JP2003160025A - ワイパ装置の制御方法 - Google Patents

ワイパ装置の制御方法

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JP2003160025A JP2001361721A JP2001361721A JP2003160025A JP 2003160025 A JP2003160025 A JP 2003160025A JP 2001361721 A JP2001361721 A JP 2001361721A JP 2001361721 A JP2001361721 A JP 2001361721A JP 2003160025 A JP2003160025 A JP 2003160025A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各ワイパブレードの先後関係を保った適正な
払拭動作を保障し、オーバーラップ領域での衝突を防止
する 【解決手段】 各ワイパモータに出力する駆動電圧のD
uty比を、次の条件に従って設定する。(イ)行き動
作における始動位置からあらかじめ設定した第1の払拭
位置P1までの区間G1を各ワイパブレードが移動する
間は、運転席側ワイパモータのDuty比を、助手席側
ワイパモータのDuty比よりも大きくする。(ロ)戻
り動作における各上側折返し位置からあらかじめ設定し
た第2の払拭位置P2までの区間R1を各ワイパブレー
ドが移動する間は、助手席側ワイパモータのDuty比
を、運転席側ワイパモータのDuty比よりも大きくす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両フロントガ
ラスを払拭するためのワイパ装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両フロントガラスを払拭するた
めのワイパ装置として、一対のワイパブレードをそれぞ
れ別個のワイパモータにより駆動するとともに、各ワイ
パブレードの払拭領域が一定の範囲でオーバーラップす
る構成のワイパ装置(オーバーラップ式ワイパ装置)が
開発されている。
【0003】図1は、オーバーラップ式ワイパ装置の概
要を示す図である。同図に示すように、オーバーラップ
式ワイパ装置は、第1のワイパブレードとしての運転席
側ワイパブレード10と第2のワイパブレードとしての
助手席側ワイパブレード20とを備えている。運転席側
ワイパブレード10には、第1のワイパモータとしての
運転席側ワイパモータ11からの駆動力がリンク機構1
2を介して伝えられる。一方、助手席側ワイパブレード
20には、第2のワイパモータとしての助手席側ワイパ
モータ21からの駆動力がリンク機構22を介して伝え
られる。
【0004】通常、運転席側ワイパモータ11は一方向
に回転し、その回転駆動力をリンク機構12が運転席側
ワイパブレード10の往復回動動作に変換する。これに
より運転席側ワイパブレード10は、フロントガラス1
の下端縁側に設定された始動位置2とフロントガラス1
の一方の側端縁側に設定された上側折返し位置3との間
を往復移動する。
【0005】同様に、助手席側ワイパモータ21も通常
は一方向に回転し、その回転駆動力をリンク機構22が
助手席側ワイパブレード20の往復回動動作に変換す
る。これにより助手席側ワイパブレード20も、フロン
トガラス1の下端縁側に設定された始動位置2とフロン
トガラス1の他方の側端縁側に設定された上側折返し位
置4との間を往復移動する。
【0006】これら各ワイパブレード10,20の往復
移動は、それぞれ始動位置2から開始されるが、互いの
干渉を回避するために、一方のワイパブレード10また
は20が先行して移動し、他方のワイパブレード20ま
たは10がそれに追従するように移動するよう制御され
ている。一般に、始動位置2から上側折返し位置3,4
へ向かう行き動作では、運転席側ワイパブレード10が
先行して移動し、助手席側ワイパブレード20がこれに
追従する。逆に、上側折返し位置3,4から始動位置2
へ向かう戻り動作では、助手席側ワイパブレード20が
先行して移動し、運転席側ワイパブレード10がこれに
追従するように制御されている。
【0007】そして、運転席側ワイパブレード10は、
フロントガラス1の第1の払拭領域1Aを払拭し、助手
席側ワイパーブレード20は、フロントガラス1の第2
の払拭領域1Bを払拭する。これら各ワイパブレードの
払拭領域1A,1Bは、図1にハッチングで示す領域
(以下、オーバーラップ領域という)1Cでオーバーラ
ップするように設定されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した構成のオーバ
ーラップ式ワイパ装置において、各ワイパモータ11,
21は、もちろん互いに同期して駆動制御されている
が、各ワイパブレード10,20に対する払拭抵抗のば
らつきをはじめとする種々の外的または内的要因によ
り、各ワイパブレード10,20の払拭速度が不安定に
変動してしまうおそれがあった。そして、各ワイパブレ
ード10,20の払拭速度が不安定に変動した場合に
は、特にオーバーラップ領域において、先行するワイパ
ブレードに後ろから移動してくるワイパブレードが追い
つき衝突してしまうことも想定される。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、各ワイパブレードの先後関係を保った適正な
払拭動作を保障し、オーバーラップ領域での衝突を防止
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、車両フロントガラスの下端縁側
に設定された始動位置と車両フロントガラスの一方の側
端縁側に設定された一方の上側折返し位置との間を往復
移動して車両フロントガラスの第1の払拭領域を払拭す
る第1のワイパブレードと、車両フロントガラスの下端
縁側に設定された始動位置と車両フロントガラスの他方
の側端縁側に設定された他方の上側折返し位置との間を
往復移動して車両フロントガラスの第2の払拭領域を払
拭する第2のワイパブレードと、第1のワイパブレード
を駆動する第1のワイパモータと、第2のワイパブレー
ドを駆動する第2のワイパモータと、を備え、上記第1
の払拭領域と上記第2の払拭領域とが重複するオーバー
ラップ領域を各ワイパブレードがオーバーラップして払
拭するとともに、始動位置から上側折返し位置へ向かう
行き動作では、第1のワイパブレードが第2のワイパブ
レードより先行してオーバーラップ領域を移動し、か
つ、上側折返し位置から始動位置へ向かう戻り動作で
は、第2のワイパブレードが第1のワイパブレードより
先行してオーバーラップ領域を移動する構成のワイパ装
置において、
【0011】各ワイパモータへの電流出力レベルを、少
なくとも次の(イ)および(ロ)の条件を満たすように
制御することを特徴とする。 (イ)行き動作における始動位置からあらかじめ設定し
た第1の払拭位置までの領域を各ワイパブレードが移動
する間は、第1のワイパモータへの電流出力レベルを、
第2のワイパモータへの電流出力レベルよりも大きくす
る。 (ロ)戻り動作における各上側折返し位置からあらかじ
め設定した第2の払拭位置までの領域を各ワイパブレー
ドが移動する間は、第2のワイパモータへの電流出力レ
ベルを、第1のワイパモータへの電流出力レベルよりも
大きくする。
【0012】このように、行き動作における動作開始か
らしばらくの間、第1のワイパモータへの電流出力レベ
ルを大きくすることで、行き動作において先行する第1
のワイパブレードを、後から移動してくる第2のワイパ
ブレードよりも迅速に移動させることができる。また、
戻り動作においてはその動作開始からしばらくの間、第
2のワイパモータへの電流出力レベルを大きくすること
で、戻り動作において先行する第2のワイパブレード
を、後から移動してくる第1のワイパブレードよりも迅
速に移動させることができる。その結果、各ワイパブレ
ードの先後関係を保った適正な払拭動作を保障し、オー
バーラップ領域での衝突を防止することが可能となる。
【0013】なお、上記第1の払拭位置は、オーバーラ
ップ領域の終端付近に設定することが好ましく(請求項
3)、また第2の払拭位置は、オーバーラップ領域への
侵入端付近に設定することが好ましい(請求項4)。こ
のように設定することで、オーバーラップ領域での各ワ
イパブレードの衝突をいっそう確実に防止することでき
る。
【0014】さらに、請求項2の発明は、上記(イ),
(ロ)の条件に加え、次の(ハ)および(ニ)の条件を
満たすように各ワイパモータへの電流出力レベルを制御
することを特徴とする。 (ハ)行き動作における第1の払拭位置から各上側折返
し位置までの領域を各ワイパブレードが移動する間は、
第2のワイパモータへの電流出力レベルを、第1のワイ
パモータへの電流出力レベルよりも大きくする。 (ニ)戻り動作における第2の払拭位置から始動位置ま
での領域を各ワイパブレードが移動する間は、第1のワ
イパモータへの電流出力レベルを、第2のワイパモータ
への電流出力レベルよりも大きくする。
【0015】このように各ワイパモータへの電流出力レ
ベルを制御することで、後から遅れて移動してくるワイ
パブレードを、先行するワイパブレードよりも迅速に移
動させて、上記(イ),(ロ)の制御により広がった各
ワイパブレードの相対的な移動量の差を縮めることがで
きる。
【0016】なお、各ワイパモータへの電流出力レベル
は、各ワイパモータへ出力する駆動電圧の出力時間を出
力周期で割って得られる値をもって制御することができ
る(請求項5)。この値はDuty比と称され、オーバ
ーラップ式ワイパ装置では、通常このDuty比をもっ
て各ワイパモータを駆動制御している。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1に示した構成
のオーバーラップ式ワイパ装置に適用した実施の形態に
ついて図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説
明および図面において、「間欠」を「Int」、「低
速」を「Lo」、「高速」を「Hi」と表記する場合も
ある。また、「運転席」を「Dr」、「助手席」を「A
s」と表記する場合もある。
【0018】図1に示したとおり、本実施形態に係るワ
イパ装置は、運転席側ワイパモータ11(第1のワイパ
モータ)の駆動力を、リンク機構12を介して運転席側
ワイパブレード10(第1のワイパブレード)に伝える
とともに、助手席側ワイパモータ21(第2のワイパモ
ータ)の駆動力を、リンク機構22を介して助手席側ワ
イパブレード20(第2のワイパブレード)に伝え、こ
れら各ワイパブレード10,20がオーバーラップして
フロントガラス1を払拭する構成となっている。
【0019】〈制御システムの構成〉図2は、上記ワイ
パ装置の制御システムを示す回路構成図である。同図に
示すように、制御システムは、切替スイッチ30、運転
席側検出部40、助手席側検出部50、およびコントロ
ーラ70によって主要部が構成されており、コントロー
ラ70は、中央処理部(以下、CPUという)71、電
源回路72、リセット回路73、運転席側モータ駆動回
路74、助手席側モータ駆動回路75、運転席側Hi/
Lo切替リレー76、助手席側Hi/Lo切替リレー7
7、およびリレー駆動回路78を含んでいる。
【0020】切替スイッチ(ワイパスイッチ)30は、
各ワイパモータ11,21の運転モードを「停止(OF
F)」「間欠(int)運転」「低速(Lo)運転」
「高速(Hi)運転」のいずれかに切り替えるためのス
イッチである。
【0021】この切替スイッチ30により、停止以外の
運転モードが選択されたときは、その運転モードに対応
した信号(運転モード信号)が、コントローラ70の入
力回路を介してCPU71へ入力される。また、停止が
選択されたときには、運転モード信号は出力されない。
【0022】CPU71は、運転モード信号の有無およ
び内容に基づき、切替スイッチ30による運転モードの
選択を判別する。そして、CPU71は、入力された運
転モード信号に基づき、該当する運転モードにより各ワ
イパモータ11,21を駆動制御する。また、切替スイ
ッチ30には、間欠運転モードにおいて、各ワイパモー
タ11,21の駆動間隔を設定するための間欠ボリュー
ム31が設けてある。
【0023】また、切替スイッチ30は、ウォッシャモ
ータ32の作動スイッチも兼ねており、切替スイッチ3
0がウォッシャモードに切り替えられると、ウォッシャ
モータ32に駆動電圧が出力される。ウォッシャモータ
32はこの駆動電圧により回転して、洗浄液をフロント
ガラス1に向けて噴射する。
【0024】運転席側検出部40は、回転量検出センサ
41および始動位置検出スイッチ42を含んでいる。こ
のうち、回転量検出センサ41は、運転席側ワイパモー
タ11の原点からの回転量を検出するためのセンサであ
り、運転席側ワイパモータ11のハウジング(図示せ
ず)に設けられたホールIC41aと、同モータ11の
アマチュア軸に取り付けられたマグネット41bとで構
成されている。マグネット41bは、90゜間隔でN極
とS極とが交互に取り付けてあり、これら各マグネット
41bがアマチュア軸と一体に回転してホールIC41
aの対向位置にきたとき、ホールIC41aから正負の
起電力が交互に出力される。この起電力は、コントロー
ラ70の入力回路で波形成形されて、運転席側ワイパモ
ータ11の1回転につき2パルスの回転信号がCPU7
1に入力される。
【0025】CPU71は、この回転信号に基づき、運
転席側ワイパモータ11の回転量、すなわち運転席側ワ
イパブレード10の払拭位置を認識する。
【0026】始動位置検出スイッチ42は、運転席側ワ
イパブレード10が、始動位置2に到達したことを検出
するためのスイッチである。既述したように、始動位置
2は、フロントガラス1の下端縁側に設定されており
(図1参照)、通常、運転席側ワイパモータ11は、こ
の始動位置2に対応する回転位置を原点として駆動制御
されている。始動位置検出スイッチ42は、運転席側ワ
イパブレード10の往復動作と同期する運転席側ワイパ
モータ11の出力軸に固定された回転駆動系(例えば、
ウォームホイール)に取り付けられており、運転席側ワ
イパブレード10が始動位置2に到達したとき、この始
動位置検出スイッチ42からコントローラ70の入力回
路を介して始動位置検出信号がCPU71に入力され
る。
【0027】CPU71は、この始動位置検出信号の入
力により、運転席側ワイパブレード10が始動位置2へ
到達したことを認識するとともに、上記回転量検出セン
サ41からの回転信号に基づく運転席側ワイパモータ1
1の累積回転量を初期化する。
【0028】助手席側検出部50も、ホールIC51a
とマグネット51bからなる回転量検出センサ51と、
始動位置検出スイッチ52を含んでいる。これら各構成
要素は、運転席側検出部40のものと同様に構成されて
いる。そして、回転量検出センサ51は、助手席側ワイ
パモータ21の原点からの回転位置を検出するためのセ
ンサであり、助手席側ワイパモータ21の1回転につき
2パルスの回転位置信号が入力回路を介してCPU71
に入力される。
【0029】CPU71は、この回転信号に基づき、運
転席側ワイパモータ21の回転量、すなわち助手席側ワ
イパブレード20の払拭位置を認識する。
【0030】始動位置検出スイッチ52は、助手席側ワ
イパブレード20が、始動位置2に到達したことを検出
するためのセンサであり、助手席側ワイパブレード20
が始動位置2に到達したとき、この始動位置検出スイッ
チ52からコントローラ70の入力回路を介して始動位
置検出信号がCPU71に入力される。
【0031】CPU71は、この始動位置検出信号の入
力により、助手席側ワイパブレード20が始動位置2へ
到達したことを認識するとともに、上記回転量検出セン
サ51からの回転信号に基づく助手席側ワイパモータ2
1の累積回転量を初期化する。
【0032】次に、コントローラ70の構成について説
明する。電源回路72は、電源80から供給される電圧
をワイパ装置の駆動に必要な電圧に変換して出力する回
路である。なお、電源から電源回路72までの電源供給
ライン上に電力の供給または停止を実行する始動スイッ
チ81が設けてある。一般に、この始動スイッチ81
は、車両のエンジンキーに連動している。
【0033】リセット回路73は、始動スイッチ81の
ON操作に伴い電源回路72へ電力が供給されたとき、
CPU71内のメモリを初期化するための回路である。
【0034】運転席側モータ駆動回路74は、電源回路
72から入力した駆動電圧を運転席側ワイパモータ11
のブラシに出力して、運転席側ワイパモータ11を回転
駆動するための回路である。ここで、運転席側ワイパモ
ータ11のブラシへは、図3(a)に示すように、一定
の時間間隔をもって断続的に駆動電圧が出力される。そ
して、駆動電圧の出力時間Bを出力周期Aで割った値B
/AをDuty比と称し、このDuty比をもって運転
席ワイパモータ11への電流出力レベルを調整し、これ
により運転席側ワイパモータ11の回転速度が制御され
る構成となっている。
【0035】すなわち、図3(b)に示すように、駆動
電圧の出力時間Bを短くすると、運転席側ワイパモー
タ11に流れる駆動電流の値が小さくなるので、運転席
側ワイパモータ11の回転速度は遅くなる。一方、図3
(c)に示すように、駆動電圧の出力時間Bを長くす
ると、運転席側ワイパモータ11に流れる駆動電流の値
が大きくなるので、運転席側ワイパモータ11の回転速
度は速くなる。
【0036】このDuty比は、CPU71から運転席
側モータ駆動回路74に出力される速度指令信号(PWM
信号)に基づいて設定される。
【0037】助手席側モータ駆動回路75も、上述した
運転席側モータ駆動回路74と同様の構成および機能を
備えており、電源回路72から入力した駆動電圧を助手
席側ワイパモータ21のブラシに出力して、助手席側ワ
イパモータ21を回転駆動するための回路である。この
助手席側モータ駆動回路75からも、CPU71の速度
指令信号に基づき設定されたDuty比をもって、駆動
電圧が助手席側ワイパモータ21のブラシに出力され
る。
【0038】運転席側Hi/Lo切替リレー76は、運
転席側ワイパモータ11に設けられたLoブラシとHi
ブラシに対して、駆動電圧を出力するブラシを選択する
ためのリレーである。同様に、助手席側Hi/Lo切替
リレー77は、助手席側ワイパモータ21に設けられた
LoブラシとHiブラシに対して、駆動電圧を出力する
ブラシを選択するためのリレーである。本実施形態で
は、各ワイパモータ11,21に三ブラシモータと称す
るモータを使用している。この三ブラシモータでは、コ
モンブラシとLoブラシの間に駆動電圧を出力したとき
アマチュア軸の回転速度(すなわち、モータの回転速
度)が遅くなり、一方、コモンブラシとHiブラシの間
に駆動電圧を出力したとき、モータの回転速度が速くな
る。
【0039】リレー駆動回路78は、各Hi/Lo切替
リレー76,77を駆動するための回路であり、CPU
71からの指令信号に基づき、リレー駆動回路78から
各Hi/Lo切替リレー76,77に対して切替信号が
出力される。各Hi/Lo切替リレー76,77は、こ
の切替信号に基づいて、駆動電圧を出力するブラシ(H
iブラシまたはLoブラシ)を選択する。
【0040】すなわち、CPU71は、切替スイッチ3
0から「低速運転(Lo)」の運転モード信号を入力し
たとき、リレー駆動回路78にLoブラシを選択する旨
の指令信号を出力する。この指令信号に基づき、リレー
駆動回路78が各Hi/Lo切替リレー76,77を切
替制御して、各モータ駆動回路74,75からの駆動電
圧をLoブラシへ出力するように設定する。
【0041】また、CPU71は、切替スイッチ30か
ら「高速運転(Hi)」の運転モード信号を入力したと
き、リレー駆動回路78にHiブラシを選択する旨の指
令信号を出力する。この指令信号に基づき、リレー駆動
回路78が各Hi/Lo切替リレー76,77を切替制
御して、各モータ駆動回路74,75からの駆動電圧を
Hiブラシへ出力するように設定する。
【0042】運転モードが「間欠運転(Int)」の場
合は、各ワイパモータ11,21はLoブラシが使用さ
れる。すなわち、CPU71は、切替スイッチ30から
「間欠運転(Int)」の運転モード信号を入力したと
き、リレー駆動回路78にLoブラシを選択する旨の指
令信号を出力する。この指令信号に基づき、リレー駆動
回路78が各Hi/Lo切替リレー76,77を切替制
御して、各モータ駆動回路74,75からの駆動電圧を
Loブラシへ出力するように設定する。さらに、間欠運
転モードでは、間欠ボリューム31で設定された駆動間
隔をもって各モータ駆動回路74,75が制御され、各
モータ駆動回路74,75からは、駆動電圧パルスの出
力と停止が間欠的に繰り返される。
【0043】〈ワイパ装置の制御方法〉次に、上述した
制御システムによるワイパ装置の制御方法について説明
する。図4は、ワイパ装置の制御方法に関するメインル
ーチンを示すフローチャートである。上述した制御シス
テムは、同図に示すフローチャートにしたがって各ワイ
パモータ11,21を制御している。
【0044】まず、始動スイッチ81の接続により電源
80からの電流が電源回路72に投入されると、リセッ
ト回路73がこれを検出し、リセット回路73はリセッ
ト信号をCPU71に出力する。そして、ステップS1
において、CPU71がリセット信号を検出すると、ス
テップS2において、CPU71が初期化される。
【0045】次いで、CPU71は入力信号の状態を検
出する(ステップS3)。このステップS3では、切替
スイッチ30、各回転量検出センサ41,51、各始動
位置検出スイッチ42,52の現在状態がそれぞれ検出
されて、CPU71のメモリに記録される。
【0046】ここで、切替スイッチ30が「高速運転」
に設定されている場合は、ステップS4からステップS
5に移行して切替スイッチ30に対する操作の有無を確
認し、「高速運転」への切替操作があったとき、すなわ
ち、切替スイッチ30から「高速運転」の運転モード信
号を最初に入力したときは、リレー駆動回路78へ指令
信号を出力する。この指令信号に基づき、リレー駆動回
路78が各Hi/Lo切替リレー76,77を切替制御
して、各モータ駆動回路74,75からの駆動電圧をH
iブラシへ出力するように設定する(ステップS6)。
なお、切替スイッチ30の切替操作がすでに行われてい
るときは、各Hi/Lo切替リレー76,77がすでに
Hiブラシ側へ設定されているので、同リレー76,7
7の切替制御は行われない。
【0047】続いて、CPU71は、Duty比を決定
するとともに、そのDuty比に対応する速度指令信号
(PWM信号)を各モータ駆動回路74,75に出力する
(ステップS7)。これにより、各モータ駆動回路7
4,75が速度指令信号に応じたDuty比をもって各
ワイパモータ11,21を回転駆動する。
【0048】また、切替スイッチ30が「低速運転」に
設定されている場合は、ステップS4からステップS8
を経由してステップS9で切替スイッチ30に対する操
作の有無を確認し、「低速運転」への切替操作があった
とき、すなわち、切替スイッチ30から「低速運転」の
運転モード信号を最初に入力したときは、リレー駆動回
路78へ指令信号を出力する。この指令信号に基づき、
リレー駆動回路78が各Hi/Lo切替リレー76,7
7を切替制御して、各モータ駆動回路74,75からの
駆動電圧をLoブラシへ出力するように設定する(ステ
ップS10)。なお、切替スイッチ30の切替操作がす
でに行われているときは、各Hi/Lo切替リレー7
6,77がすでにLoブラシ側へ設定されているので、
同リレーの切替制御は行われない。
【0049】続いて、CPU71は、高速運転時と同様
にDuty比を決定するとともに、そのDuty比に対
応する速度指令信号(PWM信号)を各モータ駆動回路7
4,75に出力する(ステップS7)。これにより、各
モータ駆動回路74,75が速度指令信号に応じたDu
ty比をもって各ワイパモータ11,21を回転駆動す
る。
【0050】切替スイッチ30が「間欠運転」に設定さ
れている場合は、ステップS4からステップS8,S1
1を経由して間欠運転を実行する。間欠運転では、各ワ
イパモータ11,21が、間欠ボリューム31で設定さ
れた時間の停止と、一サイクルの低速運転とを交互に繰
り返す。そこで、CPU71は各ワイパモータ11,2
1が停止期間にあるか否かを確認し(ステップS1
2)、現在、停止期間にあるときは速度指令信号(PWM
信号)の出力を停止して、各ワイパモータ11,21を
停止させる(ステップS13)。
【0051】一方、「間欠運転」において、各ワイパモ
ータ11,21が停止期間でないときは、上述した「低
速運転」と同様の制御をもって各ワイパモータ11,2
1を回転駆動する(ステップS9,S10,S7)。
【0052】切替スイッチ30が「停止」に設定されて
いる場合は、CPU71が速度指令信号(PWM信号)の
出力を停止して、各ワイパモータ11,21を停止させ
る(ステップS13)。上述したワイパ装置の制御は、
車両電源が切断されるまで継続して行われ、車両電源が
切断されたとき終了する(ステップS14)。
【0053】〈Duty比の決定〉次に、図4のステッ
プS7に示したDuty比の決定方法について、図5お
よび図6を参照して説明する。図5は本実施形態で各ワ
イパモータの駆動制御に用いるDuty比パターンを示
す図である。すなわち、本実施形態では、各ワイパブレ
ード10,20が始動位置2から払拭動作を開始してそ
れぞれ上側折返し位置3,4で反転し、再び始動位置2
に戻ってくるまでの間に、運転席側ワイパモータ11の
Duty比を、パターン101に示すごとく変化させる
とともに、助手席側ワイパモータ21のDuty比を、
パターン102に示すごとく変化させている。これら各
Duty比のパターンは、CPUのメモリにあらかじめ
設定してある。
【0054】すなわち、行き動作においては、始動位置
2から第1の払拭位置P1を越えるまでの区間G1につ
いて、運転席側ワイパモータ11への電流出力レベル
を、第1の払拭位置P1近くまでほぼ100%のDut
y比に設定し、その後、Duty比を徐々に低下させて
いる。一方、区間G1における助手席側ワイパモータ2
1への電流出力レベルは、始動位置2において50%程
度のDuty比に設定し、その後、第1の払拭位置P1
に至るまで徐々にDuty比を大きくしている。そし
て、第1の払拭位置P1において、各ワイパモータ1
1,21のDuty比がほぼ同じになるように設定して
ある。
【0055】ここで、第1の払拭位置P1は、オーバー
ラップ領域1Cの終端付近に設定してある。区間G1に
ついて、各ワイパモータ11,21を上記のDuty比
で駆動することにより、運転席側ワイパモータ11が大
きな回転トルクで回転して、行き動作で先行する運転席
側ワイパブレード10を迅速に移動させることができ、
オーバーラップ領域1Cでの各ワイパブレード10,2
0の衝突が防止される。
【0056】続く行き動作の後半においては、第1の払
拭位置P1から上端折返し位置3,4までの区間G2
で、運転席側ワイパモータ11への電流出力レベルをさ
らに低下させていき、上端折返し位置3,4に至る間際
から43%程度でDuty比を一定にしている。一方、
区間G2における助手席側ワイパモータ21への電流出
力レベルは、90乃至80%程度のDuty比を維持し
ている。
【0057】これにより、区間G2では、助手席側ワイ
パモータ21が大きな回転トルクで回転し、助手席側ワ
イパブレード20を迅速に移動させることができる。そ
の結果、区間G1における助手席側ワイパブレード20
の遅れをとりもどして、各ワイパブレード10,20を
ほぼ同期して上側折返し位置3,4へ到達させることが
できる。
【0058】次に、戻り動作においては、上側折返し位
置3,4から第2の払拭位置P2を越えるまでの区間R
1について、助手席側ワイパモータ21への電流出力レ
ベルを、90乃至80%程度のDuty比に設定してい
る。一方、区間R1における運転席側ワイパモータ11
への電流出力レベルは、上側折返し位置3,4からしば
らくの間を43%程度のDuty比に設定し、その後、
第2の払拭位置P2に至るまで徐々にDuty比を大き
くしている。そして、第2の払拭位置P2において、各
ワイパモータ11,21のDuty比がほぼ同じになる
ように設定してある。
【0059】ここで、第2の払拭位置P2は、オーバー
ラップ領域1Cへの侵入端付近に設定してある。区間R
1について、各ワイパモータ11,21を上記のDut
y比で駆動することにより、助手席側ワイパモータ21
が大きな回転トルクで回転するので、助手席側ワイパブ
レード20が迅速に移動する。したがって、助手席側ワ
イパブレード20をオーバーラップ領域1Cへ先行して
侵入させて、各ワイパブレード10,20の衝突を防止
することができる。
【0060】続く戻り動作の後半においては、第2の払
拭位置P2から始動位置2までの区間R2で、助手席側
ワイパモータ21への電流出力レベルを徐々に低下させ
ている。一方、区間R2における運転席側ワイパモータ
11への電流出力レベルは、100%のDuty比にな
るまで更に上昇させている。
【0061】これにより、区間R2では、運転席側ワイ
パモータ11が大きな回転トルクで回転し、運転席側ワ
イパブレード10を迅速に移動させることができる。そ
の結果、区間R1における運転席側ワイパブレード10
の遅れをとりもどして、各ワイパブレード10,20を
ほぼ同期して始動位置2へ到達させることができる。
【0062】図6はDuty比の決定に関する制御動作
のフローチャートである。CPU71は、図4のステッ
プS7において、図6のフローチャートにしたがって、
各ワイパモータ11,21に出力する駆動電圧のDut
y比を決定していく。まず、CPU71は、運転席側ワ
イパブレード10の現在の払拭位置を求める(ステップ
S20)。運転席側ワイパブレード10の払拭位置は、
既述したように、運転席側検出部40に設けた回転量検
出センサ41からの回転信号により求めることができ
る。続いて、図5に示した運転席側ワイパモータ10の
Duty比パターン101から、現在の払拭位置に相当
するDuty比を決定する(ステップS21)。
【0063】次に、助手席側ワイパブレード20の現在
の払拭位置を求める(ステップS22)。この助手席側
ワイパブレード20の払拭位置も、既述したように、助
手席側検出部50に設けた回転量検出センサ51からの
回転信号により求めることができる。続いて、図5に示
した助手席側ワイパモータ20のDuty比パターン1
02から、現在の払拭位置に相当するDuty比を決定
する(ステップS23)。
【0064】CPU71は、このようにして決定した各
ワイパモータ11,21に対するDuty比に基づき、
各モータ駆動回路74,75に速度指令信号(PWM信
号)を出力し、この信号に応じて各モータ駆動回路7
4,75から各ワイパモータ11,21のブラシに該D
uty比をもって駆動電圧が出力される(ステップS2
4)。
【0065】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではない。例えば、図5に示したDuty比の
パターンは例示であって、各ワイパブレードの動きを観
察して適宜設定することが好ましい。
【0066】また、各ワイパモータを駆動制御するため
の電流出力レベルとして、上記実施形態では駆動電圧の
Duty比を採用したが、各ワイパモータがDuty比
以外の電流出力レベルで制御される場合は、当該電流出
力レベルを請求項1の条件(イ),(ロ)、さらには請
求項2の条件(ハ),(ニ)に適合するように設定すべ
きことは勿論である。
【0067】さらに、上述した実施形態では、運転席側
ワイパブレードを第1のワイパブレード、運転席側ワイ
パモータを第1のワイパモータとするとともに、助手席
側ワイパブレードを第2のワイパブレード、助手席側ワ
イパモータを第2のワイパモータとしたが、これに限ら
ず、第1のワイパブレードを助手席側ワイパブレード、
第1のワイパモータを助手席側ワイパモータとするとと
もに、第2のワイパブレードを運転席側ワイパブレー
ド、第2のワイパモータを運転席側ワイパモータとして
もよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各ワイパモータへの電流出力レベルを一定の条件にした
がって制御することで、各ワイパブレードの先後関係を
保った適正な払拭動作を保障し、オーバーラップ領域で
の衝突を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オーバーラップ式ワイパ装置の概要を示す図で
ある。
【図2】本発明の実施形態に係るオーバーラップ式ワイ
パ装置の制御システムを示す回路構成図である。
【図3】各ワイパモータのブラシに出力される駆動電圧
のDuty比について説明するための図である。
【図4】本発明の実施形態に係るワイパ装置の制御方法
に関するメインルーチンを示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態に係る各ワイパモータに対す
るDuty比パターンを示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係るDuty比の決定に関
する制御動作のフローチャートである。
【符号の説明】
1:フロントガラス 1A:第1の払拭領域 1B:第2の払拭領域 1C:オーバーラップ領域 2:始動位置 3:一方の上側折返し位置 4:他方の上側折返し位置 10:運転席側ワイパブレード(第1のワイパブレー
ド) 11:運転席側ワイパモータ(第1のワイパモータ) 12:リンク機構 20:助手席側ワイパブレード(第2のワイパブレー
ド) 21:助手席側ワイパモータ(第2のワイパモータ) 22:リンク機構 30:切替スイッチ 31:間欠ボリューム 32:ウォッシャモータ 40:運転席側検出部 41:回転量検出センサ 42:始動位置検出スイッチ 50:助手席側検出部 51:回転量検出センサ 52:始動位置検出スイッチ 70:コントローラ 71:CPU(中央処理部) 72:電源回路 73:リセット回路 74:運転席側モータ駆動回路 75:助手席側モータ駆動回路 76:運転席側Hi/Lo切替リレー 77:助手席側Hi/Lo切替リレー 78:リレー駆動回路 80:電源 81:始動スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両フロントガラスの下端縁側に設定さ
    れた始動位置と車両フロントガラスの一方の側端縁側に
    設定された一方の上側折返し位置との間を往復移動して
    車両フロントガラスの第1の払拭領域を払拭する第1の
    ワイパブレードと、 車両フロントガラスの下端縁側に設定された始動位置と
    車両フロントガラスの他方の側端縁側に設定された他方
    の上側折返し位置との間を往復移動して車両フロントガ
    ラスの第2の払拭領域を払拭する第2のワイパブレード
    と、 前記第1のワイパブレードを駆動する第1のワイパモー
    タと、 前記第2のワイパブレードを駆動する第2のワイパモー
    タと、を備え、 前記第1の払拭領域と前記第2の払拭領域とが重複する
    オーバーラップ領域を各ワイパブレードがオーバーラッ
    プして払拭するとともに、前記始動位置から上側折返し
    位置へ向かう行き動作では、前記第1のワイパブレード
    が前記第2のワイパブレードより先行して前記オーバー
    ラップ領域を移動し、かつ、前記上側折返し位置から始
    動位置へ向かう戻り動作では、前記第2のワイパブレー
    ドが前記第1のワイパブレードより先行して前記オーバ
    ーラップ領域を移動する構成のワイパ装置において、 前記各ワイパモータへの電流出力レベルを、少なくとも
    次の(イ)および(ロ)の条件を満たすように制御する
    ことを特徴とするワイパ装置の制御方法。 (イ)前記行き動作における前記始動位置からあらかじ
    め設定した第1の払拭位置までの領域を各ワイパブレー
    ドが移動する間は、前記第1のワイパモータへの電流出
    力レベルを、前記第2のワイパモータへの電流出力レベ
    ルよりも大きくする。 (ロ)前記戻り動作における前記各上側折返し位置から
    あらかじめ設定した第2の払拭位置までの領域を各ワイ
    パブレードが移動する間は、前記第2のワイパモータへ
    の電流出力レベルを、前記第1のワイパモータへの電流
    出力レベルよりも大きくする。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したワイパ装置の制御方
    法において、 前記各ワイパモータへの電流出力レベルを、更に次の
    (ハ)および(ニ)の条件を満たすように制御すること
    を特徴とするワイパ装置の制御方法。(ハ)前記行き動
    作における前記第1の払拭位置から前記各上側折返し位
    置までの領域を各ワイパブレードが移動する間は、前記
    第2のワイパモータへの電流出力レベルを、前記第1の
    ワイパモータへの電流出力レベルよりも大きくする。
    (ニ)前記戻り動作における前記第2の払拭位置から前
    記始動位置までの領域を各ワイパブレードが移動する間
    は、前記第1のワイパモータへの電流出力レベルを、前
    記第2のワイパモータへの電流出力レベルよりも大きく
    する。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載したワイパ装置
    の制御方法において、 前記第1の払拭位置を、前記オーバーラップ領域の終端
    付近に設定することを特徴とするワイパ装置の制御方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載し
    たワイパ装置の制御方法において、 前記第2の払拭位置を、前記オーバーラップ領域への侵
    入端付近に設定することを特徴とするワイパ装置の制御
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項に記載し
    たワイパ装置の制御方法において、 前記各ワイパモータへの電流出力レベルを、前記各ワイ
    パモータへ出力する駆動電圧の出力時間を出力周期で割
    って得られる値をもって制御することを特徴とするワイ
    パ装置の制御方法。
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