JP2010179910A - ワイパ装置、ワイパ制御方法、及びワイパ制御プログラム - Google Patents

ワイパ装置、ワイパ制御方法、及びワイパ制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】動作モードが切替えられた際にワイパの動作をスムーズに移行させることができるワイパ装置、ワイパ制御方法、及びワイパ制御プログラムを提供する。
【解決手段】ワイパが何れかの動作モードで動作中にワイパスイッチで動作モードを切替える動作指定を受付けた場合、ワイパの上反転位置P1と下反転位置P2の間の複数回の移動動作中に切替前の動作モードに応じた移動速度から切替後の動作モードに応じた移動速度へワイパの移動速度を変化させるようにワイパモータを制御する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ワイパ装置、ワイパ制御方法及びワイパ制御プログラムに係り、特に、ワイパが往復移動することにより被払拭面を払拭するワイパ装置、当該ワイパ装置のワイパ制御方法及びワイパ制御プログラムに関する。
従来、自動車等の車両には、降雨時にフロントガラスに付着した雨滴によって視界が低下することを抑制するため、ワイパ装置が備えられている。このワイパ装置は、ワイパモータの回転駆動に応じてワイパが往復移動することにより、フロントガラスに付着した雨滴を払拭する。
このワイパ装置では、ワイパスイッチの切替え操作に応じてワイパモータの回転駆動を制御することにより、ワイパを往復移動させる動作速度が多段階で変更可能とされており、例えば、ワイパを高速で往復移動させる高速動作モードやワイパを低速で往復移動させる低速動作モードがある。
特許文献1には、高速動作モードと低速動作モードの間で動作モードが切替えられた際にワイパの速度が急激に変化することを抑制する技術が開示されている。この特許文献1の技術は、ワイパモータの一方方向の回転をワイパの往復移動に変換するリンク機構を有するワイパ装置において、動作モードが高速動作モードから低速動作モードへ切替えられた場合、ワイパモータの回転速度を漸次低下させ、動作モードが低速動作モードから高速動作モードへ切替えられた場合、ワイパモータの回転速度を漸次上昇させるものである。
特開2005−225457号公報
ところで、ワイパ装置には、ワイパモータを正逆回転させることによりワイパを上反転位置と下反転位置の間で往復移動させるものがある。
この種のワイパ装置では、往復移動の往路及び復路においてワイパモータを正逆回転させる回転速度を制御することによりワイパを加速、減速、停止させている。このため、動作モードが切替えられた際に動作モードに応じてワイパモータの回転速度を変化させた場合、ワイパの移動速度が急激に変化してワイパの動作をスムーズに移行させることができない。例えば、ワイパが加速している際に動作モードが高速動作モードから低速動作モードへ切替えられた場合、ワイパの移動速度が一時的に低下した後に再度上昇するため、ワイパが何か引っかかったように見え、ドライバが違和感を感じる。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、動作モードが切替えられた際にワイパの動作をスムーズに移行させることができるワイパ装置、ワイパ制御方法、及びワイパ制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係るワイパ装置は、回動可能に支持されて被払拭面上を移動可能とされ、移動に伴って前記被払拭面を払拭するワイパと、回転力を伝達可能に前記ワイパと連結された出力軸を有し、前記出力軸の正逆回転に伴って前記ワイパを上反転位置と下反転位置との間で往復移動させるモータと、前記ワイパを往復移動させる際の移動速度が異なる複数の動作モードのうちの何れかの動作モードでの動作指定を受付ける受付手段と、前記ワイパが何れかの動作モードで動作中に前記受付手段で動作モードを切替える動作指定を受付けた場合、前記ワイパの前記上反転位置と前記下反転位置の間の複数回の移動動作中に切替前の動作モードに応じた移動速度から切替後の動作モードに応じた移動速度へ前記ワイパの移動速度を変化させるように前記モータを制御する制御手段と、を備えている。
請求項1記載の発明によれば、ワイパが回動可能に支持されて被払拭面上を移動可能とされ、当該ワイパの移動に伴って前記被払拭面が払拭される。このワイパはモータの出力軸の正逆回転に伴って上反転位置と下反転位置との間で往復移動される。
また、本発明では、受付手段により、ワイパを往復移動させる際の移動速度が異なる複数の動作モードのうちの何れかの動作モードでの動作指定が受付けられる。
そして、本発明では、ワイパが何れかの動作モードで動作中に受付手段で動作モードを切替える動作指定を受付けた場合、制御手段により、ワイパの上反転位置と下反転位置の間の複数回の移動動作中に切替前の動作モードに応じた移動速度から切替後の動作モードに応じた移動速度へワイパの移動速度を変化させるようにモータが制御される。
このように、本発明では、ワイパを往復移動させる際の移動速度が異なる複数の動作モードのうちの何れかの動作モードで動作中に動作モードを切替える動作指定を受付けた場合、ワイパの上反転位置と下反転位置の間の複数回の移動動作中に切替前の動作モードに応じた移動速度から切替後の動作モードに応じた移動速度へワイパの移動速度を変化させるようにモータを制御するので、動作モードが切替えられた際にワイパの動作をスムーズに移行させることができる。
なお、本発明は、請求項2記載のように、前記制御手段が、前記受付手段で動作中の動作モードよりも移動速度の速い動作モードへ切替える動作指定を受付けた場合、前記ワイパが上反転位置又は下反転位置に到達したタイミングで動作モードを切替え、動作中の動作モードよりも移動速度の遅い動作モードへ切替える動作指定を受付けた場合、前記複数回の移動動作中に前記ワイパの移動速度を変化させるように前記モータを制御することがこのましい。
この請求項2記載の発明によれば、移動速度の速い動作モードへ切替えられた場合、速やかにワイパの動作を移行させることができる。
また、本発明は、請求項3記載のように、前記制御手段が、前記複数回の移動動作中に前記ワイパの移動速度を変化させている際に前記受付手段で移動速度の速い動作モードへ切替える動作指定を受付けた場合、前記ワイパが上反転位置又は下反転位置に到達したタイミングで動作モードを切替えるように前記モータを制御してもよい。
この請求項3記載の発明によれば、複数回の移動動作中に前記ワイパの移動速度を変化させている際に移動速度の速い動作モードへ切替えられた場合、速やかにワイパの動作を移行させることができる。
また、請求項1〜請求項3記載の発明は、請求項4記載のように、前記制御手段が、前記上反転位置と前記下反転位置との間を前記前記ワイパが移動する際に前記上反転位置と前記下反転位置との間の中央部分で回転速度が最も速くなるように前記モータを制御し、少なくとも前記ワイパを往復移動させる移動速度が遅い動作モードへ切替えられた場合、前記複数回の移動動作中に、回転速度の最高値が切替前の動作モードでの最高値から切替後の動作モードでの最高値へ漸次変化するように前記モータを制御してもよい。
また、請求項1〜請求項4記載の発明は、請求項5記載のように、動作モード毎に、前記ワイパを往復移動させる移動範囲の各位置で前記ワイパを移動させる速度を示す動作モード別速度情報を記憶した記憶手段をさらに備え、前記制御手段が、前記複数回の移動動作中に切替前の動作モードの動作モード別速度情報により示される前記ワイパを移動させる速度から切替後の動作モードの動作モード別速度情報により示される前記ワイパを移動させる速度へ前記ワイパを移動させる速度を変化させるように前記モータを制御してもよい。
また、請求項1〜請求項4記載の発明は、請求項6記載のように、前記ワイパを往復移動させる移動範囲の各位置で前記ワイパを移動させる標準的な速度を示す標準速度情報を記憶した記憶手段をさらに備え、前記制御手段が、前記記憶手段に記憶された標準速度情報により示される移動範囲の各位置での標準的な速度に対して移動速度の速い動作モードほど大きい係数を乗算し、乗算の結果得られる速度となるように前記モータを制御しており、前記複数回の移動動作中に前記標準的な速度に乗算する係数を切替前の動作モードに応じた係数から切替後の動作モードに応じた係数へ変化させる制御を行ってもよい。
また、請求項6記載の発明は、請求項7記載のように、前記標準速度情報により示される移動範囲の各位置での標準的な速度を、何れかの動作モードの速度とすることがこのましい。
また、本発明は、請求項8記載のように、前記制御手段が、往復移動の往路又は復路の何れか一方で前記ワイパの移動速度を漸次変化させるように前記モータを制御してもよい。
一方、請求項9に記載の発明のワイパ制御方法は、回動可能に支持されて被払拭面上を移動可能とされ、移動に伴って前記被払拭面を払拭するワイパと回転力を伝達可能に連結された出力軸を有し、前記出力軸の正逆回転に伴って前記ワイパを上反転位置と下反転位置との間で往復移動させるモータを、前記ワイパを往復移動させる際の移動速度が異なる複数の動作モードのうちの何れかの動作モードでの動作指定を受付ける受付手段で前記ワイパが何れかの動作モードで動作中に動作モードを切替える動作指定を受付けた場合、前記ワイパの前記上反転位置と前記下反転位置の間の複数回の移動動作中に切替前の動作モードに応じた移動速度から切替後の動作モードに応じた移動速度へ前記ワイパの移動速度を変化させるように制御する。
よって、請求項9に記載の発明は、請求項1記載の発明と同様に作用するので、動作モードが切替えられた際にワイパの動作をスムーズに移行させることができる。
一方、請求項10に記載の発明のワイパ制御プログラムは、コンピュータを、回動可能に支持されて被払拭面上を移動可能とされ、移動に伴って前記被払拭面を払拭するワイパと回転力を伝達可能に連結された出力軸を有し、前記出力軸の正逆回転に伴って前記ワイパを上反転位置と下反転位置との間で往復移動させるモータを、前記ワイパを往復移動させる際の移動速度が異なる複数の動作モードのうちの何れかの動作モードでの動作指定を受付ける受付手段で前記ワイパが何れかの動作モードで動作中に動作モードを切替える動作指定を受付けた場合、前記ワイパの前記上反転位置と前記下反転位置の間の複数回の移動動作中に切替前の動作モードに応じた移動速度から切替後の動作モードに応じた移動速度へ前記ワイパの移動速度を変化させるように制御する制御手段として機能させる。
よって、請求項10に記載の発明は、コンピュータを、請求項1記載のワイパ装置の制御手段として作用させるので、動作モードが切替えられた際にワイパの動作をスムーズに移行させることができる。
なお、請求項10に記載の発明のプログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。
第1の実施の形態に係るワイパ装置の全体構成を示す図である。 ワイパが格納位置に位置されたワイパ装置を示す図である。 第1の実施の形態に係る制御ユニットの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るワイパ装置を高速動作モード又は低速動作モードで動作させた場合の各動作状態を示す図である。 第1の実施の形態に係る動作モード移行処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るワイパ装置の動作モードが高速動作モードから低速動作モードに切替えられた場合のワイパモータの回転速度の変化を示すグラフである。 第2の実施の形態に係る動作モード移行処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るワイパ装置の動作モードが高速動作モードから低速動作モードへ切替えられて動作モード移行中に再度高速動作モードに切替えられた場合のワイパモータの回転速度の変化を示すグラフである。 他の実施の形態に係る動作モード移行処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 他の実施の形態に係るワイパ装置の動作モードが高速動作モードから低速動作モードへ切替えられて動作モード移行中に再度高速動作モードに切替えられた場合のワイパモータの回転速度の変化を示すグラフである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]
図1,図2には、本発明の一実施形態に係るワイパ装置10が示されている。ワイパ装置10は、例えば、乗用自動車等の車両に備えられたフロントガラス12を払拭するためのものであり、一対のワイパ14,16と、ワイパモータ18と、リンク機構20と、制御ユニット22とを備えている。
ワイパ14,16は、それぞれワイパアーム24,26とワイパブレード28,30とにより構成されている。ワイパアーム24,26の基端部は、後述するピボット軸42,44にそれぞれ固定されており、ワイパブレード28,30は、ワイパアーム24,26の先端部にそれぞれ固定されている。
そして、このワイパ14,16では、ワイパアーム24,26の回動に伴ってワイパブレード28,30がフロントガラス12上を往復移動され、このワイパブレード28,30がフロントガラス12を払拭する構成とされている。
ワイパモータ18は、正逆回転可能な出力軸32を有して構成されている。一方、リンク機構20は、クランクアーム34と、第一リンクロッド36と、一対のピボットレバー38,40と、一対のピボット軸42,44と、第二リンクロッド46とを備えている。
クランクアーム34の一端側は、出力軸32と固定されており、クランクアーム34の他端側は、第一リンクロッド36の一端側と回動可能に連結されている。また、第一リンクロッド36の他端側は、一方のピボットレバー38の一端側に回動可能に連結されており、一対のピボットレバー38,40の一端側には、第二リンクロッド46の両端側がそれぞれ回動可能に連結されている。
また、ピボット軸42,44は、車体に設けられた図示しないピボットホルダによって回動可能に支持されており、一対のピボットレバー38,40の他端側は、一対のピボット軸42,44にそれぞれ固定されている。
そして、このワイパ装置10では、出力軸32が第一の回動範囲θ1で正逆回転されると、この出力軸32の回転力がリンク機構20を介してワイパアーム24,26に伝達され、このワイパアーム24,26の往復回動に伴ってワイパブレード28,30がフロントガラス12上における上反転位置P1と下反転位置P2との間で往復移動される構成とされている。
また、このワイパ装置10では、出力軸32が第二の回動範囲θ2で正逆回転されると、このワイパアーム24,26の往復回動に伴ってワイパブレード28,30が下反転位置P2と、この下反転位置P2よりも下方の格納位置P3とに変位される構成とされている。
なお、以下では、説明の便宜上、ワイパブレード28,30が上反転位置P1、下反転位置P2、格納位置P3に位置されることを、このワイパブレード28,30を含むワイパ14,16が上反転位置P1、下反転位置P2、格納位置P3に位置されると言うことにする。
また、このワイパ装置10では、図2に示されるように、ワイパ14,16が格納位置P3に位置された場合には、クランクアーム34と第一リンクロッド36とが直線状をなす構成とされている。
制御ユニット22は、例えば、入力回路、ECU、駆動回路等を有して構成されており、ワイパスイッチ50、ワイパモータ18と接続されている。
本実施形態に係るワイパ装置10は、ワイパモータ18の出力軸32を高速で回転駆動させてワイパ14,16を高速で往復移動させる高速動作モード(Hi)、ワイパモータ18の出力軸32を低速で回転駆動させてワイパ14,16を低速で往復移動させる低速動作モード(Lo)、及びワイパ14,16を停止させる停止モードのうちの何れかのモードでの動作指定を受付けることが可能とされている。なお、ワイパ装置10は、ワイパ14,16を所定の時間間隔を持って間欠動作させる間欠動作モードや、ワイパ14,16を一往復だけ動作させるミスト(MIST)モードなどの他のモードをさらに備えてもよい。
ワイパスイッチ50は、高速動作モード選択位置、低速動作モード選択位置、停止モード選択位置に切替可能な構成とされており、各モードの選択位置に応じたモード選択信号を制御ユニット22に出力する構成とされている。
ワイパ装置10は、ワイパスイッチ50から出力されたモード選択信号が制御ユニット22に入力されると、制御ユニット22がワイパスイッチ50からのモード選択信号に対応するモードに切替わる構成とされている。
図3には、本実施形態に係る制御ユニット22の構成が示されている。
制御ユニット22は、マイコン60と、ドライバ62と、インバータ回路64と、を備えている。
マイコン60は、ワイパスイッチ50、ドライバ62、及びドライバ62と接続されており、ワイパスイッチ50からモード選択信号が入力される。マイコン60は、演算装置であるCPU60Aや記憶装置であるRAM60B、ROM60C等を含んで構成されている。マイコン60は、ドライバ62に対してワイパモータ18の回転方向や、ワイパモータ18の加速、減速、ワイパモータ18の停止を指示する制御信号を出力する。
ドライバ62は、マイコン60、及びインバータ回路64と接続されている。ドライバ62は、マイコン60から制御信号が入力されると、当該制御信号に基づいてインバータ回路64に対して4つのスイッチング信号を出力する。
インバータ回路64は、ワイパモータ18への電力供給を制御するスイッチ素子として4つのNチャンネル型のMOSFET(以下、MOSFETという。)68A,68B,70A,70Bを備えており、ドライバ62から出力された4つのスイッチング信号は、MOSFET68A,68B,70A,70Bの各ゲート端子に入力される。インバータ回路64は、Hブリッジ回路として構成されており、一対のMOSFET68A,68Bを直列に接続した配線72Aと一対のMOSFET70A,70Bを直列に接続した配線72Bとが並列に接続され、配線72Aと配線72Bの一方の接続点74Aに電力線66が接続され、配線72Aと配線72Bの他方の接続点74Bが配線76を介してアースされている。
本実施形態に係るワイパモータ18は、ブラシ付き直流モータとして構成され、異なるブラシに接続された2つの電極19A,19Bを備えている。ワイパモータ18の一方の電極19Aは、配線78Aを介して配線72AのMOSFET68Aのソース端子とMOSFET68Bのドレイン端子の間に接続され、ワイパモータ18の他方の電極19Bは、配線78Bを介して配線72BのMOSFET70Aのソース端子とMOSFET70Bのドレイン端子の間に接続されている。
MOSFET68A,68B,70A,70Bは、ローレベルのスイッチング信号がゲート端子に入力された状態ではオフ状態となり、ドレイン端子からソース端子へ電流が流れないが、ハイレベルのスイッチング信号がゲート端子に入力されることでオン状態となり、ドレイン端子からソース端子へ電流が流れる。
ワイパモータ18は、MOSFET68A及びMOSFET70Bがオン状態とされると電極19Aから電極19Bに電流が流れて出力軸32が一方向に回転し、MOSFET68B及びMOSFET70Aがオン状態とされると電極19Bから電極19Aに電流が流れて出力軸32が他方向に回転する。
ドライバ62は、マイコン60から一方向への回転を指示する制御信号が入力されると、MOSFET68A及びMOSFET70Bに対してハイレベルのスイッチング信号の出力を開始し、マイコン60から他方向への回転を指示する制御信号が入力されると、MOSFET68B及びMOSFET70Aに対してハイレベルのスイッチング信号の出力を開始する。また、ドライバ62は、マイコン60からワイパモータ18の停止を指示する制御信号が入力されると、MOSFET68A,68B,70A,70Bに対してローレベルのスイッチング信号を出力する。
また、ドライバ62は、PWM(Pulse Width Modulation、パルス幅変調)制御を行なうことによりワイパモータ18の回転速度を制御している。ドライバ62は、マイコン60から入力される加速、減速を指示する制御信号に応じてスイッチング信号のデューティ比を変更する。
マイコン60は、ドライバ62を介してワイパモータ18の回転を制御することによりワイパ14,16を往復移動させている。
また、マイコン60は、例えばワイパモータ18に回転位置を検出する回転検出スイッチ等を設けて当該回転検出スイッチから出力された信号に基づいて、ワイパ14,16の位置が上反転位置P1、下反転位置P2、格納位置P3であるかを判別している。
さらに、ワイパモータ18は、例えば、ロータリエンコーダ等のロータの回転を検出する回転検出器92が設けられている。回転検出器92は、ロータの回転速度に応じた周期のパルス信号をマイコン60へ出力する。
マイコン60は、回転検出器92より入力するパルス信号の周期に基づいてワイパモータ18の回転速度を検出することが可能とされている。また、マイコン60は、上反転位置P1、下反転位置P2、格納位置P3に位置した時点から回転検出器92より入力するパルス信号のパルス数をカウントすることによりワイパ14,16の移動範囲内でのワイパ14,16の位置を検出することが可能とされている。
次に、本実施の形態に係るワイパ装置10の作用を説明する。
本実施の形態に係るマイコン60のROM60Cには、動作モード毎に、ワイパ14,16を往復移動させる移動範囲の各位置でのワイパモータ18の回転速度が動作モード別速度情報として記憶されている。この動作モード別速度情報により示されるワイパモータ18の回転速度は、ワイパ14,16の位置が上反転位置P1や下反転位置P2に近い位置では遅く、上反転位置P1と下反転位置P2の中央部分では速く定められており、高速動作モードの方が低速動作モードよりも少なくとも中央部分の回転速度が速く定められている。ワイパモータ18は、マイコン60からの信号に基づき、上反転位置P1と下反転位置P2の間をワイパ14,16が移動する際に、停止−加速−減速−停止をこの順に繰り返し、上反転位置P1と下反転位置P2との間の中央部分で回転速度が最も速くなるように駆動される。
ユーザは、ワイパ14,16を動作させる際、ワイパスイッチ50への切替え操作を行なう。
マイコン60は、ワイパスイッチ50への切替え操作が行なわれると、ワイパスイッチ50により指定されたモードでワイパ14,16が動作するように制御を行なう。
例えば、マイコン60は、ワイパスイッチ50の切替え操作が行なわれて高速動作モードや低速動作モードとされると、図4(A)(B)に示すように、ドライバ62へ一方向への回転を指示する制御信号を出力してワイパモータ18の出力軸32を一方向へ回転駆動させてワイパ14,16を上反転位置P1へ移動させ(図4(A)参照)、ワイパ14,16の位置が上反転位置P1と検出するとドライバ62へ他方向への回転を指示する制御信号を出力してワイパモータ18の出力軸32を他方向へ回転駆動させてワイパ14,16を下反転位置P2へ移動させ(図4(B)参照)、ワイパ14,16の位置が下反転位置P2と検出すると再びドライバ62へ一方向への回転を指示する制御信号を出力してワイパモータ18の出力軸32を一方向へ回転駆動させることを繰り返すことにより、ワイパ14,16を上反転位置P1と下反転位置P2との間で連続的に往復移動させる。
マイコン60は、高速動作モードや低速動作モードでの動作中、回転検出器92より入力するパルス信号の周期に基づいてワイパモータ18の回転速度を検出すると共に、ワイパ14,16が上反転位置P1及び下反転位置P2に位置した時点から回転検出器92より入力するパルス信号のパルス数をカウントすることによりワイパ14,16の移動範囲内でのワイパ14,16の位置を検出する。そして、マイコン60は、ワイパモータ18の回転速度がワイパスイッチ50で指定された動作モードの動作モード別速度情報により示されるワイパ14,16の位置に応じた回転速度となるようにドライバ62へワイパモータ18の加速、減速を指示する制御信号を出力する。これにより、ワイパモータ18は、動作モード別速度情報により示されるワイパ14,16の位置に応じた回転速度で回転してワイパ14,16を往復移動させる。
また、マイコン60は、高速動作モード又は低速動作モードで動作中にワイパスイッチ50が他の動作モードに切替えられた場合(例えば、高速動作モードから低速動作モードに切替えられた場合)、ワイパ14,16の上反転位置P1と下反転位置P2の間の複数回の移動動作中に動作モードを移行させる動作モード移行処理を行なうものとしており、本実施の形態では、ワイパ14,16の上反転位置P1と下反転位置P2の間の5回の移動動作中にワイパ14,16の移動速度を漸次変化させる。
図5には、動作モードが切替えられた際にマイコン60のCPU60Aによって実行される動作モード移行処理プログラムの処理の流れが示されている。なお、当該プログラムはROM60Cの所定の領域に予め記憶されている。
ステップ100では、ワイパ14,16の上反転位置P1と下反転位置P2の間の移動回数MCを5とする。
ステップ102では、カウンタCNTを0に初期化する。
次のステップ104では、ワイパ14,16の移動範囲の各位置毎に、切替前の動作モードの動作モード別速度情報により示されるワイパモータ18の回転速度から切替後の動作モードの動作モード別速度情報により示されるワイパモータ18の回転速度を減算してワイパ14,16の移動範囲の各位置毎に速度差ΔXを求める。
次のステップ106では、上反転位置P1又は下反転位置P2への到達待ちを行なう。
次のステップ108では、次にワイパ14,16を移動させる際のワイパ14,16の移動範囲の各位置のワイパモータ18の回転速度の導出を行なう。
本実施の形態では、ステップ104で求めたワイパ14,16の移動範囲の各位置の速度差ΔXに対して、(移動回数MC−カウンタCNT)/(移動回数MC+1)をそれぞれ乗算して動作モード移行中のワイパ14,16の移動範囲の各位置毎の回転速度の変更量を求める。そして、ワイパ14,16の移動範囲の各位置毎に、切替後の動作モードの動作モード別速度情報により示されるワイパモータ18の回転速度に対して、上記回転速度の変更量を加算してワイパ14,16の移動範囲の各位置のワイパモータ18の回転速度を導出する。
次のステップ110では、上記ステップ108で導出したワイパ14,16の移動範囲の各位置のワイパモータ18の回転速度となるようにドライバ62へワイパモータ18の加速、減速を指示する制御信号の出力を開始してワイパモータ18を駆動させ、ワイパ14,16を移動させる。
次のステップ112では、カウンタCNTの値に1加算を行う。
次のステップ114では、カウンタCNTが移動回数MC以上であるか判定し、肯定判定となった場合はステップ116へ移行し、否定判定となった場合はステップ106へ移行する。これにより、ワイパ14,16の5回の移動動作が完了してカウンタCNTの値が移動回数MCとなるまでステップ106〜ステップ114の動作が繰り返される。
ステップ116では、切替後の動作モードでのワイパモータ18の制御を開始させ、処理終了となる。
すなわち、本実施の形態では、マイコン60は、高速動作モード又は低速動作モードで動作中にワイパスイッチ50が他の動作モードに切替えられた場合、上反転位置P1と下反転位置P2の間の5回の移動動作中に、回転速度の最高値を切替前の動作モードでの最高値から切替後の動作モードでの最高値へ漸次変化するようにワイパモータ18を制御する。
これにより、動作モードが切替えられた場合、ワイパ14,16の移動速度が漸次変化して切替後の動作モードに緩やかに移行する。
図6には、高速動作モードから低速動作モードに切替えられた場合のワイパモータ18の回転速度の変化が示されている。なお、図6及び後述する図8、図10では、ワイパモータ18の回転速度を絶対値として示している。
ワイパモータ18の回転速度が、CNT=0の区間では上反転位置P1から加速され、上反転位置P1と下反転位置P2との間の中央部分で最も速くなり、その後減速されて下反転位置P2で停止する。次のCNT=1の区間では下反転位置P2から加速され、下反転位置P2と上反転位置P1との間の中央部分で最も速くなり、その後減速されて上反転位置P1で停止する。図6からも判るように、CNT=1の区間の方がCNT=0の区間よりもワイパモータ18の回転速度の最高値が小さくなっている。次のCNT=2の区間の回転速度の最高値は、CNT=1の区間の最高値よりもさらに小さくなっている。このように、マイコン60は、回転速度の最高値が切替後の動作モードでの最高値へ漸次変化するように制御している。
以上のように、本実施の形態によれば、ワイパ14,16が何れかの動作モードで動作中にワイパスイッチ50で動作モードを切替える動作指定を受付けた場合、ワイパ14,16の上反転位置P1と下反転位置P2の間の複数回の移動動作中に切替前の動作モードに応じた移動速度から切替後の動作モードに応じた移動速度へワイパ14,16の移動速度を変化させるようにワイパモータ18を制御するので、動作モードが切替えられた際にワイパ14,16の動作をスムーズに移行させることができる。
[第2の実施の形態]
次に、動作中の動作モードよりも移動速度の速い動作モードへ切替える動作指定を受付けた場合、ワイパ14,16が上反転位置P1又は下反転位置P2に到達したタイミングで動作モードの切替えを行なう形態について説明する。
第2の実施の形態に係るワイパ装置10及び制御ユニット22の構成は、上記第1の実施の形態(図1〜図3参照)と同一であるので、ここでの説明は省略する。
図7には、動作モードが切替えられた際にマイコン60のCPU60Aによって実行される動作モード移行処理プログラムの処理の流れが示されている。なお、上記第1の実施の形態(図5参照)と同一部分には同一の符号を付してここでの説明は省略する。
ステップ107では、動作モードが高速動作モードに切替えられた否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ120へ移行し、否定判定となった場合はステップ108へ移行する。
ステップ120では、高速動作モードでのワイパモータ18の制御を開始させ、処理終了となる。
これにより、動作モードが低速動作モードから高速動作モードに切替られた場合や、動作モードが高速動作モードから低速動作モードへ切替えられて動作モード移行中に再度高速動作モードに切替えられた場合、高速動作モードでの動作が開始される。
図8には、動作モードが高速動作モードから低速動作モードへ切替えられて動作モード移行中に再度高速動作モードに切替えられた場合のワイパモータ18の回転速度の変化が示されている。
マイコン60は、遅い動作モードへ切替える場合、回転速度の最高値が切替後の動作モードでの最高値へ漸次変化するようにワイパモータ18を制御する。
これにより、高速動作モードから低速動作モードへの動作モードの移行中は、回転速度の最高値が高速動作モードから低速動作モードの動作モードでの最高値へ漸次低下するが、カウンタCNTの値が2の動作中に高速動作モードに切替えられた場合、下反転位置P2に到達したタイミングで高速動作モードでの動作が開始される。
以上のように、本実施の形態によれば、ワイパスイッチ50で動作中の動作モードよりも移動速度の速い動作モードへ切替える動作指定を受付けた場合に、ワイパ14,16が上反転位置P1又は下反転位置P2に到達したタイミングで動作モードを切替えることにより、速やかにワイパ14,16の動作を移行させることができる。
また、本実施の形態によれば、動作モードの移行中でもワイパスイッチ50で動作中の動作モードよりも移動速度の速い動作モードへ切替える動作指定を受付けた場合に、ワイパ14,16が上反転位置P1又は下反転位置P2に到達したタイミングで動作モードを切替えることにより、速やかにワイパ14,16の動作を移行させることができる。
なお、上記各実施の形態では、ワイパ14,16の上反転位置P1と下反転位置P2の間の5回の移動動作中にワイパ14,16の移動速度を漸次変化させる場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、下反転位置P2で動作モードの移行が完了するように移動回数MCの値を変更してもよい。この場合、例えば、下反転位置P2から上反転位置P1への移動中に動作モードに切替えられた場合は移動回数MCの値を5とし、上反転位置P1から下反転位置P2への移動中に動作モードに切替えられた場合は移動回数MCの値を6とすることにより、下反転位置P2で動作モードの移行が完了するようになる。
また、上記第2の実施の形態では、動作モードが高速動作モードから低速動作モードへ切替えられて動作モード移行中に再度高速動作モードに切替えられた場合、高速動作モードでの動作を直ぐに開始する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、図9に示すように一旦低速動作モードへ移行を完了させた後にステップ115で動作モードが高速動作モードに切替えられた否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ120へ移行して高速動作モードでのワイパモータ18の制御を開始させ、否定判定となった場合はステップ116へ移行させるようにしてもよい。これにより、図10に示されるように、カウンタCNTの値が2の動作中に高速動作モードに切替えられた場合でも、移行期間の終了後に高速動作モードの動作が開始される。
また、上記各実施の形態では、ROM60Cに動作モード毎の動作モード別速度情報を記憶させた場合について説明したが、ROM60Cにワイパを往復移動させる移動範囲の各位置でワイパモータ18の標準的な回転速度を示す標準速度情報を記憶させ、CPU60AがROM60Cに記憶された標準速度情報により示される移動範囲の各位置での標準的な回転速度に対して移動速度の速い動作モードほど大きい係数を乗算し、乗算の結果得られる速度となるようにワイパモータ18を制御するようにし、ワイパ14,16が何れかの動作モードで動作中にワイパスイッチ50で動作モードを切替える動作指定を受付けた場合、CPU60Aが複数回の移動動作中に標準的な回転速度に乗算する係数を切替前の動作モードに応じた係数から切替後の動作モードに応じた係数へ変化させる制御を行なうようにしもてよい。これにより、動作モード毎に速度情報を記憶する必要がなくなるため、ROM60Cの記憶容量を少なく抑えることができる。標準速度情報により示される移動範囲の各位置での標準的な回転速度は、何れかの動作モードの回転速度としてもよい。
また、上記各実施の形態では、ワイパを移動させる速度として、ワイパモータ18の回転速度を記憶させた場合について説明したが、ワイパ14,16の移動速度を記憶させるようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、往復移動の往路及び復路の両方でワイパ14,16の移動速度を漸次変化させる場合について説明したが、往復移動の往路又は復路の何れか一方でワイパ14,16の移動速度を漸次変化させるようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、ワイパスイッチ50で動作モードを切替える動作指定を受付ける場合について説明したが、例えば、オートワイパのように雨滴量に基づいて動作モードを切替える動作指定を受付けるようにしてもよい。
その他、上記各実施の形態で説明したワイパ装置10の構成(図1、図2参照。)、制御ユニット22の構成(図3参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、本実施の形態で説明した動作モード移行処理プログラム(図5、図7、図9参照。)の処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
10…ワイパ装置、14,16…ワイパ、18…ワイパモータ(モータ)、50…ワイパスイッチ(受付手段)、60A…CPU(制御手段)、60C…ROM(記憶手段)

Claims (10)

  1. 回動可能に支持されて被払拭面上を移動可能とされ、移動に伴って前記被払拭面を払拭するワイパと、
    回転力を伝達可能に前記ワイパと連結された出力軸を有し、前記出力軸の正逆回転に伴って前記ワイパを上反転位置と下反転位置との間で往復移動させるモータと、
    前記ワイパを往復移動させる際の移動速度が異なる複数の動作モードのうちの何れかの動作モードでの動作指定を受付ける受付手段と、
    前記ワイパが何れかの動作モードで動作中に前記受付手段で動作モードを切替える動作指定を受付けた場合、前記ワイパの前記上反転位置と前記下反転位置の間の複数回の移動動作中に切替前の動作モードに応じた移動速度から切替後の動作モードに応じた移動速度へ前記ワイパの移動速度を変化させるように前記モータを制御する制御手段と、
    を備えたワイパ装置。
  2. 前記制御手段は、前記受付手段で動作中の動作モードよりも移動速度の速い動作モードへ切替える動作指定を受付けた場合、前記ワイパが上反転位置又は下反転位置に到達したタイミングで動作モードを切替え、動作中の動作モードよりも移動速度の遅い動作モードへ切替える動作指定を受付けた場合、前記複数回の移動動作中に前記ワイパの移動速度を変化させるように前記モータを制御する
    請求項1記載のワイパ装置。
  3. 前記制御手段は、前記複数回の移動動作中に前記ワイパの移動速度を変化させている際に前記受付手段で移動速度の速い動作モードへ切替える動作指定を受付けた場合、前記ワイパが上反転位置又は下反転位置に到達したタイミングで動作モードを切替えるように前記モータを制御する
    請求項1又は請求項2記載のワイパ装置。
  4. 前記制御手段は、前記上反転位置と前記下反転位置との間を前記前記ワイパが移動する際に前記上反転位置と前記下反転位置との間の中央部分で回転速度が最も速くなるように前記モータを制御し、少なくとも前記ワイパを往復移動させる移動速度が遅い動作モードへ切替えられた場合、前記複数回の移動動作中に、回転速度の最高値が切替前の動作モードでの最高値から切替後の動作モードでの最高値へ漸次変化するように前記モータを制御する
    請求項1〜請求項3の何れか1項記載のワイパ装置。
  5. 動作モード毎に、前記ワイパを往復移動させる移動範囲の各位置で前記ワイパを移動させる速度を示す動作モード別速度情報を記憶した記憶手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記複数回の移動動作中に切替前の動作モードの動作モード別速度情報により示される前記ワイパを移動させる速度から切替後の動作モードの動作モード別速度情報により示される前記ワイパを移動させる速度へ前記ワイパを移動させる速度を変化させるように前記モータを制御する
    請求項1〜請求項4の何れか1項記載のワイパ装置。
  6. 前記ワイパを往復移動させる移動範囲の各位置で前記ワイパを移動させる標準的な速度を示す標準速度情報を記憶した記憶手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された標準速度情報により示される移動範囲の各位置での標準的な速度に対して移動速度の速い動作モードほど大きい係数を乗算し、乗算の結果得られる速度となるように前記モータを制御しており、前記複数回の移動動作中に前記標準的な速度に乗算する係数を切替前の動作モードに応じた係数から切替後の動作モードに応じた係数へ変化させる制御を行なう
    請求項1〜請求項4の何れか1項記載のワイパ装置。
  7. 前記標準速度情報により示される移動範囲の各位置での標準的な速度を、何れかの動作モードの速度とした
    請求項6記載のワイパ装置。
  8. 前記制御手段は、往復移動の往路又は復路の何れか一方で前記ワイパの移動速度を漸次変化させるように前記モータを制御する
    請求項1〜請求項7の何れか1項記載のワイパ装置。
  9. 回動可能に支持されて被払拭面上を移動可能とされ、移動に伴って前記被払拭面を払拭するワイパと回転力を伝達可能に連結された出力軸を有し、前記出力軸の正逆回転に伴って前記ワイパを上反転位置と下反転位置との間で往復移動させるモータを、前記ワイパを往復移動させる際の移動速度が異なる複数の動作モードのうちの何れかの動作モードでの動作指定を受付ける受付手段で前記ワイパが何れかの動作モードで動作中に動作モードを切替える動作指定を受付けた場合、前記ワイパの前記上反転位置と前記下反転位置の間の複数回の移動動作中に切替前の動作モードに応じた移動速度から切替後の動作モードに応じた移動速度へ前記ワイパの移動速度を変化させるように制御する
    ワイパ制御方法。
  10. コンピュータを、
    回動可能に支持されて被払拭面上を移動可能とされ、移動に伴って前記被払拭面を払拭するワイパと回転力を伝達可能に連結された出力軸を有し、前記出力軸の正逆回転に伴って前記ワイパを上反転位置と下反転位置との間で往復移動させるモータを、前記ワイパを往復移動させる際の移動速度が異なる複数の動作モードのうちの何れかの動作モードでの動作指定を受付ける受付手段で前記ワイパが何れかの動作モードで動作中に動作モードを切替える動作指定を受付けた場合、前記ワイパの前記上反転位置と前記下反転位置の間の複数回の移動動作中に切替前の動作モードに応じた移動速度から切替後の動作モードに応じた移動速度へ前記ワイパの移動速度を変化させるように制御する制御手段として機能させるためのワイパ制御プログラム。
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