JP7169355B2 - 車両用ワイパ制御装置及び車両用ワイパ制御方法 - Google Patents

車両用ワイパ制御装置及び車両用ワイパ制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、車両用ワイパ制御装置及び車両用ワイパ制御方法に関する。
ワイパブレードを往復動させる電動モータ(ワイパモータ)が過負荷状態で連続通電されるのを抑制するために、電動モータの回転位置が目標位置に達しない場合に電動モータを停止させる技術が知られている。
特開2013-52826号公報
しかしながら、上記のような従来技術では、高負荷時に、運転者の視界を阻害しない態様で電動モータを停止させることが難しい。例えば、電動モータを停止させたときのワイパブレードの位置が下反転位置と上反転位置の中間付近である場合、ワイパブレードが運転者の視界を阻害するおそれがある。
そこで、1つの側面では、本発明は、電動モータへの負荷が比較的高いときにワイパブレードが運転者の視界を阻害しない態様で電動モータを停止させることを目的とする。
1つの側面では、車両のウインドシールドカラスの払拭面上に配置可能であり、前記払拭面上に設定された下反転位置と上反転位置との間で往復払拭動作を行うワイパブレードと、
前記ワイパブレードを前記払拭面上にて往復動させる電動モータと、
前記電動モータを駆動する駆動部と、
前記ワイパブレードが前記上反転位置から前記下反転位置へ払拭する間の前記電動モータへの負荷を算出する負荷算出部と、
前記負荷算出部により算出された前記負荷の算出値と所定の閾値とを比較する負荷判定部と、
前記ワイパブレードを停止処理するためのワイパ停止処理プログラムを記憶した記憶装置とを含み、
前記負荷判定部により、前記算出値が前記閾値を超えたと判定された場合、前記駆動部は、前記ワイパ停止処理プログラムを実行し、前記ワイパブレードを、前記下反転位置で又は前記下反転位置の下方に設定された格納位置で停止させて、次の払拭動作を禁止するワイパ停止処理を行う、車両用ワイパ制御装置が提供される。
1つの側面では、本発明によれば、電動モータへの負荷が比較的高いときにワイパブレードが運転者の視界を阻害しない態様で電動モータを停止させることが可能となる。
車両用ワイパ制御装置が適用されるワイパ装置の概要の説明図である。 ワイパモータユニットの一例を示す要部断面図である。 車両用ワイパ制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 車両用ワイパ制御装置により実現される機能の一例を示す図である。 車両用ワイパ制御装置の制御状態の遷移態様の一例を示す遷移図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
図1は、車両用ワイパ制御装置が適用されるワイパ装置12の概要の説明図である。
ワイパ装置12は、車両のフロントウインドシールドガラス11に対して設けられる。なお、ワイパ装置12は、フロントウインドシールドガラス11を払拭する。以下では、フロントウインドシールドガラス11におけるワイパ装置12により払拭される表面を、「払拭面」とも称する。
ワイパ装置12は、ワイパアーム14、16、ワイパブレード17、18、ワイパモータユニット19、及び動力伝達機構20を含む。
ワイパアーム14、16は、それぞれ、回転軸13、15を中心として回転する。回転軸13、15は、動力伝達機構20を介してワイパモータユニット19に接続される。
ワイパブレード17、18は、それぞれ、ワイパアーム14、16の自由端に取り付けられる。ワイパブレード17、18は、フロントウインドシールドガラス11の払拭面上に配置可能であり、払拭面上に設定された下反転位置P1と上反転位置P2との間で往復払拭動作を行う。なお、図1では、ワイパブレード17、18は、上反転位置P2で図示されている。なお、ワイパブレード17、18は、基本的に、同期して下反転位置P1と上反転位置P2との間で往復払拭動作を行う。また、ワイパブレード17、18は、格納位置P0に格納可能である。ワイパブレード17、18は、ワイパ装置12のオフ状態等において、格納位置P0で保持される。
ワイパモータユニット19は、動力伝達機構20を介してワイパアーム14、16を駆動することで、ワイパブレード17、18を往復払拭動作させる。ワイパモータユニット19は、例えばブラシレスモータであるワイパモータ192(図2参照)を含む。ワイパモータユニット19は、出力軸195に動力伝達機構20が接続される。
動力伝達機構20は、クランクアーム20aと他のリンク等を含む態様で形成される。動力伝達機構20は、ワイパモータユニット19からの動力を、回転軸13、15を介してワイパアーム14、16へと伝達する。
図2は、ワイパモータユニット19の一例を示す底面図である。図2では、ワイパモータユニット19は、内部を示すために、下側のカバーが取り外された状態で図示されている。
ワイパモータユニット19は、正逆回転可能なワイパモータ192(電動モータの一例)と、ギアボックス193とを含む。ワイパモータ192のモータ軸194の回転は、ギアボックス193内にて減速され、出力軸195に出力される。ワイパモータ192は、ケース196内に収容される。ワイパモータ192は、ロータ197と、ステータ198とを含む。ロータ197は、永久磁石(図示せず)を含む。ステータ198は、ロータ197まわりの円環状の形態である。ステータ198は、ステータコアにU、V、W相の各相のコイル(図示せず)が巻回される。ワイパモータ192の回転数(速度)及び回転方向は、各相のコイルに対する通電によって制御される。ワイパモータ192は、PWM(Pulse Width Modulation)制御により駆動回路320のインバータ回路のオンの時間幅(デューティ)を制御される。
ケース196の開口側端縁部には、ギアボックス193のケースフレーム1911が取り付けられる。モータ軸194の先端部は、ケース196から突出してケースフレーム1911内に収納される。モータ軸194の先端部には、ウォーム1912が形成されている。ウォーム1912には、ケースフレーム1911に回動可能に支持されたウォーム歯車1913が噛合している。ウォーム歯車1913には、ケースフレーム1911に回動可能に支持される出力軸195が一体に取り付けられる。なお、ウォーム歯車1913と出力軸195との間には、更なる減速機構が設けられてもよい。
ワイパモータ192の発生する回転出力は、ウォーム1912及びウォーム歯車1913を経て減速された状態で出力軸195に出力される。出力軸195には、動力伝達機構20のクランクアーム20a(図1参照)が取り付けられる。ワイパモータ192が作動すると、出力軸195を介してクランクアーム20aが駆動され、クランクアーム20aと接続された動力伝達機構20のリンク機構を介してワイパアーム14、16が作動する。
モータ軸194には、多極着磁マグネット1916が取り付けられる。ケースフレーム1911内には、多極着磁マグネット1916の外周部と対向するように、ホールIC(Integrated Circuit)1917が設けられる。ホールIC1917は、例えば、モータ軸194の中心に対して120度の角度差を有する位置に3個設けられている。3個のホールIC1917からは、位相が120度ずれたパルス信号が出力される。かかる信号に基づいて、モータ軸194の回転角(回転位置)が検出可能となる。
ウォーム歯車1913の底面には、出力軸回転検出用のマグネット1918が取り付けられる。ケースフレーム1911には、プリント基板1919が取り付けられる。プリント基板1919の上には、マグネット1918と対向するようにホールIC1920が配置されている。ホールIC1920からは、出力軸195の回転角に応じて変化する磁束(マグネット1918からの磁束)に応じた信号が出力される。かかる信号に基づいて、出力軸195の回転角(回転位置)が検出可能となる。
図3は、車両用ワイパ制御装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。図3には、車両用ワイパ制御装置30のハードウェア構成に関連付けて、他の車載電子機器38やワイパモータ192等が模式的に図示されている。
車載電子機器38は、図3に示すように、ワイパスイッチ381、車輪速センサ382等を含む。
ワイパスイッチ381は、ユーザが操作可能な位置に設けられ、例えばステアリングコラムに設けられる。ワイパスイッチ381は、ワイパ装置12に対して各種の設定が可能なスイッチ(操作部材)であり、例えばワイパ装置12のオン/オフ、払拭モード(払拭動作の種類)の選択や、払拭スピードの選択等が操作により可能なユーザインターフェースである。なお、ワイパスイッチ381は、例えばインストルメントパネル等に搭載される表示装置(図示せず)のタッチパネル(図示せず)により実現されてもよい。
車輪速センサ382は、各車輪に設けられるが、駆動輪だけに設けられてもよい。車輪速センサ382の検出値は、パルス信号の形態であってよい。車輪速センサ382の各検出値は、CAN(controller area network)のようなネットワーク87に周期的に出力される。なお、車輪速センサ382の各検出値(以下、「車輪速情報」とも称する)は、ブレーキ制御装置(図示せず)を介して車速への変換値に変換されてから、ネットワーク87に周期的に出力されてもよい。
また、車両用ワイパ制御装置30には、ワイパモータ192、及び、ワイパモータ192の回転角を検出する回転角センサ19aが接続される。なお、回転角センサ19aは、車載電子機器38の一要素であってもよい。回転角センサ19aは、上述したホールIC1917、1920を含む。
車両用ワイパ制御装置30は、コンピュータの形態であり、例えばECU(Electronic Control Unit)として具現化されてもよい。例えば、車両用ワイパ制御装置30は、ドアロック等を制御するボデーECUとして具現化されてもよいし、ボデーECUとは別のECUとして具現化されてもよい。
車両用ワイパ制御装置30は、図3に示すように、バス319で接続されたCPU(Central Processing Unit)311、RAM(Random Access Memory)312、ROM(Read Only Memory)313、補助記憶装置314、ドライブ装置315、及び通信インターフェース317、並びに、通信インターフェース317に接続された有線送受信部325及び無線送受信部326を含む。また、車両用ワイパ制御装置30は、図3に示すように、バス319で接続された駆動回路320を含む。駆動回路320は、例えばインバータ及び駆動ICを含んでよい(図3参照)。駆動回路320には、ワイパモータ192が接続される。なお、駆動回路320及びワイパモータ192は、車載電子機器38の要素であってもよい。また、駆動回路320は、車両用ワイパ制御装置30とは別に設けられてもよい。
補助記憶装置314は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、SSD(Solid State Drive)などであり、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。
有線送受信部325は、有線ネットワークを利用して通信可能な送受信部を含む。有線ネットワークは、例えばCANであるが、イーサネット(登録商標)のような他の形態であってもよい。有線送受信部325には、車載電子機器38が接続される。ただし、車載電子機器38の一部又は全部は、バス319に接続されてもよいし、無線送受信部326に接続されてもよい。
無線送受信部326は、無線ネットワークを利用して通信可能な送受信部である。無線ネットワークは、携帯電話の無線通信網、インターネット、World Wide Web、VPN(Virtual Private Network)、WAN(Wide Area Network)等を含んでよい。また、無線送受信部326は、近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)部、ブルーツース(Bluetooth、登録商標)通信部、Wi-Fi(Wireless-Fidelity)送受信部、赤外線送受信部などを含んでもよい。
なお、車両用ワイパ制御装置30は、記録媒体316と接続可能であってもよい。記録媒体316は、所定のプログラムを格納する。この記録媒体316に格納されたプログラムは、ドライブ装置315を介して車両用ワイパ制御装置30の補助記憶装置314等にインストールされる。インストールされた所定のプログラムは、車両用ワイパ制御装置30のCPU311により実行可能となる。例えば、記録媒体316は、CD(Compact Disc)-ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的あるいは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記録する半導体メモリ等であってよい。
なお、図3に示すハードウェア構成は、あくまで一例であり、多様な変更が可能である。例えば、変形例では、無線送受信部326が省略されてもよいし、ドライブ装置315が省略されてもよい。
図4は、車両用ワイパ制御装置30により実現される機能の一例を示す図である。
車両用ワイパ制御装置30は、位置検出部352と、ブレード位置推定部353と、負荷算出部354と、負荷判定部355と、駆動制御部356と、モード判定部357と、車速判定部358と、目標速度マップ記憶部370と、負荷マップ記憶部380とを含む。位置検出部352、ブレード位置推定部353、負荷算出部354、負荷判定部355、駆動制御部356、モード判定部357、及び車速判定部358は、CPU311が記憶装置(例えばROM313)内のプログラムを実行することで実現できる。目標速度マップ記憶部370及び負荷マップ記憶部380は、ROMのような記憶装置により実現できる。ここで、駆動制御部356は本発明における駆動部を構成している。
位置検出部352は、回転角センサ19aからのパルス信号に基づいて、ワイパモータ192の回転角を検出する。また、位置検出部352は、ホールIC1917からのパルスの出現タイミングに基づいてモータ軸194の回転方向を判別する。また、位置検出部352は、ホールIC1917のいずれか一方のパルス出力の周期から、ワイパモータ192の回転速度(モータ軸194の回転速度)を検出する。なお、モータ軸194の回転数とワイパブレード17、18の移動速度との間には、減速比及びリンク動作比に基づく相関関係があり、モータ軸194の回転数(回転速度)からワイパブレード17、18の移動速度を算出できる。従って、位置検出部352は、必要に応じてワイパブレード17、18の移動速度を算出してもよい。位置検出部352は、検出した回転角や回転方向、回転速度を表すワイパモータ情報を生成する。
ブレード位置推定部353は、位置検出部352により検出されたワイパモータ情報や、目標速度マップ記憶部370に記録された後述する目標速度マップ等に基づいて、ワイパブレード17、18の位置情報を生成する。
負荷算出部354は、ブレード位置推定部より、ワイパブレード17、18が上反転位置P2又は下反転位置P1に配置されているという位置情報を受信し、ワイパブレード17、18が上反転位置P2から下反転位置P1へ払拭する間(復路)のワイパモータ192への負荷を算出(推定)する。ワイパモータ192への負荷の算出方法は、多様であり、任意の方法が使用されてもよい。例えば、ワイパモータ192への負荷の算出方法は、特開2011-131779号公報に開示されるような方法であってもよい。具体的には、負荷算出部354は、ワイパモータ192の回転数やPWM制御によるデューティを取得し、回転数やデューティに応じて予め設定される負荷マップ(図示せず)に基づいて、負荷ポイント(負荷)を算出してもよい。負荷マップは、負荷マップ記憶部380に記憶される。負荷マップは、同一の回転数ではデューティが高いほど負荷が高くなる態様、かつ、同一のデューティでは回転数が低くなるほど負荷が高くなる態様で、負荷と回転数及びデューティとの関係を示すものであってよい。
あるいは、負荷算出部354は、デューティや、進角、通電角、回転数(モータ速度)、電圧(モータ駆動に用いる電源電圧)等のような各種パラメータのうちの、任意のパラメータの組み合わせを用いて負荷を算出してもよい。例えば、負荷マップは、進角ごとに及び/又は通電角ごとに用意されてもよい。また、ワイパモータ192に印加される電流を検出する電流センサを備える構成では、負荷算出部354は、ワイパモータ192に印加される電流に基づいて、負荷を算出してもよい。
また、負荷算出部354は、ワイパブレード17、18が上反転位置P2から下反転位置P1へ払拭する間のワイパモータ192への負荷について、各瞬時値のうちの最大値を算出(採用)してもよいし、ワイパブレード17、18が上反転位置P2から下反転位置P1へ払拭する間の各瞬時値の平均値を算出してもよいし、各瞬時値の積算値を算出してもよい。いずれの場合でも、負荷の算出値を適切に評価することで、後述するようなワイパブレード17、18のロック状態が生じるような高負荷状態を検出できる。
なお、負荷算出部354は、ワイパブレード17、18が上反転位置P2から下反転位置P1へ払拭する間である復路に加えて、他の区間におけるワイパモータ192への負荷を算出してもよい。例えば、負荷算出部354は、常時、ワイパブレード17、18への負荷を算出してもよい。ただし、ワイパブレード17、18が上反転位置P2から下反転位置P1へ払拭する間(復路)は、ワイパブレード17、18が下反転位置P1から上反転位置P2へ払拭する間(往路)よりも、走行風の影響により負荷が高くなる傾向がある。このため、制御上、ワイパブレード17、18が上反転位置P2から下反転位置P1へ払拭する間のワイパモータ192への負荷が有用となる。
負荷判定部355は、負荷算出部354により算出されたワイパモータ192への負荷の算出値と、所定の閾値Th1とを比較する。所定の閾値Th1は、駆動中のワイパブレード17、18のロック状態(下反転位置P1と上反転位置P2との間での位置での停止)が生じるような高い負荷を検出するための閾値である。所定の閾値Th1は、ワイパブレード17、18のロックが生じる際の負荷範囲の下限値Th0に近い値(ただし、当該下限値Th0未満の値)であってよい。負荷判定部355は、負荷算出部354による負荷の算出値が所定の閾値Th1を超えた場合、高負荷情報を生成する。
モード判定部357は、ユーザによるワイパスイッチ381の操作により選択されたワイパブレード17、18の払拭モードを判定する。モード判定部357はワイパスイッチ381の操作を検出し、払拭モード情報を生成する。
車速判定部358は、車輪速センサ382により検出された車両の走行速度と、所定の高速走行閾値とを比較する。高速走行閾値は、例えば110~120km/hであってよい。
駆動制御部356は、ワイパブレード17、18の目標位置にワイパブレード17、18が至るように駆動回路320を介してワイパモータ192を駆動する。目標位置としては、上反転位置P2や、下反転位置P1、格納位置P0等が設定されてよい。この際、駆動制御部356は、払拭面上におけるワイパブレード17、18の位置に対応して設定されたワイパブレード17、18の目標速度に基づいて、ワイパモータ192を駆動する。なお、ワイパブレード17、18の移動速度はワイパモータ192の回転速度に応じて決まるので、ワイパブレード17、18の目標速度は、ワイパモータ192の回転速度の目標回転速度と実質的に同じ概念である。従って、以下の説明では、ワイパブレード17、18の目標速度は、ワイパモータ192の回転速度の目標回転速度と読み替えて適用することも可能である。
例えば、駆動制御部356は、ワイパブレード17、18の位置(又はワイパモータ192の回転角)と目標速度との間の関係を表す目標速度マップ(図示せず)に基づいて、ワイパブレード17、18の位置に応じた目標速度を決定する。目標速度マップは、目標速度マップ記憶部370に記憶される。目標速度マップは、例えばワイパスイッチ381で設定可能な各種設定値(例えば払拭スピード)ごとに用意されてもよい。駆動制御部356は、目標速度を決定すると、当該目標速度でワイパブレード17、18が移動するように、ワイパモータ192の制御パラメータを決定する。制御パラメータは、デューティや、進角、通電角等である。この際、駆動制御部356は、位置検出部352からのワイパモータ情報に基づく現在のワイパモータ192の回転速度と、目標速度との間の差分に応じたフィードバック制御(例えば、PID(Proportional-Integral-Differential)制御)を実現してもよい。
また、駆動制御部356は、負荷算出部354による負荷の算出値が所定の閾値Th1を超えた場合、負荷判定部355による高負荷情報を受信し、ワイパ停止処理プログラムを実行する。ワイパ停止処理プログラムが実行されると、駆動制御部356は、ワイパブレード17、18を、下反転位置P1の下方に設定された格納位置P0で停止させて、次の払拭動作を禁止するワイパ停止処理を行う。なお、ワイパ停止処理プログラムは記憶装置(例えばROM313)内に記憶されている。また、ワイパ停止処理プログラムは、後述する第1ワイパ停止処理プログラムと第2ワイパ停止処理プログラムとを含む。
なお、駆動制御部356は、ワイパモータ192の回転速度と目標速度との関係(例えば差分)に応じた進角及び通電角でワイパモータ192を制御する第1モードと、ワイパモータ192の発生トルクが最大化する進角及び通電角でワイパモータ192を制御する第2モードとを含む2つ以上のモータ制御モードを実行してよい。第1モードは、通常状態で実行される。すなわち、駆動制御部356は、通常状態においては、上述のように、ワイパモータ192の回転速度と目標速度との差に応じて、ワイパモータ192の進角及び通電角を制御する。第2モードでは、目標速度の如何にかかわらず、ワイパモータ192の進角及び通電角は固定される。第1モードでは低回転数域でのトルクが小さくなり、第2モードでは第1モードに比べ、低回転数域でのトルクが大きくなる特性があるため、高負荷により回転速度が低くなっている場合は第2モードが比較的大きいトルクを出力する上で有効である。駆動制御部356は、ワイパ停止処理の際は、少なくとも部分的に(例えばワイパブレード17、18が下反転位置P1と上反転位置P2の間に位置する場合に)第2モードを実現する。この場合、ワイパ停止処理中にワイパブレード17、18がロックする可能性を低減できる。なお、第1モードが実現される通常状態は、ワイパ停止処理プログラムの実行中以外の状態であってもよいし、ワイパ停止処理プログラム及び他の所定のプログラムの実行中以外の状態であってもよい。
本実施例によれば、上述のように、負荷算出部354による負荷の算出値が所定の閾値Th1を超えた場合にワイパ停止処理が実行されるので、払拭途中の位置(下反転位置P1と上反転位置P2との間での位置)でのワイパブレード17、18のロック(高負荷によるロック)の可能性を低減できる。
具体的には、負荷算出部354による負荷の算出値が上述した下限値Th0を超えるような状況下では、負荷に抗することができる程の高いトルクをワイパモータ192により長時間発生させることが難しくなる。負荷に対してワイパモータ192により発生するトルクが長時間不足すると、ワイパブレード17、18がロックするおそれがある。なお、ワイパモータ192により発生するトルクが不足するほどの高い負荷は、例えば高速走行時やフロントウインドシールドガラス11の払拭面の状態がドライである場合等に生じやすい。
このようにして高い負荷に起因してワイパブレード17、18が払拭途中の位置でロックすると、ユーザ(例えば運転者)に違和感を与えるおそれがある。また、高い負荷に起因してワイパブレード17、18が払拭途中の位置でロックすると、運転者の視界を阻害するおそれがあり、商品性及び安全性の観点から望ましくない。
この点、本実施例によれば、上述のように、負荷算出部354による負荷の算出値が所定の閾値Th1を超えるような状況下では、ワイパブレード17、18は、格納位置P0で停止される。従って、本実施例によれば、負荷算出部354による負荷の算出値が所定の閾値Th1を超えるような状況下では、ワイパブレード17、18は、格納位置P0で留まり、新たな払拭動作が実行されることがない。これにより、新たな払拭動作の際の払拭途中の位置(下反転位置P1と上反転位置P2との間での位置)でのワイパブレード17、18のロックの可能性を低減できる。
また、本実施例において、駆動制御部356は、ワイパ停止処理によって格納位置P0で停止させると、ワイパモータ192への通電を停止する。従って、過負荷状態でワイパモータ192への通電が比較的に長時間にわたり継続されることを防止できる。
なお、本実施例において、駆動制御部356は、ワイパ停止処理プログラムの実行中、一旦、ワイパ停止処理によりワイパブレード17、18が停止させると、次の払拭動作を禁止する禁止状態となる。これにより、払拭途中の位置でワイパブレード17、18がロックされる可能性が高い状況下において、ワイパブレード17、18の次の払拭動作が自動的に開始されることを防止できる。この結果、次の払拭動作を開始することで生じうる不都合、すなわち次の払拭動作の際の払拭途中の位置(下反転位置P1と上反転位置P2との間での位置)でのワイパブレード17、18のロックを回避できる。
本実施例では、一例として、駆動制御部356は、一旦、ワイパ停止処理によりワイパブレード17、18を停止させると、モード判定部においてユーザによる所定操作が検出されるまで、ワイパブレード17、18の格納状態を維持してもよい。すなわち、ワイパ停止処理により禁止状態が実行されると、当該禁止状態は、ユーザによる所定操作が検出されるまで維持される。この場合、駆動制御部356は、ワイパ停止処理によりワイパブレード17、18が格納位置P0に至った後は、ユーザによる所定操作が検出されるまで、ワイパモータ192への通電を開始しないことになる。所定操作は、任意であるが、例えばワイパスイッチ381に対するオフ操作以外の任意の操作であってもよい。この場合、例えばワイパ停止処理プログラムの実行中に、ワイパブレード17、18を停止させた後に、ユーザによりワイパスイッチ381に対してオフ操作以外の何らかの操作がなされた場合に、ユーザによる払拭要求(払拭の再開要求)と見做して、ワイパ停止処理を終了する終了プログラムを実行する。終了プログラムが実行されると、駆動制御部356はワイパ停止処理を終了し、ユーザが選択した払拭モードにてワイパブレード17、18の払拭動作を再開させる。なお、終了プログラムは記憶装置(例えばROM313)内に記憶されている。
次に、図5の状態遷移図を参照して、車両用ワイパ制御装置30による動作例について説明する。
図5は、車両用ワイパ制御装置30の制御状態の遷移態様の一例を示す遷移図である。
車両用ワイパ制御装置30の制御状態(及びモード)は、図5に示すように、払拭状態S40と、高速モードS41と、第1強制格納モードS42と、格納モードS43、格納停止状態S44と、再始動モードS45と、第2強制格納モードS46と、第3強制格納モードS47と、リトライモードS48と、ワイパロック停止状態S49とを含む。
払拭状態S40は、ワイパ装置12の作動状態に対応する。払拭状態S40は、例えばワイパスイッチ381によりHi(高速連続払拭動作)、Lo(低速連続払拭動作)、INT(間欠払拭動作)のいずれかが選択された状態に対応する。また、レインセンサ(図示せず)を備える構成では、払拭状態S40は、例えばワイパスイッチ381によりAuto(レインセンサ応答払拭動作)が選択されかつレインセンサが雨滴を検出している状態に対応してよい。
高速モードS41は、払拭状態S40において車速判定部358により、車速が所定の高速走行閾値を超えたと判定された場合に実行される。
第1強制格納モードS42は、高速モードS41において、払拭モードが連続払拭動作であり、かつ負荷判定部355により復路の負荷が閾値Th1を超えたと判定された場合に実行される。言い換えれば、駆動制御部356は、負荷が閾値Th1を超えた時点で、車速が高速走行閾値以下の場合に、ワイパ停止処理プログラムを実行しない。連続払拭動作とは、INT(間欠払拭動作)を含まず、ワイパスイッチ381によりHiやLoが選択されたときの動作に対応する。また、連続払拭動作は、ワイパスイッチ381によりAutoが選択された状態において、レインセンサによる検出結果に応じた設定状態が、ワイパスイッチ381によりHiやLoが選択された状態と同様であるときの、動作を含んでよい。また、連続払拭動作は、ウォッシャー液の噴射後の払拭動作を含んでもよい。なお、復路の負荷は、上述のように負荷算出部354により算出される。
高速モードS41における復路の負荷が閾値Th1を超えたか否かの判定タイミングは、ワイパブレード17、18が下反転位置P1に至ったタイミングであってもよい。ただし、復路の負荷を瞬時値等で評価する変形例では、復路の負荷が閾値Th1を超えたか否かの判定タイミングは、復路中の任意のタイミングであってもよい。
第1強制格納モードS42は、格納モードS43に移行する前に、ワイパモータ192による最大のトルクで1回だけ払拭動作を行うためのモードである。例えば、第1強制格納モードS42では、往路では目標速度が所定速度V1に、復路では目標速度が所定速度V2に、往復路で進角が所定角α1に、通電角が所定角β1に、目標位置が下反転位置P1に、それぞれ設定されてもよい。この場合、所定速度V2は最小値であってよい。また、所定角α1及び所定角β1は、ワイパモータ192による発生トルクが最大化するように設定される。すなわち、第1強制格納モードS42では、復路において、モータ制御モードとして、上述した第2モードが実行される。例えば、所定角α1は、20度程度であってよく、所定角β1は、150度程度であってよい。
格納モードS43は、第1強制格納モードS42、第2強制格納モードS46、及び第3強制格納モードS47のいずれかからも遷移可能なモードである。格納モードS43は、第1強制格納モードS42において、ワイパブレード17、18が下反転位置P1に至った場合に遷移される。また、格納モードS43は、第2強制格納モードS46において、目標位置が下反転位置P1に設定されると遷移される。また、格納モードS43は、第3強制格納モードS47において、ワイパブレード17、18が下反転位置P1に至った場合に遷移される。
格納モードS43では、例えばデューティに対して格納用のリミット値が設定されてよい。この場合、駆動制御部356は、格納用のリミット値を超えない範囲でデューティを制御して、ワイパブレード17、18を格納位置P0に至らせる。
格納停止状態S44は、格納モードS43において、ワイパブレード17、18が格納位置P0に至った場合に遷移される。格納停止状態S44は、ユーザによる所定操作が検出されるまで維持される。
再始動モードS45は、格納停止状態S44において、ユーザによる所定操作が検出されると遷移される。再始動モードS45では、駆動制御部356は、ワイパブレード17、18による払拭動作を開始させる。この際、駆動制御部356は、格納停止状態S44に至る直前の設定に従ってワイパモータ192を駆動してよい。あるいは、駆動制御部356は、所定操作の属性に応じた設定に従ってワイパモータ192を駆動してよい。
第2強制格納モードS46は、高速モードS41において、払拭モードが間欠払拭動作でありかつ復路の負荷が閾値Th1を超えた場合に実行される。第2強制格納モードS46は、格納モードS43に移行する前に、目標位置を下反転位置P1に設定(変更)するためのモードである。なお、復路の負荷が閾値Th1を超えたか否かの判定タイミングは、ワイパブレード17、18が下反転位置P1に至ったタイミングであってもよい。ただし、復路の負荷を瞬時値等で評価する変形例では、復路の負荷が閾値Th1を超えたか否かの判定タイミングは、復路中の任意のタイミングであってもよい。
第3強制格納モードS47は、高速モードS41において、ワイパブレード17、18のロック状態が検出された場合に遷移される。かかる遷移は、例えば、復路の負荷が、突風などにより、閾値Th1を超えて第1強制格納モードに移行する前に(すなわち当該復路において)、ワイパブレード17、18がロックするレベルの負荷(上述した下限値Th0)を超えてしまった場合に、実現されうる。第3強制格納モードS47は、ワイパブレード17、18のロック状態を解消するためのモードである。第3強制格納モードS47では、目標速度が所定速度V2に、進角が所定角α1に、通電角が所定角β1に、目標位置が下反転位置P1に、それぞれ設定されてもよい。すなわち、第3強制格納モードS47では、第1強制格納モードS42と同様、各種制御パラメータは、ワイパモータ192による発生トルクが最大化するように設定される。従って、第3強制格納モードS47では、モータ制御モードとしては、上述した第2モードが実行されることになる。以下では、このような第3強制格納モードS47でのワイパモータ192の駆動を、「リトライ駆動」と称する。なお、リトライ駆動の結果、ワイパブレード17、18が下反転位置P1に至った場合は、上述のように、格納モードS43に移行する。
リトライモードS48は、第1強制格納モードS42及び第3強制格納モードS47のいずれからも遷移可能なモードである。リトライモードS48は、第1強制格納モードS42において、ロック状態が検出された場合に遷移される。また、リトライモードS48は、第3強制格納モードS47において、リトライ駆動の結果、ロック状態が再度検出された場合に遷移される。なお、ロック状態は、例えば、所定時間以上、ワイパブレード17、18の移動が検出されない場合に検出されてもよい。
リトライモードS48は、ワイパブレード17、18のロック状態を解消するためのモードである。リトライモードS48では、目標速度が所定速度V2に、進角が所定角α1に、通電角が所定角β1に、目標位置が下反転位置P1に、それぞれ設定されてもよい。すなわち、リトライモードS48では、第3強制格納モードS47と同様、各種制御パラメータは、ワイパモータ192による発生トルクが最大化するように設定される。
リトライモードS48では、リトライ駆動の結果、ロック状態が再度検出された場合は、ブロッキングカウンタが“1”ずつインクリメントされる。他方、リトライモードS48では、リトライ駆動の結果、ロック状態が解消された場合は、第1強制格納モードS42に移行する。なお、ブロッキングカウンタの初期値は“0”であり、ロック状態が解消されると、“0”にリセットされる。
ワイパロック停止状態S49は、リトライモードS48において、ブロッキングカウンタが所定値(本例では“5”)になった場合に遷移される。ワイパロック停止状態S49では、ワイパモータ192は停止される。
このようにして図5に示す動作例によれば、ロック状態が生じやすい高速モードS41において、復路の負荷が閾値Th1を超えると、第1強制格納モードS42又は第2強制格納モードS46を介して、格納モードS43及び格納停止状態S44を実行できる。これにより、ロック状態が生じやすい高速モードS41において、ロック状態の可能性が高い高負荷状態においても、ロック状態とならずに格納モードS43及び格納停止状態S44を実行できる可能性が高くなる。これにより、ロック状態に起因した上述の不都合(運転者の視界が阻害される等の不都合)が生じる可能性を低減できる。
また、図5に示す動作例によれば、高速モードS41において、連続払拭動作で復路の負荷が閾値Th1を超えると、第1強制格納モードS42を介して、格納モードS43及び格納停止状態S44を実行できる。すなわち、高速モードS41において、連続払拭動作で復路の負荷が閾値Th1を超えると、駆動制御部356は、ワイパブレード17、18を上反転位置P2まで移動させてから、格納位置P0まで移動させかつ格納位置P0で停止させる(第1ワイパ停止処理プログラムによる制御の一例)。これにより、1回分だけ(追加の)払拭動作が実行された上で、格納モードS43及び格納停止状態S44が実現されるので、違和感の低減された態様でワイパブレード17、18を格納位置P0まで移動させかつ停止させることができる。なお、変形例では、2回以上払拭動作が実行された上で、格納モードS43及び格納停止状態S44が実現されてもよいし、1回の払拭動作が実行されることなく格納モードS43及び格納停止状態S44が実現されてもよい。なお、後者の場合は、第2強制格納モードS46と同様になる。
なお、図5に示す動作例において、第1強制格納モードS42から格納停止状態S44に至らせる際、ワイパブレード17、18を下反転位置P1で停止させることなく、格納停止状態S44に至るように制御してもよい。すなわち、下反転位置P1までに移動させる際の移動速度を維持したまま、ワイパブレード17、18を上反転位置P2から格納位置P0まで移動させてもよい。この場合は、自然な動作の流れの中で、ワイパブレード17、18を、下反転位置P1を超えて格納停止状態S44に至らせることができる。ただし、変形例では、第1強制格納モードS42から格納停止状態S44に至らせる際、ワイパブレード17、18を下反転位置P1で一時的に停止させてから、格納停止状態S44に至るように制御してもよい。
また、図5に示す動作例によれば、高速モードS41において、間欠払拭動作で復路の負荷が閾値Th1を超えると、第2強制格納モードS46を介して、格納モードS43及び格納停止状態S44を実行できる。すなわち、高速モードS41において、間欠払拭動作で復路の負荷が閾値Th1を超えると、駆動制御部356は、ワイパブレード17、18を上反転位置P2まで移動させることなく、格納位置P0まで移動させかつ格納位置P0で停止させる(第2ワイパ停止処理プログラムによる制御の一例)。これにより、間欠払拭動作に伴う下反転位置P1での停止(一時的な停止)後に、格納位置P0へとワイパブレード17、18が移動されるので、間欠払拭動作に係る自然な動作の流れの中で、ワイパブレード17、18を格納停止状態S44に至らせることができる。ただし、変形例では、連続払拭動作の場合と同様、追加の払拭動作を行った上で、ワイパブレード17、18を格納停止状態S44に至らせてもよい。
また、図5に示す動作例によれば、第3強制格納モードS47においてワイパブレード17、18が下反転位置P1に至ると、第1強制格納モードS42を介することなく(すなわち追加の払拭動作が実行されることなく)、格納モードS43及び格納停止状態S44が実現される。これにより、第3強制格納モードS47が実行されるような高負荷状態において、追加の払拭動作の際に再びロック状態となる可能性を無くすことができる。
なお、図5に示す動作例では、リトライモードS48においてロック状態が解消されると、第1強制格納モードS42に移行されるが、これに限られない。例えば、リトライモードS48においてロック状態が解消されると、第2強制格納モードS46に移行されてもよい。この場合、追加の払拭動作が実行されることなく格納モードS43及び格納停止状態S44が実現される。これにより、リトライモードS48が実行されるような高負荷状態において、追加の払拭動作の際に再びロック状態となる可能性を無くすことができる。
また、図5では、図示されないが、車両用ワイパ制御装置30の制御状態は、他の状態を有してもよい。例えば、車両用ワイパ制御装置30の制御状態は、緊急動作状態や熱保護動作状態を含んでよい。緊急動作状態は、所定の条件下で緊急的にワイパブレード17、18による払拭動作を実現する状態であり、熱保護動作状態は、熱によるワイパモータ192等へのダメージを低減する態様でワイパブレード17、18による払拭動作を実現する状態である。車両用ワイパ制御装置30の制御状態が緊急動作状態や熱保護動作状態である場合は、第1強制格納モードS42、第2強制格納モードS46、及び第3強制格納モードS47は実行されないこととしてもよい。
また、図5に示す動作例では、払拭面の状態にかかわらず、第1強制格納モードS42及び第2強制格納モードS46が実行されるが、これに限られない。例えば、払拭面が比較的ドライな状態である場合にのみ、第1強制格納モードS42及び第2強制格納モードS46が実行されてもよい。これは、払拭面が比較的ドライな状態では、ウェットな状態に比べて、ワイパブレード17、18と払拭面との間の摩擦力が高くなり、高負荷となりやすいためである。この場合、払拭面の状態は、レインセンサにより検出可能な雨滴量に基づいて判定されてもよい。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した実施例では、動力伝達機構20を用いているが、これに限られない。例えば、動力伝達機構20を用いず、ワイパモータ192の出力軸195に直接ワイパアーム14を装着してもよい。
また、上述した実施例では、ワイパモータ192は、ブラシレスモータであるが、ブラシ付きモータであってもよい。
さらに、上述した実施例では、ワイパブレード17,18は、ワイパ装置12のオフ状態等において、格納位置P0で保持されるが、これに限られない。例えば、払拭面上に格納位置P0を持たない車両では、格納位置P0を下反転位置P1に置き換えて各払拭動作を行ってもよい。
<付記>
なお、以上の実施例に関し、さらに以下の態様を開示する。
[態様1]
車両のウインドシールドガラスの払拭面上に配置可能であり、前記払拭面上に設定された下反転位置と上反転位置との間で往復払拭動作を行うワイパブレードと、
前記ワイパブレードを前記払拭面上にて往復動させる電動モータと、
前記電動モータを駆動する駆動部と、
前記ワイパブレードが前記上反転位置から前記下反転位置へ払拭する間の前記電動モータへの負荷を算出する負荷算出部と、
前記負荷算出部により算出された前記負荷の算出値と所定の閾値とを比較する負荷判定部と、
前記ワイパブレードを停止処理するためのワイパ停止処理プログラムを記憶した記憶装置とを含み、
前記負荷判定部により、前記算出値が前記閾値を超えたと判定された場合、前記駆動部は、前記ワイパ停止処理プログラムを実行し、前記ワイパブレードを、前記下反転位置で又は前記下反転位置の下方に設定された格納位置で停止させて、次の払拭動作を禁止するワイパ停止処理を行う、車両用ワイパ制御装置。
態様1によれば、負荷の算出値が所定の閾値を超えると、ワイパ停止処理が実行されるので、負荷の算出値が所定の閾値を超えても依然としてワイパブレードの往復払拭動作を通常通り継続させる場合に生じうる不都合(すなわちワイパブレードのロック等)を低減できる。すなわち、電動モータへの負荷が比較的高いときにワイパブレードが運転者の視界を阻害しない態様で電動モータを停止させることができる。
[態様2]
前記駆動部は、前記ワイパ停止処理プログラムの実行中において、前記ワイパブレードを前記上反転位置まで移動させてから、前記格納位置まで移動させかつ前記格納位置で停止させて、次の払拭動作を禁止する、態様1に記載の車両用ワイパ制御装置。
態様2によれば、負荷の算出値が所定の閾値を超えると、追加の往復払拭動作を経てから、ワイパブレードが格納位置で停止されることになるので、違和感の低減された態様でワイパ停止処理を実現できる。
[態様3]
前記駆動部は、前記ワイパ停止処理プログラムの実行中において、前記ワイパブレードを前記上反転位置まで移動させてから前記格納位置まで移動させる際に、前記ワイパブレードを前記下反転位置で停止させない、態様2の車両用ワイパ制御装置。
態様3によれば、往復払拭動作から連続する態様でワイパブレードを格納位置に至らせることができ、違和感の低減された態様でワイパ停止処理を実現できる。
[態様4]
前記記憶装置は、前記ワイパ停止処理プログラムとして第1ワイパ停止処理プログラムと第2ワイパ停止処理プログラムとを記憶しており、
前記駆動部は、前記第1ワイパ停止処理プログラムの実行中において、前記ワイパブレードを前記上反転位置まで移動させてから、前記格納位置まで移動させかつ前記格納位置で停止させ、前記第2ワイパ停止処理プログラムの実行中において、前記ワイパブレードを前記上反転位置まで移動させることなく前記格納位置まで移動させかつ前記格納位置で停止させる、態様1の車両用ワイパ制御装置。
態様4によれば、複数種類のワイパ停止処理を選択的に利用できるので、例えば、払拭モード等に応じた適切なワイパ停止処理を実現できる。
[態様5]
前記駆動部は、車両に設けられたワイパスイッチの操作に応じて前記ワイパブレードを連続払拭動作又は間欠払拭動作させ、前記負荷判定部により前記算出値が前記閾値をこえたと判定された場合、前記ワイパブレードが連続払拭動作中である場合は前記第1ワイパ停止処理プログラムを実行し、前記ワイパブレードが間欠払拭動作中である場合は前記第2ワイパ停止処理を実行する、態様4の車両用ワイパ制御装置。
態様5によれば、払拭モードに応じた適切なワイパ停止処理を実現できる。例えば、払拭モードが連続払拭動作である場合は第1ワイパ停止処理が実行されるので、追加の往復払拭動作によって、ユーザに与えうる違和感を低減できる。
[態様6]
前記車両の走行速度を検出する車速検出部と、
前記車速検出部によって検出された前記車両の前記走行速度と所定速度とを比較する車速判定部と、
をさらに備え、
前記駆動部は、前記負荷判定部により前記算出値が前記閾値を超えたと判定された時点で、前記車速判定部により検出された前記走行速度が前記所定速度以下の場合に、前記ワイパ停止処理プログラムを実行しない、態様1~5のうちのいずれかの車両用ワイパ制御装置。
態様6によれば、負荷の算出値が所定の閾値を超えかつ車両の走行速度が所定速度を超えた場合は、ワイパブレードのロックが生じる可能性が高いため、かかる状況下で、ワイパ停止処理を実現できる。
[態様7]
前記電動モータは、コイルに通電することで回転子が回転するブラシレスモータであり、
前記記憶装置は、前記電動モータの進角及び通電角を制御するプログラムとして第1モードと第2モードとを記憶しており、
前記駆動部は、前記第1モードが選択されると、前記払拭面上における前記ワイパブレードの位置に対応して設定された前記ワイパブレードの目標速度又は前記電動モータの目標回転速度と前記電動モータの回転速度との関係に応じた進角及び通電角で前記電動モータを制御し、前記第2モードが選択されると、前記電動モータの発生トルクが最大化する進角及び通電角で前記電動モータを制御し、
前記駆動部は、前記ワイパ停止処理プログラムの実行中において、前記ワイパブレードが前記下反転位置と前記上反転位置の間に位置する間、前記第2モードを実行する、態様1~6のうちのいずれかの車両用ワイパ制御装置。
態様7によれば、ワイパ停止処理の実行中において、ワイパブレードのロックが生じる可能性を低減できる。
[態様8]
前記記憶装置は、前記ワイパ停止処理プログラムを終了する終了プログラムを記憶しており、
前記駆動部は、前記ワイパ停止処理プログラムの実行中において、前記ワイパブレードを停止させた後にユーザによる所定操作を検出すると、前記ワイパブレードの往復払拭動作を再開させる、態様1~7のうちのいずれかの車両用ワイパ制御装置。
態様8によれば、ユーザによる所定操作に基づいてワイパブレードの次の払拭動作に対する禁止状態が解除される。すなわち、ユーザは、所定操作を行うことでワイパブレードの往復払拭動作を再開させることができる。
[態様9]
電動モータを駆動することで、ワイパブレードを車両のウインドシールドガラスの払拭面上に設定された下反転位置と上反転位置との間で往復払拭動作させ、
前記ワイパブレードが上反転位置から下反転位置へ払拭する間の電動モータへの負荷を算出し、
前記負荷の算出値が所定の閾値を超えた場合、前記ワイパブレードを、前記下反転位置まで又は前記下反転位置の下方に設定された格納位置で停止させることを含む、コンピュータにより実行される車両用ワイパ制御方法。
態様9によれば、負荷の算出値が所定の閾値を超えると、ワイパブレードが下反転位置まで又は格納位置で停止されるので、負荷の算出値が所定の閾値を超えても依然としてワイパブレードの往復払拭動作を通常通り継続させる場合に生じうる不都合(すなわちワイパブレードのロック等)を低減できる。すなわち、電動モータへの負荷が比較的高いときにワイパブレードが運転者の視界を阻害しない態様で電動モータを停止させることができる。
11 フロントウインドシールドガラス
12 ワイパ装置
13 回転軸
14 ワイパアーム
15 回転軸
16 ワイパアーム
17 ワイパブレード
18 ワイパブレード
19 ワイパモータユニット
19a 回転角センサ
20 動力伝達機構
20a クランクアーム
30 車両用ワイパ制御装置
192 ワイパモータ
193 ギアボックス
194 モータ軸
195 出力軸
352 位置検出部
354 負荷算出部
356 駆動制御部
370 目標速度マップ記憶部
380 負荷マップ記憶部
381 ワイパスイッチ
382 車輪速センサ
1911 ケースフレーム
1912 ウォーム
1913 ウォーム歯車
1916 多極着磁マグネット
1918 マグネット

Claims (7)

  1. 車両のウインドシールドガラスの払拭面上に配置可能であり、前記払拭面上に設定された下反転位置と上反転位置との間で往復払拭動作を行うワイパブレードと、
    前記ワイパブレードを前記払拭面上にて往復動させる電動モータと、
    前記電動モータを駆動する駆動部と、
    前記ワイパブレードが前記上反転位置から前記下反転位置へ払拭する間の前記電動モータへの負荷を算出する負荷算出部と、
    前記負荷算出部により算出された前記負荷の算出値と所定の閾値とを比較する負荷判定部と、
    前記ワイパブレードを停止処理するためのワイパ停止処理プログラムを記憶した記憶装置と
    前記車両の走行速度を検出する車速検出部と、
    前記車速検出部によって検出された前記車両の前記走行速度と所定速度とを比較する車速判定部と、を含み、
    前記負荷判定部により、前記算出値が前記閾値を超えたと判定された場合、前記駆動部は、前記ワイパ停止処理プログラムを実行し、前記ワイパブレードを、前記下反転位置で又は前記下反転位置の下方に設定された格納位置で停止させて、次の払拭動作を禁止するワイパ停止処理を行
    前記負荷判定部により前記算出値が前記閾値を超えたと判定された時点で、前記車速判定部により検出された前記走行速度が前記所定速度以下の場合に、前記ワイパ停止処理プログラムを実行しない、車両用ワイパ制御装置。
  2. 前記駆動部は、前記ワイパ停止処理プログラムの実行中において、前記ワイパブレードを前記上反転位置まで移動させてから、前記格納位置まで移動させかつ前記格納位置で停止させて、次の払拭動作を禁止する、請求項1に記載の車両用ワイパ制御装置。
  3. 前記駆動部は、前記ワイパ停止処理プログラムの実行中において、前記ワイパブレードを前記上反転位置まで移動させてから前記格納位置まで移動させる際に、前記ワイパブレードを前記下反転位置で停止させない、請求項2に記載の車両用ワイパ制御装置。
  4. 前記記憶装置は、前記ワイパ停止処理プログラムとして第1ワイパ停止処理プログラムと第2ワイパ停止処理プログラムとを記憶しており、
    前記駆動部は、前記第1ワイパ停止処理プログラムの実行中において前記ワイパブレードを前記上反転位置まで移動させてから、前記格納位置まで移動させかつ前記格納位置で停止させ、前記第2ワイパ停止処理プログラムの実行中において、前記ワイパブレードを前記上反転位置まで移動させることなく前記格納位置まで移動させかつ前記格納位置で停止させる、請求項1に記載の車両用ワイパ制御装置。
  5. 前記駆動部は、車両に設けられたワイパスイッチの操作に応じて前記ワイパブレードを連続払拭動作又は間欠払拭動作させ、前記負荷判定部により前記算出値が前記閾値をこえたと判定された場合、前記ワイパブレードが連続払拭動作中である場合は前記第1ワイパ停止処理プログラムを実行し、前記ワイパブレードが間欠払拭動作中である場合は前記第2ワイパ停止処理を実行する、請求項4に記載の車両用ワイパ制御装置。
  6. 前記電動モータは、コイルに通電することで回転子が回転するブラシレスモータであり、
    前記記憶装置は、前記電動モータの進角及び通電角を制御するプログラムとして第1モードと第2モードとを記憶しており、
    前記駆動部は、前記第1モードが選択されると、前記払拭面上における前記ワイパブレードの位置に対応して設定された前記ワイパブレードの目標速度又は前記電動モータの目標回転速度と前記電動モータの回転速度との関係に応じた進角及び通電角で前記電動モータを制御し、前記第2モードが選択されると、前記電動モータの発生トルクが最大化する進角及び通電角で前記電動モータを制御し、
    前記駆動部は、前記ワイパ停止処理プログラムの実行中において、前記ワイパブレードが前記下反転位置と前記上反転位置の間に位置する間、前記第2モードを実行する、請求項1~5のうちのいずれか1項に記載の車両用ワイパ制御装置。
  7. 前記記憶装置は、前記ワイパ停止処理プログラムを終了する終了プログラムを記憶しており、
    前記駆動部は、前記ワイパ停止処理プログラムの実行中において、前記ワイパブレードを停止させた後にユーザによる所定操作を検出すると、前記ワイパブレードの往復払拭動作を再開させる、請求項1~6のうちのいずれか1項に記載の車両用ワイパ制御装置。

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