JP7170198B2 - 部品供給装置、部品供給装置におけるテープ剥離方法 - Google Patents

部品供給装置、部品供給装置におけるテープ剥離方法 Download PDF

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Description

本開示は、部品実装装置に部品を供給する部品供給装置および部品供給装置においてキャリアテープからカバーテープを剥離するテープ剥離方法に関する。
部品実装装置に部品を供給する部品供給装置として、部品が収納されたキャリアテープをピッチ送りすることにより、部品実装機構による部品取出位置に部品を位置させるテープフィーダが多用されている。キャリアテープの上面には部品を収納した凹部を封止するためにカバーテープが貼着されており、テープフィーダでは部品取出位置のテープ送り方向における上流側に、カバーテープを剥離して部品を露呈させるためのテープ剥離機構が設けられている。
このようなテープフィーダとして、テープ剥離機構を部品取出位置から上流側に離れた位置に配置した構成のものが知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献例に示す先行技術では、真空ノズルによって部品を吸着して取り出すピックアップ位置から上流側に離れた位置にカバーテープの剥離手段を配置した構成が開示されている。このような構成により、ピックアップ位置に隣接して機構要素を取り付ける必要がなく、テープフィーダの上面にフリーな空間を確保して、ピックアップ位置での部品取り出し動作における吸着ノズルの移動自由度を確保することができるという利点がある。
特表2005-539370号公報
本開示の部品供給装置は、部品実装装置に複数の部品を供給する部品供給装置であって、前記複数の部品を収納する複数の収納部が等間隔で形成されたベーステープと、前記ベーステープの上面を封止するカバーテープを有するキャリアテープをテープ搬送路に沿って搬送し、前記複数の部品を部品実装機構による部品取出位置に送るテープ搬送部と、前記テープ搬送路において前記部品取出位置の上流側の斜め下方に所定の間隔を隔てて配置され、前記キャリアテープから剥離された前記カバーテープを前記キャリアテープから離れるテープ送り方向に送るカバーテープ送り部と、前記テープ搬送部と前記カバーテープ送り部とを制御する制御部と、を備え、前記制御部が前記キャリアテープの搬送タイミングおよび搬送量と、前記カバーテープのテープ送りタイミングおよび送り量とを制御することにより、前記所定の間隔の中途位置に設定されたカバーテープ剥離点にて前記キャリアテープから剥離された前記カバーテープが前記上流側に折り返されて、前記キャリアテープの上面と前記折り返されたカバーテープとが重なったテープ折り重なり部が形成され、前記カバーテープ送り部は、前記テープ折り重なり部が前記上流側に延出した部分を挟んで前記テープ送り方向に送る。
本開示の部品供給装置におけるテープ剥離方法は、部品実装装置に部品を供給する部品供給装置において、前記部品が収納され上面をカバーテープによって封止されたキャリアテープから前記カバーテープを剥離するテープ剥離方法であって、前記キャリアテープをテープ搬送路に沿って搬送するテープ搬送部によって、前記部品を部品実装機構による部品取出位置に送るテープ搬送工程と、前記テープ搬送路において前記部品取出位置の上流側の斜め下方に所定の間隔を隔て配置されたカバーテープ送り部によって、前記キャリアテープから剥離された前記カバーテープを前記キャリアテープから離れるテープ送り方向に送るカバーテープ送り工程とを含み、前記キャリアテープの搬送タイミングおよび搬送量と、前記カバーテープのテープ送りタイミングおよび送り量とを制御することにより、前記所定の間隔の中途位置に設定されたカバーテープ剥離点にて前記キャリアテープから剥離された前記カバーテープが前記上流側に折り返されて、前記キャリアテープの上面と前記折り返されたカバーテープとが重なったテープ折り重なり部を形成し、前記カバーテープ送り工程において、前記テープ折り重なり部が前記上流側に延出した部分を挟んで前記テープ送り方向に送る。
本開示によれば、実装に使用されることなく廃棄される部品の数を減少させて資材の有効活用を図ることができる。
図1は、実施の形態1の部品供給装置の構成説明図である。 図2Aは、実施の形態1の部品供給装置の動作説明図である。 図2Bは、実施の形態1のキャリアテープの構成説明図である。 図3は、実施の形態1の部品供給装置の動作説明図である。 図4は、実施の形態1の部品供給装置の動作説明図である。 図5は、実施の形態1の部品供給装置の動作説明図である。 図6は、実施の形態1の部品供給装置の動作説明図である。 図7は、実施の形態1の部品供給装置の動作説明図である。 図8は、実施の形態2の部品供給装置の動作説明図である。 図9Aは、実施の形態3のキャリアテープおよび剥離補助テープの構成説明図である。 図9Bは、実施の形態3のキャリアテープおよび剥離補助テープの構成説明図である。
上述の特許文献例に示すように、テープ剥離機構を部品取出位置から上流側に離れた位置に配置した構成においては、資材の有効活用の観点から以下に説明するような課題があった。すなわち上述構成では、テープ剥離機構から部品取出位置に至るまでの区間に位置するキャリアテープはカバーテープが剥離された状態にある。そして実装機種の切り替えなどに際して既装着のキャリアテープを新たなキャリアテープと交換する場合には、この区間のキャリアテープに収納されていた部品は実装に使用されることなく廃棄されており、資材の有効活用の要請に反することとなっていた。
そこで本開示は、実装に使用されることなく廃棄される部品の数を減少させて資材の有効活用を図ることができる部品供給装置および部品供給装置におけるテープ剥離方法を提供することを目的とする。
(実施の形態1)
次に本開示の実施の形態1を図面を参照して説明する。まず図1を参照して、部品供給装置としてのテープフィーダ1の全体構成を説明する。テープフィーダ1は基板に電子部品を実装する部品実装装置に装着して用いられ、部品実装装置において部品実装機構による部品取出位置にキャリアテープ3(図2Aおよび図2B参照)に収納された部品を供給する機能を有する。
図1において、本体部1aはテープフィーダ1の外形を形成するフレーム部である。本体部1aの内部には、供給対象の部品が収納されたキャリアテープ3を搬送するためのテープ搬送路2が、本体部1aをテープ搬送方向に縦通して設けられている。キャリアテープ3は、部品を収納する凹部であるエンボス部4が設けられたベーステープ3aの上面を、カバーテープ3bによって封止した構成となっている(図2Aおよび図2B参照)。なお、エンボス部の凹部はポケットと呼称される場合もある。
テープ搬送路2は上流側(図1において左側)の側端面の下部に設けられたテープ投入口2aに開口し、本体部1aの中間部では斜め上方向に設けられた傾斜部2bとなっている。傾斜部2bの下流側では、テープ搬送路2は本体部1aの上面に沿って設けられて下流側の側端面に開口している。テープ搬送路2における下流側には、本体部1aの上面に位置して部品取出位置2cが設けられている。
部品実装装置17に設けられた部品実装機構の実装ヘッドが部品取出位置2cにアクセスすることにより、キャリアテープ3に収納された部品は実装ヘッドによって取り出される。部品取出位置2cの周囲において、テープ搬送路2はカバー部材8によって上方を覆われており、テープ搬送路2に沿って搬送されるキャリアテープ3はカバー部材8によって上面側をガイドされる。
テープ搬送路2において部品取出位置2cの下方には、第1のスプロケット5Aおよび第1の駆動機構6Aより成る第1のテープ搬送手段7Aが配置されている。テープ搬送路2においてテープ投入口2aの下流側の近傍には、第2のスプロケット5Bおよび第2の駆動機構6Bより成る第2のテープ搬送手段7Bが配置されている。第1のスプロケット5A、第2のスプロケット5Bは、ベーステープ3aに形成された送り孔に係合する送りピンを外周に備えている。第1の駆動機構6A、第2の駆動機構6Bは駆動源であるモータを備え、モータの回転をギヤなどの駆動伝達機構を介して第1のスプロケット5A、第2のスプロケット5Bに伝達する機能を有している。制御部15によって第1の駆動機構6A、第2の駆動機構6Bを制御することにより、第1のテープ搬送手段7A、第2のテープ搬送手段7Bは、キャリアテープ3をテープ搬送路2に沿って搬送する。第1のテープ搬送手段7Aおよび第2のテープ搬送手段7Bは、テープ搬送部の一例である。
このテープ搬送において、第2のテープ搬送手段7Bはテープ投入口2aから挿入されたキャリアテープ3をテープ搬送路2に沿って下流側に送る機能を有している。第1のテープ搬送手段7Aは、上流側から送られたキャリアテープ3のベーステープ3aに第1のスプロケット5Aを係合させることにより、ベーステープ3aの下面側に設けられたエンボス部4のポケットを部品取出位置2cに送る機能を有している。すなわち、第1のテープ搬送手段7Aおよび第2のテープ搬送手段7Bは、部品が収納され上面をカバーテープ3bによって封止されたキャリアテープ3をテープ搬送路2に沿って搬送し、エンボス部4のポケットに収納された部品を部品実装機構による部品取出位置2cに送るテープ搬送手段を構成する。
テープ搬送路2において、部品取出位置2cの上流側の斜め下方に、所定の間隔D(図2A参照)を隔てた位置には、1対のテープ送りローラ9a、9bより成る引き込み部9および引き込み部9を駆動するローラ駆動機構10が配置されている。ローラ駆動機構10は駆動源であるモータを備え,モータの回転をギヤなどの駆動伝達機構を介してテープ送りローラ9a、9bに伝達する機能を有している。一対のテープ送りローラ9a、9bは、テープ搬送路2の上方で且つテープ搬送路2の開口部分に配置されており、テープ搬送路2に沿って並んでいる。
制御部15によってローラ駆動機構10を制御することにより、引き込み部9はキャリアテープ3のベーステープ3aから剥離されたカバーテープ3bの先端部をテープ送りローラ9a、9bの間に挟んで引き込む。引き込まれたカバーテープ3bは、キャリアテープ3から離れるテープ送り方向に送られて、本体部1a内に設けられたカバーテープ回収部14内に収容される。すなわち引き込み部9およびローラ駆動機構10は、キャリアテープ3から剥離されたカバーテープ3bをキャリアテープ3から離れるテープ送り方向に送るカバーテープ送り手段11を構成する。カバーテープ送り手段11は、カバーテープ送り部の一例である。
このように、カバーテープ3bをキャリアテープ3から離れるテープ送り方向に送るカバーテープ送り手段を、部品取出位置2cの上流側の斜め下方に配置することにより、本体部1aの上面において部品取出位置2cの周辺に機構部分を配置する必要がない。したがって、部品取出位置2cの周辺にはフリーな空間が確保され、部品実装機構の実装ヘッドによる部品取り出し動作の自由度を高めることが可能となっている。
テープ搬送路2の傾斜部2bにおいて、引き込み部9が配置されたテープ送り位置の上流側には、テープ検出部12が配置されている。テープ検出部12は透過検出型の光学センサであり、キャリアテープ3とともにテープ搬送路2に沿って搬送されたカバーテープ3bの先端部を検出する。なお、キャリアテープが透明な場合は、キャリアテープ3の先端部と機械的に接触可能なドグを設け、キャリアテープ3がドグと接触した際に起こるドグの変移を光学センサで検出することにより、キャリアテープ3の先端部を検出することが可能である。
図1において、制御部15は第1の駆動機構6A、第2の駆動機構6B、ローラ駆動機構10、テープ検出部12と接続されており、制御部15はテープ搬送手段およびカバーテープ送り手段を制御する。すなわち制御部15が第1の駆動機構6A、第2の駆動機構6Bを制御することにより、キャリアテープ3をテープ搬送路2に沿って搬送するテープ搬送動作が実行される。このとき、制御部15は、キャリアテープ3の搬送タイミングおよび搬送量を制御することが可能となっている。なお、制御部15は、例えば、プロセッサとメモリとを有する。制御部15の機能は、メモリに格納されたプログラムをプロセッサが実行することにより実現されてもよい。
制御部15がテープ検出部12の検出信号に基づいてローラ駆動機構10を制御することにより、キャリアテープ3のベーステープ3aから剥離されたカバーテープ3bをキャリアテープ3から離れる方向に送るカバーテープ送り動作が実行される。このとき、制御部15は、カバーテープ3bのテープ送りタイミングおよび送り量を制御することが可能となっている。
制御部15には操作部16が接続されており、さらに制御部15は部品実装装置17と通信線よって接続されている。上述のテープ搬送動作、カバーテープ送り動作は、操作部16から入力される操作指令、部品実装装置17から送信される制御指令によって実行される。さらに、本実施の形態においては、制御部15からの制御指令により、以下に説明するカバーテープ剥離点移動処理が実行される。
このカバーテープ剥離点移動処理においては、制御部15がキャリアテープ3の搬送タイミングおよび搬送量と、カバーテープ3bのテープ送りタイミングおよび送り量とを制御することにより、引き込み部9と部品取出位置2cとの間の間隔Dの中途位置に設定されたカバーテープ剥離点P2(図6,図7参照)にてキャリアテープ3のベーステープ3aから剥離されたカバーテープ3bが上流側に折り返されて、キャリアテープ3の上面のカバーテープに重なったテープ折り重なり部3*を形成するようにしている。
引き込み部9およびローラ駆動機構10よりなるカバーテープ送り手段は、上述のようにして形成されたテープ折り重なり部3*の上面側のカバーテープ3bが上流側に延出した部分を挟んで、キャリアテープ3から離れるテープ送り方向に送るようになっている。そしてテープ折り重なり部3*にて上流側へ折り返されて引き込み部9によって挟み込まれるカバーテープ3bは、本体部1aに設けられたカバー部材8によって上面側をガイドされて引き込み部9に到る。すなわちテープフィーダ1は、部品取出位置2cの上流側において、少なくともテープ折り重なり部3*を含む範囲を上面側から覆ってカバーテープ3bをガイドするカバー部材8を備えた構成となっている。
次に、上述構成のテープフィーダ1においてキャリアテープ3をテープ搬送路2に沿ってキャリアテープ3を搬送するテープ搬送動作およびこのテープ搬送動作においてキャリアテープ3のベーステープ3aからカバーテープ3bを剥離するテープ剥離方法について、各図を参照して説明する。
このテープ搬送動作においては、キャリアテープ3をテープ搬送路2に沿って搬送し、部品を部品実装機構による部品取出位置2cに送るテープ搬送工程が実行される。テープ搬送行程の開始に際しては、まず図1に示すテープ投入口2aから、部品供給対象のキャリアテープ3をテープ搬送路2内に送り込むテープ投入が行われる。
このテープ投入により、第2のテープ搬送手段7Bが起動して、図2Aに示すように、投入されたキャリアテープ3はテープ搬送路2に沿って下流側へテープ搬送される(矢印a)。このとき、キャリアテープ3の下流側の先端では、予めカバーテープ3bがベーステープ3aの上面から所定長さだけ剥離されて、引き込み部9によるカバーテープ3bの先端部の引き込みが容易となるように、端部処理がなされている。
このテープ搬送の過程では、テープ搬送路2において部品取出位置2cの上流側の斜め下方に所定の間隔Dを隔てた位置にてキャリアテープ3のベーステープ3aから剥離されたカバーテープ3bを、キャリアテープ3から離れるテープ送り方向に送るカバーテープ送り工程が実行される。テープ送りされたカバーテープ3bは、本体部1a内に設けられたカバーテープ回収部14に収容されて回収される。
このテープ搬送の開始に際して、テープ検出部12はカバーテープ3bの先端部を検出し、この検出結果は制御部15に送られる。このとき傾斜部2bに配置された引き込み部9では、テープ送りローラ9a、9bがカバーテープ3bを挟み込んで引き込むことが可能な方向に回転状態にあり(矢印b、c)、さらに第1のスプロケット5Aもキャリアテープ3をテープ搬送可能なように回転している(矢印d)。
次に図3に示すように、キャリアテープ3がテープ搬送路2に沿ってさらに搬送される過程において(矢印e)、テープ検出部12にて検出されたキャリアテープ3の先端部のカバーテープ3bが引き込み部9に到達する。テープ搬送工程の開始に際して、キャリアテープ3とともに搬送されたカバーテープ3bの先端部を、カバーテープ送り手段が備えた引き込み部9によって引き込むカバーテープ引き込み工程が実行される。一対のテープ送りローラ9a、9bは、テープ搬送路2の上方で且つテープ搬送路2の開口部分2dに配置されているので、はみ出し部3b´が一対のテープ送りローラ9a,9bの直下を通過すると、回転中のテープ送りローラ9a,9bに捕捉される。
はみ出し部3b´が捕捉された状態でテープ送りローラ9a,9bは、キャリアテープ3のテープ送りに同期して回転する。これにより、カバーテープ3bは、開口部分2dを通過するときにベーステープ3aから剥離される。図4に示すように、キャリアテープ3のベーステープ3aから剥離されたカバーテープ3bは引き込み部9によって引き込まれ、さらにキャリアテープ3から離れる方向にテープ送りされて(矢印g)、カバーテープ回収部14内に収容される。このとき、キャリアテープ3においてカバーテープ3bが剥離されたベーステープ3aは、テープ搬送路2に沿って下流側へ搬送される(矢印h)。
この後キャリアテープ3の搬送を継続して、引き込み部9にてキャリアテープ3からカバーテープ3bが剥離された状態のベーステープ3aを、テープ搬送路2に沿って下流側へ搬送する(矢印j)。これととともに、引き込み部9においてカバーテープ3bがキャリアテープ3から剥離される起点となるカバーテープ剥離点P1、すなわちテープ送りローラ9aがカバーテープ3bに接する位置であるカバーテープ剥離点P1にて、キャリアテープ3から剥離されたカバーテープ3bをカバーテープ回収部14へ送り込むテープ送りを継続する(矢印i)。そしてベーステープ3aの先端部の近傍のエンボス部4が部品取出位置2cに到達したタイミングにて、第1のスプロケット5Aとテープ送りローラ9a、9bの回転を停止させる。
これにより、部品を収納したエンボス部4が部品を露呈させた状態で部品取出位置2cに位置し、部品実装装置17の部品実装機構による部品取り出しが可能となる。これ以降のテープフィーダ1の稼働においては、キャリアテープ3をピッチ送りしながら1ピッチ毎にエンボス部4から部品を取り出す部品供給動作が実行される。そしてこの部品供給動作の過程にて、以下に説明するカバーテープ剥離点移動処理が実行される。
このカバーテープ剥離点移動処理においては、前述のように引き込み部9と部品取出位置2cとの間の間隔の中途位置に設定されたカバーテープ剥離点にてキャリアテープ3のベーステープ3aから剥離されたカバーテープ3bが上流に折返されて、キャリアテープ3の上面のカバーテープ3bに重なったテープ折り重なり部3*が形成される。そしてカバーテープ3bをテープ送り方向に送るカバーテープ送り工程においては、テープ折り重なり部3*が上流側に延出した部分を挟んでカバーテープ3bをテープ送り方向に送るようにしている。
このテープ折り重なり部3*の形成は、本実施の形態に示すテープフィーダ1のように、キャリアテープ3のベーステープ3aからカバーテープ3bを剥離する引き込み部9から部品取出位置2cに到る間隔D(図2A参照)が、通常のテープフィーダ1と比較して大きく設定されている構成において発生する、以下のような不都合を極力排除することを目的として行われる。
すなわち上述の間隔Dに存在する相当数のエンボス部4に収納されていた部品は、テープフィーダ1における供給対象の部品種の切り換えに際しては、実装に使用されることなく廃棄される。このような廃棄部品を極力減少させることを目的として、本実施の形態では、以下のように引き込み部9から部品取出位置2cに到る区間において、カバーテープ3bが剥離された状態のベーステープ3aが存在する区間を極力短くするようにしている。
すなわち、ここでは、ベーステープ3aをピッチ送りすることにより部品取出位置2cに部品を順次供給する部品供給動作を実行しながら、キャリアテープ3からカバーテープ3bが剥離される起点の位置を、図5に示すカバーテープ剥離点P1から部品取出位置2c側へ移動させて新たなカバーテープ剥離点P2とするカバーテープ剥離点移動処理を実行する。
この処理を実行することにより、引き込み部9から部品取出位置2cに到る区間において、カバーテープ剥離点P2から上流側ではキャリアテープ3のベーステープ3aにカバーテープ3bが貼着されたままの状態が維持される。これにより、カバーテープ3bが剥離されてエンボス部4が露呈された区間が短縮される。
このカバーテープ剥離点移動処理の実行タイミングは、新たなキャリアテープ3をテープフィーダ1に投入するテープローディング処理の直後が望ましい。なおカバーテープ剥離点移動処理の目的は、キャリアテープ3の交換時に発生する廃棄部品による部品損失の防止であることから、部品取出位置2cから連続的に部品を取り出す通常の部品供給動作の途中や、当該キャリアテープ3による部品供給動作が終了するタイミングから逆算したタイミングにて、カバーテープ剥離点移動処理を実行するようにしてもよい。
以下、図6、図7を参照してカバーテープ剥離点移動処理について説明する。まず制御部15が部品実装装置17からカバーテープ剥離点移動処理の実行指令を受信すると、制御部15は第1の駆動機構6Aを駆動して、図6に示すように、第1のスプロケット5Aをキャリアテープ3の1ピッチ送り分だけ回転させる(矢印k)。このとき、制御部15は引き込み部9のテープ送りローラ9a、9bの停止状態が維持されるようにローラ駆動機構10を制御する。これにより、キャリアテープ3はカバーテープ3bを引き込み部9によって固定された状態でテープ搬送される。この結果キャリアテープ3からカバーテープ3bが剥離される剥離位置は、第1のスプロケット5Aによるキャリアテープ3の搬送量の半分の距離だけ部品取出位置2c側へ移動する。
そして上述のキャリアテープ3のピッチ送りを所定の回数繰り返すことにより、カバーテープ3bの剥離位置を引き込み部9と部品取出位置2cとの中途位置に設定された所望のカバーテープ剥離点P2までの所定の搬送量だけ移動させることができる。すなわちここでは、カバーテープ送り手段を構成する引き込み部9によるテープ送りを停止した状態で、テープ搬送手段を構成する第1のスプロケット5Aによってキャリアテープ3を所定の搬送量だけ搬送することにより、カバーテープ剥離点P2までカバーテープ3bを剥離する剥離開始工程を実行する。
そしてこれ以降のテープ搬送工程およびカバーテープ送り工程では、テープ搬送手段とカバーテープ送り手段とを同時に作動させる。すなわち第1のスプロケット5Aによるキャリアテープ3のテープ搬送と、引き込み部9によるカバーテープ3bのテープ送りとを同時に行うことにより、テープ折り重なり部3*を形成しながら、キャリアテープ3の搬送とカバーテープ3bの剥離とを継続して行う剥離継続工程を実行する。そしてこの剥離継続工程においては、キャリアテープ3の搬送量と同じ送り量でカバーテープ3bをテープ送りすることにより、テープ折り重なり部3*の形成範囲を維持するようにしている。
すなわち、キャリアテープ3の搬送量と同じ送り量でカバーテープ3bをテープ送りするよう、制御部15によって第1の駆動機構6A、ローラ駆動機構10を制御することにより、カバーテープ3bの剥離位置を引き込み部9と部品取出位置2cとの間の中途位置に設定されたカバーテープ剥離点P2に固定することができる。このようにカバーテープ剥離点P2の位置が固定されることにより、図6、図7に示すように、カバーテープ剥離点P2にてキャリアテープ3のベーステープ3aから剥離されたカバーテープ3bが上流側折り返されてベーステープ3aの上面のカバーテープ3bに重なったテープ折り重なり部3*が形成され、テープ折り重なり部3*の形成範囲が維持される。
このテープ折り重なり部3*は、図7に示すように、引き込み部9から部品取出位置2cに到るテープ搬送路2において、大部分を占める長さ範囲Lに形成されている。従来技術においては、引き込み部9から部品取出位置2cに到る範囲のキャリアテープ3に収納されていた部品は、新たなキャリアテープ3との品種切替時には全て廃棄処分されていた。これに対し、本実施の形態においては、テープ折り重なり部3*が形成された長さ範囲Lのキャリアテープ3については、収納されていた部品はカバーテープ3bに覆われたままの状態を維持する。したがって当該キャリアテープ3が再使用される際には、これらの部品をそのまま使用に供することができ、資材の有効活用が実現されている。
上記説明したように、本実施の形態に示す部品実装装置に部品を供給するテープフィーダ1は、上面をカバーテープ3bによって封止されたキャリアテープ3を搬送するテープ搬送手段と、キャリアテープ3から剥離されたカバーテープ3bをテープ送り方向に送るカバーテープ送り手段と、テープ搬送手段とカバーテープ送り手段とを制御する制御部とを備えた構成において、キャリアテープ3の搬送タイミングおよび搬送量と、カバーテープ3bのテープ送りタイミングおよび送り量とを制御することにより、カバーテープ剥離点P2にてキャリアテープ3から剥離されたカバーテープ3bが上流側に折り返されてキャリアテープ3の上面のカバーテープ3bに重なったテープ折り重なり部3*を形成するようにしている。
これにより、部品取出位置2cの上流側においてカバーテープ3bが剥離されて部品が露呈された状態となるキャリアテープ3の範囲を極力短くすることができる。したがって、部品種の切り換えに際して取り外されるキャリアテープ3において、実装に使用されることなく廃棄される部品の数を減少させて資材の有効活用を図ることができる。
なお、上記実施の形態では、エンボスが設けられたキャリアテープを例として説明を行ったが、本技術はエンボスが設けられていないキャリアテープ(例えば、部品を収納するパンチ穴が設けられたキャリアテープ)に対しても適用することが可能である。
また、第2のテープ搬送手段7Bに代えて、テープ送りローラ9aにスプロケットを設けて、当該スプロケットをローラ駆動機構10によって駆動させることでも、キャリアテープ3の搬送を行うことが可能である。
図2Bに示すように、キャリアテープ3は、複数の部品Pを収納する複数の部品収納部3cが等間隔で形成されたベーステープ3aと、ベーステープ3aの上面を封止するカバーテープ3bを有する。キャリアテープ3の先端では、カバーテープ3bの長さがベーステープ3aよりも長くなっている。すなわち、カバーテープ3bの先端は、ベーステープ3aの端からはみ出ている。このように、カバーテープ3bの先端に、はみ出し部3b´を設けることで、一対のテープ送りローラ9a、9bがはみ出し部3b´を捕捉できるので、引き込み部9がベーステープ3aからカバーテープ3bをより確実に剥離することができるようになる。引き込み部9は、カバーテープ剥離手段(カバーテープ剥離部)として動作する。カバーテープ3bが剥離されたベーステープ3aは、部品取出位置2cまで搬送されて部品収納部3cに収納された部品Pが部品実装装置へ供給される。カバーテープ3b先端のはみ出し部3b´は、以下のようにして形成される。まず、キャリアテープ3をテープフィーダ1に挿入する前に、作業者が自身の手や冶具を用いて、カバーテープ3bの先端をベーステープ3aから所定の長さだけ剥離させる。次に、カッター等でベーステープ3aの先端を所定の長さだけ切断する。以上の手順で、カバーテープ3bの先端にはみ出し部3b´を設けることができる。はみ出し部3b´の長さは、約8mmである。はみ出し部3b´の長さが長すぎる場合や短すぎる場合は、一対のテープ送りローラ9a、9bがカバーテープ3bを捕捉することが難しくなる。なお、はみ出し部3b´の最適な長さは、テープフィーダの設計条件やカバーテープの厚さや材質等に応じた様々な値が考えられる。したがって、はみ出し部3b´の寸法は上記に限定されない。
(実施の形態2)
図8は、実施の形態2に係るテープフィーダ100を示す。図8に示すテープフィーダ100において、実施の形態1に係るテープフィーダ1と共通する部分については同じ符号を示しており、説明を省略する。
テープフィーダ100は、テープ搬送路2の傾斜部2bの下方において引き込み部9に対向する位置に、引き込み部9に向けてエアを噴射するエアノズル101を配置した点でテープフィーダ1と異なる。エアノズル101は、カバーテープ3bのはみ出し部3b´を引き込み部9に捕捉させるためにエアを噴射する。エアノズル101は、エア回路101aを介してソレノイドバルブ102に接続されており、ソレノイドバルブ102にはエア供給部103からエア回路101aを介してエアが供給される。エアノズル101は、はみ出し部3b´を引き込み部9へ導くアシスト手段(アシスト部)として動作する。
制御部15によって、ソレノイドバルブ102を制御することにより、エア供給部103から供給されるエアを引き込み部9へ向けて任意のタイミングで噴射することができる。本実施の形態では、制御部15が検出部12の検出結果に基づいて、エアノズル101からエアを噴射するタイミングを制御している。
引き込み部9が、キャリアテープ3の先端にあるカバーテープ3bのはみ出し部3b´を捕捉可能なタイミングでエアをカバーテープ3bの先端に吹き当てることにより、はみ出し部3b´は、引き込み部9に導かれ、一対のテープ送りローラ9a、9bによって捕捉され易くなる。一対のテープ送りローラ9a、9bは、捕捉したカバーテープ3bを挟んで巻き上げる。これにより、引き込み部9がベーステープ3aからカバーテープ3bをより確実に剥離することができるようになる。カバーテープ3bが剥離されたベーステープ3aは、部品取出位置2cまで搬送されて部品収納部3cに収納された部品Pが部品実装装置へ供給される。
なお、エアを噴射するタイミングは上記タイミングに限定されない。例えば、はみ出し部3b´が一対のテープ送りローラ9a、9bによって捕捉可能になるタイミングより前からエアの噴射を開始するようにしても構わない。この場合においても、一対のテープ送りローラ9a、9bがはみ出し部3b´を捕捉可能なタイミングに到達すると、エアがはみ出し部3b´に吹き当てられることになる。
アシスト手段としては、エアノズル101以外の構成を採用してもよい。例えば、テープ回収部14側からエアを吸引してはみ出し部3b´を一対のテープ送りローラ9a,9bに捕捉させるようにしても良い。エアを利用して非接触で一対のテープ送りローラ9a,9bに捕捉させる構成であればどのような態様を採用しても構わない。このようにすることで、構造の簡素化を実現でき、テープ搬送路2におけるキャリアテープ3の詰りを抑制することができる。
(実施の形態3)
図9Aは、カバーテープ3b先端に、はみ出し部3b´を設ける代わりに、カバーテープ3bの先端に剥離補助テープ20を貼付した例を示している。剥離補助テープ20はPET等の樹脂材料からなり、糊などの粘着剤によってカバーテープ3bの上面に貼付される。剥離補助テープ20の幅は、カバーテープ3bの幅以下であり、貼付部20aの搬送方向の長さは約7mmである。剥離補助テープのうち、ベーステープ3a先端からはみ出るはみ出し部20bの搬送方向の長さは約8mmである。このように、カバーテープ3bの先端に剥離補助テープ20を設けることで、一対のテープ送りローラ9a、9bがカバーテープ3bを捕捉し易くなるので、引き込み部9がベーステープ3aからカバーテープ3bをより確実に剥離することができるようになる。また、剥離補助テープ20を用いる場合は、作業者がカバーテープ3b先端にはみ出し部3b´を形成する作業を省くことができるので、作業効率の低下を抑制することが可能である。
なお、貼付部20aの搬送方向の長さやはみ出し部20bの搬送方向の長さは、粘着剤の種類、剥離補助テープ20の材質や幅寸法に応じた様々な値が考えられるので、上記数値に限定されない。
また、図9Bに示す様に、剥離補助テープ20の先端は、上方向に湾曲させても良い。剥離補助テープ20の先端を上方向に湾曲させることにより、一対のテープ送りローラ9a、9bが剥離補助テープ20の先端を捕捉し易くなるので、引き込み部9がベーステープ3aからカバーテープ3bをより確実に剥離することができるようになる。カバーテープ3bが剥離されたベーステープ3aは、部品取出位置2cまで搬送されて部品収納部3cに収納された部品Pが部品実装装置へ供給される。
なお、剥離補助テープ20を貼付したキャリアテープ3は、テープフィーダ1およびテープフィーダ100のいずれにも適用可能である。
本開示の部品供給装置および部品供給装置におけるテープ剥離方法は、実装に使用されることなく廃棄される部品の数を減少させて資材の有効活用を図ることができるという効果を有し、テープフィーダから取り出した部品を基板に実装する部品実装分野において有用である。
1、100 テープフィーダ
2 テープ搬送路
2c 部品取出位置
3 キャリアテープ
3a ベーステープ
3b カバーテープ
7A 第1のテープ搬送手段
7B 第2のテープ搬送手段
8 カバー部材
9 引き込み部
9a、9b テープ送りローラ
11 カバーテープ送り手段
12 テープ検出部
15 制御部
101 エアノズル

Claims (11)

  1. 部品実装装置に複数の部品を供給する部品供給装置であって、
    前記複数の部品を収納する複数の収納部が等間隔で形成されたベーステープと、前記ベーステープの上面を封止するカバーテープを有するキャリアテープをテープ搬送路に沿って搬送し、前記複数の部品を部品実装機構による部品取出位置に送るテープ搬送部と、
    前記テープ搬送路において前記部品取出位置の上流側の斜め下方に所定の間隔を隔てて配置され、前記キャリアテープから剥離された前記カバーテープを前記キャリアテープから離れるテープ送り方向に送るカバーテープ送り部と、
    前記テープ搬送部と前記カバーテープ送り部とを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部が前記キャリアテープの搬送タイミングおよび搬送量と、前記カバーテープのテープ送りタイミングおよび送り量とを制御することにより、前記所定の間隔の中途位置に設定されたカバーテープ剥離点にて前記キャリアテープから剥離された前記カバーテープが前記上流側に折り返されて、前記キャリアテープの上面と前記折り返されたカバーテープとが重なったテープ折り重なり部が形成され、
    前記カバーテープ送り部は、前記テープ折り重なり部が前記上流側に延出した部分を挟んで前記テープ送り方向に送る、部品供給装置。
  2. 前記カバーテープ送り部は、前記キャリアテープから剥離された前記カバーテープの先端部を引き込む引き込み部を備える、請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 前記キャリアテープとともに搬送された前記カバーテープの先端部を検出するテープ検出部を備え、
    前記引き込み部は、一対のテープ送りローラである、請求項2に記載の部品供給装置。
  4. 前記部品取出位置の上流側において、少なくとも前記テープ折り重なり部を含む範囲を前記テープ折り重なり部の上面側から覆うカバー部材を備えた、請求項1から3のいずれかに記載の部品供給装置。
  5. 前記カバー部材は、前記折り返されたカバーテープをガイドする、請求項4に記載の部品供給装置。
  6. 前記カバーテープは、前記ベーステープの端部よりもはみ出ているはみ出し部を有し、
    前記引き込み部は、前記はみ出し部を捕捉する、請求項2または3に記載の部品供給装置。
  7. 前記カバーテープには、剥離補助テープが貼付され、
    前記剥離補助テープは、前記カバーテープに貼付される貼付部と、前記キャリアテープの端部よりもはみ出ているはみ出し部を有し、
    前記引き込み部は、前記はみ出し部を捕捉する、請求項2または3に記載の部品供給装置。
  8. 部品実装装置に部品を供給する部品供給装置において、前記部品が収納され上面をカバーテープによって封止されたキャリアテープから前記カバーテープを剥離するテープ剥離方法であって、
    前記キャリアテープをテープ搬送路に沿って搬送するテープ搬送部によって、前記部品を部品実装機構による部品取出位置に送るテープ搬送工程と、
    前記テープ搬送路において前記部品取出位置の上流側の斜め下方に所定の間隔を隔て配置されたカバーテープ送り部によって、前記キャリアテープから剥離された前記カバーテープを前記キャリアテープから離れるテープ送り方向に送るカバーテープ送り工程とを含み、
    前記キャリアテープの搬送タイミングおよび搬送量と、前記カバーテープのテープ送りタイミングおよび送り量とを制御することにより、前記所定の間隔の中途位置に設定されたカバーテープ剥離点にて前記キャリアテープから剥離された前記カバーテープが前記上流側に折り返されて、前記キャリアテープの上面と前記折り返されたカバーテープとが重なったテープ折り重なり部を形成し、
    前記カバーテープ送り工程において、前記テープ折り重なり部が前記上流側に延出した部分を挟んで前記テープ送り方向に送る、部品供給装置におけるテープ剥離方法。
  9. 前記テープ搬送工程の開始に際して、前記キャリアテープとともに搬送された前記カバーテープの先端部を、前記カバーテープ送り部が備えた引き込み部によって引き込むカバーテープ引き込み工程を実行し、
    次いで前記カバーテープ送り部によるテープ送りを停止した状態で、前記テープ搬送部によって前記キャリアテープを所定の搬送量だけ搬送することにより、前記カバーテープ剥離点までカバーテープを剥離する剥離開始工程を実行し、
    さらに前記テープ搬送工程およびカバーテープ送り工程において、前記テープ搬送部と前記カバーテープ送り部とを同時に作動させて前記キャリアテープの搬送と前記カバーテープのテープ送りを同時に行うことにより、前記テープ折り重ね部を形成しながら前記キャリアテープの搬送と前記カバーテープの剥離とを継続して行う剥離継続工程を実行し、
    前記剥離継続工程において、前記所定の搬送量と同じ送り量で前記カバーテープをテープ送りすることにより前記テープ折り重ね部の形成範囲を維持する、請求項8に記載の部品供給装置におけるテープ剥離方法。
  10. 前記カバーテープは、前記ベーステープの端部よりもはみ出ているはみ出し部を有し、
    前記引き込み部は、前記はみ出し部を捕捉する、請求項9に記載のテープ剥離方法。
  11. 前記カバーテープには、剥離補助テープが貼付され、
    前記剥離補助テープは、前記カバーテープに貼付される貼付部と、前記キャリアテープの端部よりもはみ出ているはみ出し部を有し、
    前記引き込み部は、前記はみ出し部を捕捉する、請求項9に記載のテープ剥離方法。
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