JPH0436600Y2 - - Google Patents

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JPH0436600Y2
JPH0436600Y2 JP13131287U JP13131287U JPH0436600Y2 JP H0436600 Y2 JPH0436600 Y2 JP H0436600Y2 JP 13131287 U JP13131287 U JP 13131287U JP 13131287 U JP13131287 U JP 13131287U JP H0436600 Y2 JPH0436600 Y2 JP H0436600Y2
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JP
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box
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flower pot
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holes
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はポリエチレン等で薄く成形した植木鉢
を保温材を使用した内箱の植木鉢セツト穴に入
れ、多数の植物を同時に同一条件で育苗し、又、
保護するようにした育苗箱に関し、特に農業用、
家庭菜園用、植物鑑賞用等種々に利用できる育苗
箱に係る。
(従来の技術) 植物を育苗する場合、ます植木鉢で一定期間育
苗し、又、苗床から株分けした苗を畑に移植する
ものでは、ポリエチレン等で薄く成形した植木鉢
に入れ、これを底の浅い木箱等に多数並べて苗を
保護してから運搬して販売し、又は畑に移植して
いた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この従来の方法では水を補給し
ても各個まちまちであり、又、外気温による温度
変化も直接薄い植木鉢を通して影響するため夏場
は根腐れし、又冬場は霜による被害が発生すると
いう問題点があつた。
又、運搬に際しては植木鉢の保形性が悪いため
安定が悪く、転倒させて苗を傷めることもあり、
又、ポリエチレン等の厚さも一定以上は確保しな
ければならないためコストアツプになる等の問題
点があつた。
特に単体の植木鉢を多数集め、これによつて同
一条件で長期に亘つて育苗するには、水や温度の
管理、安定性、取扱いの容易さ等が悪く農業用、
家庭菜園用、植物鑑賞用等には不適であるという
欠点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案はかかる従来の問題点、欠点を解決する
ためになされたもので、多数の植木鉢を断熱効果
のある箱に一個ずつ保持することにより苗の根腐
れ、霜害をなくし、補給した水も全体に均等に行
き渡らせると共に水深を常に監視することができ
て最良の状態にすることができ、又、植木鉢を同
一形状のセツト穴で保形することにより、多数の
植木鉢を同時に同一条件にできることから農業
用、家庭菜園用、植物鑑賞用に適し、かつ運搬時
の安定性を高め、その上使用材料の厚さを薄くし
たり材質を紙等にしてコストダウンが計れるよう
にした育苗箱を提供する。
その要旨は、上面を開口した外箱と、同外箱に
着脱自在な内側とを保温材で形成し、同内箱に底
面中央部に水抜穴を有する植木鉢セツト穴を複数
列形成し、同植木鉢セツト穴を一個ずつ切離す切
り込みを設け、内箱の適宜個所に裏面まで貫通し
た水位確認孔を設け、又内箱の両外側面に取手を
設け、更に外箱に嵌装した内箱の水抜穴位置と一
致する外箱内面に排水路を設けると共に外箱外側
面に指で打抜いて排水路を外部に連通させる打抜
用排水口を設けたことを特徴とする保温材を使用
した育苗箱にある。
(作用) 本考案では、外箱およびこの外箱に着脱自在な
内箱を保温材で形成し、同内箱には植木鉢セツト
穴を複数列形成している。外箱に内箱を嵌め込み
各植木鉢セツト穴にポリエチレン製等の植木鉢を
セツトする。各植木鉢は水抜穴で外箱内面で連通
することになり、いずれかの植木鉢に片寄つて補
給してもすぐに均一化される。外箱にどの程度水
が残つているか内箱に設けた水位確認孔により確
認し、多ければ打抜用排水口から排水する。この
とき打抜用排水口が明いていなければ外箱側面の
指定位置を指で押圧して穿孔し、外箱内箱の排水
路を外部に連通して適正量になるまで排水してか
ら密栓する。
内箱のみを運搬するときは両外側面の取手を手
掛かりにして行う。又、植木鉢を内箱の植木鉢セ
ツト穴で保形したまま一個ずつ分離したい場合
は、切り込み部分をナイフ等で切離して分離す
る。
尚、種蒔から育苗、収穫まで一貫して育苗箱で
行うとき等は植木鉢を使用せず、直接植木鉢セツ
ト穴に土を入れてもよい。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
本実施例の育苗箱1は、外箱2、内箱3共保温
材として発泡材を使用して成形している。又、植
木鉢セツト穴4は横4個のものを3列設けてい
る。
図中5は水抜穴、6は植木鉢セツト穴4を一個
ずつ区画した切り込み、7の外箱水位確認孔、8
は取手である。
又、9は外箱2の上面開口部、10は空間部、
11は内箱3を空間部10に嵌め込んだときに水
抜穴5位置と一致する位置に形成した排水路、1
2は同排水路11を外部に連通するもので初期の
段階ではメクラとなつている打抜用排水口であ
り、水位調整のため同一位置に縦3段に設け最下
位置に栓13を施している。尚、この栓13は外
箱2の適宜個所に栓13の一部を連結して形成し
ておき、必要時にこの連結部から切除して使用す
るようにしてもよい。
又、14はポリエチレン製の植木鉢、15は育
苗中の植物、16は水位、17は手掛かり用切欠
部で植木鉢を掴むときのものである。
尚、第7図は切り込み6をナイフで切離して分
離したものを示しており、この状態で運搬、展示
又は常設の植木鉢として使用するものであり、こ
の場合は植木鉢セツト穴4に入れる植木鉢14は
不要とすることができる。
以上、本考案の実施例を説明したが、本考案の
具体的な構成はこの実施例に限定されるものでは
ない。
例えば植木鉢セツト穴4の個数や配置、排水路
の形状等は適宜決定できるものである。
又、植木鉢14をポリエチレン製としたが、こ
れに限らず安価なビニール製とすることができ、
又、和紙等で形成することもできる。又、いずれ
の場合でも内箱の植木鉢セツト穴4の全数分の植
木鉢を1シートに形成しておくと、大量にセツト
する時等に便利である。尚、この場合は植木鉢を
1個ずつ切離すミシン目等を設けておく。又、こ
の和紙で形成したものはこれをそのまま畑に移植
することができる。
又、第8図に示すように上面をビニール20で
覆つてビニールハウス形式として使用することも
できる。図中21は支柱22の挿入溝である。
第9図に示すようにキヤスター23に受座24
を有する塩化ビニールパイプ25とアジヤスター
26で支柱27を延設し、受座24に育苗箱1を
数段重ねて整理、運搬するようにしてもよい。
又、植木鉢セツト穴4と同一位置を植木鉢14
と略同一の大きさで多数穿孔したプレートを形成
して付属させてもよい。このプレートを内箱の上
面に載置してこの上から土を一度にかけると全部
の植木鉢セツト穴に同時に土を入れることができ
る。
(考案の効果) 以上説明した様に本考案によれば、育苗中の植
木鉢を保温材で形成した育苗箱の植木鉢セツト穴
に嵌め込み、しかも外箱に各植木鉢セツト穴の水
抜穴位置に排水路を設けたので、保温材の断熱効
果で夏場の根腐れ、冬場の霜害から苗を守り、
又、水位を確認しながら全体を最適条件で均一に
調整することができる。
又、植木鉢は植木鉢セツト穴で保形されるた
め、運搬時に植木鉢が転倒して苗を傷めることが
なく、その上植木鉢の材質を安価なものにしたり
厚さを薄くしたりしてコストダウンを計ることが
できる。
さらに、多数の植木鉢を同時に同一条件で管理
できるので農業用、家庭菜園用、植物観賞用等巾
広く利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例を示す説明図、第2図は
内箱の平面図、第3図は同底面図、第4図は外箱
の平面図、第5図は要部の拡大断面図、第6図は
使用状態を示す説明図、第7図は内箱を切離して
単体の植木鉢として使用している状態を示す斜視
図、第8図はビニールハウスとして使用している
状態を示す斜視図、第9図はキヤスターに数段重
ねにして整理した状態を示す斜視図である。 1……育苗箱、2……外箱、3……内箱、4…
…植木鉢セツト穴、5……水抜穴、6……切り込
み、7……外箱水位確認孔、8……取手、9……
上面開口部、10……空間部、11……排水路、
12……打抜用排水口、14……植木鉢、16…
…水位。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面を開口した外箱と、同外箱に着脱自在な内
    箱とを保温材で形成し、同内箱に底面中央部に水
    抜穴を有する植木鉢セツト穴を複数列形成し、同
    植木鉢セツト穴を一個ずつ切り離す切り込みを設
    け、内箱の適宜個所に裏面まで貫通した水位確認
    孔を設け、又内箱の両外側面に取手を設け、更に
    外箱に嵌装した内箱の水抜穴位置と一致する外箱
    内面に排水路を設けると共に外箱外側面に指で打
    抜いて排水路を外部に連通させる打抜用排水口を
    設けたことを特徴とする保温材を使用した育苗
    箱。
JP13131287U 1987-08-27 1987-08-27 Expired JPH0436600Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13131287U JPH0436600Y2 (ja) 1987-08-27 1987-08-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13131287U JPH0436600Y2 (ja) 1987-08-27 1987-08-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6434943U JPS6434943U (ja) 1989-03-03
JPH0436600Y2 true JPH0436600Y2 (ja) 1992-08-28

Family

ID=31387259

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JP13131287U Expired JPH0436600Y2 (ja) 1987-08-27 1987-08-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4165841B2 (ja) 1998-06-01 2008-10-15 共同カイテック株式会社 植栽マット用貯水槽トレー及びその設備

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JPS6434943U (ja) 1989-03-03

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