JP2019200240A - 光プリントヘッドを備える画像形成装置 - Google Patents

光プリントヘッドを備える画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】第1リンク部材よりも奥側で前後方向において第1リンク部材と重なる領域と、第3リンク部材よりも手前側で前後方向において第3リンク部材と重なる領域と、の2つの領域が左右方向において重なる領域内にスライド部材の一部が位置する構成では、第1リンク部材とだい3リンク部材との交差領域は、スライド部材よりも上方にしか位置することが出来ない従来方式に比べ、感光ドラムから離れる方向への光プリントヘッドの移動可能量を増加させる。【解決手段】スライド部材719は、第1リンク部材710よりもスライド移動の方向における上流側で第1リンク部材と光プリントヘッドの長手方向において重なる領域と、第3リンク部材711よりもスライド移動の方向における下流側で第3リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が第1リンク部材の回動軸線の方向において重なる領域より前記回動軸線の方向において外側に配置されている。【選択図】図8

Description

本発明は、光プリントヘッドを、感光ドラムを露光するための露光位置から、露光位置よりも感光ドラムから離れた退避位置に向けて移動させる移動機構を備える画像形成装置に関する。
プリンタや複写機等の画像形成装置は、感光ドラムを露光するための複数の発光素子を備える光プリントヘッドを有する。光プリントヘッドとしては、発光素子の例としてLED(Light Emitting Diode)や有機EL(Electro Luminescence)等を用いるものがあり、これらの発光素子が感光ドラムの回転軸線方向に沿って、例えば1列や千鳥状の2列に複数配列されたものが知られている。また、光プリントヘッドは、複数の発光素子から出射される光を感光ドラムに集光させるための複数のレンズを備える。複数のレンズは、複数の発光素子と感光ドラムとの間において、発光素子の配列方向に沿うように感光ドラム表面に対向して配置される。複数の発光素子から出射された光は、レンズを介し感光ドラム表面に集光し、感光ドラム上に静電潜像が形成される。
感光ドラムは消耗品であるため定期的に交換される。感光ドラム等の交換作業を行うユーザやサービスマン等の作業者は、感光ドラムを有するドラムユニットを交換することで、画像形成装置のメンテナンスを行うことができる。ドラムユニットは、画像形成装置本体の側面から抜き差しされることで、画像形成装置本体に対して着脱可能な構成となっている。光プリントヘッドが感光ドラムを露光するために露光位置(ドラム表面に接近して対向する位置)に位置するとき、レンズと感光ドラム表面との間隔は非常に狭い。よって、ドラムユニットの交換時には、光プリントヘッドが露光位置よりも感光ドラムから退避した退避位置に移動されていなければ、光プリントヘッドと感光ドラム等が接触し、感光ドラム表面やレンズが傷ついてしまう虞がある。ドラムユニットの交換時に光プリントヘッドと感光ドラムとが接触することを防ぐためには、光プリントヘッドが退避位置に位置するとき、光プリントヘッドが感光ドラムから十分に離れている必要がある。
特許文献1は、光プリントヘッドを露光位置と退避位置との間で移動させる移動機構60を開示している。移動機構60は、保持部材63と、感光ドラム15の回転軸線方向にスライド移動するスライド部材61(スライド部材)とを備える。さらに、移動機構60は、その前側と後側のそれぞれにおいて、1対の第1リンク部材82と第2リンク部材83とを備える。
以下、移動機構60の前側に設けられた、1対の第1リンク部材82(第3リンク部材)および第2リンク部材83(第1リンク部材)について説明する。1対の第1リンク部材82と、第2リンク部材83とはそれぞれが軸部95を回動中心として互いに回転可能に接続されていて、パンタグラフ機構を構成する。スライド部材61(スライド部材)の前側には、1対の第1支持部70が、左右方向において間隔を隔てて設けられている。1対の第1支持部70それぞれは、挿通孔75が形成された第1ガイドボス76を備える。第2リンク部材の一端側には挿通口92が形成されている。1対の第1支持部70の間に第2リンク部材83が配置され、2つの挿通孔75および挿通口92に挿通軸94が挿通されることにより、第2リンク部材83はスライド部材61に対して回動可能に接続される。一方、第2リンク部材83の他端側は、保持部材63に設けられた嵌合穴106に回動可能に接続されている。また、1対の第1リンク部材82の一端側は、本体に対して固定された本体側嵌合部100に回動可能に接続されている。一方、1対の第1リンク部材82の他端側は、保持部材63に設けられたガイド穴105に回動可能、かつ、前後方向に移動可能に接続されている。
以上の構成により、スライド部材61がスライド移動すると、1対の第1リンク部材82と、第2リンク部材83とが互いに回動し、光プリントヘッドが露光位置と退避位置との間で往復移動する。
特開2013−134370号公報
しかしながら、特許文献1の構成には、次のような課題がある。第1リンク部材と第3リンク部材とが左右方向において重なった領域(交差領域)は、第1リンク部材と第3リンク部材とが回動することに伴って感光ドラムから離れる方向に向けて移動する。そして、交差領域がこのように移動することに伴って、光プリントヘッドも感光ドラムから離れる方向に向けて移動する。ここで、特許文献1に開示の構成では、第1リンク部材よりも後側で前後方向において第1リンク部材と重なる領域と、第3リンク部材よりも前側で前後方向において第3リンク部材と重なる領域と、の2つの領域が左右方向において重なる領域内にスライド部材の一部が位置する。そのため、交差領域はスライド部材よりも上方にしか位置することが出来ず、感光ドラムから離れる方向へ向けての光プリントヘッドの移動可能量が制限されてしまっていた。
上記課題に対して、本発明の画像形成装置は、装置本体に対して回転可能な感光ドラムと、前記感光ドラムを露光するための位置である露光位置から前記露光位置よりも前記感光ドラムから離れた退避位置に向けて移動可能な光プリントヘッドと、前記装置本体の手前側から奥側へ向けて前記光プリントヘッドの長手方向にスライド移動するスライド部材と、一端側が前記長手方向における前記スライド部材の手前側に回動可能に接続され且つ他端側が前記長手方向における前記光プリントヘッドの手前側に回動可能に接続され、前記一端側が前記他端側よりも前記スライド移動の方向における下流側となるように前記スライド部材と前記光プリントヘッドとに接続された第1リンク部材と、一端側が前記長手方向における前記スライド部材の奥側に回動可能に接続され且つ他端側が前記長手方向における前記光プリントヘッドの奥側に回動可能に接続され、前記一端側が前記他端側よりも前記スライド移動の方向における下流側となるように前記スライド部材と前記光プリントヘッドとに接続された第2リンク部材と、前記長手方向における前記スライド部材の手前側の端部よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記装置本体に対して回動可能に接続された第3リンク部材であって、前記装置本体との接続部分よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第1リンク部材の一端側と前記第1リンク部材の他端側との間に回動可能に接続されるために、一部が前記第1リンク部材の回動軸線の方向において前記第1リンク部材と重なるように配置された前記第3リンク部材と、を備え、前記光プリントヘッドが前記退避位置に位置する場合において、前記第1リンク部材と前記第3リンク部材とが前記回動軸線の方向において重なる領域のうち少なくとも一部の領域が前記スライド部材と前記回動軸線の方向において重なるように、前記スライド部材は、前記第1リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第1リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第3リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第3リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記回動軸線の方向において重なる領域より前記回動軸線の方向において外側に配置されていることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、装置本体に対して回転可能な感光ドラムと、前記感光ドラムを露光するため位置である露光位置から前記露光位置よりも前記感光ドラムから退避した退避位置に向けて移動可能な光プリントヘッドと、前記装置本体の手前側から奥側へ向けて前記光プリントヘッドの長手方向にスライド移動するスライド部材と、一端側が前記長手方向における前記スライド部材の奥側に回動可能に接続され且つ他端側が前記長手方向における前記光プリントヘッドの奥側に回動可能に接続され、前記一端側が前記他端側よりも前記スライド移動の方向における下流側となるように前記スライド部材と前記光プリントヘッドとに接続された第1リンク部材と、一端側が前記長手方向における前記スライド部材の手前側に回動可能に接続され且つ他端側が前記長手方向における前記光プリントヘッドの手前側に回動可能に接続され、前記一端側が前記他端側よりも前記スライド移動の方向における下流側となるように前記スライド部材と前記光プリントヘッドとに接続された第2リンク部材と、前記第1リンク部材の一端側と前記第2リンク部材の一端側との間において前記装置本体に対して回動可能に接続された第3リンク部材であって、前記装置本体との接続部分よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第1リンク部材の一端側と前記第1リンク部材の他端側との間に回動可能に接続されるために、一部が前記第1リンク部材の回動軸線の方向において前記第1リンク部材と重なるように配置された前記第3リンク部材と、を備え、前記光プリントヘッドが前記退避位置に位置する場合において、前記第1リンク部材と前記第3リンク部材とが前記回動軸線の方向において重なる領域のうち少なくとも一部の領域が前記スライド部材と前記回動軸線の方向において重なるように、前記スライド部材は、前記第1リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第1リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第3リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第3リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記回動軸線の方向において重なる領域より前記回動軸線の方向において外側に配置されていることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、装置本体に対して回転可能な感光ドラムと、前記感光ドラムを露光するための位置である露光位置から前記露光位置よりも前記感光ドラムから退避した退避位置に向けて移動可能な光プリントヘッドと、前記装置本体の奥側から手前側へ向けて前記光プリントヘッドの長手方向にスライド移動するスライド部材と、一端側が前記長手方向における前記スライド部材の手前側に回動可能に接続され且つ他端側が前記長手方向における前記光プリントヘッドの手前側に回動可能に接続され、前記一端側が前記他端側よりも前記スライド移動の方向における下流側となるように前記スライド部材と前記光プリントヘッドとに接続された第1リンク部材と、一端側が前記長手方向における前記スライド部材の奥側に回動可能に接続され且つ他端側が前記長手方向における前記光プリントヘッドの奥側に回動可能に接続され、前記一端側が前記他端側よりも前記スライド移動の方向における下流側となるように前記スライド部材と前記光プリントヘッドとに接続された第2リンク部材と、前記第1リンク部材の一端側と前記第2リンク部材の一端側との間において前記装置本体に対して回動可能に接続された第3リンク部材であって、前記装置本体との接続部分よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第1リンク部材の一端側と前記第1リンク部材の他端側との間に回動可能に接続されるために、一部が前記第1リンク部材の回動軸線の方向において前記第1リンク部材と重なるように配置された前記第3リンク部材と、を備え、前記光プリントヘッドが前記退避位置に位置する場合において、前記第1リンク部材と前記第3リンク部材とが前記回動軸線の方向において重なる領域のうち少なくとも一部の領域が前記スライド部材と前記回動軸線の方向において重なるように、前記スライド部材は、前記第1リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第1リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第3リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第3リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記回動軸線の方向において重なる領域より前記回動軸線の方向において外側に配置されていることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、装置本体に対して回転可能な感光ドラムと、前記感光ドラムを露光するための位置である露光位置から前記露光位置よりも前記感光ドラムから退避した退避位置に向けて移動可能な光プリントヘッドと、前記装置本体の手前側から奥側へ向けて前記光プリントヘッドの長手方向にスライド移動するスライド部材と、一端側が前記長手方向における前記スライド部材の奥側に回動可能に接続され且つ他端側が前記長手方向における前記光プリントヘッドの奥側に回動可能に接続され、前記一端側が前記他端側よりも前記スライド移動の方向における下流側となるように前記スライド部材と前記光プリントヘッドとに接続された第1リンク部材と、一端側が前記長手方向における前記スライド部材の手前側に回動可能に接続され且つ他端側が前記長手方向における前記光プリントヘッドの手前側に回動可能に接続され、前記一端側が前記他端側よりも前記スライド移動の方向における下流側となるように前記スライド部材と前記光プリントヘッドとに接続された第2リンク部材と、前記長手方向における前記スライド部材の奥側の端部よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記装置本体に対して回動可能に接続された第3リンク部材であって、前記装置本体との接続部分よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第1リンク部材の一端側と前記第1リンク部材の他端側との間に回動可能に接続されるために、一部が前記第1リンク部材の回動軸線の方向において前記第1リンク部材と重なるように配置された前記第3リンク部材と、を備え、前記光プリントヘッドが前記退避位置に位置する場合において、前記第1リンク部材と前記第3リンク部材とが前記回動軸線の方向において重なる領域のうち少なくとも一部の領域が前記スライド部材と前記回動軸線の方向において重なるように、前記スライド部材は、前記第1リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第1リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第3リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第3リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記スライド部材に対して回動する前記第1リンク部材の回動軸線の方向において重なる領域より前記回動軸線の方向において外側に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、交差領域は左右方向においてスライド部材と重なる位置に位置することが可能である。したがって、従来の構成に比べて、感光ドラムから離れる方向へ向けての光プリントヘッドの移動可能量が増加する。
画像形成装置の概略断面図。 画像形成装置におけるドラムユニット周囲の斜視図。 露光ユニットの概略斜視図。 基板、LEDチップ、及びレンズアレイを説明するための概略図。 光プリントヘッドの概略側面図。 移動機構の手前側の概略斜視図。 リンク部材の動作を説明するための図。 リンク部材とスライド部材との位置関係を説明するための図。 リンク部材とスライド部材との位置関係を説明する比較例の図。 リンク部材について説明するための図。 移動機構の手前側に設けられたリンク部材を説明するための図。 カバーの概略斜視図。
以下に本発明を実施するにあたり好ましい実施の形態を、添付の図面を用いて説明する。ただし、本説明に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明を本説明に記載した実施の形態だけに限るものではない。
(画像形成装置)
まず、画像形成装置1の概略構成を説明する。図1(a)は画像形成装置1の概略断面図である。図1(a)に示す画像形成装置1は読取装置を備えていないカラープリンタ(SFP:Singl Function Printer)であるが、実施の形態は読取装置を備える複写機であってもよい。また、実施の形態は、図1(a)に示すような複数の感光ドラム103を備えるカラー画像形成装置に限られず、1つの感光ドラム103を備えるカラー画像形成装置やモノクロ画像を形成する画像形成装置でも良い。
図1(a)に示す画像形成装置1は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成する4基の画像形成部102Y、102M、102C、102K(以下、総称して単に「画像形成部102」とも称する)を備える。また、画像形成部102Y、102M、102C、102Kは、それぞれ感光ドラム103Y、103M、103C、103K(以下、総称して単に「感光ドラム103」とも称する)を備える。また、画像形成部102Y、102M、102C、102Kは、感光ドラム103Y、103M、103C、103Kをそれぞれ帯電させる帯電器104Y、104M、104C、104K(以下、総称して単に「帯電器104」とも称する)を備える。また、画像形成部102Y、102M、102C、102Kは、感光ドラム103Y、103M、103C、103Kを露光する光を出射する露光光源としてのLED(Light Emitting Diode、以下LEDと記載)露光ユニット500Y、500M、500C、500K(以下、総称して単に「露光ユニット500」とも称する)を備える。さらに、画像形成部102Y、102M、102C、102Kは、感光ドラム103上の静電潜像をトナーによって現像し、感光ドラム103上に各色のトナー像を現像する現像器106Y、106M、106C、106K(以下、総称して単に「現像器106」とも称する)を備える。なお、符号に付されたY、M、C、Kはトナーの色を示している。
図1(a)に示す画像形成装置1は感光ドラム103を下方から露光する、いわゆる「下面露光方式」を採用する画像形成装置である。以下、下面露光方式を採用する画像形成装置を前提として説明を進めるが、実施の形態としては図1(b)に示す画像形成装置2のような感光ドラム103を上方から露光する「上面露光方式」を採用する画像形成装置でも構わない。図1(b)中において図1(a)と同じ構成を示す箇所には同符合を示す。
画像形成装置1は、感光ドラム103に形成されたトナー像が転写される中間転写ベルト107と、感光ドラム103に形成されたトナー像を当該中間転写ベルトに順次転写させる一次転写ローラ108(Y、M、C、K)を備える。また、画像形成装置1は、中間転写ベルト107上のトナー像を給紙部101から搬送されてきた記録紙Pに転写させる二次転写ローラ109と、二次転写された画像を記録紙Pに定着させる定着器100を備える。
(画像形成プロセス)
露光ユニット500Yは帯電器104Yによって帯電された感光ドラム103Yの表面を露光する。これにより、感光ドラム103Yには静電潜像が形成される。次に、現像器106Yは感光ドラム103Yに形成された静電潜像をイエローのトナーによって現像する。感光ドラム103Yの表面に現像されたイエローのトナー像は、一次転写ローラ108Yによって中間転写ベルト107上に転写される。マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像も同様の画像形成プロセスで中間転写ベルト107に転写される。
中間転写ベルト107上に転写された各色のトナー像は、中間転写ベルト107によって二次転写部T2まで搬送される。二次転写部T2に配置された二次転写ローラ109にはトナー像を記録紙Pに転写するための転写バイアスが印加されている。二次転写部T2まで搬送されたトナー像は、二次転写ローラ109の転写バイアスによって、給紙部101から搬送されてきた記録紙Pに転写される。トナー像が転写された記録紙Pは定着器100に搬送される。定着器100は、熱と圧力によって記録紙Pにトナー像を定着させる。定着器100によって定着処理がなされた記録紙Pは、排紙部111に排出される。
(ドラムユニットおよび現像ユニット)
画像形成装置1には、感光ドラム103を備えるドラムユニット518Y、518M、518C、518K(以下、総称して単に「ドラムユニット518」とも称する)が取り付けられる。ドラムユニット518は、ユーザやメンテナンス者等の作業者によって交換されるカートリッジである。ドラムユニット518は感光ドラム103を回転可能に支持している。具体的には、感光ドラム103は、ドラムユニット518の枠体によって回転可能に支持されている。なお、ドラムユニット518は帯電器104やクリーニング装置を備えてない構成でも構わない。
また、本実施例の画像形成装置1にはドラムユニット518とは別体の現像ユニット641Y、641M、641C、641K(以下、総称して単に「現像ユニット641」とも称する)が取り付けられている。本実施例の現像ユニット641は、図1(a)に示す現像器106とトナー収容部とが一体化されたカートリッジである。現像器106は、現像剤を担持する現像スリーブ(不図示)を備える。現像ユニット641にはトナーとキャリアを攪拌するためのスクリュを回転させるためのギアが複数設けられている。これらのギアが経年劣化等した際には、作業者が現像ユニット641を画像形成装置1の装置本体から取り外して交換する。なお、ドラムユニット518および現像ユニット641の実施の形態は、上記ドラムユニット518と現像ユニット641が一体化されたプロセスカートリッジでも構わない。
図2(a)は、画像形成装置1が備えるドラムユニット518周辺および現像ユニット641周辺の概略構造を示す斜視図である。また、図2(b)はドラムユニット518が装置本体の外側から画像形成装置1に挿入されている様子を示す図である。
図2(a)に示すように画像形成装置1は、板金で形成される前側板642と、同じく板金で形成される後側板643を備える。前側板642は画像形成装置1の手前側に設けられた側壁である。前側板642は画像形成装置1本体の手前側において装置本体の筐体の一部を成す。後側板643は画像形成装置1の後ろ側に設けられた側壁である。後側板643は画像形成装置1本体の奥側において装置本体の筐体の一部を成す。図2(a)に示すように、前側板642と後側板643は対面して配置され、両者の間には梁としての不図示の板金が橋架されている。前側板642と後側板643と不図示の梁とはそれぞれ画像形成装置1の枠体の一部を構成する。
ここで、本実施例の画像形成装置1若しくはその構成部材に関して、正面側若しくは手前側とは、ドラムユニット518を装置本体に対して出し入れ(挿抜)する側である。また、ユーザが画像形成装置1を操作するときに画像形成装置に対して立つ側のことである。背面側若しくは奥側とはその反対側である。
画像形成装置1の手前側からドラムユニット518、および現像ユニット641を挿抜できるように、前側板642には開口が形成されている。ドラムユニット518、および現像ユニット641は、開口を介して画像形成装置1本体の所定の位置に装着される(装着位置)。また、画像形成装置1は、装着位置に装着されたドラムユニット518と現像ユニット641の双方の手前側を覆うカバー558Y、558M、558C、558K(以下、総称して単に「カバー558」とも称する)を備える。カバー558は、一端がヒンジによって画像形成装置1本体に固定されており、ヒンジによって画像形成装置1本体に対して回動可能となっている。作業者がカバー558を開いて本体内のドラムユニット518あるいは現像ユニット641を取り出し、新しいドラムユニット518あるいは現像ユニット641を挿入してカバー558を閉じることによって交換作業が完了する。
ここで、図2(a)および図2(b)に示すように、以下の説明では装置本体に対して前側板642側を前側(手前側若しくは正面側)、後側板643側を後側(奥側若しくは背面側)と定義する。また、ブラックのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Kを基準としたとき、イエローのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Yが配置されている側を右側と定義する。イエローのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Yを基準としたとき、ブラックのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Kが配置されている側を左側と定義する。さらに、ここで定義した前後方向および左右方向に垂直な方向であって鉛直方向上向きを上方向、また、ここで定義した前後方向および左右方向に垂直な方向であって鉛直方向下向きを下方向と定義する。定義した前方向、後方向、右方向、左方向、上方向、下方向を図2に示す。また、以下の本文で記載する感光ドラム103の回転軸線方向とは、図2に示す前後方向と略一致する方向である。
(露光ユニット)
次に、光プリントヘッド105を含む露光ユニット500について説明する。ここで、電子写真方式の画像形成装置に採用される露光方式の一例として、半導体レーザの照射ビームを回転するポリゴンミラーなどで走査しf−θレンズ等を介して感光ドラムを露光するレーザビーム走査露光方式がある。本実施例で説明する「光プリントヘッド105」は、感光ドラム103の回転軸線方向に沿って配列されたLED等の発光素子を用いて感光ドラム103を露光するLED露光方式に用いられるものであって、上記に言うレーザビーム走査露光方式には用いられない。
本実施例で説明する露光ユニット500は、感光ドラム103の回転軸線よりも鉛直方向下側に設けられており、光プリントヘッド105が有するLED503が感光ドラム103を下方から露光する。ただし、露光ユニット500が感光ドラム103の回転軸線よりも鉛直方向上側に設けられ、感光ドラム103を上方から露光する構成でも構わない(図1(b)参照)。図3は、本実施例の画像形成装置1が備える露光ユニット500の概略斜視図である。
図3より、露光ユニット500は、光プリントヘッド105と移動機構640とを備える。光プリントヘッド105は、レンズアレイ506と、基板502(図3では不図示)と、保持体505と、第1当接ピン514と、第2当接ピン515とを備える。
第1当接ピン514と第2当接ピン515とがドラムユニット518に突き当たることでレンズアレイ506と感光ドラム103との間に間隙が形成され、画像形成時における感光ドラム103に対する光プリントヘッド105の位置が決まる。移動機構640は、第1リンク機構861と、第2リンク機構862と、スライド部材525とを備える。第1リンク機構861はリンク部材651とリンク部材653とを備える。第2リンク機構862はリンク部材652とリンク部材654とを備える。不図示のカバー558の開閉動作に伴いスライド部材525が前後方向にスライド移動する。スライド部材525のスライド移動に連動して第1リンク機構861と第2リンク機構862とが駆動し、光プリントヘッド105が上下に移動する。移動機構640の詳しい動作については後述する。ドラムユニット518の枠体のうち当接ピン514(及び当接ピン515)が突き当たる部分には、例えばこれら当接ピン514(及び朗接ピン515)の先端が5mm程度嵌まる嵌合孔が設けられている。これにより、光プリントヘッド105は感光ドラム103に対して正確に位置決めされる。
次に光プリントヘッド105の構造を説明するにあたり、保持体505について説明する。保持体505は、後述する基板502とレンズアレイ506を保持するホルダーである。本実施例においては、光プリントヘッド105自体の軽量化やコスト低減の観点から、保持体505の材質に樹脂を採用しているが、金属製でも構わない。
露光ユニット500は感光ドラム103の回転軸線よりも鉛直方向下側に設けられており、光プリントヘッド105が有するLED503が感光ドラム103を下方から露光する。なお、露光ユニット500は感光ドラム103の回転軸線よりも鉛直方向上側に設けられ、光プリントヘッド105が有するLED503が感光ドラム103を上方から露光する構成でも構わない。
次に、保持体505に保持される基板502について説明する。図4(a)は基板502の概略斜視図である。図4(b1)は基板502に設けられた複数のLED503の配列を示す。図4(b2)は、図4(b1)の拡大図である。
基板502にはLEDチップ639が実装されている。図4(a)に示すように、基板502の一方の面にはLEDチップ639が設けられ、他方の面にはコネクタ504が設けられている。基板502には各LEDチップ639に信号を供給するための配線が設けられている。コネクタ504には、不図示のフレクシブルフラットケーブル(FFC)の一端が接続される。画像形成装置1本体には基板が設けられている。基板は制御部とコネクタとを備える。FFCの他端は、このコネクタに接続されている。基板502には、画像形成装置1本体の制御部からFFCおよびコネクタ504を介して制御信号が入力される。LEDチップ639は、基板502に入力された制御信号によって駆動される。
基板502に実装されるLEDチップ639についてさらに詳しく説明する。図4(b1)および(b2)に示すように、基板502の一方の面には複数のLEDチップ639−1〜639−29(29個)が配列されている。各LEDチップ639−1〜639−29には、発光素子の一例であるLEDが、LEDチップの長手方向に沿って複数個一列に並べられている。各LEDチップ639−1〜639−29はそれぞれ516個のLEDを備える。LEDチップ639の長手方向において隣り合うLEDの中心間距離k2は画像形成装置1の解像度に対応している。本実施例の画像形成装置1の解像度は1200dpiであるので、LEDチップ639−1〜639−29LEDチップ639の長手方向において、LEDは隣接するLEDの中心間距離が21.16μmとなるように一列に配列されている。そのため、本実施例の光プリントヘッド105の露光範囲は約316mmとなる。感光ドラム103の感光層は316mm以上の幅で形成されている。A4サイズの記録紙の長辺の長さおよびA3サイズの記録紙の短辺の長さは297mmであるため、本実施例の光プリントヘッド105は、A4サイズの記録紙およびA3サイズの記録紙に画像形成可能な露光範囲を有している。
LEDチップ639−1から639−29は、感光ドラム103の回転軸線方向に沿って二列となるよう交互に配置されている。すなわち、図4(b1)に示すように、左側から数えて奇数番目のLEDチップ639−1、639−3、・・・639−29が基板502の長手方向に一列に実装され、偶数番目のLEDチップ639−2、639−4、・・・639−28が基板502の長手方向に一列に実装されている。LEDチップ639をこのように配置することで、図4(b2)に示すように、LEDチップ639の長手方向において、隣り合う異なるLEDチップ639における一方のLEDチップ639の一端と他方のLEDチップ639の他端とに配置されたLEDの中心間距離k1を一つのLEDチップ639上における隣り合うLEDの中心間距離k2と等しくすることができる。
なお、本実施例では露光光源にLEDを用いる構成を例示するが、露光光源として有機EL(Organic Electro Luminescence)を用いても良い。
次に、レンズアレイ506について説明する。図4(c1)はレンズアレイ506を感光ドラム103側から見た時の概略図である。また、図4(c2)はレンズアレイ506の概略斜視図である。図4(c1)に示すように、これら複数のレンズは複数のLED503の配列方向に沿って二列に並べられている。各レンズは、一方の列のレンズの配列方向において隣り合うレンズの両方に接するように他方の列のレンズの一つが配置されるよう交互に配置されている。各レンズは、円柱状の硝子製のロッドレンズである。なお、レンズの材質は硝子製に限らず、プラスチック製でも構わない。レンズの形状についても円柱状に限らず、例えば六角柱等の多角柱でも構わない。
図4(c2)に示す点線Zはレンズの光軸を示す。光プリントヘッド105は前述の移動機構640によって当該点線Zで示すレンズの光軸に概ね沿った方向に移動させられる。ここで言うレンズの光軸とは、レンズの光出射面の中心と当該レンズの焦点とを結ぶ線を意味する。図4に示すように、LEDから出射された放射光はレンズアレイ506に含まれるレンズに入射する。レンズは入射した放射光を感光ドラム103の表面上に集光させる機能を有する。レンズアレイ506は、LEDの発光面とレンズの光入射面との距離と、レンズの光出射面と感光ドラム103の表面との距離と、が略等しくなるように光プリントヘッド105の組み立て時のレンズ取付部701に対する取付位置が調整される。
(移動機構)
本実施例の画像形成装置1は、図2で説明したように、ドラムユニット518を交換する際、装置本体の奥側から手前側へと向かう方向にドラムユニット518をスライド移動させる。光プリントヘッド105が感光ドラム103表面近傍に位置している状態でドラムユニット518が移動されると、感光ドラム103の表面が光プリントヘッド105に接触し、感光ドラム103の表面に傷がついてしまう虞がある。また、ドラムユニット518の枠体がレンズアレイ506に接触し、レンズアレイ506に傷がついてしまう虞もある。そのため、感光ドラム103を露光する露光位置(図5(a))と露光位置よりもドラムユニット518から退避した退避位置(図5(b))との間で、光プリントヘッド105を往復移動させる構造が必要である。光プリントヘッド105が露光位置(図5(a))に位置する状態でスライド部材525が矢印A方向にスライド移動すると光プリントヘッド105は退避位置(図5(b))へ向かって移動する。一方、光プリントヘッド105が退避位置(図5(b))に位置する状態でスライド部材525が矢印B方向にスライド移動すると光プリントヘッド105は露光位置(図5(a))へ向かって移動する。ここで、「スライド移動する方向」と言ったときは、光プリントヘッド105を露光位置から退避位置へ向けて移動させるために、スライド部材525を移動させるときのスライド部材525の移動方向を指す。図5を例にとると矢印A方向が「スライド移動する方向」と一致する。作業者は、スライド部材525をスライド移動する方向へ向けて移動させることで、光プリントヘッド105は感光ドラム103から離れる方向へ向けて移動する。
図6(a)は、第1支持部527を不図示とした移動機構640の手前側を左側から見た概略斜視図である。また、図6(b)は、第1支持部527を不図示とした移動機構640の手前側を右側から見た概略斜視図である。移動機構640はスライド部材525と、第3支持部526(支持部材)と、第1リンク機構861を備える。第3支持部526は、支持軸531と、E型止め輪533と、を備える。また、第3支持部526は、壁部741(第1壁部)と壁部742(第2壁部)とを備える。第3支持部は板金で形成された長尺の金属部材であって、光プリントヘッド105に対して感光ドラム103が配置されている側とは反対側に配置されている。図6に示すように、第3支持部526はコの字状に折り曲げられた板金である。第3支持部526がコの字状に折り曲げられることで壁部741と壁部742とは左右方向において対向する。支持軸531は、コの字型に加工された第3支持部526の対向する面(壁部741と壁部742)に形成された開口に挿入されている。支持軸531は第3支持部526の右側面および左側面を貫通している。支持軸531は、第3支持部526の開口から抜け落ちないように左側面の外側でE型止め輪533にて留められている。一方、図6(a)に示すようにスライド部材525には前後方向に延びる長孔691が形成されている。長孔691はスライド部材525を左右方向に貫通した孔である。支持軸531はスライド部材525の長孔691に挿入されている。すなわち、支持軸731は、スライド部材525に形成された長孔691を介して壁部741と壁部742とを連結する。
以上のような構造により、スライド部材525は、第3支持部526に対して上下方向の移動が規制され、長孔691の前後方向の長さの分だけ第3支持部526に対してスライド移動可能となる。
また、スライド部材525の一端側には左側から下側に亘って収納スペース562を有するスライド補助部材539が取り付けられている。スライド補助部材539はスライド部材525に対して左側からビス留めされることで固定されている。収納スペース562には後述するカバー558が備える加圧部561が収納される。収納スペース562と加圧部561との関係および構造的特徴については、後で述べるカバー558についての説明と合わせて記載する。
以下、図6(a)、図6(b)、および図7を用いて、第1リンク機構861について説明する。図7(a)は、第1リンク機構861を感光ドラム103の回転軸線に沿った面で切断した断面図である。第1リンク機構861は、リンク部材651(第1リンク部材)と、リンク部材653(第3リンク部材)と、を備える。本実施例のリンク部材651およびリンク部材653はそれぞれ単一のリンク部材であるが、複数のリンク部材を組み合わせて構成しても良い。
リンク部材651は、軸受部610、突起655、および接続軸部538、を備える。軸受部610はリンク部材651の長手方向におけるリンク部材651の一端側に設けられている。突起655は、リンク部材651の長手方向におけるリンク部材651の他端側に形成されている。また、この突起655は、リンク部材651の回動軸線の方向に延びる円柱状の突起である。接続軸部538はリンク部材651の長手方向において軸受部610と突起655との間に設けられている。なお、突起655に代えてリンク部材651の長手方向の一端側が回動軸線の方向に屈曲した構造でも構わない。
軸受部610には図6(a)の左右方向に延びる円形の中空孔が形成されている。スライド部材525には嵌合軸部534が設けられている。嵌合軸部534はスライド部材525から図6(a)の左側立設した円柱状の突起である。嵌合軸部534は軸受部610の孔に対して回動可能に嵌合される。これにより、リンク部材651は嵌合軸部534の中心軸線を回動中心としてスライド部材525に対して回動可能となっている。ここで、嵌合軸部534がリンク部材651側に形成され、軸受部610がスライド部材525に形成されていても構わない。
突起655はリンク部材651から立設した円柱形状の突起である。突起655は光プリントヘッド105の保持体505の手前側に回動可能に接続されている。
リンク部材653は、接続軸部530を備える。接続軸部530はリンク部材653の長手方向におけるリンク部材653の一端側に設けられている。接続軸部530はリンク部材653から図7(a)の左側に立設した円柱状の突起である。接続軸部530は第3支持部526に形成された孔に回転可能に挿入される。ここで、接続軸部530はリンク部材653ではなく、第3支持部526に形成されていても構わない。すなわち、リンク部材653に形成された孔に対して第3支持部526に形成された接続軸部530が挿入されていてもよい。リンク部材653の長手方向のリンク部材653の他端側には、図7(a)の左右方向に延びる円形の孔が形成されている。この孔にはリンク部材651の接続軸部538が回転可能に挿入されている。すなわち、リンク部材653は、接続軸部530の中心軸線を回動中心として第3支持部526に対して回動可能である。また、リンク部材653は、接続軸部538の中心軸線を回動中心としてリンク部材651に対して回動可能となっている。ここで、接続軸部538はリンク部材651ではなく、リンク部材653に形成されていても構わない。すなわち、リンク部材651に形成された孔にリンク部材653に形成された接続軸部538が挿入されてもよい。
なお、第3支持部526の奥側には支持軸531と同様の機能を有する軸が設けられ、スライド部材525の奥側には長孔691と同様の機能を有する孔が形成されている。移動機構640の奥側は移動機構640の手前側と同等の構造が設けられている。第2リンク機構862の構成は、上で説明した第1リンク機構861の構成と同じである。第2リンク機構862が備えるリンク部材652およびリンク部材654は、それぞれリンク部材651およびリンク部材653に対応する。なお、移動機構640はリンク部材653もしくはリンク部材654のいずれか一方を省略した構造でも構わない。
まとめると、リンク部材651は、その一端側(軸受部610が形成されている側)がスライド部材525の手前側に回動可能に接続され且つ他端側(突起655が形成されている側)は光プリントヘッド105の手前側に回動可能に接続されている。リンク部材651は、リンク部材651の一端側が他端側よりもスライド移動の方向における下流側(奥側)に位置するように傾いて配置されている。一方、リンク部材652は、一端側がスライド部材525の奥側に回動可能に接続され且つ他端側は光プリントヘッド105の奥側に回動可能に接続されている。リンク部材652は、リンク部材652の一端側が他端側よりもスライド移動の方向における下流側(奥側)に位置するように傾いて配置されている。
また、リンク部材653は、その一端側(接続軸部530が形成されている側)が第3支持部526の手前側に回動可能に接続され且つ他端側はリンク部材651の一端側と他端側との間に回動可能に接続されている。リンク部材653は、リンク部材653の一端側がリンク部材の他端側よりもスライド移動する方向における上流側(手前側)となるように傾いた状態で配置されている。リンク部材653と第3支持部526との接続部分は、スライド部材525の手前側の端部よりも装置本体の奥側に位置する。すなわち、スライド部材525は、リンク部材653より右側を通るように配置されている。なお、スライド部材525は、リンク部材653より左側を通るように配置されていても構わない。同様に、リンク部材654は、その一端側が第3支持部526の手前側に回動可能に接続され且つ他端側はリンク部材652の一端側と他端側との間に回動可能に接続されている。リンク部材654は、リンク部材652の一端側がリンク部材の他端側よりもスライド移動する方向における上流側(手前側)となるように傾いた状態で配置されている。
以上の構成により、スライド部材525が第3支持部526に対して手前側から奥側へスライド移動すると、スライド部材525と共に軸受部610に嵌合した嵌合軸部534が第3支持部526に対して手前側から奥側へスライド移動する。これにより、図7(a)に示すように第1リンク機構861を右側から見た時、リンク部材651は嵌合軸部534の中心軸を回動中心として時計回りに回動する。また、リンク部材653は接続軸部530を回動中心として反時計回りに回動する。リンク部材651とリンク部材653とが前述のように回動することによって、突起655が露光位置から退避位置へと向かう方向へ移動する。
一方、スライド部材525が、第3支持部526に対して奥側から手前側へスライド移動するとスライド部材525と共に軸受部610に嵌合した嵌合軸部534が第3支持部526に対して奥側から手前側へスライド移動する。これにより、図7(a)に示すように第1リンク機構861を右側から見た時、リンク部材651は嵌合軸部534の中心軸を回動中心として反時計回りに回動する。また、リンク部材653は接続軸部530を回動中心として時計回りに回動する。リンク部材651とリンク部材653とが前述のように回動することによって、突起655は退避位置から露光位置へと向かう方向へ移動する。
ここで、第1リンク機構861を前後方向で逆の構造、すなわち第1リンク部材651の一端側の方が第3リンク部材653の一端側よりも手前側となるように配置し、第2リンク機構862を前後方向で逆の構造、すなわち第2リンク部材の一端側が第4リンク部材の一端側よりも手前側となるように配置しても構わない。このように配置することで、スライド部材525が手前側から奥側へスライド移動すると光プリントヘッド105が退避位置から露光位置に向けて移動し、スライド部材525が奥側から手前側へスライド移動すると光プリントヘッド105が露光位置から退避位置に向けて移動する構成となる。この場合、後述するカバー558は、開状態から閉状態への移動時にスライド部材525を手前側から奥側へ押し込み、閉状態から開状態への移動時にスライド部材525を奥側から手前側へ引き込む。
なお、図7(a)および(b)に示すように、リンク部材653の長手方向の長さはリンク部材651の長手方向の長さよりも短い。第1リンク機構861及び第2リンク機構862はλ型のリンク機構を成している。
ここで、(1)接続軸部538の回動中心軸と軸受部610の回動中心軸との距離をL1、(2)接続軸部538の回動中心軸と接続軸部530の回動中心軸との距離をL2、(3)接続軸部538の回動中心軸と突起655の回動中心軸との距離をL3とする。本実施例において第1リンク機構861は、距離L1、L2、L3は互いに等しい、いわゆるスコットラッセル機構を成す(図7(b)参照)。距離L1、L2、L3は等しくすることによって、嵌合軸部534のスライド移動方向に対して突起655が垂直に移動(図7(b)の点線A上)するため、上記のリンク機構において光プリントヘッド105をレンズの略光軸方向に移動させることができる。光プリントヘッド105がレンズの略光軸方向に移動する時、保持体505の奥側は、第2支持部528が備える第1壁面588と第2壁面589とが形成する間隙内を移動する。これにより、保持体505が左右方向に傾倒することを防止する。
(リンク部材とスライド部材との位置関係)
次に、図8〜図11を用いて、リンク部材(651〜654)とスライド部材525との位置関係について説明する。
図8は移動機構640の手前側を説明するための模式図である。図8において、リンク部材710は移動機構640におけるリンク部材651に相当し、リンク部材711は移動機構640におけるリンク部材653に相当する。また、スライド部材719は移動機構640におけるスライド部材525に相当する。スライド部材719は、紙面を正面から見たとき、リンク部材710とリンク部材711の双方よりも紙面の正面側に位置する。すなわち、図6に示すように、スライド部材719(スライド部材525)は、リンク部材710(リンク部材651)とリンク部材711(リンク部材653)とよりも右側に位置する。なお、スライド部材719(スライド部材525)は、必ずしもリンク部材710(リンク部材651)とリンク部材711(リンク部材653)とよりも右側に配置される必要はなく、左側に配置されていても構わない。
リンク部材710の一端側は、スライド部材719の手前側に形成された突起が嵌合する軸受部718を有する。軸受部718は、例えば円筒状で中空の孔が形成された軸受である。この軸受部718にスライド部材719に形成された突起が嵌合する。軸受部718は移動機構640で言うところの軸受部610に相当する。リンク部材710は、軸受部718に嵌合した突起の中心軸線を回動中心軸としてスライド部材719に対して回動する。言い換えれば、リンク部材710はスライド部材719の手前側に回動可能に接続されている。図8においては図示していないが、リンク部材651と同様、リンク部材710の他端側は光プリントヘッド105の手前側に回動可能に接続されている。
リンク部材711の一端側は、スライド部材719の手前側の端部よりも奥側において装置本体に対して固定された部材に回動可能に接続されている。リンク部材711の一端側には接続軸部717が形成されている。この接続軸部717が装置本体に固定されて設けられた軸受けに嵌る。接続軸部717は、移動機構640で言うところの接続軸部538に相当する。また、リンク部材711は、リンク部材711の他端側がリンク部材710の一端側と左右方向(リンク部材710のスライド部材719に対する回動軸線方向)において重なるように配置されている。図8において斜線で示した領域715(交差領域)はリンク部材710とリンク部材711とが左右方向において重なる領域である。この交差領域内においてリンク部材710とリンク部材711とは互いに回動可能に接続され、接続軸部716が形成される。リンク部材710(リンク部材711)は接続軸部716を回動中心としてリンク部材711(リンク部材710)に対して回動する。
図8(a)におけるリンク部材710及びリンク部材711の位置は、光プリントヘッド105が露光位置に位置するときの位置である。また、図8(c)におけるリンク部材710及びリンク部材711の位置は、光プリントヘッド105が退避位置に位置するときの位置である。図8(b)におけるリンク部材710及びリンク部材711の位置は、光プリントヘッド105を露光位置から退避位置に向けて移動させるために回動している途中の状態を示す図である。図8(a)の状態からスライド部材719が手前側から奥側へと向けてスライド移動すると、リンク部材710及びリンク部材711がそれぞれ回動する。リンク部材710は紙面を正面から見たとき、軸受部718に嵌合した時を回動中心として反時計周りに回動し、リンク部材711は紙面を正面から見たとき接続軸部717を回動中心として時計周りに回動する。これにより、リンク部材710の他端側が感光ドラム103から離れる方向へ向けて移動する。ここで説明した機構は、図示しないが移動機構640と同様、光プリントヘッド105の奥側にも設けられている。すなわち、ユーザやサービスマン等の作業者によって、スライド部材719が手前側から奥側へ向けてスライド移動されると光プリントヘッド105は露光位置から退避位置に向けて移動する。
ここで、光プリントヘッド105が退避位置に位置する状態を示す図8(c)に着目する。前述したように、スライド部材719は紙面を正面から見たときに、リンク部材710とリンク部材711とよりも正面側に位置するように配置されている。そのため、リンク部材710とリンク部材711とが、光プリントヘッド105を露光位置から退避位置へ向けて移動させるために回動したとき、交差領域715の少なくとも一部の領域とスライド部材719とが左右方向において重なる。図8(a)〜(c)に示すように、スライド部材719が手前側から奥側に向けて移動されることに連動して、リンク部材710とリンク部材711とが回動していくと、交差領域715が感光ドラム103から離れる方向へ向けて移動する。なお、光プリントヘッド105が退避位置に移動した場合に、交差領域715の全領域がスライド部材719と左右方向において重なってもより、交差領域715が感光ドラム103から離れるほど、光プリントヘッド105も感光ドラム103から離れた位置に位置することになる。
図9は従来技術を説明するための比較例としての図である。スライド部材729は、紙面を正面から見たとき、リンク部材721よりも紙面の正面側かつリンク部材720よりも閉めの奥側に位置する。すなわち、スライド部材729とリンク部材721とリンク部材720の配置は、スライド部材729をリンク部材721の回動中心軸の方向に関して一方側と他方側とからリンク部材721とリンク部材720とで挟むような配置になっている。
リンク部材721の一端側は、スライド部材729の手前側に形成された突起が嵌合する軸受部728を有する。軸受部728は、例えば円筒状で中空の孔が形成された軸受である。この軸受部728にスライド部材729に形成された突起が嵌合する。軸受部728は移動機構640で言うところの軸受部610に相当する。この突起がスライド部材729に形成された孔に嵌合することで、軸受部728が形成される。リンク部材721は、軸受部728に嵌合した突起の中心軸を回動中心軸としてスライド部材729に対して回動する。言い換えれば、リンク部材721はスライド部材729の手前側に回動可能に接続されている。図9においては図示していないが、リンク部材721の他端側は光プリントヘッド105の手前側に回動可能に接続されている。
リンク部材720の一端側は、スライド部材729の手前側の端部よりも奥側において装置本体に対して固定された部材に回動可能に接続され、接続軸部727を形成する。また、リンク部材720は、リンク部材720の他端側がリンク部材721の一端側と左右方向(リンク部材721のスライド部材729に対する回動軸線方向)において重なるように配置されている。図9において斜線で示した領域725(交差領域)はリンク部材720とリンク部材721とが左右方向において重なる領域である。この交差領域内においてリンク部材720とリンク部材721とは互いに回動可能に接続され、接続軸部726が形成される。リンク部材720(リンク部材721)は接続軸部726を回動中心としてリンク部材721(リンク部材720)に対して回動する。
図9(a)におけるリンク部材720及びリンク部材721の位置は、光プリントヘッド105が露光位置に位置するときの位置である。また、図9(b)におけるリンク部材720及びリンク部材721の位置は、光プリントヘッド105が退避位置に位置するときの位置である。図9(a)の状態からスライド部材729が手前側から奥側へと向けてスライド移動すると、リンク部材720及びリンク部材721がそれぞれ回動する。リンク部材720は紙面を正面から見たとき、軸受部728に嵌合した突起の中心軸を回動中心として反時計周りに回動し、リンク部材721は紙面を正面から見たとき接続軸部727を回動中心軸として時計周りに回動する。これにより、リンク部材720の他端側が感光ドラム103から離れる方向へ向けて移動する。ここで説明した機構は、図示しないが移動機構640と同様、光プリントヘッド105の奥側にも設けられている。すなわち、ユーザやサービスマン等の作業者によって、スライド部材729が手前側から奥側へ向けてスライド移動されると光プリントヘッド105は露光位置から退避位置に向けて移動する。
ここで、光プリントヘッド105が退避位置に位置する状態を示す図9(b)に着目する。前述したように、スライド部材729は紙面を正面から見たときに、リンク部材720より正面側かつリンク部材721より奥側に位置するように配置されている。そのため、リンク部材720とリンク部材721とが、光プリントヘッド105を露光位置から退避位置へ向けて移動させるために回動したとき、交差領域725とスライド部材729とが左右方向において重なることはない。リンク部材720とリンク部材721とが、光プリントヘッド105を露光位置から退避位置へ向けて移動させるために回動していくと、スライド部材729の上部がリンク部材720やリンク部材721と接触してしまう。本発明の機構を示す図8と従来の機構を示す図9とを比較することにより、リンク部材720とリンク部材721それぞれの回動可能量は制限されてしまっていることが分かる。
図10は移動機構640の手前側からリンク部材651及びリンク部材653以外の部材を取り外した状態を模した図である。図10において、リンク部材710は移動機構640におけるリンク部材651に相当し、リンク部材711は移動機構640におけるリンク部材653に相当する。また、スライド部材719は移動機構640におけるスライド部材525に相当する。なお、図10(a)〜(c)におけるリンク部材710とリンク部材711の状態は、図8(a)〜(c)におけるリンク部材710とリンク部材711の状態に対応する。
図10において斜線で示す領域730は、リンク部材710よりスライド移動の方向における上流側(手前側)の領域とリンク部材711よりスライド移動の方向における下流側(奥側)の領域とが左右方向(リンク部材710のスライド部材719に対する回動軸線の方向)において重なる領域を示す。図9を用いて説明した従来技術の機構の場合、スライド部材729はこの領域730を通過しているが、図8を用いて説明した本発明の機構の場合、スライド部材719は領域730の外部に配置されている。従来の機構のように、スライド部材729が領域730内に配置されていた場合、スライド部材729が手前側から奥側へ向けてスライド移動されてリンク部材720とリンク部材721とが回動していくと、リンク部材720やリンク部材721がスライド部材729に接触してしまう。一方、本発明の移動機構640のように、スライド部材719が領域730外に配置されていた場合、スライド部材729が手前側から奥側へ向けてスライド移動されてリンク部材720とリンク部材721とが回動しても、リンク部材720やリンク部材721がスライド部材729に接触することはない。
また、従来の機構のように、リンク部材720やリンク部材721がスライド部材729に接触してしまうことを防ぐため、スライド部材729をリンク部材720とリンク部材721とよりも下方に配置する方法も考え得る。すなわち、スライド部材729を領域730と上下方向(光プリントヘッド105の長手方向とリンク部材721の回動軸線の方向との双方に垂直な方向)において重なる位置に配置する方法である。しかし、このように配置した場合、露光ユニット全体が上下方向に大型化することになり望ましくない。加えて、露光ユニット全体として上下方向に大型化してしまうと、結果として光プリントヘッド105が感光ドラム103に近付いて配置されることになってしまう。本実施例の移動機構640においても、スライド部材525は、リンク部材651〜654と上下方向において重なる位置には配置されていない。
図11は移動機構640の手前側の概略斜視図である。図11において斜線で示す領域630は、リンク部材651より手前側の領域とリンク部材653より奥側の領域とが左右方向において重なる領域を示す。図10を用いて説明したように、スライド部材525は領域630内には配置されていない。スライド部材525は領域630に対して左右方向に間隔をあけて配置されている。
(カートリッジカバー)
次に図12を用いてカバー558について説明する。
図12(a)は移動機構640に取り付けられたカバー558を右側から見た斜視図、図12(b)は移動機構640に取り付けられたカバー558を左側から見た斜視図、図12(c)はカバー558が取り付けられた前側板642を説明する図、図12(d)はカバー558を不図示とした前側板642の図である。ユーザやメンテナンス者などの作業者は、カバー558を開状態(図12(c))にすることでドラムユニット518を装置本体から取り外すことができる。閉じられたカバー558はドラムユニット518、現像ユニット641の挿抜経路上に位置する。そのため、カバー558が閉状態であると、作業者はドラムユニット518、現像ユニット641の交換作業を行うことができない。作業者は、カバー558を開くことによってドラムユニット518を交換することができ、作業終了後にカバー558を閉じる。
図12(a)および図12(b)に示すように、カバー558は回動軸部(559、560)と加圧部561とを備える。回動軸部559はカバー558の右側に突出する円柱形状の突起である。一方、回動軸部560はカバー558の左側に突出する円柱形状の突起である。なお、回動軸線563は、回動軸部(559、560)を回動中心として回動するカバー558の回動中心軸である。
図12(b)に示すように、加圧部561は、カバー558が前側板642に取り付けられた状態の時、スライド部材525の手前側に設けられたスペース内に位置する。カバー558が回動軸線563を回動中心として回動すると、その回動に連動して加圧部561がスライド部材525を前後方向に移動させる。具体的には、作業者がカバー558を閉状態から開状態に向けて回動させると、加圧部561はスライド部材525を手前側から奥側へ向けて移動させる。スライド部材525が手前側から奥側へ向けて移動することに連動して光プリントヘッド105は露光位置から退避位置へ向けて移動する。すなわち、作業者がカバー558を開けると光プリントヘッド105が退避位置へ向けて移動し、感光ドラム103と光プリントヘッド105との間隔が広がる。これにより、作業者はドラムユニット518を光プリントヘッド105に接触させることなく、ドラムユニット518の交換作業を行うことができる。一方、作業者がカバー558を開状態から閉状態に向けて回動させると、加圧部561はスライド部材525を奥側から手前側へ向けて移動させる。スライド部材525が奥側から手前側へ向けて移動することに連動して光プリントヘッド105は退避位置から露光位置へ向けて移動する。
なお、スライド部材525をスライド移動させる構成はカバー558に限定されるものではない。例えば、不図示の前扉の開閉に連動してスライド部材525がスライド移動するように構成しても良い。また、カバー558や扉のような被覆部材ではなく、レバーのような回動部材の回動に連動してスライド部材525がスライド移動するように構成しても良い。
図12(c)および図12(d)に示すように、前側板642には、カバー558の回動軸部559が嵌合する軸受部材621と、回動軸部560が嵌合する軸受部材622が設けられている。そして、図12(c)に示すように、カバー558の回動軸部559が前側板642の軸受部材621に回動可能に嵌合し、回動軸部560が前側板642の軸受部材622に回動可能に嵌合している。
以上、本実施例によれば、図9の比較例に示した従来の構造よりも光プリントヘッド105を感光ドラム103から退避させることが出来る。
105 光プリントヘッド
500 LED露光ユニット
505 保持体
525 スライド部材
630 領域
640 移動機構
651 リンク部材
653 リンク部材
655 突起
710 リンク部材
711 リンク部材
715 交差領域
716 接続軸部
717 接続軸部
718 軸受部
719 スライド部材
730 領域
861 リンク機構

Claims (32)

  1. 装置本体に対して回転可能な感光ドラムと、
    前記感光ドラムを露光するための位置である露光位置から前記露光位置よりも前記感光ドラムから離れた退避位置に向けて移動可能な光プリントヘッドと、
    前記装置本体の手前側から奥側へ向けて前記光プリントヘッドの長手方向にスライド移動するスライド部材と、
    一端側が前記長手方向における前記スライド部材の手前側に回動可能に接続され且つ他端側が前記長手方向における前記光プリントヘッドの手前側に回動可能に接続され、前記一端側が前記他端側よりも前記スライド移動の方向における下流側となるように前記スライド部材と前記光プリントヘッドとに接続された第1リンク部材と、
    一端側が前記長手方向における前記スライド部材の奥側に回動可能に接続され且つ他端側が前記長手方向における前記光プリントヘッドの奥側に回動可能に接続され、前記一端側が前記他端側よりも前記スライド移動の方向における下流側となるように前記スライド部材と前記光プリントヘッドとに接続された第2リンク部材と
    前記長手方向における前記スライド部材の手前側の端部よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記装置本体に対して回動可能に接続された第3リンク部材であって、前記装置本体との接続部分よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第1リンク部材の一端側と前記第1リンク部材の他端側との間に回動可能に接続されるために、一部が前記第1リンク部材の回動軸線の方向において前記第1リンク部材と重なるように配置された前記第3リンク部材と、を備え、
    前記光プリントヘッドが前記退避位置に位置する場合において、前記第1リンク部材と前記第3リンク部材とが前記回動軸線の方向において重なる領域のうち少なくとも一部の領域が前記スライド部材と前記回動軸線の方向において重なるように、前記スライド部材は、前記第1リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第1リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第3リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第3リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記回動軸線の方向において重なる領域より前記回動軸線の方向において外側に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記スライド部材は前記第3リンク部材と前記回動軸線の方向において重なり且つ前記スライド部材は前記第1リンク部材と前記第3リンク部材とは前記長手方向と前記回動軸線の方向との双方に垂直な方向において重ならないように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記光プリントヘッドが前記退避位置に位置する場合において、前記第1リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第1リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第3リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第3リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記回動軸線の方向において重なる領域は、全領域が前記スライド部材と前記回動軸線の方向において重なっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1リンク部材の一端側と前記第2リンク部材の一端側との間で前記装置本体に対して回動可能に接続された第4リンク部材であって、前記装置本体との接続部分よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第2リンク部材の一端側と前記第2リンク部材の他端側との間に回動可能に接続されるために、一部が前記回動軸線の方向において前記第2リンク部材と重なるように配置された前記第4リンク部材を備え、
    前記光プリントヘッドが前記退避位置に位置する場合において、前記第2リンク部材と前記第4リンク部材とが前記回動軸線の方向において重なる領域のうち少なくとも一部の領域が前記スライド部材と前記回動軸線の方向において重なるように、前記スライド部材は、前記第2リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第2リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第4リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第4リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記回動軸線の方向において重なる領域より前記回動軸線の方向において外側に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記スライド部材は、前記第2リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第2リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第4リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第4リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記回動軸線の方向において重なる領域よりも外側に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記スライド部材は、前記第4リンク部材と前記回動軸線の方向において重なり且つ前記第2リンク部材と前記第4リンク部材とは前記長手方向と前記回動軸線の方向との双方に垂直な方向において重ならないように配置されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記光プリントヘッドが前記退避位置に位置する場合において、前記第2リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第2リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第4リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第4リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記回動軸線の方向において重なる領域は、全領域が前記スライド部材と前記回動軸線の方向において重なっていることを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 装置本体に対して回転可能な感光ドラムと、
    前記感光ドラムを露光するため位置である露光位置から前記露光位置よりも前記感光ドラムから退避した退避位置に向けて移動可能な光プリントヘッドと、
    前記装置本体の手前側から奥側へ向けて前記光プリントヘッドの長手方向にスライド移動するスライド部材と、
    一端側が前記長手方向における前記スライド部材の奥側に回動可能に接続され且つ他端側が前記長手方向における前記光プリントヘッドの奥側に回動可能に接続され、前記一端側が前記他端側よりも前記スライド移動の方向における下流側となるように前記スライド部材と前記光プリントヘッドとに接続された第1リンク部材と、
    一端側が前記長手方向における前記スライド部材の手前側に回動可能に接続され且つ他端側が前記長手方向における前記光プリントヘッドの手前側に回動可能に接続され、前記一端側が前記他端側よりも前記スライド移動の方向における下流側となるように前記スライド部材と前記光プリントヘッドとに接続された第2リンク部材と、
    前記第1リンク部材の一端側と前記第2リンク部材の一端側との間において前記装置本体に対して回動可能に接続された第3リンク部材であって、前記装置本体との接続部分よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第1リンク部材の一端側と前記第1リンク部材の他端側との間に回動可能に接続されるために、一部が前記第1リンク部材の回動軸線の方向において前記第1リンク部材と重なるように配置された前記第3リンク部材と、を備え、
    前記光プリントヘッドが前記退避位置に位置する場合において、前記第1リンク部材と前記第3リンク部材とが前記回動軸線の方向において重なる領域のうち少なくとも一部の領域が前記スライド部材と前記回動軸線の方向において重なるように、前記スライド部材は、前記第1リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第1リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第3リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第3リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記回動軸線の方向において重なる領域より前記回動軸線の方向において外側に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記スライド部材は前記第3リンク部材と前記回動軸線の方向において重なり且つ前記スライド部材は前記第1リンク部材と前記第3リンク部材とは前記長手方向と前記回動軸線の方向との双方に垂直な方向において重ならないように配置されていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記光プリントヘッドが前記退避位置に位置する場合において、前記第1リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第1リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第3リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第3リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記回動軸線の方向において重なる領域は、全領域が前記スライド部材と前記回動軸線の方向において重なっていることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記長手方向における前記スライド部材の手前側の端部よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記装置本体に対して回動可能に接続された第4リンク部材であって、前記装置本体との接続部分よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第2リンク部材の一端側と前記第2リンク部材の他端側との間に回動可能に接続されるために、一部が前記回動軸線の方向において前記第2リンク部材と重なるように配置された前記第4リンク部材を備え、
    前記光プリントヘッドが前記退避位置に位置する場合において、前記第2リンク部材と前記第4リンク部材とが前記回動軸線の方向において重なる領域のうち少なくとも一部の領域が前記スライド部材と前記回動軸線の方向において重なるように、前記スライド部材は、前記第2リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第2リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第4リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第4リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記回動軸線の方向において重なる領域より前記回動軸線の方向において外側に配置されていることを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記スライド部材は、前記第2リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第2リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第4リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第4リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記回動軸線の方向において重なる領域よりも外側に配置されていることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記スライド部材は前記第4リンク部材と前記回動軸線の方向において重なり且つ前記スライド部材は前記第2リンク部材と前記第4リンク部材とは前記長手方向と前記回動軸線の方向との双方に垂直な方向において重ならないように配置されていることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記光プリントヘッドが前記退避位置に位置する場合において、前記第2リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第2リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第4リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第4リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記回動軸線の方向において重なる領域は、全領域が前記スライド部材と前記回動軸線の方向において重なっていることを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 装置本体に対して回転可能な感光ドラムと、
    前記感光ドラムを露光するための位置である露光位置から前記露光位置よりも前記感光ドラムから退避した退避位置に向けて移動可能な光プリントヘッドと、
    前記装置本体の奥側から手前側へ向けて前記光プリントヘッドの長手方向にスライド移動するスライド部材と、
    一端側が前記長手方向における前記スライド部材の手前側に回動可能に接続され且つ他端側が前記長手方向における前記光プリントヘッドの手前側に回動可能に接続され、前記一端側が前記他端側よりも前記スライド移動の方向における下流側となるように前記スライド部材と前記光プリントヘッドとに接続された第1リンク部材と、
    一端側が前記長手方向における前記スライド部材の奥側に回動可能に接続され且つ他端側が前記長手方向における前記光プリントヘッドの奥側に回動可能に接続され、前記一端側が前記他端側よりも前記スライド移動の方向における下流側となるように前記スライド部材と前記光プリントヘッドとに接続された第2リンク部材と、
    前記第1リンク部材の一端側と前記第2リンク部材の一端側との間において前記装置本体に対して回動可能に接続された第3リンク部材であって、前記装置本体との接続部分よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第1リンク部材の一端側と前記第1リンク部材の他端側との間に回動可能に接続されるために、一部が前記第1リンク部材の回動軸線の方向において前記第1リンク部材と重なるように配置された前記第3リンク部材と、を備え、
    前記光プリントヘッドが前記退避位置に位置する場合において、前記第1リンク部材と前記第3リンク部材とが前記回動軸線の方向において重なる領域のうち少なくとも一部の領域が前記スライド部材と前記回動軸線の方向において重なるように、前記スライド部材は、前記第1リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第1リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第3リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第3リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記回動軸線の方向において重なる領域より前記回動軸線の方向において外側に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  16. 前記スライド部材は前記第3リンク部材と前記回動軸線の方向において重なり且つ前記スライド部材は前記第1リンク部材と前記第3リンク部材とは前記長手方向と前記回動軸線の方向との双方に垂直な方向において重ならないように配置されていることを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記光プリントヘッドが前記退避位置に位置する場合において、前記第1リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第1リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第3リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第3リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記回動軸線の方向において重なる領域は、全領域が前記スライド部材と前記回動軸線の方向において重なっていることを特徴とする請求項15または請求項16のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  18. 前記長手方向における前記スライド部材の奥側の端部よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記装置本体に対して回動可能に接続された第4リンク部材であって、前記装置本体との接続部分よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第2リンク部材の一端側と前記第2リンク部材の他端側との間に回動可能に接続されるために、一部が前記回動軸線の方向において前記第2リンク部材と重なるように配置された前記第4リンク部材を備え、
    前記光プリントヘッドが前記退避位置に位置する場合において、前記第2リンク部材と前記第4リンク部材とが前記回動軸線の方向において重なる領域のうち少なくとも一部の領域が前記スライド部材と前記回動軸線の方向において重なるように、前記スライド部材は、前記第2リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第2リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第4リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第4リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記回動軸線の方向において重なる領域より前記回動軸線の方向において外側に配置されていることを特徴とする請求項15から請求項17のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  19. 前記スライド部材は、前記第2リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第2リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第4リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第4リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記回動軸線の方向において重なる領域よりも外側に配置されていることを特徴とする請求項18に記載の画像形成装置。
  20. 前記スライド部材は前記第4リンク部材と前記回動軸線の方向において重なり且つ前記スライド部材は前記第2リンク部材と前記第4リンク部材とは前記長手方向と前記回動軸線の方向との双方に垂直な方向において重ならないように配置されていることを特徴とする請求項18または請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 前記光プリントヘッドが前記退避位置に位置する場合において、前記第2リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第2リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第4リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第4リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記回動軸線の方向において重なる領域は、全領域が前記スライド部材と前記回動軸線の方向において重なっていることを特徴とする請求項18から請求項20のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  22. 装置本体に対して回転可能な感光ドラムと、
    前記感光ドラムを露光するための位置である露光位置から前記露光位置よりも前記感光ドラムから退避した退避位置に向けて移動可能な光プリントヘッドと、
    前記装置本体の手前側から奥側へ向けて前記光プリントヘッドの長手方向にスライド移動するスライド部材と、
    一端側が前記長手方向における前記スライド部材の奥側に回動可能に接続され且つ他端側が前記長手方向における前記光プリントヘッドの奥側に回動可能に接続され、前記一端側が前記他端側よりも前記スライド移動の方向における下流側となるように前記スライド部材と前記光プリントヘッドとに接続された第1リンク部材と、
    一端側が前記長手方向における前記スライド部材の手前側に回動可能に接続され且つ他端側が前記長手方向における前記光プリントヘッドの手前側に回動可能に接続され、前記一端側が前記他端側よりも前記スライド移動の方向における下流側となるように前記スライド部材と前記光プリントヘッドとに接続された第2リンク部材と、
    前記長手方向における前記スライド部材の奥側の端部よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記装置本体に対して回動可能に接続された第3リンク部材であって、前記装置本体との接続部分よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第1リンク部材の一端側と前記第1リンク部材の他端側との間に回動可能に接続されるために、一部が前記第1リンク部材の回動軸線の方向において前記第1リンク部材と重なるように配置された前記第3リンク部材と、を備え、
    前記光プリントヘッドが前記退避位置に位置する場合において、前記第1リンク部材と前記第3リンク部材とが前記回動軸線の方向において重なる領域のうち少なくとも一部の領域が前記スライド部材と前記回動軸線の方向において重なるように、前記スライド部材は、前記第1リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第1リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第3リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第3リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記スライド部材に対して回動する前記第1リンク部材の回動軸線の方向において重なる領域より前記回動軸線の方向において外側に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  23. 前記スライド部材は前記第3リンク部材と前記回動軸線の方向において重なり且つ前記スライド部材は前記第1リンク部材と前記第3リンク部材とは前記長手方向と前記回動軸線の方向との双方に垂直な方向において重ならないように配置されていることを特徴とする請求項22に記載の画像形成装置。
  24. 前記光プリントヘッドが前記退避位置に位置する場合において、前記第1リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第1リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第3リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第3リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記回動軸線の方向において重なる領域は、全領域が前記スライド部材と前記回動軸線の方向において重なっていることを特徴とする請求項22または請求項23に記載の画像形成装置。
  25. 前記第1リンク部材の一端側と前記第2リンク部材の一端側との間において前記装置本体に対して回動可能に接続された第4リンク部材であって、前記装置本体との接続部分よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第2リンク部材の一端側と前記第2リンク部材の他端側との間に回動可能に接続されるために、一部が前記回動軸線の方向において前記第2リンク部材と重なるように配置された前記第4リンク部材を備え、
    前記光プリントヘッドが前記退避位置に位置する場合において、前記第2リンク部材と前記第4リンク部材とが前記回動軸線の方向において重なる領域のうち少なくとも一部の領域が前記スライド部材と前記回動軸線の方向において重なるように、前記スライド部材は、前記第2リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第2リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第4リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第4リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記回動軸線の方向において重なる領域より前記回動軸線の方向において外側に配置されていることを特徴とする請求項22から請求項24のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  26. 前記スライド部材は前記第4リンク部材と前記回動軸線の方向において重なり且つ前記スライド部材は前記第2リンク部材と前記第4リンク部材とは前記長手方向と前記回動軸線の方向との双方に垂直な方向において重ならないように配置されていることを特徴とする請求項25に記載の画像形成装置。
  27. 前記光プリントヘッドが前記退避位置に位置する場合において、前記第2リンク部材よりも前記スライド移動の方向における上流側で前記第2リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、前記第4リンク部材よりも前記スライド移動の方向における下流側で前記第4リンク部材と前記長手方向において重なる領域と、が前記回動軸線の方向において重なる領域は、全領域が前記スライド部材と前記回動軸線の方向において重なっていることを特徴とする請求項25または請求項26に記載の画像形成装置。
  28. 前記光プリントヘッドに対して前記感光ドラムが配置されている側とは反対側において装置本体に固定され、前記スライド部材を前記スライド移動可能に支持する長尺の支持部材を有し、
    前記支持部材は、
    前記回動軸線の方向において前記スライド部材より一方側に設けられた第1壁部と、前記回動軸線の方向において前記スライド部材より他方側に設けられた第2壁部と、
    前記回動軸線の方向において前記第1壁部と前記第2壁部との間に配置された前記スライド部材を前記スライド移動可能に支持するために、前記長手方向に沿って前記スライド部材に形成され前記回動軸線の方向に貫通した長孔を介して、前記第1壁部と前記第2壁部とを連結する支持軸と、
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項27のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  29. 前記装置本体の手前側において前記装置本体の筐体の一部を成す前側板と、
    前記装置本体の奥側において前記装置本体の筐体の一部を成す後側板と、を備え、
    前記長手方向における前記支持部材の手前側は前記前側板に固定され且つ前記長手方向における前記支持部材の奥側は前記後側板に固定されていることを特徴とする請求項28に記載の画像形成装置。
  30. 前記第3リンク部材の一端側は前記支持部材に回動可能に接続されていることを特徴とする請求項28または請求項29に記載の画像形成装置。
  31. 前記スライド部材は金属製であることを特徴とする請求項1から請求項30のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  32. 前記スライド部材は板金であって、前記回動軸線の方向における厚みの長さは前記長手方向と前記回動軸線の方向との双方に垂直な方向における幅の長さよりも短いことを特徴とする請求項31に記載の画像形成装置。
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