JPH08310349A - ワイパ制御装置 - Google Patents
ワイパ制御装置Info
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- JPH08310349A JPH08310349A JP7123745A JP12374595A JPH08310349A JP H08310349 A JPH08310349 A JP H08310349A JP 7123745 A JP7123745 A JP 7123745A JP 12374595 A JP12374595 A JP 12374595A JP H08310349 A JPH08310349 A JP H08310349A
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- JP
- Japan
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- wiper
- operation command
- vehicle
- terminal
- change
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 間欠作動ワイパで車両の進行方向を変更する
場合に、良好な前方視界を得る。 【構成】 ワイパの間欠作動モードを選択するワイパス
イッチ1と、ステアリング角を検出するステアリングセ
ンサ2と、作動指令信号により作動してワイパブレード
を往復作動させるワイパリレー4およびワイパモータ5
とが設けられる。制御回路3は、間欠作動モードの状態
で、一定時間間隔で前記作動指令信号を発するととも
に、上記時間間隔内でステアリング角が所定角度以上と
なった場合には即座に前記作動指令信号を発する。
場合に、良好な前方視界を得る。 【構成】 ワイパの間欠作動モードを選択するワイパス
イッチ1と、ステアリング角を検出するステアリングセ
ンサ2と、作動指令信号により作動してワイパブレード
を往復作動させるワイパリレー4およびワイパモータ5
とが設けられる。制御回路3は、間欠作動モードの状態
で、一定時間間隔で前記作動指令信号を発するととも
に、上記時間間隔内でステアリング角が所定角度以上と
なった場合には即座に前記作動指令信号を発する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイパ制御装置に関し、
特に、ワイパ間欠作動時の車両の方向転換を安全に行う
ことが可能なワイパ制御装置に関する。
特に、ワイパ間欠作動時の車両の方向転換を安全に行う
ことが可能なワイパ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前方視界を遮るワイパの作動頻度を少な
くするため、小雨時にはワイパを間欠作動させることが
多い。この場合、ワイパの作動間隔を一定にしておく
と、雨量が多くなった場合や車速が大きくなった場合等
にはフロントガラスに過度に雨滴が付着して、却って前
方視界が悪化する。
くするため、小雨時にはワイパを間欠作動させることが
多い。この場合、ワイパの作動間隔を一定にしておく
と、雨量が多くなった場合や車速が大きくなった場合等
にはフロントガラスに過度に雨滴が付着して、却って前
方視界が悪化する。
【0003】そこで、例えば特開平5−221289号
公報には、雨滴センサを設けてフロントガラスへの付着
雨滴量を検出し、付着雨滴量が多くなった場合には間欠
時間内であってもワイパを強制作動させるものが示され
ている。また、特開平5−77688号公報には、車速
が大きくなるほど間欠時間を短くするものが示されてい
る。
公報には、雨滴センサを設けてフロントガラスへの付着
雨滴量を検出し、付着雨滴量が多くなった場合には間欠
時間内であってもワイパを強制作動させるものが示され
ている。また、特開平5−77688号公報には、車速
が大きくなるほど間欠時間を短くするものが示されてい
る。
【0004】さらに、特開平5−147501号公報に
は、付着した雨滴に光が当たった際の眩惑を防止するた
めに、車両前方の光源の存在を検出して、光源検出時に
は間欠時間内にワイパの強制作動を行うものが示されて
いる。
は、付着した雨滴に光が当たった際の眩惑を防止するた
めに、車両前方の光源の存在を検出して、光源検出時に
は間欠時間内にワイパの強制作動を行うものが示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両が方向
を変える場合には、乗員の視線が車両側方を向いてフロ
ントガラスを斜めに横切るため、比較的少ない雨滴付着
量でも前方視認性は悪化する。そして、上述した従来技
術では、このような場合の視認性悪化には有効に対処で
きない。
を変える場合には、乗員の視線が車両側方を向いてフロ
ントガラスを斜めに横切るため、比較的少ない雨滴付着
量でも前方視認性は悪化する。そして、上述した従来技
術では、このような場合の視認性悪化には有効に対処で
きない。
【0006】本発明はこのような課題を解決するもの
で、間欠作動ワイパで車両の方向変更をする場合にも良
好な前方視界を得ることができるワイパ制御装置を提供
することを目的とする。
で、間欠作動ワイパで車両の方向変更をする場合にも良
好な前方視界を得ることができるワイパ制御装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、請求項1に記載の発明においては、ワイパの
間欠作動モードを選択するモード選択手段(1)と、車
両の進行方向変更を検出する方向変更検出手段(2)
と、作動指令信号が入力する毎にワイパブレードを作動
させるワイパ駆動手段(4、5)と、前記間欠作動モー
ドが選択された状態で、所定の時間間隔で前記作動指令
信号を発するとともに、前記時間間隔内で車両の進行方
向変更が検出された時には即座に前記作動指令信号を発
する作動指令手段(3、103)とを設けている。
するため、請求項1に記載の発明においては、ワイパの
間欠作動モードを選択するモード選択手段(1)と、車
両の進行方向変更を検出する方向変更検出手段(2)
と、作動指令信号が入力する毎にワイパブレードを作動
させるワイパ駆動手段(4、5)と、前記間欠作動モー
ドが選択された状態で、所定の時間間隔で前記作動指令
信号を発するとともに、前記時間間隔内で車両の進行方
向変更が検出された時には即座に前記作動指令信号を発
する作動指令手段(3、103)とを設けている。
【0008】前記方向変更検出手段としては、ステアリ
ングの操作角を検出するステアリング操作角検出手段、
車両方向変更時の遠心力を検出する荷重センサ、あるい
は車両方向変更時の内外輪の回転差を検出する車輪速セ
ンサ等が使用できる。請求項2に記載の発明において
は、前記方向変更検出手段はさらに方向指示器を含み、
前記作動指令手段は、前記時間間隔内で方向指示器が操
作された時に前記車両の進行方向変更を検出して前記作
動指令信号を発するものである。
ングの操作角を検出するステアリング操作角検出手段、
車両方向変更時の遠心力を検出する荷重センサ、あるい
は車両方向変更時の内外輪の回転差を検出する車輪速セ
ンサ等が使用できる。請求項2に記載の発明において
は、前記方向変更検出手段はさらに方向指示器を含み、
前記作動指令手段は、前記時間間隔内で方向指示器が操
作された時に前記車両の進行方向変更を検出して前記作
動指令信号を発するものである。
【0009】請求項3に記載の発明においては、前記車
両の進行方向変更が、該進行方向変更に先立つ前記ワイ
パブレードの往復作動から所定の時間内に検出された場
合には、前記作動指令手段による作動指令信号の出力を
禁止する信号出力禁止手段(106)をさらに設ける。
なお、上記各手段のカッコ内の符号は、後述する実施例
記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
両の進行方向変更が、該進行方向変更に先立つ前記ワイ
パブレードの往復作動から所定の時間内に検出された場
合には、前記作動指令手段による作動指令信号の出力を
禁止する信号出力禁止手段(106)をさらに設ける。
なお、上記各手段のカッコ内の符号は、後述する実施例
記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0010】
【発明の作用効果】請求項1に記載の発明によれば、車
両の進行方向変更が検出された時には、間欠作動の時間
間隔内であっても即座に作動指令信号が出力されてワイ
パブレードが作動し、フロントガラスを払拭する。これ
により、フロントガラス上の付着雨滴が除去されて車両
の方向変更時の前方視認性が確保される。
両の進行方向変更が検出された時には、間欠作動の時間
間隔内であっても即座に作動指令信号が出力されてワイ
パブレードが作動し、フロントガラスを払拭する。これ
により、フロントガラス上の付着雨滴が除去されて車両
の方向変更時の前方視認性が確保される。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、方向指示
器の操作により、車両の実際の方向変更に先立ってワイ
パブレードの作動を行うことができ、車線変更時等の前
方視認性をさらに良好に確保することができる。請求項
3に記載の発明によれば、ワイパブレードの先の作動か
ら所定の時間内は、車両の進行方向が変わっても作動指
令信号は出力されないから、前記進行方向が頻繁に変わ
る山道等において過度にワイパブレードが作動して、却
って視認性を低下させる不具合は生じない。
器の操作により、車両の実際の方向変更に先立ってワイ
パブレードの作動を行うことができ、車線変更時等の前
方視認性をさらに良好に確保することができる。請求項
3に記載の発明によれば、ワイパブレードの先の作動か
ら所定の時間内は、車両の進行方向が変わっても作動指
令信号は出力されないから、前記進行方向が頻繁に変わ
る山道等において過度にワイパブレードが作動して、却
って視認性を低下させる不具合は生じない。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例について説明
する。図1において、図略のステアリングハンドルに設
けられたモード選択手段としてのワイパスイッチ1は、
「OFF」、「INT」、「LO」、「HI」の4つの
選択位置を有し、各選択位置で、「S」、「+B」、
「+1」、「+2」、「C1」、「E」の5つの外部端
子間が選択的に導通させられる。すなわち、「OFF」
位置では「S」端子と「+1」端子間が、「INT」位
置では「S」端子と「+1」端子に加えて「C1」端子
と「E」端子間が、「LO」位置では「+B」端子と
「+1」端子が、「HI」位置では「+B」端子と「+
2」端子がそれぞれ導通する。
する。図1において、図略のステアリングハンドルに設
けられたモード選択手段としてのワイパスイッチ1は、
「OFF」、「INT」、「LO」、「HI」の4つの
選択位置を有し、各選択位置で、「S」、「+B」、
「+1」、「+2」、「C1」、「E」の5つの外部端
子間が選択的に導通させられる。すなわち、「OFF」
位置では「S」端子と「+1」端子間が、「INT」位
置では「S」端子と「+1」端子に加えて「C1」端子
と「E」端子間が、「LO」位置では「+B」端子と
「+1」端子が、「HI」位置では「+B」端子と「+
2」端子がそれぞれ導通する。
【0013】前記ワイパスイッチの「S」端子は、ワイ
パリレー4のリレースイッチ42のc接点に、「+B」
端子はワイパモータ5と連動するカムスイッチ51のa
接点に、「+1」端子は上記ワイパモータ5の低速用電
源入力端子52に、「+2」端子は上記ワイパモータ5
の高速用電源入力端子53にそれぞれ接続されている。
また、ワイパスイッチ1の「C1」端子は制御回路3の
「I1 」端子に、「E」端子はアースにそれぞれ接続さ
れている。
パリレー4のリレースイッチ42のc接点に、「+B」
端子はワイパモータ5と連動するカムスイッチ51のa
接点に、「+1」端子は上記ワイパモータ5の低速用電
源入力端子52に、「+2」端子は上記ワイパモータ5
の高速用電源入力端子53にそれぞれ接続されている。
また、ワイパスイッチ1の「C1」端子は制御回路3の
「I1 」端子に、「E」端子はアースにそれぞれ接続さ
れている。
【0014】バッテリ6からイグニションキースイッチ
7およびヒューズ8を介して延びる電源線は、前記ワイ
パスイッチ1の「+B」端子、ワイパリレー4のリレー
スイッチ42のa接点、リレーコイル41の一端、およ
び前記制御回路3の「B」端子に接続されて電源を供給
している。リレーコイル41の他端は制御回路3の
「O」端子に接続され、また、リレースイッチ42のb
接点は前記カムスイッチ51のc接点に接続されてい
る。
7およびヒューズ8を介して延びる電源線は、前記ワイ
パスイッチ1の「+B」端子、ワイパリレー4のリレー
スイッチ42のa接点、リレーコイル41の一端、およ
び前記制御回路3の「B」端子に接続されて電源を供給
している。リレーコイル41の他端は制御回路3の
「O」端子に接続され、また、リレースイッチ42のb
接点は前記カムスイッチ51のc接点に接続されてい
る。
【0015】なお、カムスイッチ51のb接点はワイパ
モータ5のアース端子54と共にアースに接続されてお
り、ワイパブレードが原位置にある図示の状態で、カム
スイッチ51はc接点とb接点が導通している。一方、
ステアリングセンサ2が設けられて、ステアリングハン
ドルの操作方向と操作量に応じてパルス信号を発する。
モータ5のアース端子54と共にアースに接続されてお
り、ワイパブレードが原位置にある図示の状態で、カム
スイッチ51はc接点とb接点が導通している。一方、
ステアリングセンサ2が設けられて、ステアリングハン
ドルの操作方向と操作量に応じてパルス信号を発する。
【0016】制御回路3はCPUを内蔵し、「I2 」端
子から入力する前記ステアリングセンサ2のパルス信号
をカウントしてステアリング角を知るとともに、ワイパ
スイッチ1の「C1」端子と「E」端子の導通による入
力信号レベルの低下から、ワイパスイッチ1が「IN
T」位置に選択されたことを知る。上記構成のワイパ制
御装置において、ワイパブレードが原位置にある場合に
は、カムスイッチ51は図示の如くb接点とc接点が導
通しており、この状態でワイパスイッチ1が「OFF」
位置にあると、ワイパモータ5の低速用電源入力端子5
2がワイパスイッチ1の「+1」端子、「S」端子、お
よびリレースイッチ42のc接点、b接点を経てアース
され、ブレーキ電流が流れる。
子から入力する前記ステアリングセンサ2のパルス信号
をカウントしてステアリング角を知るとともに、ワイパ
スイッチ1の「C1」端子と「E」端子の導通による入
力信号レベルの低下から、ワイパスイッチ1が「IN
T」位置に選択されたことを知る。上記構成のワイパ制
御装置において、ワイパブレードが原位置にある場合に
は、カムスイッチ51は図示の如くb接点とc接点が導
通しており、この状態でワイパスイッチ1が「OFF」
位置にあると、ワイパモータ5の低速用電源入力端子5
2がワイパスイッチ1の「+1」端子、「S」端子、お
よびリレースイッチ42のc接点、b接点を経てアース
され、ブレーキ電流が流れる。
【0017】ワイパスイッチ1が「LO」位置では、そ
の「+B」端子および「+1」端子を経てワイパモータ
5の低速用電源入力端子52に電源が供給されて、ワイ
パモータ5が低速回転し、ワイパブレードが低速で連続
往復作動する。ワイパスイッチ1を「HI」位置にする
と、「+B」端子および「+2」端子を経てワイパモー
タ5の高速用電源入力端子53に電源が供給されて、ワ
イパモータ5が高速回転し、ワイパブレードが高速で連
続往復作動する。
の「+B」端子および「+1」端子を経てワイパモータ
5の低速用電源入力端子52に電源が供給されて、ワイ
パモータ5が低速回転し、ワイパブレードが低速で連続
往復作動する。ワイパスイッチ1を「HI」位置にする
と、「+B」端子および「+2」端子を経てワイパモー
タ5の高速用電源入力端子53に電源が供給されて、ワ
イパモータ5が高速回転し、ワイパブレードが高速で連
続往復作動する。
【0018】ワイパスイッチ1を「INT」位置にする
と、その「S」端子と「+1」端子が導通するととも
に、「C1」端子と「E」端子が導通して制御回路の
「I1 」端子の電圧レベルが低下する。以下、この場合
の制御回路3内CPUの処理手順を図2のフローチャー
トで説明する。図2のフローチャートで示す処理は一定
時間毎のタイマ割り込みで実行される。図のステップ1
01では、前記「I1 」端子の電圧レベルによりワイパ
スイッチ1が「INT」位置に選択されているか確認す
る。「INT」位置に選択されている場合には、ステッ
プ102でオフタイマT2 が0になっているか確認す
る。0になっていれば、ステップ103でワイパリレー
4のリレーコイル41に通電(作動指令信号)して、リ
レースイッチ42をa接点とc接点が導通するように切
り換える(ON状態)とともに、オンタイマT1 をカウ
ントアップする。
と、その「S」端子と「+1」端子が導通するととも
に、「C1」端子と「E」端子が導通して制御回路の
「I1 」端子の電圧レベルが低下する。以下、この場合
の制御回路3内CPUの処理手順を図2のフローチャー
トで説明する。図2のフローチャートで示す処理は一定
時間毎のタイマ割り込みで実行される。図のステップ1
01では、前記「I1 」端子の電圧レベルによりワイパ
スイッチ1が「INT」位置に選択されているか確認す
る。「INT」位置に選択されている場合には、ステッ
プ102でオフタイマT2 が0になっているか確認す
る。0になっていれば、ステップ103でワイパリレー
4のリレーコイル41に通電(作動指令信号)して、リ
レースイッチ42をa接点とc接点が導通するように切
り換える(ON状態)とともに、オンタイマT1 をカウ
ントアップする。
【0019】リレースイッチ42のa接点とc接点が導
通したことにより、これらa接点およびc接点と、ワイ
パスイッチ1の「S」端子および「+1」端子を経て、
ワイパモータ5の低速用電源入力端子52に電源が供給
される。これによりワイパモータ5が低速回転を開始
し、ワイパブレードが低速で作動を開始する。ワイパブ
レードが原位置から移動するとカムスイッチ51はc接
点とa接点が導通するように切り換わる。
通したことにより、これらa接点およびc接点と、ワイ
パスイッチ1の「S」端子および「+1」端子を経て、
ワイパモータ5の低速用電源入力端子52に電源が供給
される。これによりワイパモータ5が低速回転を開始
し、ワイパブレードが低速で作動を開始する。ワイパブ
レードが原位置から移動するとカムスイッチ51はc接
点とa接点が導通するように切り換わる。
【0020】前記オンタイマT1 が間欠オン時間TON以
上になると(ステップ104)、ワイパリレー41への
通電が停止されてリレースイッチ42は再びb接点とc
接点が導通するOFF状態となる(ステップ105)。
上記間欠オン時間TONを、ワイパブレードの原位置から
の移動による前記カムスイッチ51のc接点とa接点の
導通切り換えに要する時間よりもやや長く設定しておけ
ば、前記リレースイッチ42のb接点とc接点が導通し
た時点で、上記カムスイッチ51のc接点はa接点と導
通しているから、ワイパモータ5の前記低速用電源入力
端子52には電源が供給され続ける。前記ステップ10
5ではさらに、オンタイマT1 がリセットされるととも
に、オフタイマT2 がカウントアップされる。
上になると(ステップ104)、ワイパリレー41への
通電が停止されてリレースイッチ42は再びb接点とc
接点が導通するOFF状態となる(ステップ105)。
上記間欠オン時間TONを、ワイパブレードの原位置から
の移動による前記カムスイッチ51のc接点とa接点の
導通切り換えに要する時間よりもやや長く設定しておけ
ば、前記リレースイッチ42のb接点とc接点が導通し
た時点で、上記カムスイッチ51のc接点はa接点と導
通しているから、ワイパモータ5の前記低速用電源入力
端子52には電源が供給され続ける。前記ステップ10
5ではさらに、オンタイマT1 がリセットされるととも
に、オフタイマT2 がカウントアップされる。
【0021】この状態で、ワイパブレードが一往復して
原位置に戻ると、前記カムスイッチ51のc接点は再び
b接点と導通し、ワイパモータ5の低速用電源入力端子
52への電源供給が解消されてワイパモータ5の回転が
停止する。ステップ106では、前記オフタイマT2 の
値が間欠オフ時間TOFF の半分以上になったか確認す
る。半分以上になっている場合には、ステップ107で
ステアリング角が閾値以上になったか確認し、閾値以上
でない場合にはオフタイマT2 の値が上記間欠オフ時間
TOFF 以上になったか確認する(ステップ108)。
原位置に戻ると、前記カムスイッチ51のc接点は再び
b接点と導通し、ワイパモータ5の低速用電源入力端子
52への電源供給が解消されてワイパモータ5の回転が
停止する。ステップ106では、前記オフタイマT2 の
値が間欠オフ時間TOFF の半分以上になったか確認す
る。半分以上になっている場合には、ステップ107で
ステアリング角が閾値以上になったか確認し、閾値以上
でない場合にはオフタイマT2 の値が上記間欠オフ時間
TOFF 以上になったか確認する(ステップ108)。
【0022】前記ステップ107でステアリング角が閾
値以上であり、あるいはステップ108でオフタイマT
2 の値が上記間欠オフ時間TOFF 以上であった時は、ス
テップ109でオフタイマT2 の値をリセットする。こ
のオフタイマT2 のリセットにより、次回のタイマ割り
込みでステップ101から再び処理が開始された場合に
は、ステップ102からステップ103に進んでワイパ
リレー4がON状態とされ、ワイパモータ5が作動を開
始する。なお、上記閾値は例えば、高速走行中における
車線変更時のステアリング角以上の値とする。
値以上であり、あるいはステップ108でオフタイマT
2 の値が上記間欠オフ時間TOFF 以上であった時は、ス
テップ109でオフタイマT2 の値をリセットする。こ
のオフタイマT2 のリセットにより、次回のタイマ割り
込みでステップ101から再び処理が開始された場合に
は、ステップ102からステップ103に進んでワイパ
リレー4がON状態とされ、ワイパモータ5が作動を開
始する。なお、上記閾値は例えば、高速走行中における
車線変更時のステアリング角以上の値とする。
【0023】なお、前記ステップ101で、ワイパスイ
ッチが「INT」位置に選択されていない場合には、ス
テップ110でオンタイマT1 およびオフタイマT2 が
いずれもリセットされる。以上の手順により、図3に示
すようなワイパブレードの作動が実現される。すなわ
ち、図において、ワイパスイッチ1が「INT」位置に
選択されると、ワイパリレー4が間欠オン時間TONの間
ON状態となり、ワイパブレードが「原」位置から「払
拭」位置へ一往復して停止する(図のA領域)。通常走
行時にはこのA領域の作動を繰り返す。
ッチが「INT」位置に選択されていない場合には、ス
テップ110でオンタイマT1 およびオフタイマT2 が
いずれもリセットされる。以上の手順により、図3に示
すようなワイパブレードの作動が実現される。すなわ
ち、図において、ワイパスイッチ1が「INT」位置に
選択されると、ワイパリレー4が間欠オン時間TONの間
ON状態となり、ワイパブレードが「原」位置から「払
拭」位置へ一往復して停止する(図のA領域)。通常走
行時にはこのA領域の作動を繰り返す。
【0024】上記時間TONの後に、間欠オフ時間TOFF
の半分以上経過した状態でステアリング角が閾値を越え
ると、車両が方向を変えたものとして上記時間TOFF 内
でもワイパリレー4が即座にON状態とされ、ワイパフ
レードが強制的に一往復作動させられる(図のB領
域)。これにより、車両の方向変更時には間欠オフ時間
TOFF 内であってもワイパブレードが即座に作動して、
フロントガラス上の付着雨滴を払拭するから、良好な前
方視界を得ることができる。
の半分以上経過した状態でステアリング角が閾値を越え
ると、車両が方向を変えたものとして上記時間TOFF 内
でもワイパリレー4が即座にON状態とされ、ワイパフ
レードが強制的に一往復作動させられる(図のB領
域)。これにより、車両の方向変更時には間欠オフ時間
TOFF 内であってもワイパブレードが即座に作動して、
フロントガラス上の付着雨滴を払拭するから、良好な前
方視界を得ることができる。
【0025】なお、山道走行時等のようにカーブが連続
し、頻繁なステアリング操作によりステアリング角が短
時間で閾値を再び越えても、前記間欠オフ時間TOFF の
半分以上を経過しなければワイパリレー4はON状態と
ならないから(図のC領域)、ワイパブレードは作動し
ない。したがって、ワイパブレードの頻繁な作動によっ
て却って視界が妨げられるという問題は生じない。
し、頻繁なステアリング操作によりステアリング角が短
時間で閾値を再び越えても、前記間欠オフ時間TOFF の
半分以上を経過しなければワイパリレー4はON状態と
ならないから(図のC領域)、ワイパブレードは作動し
ない。したがって、ワイパブレードの頻繁な作動によっ
て却って視界が妨げられるという問題は生じない。
【0026】なお、上記実施例のフローチャートにおけ
る各ステップは、それぞれ、機能実行手段としてハード
ロジック構成により実現するようにしてもよい。上記実
施例においては、ワイパブレードの頻繁な作動を避ける
ために、間欠オフ時間TOFF の半分以上経過した時にの
みステアリング角が閾値以上となったことを判定するよ
うにしたが、この経過時間は使用状況に応じて適宜最適
値を選択する。
る各ステップは、それぞれ、機能実行手段としてハード
ロジック構成により実現するようにしてもよい。上記実
施例においては、ワイパブレードの頻繁な作動を避ける
ために、間欠オフ時間TOFF の半分以上経過した時にの
みステアリング角が閾値以上となったことを判定するよ
うにしたが、この経過時間は使用状況に応じて適宜最適
値を選択する。
【0027】ステアリング操作後のステアリング角を初
期値として、この値からさらにステアリング角が所定の
閾値以上変化した時に再びワイパブレードを作動させる
ようにすれば、カーブ走行中にさらに急カーブが現れた
際にも即座にワイパブレードを作動させて、視界を良好
に保つことができる。なお、前記閾値は、走行中の振れ
によるステアリング角の変動で車両の方向変更が誤検出
されないように、実験的に決定されるものである。
期値として、この値からさらにステアリング角が所定の
閾値以上変化した時に再びワイパブレードを作動させる
ようにすれば、カーブ走行中にさらに急カーブが現れた
際にも即座にワイパブレードを作動させて、視界を良好
に保つことができる。なお、前記閾値は、走行中の振れ
によるステアリング角の変動で車両の方向変更が誤検出
されないように、実験的に決定されるものである。
【0028】さらに、前記ステアリングセンサに変え
て、車両方向変更時の遠心力を検出する荷重センサ(G
センサ)や、車両方向変更時の内外輪の回転差を検出す
る車輪速センサ等を使用しても同様の効果がある。ま
た、実際の方向変更に先立って操作される方向指示器の
操作によってもワイパブレードを作動させるようにすれ
ば、車線変更時等の視界の確保がより確実になされる。
て、車両方向変更時の遠心力を検出する荷重センサ(G
センサ)や、車両方向変更時の内外輪の回転差を検出す
る車輪速センサ等を使用しても同様の効果がある。ま
た、実際の方向変更に先立って操作される方向指示器の
操作によってもワイパブレードを作動させるようにすれ
ば、車線変更時等の視界の確保がより確実になされる。
【図1】本発明の一実施例に係る、ワイパ制御装置の全
体回路図である。
体回路図である。
【図2】本発明の一実施例に係る、制御回路の処理手順
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例に係る、ワイパ制御装置の作
動タイムチャートである。
動タイムチャートである。
1…ワイパスイッチ、2…ステアリングセンサ、3…制
御回路、4…ワイパリレー、41…リレーコイル、42
…リレースイッチ、5…ワイパモータ、51…カムスイ
ッチ、6…バッテリ。
御回路、4…ワイパリレー、41…リレーコイル、42
…リレースイッチ、5…ワイパモータ、51…カムスイ
ッチ、6…バッテリ。
Claims (3)
- 【請求項1】 ワイパの間欠作動モードを選択するモー
ド選択手段と、 車両の進行方向変更を検出する方向変更検出手段と、 作動指令信号が入力する毎にワイパブレードを作動させ
るワイパ駆動手段と、 前記間欠作動モードが選択された状態で、所定の時間間
隔で前記作動指令信号を発するとともに、前記時間間隔
内で車両の進行方向変更が検出された時には即座に前記
作動指令信号を発する作動指令手段とを設けたことを特
徴とするワイパ制御装置。 - 【請求項2】 前記方向変更検出手段はさらに方向指示
器を含み、前記作動指令手段は、前記時間間隔内で方向
指示器が操作された時に前記車両の進行方向変更を検出
して前記作動指令信号を発するものであることを特徴と
する請求項1に記載のワイパ制御装置。 - 【請求項3】 前記車両の進行方向変更が、該進行方向
変更に先立つ前記ワイパブレードの作動から所定の時間
内に検出された場合には、前記作動指令手段による作動
指令信号の出力を禁止する信号出力禁止手段をさらに設
けたことを特徴とする請求項1または2に記載のワイパ
制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7123745A JPH08310349A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | ワイパ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7123745A JPH08310349A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | ワイパ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08310349A true JPH08310349A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14868282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7123745A Pending JPH08310349A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | ワイパ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08310349A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3200325A1 (en) | 2016-01-27 | 2017-08-02 | Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho | Insulator |
-
1995
- 1995-05-23 JP JP7123745A patent/JPH08310349A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3200325A1 (en) | 2016-01-27 | 2017-08-02 | Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho | Insulator |
US10403988B2 (en) | 2016-01-27 | 2019-09-03 | Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho | Motor insulator for reducing radiation noise |
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