JP7156836B2 - ランナー固定部品 - Google Patents
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Description
また、本発明の他の目的は、ランナーを正規の配置位置に精度よく配置することである。
また、本発明のランナー固定部品では、保持部よりも下方に位置する固定部にランナーが固定されており、保持部及び固定部が連結部によって連結されている。つまり、梁に固定される保持部と、ランナーが固定される固定部と、の間には空間が形成されている。そして、この空間内に、梁の周囲を囲む耐火材のうち、フランジの下方に回り込む部分が入り込み、フランジの下面に沿って通される。これにより、ランナー固定部品が梁に固定された状態のまま、梁の下方に耐火材を適切に配置することが可能となる。
また、前記課題は、本発明のランナー固定部品によれば、建物の仕切壁を構成するために用いられるランナーを、前記建物の梁に対して固定するためのランナー固定部品であって、前記梁の下端部に設けられたフランジの側方から該フランジの側端部と係合することで前記フランジに保持される保持部と、前記保持部よりも下方に位置し、前記ランナーが固定される固定部と、前記梁の周囲を囲む耐火材のうち、前記フランジの下方に回り込む部分を前記フランジの下面に沿って通すための空間が、前記保持部及び前記固定部の双方の間に形成されるように当該双方を連結する連結部と、を備え、前記保持部、前記連結部及び前記固定部に、前記空間を囲むように形成された補強リブが形成されていることにより解決される。
上記の構成では、固定部にランナーがネジ留めされることになる。かかる構成であれば、ランナー固定部品に対するランナーの位置(相対位置)を調整しながらランナーを固定することが可能となる。これにより、ランナー固定部品や梁の寸法に誤差が生じたり、これらの部材の配置位置がずれたりしたとしても、ランナーを本来の設置位置に精度よく配置することが可能となる。
上記の構成では、固定部に複数(例えば、二つ)のランナーが隙間を空けて並んだ状態で固定されている。これにより、遮音性能を確保する上で必要な隙間を確保しつつ、各ランナーを固定部に固定することが可能となる。
上記の構成では、矩形状の連結部の上端から保持部の底壁が張り出しており、連結部の下端から固定部が保持部の底壁が張り出している向きと同じ向きに張り出している。つまり、保持部と固定部との間に形成された空間において、連結部が位置する側とは反対側の端と、連結部の側端と同じ側に位置する端と、が開口となっている。これにより、保持部と固定部との間の空間内に耐火材を配置する際には、上記の開口を通じて簡単に配置することが可能となる。
上記の構成では、保持部の底壁、連結部及び固定部が一つの金属板によって構成されていて一体化しているのでランナー固定部品が簡素な構造となり、より取り扱い易くなる。
上記の構成では、保持部の両側壁の各々がフランジの側端部に係合することで、保持部が側壁の間にフランジを挟み込むようになり、これにより、保持部がフランジに保持されるようになる。このような構成であれば、ランナー固定部品をワンタッチで簡単に梁のフランジに固定することが可能となる。
上記の構成では、保持部がフランジに保持されている間、バネ部の付勢力によってフランジが下側から付勢される。このような構成であれば、フランジの厚みに誤差が生じたとしても、その誤差を吸収して保持部をフランジに良好に保持させることが可能となる。
上記の構成では、保持部と固定部との間の空間内に、耐火材としての巻き付け耐火被覆材が配置される。巻き付け耐火被覆材であれば、その形状を比較的自由に変えることができるため、上記空間内に耐火材を配置することが一段と簡単になる。
上記の構成では、複数のランナーを固定部に固定する際、ガイド部を挟んで互いに反対の位置にランナーを固定することで、遮音性能を確保する上で必要な隙間を容易に確保することが可能となる。
上記の構成では、保持部、連結部及び固定部に、耐火被覆材が配置される空間を囲むようにして補強リブが形成されており、ランナー固定部品の高さ方向及び前後方向における強度が高くなっている。したがって、複数のランナーを固定部に固定する際に、保持部、連結部及び固定部が湾曲して変形してしまうことを抑制することができる。また、作業者が、耐火被覆材を空間に押し込むようにして配置する際に、保持部、連結部及び固定部が湾曲して変形してしまうことを抑制することができる。
また、本発明のランナー固定部品によれば、ランナー固定部品に対するランナーの位置(相対位置)を調整しながらランナーを固定することができる。このため、ランナー固定部品や梁の寸法に誤差が生じたり、これらの部材の配置位置がずれたりしたとしても、ランナーを本来の設置位置に精度よく配置することが可能となる。
なお、下地金物10は、梁3の延出方向に沿って一定間隔毎に複数配置され、それぞれの下地金物10が梁3に取り付けられる。
なお、本実施形態では、図4に示すように、下地金物10の前後方向において互いに離れた複数の箇所(具体的には、前後二箇所)に板ばね部19が設けられている。
また、図6に示すように、補助治具100の長手方向一端部には、スリット101が形成されている。スリット101は、補助治具100の短手方向一端から他端に向かって直線状に延びており、その延出方向長さは、固定部12の前後方向長さと略等しくなっている。また、補助治具100の長手方向において、スリット101の形成位置から、スリット101から離れている方の補助治具100の端位置までの距離(図6中、記号dにて示す距離)は、下地金物10における固定部12と保持部11の底壁14との間隔と略等しくなっている。
さらに、補助治具100の厚みは、固定部12に横並び状態で固定される二つのランナー4の間の隙間の設計値(すなわち、遮音上必要となる隙間)と略等しくなっている。
なお、図7は、補助治具100が装着された下地金物10を示す斜視図である。
以上までに本発明のランナー固定部品に関して、その構成及び利用方法についての一実施形態を例に挙げて説明してきたが、上述の実施形態は、あくまでも一例に過ぎず、他の例も考えられる。例えば、上記の実施形態では、下地金物10の固定部12にランナー4をビスネジBによって固定することとしたが、これに限定されるものではなく、他の方法によって固定してもよい。具体例を挙げると、固定部12の下面に突出形成された係合爪が、ランナー4の上端面に形成された係合孔に嵌め込むことでランナー4を固定部12に固定してもよい。このような構成であれば、固定部12にランナー4をワンタッチで固定することが可能となる。一方で、上記の実施形態のようにランナー4をビスネジBによって固定部12に固定する方が、下地金物10に対するランナー4の位置(相対位置)を調整することができる点で好適である。
図8乃至図10に示すように、下地金物10Xは、耐火被覆材5が配置される空間Vを形成する、固定部12、連結部13及び保持部11の底壁14を補強する補強リブが形成されている。
また、図8乃至図10に示すように、下地金物10Xは、二つのランナー4を固定部12に固定する際にガイドとして機能するガイド部12cを備えている。
2 スタッド
3 梁
3a フランジ
3b ウェブ
4 ランナー
5 耐火被覆材(耐火材、巻き付け耐火被覆材)
10,10X 下地金物(ランナー固定部品)
11 保持部
12 固定部
12a 補強リブ
12b 切欠き
12c ガイド部
13 連結部
13a 補強リブ
14 底壁
14a 補強リブ
15 係合部
16 締結部
17 立壁部(側壁)
18 屈曲部(側壁)
19 板ばね部(バネ部)
100 補助治具
101 スリット
B ビスネジ
P 面材ボード
R 締結リベット
V 空間
Claims (11)
- 建物の仕切壁を構成するために用いられるランナーを、前記建物の梁に対して固定するためのランナー固定部品であって、
前記梁の下端部に設けられたフランジの側方から該フランジの側端部と係合することで前記フランジに保持される保持部と、
前記保持部よりも下方に位置し、前記ランナーが固定される固定部と、
前記梁の周囲を囲む耐火材のうち、前記フランジの下方に回り込む部分を前記フランジの下面に沿って通すための空間が、前記保持部及び前記固定部の双方の間に形成されるように当該双方を連結する連結部と、を備え、
前記保持部は、底壁を有し、
前記連結部は、矩形形状をなしており、
前記底壁は、前記連結部の上端から前記連結部と直交するように張り出しており、
前記固定部は、前記連結部の下端から前記底壁が張り出している向きと同じ向きに張り出していることを特徴とするランナー固定部品。 - 建物の仕切壁を構成するために用いられるランナーを、前記建物の梁に対して固定するためのランナー固定部品であって、
前記梁の下端部に設けられたフランジの側方から該フランジの側端部と係合することで前記フランジに保持される保持部と、
前記保持部よりも下方に位置し、前記ランナーが固定される固定部と、
前記梁の周囲を囲む耐火材のうち、前記フランジの下方に回り込む部分を前記フランジの下面に沿って通すための空間が、前記保持部及び前記固定部の双方の間に形成されるように当該双方を連結する連結部と、を備え、
前記保持部、前記連結部及び前記固定部に、前記空間を囲むように形成された補強リブが形成されていることを特徴とするランナー固定部品。 - 前記固定部は、薄板状の金属部材によって構成され、
前記固定部には前記ランナーの上端部がネジにて固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載のランナー固定部品。 - 前記固定部には複数の前記ランナーが前記ランナー間に隙間を空けて並んだ状態で固定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のランナー固定部品。
- 前記保持部は、底壁を有し、
前記連結部は、矩形形状をなしており、
前記底壁は、前記連結部の上端から前記連結部と直交するように張り出しており、
前記固定部は、前記連結部の下端から前記底壁が張り出している向きと同じ向きに張り出していることを特徴とする請求項2に記載のランナー固定部品。 - 前記底壁、前記連結部及び前記固定部は、一つの金属板によって構成されており、一体化していることを特徴とする請求項1又は5に記載のランナー固定部品。
- 前記保持部の両側端部の各々には側壁が設けられており、
該側壁は、前記フランジの前記側端部に引っ掛かるように折れ曲がっており、
前記保持部は、前記側壁の間に前記フランジを挟み込むことで前記フランジに保持されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のランナー固定部品。 - 前記保持部は、前記側壁の間にバネ部を有しており、
前記保持部が前記フランジに保持されている間、前記バネ部が前記フランジの下面に当接して前記フランジを下側から付勢することを特徴とする請求項7に記載のランナー固定部品。 - 前記空間内には、前記梁の周囲に巻き付けられる前記耐火材としての巻き付け耐火被覆材のうち、前記フランジの下方に回り込む部分が配置されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のランナー固定部品。
- 前記固定部は、複数の前記ランナーを固定する際に、隣接する前記ランナーの間に隙間を確保するためのガイド部を備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のランナー固定部品。
- 前記保持部、前記連結部及び前記固定部に、前記空間を囲むように形成された補強リブが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のランナー固定部品。
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