JP7171278B2 - 光プリントヘッドを備える画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、装置本体に対して挿抜することで着脱可能な光プリントヘッドを備える画像形成装置に関する。
プリンタや複写機等の画像形成装置の中には、感光ドラムを露光するための複数の発光素子を備える光プリントヘッドを有するものがある。光プリントヘッドには、発光素子の例としてLED(Light Emitting Diode)や有機EL(Electro Luminescence)等を用いるものがあり、これらの発光素子が感光ドラムの回転軸線方向に沿って、例えば1列や千鳥状の2列に複数配列されたものが知られている。また、光プリントヘッドは、複数の発光素子から出射される光を感光ドラムに集光させるための複数のレンズを備える。複数のレンズは、複数の発光素子と感光ドラムとの間において、発光素子の配列方向に沿うように感光ドラム表面に対向して配置される。
ところで、光プリントヘッドに設けられた複数の発光素子は、画像形成装置に設けられた制御部からの駆動信号に応じて発光する。制御部からの駆動信号はケーブルを介して光プリントヘッドに伝えられる。特許文献1には、制御部からLED等の発光素子を備える露光部へと電力を供給するために、フレキシブルフラットケーブル(FFC)を用いることが記載されている。
また、特許文献1は、露光部を有する支持バーを画像形成装置へ取り付ける方法および画像形成装置から取り外す方法について開示している。
特許文献1の露光部は、例えば板金により形成された支持バーによって支持されている。支持バーが装置本体に取り付けられた状態のとき、支持バーが支持板によって支持されている。支持板は装置本体に対して固定されている。また、装置本体には、露光部の駆動を制御する制御基板が設けられている。制御基板と露光部とはケーブルによって電気的に接続されている。ケーブルの一部は支持板に留められており、支持バーが移動する方向へ向けて移動することを制限されている。
特許文献1は、支持バーが装置本体に収容された状態において、ケーブルが、支持バーと支持板との間で装置本体の奥側から手前側へと向けて(あるいは手前側から奥側へと向けて)U字形状に撓んで湾曲部を形成している。作業者は、露光部をメンテナンスのために交換する際、前側板に形成された開口を介して、装着位置に位置する支持バーをケーブルの撓み領域の撓み量の分だけ手前側に向けて引き出す。そして、作業者は前側板よりも奥側で露光部に設けられたコネクタからケーブルを取り外す。その後、作業者は支持バーを手前側に向けて引き出し、新しい露光部と交換するなどして、露光部のメンテナンスを行う。
特開2015-205497号公報
しかしながら、支持バーが装着位置に位置するときにケーブルの湾曲部が装置本体の手前側から奥側に向けて撓む構成において、以下のような課題がある。
作業者が支持バーを引き出し位置から装着位置に移動させていったとき、ケーブル上において本来形成されるべき湾曲部が形成されず、ケーブルに撓みや折りが発生する虞がある。これら撓みや折れが生じる箇所や程度は予測し難い。このような撓みや折れが生じた状態で支持バーが作業者によって無理矢理に装置本体に収納されるとケーブルが損傷する虞がある。ケーブルに湾曲部が形成されるように、作業者が支持バーを装置本体に収納する必要があったため、作業性が良いとは言い難かった。
上記目的を達成するため、本発明は、装置本体に対して回転可能な感光ドラムと、前記装置本体に固定された本体基板からの駆動信号に応じて前記感光ドラムを露光する光プリントヘッドと、前記光プリントヘッドを支持して、前記感光ドラムを露光するために前記装置本体に装着された装着位置と、前記装置本体から引き出された引き出し位置と、に前記感光ドラムの回転軸線方向にスライド移動する第1支持部と、前記本体基板と前記光プリントヘッドとを接続し、前記光プリントヘッドを駆動するための駆動信号を前記本体基板から前記光プリントヘッドに供給するケーブルと、前記装置本体に固定され、前記第1支持部を支持し前記ケーブルの一部が前記スライド移動する方向へ移動することを規制するために当該ケーブルの一部を保持する保持部を有する第2支持部と、前記ケーブルが前記光プリントヘッドに接続される箇所よりも前記引き出し位置から前記装着位置へと向かう方向における下流側で前記第1支持部に設けられた当接部であって、前記ケーブルが前記光プリントヘッドに接続された状態で前記光プリントヘッドが前記引き出し位置から前記装着位置に向けて移動し、前記ケーブルのうち前記保持部に保持された部分と前記光プリントヘッドに接続された部分との間における一領域に対して当接して当該一領域を前記引き出し位置から前記装着位置に向かう方向へ移動させて当該一領域に前記引き出し位置から前記装着位置に向けて撓んで湾曲した湾曲領域を形成する前記当接部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、作業者が光プリントヘッドを引き出し位置から装着位置に移動させた場合に、ケーブルに湾曲領域が確実に形成される。
画像形成装置の構成を説明するための図 画像形成装置が備えるドラムユニット周辺および現像ユニット周辺を示す図 光プリントヘッドの構成を説明するための図 第1支持部材に形成された開口について説明するための図 基板およびレンズアレイについて説明するための図 第1支持部材について説明するための図 装着位置に位置する第1支持部材を説明するための図 装着位置から引き出し位置に向けて移動中の第1支持部材を説明するための図 引き出し位置に位置する第1支持部材を説明するための図 第1支持部材に設けられたケーブルガイド部材を説明するための図 第1支持部材の移動に伴うケーブルの状態について説明するための図 比較例1の第1支持部材を説明するための図 比較例2の第1支持部材を説明するための図 ケーブルについて説明するための図 実施例2の第1支持部材を説明するための図
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
《実施例1》
(画像形成装置の全体構成)
まず、図1を用いて画像形成装置1000の概略構成を説明する。図1は画像形成装置1000の概略断面図である。図1に示す画像形成装置1000は読取装置を備えていないカラープリンタ(SFP:Single Function Printer)であるが、実施の形態は読取装置を備える複写機であってもよい。
図1に示す画像形成装置1000は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成する4基の画像形成部102Y、102M、102C、102K(以下、総称して単に「画像形成部102」とも称する)を備える、画像形成部102Y、102M、102C、102Kは、それぞれ感光ドラム103Y、103M、103C、103K(以下、総称して単に「感光ドラム103」とも称する)を備える。各感光ドラムの周囲には、感光ドラムを帯電する帯電器104Y、104M、104C、104K(以下、総称して単に「帯電器104」とも称する)、感光ドラムを露光する光プリントヘッド105Y、105M、105C、105K(以下、総称して単に「光プリントヘッド105」とも称する)、感光ドラム上の静電潜像をトナーによって現像する現像器106Y、106M、106C、106K(以下、総称して単に「現像器106」とも称する)を備える。なお、符号に付されたY、M、C、Kはトナーの色(Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:ブラック)を示している。
図1に示す画像形成装置1000は感光ドラム103を下方から露光する、いわゆる「下面露光方式」を採用する画像形成装置である。以下、下面露光方式を採用する画像形成装置を前提として説明を進めるが、実施の形態としては感光ドラム103を上方から露光する「上面露光方式」を採用する画像形成装置でも構わない。
画像形成装置1000は、感光ドラム103に形成されたトナー像が転写される中間転写ベルト107と、感光ドラム103に形成されたトナー像を当該中間転写ベルトに順次転写させる一次転写ローラ108(Y、M、C、K)を備える。また、画像形成装置1000は、中間転写ベルト107上のトナー像を給紙部101から搬送されてきた記録紙Pに転写させる二次転写ローラ109と、二次転写された画像を記録紙Pに定着させる定着器110を備える。各感光ドラム103Y、103M、103C、103Kは、中間転写ベルト107と接し、一次転写ローラ108Y、108M、108C、108Kと一次転写部Ty、Tm、Tc、Tkを形成する。
(画像形成プロセス)
次に上記画像形成装置の画像形成プロセスについて簡単に説明する。帯電器104Yは、感光ドラム103Yの表面を帯電する。光プリントヘッド105Yは帯電器104Yによって帯電された感光ドラム103Yの表面を露光する。これにより、感光ドラム103Yには静電潜像が形成される。次に、現像器106Yは感光ドラム103Yに形成された静電潜像をイエローのトナーによって現像する。感光ドラム103Yの表面に現像されたイエローのトナー像は、一次転写部Tyにおいて一次転写ローラ108Yによって中間転写ベルト107上に転写される。マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像も同様の画像形成プロセスで形成され、各一次転写部において中間転写ベルト107に重ね合わせるように転写される。
中間転写ベルト107上に転写された各色のトナー像は、中間転写ベルト107によって二次転写部T2まで搬送される。二次転写部T2に配置された二次転写ローラ109にはトナー像を記録紙Pに転写するための転写バイアスが印加されている。二次転写部T2まで搬送されたトナー像は、二次転写ローラ109の転写バイアスによって、給紙部101から搬送されてきた記録紙Pに転写される。トナー像が転写された記録紙Pは定着器110に搬送される。定着器110は、熱と圧力によって記録紙Pにトナー像を定着させる。定着器110によって定着処理がなされた記録紙Pは、排紙部111に排出される。
(ドラムユニットおよび現像ユニット)
本実施例の画像形成装置における交換可能なドラムユニットについて例示して説明する。前述した感光ドラム103と帯電器104とは、不図示のクリーニング装置と共に、一体的にユニット化(ドラムユニット、ドラムカートリッジ)されていても構わない。その構成の一例を、図2(a)および図2(b)を用いて説明する。図2(a)は、画像形成装置1000が備えるドラムユニット518周辺および現像ユニット641周辺の概略構造を示す斜視図である。また、図2(b)はドラムユニット518が装置本体の外側から画像形成装置1000に挿入されている様子を示す図である。
図2(a)および図2(b)に示すように、本実施例の画像形成装置1000には、交換可能なドラムユニット518Y、518M、518C、518K(以下、総称して単に「ドラムユニット518」とも称する)が取り付けられる。ドラムユニット518は、ユーザやメンテナンス者等の作業者によって交換されるカートリッジである。本実施例のドラムユニット518は感光ドラム103を回転可能に支持している。具体的には、感光ドラム103は、ドラムユニット518の枠体(筐体)に対して回転可能に支持されている。例えば、感光ドラム103がクリーニング装置によるクリーニングによって摩耗するなどして寿命を迎えた際に、メンテナンスを行う作業者がドラムユニット518を後述する前側板642に形成された開口2010を介して画像形成装置1000の装置本体から取り出し、感光ドラム103を交換する。なお、ドラムユニット518は、帯電器104、及びクリーニング装置を備えておらず、感光ドラム103を備えていた構成でも良い。
また、図2(a)および図2(b)に示すように、本実施例の画像形成装置1000にはドラムユニット518とは別体の現像ユニット641Y、641M、641C、641K(以下、総称して単に「現像ユニット641」とも称する)が取り付けられている。本実施例の現像ユニット641は、図1に示す現像器106とトナー収容部とが一体化されたカートリッジである。現像器106は、現像剤を担持する現像剤担持体であるところの現像スリーブを備える。現像ユニット641にはトナーとキャリアを攪拌するためのスクリュを回転させるためのギアが複数設けられている。これらのギアが経年劣化等した際には、作業者が現像ユニット641を画像形成装置1000の装置本体から取り外して交換する。なお、ドラムユニット518および現像ユニット641の実施の形態は、上記ドラムユニット518と現像ユニット641が一体化されたプロセスカートリッジでも構わない。
図2(a)に示すように画像形成装置1000は、板金で形成される前側板642と、同じく板金で形成される後側板643を備える。前側板642は、画像形成装置1000の装置本体の前側(手前側)において装置本体の筐体の一部をなす側壁である。後側板643は、画像形成装置1000の装置本体の後側(奥側)において装置本体の筐体の一部をなす側壁である。図2(a)に示すように、前側板642と後側板643は対面して配置され、両者の間には梁としての不図示の板金が橋架されている。前側板642と後側板643と不図示の梁とはそれぞれ画像形成装置1000の筐体の一部を構成する。
画像形成装置1000の前側からドラムユニット518、および現像ユニット641を感光ドラムの回転軸線方向に沿って装置本体に対して挿抜できるように、前側板642には開口2010が形成されている。ドラムユニット518、および現像ユニット641は、開口2010を介して画像形成装置1000の装置本体の所定の位置に装着される。また、画像形成装置1000は、装置本体の所定の位置に装着されたドラムユニット518と現像ユニット641との双方の前側を覆うカバー558Y、558M、558C、558K(以下、総称して単に「カバー558」とも称する)を備える。カバー558は、一端がヒンジによって画像形成装置1000の装置本体に固定されており、ヒンジによって画像形成装置1000の装置本体に対して回動可能となっている。作業者がカバー558を開いて本体内のドラムユニット518あるいは現像ユニット641を取り出し、新しいドラムユニット518あるいは現像ユニット641を挿入してカバー558を閉じることによって交換作業が完了する。
ここで、図2(a)および図2(b)に示すように、以下の説明では画像形成装置1000の装置本体に対して前側板642側を前側(手前側)、後側板643側を後側(奥側)と定義する。また、ブラックのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Kを基準としたとき、イエローのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Yが配置されている側を右側と定義する。イエローのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Yを基準としたとき、ブラックのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Kが配置されている側を左側と定義する。さらに、ここで定義した前後方向および左右方向に垂直な方向であって鉛直方向上向きを上方向、また、ここで定義した前後方向および左右方向に垂直な方向であって鉛直方向下向きを下方向と定義する。定義した前方向、後方向、右方向、左方向、上方向、下方向を図2に示す。また、以下の本文で記載する感光ドラム103の回転軸線方向とは、図2に示す前後方向と略一致する方向である。
(光プリントヘッド)
次に光プリントヘッドやその周辺構成について詳しく説明する。ここで、電子写真方式の画像形成装置に採用される露光方式の一例として、半導体レーザの照射ビームを回転するポリゴンミラーなどで走査しf-θレンズ等を介して感光ドラムを露光するレーザビーム走査露光方式がある。本実施例で説明する「光プリントヘッド105」は、感光ドラム103の回転軸線方向に沿って配列されたLED等の発光素子を用いて感光ドラム103を露光するLED露光方式に用いられるものであって、上記に言うレーザビーム走査露光方式には用いられない。
本実施例で説明する光プリントヘッド105は、感光ドラム103の回転軸線よりも鉛直方向下側に設けられており、光プリントヘッド105が有するLED503が感光ドラム103を下方から露光する。ただし、光プリントヘッド105が感光ドラム103の回転軸線よりも鉛直方向上側に設けられ、感光ドラム103を上方から露光する構成でも構わない。
図3は、光プリントヘッド105の構成を説明する図である。光プリントヘッド105は、不図示の基板とレンズアレイ506とを備える。詳しくは後述するが、不図示の基板には、光プリントヘッド105の長手方向に沿ってLED(Light Emitting Diode)などの発光素子が複数配置されている。また、この基板には、ケーブル555が着脱可能に接続される不図示のコネクタが設けられている。このケーブル555を介して、LEDなどの発光素子を駆動する駆動信号が基板に伝達される。レンズアレイ506は、これら発光素子から出射された光を感光ドラムの表面に集光する。
また、光プリントヘッド105の長手方向における光プリントヘッド105の両端側は、第1支持部材526(第1支持部の一例)によって支持されている。第1支持部材526には不図示の開口が形成されており、ケーブル555はこの開口を介して光プリントヘッド105が有する基板のコネクタに接続される。
図4は、第1支持部材526に形成された開口161を説明するための図である。前述の通り、第1支持部材526には第1支持部材526を貫通する貫通孔である開口161が形成されている。開口161は、第1支持部材526が画像形成装置1000に取り付けられた状態において第1支持部材526の鉛直方向下側の面にあたる底面に形成されている。また、開口161は、第1支持部材526のうち、基板502のコネクタ504と対向する部分に形成されている。本実施例において、開口161は長方形状の孔であって、その長辺は70mm、短辺は10mmである。開口161には、光プリントヘッド105が有する基板502のコネクタ504に接続されたケーブル555が通される。
図5(a)は基板502の概略斜視図である。図5(b1)は基板502に実装されているLEDチップ639を説明するための図である。図5(b2)は、LEDチップ639が備える複数のLED503(発光素子の一例)を説明するための図である。なお、図5(b2)は図5(b1)の拡大図である。
図5(a)に示すように、基板502の一方の面にはLEDチップ639が設けられ、他方の面(LEDチップ639が配置されている側とは反対側の面)には長尺のコネクタ504が設けられている。コネクタ504は基板502の下側の面に設けられている。コネクタ504の長手方向と基板502の長手方向とは一致する。基板502には各LEDチップ639に信号を供給するための回路パターンが設けられている。詳細は後で述べるが、コネクタ504には、ケーブルの一例であるフレキシブルフラットケーブル(複数の導体がフィルム状の絶縁体で覆われたケーブル)が接続される。
画像形成装置1000は、複数のLED503を駆動するための駆動信号を制御する本体基板の一例である制御部(不図示)を備える。光プリントヘッド105が備える基板502には、この制御部(本体基板)からケーブルを介して駆動信号が入力される。
基板502に実装されたLEDチップ639についてさらに詳しく説明する。図5(b1)および図5(b2)に示すように、基板502の一方の面には複数のLED503が配置された複数のLEDチップ639-1~639-29(29個)が配列されている。各LEDチップ639-1~639-29はそれぞれ、その長手方向に516個のLED503が一列に配列されている。LEDチップ639の長手方向において、隣り合うLED503の中心間距離k2は画像形成装置の解像度に対応している。本実施例の画像形成装置の解像度は1200dpiであるので、LEDチップ639-1~639-29は、基板502の長手方向において、LED503は隣接するLED503の中心間距離が21.16μmとなるように一列に配列されている。そのため、本実施例の光プリントヘッド105の露光範囲は約314mmとなる。感光ドラム103の感光層は314mm以上の幅で形成されている。A4サイズの記録紙の長辺の長さおよびA3サイズの記録紙の短辺の長さは297mmであるため、本実施例の光プリントヘッド105は、A4サイズの記録紙およびA3サイズの記録紙に画像形成可能な露光範囲を有している。
LEDチップ639-1から639-29は、感光ドラム103の回転軸線方向に沿って二列となるよう交互に配置されている。すなわち、図5(b2)に示すように、左側から数えて奇数番目のLEDチップ639-1、639-3、・・・639-29が基板502の長手方向に一列に実装され、偶数番目のLEDチップ639-2、639-4、・・・639-28が基板502の長手方向に一列に実装されている。LEDチップ639をこのように配置することで、図5(b2)に示すように、LEDチップ639の長手方向において、隣り合う異なるLEDチップ639における一方のLEDチップ639の一端と他方のLEDチップ639の他端とに配置されたLEDの中心間距離k1を一つのLEDチップ639上における隣り合うLED503の中心間距離k2と等しくすることができる。なお、本実施例では露光光源にLED503を用いる構成を例示するが、露光光源として有機EL(Organic Electro Luminescence)を用いても構わない。
次に、レンズアレイ506について説明する。図5(c1)はレンズアレイ506を感光ドラム103側から見た時の概略図である。また、図5(c2)はレンズアレイ506の概略斜視図である。図5(c1)および図5(c2)に示すように、複数のレンズが複数のLED503の配列方向に沿って二列に並べられている。各レンズは、一方の列のレンズの配列方向において隣り合う2つのレンズの両方に接するように他方の列のレンズの1つが配置されるよう交互に配置されている。各レンズは、円柱状の硝子製のロッドレンズである。なお、レンズの材質は硝子製に限らず、プラスチック製でも構わない。レンズの形状についても円柱状に限らず、例えば六角柱等の多角柱でも構わない。
LED503から出射された光はレンズアレイ506のレンズに入射する。レンズは入射した放射光を感光ドラム103の表面上に集光させる機能をもつ。光プリントヘッド105は、LED503の発光面とレンズの光入射面との距離と、レンズの光出射面と感光ドラム103の表面との距離と、が略等しくなるように組み立てられる。
(画像形成装置本体に対する光プリントヘッドの着脱構成)
図6は、ユーザやサービスマンなどの作業者によって、光プリントヘッド105と共に第1支持部材526が画像形成装置1000本体から引き出された状態を説明するための図である。図6に示すように、第1支持部材526は、感光ドラム103の回転軸線方向にスライド移動して画像形成装置1000本体から引き出すことが可能である。作業者が第1支持部材526を画像形成装置1000本体から引き出すときは、作業者は第1支持部材526を矢印A方向に移動させる。一方、作業者が第1支持部材526を画像形成装置1000本体に装着するときは、作業者は第1支持部材526を矢印B方向に移動させる。なお、「矢印A方向」は、第1支持部材526が画像形成装置1000本体から「引き出される方向」と一致する。第1支持部材526は前側板642に形成された開口2010を介して矢印A方向および矢印B方向に移動する。ここで、感光ドラム103を露光するために第1支持部材526が画像形成装置1000本体に装着された位置を装着位置、装着位置から矢印A方向に移動してコネクタ504の少なくとも一部が開口2010よりも矢印A方向における下流側に位置する位置を引き出し位置と定義する。基板502の交換などのために、光プリントヘッド105を画像形成装置1000本体から取り出す必要がある場合には、作業者は第1支持部材526を引き出し位置まで移動させ、コネクタ504を操作してコネクタ504からケーブル555を取り外す。その後、更に第1支持部材526を矢印A方向に引き出すことで、第1支持部材526および光プリントヘッド105を画像形成装置1000本体から取り外すことが出来る。
次に、図6を用いて第2支持部材1056(第2支持部の一例)について説明する。第2支持部材1056の一端側(画像形成装置1000本体の手前側)は、前側板642に対してビス等によって固定されている。また、第2支持部材1056の他端側(画像形成装置1000本体の奥側)は、後側板643に対してビス等によって固定されている。第2支持部材1056は、前側板642に形成された開口2010を通して、画像形成装置1000本体の外側から画像形成装置1000本体の内部に挿入される第1支持部材526の移動を案内する機能を有する。言い換えれば、第2支持部材1056は、引き出し位置から装着位置に向けてあるいは装着位置から引き出し位置に向けて移動する第1支持部材526の移動を案内する機能を持つ。第1支持部材526は、作業者によって引き出し位置(あるいは装着位置)から装着位置(あるいは引き出し位置)に向けて移動されている途中は第2支持部材1056によって鉛直方向下側から上側に向けて支持されている。ここで、本実施例においては、装着位置に位置する状態の第1支持部材526は、前側板642と後側板643とのみによって位置決めされ支持される。そのため、装着位置に位置する第1支持部材526は、第2支持部材1056によっては支持されない。これは、第1支持部材526を感光ドラム103に対してより精度良く位置決めするためである。仮に第1支持部材526を、前側板642と後側板643に固定されている第2支持部材1056に対して位置決めさせると、第1支持部材526は一部材(この場合は第2支持部材1056)余分に介して前側板642と後側板643とに位置決めされることになってしまう。なお、第2支持部材1056は、4基の画像形成部102Y、102M、102C、102Kそれぞれに対応して画像形成装置1000本体の内部に配置されている。
さらに、図6に示すように、第2支持部材1056はガイド部1058とガイド部1059を備える。ガイド部1058は、前側板642の開口2010を介して画像形成装置1000本体の内部に向けて挿入されるドラムユニット518(図2参照)の移動を案内する機能を有する。ガイド部1058の形状はドラムユニット518の下部の形状に倣った形状を成している。そのため、前側板642の開口2010を介して画像形成装置1000本体の前側から奥側に向けて挿入されたドラムユニット518が、若干の遊びをもってガイド部1058に嵌合する。作業者は、ドラムユニット518の下部をガイド部1058に嵌合させた状態で、更に、画像形成装置1000本体の前側から奥側に向けてドラムユニット518を押し込んでいく。すると、ドラムユニット518はガイド部1058に沿って画像形成装置1000本体の前側から奥側に向けて移動していき画像形成装置1000本体へ装着される。
一方、ガイド部1059は、前側板642の開口2010を介して画像形成装置1000本体の内部に向けて挿入される光プリントヘッド105の移動を案内する機能を有する。光プリントヘッド105は、基板502の動作不良等があった場合、そのメンテナンスのために交換や修理をする必要がある。そのため、光プリントヘッド105は、画像形成装置1000に対して交換可能な構成を取る必要がある。
ガイド部1059の形状は第1支持部材526の下部に倣った形状を成している。そのため、前側板642の開口2010を介して画像形成装置1000本体の手前側から奥側に向けて挿入された第1支持部材526が若干の遊びをもってガイド部1059に嵌合する。作業者は、第1支持部材526の下部をガイド部1059に嵌合させた状態で、更に、画像形成装置1000本体の前側から奥側に向けて第1支持部材526を押し込んでいく。すると、第1支持部材526はガイド部1059に沿って画像形成装置1000本体の前側から奥側に向けて移動していき、第1支持部材526の奥側の端部が後側板643に形成された不図示の開口に嵌合する。すなわち、作業者は、光プリントヘッド105をガイド部1059に嵌合させた状態で画像形成装置1000本体の前側から奥側に向けて移動させていくだけで、第1支持部材526を画像形成装置1000本体に対して確実に位置決めさせることができる。
次に、第2支持部材1056の下側に設けられた規制部1062(保持部の一例)の機能について説明する。図6に示すように、規制部1062は第1壁部1062aと第2壁部1062bとを備える。第1壁部1062aは、第2支持部材1056の上側から孔1056aを介して第2支持部材1056より下側に向けて這い回されるケーブル555を、第1壁部1062aと第2壁部1062bとによってケーブル555より手前側と奥側から挟み込んで保持する部材である。この規制部1062は、第1支持部材526が装着位置に位置する状態において、後述する当接部662よりも第1支持部材526が引き出される方向における下流側に設けられている。ケーブル555は第1壁部1062aと第2壁部1062bとによって挟持されることで、第2支持部材1056に取り付けられた状態となる。第1壁部1062aは弾性を有し、その先端(ケーブル555に接触する部分)側が常に第2壁部1062bに対して付勢されている。これにより、ケーブル555は、第1壁部1062aと第2壁部1062bとによって感光ドラム103の回転軸線方向において挟まれ、画像形成装置1000本体の手前側から奥側へ向けての移動および画像形成装置1000本体の側から手前側への移動が規制される。なお、規制部1062の構成は上記のような構成に限られず。第2壁部1062bが弾性を有する構成、すなわち第2壁部1062bが第1壁部1062aに対して付勢されている構成でも構わないし、双方がそれぞれに対して付勢されている構成でも構わない。また、例えば、第2壁部1062bを取り去り、第1壁部1062aを第2支持部材1056の下側に付勢させる構造でも構わない。この場合、ケーブル555は、第1壁部1062aと第2支持部材1056の下側とによって鉛直方向において挟み込まれることで第2支持部材1056に対して取り付けられる。本実施例では、ケーブル555は、第1壁部1062aと第2壁部1062bとによって挟持されているものの、挟まれた状態で動くことが可能である。規制部1062の機能としては、ケーブル555の一部が、画像形成装置1000本体の奥側から手前側に向けて移動することを制限されていればよい。そのため、ケーブル555は規制部1062に対して、接着剤や両面テープなどによって若干の移動(数10mmの移動)を許容した上で固定されていても構わない。
規制部1062は、第2支持部材1056に設けられていなくても構わない。規制部1062は、前側板642よりも画像形成装置1000本体の奥側かつ後側板643よりも画像形成装置1000本体の手前側に設けられていれば構わない。規制部1062を設ける箇所としては、例えば、前側板642の裏側や後側板643の手前側がある。ケーブル555の他端側が接続される中継基板を例えば後側板643より画像形成装置1000本体の奥側に配置した場合、中継基板から延びるケーブル555は後側板643に形成された孔を介して後側板643より手前側に這い回される。なお、ここで言うところの中継基板は、LED503を駆動するための駆動電圧を制御するための制御部から基板502へ送られる駆動信号を中継する機能をもつ。ケーブル555の他端は、中継基板ではなく不図示の制御部に直接的に接続されていてもよい。後側板643に形成された孔から手前側に延びたケーブル555は第2支持部材1056に形成された孔1056aを介して基板502のコネクタ504に接続される。
図7は、第1支持部材526が装着位置に位置する状態を示す概略斜視図である。規制部1062は不図示としている。なお、第2支持部材1056に形成された孔1056aには、不図示の制御部とコネクタ504とを電気的に接続するケーブル555が通されている。孔1056aの詳細は後で説明する。図7を用いてケーブル555の配線について説明する。コネクタ504に接続されたケーブル555は、第1支持部材526に形成された不図示の開口161を通り、コネクタ504から鉛直方向下側に向けて延びる。さらに、ケーブル555は、不図示の開口161から第1支持部材526の長手方向(感光ドラム103の回転軸線方向)に沿って画像形成装置1000本体の奥側に向けて延び、領域Dに示す部分にて折り返されている。これにより、ケーブル555の一領域が湾曲して、ケーブル555に湾曲領域(領域D)が形成される。領域Dにおいて折り返されたケーブル555は、第2支持部材1056の手前側に形成された規制部1062に向けて、第2支持部材1056のガイド部1059に沿って延びている。ケーブル555が湾曲した湾曲領域である領域D(以下、ケーブル555に形成された「湾曲部D(ケーブルの一領域)」と称する)において、ケーブル555は第1支持部材526と第2支持部材1056のガイド部1059とに接触している。
図8は、第1支持部材526は装着位置から引き出し位置に向けて移動している途中の状態を説明するための図である。ここで、説明を簡単にするため、図8では図6で言うところの規制部1062を不図示としている。図8に示す通り、ケーブル555に形成された湾曲部Dは、矢印A方向に移動する第1支持部材526と共に矢印A方向に向けて移動する。ケーブル555は、不図示の規制部1062において、その移動を規制されている。すなわち、図8において領域Dで示すように、ケーブル555が撓んでいるため、第1支持部材526を矢印A方向に向けて引き出すことが可能である。ケーブル555に形成された湾曲部Dは、感光ドラム103の回転軸線方向において画像形成装置1000本体の奥側に向けて湾曲している。作業者は、図8に示す状態から第1支持部材526を更に矢印A方向に向けて移動させ、引き出し位置まで移動させる。
図9は、第1支持部材526が引き出し位置に移動した状態を示す図である。図9に示すように、第1支持部材526が引き出し位置に位置するとき、コネクタ504は前側板642の開口2010よりも手前側に位置する。作業者は、この状態でコネクタ504からケーブル555を取り外し、その後、更に第1支持部材526を矢印A方向に引き出すことで、第1支持部材526および光プリントヘッド105を画像形成装置1000本体から取り外すことができる。第1支持部材526が引き出し位置に位置するとき、ケーブル555は孔1056aの縁に接触し屈曲している。
図10は、第1支持部材526の開口161の縁に取り付けられたケーブルガイド部材556を説明するための図である。ケーブルガイド部材556は、第1支持部材526の底面部665に形成された開口161にスナップフィット構造をなして取り付けられている。図10に示すように、ケーブルガイド部材556は、第1壁部660と、第2壁部661と、当接部662と、カバー663と、を備える。開口161から第1支持部材526の下側へと延びるケーブル555は、開口161部分において折り曲げられ、カバー663によって第1支持部材526の底面部665に対して押し付けられる。これにより、ケーブル555は、カバー663と第1支持部材526とによって挟持される。カバー663と第1支持部材526とによって挟持されたケーブル555は第1支持部材526の長手方向に沿って、第1支持部材526が引き出される方向とは反対方向(画像形成装置1000本体の側へと向かう方向)に向けて配線される。
ケーブルガイド部材556の第1壁部660と第2壁部661とは、それぞれ第1支持部材526の底面部665に対して垂直な方向に突出している。第2壁部661には、第2壁部661の突出方向と第1支持部材526の長手方向との双方に垂直な方向(垂直方向)に延びる突起(以下、当接部662と称する)が形成されている。すなわち、第1壁部660、第2壁部661、当接部662それぞれの位置関係は、鉛直方向と感光ドラム103の回転軸線方向との双方に垂直な垂直方向において、当接部662よりも一方側に第1壁部660が位置し、当接部662よりも他方側に第2壁部661が位置する。当接部662は、第1支持部材526が引き出される方向(矢印A方向)において開口161よりも上流側で第1支持部材526に対して固定されている。開口161から露出し、カバー663と第1支持部材526の底面部665との間に挟まれたケーブル555は、第1壁部660と第2壁部661との間に配線される。当接部662の延びる方向である垂直方向において、第1壁部660と第2壁部661とは、双方ともケーブル555と重なる。また、当接部662は、第1壁部660と第2壁部661との間に配線されたケーブル555よりも下側となるように第2壁部661に設けられている。すなわち、ケーブル555は、当接部662によって鉛直方向下側から支持されている。言い換えれば、ケーブル555は、鉛直方向において当接部662と第1支持部材526の底面部665との間を配線されている。ここで、当接部662は、第2壁部661ではなく、第1壁部660に設けられていても構わない。その場合、当接部662は第1壁部660から第2壁部661に向けて突出した突起となる。また、当接部662は、第1壁部660と第2壁部661とを連結していても構わない。すなわち、感光ドラム103の回転軸線方向と鉛直方向との双方に垂直な垂直方向において、第1壁部660と第2壁部661とをつなぐ部材であっても構わない。
以上の構成により、ケーブル555は、ケーブル555の一部が開口161よりも第1支持部材526が引き出される方向における上流側で当接部662によって支持されることで、ケーブル555は開口161から画像形成装置1000本体の奥側に向けて配線される。
また、第1壁部660と第2壁部661とは、図10中に矢印hで示すように、当接部662よりも鉛直方向下側に距離hだけ突出している。本実施例において、距離hは5mmである。詳しくは後述するが、この構成により、第1支持部材526を引き出し位置から装着位置に向けて移動させていったとき、ケーブル555が、当接部662と前側板642に形成された開口2010の下側の縁との間に挟まれてしまうことを防ぐことが出来る。
また、図10に示すように、第1壁部660の手前側の端部には傾斜面666が形成され、第2壁部661の手前側の端部には傾斜面667が形成されている。傾斜面666と傾斜面667とは、第1支持部材526が画像形成装置1000から引き出される方向とは反対方向に向かうに従い、第1支持部材526の底面部665に向けて傾斜している。本実例において、底面部665に対する傾斜面666の傾斜角と底面部665に対する傾斜面667の傾斜角とは、それぞれ10度以上40度以下である。第1支持部材526を引き出し位置から装着位置へ向けて開口2010を通すときに、これら傾斜面666および傾斜面667が開口2010の鉛直方向下側の縁に当接する。これにより、第1支持部材526の移動が傾斜面666および傾斜面667によって案内される。したがって、作業者は、容易に第1支持部材526を開口2010に通して、第1支持部材526を引き出し位置から装着位置に向けて移動させることが出来る。
次に、図11(a)および図11(b)を用いて、第1支持部材526が引き出し位置から装着位置に向けて移動する構成について説明する。図11(a)は、作業者によって、引き出し位置から装着位置に向けて移動されている途中の第1支持部材526および光プリントヘッド105の状態を説明する図である。
図11(a)に、引き出し位置に位置する第1支持部材526および光プリントヘッド105を示す。作業者が第1支持部材526を引き出し位置に引き出し、基板502等の交換作業を終えたとき、ケーブル555は、図11(a)に示すように前側板642の開口2010付近において重力によって鉛直方向下側に垂れていることがある。ここで、仮に第1壁部660と第2壁部661とが当接部662よりも鉛直方向下側に突出していない構成、すなわち距離hが0mmである場合を仮定する。この構成の場合、作業者が第1支持部材526を矢印B方向に移動させていったとき、鉛直方向においてケーブル555が当接部662と前側板642の開口2010の鉛直方向下側の縁とによって挟まれ、損傷する虞がある。そこで、図10で説明したように、第1壁部660と第2壁部661とを当接部662よりも矢印hで示す分だけ突出させることで、当接部662と前側板642の開口2010の下側の縁との間に距離hの間隙を形成する。なお、距離hは、折り畳まれて二重になったケーブル555の厚さよりも十分に大きい距離である。
また、図11(a)に示すように、第1支持部材526が引き出し位置に位置するとき、コネクタ504から不図示の規制部1062に向けて延びるケーブル555は、当接部662によって支持されている。当接部662はケーブル555に対して鉛直方向上向きに当接してケーブル555を支持している。この状態で、作業者が第1支持部材526を装着位置に向けて移動させていくと、当接部662も第1支持部材526と共に移動する。すなわち、当接部662が矢印B方向に向けてケーブル555の一部に当接する。当接部662がケーブル555に対して矢印B方向(引き出し位置から装着位置に向かう方向)に向けて当接した状態で、ケーブル555を装置本体の奥側へ移動させる。これにより、ケーブル555は当接部662によって画像形成装置1000本体の奥側へ押し込まれる。
図11(b)は、第1支持部材526が装着位置に位置する状態を示す。第1支持部材526が引き出し位置から装着位置に向けて移動するとともに、当接部662がケーブル555を装置本体の奥側に押し込む。これにより、ケーブル555のうち当接部662が当接している部分には、矢印B方向に向けて撓んで湾曲した湾曲部が形成される。
次に、当接部662を備えない第1支持部材1526を用いて当接部662の効果を説明する。図12(a)および図12(b)は、当接部662の効果を説明するための比較例である。図12(a)は、比較例の第1支持部材1526が引き出し位置に位置するときの状態を示す。図12(b)は、第1支持部材526が、図12(a)状態から画像形成装置1000本体の奥側に向けて移動され、装着位置に移動した状態である。第1支持部材1526は当接部662に相当する部材を備えないため、第1支持部材1526が引き出し位置から装着位置に向けて移動した場合でも、ケーブル555が画像形成装置1000本体の内部に上手く収納されない虞がある。図11(b)では、ケーブル555に当接部662が当接することで、ケーブル555に湾曲部が形成されていたが、図12(b)では湾曲部が形成されない。第1支持部材1526は、ユーザやサービスマン等の作業者によって画像形成装置1000本体に挿抜されるため、作業者の操作の仕方によって第1支持部材1526は様々な移動経路を通り得る。そのため、本来ケーブル555上に湾曲部が形成されるべき部分に湾曲部が形成されない虞がある。第1支持部材1526が画像形成装置1000本体内部に収納されるときにケーブル555に形成される折れや撓みの程度が予測し得ないため、作業者の操作方法によってはケーブル555が損傷する恐れがある。作業者は、ケーブル555の損傷を気にして第1支持部材1526を扱う必要があるため、当接部662を備えない比較例に示す構成は、作業性に優れた構成とは言い難い。
図13を用いて、第1支持部材526の開口161から露出したケーブル555が、第1支持部材526が引き出される方向とは反対方向に向けて配線されることによる利点を説明する。
図13は第1支持部材526の開口161から露出したケーブル655が、第1支持部材526が引き出される方向に向けて配線された状態を示す比較例である。図13は、第1支持部材526が引き出し位置に位置する状態を示す。第1支持部材526に形成された開口161から露出するケーブル655は、破線Xで囲んで示すように、開口161よりも手前側で折り返されて画像形成装置1000本体の奥側に向けて延びている。不図示の制御部から光プリントヘッド105が有する基板502のコネクタ504までのケーブル655の長さは、ノイズの影響やコストを考えると短い方が良い。
ケーブル555を開口161から第1支持部材526が引き出される方向とは反対方向に向けて配線する構成(本発明の構成)には、図13中で言うところの破線Xで囲む部分が存在しない。これは、本発明の構成は、比較例に示す構成に比べて、不図示の制御部と基板502のコネクタ504とを接続するケーブル555の長さが短くできることを示す。
次に、図14(a)~(c)を用いて、第1支持部材526が画像形成装置1000本体の内部に装着された状態における、孔1056aとコネクタ504との間のケーブル555の長さと、孔1056aと前側板642の開口2010との距離の長さを説明する。
図14(a)は、コネクタ504から第2支持部材1056に形成されて孔1056aまで延びるケーブル555について説明するための図である。図14(a)に示すように、孔1056aから上方に延びるケーブル555は、コネクタ504に向けて配線されている。ケーブル555の領域S1は、画像形成装置1000本体の手前側に向けて第1支持部材526に沿って配線されており、第1支持部材526の下面と対向している。なお、ここでは説明を簡単にするため、コネクタ504に向けて延びるケーブル555は、領域S2に示す部分において上方に向けて略直角に折り曲げられた構成としている。
図14(b)は、図14(a)に示すケーブル555の折り曲げ(領域S2)を解除し、伸ばした状態を示す図である。また、図14(c)は、第1支持部材526が、画像形成装置1000本体から引き出された状態において、第2支持部材1056の前側および前側板642の開口2010を感光ドラムの回転軸線方向に沿って鉛直方向に切断した断面図である。図14(b)において、点線3100で示す部分は、ケーブル555のうち孔1056aの縁(壁部1060もしくは壁部1061)に接触する部分である。また、図14(b)において、点線3101で示す部分は、ケーブル555のうち規制部1062と接触する部分である。図14(b)中において、矢印a1で示す部分の長さは、コネクタ504から下方に向けて延びるケーブル555が画像形成装置1000本体の手前側に向けて折り返された部分からケーブル555が孔1056aの縁(壁部1060)に接触する部分までの長さを示す。図14(b)中において、矢印a2が示す部分の長さは、ケーブル555が壁部1060に接触する部分から規制部1062によって挟持される部分までの長さを示す。図14(b)中における矢印bの長さは、コネクタ504に接続される部分から、コネクタ504から下方に向けて延びるケーブル555が画像形成装置1000本体の手前側に向けて折り返された部分までの長さである。すなわち、矢印a1と矢印b1との和である矢印aで示される部分のケーブル555の長さと矢印bで示される部分のケーブル555の長さとの和が、規制部1062からコネクタ504までのケーブル555の最短長さである。
図14(c)は、光プリントヘッド105が画像形成装置1000本体から引き出された状態であるため、ケーブル555が孔1056aの第1壁部1060を支点として画像形成装置1000本体の手前側に向けて折り返されている。この状態において、ケーブル555は撓むことなく張られている。ここで、図14(c)に示すように、孔1056aから開口2010までのケーブル555の長さである、長さcと長さdと長さeの和を、孔1056aと開口2010との距離(最短距離)と定義する。この最短距離は、図14(c)の例に示すように、第2支持部材1056の上側の面が例えば段差形状を成しているような場合でも、ケーブル555の接続部側(コネクタ504に接続される側)を開口2010の下端の縁に接触させて手前側に引っ張ることで求めることが出来る。言い換えれば、ケーブル555が規制部1062に挟持された状態で開口2010よりも手前から、ケーブル555を奥側から手前側に向けて引っ張り、ケーブル555の撓みが無くなった時の規制部1062から開口2010までの距離が「最短距離」である。図11に示すように、規制部1062からコネクタ504に接続される部分までのケーブル555の長さは上述した「最短距離」よりも長い。
すなわち、ケーブル555がコネクタ504に接続された状態における規制部1062からコネクタ504に接続されている部分までのケーブル555の長さは、ケーブル555がコネクタ504に接続された状態で光プリントヘッド105が引き出し位置まで移動したときにコネクタ504が開口2010よりも手前側に位置する長さである。
以上のような構成にすることで、作業者は、第1支持部材526を、コネクタ504の少なくとも一部が前側板642の開口2010よりも画像形成装置1000本体の手前側にくる位置である引き出し位置まで引き出すことが出来る。作業者は、第1支持部材526が引き出し位置まで移動して開口2010よりも手前側に位置するコネクタ504からケーブル555を取り外す。その後、作業者は、光プリントヘッド105を更に画像形成装置1000本体の手前側に向けて引き出して、光プリントヘッド105のメンテナンス等を行う。
《実施例2》
図15は実施例2の第1支持部材526を説明するための図である。図15は、第1支持部材526が引き出し位置に位置する状態を示す。図15に示すように、実施例2の第1支持部材526は、実施例1におけるケーブルガイド部材556に相当する部材を備えない。第1支持部材526に形成された開口161から鉛直方向下方に露出したケーブル555は、画像形成装置1000本体の奥側に向けて折り曲げられている。第1支持部材526に形成された開口161から画像形成装置1000本体の奥側に向けて延びるケーブル555は、第2支持部材1056に形成された孔1056aよりも奥側において折り返され、湾曲部Dを形成する。言い換えれば、孔1056aは、湾曲部Dよりも第1支持部材526が引き出される方向における下流側で第2支持部材1056に形成されている。湾曲部Dを形成し折り返されたケーブル555は、第2支持部材1056に形成された孔1056aを通り、第2支持部材1056より鉛直方向下側に向けて延びている。孔1056aの直下には、実施例1と同様で規制部1062が支持部材1056に対して設けられている。すなわち、規制部1062も孔1056aと同様、湾曲部Dよりも第1支持部材526が引き出される方向における下流側において装置本体に設けられている。
ここで、実施例2におけるケーブル555はフレキシブルフラットケーブルである。フレキシブルフラットケーブルは、複数の束線(電線)が一定間隔で平行に並んで2枚の薄い絶縁フィルムで挟まれている。絶縁フィルムには、耐摩耗性を考慮して、比較的機械強度に優れたポリエチレンテレフタレート(PET)を使用している。そのため、本実施例におけるフレキシブルフラットケーブルはある程度の強度を有し、湾曲部Dで示すように撓んだ場合、しばらくの間、その形状がある程度記憶される。
また、ケーブル555のうち湾曲部Dで示す部分は、第2支持部材1056のガイド部1059の上側と第1支持部材526の底面部665との間に位置する。そのため、鉛直方向において、ケーブル555の上側は第1支持部材526の底面部665に接触し、ケーブル555の下側は第2支持部材1056の上側に接触している。この状態で第1支持部材526は装着位置と引き出し位置とを往復移動するため、ケーブル555の湾曲部Dはその形状が保たれる。
なお、前述した実施例では、画像形成部及び光プリントヘッドを4つ使用しているが、この使用個数は限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定すれば良い。
また前述した実施例では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
105 光プリントヘッド
504 コネクタ
526 第1支持部材
555 ケーブル
642 前側板
662 当接部
2010 開口

Claims (16)

  1. 装置本体に対して回転可能な感光ドラムと、
    前記装置本体に固定された本体基板からの駆動信号に応じて前記感光ドラムを露光する光プリントヘッドと、
    前記光プリントヘッドを支持して、前記感光ドラムを露光するために前記装置本体に装着された装着位置と、前記装置本体から引き出された引き出し位置と、に前記感光ドラムの回転軸線方向にスライド移動する第1支持部と、
    前記本体基板と前記光プリントヘッドとを接続し、前記光プリントヘッドを駆動するための駆動信号を前記本体基板から前記光プリントヘッドに供給するケーブルと、
    前記装置本体に固定され、前記第1支持部を支持し前記ケーブルの一部が前記スライド移動する方向へ移動することを規制するために当該ケーブルの一部を保持する保持部を有する第2支持部と、
    前記ケーブルが前記光プリントヘッドに接続される箇所よりも前記引き出し位置から前記装着位置へと向かう方向における下流側で前記第1支持部に設けられた当接部であって、前記ケーブルが前記光プリントヘッドに接続された状態で前記光プリントヘッドが前記引き出し位置から前記装着位置に向けて移動し、前記ケーブルのうち前記保持部に保持された部分と前記光プリントヘッドに接続された部分との間における一領域に対して当接して当該一領域を前記引き出し位置から前記装着位置に向かう方向へ移動させて当該一領域に前記引き出し位置から前記装着位置に向けて撓んで湾曲した湾曲領域を形成する前記当接部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ケーブルは、フレキシブルフラットケーブルであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1支持部が前記装着位置に位置する場合において、前記当接部は前記保持部よりも前記引き出し位置から前記装着位置に向かう方向における下流側に位置するように前記第1支持部に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記保持部は前記ケーブルの一部を鉛直方向もしくは前記スライド移動する方向に挟んで保持することで、前記ケーブルの一部が前記スライド移動する方向へ移動することを規制することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記光プリントヘッドは、前記ケーブルが接続させるコネクタと前記感光ドラムを露光するための光を出射する複数の発光素子とを有する基板を備え、
    前記第1支持部の前記コネクタと対向する位置には、前記本体基板と前記コネクタとを接続する前記ケーブルが配置される開口が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1支持部に形成された開口は、前記第1支持部の鉛直方向下側の面に形成された貫通孔であって、
    前記当接部は、前記ケーブルに対して鉛直方向上側に向けて当接して前記ケーブルの一部を支持することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記装置本体の手前側において前記装置本体の筐体の一部をなす前側板と、
    前記装置本体の奥側において前記装置本体の筐体の一部をなす後側板と、を備え、
    前記回転軸線方向における前記第2支持部の一端側は前記前側板に対して固定され且つ前記回転軸線方向における前記第2支持部の他端側は前記後側板に対して固定され、
    前記前側板には前記装着位置と前記引き出し位置とを移動する前記第1支持部が通る開口が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1支持部の前記光プリントヘッドが配置されている側とは反対側の面である底面部には、前記回転軸線方向に垂直な垂直方向における前記底面部の一端側から前記底面部に対して前記光プリントヘッドが配置されている側とは反対方向に向けて突出した第1壁部と前記垂直方向における前記底面部の他端側から前記底面部に対して前記光プリントヘッドが配置されている側とは反対方向に向けて突出した第2壁部とが形成され、
    前記当接部は前記第1壁部と前記第2壁部との間に配置されるように前記第1壁部もしくは前記第2壁部に形成されており、前記ケーブルは前記第1壁部と前記第2壁部との間であって且つ前記当接部と前記底面部との間を配線されていることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1支持部の前記光プリントヘッドが配置されている側とは反対側の面である底面部には、前記回転軸線方向に垂直な垂直方向における前記底面部の一端側から前記底面部に対して前記光プリントヘッドが配置されている側とは反対方向に向けて突出した第1壁部と前記垂直方向における前記底面部の他端側から前記底面部に対して前記光プリントヘッドが配置されている側とは反対方向に向けて突出した第2壁部とが形成され、
    前記当接部は、前記第1壁部と前記第2壁部とを連結するように一端側が前記第1壁部に設けられ且つ他端側が前記第2壁部に設けられており、前記ケーブルは前記第1壁部と前記第2壁部との間であって且つ前記当接部と前記底面部との間を配線されていることを特徴とすることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 前記第1壁部と前記第2壁部とは前記底面部から前記当接部よりも突出しており、
    前記第1壁部と前記第2壁部とが前記前側板に形成された開口の鉛直方向下側の縁に鉛直方向下向きに当接したとき、前記当接部と前記前側板に形成された開口の鉛直方向下側の縁との間には間隙が形成され、
    前記第1支持が前記装着位置に位置するとき、前記ケーブルは前記当接部よりも鉛直方向下側を通り前記保持部に向けて延びていることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1壁部は前記第1支持部に形成された開口よりも前記垂直方向における一方側に設けられており、
    前記第2壁部は前記第1支持部に形成された開口よりも前記垂直方向における他方側に設けられており、
    前記第1壁部と前記第2壁部とは、前記第1支持部に形成された開口から前記当接部に向けて延びる前記ケーブルよりも前記底面部に対して前記光プリントヘッドが配置されている側とは反対側に突出していることを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記引き出し位置から前記装着位置へと向かう方向における前記第1壁部の下流側の端部と前記引き出し位置から前記装着位置へと向かう方向における前記第2壁部の下流側の端部とのそれぞれには、傾斜した傾斜面が形成されており、当該傾斜面は前記引き出し位置から前記装着位置へと向かう方向において下流側ほど前記第1支持部に近づくように傾斜していることを特徴とする請求項8から請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記傾斜面は、前記感光ドラムの回転軸線方向に対する傾斜角が10度以上40度以下であることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記第1支持部が前記装着位置に位置するときの前記保持部から前記光プリントヘッドが備えるコネクタまでの前記ケーブルの長さは、
    前記第1支持部が前記装着位置に位置するときの前記前側板に形成された開口から前記コネクタまでの距離よりも長いことを特徴とする請求項8から請求項13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記保持部から前記光プリントヘッドが備えるコネクタまでの前記ケーブルの長さは、前記保持部と前記前側板に形成された開口とを前記ケーブルで撓みなくつないだ場合の当該ケーブルの長さより長いことを特徴とする請求項8から請求項13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 前記光プリントヘッドは前記感光ドラムの回転軸方向に配列される複数の発光素子を有し、前記発光素子は有機ELが用いられていることを特徴とする請求項1乃至15の何れか1項に記載の画像形成装置。
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