JP2005206032A - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

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浩司 岡部
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Abstract

【課題】 ウインドシールドガラスに多量の水が一度に掛かった場合等であっても運転者の視界を迅速に確保し得る車両用ワイパ装置を提供することである。
【解決手段】 ワイパ装置はウインドシールドガラスに接触するDR側とAS側のワイパブレードを有しており、これらのワイパブレードはDR側とAS側のワイパモータが正逆回転することにより第1の払拭範囲で往復動される。車両にはウインドシールドガラスに付着する水滴の変化量を検出する水滴検出センサが設けられており、ワイパモータの作動は水滴検出センサにより検出される水滴の変化量に応じて自動的に制御される。一方、水滴検出センサにより検出される水滴の変化量が急激に増加したと判断されたときには、ワイパブレードを第1の払拭範囲より狭い第2の払拭範囲で、第1の払拭範囲における払拭速度よりも早い緊急払拭速度で作動させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両のウインドシールドガラスを払拭する車両用ワイパ装置に関し、特に、水滴検出センサにより検出される水滴の変化量に応じてワイパブレードの作動を自動的に制御するものに適用して有効なものである。
自動車等の車両には、ウインドシールドガラスに付着した雨、霧、雪、前車の飛沫などの付着物を払拭するためにワイパ装置が設けられている。このようなワイパ装置はガラス面に接触するワイパブレードとワイパブレードを駆動するワイパモータとを有しており、ワイパブレードがウインドシールドガラス上の所定の払拭範囲を揺動運動することによりガラス面が払拭されるようになっている。
ワイパ装置の作動と停止、あるいは払拭速度の切替え等は、通常、車室内に設けられたワイパスイッチを運転者が手動で切り替えることにより行われる。たとえば、停止位置にあるワイパスイッチを間欠位置に切り替えることによりワイパブレードが間欠的に作動する間欠モードが設定され、ワイパスイッチをLO位置に切り替えることにより通常の払拭速度で連続して払拭動作するLOモードが設定される。また、ワイパスイッチをHI位置に切り替えることによりLO位置における払拭速度より早い速度で連続して払拭動作が行われるHIモードが設定される。
一方、ウインドシールドガラスに付着した雨量つまり水滴の量を検出する水滴検出センサを車両に設け、水滴検出センサにより検出される水滴の変化量に応じてワイパ装置の作動や払拭速度の切替え等を自動的に行うようにしたものが知られている。たとえば特許文献1に示されるワイパ装置では、水滴検出センサにより検出される水滴の量が第1の相対比較値以上となったときにはワイパブレードを第1の速度で作動させ、水滴の量が第2の相対比較値以上となったときにはワイパブレードを第1の速度より早い第2の速度で作動させるようになっており、これにより降雨量に応じた払拭速度が設定されるようになっている。
したがって、たとえば対向車の水跳ねや泥跳ね等によりウインドシールドガラスに一度に多量の水が掛けられた場合には、水滴検出センサにより多量の水が検出されてワイパブレードの払拭速度が高められて、運転者の視界が迅速に確保される。
特開平5−254397号公報
しかしながら、このようなワイパ装置では、ウインドシールドガラスに一度に多量の水が掛けられた場合にはワイパブレードの払拭速度が高められるだけであり、また、ワイパブレードの払拭速度の高速化には限界があるので、特に、払拭範囲が広いワイパ装置にあってはワイパブレードの往復時間を十分に短縮することができず、運転者の視界を十分迅速に確保することが困難となる場合があった。
本発明の目的は、ウインドシールドガラスに多量の水が一度に掛かった場合等であっても運転者の視界を迅速に確保し得る車両用ワイパ装置を提供することにある。
本発明の車両用ワイパ装置は、車両のウインドシールドガラスを払拭する車両用ワイパ装置であって、前記ウインドシールドガラスに接触するワイパブレードと、前記ワイパブレードを往復動させるワイパモータと、前記ウインドシールドガラスに付着した水滴の変化量を検出する水滴検出センサと、前記ワイパモータの作動を制御することにより前記ワイパブレードを第1の払拭範囲で作動させるとともに前記水滴検出センサにより検出される水滴の変化量に応じて前記ワイパブレードを前記第1の払拭範囲とは異なる第2の払拭範囲で作動させる制御手段とを有することを特徴とする。
本発明の車両用ワイパ装置は、前記水滴検出センサにより検出される水滴の変化量が所定の閾値を越えたときに前記第2の払拭範囲で前記ワイパブレードを作動させることを特徴とする。
本発明の車両用ワイパ装置は、前記第2の払拭範囲を払拭する際には前記第1の払拭範囲を払拭する際の最高速度より速い緊急払拭速度で前記ワイパブレードを作動させることを特徴とする。
本発明の車両用ワイパ装置は、前記第2の払拭範囲を払拭した後に、前記緊急払拭速度より遅い払拭速度で前記第1の払拭範囲を払拭することを特徴とする。
本発明の車両用ワイパ装置は、前記ワイパモータが正逆反転することにより前記ワイパブレードが往復動することを特徴とする。
本発明によれば、ウインドシールドガラスに付着する水滴の変化量が急激に増加したときにはワイパブレードの払拭範囲が狭められるので、ワイパブレードの単位時間当たりの払拭回数を増加させて運転者の視界を迅速に確保することができる。
また、本発明によれば、ウインドシールドガラスに付着する水滴の変化量が急激に増加してワイパブレードの払拭範囲が狭められたときにはワイパブレードの払拭速度を通常の払拭動作時より早めるようにしたので、ワイパブレードの単位時間当たりの払拭回数をさらに増加させて運転者の視界を迅速に確保することができる。
さらに、本発明によれば、払拭範囲を狭めて払拭動作を行った後に、第1の払拭範囲を低速で払拭するようにしたので、第1の払拭範囲における水垂れ等を防止して運転者の視界を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態である車両用ワイパ装置が設けられた車両の一部を示す正面図であり、この車両11にはウインドシールドガラス12に付着した雨、霧、雪、前車の飛沫などの付着物を払拭するために車両用ワイパ装置13(以下、ワイパ装置13とする。)が設けられている。
このワイパ装置13は運転席側つまりDR側のワイパアーム14aと助手席側つまりAS側のワイパアーム14bとを有しており、DR側のワイパアーム14aの先端には運転席側つまりDR側のワイパブレード15aが取り付けられ、AS側のワイパアーム14bの先端には助手席側つまりAS側のワイパブレード15bが取り付けられている。それぞれのワイパブレード15a,15bはワイパアーム14a,14bに内装された図示しないばね部材等により付勢されてウインドシールドガラス12に弾圧的に接触するようになっている。
車両11には運転席側つまりDR側のワイパモータ16と助手席側つまりAS側のワイパモータ17とが固定されており、DR側のワイパアーム14aはその基端部においてDR側のワイパモータ16の出力軸16aに固定され、AS側のワイパアーム14bはその基端部においてAS側のワイパモータ17の出力軸17aに固定されている。各ワイパモータ16,17は正逆回転自在の電動モータ本体16b,17bと電動モータ本体16b,17bの出力を減速して出力軸16a,17aに伝達する減速機構16c,17cとを有しており、この場合、電動モータ本体16b,17bとしては所謂ブラシ付き直流モータが用いられている。
そして、電動モータ本体16b,17bが正逆回転することにより、各ワイパアーム14a,14bつまりワイパブレード15a,15bはワイパモータ16,17により駆動されるようになっている。
図2は図1に示すワイパ装置の制御体系を示すブロック図であり、このワイパ装置13にはワイパモータ16,17の作動を制御するために制御手段としての制御装置21が設けられている。ここで、本実施の形態に示すワイパ装置13にはDR側とAS側の2つのワイパモータ16,17が設けられているが、これらのワイパモータ16,17の作動は制御装置21により同様に制御されるので、以下ではDR側のワイパモータ16に基づいて説明する。
制御装置21には駆動回路22が設けられており、電動モータ本体16bはこの駆動回路22を介して車両11に搭載されたバッテリ等の電源23に接続されている。駆動回路22は電動モータ本体16bの各給電端子と電源23との間に設けられる一対の上流側スイッチング素子24a,24bと、電動モータ本体16bの各給電端子とグランド端子25との間に設けられる一対の下流側スイッチング素子26a,26bとを有する所謂フルブリッジ(Hブリッジ)回路となっており、一方の給電端子に接続される上流側スイッチング素子24aと他方の給電端子に接続される下流側スイッチング素子26bを同時に接続状態に切り替えることにより電動モータ本体16bを正転させ、他の一対のスイッチング素子24b,26aを同時に接続状態に切り替えることにより電動モータ本体16bを逆転させることができるようになっている。この場合、スイッチング素子24a,24b,26a,26bとしては、たとえばFET(電解効果トランジスタ)など、ゲートに入力される駆動信号により駆動されて接続状態と遮断状態とに切り替えられるものが用いられている。
各スイッチング素子24a,24b,26a,26bの切替えは制御装置21に設けられた制御回路27により行われるようになっている。制御回路27は制御信号を演算する図示しないマイクロプロセッサ(CPU)と、制御プログラム、演算式およびマップデータなどが格納されるROMや一時的にデータを格納するRAM等の図示しないメモリを備えており、所謂マイクロコンピュータとしての機能を有している。制御回路27は所定のスイッチング素子24a,24b,26a,26bに対して所定のタイミングで駆動信号を出力するようになっており、この駆動信号により各スイッチング素子24a,24b,26a,26bは所定のタイミングで接続状態と遮断状態とに切り替えられるようになっている。
制御回路27にはモータ角度センサ28が接続されており、制御回路27はこのモータ角度センサ28からの検出信号によりワイパモータ16の出力軸16aの位置を認識することができるようになっている。このモータ角度センサ28はワイパモータ16に設けられており、たとえば、出力軸16aに設けられた図示しない多極マグネットとホールICとを有して出力軸16aの回転に伴って生じるパルス信号を積算する方式のものなどが用いられる。そして、制御回路27はワイパモータ16の出力軸16aの位置に基づいてワイパブレード15aの位置を認識することができるようになっている。つまり、制御回路27はモータ角度センサ28からの検出信号に基づいてワイパブレード15aの位置を検出し、ワイパブレード15aが反転位置となったときに電動モータ本体16bの作動方向を切り替えるようになっている。
また、制御回路27から各スイッチング素子24a,24b,26a,26bに向けて出力される駆動信号は所定のデューティー比を有するPWM(Pulse Width Modulation)信号とされており、制御回路27は駆動信号のデューティー比を変化させることによりワイパブレード15aの払拭速度つまりワイパモータ16の回転速度を切り替えることができるようになっている。
これにより、ワイパモータ16は所定のタイミングで正逆回転することになり、このワイパモータ16に駆動されるワイパブレード15aは、図1中に2点鎖線で示すように、ウインドシールドガラス12の下端側に位置する下反転位置とウインドシールドガラス12上の上反転位置との間の払拭範囲31aを往復動するようになっている。また、ワイパモータ17に駆動されるワイパブレード15bは、同様に、図1に2点鎖線で示す払拭範囲32aを往復動するようになっている。つまり、各ワイパブレード15a,15bはワイパモータ16,17により駆動されてウインドシールドガラス12上を揺動することによりガラス面を払拭するようになっており、その払拭パターンは各ワイパブレード15a,15bがワイパモータ16,17の出力軸16a,17aを中心として互いに同一方向に往復動するタンデム式となっている。
車両11にはウインドシールドガラス12の払拭範囲31a,32a内に位置して水滴検出センサ33が設けられており、この水滴検出センサ33によりウインドシールドガラス12に付着する雨滴つまり水滴の変化量を検出することができるようになっている。この場合、水滴検出センサ33としてはウインドシールドガラス12に付着する水滴の変化量に応じた電圧または周波数の変化を検出信号として出力する光学式や静電容量式のもの等が用いられており、水滴検出センサ33の検出信号は制御回路27に入力され、これにより制御回路27はウインドシールドガラス12に付着する水滴の変化量を検出することができるようになっている。
なお、本実施の形態では水滴検出センサ33によりウインドシールドガラス12に付着した水滴の変化量を検出するようにしているが、これに限らず、ウインドシールドガラス12に付着した水滴を画像で認識するもの等、水滴の変化量を検出できるものであれば他の検出センサを用いてもよい。また、水滴検出センサ33はウインドシールドガラス12の払拭範囲31a,32a内であればどこに配置されていてもよい。
そして、制御回路27は水滴検出センサ33により検出される水滴の変化量に応じてワイパモータ16,17の作動を制御してワイパブレード15a,15bを第1の払拭範囲31a,32aで作動させるようになっている。つまり、水滴検出センサ33により検出される水滴の変化量が予め設定された作動判定量以下の場合ではワイパブレード15a,15bを作動させずに停止状態を維持する。一方、水滴検出センサ33により検出される水滴の変化量が作動判定量以上となったときには、水滴の変化量に応じてワイパブレード15a,15bを所定の払拭速度もしくは所定の間隔を空けた間欠動作で作動させる。なお、ワイパブレード15a,15bの払拭速度は駆動信号のデューティー比を変化させることにより切り替えられる。
このように、このワイパ装置13では、制御回路27は水滴検出センサ33により検出される水滴の変化量に応じてワイパモータ16,17の作動を制御する自動作動モードを行うことによりワイパブレード15a,15bを水滴の変化量に応じた払拭速度で作動させるようになっている。
制御回路27には水滴検出センサ33をON・OFFするためのセンサ始動スイッチ34が接続されており、水滴検出センサ33はセンサ始動スイッチ34がONされたときに水滴の変化量の検出を開始し、これに伴って制御回路27による自動作動モードが開始されるようになっている。この場合、センサ始動スイッチ34は車室内に設けられる図示しないワイパスイッチと一体に設けられており、このワイパスイッチを自動作動モード位置つまりAUTO位置に切り替えたときにONされるようになっている。
また、図示しないワイパスイッチには手動選択モードを選択するために間欠(INT)位置、LO位置、HI位置が設けられており、運転者の操作によりこれらが選択されたときには、制御回路27は手動選択モードでワイパモータ16,17を作動させるようになっている。
つまり、ワイパスイッチの間欠(INT)位置が選択されたときにはワイパブレード15a,15bを間欠的に払拭動作させる間欠モードが行われ、LO位置が選択されたときにはワイパブレード15a,15bを低速で払拭動作させるLOモードが行われ、HI位置が選択されたときにはワイパブレード15a,15bをLO位置における払拭速度より早い払拭速度で払拭動作させるHIモードが行われるようになっている。つまり、制御回路27のメモリ内には自動作動モード、間欠モード、LOモードおよびHIモードの図示しない各作動モードマップが格納されており、ワイパスイッチによりこれらの作動モードマップのうち1つが選択され、選択されたマップに基づいてワイパモータ16,17の制御が行われるようになっている。
制御回路27は水滴検出センサ33により検出される水滴の変化量が所定の閾値を越えて変化したときには、ウインドシールドガラス12に付着する水滴の変化量が急激に増加したと判断するようになっている。たとえば、対向車等の水跳ねによりウインドシールドガラス12に一度に多量の水が付着したときにはウインドシールドガラス12に付着する水滴の変化量が急激に増加したと判断される。
そして、このワイパ装置13では、ウインドシールドガラス12に一度に多量の水滴が付着したと判断されたときには、ワイパモータ16,17を緊急作動モードで作動させて運転者の視界を迅速に確保するようになっている。緊急作動モードの作動モードマップは、他の作動モードマップと同様に制御回路27のメモリ内に格納されており、ウインドシールドガラス12に一度に多量の水滴が付着したと判断されたときには、制御回路27は緊急作動モードの作動モードマップにしたがってワイパモータ16,17の作動を制御するようになっている。
緊急作動モードにおいては、制御回路27はワイパモータ16,17つまりワイパブレード15a,15bを第2の払拭範囲31b,32bで作動させるようになっている。図1に破線で示すように、第2の払拭範囲31b,32bは通常の払拭範囲31a,32aつまり第1の払拭範囲31a,32aより狭く設定されており、この場合、保安基準等の法規や規格により定められた範囲を最低限で満たすような範囲に設定されている。
また、緊急作動モードにおいては、制御回路27は駆動信号のデューティー比をHIモードよりさらに上げるようになっており、これによりワイパブレード15a,15bは通常の払拭動作における最高速度であるHIモードにおける払拭速度よりも早い緊急払拭速度で作動されるようになっている。
これにより、緊急作動モードにおいては、ワイパブレード15a,15bは第1の払拭範囲31a,32aより狭い第2の払拭範囲31b,32bを通常の払拭時より早い払拭速度で往復動することになるので、単位時間当たりのワイパブレード15a,15bの払拭回数が増加してウインドシールドガラス12に付着する水を迅速に払拭することができる。
図3は緊急作動モードの設定手順を示すフローチャート図であり、まず、ワイパ装置13が停止しているときに運転者によりワイパスイッチが操作されると、ステップS1において、水滴検出センサ33がONされているか否かが判断され、水滴検出センサ33がOFFであると判断されたときには、ステップS2においてワイパモータ16,17は手動選択モードにより制御される。つまり、水滴検出センサ33がOFFされているときには、運転者により選択された間欠モード、LOモードあるいはHIモードにしたがってワイパモータ16,17の制御が行われる。一方、ステップS1において水滴検出センサ33がONされていると判断されると、ステップS3において水滴検出センサ33によりウインドシールドガラス12に付着した水滴の変化量の検出が開始される。
ステップS3において水滴検出センサ33による水滴の変化量の検出が開始されると、ステップS4において水滴検出センサ33により検出される水滴の変化量が急激に変化したか否かが判断され、その変化が急激ではないと判断されるとステップS5において自動作動モードが設定される。つまり、水滴検出センサ33により検出される水滴の変化量が急激には変化していないときにはワイパモータ16,17は水滴検出センサ33により検出される水滴の変化量に応じて、停止状態、間欠モードによる作動、LOモードによる作動、HIモードによる作動に自動的に切り替えられて制御され、第1の払拭範囲を払拭する。
一方、ステップS4において水滴検出センサ33により検出される水滴の変化量が急激に増加したと判断された場合には、ステップS6において車速が所定値(本実施の形態においては時速3km)以上か否かが判断される。なお、車両11には車両11の走行速度を検出する車速センサ35が設けられており、制御回路27はこの車速センサ35から入力される検出信号により車速を認識することができるようになっている。そして、車速が所定値以上と判断された場合には、ステップS7において緊急作動モードによりワイパモータ16,17が制御される。つまり、水滴検出センサ33により検出される水滴の変化量が急激に増加し、且つ車速が所定値以上であるときには、ワイパブレード15a,15bは緊急作動モードにより第1の払拭範囲31a,32aより狭い第2の払拭範囲31b,32bで往復動されるとともに、その払拭速度が第1の払拭範囲31a,32aを払拭する際の最大速度であるHIモードにおける払拭速度より早い緊急払拭速度とされる。
このように、このワイパ装置13では、水滴検出センサ33により検出される水滴の変化量が急激に増加したときには、ワイパブレード15a,15bは第1の払拭範囲31a,32aより狭い第2の払拭範囲31b,32bで作動するので、ワイパブレード15a,15bの単位時間当たりの払拭回数を増加させて運転者の視界を迅速に確保することができる。したがって、たとえば対向車の水跳ね等によりウインドシールドガラス12に一度に多量の水が掛けられたときには、ワイパブレード15a,15bにより保安基準等の法規や規格を最低限満たす範囲を高速で払拭して、運転者の視界を迅速に確保することができる。
また、このワイパ装置13では、緊急作動モードにおいてはワイパブレード15a,15bの払拭速度は通常の払拭動作における最大速度よりも早められるので、単位時間当たりの払拭回数をさらに増加させて運転者の視界を迅速に確保することができる。
なお、ステップS6において車速が所定値以下の場合では、ステップS5に戻されて自動作動モードによりワイパモータ16,17が制御される。つまり、車速が所定値以下の場合では緊急作動モードは設定されず、車両11が停止しているときや近い極低速で走行中に急にワイパブレード15a,15bが高速で作動することによる危険を防止するようになっている。
ステップS7における緊急作動モードによる払拭はワイパブレード15a,15bが所定の回数(本実施の形態では5往復)だけ往復するまで継続され、これを終えると、ステップS8においてワイパブレード15a,15bはLOモードにより所定の回数(本実施の形態においては2往復)だけ作動される。つまり、第1の払拭範囲31a,32aより狭い第2の払拭範囲31b,32bを払拭した後には、ワイパブレード15a,15bは第1の払拭範囲31a,32aを緊急払拭速度より遅いLOモードでの払拭速度で払拭動作することになる。これにより、緊急作動モードにおいて払拭された水の第1の払拭範囲31a,32a側への垂れが防止されて、第2の払拭範囲31b,32bより広い第1の払拭範囲31a,32aで運転者の視界が確保されることになる。
このように、このワイパ装置13では、第2の払拭範囲31b,32bを払拭した後に、第1の払拭範囲31a,32aを低速で払拭するようにしたので、第1の払拭範囲31a,32aへの水垂れ等を防止して運転者の視界を確保することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、前記実施の形態においては、電動モータ本体16b,17bとしてはブラシ付き直流モータが用いられているが、これに限らず、正逆回転可能なものであれば、他の電動モータとしてもよい。
また、前記実施の形態においては、本発明は2本のワイパブレード15a,15bが互いに平行に払拭動作するタンデム式のワイパ装置13に適用されているが、これに限らず、たとえば対向払拭式のワイパ装置や、ワイパブレードが1本あるいは3本以上有するワイパ装置などに適用してもよい。
さらに、前記実施の形態においては、電動モータ本体16b,17bの作動速度をPWM制御により切り替えるようにしているが、これに限らず、他の方法であってもよい。
さらに、前記実施の形態においては、緊急作動モードが行われた後に、LOモードに対応する払拭速度でワイパブレード15a,15bを作動させるようにしているが、これに限らず、緊急払拭速度より遅ければ、たとえばHIモードにおける払拭速度としてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、ワイパモータ16,17の出力軸16a,17aにワイパアーム14a,14bが直接取り付けられているが、これに限らず、リンク機構等を介してワイパアーム14a,14bを作動させるようにしてもよい。
本発明の一実施の形態である車両用ワイパ装置が設けられた車両の一部を示す正面図である。 図1に示すワイパ装置の制御体系を示すブロック図である。 緊急作動モードの設定手順を示すフローチャート図である。
符号の説明
11 車両
12 ウインドシールドガラス
13 車両用ワイパ装置
14a DR側のワイパアーム
14b AS側のワイパアーム
15a DR側のワイパブレード
15b AS側のワイパブレード
16 DR側のワイパモータ
16a 出力軸
16b 電動モータ本体
16c 減速機構
17 AS側のワイパモータ
17a 出力軸
17b 電動モータ本体
17c 減速機構
21 制御装置
22 駆動回路
23 電源
24a,24b 上流側スイッチング素子
25 グランド端子
26a,26b 下流側スイッチング素子
27 制御回路
28 モータ角度センサ
31a,32a 払拭範囲(第1の払拭範囲)
31b,32b 第2の払拭範囲
33 水滴検出センサ
34 センサ始動スイッチ
35 車速センサ

Claims (5)

  1. 車両のウインドシールドガラスを払拭する車両用ワイパ装置であって、
    前記ウインドシールドガラスに接触するワイパブレードと、
    前記ワイパブレードを往復動させるワイパモータと、
    前記ウインドシールドガラスに付着した水滴の変化量を検出する水滴検出センサと、
    前記ワイパモータの作動を制御することにより前記ワイパブレードを第1の払拭範囲で作動させるとともに前記水滴検出センサにより検出される水滴の変化量に応じて前記ワイパブレードを前記第1の払拭範囲とは異なる第2の払拭範囲で作動させる制御手段とを有することを特徴とする車両用ワイパ装置。
  2. 請求項1記載の車両用ワイパ装置において、前記水滴検出センサにより検出される水滴の変化量が所定の閾値を越えたときに前記第2の払拭範囲で前記ワイパブレードを作動させることを特徴とする車両用ワイパ装置。
  3. 請求項1または2記載の車両用ワイパ装置において、前記第2の払拭範囲を払拭する際には前記第1の払拭範囲を払拭する際の最高速度より速い緊急払拭速度で前記ワイパブレードを作動させることを特徴とする車両用ワイパ装置。
  4. 請求項3記載の車両用ワイパ装置において、前記第2の払拭範囲を払拭した後に、前記緊急払拭速度より遅い払拭速度で前記第1の払拭範囲を払拭することを特徴とする車両用ワイパ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用ワイパ装置において、前記ワイパモータが正逆反転することにより前記ワイパブレードが往復動することを特徴とする車両用ワイパ装置。

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