JP7176213B2 - 伝送装置及び伝送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、伝送装置及び伝送方法に関する。
近年、通信需要の拡大に伴って、例えば、光ファイバ芯数の増加、1波長当たりの光信号容量の増加や、波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)チャネル数の増加で伝送容量の拡大が求められている。
しかしながら、光ファイバの敷設コスト等が高いため、光ファイバ芯数を増やさず、光信号容量の増加やWDMチャネル数の増加で伝送容量の拡大が求められている。伝送装置では、例えば、1530nm~1565nmのC帯域(Conventional Band)の光波長を用いた通信を実現しているが、C帯域のみでの伝送容量の拡大には限界がある。
そこで、伝送装置では、C帯のみでなく、例えば、1565nm~1625nmの長波長領域のL帯(Long-Band)や、例えば、1460nm~1530nmの短波長領域のS帯(Short-Band)等の通信帯域を利用して更なる伝送容量の拡大を図っている。
特開2003-188830号公報 特開平1-149593号公報 特開平8-256128号公報 特開平8-97771号公報
しかしながら、C帯、S帯及びL帯対応の光送受信部、波長合分波部、光増幅部等の光部品は、それぞれ個別に開発することになるため、1つの帯域に対応する光部品のみを開発する場合と比較してコスト高となる。従って、伝送装置では、複数の帯域を使用する場合、それぞれの帯域に対応する光部品を要するため、部品コストは勿論のこと、運用コストも高くなる。
一つの側面では、部品コストを軽減しながら、伝送容量の拡大を図る伝送装置等を提供することを目的とする。
一つの態様の伝送装置は、伝送路に波長多重光を伝送する。伝送装置は、第1の多重化部と、第2の多重化部と、第1の波長変換部と、第3の多重化部と、第2の波長変換部と、第4の多重化部とを有する。伝送装置は、伝送路に波長多重光を伝送する。第1の多重化部は、第1の波長帯域の波長の光を多重化して第1の波長多重光を出力する。第2の多重化部は、第1の波長帯域の波長の光を多重化して第2の波長多重光を出力する。第1の波長変換部は、第1の励起光に応じて第2の波長多重光を第1の波長帯域とは異なる第2の波長帯域の波長に変換する。第3の多重化部は、第1の波長帯域の波長の光を多重化して第3の波長多重光を出力する。第2の波長変換部は、第2の励起光に応じて第3の波長多重光を第2の波長帯域の波長に変換する。第4の多重化部は、第1の波長多重光と、第2の波長帯域の波長に変換された第2の波長多重光と、第2の波長帯域の波長に変換された第3の波長多重光とを多重化する。
一つの態様では、部品コストを軽減しながら、伝送量の拡大を図ることができる。
図1は、実施例1の伝送システムの一例を示す説明図である。 図2Aは、第2の波長変換部の波長変換動作の一例を示す説明図である。 図2Bは、第1の波長変換部の波長変換動作の一例を示す説明図である。 図3は、第1のインターリーバのインターリーバ動作の一例を示す説明図である。 図4は、実施例2の伝送システムの一例を示す説明図である。 図5は、第12の波長変換部の波長変換動作の一例を示す説明図である。 図6は、実施例3の伝送システムの一例を示す説明図である。 図7は、実施例4の伝送システムの一例を示す説明図である。 図8は、実施例5のPD非線形光学媒質の一例を示す説明図である。 図9は、実施例6のPD非線形光学媒質の一例を示す説明図である。 図10は、実施例7のPD非線形光学媒質の一例を示す説明図である。 図11は、実施例8の伝送システムの一例を示す説明図である。 図12Aは、第16の波長変換部の波長変換動作の一例を示す説明図である。 図12Bは、第16の波長変換部の波長変換動作の一例を示す説明図である。 図13は、実施例9の伝送システムの一例を示す説明図である。 図14は、実施例10の伝送システムの一例を示す説明図である。 図15は、実施例11の伝送システムの一例を示す説明図である。 図16は、実施例12のPD非線形光学媒質の一例を示す説明図である。 図17は、実施例13のPD非線形光学媒質の一例を示す説明図である。 図18は、実施例14の伝送システムの一例を示す説明図である。 図19は、実施例15の伝送システムの一例を示す説明図である。 図20は、実施例16の伝送システムの一例を示す説明図である。 図21は、実施例17のPD非線形光学媒質の一例を示す説明図である。 図22は、実施例18の伝送システムの一例を示す説明図である。 図23は、実施例19の伝送システムの一例を示す説明図である。 図24は、実施例20の伝送システムの一例を示す説明図である。 図25は、実施例21の伝送システムの一例を示す説明図である。 図26は、実施例22のPD非線形光学媒質の一例を示す説明図である。 図27Aは、波長変換部の波長変換動作の一例を示す説明図である。 図27Bは、波長変換部の波長変換動作の一例を示す説明図である。 図28は、実施例23の伝送システムの一例を示す説明図である。 図29は、第12の波長変換部の波長変換動作の一例を示す説明図である。 図30は、実施例24の伝送システムの一例を示す説明図である。 図31は、実施例25の伝送システムの一例を示す説明図である。 図32は、実施例26の伝送システムの一例を示す説明図である。 図33は、第43の波長変換部の波長変換動作の一例を示す説明図である。 図34は、実施例27のPD非線形光学媒質の一例を示す説明図である。 図35は、実施例28のPD非線形光学媒質の一例を示す説明図である。 図36は、実施例29のPD非線形光学媒質の一例を示す説明図である。 図37は、実施例30のPD非線形光学媒質の一例を示す説明図である。 図38は、実施例31のPD非線形光学媒質の一例を示す説明図である。 図39は、実施例32の伝送システムの一例を示す説明図である。 図40Aは、第16の波長変換部の波長変換動作の一例を示す説明図である。 図40Bは、第16の波長変換部の波長変換動作の一例を示す説明図である。 図41は、実施例33の伝送システムの一例を示す説明図である。 図42は、実施例34の伝送システムの一例を示す説明図である。 図43は、実施例35の伝送システムの一例を示す説明図である。 図44は、実施例36の伝送システムの一例を示す説明図である。 図45は、実施例37のPD非線形光学媒質の一例を示す説明図である。 図46は、実施例38のPD非線形光学媒質の一例を示す説明図である。 図47は、実施例39のPD非線形光学媒質の一例を示す説明図である。 図48は、実施例40の伝送システムの一例を示す説明図である。 図49は、実施例41の伝送システムの一例を示す説明図である。 図50は、実施例42の伝送システムの一例を示す説明図である。 図51は、実施例43のPD非線形光学媒質の一例を示す説明図である。 図52は、実施例44のPD非線形光学媒質の一例を示す説明図である。 図53は、信号光、励起光及び変換光に関わるクロストーク発生の一例を示す説明図である。 図54は、信号光、励起光及び変換光に関わるクロストーク発生の一例を示す説明図である。 図55は、信号光、励起光及び変換光に関わるクロストーク発生の一例を示す説明図である。 図56は、奇数チャネルのクロストーク回避の一例を示す説明図である。 図57は、偶数チャネルのクロストーク回避の一例を示す説明図である。 図58は、信号光間隔Δfss及び励起光-信号光間隔Δfps設定毎のクロストーク発生有無の一例を示す説明図である。 図59は、信号光間隔Δfss及び励起光-信号光間隔Δfps設定毎のクロストーク発生有無の一例を示す説明図である。 図60は、信号光間隔Δfss及び励起光-信号光間隔Δfps設定毎のクロストーク発生有無の対応関係の一例を示す説明図である。 図61は、C/L波長変換部の奇数チャネル、偶数チャネル及び励起光の設定の一例を示す説明図である。 図62は、C/S波長変換部の奇数チャネル、偶数チャネル及び励起光の設定の一例を示す説明図である。 図63は、実施例46の伝送システムの一例を示す説明図である。 図64は、第1のWSSの代替例を示す説明図である。 図65は、実施例47の伝送システムの一例を示す説明図である。 図66は、第35の波長変換部の波長変換動作の一例を示す説明図である。
以下、図面に基づいて、本願の開示する伝送装置及び伝送方法の実施例を詳細に説明する。尚、各実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す各実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
図1は、実施例1の伝送システム1の一例を示す説明図である。図1に示す伝送システム1は、第1の伝送装置2Aと、第2の伝送装置2Bと、第1の伝送装置2Aと第2の伝送装置2Bとの間で波長多重光を伝送する光ファイバ等の伝送路3とを有する。第1の伝送装置2Aは、複数の光送信群11と、複数の波長変換部12と、複数のインターリーバ13と、波長合波部14とを有する。
光送信群11は、第1の光送信群(C帯)11Aと、第2の光送信群(L帯偶数)11Bと、第3の光送信群(L帯奇数)11Cと、第4の光送信群(S帯奇数)11Dと、第5の光送信群(S帯偶数)11Eとを有する。尚、C帯の波長範囲は、例えば、1530nm~1565nm、L帯の波長範囲は、例えば、1565nm~1625nmの長波長領域、S帯の波長範囲は、例えば、1460nm~1530nmの短波長領域である。第3の光送信群11Cは、複数の光送信部L1~LN-1と、合波部21と、光増幅部22とを有する第3の多重化部である。複数の光送信部L1~LN-1は、例えば、C帯の波長範囲(例えば、1530nm~1565nm)内の異なる波長の第1の光の内、奇数チャネルの第1の光を夫々送信する。合波部21は、各光送信部L1~LN-1からの奇数チャネルの第1の光を合波して奇数チャネルの第3の波長多重光である第3の多重光を光増幅部22に出力する。尚、奇数チャネルとは、例えば、C帯の第1の光を識別するチャネル番号の奇数チャネル番号の光である。合波部21の各ポートは、各光送信部L1~LN-1から出力される光の帯域に合せてC帯の奇数チャネルの透過波長が設計される。光増幅部22は、奇数チャネルの第3の多重光を光増幅する。光増幅部22は、C帯域の波長の光を効率的に増幅可能なEDFA(Erbium Doped optical Fiber Amplifier)を適用する。
第2の光送信群11Bは、複数の光送信部L2~LNと、合波部21と、光増幅部22とを有する第2の多重化部である。複数の光送信部L2~LNは、例えば、C帯の波長範囲内の異なる波長の第1の光の内、偶数チャネルの第1の光を夫々送信する。合波部21は、各光送信部L2~LNからの偶数チャネルの第1の光を合波して偶数チャネルの第2の波長多重光である第2の多重光を光増幅部22に出力する。尚、偶数チャネルとは、例えば、C帯の第1の光を識別するチャネル番号の偶数チャネル番号、すなわち、奇数チャネル番号と異なる光である。合波部21の各ポートは、各光送信部L2~LNから出力される光の帯域に合せてC帯の偶数チャネルの透過波長が設計される。光増幅部22は、第2の多重光を光増幅する。
第1の光送信群11Aは、複数の光送信部C1~CNと、合波部21と、光増幅部22とを有する第1の多重化部である。複数の光送信部C1~CNは、例えば、C帯の波長範囲内の異なる波長の第1の光を夫々送信する。合波部21は、各光送信部C1~CNからの第1の光を合波して第1の波長多重光である第1の多重光を光増幅部22に出力する。尚、合波部21の各ポートは、各光送信部C1~CNから出力される光の帯域に合せてC帯の透過波長が設計される。光増幅部22は、第1の多重光を光増幅し、光増幅後のC帯の第1の多重光を波長合波部14に出力する。
第4の光送信群11Dは、複数の光送信部S1~SN-1と、合波部21と、光増幅部22とを有する。複数の光送信部S1~SN-1は、例えば、C帯の波長範囲内の異なる波長の第1の光の内、奇数チャネルの第1の光を夫々送信する。合波部21は、各光送信部S1~SN-1からの奇数チャネルの第1の光を合波して奇数チャネルの第5の多重光を光増幅部22に出力する。尚、合波部21の各ポートは、各光送信部S1~SN-1から出力される光の帯域に合せてC帯の奇数チャネルの透過波長が設計される。光増幅部22は、奇数チャネルの第5の多重光を光増幅する。
第5の光送信群11Eは、複数の光送信部S2~SNと、合波部21と、光増幅部22とを有する。複数の光送信部S2~SNは、例えば、C帯の波長範囲内の異なる波長の第1の光の内、偶数チャネルの第1の光を夫々送信する。合波部21は、各光送信部S2~SNからの偶数チャネルの第1の光を合波して偶数チャネルの第4の多重光を光増幅部22に出力する。尚、合波部21の各ポートは、各光送信部S2~SNから出力される光の帯域に合せてC帯の偶数チャネルの透過波長が設計される。光増幅部22は、偶数チャネルの第4の多重光を光増幅する。
複数の波長変換部12は、第1~第4の波長変換部12A~12Dを有する。複数のインターリーバ13は、第1~第4のインターリーバ13A~13Dを有する。図2Aは、第2の波長変換部12Bの波長変換動作の一例を示す説明図である。図2Aに示す第2の波長変換部12Bは、第3の光送信群11C内の光増幅部22からの奇数チャネルのC帯の第3の多重光と励起光とが図示せぬ非線形光学媒質内を伝搬する。第2の波長変換部12Bは、励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の第3の多重光を奇数チャネルのL帯の第3の多重光に波長変換する。その結果、第2の波長変換部12Bは、励起光の光波長を中心にして、奇数チャネルのC帯の第3の多重光から奇数チャネルのL帯の第3の多重光に対称的生成する縮退四光波混合等を用いて波長変換する。尚、第2の波長変換部12Bは、励起光、C帯の第3の多重光及びL帯の第3の多重光から、点線で示す励起光及びC帯の第3の多重光をフィルタリングすることで、奇数チャネルのL帯の第3の多重光のみを出力する。第2の波長変換部12Bは、奇数チャネルのL帯の第3の多重光を第1のインターリーバ13Aに出力する。波長変換部12は、励起光の周波数を変更することで、変換前の多重光を異なる波長の多重光に自由に変換できる。
図2Bは、第1の波長変換部12Aの波長変換動作の一例を示す説明図である。図2Bに示す第1の波長変換部12Aは、第2の光送信群11B内の光増幅部22からの偶数チャネルのC帯の第2の多重光と励起光とが図示せぬ非線形光学媒質内を伝搬する。第1の波長変換部12Aは、励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の第2の多重光を偶数チャネルのL帯の第2の多重光に波長変換する。その結果、第1の波長変換部12Aは、励起光の光波長を中心にして、偶数チャネルのC帯の第2の多重光を偶数チャネルのL帯の第2の多重光を対称的生成する縮退四光波混合等を用いて波長変換する。尚、第1の波長変換部12Aは、励起光、C帯の第2の多重光及びL帯の第2の多重光から、点線で示す励起光及びC帯の第2の多重光をフィルタリングすることで、偶数チャネルのL帯の第2の多重光のみを出力する。第1の波長変換部12Aは、偶数チャネルのL帯の第2の多重光を第1のインターリーバ13Aに出力する。尚、説明の便宜上、第1~第4の波長変換部12A~12Dは、励起光及び変換前の多重光を内部でフィルタリングする場合を例示したが、伝送路3に出力する前の経路で励起光及び変換前の多重光を削除しても良く、適宜変更可能である。
図3は、第1のインターリーバ13Aのインターリーバ動作の一例を示す説明図である。図3に示す第1のインターリーバ13Aは、奇数チャネルのL帯の第3の多重光と、偶数チャネルのL帯の第2の多重光とをチャネル番号順に並び替え、並び替え後のL帯の第2の多重光を波長合波部14に出力する。
第3の波長変換部12Cは、第4の光送信群11D内の光増幅部22からの奇数チャネルのC帯の第5の多重光と励起光とが図示せぬ非線形光学媒質内を伝搬する。第3の波長変換部12Cは、励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の第5の多重光を奇数チャネルのS帯の第5の多重光に波長変換する。第3の波長変換部12Cは、奇数チャネルのS帯の第5の多重光を第2のインターリーバ13Bに出力する。
第4の波長変換部12Dは、第5の光送信群11E内の光増幅部22からの偶数チャネルのC帯の第4の多重光と励起光とが非線形光学媒質内を伝搬する。第4の波長変換部12Dは、励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の第4の多重光を偶数チャネルのS帯の第4の多重光に波長変換する。第4の波長変換部12Dは、偶数チャネルのS帯の第4の多重光を第2のインターリーバ13Bに出力する。第2のインターリーバ13Bは、奇数チャネルのS帯の第4の多重光と、偶数チャネルのS帯の第4の多重光とをチャネル番号順に並び替え、並び替え後のS帯の第4の多重光を波長合波部14に出力する。
波長合波部14は、第1のインターリーバ13AからのL帯の第2及び第3の多重光と、C帯の第1の多重光と、第2のインターリーバ13BからのS帯の第4及び第5の多重光とを合波して伝送路3に出力する第4の多重化部である。その結果、C帯と異なるL帯やS帯等の帯域を使用するため、C帯単独に比較して伝送容量の大幅な拡大が図れる。更に、第1~第5の光送信群11を同一C帯の光送信部及び光部品で構成できるため、製品コスト及び運用コストを低減できる。
また、第2の伝送装置2Bは、波長分波部15と、複数のインターリーバ13と、複数の波長変換部12と、複数の光受信群16とを有する。複数のインターリーバ13は、第3のインターリーバ13Cと、第4のインターリーバ13Dとを有する。複数の波長変換部12は、第5~第8の波長変換部12E~12Hを有する。
光受信群16は、第1の光受信群(C帯)16Aと、第2の光受信群(L帯偶数)16Bと、第3の光受信群(L帯奇数)16Cと、第4の光受信群(S帯奇数)16Dと、第5の光受信群(S帯偶数)16Eとを有する。
第2の伝送装置2Bの波長分波部15は、伝送路3からの多重光からL帯の第2及び第3の多重光、C帯の第1の多重光及びS帯の第4及び第5の多重光に分波する分波部である。そして、波長分波部15は、L帯の第2及び第3の多重光を第3のインターリーバ13C、C帯の第1の多重光を第1の光受信群16A、S帯の第4及び第5の多重光を第4のインターリーバ13Dに出力する。
第3のインターリーバ13Cは、波長分波部15からのL帯の第2及び第3の多重光を、奇数チャネルの第3の多重光と偶数チャネルの第2の多重光とに分離出力する。第3のインターリーバ13Cは、奇数チャネルのL帯の第3の多重光を第5の波長変換部12Eに出力すると共に、偶数チャネルのL帯の第2の多重光を第6の波長変換部12Fに出力する。
第5の波長変換部12Eは、奇数チャネルのL帯の第3の多重光と、励起光とが図示せぬ非線形光学媒質内を伝搬することで、奇数チャネルのL帯の第3の多重光を奇数チャネルのC帯の第2の多重光に波長変換する。そして、第5の波長変換部12Eは、波長変換後の奇数チャネルのC帯の第3の多重光を第3の光受信群16Cに出力する。
第3の光受信群16Cは、光増幅部23と、分波部24と、複数の光受信部L1~LN-1とを有する。光増幅部23は、第5の波長変換部12Eにて波長変換後の奇数チャネルのC帯の第3の多重光を光増幅し、光増幅後の奇数チャネルのC帯の第3の多重光を分波部24に出力する。分波部24は、奇数チャネルのC帯の第3の多重光の各第1の光を対応チャネルの各光受信部L1~LN-1に出力する。尚、分波部24の各出力ポートの透過帯域は、接続される光受信部L1~LN-1が受信する波長の帯域に合わせて設計される。光受信部L1~LN-1が受信する波長の帯域はC帯なのでC帯の波長に合わせて透過帯域が設計されている。
第6の波長変換部12Fは、偶数チャネルのL帯の第2の多重光と、励起光とが図示せぬ非線形光学媒質内を伝搬することで、偶数チャネルのL帯の第2の多重光を偶数チャネルのC帯の第2の多重光に波長変換する。そして、第6の波長変換部12Fは、波長変換後の偶数チャネルのC帯の第2の多重光を第2の光受信群16Bに出力する。
第2の光受信群16Bは、光増幅部23と、分波部24と、複数の光受信部L2~LNとを有する。光増幅部23は、第6の波長変換部12Fにて波長変換後の偶数チャネルのC帯の第2の多重光を光増幅し、光増幅後の偶数チャネルのC帯の第2の多重光を分波部24に出力する。分波部24は、偶数チャネルのC帯の第2の多重光の各第1の光を対応チャネルの各光受信部L2~LNに出力する。尚、分波部24の各出力ポートの透過帯域は、接続される光受信部L2~LNが受信する波長の帯域に合わせて設計される。光受信部L2~LNが受信する波長の帯域はC帯なのでC帯の波長に合わせて透過帯域が設計されている。
第1の光受信群16Aは、光増幅部23と、分波部24と、複数の光受信部C1~CNとを有する。光増幅部23は、波長分波部15からのC帯の第2の多重光を光増幅し、光増幅後のC帯の第2の多重光を分波部24に出力する。分波部24は、C帯の第1の多重光の各第2の光を対応チャネルの各光受信部C1~CNに出力する。尚、分波部24の各出力ポートの透過帯域は、接続される光受信部C1~CNが受信する波長の帯域に合わせて設計される。光受信部C1~CNが受信する波長の帯域はC帯なのでC帯の波長に合わせて透過帯域が設計されている。
第4のインターリーバ13Dは、波長分波部15からのS帯の第4及び第5の多重光を、奇数チャネルの第5の多重光と偶数チャネルの第4の多重光とに分離出力する。第4のインターリーバ13Dは、奇数チャネルのS帯の第5の多重光を第7の波長変換部12Gに出力すると共に、偶数チャネルのS帯の第4の多重光を第8の波長変換部12Hに出力する。
第7の波長変換部12Gは、奇数チャネルのS帯の第5の多重光と、励起光とが図示せぬ非線形光学媒質内を伝搬することで、奇数チャネルのS帯の第5の多重光を奇数チャネルのC帯の第5の多重光に波長変換する。そして、第7の波長変換部12Gは、波長変換後の奇数チャネルのC帯の第5の多重光を第4の光受信群16Dに出力する。
第4の光受信群16Dは、光増幅部23と、分波部24と、複数の光受信部S1~SN-1とを有する。光増幅部23は、第7の波長変換部12Gにて波長変換後の奇数チャネルのC帯の第5の多重光を光増幅し、光増幅後の奇数チャネルのC帯の第5の多重光を分波部24に出力する。分波部24は、奇数チャネルのC帯の第5の多重光の各第1の光を対応チャネルの各光受信部S1~SN-1に出力する。尚、分波部24の各出力ポートの透過帯域は、接続される光受信部S1~SN-1が受信する波長の帯域に合わせて設計される。光受信部S1~SN-1が受信する波長の帯域はC帯なのでC帯の波長に合わせて透過帯域が設計されている。
第8の波長変換部12Hは、偶数チャネルのS帯の第4の多重光と、励起光とが図示せぬ非線形光学媒質内を伝搬することで、偶数チャネルのS帯の第4の多重光を偶数チャネルのC帯の第4の多重光に波長変換する。そして、第8の波長変換部12Hは、波長変換後の偶数チャネルのC帯の第4の多重光を第5の光受信群16Eに出力する。
第5の光受信群16Eは、光増幅部23と、分波部24と、複数の光受信部S2~SNとを有する。光増幅部23は、第8の波長変換部12Hにて波長変換後の偶数チャネルのC帯の第4の多重光を光増幅し、光増幅後の偶数チャネルのC帯の第4の多重光を分波部24に出力する。分波部24は、偶数チャネルのC帯の第4の多重光の各第1の光を対応チャネルの各光受信部S2~SNに出力する。尚、分波部24の各出力ポートの透過帯域は、接続される光受信部S2~SNが受信する波長の帯域に合わせて設計される。光受信部S2~SNが受信する波長の帯域はC帯なのでC帯の波長に合わせて透過帯域が設計されている。
第2の伝送装置2Bは、第1~第5の光受信群16及び光部品をC帯の光部品で構成できるため、製品コスト及び運用コストを低減できる。つまり、第1の伝送装置2Aから第2の伝送装置2Bへ異なる帯域で波長多重通信を実現するため、個別の帯域の光部品を使わずに、共通の光送信部、光受信部、光増幅部等の光部品を利用する。その結果、伝送装置2は、より安価な光部品で構成できる。
実施例1の伝送システム1では、C帯の多重光を偶数チャネル及び奇数チャネルに分割し、チャネル群毎に波長変換部12を用いて波長変換する。偶数チャネルと奇数チャネルとに分割するため、波長変換部12へのWDM信号の入力光パワーを小さくする、すなわち一つの波長変換部12で変換する波長本数を減らすことできる。その結果、波長変換部12内の非線形光学歪を低減することで信号品質の劣化を低減しながら、ダイナミックレンジを拡大できる。
第1の伝送装置2Aでは、C帯の第2及び第3の多重光を偶数チャネル及び奇数チャネルに分割し、奇数チャネルのC帯の第3の多重光を第2の波長変換部12Bに入力すると共に、偶数チャネルのC帯の第2の多重光を第1の波長変換部12Aに入力する。そして、第2の波長変換部12Bは、奇数チャネルのC帯の第3の多重光を奇数チャネルのL帯の第3の多重光に波長変換する。更に、第1の波長変換部12Aは、偶数チャネルのC帯の第2の多重光を偶数チャネルのL帯の第2の多重光に波長変換する。その結果、第1の波長変換部12A及び第2の波長変換部12Bでは、奇数と偶数とに分別して隣接チャネルが少ないため、信号間の非線形光学歪を低減できる。
第1の伝送装置2Aでは、C帯の第4及び第5の多重光を偶数チャネル及び奇数チャネルに分割し、奇数チャネルのC帯の第5の多重光を第3の波長変換部12Cに入力すると共に、偶数チャネルのC帯の第4の多重光を第4の波長変換部12Dに入力する。そして、第3の波長変換部12Cは、奇数チャネルのC帯の第5の多重光を奇数チャネルのS帯の第5の多重光に波長変換する。更に、第4の波長変換部12Dは、偶数チャネルのC帯の第4の多重光を偶数チャネルのS帯の第4の多重光に波長変換する。その結果、第3の波長変換部12C及び第4の波長変換部12Dでは、奇数と偶数とに分別して隣接チャネルが少ないため、信号間の非線形光学歪を低減できる。
第2の伝送装置2Bでは、L帯の第2及び第3の多重光を偶数チャネル及び奇数チャネルに分割し、奇数チャネルのL帯の第3の多重光を第5の波長変換部12Eに入力すると共に、偶数チャネルのL帯の第2の多重光を第6の波長変換部12Fに入力する。そして、第5の波長変換部12Eは、奇数チャネルのL帯の第3の多重光を奇数チャネルのC帯の第3の多重光に波長変換する。更に、第6の波長変換部12Fは、偶数チャネルのL帯の第2の多重光を偶数チャネルのC帯の第2の多重光に波長変換する。その結果、第5の波長変換部12E及び第6の波長変換部12Fでは、奇数と偶数とに分別して隣接チャネルが少ないため、信号間の非線形光学歪を低減できる。
第2の伝送装置2Bでは、S帯の第4及び第5の多重光を偶数チャネル及び奇数チャネルに分割し、奇数チャネルのS帯の第5の多重光を第7の波長変換部12Gに入力すると共に、偶数チャネルのS帯の第4の多重光を第8の波長変換部12Hに入力する。そして、第7の波長変換部12Gは、奇数チャネルのS帯の第5の多重光を奇数チャネルのC帯の第5の多重光に波長変換する。更に、第8の波長変換部12Hは、偶数チャネルのS帯の第4の多重光を偶数チャネルのC帯の第4の多重光に波長変換する。その結果、第7の波長変換部12G及び第8の波長変換部12Hでは、奇数と偶数とに分別して隣接チャネルが少ないため、信号間の非線形光学歪を低減できる。
しかも、伝送システム1では、C帯の光送信器、光受信器、光増幅器等の光部品を共通して使用することで、部品コストを軽減し、伝送時にS帯及びL帯を利用することで伝送容量の拡大を図る。
尚、図1に示す第1の伝送装置2Aは、C帯の第2及び第3の多重光とL帯の第2及び第3の多重光との間で波長変換する処理及び、C帯の第4及び第5の多重光とS帯の第4及び第5の多重光との間で波長変換する処理を例示した。そして、実施例1の伝送システム1では、第1の伝送装置2Aから第2の伝送装置2Bへの上り伝送について説明したが、第2の伝送装置2Bから第1の伝送装置2Aへの下り伝送もあり、その実施の形態につき、実施例2として以下に説明する。
図4は、実施例2の伝送システム1Aの一例を示す説明図である。尚、説明の便宜上、実施例1の伝送システム1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。説明の便宜上、C帯の第2及び第3の多重光とL帯の第2及び第3の多重光との間で波長変換する処理を説明するが、ほぼ同一の動作であるため、C帯の第4及び第5の多重光とS帯の第4及び第5の多重光との間で波長変換する処理の説明については省略する。
図4に示す第1の伝送装置2Aは、上り側第3の光送信群11C1と、上り側第2の光送信群11B1と、上り側第1の光送信群11A1と、第11の波長変換部17Aと、上り側第11のインターリーバ18A1と、上り側波長合波部14A1とを有する。第11の波長変換部17Aは、第1の励起光源31と、第1のWDMカプラ32と、PD(Polarized Diversity)非線形光学媒質33と、第2のWDMカプラ34とを有する。PD非線形光学媒質33は、単一方向入出力の非線形光学媒質である。
第1の伝送装置2Aは、下り側波長分波部15A2と、下り側第12のインターリーバ18B2と、第12の波長変換部17Bと、下り側第13のインターリーバ18C2と、下り側第14のインターリーバ18D2とを有する。第1の伝送装置2Aは、下り側第3の光受信群16C2と、下り側第2の光受信群16B2と、下り側第1の光受信群16A2とを有する。第12の波長変換部17Bは、第1の励起光源31と、第1のWDMカプラ32と、PD非線形光学媒質33と、第2のWDMカプラ34とを有する。
第2の伝送装置2Bは、下り側第3の光送信群11C2と、下り側第2の光送信群11B2と、下り側第1の光送信群11A2と、第13の波長変換部17Cと、下り側第11のインターリーバ18A2と、下り側波長合波部14A2とを有する。第13の波長変換部17Cは、第1の励起光源31と、第1のWDMカプラ32と、PD非線形光学媒質33と、第2のWDMカプラ34とを有する。
第2の伝送装置2Bは、上り側波長分波部15A1と、上り側第12のインターリーバ18B1と、第14の波長変換部17Dと、上り側第13のインターリーバ18C1と、上り側第14のインターリーバ18D1とを有する。更に、第2の伝送装置2Bは、上り側第3の光受信群16C1と、上り側第2の光受信群16B1と、上り側第1の光受信群16A1とを有する。第14の波長変換部17Dは、第1の励起光源31と、第1のWDMカプラ32と、PD非線形光学媒質33と、第2のWDMカプラ34とを有する。
第11の波長変換部17Aの第1のWDMカプラ32は、上り側第2の光送信群11B1からの偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光をPD非線形光学媒質33に出力する。更に、第1のWDMカプラ32は、下り側第12のインターリーバ18B2からの奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光をPD非線形光学媒質33に出力する。更に、第1のWDMカプラ32は、第1の励起光源31からの励起光をPD非線形光学媒質33に出力する。第11の波長変換部17A内のPD非線形光学媒質33は、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光と、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光と、第1の励起光源31からの励起光とを伝搬する。そして、PD非線形光学媒質33は、励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換し、波長変換後の偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。尚、第11の波長変換部17Aは、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光、励起光及び偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光から、波長変換前のC帯の上り側第2の多重光及び励起光をフィルタリングしてL帯の上り側第2の多重光を出力する。更に、PD非線形光学媒質33は、励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換し、波長変換後の奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。尚、第11の波長変換部17Aは、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光、励起光及び奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光から、波長変換前のL帯の下り側第3の多重光及び励起光をフィルタリングしてC帯の下り側第3の多重光を出力する。
第11の波長変換部17A内の第2のWDMカプラ34は、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を上り側第11のインターリーバ18A1に出力する。更に、第11の波長変換部17A内の第2のWDMカプラ34は、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を下り側第13のインターリーバ18C2に出力する。下り側第13のインターリーバ18C2は、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を下り側第3の光受信群16C2に出力する。その結果、第11の波長変換部17Aは、偶数チャネルの上り側第2の多重光と、奇数チャネルの下り側第3の多重光とを出力する、すなわち、奇数チャネルと偶数チャネルとに分割するため、上り信号及び下り信号で波長変換部を流用できる。しかも、上り信号に偶数チャネル及び下り信号に奇数チャネルを割当てることで、隣接波長間で生じる非線形光学歪を低減できる。
第12の波長変換部17B内の第1のWDMカプラ32は、下り側第12のインターリーバ18B2から偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光と、第1の励起光源31からの励起光とをPD非線形光学媒質33に出力する。更に、第1のWDMカプラ32は、上り側第3の光送信群11C1から奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光をPD非線形光学媒質33に出力する。第12の波長変換部17B内のPD非線形光学媒質33は、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光と、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光と、励起光とを伝搬する。図5は、第12の波長変換部17Bの波長変換動作の一例を示す説明図である。第12の波長変換部17Bは、励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換し、波長変換後の偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。尚、第12の波長変換部17Bは、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光、励起光及び偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光から、波長変換前のL帯の下り側第2の多重光及び励起光をフィルタリングしてC帯の下り側第2の多重光を出力する。更に、第12の波長変換部17Bは、励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換し、波長変換後の奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。尚、第12の波長変換部17Bは、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光、励起光及び奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光から、波長変換前のC帯の上り側第3の多重光及び励起光をフィルタリングしてL帯の上り側第3の多重光を出力する。
第12の波長変換部17B内の第2のWDMカプラ34は、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を上り側第11のインターリーバ18A1に出力する。更に、第12の波長変換部17B内の第2のWDMカプラ34は、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を下り側第14のインターリーバ18D2に出力する。下り側第14のインターリーバ18D2は、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を下り側第2の光受信群16B2に出力する。その結果、第12の波長変換部17Bは、奇数チャネルの上り側第3の多重光と、偶数チャネルの下り側第2の多重光とを出力する。すなわち、奇数チャネルと偶数チャネルとに分割するため、上り信号及び下り信号で波長変換部を流用できる。しかも、上り信号に奇数チャネル及び下り信号に偶数チャネルを割当てることで、隣接波長間で生じる非線形光学歪を低減できる。
第1の伝送装置2A内の上り側第11のインターリーバ18A1は、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光と、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光とをチャネル番号順に並び替える。そして、上り側第11のインターリーバ18A1は、並び替え後の奇数及び偶数チャネルのL帯の上り側第2及び第3の多重光を上り側波長合波部14A1に出力する。更に、上り側波長合波部14A1は、L帯の上り側第2及び第3の多重光と、上り側第1の光送信群11A1からのC帯の上り側第1の多重光とを合波して上り側伝送路3Aに出力する。
第2の伝送装置2B内の上り側波長分波部15A1は、上り側伝送路3Aからの多重光をL帯の上り側第2及び第3の多重光及びC帯の上り側第1の多重光に分波する。そして、上り側波長分波部15A1は、L帯の上り側第2及び第3の多重光を上り側第12のインターリーバ18B1に出力すると共に、C帯の上り側第1の多重光を上り側第1の光受信群16A1に出力する。
上り側第12のインターリーバ18B1は、L帯の上り側第2及び第3の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光及び奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に分離する。そして、上り側第12のインターリーバ18B1は、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を第14の波長変換部17D内の第1のWDMカプラ32に出力する。上り側第12のインターリーバ18B1は、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を第13の波長変換部17C内の第1のWDMカプラ32に出力する。
第14の波長変換部17D内の第1のWDMカプラ32は、上り側第12のインターリーバ18B1からの偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光をPD非線形光学媒質33に出力する。更に、第1のWDMカプラ32は、下り側第3の光送信群11C2からの奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光をPD非線形光学媒質33に出力する。第14の波長変換部17D内のPD非線形光学媒質33は、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光と、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光と、第1の励起光源31からの励起光とを伝搬する。そして、PD非線形光学媒質33は、励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換し、波長変換後の偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。更に、PD非線形光学媒質33は、励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換し、波長変換後の奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。第14の波長変換部17D内の第2のWDMカプラ34は、偶数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を上り側第14のインターリーバ18D1に出力する。
上り側第14のインターリーバ18D1は、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を上り側第2の光受信群16B1に出力する。更に、第14の波長変換部17D内の第2のWDMカプラ34は、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を下り側第11のインターリーバ18A2に出力する。その結果、第14の波長変換部17Dは、偶数チャネルの上り側第2の多重光と、奇数チャネルの下り側第3の多重光とを出力する、すなわち、偶数チャネルと奇数チャネルとに分割することになるため、上り信号及び下り信号で波長変換部を流用できる。しかも、上り信号に偶数チャネル及び下り信号に奇数チャネルを割当てることで、隣接波長間で生じる非線形光学歪を低減できる。
第13の波長変換部17C内の第1のWDMカプラ32は、上り側第12のインターリーバ18B1から奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光と、第1の励起光源31からの励起光とをPD非線形光学媒質33に出力する。第1のWDMカプラ32は、下り側第2の光送信群11B2から偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光をPD非線形光学媒質33に出力する。PD非線形光学媒質33は、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光と、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光と、励起光とを伝搬する。そして、PD非線形光学媒質33は、励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換し、波長変換後の奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。更に、PD非線形光学媒質33は、励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換し、波長変換後の偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。
第13の波長変換部17C内の第2のWDMカプラ34は、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を下り側第11のインターリーバ18A2に出力する。更に、第13の波長変換部17C内の第2のWDMカプラ34は、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を上り側第13のインターリーバ18C1に出力する。上り側第13のインターリーバ18C1は、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を上り側第3の光受信群16C1に出力する。下り側第11のインターリーバ18A2は、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光と、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光とをチャネル番号順に並び替え、並び替え後のL帯の下り側第2及び第3の多重光を下り側波長合波部14A2に出力する。更に、下り側波長合波部14A2は、L帯の下り側第2及び第3の多重光と、下り側第1の光送信群11A2からのC帯の下り側第1の多重光とを合波して下り側伝送路3Bに出力する。その結果、第13の波長変換部17Cは、偶数チャネルの下り側第2の多重光と、奇数チャネルの上り側第3の多重光とを出力する、すなわち奇数チャネルと偶数チャネルとに分割することになるため、上り信号及び下り信号で波長変換部を流用できる。しかも、下り信号に偶数チャネル及び上り信号に奇数チャネルを割当てることで、隣接波長間で生じる非線形光学歪を低減できる。
実施例2では、波長変換部へのWDM信号の同じ帯域内(C帯およびL帯)の入力光パワーを小さくする、すなわち一つの波長変換部で変換する同じ帯域内(C帯およびL帯)の波長本数を減らし、非線形光学歪を低減する。その結果、信号品質の劣化を低減しながら、ダイナミックレンジを拡大できる。
実施例2の第1の伝送装置2A内の上り側第11のインターリーバ18A1は、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光と、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光とをチャネル番号順に並び替えて第2及び第3の多重光を上り側波長合波部14A1に出力する。上り側波長合波部14A1は、C帯の上り側第1の多重光と、L帯の上り側第2及び第3の多重光とを合波して上り側伝送路3Aに出力する。その結果、C帯の上り側第1の多重光と、L帯の上り側第2及び第3の多重光とで大容量上り伝送を実現できる。
第2の伝送装置2B内の下り側第11のインターリーバ18A2は、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光と、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光とをチャネル番号順に並び替えて第2及び第3の多重光を下り側波長合波部14A2に出力する。下り側波長合波部14A2は、C帯の下り側第3の多重光と、L帯の下り側第2及び第3の多重光とを合波して下り側伝送路3Bに出力する。その結果、C帯の下り側第1の多重光と、L帯の下り側第2及び第3の多重光とで大容量下り伝送を実現できる。
第11の波長変換部17Aは、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換すると共に、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換する。その結果、上り信号及び下り信号で波長変換部を流用し、上り信号に偶数チャネル及び下り信号に奇数チャネルを割当てることで、隣接波長間で生じる非線形光学歪を低減できる。
第14の波長変換部17Dは、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換すると共に、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換する。その結果、上り信号及び下り信号で波長変換部を流用し、上り信号に偶数チャネル及び下り信号に奇数チャネルを割当てることで、隣接波長間で生じる非線形光学歪を低減できる。
第13の波長変換部17Cは、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換すると共に、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換する。その結果、上り信号及び下り信号で波長変換部を流用し、下り信号に偶数チャネル及び上り信号に奇数チャネルを割当てることで、隣接波長間で生じる非線形光学歪を低減できる。
第12の波長変換部17Bは、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換すると共に、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換する。その結果、上り信号及び下り信号で波長変換部を流用し、下り信号に偶数チャネル及び上り信号に奇数チャネルを割当てることで、隣接波長間で生じる非線形光学歪を低減できる。
尚、上記実施例2の第1の伝送装置2A内の第11及び第12の波長変換部17A、17Bは、夫々に備えた第1の励起光源31からの励起光と第2の多重光とがPD非線形光学媒質33上を伝搬することで、第2の多重光の波長を変換した。しかしながら、第11及び第12の波長変換部17A及び17Bは、単一の励起光源を共用しても良く、その実施の形態につき、実施例3として以下に説明する。
図6は、実施例3の伝送システム1Bの一例を示す説明図である。尚、実施例2の伝送システム1Aと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図4に示す第11~第14の波長変換部17A~17Dは、夫々に備えた第1の励起光源31からの励起光と第2及び第3の多重光とがPD非線形光学媒質33上を伝搬することで、第2及び第3の多重光の波長を変換した。これに対して、図6に示す第1の伝送装置2Aは、第1の励起光源31の代わりに第2の励起光源31Aを備え、第2の励起光源31Aからの励起光を第11の波長変換部17A及び第12の波長変換部17Bに使用する。第12の波長変換部17B内の第2の励起光源31Aは、第12の波長変換部17B内の第1のWDMカプラ32に励起光を供給する。第12の波長変換部17Bは、波長変換に利用した透過光である残留励起光を第11の波長変換部17A内の第1のWDMカプラ32に供給する。つまり、第11の波長変換部17Aは、第12の波長変換部17Bから波長変換に使用した残留励起光を波長変換に使用することになる。
また、図6に示す第2の伝送装置2Bも、第1の励起光源31の代わりに第2の励起光源31Aを備え、第2の励起光源31Aからの励起光を第13の波長変換部17C及び第14の波長変換部17Dに使用した。第14の波長変換部17D内の第2の励起光源31Aは、第14の波長変換部17D内の第1のWDMカプラ32に励起光を供給する。第14の波長変換部17Dは、波長変換に利用した透過光である残留励起光を第13の波長変換部17C内の第1のWDMカプラ32に供給する。つまり、第13の波長変換部17Cは、第14の波長変換部17Dから波長変換に使用した残留励起光を波長変換に使用することになる。
実施例3の第1の伝送装置2Aは、第2の励起光源31Aからの励起光を第12の波長変換部17Bに供給し、第12の波長変換部17Bの残留励起光を第11の波長変換部17Aに再利用した。その結果、第1の伝送装置2Aは、第11の波長変換部17Aに利用する第2の励起光源31Aを削減できる。しかも、励起光の利用効率の向上、励起光源の削減に伴う電力量の削減、部品サイズのコンパクト化及び部品コストの低減が図れる。
第2の伝送装置2Bは、第2の励起光源31Aからの励起光を第14の波長変換部17Dに供給し、第14の波長変換部17Dの残留励起光を第13の波長変換部17Cに再利用した。その結果、第2の伝送装置2Bは、第13の波長変換部17Cに利用する第2の励起光源31Aを削減できる。しかも、励起光の利用効率の向上、励起光源の削減に伴う電力量の削減、部品サイズのコンパクト化及び部品コストの低減が図れる。
尚、上記実施例3の伝送システム1B内の第12の波長変換部17Bの残留励起光を第11の波長変換部17Aに使用し、第14の波長変換部17Dの残留励起光を第13の波長変換部17Cに使用した。しかしながら、これらに限定されるものではなく、適宜変更可能であり、その実施の形態につき、実施例4として以下に説明する。
図7は、実施例4の伝送システム1Cの一例を示す説明図である。尚、実施例3の伝送システム1Bと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図6に示す第1の伝送装置2Aは、第2の励起光源31Aからの励起光を第12の波長変換部17Bに供給し、第12の波長変換部17Bを透過した残留励起光を第11の波長変換部17Aに供給した。同様に、第2の伝送装置2Bは、第2の励起光源31Aからの励起光を第14の波長変換部17Dに供給し、第14の波長変換部17Dを透過した残留励起光を第13の波長変換部17Cに供給した。
これに対して、図7に示す第1の伝送装置2Aは、第2の励起光源31Aの代わりに第3の励起光源31Bを備え、第3の励起光源31Bからの励起光を第11の波長変換部17Aに供給する。第1の伝送装置2Aは、第11の波長変換部17Aを透過した残留励起光を第12の波長変換部17Bに供給した。また、第2の伝送装置2Bは、第2の励起光源31Aの代わりに第3の励起光源31Bを備え、第3の励起光源31Bからの励起光を第13の波長変換部17Cに供給する。第2の伝送装置2Bは、第13の波長変換部17Cを透過した残留励起光を第14の波長変換部17Dに供給した。
実施例4の第1の伝送装置2Aは、第3の励起光源31Bからの励起光を第11の波長変換部17Aに供給し、第11の波長変換部17Aの残留励起光を第12の波長変換部17Bに再利用した。その結果、第1の伝送装置2Aは、第12の波長変換部17Bに利用する第2の励起光源31Aを削減できる。
第2の伝送装置2Bは、第3の励起光源31Bからの励起光を第13の波長変換部17Cに供給し、第13の波長変換部17Cの残留励起光を第14の波長変換部17Dに再利用した。その結果、第2の伝送装置2Bは、第14の波長変換部17Dに利用する第2の励起光源31Aを削減できる。
尚、波長変換部17内のPD非線形光学媒質33も様々な種類があるため、その実施の形態につき、実施例5として以下に説明する。
図8は、実施例5のPD非線形光学媒質33の一例を示す説明図である。図8に示すPD非線形光学媒質33は、偏波制御部41と、偏波ビームスプリッタ42と、第1の非線形光学媒質43Aと、第2の非線形光学媒質43Bと、偏波ビームコンバイナ44とを有する。尚、図8に示すPD非線形光学媒質33は、単一方向入出力の分岐処理構成である。
偏波制御部41は、第1のWDMカプラ32から第2及び第3の多重光及び励起光を偏波制御する。偏波制御部41は、偏波制御後の垂直偏波及び水平偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を偏波ビームスプリッタ42に出力する。偏波ビームスプリッタ42は、垂直偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を第1の非線形光学媒質43Aに出力すると共に、水平偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を第2の非線形光学媒質43Bに出力する。
第1の非線形光学媒質43Aは、垂直偏波の励起光を用いて、垂直偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームコンバイナ44に供給する。第2の非線形光学媒質43Bは、水平偏波の励起光を用いて、水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームコンバイナ44に出力する。偏波ビームコンバイナ44は、第1の非線形光学媒質43Aからの垂直偏波の第2及び第3の多重光と、第2の非線形光学媒質43Bからの水平偏波の第2及び第3の多重光とを第2のWDMカプラ34に出力する。
例えば、第11の波長変換部17A内の偏波制御部41は、第1のWDMカプラ32から、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光及び励起光を偏波制御する。偏波制御部41は、偏波制御後の垂直偏波及び水平偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を偏波ビームスプリッタ42に出力する。偏波ビームスプリッタ42は、垂直偏波の偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光、垂直偏波の奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光及び垂直偏波の励起光を第1の非線形光学媒質43Aに出力する。更に、偏波ビームスプリッタ42は、水平偏波の偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光、水平偏波の奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光及び水平偏波の励起光を第2の非線形光学媒質43Bに出力する。
第1の非線形光学媒質43Aは、垂直偏波の偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換する。第1の非線形光学媒質43Aは、垂直偏波の奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換する。第2の非線形光学媒質43Bは、水平偏波の偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換する。第2の非線形光学媒質43Bは、水平偏波の奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換する。
偏波ビームコンバイナ44は、第1の非線形光学媒質43Aからの垂直偏波の偶数チャネルのL帯の上り側第3の多重光と、第2の非線形光学媒質43Bからの水平偏波の偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光とを合波する。そして、偏波ビームコンバイナ44は、合波した偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。偏波ビームコンバイナ44は、第1の非線形光学媒質43Aからの垂直偏波の奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光と、第2の非線形光学媒質43Bからの水平偏波の奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光とを合波する。そして、偏波ビームコンバイナ44は、合波した奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。
尚、説明の便宜上、第11の波長変換部17AのPD非線形光学媒質33を例示して説明したが、第12の波長変換部17B、第13の波長変換部17C、第14の波長変換部17Dの処理動作も同様である。
第12の波長変換部17BのPD非線形光学媒質33は、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換する。PD非線形光学媒質33は、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換する。また、第14の波長変換部17DのPD非線形光学媒質33は、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換する。PD非線形光学媒質33は、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換する。また、第13の波長変換部17CのPD非線形光学媒質33は、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換する。PD非線形光学媒質33は、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換する。
実施例5の波長変換部17では、単一方向入出力の分岐処理構成のPD非線形光学媒質33を採用した場合でも、上り信号及び下り信号を奇数チャネル及び偶数チャネルに分割して第2の多重光を波長変換できる。
上記実施例5の波長変換部17は、単一方向入出力の分岐処理構成のPD非線形光学媒質33を採用したが、単一方向入出力の透過型ループ処理構成のPD非線形光学媒質33を採用しても良く、その場合の実施の形態につき、実施例6として以下に説明する。
図9は、実施例6のPD非線形光学媒質33の一例を示す説明図である。図9に示すPD非線形光学媒質33は、単一方向入出力の透過型ループ処理構成の非線形光学媒質であって、偏波制御部41と、偏波ビームスプリッタ42と、双方向非線形光学媒質43Cとを有する。
偏波制御部41は、第1のWDMカプラ32から第2及び第3の多重光及び励起光を偏波制御する。偏波制御部41は、偏波制御後の垂直偏波及び水平偏波の第2及び第3の多重光、及び励起光を偏波ビームスプリッタ42に出力する。偏波ビームスプリッタ42は、垂直偏波の第2及び第3の多重光、及び励起光を双方向非線形光学媒質43Cの順方向ポートXに出力する。また、偏波ビームスプリッタ42は、水平偏波の第2及び第3の多重光、及び励起光を双方向非線形光学媒質43Cの逆方向ポートYに出力する。
双方向非線形光学媒質43Cは、励起光を用いて、順方向ポートXから入力された垂直偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の第2及び第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42に出力する。また、双方向非線形光学媒質43Cは、励起光を用いて、逆方向ポートYから入力された水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の第2及び第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42に出力する。双方向非線形光学媒質43Cは、水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換すると共に、垂直偏波の第2及び第3の多重光を波長変換する。そして、偏波ビームスプリッタ42は、垂直偏波の第2及び第3の多重光と、水平偏波の第2及び第3の多重光とを第2のWDMカプラ34に出力する。
例えば、第11の波長変換部17A内の偏波制御部41は、第1のWDMカプラ32から、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光及び励起光を偏波制御する。偏波制御部41は、偏波制御後の垂直偏波及び水平偏波の第2及び第3の多重光、及び励起光を偏波ビームスプリッタ42に出力する。偏波ビームスプリッタ42は、垂直偏波の偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光、垂直偏波の奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光及び垂直偏波の励起光を双方向非線形光学媒質43Cの順方向ポートXに出力する。また、偏波ビームスプリッタ42は、水平偏波の偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光、水平偏波の奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光及び水平偏波の励起光を双方向非線形光学媒質43Cの逆方向ポートYに出力する。
双方向非線形光学媒質43Cは、順方向ポートXから入力された垂直偏波の偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換する。双方向非線形光学媒質43Cは、順方向ポートXから入力された垂直偏波の奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換する。そして、双方向非線形光学媒質43Cは、波長変換後の垂直偏波の偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光及び、波長変換後の垂直偏波の奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42に出力する。
また、双方向非線形光学媒質43Cは、逆方向ポートYから入力された水平偏波の偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換する。双方向非線形光学媒質43Cは、逆方向ポートYから入力された水平偏波の奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換する。そして、双方向非線形光学媒質43Cは、波長変換後の水平偏波の偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光及び、波長変換後の水平偏波の奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42に出力する。
偏波ビームスプリッタ42は、垂直偏波の偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光と、水平偏波の偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光とを合波して偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。また、偏波ビームスプリッタ42は、垂直偏波の奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光と、水平偏波の奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光とを合波して奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。
尚、説明の便宜上、第11の波長変換部17AのPD非線形光学媒質33を例示して説明したが、第12の波長変換部17B、第13の波長変換部17C、第14の波長変換部17Dでも同様の処理動作である。
例えば、第12の波長変換部17Bの双方向非線形光学媒質43Cは、垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換する。そして、双方向非線形光学媒質43Cは、波長変換後の偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偏波ビームスプリッタ42に出力する。また、双方向非線形光学媒質43Cは、垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換する。そして、双方向非線形光学媒質43Cは、波長変換後の奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42に出力する。偏波ビームスプリッタ42は、垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光と、垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。
例えば、第14の波長変換部17Dの双方向非線形光学媒質43Cは、垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換する。そして、双方向非線形光学媒質43Cは、波長変換後の偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偏波ビームスプリッタ42に出力する。また、双方向非線形光学媒質43Cは、垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換する。そして、双方向非線形光学媒質43Cは、波長変換後の奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42に出力する。偏波ビームスプリッタ42は、垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光と、垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光とを第2のWDMカプラ34に出力する。
例えば、第13の波長変換部17Cの双方向非線形光学媒質43Cは、垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換する。そして、双方向非線形光学媒質43Cは、波長変換後の偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偏波ビームスプリッタ42に出力する。また、双方向非線形光学媒質43Cは、垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換する。そして、双方向非線形光学媒質43Cは、波長変換後の奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42に出力する。偏波ビームスプリッタ42は、垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光と、垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。
実施例6の波長変換部17では、単一方向入出力の透過型ループ処理構成のPD非線形光学媒質33を採用した場合でも、上り信号及び下り信号を奇数チャネル及び偶数チャネルに分割して第2及び第3の多重光を波長変換できる。
上記実施例5の波長変換部17は、単一方向入出力の反射型ループ処理構成のPD非線形光学媒質33を採用しても良く、その場合の実施の形態につき、実施例7として以下に説明する。
図10は、実施例7のPD非線形光学媒質33の一例を示す説明図である。図10に示すPD非線形光学媒質33は、単一方向入出力の反射型ループ処理構成であって、第1の偏波制御部41Aと、光サーキュレータ45と、偏波ビームスプリッタ42Aと、第2の偏波制御部41Bと、双方向非線形光学媒質43Dとを有する。
第1の偏波制御部41Aは、第1のWDMカプラ32から第2及び第3の多重光、及び励起光を偏波制御する。第1の偏波制御部41Aは、偏波制御後の垂直偏波及び水平偏波の第2及び第3の多重光、及び励起光を光サーキュレータ45に出力する。光サーキュレータ45は、垂直偏波及び水平偏波の第2及び第3の多重光、及び励起光を偏波ビームスプリッタ42Aに出力する。
偏波ビームスプリッタ42Aは、光サーキュレータ45からの垂直偏波の第2及び第3の多重光、及び励起光を第2の偏波制御部41Bに出力する。第2の偏波制御部41Bは、垂直偏波の第2及び第3の多重光、及び励起光を水平偏波の第2及び第3の多重光、及び励起光に偏波制御し、水平偏波の第2及び第3の多重光、及び励起光を双方向非線形光学媒質43Dの順方向ポートXに出力する。双方向非線形光学媒質43Dは、励起光を用いて、水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42Aに出力する。
また、偏波ビームスプリッタ42Aは、光サーキュレータ45からの水平偏波の第2及び第3の多重光、及び励起光を双方向非線形光学媒質43Dの逆方向ポートYに出力する。双方向非線形光学媒質43Dは、励起光を用いて、水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光、及び励起光を第2の偏波制御部41Bに出力する。第2の偏波制御部41Bは、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を垂直偏波の第2及び第3の多重光に偏波制御し、垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42Aに出力する。
そして、偏波ビームスプリッタ42Aは、垂直偏波の波長変換後の第2及び第3の多重光及び、水平偏波の波長変換後の第2及び第3の多重光を光サーキュレータ45に出力する。そして、光サーキュレータ45は、垂直偏波及び水平偏波の波長変換後の第2及び第3の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。
例えば、第11の波長変換部17A内の第1の偏波制御部41Aは、第1のWDMカプラ32から、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光及び励起光を偏波制御する。第1の偏波制御部41Aは、偏波制御後の垂直偏波及び水平偏波の第2及び第3の多重光、及び励起光を光サーキュレータ45に出力する。光サーキュレータ45は、垂直偏波及び水平偏波の第2及び第3の多重光、及び励起光を偏波ビームスプリッタ42Aに出力する。
偏波ビームスプリッタ42Aは、光サーキュレータ45からの垂直偏波の奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光、垂直偏波の偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光及び垂直偏波の励起光を第2の偏波制御部41Bに出力する。第2の偏波制御部41Bは、垂直偏波の奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を水平偏波の奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に偏波制御すると共に、垂直偏波の励起光を水平偏波の励起光に偏波制御する。更に、第2の偏波制御部41Bは、垂直偏波の偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光及び垂直偏波の励起光を水平偏波の偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に偏波制御する。第2の偏波制御部41Bは、水平偏波の奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光、水平偏波の偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光及び水平偏波の励起光を双方向非線形光学媒質43Dの順方向ポートXに出力する。双方向非線形光学媒質43Dは、水平偏波の励起光を用いて、水平偏波の奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換する。双方向非線形光学媒質43Dは、水平偏波の励起光を用いて、水平偏波の偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換する。双方向非線形光学媒質43Dは、波長変換後の水平偏波の奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光及び、波長変換後の水平偏波の奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42Aに出力する。
また、偏波ビームスプリッタ42Aは、光サーキュレータ45からの水平偏波の奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光、水平偏波の偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光及び水平偏波の励起光を双方向非線形光学媒質43Dの逆方向ポートに出力する。双方向非線形光学媒質43Dは、水平偏波の励起光を用いて、水平偏波の奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換する。双方向非線形光学媒質43Dは、水平偏波の励起光を用いて、水平偏波の偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換する。第2の偏波制御部41Bは、波長変換後の水平偏波の奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を垂直偏波の奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に偏波制御する。更に、第2の偏波制御部41Bは、波長変換後の水平偏波の偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を垂直偏波の偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に偏波制御する。そして、第2の偏波制御部41Bは、偏波制御後の垂直偏波の奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光と、偏波制御後の垂直偏波の偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光とを偏波ビームスプリッタ42Aに出力する。
偏波ビームスプリッタ42Aは、垂直偏波の奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光と水平偏波の奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光とを合波する。偏波ビームスプリッタ42Aは、合波した奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を光サーキュレータ45経由で第2のWDMカプラ34に出力する。偏波ビームスプリッタ42Aは、垂直偏波の偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光と水平偏波の偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光とを結合して偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を光サーキュレータ45経由で第2のWDMカプラ34に出力する。
尚、説明の便宜上、第11の波長変換部17AのPD非線形光学媒質33を例示して説明したが、第12の波長変換部17B、第13の波長変換部17C、第14の波長変換部17Dでも同様の処理動作である。
例えば、第12の波長変換部17Bの双方向非線形光学媒質43Dは、垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換する。そして、双方向非線形光学媒質43Dは、波長変換後の偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偏波ビームスプリッタ42Aに出力する。また、双方向非線形光学媒質43Dは、垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換する。そして、双方向非線形光学媒質43Dは、波長変換後の奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42Aに出力する。偏波ビームスプリッタ42Aは、垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を合波して偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を光サーキュレータ45経由で第2のWDMカプラ34に出力する。偏波ビームスプリッタ42Aは、垂直偏波及び水平偏波の波長変換後の奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を結合して奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を光サーキュレータ45経由で第2のWDMカプラ34に出力する。
第14の波長変換部17Dの双方向非線形光学媒質43Dは、垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換する。そして、双方向非線形光学媒質43Dは、波長変換後の偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偏波ビームスプリッタ42Aに出力する。また、双方向非線形光学媒質43Dは、垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換する。そして、双方向非線形光学媒質43Dは、波長変換後の奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42Aに出力する。偏波ビームスプリッタ42Aは、垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を合波して偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を光サーキュレータ45経由で第2のWDMカプラ34に出力する。偏波ビームスプリッタ42Aは、垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を結合して奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を光サーキュレータ45経由で第2のWDMカプラ34に出力する。
第13の波長変換部17Cの双方向非線形光学媒質43Dは、垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換する。そして、双方向非線形光学媒質43Dは、波長変換後の偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偏波ビームスプリッタ42Aに出力する。また、双方向非線形光学媒質43Dは、垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換する。そして、双方向非線形光学媒質43Dは、波長変換後の奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42Aに出力する。偏波ビームスプリッタ42Aは、垂直偏波及び水平偏波の波長変換後の偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を合波して偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を光サーキュレータ45経由で第2のWDMカプラ34に出力する。偏波ビームスプリッタ42Aは、垂直偏波及び水平偏波の波長変換後の奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を結合して奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を光サーキュレータ45経由で第2のWDMカプラ34に出力する。
実施例7の波長変換部17では、単一方向入出力の反射型ループ処理構成のPD非線形光学媒質33を採用した場合でも上り信号及び下り信号を奇数チャネル及び偶数チャネルに分割して、第2の多重光を波長変換できる。
尚、上記実施例の第11の波長変換部17Aは、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光と、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光とを波長変換する単一方向のPD非線形光学媒質33を例示した。しかしながら、これに限定されるものではなく、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光と、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光とを波長変換する双方向のPD非線形光学媒質36を採用した場合の実施の形態につき、実施例8として以下に説明する。
図11は、実施例8の伝送システム1Dの一例を示す説明図である。尚、実施例2の伝送システム1Aと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図11に示す第1の伝送装置2Aは、上り側第3の光送信群11C1と、上り側第2の光送信群11B1と、上り側第1の光送信群11A1とを有する。第1の伝送装置2Aは、下り側第3の光受信群16C2と、下り側第2の光受信群16B2と、下り側第1の光受信群16A2と、上り側波長合波部14A1と、下り側波長分波部15A2とを有する。更に、第1の伝送装置2Aは、第15の波長変換部17Eと、第16の波長変換部17Fと、上り側第15のインターリーバ18E1と、上り側第16のインターリーバ18F1と、上り側第17のインターリーバ18G1とを有する。第1の伝送装置2Aは、下り側第18のインターリーバ18H2と、下り側第19のインターリーバ18J2、下り側第20のインターリーバ18K2とを有する。
第15の波長変換部17Eは、第3のWDMカプラ35と、PD非線形光学媒質36と、第4のWDMカプラ37とを有する。第3のWDMカプラ35は、第1のアイソレータ38A経由で第4の励起光源31Cから励起光を入力する。PD非線形光学媒質36は、双方向の入出力の構成である。第4のWDMカプラ37は、第2のアイソレータ38B経由で第5の励起光源31Dから励起光を入力する。第16の波長変換部17Fも、第3のWDMカプラ35と、PD非線形光学媒質36と、第4のWDMカプラ37とを有する。第3のWDMカプラ35は、第1のアイソレータ38A経由で第4の励起光源31Cから励起光を入力する。第4のWDMカプラ37は、第2のアイソレータ38B経由で第5の励起光源31Dから励起光を入力する。
上り側第15のインターリーバ18E1は、上り側第2の光送信群11B1と接続し、上り側第2の光送信群11B1からの偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を第15の波長変換部17E内の第3のWDMカプラ35に出力する。更に、上り側第15のインターリーバ18E1は、下り側第3の光受信群16C2と接続し、第15の波長変換部17E内の第3のWDMカプラ35からの奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を下り側第3の光受信群16C2に出力する。
上り側第16のインターリーバ18F1は、上り側第17のインターリーバ18G1と接続し、第15の波長変換部17E内の第4のWDMカプラ37から入力した偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を上り側第17のインターリーバ18G1に出力する。上り側第16のインターリーバ18F1は、下り側第18のインターリーバ18H2と接続し、下り側第18のインターリーバ18H2から入力した奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を第15の波長変換部17E内の第4のWDMカプラ37に出力する。
上り側第17のインターリーバ18G1は、上り側第16のインターリーバ18F1及び下り側第19のインターリーバ18J2と接続する。上り側第17のインターリーバ18G1は、上り側第16のインターリーバ18F1からの偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光と、下り側第19のインターリーバ18J2からの奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光とを合波する。上り側第17のインターリーバ18G1は、合波したL帯の上り側第2及び第3の多重光を上り側波長合波部14A1に出力する。
下り側第18のインターリーバ18H2は、下り側第19のインターリーバ18J2及び上り側第16のインターリーバ18F1と接続する。下り側第18のインターリーバ18H2は、下り側波長分波部15A2からのL帯の下り側第2及び第3の多重光の内、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を下り側第19のインターリーバ18J2に出力する。更に、下り側第18のインターリーバ18H2は、下り側波長分波部15A2からのL帯の下り側第2及び第3の多重光の内、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を上り側第16のインターリーバ18F1に出力する。
下り側第19のインターリーバ18J2は、第16の波長変換部17F内の第3のWDMカプラ35及び上り側第17のインターリーバ18G1と接続する。下り側第19のインターリーバ18J2は、下り側第18のインターリーバ18H2からの偶数チャネルのL帯の第2の多重光を第16の波長変換部17F内の第3のWDMカプラ35に出力する。更に、下り側第19のインターリーバ18J2は、第16の波長変換部17Fから波長変換後の奇数チャネルのL帯の第3の多重光を上り側第17のインターリーバ18G1に出力する。
下り側第20のインターリーバ18K2は、下り側第2の光受信群16B2及び上り側第3の光送信群11C1と接続する。下り側第20のインターリーバ18K2は、第16の波長変換部17Fから波長変換後の偶数チャネルのC帯の第2の多重光を下り側第2の光受信群16B2に出力する。下り側第20のインターリーバ18K2は、上り側第3の光送信部11C1からの奇数チャネルのC帯の第3の多重光を第16の波長変換部17Fに出力する。
第15の波長変換部17E内のPD非線形光学媒質36は、第3のWDMカプラ35から入力した励起光及び偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を伝搬する。PD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。また、第15の波長変換部17E内のPD非線形光学媒質36は、第4のWDMカプラ37から入力した励起光及び奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を伝搬する。PD非線形光学媒質36は、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。つまり、第15の波長変換部17Eは、偶数チャネルの上り側第2の多重光の波長変換と、奇数チャネルの下り側第3の多重光の波長変換とを混信なく、一度に処理を実現できる。
図12Aは、第16の波長変換部17Fの波長変換動作の一例を示す説明図である。図12Aに示す第16の波長変換部17F内のPD非線形光学媒質36は、第4のWDMカプラ37から入力した励起光及び奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を伝搬する。PD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。尚、第16の波長変換部17Fは、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光、励起光及び奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光から、波長変換前のC帯の上り側第3の多重光及び励起光をフィルタリングしてL帯の上り側第3の多重光を出力する。図12Bは、第16の波長変換部17Fの波長変換動作の一例を示す説明図である。図12Bに示す第16の波長変換部17F内のPD非線形光学媒質36は、第3のWDMカプラ35から入力した励起光及び偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を伝搬する。PD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。尚、第16の波長変換部17Fは、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光、励起光及び偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光から、波長変換前のC帯の下り側第2の多重光及び励起光をフィルタリングしてL帯の下り側第2の多重光を出力する。つまり、第16の波長変換部17Fは、奇数チャネルの上り側第3の多重光の波長変換と、偶数チャネルの下り側第2の多重光の波長変換とを混信なく、一度に処理を実現できる。
第2の伝送装置2Bは、下り側第3の光送信群11C2と、下り側第2の光送信群11B2と、下り側第1の光送信群11A2とを有する。第2の伝送装置2Bは、上り側第3の光受信群16C1と、上り側第2の光受信群16B1と、上り側第1の光受信群16A1を有する。更に、第2の伝送装置2Bは、下り側波長合波部14A2と、上り側波長分波部15A1を有する。第2の伝送装置2Bは、第17の波長変換部17Gと、第18の波長変換部17Hと、下り側第15のインターリーバ18E2と、下り側第16のインターリーバ18F2と、下り側第17のインターリーバ18G2とを有する。第2の伝送装置2Bは、上り側第18のインターリーバ18H1と、上り側第19のインターリーバ18J1と、上り側第20のインターリーバ18K1とを有する。
第17の波長変換部17Gは、第3のWDMカプラ35と、PD非線形光学媒質36と、第4のWDMカプラ37とを有する。第3のWDMカプラ35は、第1のアイソレータ38A経由で第4の励起光源31Cから励起光を入力する。第4のWDMカプラ37は、第2のアイソレータ38B経由で第5の励起光源31Dから励起光を入力する。第18の波長変換部17Hも、第3のWDMカプラ35と、PD非線形光学媒質36と、第4のWDMカプラ37とを有する。第3のWDMカプラ35は、第1のアイソレータ38A経由で第4の励起光源31Cから励起光を入力する。第4のWDMカプラ37は、第2のアイソレータ38B経由で第5の励起光源31Dから励起光を入力する。
下り側第15のインターリーバ18E2は、下り側第2の光送信群11B2と接続し、下り側第2の光送信群11B2からの偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を第17の波長変換部17G内の第3のWDMカプラ35に出力する。更に、下り側第15のインターリーバ18E2は、上り側第3の光受信群16C1と接続し、第17の波長変換部17G内の第3のWDMカプラ35からの奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を上り側第3の光受信群16C1に出力する。
下り側第16のインターリーバ18F2は、下り側第17のインターリーバ18G2と接続し、第17の波長変換部17G内の第4のWDMカプラ37から入力した偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を下り側第17のインターリーバ18G2に出力する。下り側第16のインターリーバ18F2は、上り側第18のインターリーバ18H1と接続し、上り側第18のインターリーバ18H1から入力した奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を第17の波長変換部17G内の第4のWDMカプラ37に出力する。
下り側第17のインターリーバ18G2は、下り側第16のインターリーバ18F2及び上り側第19のインターリーバ18J1と接続する。下り側第17のインターリーバ18G2は、下り側第16のインターリーバ18F2からの偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光と、上り側第19のインターリーバ18J1からの奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光とを合波する。下り側第17のインターリーバ18G2は、合波したL帯の下り側第2及び第3の多重光を下り側波長合波部14A2に出力する。
上り側第18のインターリーバ18H1は、上り側第19のインターリーバ18J1及び下り側第16のインターリーバ18F2と接続する。上り側第18のインターリーバ18H1は、上り側波長分波部15A1からのL帯の上り側第2及び第3の多重光の内、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を上り側第19のインターリーバ18J1に出力する。更に、上り側第18のインターリーバ18H1は、上り側波長分波部15A1からのL帯の上り側第2及び第3の多重光の内、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を下り側第16のインターリーバ18F2に出力する。
上り側第19のインターリーバ18J1は、第18の波長変換部17H内の第3のWDMカプラ35及び下り側第17のインターリーバ18G2と接続する。上り側第19のインターリーバ18J1は、上り側第18のインターリーバ18H1からの偶数チャネルのL帯の第2の多重光を第18の波長変換部17H内の第3のWDMカプラ35に出力する。更に、上り側第19のインターリーバ18J1は、第18の波長変換部17Hから波長変換後の奇数チャネルのL帯の第3の多重光を下り側第17のインターリーバ18G2に出力する。
上り側第20のインターリーバ18K1は、上り側第2の光受信群16B1及び下り側第3の光送信群11C2と接続する。上り側第20のインターリーバ18K1は、第18の波長変換部17Hから波長変換後の偶数チャネルのC帯の第2の多重光を上り側第2の光受信群16B1に出力する。上り側第20のインターリーバ18K1は、下り側第3の光送信部11C2からの奇数チャネルのC帯の第3の多重光を第18の波長変換部17Hに出力する。
第17の波長変換部17G内のPD非線形光学媒質36は、第3のWDMカプラ35から入力した励起光及び偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を伝搬する。PD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。また、第17の波長変換部17G内のPD非線形光学媒質36は、第4のWDMカプラ37から入力した励起光及び奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を伝搬する。PD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。つまり、第17の波長変換部17Gは、奇数チャネルの上り側第3の多重光の波長変換と、偶数チャネルの下り側第2の多重光の波長変換とを混信なく、一度に処理を実現できる。
第18の波長変換部17H内のPD非線形光学媒質36は、第4のWDMカプラ37から入力した励起光及び奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を伝搬する。PD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。また、第18の波長変換部17H内のPD非線形光学媒質36は、第3のWDMカプラ35から入力した励起光及び偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を伝搬する。PD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。つまり、第18の波長変換部17Hは、奇数チャネルの下り側第3の多重光の波長変換と、偶数チャネルの上り側第2の多重光の波長変換とを混信なく、一度に処理を実現できる。
実施例8では、波長変換部へ同一方向に入力するWDM信号の入力光パワーを小さくする、すなわち一つの波長変換部で変換する同一方向へ入力する波長本数を減らし、非線形光学歪を低減する。その結果、信号品質の劣化を低減しながら、ダイナミックレンジを拡大できる。
実施例8の第16の波長変換部17Fでは、双方向入出力のPD非線形光学媒質36を使用し、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光をL帯の上り側第3の多重光に波長変換する。更に、第16の波長変換部17Fでは、同じPD非線形光学媒質36を使用し、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光をC帯の下り側第2の多重光に波長変換する。その結果、上り信号及び下り信号でPD非線形光学媒質36を流用し、下り信号に偶数チャネル及び上り信号に奇数チャネルを割当てることで、隣接波長間で生じる非線形光学歪を低減できる。しかも、双方向入出力のPD非線形光学媒質36を使用するため、余分な支合成分の除去が容易になる。
第15の波長変換部17Eは、双方向入出力のPD非線形光学媒質36を使用し、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光をL帯の上り側第2の多重光に波長変換する。更に、第15の波長変換部17Eは、同じPD非線形光学媒質36を使用し、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光をC帯の下り側第3の多重光に波長変換する。その結果、上り信号及び下り信号でPD非線形光学媒質36を流用し、下り信号に奇数チャネル及び上り信号に偶数チャネルを割当てることで、隣接波長間で生じる非線形光学歪を低減できる。
また、第17の波長変換部17Gは、双方向入出力のPD非線形光学媒質36を使用し、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光をC帯の上り側第3の多重光に波長変換する。更に、第17の波長変換部17Gは、同じPD非線形光学媒質36を使用し、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光をL帯の下り側第2の多重光に波長変換する。その結果、上り信号及び下り信号でPD非線形光学媒質36を流用し、下り信号に偶数チャネル及び上り信号に奇数チャネルを割当てることで、隣接波長間で生じる非線形光学歪を低減できる。
第18の波長変換部17Hは、双方向入出力のPD非線形光学媒質36を使用し、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光をC帯の上り側第2の多重光に波長変換する。第18の波長変換部17Hは、同じPD非線形光学媒質36を使用し、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光をL帯の下り側第3の多重光に波長変換する。その結果、上り信号及び下り信号でPD非線形光学媒質36を流用し、下り信号に奇数チャネル及び上り信号に偶数チャネルを割当てることで、隣接波長間で生じる非線形光学歪を低減できる。
実施例8の伝送システム1Dでは、波長変換部17内の第3のWDMカプラ35毎に第4の励起光源31C、第4のWDMカプラ37毎に第5の励起光源31Dを配置した。しかしながら、これに限定されるものではなく、波長変換部17内の第3のWDMカプラ35及び第4のWDMカプラ37で単一の励起光源を共用しても良く、その場合の実施の形態につき、実施例9として以下に説明する。
図13は、実施例9の伝送システム1Eの一例を示す説明図である。尚、実施例8の伝送システム1Dと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
第15の波長変換部17Eは、第3のWDMカプラ35、PD非線形光学媒質36及び第4のWDMカプラ37の他に、第1のアイソレータ38Aと、第4の励起光源31Cと、第1の反射鏡39とを有する。第15の波長変換部17E内の第3のWDMカプラ35は、第1のアイソレータ38Aと接続し、第1のアイソレータ38A経由で第4の励起光源31Cからの励起光を入力する。
第15の波長変換部17E内の第3のWDMカプラ35は、励起光と上り側第15のインターリーバ18E1からの偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。PD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。
更に、第15の波長変換部17E内の第4のWDMカプラ37は、PD非線形光学媒質36を透過する残留励起光を第1の反射鏡39に出力する。そして、第4のWDMカプラ37は、第1の反射鏡39で反射した残留励起光と、上り側第16のインターリーバ18F1から入力した奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。そして、PD非線形光学媒質36は、残留励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。尚、第1のアイソレータ38Aは、第3のWDMカプラ35からの第1の反射鏡39経由の残留励起光の第4の励起光源31Cへの逆流を遮断する。
また、第16の波長変換部17Fは、第3のWDMカプラ35、PD非線形光学媒質36及び第4のWDMカプラ37の他に、第2のアイソレータ38B、第5の励起光源31D及び第1の反射鏡39を有する。
第16の波長変換部17F内の第4のWDMカプラ37は、第2のアイソレータ38Bと接続し、第2のアイソレータ38B経由で第5の励起光源31Dからの励起光を入力する。第16の波長変換部17F内の第4のWDMカプラ37は、第5の励起光源31Dからの励起光と下り側第20のインターリーバ18K2からの奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。PD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。
更に、第16の波長変換部17F内の第3のWDMカプラ35は、PD非線形光学媒質36を透過する残留励起光を第1の反射鏡39に出力する。第3のWDMカプラ35は、第1の反射鏡39で反射した残留励起光と、下り側第19のインターリーバ18J2から入力した偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。そして、PD非線形光学媒質36は、残留励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。尚、第2のアイソレータ38Bは、第4のWDMカプラ37からの第1の反射鏡39経由の残留励起光の第5の励起光源31Dへの逆流を遮断する。
また、第17の波長変換部17Gは、第3のWDMカプラ35、PD非線形光学媒質36及び第4のWDMカプラ37の他に、第1のアイソレータ38Aと、第4の励起光源31Cと、第1の反射鏡39とを有する。第17の波長変換部17G内の第3のWDMカプラ35は、第1のアイソレータ38Aと接続し、第1のアイソレータ38A経由で第4の励起光源31Cからの励起光を入力する。第17の波長変換部17G内の第3のWDMカプラ35は、第4の励起光源31Cからの励起光と下り側第15のインターリーバ18E2からの偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。PD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。
更に、第17の波長変換部17G内の第4のWDMカプラ37は、PD非線形光学媒質36を透過する残留励起光を第1の反射鏡39に出力する。第4のWDMカプラ37は、第1の反射鏡39で反射した残留励起光と、下り側第16のインターリーバ18F2から入力した奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。そして、PD非線形光学媒質36は、残留励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。尚、第1のアイソレータ38Aは、第3のWDMカプラ35からの第1の反射鏡39経由の残留励起光の第4の励起光源31Cへの逆流を遮断する。
また、第18の波長変換部17Hは、第3のWDMカプラ35、PD非線形光学媒質36及び第4のWDMカプラ37の他に、第2のアイソレータ38Bと、第5の励起光源31Dと、第1の反射鏡39とを有する。第18の波長変換部17H内の第4のWDMカプラ37は、第2のアイソレータ38Bと接続し、第2のアイソレータ38B経由で第5の励起光源31Dからの励起光を入力する。第18の波長変換部17H内の第4のWDMカプラ37は、第5の励起光源31Dからの励起光と上り側第20のインターリーバ18K1からの奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。PD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。
更に、第18の波長変換部17H内の第3のWDMカプラ35は、PD非線形光学媒質36を透過する残留励起光を第1の反射鏡39に出力する。第3のWDMカプラ35は、第1の反射鏡39で反射した残留励起光と、上り側第19のインターリーバ18J1から入力した偶数チャネルのL帯の上り側第3の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。そして、PD非線形光学媒質36は、残留励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。尚、第2のアイソレータ38Bは、第4のWDMカプラ37からの第1の反射鏡39経由の残留励起光の第5の励起光源31Dへの逆流を遮断する。
実施例9の第15の波長変換部17Eは、第4の励起光源31Cの励起光を使用して、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換する。更に、第15の波長変換部17Eは、第1の反射鏡39からの残留励起光を使用して、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換する。その結果、第15の波長変換部17Eは、単一の第4の励起光源31Cを使用して、上り側第2の多重光及び下り側第3の多重光を波長変換できるため、実施例8に比較して励起光源の台数を削減できる。
第16の波長変換部17Fは、第5の励起光源31Dの励起光を使用して、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換する。更に、第16の波長変換部17Fは、第1の反射鏡39からの残留励起光を使用して、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換する。その結果、第16の波長変換部17Fは、単一の第5の励起光源31Dを使用して、上り側第3の多重光及び下り側第2の多重光を波長変換できるため、実施例8に比較して励起光源の台数を削減できる。
第17の波長変換部17Gは、第4の励起光源31Cの励起光を使用して、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換する。更に、第17の波長変換部17Gは、第1の反射鏡39からの残留励起光を使用して、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換する。その結果、第17の波長変換部17Gは、単一の第4の励起光源31Cを使用して、上り側第3の多重光及び下り側第2の多重光を波長変換できるため、実施例8に比較して励起光源の台数を削減できる。
第18の波長変換部17Hは、第5の励起光源31Dの励起光を使用して、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換する。更に、第18の波長変換部17Hは、第1の反射鏡39からの残留励起光を使用して、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換する。その結果、第18の波長変換部17Hは、単一の第5の励起光源31Dを使用して、上り側第2の多重光及び下り側第3の多重光を波長変換できるため、実施例8に比較して励起光源の台数を削減できる。
尚、上記実施例9の波長変換部は、第3のWDMカプラ35に第4の励起光源31Cからの励起光を入力し、PD非線形光学媒質36及び第4のWDMカプラ37を経由して第1の反射鏡39で反射した励起光の残留励起光を第4のWDMカプラ37に入力した。しかしながら、これに限定されるものではなく、その実施の形態につき、実施例10として以下に説明する。
図14は、実施例10の伝送システム1Fの一例を示す説明図である。尚、実施例8の伝送システム1Dと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
第15の波長変換部17Eは、第3のWDMカプラ35、PD非線形光学媒質36及び第4のWDMカプラ37の他に、第2のアイソレータ38Bと、第5の励起光源31Dと、第2の反射鏡39Aとを有する。第15の波長変換部17E内の第4のWDMカプラ37は、第2のアイソレータ38Bと接続し、第2のアイソレータ38B経由で第5の励起光源31Dからの励起光を入力する。第15の波長変換部17E内の第4のWDMカプラ37は、励起光と上り側第16のインターリーバ18F1からの奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。PD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。
更に、第15の波長変換部17E内の第3のWDMカプラ35は、PD非線形光学媒質36を透過する残留励起光を第2の反射鏡39Aに出力する。第3のWDMカプラ35は、第2の反射鏡39Aで反射した残留励起光と、上り側第15のインターリーバ18E1から入力した偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。そして、PD非線形光学媒質36は、残留励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。尚、第2のアイソレータ38Bは、第4のWDMカプラ37からの第2の反射鏡39A経由の残留励起光の第5の励起光源31Dへの逆流を遮断する。
また、第16の波長変換部17Fは、第3のWDMカプラ35、PD非線形光学媒質36及び第4のWDMカプラ37の他に、第1のアイソレータ38Aと、第4の励起光源31Cと、第2の反射鏡39Aとを有する。第16の波長変換部17F内の第3のWDMカプラ35は、第1のアイソレータ38Aと接続し、第1のアイソレータ38A経由で第4の励起光源31Cからの励起光を入力する。第16の波長変換部17F内の第3のWDMカプラ35は、励起光と下り側第19のインターリーバ18J2からの偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。PD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。
更に、第16の波長変換部17F内の第4のWDMカプラ37は、PD非線形光学媒質36を透過する残留励起光を第2の反射鏡39Aに出力する。第4のWDMカプラ37は、第2の反射鏡39Aで反射した残留励起光と、下り側第20のインターリーバ18K2から入力した奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。そして、PD非線形光学媒質36は、残留励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。尚、第1のアイソレータ38Aは、第3のWDMカプラ35からの第2の反射鏡39A経由の残留励起光の第4の励起光源31Cへの逆流を遮断する。
また、第17の波長変換部17Gは、第3のWDMカプラ35、PD非線形光学媒質36及び第4のWDMカプラ37の他に、第2のアイソレータ38Bと、第5の励起光源31Dと、第2の反射鏡39Aとを有する。第17の波長変換部17G内の第4のWDMカプラ37は、第2のアイソレータ38Bと接続し、第2のアイソレータ38B経由で第5の励起光源31Dからの励起光を入力する。第17の波長変換部17G内の第4のWDMカプラ37は、励起光と上り側第18のインターリーバ18H1からの奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。PD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。
更に、第17の波長変換部17G内の第3のWDMカプラ35は、PD非線形光学媒質36を透過する残留励起光を第2の反射鏡39Aに出力する。第3のWDMカプラ35は、第2の反射鏡39Aで反射した残留励起光と、下り側第15のインターリーバ18E2から入力した偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。そして、PD非線形光学媒質36は、残留励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。尚、第2のアイソレータ38Bは、第4のWDMカプラ37からの第2の反射鏡39A経由の残留励起光の第5の励起光源31Dへの逆流を遮断する。
また、第18の波長変換部17Hは、第3のWDMカプラ35、PD非線形光学媒質36及び第4のWDMカプラ37の他に、第1のアイソレータ38Aと、第4の励起光源31Cと、第2の反射鏡39Aとを有する。第18の波長変換部17H内の第3のWDMカプラ35は、第1のアイソレータ38Aと接続し、第1のアイソレータ38A経由で第4の励起光源31Cからの励起光を入力する。第18の波長変換部17H内の第3のWDMカプラ35は、励起光と上り側第19のインターリーバ18J1からの偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。PD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。
更に、第18の波長変換部17H内の第4のWDMカプラ37は、PD非線形光学媒質36を透過する残留励起光を第2の反射鏡39Aに出力する。第4のWDMカプラ37は、第2の反射鏡39Aで反射した残留励起光と、上り側第20のインターリーバ18K1から入力した奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。そして、PD非線形光学媒質36は、残留励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。尚、第1のアイソレータ38Aは、第3のWDMカプラ35から第2の反射鏡39A経由の残留励起光の第4の励起光源31Cへの逆流を遮断する。
実施例10の第15の波長変換部17Eは、第5の励起光源31Dの励起光を使用して、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換する。更に、第15の波長変換部17Eは、第2の反射鏡39Aからの残留励起光を使用して、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換する。その結果、第15の波長変換部17Eは、単一の第5の励起光源31Dを使用して、上り側第2の多重光及び下り側第3の多重光を波長変換できるため、実施例8に比較して励起光源の台数を削減できる。
第16の波長変換部17Fは、第4の励起光源31Cの励起光を使用して、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換する。更に、第16の波長変換部17Fは、第2の反射鏡39Aからの残留励起光を使用して、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換する。その結果、第16の波長変換部17Fは、単一の第4の励起光源31Cを使用して、上り側第3の多重光及び下り側第2の多重光を波長変換できるため、実施例8に比較して励起光源の台数を削減できる。
第17の波長変換部17Gは、第5の励起光源31Dの励起光を使用して、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換する。更に、第17の波長変換部17Gは、第2の反射鏡39Aからの残留励起光を使用して、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換する。その結果、第17の波長変換部17Gは、単一の第5の励起光源31Dを使用して、上り側第3の多重光及び下り側第2の多重光を波長変換できるため、実施例8に比較して励起光源の台数を削減できる。
第18の波長変換部17Hは、第4の励起光源31Cの励起光を使用して、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換する。更に、第18の波長変換部17Hは、第2の反射鏡39Aからの残留励起光を使用して、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換する。その結果、第18の波長変換部17Hは、単一の第4の励起光源31Cを使用して、上り側第2の多重光及び下り側第3の多重光を波長変換できるため、実施例8に比較して励起光源の台数を削減できる。
尚、実施例10の波長変換部は、第4のWDMカプラ37に第5の励起光源31Dからの励起光を入力し、PD非線形光学媒質36及び第3のWDMカプラ35を経由して第2の反射鏡39Aで反射した励起光の残留励起光を第3のWDMカプラ35に出力した。しかしながら、これらに限定されるものではなく、例えば、第1の伝送装置2A内の2台の波長変換部17E及び17Fの励起光源を単一化しても良く、その場合の実施の形態につき、実施例11として以下に説明する。
図15は、実施例11の伝送システム1Gの一例を示す説明図である。尚、実施例8の伝送システム1Dと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
第1の伝送装置2Aは、第15の波長変換部17E及び第16の波長変換部17Fを有する。第15の波長変換部17Eは、第3のWDMカプラ35、PD非線形光学媒質36及び第4のWDMカプラ37の他に、第1のアイソレータ38Aと、第4の励起光源31Cとを有する。第16の波長変換部17Fも、第3のWDMカプラ35、PD非線形光学媒質36及び第4のWDMカプラ37の他に、第3の反射鏡39Bを有する。
第15の波長変換部17E内の第3のWDMカプラ35は、第1のアイソレータ38Aと接続し、第1のアイソレータ38A経由で第4の励起光源31Cからの励起光を入力する。第15の波長変換部17E内の第3のWDMカプラ35は、励起光と上り側第15のインターリーバ18E1からの偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。そして、PD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。
更に、第15の波長変換部17E内の第4のWDMカプラ37は、PD非線形光学媒質36を透過する励起光を第16の波長変換部17F内の第3のWDMカプラ35に出力する。第16の波長変換部17Fは、第15の波長変換部17Eの残留励起光を第3のWDMカプラ35、PD非線形光学媒質36、第4のWDMカプラ37経由で第3の反射鏡39Bに出力する。第3の反射鏡39Bは、反射した残留励起光を、第16の波長変換部17F内の第4のWDMカプラ37に出力する。第4のWDMカプラ37は、残留励起光を、PD非線形光学媒質36、第3のWDMカプラ35、第15の波長変換部17E内の第4のWDMカプラ37、PD非線形光学媒質36及び第3のWDMカプラ35経由で出力する。第15の波長変換部17E内の第1のアイソレータ38Aは、第15の波長変換部17E内の第3のWDMカプラ35で受信した残留励起光の第4の励起光源31Cへの逆流を遮断する。
更に、第15の波長変換部17E内の第4のWDMカプラ37は、残留励起光と、上り側第16のインターリーバ18F1から入力した奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。そして、PD非線形光学媒質36は、残留励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。
また、第16の波長変換部17F内の第3のWDMカプラ35は、第15の波長変換部17Eの残留励起光と、下り側第19のインターリーバ18J2から入力した偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。そして、PD非線形光学媒質36は、残留励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。
更に、第16の波長変換部17F内の第4のWDMカプラ37は、第3の反射鏡39Bからの残留励起光と、下り側第20のインターリーバ18K2から入力した奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。そして、PD非線形光学媒質36は、残留励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。
また、第17の波長変換部17G内の第3のWDMカプラ35は、第1のアイソレータ38Aと接続し、第1のアイソレータ38A経由で第4の励起光源31Cからの励起光を入力する。第17の波長変換部17G内の第3のWDMカプラ35は、第4の励起光源31Cからの励起光と下り側第15のインターリーバ18E2からの偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。そして、PD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。
更に、第17の波長変換部17G内の第4のWDMカプラ37は、PD非線形光学媒質36を透過する残留励起光を第18の波長変換部17H内の第3のWDMカプラ35に出力する。第18の波長変換部17Hは、残留励起光を第3のWDMカプラ35、PD非線形光学媒質36、第4のWDMカプラ37経由で第3の反射鏡39Bに出力する。第3の反射鏡39Bは、反射した残留励起光を、第18の波長変換部17H内の第4のWDMカプラ37、PD非線形光学媒質36及び第3のWDMカプラ35経由で第17の波長変換部17G内の第4のWDMカプラ37に出力する。第17の波長変換部17G内の第4のWDMカプラ37は、残留励起光を、PD非線形光学媒質36経由で第3のWDMカプラ35に出力する。第17の波長変換部17G内の第1のアイソレータ38Aは、第17の波長変換部17G内の第3のWDMカプラ35で受信した残留励起光の第4の励起光源31Cへの逆流を遮断する。
更に、第17の波長変換部17G内の第3のWDMカプラ35は、第4の励起光源31Cからの励起光と、下り側第15のインターリーバ18E2から入力した偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。そして、PD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。
第17の波長変換部17G内の第4のWDMカプラ37は、残留励起光と、下り側第16のインターリーバ18F2から入力した奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。そして、PD非線形光学媒質36は、残留励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。
また、第18の波長変換部17H内の第3のWDMカプラ35は、残留励起光と、上り側第19のインターリーバ18J1から入力した偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。そして、PD非線形光学媒質36は、残留励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。
更に、第18の波長変換部17H内の第4のWDMカプラ37は、第3の反射鏡39Bからの残留励起光と、上り側第20のインターリーバ18K1から入力した奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光とをPD非線形光学媒質36に出力する。そして、PD非線形光学媒質36は、残留励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。
実施例11の第1の伝送装置2Aは、第4の励起光源31Cからの励起光及び第3の反射鏡39Bからの残留励起光を第15の波長変換部17E及び第16の波長変換部17Fに使用した。その結果、第1の伝送装置2Aは、実施例8に比較して励起光源の台数を削減できる。
第2の伝送装置2Bは、第4の励起光源31Cからの励起光及び第3の反射鏡39Bからの残留励起光を第17の波長変換部17G及び第18の波長変換部17Hに使用した。その結果、第2の伝送装置2Bは、実施例8に比較して励起光源の台数を削減できる。
尚、上記実施例9乃至11の波長変換部は、双方向のPD非線形光学媒質36を例示したが、PD非線形光学媒質36には様々の種類があるため、その実施の形態につき、実施例12として以下に説明する。
図16は、実施例12のPD非線形光学媒質36の一例を示す説明図である。図16に示すPD非線形光学媒質36は、第3の偏波制御部41Cと、第1の偏波ビームスプリッタ42Bと、第3の双方向非線形光学媒質43Eとを有する。更に、PD非線形光学媒質36は、第4の双方向非線形光学媒質43Fと、第2の偏波ビームスプリッタ42Cと、第4の偏波制御部41Dとを有する。
第3の偏波制御部41Cは、第3のWDMカプラ35と接続し、例えば、第3のWDMカプラ35から励起光及び第2及び第3の多重光を入力し、励起光及び第2及び第3の多重光を偏波制御する。つまり、第3の偏波制御部41Cは、偏波制御後の垂直偏波及び水平偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を第1の偏波ビームスプリッタ42Bに出力する。第1の偏波ビームスプリッタ42Bは、垂直偏波の第2及び第3の多重光及び垂直偏波の励起光を第3の双方向非線形光学媒質43Eの順方向ポートXに出力する。第1の偏波ビームスプリッタ42Bは、水平偏波の第2及び第3の多重光及び水平偏波の励起光を第4の双方向非線形光学媒質43Fの逆方向ポートYに出力する。そして、第3の双方向非線形光学媒質43Eは、励起光を用いて、順方向ポートXから入力した垂直偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を第2の偏波ビームスプリッタ42Cに出力する。第4の双方向非線形光学媒質43Fは、励起光を用いて、逆方向ポートYから入力した水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を第2の偏波ビームスプリッタ42Cに出力する。第2の偏波ビームスプリッタ42Cは、第3の双方向非線形光学媒質43Eからの垂直偏波の第2及び第3の多重光と、第4の双方向非線形光学媒質43Fからの水平偏波の第2及び第3の多重光とを第4の偏波制御部41Dに出力する。第4の偏波制御部41Dは、垂直偏波及び水平偏波の第2及び第3の多重光を偏波制御し、偏波制御後の第2及び第3の多重光を第4のWDMカプラ37に出力する。
また、第4の偏波制御部41Dは、第4のWDMカプラ37から励起光及び第2及び第3の多重光を入力し、励起光及び第2及び第3の多重光を偏波制御する。第4の偏波制御部41Dは、偏波制御後の垂直偏波及び水平偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を第2の偏波ビームスプリッタ42Cに出力する。第2の偏波ビームスプリッタ42Cは、第4の偏波制御部41Dから垂直偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を第3の双方向非線形光学媒質43Eの逆方向ポートYに出力する。第2の偏波ビームスプリッタ42Cは、水平偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を第4の双方向非線形光学媒質43Fの順方向ポートXに出力する。そして、第3の双方向非線形光学媒質43Eは、励起光を用いて、逆方向ポートYから入力した垂直偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を第1の偏波ビームスプリッタ42Bに出力する。第4の双方向非線形光学媒質43Fは、励起光を用いて、順方向ポートXから入力した水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を第1の偏波ビームスプリッタ42Bに出力する。第1の偏波ビームスプリッタ42Bは、第3の双方向非線形光学媒質43Eからの垂直偏波の第2及び第3の多重光と、第4の双方向非線形光学媒質43Fからの水平偏波の第2及び第3の多重光とを第3の偏波制御部41Cに出力する。第3の偏波制御部41Cは、垂直偏波及び水平偏波の第2及び第3の多重光を偏波制御し、偏波制御後の第2及び第3の多重光を第3のWDMカプラ35に出力する。
例えば、第15の波長変換部17E内のPD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換する。その伝送経路は、第3のWDMカプラ35から第3の偏波制御部41C→第1の偏波ビームスプリッタ42B→第3の双方向非線形光学媒質43E及び第4の双方向非線形光学媒質43F→第2の偏波ビームスプリッタ42C→第4の偏波制御部41Dである。第15の波長変換部17E内のPD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換する。その伝送経路は、第4のWDMカプラ37から第4の偏波制御部41D→第2の偏波ビームスプリッタ42C→第4の双方向非線形光学媒質43F及び第3の双方向非線形光学媒質43E→第1の偏波ビームスプリッタ42B→第3の偏波制御部41C経由である。その結果、第15の波長変換部17Eは、第3のWDMカプラ35及び第4のWDMカプラ37の双方向から上り側第2の多重光及び下り側第3の多重光を波長変換できる。
第16の波長変換部17F内のPD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換する。その伝送経路は、第3のWDMカプラ35から第3の偏波制御部41C→第1の偏波ビームスプリッタ42B→第3の双方向非線形光学媒質43E及び第4の双方向非線形光学媒質43F→第2の偏波ビームスプリッタ42C→第4の偏波制御部41D経由である。また、第16の波長変換部17F内のPD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換する。その伝送経路は、第4のWDMカプラ37から第4の偏波制御部41D→第2の偏波ビームスプリッタ42C→第3の双方向非線形光学媒質43E及び第4の双方向非線形光学媒質43F→第1の偏波ビームスプリッタ42B→第3の偏波制御部41C経由である。その結果、第16の波長変換部17Fは、第3のWDMカプラ35及び第4のWDMカプラ37の双方向から上り側第3の多重光及び下り側第2の多重光を波長変換できる。
第17の波長変換部17G内のPD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換する。その伝送経路は、第3のWDMカプラ35から第3の偏波制御部41C→第1の偏波ビームスプリッタ42B→第3の双方向非線形光学媒質43E及び第4の双方向非線形光学媒質43F→第2の偏波ビームスプリッタ42C→第4の偏波制御部41D経由である。また、第17の波長変換部17G内のPD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換する。その伝送経路は、第4のWDMカプラ37から第4の偏波制御部41D→第2の偏波ビームスプリッタ42C→第3の双方向非線形光学媒質43E及び第4の双方向非線形光学媒質43F→第1の偏波ビームスプリッタ42B→第3の偏波制御部41C経由である。その結果、第17の波長変換部17Gは、第3のWDMカプラ35及び第4のWDMカプラ37の双方向から上り側第3の多重光及び下り側第2の多重光を波長変換できる。
第18の波長変換部17H内のPD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換する。その伝送経路は、第3のWDMカプラ35から第3の偏波制御部41C→第1の偏波ビームスプリッタ42B→第3の双方向非線形光学媒質43E及び第4の双方向非線形光学媒質43F→第2の偏波ビームスプリッタ42C→第4の偏波制御部41D経由である。また、第18の波長変換部17H内のPD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換する。その伝送経路は、第4のWDMカプラ37から第4の偏波制御部41D→第2の偏波ビームスプリッタ42C→第3の双方向非線形光学媒質43E及び第4の双方向非線形光学媒質43F→第1の偏波ビームスプリッタ42B→第3の偏波制御部41C経由である。その結果、第18の波長変換部17Hは、第3のWDMカプラ35及び第4のWDMカプラ37の双方向から上り側第2の多重光及び下り側第3の多重光を波長変換できる。
図17は、実施例13のPD非線形光学媒質36の一例を示す説明図である。図17に示すPD非線形光学媒質36は、第5の偏波制御部41Eと、偏波ビームスプリッタ42Dと、双方向非線形光学媒質43Gと、第6の偏波制御部41Fとを有する。
第5の偏波制御部41Eは、第3のWDMカプラ35から励起光及び第2の多重光を入力し、第2及び第3の多重光及び励起光を偏波制御する。つまり、第5の偏波制御部41Eは、偏波制御後の水平偏波及び垂直偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を偏波ビームスプリッタ42Dに出力する。偏波ビームスプリッタ42Dは、水平偏波の第2の多重光及び励起光を双方向非線形光学媒質43Gの逆方向ポートYに出力する。また、偏波ビームスプリッタ42Dは、垂直偏波の第2及び第3の多重光、及び励起光を双方向非線形光学媒質43Gの順方向ポートXに出力する。双方向非線形光学媒質43Gは、励起光を用いて、逆方向ポートYから入力した水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42Dに出力する。また、双方向非線形光学媒質43Gは、励起光を用いて、順方向ポートXから入力した垂直偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42Dに出力する。そして、偏波ビームスプリッタ42Dは、双方向非線形光学媒質43Gから波長変換後の水平偏波及び垂直偏波の第2及び第3の多重光を第6の偏波制御部41Fに出力する。第6の偏波制御部41Fは、波長変換後の水平偏波及び垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波制御し、水平偏波及び垂直偏波の第2及び第3の多重光を第4のWDMカプラ37に出力する。
また、第6の偏波制御部41Fは、第4のWDMカプラ37から励起光、及び第2及び第3の多重光を入力し、第2及び第3の多重光及び励起光を偏波制御する。つまり、第6の偏波制御部41Fは、偏波制御後の水平偏波及び垂直偏波の第2及び第3の多重光、及び励起光を偏波ビームスプリッタ42Dに出力する。偏波ビームスプリッタ42Dは、水平偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を双方向非線形光学媒質43Gの順方向ポートXに出力する。また、偏波ビームスプリッタ42Dは、垂直偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を双方向非線形光学媒質43Gの逆方向ポートYに出力する。双方向非線形光学媒質43Gは、励起光を用いて、順方向ポートXから入力した垂直偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の第2及び第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42Dに出力する。また、双方向非線形光学媒質43Gは、励起光を用いて、逆方向ポートYから入力した水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42Dに出力する。そして、偏波ビームスプリッタ42Dは、双方向非線形光学媒質43Gから波長変換後の水平偏波及び垂直偏波の第2及び第3の多重光を第5の偏波制御部41Eに出力する。第5の偏波制御部41Eは、波長変換後の水平偏波及び垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波制御し、水平偏波及び垂直偏波の第2及び第3の多重光を第3のWDMカプラ35に出力する。
例えば、第15の波長変換部17E内のPD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換する。その伝送経路は、第3のWDMカプラ35から第5の偏波制御部41E→偏波ビームスプリッタ42D→双方向非線形光学媒質43G→偏波ビームスプリッタ42D→第6の偏波制御部41F経由である。また、第15の波長変換部17E内のPD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換する。その伝送経路は、第4のWDMカプラ37から第6の偏波制御部41F→偏波ビームスプリッタ42D→双方向非線形光学媒質43G→偏波ビームスプリッタ42D→第5の偏波制御部41E経由である。その結果、第15の波長変換部17Eは、第3のWDMカプラ35及び第4のWDMカプラ37の双方向から上り側第2の多重光及び下り側第3の多重光を波長変換できる。
第16の波長変換部17F内のPD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換する。その伝送経路は、第3のWDMカプラ35から第5の偏波制御部41E→偏波ビームスプリッタ42D→双方向非線形光学媒質43G→偏波ビームスプリッタ42D→第6の偏波制御部41F経由である。また、第16の波長変換部17F内のPD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換する。その伝送経路は、第4のWDMカプラ37から第6の偏波制御部41F→偏波ビームスプリッタ42D→双方向非線形光学媒質43G→偏波ビームスプリッタ42D→第5の偏波制御部41E経由である。その結果、第16の波長変換部17Fは、第3のWDMカプラ35及び第4のWDMカプラ37の双方向から上り側第3の多重光及び下り側第2の多重光を波長変換できる。
第17の波長変換部17G内のPD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換する。その伝送経路は、第3のWDMカプラ35から第5の偏波制御部41E→偏波ビームスプリッタ42D→双方向非線形光学媒質43G→偏波ビームスプリッタ42D→第6の偏波制御部41F経由である。また、第17の波長変換部17G内のPD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換する。その伝送経路は、第4のWDMカプラ37から第6の偏波制御部41F→偏波ビームスプリッタ42D→双方向非線形光学媒質43G→偏波ビームスプリッタ42D→第5の偏波制御部41E経由である。その結果、第17の波長変換部17Gは、第3のWDMカプラ35及び第4のWDMカプラ37の双方向から上り側第3の多重光及び下り側第2の多重光を波長変換できる。
第18の波長変換部17H内のPD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を垂直偏波及び水平偏波の偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換する。その伝送経路は、第3のWDMカプラ35から第5の偏波制御部41E→偏波ビームスプリッタ42D→双方向非線形光学媒質43G→偏波ビームスプリッタ42D→第6の偏波制御部41F経由である。また、第18の波長変換部17H内のPD非線形光学媒質36は、励起光を用いて、垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を垂直偏波及び水平偏波の奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換する。その伝送経路は、第4のWDMカプラ37から第6の偏波制御部41F→偏波ビームスプリッタ42D→双方向非線形光学媒質43G→偏波ビームスプリッタ42D→第5の偏波制御部41E経由である。その結果、第18の波長変換部17Hは、第3のWDMカプラ35及び第4のWDMカプラ37の双方向から上り側第2の多重光及び下り側第3の多重光を波長変換できる。
尚、図11に示す第15~第18の波長変換部17E~17Hでは、PD非線形光学媒質36に対して第3のWDMカプラ35及び第4のWDMカプラ37を双方向に接続した場合を例示した。しかしながら、これに限定されるものではなく、PD非線形光学媒質52に対して単一の第5のWDMカプラ51を接続した波長変換部であっても良く、その場合の実施の形態につき、実施例14として以下に説明する。
図18は、実施例14の伝送システム1Hの一例を示す説明図である。尚、伝送システム1Dと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
第1の伝送装置2Aは、第15の波長変換部17Eの代わりに第19の波長変換部17J、第16の波長変換部17Fの代わりに第20の波長変換部17Kを配置した。また、第2の伝送装置2Bは、第17の波長変換部17Gの代わりに第21の波長変換部17L、第18の波長変換部17Hの代わりに第22の波長変換部17Mを配置した。
第19の波長変換部17Jは、PD非線形光学媒質52と、第5のWDMカプラ51と、第4のアイソレータ38Cと、第7の励起光源31Eとを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52と接続すると共に、上り側第15のインターリーバ18E1と接続すると共に、上り側第16のインターリーバ18F1と接続する。
第20の波長変換部17Kは、PD非線形光学媒質52と、第5のWDMカプラ51と、第4のアイソレータ38Cと、第7の励起光源31Eとを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52と接続すると共に、下り側第20のインターリーバ18K2と接続すると共に、下り側第19のインターリーバ18J2と接続する。
第21の波長変換部17Lは、PD非線形光学媒質52と、第5のWDMカプラ51と、第4のアイソレータ38Cと、第7の励起光源31Eとを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52と接続すると共に、下り側第15のインターリーバ18E2と接続すると共に、下り側第16のインターリーバ18F2と接続する。
第22の波長変換部17Mは、PD非線形光学媒質52と、第5のWDMカプラ51と、第4のアイソレータ38Cと、第7の励起光源31Eとを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52と接続すると共に、上り側第19のインターリーバ18J1と接続すると共に、上り側第20のインターリーバ18K1と接続する。
第19の波長変換部17J内の第5のWDMカプラ51は、第4のアイソレータ38Cと接続し、第4のアイソレータ38C経由で第7の励起光源31Eからの励起光をPD非線形光学媒質52に出力する。第19の波長変換部17J内の第5のWDMカプラ51は、上り側第15のインターリーバ18E1からの偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光をPD非線形光学媒質52に出力する。PD非線形光学媒質52は、励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。そして、第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を上り側第16のインターリーバ18F1経由で上り側第17のインターリーバ18G1に出力する。
更に、第19の波長変換部17J内の第5のWDMカプラ51は、上り側第16のインターリーバ18F1から入力した奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光をPD非線形光学媒質52に出力する。PD非線形光学媒質52は、励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を上り側第15のインターリーバ18E1経由で下り側第3の光受信群16C2に出力する。
第20の波長変換部17K内の第5のWDMカプラ51は、第4のアイソレータ38Cと接続し、第4のアイソレータ38C経由で第7の励起光源31Eからの励起光をPD非線形光学媒質52に出力する。第20の波長変換部17K内の第5のWDMカプラ51は、下り側第20のインターリーバ18K2からの奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光をPD非線形光学媒質52に出力する。PD非線形光学媒質52は、励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を下り側第19のインターリーバ18J2経由で上り側第17のインターリーバ18G1に出力する。
更に、第20の波長変換部17K内の第5のWDMカプラ51は、下り側第19のインターリーバ18J2から入力した偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光をPD非線形光学媒質52に出力する。PD非線形光学媒質52は、励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を下り側第20のインターリーバ18K2経由で下り側第2の光受信群16B2に出力する。
第21の波長変換部17L内の第5のWDMカプラ51は、第4のアイソレータ38Cと接続し、第4のアイソレータ38C経由で第7の励起光源31Eからの励起光をPD非線形光学媒質52に出力する。第21の波長変換部17L内の第5のWDMカプラ51は、下り側第15のインターリーバ18E2からの偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光をPD非線形光学媒質52に出力する。PD非線形光学媒質52は、励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を下り側第16のインターリーバ18F2経由で下り側第17のインターリーバ18G2に出力する。
更に、第21の波長変換部17L内の第5のWDMカプラ51は、下り側第16のインターリーバ18F2から入力した奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光をPD非線形光学媒質52に出力する。そして、PD非線形光学媒質52は、励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を下り側第15のインターリーバ18E2経由で上り側第3の光受信群16C1に出力する。
第22の波長変換部17M内の第5のWDMカプラ51は、第4のアイソレータ38Cと接続し、第4のアイソレータ38C経由で第7の励起光源31Eからの励起光をPD非線形光学媒質52に出力する。第22の波長変換部17M内の第5のWDMカプラ51は、上り側第20のインターリーバ18K1からの奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光をPD非線形光学媒質52に出力する。PD非線形光学媒質52は、励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を上り側第19のインターリーバ18J1経由で下り側第17のインターリーバ18G2に出力する。
更に、第22の波長変換部17M内の第5のWDMカプラ51は、上り側第19のインターリーバ18J1から入力した偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光をPD非線形光学媒質52に出力する。PD非線形光学媒質52は、励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を上り側第20のインターリーバ18K1経由で上り側第2の光受信群16B1に出力する。
実施例14では、波長変換部へ同一方向に入力するWDM信号の入力光パワーを小さくする、すなわち一つの波長変換部で変換する同一方向へ入力する波長本数を減らし、非線形光学歪を低減する。その結果、信号品質の劣化を低減しながら、ダイナミックレンジを拡大できる。
実施例14の第19の波長変換部17Jは、単一の第5のWDMカプラ51と接続するPD非線形光学媒質52を使用して上り及び下りの第2の多重光を波長変換できる。第20の波長変換部17K、第21の波長変換部17L及び第22の波長変換部17Mでも、単一の第5のWDMカプラ51と接続するPD非線形光学媒質52を使用して上り及び下りの第2の多重光を波長変換できる。
尚、図18に示す第19~第22の波長変換部17J~17Mは、第7の励起光源31Eを夫々配置した。しかしながら、例えば、第1の伝送装置2A内の第19の波長変換部17J及び第20の波長変換部17Kで単一の励起光源を共用しても良く、その実施の形態につき、実施例15として以下に説明する。
図19は、実施例15の伝送システム1Jの一例を示す説明図である。尚、実施例14の伝送システム1Hと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
第20の波長変換部17Kは、PD非線形光学媒質52と、第5のWDMカプラ51と、第1の光サーキュレータ40Aと、第5のアイソレータ38Dと、第8の励起光源31Fとを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52と接続すると共に、下り側第20のインターリーバ18K2と接続すると共に、下り側第19のインターリーバ18J2と接続する。
第19の波長変換部17Jは、PD非線形光学媒質52と、第5のWDMカプラ51とを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52と接続すると共に、上り側第15のインターリーバ18E1と接続すると共に、上り側第16のインターリーバ18F1と接続する。
第20の波長変換部17K内の第5のWDMカプラ51は、第1の光サーキュレータ40Aと接続し、第1の光サーキュレータ40Aに第5のアイソレータ38Dを接続し、第5のアイソレータ38Dに第8の励起光源31Fを接続した。また、第19の波長変換部17J内の第5のWDMカプラ51は、第1の光サーキュレータ40Aと接続する。第8の励起光源31Fは、第1の光サーキュレータ40A経由で第20の波長変換部17K内の第5のWDMカプラ51に励起光を供給する。更に、第1の光サーキュレータ40Aは、第20の波長変換部17K内のPD非線形光学媒質52及び第5のWDMカプラ51で使用した残留励起光を第19の波長変換部17J内の第5のWDMカプラ51に供給する。
第22の波長変換部17Mは、PD非線形光学媒質52と、第5のWDMカプラ51と、第1の光サーキュレータ40Aと、第5のアイソレータ38Dと、第8の励起光源31Fとを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52と接続すると共に、上り側第19のインターリーバ18J1と接続すると共に、上り側第20のインターリーバ18K1と接続する。
第21の波長変換部17Lは、PD非線形光学媒質52と、第5のWDMカプラ51とを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52と接続すると共に、下り側第15のインターリーバ18E2と接続すると共に、下り側第16のインターリーバ18F2と接続する。
第22の波長変換部17M内の第5のWDMカプラ51は、第1の光サーキュレータ40Aと接続し、第1の光サーキュレータ40Aに第5のアイソレータ38Dを接続し、第5のアイソレータ38Dに第8の励起光源31Fを接続した。また、第21の波長変換部17L内の第5のWDMカプラ51は、第1の光サーキュレータ40Aと接続する。第8の励起光源31Fは、第1の光サーキュレータ40A経由で第21の波長変換部17L内の第5のWDMカプラ51に励起光を供給する。更に、第1の光サーキュレータ40Aは、第22の波長変換部17M内のPD非線形光学媒質52及び第5のWDMカプラ51で供給した残留励起光を第21の波長変換部17L内の第5のWDMカプラ51に供給する。
第20の波長変換部17K内の第5のWDMカプラ51は、第1の光サーキュレータ40A及び第5のアイソレータ38D経由で第8の励起光源31Fから励起光をPD非線形光学媒質52に出力する。第20の波長変換部17K内の第5のWDMカプラ51は、下り側第20のインターリーバ18K2からの奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光をPD非線形光学媒質52に出力する。PD非線形光学媒質52は、第8の励起光源31Fからの励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を下り側第19のインターリーバ18J2経由で上り側第17のインターリーバ18G1に出力する。
更に、第20の波長変換部17K内の第5のWDMカプラ51は、下り側第19のインターリーバ18J2から入力した偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光をPD非線形光学媒質52に出力する。PD非線形光学媒質52は、第8の励起光源31Fからの励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を下り側第20のインターリーバ18K2経由で下り側第2の光受信群16B2に出力する。
第19の波長変換部17J内の第5のWDMカプラ51は、第20の波長変換部17K内の第1の光サーキュレータ40A経由で第20の波長変換部17Kの残留励起光をPD非線形光学媒質52に出力する。第19の波長変換部17J内の第5のWDMカプラ51は、上り側第15のインターリーバ18E1からの偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光をPD非線形光学媒質52に出力する。PD非線形光学媒質52は、残留励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を上り側第16のインターリーバ18F1経由で上り側第17のインターリーバ18G1に出力する。
更に、第19の波長変換部17J内の第5のWDMカプラ51は、上り側第16のインターリーバ18F1から入力した奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光をPD非線形光学媒質52に出力する。PD非線形光学媒質52は、第1の光サーキュレータ40Aからの残留励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を上り側第15のインターリーバ18E1経由で下り側第3の光受信群16C2に出力する。
第22の波長変換部17M内の第5のWDMカプラ51は、第1の光サーキュレータ40A及び第5のアイソレータ38D経由で第8の励起光源31Fからの励起光をPD非線形光学媒質52に出力する。第22の波長変換部17M内の第5のWDMカプラ51は、上り側第19のインターリーバ18J1からの偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光をPD非線形光学媒質52に出力する。PD非線形光学媒質52は、第8の励起光源31Fからの励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を上り側第20のインターリーバ18K1経由で上り側第2の光受信群16B1に出力する。
更に、第22の波長変換部17M内の第5のWDMカプラ51は、上り側第20のインターリーバ18K1から入力した奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光をPD非線形光学媒質52に出力する。そして、PD非線形光学媒質52は、第8の励起光源31Fからの励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を上り側第19のインターリーバ18J1経由で下り側第17のインターリーバ18G2に出力する。
第21の波長変換部17L内の第5のWDMカプラ51は、第22の波長変換部17M内の第1の光サーキュレータ40A経由で第22の波長変換部17Mで使用した残留励起光をPD非線形光学媒質52に出力する。第21の波長変換部17L内の第5のWDMカプラ51は、下り側第15のインターリーバ18E2からの偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光をPD非線形光学媒質52に出力する。PD非線形光学媒質52は、第1の光サーキュレータ40Aからの残留励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を下り側第16のインターリーバ18F2経由で下り側第17のインターリーバ18G2に出力する。
更に、第21の波長変換部17L内の第5のWDMカプラ51は、下り側第16のインターリーバ18F2から入力した奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光をPD非線形光学媒質52に出力する。PD非線形光学媒質52は、第1の光サーキュレータ40Aからの残留励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を下り側第15のインターリーバ18E2経由で上り側第3の光受信群16C1に出力する。
実施例15の第1の伝送装置2A内の第19の波長変換部17Jは、第1の光サーキュレータ40A経由で第20の波長変換部17Kの残留励起光を用いて、上り側第2の多重光及び下り側第3の多重光を波長変換した。その結果、第1の伝送装置2Aは、励起光源を単一化して励起光源の台数を削減できる。
第2の伝送装置2B内の第21の波長変換部17Lは、第1の光サーキュレータ40A経由で第22の波長変換部17Mの残留励起光を用いて、上り側第3の多重光及び下り側第2の多重光を波長変換した。その結果、第2の伝送装置2Bは、励起光源を単一化して励起光源の台数を削減できる。
尚、図19に示す伝送システム1J内の第1の伝送装置2Aは、第20の波長変換部17K内の第8の励起光源31Fを第19の波長変換部17J及び第20の波長変換部17Kで共用した。しかしながら、これに限定されるものではなく、その実施の形態につき、実施例16として以下に説明する。
図20は、実施例16の伝送システム1Kの一例を示す説明図である。尚、図18に示す伝送システム1Hと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
第1の伝送装置2A内の第19の波長変換部17Jは、PD非線形光学媒質52と、第5のWDMカプラ51と、第2の光サーキュレータ40Bと、第6のアイソレータ38Eと、第9の励起光源31Gとを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52と接続すると共に、上り側第15のインターリーバ18E1と接続すると共に、上り側第16のインターリーバ18F1と接続する。
第1の伝送装置2A内の第20の波長変換部17Kは、PD非線形光学媒質52と、第5のWDMカプラ51とを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52と接続すると共に、下り側第19のインターリーバ18J2と接続すると共に、下り側第20のインターリーバ18K2と接続する。
第1の伝送装置2Aは、第19の波長変換部17J内の第5のWDMカプラ51に第2の光サーキュレータ40Bを接続し、第2の光サーキュレータ40Bに第6のアイソレータ38Eを接続し、第6のアイソレータ38Eに第9の励起光源31Gを接続した。また、第1の伝送装置2Aは、第20の波長変換部17K内の第5のWDMカプラ51に第2の光サーキュレータ40Bを接続する。第9の励起光源31Gは、第2の光サーキュレータ40B経由で第19の波長変換部17J内の第5のWDMカプラ51に励起光を供給する。更に、第2の光サーキュレータ40Bは、第19の波長変換部17J内のPD非線形光学媒質52及び第5のWDMカプラ51で使用した残留励起光を第20の波長変換部17K内の第5のWDMカプラ51に供給する。
第2の伝送装置2B内の第21の波長変換部17Lは、PD非線形光学媒質52と、第5のWDMカプラ51と、第2の光サーキュレータ40Bと、第6のアイソレータ38Eと、第9の励起光源31Gとを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52と接続すると共に、下り側第15のインターリーバ18E2と接続すると共に、下り側第16のインターリーバ18F2と接続する。
第2の伝送装置2B内の第22の波長変換部17Mは、PD非線形光学媒質52と、第5のWDMカプラ51とを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52と接続すると共に、上り側第19のインターリーバ18J1と接続すると共に、上り側第20のインターリーバ18K1と接続する。
第2の伝送装置2Bは、第21の波長変換部17L内の第5のWDMカプラ51に第2の光サーキュレータ40Bを接続し、第2の光サーキュレータ40Bに第6のアイソレータ38Eを接続し、第6のアイソレータ38Eに第9の励起光源31Gを接続した。また、第2の伝送装置2Bは、第22の波長変換部17M内の第5のWDMカプラ51に第2の光サーキュレータ40Bを接続する。第9の励起光源31Gは、第2の光サーキュレータ40B経由で第21の波長変換部17L内の第5のWDMカプラ51に励起光を供給する。更に、第2の光サーキュレータ40Bは、第21の波長変換部17L内のPD非線形光学媒質52及び第5のWDMカプラ51で使用した残留励起光を第22の波長変換部17M内の第5のWDMカプラ51に供給する。
第19の波長変換部17J内の第5のWDMカプラ51は、第2の光サーキュレータ40B及び第6のアイソレータ38E経由で第9の励起光源31Gから励起光を入力する。第20の波長変換部17K内の第5のWDMカプラ51は、第19の波長変換部17J内の第2の光サーキュレータ40Bと接続し、第2の光サーキュレータ40B経由で第9の励起光源31Gからの励起光を入力する。
第19の波長変換部17J内の第5のWDMカプラ51は、励起光と上り側第15のインターリーバ18E1からの偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光とをPD非線形光学媒質52に出力する。PD非線形光学媒質52は、第9の励起光源31Gからの励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を上り側第16のインターリーバ18F1経由で上り側第17のインターリーバ18G1に出力する。
更に、第19の波長変換部17J内の第5のWDMカプラ51は、励起光と上り側第16のインターリーバ18F1から入力した奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光とをPD非線形光学媒質52に出力する。PD非線形光学媒質52は、第9の励起光源31Gからの励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を上り側第15のインターリーバ18E1経由で下り側第3の光受信群16C2に出力する。
第20の波長変換部17K内の第5のWDMカプラ51は、第2の光サーキュレータ40Bからの残留励起光と下り側第20のインターリーバ18K2からの奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光とをPD非線形光学媒質52に出力する。PD非線形光学媒質52は、第2の光サーキュレータ40Bからの残留励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を下り側第19のインターリーバ18J2経由で上り側第17のインターリーバ18G1に出力する。
更に、第20の波長変換部17K内の第5のWDMカプラ51は、第2の光サーキュレータ40Bからの残留励起光と下り側第19のインターリーバ18J2から入力した偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光とをPD非線形光学媒質52に出力する。そして、PD非線形光学媒質52は、第2の光サーキュレータ40Bからの残留励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を下り側第20のインターリーバ18K2経由で下り側第2の光受信群16B2に出力する。
また、第21の波長変換部17L内の第5のWDMカプラ51は、第2の光サーキュレータ40B及び第6のアイソレータ38E経由で第9の励起光源31Gから励起光を入力する。第21の波長変換部17L内の第5のWDMカプラ51は、励起光と、下り側第15のインターリーバ18E2からの偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光とをPD非線形光学媒質52に出力する。PD非線形光学媒質52は、第9の励起光源31Gからの励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を下り側第16のインターリーバ18F2経由で下り側第17のインターリーバ18G2に出力する。
更に、第21の波長変換部17L内の第5のWDMカプラ51は、励起光と下り側第16のインターリーバ18F2から入力した奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光とをPD非線形光学媒質52に出力する。そして、PD非線形光学媒質52は、第9の励起光源31Gから励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を下り側第15のインターリーバ18E2経由で上り側第3の光受信群16C1に出力する。
第22の波長変換部17M内の第5のWDMカプラ51は、第21の波長変換部17L内の第2の光サーキュレータ40Bと接続し、第2の光サーキュレータ40Bからの残留励起光を入力する。第22の波長変換部17M内の第5のWDMカプラ51は、第21の波長変換部17Lで使用した残留励起光と上り側第20のインターリーバ18K1からの奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光とをPD非線形光学媒質52に出力する。PD非線形光学媒質52は、第2の光サーキュレータ40Bからの残留励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を上り側第19のインターリーバ18J1経由で下り側第17のインターリーバ18G2に出力する。
更に、第22の波長変換部17M内の第5のWDMカプラ51は、第21の波長変換部17Lで使用した残留励起光と上り側第19のインターリーバ18J1から入力した偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光とをPD非線形光学媒質52に出力する。そして、PD非線形光学媒質52は、第2の光サーキュレータ40Bからの残留励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を上り側第20のインターリーバ18K1経由で上り側第2の光受信群16B1に出力する。
実施例16の第1の伝送装置2A内の第20の波長変換部17Kは、第2の光サーキュレータ40B経由で第19の波長変換部17Jの残留励起光を使用して上り側第3の多重光及び下り側第2の多重光を波長変換した。その結果、第1の伝送装置2A内の励起光源を単一化して励起光源の台数を削減できる。
第2の伝送装置2B内の第22の波長変換部17Mは、第2の光サーキュレータ40B経由で第21の波長変換部17Lの残留励起光を使用して上り側第2の多重光及び下り側第3の多重光を波長変換した。その結果、第2の伝送装置2B内の励起光源を単一化して励起光源の台数を削減できる。
次に図18乃至図20に示す波長変換部17内のPD非線形光学媒質52の一例の実施形態につき、実施例17として以下に説明する。図21は、実施例17のPD非線形光学媒質52の一例を示す説明図である。尚、図18に示す伝送システム1Hと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図21に示すPD非線形光学媒質52は、第5のWDMカプラ51と接続し、第7の偏波制御部41Gと、偏波ビームスプリッタ42Eと、第8の偏波制御部41Hと、双方向非線形光学媒質43Hとを有する。
第7の偏波制御部41Gは、第5のWDMカプラ51から励起光及び第2の多重光を入力し、第2及び第3の多重光及び励起光を偏波制御する。つまり、第7の偏波制御部41Gは、偏波制御後の水平偏波及び垂直偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を偏波ビームスプリッタ42Eに出力する。偏波ビームスプリッタ42Eは、水平偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を第8の偏波制御部41Hに出力する。第8の偏波制御部41Hは、水平偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を垂直偏波の第2及び第3の多重光及び励起光に偏波制御し、垂直偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を双方向非線形光学媒質43Hの順方向ポートXに出力する。また、偏波ビームスプリッタ42Eは、第7の偏波制御部41Gからの垂直偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を双方向非線形光学媒質43Hの逆方向ポートYに出力する。
双方向非線形光学媒質43Hは、励起光を用いて、順方向ポートXから入力した垂直偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42Eに出力する。また、双方向非線形光学媒質43Hは、励起光を用いて、逆方向ポートYから入力した垂直偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を第8の偏波制御部41Hに出力する。そして、第8の偏波制御部41Hは、双方向非線形光学媒質43Hからの垂直偏波の第2及び第3の多重光を水平偏波の第2及び第3の多重光に偏波制御し、偏波制御後の水平偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42Eに出力する。
偏波ビームスプリッタ42Eは、第8の偏波制御部41Hからの水平偏波の第2及び第3の多重光と、双方向非線形光学媒質43Hからの垂直偏波の第2及び第3の多重光と結合して第2及び第3の多重光を第5のWDMカプラ51に出力する。
第19の波長変換部17JのPD非線形光学媒質52は、励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換する。そして、第19の波長変換部17Jは、波長変換後の偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を第5のWDMカプラ51に出力する。また、第19の波長変換部17J内のPD非線形光学媒質52は、励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換する。第19の波長変換部17Jは、波長変換後の奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を第5のWDMカプラ51に出力する。
尚、説明の便宜上、第19の波長変換部17JのPD非線形光学媒質52を例示して説明したが、第20の波長変換部17K、第21の波長変換部17L、第22の波長変換部17Mでも同様である。
第20の波長変換部17KのPD非線形光学媒質52は、励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換する。第20の波長変換部17Kは、波長変換後の偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を第5のWDMカプラ51に出力する。また、第20の波長変換部17KのPD非線形光学媒質52は、励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換する。そして、第20の波長変換部17Kは、波長変換後の奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を第5のWDMカプラ51に出力する。
第21の波長変換部17LのPD非線形光学媒質52は、励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換する。そして、第21の波長変換部17Lは、波長変換後の奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を第5のWDMカプラ51に出力する。また、第21の波長変換部17LのPD非線形光学媒質52は、励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換する。そして、第21の波長変換部17Lは、波長変換後の偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を第5のWDMカプラ51に出力する。
第22の波長変換部17MのPD非線形光学媒質52は、励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換する。そして、第22の波長変換部17Mは、波長変換後の偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を第5のWDMカプラ51に出力する。また、第22の波長変換部17MのPD非線形光学媒質52は、励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換する。そして、第22の波長変換部17Mは、波長変換後の奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を第5のWDMカプラ51に出力する。
実施例17の第1の伝送装置2A内の第19の波長変換部17J及び第20の波長変換部17Kは、第5のWDMカプラ51を使用して上り及び下りの第2及び第3の多重光を波長変換できる。第2の伝送装置2B内の第21の波長変換部17L及び第22の波長変換部17Mは、第5のWDMカプラ51を使用して上り及び下りの第2及び第3の多重光を波長変換できる。
図22は、実施例18の伝送システム1Lの一例を示す説明図である。尚、図18に示す伝送システム1Hと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図22に示す第1の伝送装置2Aは、上り側第3の光送信群11C1と、上り側第2の光送信群11B1と、上り側第1の光送信群11A1と、下り側第3の光受信群16C2と、下り側第2の光受信群16B2と、下り側第1の光受信群16A2とを有する。更に、第1の伝送装置2Aは、上り側波長合波部14A1と、下り側波長分波部15A2とを有する。更に、第1の伝送装置2Aは、第23の波長変換部17Nと、第24の波長変換部17Pと、上り側第21のインターリーバ18L1と、下り側第22のインターリーバ18M2とを有する。
上り側第21のインターリーバ18L1は、第23の波長変換部17N内の第6のWDMカプラ53と接続すると共に、第24の波長変換部17P内の第7のWDMカプラ55と接続すると共に、上り側波長合波部14A1と接続する。下り側第22のインターリーバ18M2は、下り側波長分波部15A2と接続すると共に、第24の波長変換部17P内の第6のWDMカプラ53と接続すると共に、第23の波長変換部17N内の第7のWDMカプラ55と接続する。
第23の波長変換部17Nは、2個の第10の励起光源31Hと、2個の第7のアイソレータ38Fと、第6のWDMカプラ53と、PD非線形光学媒質54と、第7のWDMカプラ55とを有する。第23の波長変換部17Nは、2個の入出力端を有する反射型波長変換部である。一方の第10の励起光源31Hは、第7のアイソレータ38F経由で第6のWDMカプラ53に励起光を供給する。また、他方の第10の励起光源31Hは、第7のアイソレータ38F経由で第7のWDMカプラ55に励起光を供給する。
第24の波長変換部17Pも、2個の第10の励起光源31Hと、2個の第7のアイソレータ38Fと、第6のWDMカプラ53と、PD非線形光学媒質54と、第7のアイソレータ38Fと、第7のWDMカプラ55とを有する。第24の波長変換部17Pは、2個の入出力端を有する反射型波長変換部である。一方の第10の励起光源31Hは、第7のアイソレータ38F経由で第6のWDMカプラ53に励起光を供給する。他方の第10の励起光源31Hは、第7のアイソレータ38F経由で第7のWDMカプラ55に励起光を供給する。
第2の伝送装置2Bは、上り側第3の光受信群16C1と、上り側第2の光受信群16B1と、上り側第1の光受信群16A1と、下り側第3の光送信群11C2と、下り側第2の光送信群11B2と、下り側第1の光送信群11A2とを有する。更に、第2の伝送装置2Bは、下り側波長合波部14A2と、上り側波長分波部15A1とを有する。更に、第2の伝送装置2Bは、第25の波長変換部17Qと、第26の波長変換部17Rと、上り側第22のインターリーバ18M1と、下り側第21のインターリーバ18L2とを有する。
上り側第22のインターリーバ18M1は、上り側波長分波部15A1と接続すると共に、第25の波長変換部17Q内の第7のWDMカプラ55と接続すると共に、第26の波長変換部17R内の第6のWDMカプラ53と接続する。下り側第21のインターリーバ18L2は、第25の波長変換部17Q内の第6のWDMカプラ53と接続すると共に、第26の波長変換部17R内の第7のWDMカプラ55と接続すると共に、下り側波長合波部14A2と接続する。
第25の波長変換部17Qは、2個の第10の励起光源31Hと、2個の第7のアイソレータ38Fと、第6のWDMカプラ53と、PD非線形光学媒質54と、第7のWDMカプラ55とを有する。第25の波長変換部17Qは、2個の入出力端を有する反射型波長変換部である。一方の第10の励起光源31Hは、第7のアイソレータ38F経由で第6のWDMカプラ53に励起光を供給する。他方の第10の励起光源31Hは、第7のアイソレータ38F経由で第7のWDMカプラ55に励起光を供給する。
第26の波長変換部17Rも、2個の第10の励起光源31Hと、2個の第7のアイソレータ38Fと、第6のWDMカプラ53と、PD非線形光学媒質54と、第7のWDMカプラ55とを有する。第26の波長変換部17Rは、2個の入出力端を有する反射型波長変換部である。一方の第10の励起光源31Hは、第7のアイソレータ38F経由で第6のWDMカプラ53に励起光を供給する。他方の第10の励起光源31Hは、第7のアイソレータ38F経由で第7のWDMカプラ55に励起光を供給する。
第23の波長変換部17N内の第6のWDMカプラ53は、上り側第2の光送信群11B1からの偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光と、第10の励起光源31Hからの励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換し、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を上り側第21のインターリーバ18L1に出力する。
第23の波長変換部17N内の第7のWDMカプラ55は、下り側第22のインターリーバ18M2からの奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光と、第10の励起光源31Hからの励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換し、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を下り側第3の光受信群16C2に出力する。
第24の波長変換部17P内の第6のWDMカプラ53は、下り側第22のインターリーバ18M2からの偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光と、第10の励起光源31Hからの励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換し、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を下り側第2の光受信群16B2に出力する。
第24の波長変換部17P内の第7のWDMカプラ55は、上り側第3の光送信群11C1からの奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光と、第10の励起光源31Hからの励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換し、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を上り側第21のインターリーバ18L1に出力する。
第26の波長変換部17R内の第6のWDMカプラ53は、上り側第22のインターリーバ18M1からの偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光と、第10の励起光源31Hからの励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換し、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を上り側第2の光受信群16B1に出力する。
第26の波長変換部17R内の第7のWDMカプラ55は、下り側第3の光送信群11C2からの奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光と、第10の励起光源31Hからの励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換し、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を下り側第21のインターリーバ18L2に出力する。
第25の波長変換部17Q内の第6のWDMカプラ53は、下り側第2の光送信群11B2からの偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光と、第10の励起光源31Hからの励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換し、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を下り側第21のインターリーバ18L2に出力する。
第25の波長変換部17Q内の第7のWDMカプラ55は、上り側第22のインターリーバ18M1からの奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光と、第10の励起光源31Hからの励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換し、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を上り側第3の光受信群16C1に出力する。
実施例18では、波長変換部へ同一方向に入力するWDM信号の入力光パワーを小さくする、すなわち一つの波長変換部で変換する同一方向へ入力する波長本数を減らすことで、非線形光学歪を低減する。その結果、信号品質の劣化を低減しながら、ダイナミックレンジを拡大できる。
実施例18の第1の伝送装置2A内の第23の波長変換部17Nは、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を第6のWDMカプラ53→PD非線形光学媒質54→第6のWDMカプラ53経由で偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換する。第23の波長変換部17Nは、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を第7のWDMカプラ55→PD非線形光学媒質54→第7のWDMカプラ55経由で奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換する。更に、第1の伝送装置2A内の第24の波長変換部17Pは、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を第7のWDMカプラ55→PD非線形光学媒質54→第7のWDMカプラ55経由で奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換する。第24の波長変換部17Pは、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を第6のWDMカプラ53→PD非線形光学媒質54→第6のWDMカプラ53経由で偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換する。その結果、第1の伝送装置2Aは、図18に示す第1の伝送装置2Aに比較してインターリーバの台数を削減できる。しかも、第23の波長変換部17N及び第24の波長変換部17Pは、図6又は図11に示す波長変換部に比較して、上り信号と下り信号とでポートが異なるため、WDMカプラの波長クロストーク要求性能を緩和できる。すなわち、WDMカプラの波長クロストークが大きくても信号劣化が発生し難くなる。
第2の伝送装置2B内の第25の波長変換部17Qは、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を第6のWDMカプラ53→PD非線形光学媒質54→第6のWDMカプラ53経由で偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換する。第25の波長変換部17Qは、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を第7のWDMカプラ55→PD非線形光学媒質54→第7のWDMカプラ55経由で奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換する。更に、第2の伝送装置2B内の第26の波長変換部17Rは、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を第7のWDMカプラ55→PD非線形光学媒質54→第7のWDMカプラ55経由で奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換する。第26の波長変換部17Rは、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を第6のWDMカプラ53→PD非線形光学媒質54→第6のWDMカプラ53経由で偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換する。その結果、第2の伝送装置2Bは、図18に示す第2の伝送装置2Bに比較してインターリーバの台数を削減できる。しかも、第25の波長変換部17Q及び第26の波長変換部17Rは、図6又は図11に示す波長変換部に比較して、上り信号と下り信号とでポートが異なるため、WDMカプラの波長クロストーク要求性能を緩和できる。すなわち、WDMカプラの波長クロストークが大きくても信号劣化が発生し難くなる。
尚、図22に示す第23~第26の波長変換部17N~17Rは、波長変換部17内の第6及び第7のWDMカプラ53,55毎に第10の励起光源31Hを個別配置した。しかしながら、第6のWDMカプラ53及び第7のWDMカプラ55に共用の第10の励起光源31Hを配置しても良く、その実施の形態につき、実施例19として以下に説明する。
図23は、実施例19の伝送システム1Mの一例を示す説明図である。尚、図22に示す伝送システム1Lと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
第23の波長変換部17Nは、第6のWDMカプラ53、PD非線形光学媒質54及び第7のWDMカプラ55の他に、第10の励起光源31H、第7のアイソレータ38F及び第3の光サーキュレータ40Cを有する。第10の励起光源31Hは、第7のアイソレータ38F経由で励起光を第3の光サーキュレータ40Cに供給する。更に、第3の光サーキュレータ40Cは、第6のWDMカプラ53及び第7のWDMカプラ55と接続する。第3の光サーキュレータ40Cは、第6のWDMカプラ53に接続し、第6のWDMカプラ53→PD非線形光学媒質54→第6のWDMカプラ53を流れる残留励起光を第7のWDMカプラ55に供給する。そして、第7のWDMカプラ55は、第3の光サーキュレータ40Cからの残留励起光をPD非線形光学媒質54に供給する。
第23の波長変換部17N内の第6のWDMカプラ53は、上り側第2の光送信群11B1からの偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光と第10の励起光源31Hからの励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、第10の励起光源31Hからの励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換する。PD非線形光学媒質54は、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を第6のWDMカプラ53経由で上り側第21のインターリーバ18L1に出力する。
第23の波長変換部17N内の第7のWDMカプラ55は、下り側第22のインターリーバ18M2からの奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光と、第3の光サーキュレータ40Cからの残留励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、第3の光サーキュレータ40Cからの残留励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換する。PD非線形光学媒質54は、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を第7のWDMカプラ55経由で下り側第3の光受信群16C2に出力する。
第24の波長変換部17Pは、第6のWDMカプラ53、PD非線形光学媒質54及び第7のWDMカプラ55の他に、第10の励起光源31H、第7のアイソレータ38F及び第3の光サーキュレータ40Cを有する。第24の波長変換部17P内の第10の励起光源31Hは、第7のアイソレータ38F経由で励起光を第3の光サーキュレータ40Cに供給する。更に、第3の光サーキュレータ40Cは、第6のWDMカプラ53及び第7のWDMカプラ55と接続する。第3の光サーキュレータ40Cは、第6のWDMカプラ53に接続し、第6のWDMカプラ53→PD非線形光学媒質54→第6のWDMカプラ53を流れる残留励起光を第7のWDMカプラ55に供給する。そして、第7のWDMカプラ55は、第3の光サーキュレータ40Cからの残留励起光をPD非線形光学媒質54に供給する。
第24の波長変換部17P内の第6のWDMカプラ53は、下り側第22のインターリーバ18M2からの偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光と、第10の励起光源31Hからの励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、第10の励起光源31Hからの励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換する。PD非線形光学媒質54は、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を下り側第2の光受信群16B2に出力する。
第24の波長変換部17P内の第7のWDMカプラ55は、上り側第3の光送信群11C1からの奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光と、第3の光サーキュレータ40Cからの残留励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、第3の光サーキュレータ40Cからの残留励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換する。PD非線形光学媒質54は、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を上り側第21のインターリーバ18L1に出力する。
第26の波長変換部17Rは、第6のWDMカプラ53、PD非線形光学媒質54及び第7のWDMカプラ55の他に、第10の励起光源31H、第7のアイソレータ38F及び第3の光サーキュレータ40Cを有する。第26の波長変換部17R内の第10の励起光源31Hは、第7のアイソレータ38F経由で励起光を第3の光サーキュレータ40Cに供給する。更に、第3の光サーキュレータ40Cは、第6のWDMカプラ53及び第7のWDMカプラ55と接続する。第3の光サーキュレータ40Cは、第6のWDMカプラ53に接続し、第6のWDMカプラ53→PD非線形光学媒質54→第6のWDMカプラ53を流れる残留励起光を第7のWDMカプラ55に供給する。そして、第7のWDMカプラ55は、第3の光サーキュレータ40Cからの残留励起光をPD非線形光学媒質54に供給する。
第26の波長変換部17R内の第6のWDMカプラ53は、上り側第22のインターリーバ18M1からの偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光と、第10の励起光源31Hからの励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、第10の励起光源31Hからの励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換する。PD非線形光学媒質54は、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を上り側第2の光受信群16B1に出力する。
第26の波長変換部17R内の第7のWDMカプラ55は、下り側第3の光送信群11C2からの奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光と、第3の光サーキュレータ40Cからの残留励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、第3の光サーキュレータ40Cからの残留励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換する。PD非線形光学媒質54は、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を下り側第21のインターリーバ18L2に出力する。
第25の波長変換部17Qは、第6のWDMカプラ53、PD非線形光学媒質54及び第7のWDMカプラ55の他に、第10の励起光源31H、第7のアイソレータ38F及び第3の光サーキュレータ40Cを有する。第25の波長変換部17Q内の第10の励起光源31Hは、第7のアイソレータ38F経由で励起光を第3の光サーキュレータ40Cに供給する。更に、第3の光サーキュレータ40Cは、第6のWDMカプラ53及び第7のWDMカプラ55と接続する。第3の光サーキュレータ40Cは、第6のWDMカプラ53に接続し、第6のWDMカプラ53→PD非線形光学媒質54→第6のWDMカプラ53を流れる残留励起光を第7のWDMカプラ55に供給する。そして、第7のWDMカプラ55は、第3の光サーキュレータ40Cからの残留励起光をPD非線形光学媒質54に供給する。
第25の波長変換部17Q内の第6のWDMカプラ53は、下り側第2の光送信群11B2からの偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光と、第10の励起光源31Hからの励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、第10の励起光源31Hからの励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換する。PD非線形光学媒質54は、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を下り側第21のインターリーバ18L2に出力する。
第25の波長変換部17Q内の第7のWDMカプラ55は、上り側第22のインターリーバ18M1からの奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光と、第3の光サーキュレータ40Cからの残留励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、第3の光サーキュレータ40Cからの残留励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を波長変換する。PD非線形光学媒質54は、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を上り側第3の光受信群16C1に出力する。
実施例19の第1の伝送装置2Aの第23の波長変換部17Nでは、第3の光サーキュレータ40Cを用いて第10の励起光源31Hからの残留励起光を用いて下り側第3の多重光を波長変換する。その結果、第23の波長変換部17Nは、図22に示す第23の波長変換部17Nに比較して励起光源の台数を削減できる。
第1の伝送装置2Aの第24の波長変換部17Pでは、第3の光サーキュレータ40Cを用いて第10の励起光源31Hからの残留励起光を用いて上り側第3の多重光を波長変換する。その結果、第24の波長変換部17Pは、図22に示す第24の波長変換部17Pに比較して励起光源の台数を削減できる。
第2の伝送装置2Bの第25の波長変換部17Qでは、第3の光サーキュレータ40Cを用いて第10の励起光源31Hからの残留励起光を用いて上り側第3の多重光を波長変換する。その結果、第25の波長変換部17Qは、図22に示す第25の波長変換部17Qに比較して励起光源の台数を削減できる。
第2の伝送装置2Bの第26の波長変換部17Rでは、第3の光サーキュレータ40Cを用いて第10の励起光源31Hからの残留励起光を用いて下り側第3の多重光を波長変換する。その結果、第26の波長変換部17Rは、図22に示す第26の波長変換部17Rに比較して励起光源の台数を削減できる。
尚、図23に示す第23~第26の波長変換部17N~17Rは、第6のWDMカプラ53から入力した励起光を第6のWDMカプラ53通過後に、その残留励起光を第7のWDMカプラ55に供給した。しかしながら、第7のWDMカプラ55から入力した励起光を第7のWDMカプラ55通過後に、その残留励起光を第6のWDMカプラ53に供給しても良く、その実施の形態につき、実施例20として以下に説明する。
図24は、実施例20の伝送システム1Nの一例を示す説明図である。尚、図23に示す伝送システム1Mと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
第23の波長変換部17Nは、第6のWDMカプラ53、PD非線形光学媒質54及び第7のWDMカプラ55の他に、第10の励起光源31H、第7のアイソレータ38F及び第4の光サーキュレータ40Dを有する。第10の励起光源31Hは、第7のアイソレータ38F経由で励起光を第4の光サーキュレータ40Dに供給する。更に、第4の光サーキュレータ40Dは、第6のWDMカプラ53及び第7のWDMカプラ55と接続する。第4の光サーキュレータ40Dは、第7のWDMカプラ55に接続し、第7のWDMカプラ55→PD非線形光学媒質54→第7のWDMカプラ55を流れる残留励起光を第6のWDMカプラ53に供給する。
第23の波長変換部17N内の第6のWDMカプラ53は、上り側第2の光送信群11B1からの偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光と、第4の光サーキュレータ40Dからの残留励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、第4の光サーキュレータ40Dからの残留励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換する。そして、PD非線形光学媒質54は、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を第6のWDMカプラ53経由で上り側第21のインターリーバ18L1に出力する。
第23の波長変換部17N内の第7のWDMカプラ55は、下り側第22のインターリーバ18M2からの奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光と、第10の励起光源31Hからの励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、第10の励起光源31Hからの励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換する。そして、PD非線形光学媒質54は、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を第7のWDMカプラ55経由で下り側第3の光受信群16C2に出力する。
第24の波長変換部17Pは、第6のWDMカプラ53、PD非線形光学媒質54及び第7のWDMカプラ55の他に、第10の励起光源31H、第7のアイソレータ38F及び第4の光サーキュレータ40Dを有する。第24の波長変換部17P内の第10の励起光源31Hは、第7のアイソレータ38F経由で励起光を第4の光サーキュレータ40Dに供給する。更に、第4の光サーキュレータ40Dは、第6のWDMカプラ53及び第7のWDMカプラ55と接続する。第4の光サーキュレータ40Dは、第7のWDMカプラ55に接続し、第7のWDMカプラ55→PD非線形光学媒質54→第7のWDMカプラ55を流れる残留励起光を第6のWDMカプラ53に供給する。
第24の波長変換部17P内の第6のWDMカプラ53は、下り側第22のインターリーバ18M2からの偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光と、第4の光サーキュレータ40Dからの残留励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、第4の光サーキュレータ40Dからの残留励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換する。そして、PD非線形光学媒質54は、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を下り側第2の光受信群16B2に出力する。
第24の波長変換部17P内の第7のWDMカプラ55は、上り側第3の光送信群11C1からの奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光と、第10の励起光源31Hからの励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、第10の励起光源31Hからの励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換する。そして、PD非線形光学媒質54は、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を上り側第21のインターリーバ18L1に出力する。
第26の波長変換部17Rは、第6のWDMカプラ53、PD非線形光学媒質54及び第7のWDMカプラ55の他に、第10の励起光源31H、第7のアイソレータ38F及び第4の光サーキュレータ40Dを有する。第26の波長変換部17R内の第10の励起光源31Hは、第7のアイソレータ38F経由で励起光を第4の光サーキュレータ40Dに供給する。更に、第4の光サーキュレータ40Dは、第6のWDMカプラ53及び第7のWDMカプラ55と接続する。第4の光サーキュレータ40Dは、第7のWDMカプラ55に接続し、第7のWDMカプラ55→PD非線形光学媒質54→第7のWDMカプラ55を流れる残留励起光を第6のWDMカプラ53に供給する。
第26の波長変換部17R内の第6のWDMカプラ53は、上り側第22のインターリーバ18M1からの偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光と、第4の光サーキュレータ40Dからの残留励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、第4の光サーキュレータ40Dからの残留励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換する。そして、PD非線形光学媒質54は、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を上り側第2の光受信群16B1に出力する。
第26の波長変換部17R内の第7のWDMカプラ55は、下り側第3の光送信群11C2からの奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光と、第10の励起光源31Hからの励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、第10の励起光源31Hからの励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換する。そして、PD非線形光学媒質54は、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を下り側第21のインターリーバ18L2に出力する。
第25の波長変換部17Qは、第6のWDMカプラ53、PD非線形光学媒質54及び第7のWDMカプラ55の他に、第10の励起光源31H、第7のアイソレータ38F及び第4の光サーキュレータ40Dを有する。第25の波長変換部17Q内の第10の励起光源31Hは、第7のアイソレータ38F経由で励起光を第4の光サーキュレータ40Dに供給する。更に、第4の光サーキュレータ40Dは、第6のWDMカプラ53及び第7のWDMカプラ55と接続する。第4の光サーキュレータ40Dは、第7のWDMカプラ55に接続し、第7のWDMカプラ55→PD非線形光学媒質54→第7のWDMカプラ55を流れる残留励起光を第6のWDMカプラ53に供給する。
第25の波長変換部17Q内の第6のWDMカプラ53は、下り側第2の光送信群11B2からの偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光と、第4の光サーキュレータ40Dからの残留励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、第4の光サーキュレータ40Dからの残留励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換する。そして、PD非線形光学媒質54は、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を下り側第21のインターリーバ18L2に出力する。
第25の波長変換部17Q内の第7のWDMカプラ55は、上り側第22のインターリーバ18M1からの奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光と、第10の励起光源31Hからの励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、第10の励起光源31Hからの励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換する。そして、PD非線形光学媒質54は、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を上り側第3の光受信群16C1に出力する。
実施例20の第1の伝送装置2Aの第23の波長変換部17Nでは、第4の光サーキュレータ40Dを用いて第10の励起光源31Hからの残留励起光を用いて上り側第2の多重光を波長変換する。その結果、第23の波長変換部17Nは、図22に示す第23の波長変換部17Nに比較して励起光源の台数を削減できる。
第1の伝送装置2Aの第24の波長変換部17Pでは、第4の光サーキュレータ40Dを用いて第10の励起光源31Hからの残留励起光を用いて下り側第2の多重光を波長変換する。その結果、第24の波長変換部17Pは、図22に示す第24の波長変換部17Pに比較して励起光源の台数を削減できる。
第2の伝送装置2Bの第25の波長変換部17Qでは、第4の光サーキュレータ40Dを用いて第10の励起光源31Hからの残留励起光を用いて下り側第2の多重光を波長変換する。その結果、第25の波長変換部17Qは、図22に示す第25の波長変換部17Qに比較して励起光源の台数を削減できる。
第2の伝送装置2Bの第26の波長変換部17Rでは、第4の光サーキュレータ40Dを用いて第10の励起光源31Hからの残留励起光を用いて上り側第2の多重光を波長変換する。その結果、第26の波長変換部17Rは、図22に示す第26の波長変換部17Rに比較して励起光源の台数を削減できる。
尚、図24に示す波長変換部17毎に第10の励起光源31Hを配置し、例えば、第1の伝送装置2A内の2台の波長変換部17で単一の励起光源31を使用しても良く、その実施の形態につき、実施例21として以下に説明する。
図25は、実施例21の伝送システム1Pの一例を示す説明図である。尚、実施例20の伝送システム1Nと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図25に示す第1の伝送装置2A内の第23の波長変換部17Nは、第6のWDMカプラ53、PD非線形光学媒質54及び第7のWDMカプラ55の他に、第5の光サーキュレータ40Eを有する。更に、第23の波長変換部17Nは、第8のアイソレータ38Gと、第8のアイソレータ38Gと接続する第11の励起光源31Jとを有する。第5の光サーキュレータ40Eは、第6のWDMカプラ53と接続すると共に、第24の波長変換部17P内の第6の光サーキュレータ40Fと接続する。
更に、第1の伝送装置2A内の第24の波長変換部17Pは、第6のWDMカプラ53、PD非線形光学媒質54及び第7のWDMカプラ55の他に、第6のWDMカプラ53と接続する第6の光サーキュレータ40F及び第7の光サーキュレータ40Gを有する。
第23の波長変換部17N内の第7のWDMカプラ55は、第6の光サーキュレータ40Fと接続する。第6の光サーキュレータ40Fは、第5の光サーキュレータ40Eと接続すると共に、第7の光サーキュレータ40Gと接続する。第7の光サーキュレータ40Gは、第24の波長変換部17P内の第7のWDMカプラ55及び第6のWDMカプラ53と接続する。第23の波長変換部17N内の第8のアイソレータ38Gは、第5の光サーキュレータ40E→第6のWDMカプラ53→PD非線形光学媒質54→第6のWDMカプラ53→第5の光サーキュレータ40E経由で第11の励起光源31Jの励起光を第6の光サーキュレータ40Fに出力する。第6の光サーキュレータ40Fは、第23の波長変換部17N内の第7のWDMカプラ55→PD非線形光学媒質54→第7のWDMカプラ55経由で残留励起光を第6の光サーキュレータ40Fに出力する。更に、第6の光サーキュレータ40Fは、第7の光サーキュレータ40G→第24の波長変換部17P内の第7のWDMカプラ55→PD非線形光学媒質54→第7のWDMカプラ55経由で残留励起光を第7の光サーキュレータ40Gに出力する。更に、第7の光サーキュレータ40Gは、残留励起光を第24の波長変換部17P内の第6のWDMカプラ53経由でPD非線形光学媒質54に出力する。
第2の伝送装置2B内の第25の波長変換部17Qは、第6のWDMカプラ53、PD非線形光学媒質54及び第7のWDMカプラ55の他に、第5の光サーキュレータ40Eを有する。第25の波長変換部17Qは、第8のアイソレータ38Gと、第8のアイソレータ38Gと接続する第11の励起光源31Jとを有する。第5の光サーキュレータ40Eは、第6のWDMカプラ53と接続すると共に、第26の波長変換部17R内の第6の光サーキュレータ40Fと接続する。
更に、第2の伝送装置2B内の第26の波長変換部17Rは、第6のWDMカプラ53、PD非線形光学媒質54及び第7のWDMカプラ55の他に、第6のWDMカプラ53と接続する第6の光サーキュレータ40F及び第7の光サーキュレータ40Gを有する。第26の波長変換部17R内の第7のWDMカプラ55は、第6の光サーキュレータ40Fと接続する。第6の光サーキュレータ40Fは、第5の光サーキュレータ40Eと接続すると共に、第7の光サーキュレータ40Gと接続する。第7の光サーキュレータ40Gは、第26の波長変換部17R内の第7のWDMカプラ55及び第6のWDMカプラ53と接続する。第25の波長変換部17Q内の第8のアイソレータ38Gは、第5の光サーキュレータ40E→第6のWDMカプラ53→PD非線形光学媒質54→第6のWDMカプラ53経由で第5の光サーキュレータ40Eに励起光を出力する。第5の光サーキュレータ40Eは、第26の波長変換部17R内の第6の光サーキュレータ40F→第25の波長変換部17Q内の第7のWDMカプラ55→PD非線形光学媒質54→第7のWDMカプラ55経由で第6の光サーキュレータ40Fに残留励起光を出力する。第6の光サーキュレータ40Fは、第7の光サーキュレータ40G→第26の波長変換部17R内の第7のWDMカプラ55→PD非線形光学媒質54→第7のWDMカプラ55経由で第7の光サーキュレータ40Gに残留励起光を出力する。第7の光サーキュレータ40Gは、残留励起光を第26の波長変換部17R内の第6のWDMカプラ53経由でPD非線形光学媒質54に出力する。
第23の波長変換部17N内の第6のWDMカプラ53は、上り側第2の光送信群11B1からの偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光と、第5の光サーキュレータ40Eからの励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換する。そして、PD非線形光学媒質54は、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を第6のWDMカプラ53経由で上り側第21のインターリーバ18L1に出力する。
第24の波長変換部17P内の第7のWDMカプラ55は、上り側第3の光送信群11C1からの奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光と、第7の光サーキュレータ40Gからの残留励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、残留励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換する。そして、PD非線形光学媒質54は、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を上り側第21のインターリーバ18L1に出力する。
第24の波長変換部17P内の第6のWDMカプラ53は、下り側第22のインターリーバ18M2からの偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光と、第7の光サーキュレータ40Gからの残留励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、第7の光サーキュレータ40Gからの残留励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換する。そして、PD非線形光学媒質54は、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を下り側第2の光受信群16B2に出力する。
第23の波長変換部17N内の第7のWDMカプラ55は、下り側第22のインターリーバ18M2からの奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光と、第5の光サーキュレータ40Eからの残留励起光をPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、残留励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換する。そして、PD非線形光学媒質54は、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を第7のWDMカプラ55経由で下り側第3の光受信群16C2に出力する。
また、第25の波長変換部17Q内の第6のWDMカプラ53は、下り側第2の光送信群11B2からの偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光と、第5の光サーキュレータ40Eからの励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、第5の光サーキュレータ40Eからの励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換する。そして、PD非線形光学媒質54は、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を下り側第21のインターリーバ18L2に出力する。
第26の波長変換部17R内の第7のWDMカプラ55は、下り側第3の光送信群11C2からの奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光と、第7の光サーキュレータ40Gからの残留励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、残留励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換する。そして、PD非線形光学媒質54は、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を下り側第21のインターリーバ18L2に出力する。
第26の波長変換部17R内の第6のWDMカプラ53は、上り側第22のインターリーバ18M1からの偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光と、第7の光サーキュレータ40Gからの残留励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、第7の光サーキュレータ40Gからの残留励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換する。そして、PD非線形光学媒質54は、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を上り側第2の光受信群16B1に出力する。
第25の波長変換部17Q内の第7のWDMカプラ55は、上り側第22のインターリーバ18M1からの奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光と、第5の光サーキュレータ40Eからの残留励起光とをPD非線形光学媒質54に出力する。PD非線形光学媒質54は、残留励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換する。そして、PD非線形光学媒質54は、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を上り側第3の光受信群16C1に出力する。
実施例21の第1の伝送装置2Aは、励起光及び第5の光サーキュレータ40E、第6の光サーキュレータ40F、第7の光サーキュレータ40Gからの残留励起光を用いて第23の波長変換部17N及び第24の波長変換部17Pの波長変換処理を実行した。その結果、第1の伝送装置2Aの励起光源を単一化して励起光源の台数を削減できる。
第2の伝送装置2Bは、励起光及び第5の光サーキュレータ40E、第6の光サーキュレータ40F、第7の光サーキュレータ40Gからの残留励起光を用いて第25の波長変換部17Q及び第26の波長変換部17Rの波長変換処理を実行した。その結果、第2の伝送装置2Bの励起光源を単一化して励起光源の台数を削減できる。
次に、第23~第26の波長変換部17N~17R内のPD非線形光学媒質54の一例の実施形態につき、実施例22として以下に説明する。図26は、実施例22のPD非線形光学媒質54の一例を示す説明図である。尚、図25に示す伝送システム1Pと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図26に示すPD非線形光学媒質54は、第6のWDMカプラ53と接続すると共に、第7のWDMカプラ55と接続する。PD非線形光学媒質54は、二入出力の反射型ループ処理構成である。PD非線形光学媒質54は、第9の偏波制御部41Jと、偏波ビームスプリッタ42Fと、第10の偏波制御部41Kと、双方向非線形光学媒質43Jとを有する。
第9の偏波制御部41Jは、第6のWDMカプラ53から第2及び第3の多重光及び励起光を入力し、第2及び第3の多重光及び励起光を偏波制御する。つまり、第9の偏波制御部41Jは、偏波制御後の垂直偏波及び水平偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を偏波ビームスプリッタ42Fに出力する。偏波ビームスプリッタ42Fは、水平偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を双方向非線形光学媒質43J内の逆方向ポートYに出力する。また、偏波ビームスプリッタ42Fは、垂直偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を第10の偏波制御部41Kに出力する。そして、第10の偏波制御部41Kは、垂直偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を水平偏波の第2及び第3の多重光及び励起光に偏波制御し、偏波制御後の水平偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を双方向非線形光学媒質43Jの順方向ポートXに出力する。
双方向非線形光学媒質43Jは、逆方向ポートYから入力された水平偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を伝搬する。双方向非線形光学媒質43Jは、励起光を用いて、水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を第10の偏波制御部41Kに出力する。第10の偏波制御部41Kは、水平偏波の第2及び第3の多重光を垂直偏波の第2及び第3の多重光に偏波制御し、偏波制御後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42Fに出力する。
また、双方向非線形光学媒質43Jは、順方向ポートXから入力された水平偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を伝搬する。双方向非線形光学媒質43Jは、励起光を用いて、水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42Fに出力する。そして、偏波ビームスプリッタ42Fは、双方向非線形光学媒質43Jからの水平偏波の第2及び第3の多重光と、第10の偏波制御部41Kからの垂直偏波の第2及び第3の多重光とを第6のWDMカプラ53に出力する。第6のWDMカプラ53は、水平偏波の第2及び第3の多重光と、垂直偏波の第2及び第3の多重光とを結合して第2及び第3の多重光を出力する。
また、偏波ビームスプリッタ42Fは、第7のWDMカプラ55から第2及び第3の多重光及び励起光を入力し、垂直偏波及び水平偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を偏波制御する。偏波ビームスプリッタ42Fは、水平偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を第10の偏波制御部41Kに出力する。第10の偏波制御部41Kは、水平偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を垂直偏波の第2及び第3の多重光及び励起光に偏波制御し、偏波制御後の垂直偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を双方向非線形光学媒質43Jの順方向ポートXに出力する。また、偏波ビームスプリッタ42Fは、垂直偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を双方向非線形光学媒質43Jの逆方向ポートYに出力する。
双方向非線形光学媒質43Jは、逆方向ポートYから入力された垂直偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を伝搬する。双方向非線形光学媒質43Jは、励起光を用いて、垂直偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を第10の偏波制御部41Kに出力する。第10の偏波制御部41Kは、垂直偏波の第2及び第3の多重光を水平偏波の第2及び第3の多重光に偏波制御し、偏波制御後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42Fに出力する。
双方向非線形光学媒質43Jは、順方向ポートXから入力された垂直偏波の第2及び第3の多重光及び励起光を伝搬する。双方向非線形光学媒質43Jは、励起光を用いて、垂直偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームスプリッタ42Fに出力する。そして、偏波ビームスプリッタ42Fは、双方向非線形光学媒質43Jからの垂直偏波の第2及び第3の多重光と、第10の偏波制御部41Kからの水平偏波の第2及び第3の多重光とを第7のWDMカプラ55に出力する。第7のWDMカプラ55は、水平偏波の第2及び第3の多重光と、垂直偏波の第2及び第3の多重光とを結合して第2及び第3の多重光を出力する。
例えば、第23の波長変換部17Nは、励起光を用いて、第6のWDMカプラ53から入力した偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換する。そして、第23の波長変換部17Nは、波長変換後の偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を第6のWDMカプラ53から出力する。第23の波長変換部17Nは、励起光を用いて、第7のWDMカプラ55から入力した奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換する。そして、第23の波長変換部17Nは、波長変換後の奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を第7のWDMカプラ55から出力する。
第24の波長変換部17Pは、励起光を用いて、第6のWDMカプラ53から入力した偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換する。そして、第24の波長変換部17Pは、波長変換後の偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を第6のWDMカプラ53から出力する。第24の波長変換部17Pは、励起光を用いて、第7のWDMカプラ55から入力した奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換する。そして、第24の波長変換部17Pは、波長変換後の奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を第7のWDMカプラ55から出力する。
また、第25の波長変換部17Qは、励起光を用いて、第6のWDMカプラ53から入力した偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換する。そして、第25の波長変換部17Qは、波長変換後の偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を第6のWDMカプラ53から出力する。第25の波長変換部17Qは、励起光を用いて、第7のWDMカプラ55から入力した奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換する。そして、第25の波長変換部17Qは、波長変換後の奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を第7のWDMカプラ55から出力する。
第26の波長変換部17Rは、励起光を用いて、第6のWDMカプラ53から入力した偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換する。そして、第26の波長変換部17Rは、波長変換後の偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を第6のWDMカプラ53から出力する。第26の波長変換部17Rは、励起光を用いて、第7のWDMカプラ55から入力した奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換する。そして、第26の波長変換部17Rは、波長変換後の奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を第7のWDMカプラ55から出力する。
尚、上記実施例1の第2の波長変換部12Bは、図2Aに示すように1本の励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の第3の多重光から奇数チャネルのL帯の第3の多重光に波長変換する場合を例示した。更に、第1の波長変換部12Aは、図2Bに示すように1本の励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の多重光から偶数チャネルのL帯の第3の多重光に波長変換する場合を例示した。しかしながら、波長変換部12は、1本の励起光に限定されるものではなく、2本の励起光の励起光の波長間隔と同じ波長間隔に多重光を波長変換しても良い。
図27Aは、波長変換部112の波長変換動作の一例を示す説明図である。図27Aに示す波長変換部112は、例えば、奇数チャネルのC帯の第3の多重光と、第1の励起光と、第2の励起光とが図示せぬ非線形光学媒質内を伝搬する。波長変換部112は、第1及び第2の励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の第3の多重光を奇数チャネルのL帯の第3の多重光に波長変換する。その結果、波長変換部112は、第1の励起光と第2の励起光との波長間隔と同じ波長間隔で、第2の励起光の光波長を中心にして、奇数チャネルのC帯の第3の多重光から奇数チャネルのL帯の第3の多重光に波長変換する。尚、波長変換部112は、第1及び第2の励起光、C帯の第3の多重光及びL帯の第3の多重光から、波長変換前の点線で示す第1及び第2の励起光、及びC帯の第3の多重光をフィルタリングする。そして、波長変換部112は、奇数チャネルのL帯の第3の多重光のみを出力する。尚、波長変換部112は、第1及び第2の励起光の周波数を変更することで、変換前の多重光を異なる波長の多重光に自由に変換できる。
図27Bは、波長変換部112の波長変換動作の一例を示す説明図である。図27Bに示す波長変換部112は、偶数チャネルのC帯の第2の多重光と、第1の励起光と、第2の励起光とが、図示せぬ非線形光学媒質内を伝搬する。波長変換部112は、第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の第2の多重光を偶数チャネルのL帯の第2の多重光に波長変換する。その結果、波長変換部112は、第1の励起光と第2の励起光との波長間隔と同じ波長間隔で、第2の励起光の光波長を中心にして、偶数チャネルのC帯の第2の多重光を偶数チャネルのL帯の第2の多重光を波長変換する。尚、波長変換部112は、第1及び第2の励起光、C帯の第2の多重光及びL帯の第2の多重光から、点線で示す波長変換前の第1及び第2の励起光、及びC帯の第2の多重光をフィルタリングする。そして、波長変換部112は、偶数チャネルのL帯の第2の多重光のみを出力する。
では、次に2本の励起光を使用する波長変換部112を使用した伝送システム1A1の実施の形態につき、実施例23として以下に説明する。図28は、実施例23の伝送システム1A1の一例を示す説明図である。尚、図4に示す伝送システム1Aと図28に示す伝送システム1A1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図4に示す伝送システム1Aと図28に示す伝送システム1A1とが異なるところは、第11の波長変換部17Aを第11の波長変換部117A、第12の波長変換部17Bを第12の波長変換部117Bに変更した。更に、異なるところは、第13の波長変換部17Cを第13の波長変換部117C、第14の波長変換部17Dを第14の波長変換部117Dに変更した。更に、第11の波長変換部117Aは、第1の励起光源131からの第1及び第2の励起光をPD非線形光学媒質33Bに直接入力した。第12の波長変換部117Bは、第1の励起光源131からの第1及び第2の励起光をPD非線形光学媒質33Bに直接入力した。第13の波長変換部117Cは、第1の励起光源131からの第1及び第2の励起光をPD非線形光学媒質33Bに直接入力した。第14の波長変換部117Dは、第1の励起光源131からの第1及び第2の励起光をPD非線形光学媒質33Bに直接入力した。
第11の波長変換部117Aの第1のWDMカプラ32は、上り側第2の光送信群11B1からの偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光をPD非線形光学媒質33Bに出力する。更に、第1のWDMカプラ32は、下り側第12のインターリーバ18B2からの奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光をPD非線形光学媒質33Bに出力する。更に、第1の励起光源131は、第1及び第2の励起光をPD非線形光学媒質33Bに出力する。
第11の波長変換部117A内のPD非線形光学媒質33Bは、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光と、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光と、第1及び第2の励起光とを伝搬する。そして、PD非線形光学媒質33Bは、第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換する。そして、第11の波長変換部117Aは、波長変換後の偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。更に、PD非線形光学媒質33Bは、第1及び第2の励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換する。そして、第11の波長変換部117Aは、波長変換後の奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。
第12の波長変換部117B内の第1のWDMカプラ32は、下り側第12のインターリーバ18B2から偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光をPD非線形光学媒質33Bに出力する。第1の励起光源131は、第1及び第2の励起光をPD非線形光学媒質33Bに出力する。更に、第1のWDMカプラ32は、上り側第3の光送信群11C1から奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光をPD非線形光学媒質33Bに出力する。第12の波長変換部17B内のPD非線形光学媒質33Bは、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光と、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光と、第1及び第2の励起光とを伝搬する。
図29は、第12の波長変換部117Bの波長変換動作の一例を示す説明図である。第12の波長変換部117Bは、第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換し、波長変換後の偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。尚、第12の波長変換部117Bは、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光、第1の励起光、第2の励起光及び偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光から、波長変換前のL帯の下り側第2の多重光、第1及び第2の励起光をフィルタリングする。そして、第12の波長変換部117Bは、C帯の下り側第2の多重光を出力する。第12の波長変換部117Bは、第1及び第2の励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換し、波長変換後の奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。尚、第12の波長変換部117Bは、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光、第1の励起光、第2の励起光及び奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光から、波長変換前のC帯の上り側第3の多重光、第1及び第2の励起光をフィルタリングする。そして、第12の波長変換部117Bは、L帯の上り側第3の多重光を出力する。
第14の波長変換部117D内の第1のWDMカプラ32は、上り側第12のインターリーバ18B1からの偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光をPD非線形光学媒質33Bに出力する。更に、第1のWDMカプラ32は、下り側第3の光送信群11C2からの奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光をPD非線形光学媒質33Bに出力する。第1の励起光源131は、第1及び第2の励起光をPD非線形光学媒質33Bに出力する。第14の波長変換部117D内のPD非線形光学媒質33Bは、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光と、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光と、第1及び第2の励起光とを伝搬する。そして、PD非線形光学媒質33Bは、第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換する。そして、第14の波長変換部117Dは、波長変換後の偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。PD非線形光学媒質33Bは、第1及び第2の励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換し、波長変換後の奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。
第13の波長変換部117C内の第1のWDMカプラ32は、上り側第12のインターリーバ18B1から奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光をPD非線形光学媒質33Bに出力する。第1の励起光源131は、第1及び第2の励起光をPD非線形光学媒質33Bに出力する。第1のWDMカプラ32は、下り側第2の光送信群11B2から偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光をPD非線形光学媒質33Bに出力する。PD非線形光学媒質33Bは、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光と、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光と、第1及び第2の励起光とを伝搬する。PD非線形光学媒質33Bは、第1及び第2の励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換し、波長変換後の奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。PD非線形光学媒質33Bは、第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換し、波長変換後の偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。
実施例23の第11の波長変換部117A~第14の波長変換部117Dは、PD非線形光学媒質33Bに第1の励起光源131からの第1及び第2の励起光を直接入力するため、第1のWDMカプラ32を経由する場合に比較して励起光の劣化を抑制できる。
尚、上記実施例23の第1の伝送装置2A内の第11及び第12の波長変換部117A、117Bは、夫々に備えた第1の励起光源131からの第1の励起光、第2の励起光及び第2の多重光がPD非線形光学媒質33上を伝搬した。しかしながら、第11及び第12の波長変換部117A及び117Bは、単一の励起光源を共用しても良く、その実施の形態につき、実施例24として以下に説明する。
図30は、実施例24の伝送システム1B1の一例を示す説明図である。尚、実施例23の伝送システム1A1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図28に示す第11~第14の波長変換部117A~117Dは、夫々に備えた第1の励起光源131からの第1の励起光、第2の励起光、第2及び第3の多重光がPD非線形光学媒質33B上を伝搬することで、第2及び第3の多重光の波長を変換した。これに対して、図30に示す第1の伝送装置2Aは、第1の励起光源131の代わりに第2の励起光源131Aを備え、第2の励起光源131Aからの第1及び第2の励起光を第11の波長変換部117A及び第12の波長変換部117Bに使用する。第12の波長変換部117B内の第2の励起光源131Aは、第12の波長変換部117B内のPD非線形光学媒質33Bに第1及び第2の励起光を供給する。第12の波長変換部117Bは、波長変換に利用した透過光である残留励起光を第11の波長変換部117A内のPD非線形光学媒質33Bに供給する。つまり、第11の波長変換部117Aは、第12の波長変換部117Bから波長変換に使用した残留励起光を波長変換に使用することになる。
また、図30に示す第2の伝送装置2Bも、第1の励起光源131の代わりに第2の励起光源131Aを備え、第2の励起光源131Aからの励起光を第13の波長変換部117C及び第14の波長変換部117Dに使用した。第14の波長変換部117D内の第2の励起光源131Aは、第14の波長変換部117D内のPD非線形光学媒質33Bに第1及び第2の励起光を供給する。第14の波長変換部117Dは、波長変換に利用した透過光である残留励起光を第13の波長変換部117C内のPD非線形光学媒質33Bに供給する。つまり、第13の波長変換部117Cは、第14の波長変換部117Dから波長変換に使用した残留励起光を波長変換に使用することになる。
実施例24の第1の伝送装置2Aは、第2の励起光源131Aからの第1及び第2の励起光を第12の波長変換部117Bに供給し、第12の波長変換部117Bの残留励起光を第11の波長変換部117Aに再利用した。その結果、第1の伝送装置2Aは、第11の波長変換部117Aに利用する第2の励起光源131Aを削減できる。しかも、励起光の利用効率の向上、励起光源の削減に伴う電力量の削減、部品サイズのコンパクト化及び部品コストの低減が図れる。
第2の伝送装置2Bは、第2の励起光源131Aからの第1及び第2の励起光を第14の波長変換部117Dに供給し、第14の波長変換部117Dの残留励起光を第13の波長変換部117Cに再利用した。その結果、第2の伝送装置2Bは、第13の波長変換部117Cに利用する第2の励起光源131Aを削減できる。しかも、励起光の利用効率の向上、励起光源の削減に伴う電力量の削減、部品サイズのコンパクト化及び部品コストの低減が図れる。
尚、上記実施例24の伝送システム1B1内の第12の波長変換部117Bの残留励起光を第11の波長変換部117Aに使用し、第14の波長変換部117Dの残留励起光を第13の波長変換部117Cに使用した。しかしながら、これらに限定されるものではなく、適宜変更可能であり、その実施の形態につき、実施例25として以下に説明する。
図31は、実施例25の伝送システム1C1の一例を示す説明図である。尚、実施例24の伝送システム1B1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。図30に示す第1の伝送装置2Aは、第2の励起光源131Aからの第1及び第2の励起光を第12の波長変換部117Bに供給し、第12の波長変換部117Bを透過した残留励起光を第11の波長変換部117Aに供給した。同様に、第2の伝送装置2Bは、第2の励起光源131Aからの第1及び第2の励起光を第14の波長変換部117Dに供給し、第14の波長変換部117Dを透過した残留励起光を第13の波長変換部117Cに供給した。
これに対して、図31に示す第1の伝送装置2Aは、第2の励起光源131Aの代わりに第3の励起光源131Bを備え、第3の励起光源131Bからの第1及び第2の励起光を第11の波長変換部117Aに供給する。第1の伝送装置2Aは、第11の波長変換部117Aを透過した残留励起光を第12の波長変換部117Bに供給した。また、第2の伝送装置2Bは、第2の励起光源131Aの代わりに第3の励起光源131Bを備え、第3の励起光源131Bからの第1及び第2の励起光を第13の波長変換部117Cに供給する。第2の伝送装置2Bは、第13の波長変換部117Cを透過した残留励起光を第14の波長変換部117Dに供給した。
実施例4の第1の伝送装置2Aは、第3の励起光源131Bからの第1及び第2の励起光を第11の波長変換部117Aに供給し、第11の波長変換部117Aの残留励起光を第12の波長変換部117Bに再利用した。その結果、第1の伝送装置2Aは、第12の波長変換部117Bに利用する第2の励起光源131Aを削減できる。
第2の伝送装置2Bは、第3の励起光源131Bからの第1及び第2の励起光を第13の波長変換部117Cに供給し、第13の波長変換部117Cの残留励起光を第14の波長変換部117Dに再利用した。その結果、第2の伝送装置2Bは、第14の波長変換部117Dに利用する第2の励起光源131Aを削減できる。
図32は、実施例26の伝送システム1Xの一例を示す説明図である。図32に示す伝送システム1Xは、第1の伝送装置2A1と、第2の伝送装置2B1と、第1の伝送装置2A1と第2の伝送装置2B1との間で波長多重光を伝送する光ファイバ等の伝送路3とを有する。第1の伝送装置2A1は、複数の光送信群11と、第31及び第32のインターリーバ181A、181Bと、第41及び第42の波長変換部112A、112Bと、第8及び第9のWDMカプラ182A、182Bとを有する。第1の伝送装置2A1は、第33及び第34のインターリーバ183A、183Bと、波長合波部14とを有する。第2の伝送装置2B1は、複数の光受信群16と、第35及び第36のインターリーバ184A、184Bと、第43及び第44の波長変換部112C、112Dと、第10及び第11のWDMカプラ185A、185Bとを有する。第2の伝送装置2B1は、第37及び第38のインターリーバ186A、186Bと、波長分波部15とを有する。
第1の光送信群11Aは、C帯の第1の多重光を波長合波部14に出力する。第2の光送信群11Bは、C帯の偶数チャネルの第2の多重光を第32のインターリーバ181Bに出力する。第3の光送信群11Cは、C帯の奇数チャネルの第3の多重光を第31のインターリーバ181Aに出力する。第4の光送信群11Dは、C帯の奇数チャネルの第5の多重光を第32のインターリーバ181Bに出力する。第5の光送信群11Eは、C帯の偶数チャネルの第4の多重光を第31のインターリーバ181Aに出力する。
第31のインターリーバ181Aは、第3の光送信群11CからのC帯の奇数チャネルの第3の多重光と、第5の光送信群11EからのC帯の偶数チャネルの第4の多重光とを合波して第41の波長変換部112A内のPD非線形光学媒質33Aに出力する。第1の励起光源131は、第1及び第2の励起光を第41の波長変換部112A内のPD非線形光学媒質33Aに出力する。
第41の波長変換部112Aは、C帯の奇数チャネルの第3の多重光と、C帯の偶数チャネルの第4の多重光と、第1及び第2の励起光とPD非線形光学媒質33A上に伝搬する。第41の波長変換部112Aは、第1及び第2の励起光を用いて、C帯の奇数チャネルの第3の多重光をL帯の奇数チャネルの第3の多重光に波長変換すると共に、C帯の偶数チャネルの第4の多重光をS帯の偶数チャネルの第4の多重光に波長変換する。第41の波長変換部112Aは、波長変換前の第1及び第2の励起光、C帯の奇数チャネルの第3の多重光及びC帯の偶数の第4の多重光をフィルタリングする。そして、第41の波長変換部112Aは、L帯の奇数チャネルの第3の多重光及びS帯の偶数チャネルの第4の多重光を第8のWDMカプラ182Aに出力する。
第32のインターリーバ181Bは、第2の光送信群11BからのC帯の偶数チャネルの第2の多重光と、第4の光送信群11DからのC帯の奇数チャネルの第5の多重光とを合波して第42の波長変換部112B内のPD非線形光学媒質33Aに出力する。第1の励起光源131は、第1及び第2の励起光を第42の波長変換部112B内のPD非線形光学媒質33Aに出力する。
第42の波長変換部112Bは、C帯の偶数チャネルの第2の多重光と、C帯の奇数チャネルの第5の多重光と、第1及び第2の励起光とPD非線形光学媒質33A上に伝搬する。第42の波長変換部112Bは、第1及び第2の励起光を用いて、C帯の偶数チャネルの第2の多重光をL帯の偶数チャネルの第2の多重光に波長変換すると共に、C帯の奇数チャネルの第5の多重光をS帯の奇数チャネルの第5の多重光に波長変換する。第42の波長変換部112Bは、波長変換前の第1及び第2の励起光、C帯の偶数チャネルの第2の多重光及びC帯の奇数の第5の多重光をフィルタリングする。そして、第42の波長変換部112Bは、L帯の偶数チャネルの第2の多重光及びS帯の奇数チャネルの第5の多重光を第9のWDMカプラ182Bに出力する。
第8のWDMカプラ182Aは、第41の波長変換部112Aの出力光の内、L帯の奇数チャネルの第3の多重光を第33のインターリーバ183Aに出力すると共に、S帯の偶数チャネルの第4の多重光を第34のインターリーバ183Bに出力する。第9のWDMカプラ182Bは、第42の波長変換部112Bの出力光の内、L帯の偶数チャネルの第2の多重光を第33のインターリーバ183Aに出力すると共に、S帯の奇数チャネルの第5の多重光を第34のインターリーバ183Bに出力する。
第33のインターリーバ183Aは、L帯の奇数チャネルの第3の多重光及びL帯の偶数チャネルの第2の多重光を合波して波長合波部14に出力する。第34のインターリーバ183Bは、S帯の奇数チャネルの第5の多重光及びS帯の偶数チャネルの第4の多重光を合波して波長合波部14に出力する。波長合波部14は、L帯の偶数チャネルの第2の多重光、L帯の奇数チャネルの第3の多重光、S帯の偶数チャネルの第4の多重光、S帯の奇数チャネルの第5の多重光、C帯の第1の多重光を合波して伝送路3に出力する。
第2の伝送装置2B1内の波長分波部15は、伝送路3からの出力光の内、C帯の第1の多重光を第1の光受信群16A、L帯の第2の多重光及び第3の多重光を第35のインターリーバ184Aに出力する。更に、波長分波部15は、S帯の第4の多重光及び第5の多重光を第36のインターリーバ184Bに出力する。第35のインターリーバ184Aは、L帯の奇数チャネルの第3の多重光を第10のWDMカプラ185Aに出力すると共に、L帯の偶数チャネルの第2の多重光を第11のWDMカプラ185Bに出力する。第36のインターリーバ184Bは、S帯の偶数チャネルの第4の多重光を第10のWDMカプラ185Aに出力すると共に、S帯の奇数チャネルの第5の多重光を第11のWDMカプラ185Bに出力する。
第10のWDMカプラ185Aは、L帯の奇数チャネルの第3の多重光及びL帯の偶数チャネルの第2の多重光を第43の波長変換部112C内のPD非線形光学媒質33Aに出力する。第1の励起光源131は、第1及び第2の励起光を第43の波長変換部112C内のPD非線形光学媒質33Aに出力する。
第43の波長変換部112Cは、L帯の奇数チャネルの第3の多重光と、S帯の偶数チャネルの第4の多重光と、第1及び第2の励起光とをPD非線形光学媒質33A上に伝搬する。第43の波長変換部112Cは、第1及び第2の励起光を用いて、L帯の奇数チャネルの第3の多重光をC帯の奇数チャネルの第3の多重光に波長変換すると共に、S帯の偶数チャネルの第4の多重光をC帯の偶数チャネルの第4の多重光に波長変換する。第43の波長変換部112Cは、波長変換前の第1及び第2の励起光、L帯の奇数チャネルの第3の多重光及びS帯の偶数の第4の多重光をフィルタリングする。そして、第43の波長変換部112Cは、C帯の奇数チャネルの第3の多重光及びC帯の偶数チャネルの第4の多重光を第37のインターリーバ186Aに出力する。第37のインターリーバ186Aは、C帯の奇数チャネルの第3の多重光を第3の光受信群16Cに出力すると共に、C帯の偶数チャネルの第4の多重光を第5の光受信群16Eに出力する。
第11のWDMカプラ185Bは、S帯の奇数チャネルの第5の多重光及びL帯の偶数チャネルの第2の多重光を第44の波長変換部112D内のPD非線形光学媒質33Aに出力する。第1の励起光源131は、第1及び第2の励起光を第44の波長変換部112D内のPD非線形光学媒質33Aに出力する。
図33は、第44の波長変換部112Dの処理動作の一例を示す説明図である。第44の波長変換部112Dは、図33に示すように、S帯の奇数チャネルの第5の多重光と、L帯の偶数チャネルの第2の多重光と、第1及び第2の励起光とをPD非線形光学媒質33A上に伝搬する。第44の波長変換部112Dは、第1及び第2の励起光を用いて、S帯の奇数チャネルの第5の多重光をC帯の奇数チャネルの第5の多重光に波長変換すると共に、L帯の偶数チャネルの第2の多重光をC帯の偶数チャネルの第2の多重光に波長変換する。
第44の波長変換部112Dは、波長変換前の第1及び第2の励起光、S帯の奇数チャネルの第5の多重光及びL帯の偶数の第2の多重光をフィルタリングする。そして、第44の波長変換部112Dは、C帯の奇数チャネルの第5の多重光及びC帯の偶数チャネルの第2の多重光を第38のインターリーバ186Bに出力する。第38のインターリーバ186Bは、C帯の奇数チャネルの第5の多重光を第4の光受信群16Dに出力すると共に、C帯の偶数チャネルの第2の多重光を第3の光受信群16Cに出力する。
第1の伝送装置2Aでは、C帯の奇数チャネルの第3の多重光及びC帯の偶数チャネルの第4の多重光を第41の波長変換部112Aに入力する。そして、第41の波長変換部112Aは、C帯の奇数チャネルの第3の多重光をL帯の奇数チャネルの第3の多重光に波長変換すると共に、C帯の偶数チャネルの第4の多重光をS帯の偶数チャネルの第4の多重光に波長変換する。その結果、第41の波長変換部112Aでは、奇数と偶数とに分別して隣接チャネルが少ないため、信号間の非線形光学歪を低減できる。
第1の伝送装置2Aでは、C帯の奇数チャネルの第5の多重光及びC帯の偶数チャネルの第2の多重光を第42の波長変換部112Bに入力する。そして、第42の波長変換部112Bは、C帯の奇数チャネルの第5の多重光をS帯の奇数チャネルの第5の多重光に波長変換すると共に、C帯の偶数チャネルの第2の多重光をL帯の偶数チャネルの第2の多重光に波長変換する。その結果、第42の波長変換部112Bでは、奇数と偶数とに分別して隣接チャネルが少ないため、信号間の非線形光学歪を低減できる。
尚、PD非線形光学媒質33Aも様々な種類があるため、その実施の形態につき、実施例27として、以下に説明する。
図34は、実施例27のPD非線形光学媒質33B1の一例を示す説明図である。図34に示すPD非線形光学媒質33B1は、単一方向入出力の分岐処理構成である。PD非線形光学媒質33B1は、偏波ビームスプリッタ201と、第1の偏波ビームコンバイナ202Aと、第1の非線形光学媒質203Aと、第1の偏波ビームスプリッタ204Aと、偏波ビームコンバイナ205とを有する。更に、PD非線形光学媒質33B1は、第2の偏波ビームコンバイナ202Bと、第2の非線形光学媒質203Bと、第2の偏波ビームスプリッタ204Bとを有する。更に、PD非線形光学媒質33B1は、光スプリッタ206Cと、第1の偏波制御部206Aと、第2の偏波制御部206Bとを有する。更に、PD非線形光学媒質33B1は、光コンバイナ207と、第3の偏波制御部208Aと、第4の偏波制御部208Bとを有する。
偏波ビームスプリッタ201は、第1のWDMカプラ32からの第2及び第3の多重光を、垂直偏波の第2及び第3の多重光と水平偏波の第2及び第3の多重光とに分離する。偏波ビームスプリッタ201は、垂直偏波の第2及び第3の多重光を第1の偏波ビームコンバイナ202Aに出力すると共に、水平偏波の第2及び第3の多重光を第2の偏波ビームコンバイナ202Bに出力する。光スプリッタ206Cは、第1の励起光源131からの第1及び第2の励起光を第1の偏波制御部206A及び第2の偏波制御部206Bに分配する。第1の偏波制御部206Aは、垂直偏波の第2及び第3の多重光と直交するように第1及び第2の励起光を偏波制御し、偏波制御後の第1及び第2の励起光を第1の偏波ビームコンバイナ202Aに出力する。
第1の偏波ビームコンバイナ202Aは、垂直偏波の第2及び第3の多重光と、第1の偏波制御部206Aからの偏波制御後の第1及び第2の励起光とを第1の非線形光学媒質203Aに出力する。第1の非線形光学媒質203Aは、第1及び第2の励起光及び、垂直偏波の第2及び第3の多重光を伝搬する。第1の非線形光学媒質203Aは、第1及び第2の励起光を用いて、垂直偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を第1の偏波ビームスプリッタ204Aに出力する。第1の偏波ビームスプリッタ204Aは、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームコンバイナ205に出力すると共に、第1及び第2の励起光を第3の偏波制御部208Aに出力する。第3の偏波制御部208Aは、第1の偏波ビームスプリッタ204Aからの第1及び第2の励起光を光コンバイナ207に出力する。第2の偏波制御部206Bは、水平偏波の第2及び第3の多重光と直交するように第1及び第2の励起光を偏波制御し、偏波制御後の第1及び第2の励起光を第2の偏波ビームコンバイナ202Bに出力する。
第2の偏波ビームコンバイナ202Bは、水平偏波の第2及び第3の多重光と、第2の偏波制御部206Bからの偏波制御後の第1及び第2の励起光とを第2の非線形光学媒質203Bに出力する。第2の非線形光学媒質203Bは、第1及び第2の励起光及び、水平偏波の第2及び第3の多重光を伝搬する。第2の非線形光学媒質203Bは、第1及び第2の励起光を用いて、水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を第2の偏波ビームスプリッタ204Bに出力する。第2の偏波ビームスプリッタ204Bは、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームコンバイナ205に出力すると共に、第1及び第2の励起光を第4の偏波制御部208Bに出力する。第4の偏波制御部208Bは、第2の偏波ビームスプリッタ204Bからの第1及び第2の励起光を光コンバイナ207に出力する。光コンバイナ207は、第3の偏波制御部208A及び第4の偏波制御部208Bからの第1及び第2の励起光を出力する。
偏波ビームコンバイナ205は、第1の偏波ビームスプリッタ204Aからの波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光と、第2の偏波ビームスプリッタ204Bからの波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光とを合波する。そして、偏波ビームコンバイナ205は、合波した第2及び第3の多重光を第2のWDMカプラ34に出力する。
実施例27のPD非線形光学媒質33B1では、単一方向入出力の分岐処理構成であって、第1及び第2の励起光を用いた場合でも、第2及び第3の多重光を波長変換できる。尚、説明の便宜上、第2の多重光及び第3の多重光を波長変換する場合を例示したが、これに限定されるものではなく、適宜変更可能である。
上記実施例27のPD非線形光学媒質33B1は、単一方向入出力の分岐処理構成としたが、これに限定されるものではなく、その場合の実施の形態につき、実施例28として以下に説明する。
図35に示すPD非線形光学媒質33B2は、偏波制御部211と、偏波ビームスプリッタ212と、第1の非線形光学媒質213Aと、第2の非線形光学媒質213Bと、偏波ビームコンバイナ214とを有する。
偏波制御部211は、第1の励起光源131からの第1及び第2の励起光を偏波ビームスプリッタ212に出力する。偏波ビームスプリッタ212は、第1のWDMカプラ32から第2及び第3の多重光を入力する。偏波ビームスプリッタ212は、垂直偏波の第2及び第3の多重光及び、第1及び第2の励起光を第1の非線形光学媒質213Aに出力する。第1の非線形光学媒質213Aは、第1及び第2の励起光を用いて、垂直偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームコンバイナ214に出力する。
偏波ビームスプリッタ212は、水平偏波の第2及び第3の多重光及び、第1及び第2の励起光を第2の非線形光学媒質213Bに出力する。第2の非線形光学媒質213Bは、第1及び第2の励起光を用いて、水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームコンバイナ214に出力する。偏波ビームコンバイナ214は、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光と、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光とを第2のWDMカプラ34に出力すると共に、残留励起光を出力する。
実施例28のPD非線形光学媒質33B2では、単一方向入出力の分岐処理構成であって、第1及び第2の励起光を用いた場合でも、第2及び第3の多重光を波長変換できる。尚、説明の便宜上、第2の多重光及び第3の多重光を波長変換する場合を例示したが、これに限定されるものではなく、適宜変更可能である。
上記実施例27のPD非線形光学媒質33B1は、単一方向入出力の分岐処理構成を採用したが、単一方向入出力の透過型ループ処理構成を採用しても良く、その場合の実施の形態につき、実施例29として以下に説明する。
図36は、実施例29のPD非線形光学媒質33B3の一例を示す説明図である。図36に示すPD非線形光学媒質33B3は、単一方向入出力の透過型ループ処理構成の非線形光学媒質である。PD非線形光学媒質33B3は、偏波制御部221と、第1の波長合分波部222Aと、第2の波長合分波部222Bと、偏波ビームスプリッタ223と、双方向非線形光学媒質224とを有する。
第1の波長合分波部222Aは、第1のWDMカプラ32からの第2及び第3の多重光を偏波ビームスプリッタ222に出力する。偏波制御部221は、第1の励起光源131からの第1及び第2の励起光を偏波制御し、偏波制御後の第1及び第2の励起光を第2の波長合分波部222Bに出力する。第2の波長合分波部222Bは、偏波制御後の第1及び第2の励起光を偏波ビームスプリッタ223に出力する。偏波ビームスプリッタ223は、垂直偏波の第2及び第3の多重光と第1及び第2の励起光とを双方向非線形光学媒質224の順方向ポートXに出力する。双方向非線形光学媒質224は、第1及び第2の励起光を用いて、垂直偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームスプリッタ223に出力する。偏波ビームスプリッタ223は、垂直偏波の第2及び第3の多重光を第2の波長合分波部222Bに出力すると共に、残留励起光を第1の波長合分波部222Aに出力する。
偏波ビームスプリッタ223は、水平偏波の第2及び第3の多重光と第1及び第2の励起光とを双方向非線形光学媒質224の逆方向ポートYに出力する。双方向非線形光学媒質224は、第1及び第2の励起光を用いて、水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームスプリッタ223に出力する。偏波ビームスプリッタ223は、水平偏波の第2及び第3の多重光を第2の波長合分波部222Bに出力すると共に、残留励起光を第1の波長合分波部222Aに出力する。第1の波長合分波部222Aは、偏波ビームスプリッタ223からの残留励起光を出力する。第2の波長合分波部222Bは、垂直偏波の第2及び第3の多重光と、水平偏波の第2及び第3の多重光とを第2のWDMカプラ34に出力する。
実施例29のPD非線形光学媒質33B3は、単一方向入出力の透過型ループ処理構成を採用した場合でも、第1及び第2の励起光を用いて第2及び第3の多重光を波長変換できる。尚、説明の便宜上、第2の多重光及び第3の多重光を波長変換する場合を例示したが、これに限定されるものではなく、適宜変更可能である。
上記実施例29のPD非線形光学媒質33B3は、これに限定されるものではなく、その実施の形態につき、実施例30として以下に説明する。
図37は、実施例30のPD非線形光学媒質33B4の一例を示す説明図である。図37に示すPD非線形光学媒質33B4は、第1の光サーキュレータ231Aと、偏波ビームS/C(Splitter/Combiner)232と、偏波制御部233と、第1の偏波ビームC/S(Combiner/Splitter)234Aとを有する。更に、PD非線形光学媒質33B4は、双方向非線形光学媒質235と、第2の偏波ビームC/S234Bとを有する。PD非線形光学媒質33B4は、第2の光サーキュレータ231Bと、光合分波部236と、第1の偏波制御部237Aと、第2の偏波制御部237Bとを有する。
第1の光サーキュレータ231Aは、第1のWDMカプラ32から第2及び第3の多重光を偏波ビームS/C232に出力する。偏波ビームS/C232は、垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波制御部233に出力すると共に、水平偏波の第2及び第3の多重光を第2の偏波ビームC/S234Bに出力する。偏波制御部233は、垂直偏波の第2及び第3の多重光を水平偏波の第2及び第3の多重光に偏波制御し、水平偏波の第2及び第3の多重光を第1の偏波ビームC/S234Aに出力する。
第2の光サーキュレータ231Bは、第1の励起光源131からの第1及び第2の励起光を光合分波部236に出力する。光合分波部236は、第1及び第2の励起光を第1の偏波制御部237A及び第2の偏波制御部237Bに出力する。第1の偏波制御部237Aは、水平偏波の第2及び第3の多重光と直交するように第1及び第2の励起光を偏波制御し、偏波制御後の第1及び第2の励起光を第1の偏波ビームC/S234Aに出力する。第2の偏波制御部237Bは、水平偏波の第2及び第3の多重光と直交するように第1及び第2の励起光を偏波制御し、偏波制御後の第1及び第2の励起光を第2の偏波ビームC/S234Bに出力する。
第1の偏波ビームC/S234Aは、水平偏波の第2及び第3の多重光と、第1及び第2の励起光とを双方向非線形光学媒質235の順方向ポートXに出力する。双方向非線形光学媒質235は、第1及び第2の励起光を用いて、水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を第2の偏波ビームC/S234Bに出力する。第2の偏波ビームC/S234Bは、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームS/C232に出力すると共に、残留励起光を第2の偏波制御部237Bに出力する。
第2の偏波ビームC/S234Bは、水平偏波の第2及び第3の多重光と、第1及び第2の励起光とを双方向非線形光学媒質235の逆方向ポートYに出力する。双方向非線形光学媒質235は、第1及び第2の励起光を用いて、水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を第1の偏波ビームC/S234Aに出力する。第1の偏波ビームC/S234Aは、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を偏波制御部233に出力すると共に、残留励起光を第1の偏波制御部237Aに出力する。
第1の偏波制御部237A及び第2の偏波制御部237Bは、残留励起光を光合分波部236に出力する。光合分波部236は、第2の光サーキュレータ231B経由で残留励起光を出力する。偏波ビームS/C232は、偏波制御部233からの垂直偏波の第2及び第3の多重光と、第2の偏波ビームC/S234Bからの水平偏波の第2及び第3の多重光とを合成し、第1の光サーキュレータ231A経由で第2のWDMカプラ34に出力する。
実施例30のPD非線形光学媒質33B4では、単一方向入出力の反射型ループ処理構成であっても、第1及び第2の励起光を用いて、第2及び第3の多重光を波長変換できる。尚、説明の便宜上、第2の多重光及び第3の多重光を波長変換する場合を例示したが、これに限定されるものではなく、適宜変更可能である。
上記実施例30のPD非線形光学媒質33B4は、これに限定されるものではなく、その実施の形態につき、実施例31として以下に説明する。
図38は、実施例31のPD非線形光学媒質33B5の一例を示す説明図である。図38に示すPD非線形光学媒質33B5は、第1の光サーキュレータ241Aと、第2の光サーキュレータ241Bと、第1の偏波制御部242と、偏波ビームS/C243と、第2の偏波制御部244と、双方向非線形光学媒質245とを有する。
第1の光サーキュレータ241Aは、第1のWDMカプラ32から第2及び第3の多重光を偏波ビームS/C243に出力する。第2の光サーキュレータ241Bは、第1の励起光源131からの第1及び第2の励起光を第1の偏波制御部242に出力する。第1の偏波制御部242は、偏波制御後の第1及び第2の励起光を偏波ビームS/C243に出力する。偏波ビームS/C243は、垂直偏波の第2及び第3の多重光と、偏波制御後の第1及び第2の励起光とを第2の偏波制御部244に出力する。更に、偏波ビームS/C243は、水平偏波の第2及び第3の多重光と、偏波制御後の第1及び第2の励起光とを双方向非線形光学媒質245の逆方向ポートYに出力する。
第2の偏波制御部244は、垂直偏波の第2及び第3の多重光を水平偏波の第2及び第3の多重光に偏波制御し、偏波制御後の水平偏波の第2及び第3の多重光と、偏波制御後の第1及び第2の励起光とを双方向非線形光学媒質245の順方向ポートXに出力する。双方向非線形光学媒質245は、第1及び第2の励起光を用いて、順方向ポートXからの水平偏波の第2及び第3の多重光を垂直偏波の第2及び第3の多重光に波長変換する。そして、双方向非線形光学媒質245は、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームS/C243に出力する。
双方向非線形光学媒質245は、第1及び第2の励起光を用いて、逆方向ポートYからの水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を第2の偏波制御部244に出力する。第2の偏波制御部244は、水平偏波の第2及び第3の多重光を垂直偏波の第2及び第3の多重光に偏波制御し、偏波制御後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームS/C243に出力する。
偏波ビームS/C243は、第2の偏波制御部244からの垂直偏波の第2及び第3の多重光と、双方向非線形光学媒質245からの水平偏波の第2及び第3の多重光とを第1の光サーキュレータ214A経由で第2のWDMカプラ34に出力する。偏波ビームS/C243は、残留励起光を第1の偏波制御部242に出力する。第1の偏波制御部242は、偏波制御後の残留励起光を第2の光サーキュレータ241B経由で出力する。
実施例31のPD非線形光学媒質33B5では、単一方向入出力の反射型ループ処理構成であっても、第1及び第2の励起光を用いて、第2及び第3の多重光を波長変換できる。尚、説明の便宜上、第2の多重光及び第3の多重光を波長変換する場合を例示したが、これに限定されるものではなく、適宜変更可能である。
尚、上記実施例の波長変換部117は、単一方向のPD非線形光学媒質33Aを例示したが、これに限定されるものではなく、双方向のPD非線形光学媒質36Aを採用しても良く、この場合の実施の形態につき、実施例32として以下に説明する。
図39は、実施例32の伝送システム1の一例を示す説明図である。尚、図11に示す伝送システム1Dと図39に示す伝送システム1D1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。図11に示す伝送システム1Dと図39に示す伝送システム1D1とが異なるところは、第15の波長変換部17Eを第15の波長変換部117E、第16の波長変換部17Fを第16の波長変換部117Fに変更した。更に、異なるところは、第17の波長変換部17Gを第17の波長変換部117G、第18の波長変換部17Hを第18の波長変換部117Hに変更した。
第15の波長変換部117Eは、第4の励起光源131Cと接続する第1のアイソレータ138AをPD非線形光学媒質36Aに直接接続し、第4の励起光源131Cからの第1及び第2の励起光を第1のアイソレータ138Aに供給する。更に、第15の波長変換部117Eは、第5の励起光源131Dと接続する第2のアイソレータ138BAをPD非線形光学媒質36Aに直接接続し、第5の励起光源131Dからの第1及び第2の励起光を第2のアイソレータ138Bに供給する。
第16の波長変換部117Fは、第4の励起光源131Cと接続する第1のアイソレータ138AをPD非線形光学媒質36Aに直接接続し、第4の励起光源131Cからの第1及び第2の励起光を第1のアイソレータ138Aに供給する。更に、第16の波長変換部117Fは、第5の励起光源131Dと接続する第2のアイソレータ138BAをPD非線形光学媒質36Aに直接接続し、第5の励起光源131Dからの第1及び第2の励起光を第2のアイソレータ138Bに供給する。第17の波長変換部117Gは、第4の励起光源131Cと接続する第1のアイソレータ138AをPD非線形光学媒質36Aに直接接続し、第4の励起光源131Cからの第1及び第2の励起光を第1のアイソレータ138Aに供給する。更に、第17の波長変換部117Gは、第5の励起光源131Dと接続する第2のアイソレータ138BAをPD非線形光学媒質36Aに直接接続し、第5の励起光源131Dからの第1及び第2の励起光を第2のアイソレータ138Bに供給する。第18の波長変換部117Hは、第4の励起光源131Cと接続する第1のアイソレータ138AをPD非線形光学媒質36Aに直接接続し、第4の励起光源131Cからの第1及び第2の励起光を第1のアイソレータ138Aに供給する。更に、第18の波長変換部117Hは、第5の励起光源131Dと接続する第2のアイソレータ138BAをPD非線形光学媒質36Aに直接接続し、第5の励起光源131Dからの第1及び第2の励起光を第2のアイソレータ138Bに供給する。
第15の波長変換部117E内のPD非線形光学媒質36Aは、第3のWDMカプラ35から入力した偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光と、第1のアイソレータ138Aからの第1及び第2の励起光とを伝搬する。PD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。また、第15の波長変換部117E内のPD非線形光学媒質36Aは、第4のWDMカプラ37から入力した奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光と、第2のアイソレータ138Bからの第1及び第2の励起光とを伝搬する。PD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。つまり、第15の波長変換部17Eは、偶数チャネルの上り側第2の多重光の波長変換と、奇数チャネルの下り側第3の多重光の波長変換とを混信なく、一度に処理を実現できる。
図40Aは、第16の波長変換部117Fの波長変換動作の一例を示す説明図である。図40Aに示す第16の波長変換部117F内のPD非線形光学媒質36Aは、第4のWDMカプラ37から入力した奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光と、第2のアイソレータ138Bから入力した第1及び第2の励起光とを伝搬する。PD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。尚、第16の波長変換部117Fは、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光、第1及び第2の励起光及び奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光から、波長変換前のC帯の上り側第3の多重光、第1及び第2の励起光をフィルタリングする。そして、第16の波長変換部117Fは、L帯の上り側第3の多重光を出力する。図40Bは、第16の波長変換部117Fの波長変換動作の一例を示す説明図である。図40Bに示す第16の波長変換部117F内のPD非線形光学媒質36Aは、第3のWDMカプラ35から入力した偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光と、第1のアイソレータ138Aから入力した第1及び第2の励起光とを伝搬する。PD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。尚、第16の波長変換部117Fは、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光、第1及び第2の励起光及び偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光から、波長変換前のC帯の下り側第2の多重光、第1及び第2の励起光をフィルタリングする。そして、第16の波長変換部117Fは、L帯の下り側第2の多重光を出力する。つまり、第16の波長変換部117Fは、奇数チャネルの上り側第3の多重光の波長変換と、偶数チャネルの下り側第2の多重光の波長変換とを混信なく、一度に処理を実現できる。
第17の波長変換部117G内のPD非線形光学媒質36Aは、第3のWDMカプラ35から入力した偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光と、第1のアイソレータ138Aから入力した第1及び第2の励起光とを伝搬する。PD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。また、第17の波長変換部117G内のPD非線形光学媒質36Aは、第4のWDMカプラ37から入力した奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光と、第2のアイソレータ138Bから入力した第1及び第2の励起光を伝搬する。PD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。つまり、第17の波長変換部117Gは、奇数チャネルの上り側第3の多重光の波長変換と、偶数チャネルの下り側第2の多重光の波長変換とを混信なく、一度に処理を実現できる。
第18の波長変換部117H内のPD非線形光学媒質36Aは、第4のWDMカプラ37から入力した奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光と、第2のアイソレータ138Bから入力した第1及び第2の励起光とを伝搬する。PD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。また、第18の波長変換部117H内のPD非線形光学媒質36Aは、第3のWDMカプラ35から入力した偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光と、第1のアイソレータ138Aから入力した第1及び第2の励起光とを伝搬する。PD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。つまり、第18の波長変換部117Hは、奇数チャネルの下り側第3の多重光の波長変換と、偶数チャネルの上り側第2の多重光の波長変換とを混信なく、一度に処理を実現できる。
実施例32の第16の波長変換部117Fでは、双方向入出力のPD非線形光学媒質36Aを使用し、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光をL帯の上り側第3の多重光に波長変換する。更に、第16の波長変換部117Fでは、同じPD非線形光学媒質36Aを使用し、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光をC帯の下り側第2の多重光に波長変換する。その結果、上り信号及び下り信号でPD非線形光学媒質36Aを流用し、下り信号に偶数チャネル及び上り信号に奇数チャネルを割当てることで、隣接波長間で生じる非線形光学歪を低減できる。
第15の波長変換部117Eは、双方向入出力のPD非線形光学媒質36Aを使用し、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光をL帯の上り側第2の多重光に波長変換する。更に、第15の波長変換部117Eは、同じPD非線形光学媒質36Aを使用し、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光をC帯の下り側第3の多重光に波長変換する。その結果、上り信号及び下り信号でPD非線形光学媒質36Aを流用し、下り信号に奇数チャネル及び上り信号に偶数チャネルを割当てることで、隣接波長間で生じる非線形光学歪を低減できる。
また、第17の波長変換部117Gは、双方向入出力のPD非線形光学媒質36Aを使用し、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光をC帯の上り側第3の多重光に波長変換する。更に、第17の波長変換部117Gは、同じPD非線形光学媒質36Aを使用し、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光をL帯の下り側第2の多重光に波長変換する。その結果、上り信号及び下り信号でPD非線形光学媒質36Aを流用し、下り信号に偶数チャネル及び上り信号に奇数チャネルを割当てることで、隣接波長間で生じる非線形光学歪を低減できる。
第18の波長変換部117Hは、双方向入出力のPD非線形光学媒質36Aを使用し、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光をC帯の上り側第2の多重光に波長変換する。第18の波長変換部117Hは、同じPD非線形光学媒質36Aを使用し、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光をL帯の下り側第3の多重光に波長変換する。その結果、上り信号及び下り信号でPD非線形光学媒質36Aを流用し、下り信号に奇数チャネル及び上り信号に偶数チャネルを割当てることで、隣接波長間で生じる非線形光学歪を低減できる。
実施例32の伝送システム1D1では、PD非線形光学媒質36A毎に第4の励起光源131C及び第5の励起光源131Dを配置した。しかしながら、これに限定されるものではなく、PD非線形光学媒質36Aで単一の励起光源を共用しても良く、その場合の実施の形態につき、実施例33として以下に説明する。
図41は、実施例33の伝送システム1E1の一例を示す説明図である。尚、実施例32の伝送システム1D1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。第15の波長変換部117Eは、第3のWDMカプラ35、PD非線形光学媒質36A及び第4のWDMカプラ37の他に、第1のアイソレータ138Aと、第4の励起光源131Cと、第1の反射鏡139とを有する。第15の波長変換部117E内のPD非線形光学媒質36Aは、第1のアイソレータ138A経由で第4の励起光源131Cからの第1及び第2の励起光を入力する。第15の波長変換部117E内の第3のWDMカプラ35は、上り側第15のインターリーバ18E1からの偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。PD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。
更に、第15の波長変換部117E内のPD非線形光学媒質36Aは、PD非線形光学媒質36Aを透過する残留励起光を第1の反射鏡139に出力する。第1の反射鏡139は、反射した残留励起光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。そして、第4のWDMカプラ37は、上り側第16のインターリーバ18F1から入力した奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質36Aは、残留励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。尚、第1のアイソレータ138Aは、第1の反射鏡139経由の残留励起光の第4の励起光源131Cへの逆流を遮断する。
また、第16の波長変換部117Fは、第3のWDMカプラ35、PD非線形光学媒質36A及び第4のWDMカプラ37の他に、第1のアイソレータ138A、第4の励起光源131C及び第1の反射鏡139を有する。第16の波長変換部117F内のPD非線形光学媒質36Aは、第1のアイソレータ138Aと接続し、第1のアイソレータ138A経由で第4の励起光源131Cからの第1及び第2の励起光を入力する。第16の波長変換部117F内の第4のWDMカプラ37は、下り側第20のインターリーバ18K2からの奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。PD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。
更に、第16の波長変換部117F内のPD非線形光学媒質36Aは、PD非線形光学媒質36を透過する残留励起光を第1の反射鏡139に出力する。第1の反射鏡139は、残留励起光を反射し、反射した残留励起光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。第3のWDMカプラ35は、下り側第19のインターリーバ18J2から入力した偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質36Aは、残留励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。尚、第1のアイソレータ138Aは、第1の反射鏡139経由の残留励起光の第4の励起光源131Cへの逆流を遮断する。
また、第17の波長変換部117Gは、第3のWDMカプラ35、PD非線形光学媒質36A及び第4のWDMカプラ37の他に、第1のアイソレータ138Aと、第4の励起光源131Cと、第1の反射鏡139とを有する。第17の波長変換部117G内のPD非線形光学媒質36Aは、第1のアイソレータ138A経由で第4の励起光源131Cからの第1及び第2の励起光を入力する。第17の波長変換部117G内の第3のWDMカプラ35は、下り側第15のインターリーバ18E2からの偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。PD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。
更に、第17の波長変換部117G内のPD非線形光学媒質36Aは、透過する残留励起光を第1の反射鏡139に出力する。第1の反射鏡139は、残留励起光を反射し、反射した残留励起光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。第4のWDMカプラ37は、下り側第16のインターリーバ18F2から入力した奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質36Aは、残留励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。尚、第1のアイソレータ138Aは、第1の反射鏡139経由の残留励起光の第4の励起光源131Cへの逆流を遮断する。
また、第18の波長変換部117Hは、第3のWDMカプラ35、PD非線形光学媒質36A及び第4のWDMカプラ37の他に、第1のアイソレータ138Aと、第4の励起光源131Cと、第1の反射鏡139とを有する。第18の波長変換部117H内のPD非線形光学媒質36Aは、第1のアイソレータ138A経由で第4の励起光源131Cからの第1及び第2の励起光を入力する。第18の波長変換部117H内の第4のWDMカプラ37は、上り側第20のインターリーバ18K1からの奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。PD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。
更に、第18の波長変換部117H内のPD非線形光学媒質36Aは、透過する残留励起光を第1の反射鏡139に出力する。第1の反射鏡139は、残留励起光を反射し、反射した残留励起光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。第4のWDMカプラ37は、上り側第19のインターリーバ18J1から入力した偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質36Aは、残留励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。尚、第1のアイソレータ138Aは、第1の反射鏡139経由の残留励起光の第4の励起光源131Cへの逆流を遮断する。
実施例33の第15の波長変換部117Eは、第4の励起光源131Cの第1及び第2の励起光を使用して、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換する。更に、第15の波長変換部117Eは、第1の反射鏡139からの残留励起光を使用して、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換する。その結果、第15の波長変換部117Eは、単一の第4の励起光源131Cを使用して、上り側第2の多重光及び下り側第3の多重光を波長変換できるため、実施例32に比較して励起光源の台数を削減できる。
第16の波長変換部117Fは、第4の励起光源131Cの第1及び第2の励起光を使用して、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換する。更に、第16の波長変換部117Fは、第1の反射鏡139からの残留励起光を使用して、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換する。その結果、第16の波長変換部117Fは、単一の第4の励起光源131Cを使用して、上り側第3の多重光及び下り側第2の多重光を波長変換できるため、実施例32に比較して励起光源の台数を削減できる。
第17の波長変換部117Gは、第4の励起光源131Cの第1及び第2の励起光を使用して、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換する。更に、第17の波長変換部117Gは、第1の反射鏡139からの残留励起光を使用して、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換する。その結果、第17の波長変換部117Gは、単一の第4の励起光源131Cを使用して、上り側第3の多重光及び下り側第2の多重光を波長変換できるため、実施例32に比較して励起光源の台数を削減できる。
第18の波長変換部117Hは、第4の励起光源131Cの第1及び第2の励起光を使用して、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換する。更に、第18の波長変換部117Hは、第1の反射鏡139からの残留励起光を使用して、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り下り側第2の多重光に波長変換する。その結果、第18の波長変換部117Hは、単一の第4の励起光源131Cを使用して、上り側第2の多重光及び下り側第3の多重光を波長変換できるため、実施例8に比較して励起光源の台数を削減できる。
尚、上記実施例33の波長変換部117E~117Hは、第4の励起光源131Cからの第1及び第2の励起光をPD非線形光学媒質36Aに入力し、その残留励起光を第1の反射鏡139でPD非線形光学媒質36Aに反射入力した。しかしながら、これに限定されるものではなく、その実施の形態につき、実施例34として以下に説明する。
図42は、実施例34の伝送システム1F1の一例を示す説明図である。尚、実施例32の伝送システム1D1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。第15の波長変換部117Eは、第3のWDMカプラ35、PD非線形光学媒質36A及び第4のWDMカプラ37の他に、第2のアイソレータ138Bと、第5の励起光源131Dと、第2の反射鏡139Aとを有する。第15の波長変換部117E内のPD非線形光学媒質36Aは、第2のアイソレータ138B経由で第5の励起光源131Dからの第1及び第2の励起光を入力する。第15の波長変換部117E内の第4のWDMカプラ37は、上り側第16のインターリーバ18F1からの奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。PD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。
更に、第15の波長変換部117E内のPD非線形光学媒質36Aは、透過する残留励起光を第2の反射鏡139Aに出力する。第2の反射鏡139Aは、反射した残留励起光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。第3のWDMカプラ35は、上り側第15のインターリーバ18E1から入力した偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質36Aは、残留励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。尚、第2のアイソレータ138Bは、第2の反射鏡139A経由の残留励起光の第5の励起光源131Dへの逆流を遮断する。
また、第16の波長変換部117Fは、第3のWDMカプラ35、PD非線形光学媒質36A及び第4のWDMカプラ37の他に、第2のアイソレータ138Bと、第5の励起光源131Dと、第2の反射鏡139Aとを有する。第16の波長変換部117F内のPD非線形光学媒質36Aは、第2のアイソレータ138B経由で第5の励起光源131Dからの第1及び第2の励起光を入力する。第16の波長変換部117F内の第3のWDMカプラ35は、下り側第19のインターリーバ18J2からの偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。PD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。
更に、第16の波長変換部117F内のPD非線形光学媒質36Aは、透過する残留励起光を第2の反射鏡139Aに出力する。第2の反射鏡139Aは、残留励起光を反射し、反射した残留励起光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。第4のWDMカプラ37は、下り側第20のインターリーバ18K2から入力した奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質36Aは、残留励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。尚、第2のアイソレータ138Bは、第2の反射鏡139A経由の残留励起光の第5の励起光源31Dへの逆流を遮断する。
また、第17の波長変換部117Gは、第3のWDMカプラ35、PD非線形光学媒質36A及び第4のWDMカプラ37の他に、第2のアイソレータ138Bと、第5の励起光源131Dと、第2の反射鏡139Aとを有する。第17の波長変換部117G内のPD非線形光学媒質36Aは、第2のアイソレータ138B経由で第5の励起光源131Dからの第1及び第2の励起光を入力する。第17の波長変換部117G内の第4のWDMカプラ37は、上り側第18のインターリーバ18H1からの奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。PD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。
更に、第17の波長変換部117G内のPD非線形光学媒質36Aは、PD非線形光学媒質36Aを透過する残留励起光を第2の反射鏡139Aに出力する。第2の反射鏡139Aは、残留励起光を反射し、反射した残留励起光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。第3のWDMカプラ35は、下り側第15のインターリーバ18E2から入力した偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質36Aは、残留励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。尚、第2のアイソレータ138Bは、第2の反射鏡139A経由の残留励起光の第5の励起光源131Dへの逆流を遮断する。
また、第18の波長変換部117Hは、第3のWDMカプラ35、PD非線形光学媒質36A及び第4のWDMカプラ37の他に、第2のアイソレータ138Bと、第5の励起光源131Dと、第2の反射鏡139Aとを有する。第18の波長変換部117H内のPD非線形光学媒質36Aは、第2のアイソレータ138B経由で第5の励起光源131Dからの第1及び第2の励起光を入力する。第18の波長変換部117H内の第3のWDMカプラ35は、上り側第19のインターリーバ18J1からの偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。PD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。
更に、第18の波長変換部117H内のPD非線形光学媒質36Aは、透過する残留励起光を第2の反射鏡139Aに出力する。第2の反射鏡139Aは、残留励起光を反射し、反射した残留励起光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。第4のWDMカプラ37は、上り側第20のインターリーバ18K1から入力した奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質36Aは、残留励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。尚、第2のアイソレータ138Bは、第2の反射鏡139A経由の残留励起光の第5の励起光源131Dへの逆流を遮断する。
実施例34の第15の波長変換部117Eは、第5の励起光源131Dの第1及び第2の励起光を使用して、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換する。更に、第15の波長変換部117Eは、第2の反射鏡139Aからの残留励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換する。その結果、第15の波長変換部117Eは、単一の第5の励起光源131Dを使用して、上り側第2の多重光及び下り側第3の多重光を波長変換できるため、実施例32に比較して励起光源の台数を削減できる。
第16の波長変換部117Fは、第5の励起光源131Dの第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換する。更に、第16の波長変換部117Fは、第2の反射鏡139Aからの残留励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換する。その結果、第16の波長変換部117Fは、単一の第5の励起光源131Dを用いて、上り側第3の多重光及び下り側第2の多重光を波長変換できるため、実施例32に比較して励起光源の台数を削減できる。
第17の波長変換部117Gは、第5の励起光源131Dの第1及び第2の励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換する。更に、第17の波長変換部117Gは、第2の反射鏡139Aからの残留励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換する。その結果、第17の波長変換部117Gは、単一の第5の励起光源131Dを用いて、上り側第3の多重光及び下り側第2の多重光を波長変換できるため、実施例32に比較して励起光源の台数を削減できる。
第18の波長変換部117Hは、第5の励起光源131Dの第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換する。更に、第18の波長変換部117Hは、第2の反射鏡139Aからの残留励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換する。その結果、第18の波長変換部117Hは、単一の第5の励起光源131Dを用いて、上り側第2の多重光及び下り側第3の多重光を波長変換できるため、実施例32に比較して励起光源の台数を削減できる。
尚、実施例34の波長変換部117E~117Gは、第2の反射鏡139Aで反射した残留励起光をPD非線形光学媒質36Aに再利用した。しかしながら、これらに限定されるものではなく、例えば、第1の伝送装置2A内の2台の波長変換部117E及び117Fの励起光源を単一化しても良く、その場合の実施の形態につき、実施例35として以下に説明する。
図43は、実施例35の伝送システム1G1の一例を示す説明図である。尚、実施例32の伝送システム1D1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。第1の伝送装置2Aは、第15の波長変換部117E及び第16の波長変換部117Fを有する。第15の波長変換部117Eは、第3のWDMカプラ35、PD非線形光学媒質36A及び第4のWDMカプラ37の他に、第1のアイソレータ138Aと、第4の励起光源131Cとを有する。第16の波長変換部117Fも、第3のWDMカプラ35、PD非線形光学媒質36A及び第4のWDMカプラ37の他に、第3の反射鏡139Bを有する。
第15の波長変換部117E内のPD非線形光学媒質36Aは、第1のアイソレータ138A経由で第4の励起光源131Cからの第1及び第2の励起光を入力する。第15の波長変換部117E内の第3のWDMカプラ35は、上り側第15のインターリーバ18E1からの偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。
更に、第15の波長変換部117E内のPD非線形光学媒質36Aは、透過する第1及び第2の励起光を第16の波長変換部117F内のPD非線形光学媒質36Aに出力する。第16の波長変換部117F内のPD非線形光学媒質36Aは、第15の波長変換部117E内のPD非線形光学媒質36Aからの残留励起光を第3の反射鏡139Bに出力する。第3の反射鏡139Bは、残留励起光を反射し、反射した残留励起光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。第16の波長変換部117F内のPD非線形光学媒質36Aは、残留励起光を第15の波長変換部117E内のPD非線形光学媒質36Aに出力する。第15の波長変換部117E内の第1のアイソレータ138Aは、第15の波長変換部117Eから受信した残留励起光の第4の励起光源131Cへの逆流を遮断する。
更に、第15の波長変換部117E内の第4のWDMカプラ37は、上り側第16のインターリーバ18F1から入力した奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質36Aは、残留励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。
また、第16の波長変換部117F内の第3のWDMカプラ35は、下り側第19のインターリーバ18J2から入力した偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質36Aは、残留励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。更に、第16の波長変換部117F内の第4のWDMカプラ37は、下り側第20のインターリーバ18K2から入力した奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質36Aは、残留励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。
また、第17の波長変換部117G内のPD非線形光学媒質36Aは、第1のアイソレータ138A経由で第4の励起光源131Cからの第1及び第2の励起光を入力する。第17の波長変換部117G内の第3のWDMカプラ35は、下り側第15のインターリーバ18E2からの偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。
更に、第17の波長変換部117G内のPD非線形光学媒質36Aは、透過する残留励起光を第18の波長変換部117H内のPD非線形光学媒質36Aに出力する。第18の波長変換部117H内のPD非線形光学媒質36Aは、第17の波長変換部117G内のPD非線形光学媒質36Aからの残留励起光を第3の反射鏡139Bに出力する。第3の反射鏡139Bは、残留励起光を反射し、反射した残留励起光を、第18の波長変換部117H内のPD非線形光学媒質36A経由で第17の波長変換部117G内のPD非線形光学媒質36Aに出力する。第17の波長変換部117G内の第1のアイソレータ138Aは、第17の波長変換部117G内のPD非線形光学媒質36Aで受信した残留励起光の第4の励起光源131Cへの逆流を遮断する。
更に、第17の波長変換部117G内の第3のWDMカプラ35は、下り側第15のインターリーバ18E2から入力した偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。第17の波長変換部117G内の第4のWDMカプラ37は、下り側第16のインターリーバ18F2から入力した奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質36Aは、残留励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。
また、第18の波長変換部117H内の第3のWDMカプラ35は、上り側第19のインターリーバ18J1から入力した偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質36Aは、残留励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第4のWDMカプラ37に出力する。更に、第18の波長変換部117H内の第4のWDMカプラ37は、上り側第20のインターリーバ18K1から入力した奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光をPD非線形光学媒質36Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質36Aは、残留励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第3のWDMカプラ35に出力する。
実施例35の第1の伝送装置2Aは、第4の励起光源131Cからの励起光及び第3の反射鏡139Bからの残留励起光を第15の波長変換部117E及び第16の波長変換部117Fに使用した。その結果、第1の伝送装置2Aは、実施例32に比較して励起光源の台数を削減できる。
第2の伝送装置2Bは、第4の励起光源131Cからの励起光及び第3の反射鏡139Bからの残留励起光を第17の波長変換部117G及び第18の波長変換部117Hに使用した。その結果、第2の伝送装置2Bは、実施例32に比較して励起光源の台数を削減できる。
図44は、実施例36の伝送システム1Yの一例を示す説明図である。図44に示す伝送システム1Yは、第1の伝送装置2A1と、第2の伝送装置2B1と、第1の伝送装置2A1と第2の伝送装置2B1との間で波長多重光を伝送する光ファイバ等の伝送路3とを有する。第1の伝送装置2A1は、複数の光送信群11と、第12及び第13のWDMカプラ191A、191Bと、第45及び第46の波長変換部112E、112Fと、第14及び第15のWDMカプラ192A、192Bとを有する。第1の伝送装置2A1は、第39及び第40のインターリーバ193A、193Bと、波長合波部14とを有する。第2の伝送装置2B1は、複数の光受信群16と、第41及び第42のインターリーバ194A、194Bと、第47及び第48の波長変換部112G、112Hと、第16及び第17のWDMカプラ195A、195Bとを有する。第2の伝送装置2B1は、第18及び第19のWDMカプラ196A、196Bと、波長分波部15とを有する。
第1の光送信群11Aは、C帯の第1の多重光を波長合波部14に出力する。第2の光送信群11Bは、C帯の偶数チャネルの第2の多重光を第15のWDMカプラ192Bに出力する。第3の光送信群11Cは、C帯の奇数チャネルの第3の多重光を第12のWDMカプラ191Aに出力する。第4の光送信群11Dは、C帯の奇数チャネルの第5の多重光を第13のWDMカプラ191Bに出力する。第5の光送信群11Eは、C帯の偶数チャネルの第4の多重光を第14のWDMカプラ192Aに出力する。
第12のWDMカプラ191Aは、第3の光送信群11CからのC帯の奇数チャネルの第3の多重光を第45の波長変換部112E内のPD非線形光学媒質36Aに出力する。第1の励起光源131は、第1及び第2の励起光を第45の波長変換部112E内のPD非線形光学媒質36Aに出力する。第45の波長変換部112E内のPD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、C帯の奇数チャネルの第3の多重光をL帯の奇数チャネルの第3の多重光を第14のWDMカプラ192Aに出力する。第14のWDMカプラ192Aは、L帯の奇数チャネルの第3の多重光を第39のインターリーバ193Aに出力する。第14のWDMカプラ192Aは、第5の光送信群11EからのC帯の偶数チャネルの第4の多重光を第45の波長変換部112E内のPD非線形光学媒質36Aに出力する。第45の波長変換部112E内のPD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、C帯の偶数チャネルの第4の多重光をS帯の偶数チャネルの第4の多重光を第12のWDMカプラ191Aに出力する。第12のWDMカプラ191Aは、S帯の偶数チャネルの第4の多重光を第40のインターリーバ193Bに出力する。
第13のWDMカプラ191Bは、第4の光送信群11DからのC帯の奇数チャネルの第5の多重光を第46の波長変換部112F内のPD非線形光学媒質36Aに出力する。第1の励起光源131は、第1及び第2の励起光を第46の波長変換部112F内のPD非線形光学媒質36Aに出力する。第46の波長変換部112F内のPD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、C帯の奇数チャネルの第5の多重光をS帯の奇数チャネルの第5の多重光を第15のWDMカプラ192Bに出力する。第15のWDMカプラ192Bは、S帯の奇数チャネルの第5の多重光を第40のインターリーバ193Bに出力する。第15のWDMカプラ192Bは、第2の光送信群11BからのC帯の偶数チャネルの第2の多重光を第46の波長変換部112F内のPD非線形光学媒質36Aに出力する。第46の波長変換部112F内のPD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、C帯の偶数チャネルの第2の多重光をL帯の偶数チャネルの第2の多重光を第13のWDMカプラ191Bに出力する。第13のWDMカプラ191Bは、L帯の偶数チャネルの第2の多重光を第39のインターリーバ193Aに出力する。
第39のインターリーバ193Aは、L帯の奇数チャネルの第3の多重光と、L帯の偶数チャネルの第2の多重光とを波長合波部14に出力する。第40のインターリーバ193Bは、S帯の奇数チャネルの第5の多重光と、S帯の偶数チャネルの第4の多重光とを波長合波部14に出力する。第1の光送信群11Aは、C帯の第1の多重光を波長合波部14に出力する。そして、波長合波部14は、L帯の偶数チャネルの第2の多重光、L帯の奇数チャネルの第3の多重光、S帯の偶数チャネルの第4の多重光、S帯の奇数チャネルの第5の多重光、C帯の第1の多重光を合波して伝送路3に出力する。
第2の伝送装置2B1内の波長分波部15は、伝送路3からの出力光の内、C帯の第1の多重光を第1の光受信群16A、L帯の第2の多重光及び第3の多重光を第41のインターリーバ194Aに出力する。更に、波長分波部15は、S帯の第4の多重光及び第5の多重光を第42のインターリーバ194Bに出力する。第41のインターリーバ194Aは、L帯の奇数チャネルの第3の多重光を第16のWDMカプラ195Aに出力する。第16のWDMカプラ195Aは、L帯の奇数チャネルの第3の多重光を第47の波長変換部112G内のPD非線形光学媒質36Aに出力する。第47の波長変換部112G内のPD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、L帯の奇数チャネルの第3の多重光をC帯の奇数チャネルの第3の多重光に波長変換して第18のWDMカプラ196Aに出力する。第18のWDMカプラ196Aは、L帯の奇数チャネルの第3の多重光を第3の光受信群16Cに出力する。
第41のインターリーバ194Aは、L帯の偶数チャネルの第2の多重光を第19のWDMカプラ196Bに出力する。第19のWDMカプラ196Bは、L帯の偶数チャネルの第2の多重光を第48の波長変換部112H内のPD非線形光学媒質36Aに出力する。第48の波長変換部112H内のPD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、L帯の偶数チャネルの第2の多重光をC帯の偶数チャネルの第2の多重光に波長変換して第17のWDMカプラ195Bに出力する。第17のWDMカプラ195Bは、L帯の偶数チャネルの第2の多重光を第2の光受信群16Bに出力する。
第42のインターリーバ194Bは、S帯の奇数チャネルの第5の多重光を第17のWDMカプラ195Bに出力する。第17のWDMカプラ195Bは、S帯の奇数チャネルの第5の多重光を第48の波長変換部112H内のPD非線形光学媒質36Aに出力する。第48の波長変換部112H内のPD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、S帯の奇数チャネルの第5の多重光をC帯の奇数チャネルの第5の多重光に波長変換して第19のWDMカプラ196Bに出力する。第19のWDMカプラ196Bは、C帯の奇数チャネルの第5の多重光を第4の光受信群16Dに出力する。
第42のインターリーバ194Bは、S帯の偶数チャネルの第4の多重光を第18のWDMカプラ196Aに出力する。第18のWDMカプラ196Aは、S帯の偶数チャネルの第4の多重光を第47の波長変換部112G内のPD非線形光学媒質36Aに出力する。第47の波長変換部112G内のPD非線形光学媒質36Aは、第1及び第2の励起光を用いて、S帯の偶数チャネルの第4の多重光をC帯の偶数チャネルの第4の多重光に波長変換して第16のWDMカプラ195Aに出力する。第16のWDMカプラ195Aは、S帯の偶数チャネルの第4の多重光を第5の光受信群16Eに出力する。
第1の伝送装置2Aでは、C帯の奇数チャネルの第3の多重光及びC帯の偶数チャネルの第4の多重光を第45の波長変換部112Eに入力する。そして、第45の波長変換部112Eは、C帯の奇数チャネルの第3の多重光をL帯の奇数チャネルの第3の多重光に波長変換すると共に、C帯の偶数チャネルの第4の多重光をS帯の偶数チャネルの第4の多重光に波長変換する。その結果、第45の波長変換部112Eでは、奇数と偶数とに分別して隣接チャネルが少ないため、信号間の非線形光学歪を低減できる。
第1の伝送装置2Aでは、C帯の奇数チャネルの第5の多重光及びC帯の偶数チャネルの第2の多重光を第46の波長変換部112Fに入力する。そして、第46の波長変換部112Fは、C帯の奇数チャネルの第5の多重光をS帯の奇数チャネルの第5の多重光に波長変換すると共に、C帯の偶数チャネルの第2の多重光をL帯の偶数チャネルの第2の多重光に波長変換する。その結果、第46の波長変換部112Fでは、奇数と偶数とに分別して隣接チャネルが少ないため、信号間の非線形光学歪を低減できる。
尚、上記実施例32乃至36の波長変換部117E~117Gは、双方向のPD非線形光学媒質36Aを例示したが、PD非線形光学媒質36Aには様々の種類があるため、その実施の形態につき、実施例37として以下に説明する。
図45は、実施例37のPD非線形光学媒質36A1の一例を示す説明図である。図45に示すPD非線形光学媒質36A1は、双方向入出力の分岐処理構成である。PD非線形光学媒質36A1は、偏波ビームS/C251と、第1の偏波ビームC/S252Aと、第1の双方向非線形光学媒質253Aと、第1の偏波ビームS/C254Aと、偏波ビームC/S255とを有する。更に、PD非線形光学媒質36A1は、第2の偏波ビームC/S252Bと、第2の双方向非線形光学媒質253Bと、第2の偏波ビームS/C254Bとを有する。更に、PD非線形光学媒質36A1は、第1の波長合分波部257と、第1の偏波制御部256Aと、第2の偏波制御部256Bとを有する。更に、PD非線形光学媒質36A1は、第2の波長合分波部258と、第3の偏波制御部259Aと、第4の偏波制御部259Bとを有する。
偏波ビームS/C251は、第3のWDMカプラ35からの第2及び第3の多重光を、垂直偏波の第2及び第3の多重光と水平偏波の第2及び第3の多重光とに分離する。偏波ビームS/C251は、垂直偏波の第2及び第3の多重光を第1の偏波ビームC/S252Aに出力すると共に、水平偏波の第2及び第3の多重光を第2の偏波ビームC/S252Bに出力する。第1の波長合分波部257は、第4の励起光源131Cからの第1及び第2の励起光を第1の偏波制御部256A及び第2の偏波制御部256Bに分配する。第1の偏波制御部256Aは、垂直偏波の第2及び第3の多重光と直交するように第1及び第2の励起光を偏波制御し、偏波制御後の第1及び第2の励起光を第1の偏波ビームC/S252Aに出力する。
第1の偏波ビームC/S252Aは、垂直偏波の第2及び第3の多重光と、第1の偏波制御部256Aからの偏波制御後の第1及び第2の励起光とを第1の双方向非線形光学媒質253Aに出力する。第1の双方向非線形光学媒質253Aは、第1及び第2の励起光を用いて垂直偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を第1の偏波ビームS/C254Aに出力する。第1の偏波ビームS/C254Aは、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームC/S255に出力すると共に、第1及び第2の励起光を第3の偏波制御部259Aに出力する。第3の偏波制御部259Aは、第1の偏波ビームS/C254Aからの第1及び第2の励起光を第2の波長合分波部258に出力する。第2の偏波制御部256Bは、水平偏波の第2及び第3の多重光と直交するように第1及び第2の励起光を偏波制御し、偏波制御後の第1及び第2の励起光を第2の偏波ビームC/S252Bに出力する。
第2の偏波ビームC/S252Bは、水平偏波の第2及び第3の多重光と、第2の偏波制御部256Bからの偏波制御後の第1及び第2の励起光とを第2の双方向非線形光学媒質253Bに出力する。第2の双方向非線形光学媒質253Bは、第1及び第2の励起光と、水平偏波の第2及び第3の多重光とを伝搬する。第2の双方向非線形光学媒質253Bは、第1及び第2の励起光を用いて、水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を第2の偏波ビームS/C254Bに出力する。第2の偏波ビームS/C254Bは、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームC/S255に出力すると共に、第1及び第2の励起光を第4の偏波制御部259Bに出力する。第4の偏波制御部259Bは、第2の偏波ビームS/C254Bからの第1及び第2の励起光を第2の波長合分波部258に出力する。第2の波長合分波部258は、第3の偏波制御部259A及び第4の偏波制御部259Bからの第1及び第2の励起光(残留励起光)を出力する。
偏波ビームC/S255は、第1の偏波ビームS/C254Aからの波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光と、第2の偏波ビームS/C254Bからの波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光とを合波して第4のWDMカプラ37に出力する。偏波ビームC/S255は、第4のWDMカプラ37からの第2及び第3の多重光を、垂直偏波の第2及び第3の多重光と水平偏波の第2及び第3の多重光とに分離する。偏波ビームC/S255は、垂直偏波の第2及び第3の多重光を第1の偏波ビームS/C254Aに出力すると共に、水平偏波の第2及び第3の多重光を第2の偏波ビームS/C254Bに出力する。
第2の波長合分波部258は、第5の励起光源131Dからの第1及び第2の励起光を第3の偏波制御部259A及び第4の偏波制御部259Bに分配する。第3の偏波制御部259Aは、垂直偏波の第2及び第3の多重光と直交するように第1及び第2の励起光を偏波制御し、偏波制御後の第1及び第2の励起光を第1の偏波ビームS/C254Aに出力する。第1の偏波ビームS/C254Aは、垂直偏波の第2及び第3の多重光と、第3の偏波制御部259Aからの偏波制御後の第1及び第2の励起光とを第1の双方向非線形光学媒質253Aに出力する。第1の双方向非線形光学媒質253Aは、第1及び第2の励起光を用いて垂直偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を第1の偏波ビームC/S252Aに出力する。第1の偏波ビームC/S252Aは、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームS/C251に出力すると共に、第1及び第2の励起光を第1の偏波制御部256Aに出力する。第1の偏波制御部256Aは、第1の偏波ビームC/S252Aからの第1及び第2の励起光を第1の波長合分波部257に出力する。第4の偏波制御部259Bは、水平偏波の第2及び第3の多重光と直交するように第1及び第2の励起光を偏波制御し、偏波制御後の第1及び第2の励起光を第2の偏波ビームS/C254Bに出力する。
第2の偏波ビームS/C254Bは、水平偏波の第2及び第3の多重光と、第4の偏波制御部259Bからの偏波制御後の第1及び第2の励起光とを第2の双方向非線形光学媒質253Bに出力する。第2の双方向非線形光学媒質253Bは、第1及び第2の励起光と、水平偏波の第2及び第3の多重光とを伝搬する。第2の双方向非線形光学媒質253Bは、第1及び第2の励起光を用いて、水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を第2の偏波ビームC/S252Bに出力する。第2の偏波ビームC/S252Bは、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームS/C251に出力すると共に、第1及び第2の励起光を第2の偏波制御部2568Bに出力する。第2の偏波制御部256Bは、第2の偏波ビームC/S252Bからの第1及び第2の励起光を第1の波長合分波部257に出力する。第1の波長合分波部257は、第1の偏波制御部256A及び第2の偏波制御部256Bからの第1及び第2の励起光(残留励起光)を出力する。
偏波ビームS/C251は、第1の偏波ビームC/S252Aからの波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光と、第2の偏波ビームC/S252Bからの波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光とを合波して第3のWDMカプラ35に出力する。
実施例37のPD非線形光学媒質36A1では、双方向入出力の分岐処理構成であって、第1及び第2の励起光を用いた場合でも、第2及び第3の多重光を波長変換できる。尚、説明の便宜上、第2の多重光及び第3の多重光を波長変換する場合を例示したが、これに限定されるものではなく、適宜変更可能である。
上記実施例37のPD非線形光学媒質36A1は、双方向入出力の分岐処理構成としたが、これに限定されるものではなく、その場合の実施の形態につき、実施例38として以下に説明する。
図46は、実施例38のPD非線形光学媒質36A2の一例を示す説明図である。図46に示すPD非線形光学媒質36A2は、双方向入出力の分岐処理構成である。PD非線形光学媒質36A2は、偏波ビームS/C261と、第1の偏波制御部262Aと、第2の偏波制御部262Bと、第1の双方向非線形光学媒質263Aと、第2の双方向非線形光学媒質263Bと、偏波ビームC/S264とを有する。
第1の偏波制御部262Aは、第4の励起光源131Cからの第1及び第2の励起光を偏波ビームS/C261に出力する。偏波ビームS/C261は、第3のWDMカプラ35から第2及び第3の多重光を入力する。偏波ビームS/C261は、垂直偏波の第2及び第3の多重光及び、第1及び第2の励起光を第1の双方向非線形光学媒質263Aに出力する。第1の双方向非線形光学媒質263Aは、第1及び第2の励起光を用いて、垂直偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームC/S264に出力する。偏波ビームS/C261は、水平偏波の第2及び第3の多重光及び、第1及び第2の励起光を第2の双方向非線形光学媒質263Bに出力する。第2の双方向非線形光学媒質263Bは、第1及び第2の励起光を用いて、水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームC/S264に出力する。偏波ビームC/S264は、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光と、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光とを第4のWDMカプラ37に出力すると共に、残留励起光を第2の偏波制御部262Bに出力する。第2の偏波制御部262Bは、偏波制御後の残留励起光を出力する。
第2の偏波制御部262Bは、第5の励起光源131Dからの第1及び第2の励起光を偏波ビームC/S264に出力する。偏波ビームC/S264は、第4のWDMカプラ37から第2及び第3の多重光を入力する。偏波ビームC/S264は、垂直偏波の第2及び第3の多重光及び、第1及び第2の励起光を第1の双方向非線形光学媒質263Aに出力する。第1の双方向非線形光学媒質263Aは、第1及び第2の励起光を用いて、垂直偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームS/C261に出力する。
偏波ビームC/S264は、水平偏波の第2及び第3の多重光及び、第1及び第2の励起光を第2の双方向非線形光学媒質263Bに出力する。第2の双方向非線形光学媒質263Bは、第1及び第2の励起光を用いて、水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームS/C261に出力する。偏波ビームS/C261は、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光と、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光とを第3のWDMカプラ35に出力すると共に、残留励起光を第1の偏波制御部262Aに出力する。第1の偏波制御部262Aは、偏波制御後の残留励起光を出力する。
実施例38のPD非線形光学媒質36A2では、双方向入出力の分岐処理構成であって、第1及び第2の励起光を用いた場合でも、第2及び第3の多重光を波長変換できる。尚、説明の便宜上、第2の多重光及び第3の多重光を波長変換する場合を例示したが、これに限定されるものではなく、適宜変更可能である。
図47は、実施例39のPD非線形光学媒質36A3の一例を示す説明図である。図47に示すPD非線形光学媒質36A3は、双方向入出力の透過型ループ処理構成の非線形光学媒質である。PD非線形光学媒質36A3は、偏波制御部271と、第1の波長合分波部272Aと、第2の波長合分波部272Bと、偏波ビームS/C273と、双方向非線形光学媒質274とを有する。
第1の波長合分波部272Aは、第3のWDMカプラ35からの第2及び第3の多重光を偏波ビームS/C273に出力する。偏波制御部271は、第4の励起光源131Cからの第1及び第2の励起光を偏波制御し、偏波制御後の第1及び第2の励起光を第2の波長合分波部272Bに出力する。第2の波長合分波部272Bは、偏波制御後の第1及び第2の励起光を偏波ビームS/C273に出力する。偏波ビームS/C273は、垂直偏波の第2及び第3の多重光と第1及び第2の励起光とを双方向非線形光学媒質274の順方向ポートXに出力する。双方向非線形光学媒質274は、第1及び第2の励起光を用いて、垂直偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームS/C273に出力する。偏波ビームS/C273は、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光と残留励起光とを第2の波長合分波部272Bに出力する。
偏波ビームS/C273は、水平偏波の第2及び第3の多重光と第1及び第2の励起光とを双方向非線形光学媒質274の逆方向ポートYに出力する。双方向非線形光学媒質274は、第1及び第2の励起光を用いて、水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームS/C273に出力する。偏波ビームS/C273は、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光と残留励起光とを第2の波長合分波部272Bに出力する。第2の波長合分波部272Bは、水平偏波の第2及び第3の多重光、垂直偏波の第2及び第3の多重光及び残留励起光の内、水平偏波及び垂直偏波の第2及び第3の多重光を第4のWDMカプラ37に出力すると共に、残留励起光を偏波制御部271に出力する。偏波制御部271は、残留励起光を偏波制御し、偏波制御後の残留励起光を出力する。第2の波長合分波部272Bは、第4のWDMカプラ37からの第2及び第3の多重光を偏波ビームS/C273に出力する。第1の波長合分波部272Aは、第5の励起光源131Dからの第1及び第2の励起光を偏波ビームS/C273に出力する。
偏波ビームS/C273は、垂直偏波の第2及び第3の多重光と第1及び第2の励起光とを双方向非線形光学媒質274の順方向ポートXに出力する。双方向非線形光学媒質274は、第1及び第2の励起光を用いて、垂直偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームS/C273に出力する。偏波ビームS/C273は、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光と残留励起光とを第1の波長合分波部272Aに出力する。
偏波ビームS/C273は、水平偏波の第2及び第3の多重光と第1及び第2の励起光とを双方向非線形光学媒質274の逆方向ポートYに出力する。双方向非線形光学媒質274は、第1及び第2の励起光を用いて、水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームS/C273に出力する。偏波ビームS/C273は、波長変換後の垂直偏波の第2及び第3の多重光と残留励起光とを第1の波長合分波部272Aに出力する。第1の波長合分波部272Aは、水平偏波の第2及び第3の多重光、垂直偏波の第2及び第3の多重光及び残留励起光の内、水平偏波及び垂直偏波の第2及び第3の多重光を第3のWDMカプラ35に出力すると共に、残留励起光を出力する。
実施例39のPD非線形光学媒質36A3は、双方向入出力の透過型ループ処理構成を採用した場合でも、第1及び第2の励起光を用いて第2及び第3の多重光を波長変換できる。尚、説明の便宜上、第2の多重光及び第3の多重光を波長変換する場合を例示したが、これに限定されるものではなく、適宜変更可能である。
尚、図39に示す第15~第18の波長変換部117E~117Hでは、PD非線形光学媒質36Aに対して第3のWDMカプラ35及び第4のWDMカプラ37を双方向に接続した場合を例示した。しかしながら、これに限定されるものではなく、PD非線形光学媒質52Aに対して単一の第5のWDMカプラ51を接続した波長変換部であっても良く、その場合の実施の形態につき、実施例40として以下に説明する。
図48は、実施例40の伝送システム1H1の一例を示す説明図である。尚、伝送システム1D1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。第1の伝送装置2Aは、第15の波長変換部17Eの代わりに第19の波長変換部117J、第16の波長変換部117Fの代わりに第20の波長変換部117Kを配置した。また、第2の伝送装置2Bは、第17の波長変換部117Gの代わりに第21の波長変換部117L、第18の波長変換部117Hの代わりに第22の波長変換部117Mを配置した。
第19の波長変換部117Jは、PD非線形光学媒質52Aと、第5のWDMカプラ51と、第4のアイソレータ138Cと、第7の励起光源131Eとを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52Aと接続すると共に、上り側第15のインターリーバ18E1と接続すると共に、上り側第16のインターリーバ18F1と接続する。PD非線形光学媒質52Aは、第4のアイソレータ138Cと接続する。第20の波長変換部117Kは、PD非線形光学媒質52Aと、第5のWDMカプラ51と、第4のアイソレータ138Cと、第7の励起光源131Eとを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52Aと接続すると共に、下り側第20のインターリーバ18K2と接続すると共に、下り側第19のインターリーバ18J2と接続する。PD非線形光学媒質52Aは、第4のアイソレータ138Cと接続する。
第21の波長変換部117Lは、PD非線形光学媒質52Aと、第5のWDMカプラ51と、第4のアイソレータ138Cと、第7の励起光源131Eとを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52Aと接続すると共に、下り側第15のインターリーバ18E2と接続すると共に、下り側第16のインターリーバ18F2と接続する。PD非線形光学媒質52Aは、第4のアイソレータ138Cと接続する。第22の波長変換部117Mは、PD非線形光学媒質52Aと、第5のWDMカプラ51と、第4のアイソレータ138Cと、第7の励起光源131Eとを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52Aと接続すると共に、上り側第19のインターリーバ18J1と接続すると共に、上り側第20のインターリーバ18K1と接続する。PD非線形光学媒質52Aは、第4のアイソレータ138Cと接続する。
第19の波長変換部117J内のPD非線形光学媒質52Aは、第4のアイソレータ138C経由で第7の励起光源131Eからの第1及び第2の励起光を入力する。第19の波長変換部117J内の第5のWDMカプラ51は、上り側第15のインターリーバ18E1からの偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。PD非線形光学媒質52Aは、第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。そして、第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を上り側第16のインターリーバ18F1経由で上り側第17のインターリーバ18G1に出力する。
更に、第19の波長変換部117J内の第5のWDMカプラ51は、上り側第16のインターリーバ18F1から入力した奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。PD非線形光学媒質52Aは、第1及び第2の励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を上り側第15のインターリーバ18E1経由で下り側第3の光受信群16C2に出力する。
第20の波長変換部117K内のPD非線形光学媒質52Aは、第4のアイソレータ138C経由で第7の励起光源131Eからの第1及び第2の励起光を入力する。第20の波長変換部117K内の第5のWDMカプラ51は、下り側第20のインターリーバ18K2からの奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。PD非線形光学媒質52Aは、第1及び第2の励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を下り側第19のインターリーバ18J2経由で上り側第17のインターリーバ18G1に出力する。
更に、第20の波長変換部117K内の第5のWDMカプラ51は、下り側第19のインターリーバ18J2から入力した偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。PD非線形光学媒質52Aは、第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を下り側第20のインターリーバ18K2経由で下り側第2の光受信群16B2に出力する。
第21の波長変換部117L内のPD非線形光学媒質52Aは、第4のアイソレータ138C経由で第7の励起光源131Eからの第1及び第2の励起光を入力する。第21の波長変換部117L内の第5のWDMカプラ51は、下り側第15のインターリーバ18E2からの偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。PD非線形光学媒質52Aは、第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を下り側第16のインターリーバ18F2経由で下り側第17のインターリーバ18G2に出力する。
更に、第21の波長変換部117L内の第5のWDMカプラ51は、下り側第16のインターリーバ18F2から入力した奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質52Aは、第1及び第2の励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を下り側第15のインターリーバ18E2経由で上り側第3の光受信群16C1に出力する。
第22の波長変換部117M内のPD非線形光学媒質52Aは、第4のアイソレータ138C経由で第7の励起光源131Eからの励起光を入力する。第22の波長変換部117M内の第5のWDMカプラ51は、上り側第20のインターリーバ18K1からの奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。PD非線形光学媒質52Aは、第1及び第2の励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を上り側第19のインターリーバ18J1経由で下り側第17のインターリーバ18G2に出力する。
更に、第22の波長変換部117M内の第5のWDMカプラ51は、上り側第19のインターリーバ18J1から入力した偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。PD非線形光学媒質52Aは、第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を上り側第20のインターリーバ18K1経由で上り側第2の光受信群16B1に出力する。
実施例40の第19の波長変換部117Jは、単一の第5のWDMカプラ51と接続するPD非線形光学媒質52Aを使用して上りの第2及び下りの第3の多重光を波長変換できる。第20の波長変換部117K、第21の波長変換部117L及び第22の波長変換部117Mでも、単一の第5のWDMカプラ51と接続するPD非線形光学媒質52Aを使用して上り及び下りの第2および第3の多重光を波長変換できる。
尚、図48に示す第19~第22の波長変換部117J~117Mは、第7の励起光源131Eを夫々配置した。しかしながら、例えば、第1の伝送装置2A内の第19の波長変換部117J及び第20の波長変換部117Kで単一の励起光源を共用しても良く、その実施の形態につき、実施例41として以下に説明する。
図49は、実施例41の伝送システム1J1の一例を示す説明図である。尚、実施例40の伝送システム1H1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。第20の波長変換部117Kは、PD非線形光学媒質52Aと、第5のWDMカプラ51と、第1の光サーキュレータ140Aと、第5のアイソレータ138Dと、第8の励起光源131Fとを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52Aと接続すると共に、下り側第20のインターリーバ18K2と接続すると共に、下り側第19のインターリーバ18J2と接続する。PD非線形光学媒質52Aは、第1の光サーキュレータ140Aと接続する。
第19の波長変換部117Jは、PD非線形光学媒質52Aと、第5のWDMカプラ51とを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52と接続すると共に、上り側第15のインターリーバ18E1と接続すると共に、上り側第16のインターリーバ18F1と接続する。第19の波長変換部117J内のPD非線形光学媒質52Aは、第20の波長変換部117K内の第1の光サーキュレータ140Aと接続する。第20の波長変換部117K内のPD非線形光学媒質52Aは、第1の光サーキュレータ140Aと接続し、第1の光サーキュレータ140Aに第5のアイソレータ138Dを接続し、第5のアイソレータ138Dに第8の励起光源131Fを接続した。また、第19の波長変換部117J内の第5のWDMカプラ51は、第1の光サーキュレータ140Aと接続する。第8の励起光源131Fは、第1の光サーキュレータ140A経由で第20の波長変換部117K内の第5のWDMカプラ51に第1及び第2の励起光を供給する。更に、第1の光サーキュレータ140Aは、第20の波長変換部117K内のPD非線形光学媒質52Aで使用した残留励起光を第19の波長変換部117J内のPD非線形光学媒質52Aに供給する。第22の波長変換部117Mは、PD非線形光学媒質52Aと、第5のWDMカプラ51と、第1の光サーキュレータ140Aと、第5のアイソレータ138Dと、第8の励起光源131Fとを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52Aと接続すると共に、上り側第19のインターリーバ18J1と接続すると共に、上り側第20のインターリーバ18K1と接続する。第22の波長変換部117M内のPD非線形光学媒質52Aは、第1の光サーキュレータ140Aと接続する。
第21の波長変換部117Lは、PD非線形光学媒質52Aと、第5のWDMカプラ51とを有する。第5のWDMカプラ51は、第21の波長変換部117L内のPD非線形光学媒質52Aと接続すると共に、下り側第15のインターリーバ18E2と接続すると共に、下り側第16のインターリーバ18F2と接続する。第21の波長変換部117L内のPD非線形光学媒質52Aは、第22の波長変換部117M内の第1の光サーキュレータ140Aと接続し、第1の光サーキュレータ140Aに第5のアイソレータ138Dを接続した。更に、第5のアイソレータ138Dに第8の励起光源31Fを接続した。また、第21の波長変換部117L内の第5のWDMカプラ51は、第1の光サーキュレータ140Aと接続する。第8の励起光源131Fは、第1の光サーキュレータ140A経由で第21の波長変換部117L内の第5のWDMカプラ51に第1及び第2の励起光を供給する。更に、第1の光サーキュレータ140Aは、第22の波長変換部117M内のPD非線形光学媒質52Aで使用した残留励起光を第21の波長変換部117L内のPD非線形光学媒質52Aに供給する。
第20の波長変換部117K内のPD非線形光学媒質52Aは、第1の光サーキュレータ140A及び第5のアイソレータ138D経由で第8の励起光源31Fから第1及び第2の励起光を入力する。第20の波長変換部117K内の第5のWDMカプラ51は、下り側第20のインターリーバ18K2からの奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。PD非線形光学媒質52Aは、第8の励起光源31Fからの第1及び第2の励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を下り側第19のインターリーバ18J2経由で上り側第17のインターリーバ18G1に出力する。
更に、第20の波長変換部117K内の第5のWDMカプラ51は、下り側第19のインターリーバ18J2から入力した偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。PD非線形光学媒質52Aは、第8の励起光源131Fからの第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を下り側第20のインターリーバ18K2経由で下り側第2の光受信群16B2に出力する。
第19の波長変換部117J内のPD非線形光学媒質52Aは、第20の波長変換部117K内の第1の光サーキュレータ140A経由で第20の波長変換部117Kで使用した残留励起光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。第19の波長変換部117J内の第5のWDMカプラ51は、上り側第15のインターリーバ18E1からの偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。PD非線形光学媒質52Aは、残留励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を上り側第16のインターリーバ18F1経由で上り側第17のインターリーバ18G1に出力する。
更に、第19の波長変換部117J内の第5のWDMカプラ51は、上り側第16のインターリーバ18F1から入力した奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。PD非線形光学媒質52Aは、第1の光サーキュレータ140Aからの残留励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を上り側第15のインターリーバ18E1経由で下り側第3の光受信群16C2に出力する。
第22の波長変換部117M内のPD非線形光学媒質52Aは、第1の光サーキュレータ140A及び第5のアイソレータ138D経由で第8の励起光源131Fからの第1及び第2の励起光を入力する。第22の波長変換部117M内の第5のWDMカプラ51は、上り側第19のインターリーバ18J1からの偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。PD非線形光学媒質52Aは、第8の励起光源31Fからの第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を上り側第20のインターリーバ18K1経由で上り側第2の光受信群16B1に出力する。
更に、第22の波長変換部117M内の第5のWDMカプラ51は、上り側第20のインターリーバ18K1から入力した奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質52Aは、第8の励起光源31Fからの第1及び第2の励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を上り側第19のインターリーバ18J1経由で下り側第17のインターリーバ18G2に出力する。
第21の波長変換部117L内のPD非線形光学媒質52Aは、第22の波長変換部117M内の第1の光サーキュレータ140A経由で第22の波長変換部117Mで使用した残留励起光を入力する。第21の波長変換部117L内の第5のWDMカプラ51は、下り側第15のインターリーバ18E2からの偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。PD非線形光学媒質52Aは、第1の光サーキュレータ140Aからの残留励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を下り側第16のインターリーバ18F2経由で下り側第17のインターリーバ18G2に出力する。
更に、第21の波長変換部117L内の第5のWDMカプラ51は、下り側第16のインターリーバ18F2から入力した奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。PD非線形光学媒質52Aは、第1の光サーキュレータ140Aからの残留励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を下り側第15のインターリーバ18E2経由で上り側第3の光受信群16C1に出力する。
実施例41の第1の伝送装置2A内の第19の波長変換部117Jは、第1の光サーキュレータ140A経由で第20の波長変換部117Kの残留励起光を用いて上り側第2の多重光及び下り側第3の多重光を波長変換した。その結果、第1の伝送装置2Aは、励起光源を単一化して励起光源の台数を削減できる。
第2の伝送装置2B内の第21の波長変換部117Lは、第1の光サーキュレータ140A経由で第22の波長変換部117Mの残留励起光を用いて上り側第3の多重光及び下り側第2の多重光を波長変換した。その結果、第2の伝送装置2Bは、励起光源を単一化して励起光源の台数を削減できる。
尚、図49に示す伝送システム1J1内の第1の伝送装置2Aは、第20の波長変換部117K内の第8の励起光源131Fを第19の波長変換部117J及び第20の波長変換部117Kで共用した。しかしながら、これに限定されるものではなく、その実施の形態につき、実施例42として以下に説明する。
図50は、実施例42の伝送システム1K1の一例を示す説明図である。尚、図48に示す伝送システム1H1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。第1の伝送装置2A内の第19の波長変換部117Jは、PD非線形光学媒質52Aと、第5のWDMカプラ51と、第2の光サーキュレータ140Bと、第6のアイソレータ138Eと、第9の励起光源131Gとを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52Aと接続すると共に、上り側第15のインターリーバ18E1と接続すると共に、上り側第16のインターリーバ18F1と接続する。
第1の伝送装置2A内の第20の波長変換部117Kは、PD非線形光学媒質52Aと、第5のWDMカプラ51とを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52Aと接続すると共に、下り側第19のインターリーバ18J2と接続すると共に、下り側第20のインターリーバ18K2と接続する。PD非線形光学媒質52Aは、第19の波長変換部119J内の第2の光サーキュレータ140Bに接続する。
第1の伝送装置2Aは、第19の波長変換部117J内のPD非線形光学媒質52Aに第2の光サーキュレータ140Bを接続し、第2の光サーキュレータ140Bに第6のアイソレータ138Eを接続した。更に、第6のアイソレータ138Eに第9の励起光源131Gを接続した。また、第1の伝送装置2Aは、第20の波長変換部117K内のPD非線形光学媒質52Aに第2の光サーキュレータ140Bを接続する。第9の励起光源131Gは、第2の光サーキュレータ140B経由で第19の波長変換部117J内のPD非線形光学媒質52Aに第1及び第2の励起光を供給する。更に、第2の光サーキュレータ140Bは、第19の波長変換部117J内のPD非線形光学媒質52Aで使用した残留励起光を第20の波長変換部17K内のPD非線形光学媒質52Aに供給する。
第2の伝送装置2B内の第21の波長変換部117Lは、PD非線形光学媒質52Aと、第5のWDMカプラ51と、第2の光サーキュレータ140Bと、第6のアイソレータ138Eと、第9の励起光源131Gとを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52Aと接続すると共に、下り側第15のインターリーバ18E2と接続すると共に、下り側第16のインターリーバ18F2と接続する。第2の伝送装置2B内の第22の波長変換部117Mは、PD非線形光学媒質52Aと、第5のWDMカプラ51とを有する。第5のWDMカプラ51は、PD非線形光学媒質52Aと接続すると共に、上り側第19のインターリーバ18J1と接続すると共に、上り側第20のインターリーバ18K1と接続する。
第2の伝送装置2Bは、第21の波長変換部117L内のPD非線形光学媒質52Aに第2の光サーキュレータ140Bを接続し、第2の光サーキュレータ140Bに第6のアイソレータ138Eを接続した。更に、第6のアイソレータ138Eに第9の励起光源131Gを接続した。また、第2の伝送装置2Bは、第22の波長変換部117M内のPD非線形光学媒質52Aに第2の光サーキュレータ140Bを接続する。第9の励起光源131Gは、第2の光サーキュレータ140B経由で第21の波長変換部117L内のPD非線形光学媒質52Aに第1及び第2の励起光を供給する。更に、第2の光サーキュレータ140Bは、第21の波長変換部117L内のPD非線形光学媒質52Aで使用した残留励起光を第22の波長変換部117M内のPD非線形光学媒質52Aに供給する。
第19の波長変換部117J内のPD非線形光学媒質52Aは、第2の光サーキュレータ140B及び第6のアイソレータ138E経由で第9の励起光源131Gから第1及び第2の励起光を入力する。第20の波長変換部117K内のPD非線形光学媒質52Aは、第19の波長変換部117J内の第2の光サーキュレータ140Bと接続し、第2の光サーキュレータ140B経由で第9の励起光源131Gからの第1及び第2の励起光を入力する。
第19の波長変換部117J内の第5のWDMカプラ51は、上り側第15のインターリーバ18E1からの偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。PD非線形光学媒質52Aは、第9の励起光源131Gからの第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を上り側第16のインターリーバ18F1経由で上り側第17のインターリーバ18G1に出力する。
更に、第19の波長変換部117J内の第5のWDMカプラ51は、上り側第16のインターリーバ18F1から入力した奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。PD非線形光学媒質52Aは、第9の励起光源131Gからの第1及び第2の励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を上り側第15のインターリーバ18E1経由で下り側第3の光受信群16C2に出力する。
第20の波長変換部117K内の第5のWDMカプラ51は、下り側第20のインターリーバ18K2からの奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。PD非線形光学媒質52Aは、第2の光サーキュレータ140Bからの残留励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を下り側第19のインターリーバ18J2経由で上り側第17のインターリーバ18G1に出力する。
更に、第20の波長変換部117K内の第5のWDMカプラ51は、下り側第19のインターリーバ18J2から入力した偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質52Aは、第2の光サーキュレータ40Bからの残留励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を下り側第20のインターリーバ18K2経由で下り側第2の光受信群16B2に出力する。
また、第21の波長変換部117L内のPD非線形光学媒質52Aは、第2の光サーキュレータ140B及び第6のアイソレータ138E経由で第9の励起光源131Gから第1及び第2の励起光を入力する。第21の波長変換部117L内の第5のWDMカプラ51は、下り側第15のインターリーバ18E2からの偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。PD非線形光学媒質52Aは、第9の励起光源131Gからの第1及び第2の励起光を用いて、偶数チャネルのC帯の下り側第2の多重光を偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのL帯の下り側第2の多重光を下り側第16のインターリーバ18F2経由で下り側第17のインターリーバ18G2に出力する。
更に、第21の波長変換部117L内の第5のWDMカプラ51は、下り側第16のインターリーバ18F2から入力した奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質52Aは、第9の励起光源131Gから第1及び第2の励起光を用いて、奇数チャネルのL帯の上り側第3の多重光を奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのC帯の上り側第3の多重光を下り側第15のインターリーバ18E2経由で上り側第3の光受信群16C1に出力する。
第22の波長変換部117M内のPD非線形光学媒質52Aは、第21の波長変換部117L内の第2の光サーキュレータ140Bと接続し、第2の光サーキュレータ140Bからの残留励起光を入力する。第22の波長変換部117M内の第5のWDMカプラ51は、上り側第20のインターリーバ18K1からの奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。PD非線形光学媒質52Aは、第2の光サーキュレータ40Bからの残留励起光を用いて、奇数チャネルのC帯の下り側第3の多重光を奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、奇数チャネルのL帯の下り側第3の多重光を上り側第19のインターリーバ18J1経由で下り側第17のインターリーバ18G2に出力する。
更に、第22の波長変換部117M内の第5のWDMカプラ51は、上り側第19のインターリーバ18J1から入力した偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光をPD非線形光学媒質52Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質52Aは、第2の光サーキュレータ140Bからの残留励起光を用いて、偶数チャネルのL帯の上り側第2の多重光を偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光に波長変換し、第5のWDMカプラ51に出力する。第5のWDMカプラ51は、偶数チャネルのC帯の上り側第2の多重光を上り側第20のインターリーバ18K1経由で上り側第2の光受信群16B1に出力する。
実施例42の第1の伝送装置2A内の第20の波長変換部117Kは、第2の光サーキュレータ140B経由で第19の波長変換部117Jの残留励起光を用いて上り側第3の多重光及び下り側第2の多重光を波長変換した。その結果、第1の伝送装置2A内の励起光源を単一化して励起光源の台数を削減できる。
第2の伝送装置2B内の第22の波長変換部117Mは、第2の光サーキュレータ140B経由で第21の波長変換部117Lの残留励起光を用いて上り側第2の多重光及び下り側第3の多重光を波長変換した。その結果、第2の伝送装置2B内の励起光源を単一化して励起光源の台数を削減できる。
次に図48乃至図50に示す波長変換部117J~117M内のPD非線形光学媒質52Aが多様であるため、その実施形態につき、実施例43として以下に説明する。図51は、実施例43のPD非線形光学媒質52Aの一例を示す説明図である。尚、図48に示す伝送システム1H1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。図51に示すPD非線形光学媒質52A1は、偏波ビームS/C281と、偏波制御部282と、第1の偏波ビームC/S283Aと、双方向非線形光学媒質284と、第2の偏波ビームC/S283Bとを有する。PD非線形光学媒質52A1は、波長合分波部285と、第1の偏波制御部286Aと、第2の偏波制御部286Bとを有する。
偏波ビームS/C281は、第5のWDMカプラ51から第2及び第3の多重光を入力する。偏波ビームS/C281は、垂直偏波の第2及び第3の多重光を水平偏波の第2及び第3の多重光に偏波制御し、偏波制御後の水平偏波の第2及び第3の多重光を第1の偏波ビームC/S283Aに出力する。波長合分波部285は、第7の励起光源131Eからの第1及び第2の励起光を第1の偏波制御部286A及び第2の偏波制御部286Bに分配出力する。第1の偏波制御部286Aは、第1及び第2の励起光を偏波制御し、偏波制御後の第1及び第2の励起光を第1の偏波ビームC/S283Aに出力する。第1の偏波ビームC/S283は、水平偏波の第2及び第3の多重光と第1及び第2の励起光とを双方向非線形光学媒質284の順方向ポートXに出力する。双方向非線形光学媒質284は、第1及び第2の励起光を用いて、順方向ポートXからの水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を第2の偏波ビームC/S283Bに出力する。そして、第2の偏波ビームC/S283Bは、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームS/C281に出力すると共に、残留励起光を第2の偏波制御部286Bに出力する。
また、第2の偏波ビームC/S283Bは、水平偏波の第2及び第3の多重光と第1及び第2の励起光とを双方向非線形光学媒質284の逆方向ポートYに出力する。双方向非線形光学媒質284は、第1及び第2の励起光を用いて、逆方向ポートYからの水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を第1の偏波ビームC/S283Aに出力する。そして、第1の偏波ビームC/S283Aは、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を偏波制御部282に出力すると共に、残留励起光を第1の偏波制御部286Aに出力する。第1の偏波制御部286A及び第2の偏波制御部286Bは、残留励起光を波長合分波部285に出力する。
偏波制御部282は、波長変換後の水平偏波の第2の多重光及び第3の多重光を垂直偏波の第2及び第3の多重光に偏波制御し、偏波制御後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームS/C281に出力する。偏波ビームS/C281は、偏波制御部282からの垂直偏波の第2及び第3の多重光と、第2の偏波ビームC/S283Bからの水平偏波の第2及び第3の多重光とを第5のWDMカプラ51に出力する。
実施例43のPD非線形光学媒質52A1では、単一方向入出力の反射型ループ処理構成であっても、第1及び第2の励起光を用いて、第2及び第3の多重光を波長変換できる。尚、説明の便宜上、第2の多重光及び第3の多重光を波長変換する場合を例示したが、これに限定されるものではなく、適宜変更可能である。
図52は、実施例44のPD非線形光学媒質52A2の一例を示す説明図である。図52に示すPD非線形光学媒質52A2は、第1の偏波制御部291と、偏波ビームS/C292と、第2の偏波制御部293と、双方向非線形光学媒質294とを有する。偏波ビームS/C292は、第5のWDMカプラ51から第2及び第3の多重光を入力する。第1の偏波制御部291は、第7の励起光源131Eからの第1及び第2の励起光を偏波ビームS/C292に出力する。偏波ビームS/C292は、垂直偏波の第2及び第3の多重光と、偏波制御後の第1及び第2の励起光とを第2の偏波制御部293に出力する。更に、偏波ビームS/C292は、水平偏波の第2及び第3の多重光と、偏波制御後の第1及び第2の励起光とを双方向非線形光学媒質294の逆方向ポートYに出力する。
第2の偏波制御部293は、垂直偏波の第2及び第3の多重光を水平偏波の第2及び第3の多重光に偏波制御し、偏波制御後の水平偏波の第2及び第3の多重光と、偏波制御後の第1及び第2の励起光とを双方向非線形光学媒質294の順方向ポートXに出力する。双方向非線形光学媒質294は、第1及び第2の励起光を用いて、順方向ポートXからの水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換する。そして、双方向非線形光学媒質294は、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームS/C292に出力する。
双方向非線形光学媒質294は、第1及び第2の励起光を用いて、逆方向ポートYからの水平偏波の第2及び第3の多重光を波長変換し、波長変換後の水平偏波の第2及び第3の多重光を第2の偏波制御部293に出力する。第2の偏波制御部293は、水平偏波の第2及び第3の多重光を垂直偏波の第2及び第3の多重光に偏波制御し、偏波制御後の垂直偏波の第2及び第3の多重光を偏波ビームS/C292に出力する。偏波ビームS/C292は、第2の偏波制御部293からの垂直偏波の第2及び第3の多重光と、双方向非線形光学媒質294からの水平偏波の第2及び第3の多重光とを第5のWDMカプラ51に出力する。偏波ビームS/C292は、残留励起光を第1の偏波制御部291に出力する。第1の偏波制御部291は、偏波制御後の残留励起光を出力する。
実施例31のPD非線形光学媒質52A2では、単一方向入出力のループ処理構成であっても、第1及び第2の励起光を用いて、第2及び第3の多重光を波長変換できる。尚、説明の便宜上、第2の多重光及び第3の多重光を波長変換する場合を例示したが、これに限定されるものではなく、適宜変更可能である。
波長変換部では、信号光と、励起光と、波長変換後の信号光である変換光との事前設計が重要となる。例えば、50GHz間隔等の等間隔、かつ、多チャンネルで大容量のWDM信号(多重光)を非線形光学効果で波長変換する場合には、WDM信号内の信号光間で生じる非線形歪が大きくなり、信号品質が劣化する。更に、励起光を用いて信号光を波長変換する場合には、励起光と信号光との相互作用で発生する差周波成分のクロストークによっても信号品質が劣化する。
図53は、信号光、励起光及び変換光に関わるクロストーク発生の一例を示す説明図である。図53では、励起光f0と直近の信号光f1との間の励起光-信号光間隔Δfpsを50GHz、隣接する信号光間の信号光間隔Δfssを50GHz、Δfps=Δfssとする。つまり、励起光f0を用いて等間隔の信号光を波長変換した場合、励起光と信号光との相互作用による差周波成分が信号光及び変換光と同じ周波数に発生する。図53に示す励起光f0、信号光f1及びf2の3波長の4光波混合では、f0±(f1-f2)の差周波成分が生じ、例えば、励起光f0、信号光f1及びf3の2波長の4光波混合でも、f0±(f1-f3)の差周波成分が発生する。その結果、励起光-信号光間隔Δfps及び信号光間隔Δfssが等間隔の場合、信号光及び波長変換光と同じ周波数に差周波成分は発生するため、クロストークが発生する。
図54は、信号光、励起光及び変換光に関わるクロストーク発生の一例を示す説明図である。図54では、励起光-信号光間隔Δfps及び信号光間隔Δfssを拡張して、例えば、信号光間隔Δfssを100GHz、励起光-信号光間隔Δfpsを100GHzとする。図54に示す励起光f0を起点にし、信号光f2及びf4間の信号光間隔(±n×Δfss)及び、信号光f4及びf6間の信号光間隔(±n×Δfss)だけ左右にシフトした周波数に差周波成分が発生する。尚、nは自然数のチャネル番号とする。つまり、f0±n×100GHzの周波数に差周波成分が発生する。その結果、励起光-信号光間隔Δfps及び信号光間隔Δfssを拡張した場合でも、ΔfpsとΔfssとが等間隔の場合は、信号光と波長変換光と同じ周波数に差周波成分が発生するため、クロストークが発生する。
図55は、信号光、励起光及び変換光に関わるクロストーク発生の一例を示す説明図である。図55では、励起光-信号光間隔Δfpsを信号光間隔Δfssよりも拡張し、例えば、信号光間隔Δfssを400GHz、励起光-信号光間隔Δfpsを50GHzとする。図55に示す励起光f0を起点にし、信号光f4及びf5間の信号光間隔(±n×Δfss)及び、信号光f5及びf6間の信号光間隔(±n×Δfss)だけ左右にシフトした周波数に差周波成分が発生する。つまり、f0±n×50GHzの周波数に差周波成分が発生する。その結果、励起光-信号光間隔Δfpsを拡張しても、励起光-信号光間隔Δfpsが信号光間隔Δfssの整数倍の場合、信号光と波長変換光と同じ周波数に差周波成分が発生するため、クロストークが発生する。
そこで、信号光を偶数チャネル及び奇数チャネルに分岐した後、奇数チャネルの波長変換に使用する励起光の周波数を次の通り設定する。図56は、奇数チャネルのクロストーク回避の一例を示す説明図である。図56では、例えば、信号光間隔Δfssを100GHz、励起光-信号光間隔Δfpsを50GHz、奇数チャネルをf1、f3、f5、f7…とする。図56に示す励起光f0を起点にし、例えば、信号光f1及びf3間の信号光間隔(±n×Δfss)及び、信号光f3及びf5間の信号光間隔(±n×Δfss)だけ左右にシフトした周波数(偶数チャネル)に差周波成分が発生する。つまり、f0±n×100GHzの偶数チャネルの周波数に差周波成分が発生する。その結果、例えば、f2及びf-2等の偶数チャネルに差周波成分が発生するため、差周波成分が奇数チャネルの信号光及び波長変換光と重ならないため、クロストークを回避できる。
更に、偶数チャネルは、奇数チャネルと同じ励起光を使用した場合には、偶数チャネルの信号光及び波長変換光に差周波成分が発生することになる。そこで、偶数チャネルの励起光を、例えば、50GHzシフトした励起光f1を使用するものとする。図57は、偶数チャネルのクロストーク回避の一例を示す説明図である。図57では、例えば、信号光間隔Δfssを100GHz、励起光-信号光間隔Δfpsを50GHz、励起光をf1、偶数チャネルをf2、f4、f6、f8…とする。図57に示す励起光f1を起点にし、例えば、信号光f2及びf4間の信号光間隔(±n×Δfss)及び、信号光f4及びf6間の信号光間隔(±n×Δfss)だけ左右にシフトした周波数(奇数チャネル)に差周波成分が発生する。f0±n×100GHzの奇数チャネルの周波数に差周波成分が発生する。その結果、例えば、f1及びf-1等の奇数チャネルに差周波成分が発生するため、差周波成分が偶数チャネルの信号光及び波長変換光と重ならないため、クロストークを回避できる。
つまり、波長変換部は、信号光間隔Δfssを等間隔とし、励起光-信号光間隔Δfpsを信号光間隔Δfssの非整数倍とし、信号光を奇数チャネル及び偶数チャネルに分割する。更に、波長変換部は、奇数チャネルの信号光の波長変換に使用する励起光を偶数チャネルに設定し、偶数チャネルの励起光を用いて、奇数チャネルの信号光を波長変換する。更に、波長変換部は、偶数チャネルの信号光の波長変換に使用する励起光を奇数チャネルに設定し、奇数チャネルの励起光を用いて、偶数チャネルの信号光を波長変換する。その結果、クロストークの影響を回避できる。
図58は、信号光間隔Δfss及び励起光-信号光間隔Δfps設定毎のクロストーク発生有無の一例を示す説明図である。励起光-信号光間隔Δfpsを可変、信号光間隔fssを固定にした場合である。図58に示す信号光が差周波成分と重なる設定では、クロストークの影響が大の状態となる(×印)。信号光が差周波成分に近くなる設定では、クロストークの影響ありの状態となる(△印)。信号光が差周波成分に離れた設定では、クロストークの影響が小の状態となる(○印)。
図59は、信号光間隔Δfss及び励起光-信号光間隔Δfps設定毎のクロストーク発生有無の一例を示す説明図である。励起光-信号光間隔Δfpsを固定、信号光間隔fssを可変にした場合である。図59に示す信号光が差周波成分と重なる設定では、クロストークの影響が大の状態となる(×印)。信号光が差周波成分に近くなる設定では、クロストークの影響ありの状態となる(△印)。信号光が差周波成分に離れる設定では、クロストークの影響が小の状態となる(○印)。尚、信号光間隔を広くした場合、△及び×となる領域が少なくなる。
図60は、信号光間隔Δfss及び励起光-信号光間隔Δfps設定毎のクロストーク発生有無の対応関係の一例を示す説明図である。縦軸をΔfps、横軸をΔfssとする。図60に示す×印はクロストーク影響大の状態、×印付近はクロストーク影響ありの状態、○印はクロストーク影響小の状態を示す。例えば、励起光-信号光間隔Δfpsが50GHz、信号光間隔Δfssが50GHzの設定P1では、図53に示すクロストーク影響大の状態となる。例えば、励起光-信号光間隔Δfpsが100GHz、信号光間隔Δfssが100GHzの設定P2では、図54に示すクロストーク影響大の状態となる。例えば、励起光-信号光間隔Δfpsが50GHz、信号光間隔Δfssが100GHzの設定P3では、図56及び図57に示すクロストーク影響小の状態となる。例えば、励起光-信号光間隔Δfpsが150GHz、信号光間隔Δfssが100GHzの設定では、クロストーク影響小の状態となる。例えば、励起光-信号光間隔Δfpsが100GHz、信号光間隔Δfssが200GHzの設定では、クロストーク影響大の状態となる。例えば、励起光-信号光間隔Δfpsが250GHz、信号光間隔Δfssが100GHzの設定P5では、クロストーク影響小の状態となる。尚、説明の便宜上、図60に示す例では、グリッド線を例示したが、W領域の範囲内で励起光-信号光間隔Δfps及び信号光間隔Δfssを適宜設定変更することで、クロストーク影響小の状態を確保できる。
図61は、C/L波長変換部の奇数チャネル、偶数チャネル及び励起光の設定の一例を示す説明図である。尚、信号光間隔Δfssは100GHz、励起光-信号光間隔Δfpsは250GHzとする。この設定は、図60に示すP5の設定となる。奇数チャネルの励起光は、例えば、191.15THzとなる。偶数チャネルの励起光は、例えば、191.10THzとなる。
図62は、C/S波長変換部の奇数チャネル、偶数チャネル及び励起光の設定の一例を示す説明図である。尚、信号光間隔Δfssは100GHz、励起光-信号光間隔Δfpsは250GHzとする。奇数チャネルの励起光は、例えば、195.95THzとなる。偶数チャネルの励起光は、例えば、195.90THzとなる。
波長変換部は、信号光間隔Δfssの間隔を拡げてから、複数の波長変換部を用いて波長変換することになるため、信号光間で発生する非線形歪みによる信号品質の劣化を低減し、ダイナミックレンジを拡大できる。更に、信号光を偶数チャネル及び奇数チャンネルに分割する2分岐としたが、例えば、4分岐、8分岐にしても良く、適宜変更可能である。更に、波長変換部は、励起光の周波数を適切に選択することで、信号光と励起光との相互作用で発生する差周波成分が信号光及び波長変換光の周波数に重ならないようにすることで、励起光と信号光との間のクロストークを回避できる。
尚、信号光間隔を等間隔で分割する方法の代わりに、波長間隔が6波毎の周期で決まっている二つのチャネルグループ(例えば、ch1,2,4とch3,5,6)に分ける方法を採用しても良い。その結果、例えば、100GHz間隔以下の2波、及び、3波同士のWDM信号間クロストーク成分がWDM信号直下に発生しなくなり、クロストークを低減できる。
尚、実施例2乃至22の伝送システム1では、上り側第3の光送信群11C1及び下り側第3の光送信群11C2を偶数チャネル、上り側第2の光送信群11B1及び下り側第2の光送信群11B2を奇数チャネルに分別した。しかしながら、奇数チャネル及び偶数チャネルに限定されるものではなく、例えば、第1グループ及び第2のグループに分別しても良く、その場合の実施の形態につき、実施例23として以下に説明する。
図63は、実施例46の伝送システム1Qの一例を示す説明図である。尚、実施例1の伝送システム1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
第3の伝送装置2Cは、第1の光送信群11Aと、第2の光送信群111Bと、第3の光送信群111Cとを有する。第3の光送信群111Cは、第1のグループチャネルのC帯の第3の多重光を出力する複数の光送信部を有する。第2の光送信群111Bは、第2のグループチャネルのC帯の第2の多重光を出力する複数の光送信部を有する。第1のグループチャネルは、例えば、所定範囲の複数の波長チャネルの内、複数の任意波長のチャネル群である。第2のグループチャネルは、例えば、所定範囲の複数の波長チャネルの内、第1のグループチャネル以外の波長のチャネル群である。
第3の伝送装置2Cは、第31の波長変換部12Jと、第32の波長変換部12Kと、第1のWSS(Wavelength Selective Switch)51Aと、波長合波部14とを有する。第31の波長変換部12Jは、励起光を用いて、第3の光送信群111Cからの第1のグループチャネルのC帯の第3の多重光をL帯の第3の多重光に波長変換し、変換後の第1のグループチャネルのL帯の第3の多重光を第1のWSS51Aに出力する。
第32の波長変換部12Kは、励起光を用いて、第2の光送信群111Bからの第2のグループチャネルのC帯の第2の多重光をL帯の第2の多重光に波長変換し、変換後の第2のグループチャネルのL帯の第2の多重光を第1のWSS51Aに出力する。第1のWSS51Aは、第1のグループチャネルのL帯の第3の多重光と、第2のグループチャネルのL帯の第2の多重光とを合波し、合波後のL帯の第2及び第3の多重光を波長合波部14に出力する。波長合波部14は、L帯の第2及び第3の多重光と、第1の光送信群11AからのC帯の第1の多重光とを合波し、合波後の多重光を伝送路3に出力する。
第4の伝送装置2Dは、第1の光受信群16Aと、第2の光受信群116Bと、第3の光受信群116Cとを有する。第3の光受信群116Cは、第1のグループチャネルのC帯の第3の多重光を受信する複数の光受信部を有する。第2の光受信群116Bは、第2のグループチャネルのC帯の第2の多重光を受信する複数の光受信部を有する。
第4の伝送装置2Dは、波長分波部15と、第2のWSS51Bと、第33の波長変換部12Lと、第34の波長変換部12Mとを有する。波長分波部15は、伝送路3からの多重光からL帯の第2及び第3の多重光及びC帯の第1の多重光を分波し、L帯の第2及び第3の多重光を第2のWSS51Bに出力すると共に、C帯の第1の多重光を第1の光受信群16Aに出力する。第2のWSS51Bは、波長分波部15で分波されたL帯の第2及び第3の多重光を、第1のグループチャネルのL帯の第3の多重光及び第2のグループチャネルのL帯の第2の多重光に分離出力する。第2のWSS51Bは、第1のグループチャネルのL帯の第3の多重光を第33の波長変換部12Lに出力すると共に、第2のグループチャネルのL帯の第2の多重光を第34の波長変換部12Mに出力する。
第33の波長変換部12Lは、励起光を用いて、第1のグループチャネルのL帯の第3の多重光をC帯の第3の多重光に波長変換し、変換後の第1のグループチャネルのC帯の第3の多重光を第3の光受信群116Cに出力する。第34の波長変換部12Mは、励起光を用いて、第2のグループチャネルのL帯の第2の多重光をC帯の第2の多重光に波長変換し、変換後の第2のグループチャネルのC帯の第2の多重光を第2の光受信群116Bに出力する。
実施例46の伝送システム1では、WDM信号を第1のグループチャネル及び第2のグループチャネルに分割し、グループチャネル毎に波長変換部を用いて波長変換する。その結果、波長変換部へのWDM信号の入力光パワーを小さくする、すなわち一つの波長変換部で変換する波長本数を減らすことで、非線形光学歪を低減することで信号品質の劣化を低減しながら、ダイナミックレンジを拡大できる。第1のグループチャネルと第2のグループチャネルとに分別して隣接チャネルが少ないため、信号間の非線形光学歪を低減できる。例えば、50GHz間隔の信号を第1のグループ及び第2のグループに分けて波長変換する場合でも、信号間の非線形光学歪を低減できる。しかも、例えば、100GHz以下の間隔でも、信号間の非線形光学歪が発生しなくなるため、クロストークを軽減できる。しかも、フレックスグリッドにも対応できる。
尚、第3の伝送装置2C及び第4の伝送装置2Dで使用する第1のWSS51A及び第2のWSS51Bは高価な部品であるため、代替部品を使用しても良く、その代替例について説明する。図64は、第1のWSS51Aの代替例を示す説明図である。図64に示す代替例は、第1の波長ブロッカ71Aと、第2の波長ブロッカ71Bと、カプラ72とを有する。第1の波長ブロッカ71Aは、第2及び第3の多重光から第1のグループチャネルの第3の多重光のみを抽出するフィルタである。第2の波長ブロッカ71Bは、第2及び第3の多重光から第2のグループチャネルの第2の多重光のみを抽出するフィルタである。カプラ72は、第1の波長ブロッカ71Aで抽出した第3の多重光と、第2の波長ブロッカ71Bで抽出した第2の多重光とを合波し、第2及び第3の多重光を波長合波部14に出力する。尚、説明の便宜上、図64では、第1のWSS51Aの代替例を例示したが、第2のWSS51Bにも適用可能である。
尚、実施例46の伝送システム1Qは、第3の伝送装置2Cから第4の伝送装置2Dへの上り方向の第2の多重光の伝送方法を例示した。しかしながら、第4の伝送装置2Dから第3の伝送装置2Cへの下り方向の第2の多重光の伝送方法も同様であり、その実施の形態につき、実施例23として以下に説明する。
図65は、実施例47の伝送システム1Rの一例を示す説明図である。尚、実施例46の伝送システム1Qと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図65に示す第3の伝送装置2Cは、上り側第1の光送信群11A1と、上り側第2の光送信群111B1と、上り側第3の光送信群111C1とを有する。第3の伝送装置2Cは、下り側第1の光受信群16A2と、下り側第2の光受信群116B2と、下り側第3の光受信群116C2とを有する。第3の伝送装置2Cは、第35の波長変換部12Nと、第36の波長変換部12Pと、上り側第3のWSS51C1と、上り側波長合波部14A1と、下り側第4のWSS51D2と、下り側波長分波部15A2とを有する。
上り側第3の光送信群111C1は、第1のグループチャネルのC帯の第3の多重光を出力する複数の光送信部を有する。上り側第2の光送信群111B1は、第2のグループチャネルのC帯の第2の多重光を出力する複数の光送信部を有する。上り側第1の光送信群11A1は、C帯の第1の多重光を出力する複数の光送信部を有する。下り側第3の光受信群116C2は、第1のグループチャネルのC帯の第3の多重光を受信する複数の光受信部を有する。下り側第2の光受信群116B2は、第2のグループチャネルのC帯の第2の多重光を受信する複数の光受信部を有する。下り側第1の光受信群16A2は、C帯の第1の多重光を受信する複数の光受信部を有する。
第35の波長変換部12Nは、第10のWDMカプラ32Aと、PD非線形光学媒質33Aと、第11のWDMカプラ34Aとを有する。第35の波長変換部12Nは、例えば、第10のWDMカプラ32A→PD非線形光学媒質33A→第11のWDMカプラ34Aの単一方向に第2及び第3の多重光が流れる。第36の波長変換部12Pも、第10のWDMカプラ32Aと、PD非線形光学媒質33Aと、第11のWDMカプラ34Aとを有する。第36の波長変換部12Pは、例えば、第10のWDMカプラ32A→PD非線形光学媒質33A→第11のWDMカプラ34Aの単一方向に第2及び第3の多重光が流れる。
第35の波長変換部12N内の第10のWDMカプラ32Aは、上り側第2の光送信群111B1と接続すると共に、下り側第4のWSS51D2と接続する。第10のWDMカプラ32Aは、上り側第2の光送信群111B1からの第2のチャネルグループのC帯の上り側第2の多重光を入力すると共に、下り側第4のWSS51D2からの第1のチャネルグループのL帯の下り側第3の多重光を入力する。
第35の波長変換部12N内の第10のWDMカプラ32Aは、第2のチャネルグループのC帯の上り側第2の多重光、第1のチャネルグループのL帯の下り側第3の多重光及び励起光をPD非線形光学媒質33Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質33Aは、第2のチャネルグループのC帯の上り側第2の多重光をL帯の上り側第2の多重光に変換する。更に、PD非線形光学媒質33Aは、第1のチャネルグループのL帯の下り側第3の多重光をC帯の下り側第3の多重光に変換する。そして、PD非線形光学媒質33Aは、第2チャネルグループのL帯の上り側第2の多重光及び第1のチャネルグループのC帯の下り側第3の多重光を第11のWDMカプラ34Aに出力する。そして、第11のWDMカプラ34Aは、波長変換後の第1のチャネルグループのL帯の上り側第3の多重光を上り側第3のWSS51C1に出力する。第11のWDMカプラ34Aは、波長変換後の第2のグループチャネルのC帯の下り側第2の多重光を下り側第3の光受信群116C2に出力する。
第36の波長変換部12P内の第10のWDMカプラ32Aは、上り側第3の光送信群111C1と接続すると共に、下り側第4のWSS51D2と接続する。第10のWDMカプラ32Aは、上り側第3の光送信群111C1からの第2のチャネルグループのC帯の上り側第2の多重光を入力すると共に、下り側第4のWSS51D2からの第1のチャネルグループのL帯の下り側第3の多重光を入力する。
第36の波長変換部12P内の第10のWDMカプラ32Aは、第2のチャネルグループのC帯の上り側第2の多重光、第1のチャネルグループのL帯の下り側第3の多重光及び励起光をPD非線形光学媒質33Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質33Aは、励起光を用いて、第2のチャネルグループのC帯の上り側第2の多重光をL帯の上り側第2の多重光に変換すると共に、第1のチャネルグループのL帯の下り側第3の多重光をC帯の下り側第3の多重光に変換する。そして、PD非線形光学媒質33Aは、第2のチャネルグループのL帯の上り側第2の多重光及び第1のチャネルグループのC帯の下り側第3の多重光を第11のWDMカプラ34Aに出力する。そして、第11のWDMカプラ34Aは、波長変換後の第2のチャネルグループのL帯の上り側第2の多重光を上り側第3のWSS51C1に出力する。第11のWDMカプラ34Aは、波長変換後の第1のグループチャネルのC帯の下り側第3の多重光を下り側第2の光受信群116B2に出力する。
上り側第3のWSS51C1は、第35の波長変換部12Nからの第1のチャネルグループのL帯の上り側第3の多重光と、第36の波長変換部12Pからの第2のチャネルグループのL帯の上り側第2の多重光とを合波する。上り側第3のWSS51C1は、L帯の上り側第2及び第3の多重光を上り側波長合波部14A1に出力する。
上り側波長合波部14A1は、L帯の上り側第2及び第3の多重光と、上り側第1の光送信群11A1からのC帯の上り側第1の多重光とを合波し、合波した多重光を上り側伝送路3A経由で第4の伝送装置2Dに出力する。
第4の伝送装置2Dは、下り側第1の光送信群11A2と、下り側第2の光送信群111B2と、下り側第3の光送信群111C2と、上り側第1の光受信群16A1と、上り側第2の光受信群116B1と、上り側第3の光受信群116C1とを有する。第4の伝送装置2Dは、第37の波長変換部12Qと、第38の波長変換部12Rと、上り側第4のWSS51D1と、上り側波長分波部15A1と、下り側第3のWSS51C2と、下り側波長合波部14A2とを有する。
下り側第3の光送信群111C2は、第1のグループチャネルのC帯の第3の多重光を出力する複数の光送信部を有する。下り側第2の光送信群111B2は、第1のグループチャネルのC帯の第3の多重光を出力する複数の光送信部を有する。下り側第1の光送信群11A2は、C帯の第1の多重光を出力する複数の光送信部を有する。上り側第3の光受信群116C1は、第1のグループチャネルのC帯の第3の多重光を受信する複数の光受信部を有する。上り側第2の光受信群116B1は、第2のグループチャネルのC帯の第2の多重光を受信する複数の光受信部を有する。上り側第1の光受信群16A1は、C帯の第1の多重光を受信する複数の光受信部を有する。
第37の波長変換部12Qは、第10のWDMカプラ32Aと、PD非線形光学媒質33Aと、第11のWDMカプラ34Aとを有する。第37の波長変換部12Qは、例えば、第10のWDMカプラ32A→PD非線形光学媒質33A→第11のWDMカプラ34Aの単一方向に第2及び第3の多重光が流れる。第38の波長変換部12Rも、第10のWDMカプラ32Aと、PD非線形光学媒質33Aと、第11のWDMカプラ34Aとを有する。第37の波長変換部12Qは、例えば、第10のWDMカプラ32A→PD非線形光学媒質33A→第11のWDMカプラ34Aの単一方向に第2及び第3の多重光が流れる。
第37の波長変換部12Q内の第10のWDMカプラ32Aは、下り側第2の光送信群111B2と接続すると共に、上り側第4のWSS51D1と接続する。第10のWDMカプラ32Aは、下り側第2の光送信群111B2からの第2のチャネルグループのC帯の下り側第2の多重光を入力すると共に、上り側第4のWSS51D1からの第1のチャネルグループのL帯の上り側第3の多重光を入力する。
第37の波長変換部12Q内の第10のWDMカプラ32Aは、第2のチャネルグループのC帯の下り側第2の多重光、第1のチャネルグループのL帯の上り側第3の多重光及び励起光をPD非線形光学媒質33Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質33Aは、第2のチャネルグループのC帯の下り側第2の多重光をL帯の下り側第2の多重光に変換すると共に、第1のチャネルグループのL帯の上り側第3の多重光をC帯の上り側第3の多重光に変換する。そして、PD非線形光学媒質33Aは、第2のチャネルグループのL帯の下り側第2の多重光及び、第1のチャネルグループのC帯の上り側第3の多重光を第11のWDMカプラ34Aに出力する。そして、第11のWDMカプラ34Aは、波長変換後の第1のチャネルグループのL帯の下り側第2の多重光を下り側第3のWSS51C2に出力する。第11のWDMカプラ34Aは、波長変換後の第2のグループチャネルのC帯の上り側第2の多重光を上り側第3の光受信群116C1に出力する。
第38の波長変換部12R内の第10のWDMカプラ32Aは、下り側第3の光送信群111C2と接続すると共に、上り側第4のWSS51D1と接続する。第10のWDMカプラ32Aは、下り側第3の光送信群111C2からの第1のチャネルグループのC帯の下り側第3の多重光を入力すると共に、上り側第4のWSS51D1からの第2のチャネルグループのL帯の上り側第2の多重光を入力する。
第38の波長変換部12R内の第10のWDMカプラ32Aは、第1のチャネルグループのC帯の下り側第3の多重光、第2のチャネルグループのL帯の上り側第2の多重光及び励起光をPD非線形光学媒質33Aに出力する。そして、PD非線形光学媒質33Aは、第1のチャネルグループのC帯の下り側第3の多重光をL帯の下り側第3の多重光に変換すると共に、第2のチャネルグループのL帯の上り側第2の多重光をC帯の上り側第2の多重光に変換する。PD非線形光学媒質33Aは、第1のチャネルグループのL帯の下り側第3の多重光及び、第2のチャネルグループのC帯の上り側第2の多重光を第11のWDMカプラ34Aに出力する。そして、第11のWDMカプラ34Aは、波長変換後の第1のチャネルグループのL帯の下り側第3の多重光を下り側第4のWSS51D2に出力する。更に、第11のWDMカプラ34Aは、波長変換後の第2のグループチャネルのC帯の上り側第2の多重光を上り側第2の光受信群116B1に出力する。
図66は、第35の波長変換部12Nの波長変換動作の一例を示す説明図である。第35の波長変換部12Nは、第1のチャネルグループのC帯の上り側第3の多重光と、第2のチャネルグループのL帯の下り側第2の多重光と、励起光とをPD非線形光学媒質33Aに入力する。第1のチャネルグループは、例えば、チャネル番号「1」、「2」、「4」、「7」、「8」、「10」、「13」及び「14」等とする。また、第2のチャネルグループは、例えば、チャネル番号「3」、「5」、「6」、「9」、「11」、「12」、「15」及び「18」等とする。そして、第35の波長変換部12Nは、第1のチャネルグループのC帯の上り側第3の多重光を第1のチャネルグループのL帯の上り側第3の多重光に波長変換する。更に、第35の波長変換部12Nは、第2のチャネルグループのL帯の下り側第2の多重光を第2のチャネルグループのC帯の下り側第2の多重光に波長変換する。
第3の伝送装置2C内の上り側第3のWSS51C1は、第1のチャネルグループのL帯の上り側第3の多重光と、第2のチャネルグループのL帯の上り側第2の多重光とをチャネル番号順に並び替える。そして、上り側第3のWSS51C1は、上り側の第2及び第3の多重光を上り側波長合波部14A1に出力する。上り側波長合波部14A1は、C帯の上り側第1の多重光と、L帯の上り側第2及び第3の多重光とを合波して上り側伝送路3Aに出力する。
第3の伝送装置2C内の下り側第4のWSS51D2は、下り側波長分波部15A2からの下り側第2の多重光から第1のチャネルグループのL帯の下り側第3の多重光と第2のチャネルグループのL帯の下り側第2の多重光とに分離する。下り側第4のWSS51D2は、第1のチャネルグループのL帯の下り側第3の多重光を第35の波長変換部12N内の第10のWDMカプラ32Aに入力する。また、下り側第4のWSS51D2は、第2のチャネルグループのL帯の下り側第2の多重光を第36の波長変換部12P内の第10のWDMカプラ32Aに入力する。
第4の伝送装置2D内の下り側第3のWSS51C2は、第1のチャネルグループのL帯の下り側第3の多重光と、第2のチャネルグループのL帯の下り側第2の多重光とをチャネル番号順に並び替える。そして、下り側第3のWSS51C2は、下り側の第2及び第3の多重光を下り側波長合波部14A2に出力する。下り側波長合波部14A2は、C帯の下り側第1の多重光と、L帯の下り側第2及び第3の多重光とを合波して下り側伝送路3Bに出力する。
第4の伝送装置2D内の上り側第4のWSS51D1は、上り側波長分波部15A1からの上り側第2の多重光から第1のチャネルグループのL帯の上り側第3の多重光と第2のチャネルグループのL帯の上り側第2の多重光とに分離する。上り側第4のWSS51D1は、第1のチャネルグループのL帯の上り側第3の多重光を第37の波長変換部12Q内の第10のWDMカプラ32Aに入力する。また、上り側第4のWSS51D1は、第2のチャネルグループのL帯の上り側第2の多重光を第38の波長変換部12R内の第10のWDMカプラ32Aに入力する。
実施例47では、波長変換部への同じ帯域内(C帯およびL帯)のWDM信号の入力光パワーを小さくする、すなわち一つの波長変換部で変換する同じ帯域内(C帯およびL帯)の波長本数を減らし、非線形光学歪を低減する。その結果、信号品質の劣化を低減しながら、ダイナミックレンジを拡大できる。
第35の波長変換部12Nは、第2のチャネルグループのC帯の上り側第2の多重光と、第1のチャネルグループのL帯の下り側第3の多重光と、励起光とがPD非線形光学媒質33A上を伝搬する。第35の波長変換部12Nは、第2のチャネルグループのC帯の上り側第2の多重光を第2のチャネルグループのL帯の上り側第2の多重光に波長変換する。また、第35の波長変換部12Nは、第1のチャネルグループのL帯の下り側第3の多重光を第1のチャネルグループのC帯の下り側第3の多重光に波長変換する。第35の波長変換部12Nは、上り及び下りで波長変換部を流用し、上り側第2の多重光に第2のチャネルグループ及び下り側第3の多重光に第1のチャネルグループを割当てることで、隣接波長間で生じる非線形光学歪を低減できる。
第36の波長変換部12Pは、第2のチャネルグループのL帯の下り側第2の多重光と、第1のチャネルグループのC帯の上り側第3の多重光と、励起光とがPD非線形光学媒質33A上を伝搬する。第36の波長変換部12Pは、第2のチャネルグループのL帯の下り側第2の多重光を第2のチャネルグループのC帯の下り側第2の多重光に波長変換する。また、第36の波長変換部12Pは、第1のチャネルグループのC帯の上り側第3の多重光を第1のチャネルグループのL帯の上り側第3の多重光に波長変換する。第36の波長変換部12Pは、上り及び下りで波長変換部を流用し、上り側第3の多重光に第1のチャネルグループ及び下り側第2の多重光に第2のチャネルグループを割当てることで、隣接波長間で生じる非線形光学歪を低減できる。
第37の波長変換部12Qは、第2のチャネルグループのC帯の下り側第2の多重光と、第1のチャネルグループのL帯の上り側第3の多重光と、励起光とがPD非線形光学媒質33A上を伝搬する。第37の波長変換部12Qは、第2のチャネルグループのC帯の下り側第2の多重光を第2のチャネルグループのL帯の下り側第2の多重光に波長変換する。また、第37の波長変換部12Qは、第1のチャネルグループのL帯の上り側第3の多重光を第1のチャネルグループのC帯の上り側第3の多重光に波長変換する。第37の波長変換部12Qは、上り及び下りで波長変換部を流用し、下り側第2の多重光に第2のチャネルグループ及び上り側第3の多重光に第1のチャネルグループを割当てることで、隣接波長間で生じる非線形光学歪を低減できる。
第38の波長変換部12Rは、第2のチャネルグループのL帯の上り側第2の多重光と、第1のチャネルグループのC帯の下り側第3の多重光と、励起光とがPD非線形光学媒質33A上を伝搬する。第38の波長変換部12Rは、第2のチャネルグループのL帯の上り側第2の多重光を第2のチャネルグループのC帯の上り側第2の多重光に波長変換する。また、第38の波長変換部12Rは、第1のチャネルグループのC帯の下り側第3の多重光を第1のチャネルグループのL帯の下り側第3の多重光に波長変換する。第38の波長変換部12Rは、上り及び下りで波長変換部を流用し、上り側第2の多重光に第2のチャネルグループ及び下り側第3の多重光に第1のチャネルグループを割当てることで、隣接波長間で生じる非線形光学歪を低減できる。
実施例47の伝送システム1Rでは、第1のチャネルグループ、第2のチャネルグループの2グループに分割して2台の波長変換部12N、12Pに割当てるようにしたが、2グループに限定されるものではない。例えば、3グループに分割した場合、3第の波長変換部に割当てるものとする。
上記実施例の伝送システムでは、C帯とL帯との間で波長変換する場合の伝送システムを例示したが、C帯とS帯との間で波長変換する場合にも適用可能である。尚、説明の便宜上、C帯を基準にしたが、S帯からL帯へ、L帯からS帯のS帯とL帯との間で波長変換する場合の伝送システムに適用しても良く、適宜変更可能である。
上記実施例の第1の伝送装置2Aでは、波長変換部17に使用する励起光を同一装置内の波長変換部17に再利用したが、光増幅部等の光部品に使用する励起光を同一装置内の波長変換部17や他の光部品に使用しても良く、適宜変更可能である。
波長変換部17は、第2の多重光と励起光とを非線形光学媒質に伝搬させることで多重光を任意の波長帯域に変換するが、FM変調(またはPM変調)の励起光を用いても良い。
上記実施例では、偏波多重光の波長変換部17を採用したが、偏波単一光の波長変換部を採用しても良く、適宜変更可能である。
励起光の波長は、波長変換前後の光と異なり、2波長の励起光の波長間隔がC帯の帯域幅よりも広く、例えば、C帯とS帯との間やC帯とL帯との間としたが、波長変換前後の光の波長間隔と励起光の波長間隔とが同一の条件を満たせば良い。
上記実施例では、C帯の光部品を使用し、C帯の多重光をS帯やL帯に波長変換して伝送路3に伝送するシステムを例示した。しかしながら、S帯の光部品を使用し、S帯の多重光をC帯やL帯に波長変換して伝送路3に伝送するシステムや、L帯の光部品を使用し、L帯の多重光をC帯やS帯に波長変換して伝送路3に伝送するシステムにも適用可能である。
上記実施例では、C帯、S帯及びL帯の波長範囲を定義したが、この波長範囲に限定されるものではなく、その範囲を適宜設定変更可能である。
波長変換部17は、波長単位に多重光を光増幅する図示せぬ光増幅部を内蔵したが、光増幅部を波長変換部17の外部、すなわち、波長変換部17の出力段に設けても良い。
更に、上記実施例では、C帯、S帯及びL帯を使用する場合を例示したが、C帯、S帯及びL帯に限定されるものではない。例えば、O(Original)帯(1260nm~1360nm)、E(Extended)帯(1360nm~1460nm)やU(Ultralong Wavelength)帯(1625nm~1675nm)に適用しても良く、適宜変更可能である。
また、例えば、第1の伝送装置2Aは、光送信部又は光受信部を内蔵した場合を例示したが、光送信部又は光受信部と外部接続した場合にも本願発明は適用可能である。また、第1の伝送装置2Aは、励起光源の励起光を同一装置内の光部品の励起光として再利用したが、その残留励起光の伝送経路は限定されるものではなく、適宜変更可能である。
また、説明の便宜上、励起光源、アイソレータ及び光サーキュレータ等の光部品が波長変換部内に内蔵する場合を例示したが、これら励起光源、アイソレータ及び光サーキュレータ等の光部品が波長変換部に内蔵していなくても良い。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良い。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
1 伝送システム
2 伝送装置
2A 第1の伝送装置
2B 第2の伝送装置
3 伝送路
11A 第1の光送信群
11B 第2の光送信群
11C 第3の光送信群
12A 第1の波長変換部
12B 第2の波長変換部
12E 第5の波長変換部
12F 第6の波長変換部
14 波長合波部
15 波長分波部
16A 第1の光受信群
16B 第2の光受信群
16C 第3の光受信群

Claims (7)

  1. 伝送路に波長多重光を伝送する伝送装置において、
    第1の波長帯域の波長の光を多重化して第1の波長多重光を出力する第1の多重化部と、
    前記第1の波長帯域の波長の光を多重化して第2の波長多重光を出力する第2の多重化部と、
    前記第1の波長帯域の波長の光を多重化して第3の波長多重光を出力する第3の多重化部と、
    前記伝送路から受信した波長多重光から第1の波長多重光、第2の波長多重光及び第3の波長多重光を分波する分波部と、
    前記第2の多重化部からの前記第2の波長多重光を前記第1の波長帯域の波長から、前記第1の波長帯域とは異なる第2の波長帯域の波長に変換すると共に、前記分波部にて分波された前記第3の波長多重光を前記第2の波長帯域の波長から前記第1の波長帯域の波長に変換する第1の波長変換部と、
    前記第3の多重化部からの前記第3の波長多重光を前記第1の波長帯域の波長から前記第2の波長帯域の波長に変換すると共に、前記分波部にて分波された前記第2の波長多重光を前記第2の波長帯域の波長から前記第1の波長帯域の波長に変換する第2の波長変換部と、
    前記第1の多重化部からの第1の波長多重光と、前記第1の波長変換部で前記第2の波長帯域の波長に変換された前記第2の波長多重光と、前記第2の波長変換部で前記第2の波長帯域の波長に変換された前記第3の波長多重光とを多重化する第4の多重化部と、
    前記分波部に分波された前記第1の波長多重光を各波長の光に分波して出力する第1の受信部と、
    前記第2の波長変換部にて変換された前記第1の波長帯域の前記第2の波長多重光を各波長の光に分波して出力する第2の受信部と、
    前記第1の波長変換部にて変換された前記第1の波長帯域の前記第3の波長多重光を各波長の光に分波して出力する第3の受信部と
    を有することを特徴とする伝送装置。
  2. 前記第2の多重化部は、
    前記第1の波長多重光内の波長のチャネルの内、第1のチャネル群の波長の光を多重化した前記第2の波長多重光を出力すると共に、
    前記第3の多重化部は、
    前記第1の波長多重光内の波長のチャネルの内、前記第1のチャネル群と異なる第2のチャネル群の波長の光を多重化した前記第3の波長多重光を出力することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  3. 前記第2の多重化部は、
    前記第1の波長多重光内の波長を識別するチャネル番号の内、偶数チャネル群の波長の光を多重化した前記第2の波長多重光を出力すると共に、
    前記第3の多重化部は、
    前記第1の波長多重光内の波長を識別するチャネル番号の内、奇数チャネル群の波長の光を多重化した前記第3の波長多重光を出力することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  4. 伝送路に波長多重光を伝送する伝送方法において、
    第1の波長帯域の波長の光を第1の多重化部で多重化して第1の波長多重光を出力し、
    前記第1の波長帯域の波長の光を第2の多重化部で多重化して第2の波長多重光を出力し、
    前記第1の波長帯域の波長の光を第3の多重化部で多重化して第3の波長多重光を出力し、
    前記伝送路から受信した波長多重光から第1の波長多重光、第2の波長多重光及び第3の波長多重光を分波し、
    前記第2の多重化部からの前記第2の波長多重光を前記第1の波長帯域の波長から、前記第1の波長帯域とは異なる第2の波長帯域の波長に変換すると共に、分波された前記第3の波長多重光を前記第2の波長帯域の波長から前記第1の波長帯域の波長に変換し、
    前記第3の多重化部からの前記第3の波長多重光を前記第1の波長帯域の波長から前記第2の波長帯域の波長に変換すると共に、分波された前記第2の波長多重光を前記第2の波長帯域の波長から前記第1の波長帯域の波長に変換し、
    前記第1の多重化部からの第1の波長多重光と、前記第2の波長帯域の波長に変換された前記第2の波長多重光と、前記第2の波長帯域の波長に変換された前記第3の波長多重光とを多重化し、
    分波された前記第1の波長多重光を各波長の光に分波して出力し、
    変換された前記第1の波長帯域の前記第2の波長多重光を各波長の光に分波して出力し、
    変換された前記第1の波長帯域の前記第3の波長多重光を各波長の光に分波して出力する
    処理を実行することを特徴とする伝送方法。
  5. 伝送路に波長多重光を伝送する伝送装置において、
    第1の波長帯域の波長の光を多重化して第1の波長多重光を出力する第1の多重化部と、
    前記第1の波長多重光と異なる前記第1の波長帯域の波長の光を多重化して第2の波長多重光を出力する第2の多重化部と、
    前記伝送路から受信した波長多重光から第1の波長多重光及び第2の波長多重光を分波する分波部と、
    第1の励起光に応じて、前記第1の多重化部からの前記第1の波長多重光を前記第1の波長帯域の波長から、前記第1の波長帯域とは異なる第2の波長帯域の波長に変換すると共に、前記分波部にて分波された前記第2の波長多重光を前記第2の波長帯域の波長から前記第1の波長帯域の波長に変換する第1の波長変換部と、
    第2の励起光に応じて、前記第2の多重化部からの前記第2の波長多重光を前記第1の波長帯域の波長から前記第2の波長帯域の波長に変換すると共に、前記分波部にて分波された前記第1の波長多重光を前記第2の波長帯域の波長から前記第1の波長帯域の波長に変換する第2の波長変換部と、
    前記第1の波長変換部で前記第2の波長帯域の波長に変換された前記第1の波長多重光と、前記第2の波長変換部で前記第2の波長帯域の波長に変換された前記第2の波長多重光とを多重化する第3の多重化部と、
    前記第2の波長変換部にて変換された前記第1の波長帯域の前記第1の波長多重光を各波長の光に分波して出力する第1の受信部と、
    前記第1の波長変換部にて変換された前記第1の波長帯域の前記第2の波長多重光を各波長の光に分波して出力する第2の受信部と、
    を有することを特徴とする伝送装置。
  6. 前記第1の多重化部は、
    前記第1の波長多重光内の波長のチャネルの内、第1のチャネル群の波長の光を多重化した前記第1の波長多重光を出力すると共に、
    前記第2の多重化部は、
    前記第1の波長多重光内の波長のチャネルの内、前記第1のチャネル群と異なる第2のチャネル群の波長の光を多重化した前記第2の波長多重光を出力すると共に、
    前記第1の励起光は、前記第2のチャネル群の波長の光を使用すると共に、前記第2の励起光は、前記第1のチャネル群の波長の光を使用することを特徴とする請求項5に記載の伝送装置。
  7. 前記第1の多重化部は、
    前記第1の波長多重光内の波長を識別するチャネル番号の内、偶数チャネル群の波長の光を多重化した前記第1の波長多重光を出力すると共に、
    前記第2の多重化部は、
    前記第1の波長多重光内の波長を識別するチャネル番号の内、奇数チャネル群の波長の光を多重化した前記第2の波長多重光を出力すると共に、
    前記第1の励起光は、前記奇数チャネル群の波長の光を使用すると共に、前記第2の励起光は、前記偶数チャネル群の波長の光を使用することを特徴とする請求項5に記載の伝送装置。
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