JP7172433B2 - 固体電解質材料およびその成形体 - Google Patents
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Description
[1] 硫化物系固体電解質および水素化ホウ素化合物を含むか、または硫化物系固体電解質と水素化ホウ素化合物との反応生成物を含み、前記水素化ホウ素化合物は、BnHn+3 -(式中、nは5~11の整数である)で表されるニドボランアニオンまたはBmHm 2-(式中、mは6~12の整数である)で表されるクロソボランアニオンの金属塩である固体電解質材料。
[2] 前記水素化ホウ素化合物は、ニドボランアニオンまたはクロソボランアニオンのアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩である[1]に記載の固体電解質材料。
[3] 前記水素化ホウ素化合物は、LiB11H14、Li2B10H10、Li2B11H11およびLi2B12H12からなる群より選択される[1]または[2]に記載の固体電解質材料。
[4] 前記硫化物系固体電解質は、PS4 3-アニオンを含む固体電解質である[1]~[3]のいずれかに記載の固体電解質材料。
[5] 前記硫化物系固体電解質は、
(1)アルカリ金属硫化物および硫化リンから得られるガラスもしくはカラスセラミックスからなる固体電解質;またはアルカリ金属硫化物、硫化リンおよびハロゲン化リチウムから得られるガラスもしくはガラスセラミックスからなる固体電解質、
(2)Li3PS4結晶からなる固体電解質、
(3)(i)Li3PS4と、(ii)Li4SiS4、Li4GeS4およびLi4SnS4から選ばれるいずれか1種との固溶体であるチオリシコン(Thio-LISICON)、
(4)LGPS型結晶構造を有する固体電解質、ならびに
(5)Li7-xPS6-xXxで表されるアルジロダイト型結晶構造を有する固体電解質(式中、xは0~1.8であり、Xはハロゲン原子を表す)
からなる群より選択される1種以上を含む[1]~[3]のいずれかに記載の固体電解質材料。
[6] 前記硫化物系固体電解質は、Li7P3S11ガラスおよびガラスセラミックス、75Li2S-25P2S5ガラスおよびガラスセラミックス、80Li2S-20P2S5ガラスおよびガラスセラミックス、70Li2S-30P2S5ガラスおよびガラスセラミックス、Li3PS4、Li3.25Ge0.25P0.75S4、Li3.25Si0.25P0.75S4、Li10GeP2S12、Li7PS6、Li6PS5Cl、Li6PS5BrならびにLi6PS5Iからなる群より選択される[1]~[5]のいずれかに記載の固体電解質材料。
[7] 前記硫化物系固体電解質は、Li2S-P2S5系固体電解質である[5]に記載の固体電解質材料。
[8] 前記水素化ホウ素化合物は、前記固体電解質の重量に対して2~20重量%の量で添加される[1]~[7]のいずれかに記載の固体電解質材料。
[9] [1]~[8]のいずれかに記載の固体電解質材料を用いて成形された成形体。
[10] [9]に記載の成形体を具備する全固体電池。
[11] 硫化物系固体電解質と水素化ホウ素化合物を混合することによって得られ、前記水素化ホウ素化合物は、BnHn+3 -(式中、nは5~11の整数である)で表されるニドボランアニオンまたはBmHm 2-(式中、mは6~12の整数である)で表されるクロソボランアニオンの金属塩である固体電解質材料。
[12] 前記水素化ホウ素化合物は、前記固体電解質の重量に対して2~20重量%の量で添加される[11]に記載の固体電解質材料。
[13] さらに加熱処理することを含む、[11]または[12]に記載の固体電解質材料。
[14] 硫化物系固体電解質と水素化ホウ素化合物とを混合することを含み、
前記水素化ホウ素化合物は、BnHn+3 -(式中、nは5~11の整数である)で表されるニドボランアニオンまたはBmHm 2-(式中、mは6~12の整数である)で表されるクロソボランアニオンの金属塩である、
固体電解質材料の製造方法。
[15] 前記水素化ホウ素化合物は、前記固体電解質の重量に対して2~20重量%の量で添加される[14]に記載の製造方法。
[16] さらに100~250℃で加熱処理することを含む、[14]または[15]に記載の製造方法。
[17] 硫化物系固体電解質に水素化ホウ素化合物を添加することを含み、
前記水素化ホウ素化合物は、BnHn+3 -(式中、nは5~11の整数である)で表されるニドボランアニオンまたはBmHm 2-(式中、mは6~12の整数である)で表されるクロソボランアニオンの金属塩である、
硫化物系固体電解質のイオン伝導度の改善方法。
[18] 前記水素化ホウ素化合物は、前記固体電解質の重量に対して2~20重量%の量で添加される[17]に記載の方法。
本発明の固体電解質材料は、硫化物系固体電解質とニドボランアニオンまたはクロソボランアニオンの金属塩である水素化ホウ素化合物とを含むか、あるいは硫化物系固体電解質と水素化ホウ素化合物との反応生成物を含む。これまでの研究結果より、ニドボランまたはクロソボラン化合物をそのままの状態で使用した場合には、十分なイオン伝導度を得られないことが予測された(日本金属学会2018春季(第162回)講演大会要旨集)。しかしながらこの予測に反して、本発明者らは驚くべきことに、ニドボランまたはクロソボラン化合物を硫化物系固体電解質に添加することによって高いイオン伝導度を有する固体電解質材料を得られることを見出した。
以下、本発明の構成要素を順に説明する。
本発明において使用される水素化ホウ素化合物は、高次のニドボランアニオンまたはクロソボランアニオンの金属塩である。本発明における高次のニドボランアニオンおよびクロソボランアニオンは、水素とホウ素からなり、三次元網状構造を有する。ニドボランアニオンは、BnHn+3 -(式中、nは5~11の整数である)で表され、クロソボランアニオンは、BmHm 2-(式中、mは6~12の整数である)で表される。具体的には、ニドボランアニオンとしては、B5H8 -、B6H9 -、B8H11 -、B10H13 -、B11H14 -等が挙げられ、クロソボランアニオンとしては、B6H6 2-、B7H7 2-、B8H8 2-、B9H9 2-、B10H10 2-、B11H11 2-、B12H12 2-等が挙げられる。組み合わせる金属は、電池の材料として使用され得るものであれば特に限定されず、電池の組成に応じて選択することができる。例えば、アルカリ金属またはアルカリ土類金属であることが好ましく、Li、Na、KまたはMgであることがより好ましく、Liであることが特に好ましい。本発明の固体電解質材料をリチウムイオン二次電池において使用する場合、水素化ホウ素化合物として、LiB11H14、Li2B10H10、Li2B11H11またはLi2B12H12を使用することが特に好ましい。水素化ホウ素化合物は、1種のみを使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
(式1)15NaBH4 + 5I2
→Na2(B12H12) + 3Na(BH4) + 10NaI + 18H2
(式2)Na2(B12H12) + 2(CH3CH2)3N + 2HCl
→(Et3NH)2B12H12 + 2NaCl
(式3)(Et3NH)2B12H12 + 2LiOH
→ Li2B12H12 + Et3N + 2H2O
硫化物系固体電解質は、特に限定されるものではなく、電池の分野で使用され得る材料であれば使用することができる。硫化物系固体電解質は、1種のみを使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
固体電解質材料は、上述した水素化ホウ素化合物と硫化物系固体電解質とを混合することにより得られる。したがって、本発明の一実施形態によると、硫化物系固体電解質と水素化ホウ素化合物を混合することによって得られる固体電解質材料が提供される。また、硫化物系固体電解質と水素化ホウ素化合物を混合することを含む固体電解質材料の製造方法も提供される。製造方法は特に限定されないが、例えば、硫化物系固体電解質を固形分として含むスラリーに対し、水素化ホウ素化合物が溶解した溶液あるいは該水素化ホウ素化合物を固形分として含むスラリーを投入し、攪拌混合後、加熱処理により有機溶媒を除去して製造することができる。なお、硫化物系固体電解質と水素化ホウ素化合物の添加順は限定されない。
したがって、本発明の一実施形態によると、硫化物系固体電解質に水素化ホウ素化合物を添加することを含む、硫化物系固体電解質のイオン伝導度の改善方法が提供される。
本発明の一実施形態によると、上述した固体電解質材料を用いて成形した成形体が提供される。固体電解質材料をそのまま成形して成形体としてもよく、また、固体電解質材料を他の材料と混合したものを成形して成形体としてもよい。固体電解質材料以外の材料は、特に限定されず、電池分野において使用され得る材料を適宜選択して使用することができる。成形方法も特に限定されず、公知の方法を用いて成形することができる。例えば、固体電解質および任意に他の材料を溶媒に分散させてスラリー状としたものをドクターブレード、スピンコート等により塗布し、それを圧延することにより製膜する方法;真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタリング法、レーザーアブレーション法等を用いて成膜を行う気相法;ホットプレスまたは温度をかけないコールドプレスによって固体電解質材料を成形する方法がある。
上述した成形体は、全固体電池、特に全固体リチウムイオン二次電池において使用することができる。全固体電池は、一般的に、正極層と、負極層と、正極層と負極層との間に配置された固体電解質層とを具備するものであり、本発明の固体電解質材料を成形して得られた成形体は固体電解質層として使用することができる。また、本発明の固体電解質材料と電極活物質との混合物を成形して得られた成形体は、正極層または負極層として使用することができる。なお、各層に含まれる固体電解質材料以外の材料は特に限定されず、電池分野において使用され得る材料を適宜選択して使用することができる。また、本発明の固体電解質材料以外の固体電解質を含んでいてもよい。
アルゴン雰囲気下のグローブボックス内で、Li2S(シグマ・アルドリッチ社製、純度99.8%)およびP2S5(シグマ・アルドリッチ社製、純度99%)を、Li2S:P2S5=1:1のモル比となるように量り取った。アセトニトリル(和光純薬工業社製、超脱水グレード)に対して、Li2SおよびP2S5をこの順に加え、(Li2S+P2S5)の濃度が10wt%となるようにした。それを室温下で12時間混合した。混合物は徐々に溶解し、均一な溶液を得た。
添加するクロソボランの量を、Li2S:P2S5=3:1の合計重量に対して5重量%に変更したことを除き、実施例1と同様に固体電解質材料を製造した。
添加するクロソボランの量を、Li2S:P2S5=3:1の合計重量に対して10重量%に変更したことを除き、実施例1と同様に固体電解質材料を製造した。
アルゴン雰囲気下のグローブボックス内で、Li2S(シグマ・アルドリッチ社製、純度99.8%)およびP2S5(シグマ・アルドリッチ社製、純度99%)を、Li2S:P2S5=1:1のモル比となるように量り取った。アセトニトリル(和光純薬工業社製、超脱水グレード)に対して、Li2SおよびP2S5をこの順に加え、(Li2S+P2S5)の濃度が10wt%となるようにした。それを室温下で12時間混合した。混合物は徐々に溶解し、均一な溶液を得た。
(1)試料調製
上部に石英ガラス(Φ60mm、厚さ1mm)を光学窓として有する密閉容器を用いて、測定試料(実施例および比較例の固体電解質材料)の調製を行った。アルゴン雰囲気下のグローブボックスにて、試料を石英ガラスに密着させた後、容器を密閉してグローブボックス外に取り出し、ラマン分光測定を行った。
(2)測定条件
レーザーラマン分光光度計NRS-5100(日本分光株式会社製)を使用し、励起波長532.15nm、露光時間5秒にて測定を行った。なお、測定試料が蛍光を強く発する傾向を示したため、測定装置の蛍光補正機能を使用した。
(3)結果
測定結果を図1に示す。比較例1は、PS4 3-アニオンに由来する420cm-1におけるピークが見られた。一方、実施例1~3では、PS4 3-アニオンに由来するピークが小さくなり、PS4 3-アニオンに由来するピークよりも低波数側のピークの強度が増加する様子が見られた。
実施例および比較例で製造した固体電解質材料について、Ar雰囲気下、室温(25℃)にて、X線回折測定(PANalytical社製「X’Pert3 Powder」、CuKα:λ=1.5405Å)を実施した。結果を図2に示す。
比較例の固体電解質材料は、β-Li3PS4に由来するピーク(2θ=13.5±0.5deg、17.5±0.5deg、18.1±0.5deg、19.8±0.5deg、26.0±0.5deg、27.4±0.5deg、29.0±0.5deg、29.8±0.5deg、31.1±0.5deg、39.3±0.5deg、40.4±0.5deg、44.9±0.5degおよび47.6±0.5deg)を有していた。
一方、実施例1~3では、PS4 3-アニオンに由来するピークの強度が低下すると共に、クロソボランの添加量が増えるにしたがってLi2Sに由来すると考えられるピークが成長した。
実施例および比較例で製造した固体電解質材料を一軸成型(292MPa)に供し、厚さ約0.8mm、直径10mmのディスク状サンプルを得た。-20℃から100℃の温度範囲において、リチウム電極を利用した四端子法による交流インピーダンス測定(Solartron社製「SI1260 IMPEDANCE/GAIN―PHASE ANALYZER」)を行い、リチウムイオン伝導度を算出した。
R=ρ×(L/S) L:試料厚 S:試料断面積
σ=1/ρ
Claims (17)
- 硫化物系固体電解質および水素化ホウ素化合物を含むか、または硫化物系固体電解質と水素化ホウ素化合物との反応生成物を含み、前記水素化ホウ素化合物は、BnHn+3 -(式中、nは5~11の整数である)で表されるニドボランアニオンまたはBmHm 2-(式中、mは6~12の整数である)で表されるクロソボランアニオンの金属塩である固体電解質材料。
- 前記水素化ホウ素化合物は、ニドボランアニオンまたはクロソボランアニオンのアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩である請求項1に記載の固体電解質材料。
- 前記水素化ホウ素化合物は、LiB11H14、Li2B10H10、Li2B11H11およびLi2B12H12からなる群より選択される請求項1または2に記載の固体電解質材料。
- 前記硫化物系固体電解質は、PS4 3-アニオンを含む固体電解質である請求項1~3のいずれか一項に記載の固体電解質材料。
- 前記硫化物系固体電解質は、
(1)アルカリ金属硫化物および硫化リンから得られるガラスもしくはガラスセラミックスからなる固体電解質;またはアルカリ金属硫化物、硫化リンおよびハロゲン化リチウムから得られるガラスもしくはガラスセラミックスからなる固体電解質、
(2)Li3 PS 4結晶からなる固体電解質、
(3)(i)Li3PS4と、(ii)Li4SiS4、Li4GeS4およびLi4SnS4から選ばれるいずれか1種との固溶体であるチオリシコン(Thio-LISICON)、
(4)LGPS型結晶構造を有する固体電解質、ならびに
(5)Li7-xPS6-xXxで表されるアルジロダイト型結晶構造を有する固体電解質(式中、xは0~1.8であり、Xはハロゲン原子を表す)
からなる群より選択される1種以上を含む請求項1~3のいずれか一項に記載の固体電解質材料。 - 前記硫化物系固体電解質は、Li7P3S11ガラスおよびガラスセラミックス、75Li2S-25P2S5ガラスおよびガラスセラミックス、80Li2S-20P2S5ガラスおよびガラスセラミックス、70Li2S-30P2S5ガラスおよびガラスセラミックス、Li3PS4、Li3.25Ge0.25P0.75S4、Li3.25Si0.25P0.75S4、Li10GeP2S12、Li7PS6、Li6PS5Cl、Li6PS5BrならびにLi6PS5Iからなる群より選択される請求項1~5のいずれか一項に記載の固体電解質材料。
- 前記硫化物系固体電解質は、Li2S-P2S5系固体電解質である請求項5に記載の固体電解質材料。
- 前記水素化ホウ素化合物は、前記固体電解質の重量に対して2~20重量%の量で添加される請求項1~7のいずれか一項に記載の固体電解質材料。
- 請求項1~8のいずれか一項に記載の固体電解質材料を用いて成形された成形体。
- 請求項9に記載の成形体を具備する全固体電池。
- 硫化物系固体電解質と水素化ホウ素化合物を混合することによって得られ、前記水素化ホウ素化合物は、BnHn+3 -(式中、nは5~11の整数である)で表されるニドボランアニオンまたはBmHm 2-(式中、mは6~12の整数である)で表されるクロソボランアニオンの金属塩である固体電解質材料。
- 前記水素化ホウ素化合物は、前記固体電解質の重量に対して2~20重量%の量で添加される請求項11に記載の固体電解質材料。
- 硫化物系固体電解質と水素化ホウ素化合物とを混合することを含み、
前記水素化ホウ素化合物は、BnHn+3 -(式中、nは5~11の整数である)で表されるニドボランアニオンまたはBmHm 2-(式中、mは6~12の整数である)で表されるクロソボランアニオンの金属塩である、
固体電解質材料の製造方法。 - 前記水素化ホウ素化合物は、前記固体電解質の重量に対して2~20重量%の量で添加される請求項13に記載の製造方法。
- さらに100~250℃で加熱処理することを含む、請求項13または14に記載の製造方法。
- 硫化物系固体電解質に水素化ホウ素化合物を添加することを含み、
前記水素化ホウ素化合物は、BnHn+3 -(式中、nは5~11の整数である)で表されるニドボランアニオンまたはBmHm 2-(式中、mは6~12の整数である)で表されるクロソボランアニオンの金属塩である、
硫化物系固体電解質のイオン伝導度の改善方法。 - 前記水素化ホウ素化合物は、前記固体電解質の重量に対して2~20重量%の量で添加される請求項16に記載の方法。
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