている。
なお、連結部76の高さH1は、固定ベース30の底部36Aに対応する部分の高さH0の95%~100%の範囲内に設定することが好ましいが、この範囲に限定されるものではない。
本実施形態の固定具70は、第1実施形態の固定具40と同様に、板状部材を折り曲げて形成された部材であり、拘束部72と固定部74と連結部76とが一体とされている。また、固定具70は、板長手方向の一端から他端にかけて板幅方向の幅が略一定とされている。すなわち、拘束部72、固定部74及び連結部76はいずれも同じ幅とされている。なお、本発明はこの構成に限定されない。例えば、拘束部72に対して固定部74及び連結部76のうち少なくとも一方の幅が異なっていてもよい。
また、本実施形態の固定構造S3では、図11に示されるように、2つの固定ベース30がそれぞれ2つの固定具70によって設置面Gに固定されている。具体的には、2つの固定具70がベース長手方向に離間した状態で、上側溝36に各々の拘束部72が収容されると共に各々の拘束部72の下面が上側溝36の底部36Aに当接した状態でそれぞれの固定具70の2つの固定部74がアンカーボルト50によって設置面G上に締結固定されている。これにより、室外機20が固定された2つの固定ベース30が、それぞれ2つの固定具70によって設置面Gに固定されている。
次に、本実施形態の固定構造S3の作用及び効果について説明する。
なお、第1実施形態の固定構造S1で得られる作用効果については、その説明を省略する。
本実施形態の固定構造S3では、一つの固定ベース30を2つの固定具70を用いて設置面Gに固定している。ここで、固定具70の拘束部72の幅L1が上側溝36の幅L0の半分よりも狭いため、2つの固定具70の重量が、第1実施形態の固定具40よりも軽くなる。これにより、固定具70の運搬時及び設置作業時の作業負荷が軽減される。さらに、固定構造S3では、一つの固定ベース30を2つの固定具70を用いて設置面Gに固定するため、2つの固定具70の固定ベース30に対するベース長手方向の配置位置を変えることで、固定ベース30に対して固定部74の貫通孔78の位置を変えられるため、アンカーボルト50の固定位置調整用の貫通孔78の数量を減らすことができる。
(その他実施形態)
第1実施形態の固定構造S1では、固定具40の拘束部42を固定ベース30の上側溝36の底部36Aに当接させているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、図12に示される設備機器のベース固定構造S4(以下、適宜「固定構造S4」と記載する。)のように、固定具80の拘束部82と固定ベース30の上側溝36の底部36Aとの間に板状のゴム弾性体88を配置してもよい。なお、固定具80は、拘束部82と、固定部84と、連結部86とを有しており、連結部86の高さH1の構成を除き、第1実施形態の固定具40と同様の構成である。図12に示されるように、固定具80の拘束部82と固定ベース30の上側溝36の底部36Aとの間にゴム弾性体88が配置されるため、ゴム弾性体88の厚み分だけ連結部86の高さH1が第1実施形態の固定具40の連結部46の高さH1よりも高くなっている。上記固定構造S4では、拘束部82と上側溝36の底部36Aとの間にゴム弾性体88を配置するため、ゴム弾性体88が拘束部82と底部36Aとによって挟まれる。このためゴム弾性体88の摩擦力によって、固定具40に対する固定ベース30の床スラブ面上の移動(ずれ)が抑制される。
また、例えば、製造誤差等により、固定ベース30の底部36Aに対応する部分の高さH0が固定具の連結部の高さH1よりも低い場合でも、固定ベース30の底部36A上にゴム弾性体を配置することで、固定具の拘束部を載置する載置面の高さ調整ができる。なお、拘束部82と上側溝36の底部36Aとの間にゴム弾性体88を配置する構成については、第2実施形態の固定構造S2及び第3実施形態の固定構造S3にそれぞれ適用してもよい。
第1実施形態の固定構造S1では、金属製の板状部材を折り曲げて固定具40を形成しているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、折り曲げられていない平板状の金属板を固定具とし、この金属板の板長手方向の中間部を固定ベース30の上側溝36に収容される拘束部、この拘束部の両側部分をアンカーボルトによって床スラブに固定される固定部としてもよい。なお、固定具として折り曲げられていない平板状の金属板を用いる構成については、第3実施形態の固定構造S3及び前述の実施形態の固定構造S4にそれぞれ適用してもよい。
第1実施形態の固定構造S1では、アンカーボルト50で固定具40を設置面Gに固定することで、固定具40を介して固定ベース30を設置面Gに固定しているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、固定ベース30の上側溝36の底部36Aにベース厚み方向に関する貫通孔を複数形成し、この貫通孔を使用してアンカーボルト50で直接固定ベース30を設置面Gに固定してもよい。この場合には、アンカーボルト50が本発明の固定具の一例となる。
また、第1実施形態の固定構造S1では、2つの固定ベース30を平行に並べて配置したが、本発明はこの構成に限定されない。3つ以上の固定ベースを平行に並べて配置してもよいし、固定ベース30同士を連結部材などで連結してもよい。なお、これらの構成については、第2実施形態の固定構造S2、第3実施形態の固定構造S3及び前述の実施形態の固定構造S4にそれぞれ適用してもよい。
また、第1実施形態の固定構造S1では、設備機器の一例として室外機20を用いたが、本発明はこの構成に限定されない。設備機器の一例として、自動販売機、給湯器、燃料電池、高圧ガス貯槽タンク及び発電機等を用いてもよい。なお、これらの構成については、第2実施形態の固定構造S2、第3実施形態の固定構造S3及び前述の実施形態の固定構造S4にそれぞれ適用してもよい。
さらに、第1実施形態の固定構造S1では、固定ベース30をコンクリート製のブロック材としているが、本発明はこの構成に限定されない。固定ベース30をコンクリート以外、例えば、モルタル、煉瓦、木、金属及び石等で形成してもよい。なお、これらの構成については、第2実施形態の固定構造S2、第3実施形態の固定構造S3及び前述の実施形態の固定構造S4にそれぞれ適用してもよい。
またさらに、第1実施形態の固定構造S1では、固定具40を、金属板を折り曲げて形成しているが、本発明はこの構成に限定されない。固定具40を、例えば、鋳物としてもよいし、樹脂成形品としてもよい。なお、これらの構成については、第2実施形態の固定構造S2、第3実施形態の固定構造S3及び前述の実施形態の固定構造S4にそれぞれ適用してもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
20 室外機(設備機器)
30 固定ベース
30A 上面
30C 側面(壁面)
30D 側面(壁面)
36 上側溝(溝)
36A 底部
40 固定具
42 拘束部
44 固定部
46 連結部
48 貫通孔
50 アンカーボルト
60 固定具
62 拘束部
64 固定部
66 連結部
70 固定具
72 拘束部
74 固定部
76 連結部
78 貫通孔
80 固定具
82 拘束部
84 固定部
86 連結部
88 ゴム弾性体
S1 固定構造(設備機器のベース固定構造)
S2 固定構造(設備機器のベース固定構造)
S3 固定構造(設備機器のベース固定構造)
S4 固定構造(設備機器のベース固定構造)

Claims (6)

  1. 床スラブ上に配置されると共に上面に設備機器が載置され、対向する両壁面にそれぞれ開口する溝が前記上面に形成された角柱状の固定ベースと、
    前記固定ベースの前記溝の底部に対応する部分を前記床スラブに固定する固定具と、
    を備え
    前記固定具は、板状部材であり、前記床スラブにアンカーボルトで締結固定される固定部と、前記溝内に収容されて前記固定ベースの少なくとも上方への移動を拘束する拘束部とが一体に形成されており、
    前記固定部は、前記拘束部を挟んで板長手方向の両側にそれぞれ形成されており、
    両側の前記固定部は、前記固定ベースを挟んで両壁面側にそれぞれ配置されており、
    前記拘束部と前記固定部との間には、前記拘束部から前記床スラブ側へ延びて前記拘束部と前記固定部とをつなぐ連結部が形成されている、設備機器のベース固定構造。
  2. 床スラブ上に配置されると共に上面に設備機器が載置され、対向する両壁面にそれぞれ開口する溝が前記上面に形成された角柱状の固定ベースと、
    前記固定ベースの前記溝の底部に対応する部分を前記床スラブに固定する固定具と、
    を備え
    前記固定具は、板状部材であり、前記床スラブにアンカーボルトで締結固定される固定部と、前記溝内に収容されて前記固定ベースの少なくとも上方への移動を拘束する拘束部とが一体に形成されており、
    前記固定部には、アンカーボルト用であって平面視で第一方向に延びる長孔である貫通孔が該第一方向と直交する第二方向に間隔をあけて複数設けられている、設備機器のベース固定構造。
  3. 前記固定部は、前記固定ベースを挟んで両壁面側にそれぞれ配置されており、
    前記拘束部と前記固定部との間には、前記拘束部から前記床スラブ側へ延びて前記拘束部と前記固定部とをつなぐ連結部が形成されている、請求項2に記載の設備機器のベース固定構造。
  4. 前記固定部には、アンカーボルト用の貫通孔が複数形成されている、請求項に記載の設備機器のベース固定構造。
  5. 前記貫通孔が長孔である、請求項4に記載の設備機器のベース固定構造。
  6. 前記拘束部と前記溝の底部との間にゴム弾性体が配置されている、請求項~5のいずれか1項に記載の設備機器のベース固定構造。
JP2019090929A 2019-05-13 2019-05-13 設備機器のベース固定構造 Active JP7181152B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019090929A JP7181152B2 (ja) 2019-05-13 2019-05-13 設備機器のベース固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019090929A JP7181152B2 (ja) 2019-05-13 2019-05-13 設備機器のベース固定構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020186559A JP2020186559A (ja) 2020-11-19
JP7181152B2 true JP7181152B2 (ja) 2022-11-30

Family

ID=73222724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019090929A Active JP7181152B2 (ja) 2019-05-13 2019-05-13 設備機器のベース固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7181152B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3136321U (ja) 2007-07-06 2007-10-25 昌秀 福山 消火器具格納箱の据え付け用台座
JP2014141842A (ja) 2013-01-25 2014-08-07 Saicon Industry Co Ltd 太陽電池パネル設置構造体及びその形成方法
JP6506436B1 (ja) 2018-03-28 2019-04-24 東京瓦斯株式会社 設備機器の設置構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU556376B2 (en) * 1983-04-29 1986-10-30 Samcoe Holding Corp. Drying tubular knit fabrics
JPH0218519U (ja) * 1988-07-18 1990-02-07

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3136321U (ja) 2007-07-06 2007-10-25 昌秀 福山 消火器具格納箱の据え付け用台座
JP2014141842A (ja) 2013-01-25 2014-08-07 Saicon Industry Co Ltd 太陽電池パネル設置構造体及びその形成方法
JP6506436B1 (ja) 2018-03-28 2019-04-24 東京瓦斯株式会社 設備機器の設置構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020186559A (ja) 2020-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8511032B2 (en) Building structure having studs vertically movable with respect to a floor structure
US6185897B1 (en) Flange connector
KR100704779B1 (ko) 리브홈 형강 및 그의 연결부재
KR101213439B1 (ko) 유로폼 고정용 클램프 및 이를 이용한 보 거푸집의 일체적 지지구조
JP5657992B2 (ja) デッキプレートの面内せん断補強構造及び屋根構造並びせん断補強金物
KR101982195B1 (ko) 일체화 시공이 가능한 분리형 제진대 및 이의 시공방법
TW201307643A (zh) 外牆板的橫移防止配件以及使用此配件的外牆施工構造
KR101594974B1 (ko) 복합보
JP7181152B2 (ja) 設備機器のベース固定構造
KR20110041046A (ko) 단차보강재를 갖는 데크플레이트.
JP6587183B2 (ja) 柱脚金具、およびこれに用いられるカバー
JP7156836B2 (ja) ランナー固定部品
KR20220029925A (ko) 트러스거더 모듈형 벽체 데크플레이트
KR20200141926A (ko) 데크 체결용 클립
KR101247837B1 (ko) 철근 배근이 용이한 건설공사용 거푸집
KR20230171515A (ko) 건식 벽체용 면진 장치
JP7235192B2 (ja) 天井面材の支持構造及びユニット建物
KR20160091223A (ko) 철근 일체형 데크 플레이트
KR20070043641A (ko) 각도조절 가능한 거푸집
JP2009068307A (ja) 基礎石に立設した柱の補強装置
KR101063630B1 (ko) 천장패널과 프레임 부재를 이용한 천장 마감장치 및 설치방법
JP6975486B1 (ja) 型枠支持具及び型枠セット
JP7017997B2 (ja) 煙突支持構造
JP4354390B2 (ja) 木質系住宅用の制振装置
KR102555884B1 (ko) 글라스울을 이용하여 내화성능이 향상된 슬래브 구조체

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7181152

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150