JP7027121B2 - 光プリントヘッドを備える画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光プリントヘッドのレンズを清掃するための清掃機構を備える画像形成装置に関する。
プリンタや複写機等の画像形成装置の中には、感光ドラムを露光するための複数の発光素子を備える光プリントヘッドを有するものがある。光プリントヘッドには、発光素子の例としてLED(Light Emitting Diode)や有機EL(Electro Luminescence)等を用いるものがあり、これらの発光素子が感光ドラムの回転軸線方向に沿って、例えば1列や千鳥状に2列で配列されたものが知られている。また、光プリントヘッドは、複数の発光素子から出射される光を感光ドラムに集光させるための複数のレンズを備える。複数のレンズは、複数の発光素子と感光ドラムとの間において、発光素子の配列方向に沿うように感光ドラム表面に対向して配置される。複数の発光素子から出射された光は、レンズを介し感光ドラム表面に集光する。これにより、静電潜像が感光ドラム上に形成される。良好な画像形成が行われるためには、レンズによって集光される位置が感光ドラム表面に位置するように、レンズの光出射面と感光ドラム表面との間隔が精度良く決定される必要がある。
感光ドラムは消耗品であるため定期的に交換される。そのため、感光ドラムを備える交換ユニットは、画像形成装置本体に対して着脱可能な構成となっている。ユーザやサービスマン等の作業者は、交換ユニットを画像形成装置本体から抜き差しして交換することで、画像形成装置のメンテナンスを行うことができる。交換ユニットの交換時は、例えば感光ドラムが光プリントヘッドに接触することを防ぐため、感光ドラムと光プリントヘッドとは一定の距離だけ離れている(交換位置)。一方、画像形成時は、光プリントヘッドは感光ドラムに対し位置決めされた位置に配置される(露光位置)。したがって、一般に光プリントヘッドを交換位置と露光位置とに移動させる移動機構を備える画像形成装置が知られている。
ここで、画像形成装置において光プリントヘッドのような露光装置は、帯電器と現像器との間に設けられることがある。装置の小型化を実現するためには、感光ドラムや光プリントヘッド、帯電器、現像器等の相互間の距離を可能な限り近付けることが有効である。このことから、光プリントヘッドが有するレンズの光出射面が感光ドラムや現像器から落下したトナーによって汚れるという問題があった。レンズの光出射面の汚れは、発光素子から出射される光を部分的に遮光する可能性があり、出力画像の画質低下を生む一原因となる。そこで、このような画質低下を生む原因となるレンズの光出射面の汚れを防ぐため、その清掃手段が提案されている。清掃手段の一例として、例えば特許文献1のような例がある。
特許文献1には、ヘッド本体31に清掃機構80が装着されたLEDプリントヘッド(LPH)30が開示されている。清掃機構80は操作ロッド80Aの先端にロッドレンズアレイ33の上面(光射出面38)を清掃するためのクリーニングパッド80Bを備える。また、操作ロッド80Aの先端には、ヘッド本体31に係合する係合部82が形成されている。係合部82は左右両側にそれぞれ垂下形成されたアーム部82Aを備える。アーム部82Aの先端内側には係合突起82Bが突設されている。係合突起82Bは、ヘッド本体31の側面に形成されたガイド溝37に遊嵌合して、ヘッド本体31に装着されている。操作ロッド80Bの後端側(手前側)には、作業者が清掃機構80を把持するために操作部83が形成されている。作業者は操作部83を把持して、ヘッド本体31に装着された清掃機構80を操作(引き出し・差し戻し)することで、清掃機構80は、係合突起82Bがガイド溝37に遊嵌合した状態でガイド溝37に沿って移動する。以上の構成により、作業者はロッドレンズアレイ33の光射出面38を清掃することができる。
特開2007-72321号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたLPH30では、作業者が清掃機構80を操作した際に以下のような課題が生じる。
特許文献1に開示されている清掃機構は、作業者が清掃機構80を画像形成装置本体の手前側から奥側に向けて移動させていくと、係合突起82Bがヘッド本体31のガイド溝37の後端側(奥側)の縁に当接する機構である。当該機構では、清掃機構80がヘッド本体31に当接した際の衝撃により、ヘッド本体31が動かされる虞がある。そのため、露光位置に移動したヘッド本体31の感光ドラムに対する位置が、所定の位置からずれてしまう(位置ずれを起こす)虞がある。
感光ドラムの露光にLPH30を用いる方法では、画像形成時に、ロッドレンズアレイ33が感光ドラムに対して所定の位置に精度良く位置決めされる必要がある。そのため、感光ドラムに対するヘッド本体31の位置ずれは、画像形成不良を引き起こす一原因と成り得る。
光プリントヘッドの清掃機構には、作業者が清掃部材(清掃機構80に相当)を画像形成装置本体に対して外側から挿入していくと、感光ドラムを備えるドラムユニットに当接する機構も存在する。しかし、当該機構では、清掃部材がドラムユニットに当接した際の衝撃により、ドラムユニットが動かされる虞がある。感光ドラムと光プリントヘッドとの相対位置関係がずれることにより、画像形成不良が生じる可能性が無視できない。
以上より、作業者によって装置本体の外側から挿入される清掃部材が、光プリントヘッド本体(ヘッド本体31)やドラムユニットに当接する機構は、画質の高精細化を実現するにあたって最適な機構とは言い難い。
上記課題に対して、本願発明の画像形成装置は、前記画像形成装置の枠体の一部を構成する側板と、回転可能な感光体を有し、前記側板に形成された開口を介して前記画像形成装置に着脱可能な交換ユニットと、前記感光体を露光する光を出射する発光素子と、前記光を前記感光体に集光させるレンズと、を有する露光ヘッドと、前記レンズの光出射面を清掃する清掃棒であって、作業者が当該清掃棒を前記画像形成装置の外側から前記感光体の回転軸線方向に沿って挿入するための挿入部と、前記側板に固定され、前記挿入部に挿入された前記清掃棒が当該挿入の方向に向けて当接する被当接部と、を備え、前記被当接部は、前記交換ユニットと前記露光ヘッドとは別体であり、前記挿入の方向に関して前記露光ヘッドよりも上流側に位置する、ことを特徴とする。
また、上記課題に対して、本願発明の画像形成装置は、前記画像形成装置の枠体の一部を構成する側板と、回転可能な感光体を有し、前記側板に形成された開口を介して前記画像形成装置に着脱可能な交換ユニットと、前記感光体を露光する光を出射する発光素子と、前記光を前記感光体に集光させるレンズと、を有する露光ヘッドと、前記レンズの光出射面を清掃する清掃棒であって、作業者が当該清掃棒を前記画像形成装置の外側から前記感光体の回転軸線方向に沿って挿入するための挿入部と、前記側板に固定され、前記挿入部に挿入された前記清掃棒が当該挿入の方向に向けて当接する被当接部と、を備え、前記被当接部は、前記交換ユニットと前記露光ヘッドとは別体であり、前記挿入部と一体的に成形されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、作業者によって画像形成装置本体の外側から感光ドラムとレンズアレイの光出射面との間に向けて挿入された清掃部材は、当該清掃部材に設けられた当接部が光プリントヘッドとドラムユニットとは別体として画像形成装置本体に固定された被当接部に当接する。そのため、清掃部材の被当接部が光プリントヘッドおよびドラムユニットに当接することはなく、光プリントヘッドと感光ドラムとの相対位置がずれてしまう虞を低減できる。
画像形成装置の概略断面図。 画像形成装置におけるドラムユニット周囲の斜視図。 露光ユニットの概略斜視図。 光プリントヘッドの基板、LEDチップ、およびレンズアレイを説明するための概略図。 光プリントヘッドの側面図。 移動機構の斜視図。 λ型の第1リンク機構の側面図。 カム機構を用いた移動機構を説明する図。 第1支持部、および第3支持部の斜視図。 第2支持部、後側板、および第2支持部に取り付けられる露光ユニットの斜視図。 カバーの斜視図。 清掃部材の概略斜視図。 清掃部材の当接部が開口部の被当接部に当接する様子を説明する図。 清掃部材の構造について説明する図。 保持体に形成されたレンズ取付部の一端側について説明する図。 開口部および保持体に清掃部材の移動が規制される様子を説明する図。 摺擦部とレンズアレイとの位置関係を説明する図。
以下に本発明を実施するにあたり好ましい実施の形態を、添付の図面を用いて説明する。ただし、本説明に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明を本説明に記載した実施の形態だけに限るものではない。
(画像形成装置)
まず、画像形成装置1の概略構成を説明する。図1(a)は画像形成装置1の概略断面図である。図1(a)に示す画像形成装置1は読取装置を備えていないカラープリンタ(SFP:Singl Function Printer)であるが、実施の形態は読取装置を備える複写機であってもよい。また、実施の形態は、図1(a)に示すような複数の感光ドラム103を備えるカラー画像形成装置に限られず、1つの感光ドラム103を備えるカラー画像形成装置やモノクロ画像を形成する画像形成装置でも良い。
図1(a)に示す画像形成装置1は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成する4基の画像形成部102Y、102M、102C、102K(以下、総称して単に「画像形成部102」とも称する)を備える。また、画像形成部102Y、102M、102C、102Kは、それぞれ感光ドラム103Y、103M、103C、103K(以下、総称して単に「感光ドラム103」とも称する)を備える。また、画像形成部102Y、102M、102C、102Kは、感光ドラム103Y、103M、103C、103Kをそれぞれ帯電させる帯電器104Y、104M、104C、104K(以下、総称して単に「帯電器104」とも称する)を備える。また、画像形成部102Y、102M、102C、102Kは、感光ドラム103Y、103M、103C、103Kを露光する光を出射する露光光源としてのLED(Light Emitting Diode、以下LEDと記載)露光ユニット500Y、500M、500C、500K(以下、総称して単に「露光ユニット500」とも称する)を備える。さらに、画像形成部102Y、102M、102C、102Kは、感光ドラム103上の静電潜像をトナーによって現像し、感光ドラム103上に各色のトナー像を現像する現像器106Y、106M、106C、106K(以下、総称して単に「現像器106」とも称する)を備える。なお、符号に付されたY、M、C、Kはトナーの色を示している。
図1(a)に示す画像形成装置1は感光ドラム103を下方から露光する、いわゆる「下面露光方式」を採用する画像形成装置である。以下、下面露光方式を採用する画像形成装置を前提として説明を進めるが、実施の形態としては図1(b)に示す画像形成装置2のような感光ドラム103を上方から露光する「上面露光方式」を採用する画像形成装置でも構わない。
画像形成装置1は、感光ドラム103に形成されたトナー像が転写される中間転写ベルト107と、感光ドラム103に形成されたトナー像を当該中間転写ベルトに順次転写させる一次転写ローラ108(Y、M、C、K)を備える。また、画像形成装置1は、中間転写ベルト107上のトナー像を給紙部101から搬送されてきた記録紙Pに転写させる二次転写ローラ109と、二次転写された画像を記録紙Pに定着させる定着器100を備える。
(画像形成プロセス)
露光ユニット500Yは帯電器104Yによって帯電された感光ドラム103Yの表面を露光する。これにより、感光ドラム103Yには静電潜像が形成される。次に、現像器106Yは感光ドラム103Yに形成された静電潜像をイエローのトナーによって現像する。感光ドラム103Yの表面に現像されたイエローのトナー像は、一次転写ローラ108Yによって中間転写ベルト107上に転写される。マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像も同様の画像形成プロセスで中間転写ベルト107に転写される。
中間転写ベルト107上に転写された各色のトナー像は、中間転写ベルト107によって二次転写部T2まで搬送される。二次転写部T2に配置された二次転写ローラ109にはトナー像を記録紙Pに転写するための転写バイアスが印加されている。二次転写部T2まで搬送されたトナー像は、二次転写ローラ109の転写バイアスによって、給紙部101から搬送されてきた記録紙Pに転写される。トナー像が転写された記録紙Pは定着器100に搬送される。定着器100は、熱と圧力によって記録紙Pにトナー像を定着させる。定着器100によって定着処理がなされた記録紙Pは、排紙部111に排出される。
(ドラムユニットおよび現像ユニット)
本実施例の画像形成装置1には交換可能な交換ユニットの一例であるドラムユニット518が取り付けられる。ドラムユニット518は、ユーザやメンテナンス者等の作業者によって交換されるカートリッジである。本実施例のドラムユニット518(Y、M、C、K)はドラムユニット518の枠体に対して回転可能に支持された感光ドラム103(Y、M、C、K)を備える。ただし、ドラムユニット518は帯電器104やクリーニング装置を備えてない構成でも構わない。
また、本実施例の画像形成装置1にはドラムユニット518とは別体の現像ユニット641が取り付けられている。本実施例の現像ユニット641は、図1(a)に示す現像器106とトナー収容部とが一体化されたカートリッジである。現像器106は、現像剤を担持する現像剤担持体であるところの現像スリーブを備える。現像ユニット641にはトナーとキャリアを攪拌するためのスクリュを回転させるためのギアが複数設けられている。これらのギアが経年劣化等した際には、作業者が現像ユニット641を画像形成装置1の装置本体から取り外して交換する。なお、ドラムユニット518および現像ユニット641の実施の形態は、上記ドラムユニット518と現像ユニット641が一体化されたプロセスカートリッジでも構わない。
図2(a)は、画像形成装置1が備えるドラムユニット518周辺および現像ユニット641周辺の概略構造を示す斜視図である。また、図2(b)はドラムユニット518が装置本体の外側から画像形成装置1に挿入中の状態を示す図である。
図2(a)に示すように画像形成装置1は、板金で形成される前側板642と、同じく板金で形成される後側板643を備える。前側板642は画像形成装置1の前側に設けられた側壁である。後側板643は画像形成装置1の後ろ側に設けられた側壁である。図2(a)に示すように、前側板642と後側板643は対面して配置され、両者の間には梁としての不図示の板金が橋架されている。前側板642と後側板643と不図示の梁とはそれぞれ画像形成装置1の枠体の一部を構成する。
画像形成装置1の前側からドラムユニット518、および現像ユニット641を挿抜できるように、前側板642には開口が形成されている。ドラムユニット518、および現像ユニット641は、開口を介して画像形成装置1本体の所定の位置に装着される(装着位置)。また、画像形成装置1は、装着位置に装着されたドラムユニット518と現像ユニット641の双方の前側を覆うカバー558(Y、M、C、K)を備える。カバー558は、一端がヒンジによって画像形成装置1本体に固定されており、ヒンジによって画像形成装置1本体に対して回動可能となっている。メンテナンスを行う作業者がカバー558を開いて本体内のドラムユニット518あるいは現像ユニット641を取り出し、新しいドラムユニット518あるいは現像ユニット641を挿入してカバー558を閉じることによって交換作業が完了する。カバー558についての詳しい説明は後述する。
ここで、図2(a)および図2(b)に示すように、以下の説明では前側板642側を前側、後側板643側を後側と定義する。また、ブラックのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Kを基準としたとき、イエローのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Yが配置されている側を右側と定義する。イエローのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Yを基準としたとき、ブラックのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Kが配置されている側を左側と定義する。さらに、ここで定義した前後方向および左右方向に垂直な方向であって鉛直方向上向きを上方向、また、ここで定義した前後方向および左右方向に垂直な方向であって鉛直方向下向きを下方向と定義する。定義した前方向、後方向、右方向、左方向、上方向、下方向を図2に示す。また、以下の本文で記載する感光ドラム103の回転軸線方向における一端側はここで定義する前側を意味し、他端側はここで定義する後側を意味する。前後方向における一端側および他端側に関してもここで定義する前側および後側に対応する。左右方向における一端側はここで定義する右側を意味し、他端側はここで定義する左側を意味する。
(露光ユニット)
次に、光プリントヘッド105を含む露光ユニット500について説明する。ここで、電子写真方式の画像形成装置に採用される露光方式の一例として、半導体レーザの照射ビームを回転するポリゴンミラーなどで走査し、f-θレンズ等を介して感光ドラムを露光するレーザビーム走査露光方式がある。本実施例で説明する「光プリントヘッド105」は、感光ドラム103の回転軸線方向に沿って配列されたLED等の発光素子を用いて感光ドラム103を露光するLED露光方式に用いられるものであって、上記に言うレーザビーム走査露光方式には用いられない。
本実施例で説明する露光ユニット500は、感光ドラム103の回転軸線よりも鉛直方向下側に設けられており、光プリントヘッド105が有するLED503が感光ドラム103を下方から露光する。ただし、露光ユニット500が感光ドラム103の回転軸線よりも鉛直方向上側に設けられ、感光ドラム103を上方から露光する構成でも構わない(図1(b)参照)。図3は、本実施例の画像形成装置1が備える露光ユニット500の概略斜視図である。
図3より、露光ユニット500は、光プリントヘッド105と移動機構640とを備える。光プリントヘッド105は、レンズアレイ506とレンズ取付部701と基板502(図3では不図示)を保持する保持体505と、第1当接部材514(突起の一例)と、第2当接部材515(突起の一例)と、第1当接部材514および第2当接部材515が取り付けられるピン取付部(632、633)とを備える。
第1当接部材514と第2当接部材515とがドラムユニット518に突き当たることでレンズアレイ506と感光ドラム103との間に間隙が形成され、画像形成時の光プリントヘッド105の位置が決まる。移動機構640は、第1リンク機構861と、第2リンク機構862と、スライド部525とを備える。第1リンク機構861はリンク部材651とリンク部材653とを備える。第2リンク機構862はリンク部材652とリンク部材654とを備える。不図示のカバー558の開閉動作に伴いスライド部525が前後方向にスライド移動する。当該スライド部525のスライド移動に連動して第1リンク機構861と第2リンク機構862とが駆動し、光プリントヘッド105が上下に移動する。ドラムユニット518の枠体のうち当接部材(514、515)が突き当たる部分には、例えばこれら当接部材(514、515)の先端が5mm程度嵌まる嵌合孔が設けられている。これにより、光プリントヘッド105は感光ドラム103に対して正確に位置決めされる。移動機構640の詳しい動作機構については後述する。
本実施例においては、第1当接部材514および第2当接部材515は、円柱状のピンとして説明をする。ただし、当該ピンの形状は円柱状に限らず角柱状であっても構わない。また、端部ほど径が細くなる円錐形状でも構わない。さらに、ピンに限らず、保持体505と一体的に成形された突起であっても構わない。
光プリントヘッド105の構造を説明するにあたり、まず保持体505について説明する。保持体505は、後述する基板502と、レンズアレイ506と、第1当接部材514および第2当接部材515とを保持するホルダーである。第1当接部材514と第2当接部材515の機能については、後で詳しく説明する。なお、本実施例における保持体505は樹脂製であるが、金属製でも構わない。以下に、本実施例における、第1当接部材514および第2当接部材515が保持体505から突き出す長さについてまとめる。
・保持体505の上面から突き出す第1当接部材514:7mm
・保持体505の上面から突き出す第2当接部材515:11mm
・保持体505の下面から突き出す第1当接部材514:22mm
・保持体505の下面から突き出す第2当接部材515:22mm
次に、保持体505に保持される基板502について説明する。図4(a)は基板502の概略斜視図である。図4(b1)は基板502に設けられた複数のLED503の配列を示す。図4(b2)は図4(b1)の拡大図である。
基板502にはLEDチップ639が実装されている。図4(a)に示すように、基板502の一方の面にはLEDチップ639が設けられ、他方の面にはコネクタ504が設けられている。基板502には各LEDチップ639に信号を供給するための配線が設けられている。コネクタ504には、不図示のフレキシブルフラットケーブル(FFC)の一端が接続される。画像形成装置1本体には、制御部とコネクタとを備える基板が設けられている。FFCの他端は、当該コネクタに接続されている。基板502には、画像形成装置1本体の制御部からFFCおよびコネクタ504を介して制御信号が入力される。LEDチップ639は、基板502に入力された制御信号によって駆動される。
基板502に実装されたLEDチップ639についてさらに詳しく説明する。図4(b1)および図4(b2)に示すように、基板502の一方の面には複数のLED503(発光素子の一例)が配置された複数のLEDチップ639-1~639-29(29個)が配列されている。各LEDチップ639-1~639-29はそれぞれ、その長手方向に516個のLED503が一列に配列されている。LEDチップ639の長手方向において、隣り合うLED503の中心間距離k2は画像形成装置1の解像度に対応している。本実施例の画像形成装置1の解像度は1200dpiであるので、LEDチップ639-1~639-29LEDチップ639の長手方向において、LED503は隣接するLED503の中心間距離が21.16μmとなるように一列に配列されている。そのため、本実施例の光プリントヘッド105の露光範囲は約314mmとなる。感光ドラム103の感光層は314mm以上の幅で形成されている。A4サイズの記録紙の長辺の長さおよびA3サイズの記録紙の短辺の長さは297mmであるため、本実施例の光プリントヘッド105は、A4サイズの記録紙およびA3サイズの記録紙に画像形成可能な露光範囲を有している。
LEDチップ639-1から639-29は、感光ドラム103の回転軸線方向に沿って二列となるよう交互に配置されている。すなわち、図4(b1)に示すように、左側から数えて奇数番目のLEDチップ639-1、639-3、・・・639-29が基板502の長手方向に一列に実装され、偶数番目のLEDチップ639-2、639-4、・・・639-28が基板502の長手方向に一列に実装されている。LEDチップ639をこのように配置することで、図4(b2)に示すように、LEDチップ639の長手方向において、隣り合う異なるLEDチップ639における一方のLEDチップ639の一端と他方のLEDチップ639の他端とに配置されたLEDの中心間距離k1を一つのLEDチップ639上における隣り合うLED503の中心間距離k2と等しくすることができる。なお、本実施例では露光光源にLED503を用いる構成を例示するが、露光光源として有機EL(Organic Electro Luminescence)を用いても構わない。
次に、レンズアレイ506について説明する。図4(c1)はレンズアレイ506を感光ドラム103側から見た時の概略図である。また、図4(c2)はレンズアレイ506の概略斜視図である。図4(c1)に示すように、複数のレンズが複数のLED503の配列方向に沿って二列に並べられている。各レンズは、一方の列のレンズの配列方向において隣り合うレンズの両方に接するように他方の列のレンズの一つが配置されるよう交互に配置されている。各レンズは、円柱状の硝子製のロッドレンズである。なお、レンズの材質は硝子製に限らず、プラスチック製でも構わない。レンズの形状についても円柱状に限らず、例えば六角柱等の多角柱でも構わない。
図4(c2)に示す点線Zはレンズの光軸を示す。光プリントヘッド105は移動機構640によって点線Zで示すレンズの光軸に概ね沿った方向(上下方向)に移動可能である。ここで言うレンズの光軸とは、レンズの光出射面の中心と当該レンズの焦点とを結ぶ線を意味する。LED503から出射された放射光はレンズアレイ506が備えるレンズに入射する。レンズは入射した放射光を感光ドラム103の表面上に集光させる機能を有する。レンズアレイ506は、LED503の発光面とレンズの光入射面との距離と、レンズの光出射面と感光ドラム103の表面との距離と、が略等しくなるように光プリントヘッド105の組み立て時において、レンズ取付部701(図3参照)に対する取付位置が調整される。
(移動機構)
次に、光プリントヘッド105を上下方向に移動させる必要性とその構造について詳しく説明する。図5は露光ユニット500を右側から見た図である。先に述べたように、本実施例の画像形成装置1は、ドラムユニット518の交換が可能である。ドラムユニット518の交換は、交換対象のドラムユニット518を感光ドラム103の回転軸線方向前側にスライド移動させ、装置本体から取り外すことで行う。光プリントヘッド105が感光ドラム103表面近傍に位置した状態でドラムユニット518を移動させると、例えば感光ドラム103表面とレンズアレイ506とが接触してしまい感光ドラム103の表面が傷つく虞がある。また、ドラムユニット518の枠体等にレンズアレイ506が接触してレンズアレイ506が傷つく虞もある。そのため、ドラムユニット518交換時には、ドラムユニット518と光プリントヘッド105とが接触することがないよう、光プリントヘッド105をドラムユニット518から離しておく必要がある。一方、画像形成時には、光プリントヘッド105は感光ドラム103に対して精度良く位置決めされている必要がある。そのため、光プリントヘッド105を、LED503に感光ドラム103を露光させるために感光ドラム103に対して位置決めされた位置(露光位置と称する:図5(a))とドラムユニット518を交換するために位置決めが解除された位置(交換位置と称する:図5(b))とに往復移動させる機構(移動機構640)が必要である。光プリントヘッド105が露光位置(図5(a))に位置する状態でスライド部525が矢印A方向にスライド移動すると光プリントヘッド105は交換位置(図5(b))へ向けて移動する。一方、光プリントヘッド105が交換位置(図5(b))の状態でスライド部525が矢印B方向にスライド移動すると光プリントヘッド105は露光位置(図5(a))へ向けて移動する。
以下、移動機構640の構造について詳しく説明する。図6(a)は移動機構640の前側を左側から見た概略斜視図である。また、図6(b)は移動機構640の前側を右側から見た概略斜視図である。移動機構640は、第1リンク機構861と、スライド部525と、第3支持部526を備える。第3支持部526は、支持軸531とE型止め輪533を備える。支持軸531は、第3支持部526の左右方向に対向する面(左側面と右側面)に設けられた開口に挿入されている。そして、第3支持部526の開口から抜け落ちないように左側面の外側でE型止め輪533にて留められている。これにより、支持軸531は、第3支持部526の左側面と右側面とを連結した状態で固定される。
スライド部525には、前後方向に延びる長尺の開口である長孔691が形成されている。支持軸531は、当該長孔691に挿入されており、長孔691に対し例えば上下方向において0.1~0.5mm程度の隙間を以て緩嵌している。そのため、スライド部525は第3支持部526に対して上下方向の移動が規制された状態で、長孔691の前後方向の長さの分だけ第3支持部526に対してスライド移動できる。
第1リンク機構861はリンク部材651とリンク部材653とを備える。リンク部材653の長手方向の長さはリンク部材651の長手方向の長さよりも短く、リンク部材651とリンク部材653はλ型のリンク機構を構成している。
第1リンク機構861について図6および図7を用いて説明する。図7(a)は、第1リンク機構861を感光ドラム103の回転軸線に沿った面で左右に切断した断面図を右側から見た図である。リンク部材651およびリンク部材653はそれぞれ単一のリンク部材であるが、複数のリンク部材を組み合わせて構成しても良い。
リンク部材651は、軸受部610と、突起655と、接続軸部538とを備える。軸受部610は中空孔が形成された円柱状の突起であり、リンク部材651の長手方向の一端側において右側に向けて立設している。突起655は、リンク部材651の長手方向の他端側において、リンク部材651の回動軸線方向に立設した円柱状の突起である。この突起が、光プリントヘッド105の保持体505に取り付けられる。接続軸部538は、リンク部材651の長手方向において軸受部610と突起655との間に設けられている。
スライド部525には嵌合軸部534が設けられている。嵌合軸部534はスライド部525から左方向に立設した円柱状の突起である。嵌合軸部534は軸受部610の孔に対して回動可能に嵌合されることで第1接続部を形成する。すなわち、リンク部材651は第1接続部を回動中心としてスライド部525に対して回動可能となっている。なお、実施の形態としては、嵌合軸部534がリンク部材651側に形成され、軸受部610がスライド部525に形成されていても構わない。
リンク部材653は、接続軸部530を備える。接続軸部530はリンク部材653の長手方向の一端側に設けられている。接続軸部530はリンク部材653から左側に立設した円柱状の突起である。接続軸部530は第3支持部526に形成された孔に回転可能に嵌合しており、第3接続部を形成する。ここで、実施の形態としては、接続軸部530はリンク部材653ではなく、第3支持部526に形成されていても構わない。すなわち、リンク部材653に形成された孔に第3支持部526に形成された接続軸部530が回動可能に嵌合していてもよい。
リンク部材653の長手方向の他端側には円形の孔が形成されている。当該孔にはリンク部材651の接続軸部538が回動可能に嵌合しており、接続軸部538とリンク部材653の孔は第4接続部を形成する。すなわち、リンク部材653は、第3接続部を回動中心に第3支持部526に対して回動可能であり、第4接続部を回動中心にリンク部材651に対して回動可能となっている。なお、実施の形態としては、接続軸部538はリンク部材651ではなく、リンク部材653に形成されていても構わない。すなわち、リンク部材651に形成された孔にリンク部材653に形成された接続軸部538が回動可能に嵌合していてもよい。
第2リンク機構862の構成についても、上で説明した第1リンク機構861の構成と同様である。第2リンク機構862が備えるリンク部材652およびリンク部材654は、それぞれリンク部材651およびリンク部材653に対応する。また、第1接続部に対応して、リンク部材652の長手方向の一端側とスライド部525との接続部分は第2接続部を構成する。なお、移動機構640の実施の形態はリンク部材653とリンク部材654のいずれか一方を省略しても良い。
以上の構成により、スライド部525が第3支持部526に対して前側から後側へスライド移動すると、スライド部525と共に嵌合軸部534に嵌合した軸受部610が、第3支持部526に対して前側から後側へスライド移動する。これにより、第1リンク機構861を右側から見た時、リンク部材651は嵌合軸部534を回動中心として時計回りに回動し、かつ、リンク部材653は接続軸部530を回動中心として反時計回りに回動する。よって、突起655が露光位置から退避位置へと向かう方向へ移動する。
一方、スライド部525が第3支持部526に対して後側から前側へスライド移動すると、リンク部材651およびリンク部材653は図7(a)に記載の矢印とは逆方向に移動する。スライド部525が、第3支持部526に対して後側から前側へスライド移動するとスライド部525と共に嵌合軸部534に嵌合した軸受部610が第3支持部526に対して後側から前側へスライド移動する。これにより、図7(a)に示すように、第1リンク機構861を右側から見た時、リンク部材651は嵌合軸部534を回動中心として反時計回りに回動し、かつ、リンク部材653は接続軸部530を回動中心として時計回りに回動する。よって、突起655は退避位置から露光位置へと向かう方向へ移動する。
ここで、(1)接続軸部538の回動中心軸と軸受部610の回動中心軸との距離をL1、(2)接続軸部538の回動中心軸と接続軸部530の回動中心軸との距離をL2、(3)接続軸部538の回動中心軸と突起655の回動中心軸との距離をL3とする。移動機構640において第1リンク機構861は、L1、L2、L3が互いに等しいスコットラッセル機構を形成する(図7(b)参照)。距離L1、L2、L3が等しいことで、嵌合軸部534のスライド移動方向に対して突起655が垂直に移動(図7(b)の点線A上)するため、上記のリンク機構において光プリントヘッド105をレンズの略光軸方向に移動させることができる。
なお、実施の形態としては、第1リンク機構861(第2リンク機構862)におけるリンク部材651(リンク部材652)とリンク部材653(リンク部材654)との組み合わせを前後方向で逆の構造、すなわちリンク部材651(リンク部材652)の全長の方がリンク部材653(リンク部材654)の全長よりも短く、リンク部材653(リンク部材654)の一端側と他端側との間にリンク部材651(リンク部材652)が取り付けられた構造でも構わない。この場合、スライド部525を前側から後側へスライド移動させると光プリントヘッド105が退避位置から露光位置に向けて移動し、スライド部525を後側から前側へスライド移動させると光プリントヘッド105が露光位置から退避位置に向けて移動する。後述するカバー558は、スライド部525と連結され、カバー558の開状態から閉状態への移動に連動してスライド部525が前側から後側へ移動し、カバー558の閉状態から開状態への移動に連動してスライド部525が後側から前側へ移動する構造となる。
また、光プリントヘッド105を移動させる機構は移動機構640に限らず、図8に示す移動機構940でも構わない。以下、図8を用いて移動機構940について説明する。なお、移動機構640を構成する部材と実質的に同じ機能を有する部材には同じ符合を付して説明し、重複する説明は省略する場合がある。
図8に示すように、スライド部525の前側および後側には第1カム部112および第2カム部113が設けられている。また、保持体905の前側の下部には移動支持部114が設けられ、保持体905の後側の下部には移動支持部115が設けられている。第1カム部112と第2カム部113は、後側から前側にかけて下る傾斜面を備える。
図8(a)は、露光位置に位置する光プリントヘッド105および移動機構940を右側から見た概略図である。光プリントヘッド105が露光位置に位置する場合に、スライド部525が第3支持部526に対して前側から後側へスライド移動すると、スライド部525と共に第1カム部112と第2カム部113とが第3支持部526に対して前側から後側へスライド移動する。これにより、保持体905に設けられた移動支持部114および移動支持部115の下端が第1カム部112および第2カム部113に沿って露光位置から退避位置へ向けて移動する。
図8(b)は、露光位置に位置する光プリントヘッド105および移動機構940を右側から見た概略図である。光プリントヘッド105が露光位置に位置する場合に、スライド部525が第3支持部526に対して後側から前側へスライド移動すると、スライド部525と共に第1カム部112と第2カム部113とが第3支持部526に対して後側から前側へスライド移動する。これにより、保持体905に設けられた移動支持部114および移動支持部115の下端が第1カム部112および第2カム部113に押し上げられ、露光位置から退避位置へ向けて移動する。
ここで、第1カム部112および第2カム部113のそれぞれが備える傾斜面を前側から後側へかけて下る傾斜面としても構わない。この場合、スライド部525を前側から後側へスライド移動させると光プリントヘッド105が退避位置から露光位置に向けて移動し、スライド部525を後側から前側へスライド移動させると光プリントヘッド105が露光位置から退避位置に向けて移動する。後述するカバー558は、例えばリンク機構を介してスライド部525と連結され、カバー558の開状態から閉状態への移動に連動してスライド部525が前側から後側へ移動し、カバー558の閉状態から開状態への移動に連動してスライド部525が後側から前側へ移動する構造となる。
なお、本実施例では、スライド部525のスライド移動に応じて光プリントヘッド105が露光位置と当該露光位置よりも感光ドラム103から離れた交換位置とに移動される機構を説明したが、実施の形態は当該機構に限られない。例えば、スライド部525やリンク機構(861、862)あるいはカム機構(112、113)を設けず、装置本体に対するドラムユニット518の着脱に応じて光プリントヘッド105が第3支持部526に対して上下移動するように、第3支持部526と保持体505とを連結するバネ等の弾性部材を設けても構わない。このような機構の場合、装置本体の外側からドラムユニット518を装着するとドラムユニット518と接触した光プリントヘッド105がバネを押圧しながら第3支持部526に向けて押し下げられ、光プリントヘッド105が露光位置となる。このような構成の場合、後述する清掃部材572は感光ドラム103の表面を摺擦しながらレンズアレイ506の表面を清掃する構成となる。
図9(a)は第3支持部526の前側が取り付けられる第1支持部527の概略斜視図である。第1支持部527は、第1座面586と、壁部127と、突起601と、ビス孔602と、位置決めボス(603、604)と、ビス孔605と、接触面681とを備える。
第1座面586は、露光位置から退避位置に向けて移動する保持体505の前側の下端が、鉛直方向上側から当接する部分である。保持体505が第1座面586に当接し、光プリントヘッド105が退避位置となる。
第1支持部527は前側板642に固定される。前側板642には位置決めボス(603、604)や、固定用のビスそれぞれに対応する複数の孔が形成されている(不図示)。位置決めボス(603、604)は、前側板642に設けられた孔に挿入される。その状態で第1支持部527のビス孔602から通されたビスによって第1支持部527と前側板642とが固定される。
壁部127は、保持体505の下側から突き出た第1当接部材514を左右方向から挟むように、第1支持部527から後方に向けて立設されている。第1当接部材514の左右側に対向する位置に壁部127が設けられていることで、第1当接部材514は左右方向への移動が制限される。これにより、第1当接部材514が固定されている保持体505の前側も左右方向への移動が制限される。
図9(b)は、第3支持部526の前側が図9(a)に示す点線で囲まれた部分に挿入される様子を説明するための図である。図9(c)は第3支持部526の前側が図9(a)に示す点線で囲まれた部分に挿入された図である。図9(b)および(c)に示すように、第3支持部526はコの字型に折り曲げられた板金である。また、第3支持部526の前側には切欠きが設けられている。当該切欠きと第1支持部527の突起601とが係合することで第1支持部527に対して第3支持部526の左右方向の位置が決まる。第3支持部526は接触面681に接触した状態で、ビス孔602から挿入されたビスによって第1支持部527に対して固定される。
図10(a)は、第3支持部526の後側が取り付けられる第2支持部528の概略斜視図である。第2支持部528は、第2座面587と、壁部128を備える。
第2座面587は、前述した第1座面586と同様の機能を有する。第2座面587には、露光位置から退避位置に向けて移動する保持体505の後側の下側が当接する。すなわち、退避位置に位置する光プリントヘッド105の保持体505は、第1座面586と第2座面587とによって支持されている。
壁部128は、保持体505の下側から突き出た第2当接部材515を左右方向から挟むように、第2支持部528から前方に向けて立設されている。第2当接部材515の左右側に対向する位置に壁部128が設けられていることで、第2当接部材515は左右方向への移動が制限される。これにより、第2当接部材515が固定されている保持体505の後側も左右方向への移動が制限される。先に説明した壁部127が第1当接部材514の左右方向への移動を制限し、かつ壁部128が第2当接部材515の左右方向への移動を制限することで、保持体505は長手方向に亘って左右方向への移動が制限される。すなわち、光プリントヘッド105が、退避位置から露光位置に向けての移動中に左右方向へ移動してしまう虞を低減できる。当該効果を得るためには、第1支持部527と第2支持部528の双方に壁部127(壁部128)が形成されていることが望ましいが、いずれか一方のみでも構わない。
図10(b)に示すように、第2支持部528は後側板643の前側の面に固定されている。第2支持部528は、位置決めボスおよびビスによって後側板643に固定されている。露光ユニット500が、前側板642に形成された開口部から図10(b)中に示す矢印方向に挿入され、第3支持部526が第2支持部528に固定される。
図10(c)は、第3支持部526の後側が図10(a)に示す点線で囲まれた部分に挿入された状態を示す。第3支持部526は前側が第1支持部527によって支持され、後側が第2支持部528によって支持される。すなわち、第1支持部527および第2支持部528は、共に画像形成装置1本体に対して固定されている。よって、第3支持部526は画像形成装置1本体に対して固定され動かない。
なお、第2支持部528と後側板643とはビス留めされていない構成であっても構わない。この場合、例えば第2支持部528には凹部が形成されており、後側板643に形成された凸部に嵌ることで、後側板643に対する第2支持部528の位置が決まる構造とする。
(カートリッジカバー)
次に図11を用いてカバー558について説明する。
図11(a)は移動機構640に取り付けられたカバー558を右側から見た斜視図、図11(b)は移動機構640に取り付けられたカバー558を左側から見た斜視図、図11(c)はカバー558が取り付けられた前側板642を説明する図、図11(d)はカバー558を不図示とした前側板642の図である。ユーザやメンテナンス者などの作業者は、カバー558を開状態(図11(c))にすることでドラムユニット518を装置本体から取り外すことができる。閉じられたカバー558はドラムユニット518、現像ユニット641の挿抜経路上に位置する。そのため、カバー558が閉状態であると、作業者はドラムユニット518、現像ユニット641の交換作業を行うことができない。作業者は、カバー558を開くことによってドラムユニット518を交換することができ、作業終了後にカバー558を閉じる。
図11(a)および図11(b)に示すように、カバー558は回動軸部(559、560)と加圧部561とを備える。回動軸部559はカバー558の右側に突出する円柱形状の突起である。一方、回動軸部560はカバー558の左側に突出する円柱形状の突起である。なお、回動軸線563は、回動軸部(559、560)を回動中心として回動するカバー558の回動中心軸である。
図11(b)に示すように、加圧部561は、カバー558が前側板642に取り付けられた状態の時、スライド部525の前側に設けられたスペース内に位置する。カバー558が回動軸線563を回動中心として回動すると、その回動に連動して加圧部561がスライド部525を前後方向に移動させる。具体的には、作業者がカバー558を閉状態から開状態に向けて回動させると、加圧部561はスライド部525を前側から後側へ向けて移動させる。スライド部525が前側から後側へ向けて移動することに連動して光プリントヘッド105は露光位置から退避位置へ向けて移動する。すなわち、作業者がカバー558を開けると光プリントヘッド105が退避位置へ向けて移動し、感光ドラム103と光プリントヘッド105との間隔が広がる。これにより、作業者はドラムユニット518を光プリントヘッド105に接触させることなく、ドラムユニット518の交換作業を行うことができる。一方、作業者がカバー558を開状態から閉状態に向けて回動させると、加圧部561はスライド部525を後側から前側へ向けて移動させる。スライド部525が後側から前側へ向けて移動することに連動して光プリントヘッド105は退避位置から露光位置へ向けて移動する。
なお、スライド部525をスライド移動させる構成はカバー558に限定されるものではない。例えば、不図示の前扉の開閉に連動してスライド部525がスライド移動するように構成しても良い。また、カバー558や扉のような被覆部材ではなく、レバーのような回動部材の回動に連動してスライド部525がスライド移動するように構成しても良い。
図11(c)および図11(d)に示すように、前側板642には、カバー558の回動軸部559が嵌合する軸受部材621と、回動軸部560が嵌合する軸受部材622が設けられている。そして、図11(c)に示すように、カバー558の回動軸部559が前側板642の軸受部材621に回動可能に嵌合し、回動軸部560が前側板642の軸受部材622に回動可能に嵌合している。
(清掃機構)
画像形成装置1において、例えば光プリントヘッド105のような露光手段は、帯電器104と現像器106との間に設けられる。レンズアレイ506の光出射面が、感光ドラム103や現像器106から落下したトナーによって汚れることがある。レンズアレイ506が備える複数のレンズのうち、画像形成に使用される光が通過するレンズ(レンズ部706)が汚れた場合、発光素子から出射される光を部分的に遮光し、出力画像の画質低下を生む虞がある。そのため、光プリントヘッド105の光出射面は、定期的に清掃されることが望ましい。
図12は、レンズアレイ506の光出射面の清掃に用いられる棒状の清掃部材572の概略斜視図である。説明の便宜のため、長手方向、短手方向、先端側、後端側を図12中に示す通り定義する。清掃部材572は作業者が清掃部材572を把持するための把持部575を備える。後述するが、清掃部材572の先端側の下側には、レンズアレイ506の光出射面を摺擦し清掃する摺擦部574(不図示)が設けられている。
清掃部材572の長手方向における把持部575と摺擦部574(不図示)との間には、当接部582が形成されている。当接部582は、清掃部材572の上側に立設する突起であって、清掃部材572の長手方向に交差する方向に立設している。当接部582は、清掃部材572に一体的に成形されていても構わないし、別部材であっても構わない。
図13(a)は、作業者がレンズアレイ506の光出射面を清掃するために、清掃部材572を画像形成装置1の外側から開口部700に挿入した直後の露光ユニット500および清掃部材572の概略斜視図である。図13(a)に示すように、レンズアレイ506の光出射面の清掃は、光プリントヘッド105が退避位置に位置する場合に行われる。開口部700は第1支持部527に形成された開口であり、装置本体に対して固定されている。また、開口部700は、差し込まれた清掃部材572の摺擦部574をレンズアレイ506の光出射面上に案内する。詳しくは後述するが、図13(a)の状態において、摺擦部574はレンズアレイ506の光出射面に接触している。
図13(b)は、作業者が、清掃部材572を図13(a)の状態から更に開口部700に差し込んでいき、当接部582が開口部700の前側に形成された被当接部705に当接した状態を説明する図である。この時、清掃部材572は、不図示の感光ドラム103とレンズアレイ506の光出射面との間に位置する。清掃部材572は、当接部582が被当接部705に当接することで奥側(挿入方向下流側)への更なる移動が不可能になる。また、開口部700は第1支持部527に形成されており、第1支持部527は、画像形成装置1本体に固定されている。そのため、当接部582が被当接部705に当接しても、その当接による衝撃が保持体505に直接的に伝わることがない。仮に、被当接部705が光プリントヘッド105やドラムユニット518に設けられていた場合、当接部582と被当接部705とが当接した際の衝撃により、画像形成装置1本体に対する光プリントヘッド105やドラムユニット518の位置がずれてしまう虞がある。すると光プリントヘッド105と感光ドラム103との相対位置がずれてしまい、色ずれ等の画像不良の原因を生むことにつながる。したがって、被当接部705が設けられる位置は、開口部700や前側板642等、光プリントヘッド105とドラムユニット518との双方とは別体であって、画像形成装置1本体に対して固定された部材でなくてはならない。
当接部582と被当接部705との接触による衝撃抑制の効果をより高くする工夫としては、被当接部705を作業者が装置本体の外側から視認可能な位置に設けることが挙げられる。これにより、作業者は清掃部材572をどの程度差し込めば当接部582が被当接部705に当接するかを確認しながら、清掃部材572を開口部700に差し込んでいくことが出来る。
図14(a)に清掃部材572を下側から見た図、図14(b)に清掃部材572を感光ドラム103の回転軸線に垂直な面で切断した断面図を示す。
図14(a)および図14(b)に示すように、清掃部材572は、摺擦部574と、係合部576と、下側凸部577とを備える。摺擦部574は、清掃部材572の先端側であって下側に設けられている。摺擦部574は、例えば、綿やナイロン、ポリエステル等の繊維で構成された不織布であり、レンズアレイ506の光出射面に落下したトナー等の汚れを拭き取り清掃する。また、摺擦部574は不織布に限らず、例えばシリコン系の弾性変形可能な材料で構成されたブレード状の部材でもよく、レンズアレイ506の光出射面に落下したトナー等の汚れをかきとることで清掃しても構わない。
ここで、係合部576と下側凸部577の機能を説明するために、光プリントヘッド105の前側の構造について図15を用いて説明する。図15は光プリントヘッドの前側の概略斜視図である。
図15に示すように、保持体505の上側には、感光ドラム103の回転軸線方向に延び、右側および左側(感光ドラム103の回転軸線方向とレンズの光軸方向とに交差する方向の双方)に突出した凸部580が設けられており、当該凸部580によって間隙579が形成されている。作業者が清掃部材572を開口部700に差し込んでいくと、係合部576が間隙579に嵌まり凸部580と係合する。保持体505の前側であって凸部580の端部には、テーパ部581(図15において色付きで示す部分)が形成されている。テーパ部581は、間隙579側に近付くほど奥側に向けて傾斜している。当該テーパ部581が設けられていることで、開口部700に挿入され挿入方向下流側に向けて移動する清掃部材572の係合部576が間隙579内に案内される。
図16(a)は、感光ドラム103の回転軸線に垂直な方向であって清掃部材572が挿入された開口部700を切断した断面図である。図16(a)に示すように清掃部材572は、開口部700の内側と0.5mm程度の隙間を以て緩嵌した上で、長手方向に交差する方向への移動が制限される。すなわち、開口部700に挿入された清掃部材572は、開口部700によって感光ドラム103の回転軸線に沿う方向(前後方向)へ移動するように移動が制限される。これにより、開口部700に挿入され、挿入方向下流側に移動する清掃部材572の係合部576は、退避位置に位置する光プリントヘッド105の凸部580(図16(b)参照)の前側の端部に係合する。この状態で作業者が清掃部材572を開口部700に抜き差しすることで、レンズアレイ506を一端側から他端側にかけて清掃することができる。
図16(b)は、光プリントヘッド105の間隙579に係合する清掃部材572を感光ドラム103の回転軸線に垂直な方向で切断した断面を前側から見た図である。下側凸部577は、清掃部材572が開口部700に差し込まれた場合に、凸部580の上側と対向するように、清掃部材572の長手方向に沿って形成されている。図16(a)に示すように、下側凸部577が凸部580の上側と対向し接触する。これにより、清掃部材572とレンズアレイ506の光出射面との間に間隙が形成される。すなわち、作業者が清掃部材572を開口部700に対して挿抜した場合に、清掃部材572の摺擦部574以外の部分がレンズアレイ506と接触しレンズアレイ506が傷つくことを防ぐことが出来る。
図17(a)~(c)は当接部582が被当接部705に当接した際の清掃部材572の先端とレンズアレイ506との位置関係について説明する図である。
先の説明にあった通り、LED(発光素子)503から出射された光はレンズアレイ506を介して感光ドラム103上に集光される。これにより感光ドラム103は露光されるが、LED(発光素子)503から出射された光の全てが画像形成のために用いられるわけではない。例えば本実施例では、露光可能な範囲は314mmであるが、A4サイズの記録紙の長辺の長さおよびA3サイズの記録紙の短辺の長さでは297mmである。すなわち、感光ドラム103のうち実際に画像形成に使用される領域は最大でも297mmであり、それ以上の領域を露光しても画像形成には使用されない。このことから、複数のレンズを有するレンズアレイ506においても、感光ドラム103の画像形成に使用される領域に集光される光が通過するレンズと、感光ドラム103の画像形成に使用されない領域に集光される光が通過するレンズとが存在する。図17(a)~(c)におけるレンズ606は、感光ドラム103の画像形成に使用される領域に集光される光が通過するレンズを表す。
図17(a)は、摺擦部574がレンズアレイ506の奥側の端部(他端)よりも奥側(挿入方向下流側)に移動した後に当接部582が被当接部705に当接するように、当接部582および被当接部705が配置された状態を示す。摺擦部574がレンズアレイ506の奥側の端部よりも奥側に移動するため、摺擦部574によって掻き取られた、あるいは拭きとられたトナー等をレンズアレイ506の光出射面から払い落すことが出来る。
一方、図17(b)は当接部582が被当接部705に当接した時、摺擦部574の一部はレンズアレイ506の光出射面上に位置している状態を示した図である。図17(a)に示したように、摺擦部574がレンズアレイ506の奥側の端部(他端)よりも奥側(挿入方向下流側)まで移動することが理想的ではあるが、画像形成に使用される領域に集光させる光が通過するレンズ606の光出射面を清掃できれば構わない。また、摺擦部574がレンズ606の光出射面を清掃しさえしていれば、当接部582が被当接部705に当接した時、清掃部材572の先端がレンズアレイ506の奥側の端部よりも挿入方向上流側に位置していても構わない。
105 光プリントヘッド
500 露光ユニット
506 レンズアレイ
527 第1支持部
572 清掃部材
575 把持部
582 当接部
700 開口部
705 被当接部

Claims (20)

  1. 画像形成装置であって、
    前記画像形成装置の枠体の一部を構成する側板と、
    回転可能な感光ドラムを有し、前記側板に形成された開口を介して前記画像形成装置に着脱可能な交換ユニットと、
    前記感光ドラムを露光する光を出射する発光素子と、前記光を前記感光ドラムに集光させるレンズと、を有する露光ヘッドと、
    前記レンズの光出射面を清掃する清掃棒であって、作業者が当該清掃棒を前記画像形成装置の外側から前記感光ドラムの回転軸線方向に沿って挿入するための挿入部と、
    前記側板に固定され、前記挿入部に挿入された前記清掃棒が当該挿入の方向に向けて当接する被当接部と、を備え
    前記被当接部は、前記交換ユニットと前記露光ヘッドとは別体であり、前記挿入の方向に関して前記露光ヘッドよりも上流側に位置する、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成装置であって、
    前記画像形成装置の枠体の一部を構成する側板と、
    回転可能な感光ドラムを有し、前記側板に形成された開口を介して前記画像形成装置に着脱可能な交換ユニットと、
    前記感光ドラムを露光する光を出射する発光素子と、前記光を前記感光ドラムに集光させるレンズと、を有する露光ヘッドと、
    前記レンズの光出射面を清掃する清掃棒であって、作業者が当該清掃棒を前記画像形成装置の外側から前記感光ドラムの回転軸線方向に沿って挿入するための挿入部と、
    前記側板に固定され、前記挿入部に挿入された前記清掃棒が当該挿入の方向に向けて当接する被当接部と、を備え
    前記被当接部は、前記交換ユニットと前記露光ヘッドとは別体であり、前記挿入部と一体的に成形されている、ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記被当接部は、前記挿入部の縁に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記露光ヘッドを、前記感光ドラムを露光する露光位置と、当該露光位置よりも前記感光ドラムから離れた離間位置と、に移動させる移動機構を備え、
    前記挿入の方向に沿って前記挿入部を見たとき、前記光出射面は、前記露光ヘッドが前記露光位置に位置する場合は前記挿入部の領域外に位置し、前記露光ヘッドが前記離間位置に位置する場合は前記挿入部の領域内に位置することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記露光ヘッドを、前記感光ドラムを露光する露光位置と、当該露光位置よりも前記感光ドラムから離れた離間位置と、に移動させる移動機構と、
    前記移動機構を支持する支持部材と、
    前記支持部材を保持し、前記側板に固定された固定部材と、を備え、
    前記被当接部は前記固定部材に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記被当接部は、前記清掃棒が当該被当接部に当接した状態から前記挿入の方向へ進行することを規制することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記清掃棒には前記挿入の方向に交差する方向に突出した突起が設けられており、当該突起が前記被当接部に当接することを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記清掃棒が前記被当接部に当接した状態のとき、前記清掃棒の先端側に設けられ前記光出射面を摺擦して清掃する摺擦部は、前記挿入の方向において前記光出射面よりも下流側に位置することを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記清掃棒が前記被当接部に当接した状態のとき、前記清掃棒の先端側に設けられ前記光出射面を摺擦して清掃する摺擦部は、前記挿入の方向において、光出射面のうち前記感光ドラム上の画像形成に使用される領域に集光される光が通過する領域よりも下流側に位置することを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記露光ヘッドは前記感光ドラムを下方から露光することを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記交換ユニット、前記露光ヘッド、前記挿入部、及び前記被当接部は、異なる色それぞれに対応して複数設けられていることを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 回転可能な感光ドラムを有する交換ユニットを前記感光ドラムの回転軸線方向に挿抜することによって装着位置に着脱可能な画像形成装置であって、
    前記交換ユニットを挿抜するための開口を備える前側板と、前記交換ユニットの挿入方向において前記前側板よりも下流側に位置する後側板と、を含み、前記前側板の開口を介して前記交換ユニットが着脱される枠体と、
    前記感光ドラムを露光する光を出射する発光素子と、前記光を前記感光ドラムに集光させるレンズと、を備え、前記レンズの光軸方向に可動に設けられた露光ヘッドと、
    前記交換ユニットの挿入方向において前記露光ヘッドよりも上流側に位置し、前記前側板に固定された案内部材であって、前記レンズの光出射面が清掃棒によって清掃されるように前記清掃棒が挿入され、挿入された前記清掃棒を前記光出射面に案内する案内部を備える案内部材と、を備え、
    前記案内部は、当該案内部によって前記光出射面に案内された前記清掃棒の挿入を停止させるために当該清掃棒が当接する被当接部を備えることを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記露光ヘッドを支持する移動機構であって、前記画像形成装置の装着位置に装着された前記交換ユニットに対して当接した当接位置と前記交換ユニットから離間した離間位置とに可動に前記露光ヘッドを支持する移動機構を備え、
    第1支持部材としての前記案内部材と、前記後側板に固定された第2支持部材と、を備え、前記移動機構は前記案内部材と前記第2支持部材とによって支持されることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記移動機構は、前記案内部材と前記第2支持部材によって張架された第3支持部材と、前記第3支持部材に設けられ、前記露光ヘッドを可動に支持する複数のリンク部材と、を備えることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記清掃棒には前記挿入の方向に交差する方向に突出した突起が設けられており、当該突起が前記被当接部に当接することを特徴とする請求項12から請求項14までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 前記清掃棒が前記被当接部に当接した状態のとき、前記清掃棒の先端側に設けられ前記光出射面を摺擦して清掃する摺擦部は、前記挿入方向において前記光出射面よりも下流側に位置することを特徴とする請求項12から請求項15までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 前記清掃棒が前記被当接部に当接した状態のとき、前記清掃棒の先端側に設けられ前記光出射面を摺擦して清掃する摺擦部は、前記挿入の方向において、光出射面のうち前記感光ドラム上の画像形成に使用される領域に集光される光が通過する領域よりも下流側に位置することを特徴とする請求項12から請求項16までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  18. 前記露光ヘッドは前記感光ドラムを下方から露光することを特徴とする請求項12から請求項17までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  19. 前記交換ユニット、前記露光ヘッド、前記案内部材は、異なる色それぞれに対応して複数設けられていることを特徴とする請求項12から請求項18までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  20. 前記レンズは前記回転軸線方向に沿って並べられた複数の円柱状のロッドレンズを有することを特徴とする請求項1から請求項19までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
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