JP6085512B2 - ワイパ装置 - Google Patents

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本発明は、ワイパ装置に関する。
ワイパ装置は、車内のウオッシャスイッチをオンにすることにより、ウオッシャタンク内の洗浄液を搬送するウオッシャモータが作動して、ウオッシャタンク内の洗浄液を車両のフロントガラスに噴射する。また、ウオッシャスイッチをオンにすることにより、ワイパを駆動させるワイパモータを前述の洗浄液の噴射と連動して作動させ、ワイパブレードをフロントガラス上で所定の回数にて往復回動させる。
特許文献1に記載のワイパ制御装置は、ウオッシャスイッチがオンになると所定の時間ウオッシャモータが作動して洗浄液を噴射すると共に、ウオッシャモータの作動に連動してワイパモータが作動を開始する。さらにウオッシャモータの作動が終了して洗浄液の噴射が停止した後は、ワイパモータはワイパブレードがフロントガラス上で所定の回数にて往復回動するように作動する。
特開2007−45187号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のワイパ制御装置は、ウオッシャモータの作動が終了した時点で、フロントガラス上でのワイパブレードの位置が一定ではないという問題点があった。したがってウオッシャモータの作動終了時のワイパブレードの位置によっては、その後のワイパブレードの往復回動で洗浄液の払拭不足が生じる、又は洗浄液が完全に払拭された後もワイパブレードが往復回動することで不快なビビリ音が生じる等のおそれがあった。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、ワイパブレードが所定の位置に至るまで洗浄液の噴射を継続すると共に、洗浄液の噴射終了後に所定の回数でワイパブレードを回動可能なワイパ装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のワイパ装置は、所定の回転角で正回転及び逆回転してワイパアームを介して連結されたワイパブレードを窓ガラス上で回動させるワイパモータと、前記ワイパモータの回転角を検知する検知手段と、タンク内の洗浄液を前記タンクと所定の配管を介して連通されたノズルから前記窓ガラス上に噴射させるウオッシャモータと、スイッチの操作により前記ウオッシャモータ及び前記ワイパモータの作動を開始すると共に、前記スイッチがオンになっている期間よりも長い期間前記ウオッシャモータを作動させて洗浄液を噴射させ、前記検知手段が検知した前記ワイパモータの回転角から算出した前記ワイパブレードの前記窓ガラス上の位置に基づいて、前記ワイパブレードが下反転位置を基準とした前記下反転位置から上反転位置への片道回動である第1の所定の回動を第1の所定の回数行って前記上反転位置に至った際に前記ウオッシャモータの作動を停止させ、かつ前記ワイパブレードが前記上反転位置を基準とした前記上反転位置から前記下反転位置への片道回動である第2の所定の回動を第2の所定の回数行って前記下反転位置に至るまで前記ワイパモータを作動させる制御手段と、を備えている。
このワイパ装置によれば、制御手段は、検知手段が検知したワイパモータの回転角からワイパブレードの窓ガラス上の位置を算出し、該算出した位置に基づいて洗浄液の噴射のタイミング及びワイパモータの作動を制御している。
制御手段は、ワイパブレードが第1の所定の回動を第1の所定の回数行って所定の位置に達した時に洗浄液の噴射を停止し、該停止後にワイパブレードが第2の所定の回動を第2の所定の回数行うように制御する。かかる制御により、ワイパブレードが所定の位置に至るまで洗浄液の噴射を継続すると共に、洗浄液の噴射終了後に所定の回数でワイパブレードを回動できる。
請求項2に記載のワイパ装置は、請求項1に記載のワイパ装置において、前記第1の所定の回動及び前記第2の所定の回動は、前記ワイパブレードが前記下反転位置から上反転位置で反転して前記下反転位置に至る往復回動であり、前記所定の位置は前記下反転位置である。
このワイパ装置によれば、制御手段は、ワイパブレードが作動開始から第1の所定の回動としての往復回動を第1の所定の回数行って下反転位置に至るまでウオッシャモータによる洗浄液の噴射を継続する制御をしている。また、制御手段は、洗浄液の噴射終了後にワイパブレードが第2の所定の回動としての往復回動を第2の所定の回数行うようにワイパモータを制御している。かかる制御により、ワイパブレードが所定の位置に至るまで洗浄液の噴射を継続すると共に、洗浄液の噴射終了後に所定の回数でワイパブレードを回動できる。
請求項3に記載のワイパ装置は、請求項1又は2に記載のワイパ装置において、前記制御手段は、前記スイッチがオンになった後、所定期間継続して前記ウオッシャモータを作動させる。
このワイパ装置によれば、制御手段は、スイッチオンにより継続してウオッシャモータを作動させることにより、フロントガラスを十分に洗浄できる。
本発明の実施の形態に係るワイパ装置の構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係るワイパ装置のタイミングチャートの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るワイパ装置のワイパ制御回路の処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るワイパ装置の洗浄液の噴射が完了する直前の状態の一例を示した模式図である。 本発明の実施の形態に係るワイパ装置の洗浄液の噴射が完了する直前の状態の変形例を示した模式図である。
図1は、本実施の形態に係るワイパ装置10の構成を示す概略図である。ワイパ装置10は、例えば、乗用自動車等の車両に備えられたフロントガラス12を払拭するためのものであり、一対のワイパ14及び16と、ワイパモータ18と、リンク機構20と、ワイパ制御回路22とを備えている。
ワイパ14及び16は、それぞれワイパアーム24及び26とワイパブレード28及び30とにより構成されている。ワイパアーム24及び26の基端部は、後述するピボット軸42及び44に各々固定されており、ワイパブレード28及び30は、ワイパアーム24及び26の先端部に各々固定されている。
ワイパ14及び16は、ワイパアーム24及び26の回動に伴ってワイパブレード28及び30がフロントガラス12上を往復回動し、ワイパブレード28及び30がフロントガラス12を払拭する。
ワイパモータ18は、主にウォームギアで構成された減速機構52を介して、正逆回転可能な出力軸32を有し、リンク機構20は、クランクアーム34と、第1リンクロッド36と、一対のピボットレバー38及び40と、一対のピボット軸42及び44と、第2リンクロッド46とを備えている。
クランクアーム34の一端側は、出力軸32と固定されており、クランクアーム34の他端側は、第1リンクロッド36の一端側と回動可能に連結されている。また、第1リンクロッド36の他端側は、ピボットレバー38のピボット軸42を有する端とは異なる端寄りのカ所に回動可能に連結されており、ピボットレバー38のピボット軸42を有する端とは異なる端及びピボットレバー40におけるピボットレバー38の当該端に対応する端には、第2リンクロッド46の両端がそれぞれ回動可能に連結されている。
また、ピボット軸42及び44は、車体に設けられた図示しないピボットホルダによって回動可能に支持されており、ピボットレバー38及び40におけるピボット軸42及び44を有する端は、ピボット軸42及び44を介してワイパアーム24及び26が各々固定されている。
本実施の形態に係るワイパ装置10では、出力軸32が回動範囲θで正逆回転されると、この出力軸32の回転力がリンク機構20を介してワイパアーム24及び26に伝達され、このワイパアーム24及び26の往復回動に伴ってワイパブレード28及び30がフロントガラス12上における下反転位置P2と上反転位置P1との間で往復回動をする。
ワイパモータ18には、ワイパモータ18の回転を制御するためのワイパ制御回路22が接続されている。
本実施の形態に係るワイパ制御回路22は、例えば、ワイパモータ18を作動させるための電流をPWM制御によって生成してワイパモータ18に供給する駆動回路を有している。
ワイパモータ18がブラシレスDCモータであれば、駆動回路は、スイッチング素子にMOSFETを使用したインバータ回路を含み、ワイパ制御回路22内に設けられたマイクロコンピュータの制御によって、所定のデューティ比の電流を出力する。
本実施の形態に係るワイパモータ18は、前述のように減速機構52を有しているので、出力軸32の回転速度及び回転角は、ワイパモータ本体の回転速度及び回転角と同一ではない。しかしながら、本実施の形態では、ワイパモータ本体と減速機構52は一体不可分に構成されているので、以下、出力軸32の回転速度及び回転角を、ワイパモータ18の回転速度及び回転角とみなすものとする。
ワイパモータ18の減速機構52内にはセンサが設けられている。センサは出力軸32に連動して回転するマグネットの磁界(磁力)を検出するための素子(例えばホールIC)を含んで構成されている。センサからのセンサ信号は、ワイパ制御回路22に入力される。
また、本実施の形態に係るワイパ制御回路22は、前述のセンサ信号に含まれているセンサが検知した出力軸32の回転角からワイパブレード28及び30のフロントガラス12上における位置を算出可能である。
また、本実施の形態に係るワイパ装置10は、ウオッシャタンク内の洗浄液をウオッシャタンクと所定の配管を介して連通されたノズルからフロントガラス12上に噴射させるためにウオッシャタンク内の洗浄液を搬送するウオッシャモータ56を備えている。ウオッシャモータ56は、ワイパモータ18ほど厳密に回転速度を制御する必要はないので、小型化が可能なDCブラシ付モータでよい。ウオッシャモータ56が作動すると、ウオッシャノズル58、60から洗浄液が噴射され、フロントガラス12上には噴射領域Q1、Q2、Q3、Q4が形成される。
スイッチボックス50は、電源54からワイパモータ18及びウオッシャモータ56に供給される電力をオン又はオフするための複数のスイッチを備えた装置である。
スイッチボックス50は、以下のように、ワイパスイッチとウオッシャスイッチとを備えている。ワイパスイッチは、ワイパブレード28、30を、低速で回動させる低速作動モード選択位置、高速で回動させる高速作動モード選択位置、一定周期で間欠的に回動させる間欠作動モード選択位置、格納(停止)モード選択位置に切替可能である。また、ウオッシャスイッチはオンすることにより、ウオッシャモータ56を作動させてフロントガラス12に洗浄液を噴射すると共に、ワイパブレード28、30が所定の回数にてフロントガラス上を往復回動するようにワイパモータ18を作動させる。スイッチボックス50は、ワイパスイッチの各モードの選択位置に応じた信号又はウオッシャスイッチがオンになった信号をワイパ制御回路22に出力する。
ワイパスイッチから各モードの選択位置に応じて出力された信号又はウオッシャスイッチがオンになった信号がワイパ制御回路22に入力されると、ワイパ制御回路22は、各々の信号に基づいて、ワイパモータ18又はウオッシャモータ56を制御する。
図2は、本発明の実施の形態に係るワイパ装置10のタイミングチャートの一例を示す図である。図2では、ワイパスイッチがオフの状態、すなわちワイパブレード28、30が下反転位置P2で停止している状態でウオッシャスイッチがオンになった場合を示している。図2の上部にはワイパブレード28、30のフロントガラス12上での位置が記されている。本実施の形態では、ワイパモータ18の減速機構52内に設けられたセンサによってフロントガラス12上でのワイパブレード28、30の位置を検出している。
図2の下部には時間t0〜t8が示されているが、この時間は、例えばワイパブレード28、30が下反転位置P2から上反転位置P1に移動した場合、又はt1のようにワイパモータ18が作動を開始した等の事象が変化した時点を示すものである。t0〜t8の各々の時間の間は等間隔ではないが、図2では、便宜上、略等間隔で描いている。
また、図2の「N1」は、本実施の形態において洗浄液が噴射される期間を表している。本実施の形態で、N1は、時間t0でワイパブレード28、30が停止している状態から、時間t1でワイパモータ18が作動を開始し、時間t2でワイパブレードが上反転位置で反転し、さらに時間t3で下反転位置に戻るまでであるとする。
ワイパ制御回路22は、時間t0にウオッシャスイッチがオンになって時間t1でワイパモータ18の作動を開始させる。ワイパモータ18の作動をウオッシャモータ56の作動よりも遅延させるのは、フロントガラス12上に洗浄席が適宜噴射された状態でワイパブレード28、30を往復回動させる必要があるからである。ワイパモータ18の作動をウオッシャモータ56の作動よりも遅延させるタイミングである時間t0とt1の差分は、洗浄液の噴射が開始されてからフロントガラス12を十分に濡らす状態になるまでの時間である。t0とt1の差分は洗浄液の単位時間での噴射量又はフロントガラス12の面積等の条件に左右されるので、過去の複数の事例に基づいたシミュレーション等によって推定し、さらには試験等を通じて実験的に決定することが好ましい。
ワイパ制御回路22は、時間t1でワイパモータ18が作動を開始してワイパブレード28、30を回動させる。ワイパ制御回路22は、ワイパモータ18の減速機構52内に設けられたセンサによってフロントガラス12上でのワイパブレード28、30の位置を検出し、ワイパブレード28、30が上反転位置P1で反転して下反転位置P2に戻ってきた時間t3でウオッシャモータ56の作動を停止して、洗浄液の噴射を停止する。
本実施の形態では、ウオッシャモータ56に連動してワイパモータ18が作動を開始し回動を始めたワイパブレード28、30が下反転位置P2から上反転位置P1で反転等した後に所定の位置に至るまでの回動を第1の所定の回動とする。本実施の形態では、第1の所定の回動を第1の所定の回数行うまでウオッシャモータ56を作動させる。
第1の所定の回動は上記では、下反転位置P2から上反転位置P1で反転して下反転位置P2に至る往復回動であり、所定の位置は下反転位置P2となる。しかしながら、第1の所定の回動は下反転位置P2から上反転位置P1まで又は上反転位置P1から下反転位置P2までの片道回動でもよい。第1の所定の回数は、第1の所定の回動が往復回動の場合、上記では1回だが、洗浄液でフロントガラス12を十分に洗浄する必要がある等の場合には、第1の所定の回数は2回以上であってもよい。また、第1の所定の回動が往復回動ではなく片道回動の場合には、当該片道回動を1回又は3回行うことにより、後述の変形例のように所定の位置を上反転位置P1とすることも可能である。
ワイパ制御回路22は、ワイパブレード28、30が、時間t4で上反転位置P1に達し、時間t5で下反転位置P2に戻り、時間t6で上反転位置P1に達し、時間t7で下反転位置P2に戻ってくるまでワイパモータ18を作動させる。そして、時間t7でワイパブレード28、30が下反転位置P2に戻ってきた時にワイパモータ18を停止して、ウオッシャスイッチがオンになったことをトリガとする一連の処理を終了する。
本実施の形態では、洗浄液の噴射終了時のワイパブレード28、30の位置である下反転位置P2を所定の位置とし、ワイパブレード28、30が下反転位置P2から上反転位置P1で反転して下反転位置P2に戻る往復回動を第2の所定の回動とする。本実施の形態では、第2の所定の回動を第2の所定の回数行う。第2の所定の回数は、上記では2回だが、噴射した洗浄液を払拭するのに十分であれば1回でよいし、噴射した洗浄液が多い等の場合には、第2の所定の回数は2回を超える回数でもよい。
なお、第2の所定の回動は下反転位置P2と上反転位置P1との間の片道回動でもよい。第1の所定の回動が往復回動ではなく片道回動で、洗浄液の噴射が終了した時のワイパブレード28、30の位置である所定の位置が上反転位置P1の場合には、第2の所定の回動も片道回動とする。かかる片道回動を第2の所定の回数として奇数回行うことにより、後述の変形例のようにワイパブレード28、30が下反転位置P2に至るまでワイパモータ18を作動させることができる。
以上、説明したように、図2では、ワイパ制御回路22は、ワイパブレード28、30の位置を減速機構52内に設けられたセンサによって検出し、ウオッシャモータ56を停止させるタイミング及びワイパモータ18を停止させるタイミングを決定している。図2では、ワイパブレード28、30が最初に往復回動する間は洗浄液を噴射するようにウオッシャモータ56を作動させ、洗浄液の噴射が停止した後も、ワイパブレード28、30を下反転位置P2と上反転位置P1とを2往復させている。
図2に示したように、ワイパブレード28、30がまず1往復する間に洗浄液を噴射種することにより、ワイパブレード28、30で払拭するに足るだけの洗浄液をフロントガラス12上に噴射することができる。また、洗浄液の噴射が停止した後にワイパブレード28、30を2回往復回動することにより、フロントガラス12上の洗浄液を払拭することが可能となる。
図3は、本実施の形態に係るワイパ装置10のワイパ制御回路22の処理の一例を示すフローチャートである。ステップ300では、ウオッシャスイッチがオンになったか否かが判定され、肯定判定の場合には、ステップ302でウオッシャモータ56の作動を開始する。
ステップ304では、ウオッシャモータ56の作動開始から若干の時間差を経てワイパモータ18の作動を開始する。ステップ306では、ワイパブレード28、30が下反転位置P2から回動を開始し、上反転位置P1で反転して下反転位置P2に戻ってきたか否かを減速機構52内に設けられたセンサの検知結果に基づいて判定する。ステップ306で肯定判定の場合には、ステップ308でウオッシャモータ56を停止して、洗浄液の噴射を停止する。
ステップ310では、ウオッシャモータ56が停止した後にワイパブレードが下反転位置P2と上反転位置P1とを所定の回数にて往復したか否かを判定する。本実施の形態では、所定の回数は2回とする。ステップ310で肯定判定の場合には、ステップ312でワイパモータ18を停止して、ウオッシャスイッチをオンにしたことをトリガとする一連の処理を終了する。
図4は、本実施の形態に係るワイパ装置10の洗浄液の噴射が完了する直前の状態の一例を示した模式図である。図4は、ウオッシャモータ56の作動により、ウオッシャノズル58、60から洗浄液が噴射され、フロントガラス12上に噴射領域Q1、Q2、Q3、Q4が形成された後に、ワイパブレード28、30は、下反転位置P2に達した状態である。ワイパブレード28、30が下反転位置P2から反転する直前に洗浄液の噴射は停止し、その後は、下反転位置P2と上反転位置P1とを2往復して、下反転位置P2で停止する。
図5は、本実施の形態に係るワイパ装置10の洗浄液の噴射が完了する直前の状態の変形例を示した模式図である。図5の変形例は、第1の所定の回動及び第2の所定の回動が下反転位置P2と上反転位置P1との間の片道回動の場合を示している。
図5の変形例では、洗浄液の噴射を、ワイパブレード28、30が下反転位置P2から片道回動を第1の所定の回数として1回、3回又は5回行って上反転位置P1に至るまで継続している。洗浄液を噴射する間にワイパブレード28、30が片道回動する回数は、フロントガラス12が大きければ増加させた方が望ましい。単位時間での洗浄液の噴射量が少ない場合も洗浄液を噴射する間にワイパブレード28、30が片道回動する回数を増加させることが望ましい。
図5では、洗浄液の噴射が停止した後は、ワイパブレード28、30の片道回動を第2の所定の回数として1回、3回又は5回行ってワイパブレード28、30が下反転位置P2に達するまでワイパモータ18を作動させる。洗浄液の噴射後にワイパブレード28、30がフロントガラス12上を片道回動する回数は、フロントガラス12の面積等の条件に左右され得る。例えば、フロントガラス12の面積が大きな場合には、洗浄液の噴射後にワイパブレード28、30の片道回動を5回行うようにしてもよい。
また、図5の変形例では、第1の所定の回動である片道回動を偶数回行うと、所定の位置は下反転位置P2となる。ワイパブレード28、30が下反転位置P2から第2の所定の回動である片道回動を偶数回行うことにより、ワイパブレード28、30が下反転位置P2に達するまでワイパモータ18を作動させることができる。
本実施の形態では、ワイパモータ18の減速機構52に設けられたセンサが検出したワイパブレード28、30のフロントガラス12上の位置に基づいて、洗浄液の噴射及び洗浄液の噴射後のワイパブレード28、30の回動を制御している。かかる制御により、ワイパブレード28、30が上反転位置P1又は下反転位置P2に達した時のような、回動の節目となるタイミングで、洗浄液の噴射及び当該噴射の停止、並びにワイパブレード28、30の所定の回動の回数を任意に設定できる。
10・・・ワイパ装置、12・・・フロントガラス、14,16・・・ワイパ、18・・・ワイパモータ、20・・・リンク機構、22・・・ワイパ制御回路、24,26・・・ワイパアーム、28,30・・・ワイパブレード、32・・・出力軸、34・・・クランクアーム、36・・・リンクロッド、38・・・ピボットレバー、40・・・ピボットレバー、42,44・・・ピボット軸、46・・・リンクロッド、50・・・スイッチボックス、52・・・減速機構、54・・・電源、56・・・ウオッシャモータ、58、60・・・ウオッシャノズル、P1・・・上反転位置、P2・・・下反転位置、Q1,Q2,Q3,Q4・・・噴射領域

Claims (3)

  1. 所定の回転角で正回転及び逆回転してワイパアームを介して連結されたワイパブレードを窓ガラス上で回動させるワイパモータと、
    前記ワイパモータの回転角を検知する検知手段と、
    タンク内の洗浄液を前記タンクと所定の配管を介して連通されたノズルから前記窓ガラス上に噴射させるウオッシャモータと、
    スイッチの操作により前記ウオッシャモータ及び前記ワイパモータの作動を開始すると共に、前記スイッチがオンになっている期間よりも長い期間前記ウオッシャモータを作動させて洗浄液を噴射させ、前記検知手段が検知した前記ワイパモータの回転角から算出した前記ワイパブレードの前記窓ガラス上の位置に基づいて、前記ワイパブレードが下反転位置を基準とした前記下反転位置から上反転位置への片道回動である第1の所定の回動を第1の所定の回数行って前記上反転位置に至った際に前記ウオッシャモータの作動を停止させ、かつ前記ワイパブレードが前記上反転位置を基準とした前記上反転位置から前記下反転位置への片道回動である第2の所定の回動を第2の所定の回数行って前記下反転位置に至るまで前記ワイパモータを作動させる制御手段と、
    を備えたワイパ装置。
  2. 前記第1の所定の回動及び前記第2の所定の回動は、前記ワイパブレードが前記下反転位置から上反転位置で反転して前記下反転位置に至る往復回動であり、前記所定の位置は前記下反転位置である請求項1に記載のワイパ装置。
  3. 前記制御手段は、前記スイッチがオンになった後、所定期間継続して前記ウオッシャモータを作動させる請求項1又は2に記載のワイパ装置。
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