JP2014237418A - ワイパ装置 - Google Patents

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尚徳 島野
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尚徳 島野
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Abstract

【課題】洗浄液を噴射する範囲を担保しつつ、噴射した洗浄液と下反転位置でのワイパブレードとの干渉を回避可能なワイパ装置を提供する。【解決手段】ワイパ制御回路22は、ワイパ動作選択スイッチの操作時にワイパブレード28、30をフロントウィンドウ12下方の第2下反転位置P2又は第3下反転位置P3で反転させ、ウオッシャスイッチの操作時にワイパブレード28、30を第2下反転位置P2よりもフロントウィンドウ12の下方にある第1下反転位置P1で反転させるようにワイパモータ18を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、ワイパ装置に関する。
車両には、フロントウィンドウに対して洗浄液を噴射すると共に、ワイパブレードを回動させてフロントウィンドウ表面の汚れを払拭するワイパ装置が設けられている。かかるワイパ装置は、回動しているワイパブレードがフロントウィンドウ下部の反転位置に達した時も洗浄液をフロントウィンドウに噴射するが、その際に噴射した洗浄液が反転位置にあるワイパブレードと干渉するという問題があった。
特許文献1には、洗浄液を噴射する範囲を狭めることにより、噴射した洗浄液と反転位置でのワイパブレードとの干渉を回避する車両用ウオッシャ装置が開示されている。
特開2005−059651号公報
特許文献1に記載の技術によれば、噴射した洗浄液が下反転位置にあるワイパブレードとの干渉を回避することが可能となる。しかしながら、洗浄液を噴射する範囲が狭く、フロントウィンドウ表面に十分な量の洗浄液を噴射することが困難になるという問題点があった。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、洗浄液を噴射する範囲を担保しつつ、噴射した洗浄液と下反転位置でのワイパブレードとの干渉を回避可能なワイパ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載のワイパ装置は、所定の回転角で正回転及び逆回転してワイパアームを介して連結されたワイパブレードを窓ガラス上で回動させるワイパモータと、ワイパスイッチと、ウオッシャスイッチと、前記ワイパスイッチ操作時に前記ワイパブレードを反転位置で反転させ、前記ウオッシャスイッチ操作時に前記ワイパブレードを前記反転位置よりも窓ガラスの下方にある洗浄反転位置で反転させるように前記ワイパモータを制御する制御手段と、を備えている。
本発明によれば、制御手段はワイパブレードが窓ガラス上の所定の位置で反転するようにワイパモータを制御する。所定の位置には、窓ガラスの下部に設けられた反転位置と、当該反転位置よりもさらに下方に設けられた洗浄反転位置とがある。ウオッシャスイッチの操作によりウオッシャモータを作動させて洗浄液を噴射する場合に制御手段は、洗浄反転位置でワイパブレードが反転するようにワイパモータを制御できる。
また請求項2に記載の発明のように、前記洗浄反転位置は、前記ノズルが噴射した前記洗浄液が前記窓ガラスに着水する領域よりも下方に位置している。これによって、ウオッシャモータを作動させて洗浄液を噴射する場合に、ワイパブレードが噴射される洗浄液と干渉することを防止できる。
また請求項3に記載の発明のように、前記制御手段は、前記ワイパブレードが前記洗浄反転位置に近づくにつれて減速するように前記ワイパモータを制御する。これによって、ウオッシャモータを作動させて洗浄液を噴射する場合にワイパブレードが洗浄反転位置を越える、いわゆるオーバーランを防止できる。
以上説明したように請求項1に記載の発明によれば、ウオッシャモータを作動させて洗浄液を噴射する場合に制御手段は、通常の反転位置よりも下に位置する洗浄反転位置でワイパブレードが反転するようにワイパモータを制御する。かかる制御により、洗浄液を噴射する範囲を担保しつつ、噴射した洗浄液と下反転位置でのワイパブレードとの干渉を回避できる、という効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、洗浄反転位置は、ノズルが噴射した洗浄液が窓ガラスに着水する領域よりも下方に位置している。これによって、洗浄液を噴射する範囲を担保しつつ、噴射した洗浄液と下反転位置でのワイパブレードとの干渉を回避できる、という効果がある。
請求項3に記載の発明によれば、制御手段は、ワイパブレードが洗浄反転位置に近づくにつれて減速するようにワイパモータを制御する。これによって、洗浄液を噴射する範囲を担保し、噴射した洗浄液と下反転位置でのワイパブレードとの干渉を回避しつつ、ウオッシャモータを作動させて洗浄液を噴射する場合にワイパブレードが洗浄反転位置を越える、いわゆるオーバーランを防止できる。
本発明の実施の形態に係るワイパ装置の構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係るワイパ装置の車両搭載状態の概略側面図である。 本発明の実施の形態に係るワイパ装置のタイミングチャートの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るワイパ装置のワイパ制御回路の処理の一例を示すフローチャートである。
図1は、本実施の形態に係るワイパ装置10の構成を示す概略図である。ワイパ装置10は、例えば、乗用自動車等の車両に備えられたフロントウィンドウ12を払拭するためのものであり、一対のワイパ14、16と、ワイパモータ18と、リンク機構20と、ワイパ制御回路22とを備えている。
ワイパ14、16は、それぞれワイパアーム24、26とワイパブレード28、30とにより構成されている。ワイパアーム24、26の基端部は、後述するピボット軸42、44に各々固定されており、ワイパブレード28、30は、ワイパアーム24、26の先端部に各々固定されている。
ワイパ14、16は、ワイパアーム24、26の回動に伴ってワイパブレード28、30がフロントウィンドウ12上を往復回動し、ワイパブレード28、30がフロントウィンドウ12を払拭する。
ワイパモータ18は、主にウォームギアで構成された減速機構52を介して、正逆回転可能な出力軸32を有し、リンク機構20は、クランクアーム34と、第1リンクロッド36と、一対のピボットレバー38、40と、一対のピボット軸42、44と、第2リンクロッド46とを備えている。
クランクアーム34の一端側は、出力軸32と固定されており、クランクアーム34の他端側は、第1リンクロッド36の一端側と回動可能に連結されている。また、第1リンクロッド36の他端側は、ピボットレバー38のピボット軸42を有する端とは異なる端寄りのカ所に回動可能に連結されており、ピボットレバー38のピボット軸42を有する端とは異なる端及びピボットレバー40におけるピボットレバー38の当該端に対応する端には、第2リンクロッド46の両端がそれぞれ回動可能に連結されている。
また、ピボット軸42、44は、車体に設けられたピボットホルダによって回動可能に支持されており、ピボットレバー38、40におけるピボット軸42、44を有する端は、ピボット軸42、44を介してワイパアーム24、26が各々固定されている。
本実施の形態に係るワイパ装置10は、出力軸32が回動範囲θで正逆回転されると、この出力軸32の回転力がリンク機構20を介してワイパアーム24、26に伝達される。その結果、ワイパアーム24、26が回動し、かかる回動に伴ってワイパブレード28、30がフロントウィンドウ12上における第1下反転位置P1と上反転位置P4との間で往復回動をする。
本実施の形態に係るワイパ装置10は、出力軸32がθからθ1の角度を減じた回動範囲で正逆回転されると、ワイパブレード28、30がフロントウィンドウ12上における第2下反転位置P2と上反転位置P4との間で往復回動をする。また、本実施の形態に係るワイパ装置10は、出力軸32がθからθ1及びθ2の角度を減じた回動範囲θ3で正逆回転されると、ワイパブレード28、30がフロントウィンドウ12上における第3下反転位置P3と上反転位置P4との間で往復回動をする。
ワイパモータ18には、ワイパモータ18の回転を制御するためのワイパ制御回路22が接続されている。
本実施の形態に係るワイパ制御回路22は、例えば、ワイパモータ18を作動させるための電流をPWM(Pulse Width Modulation)制御によって生成してワイパモータ18に供給する駆動回路を有している。
ワイパモータ18がブラシレスDCモータであれば、駆動回路は、スイッチング素子にMOSFETを使用したインバータ回路を含み、ワイパ制御回路22内に設けられたマイクロコンピュータの制御によって、所定のデューティ比の電流を出力する。
本実施の形態に係るワイパモータ18は、前述のように減速機構52を有しているので、出力軸32の回転速度及び回転角は、ワイパモータ本体の回転速度及び回転角と同一ではない。しかしながら、本実施の形態では、ワイパモータ本体と減速機構52は一体不可分に構成されているので、以下、出力軸32の回転速度及び回転角を、ワイパモータ18の回転速度及び回転角とみなすものとする。
ワイパモータ18の減速機構52内にはセンサ62が設けられている。センサ62は出力軸32に連動して回転するマグネットの磁界(磁力)を検出するための素子(例えばホールIC)を含んで構成されている。センサ62からのセンサ信号は、ワイパ制御回路22に入力される。
また、本実施の形態に係るワイパ制御回路22は、前述のセンサ信号に含まれているセンサ62が検知した出力軸32の回転角からワイパブレード28、30のフロントウィンドウ12上における位置を算出可能である。
また、本実施の形態に係るワイパ装置10は、ウオッシャタンク内の洗浄液をウオッシャタンクと所定の配管を介して連通されたウオッシャノズル58、60からフロントウィンドウ12上に噴射させるウオッシャモータ56を備えている。ウオッシャモータ56は、ワイパモータ18ほど厳密に回転速度を制御する必要はないので、小型化が可能なDCブラシ付モータでよい。ウオッシャモータ56が作動すると、ウオッシャノズル58、60から洗浄液が噴射され、フロントウィンドウ12上には噴射領域Q1、Q2が形成される。
ワイパスイッチ50は、電源54からワイパモータ18及びウオッシャモータ56に供給される電力をオン又はオフするための複数のスイッチを備えた装置である。
ワイパスイッチ50は、以下のように、ワイパ動作選択スイッチとウオッシャスイッチとを備えている。ワイパ動作選択スイッチは、ワイパブレード28、30を、低速で回動させる低速作動モード選択位置、高速で回動させる高速作動モード選択位置、一定周期で間欠的に回動させる間欠作動モード選択位置、格納(停止)モード選択位置に切替可能である。ワイパスイッチ50は、ワイパ動作選択スイッチの各モードの選択位置に応じた信号又はウオッシャスイッチがオンになった信号をワイパ制御回路22に出力する。
ワイパ動作選択スイッチが低速作動モード選択位置又は間欠作動モード選択位置の場合、ワイパモータ18の出力軸32はθ2+θ3の回動範囲で往復回動し、ワイパブレード28、30は第2下反転位置P2と上反転位置P4との間を往復回動する。また、ワイパ動作選択スイッチが高速作動モード選択位置の場合、ワイパモータ18の出力軸32はθ3の回動範囲で往復回動し、ワイパブレード28、30は第3下反転位置P3と上反転位置P4との間を往復回動する。
ワイパ動作選択スイッチが低速作動モード選択位置又は高速作動モード選択位置の場合に第2下反転位置P2又は第3下反転位置でワイパブレード28、30を反転させるのは、ワイパブレード28、30のオーバーランを防止するためである。回動するワイパブレード28、30には慣性がある上に風圧の影響もある。かかる慣性又は風圧によりワイパブレード28、30が所定の反転位置を越えて、フロントウィンドウの下部と干渉するおそれがあるので、本実施の形態では第2下反転位置P2又は第3下反転位置でワイパブレード28、30を反転させる。
ウオッシャスイッチはオンすることにより、ウオッシャモータ56を作動させてフロントウィンドウ12に洗浄液を噴射すると共に、ワイパブレード28、30が所定の回数にてフロントガラス上を往復回動するようにワイパモータ18を作動させる。ウオッシャスイッチがオンになると、ワイパモータ18の出力軸32はθの回動範囲で往復回動し、ワイパブレード28、30は第1下反転位置P1と上反転位置P4との間を往復回動する。第1下反転位置P1は、ウオッシャスイッチがオンになった時にワイパブレード28、30が反転する洗浄反転位置である。洗浄液を噴射している時にワイパブレード28、30を第1下反転位置P1で反転することにより、ワイパブレード28、30が反転する時に噴射領域Q1、Q2と干渉することを防止できる。本実施の形態では、ウオッシャスイッチがオンになった場合には、ワイパブレード28、30が第1下反転位置P1に近づくにつれて減速するようにワイパモータ18の回転を制御することにより、ワイパブレード28、30のオーバーランを防止する。
ワイパ動作選択スイッチから各モードの選択位置に応じて出力された信号又はウオッシャスイッチがオンになった信号がワイパ制御回路22に入力されると、ワイパ制御回路22は、各々の信号に基づいて、ワイパモータ18又はウオッシャモータ56を制御する。
図2は、本実施の形態に係るワイパ装置10の車両搭載状態の概略側面図である。図2において、矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示している。
図2に示したように、本実施の形態に係るワイパ装置10は、フロントウィンドウ12の下縁側でかつフード66の後端側に配置されている。一例として本実施の形態に係るワイパ装置10は、エンジンルーム68を隔てるカウルインナパネル72とキャビン70を隔てるカウル74とに跨って固定され、ピボット軸42は、ピボットホルダ64によって回動可能に支持されている。また、ウオッシャノズル58は、フード66を支える隔壁に設けられ、洗浄液を噴射して、フロントウィンドウ12上に噴射領域Q1を形成する。
図2では第2下反転位置P2及び第3下反転位置P3は噴射領域Q1と干渉するが、ウオッシャスイッチがオンになった場合にワイパブレード28、30が反転する第1下反転位置P1は噴射領域Q1と干渉しない。
図3は、本発明の実施の形態に係るワイパ装置10のタイミングチャートの一例を示す図である。図3は、ワイパ動作選択スイッチがオフの状態、すなわちワイパブレード28、30が第1下反転位置P1で停止している状態でウオッシャスイッチがオンになった場合を示している。図3の上部にはワイパブレード28、30のフロントウィンドウ12上での位置が記されている。
図3の下部には時間t0〜t8が示されているが、この時間は、例えばワイパブレード28、30が第1下反転位置P1から上反転位置P4に移動した場合、又はt1のようにワイパモータ18が作動を開始した等の事象が変化した時点を示すものである。t0〜t8の各々の時間の間は等間隔ではないが、図3では、便宜上、略等間隔で描いている。
また、図3の「N1」は、本実施の形態において洗浄液が噴射される期間を表している。本実施の形態で、N1は、時間t0でワイパブレード28、30が停止している状態から、時間t1でワイパモータ18が作動を開始し、時間t2でワイパブレードが上反転位置P4で反転し、さらに時間t3で第1下反転位置P1に戻るまでであるとする。
ワイパ制御回路22は、時間t0にウオッシャスイッチがオンになってから時間t1でワイパモータ18の作動を開始させる。ワイパモータ18の作動をウオッシャモータ56の作動よりも遅延させるのは、フロントウィンドウ12上に洗浄席が適宜噴射された状態でワイパブレード28、30を往復回動させる必要があるからである。ワイパモータ18の作動をウオッシャモータ56の作動よりも遅延させるタイミングである時間t0とt1の差分は、洗浄液の噴射が開始されてからフロントウィンドウ12を十分に濡らす状態になるまでの時間である。t0とt1の差分は洗浄液の単位時間での噴射量又はフロントウィンドウ12の面積等の条件に左右されるので、過去の複数の事例に基づいたシミュレーション等によって推定し、さらには試験等を通じて実験的に決定することが好ましい。
ワイパ制御回路22は、時間t1でワイパモータ18の作動を開始しワイパブレード28、30を回動させる。ワイパ制御回路22は、ワイパモータ18の減速機構52内に設けられたセンサ62によってフロントウィンドウ12上でのワイパブレード28、30の位置を検出し、ワイパブレード28、30が上反転位置P4で反転して第1下反転位置P1に戻ってきた時間t3でウオッシャモータ56の作動を停止して、洗浄液の噴射を停止する。
ワイパブレード28、30が上反転位置P4で反転して第1下反転位置P1に近づくにつれて、出力軸32の回転速度が減速するようにワイパモータ18の回転を制御する。かかる制御では、一例として、ワイパブレード28、30が第1下反転位置P1に達した時にワイパブレード28、30が一時的に停止するようにしてもよい。
ワイパブレード28、30が第1下反転位置P1に近づくにつれて、出力軸32の回転速度が減速する態様は、車速に応じて変化させてもよい。例えば、車速が高いほど、ワイパブレード28、30をフロントウィンドウ12の上部に移動させる風圧が高くなるのであれば、車速が高い場合には車速が低い場合に比して、ワイパブレード28、30が第1下反転位置P1に近づくにつれての出力軸32の減速を少なくする。なお、車速の情報は、車載のECU(Electronic Control Unit)等から取得できる。
ワイパブレード28、30が第1下反転位置P1に近づくにつれて、出力軸32の回転速度を減速させるには、一例として、フロントウィンドウ12上でのワイパブレード28、30の位置と出力軸32の回転速度とを予め対応付けた回転速度マップを用いる。具体的には、センサ62の検知結果に基づいて算出したワイパブレード28、30の位置を回転速度マップに照合し、当該位置に対応する回転速度マップの回転速度となるようにワイパモータ18を制御する。
さらに、回転速度マップを車速に応じて予め複数用意すれば、ワイパブレード28、30が第1下反転位置P1に近づくにつれて、出力軸32の回転速度が減速する態様を車速に応じて変化させることが可能となる。
また、ワイパブレード28、30が第1下反転位置P1から上反転位置P4に向かって回動する時の速度も上述の回転速度マップで規定することができる。例えば、第1下反転位置P1からワイパブレード28、30が回動を始めた時は、第2下反転位置P2又は第3下反転位置P3から回動を開始する時よりも出力軸32の回転速度を遅くする又は速くする等の制御が可能となる。
ワイパ制御回路22は、時間t3でウオッシャモータ56の作動を停止した後もワイパモータ18の制御を続行する。図3に示したように、ワイパブレード28、30が、時間t4で上反転位置P4に達し、時間t5で第1下反転位置P1に戻り、時間t6で上反転位置P4に達し、時間t7で第1下反転位置P1に戻ってくるまでワイパモータ18を作動させる。そして、時間t7でワイパブレード28、30が第1下反転位置P1に戻ってきた時にワイパモータ18を停止して、ウオッシャスイッチがオンになったことをトリガとする一連の処理を終了する。
以上、説明したように、図3では、ワイパ制御回路22は、ワイパブレード28、30の位置を減速機構52内に設けられたセンサ62によって検出し、ウオッシャモータ56を停止させるタイミング及びワイパモータ18を停止させるタイミングを決定している。図3では、ワイパブレード28、30が最初に往復回動する間は洗浄液を噴射するようにウオッシャモータ56を作動させ、洗浄液の噴射が停止した後も、ワイパブレード28、30を第1下反転位置P1と上反転位置P4とを2往復させている。
図3に示したように、ワイパブレード28、30を第1下反転位置P1で反転させることにより、洗浄液を噴射する範囲を担保しつつ、噴射した洗浄液と第1下反転位置P1でのワイパブレードとの干渉を回避できる。
図4は、本実施の形態に係るワイパ装置10のワイパ制御回路22の処理の一例を示すフローチャートである。図4では、ワイパスイッチ50のウオッシャスイッチがオンになると、ステップ400でウオッシャモータ56が作動を開始する。
ステップ402では、図3で示したt1とt0の差分に相当する所定時間が経過したか否かが判定され、肯定判定の場合には、ステップ404でワイパモータ18の作動を開始する。また、ステップ406では、ステップ404でのワイパモータ18の作動の開始に応じてカウンタの数値nをNにセットする。n及びNは正の自然数であり、ワイパブレード28、30が往復回動する回数を意味している。本実施の形態では一例として、N=3とする。
ステップ408では、ワイパブレード28、30が上反転位置P4にあるか否かが判定され、肯定判定の場合には、ステップ410でワイパモータ18を逆転することにより、ワイパブレード28、30を反転する。
ステップ412では、ワイパブレード28、30が第1下反転位置P1にあるか否かが判定され、肯定判定の場合にはステップ414でカウンタの数値nを1減じる。
ステップ416ではカウンタの数値nが所定の自然数であるMと等しいか否かが判定される。自然数Mはウオッシャモータ56が作動を停止する時のワイパブレード28、30の残りの往復回動の回数を意味している。本実施の形態では一例としてM=2とする。
ステップ416で肯定判定の場合には、ステップ418でウオッシャモータ56を停止する。ステップ416で否定判定の場合には、ステップ418を経由せずに手順をステップ420に移行する。
ステップ420では、カウンタの数値nが0になったか否かが判定され、肯定判定の場合には、ステップ422でワイパモータ18を停止して処理を終了する。ステップ420で否定判定の場合には、ステップ424でワイパモータ18を逆転することにより、ワイパブレード28、30を反転して、手順をステップ408に戻す。なお、ステップ424でワイパモータ18を逆転させる際には、ワイパブレード28、30が第1下反転位置P1に近づくにつれてワイパモータ18の出力軸32の回転速度を徐々に減速させる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ウオッシャスイッチがオンになった場合には、フロントウィンドウ12において洗浄液が噴射される領域よりも下方に設けられた第1下反転位置P1でワイパブレード28、30を反転する制御をする。かかる制御により、洗浄液を噴射する範囲を担保しつつ、噴射した洗浄液と反転する位置でのワイパブレードとの干渉を回避できる。
10 ワイパ装置
12 フロントウィンドウ
14、16 ワイパ
18 ワイパモータ
20 リンク機構
22 ワイパ制御回路
24、26 ワイパアーム
28、30 ワイパブレード
32 出力軸
50 ワイパスイッチ
54 電源
56 ウオッシャモータ
58 ウオッシャノズル
62 センサ
P1 第1下反転位置
P2 第2下反転位置
P3 第3下反転位置
P4 上反転位置
Q1、Q2 噴射領域

Claims (3)

  1. 所定の回転角で正回転及び逆回転してワイパアームを介して連結されたワイパブレードを窓ガラス上で回動させるワイパモータと、
    ワイパスイッチと、
    ウオッシャスイッチと、
    前記ワイパスイッチ操作時に前記ワイパブレードを反転位置で反転させ、前記ウオッシャスイッチ操作時に前記ワイパブレードを前記反転位置よりも窓ガラスの下方にある洗浄反転位置で反転させるように前記ワイパモータを制御する制御手段と、
    を備えるワイパ装置。
  2. 前記洗浄反転位置は、前記ノズルが噴射した前記洗浄液が前記窓ガラスに着水する領域よりも下方に位置している請求項1に記載のワイパ装置。
  3. 前記制御手段は、前記ワイパブレードが前記洗浄反転位置に近づくにつれて減速するように前記ワイパモータを制御する請求項1又は2に記載のワイパ装置。
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