JP7156836B2 - ランナー固定部品 - Google Patents

ランナー固定部品 Download PDF

Info

Publication number
JP7156836B2
JP7156836B2 JP2018123551A JP2018123551A JP7156836B2 JP 7156836 B2 JP7156836 B2 JP 7156836B2 JP 2018123551 A JP2018123551 A JP 2018123551A JP 2018123551 A JP2018123551 A JP 2018123551A JP 7156836 B2 JP7156836 B2 JP 7156836B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
runner
flange
holding
connecting portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018123551A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019065688A (ja
Inventor
歩 牛山
洋輔 小濱
匡史 齋藤
和也 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa House Industry Co Ltd filed Critical Daiwa House Industry Co Ltd
Publication of JP2019065688A publication Critical patent/JP2019065688A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7156836B2 publication Critical patent/JP7156836B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

本発明は、ランナー固定部品に係り、特に、建物の仕切壁を構成するために用いられるランナーを、建物の梁に対して固定するためのランナー固定部品に関する。
集合住宅や長屋等の建物において住戸間を仕切るための仕切壁(界壁)を設ける場合、通常、仕切壁の構成部品であるランナーを梁の建物に対して固定する。また、ランナーを梁に対して固定する場合には、一般的に、下地金物のようなランナー固定部品を梁に取り付けてランナー固定部品を介して固定する。
また、仕切壁が設けられた建物において耐火性能を確保するために、梁周りに耐火材を配置することがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、梁の下側フランジに吊りボルトを締結し、吊りボルトの下端部に支持部材を取り付け、支持部材にランナーが支持固定されている。また、梁の下側フランジの下方には耐火材が配置されている。さらに、吊りボルトは、梁の下側フランジの下方に配置された耐火材よりも下方に突出しており、その突出部分において耐火材から離れた部分に支持部材が固定されている。
特開2017-25644号公報
建物内に仕切壁を設ける作業において梁の下側フランジにランナー固定部品を取り付ける際には、より簡単にランナー固定部品を取り付けることが求められる。また、仕切壁を設ける作業において梁周りに耐火材を配置する際には、ランナー固定部品が耐火材配置作業の妨げとならないようにする必要がある。
さらに、ランナー固定部品にランナーを取り付けた時点でランナー固定部品に対するランナーの位置(相対位置)が決められてしまうと、例えば、ランナー固定部品や梁の寸法に誤差が生じた場合に、ランナーが本来の設置位置に配置されなくなる虞がある。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、梁に容易に取り付けられ、かつ、梁の下方に耐火材を適切に配置することが可能なランナー固定部品を提供することである。
また、本発明の他の目的は、ランナーを正規の配置位置に精度よく配置することである。
前記課題は、本発明のランナー固定部品によれば、建物の仕切壁を構成するために用いられるランナーを、前記建物の梁に対して固定するためのランナー固定部品であって、前記梁の下端部に設けられたフランジの側方から該フランジの側端部と係合することで前記フランジに保持される保持部と、前記保持部よりも下方に位置し、前記ランナーが固定される固定部と、前記梁の周囲を囲む耐火材のうち、前記フランジの下方に回り込む部分を前記フランジの下面に沿って通すための空間が、前記保持部及び前記固定部の双方の間に形成されるように当該双方を連結する連結部と、を備え、前記保持部は、底壁を有し、前記連結部は、矩形形状をなしており、前記底壁は、前記連結部の上端から前記連結部と直交するように張り出しており、前記固定部は、前記連結部の下端から前記底壁が張り出している向きと同じ向きに張り出していることにより解決される。
上記のように構成された本発明のランナー固定部品は、梁の下端部に設けられたフランジの側方から該フランジの側端部と係合することでフランジに保持される保持部を有する。この保持部により、本発明のランナー固定部品は、簡単に梁に固定される。
また、本発明のランナー固定部品では、保持部よりも下方に位置する固定部にランナーが固定されており、保持部及び固定部が連結部によって連結されている。つまり、梁に固定される保持部と、ランナーが固定される固定部と、の間には空間が形成されている。そして、この空間内に、梁の周囲を囲む耐火材のうち、フランジの下方に回り込む部分が入り込み、フランジの下面に沿って通される。これにより、ランナー固定部品が梁に固定された状態のまま、梁の下方に耐火材を適切に配置することが可能となる。
また、前記課題は、本発明のランナー固定部品によれば、建物の仕切壁を構成するために用いられるランナーを、前記建物の梁に対して固定するためのランナー固定部品であって、前記梁の下端部に設けられたフランジの側方から該フランジの側端部と係合することで前記フランジに保持される保持部と、前記保持部よりも下方に位置し、前記ランナーが固定される固定部と、前記梁の周囲を囲む耐火材のうち、前記フランジの下方に回り込む部分を前記フランジの下面に沿って通すための空間が、前記保持部及び前記固定部の双方の間に形成されるように当該双方を連結する連結部と、を備え、前記保持部、前記連結部及び前記固定部に、前記空間を囲むように形成された補強リブが形成されていることにより解決される。
また、上記のランナー固定部品に関して好適な構成を述べると、前記固定部は、薄板状の金属部材によって構成され、前記固定部には前記ランナーの上端部がネジにて固定されるとよい。
上記の構成では、固定部にランナーがネジ留めされることになる。かかる構成であれば、ランナー固定部品に対するランナーの位置(相対位置)を調整しながらランナーを固定することが可能となる。これにより、ランナー固定部品や梁の寸法に誤差が生じたり、これらの部材の配置位置がずれたりしたとしても、ランナーを本来の設置位置に精度よく配置することが可能となる。
また、上記のランナー固定部品に関してより好適な構成を述べると、前記固定部には複数の前記ランナーが前記ランナー間に隙間を空けて並んだ状態で固定されているとよい。
上記の構成では、固定部に複数(例えば、二つ)のランナーが隙間を空けて並んだ状態で固定されている。これにより、遮音性能を確保する上で必要な隙間を確保しつつ、各ランナーを固定部に固定することが可能となる。
また、上記のランナー固定部品に関してさらに好適な構成を述べると、前記保持部は、底壁を有し、前記連結部は、矩形形状をなしており、前記底壁は、前記連結部の上端から前記連結部と直交するように張り出しており、前記固定部は、前記連結部の下端から前記底壁が張り出している向きと同じ向きに張り出しているとよい。
上記の構成では、矩形状の連結部の上端から保持部の底壁が張り出しており、連結部の下端から固定部が保持部の底壁が張り出している向きと同じ向きに張り出している。つまり、保持部と固定部との間に形成された空間において、連結部が位置する側とは反対側の端と、連結部の側端と同じ側に位置する端と、が開口となっている。これにより、保持部と固定部との間の空間内に耐火材を配置する際には、上記の開口を通じて簡単に配置することが可能となる。
また、上記のランナー固定部品に関してより一層好適な構成を述べると、前記底壁、前記連結部及び前記固定部は、一つの金属板によって構成されており、一体化しているとよい。
上記の構成では、保持部の底壁、連結部及び固定部が一つの金属板によって構成されていて一体化しているのでランナー固定部品が簡素な構造となり、より取り扱い易くなる。
また、上記のランナー固定部品に関して一段と好適な構成を述べると、前記保持部の両側端部の各々には側壁が設けられており、該側壁は、前記フランジの前記側端部に引っ掛かるように折れ曲がっており、前記保持部は、前記側壁の間に前記フランジを挟み込むことで前記フランジに保持されるとよい。
上記の構成では、保持部の両側壁の各々がフランジの側端部に係合することで、保持部が側壁の間にフランジを挟み込むようになり、これにより、保持部がフランジに保持されるようになる。このような構成であれば、ランナー固定部品をワンタッチで簡単に梁のフランジに固定することが可能となる。
また、上記のランナー固定部品に関して尚一層好適な構成を述べると、前記保持部は、前記側壁の間にバネ部を有しており、前記保持部が前記フランジに保持されている間、前記バネ部が前記フランジの下面に当接して前記フランジを下側から付勢するとよい。
上記の構成では、保持部がフランジに保持されている間、バネ部の付勢力によってフランジが下側から付勢される。このような構成であれば、フランジの厚みに誤差が生じたとしても、その誤差を吸収して保持部をフランジに良好に保持させることが可能となる。
また、上記のランナー固定部品に関して益々好適な構成を述べると、前記空間内には、前記梁の周囲に巻き付けられる前記耐火材としての巻き付け耐火被覆材のうち、前記フランジの下方に回り込む部分が配置されるとよい。
上記の構成では、保持部と固定部との間の空間内に、耐火材としての巻き付け耐火被覆材が配置される。巻き付け耐火被覆材であれば、その形状を比較的自由に変えることができるため、上記空間内に耐火材を配置することが一段と簡単になる。
また、上記のランナー固定部品に関して好適な構成を述べると、前記固定部は、複数の前記ランナーを固定する際に、隣接する前記ランナーの間に隙間を確保するためのガイド部を備えるとよい。
上記の構成では、複数のランナーを固定部に固定する際、ガイド部を挟んで互いに反対の位置にランナーを固定することで、遮音性能を確保する上で必要な隙間を容易に確保することが可能となる。
また、上記のランナー固定部品に関して好適な構成を述べると、前記保持部、前記連結部及び前記固定部に、前記空間を囲むように形成された補強リブが形成されているとよい。
上記の構成では、保持部、連結部及び固定部に、耐火被覆材が配置される空間を囲むようにして補強リブが形成されており、ランナー固定部品の高さ方向及び前後方向における強度が高くなっている。したがって、複数のランナーを固定部に固定する際に、保持部、連結部及び固定部が湾曲して変形してしまうことを抑制することができる。また、作業者が、耐火被覆材を空間に押し込むようにして配置する際に、保持部、連結部及び固定部が湾曲して変形してしまうことを抑制することができる。
本発明のランナー固定部品によれば、梁に容易に固定でき、かつ、梁の下方に耐火材を適切に配置することが可能となる。
また、本発明のランナー固定部品によれば、ランナー固定部品に対するランナーの位置(相対位置)を調整しながらランナーを固定することができる。このため、ランナー固定部品や梁の寸法に誤差が生じたり、これらの部材の配置位置がずれたりしたとしても、ランナーを本来の設置位置に精度よく配置することが可能となる。
仕切壁及びその周辺の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るランナー固定部品の正面図である。 本発明の一実施形態に係るランナー固定部品の側面図である。 本発明の一実施形態に係るランナー固定部品の上面図である。 耐火材配置後のランナー固定部品及びその周辺を側方から見た図である。 補助治具を示す図である。 補助治具が装着されたランナー固定部品を示す斜視図である。 変形例に係るランナー固定部品を示す斜視図である。 変形例に係るランナー固定部品の正面図である。 変形例に係るランナー固定部品の側面図である。
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)に係るランナー固定部品について、その構成を説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例であり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得る。また、当然ながら、本発明にはその等価物が含まれ得る。
また、以下の説明中、「厚み方向」とは、界壁1の厚み方向であり、梁3のウェブ3bの厚み方向と一致する。また、厚み方向における一端側を「表側」と呼ぶこととし、他端側を「裏側」と呼ぶこととする。また、以下において各部材の位置、姿勢及び状態について説明する際には、特に断る場合を除き、当該各部材が建物内の正規の設置位置に配置された状況を想定して説明することとする。
本実施形態に係るランナー固定部品について説明するにあたり、当該ランナー固定部品によって構築される界壁1及びその周辺の構成について図1を参照しながら説明する。図1は、界壁1及びその周辺の構成を示す図である。
界壁1は、集合住宅や長屋等の建物において住戸間を仕切る仕切壁である。界壁1は、図1に図示するように、スタッド2、ランナー4及び面材ボードPによって構成されている。スタッド2は、上下方向に長く延びた鋼材であり、ランナー4の延出方向に沿って一定間隔毎に配置されている。また、スタッド2は、図1に示すように、厚み方向において二つのスタッド2がスタッド2間に隙間を設けた状態で並ぶように配置されている。また、厚み方向において並ぶ二つのスタッド2のうち、表側に位置するスタッド2の表側の端面に面材ボードPが取り付けられており、同様に、裏側に位置するスタッド2の裏側の端面に面材ボードPが取り付けられている。
各スタッド2は、図1に示すようにランナー4によって把持されている。ランナー4は、スタッド2を設置するために用いられるレール状の鋼材であり、具体的には断面コの字状の溝形鋼によって構成されている。より詳しく説明すると、ランナー4は、上壁と上壁の両側端から垂下した一対の垂下壁とを有し、一対の垂下壁の間にスタッド2の上端部が挟み込まれることでスタッド2を把持している。
また、ランナー4は、厚み方向において二つのランナー4がランナー4間に隙間を設けた状態で並ぶように配置されている。なお、厚み方向におけるスタッド2間の隙間及びランナー4間の隙間は、それぞれ、遮音上必要なサイズ(約10mm)に設定されている。
界壁1の直上位置には、図1に示すように、H形鋼からなる梁3が配置されている。この梁3は、上階の床を構成する部材(具体的には、不図示の床パネル)を支持するための部材であり、水平に延出している。
梁3の周囲には、建物の耐火性能を確保するために耐火被覆材5が配置されている。この耐火被覆材5は、耐火材の一例であり、梁3の周囲に巻き付け可能な構成となっている。より詳しく説明すると、耐火被覆材5は、巻き付け耐火被覆材であり、具体的には、耐熱性ロックウールからなるフェルトと可撓性有機質表面材(たとえば不織布)との積層物である。耐火被覆材5は、図1に示すように、梁3の両脇及び梁3の下方を通るように略U字状に配置され、不図示の溶接ピンによって梁3等に留められている。
そして、梁3の下部には、本実施形態のランナー固定部品である下地金物10が取り付けられている。この下地金物10により、横並び状態にある二つのランナー4の各々は、その長手方向が梁3の延出方向に沿った状態で梁3に対して固定されることになる。
なお、下地金物10は、梁3の延出方向に沿って一定間隔毎に複数配置され、それぞれの下地金物10が梁3に取り付けられる。
次に、下地金物10の構成について、図1並びに図2~図5を参照しながら説明する。図2~図4は、下地金物10の外観を示す図であり、図2が正面図(前側から見た図)、図3が側面図、図4が上面図である。図5は、耐火被覆材5が配置された後の下地金物10及びその周辺を側方から見た図である。
下地金物10は、鋼板(金属板に相当)を加工することで構成されており、本実施形態では、厚み約0.5mmの薄板によって構成されている。なお、下地金物10の材質は、特に限定されるものではないが、本実施形態のように薄板状の金属部材が望ましい。
下地金物10は、下地金物10の高さ方向(上下方向)が鉛直方向に沿い、かつ、下地金物10の横幅方向が厚み方向に沿い、さらに下地金物10の前後方向が梁3の延出方向に沿うように梁3に取り付けられる。
下地金物10は、図2~図4に示すように、保持部11、固定部12及び連結部13を有している。保持部11は、下地金物10の上側部分をなしており、図1に示すように、梁3の下端部に設けられたフランジ3a(以下、単にフランジ3a)に保持される。
より詳しく説明すると、保持部11は、図2~図4に示すように底壁14と係合部15とを有する。底壁14は、保持部11のベース部分であり、図4に示すように上面視で矩形状の薄板(鋼板)からなり、略水平に延出している。係合部15は、フランジ3aの側端部(厚み方向の端部)と係合可能な部分である。係合部15は、図2及び図4に示すように、下地金物10の横幅方向において対称的に一対配置されている。各係合部15は、図2~図4に示すように、締結部16、立壁部17、屈曲部18及び板ばね部19を有する。締結部16、立壁部17、屈曲部18及び板ばね部19は、一枚の鋼板を加工成形することで構成されており、一部品として一体化している。
係合部15各部について説明すると、締結部16は、底壁14の上面に載せられ、締結リベットRによって底壁14に締結される部分である。また、図2及び図4に示すように、締結部16は、下地金物10の横幅方向において底壁14の側端から若干はみ出た状態で底壁14に締結されている。なお、締結部16と底壁14との締結方法については、締結リベットRに限定されるものではなく、他の締結方法(例えば、接着剤による接着や溶接)を用いてもよい。
立壁部17は、締結部16の自由端部(下地金物10の横幅方向において底壁14の側端からはみ出た端部)から略垂直に立ち上がった部分である。立壁部17の立ち上がり量(上下方向の長さ)は、フランジ3aの厚みよりも若干大きくなっている。
屈曲部18は、立壁部17の上端から略垂直に曲がって下地金物10の横幅方向内側に向かった後に略V字状に折り返されて下地金物10の横幅方向外側に向かうように屈曲している。屈曲部18のうち、下地金物10の横幅方向内側に向かって延出した部分(すなわち、立壁部17の上端と隣接する部分)は、図2に示すように締結部16に沿っている。
板ばね部19は、バネ部に相当し、下地金物10の横幅方向における締結部16の内側端(下地金物10の横幅方向中央位置により近い方の端)から突出している。板ばね部19は、斜め上方に向かって傾斜しており、その傾斜角度が変わるように弾性変形することが可能である。
なお、本実施形態では、図4に示すように、下地金物10の前後方向において互いに離れた複数の箇所(具体的には、前後二箇所)に板ばね部19が設けられている。
以上のように構成された保持部11は、図1に示すように、厚み方向においてフランジ3aの側方から該フランジ3aの側端部と係合することで、フランジ3aに保持される。具体的に説明すると、保持部11の両側端部の各々には、係合部15の立壁部17及び屈曲部18が設けられている。これらの部分(すなわち、立壁部17及び屈曲部18)は、保持部11の側壁をなしている。そして、側壁をなす立壁部17及び屈曲部18は、フランジ3aの側端部に引っ掛かるように折れ曲がっている。
また、下地金物10の横幅方向における保持部11の側壁間の間隔(厳密には、立壁部17間の間隔)は、厚み方向におけるフランジ3aの長さに略等しくなっている。このため、フランジ3aを図1に示すように保持部11の側壁の間に入れ込むと、保持部11の側壁の折れ曲がり部分(具体的には、立壁部17と屈曲部18とが略直交した部分)がフランジ3aの側端部に引っ掛かる。これにより、フランジ3aが保持部11の側壁間に挟み込まれる結果、保持部11がフランジ3aに保持されるようになる。このように本実施形態の下地金物10は、保持部11を上記の手順にてフランジ3aに保持させることにより、ワンタッチでフランジ3aに取り付けることが可能である。
なお、保持部11がフランジ3aに保持された状態では、各係合部15の屈曲部18がフランジ3aの上面を上から押さえ付けている。また、保持部11の側壁の間には、上述の板ばね部19が配置されており、保持部11がフランジ3aに保持されている間、板ばね部19がフランジ3aの下面に当接してフランジ3aを下側から付勢している。このように本実施形態では、保持部11がフランジ3aを側方から挟み込むと共に、上下方向においてもフランジ3aを挟み込んでフランジ3aに保持される。これにより、フランジ3aの厚み(上下方向の長さ)に関して実際の寸法と設計寸法との間に誤差が生じたとしても、その誤差を吸収することができ、保持部11を適切にフランジ3aに保持させることが可能である。
固定部12は、上下方向において保持部11よりも下方に位置し、ランナー4が固定される部分である。固定部12は、図2及び図3に示すように、薄厚(例えば、厚みが約0.5mm)の鋼板からなり、上面視で矩形形状をなしている。また、固定部12は、図2及び図3に示すように、保持部11の底壁14に対して平行に並ぶように延出している。
固定部12には、ランナー4の上端部がビスネジB(ネジの一例)によって固定される。このようにランナー4がビスネジBによって固定部12に固定されるため、固定部12を含む下地金物10に対するランナー4の位置(相対位置)を調整することができる。この結果、下地金物10や梁3の寸法に誤差が生じたり、下地金物10や梁3の設置位置が多少ずれたりしたとしても、これに影響されることなく、ランナー4を本来の設置位置に精度よく配置することが可能となる。
また、本実施形態では、図1に示すように、二つのランナー4が下地金物10の横幅方向においてランナー4間に隙間を空けて並んだ状態で固定部12に固定されることになっている。ここで、ランナー4間の隙間については、界壁1における遮音性能を確保するのに必要な量(約10mm)に設定されている。すなわち、本実施形態では、遮音性能を確保するのに必要な隙間をランナー4間に確保した状態で各ランナー4が固定部12に固定されている。
連結部13は、保持部11の底壁14及び固定部12の双方の間に空間Vに形成されるように当該双方を連結する部分である。ここで、空間Vとは、梁3の周囲を囲む耐火被覆材5のうち、フランジ3aの下方に回り込む部分をフランジ3aの下面に沿って通すための空間である。つまり、本実施形態では、図5に示すように、保持部11の底壁14と固定部12との間に耐火被覆材5の配置スペースが形成されている。換言すると、本実施形態では、梁3のフランジ3aに下地金物10を取り付けた後であっても、下地金物10が梁3周りに耐火被覆材5を配置するときの支障になることはなく、耐火被覆材5をフランジ3aの下方に適切に回り込ませることが可能である。
連結部13は、薄厚(例えば、厚みが約0.5mm)の鋼材からなり、正面視で矩形形状をなしている。また、連結部13と保持部11の底壁14と固定部12とは、図3に示すよう側面視でコの字をなすように連結している。すなわち、保持部11の底壁14は、連結部13の上端から連結部13と直交するように張り出しており、固定部12は、連結部13の下端から保持部11の底壁14が張り出している向きと同じ向きに張り出している。
なお、本実施形態では、保持部11の底壁14、連結部13及び固定部12が一つの鋼板(金属板)をコの字状に折り曲げることで構成されているため、これら三つの部分が一部品として一体化している。このため、本実施形態の下地金物10は、簡素な構造となり、また、より取り扱い易いものとなっている。ただし、これに限定されるものではなく、保持部11の底壁14、連結部13及び固定部12が、元々は互いに別パーツからなり、下地金物10を組み立てる際に各パーツを連結して一体化させてもよい。かかる場合、各パーツを構成する鋼板が十分に肉厚であればパーツ同士を溶接にて連結してもよい。
次に、上述した下地金物10を用いて、梁3に対してランナー4を固定する手順について説明する。先ず、下地金物10を用意し、梁3の下端部に設けられたフランジ3aに、下地金物10の保持部11を下方から近付ける。そして、保持部11の側壁の間にフランジ3aを入れ込み、保持部11の各側壁の折れ曲がり部分(具体的には、立壁部17と屈曲部18との交差部分)をフランジ3aの側端部に引っ掛ける。これにより、保持部11がフランジ3aに保持され、この結果、下地金物10が梁3に取り付けられる。
その後、下地金物10の固定部12にランナー4を固定する。より詳しく説明すると、下地金物10の横幅方向において二つのランナー4をランナー4間に隙間が設けられるように並べ、各々のランナー4の上端部をビスネジBによって固定部12に固定する。このとき、固定部12に連結された連結部13が薄厚の鋼板によって構成されているため、そのままの状態でランナー4を固定部12に固定しようとすると、連結部13が湾曲してしまうことがある。こうした事態を回避するため、本実施形態では、ランナー固定作業時に図6に図示の補助治具100を用いることになっている。図6は、補助治具100の外観を示す図である。
補助治具100は、略矩形状の木片からなる治具である。ただし、樹脂製の補助治具100であってもよい。
また、図6に示すように、補助治具100の長手方向一端部には、スリット101が形成されている。スリット101は、補助治具100の短手方向一端から他端に向かって直線状に延びており、その延出方向長さは、固定部12の前後方向長さと略等しくなっている。また、補助治具100の長手方向において、スリット101の形成位置から、スリット101から離れている方の補助治具100の端位置までの距離(図6中、記号dにて示す距離)は、下地金物10における固定部12と保持部11の底壁14との間隔と略等しくなっている。
さらに、補助治具100の厚みは、固定部12に横並び状態で固定される二つのランナー4の間の隙間の設計値(すなわち、遮音上必要となる隙間)と略等しくなっている。
本実施形態では、固定部12にランナー4を固定するにあたり、上記の補助治具100を図7に示すように下地金物10に装着する。具体的に説明すると、補助治具100のスリット101に固定部12を差し込む。このとき、スリット101から離れている方の補助治具100の端が上側に位置し、スリット101により近い方の補助治具100の端が下側に位置するように補助治具100を把持する。そして、補助治具100の端面(小口面)が連結部13に当接する位置までスリット101に固定部12を差し込んだ時点で、補助治具100の装着が完了する。
なお、図7は、補助治具100が装着された下地金物10を示す斜視図である。
補助治具100が装着された下地金物10では、固定部12がスリット101の内壁面によって係止され、保持部11の底壁14が補助治具100の上端面によって係止されるため、連結部13の湾曲が規制されることになる。かかる状態でランナー4を固定部12にビス留めすることにより、ランナー4を適切に固定部12に固定することが可能となる。
また、補助治具100の厚みが、固定部12に固定される二つのランナー4の間の隙間の設計値と略等しくなっているため、二つのランナー4を固定部12に固定する際、補助治具100を挟んで互いに反対の位置にランナー4を固定することで、上記設計値に相当する隙間を容易に確保することが可能である。
ランナー4の固定が終了した後、補助治具100を下地金物10から取り外す。その後、梁3の周辺を囲むように耐火被覆材5を配置する。このとき、フランジ3aの下方位置では、耐火被覆材5が、下地金物10において保持部11と固定部12との間に形成された空間Vを通るように配置される。この結果、耐火被覆材5のうち、フランジ3aの下方に回り込む部分が、厚み方向においてフランジ3aの下面に沿って連続的に配置されるようになる。
なお、本実施形態では、上記空間Vにおいて、連結部13が位置する側とは反対側(すなわち、下地金物10の前端側)と、連結部13の側端と同じ側(すなわち、下地金物10の横幅方向における端側)に開口が形成されている。このような構成であれば、上記空間V内に耐火被覆材5を配置する際、作業者が上記の開口を通じて空間V内に手を入れ易くなっている。このため、空間Vに耐火被覆材5(厳密には、フランジ3aの下方に回り込む耐火被覆材5)を簡単に配置することが可能となる。
<変形例>
以上までに本発明のランナー固定部品に関して、その構成及び利用方法についての一実施形態を例に挙げて説明してきたが、上述の実施形態は、あくまでも一例に過ぎず、他の例も考えられる。例えば、上記の実施形態では、下地金物10の固定部12にランナー4をビスネジBによって固定することとしたが、これに限定されるものではなく、他の方法によって固定してもよい。具体例を挙げると、固定部12の下面に突出形成された係合爪が、ランナー4の上端面に形成された係合孔に嵌め込むことでランナー4を固定部12に固定してもよい。このような構成であれば、固定部12にランナー4をワンタッチで固定することが可能となる。一方で、上記の実施形態のようにランナー4をビスネジBによって固定部12に固定する方が、下地金物10に対するランナー4の位置(相対位置)を調整することができる点で好適である。
また、上記の実施形態では、下地金物10を梁3に取り付けた後に、固定部12にランナー4を固定してから、梁3の周りに耐火被覆材5を配置することとした。ただし、これに限定されるものではなく、下地金物10を梁3に取り付けた後に、梁3の周りに耐火被覆材5を配置し、その後で固定部12にランナー4を固定してもよい。
以下、図8乃至図10を参照して、変形例に係るランナー固定部品である下地金物10Xの構成について説明をする。図8は、下地金物10Xの斜視図であり、図9は、下地金物10Xの正面図、図10は、下地金物10Xの側面図である。なお、図9には、説明のために、二つのランナー4を示している。
(補強リブ)
図8乃至図10に示すように、下地金物10Xは、耐火被覆材5が配置される空間Vを形成する、固定部12、連結部13及び保持部11の底壁14を補強する補強リブが形成されている。
具体的には、下地金物10Xの高さ方向(上下方向)及び前後方向における、固定部12、連結部13及び保持部11の底壁14の強度を高くするために、固定部12、連結部13及び保持部11の底壁14に、空間Vを囲むように形成されたコの字状の補強リブ12a,13a,14aがそれぞれ一対ずつ形成されている。
図8乃至図10に示すように、固定部12には、補強リブ12aが形成され、連結部13には、補強リブ13aが形成され、保持部11の底壁14には、補強リブ14aが形成されている。各補強リブは、下地金物10Xの横幅方向において、所定間隔離間して、対称的に一対配置されている。また、各補強リブ12a,13a,14aは、空間Vに向かう方向に突出して形成されている。
なお、下地金物10Xは、鋼板(金属板に相当)を加工して二つ(二列)の補強リブを形成した後に、補強リブの突出方向が内側となるように、折り曲げ加工することで構成される。
変形例に係る下地金物10Xでは、固定部12、連結部13及び保持部11の底壁14に、空間Vを囲むようにして補強リブ12a,13a,14aが形成されていることで、下地金物10Xの高さ方向(上下方向)及び前後方向における強度が高くなっている。したがって、作業者が、ランナー4を固定部12に固定する際に、下地金物10Xに荷重が加わった場合であっても、固定部12、連結部13及び底壁14が湾曲して変形してしまうことを抑制することができる。
耐火被覆材5は、例えば、耐熱性ロックウールからなるフェルトと可撓性有機質表面材との積層物であり、空間Vよりも厚いため、作業者は、耐火被覆材5を空間Vに押し込むようにして配置する。このとき、固定部12には、下方に向かう方向に荷重がかかり、連結部13には、後方に向かう方向に荷重がかかり、保持部11の底壁14には、上方に向かう方向に荷重がかかるため、下地金物10Xに変形(湾曲)が生じてしまう可能性がある。
変形例に係る下地金物10Xでは、上述した通り、補強リブ12a、13a,14aが形成されていることで、下地金物10Xの高さ方向(上下方向)及び前後方向における強度が高くなっている。したがって、作業者が、耐火被覆材5を空間Vに押し込むようにして配置する際に、固定部12、連結部13及び底壁14が湾曲して変形してしまうことを抑制することができる。
なお、補強リブ12a,13a,14aの数、サイズ、形状及び位置については、上記の変形例で示した例に限定されるものではなく、適宜変更してもよい。また、補強リブ12a,補強リブ13a,補強リブ14aのうち任意の1つ(例えば、補強リブ14a)を省略したり、任意の2つ(例えば、補強リブ13a及び補強リブ14a)を省略したりすることも可能である。換言すると、固定部12、連結部13及び保持部11の底壁14の少なくとも1つに補強リブが形成されているようにすることも可能である。
(ガイド部)
また、図8乃至図10に示すように、下地金物10Xは、二つのランナー4を固定部12に固定する際にガイドとして機能するガイド部12cを備えている。
具体的には、図8に示すように、固定部12の横幅方向における中央位置に切欠き12bが設けられており、当該切欠き12bと対応する位置において、連結部13の下端部から下方へ延出する突起であるガイド部12cが形成されている。下地金物10Xを作製する際に、鋼板(金属板に相当)を打ち抜いて、折り曲げ加工することで、切欠き12b及びガイド部12cが形成される。
図9に示すように、二つのランナー4を固定部12に固定する際、ガイド部12cを挟んで互いに反対の位置にランナー4を固定することで、隣接する二つのランナー4の間の隙間の設計値(すなわち、遮音上必要となる隙間)に相当する隙間を容易に確保することが可能となる。
なお、下地金物10Xの横幅方向におけるガイド部12cの幅は、固定部12に横並び状態で固定される二つのランナー4の間の隙間の設計値(例えば約10mm)に合わせて設定されている。
また、下地金物10Xの横幅方向におけるガイド部12cの幅を、固定部12に横並び状態で固定される二つのランナー4の間の隙間の設計値(例えば約10mm)よりも若干小さく(例えば約8~9mm)することも可能である。ガイド部12cの幅を、ランナー4の間の隙間の設計値よりも若干小さくすることで、下地金物10Xや梁3の寸法に誤差が生じたり、これらの部材の配置位置がずれたりしたとしても、二つのランナー4の位置を適宜調整することで、二つのランナー4の間の隙間を設計値に合わせることでランナーを本来の設置位置に精度よく配置することが可能となる。
変形例に係る下地金物10Xでは、図7に示す別部材の補助治具100を用いる必要がないため、補助治具100を装着したり、取り外したりする手間を省略することができる。
上記の変形例では、ガイド部12cは、下地金物10Xを作製する際に、鋼板を打ち抜いて、折り曲げ加工することで形成されるおり、別部材を取り付ける必要がないため、好適である。なお、ガイド部12cを別部材として形成して、溶接や接着によって固定部12と連結部13の間に取り付けることも可能である。
なお、ガイド部12cの数、サイズ、形状及び位置については、上記の変形例で示した例に限定されるものではなく、適宜変更してもよい。例えば、固定部12に、2以上のガイド部12cを設けることも可能である。
以上、図8乃至図10を参照して、変形例に係るランナー固定部品である下地金物10Xについて説明をした。なお、下地金物10Xは、補強リブ12a,13a,14a及びガイド部12cの両方を備えていたが、補強リブ12a,13a,14a又はガイド部12cの一方のみを備えるように構成することも可能である。
1 界壁(仕切壁)
2 スタッド
3 梁
3a フランジ
3b ウェブ
4 ランナー
5 耐火被覆材(耐火材、巻き付け耐火被覆材)
10,10X 下地金物(ランナー固定部品)
11 保持部
12 固定部
12a 補強リブ
12b 切欠き
12c ガイド部
13 連結部
13a 補強リブ
14 底壁
14a 補強リブ
15 係合部
16 締結部
17 立壁部(側壁)
18 屈曲部(側壁)
19 板ばね部(バネ部)
100 補助治具
101 スリット
B ビスネジ
P 面材ボード
R 締結リベット
V 空間

Claims (11)

  1. 建物の仕切壁を構成するために用いられるランナーを、前記建物の梁に対して固定するためのランナー固定部品であって、
    前記梁の下端部に設けられたフランジの側方から該フランジの側端部と係合することで前記フランジに保持される保持部と、
    前記保持部よりも下方に位置し、前記ランナーが固定される固定部と、
    前記梁の周囲を囲む耐火材のうち、前記フランジの下方に回り込む部分を前記フランジの下面に沿って通すための空間が、前記保持部及び前記固定部の双方の間に形成されるように当該双方を連結する連結部と、を備え
    前記保持部は、底壁を有し、
    前記連結部は、矩形形状をなしており、
    前記底壁は、前記連結部の上端から前記連結部と直交するように張り出しており、
    前記固定部は、前記連結部の下端から前記底壁が張り出している向きと同じ向きに張り出していることを特徴とするランナー固定部品。
  2. 建物の仕切壁を構成するために用いられるランナーを、前記建物の梁に対して固定するためのランナー固定部品であって、
    前記梁の下端部に設けられたフランジの側方から該フランジの側端部と係合することで前記フランジに保持される保持部と、
    前記保持部よりも下方に位置し、前記ランナーが固定される固定部と、
    前記梁の周囲を囲む耐火材のうち、前記フランジの下方に回り込む部分を前記フランジの下面に沿って通すための空間が、前記保持部及び前記固定部の双方の間に形成されるように当該双方を連結する連結部と、を備え、
    前記保持部、前記連結部及び前記固定部に、前記空間を囲むように形成された補強リブが形成されていることを特徴とするランナー固定部品。
  3. 前記固定部は、薄板状の金属部材によって構成され、
    前記固定部には前記ランナーの上端部がネジにて固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載のランナー固定部品。
  4. 前記固定部には複数の前記ランナーが前記ランナー間に隙間を空けて並んだ状態で固定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のランナー固定部品。
  5. 前記保持部は、底壁を有し、
    前記連結部は、矩形形状をなしており、
    前記底壁は、前記連結部の上端から前記連結部と直交するように張り出しており、
    前記固定部は、前記連結部の下端から前記底壁が張り出している向きと同じ向きに張り出していることを特徴とする請求項に記載のランナー固定部品。
  6. 前記底壁、前記連結部及び前記固定部は、一つの金属板によって構成されており、一体化していることを特徴とする請求項1又は5に記載のランナー固定部品。
  7. 前記保持部の両側端部の各々には側壁が設けられており、
    該側壁は、前記フランジの前記側端部に引っ掛かるように折れ曲がっており、
    前記保持部は、前記側壁の間に前記フランジを挟み込むことで前記フランジに保持されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のランナー固定部品。
  8. 前記保持部は、前記側壁の間にバネ部を有しており、
    前記保持部が前記フランジに保持されている間、前記バネ部が前記フランジの下面に当接して前記フランジを下側から付勢することを特徴とする請求項に記載のランナー固定部品。
  9. 前記空間内には、前記梁の周囲に巻き付けられる前記耐火材としての巻き付け耐火被覆材のうち、前記フランジの下方に回り込む部分が配置されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のランナー固定部品。
  10. 前記固定部は、複数の前記ランナーを固定する際に、隣接する前記ランナーの間に隙間を確保するためのガイド部を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のランナー固定部品。
  11. 前記保持部、前記連結部及び前記固定部に、前記空間を囲むように形成された補強リブが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のランナー固定部品。
JP2018123551A 2017-09-29 2018-06-28 ランナー固定部品 Active JP7156836B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017191326 2017-09-29
JP2017191326 2017-09-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019065688A JP2019065688A (ja) 2019-04-25
JP7156836B2 true JP7156836B2 (ja) 2022-10-19

Family

ID=66339376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018123551A Active JP7156836B2 (ja) 2017-09-29 2018-06-28 ランナー固定部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7156836B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7333906B2 (ja) * 2019-07-10 2023-08-28 積水ハウス株式会社 耐火被覆シートの固定金具、耐火被覆シートの固定構造および耐火被覆構造
JP7349310B2 (ja) * 2019-09-30 2023-09-22 大和ハウス工業株式会社 仕切壁、該仕切壁の施工方法及び仕切壁を備える建物

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010242298A (ja) 2009-04-01 2010-10-28 Takenaka Komuten Co Ltd 軽量鉄骨間仕切り壁
JP2015038298A (ja) 2013-07-17 2015-02-26 大和ハウス工業株式会社 ランナー固定具およびランナー固定構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3249855B2 (ja) * 1992-11-13 2002-01-21 積水ハウス株式会社 建築物における界壁の支持装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010242298A (ja) 2009-04-01 2010-10-28 Takenaka Komuten Co Ltd 軽量鉄骨間仕切り壁
JP2015038298A (ja) 2013-07-17 2015-02-26 大和ハウス工業株式会社 ランナー固定具およびランナー固定構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019065688A (ja) 2019-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7156836B2 (ja) ランナー固定部品
JP7002324B2 (ja) 部材取付用治具
JP6112648B2 (ja) 建築用パネルの固定構造
JP4884928B2 (ja) バスダクト支持装置
JP2013087480A (ja) 膜天井構造、膜天井張設部材及び膜天井の施工方法
JP5798593B2 (ja) 天井下地材及び天井構造
KR102299997B1 (ko) 엠바와 엠바브라켓의 결합구조 및 이의 시공방법
JP5485829B2 (ja) 建築用支持具
JP6125925B2 (ja) 天井構造及びブレース下部取付具
JP7273581B2 (ja) 天井構造及び固定補強部材
JP7349310B2 (ja) 仕切壁、該仕切壁の施工方法及び仕切壁を備える建物
JP6843385B2 (ja) 親綱支柱用治具
JP6457174B2 (ja) 壁材留具
KR101389958B1 (ko) 천장 루버
JP7181152B2 (ja) 設備機器のベース固定構造
KR101938974B1 (ko) 거푸집용 조인트 장치
KR20110000911A (ko) 천장의 경량틀 조립체
JP2009203687A (ja) ランナー取付具
JP7489813B2 (ja) 天井構造
JP7440283B2 (ja) 耐火材固定部品、仕切壁、該仕切壁の施工方法及び仕切壁を備える建物
JP2006233458A (ja) 押出成形セメント板の縦積み工法及びその構造
JP7323171B2 (ja) 床断熱材の固定構造及び床断熱材の固定方法
JP7116571B2 (ja) 壁パネル
JP6133728B2 (ja) ランナー固定構造、固定ユニットおよび固定補助具
JP2022153855A (ja) 天井パネル装置及び天井パネル設置構造

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20190809

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190809

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210608

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220920

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7156836

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150