JP2021110783A - 画像形成装置 - Google Patents

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慎一郎 細井
Shinichiro Hosoi
慎一郎 細井
毅洋 石館
Takehiro Ishidate
毅洋 石館
俊樹 百家
Toshiki Momoya
俊樹 百家
雄太 岡田
Yuta Okada
雄太 岡田
亮太 福本
Ryota Fukumoto
亮太 福本
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【課題】ワイヤが振動した場合でも、ワイヤがレンズアレイの光出射面に接触し、光出射面を傷つけてしまう虞を低減する。【解決手段】感光ドラムと、感光ドラムを露光する光を出射する発光素子が感光ドラムの回転軸線方向に複数並べられた基板と、発光素子から出射された光を感光ドラムに集光するレンズを備えたレンズアレイと、基板とレンズアレイを保持する保持体と、回転軸線方向に沿って設けられた無端状のワイヤと、回転軸線方向においてレンズアレイの端部より外側に設けられ、ワイヤを張架する第一および第二の張架部材と、ワイヤに設けられ、少なくとも一方の張架部材が回転することに応じてワイヤとともに回転軸線方向に沿って移動しながらレンズアレイを清掃する清掃部材と、を備え、ワイヤがレンズの光軸方向においてレンズの光出射面と保持体との間に位置するように、第一および第二の張架部材のワイヤに係合する係合部が光出射面と保持体との間に位置する。【選択図】 図11

Description

本発明は、感光ドラムを露光するための複数の発光素子を有する光プリントヘッドを備えた画像形成装置に関する。
プリンタや複写機等の画像形成装置の中には、感光ドラムを露光するための複数の発光素子を備える光プリントヘッドを有するものがある。光プリントヘッドは、発光素子の例としてLED(Light Emitting Diode)などの複数の発光素子を感光ドラムの回転軸線方向(主走査方向)に略直線状に並べ、主走査方向において一括して感光ドラムを露光するものである。この方式は、ポリゴンミラーを用いて走査を行うレーザスキャナユニット(LSU)に比べて体積が小さく、モータなどの駆動部もないため、画像形成装置の小型化や低騒音化に有利である。
光プリントヘッドは、発光素子から出射された光を感光ドラムに集光させるために、発光素子と対向して主走査方向に複数のレンズを並べたレンズアレイを備える。このレンズアレイは焦点距離が極めて短いため、光プリントヘッドを感光ドラムに非常に近接して配置する必要がある。しかし、感光ドラムの近傍では露光によって感光ドラムに形成された潜像を顕像化するトナーが浮遊している場合がある。このような浮遊トナーがレンズアレイの光出射面に付着すると、発光素子からレンズアレイの光出射面を通して感光ドラムに照射される光量が不均一となり、濃度ムラなどの不良画像を発生させてしまう。このため、光プリントヘッドにおいては、定期的にレンズアレイの表面を清掃する清掃部材が必要となる。
特許文献1には、LEDを光源とするLEDプリントヘッドにおいて、光出射面と当接しながら光出射面に沿って移動する清掃部材が開示されている。特許文献1では、駆動モータを用いてプーリを正転、逆転させることにより、プーリに巻き掛けられたワイヤが往復移動され、そのワイヤに取り付けられた清掃部材が露光ヘッドの光出射面に沿って往復移動される。
特開2007-130789公報
しかしながら、特許文献1が開示する清掃機構では、レンズの光軸方向においてワイヤが感光ドラムとレンズアレイの光出射面との間に位置しており、清掃時にワイヤが振動するなどすると、ワイヤがレンズアレイの光出射面に接触してしまう可能性が無視できない。レンズアレイの光出射面に傷が付いてしまうと感光ドラムの露光不良が生じる虞がある。
上記課題を解決するため、本発明は、感光ドラムと、前記感光ドラムを露光する光を出射する発光素子が前記感光ドラムの回転軸線方向に複数並べられた基板と、前記発光素子から出射された光を前記感光ドラムに集光するレンズが前記回転軸線方向に複数並べられたレンズアレイと、前記基板と前記レンズアレイとを保持する保持体と、前記回転軸線方向に沿って設けられた無端状のワイヤと、前記回転軸線方向において前記レンズアレイの一方の端部より外側に設けられ、前記ワイヤを張架する第一の張架部材と、前記回転軸線方向において前記レンズアレイの他方の端部より外側に設けられ、前記ワイヤを張架する第二の張架部材と、前記ワイヤに設けられ、少なくとも一方の張架部材が回転することに応じて前記ワイヤとともに前記回転軸線方向に沿って移動しながら前記レンズアレイを清掃する清掃部材と、を備え、前記第一および前記第二の張架部材は、それぞれ前記ワイヤに係合する係合部を有し、前記ワイヤが前記レンズの光軸方向において前記レンズの光出射面と前記保持体との間に位置するように、前記第一および前記第二の張架部材の前記係合部は前記光軸方向において前記光出射面と前記保持体との間に位置することを特徴とする。
本発明によれば、清掃時にワイヤが振動した場合でも、ワイヤがレンズアレイの光出射面に接触し、レンズアレイの光出射面を傷つけてしまう虞を低減することができる。
画像形成装置の構成を示す断面図 光プリントヘッドの構成を示す断面図 (a)、(b)、(c)は光プリントヘッドの構成を示す斜視図 光プリントヘッドにおける清掃部材を示す斜視図 (a)、(b)は光プリントヘッドの構成を示す斜視図 光プリントヘッドのワイヤを移動させる駆動伝達部を示す斜視図 (a)、(b)は光プリントヘッドに駆動を伝達する画像形成装置の駆動伝達部を示す斜視図 (a)、(b)、(c)は光プリントヘッドにおける基板を示す図、(d)、(e)はレンズアレイを示す図 (a)、(b)は光プリントヘッドの構成を示す斜視図 (a)、(b)は光プリントヘッドの構成を示す斜視図 (a)、(b)は光プリントヘッドにおけるレンズアレイの光出射面とワイヤとの位置関係を示す側面図 光プリントヘッドにおける清掃部材を示す図 光プリントヘッドの構成を示す斜視図 光プリントヘッドの構成を示す斜視図 光プリントヘッドがモータを有する構成を示す斜視図 光プリントヘッドがモータを有する構成を示す斜視図 光プリントヘッドがモータを有する構成を示す斜視図
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔実施例1〕
(画像形成装置)
まず、図1を用いて画像形成装置100の概略構成を説明する。図1は画像形成装置100の概略断面図である。図1に、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックそれぞれの色ごとに感光体を備え、各色の画像を中間転写体に重ね合わせて一括して記録紙などの記録媒体に転写するタンデム方式の画像形成装置の一例を示す。図1に示す画像形成装置100は読取装置を備えていないカラープリンタ(SFP:Single Function Printer)であるが、実施の形態は読取装置を備える複写機であってもよい。
図1に示す画像形成装置100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成する4基の画像形成部102Y,102M,102C,102K(以下、総称して単に「画像形成部102」とも称する)を備える。
画像形成部102Y,102M,102C,102Kは、それぞれ感光体である感光ドラム103Y,103M,103C,103K(以下、総称して単に「感光ドラム103」とも称する)を備える。各感光ドラムの周囲には、感光ドラムを帯電する帯電器104Y,104M,104C,104K(以下、総称して単に「帯電器104」とも称する)、感光ドラムを露光する光プリントヘッド501Y,501M,501C,501K(以下、総称して単に「光プリントヘッド501」とも称する)、感光ドラム上の静電潜像をトナーによって現像する現像器106Y,106M,106C,106K(以下、総称して単に「現像器106」とも称する)を備える。なお、符号に付されたY、M、C、Kはトナーの色(Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:ブラック)を示している。
図1に示す画像形成装置100は感光ドラム103を下方から露光する、いわゆる「下面露光方式」を採用する画像形成装置である。以下、下面露光方式を採用する画像形成装置を前提として説明を進めるが、実施の形態としては感光ドラム103を上方から露光する「上面露光方式」を採用する画像形成装置でも構わない。
画像形成装置100は、感光ドラム103に形成されたトナー像が転写される中間転写体である中間転写ベルト107と、感光ドラム103に形成されたトナー像を当該中間転写ベルトに順次転写させる一次転写ローラ108(Y、M、C、K)を備える。また、画像形成装置100は、中間転写ベルト107上のトナー像を給送部101から搬送されてきた記録紙Pに転写させる二次転写ローラ109と、二次転写された画像を記録紙Pに定着させる定着器110を備える。各感光ドラム103Y,103M,103C,103Kは、中間転写ベルト107と接し、一次転写ローラ108Y,108M,108C,108Kと一次転写部Ty,Tm,Tc,Tkを形成する。
(画像形成プロセス)
次に上記画像形成装置の画像形成プロセスについて簡単に説明する。帯電器104Yは、感光ドラム103Yの表面を帯電する。光プリントヘッド501Yは帯電器104Yによって帯電された感光ドラム103Yの表面を露光する。これにより、感光ドラム103Yには静電潜像が形成される。次に、現像器106Yは感光ドラム103Yに形成された静電潜像をイエローのトナーによって現像する。感光ドラム103Yの表面に現像されたイエローのトナー像は、一次転写部Tyにおいて一次転写ローラ108Yによって中間転写ベルト107上に転写される。マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像も同様の画像形成プロセスで形成され、各一次転写部において中間転写ベルト107に重ね合わせるように転写される。
中間転写ベルト107上に転写された各色のトナー像は、中間転写ベルト107によって二次転写部T2まで搬送される。二次転写部T2に配置された二次転写ローラ109にはトナー像を記録紙Pに転写するための転写バイアスが印加されている。二次転写部T2まで搬送されたトナー像は、二次転写ローラ109の転写バイアスによって、給送部101から搬送されてきた記録紙Pに転写される。トナー像が転写された記録紙Pは定着器110に搬送される。定着器110は、熱と圧力によって記録紙Pにトナー像を定着させる。定着器110によって定着処理がなされた記録紙Pは、排出部111に排出される。
(ドラムユニットおよび現像ユニット)
なお、本実施例の画像形成装置においては、前述した感光ドラム103と帯電器104とは、不図示のクリーニング装置と共に、一体的にユニット化(ドラムユニット、ドラムカートリッジ)されている。
本実施例の画像形成装置100には、交換可能なドラムユニット(不図示)が取り付けられる。ドラムユニットは、ユーザやメンテナンス者等の作業者によって交換されるカートリッジである。本実施例のドラムユニットは感光ドラム103を回転可能に支持している。具体的には、感光ドラム103は、ドラムユニットの枠体(筐体)に対して回転可能に支持されている。例えば、感光ドラム103がクリーニング装置によるクリーニングによって摩耗するなどして寿命を迎えた際に、メンテナンスを行う作業者がドラムユニットを画像形成装置100の装置本体から取り出し、感光ドラム103を交換する。なお、ドラムユニット518は、帯電器104、及びクリーニング装置を備えておらず、感光ドラム103を備えていた構成でも良い。
また、本実施例の画像形成装置100にはドラムユニットとは別体の現像ユニット(不図示)が取り付けられている。本実施例の現像ユニットは、図1に示す現像器106とトナー収容部とが一体化されたカートリッジである。現像器106は、現像剤を担持する現像剤担持体であるところの現像スリーブを備える。現像ユニットにはトナーとキャリアを攪拌するためのスクリュを回転させるためのギアが複数設けられている。これらのギアが経年劣化等した際には、作業者が現像ユニットを画像形成装置100の装置本体から取り外して交換する。なお、ドラムユニットおよび現像ユニットの実施の形態は、上記ドラムユニットと現像ユニットが一体化されたプロセスカートリッジでも構わない。
画像形成装置100は、板金で形成される前側板(不図示)と、同じく板金で形成される後側板(不図示)を備える。前側板は、画像形成装置100の装置本体の前側(手前側)において装置本体の筐体の一部をなす側壁である。後側板は、画像形成装置100の装置本体の後側(奥側)において装置本体の筐体の一部をなす側壁である。前側板と後側板は対面して配置され、両者の間には板金で形成される梁(不図示)が橋架されている。前側板と後側板と梁とはそれぞれ画像形成装置100の筐体(枠体)の一部を構成する。
画像形成装置100の前側からドラムユニットおよび現像ユニットを感光ドラムの回転軸線方向に沿って装置本体に対して挿抜できるように、前側板には開口(不図示)が形成されている。ドラムユニットおよび現像ユニットは、開口を介して画像形成装置100の装置本体の所定の位置に装着される。また、画像形成装置100は、装置本体の所定の位置に装着されたドラムユニットと現像ユニットとの双方の前側を覆うカートリッジカバー(不図示)を備える。カートリッジカバーは、一端がヒンジによって画像形成装置100の装置本体に固定されており、ヒンジによって画像形成装置100の装置本体に対して回動可能となっている。作業者がカートリッジカバーを開いて本体内のドラムユニットあるいは現像ユニットを取り出し、新しいドラムユニットあるいは現像ユニットを挿入してカートリッジカバーを閉じることによって交換作業が完了する。
ここで、図1、図2、図3などに示すように、以下の説明では、装置本体に対して前側板側を前側(手前側)、後側板側を後側(奥側)と定義する。また、ブラックのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Kを基準としたとき、イエローのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Yが配置されている側を右側と定義する。イエローのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Yを基準としたとき、ブラックのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Kが配置されている側を左側と定義する。さらに、ここで定義した前後方向および左右方向に垂直な方向であって鉛直方向上向きを上方向、また、ここで定義した前後方向および左右方向に垂直な方向であって鉛直方向下向きを下方向と定義する。定義した前方向、後方向、右方向、左方向、上方向、下方向を図3に示す。また、以下の本文で記載する感光ドラム103の回転軸線方向とは、図3に示す前後方向と略一致する方向である。また、発光素子であるLED503の光軸方向とは、図3に示す上下方向と略一致する方向である。また、発光素子であるLED503の光軸方向および感光ドラム103の回転軸線方向と直交する方向とは、図3に示す左右方向と略一致する方向である。
(光プリントヘッドとその周辺構成)
次に光プリントヘッドとその周辺構成について詳しく説明する。ここで、画像形成装置に採用される露光方式の一例として、半導体レーザの照射ビームを回転するポリゴンミラーなどで走査しf−θレンズ等を介して感光ドラムを露光するレーザビーム走査露光方式がある。本実施例で説明する「光プリントヘッド501」は、感光ドラム103の回転軸線方向に沿って配列されたLED等の発光素子を用いて感光ドラム103を露光するLED露光方式に用いられるものであって、上記に言うレーザビーム走査露光方式には用いられない。
本実施例で説明する光プリントヘッド501は、感光ドラム103の回転軸線よりも鉛直方向下側に設けられており、光プリントヘッド501が有するLED503が感光ドラム103を下方から露光する。ただし、光プリントヘッド501が感光ドラム103の回転軸線よりも鉛直方向上側に設けられ、感光ドラム103を上方から露光する構成でも構わない。
本実施例に係る光プリントヘッド501は、画像形成装置の装置本体に固定されている。
(光プリントヘッド)
次に、図2、図3を用いて、光プリントヘッド501の構成について説明する。図2は、光プリントヘッド105の構成を示す断面図である。尚、光プリントヘッド105としての、図1に示す4つの光プリントヘッド105Y,105M,105C,105Kは、全て同一構成である。
光プリントヘッド501は、保持体505を有している。保持体505の材質は、亜鉛メッキ鋼板もしくは冷間圧延鋼板に後からメッキ処理を施した板材である。保持体505は、発光素子としてのLED503が主走査方向(感光ドラムの回転軸線方向)に複数並べられた基板(LED実装基板)502を保持している。また保持体505は、前記発光素子としてのLED503から出射された光を感光ドラムに集光するレンズアレイ506を保持している。レンズアレイ506は、発光素子としてのLED503から出射された光を感光ドラムに集光する円筒状の屈折率分布型レンズが主走査方向に複数並べられたものである。レンズアレイ506は、LED503から出射した光を等倍正立像として感光ドラム103に集光(結像)する。このとき、LED503の発光面503aからレンズアレイ506の光入射面506aまでの距離とレンズアレイ506の光出射面506bから感光ドラム103の表面までの距離は略等しい。
LED503の発光面503aからレンズアレイ506の光入射面506aまでの距離はミクロンオーダーの高い精度が求められる。そのため、基板502とレンズアレイ506は、前述の距離を厳密に調整した後、保持体505に対して接着にて固定される。本実施例では固体光源(発光素子)としてLEDを用いており、この基板502、レンズアレイ506、保持体505を一体的にユニット化したものを光プリントヘッド501と称する。また光プリントヘッド501は、画像形成時は感光ドラム103の近傍の作像位置に配置されている。一方、感光ドラム103を画像形成装置100から挿抜作業をするメンテナンス時には、感光ドラム103から物理的に距離を離す必要がある。そのため、光プリントヘッド501は、メンテナンス時は感光ドラム103から退避した退避位置に離間する。
上述したように、本実施の形態において発光素子は発光ダイオードである半導体LEDであるが、例えばOLED(Organic Light Emitting Diode)でも構わない。このOLEDは、有機EL(Organic Electro−Luminescence)とも呼ばれており、電流駆動型の発光素子である。OLEDは例えばTFT(Thin Film Transister)基板上で主走査方向(感光ドラム103の回転軸線方向)に沿ってライン上に配置され、同じく主走査方向に沿って設けられた電源配線によって電気的に並列に接続される。
さらに光プリントヘッド501について説明する。図3(a)は、光プリントヘッド501の斜視図である。光プリントヘッド501は、さらに無端状のワイヤ713と、ワイヤ713を張架する張架部材を含む前コロユニット719及び後コロユニット702と、清掃部材731と、を有している。
前コロユニット719は、レンズアレイ506の長手方向の一方の端部よりも前側に設けられている。後コロユニット702は、レンズアレイ506の長手方向の他方の端部よりも後側に設けられている。無端状のワイヤ713は、保持体505の上面505aから上方向に突出したレンズアレイ506を左右方向にまたぐように配置されている。すなわち、ワイヤ713は、レンズアレイ506におけるレンズの光軸方向(上下方向)および感光ドラム103の回転軸線方向(前後方向)と直交する方向(左右方向)において、前記発光素子であるLEDの両側となるレンズアレイ506の両側に配置されている。ワイヤ713は、前コロユニット719が有する張架部材と後コロユニット702が有する張架部材にかけ渡されている。そしてワイヤ713は、少なくとも一方の張架部材が回転することに応じて前記回転軸線方向に沿って移動されるため、レンズアレイ506の両側において、互いに移動方向が逆である。清掃部材731は、前コロユニット719と後コロユニット702の間に張架されたワイヤ713に取り付けられている。
図3(b)及び図3(c)は、光プリントヘッド501の前側を拡大した斜視図である。図3(b)は、レンズアレイ506、前コロユニット719の位置関係を示す斜視図である。前コロユニット719は、保持体505に設けられ、前後方向(感光ドラムの回転軸線方向)においてレンズアレイ506の一方の端部側に設けられている。保持体505において、レンズアレイ506の長手方向の一方の端部よりも外側(前側)には前側開口700が設けられている。前コロユニット719には、無端状のワイヤ713を張架する第一の張架部材である前コロ725が配置されている。前コロユニット719は、保持体505に設けられた前側開口700から第一の張架部材である前コロ725が突出するように保持体505に支持されている。これにより、前コロユニット719が有する前コロ725は、前後方向(感光ドラムの回転軸線方向)において、レンズアレイ506の一方の端部よりも外側(前側)に配置されることとなる。前コロユニット719の前コロ725は、ワイヤ713を前後方向に引き回している。前コロユニット719の詳細構成については後述する。
図3(c)は、レンズアレイ506、清掃部材731、ワイヤ713の位置関係を示す斜視図である。無端状のワイヤ713は、光プリントヘッド501の前後方向に沿う形で引き回されており、左右方向においてレンズアレイ506の両側に配置されている。
図4は、清掃部材731とワイヤ713の関係を示す拡大斜視図である。尚、図4は清掃部材731がレンズアレイ506の清掃面(光出射面506b)に接触する清掃中の様子を示しているが、後述するように画像形成中と清掃時で、清掃部材731の場所は異なる。清掃部材731は、清掃パッド732とパッド支持部材733から構成される。
清掃パッド732はウレタンゴム製のブレードであり、略矩形体に形成されている。清掃パッド732は、パッド支持部材733のパッド固定部733cに両面テープなどの接着剤で接着固定されており、レンズアレイ506の清掃面(光出射面506b)に当接している。なお、清掃パッド732の厚みや材質はあくまで一例を示すものであり、他にシリコンゴム製などでもよい。また、清掃パッド732は、ブレードではなくスポンジ表面に不織布を貼って清掃部とする構成などでもよい。
パッド支持部材733は、清掃パッド732を固定する前記パッド固定部733cと、ワイヤ713に係合するワイヤ係合部である貫通穴733a,733bを有する支持部材である。前記ワイヤ係合部である貫通穴733a,733bは、レンズアレイ506におけるレンズの光軸方向および感光ドラム103の回転軸線方向と直交する方向(左右方向)において前記レンズアレイ506の両側に設けられている。前記ワイヤ係合部である貫通穴733a,733bのうち、一方のワイヤ係合部である貫通穴733aは左右方向において一方側のワイヤ713を固定するワイヤ固定部であり、他方のワイヤ係合部である貫通穴733bは他方側のワイヤ713を案内するワイヤ案内部である。左右方向においてレンズアレイ506の一方側のワイヤ713は、パッド支持部材733の貫通穴733aに挿通され、なおかつ固定されている。また、左右方向においてレンズアレイ506の他方側のワイヤ713は、パッド支持部材733の貫通穴733bに挿通されており、固定はされていない。
なお、ここではワイヤ係合部として貫通穴を例示しているが、これに限定されるものではない。一方のワイヤ係合部が一方側のワイヤ713を固定し、他方のワイヤ係合部が他方側のワイヤ713を案内する構成であればよい。
また清掃部材731は、ワイヤ固定部である貫通穴733aとワイヤ案内部である貫通穴733bが、上下方向(LED503の光軸方向)において、レンズアレイ506の清掃面である光出射面506bと保持体505の上面505aとの間に位置する形状を成している。清掃部材731において、貫通穴733aと貫通穴733bは、上下方向において、清掃パッド732を固定するパッド固定部733cよりも下方に位置するように設けられている。左右方向において、貫通穴733aと貫通穴733bは、レンズアレイ506の光出射面506bに当接する清掃パッド732を支持するパッド固定部733cの両側に設けられている。
図5(a)、図5(b)、図6は、光プリントヘッド501の後側を拡大した斜視図である。図5(a)、図5(b)は、レンズアレイ506、ワイヤ713、後コロユニット702の関係を示す斜視図である。
後コロユニット702は、保持体505に設けられ、前後方向(感光ドラムの回転軸線方向)においてレンズアレイ506の他方の端部側に設けられている。保持体505において、レンズアレイ506の長手方向の他方の端部よりも外側(後側)には後側開口701が設けられている。後コロユニット702には、無端状のワイヤ713を張架する第二の張架部材である後コロ706,707が左右方向に並んで配置されている。後コロユニット702は、保持体505に設けられた後側開口701から第二の張架部材である後コロ706,707が突出するように保持体505に支持されている。これにより、後コロユニット702が有する後コロ706,707は、前後方向(感光ドラムの回転軸線方向)において、レンズアレイ506の他方の端部よりも外側(後側)に配置されることとなる。後コロユニット702の後コロ706,707は、ワイヤ713を前後方向に引き回すとともに下方向へと導いている。後コロユニット702の詳細構成については後述する。
図6は、ワイヤ713、後コロユニット702、後回転ユニット710の関係を示す斜視図である。図6では、説明のため、保持体505、後回転ユニット710に設けられた後ベース部材714(図9(a)参照)は省略してある。後回転ユニット710は、後ベース部材のほかに、第二の張架部材である下コロ712、軸受735,736、下シャフト737、及び駆動伝達部材であるカップリング738を有している。第二の張架部材である後コロ706,707によって下方向に導かれたワイヤ713は、後回転ユニット710が有する第二の張架部材である下コロ712にかけ渡される。下コロ712は、軸受735,736、下シャフト737、カップリング738を介して、後述する画像形成装置本体側の駆動源へと接続される。つまり、駆動伝達部部材(軸継手)であるカップリング738に駆動力が入力されると、その駆動力が第二の張架部材である下コロ712に伝達されて、下コロ712が正転又は逆転される。そして、下コロ712が正転又は逆転されることにより、主走査方向においてレンズアレイ506の両端部の外側に設けられた第二の張架部材である後コロ706,707と第一の張架部材である前コロ725に張架されたワイヤ713の巻き取りと送り出し動作が行われる。
なお、ここでは、駆動源からの駆動力が入力され、入力された駆動力を第二の張架部材である下コロ712に伝達する駆動伝達部材として、軸継手であるカップリング738を例示した。しかし、駆動伝達部材は、軸継手に限定されるものではなく、駆動力が入力され、入力された駆動力を第二の張架部材に伝達するものであれば、他の駆動伝達部材であってもよい。
また、軸受735,736は後ベース部材(不図示)に保持されている。カップリング738は保持体505の曲げ部(不図示)に係合されている。後回転ユニット710は、保持体505に設けられている。後回転ユニット710は、後回転ユニット710が有する後ベース部材が保持体505に支持されているが、この後ベース部材の保持体505への支持方法については後述する。
図7(a)及び図7(b)を用いて、画像形成装置本体側の駆動源について説明する。図7(a)及び図7(b)は、画像形成装置100の装置本体を前側から見た斜視図である。図7(a)は、光プリントヘッド501が感光ドラム103から離間した時の駆動源の配置関係を示す図である。図7(b)は、光プリントヘッド501が感光ドラム103の近傍にいる時の駆動源の配置関係を示す図である。
駆動源(不図示)は、画像形成装置100の後側板2002に設けられており、カップリング1002、該カップリング1002を昇降させる昇降機構1003、ギア1004、駆動源であるモータ(不図示)から構成されている。カップリング1002は、昇降機構1003に対して回転可能に取り付けられている。
図7(a)に示すように、昇降機構1003が下側に位置するときは、カップリング1002も下側に位置する。この図7(a)に示す状態のとき、カップリング1002はギア1004とは連結していない。一方で、図7(b)に示すように、昇降機構1003が上側に位置するときは、カップリング1002も上側に位置する。この図7(b)に示す状態になると、カップリング1002はギア1004と連結し、ギア1004の回転駆動力がカップリング1002に伝達される。すなわち、光プリントヘッド501が感光ドラム103の近傍に位置する時のみ、カップリング1002は画像形成装置100から駆動力を受け、回転運動が可能となる。
(光プリントヘッドの組み立て方法)
続いて光プリントヘッド501の組み立て方法について説明する。
ここで、光プリントヘッド501が有する、発光素子が複数配置された長尺基板である基板(LED実装基板)502、および複数のレンズを備えたレンズアレイについて説明する。まず光プリントヘッド501の基板について説明する。図8(a)は基板502の概略斜視図である。図8(b)は基板502に実装されているLEDチップ639を説明するための図である。図8(b)は図8(c)の拡大図であって、LEDチップ639が備える複数のLED503(発光素子の一例)を示す図である。
図8(a)に示すように、基板502の一方の面にはLEDチップ639が設けられ、他方の面(発光素子が並べられている側とは反対側の面)には長尺のコネクタ1055が設けられている。当該コネクタ1055は、その長手方向が基板502の長手方向に沿うように基板502の下側の面に取り付けられている。コネクタ1055は、基板502の長手方向の中央部に設けられている。基板502には各LEDチップ639に信号を供給するための配線が設けられている。コネクタ1055には、LED503に電力を供給し、かつ画像のパターンに従ってLED503を点灯/消灯をするための信号線であるケーブル(不図示)の一端(接続部)が接続される。ケーブルの一例として、フレキシブルフラットケーブル(平型の複数の導体がフィルム状の絶縁体で覆われたケーブル)がある。
なお、一端側がコネクタ1055に接続されたケーブルは、装置本体の手前側である前側板側に向けて配線され、図示しない規制部によって、装置本体の手前側あるいは装置本体の奥側に移動することを規制される。
画像形成装置100の装置本体には、制御部(不図示)とコネクタ(不図示)とを備える基板が設けられている。前記規制部を通して装置本体の手前側へ配線されたケーブルの他端側は、当該装置本体に設けられた基板が備えるコネクタに着脱可能に接続されている。すなわち、ケーブルは装置本体側のコネクタと光プリントヘッド側のコネクタ1055とを接続し、画像形成装置の制御部と光プリントヘッドの基板502とを電気的に接続している。光プリントヘッド501が備える基板502には、画像形成装置100の装置本体の制御部(不図示)からケーブルおよびコネクタ1055を介して制御信号(駆動信号)が入力される。LEDチップ639は、基板502に入力された制御信号によって駆動される。
基板502に実装されたLEDチップ639についてさらに詳しく説明する。図8(b)および図8(c)に示すように、基板502の一方の面には複数のLED503が配置された複数のLEDチップ639−1〜639−29(29個)が配列されている。各LEDチップ639−1〜639−29はそれぞれ、その長手方向に516個のLED503が一列に配列されている。LEDチップ639の長手方向において、隣り合うLED503の中心間距離k2は画像形成装置の解像度に対応している。本実施例の画像形成装置の解像度は1200dpiであるので、LEDチップ639−1〜639−29は、基板502の長手方向において、LED503は隣接するLED503の中心間距離が21.16μmとなるように一列に配列されている。そのため、本実施例の光プリントヘッド105の露光範囲は約314mmとなる。感光ドラム103の感光層は314mm以上の幅で形成されている。記録媒体としてのA4サイズの記録紙の長辺の長さおよびA3サイズの記録紙の短辺の長さは297mmであるため、本実施例の光プリントヘッド105は、A4サイズの記録紙およびA3サイズの記録紙に画像形成可能な露光範囲を有している。
LEDチップ639−1から639−29は、感光ドラム103の回転軸線方向に沿って二列となるよう交互に配置されている。すなわち、図8(b)に示すように、左側から数えて奇数番目のLEDチップ639−1、639−3、・・・639−29が基板502の長手方向に一列に実装され、偶数番目のLEDチップ639−2、639−4、・・・639−28が基板502の長手方向に一列に実装されている。LEDチップ639をこのように配置することで、図8(c)に示すように、LEDチップ639の長手方向において、隣り合う異なるLEDチップ639における一方のLEDチップ639の一端と他方のLEDチップ639の他端とに配置されたLEDの中心間距離k1を一つのLEDチップ639上における隣り合うLED503の中心間距離k2と等しくすることができる。なお、本実施例では露光光源にLED503を用いる構成を例示するが、露光光源として有機EL(Organic Electro Luminescence)を用いても構わない。
次に、複数のレンズを備えたレンズアレイ506について説明する。図8(d)はレンズアレイ506を感光ドラム103側から見た時の概略図である。また、図8(e)はレンズアレイ506の概略斜視図である。図8(d)および図8(e)に示すように、複数のレンズが複数のLED503の配列方向に沿って二列に並べられている。各レンズは、一方の列のレンズの配列方向において隣り合う2つのレンズの両方に接するように他方の列のレンズの1つが配置されるよう交互に配置されている。各レンズは、円柱状の硝子製のロッドレンズである。なお、レンズの材質は硝子製に限らず、プラスチック製でも構わない。レンズの形状についても円柱状に限らず、例えば六角柱等の多角柱でも構わない。
LED503から出射された放射光はレンズアレイ506が備えるレンズに入射する。レンズは入射した放射光を感光ドラム103の表面上に集光させる機能を有する。光プリントヘッド105は、LED503の発光面とレンズの光入射面との距離と、レンズの光出射面と感光ドラム103の表面との距離と、が略等しくなるように組み立てられる。
図2に示すように、本実施例に係る光プリントヘッド501に用いられる保持体505は、薄肉の板金の左右方向の両端を90度に曲げたコの字形状をしている。図3(a)及び図3(b)に示すように、保持体505の長手方向の一方の端部側には、後述する前コロユニット719のための前側開口700が設けられている。図3(a)及び図5(a)に示すように、保持体505の長手方向の他方の端部側には、後述する後コロユニット702のための後側開口701が設けられている。また保持体505の中央部には、前後方向(長手方向)に沿って、レンズアレイ506を収容するためのレンズ用開口507が設けられている。保持体505において、レンズ用開口507は、前側開口700と後側開口701の間に設けられている。
図2に示すように、コの字形状に折り曲げられた保持体505の内側のスペースに、図8(a)に示す基板502が挿入され、所定の位置で接着固定される。さらに基板502が接着された状態の保持体505に対して、保持体505のレンズ用開口507にレンズアレイ506を挿入し、所定の位置に調整して接着固定する。すなわち、保持体505は、基板502とレンズ用開口507の相対位置を位置決めし保証する機能を有している。このため、前述のように組み立てることで、光プリントヘッド105は、LED503の発光面とレンズの光入射面との距離と、レンズの光出射面と感光ドラム103の表面との距離と、が略等しくなるように組み立てられる。
続いて、基板502とレンズアレイ506が固定された保持体505に対して、自動清掃機構に関する部品である後コロユニット702、後回転ユニット710、及び前コロユニット719を固定する方法について説明する。あわせて、ワイヤ713と清掃部材731の取り付け方法について説明する。
図5(a)及び図5(b)に示すように、後コロユニット702は、第二の張架部材である後コロ706,707及びスペーサ708を挿入したシャフト705が、後コロベース部材709の両端の軸受に嵌合され、固定されている。これによって後コロ706,707は、シャフト705に対し自在に回転することができる。
このようにして後コロ706,707が回転可能に支持された後コロユニット702を、基板502とレンズアレイ506が固定された保持体505に対して、接着剤711にて接着固定する。
さらに後コロユニット702が支持された保持体505に対して、後回転ユニット710を位置決め固定する。図9(a)に示すように、後回転ユニット710の後ベース部材714には、保持体505への位置決めのためのボス715,716が設けられている。また加圧ばねホルダ730が後ベース部材714に接着剤(不図示)にて接着固定されている。この後回転ユニット710のボス715,716を、保持体505の長手方向の他方の端部側(後側)に設けた位置決め穴717,718と嵌合する。これによって後回転ユニット710は保持体505に対し、位置が決まる。後回転ユニット710の下コロ712には予めワイヤ713が巻き付けられており、後側開口701を通して前記ワイヤ713を保持体505の上面へ露出する。
ここでワイヤ713は金属製の線部材であり、清掃部材731を取り付ける前は線形状であるが、清掃部材731を取り付けた後は、無端状のループ形状となる。例えば、前述の如く後側開口701を通して保持体505の上面へ露出したワイヤ713に、清掃部材731を取り付けることで、ワイヤ713は無端状のループ形状となる。
続いて図9(b)に示すように、後側開口701を通して保持体505の上面に露出したワイヤ713を、後コロ706,707の溝部(案内部、係合部)706a,707aに這わせ、さらに前方へと這わせる。
さらに前述の如く後コロユニット702及び後回転ユニット710が支持された保持体505に、前コロユニット719を固定する。
図10(a)に示すように、前コロユニット719の前ベース部材720には、保持体505への位置決めのためのボス721,722が設けられている。前コロユニット719のボス721,722を、保持体505の長手方向の一方の端部側(前側)に設けた長丸穴723,724と嵌合する。これによって、前コロユニット719は保持体505に対し、前後方向にのみ遊びを持った状態で位置決めが可能となる。
また前ベース部材720には、予め第一の張架部材である前コロ725が段ビス726によって回転可能な状態にて締結されている。まず前ベース部材720に取り付けられた前コロ725の溝部(案内部、係合部)725a周囲にワイヤ713をかけ、前コロユニット719のボス721,722を保持体505の長丸穴723,724と嵌合し、前コロユニット719を保持体505に前後方向に遊びを持った状態で仮固定する。そしてワイヤ713に所定のテンションをかけるため、前コロユニット719を前方(図中左側)に移動させる。そして、所定のテンションが得られた状態で、保持体505に対して前ベース部材720を下方からビス727、728より締結する。これにより、図10(b)に示すように、前コロユニット719は保持体505に対し、位置が決まる。
さらに前コロユニット719が支持された保持体505に、図3(b)及び図3(c)に示すように加圧ばねホルダ729を接着剤(不図示)にて接着固定する。これにより、光プリントヘッド501の保持体505への自動清掃機構の取り付けが完了する。
尚、説明を省略したが、レンズアレイ506と保持体505の境界をシールするためのレンズシール部材510(図4参照)、基板502と保持体505の境界をシールするための基板シール部材(不図示)は、任意のタイミングで塗布すればよい。
次に本実施例に係る光プリントヘッドにおける自動清掃機構について説明する。
前述したように組み立てられた光プリントヘッド501を画像形成装置100の装置本体に取り付けることで、光プリントヘッド501のカップリング738(図6参照)が、装置本体のカップリング1002(図7(a)参照)に噛み合う。その後、装置本体のカートリッジカバー(不図示)を閉じる動作に連動して、光プリントヘッド501が感光ドラム103の近傍に移動される。そして、装置本体側の駆動源が駆動されることで、カップリング1002,738を通して光プリントヘッド501に駆動力が伝達される。これにより、第二の張架部材である下コロ712が正転又は逆転されて、ワイヤ713が前後方向に移動され、このワイヤ713の前後方向の移動に伴い、清掃部材731が前後方向に移動される。このとき、前後方向に移動される清掃部材731が、レンズアレイ506の光出射面506bに当接して、その光出射面506bの清掃を行う。
この自動清掃機構によって移動される清掃部材731による清掃タイミングは、例えば500枚印刷ごとに行うなど、定期的に行うことができ、また自動的に行うことができる。また、清掃部材731は、前後方向に移動されるため、レンズアレイ506の上面を一方向に移動して片道清掃したり、あるいは前後方向に移動して往復清掃してもよい。
尚、レンズシール部材510の前後方向の両端部は、図4に示すように端部側から中央側に向けて上方に傾斜した斜め形状のスロープ508となっている。なお、図4では、レンズアレイ506の前後方向の一方の端部である前側の端部のスロープ508のみ図示しているが、レンズアレイ506の前後方向の他方の端部である後側の端部にも同様にスロープが設けられている。これによって、レンズアレイ506の両端部のエッジに清掃部材731が擦れて摩耗することを防ぐことができる。
清掃部材731は、レンズアレイ506の光出射面506bに当接した清掃位置から、レンズアレイ506の光出射面506bから離間した退避位置に移動させることができる。清掃部材731の退避位置は、図11(a)に示すように、前後方向において前コロ725とレンズアレイ506の一方の端部との間に設けられている。光プリントヘッド501が感光ドラム103に露光中は、清掃部材731はこの退避位置にて待機している。
また図11(a)及び図11(b)は、光プリントヘッド501の保持体505を側面から見た図である。図11(a)及び図11(b)で示す点線は、上下方向において、感光ドラム103の表面の位置を示している。
図11(a)に示すように、無端状のワイヤ713を張架する第一の張架部材である前コロ725および第二の張架部材である後コロ706,707は、保持体505に設けられている。前コロ725および後コロ706,707は、感光ドラム103の回転軸線方向である前後方向において、レンズアレイ506の端部より外側に設けられている。前後方向において、前コロ725はレンズアレイ506の一方の端部より外側に設けられ、後コロ706,707はレンズアレイの他方の端部より外側に設けられている。前コロ725および後コロ706,707は、それぞれワイヤ713に係合する係合部である溝部725a,706a,707aを有している。ワイヤ713は、前コロ725の溝部725aおよび後コロ706,707の溝部706a,707aに引き回され、上下方向において、レンズアレイ506の光出射面506bと保持体505の上面505aとの間に配置されている。このワイヤ713の位置は、上下方向において、ワイヤ713を張架する第一の張架部材である前コロ725および第二の張架部材である後コロ706,707の位置によって決まる。すなわち、保持体505に設けられた前コロ725および後コロ706,707は、前コロ725の溝部725aおよび後コロ706,707の溝部706a,707aが、上下方向において、レンズアレイ506の光出射面506bと保持体505の上面505aとの間に位置する。これにより、上下方向において、ワイヤ713がレンズアレイ506の光出射面506bと保持体505の上面505aとの間に位置することとなる。
図11(a)ではワイヤを張架する第一の張架部材である前コロ725および第二の張架部材である後コロ706,707を保持体505に設けた構成を例示したが、これに限定されるものではない。図11(b)に示すように、無端状のワイヤ713を張架する第一の張架部材である前コロ725および第二の張架部材である後コロ706,707を、保持体505とは別に設け、例えば画像形成装置の装置本体側に設けた構成としてもよい。この場合も、前コロ725および後コロ706,707は、感光ドラム103の回転軸線方向である前後方向において、レンズアレイ506の端部より外側で装置本体に設けられている。また前後方向において、前コロ725はレンズアレイ506の一方の端部より外側で装置本体に設けられ、後コロ706,707はレンズアレイの他方の端部より外側で装置本体に設けられている。前コロ725および後コロ706,707は、それぞれワイヤ713に係合する係合部である溝部725a,706a,707aを有している。ワイヤ713は、前コロ725の溝部725aおよび後コロ706,707の溝部706a,707aに引き回され、上下方向において、レンズアレイ506の光出射面506bと保持体505の上面505aとの間に配置されている。このワイヤ713の位置は、上下方向において、ワイヤ713を張架する第一の張架部材である前コロ725および第二の張架部材である後コロ706,707の位置によって決まる。すなわち、装置本体に設けられた前コロ725および後コロ706,707は、上下方向において、前コロ725の溝部725aおよび後コロ706,707の溝部706a,707aが、上下方向において、レンズアレイ506の光出射面506bと保持体505の上面505aとの間に位置する。これにより、上下方向において、ワイヤ713がレンズアレイ506の光出射面506bと保持体505の上面505aとの間に位置することとなる。
このように上下方向においてワイヤ713の位置をレンズアレイ506の光出射面506bと保持体505の間に配置する。これによって、感光ドラム103の表面(図11(a)中の点線)と対向する前コロ725や後コロ706,707や清掃部材731の最上面の高さが低く抑えられ、感光ドラム103と自動清掃機構が干渉することを防いでいる。これによって、レンズアレイ506の清掃のために、光プリントヘッド501を図3(a)に示す露光位置から図3(b)に示す退避位置まで下げる必要がなく、ユーザーやサービスマンによる作業を省略することができ、ダウンタイムの抑制にも繋がる。
さらに、ワイヤ713はレンズアレイ506の光出射面506bと保持体505の間に配置される。これにより、清掃部材731の形状は、図2に示すようにレンズアレイ506の光出射面506bに対応するパッド固定部733cが最も高く、ワイヤ713の位置が低い形状とできる。そのため、清掃部材731は、レンズアレイ506の短手方向(左右方向)におけるガイド形状を有することができる。
さらに図9および図10に示すように、前コロ725および後コロ706,707は、左右方向において、前コロ725の溝部725aおよび後コロ706,707の溝部706a,707aが、レンズアレイ506と保持体505との間に位置する。また図4に示すように、清掃部材731は、左右方向において、保持体505の内側に配置される。これにより、前後方向だけでなく、左右方向においても、光プリントヘッド501を小型化できる。前後方向だけでなく、左右方向においても、自動清掃機構の周囲への干渉を防いでいる。
また清掃時の清掃部材731の清掃パッド732とレンズアレイ506の光出射面506bの接触圧を確保するため、図12に示すようにパッド支持部材733にマグネット740を保持させた構成としてもよい。パッド支持部材733に保持されたマグネット740は、左右方向においてレンズアレイ506の左右に一対、合計2つ配置されている。
この場合、ワイヤ713は清掃部材731の前後方向への移動の役割を果たし、マグネット740は金属製の保持体505との磁力により清掃部材731の上下方向の位置保証の役割を果たす。これによって清掃時に清掃パッド732をレンズアレイ506に確実に当接することが可能となる。
図12ではパッド支持部材733に保持されたマグネット740が、光プリントヘッド501の保持体505に直接接触して劣化することを防ぐために、パッド支持部材733が保持体505と接触する構成としている。尚、マグネット740の役割に関しては、清掃部材731の上下方向の位置が保証されるものであればこれに限るものではない。例えば、保持体505が樹脂で非磁性の場合は、パッド支持部材733と保持体505が上下方向にオーバーラップ領域を持ち、物理的にパッド支持部材733を上方向に浮かび上がらせない等の構成を採用すればよい。
また本実施例に係る光プリントヘッド501の自動清掃機構においては、清掃部材731が図11(a)に示す退避位置からスタートして後方へ移動し、レンズアレイ506の光出射面506bに当接しつつ移動し、図13に示す他方側の端部の外側まで移動した後、再び復路を戻ってきて、図11(a)に示す退避位置で停止する。図13に示す位置も、清掃部材731の清掃パッドがレンズアレイ506の光出射面506bから離間した退避位置であり、前後方向においてレンズアレイ506の他方の端部と後コロ706,707との間のスペースである。図13に示すように、清掃部材731はレンズアレイ506の上面を抜け切り、後コロユニット702に至るまでの間の位置で停止する。この退避位置の検知方法としては、装置本体の駆動源(図示せぬモータ)の電流の変化であったり、モータを駆動するパルス数のカウント値で実施すればよい。この退避位置を検知することで、清掃部材731を退避位置に停止させるタイミングだけでなく、清掃部材の移動方向を切り替えるタイミング(モータの回転を切り替えるタイミング)も検知できる。
またレンズアレイ506の長手方向の両端部に、レンズシール部材510によって斜め形状のスロープ508を設ける構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、図14に示すように、レンズアレイ506の長手方向の両端部の外側に、斜め形状のスロープ部材741を保持体505に固定した構成としてもよい。このようなスロープ部材741を設けることによって、清掃部材731がレンズアレイ506の端部のエッジで擦れて摩耗することを防ぐことができる。
上述したように、本実施例によれば、ワイヤ713を張架する前コロ725および後コロ706,707を光プリントヘッド501の保持体505に設け、ワイヤ713に清掃部材731を取り付けている。そのため、光プリントヘッドが移動されたとしても、清掃部材731が光プリントヘッド501に確実に当接され、清掃部材731による光プリントヘッド501の清掃不良を防止することができる。また、ワイヤ713をレンズアレイ506の清掃面(光出射面)と保持体505の間に配置することで、感光ドラム103と光プリントヘッド501を近接して配置することが可能となり、画像形成装置を小型化することが可能となる。また、清掃時にワイヤ713が振動した場合でも、ワイヤ713がレンズアレイ506の光出射面に接触し、レンズアレイ506の光出射面を傷つけてしまう虞を低減することができる。
〔実施例2〕
次に実施例2に係る光プリントヘッドについて説明する。実施例1では、駆動源を具備しない光プリントヘッドを例示した。すなわち実施例1では、前述の通り、清掃部材を往復移動させるワイヤ713の駆動力を、画像形成装置100の後側板2002に設置されたモータ(不図示)より、ギアとカップリングを経て伝達されていた。一方、実施例2においては、光プリントヘッド501が、駆動源であるモータを有する点が異なる。なお、それ以外の構成は、前述した実施例と同様であるため、同等の機能を有する部材には同一符号を付して説明を省略する。
図15は光プリントヘッド501の長手方向の他方の端部側(後側)の斜視図である。駆動源であるモータの軸と直結した張架部材である直動コロ742が、後側開口701より突出している。このように、実施例2に係る光プリントヘッド501は、回転する一方の張架部材である直動コロ742を回転駆動する駆動源であるモータ743(図16参照)を有している。このような構成にすることで、実施例1では必要だったカップリングや正逆回転するための部品が省略でき、コストダウンに繋がる。
図16は、図15に示す光プリントヘッドの状態から、説明のために保持体505などの部品を不図示とした斜視図である。図16に示す通り、駆動源であるモータ743には、束線744の一方の端部が接続され、束線744の他方の端部は基板502に設けられたコネクタ1056に接続されている。したがって、モータ743は、基板502からコネクタ1056を通じて束線744によって通電され、基板502から束線744を通して給電される電力により駆動される。
図17は、図15に示す光プリントヘッドを下側から見た斜視図である。モータ743はモータホルダ745によって支持され、モータホルダ745は保持体505に接着剤によって位置決め固定されている。
上述したように、本実施例によれば、光プリントヘッド501が駆動源であるモータ743を有する構成であるため、装置本体側からの駆動力を伝達するカップリングなどの部品を省略でき、コストダウンにつながる。
〔他の実施例〕
前述した実施例では、ワイヤ713の張力を一定に保つためのテンショナーの説明を省略している。しかし、使用する過程で、ワイヤ713が緩むことが考えられる場合、張架部材に張架されるワイヤの経路の途中に別途テンショナーを設けておけばよい。
また前述した実施例では、ワイヤ713に清掃部材731を固定しているが、必ずしも固定されるものは清掃部材731である必要はない。例えば、ワイヤ713には移動部材を固定しておき、感光ドラム103を支持するユニットが備える清掃部材を、ワイヤに固定した移動部材が間接的に押圧して清掃部材を移動させてもよい。
また前述した実施例では、ワイヤを張架する張架部材として回転体であるコロを例示したが、これに限定されるものではない。ワイヤを張架する第一および第二の張架部材のうち、少なくとも一方の張架部材が駆動源であるモータからの駆動力を受けて回転する回転体であればよい。例えば、実施例1の下コロ712、実施例2の直動コロ742など少なくとも一方の張架部材が回転体であればよく、その他の張架部材は回転せず、移動されるワイヤを案内する案内部を有し、保持体に固定された部材であってもよい。
また前述した実施例では、画像形成部及び光プリントヘッドを4つ使用しているが、この使用個数は限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定すれば良い。
また前述した実施例では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良い。中間転写体を使用し、該中間転写体に各色のトナー像を順次重ねて転写し、該中間転写体に担持されたトナー像を記録媒体に一括して転写する画像形成装置を例示したが、これに限定されるものではない。記録媒体担持体を使用し、該記録媒体担持体に担持された記録媒体に各色のトナー像を順次重ねて転写する画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に用いられる光プリントヘッドに本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
100 …画像形成装置
102Y,102M,102C,102K …画像形成部
103,103Y,103M,103C,103K …感光ドラム
501,501Y,501M,501C,501K …光プリントヘッド
502 …基板
503 …LED
503a …発光面
505 …保持体
505a …上面
506 …レンズアレイ
506a …光入射面
506b …光出射面
507 …レンズ用開口
508 …スロープ
510 …レンズシール部材
639,639−1〜639−29 …LEDチップ
700 …前側開口
701 …後側開口
702 …後コロユニット
705 …シャフト
706,707 …後コロ
706a,707a …溝部
708 …スペーサ
709 …後コロベース部材
710 …後回転ユニット
712 …下コロ
713 …ワイヤ
719 …前コロユニット
725 …前コロ
725a …溝部
731 …清掃部材
732 …清掃パッド
733 …パッド支持部材
733a,733b …貫通穴
733c …パッド固定部
738 …カップリング
741 …スロープ部材
742 …直動コロ
743 …モータ
744 …束線
1002 …カップリング
1003 …昇降機構
1004 …ギア
1055, …コネクタ
2002 …後側板

Claims (12)

  1. 感光ドラムと、
    前記感光ドラムを露光する光を出射する発光素子が前記感光ドラムの回転軸線方向に複数並べられた基板と、
    前記発光素子から出射された光を前記感光ドラムに集光するレンズが前記回転軸線方向に複数並べられたレンズアレイと、
    前記基板と前記レンズアレイとを保持する保持体と、
    前記回転軸線方向に沿って設けられた無端状のワイヤと、
    前記回転軸線方向において前記レンズアレイの一方の端部より外側に設けられ、前記ワイヤを張架する第一の張架部材と、
    前記回転軸線方向において前記レンズアレイの他方の端部より外側に設けられ、前記ワイヤを張架する第二の張架部材と、
    前記ワイヤに設けられ、少なくとも一方の張架部材が回転することに応じて前記ワイヤとともに前記回転軸線方向に沿って移動しながら前記レンズアレイを清掃する清掃部材と、
    を備え、
    前記第一および前記第二の張架部材は、それぞれ前記ワイヤに係合する係合部を有し、
    前記ワイヤが前記レンズの光軸方向において前記レンズの光出射面と前記保持体との間に位置するように、前記第一および前記第二の張架部材の前記係合部は前記光軸方向において前記光出射面と前記保持体との間に位置することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記レンズの光軸方向および前記感光ドラムの回転軸線方向と直交する方向において、前記第一および第二の張架部材の前記係合部が、前記レンズアレイの両側に設けられ、前記レンズアレイと前記保持体との間に位置することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記清掃部材は、前記レンズの光軸方向および前記感光ドラムの回転軸線方向と直交する方向において、前記保持体の内側に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ワイヤは金属製であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記保持体は、画像形成装置の装置本体に固定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記清掃部材は、前記レンズに当接して清掃する清掃パッドと、前記清掃パッドを固定するパッド固定部および前記ワイヤに係合するワイヤ係合部を有する支持部材と、を有し、
    前記支持部材は、前記レンズの光軸方向において前記ワイヤ係合部が前記光出射面と前記保持体との間に位置する形状をなすことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記ワイヤ係合部は、前記レンズの光軸方向および前記回転軸線方向と直交する方向において、前記レンズアレイの両側に設けられ、前記レンズアレイと前記保持体との間に位置することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記感光ドラムは、画像形成装置の装置本体に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第一および前記第二の張架部材は、前記回転軸線方向において前記レンズアレイの端部より外側で画像形成装置の装置本体に設けられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記第一および前記第二の張架部材は、前記回転軸線方向において前記レンズアレイの端部より外側で前記保持体に設けられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記発光素子はLEDであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記発光素子はOLEDであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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