JP7175000B2 - 断熱部材 - Google Patents
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Description
本開示の目的は、植物容器の断熱性を高める技術を提供することである。
[1-1.断熱部材の構成]
図1に示される本実施形態の断熱部材1は、植物を育成することができる植物容器3に取り付けて用いられる。植物容器3とは、例えばプランターや植木鉢などの植物を育成可能な容器である。断熱部材1は、1つの植物容器3に複数枚を取り付けて用いてもよい。
複数の断熱部材を植物容器の内側壁面全体に貼り付けた実施例と、断熱部材を貼り付けない比較例と、について、植物容器の温度、及び、植物の生育状態について、比較を行った。図4Aは実施例を示す写真であり、図4B比較例を示す写真である。いずれも、合成樹脂製の濃緑色の植物容器の内部に土と共に植物が植えられている。
上述した実施例について、図5に示されるように、植物容器3の外側表面(図中X)と、植物容器3に入れられた土5の中であって、断熱部材1の内側面(図中Y)と、の二点の温度を測定した。植物容器3は、日当たりのよい場所に配置されており、測定時の外気温は37度であった。また上述した比較例については、断熱部材を有さない以外は実施例と同様の条件かつ同様の位置で温度を測定した。
実施例 鉢表面温度X:52度 鉢内面温度Y:34度
比較例 鉢表面温度X:51度 鉢内面温度Y:44度
このように、実施例では、比較例と比較して、断熱部材により植物容器の内部における温度の上昇が抑制された。
上述した実施例及び比較例において、植物容器3から植物を土ごと取り出し、土の外周部分の根の状態、即ち植物容器3の壁面近傍の根の状態を確認した。なお実施例及び比較例は、初夏から夏季にかけて40日ほど同じ環境下で生育されたものである。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)断熱部材1を植物容器3の内側壁面3aに配置することにより、植物容器3の内部の温度変化を抑制できる。断熱部材1は可撓性を有するため、様々な内面形状の植物容器に配置可能である。また、断熱部材1の本体部21は植物の根が進入不能な形状であるため、植物の根が本体部21を通過して伸びることが制限され、根が内側壁面3aにまで到達することが抑制される。その結果、根が熱によりダメージを受けてしまうことを抑制できる。また、根が本体部21を通過しないため、根が断熱部材1と絡まってしまうことが抑制される。その結果、植え替えなどにより植物を植物容器3から取り出すときに、植物の根を痛めてしまうことを抑制できる。
(1d)断熱部材1は、本体部21を含めた全体が略台形の形状である。そのため、仮に断熱部材が長方形であった場合と比較して、植物容器3のように下方の径が小さい容器の内側面に断熱部材1を複数配置したときに生じてしまう隙間を低減することができる。
以上本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
Claims (7)
- 断熱部材であって、
シート状であり、断熱性及び可撓性を有する本体部と、
前記本体部に沿って設けられ、水分を保持可能に構成された水分保持部と、
を備え、
前記本体部のうち少なくとも一方の表面は、植物の根が進入不能な構造である、断熱部材。 - 請求項1に記載の断熱部材であって、
前記本体部は、
第1の方向の長さが、該第1の方向と交差する第2の方向の長さよりも長く構成されており、
前記第1の方向の一方の端部から他方の端部に向かって、前記第2の方向の長さが徐々に小さくなる、断熱部材。 - 断熱部材であって、
シート状であり、断熱性及び可撓性を有する本体部を備え、
前記本体部のうち少なくとも一方の表面は、植物の根が進入不能な構造であり、
前記本体部は、
第1の方向の長さが、該第1の方向と交差する第2の方向の長さよりも長く構成されており、
前記第1の方向の一方の端部から他方の端部に向かって、前記第2の方向の長さが徐々に小さくなる、断熱部材。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の断熱部材であって、
前記本体部には、切断を容易にするための切取り部が形成されている、断熱部材。 - 断熱部材であって、
シート状であり、断熱性及び可撓性を有する本体部を備え、
前記本体部のうち少なくとも一方の表面は、植物の根が進入不能な構造であり、
前記本体部には、切断を容易にするための切取り部が形成されている、断熱部材。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の断熱部材であって、
当該断熱部材は、植物容器に取り付けて用いられる、断熱部材。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の断熱部材であって、
前記本体部に沿って設けられ、植物容器に前記本体部を貼り付けるための貼付部を備える、断熱部材。
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JP7175000B2 true JP7175000B2 (ja) | 2022-11-18 |
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JP2008187913A (ja) | 2007-02-01 | 2008-08-21 | Sekisui Plastics Co Ltd | つる性植物による屋根面緑化構造体 |
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JPH0724U (ja) * | 1992-06-05 | 1995-01-06 | 黎子 高橋 | 植木鉢用材 |
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2019
- 2019-01-17 JP JP2019006263A patent/JP7175000B2/ja active Active
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