JP7166411B2 - ヘアードライヤー - Google Patents

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Description

本発明は、ミスト化装置を備えているヘアードライヤーに関する。ミスト化装置で生成したミストは毛髪や頭皮へ送給される。
この種のヘアードライヤーは特許文献1に開示されている。かかる特許文献1のドライヤー(ヘアードライヤー)では、本体の内部に、送風機と、送風機を駆動する電動モーターと、ヒーターとが吹出口に向かって直線状に配置されている。ヒーターと吹出口との間には放射ノズルが配置されている。放射ノズルの一端は本体の周辺部に設けた水タンク(タンク)に連結されており、他端は吹出口の中心部近傍に臨んでいる。タンクには、収容された水(ミスト液)を加熱して蒸気化する一対の電極板、または超音波発振機が設けられる。一対の電極板に通電し、または超音波発振機を駆動すると、タンクに収容されたミスト液が蒸気化または霧化されてミストとなり、当該ミストは放射ノズルから本体の内部に噴射される。噴射されたミストは、送風機で生起された吹出風で運ばれ、毛髪や頭皮に供給される。
特開昭58-169408号公報
本発明の目的は、本体ケース内のモーターおよびヒーターに水滴が付着するのを防止できるヘアードライヤーを提供することにある。
本発明は、吹出口4をその前端に有する筒状の本体ケース1内に、送風ファン8と、同ファン8を駆動するモーター9と、ヒーター10とが配置されている。本体ケース1の下面側に、ミスト液を収容するタンク24と、タンク24内のミスト液を霧化するミスト化装置25とが設けられている。本体ケース1の下面側にグリップ2が設けられている。グリップ2の前方側の付け根部分と本体ケース1の前端面との間における中心線に跨ってタンク24が配設されていることを特徴とする。
本体ケース1の軸方向と直交する方向に沿って本体ケース1の前端側の外郭線とミスト化装置25の前端側の外郭線とが上下に滑らかに連続する直線状となっている。
ミスト化装置25とタンク24が着脱可能に連結されて1個のミスト器ユニット26を構成している。ミスト器ユニット26が、本体ケース1に設けた装着部27に着脱自在に装着されている。装着部27が、本体ケース1の下面側に形成されている。
本発明においては、ミスト化装置25を備えていることにより、ミスト化装置25で生成したミストを毛髪や頭皮へ送給することができる。
本体ケース1の下面側に、ミスト液を収容するタンク24と、タンク24内のミスト液を霧化するミスト化装置25とが設けられていることにより、ミストが寄り集まって水滴ができた場合でも、本体ケース1内のモーター9およびヒーター10に水滴が付着するのを防止できる。
本発明の実施例1に係るヘアードライヤーの要部の縦断側面図である。 ヘアードライヤーの側面図である。 ヘアードライヤーの正面図である。 ヘアードライヤー縦断側面図である。 タンク、ミスト化装置、および装着部を示す斜視図である。 分離した状態のタンク、ミスト化装置、および装着部を示す縦断側面図である。 装着部からミスト器ユニットを分離した状態を示す平面図である。 ミスト器ユニットの装着途中の状態を示す縦断側面図である。 ミスト生成体の斜視図である。 図1におけるA-A線断面図である。 ミストの送給状態を示す説明図である。 ヘアードライヤーの回路構成の概略を示すブロック図である。 ヘアードライヤーの動作態様を示すタイミングチャートである。 ヘアードライヤーの別の動作態様を示すタイミングチャートである。 本発明の実施例2に係るヘアードライヤーの要部の縦断側面図である。 本発明の実施例3に係るヘアードライヤーの要部の縦断側面図である。 通電電極用の給電端子の別の実施例を示す縦断断面図である。
(実施例1) 図1から図13に、本発明に係るヘアードライヤーの実施例1を示す。本実施例における前後、左右、上下とは、図中に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。図2に示すように、ヘアードライヤーは、横長筒状の本体ケース1と、本体ケース1の後端寄りの下面に連結されるグリップ2とを備えている。
図4に示すように、本体ケース1の内部には後端に吸込口3を備え、前端に吹出口4を備える通風路5が設けられている。通風路5の内部には、送風ファン8と、同ファン8を駆動するモーター9と、ヒーター10と、イオン種生成用の放電ユニット11が吸込口3から吹出口4に向かって記載順に配置されている。送風ファン8およびモーター9は、ファンケース12に収容され、ヒーター10および放電ユニット11は、十文字に組まれる絶縁枠13で支持された状態で遮熱筒14に収容されている。通風路5はファンケース12および遮熱筒14の内部空間で構成されている。吸込口3にはパンチングメタルからなる吸込みグリル3aが装着されており、髪や衣服の一部が通風路5に吸い込まれるのを防いでいる。また、吹出口4には、金属メッシュからなる吹出グリル4aを設けて、通風路5内に手指等が入り込むのを防いでいる。
図2に示すように、グリップ2の内部には、モーター9およびヒーター10の作動状態を制御するメインスイッチ(スイッチ)18と、後述するミスト化装置25の作動状態を制御するミストスイッチ19が設けられている。メインスイッチ18およびミストスイッチ19は、グリップ2の前後面にそれぞれ設けられた上下スライド式の第1および第2のスイッチノブ20・21で切り換え操作される。メインスイッチ18は、第1スイッチノブ20を下端のオフ位置から上方にスライドさせるに従い、冷風、弱温風、強温風の順に3段階に切り換えることができ、ミストスイッチ19は、第2スイッチノブ21を下方のオフ位置から上方にスライドさせることによりオン位置に切り換えることができる。
図1および図4に示すように本体ケース1には、ミスト液を収容するタンク24と、タンク24内のミスト液を霧化するミスト化装置25が設けられている。ミスト化装置25とタンク24は着脱可能に連結されて1個のミスト器ユニット26を構成しており(図5参照)、ミスト器ユニット26は、本体ケース1に設けた装着部27に着脱自在に装着されている。
図1および図5に示すようにタンク24は、ミスト液を収容する断面弓形の容器状のタンク本体30を備えており、タンク本体30の全体は後方に行くに従って上下寸法が小さくなるように形成されている。タンク本体30の前側にミスト化装置25の連結部が設けられており、該連結部に臨むようタンク本体30の前壁31にフランジ部を備えた円筒状の給液口32が設けられている。また、前壁31の下側の円弧状縁に保護壁33が前向きに張出し形成されており、該保護壁33で連結部にミスト化装置25の収容凹部34が形成されている。ミスト化装置25がタンク24に連結された状態において、ミスト化装置25は、その円弧周面が保護壁33に密着し、上面が露出する状態で、収容凹部34に収容されている。保護壁33の前端中央には、半円弧状の切欠35が形成されている。図3および図4において符号36は、本体ケース1からタンク24を分離させるときに指を掛けるための、タンク24に設けた指掛け突起である。
上記のように、ミスト化装置25を収容凹部34に収容すると、ミスト化装置25を収容凹部34で覆って、ミスト化装置25に対する他物の接触機会を低減し、ミスト化装置25を保護することができる。ミスト化装置25を保護することで、同装置25の故障を抑制でき、安定してミスト生成機能を発揮させることができる。また、ミスト化装置25の外面を保護壁33で覆うようにすると、ミスト化装置25が他物と接触するなどして、ミスト化装置25が装着部27から不用意に分離するのを回避できる。また、ミスト化装置25の故障を抑制でき、安定してミスト生成機能を発揮させることができる。
図5および図6に示すようにミスト化装置25は、収容凹部34の形状に対応する断面弓形状のケーシング39と、ケーシング39の内部に設けられるミスト生成体40とを備えている。ケーシング39は前ケース41と後ケース42とで構成されており、ケーシング39の全体は後方に行くに従って窄まるように形成されている。前ケース41には前後に貫通する貫通孔が形成されており、該貫通孔がミスト生成体40で霧化したミストが吹き出されるミスト送給口43とされている。また、後ケース42にも前後に貫通する貫通孔が形成されており、該貫通孔がタンク24の給液口32を覆うキャップ部44とされている。
図1および図6に示すように、タンク24とミスト化装置25とは、タンク24の給液口32とミスト化装置25のキャップ部44とを係合させることで連結固定され、ミスト器ユニット26として一体化される。ミスト化装置25がタンク24に連結された状態においては、給液口32にキャップ部44が被さって覆うことで給液口32を閉鎖している。キャップ部44の内周面には、円筒状のシリコーンゴムからなるパッキン45が固定されており、給液口32とキャップ部44との間を水密状に封止している。また、給液口32の外周面とパッキン45の内周面との間の摩擦抵抗で、タンク24とミスト化装置25との連結が保持されている。このように、給液口32をミスト化装置25に設けたキャップ部44で覆うと、タンク24にミスト化装置25を連結するだけで給液口32を閉鎖でき、また、タンク24からミスト化装置25を分離するだけで給液口32を開放できる。従って、タンク24に対してミスト化装置25を着脱するだけの簡単な操作で給液口32を開閉して、ミスト液の補給および排出動作を簡便に行うことができる。
ミスト生成体40は円盤状のピエゾ素子からなる超音波振動子で構成されている。図9に示すようにミスト生成体40の周囲縁には、硬質ゴムからなる保持枠46が固定されており、ミスト生成体40の盤面中央には、前後に貫通する貫通孔の一群からなるメッシュ部47が設けられている。メッシュ部47の貫通孔は、ミスト液が霧化したミストは通過できるが、液状のミスト液は通過できない程の微小直径に設定されている。図6に示すようにミスト生成体40は、前ケース41のミスト送給口43の後端周縁部と、後ケース42のキャップ部44の前端周縁部で前記保持枠46が挟持固定されて、ケーシング39に支持固定されている。これにより、ミスト生成体40がミスト送給口43およびキャップ部44を区分している。ミスト生成体40に超音波領域の周波数の交流電流を供給すると、キャップ部44側のメッシュ部47に接触しているミスト液が、ミスト生成体40の超音波振動により霧化されてメッシュ部47を通過し、ミストがミスト送給口43から吹出口4の下流側へ向かって送給される。
図3および図4に示すように、本体ケース1の下面には、横臥L字状の区分壁51が設けられており、該区分壁51で吹出口4に臨む本体ケース1の下面側に、本体ケース1にミスト器ユニット26を装着するための装着段部50が形成されている。該装着段部50は、本体ケース1の外郭線の一部を切除する状態で形成されている。先に説明した装着部27は装着段部50に設けられており、ミスト器ユニット26が装着部27に装着された状態においては、ミスト器ユニット26が前記本体ケース1の切除部を占めており、ミスト器ユニット26の外面が本体ケース1の外郭線に滑らかに連続している。これによれば、本体ケース1に装着したミスト器ユニット26が本体ケース1から大きく突出するようなことがなく、本体ケース1の外観をすっきりとした印象にすることができる。また、本体ケース1を小形化できる利点もある。
図5、図6および図10に示すように、本体ケース1の装着段部50には、タンク24がレール構造を介して差込み係合されている。レール構造は、装着段部50の側に設けたレール体52と、レール体52に対応してタンク24の側に設けたレール溝53からなる。前記レール構造のレール体52が先の装着部27を構成している。レール体52は、前後に長い上方が開口する四角箱状のレールベース54と、前後に伸びる一対のガイドリブ55を備えている。ガイドリブ55は、レールベース54の左右壁の上下中央から外向きに突設されている。レール体52は、装着段部50の下面に設けたねじボス56にレールベース54の下面から4個のビス57をねじ込むことにより本体ケース1に固定されている(図1参照)。
レール溝53は、タンクの上壁に一体に形成される角樋状の溝壁58と、溝壁58の左右壁に凹み形成される一対のガイド凹部59とを備えている。タンク24をレール体52の前端に位置させ、レール体52のガイドリブ55と、レール溝53のガイド凹部59とを位置合わせしたうえで、両者55・59を係合させたのち、タンク24をレール体52の後端に向かってスライドさせることにより、タンク24をレール体52(装着部27)に装着することができる。タンク24にミスト化装置25を連結した状態でタンク24をレール体52に装着することにより、ミスト器ユニット26を本体ケース1に装着することができる。なお、レール体52にガイド凹部59を凹み形成し、レール溝53にガイドリブ55を突設してもよい。
ミスト器ユニット26が装着段部50に差込み係合された状態において、ミスト化装置25と装着段部50の差込み接合面に、互いに凹凸係合してミスト化装置25が装着段部50から抜外れるのを阻止する分離阻止構造62が設けられている。図1および図8に示すように分離阻止構造62は、装着段部50の側に設けられる係合突起63と、ミスト器ユニット26側に設けられる係合凹部64とで構成されている。係合突起63は、区分壁51の下面前端寄りと、レールベース54の下面後端寄りの2カ所に形成されている。また、係合凹部64は、区分壁51の係合突起63に対応するケーシング39の上面と、レールベース54の係合突起63に対応する溝壁58の底面の2カ所に設けられている。このように、ミスト器ユニット26と装着段部50の差込み接合面に分離阻止構造62を設けると、分離阻止構造62でミスト器ユニット26が装着段部50から不用意に分離するのを阻止でき、また、ミスト化装置25がタンク24から不用意に分離するのを阻止できる。なお、装着段部50の側に係合凹部64を設け、ミスト器ユニット26側に係合突起63を設けてもよい。
図3に示すように、吹出口4と正対する側からみて、吹出口4と装着段部50は平坦な区分壁51を間にして隣接している。ミスト器ユニット26が本体ケース1の下面側の装着段部50に装着された状態においては、吹出口4とミスト送給口43とが上下に配置されている。このように、吹出口4に臨む本体ケース1の下面側に装着段部50を形成すると、ミスト送給口43部分でミストが寄り集まって水滴ができた場合でも、通風路5内のモーター9およびヒーター10に水滴が付着するのを防止できる。本発明とは逆に、本体ケース1の上面側に装着段部50を形成した場合には、水滴がミスト化装置25の表面を伝い落ち、吹出口4を介して通風路5内のモーター9およびヒーター10に付着するおそれがある。
上記レール体52(装着部27)に対するタンク24の装着方向は、ガイドリブ55およびガイド凹部59の長手方向で規定され、先のタンク24に対するミスト化装置25の装着方向は、給液口32およびキャップ部44の中心軸線で規定されている。本実施例では、前記両装着方向を一致させるようにした。このように、本体ケース1のレール体52に対するタンク24の装着方向と、タンク24に対するミスト化装置25の装着方向とを一致させると、タンク24に対するミスト化装置25の装着動作、およびレール体52に対するタンク24の装着動作を簡略化でき、タンク24とミスト化装置25との着脱操作を簡便に行うことができる。また、一方向に押し込むだけで、タンク24とミスト化装置25、および装着部27とタンク24の装着状態を適正で確実なものにすることができる利点もある。
図1および図7に示すように、本体ケース1からミスト化装置25のミスト生成体40に駆動電流を供給するため、レール体52とミスト化装置25との接合部分に、互いに差込み係合することで電気的に導通される二組の給電端子67と受電端子68が設けられている。ミスト器ユニット26がレール体52に装着された状態において、レール体52の前端(端部)にミスト化装置25が正対しており、両者52・25の正対部分に給電端子67と受電端子68が設けられている。
各給電端子67はクリップ状に形成されており、一対の給電端子67は、レール体52の前端面に凹み形成した端子収容凹部69に収容される状態でそれぞれ設けられている。また、各受電端子68はピン状に形成されており、一対の受電端子68は、ケーシング39の後ケース42から後方に向かって突出する状態で設けられている。ミスト化装置25がタンク24に装着された状態においては、一対の受電端子68は、レール溝53の溝壁58で囲まれる空間内に位置している(図6の二点鎖線を参照)。このように、受電端子68をレール溝53の内部に臨むようにすると、装着段部50からミスト器ユニット26を分離したとき、受電端子68はレール溝53を形成する溝壁58で保護されるので、受電端子68が他物と接触するなどして屈曲したり折損するのを防止できる。また、給電端子67を端子収容凹部69に収容される状態で設けると、受電端子68と同様に給電端子67が他物と接触するなどして屈曲したり折損するのを防止できる。
ミスト器ユニット26が装着段部50に装着された状態においては、受電端子68が端子収容凹部69に進入し給電端子67に差込み係合されることで、両者68・69が電気的に導通される。給電端子67と受電端子68の差込み係合方向は、レール体52に対するタンク24の装着方向と一致させている。これによれば、装着段部50にミスト器ユニット26を装着するだけで、的確に両端子67・68を導通させることができるので、両端子67・68の接続動作を簡略化できる。また、一方向に押し込むだけで、タンク24とミスト化装置25、およびレール体52(装着部27)とタンク24の装着状態に加え、給電端子67と受電端子68の導通状態を適正で確実なものにすることができる利点もある。
図1および10に示すようにタンク24の内部には、殺菌用電流を供給する一対の通電電極72がミスト液に浸漬する状態で配置されている。通電電極72は、ピン状の電極本体73と電極本体73の上端に一体に形成される円盤状の接続片74とで構成されており、タンク本体30の溝壁58の底壁75に形成された段付き穴状の電極装着孔76に、タンク本体30の外面側から挿入固定されている。電極装着孔76の上段側は、タンク本体30に凹み形成した受電凹部77とされており、接続片74は、その上面が溝壁58の底壁75の上面よりも一段下側に位置する状態で受電凹部77に収容されている。なお、通電電極72は、電極本体73と接続片74とを一体に形成する以外に、電極本体73と接続片74をそれぞれ別体で形成してもよい。この場合には、電極本体73および接続片74は、両者73・74が直接接触し、あるいはリード線などを介して電気的に導通するように構成することができる。
本体ケース1のレール体52の内部には、前記一対の通電電極72に殺菌用電流を供給する一対の給電端子78が設けられている。給電端子78は、レールベース54に固定される固定片79と、固定片79に対して弾性変形可能な接触子80とを一体に備えており、レールベース54に設けられた一対の露出開口81に接触子80が臨んでいる。ミスト器ユニット26が装着段部50から分離された状態においては、接触子80の一部が露出開口81から下方に突出している(図6参照)。ミスト器ユニット26をレール体52に差込み装着した状態において、給電端子78の接触子80は受電凹部77に落込み係合して通電電極72の接続片74と接触する。以上により、ミスト器ユニット26がレール体52に差込み装着された状態において、タンク24とレール体52との差込み係合面に通電電極72と給電端子78が設けられる。このように、タンク24と装着段部50との差込み係合面に通電電極72と給電端子78を設けると、通電電極72と給電端子78が、本体ケース1およびミスト器ユニット26に内包されて外面に露出することがない。従って、他物と接触することによる通電電極72および給電端子78の破損を防止できる。
上記のように、殺菌用電流を供給する一対の通電電極72をミスト液に浸漬する状態で配置すると、一対の通電電極72からミスト液に対して供給された殺菌用電流でミスト液中に混入した雑菌を損傷させて、雑菌の絶対数を減少させることができる。これにより、毛髪や頭皮に衛生的に良好な状態のミストを供給できる。また、使用後にタンク24内にミスト液が残っている場合でも、ミスト液中で雑菌等が繁殖するのを抑制できる利点もある。
また、ミスト器ユニット26が装着段部50に装着された状態において、通電電極72を給電端子78と電気的に導通すると、装着段部50にミスト器ユニット26を装着するだけで、通電電極72を給電端子78と導通させることができるので、別途両者72・78の導通を確立するための操作を行う必要がない。レール体52に一対の給電端子78を設け、レール溝53に臨んで一対の通電電極72を設けると、本体ケース1からタンク24を分離した状態において、レール溝53を形成する溝壁58で一対の通電電極72を保護することができるので、ミスト液の補給および排出動作時に通電電極72が他物に接触して破損するのを効果的に防止できる。
また、弾性変形可能な給電端子78の接触子80を受電凹部77に落込み係合させて通電電極72の接続片74と接触させるようにすると、給電端子78が節度構造を兼ねるように構成できる。詳しくは、受電凹部77に給電端子78の接触子80が落込み係合することで、本体ケース1に対するミスト器ユニット26の位置を保持できる。また、受電凹部77に給電端子78が落込み係合する際に、接触子80が通電電極72の接続片74に接当して叩打音を発生させるので、ユーザーはミスト器ユニット26が適正位置に装着されたことを、当該叩打音を確認することで判断できる。
図4に示すように、送風ファン8で生起され吹出口4から吹き出される乾燥風の吹出方向W1は、本体ケース1の中心軸線方向、すなわち前後方向に指向させている。これに対して、ミスト化装置25のミスト送給口43から送給されるミストの送給方向W2は、前方斜め上方に吹き出されるように指向している。これにより、乾燥風の吹出方向W1とミストの送給方向W2とは、吹出口4の下流空間において交差している。また、ミストの送給方向W2は、先に説明した区分壁51から吹出された乾燥風の平坦部分に向かって指向している。
上記のように、乾燥風の吹出方向W1とミストの送給方向W2を、吹出口4の下流空間において交差させると、図11(a)に示すように、ミスト化装置25で生成したミストを乾燥風の流れに乗せて毛髪や頭皮に確実に供給することができる。このとき、ミストは乾燥風の流れの縁部に沿って運ばれるので、流れの下流空間でミストが大きく拡散するのを抑制して、ミストを供給したい毛髪や頭皮部分に的確に供給できる。また、ミストの送給方向W2を、区分壁51から吹出された乾燥風の平坦部分に向かって指向させることで、乾燥風の流れの下流空間でミストが大きく拡散するのを可及的に抑制できる。詳しくは、例えは吹出口4が円形や楕円形に形成されている場合には、その円弧部から吹き出される乾燥風は、円弧部の形状を維持した乾燥風の流れになり、当該乾燥風の流れにミストを接触させると、円弧状の乾燥風の流れの周方向にミストが拡散してしまう。しかし、実施例によれば、吹出口4から吹き出される乾燥風に直線状の流れ部分を形成して、当該直線状の流れ部分にミストを接触させるので、乾燥風の流れの周方向にミストが拡散するのを抑制でき、ミストを供給したい毛髪や頭皮部分により的確に供給できる。
図1および図10に示すように、タンク本体30の下側の湾曲壁部分には、タンク本体30内のミスト液の液位を確認するための半透明部材からなる覗き窓84が設けられている。本体ケース1を垂直状に立てた状態で覗き窓84を介して液位を確認し、ミスト液が減少している場合にはミスト液を補給する。ミスト液の補給は、まず、本体ケース1の上半部を一方の手で保持した状態で、他方の手指を指掛け突起36に掛ける。この状態で分離阻止構造62による保持力、および接触子80の受電凹部77への落込み係合力に逆らって、ミスト器ユニット26を前方へスライドさせることにより、レール体52とレール溝53との係合が解除され装着段部50からミスト器ユニット26を分離できる。
次いで、タンク本体30内のミスト原液がこぼれないよう、ミスト化装置25が上方に位置する状態で、タンク24とミスト化装置25を分離させる。このとき、保護壁33に切欠35が設けてあるので、切欠35に臨むミスト化装置25の外面が指当て部85となっており、指当て部85と指当て部85と反対側のケーシング39の表面とを2本の手指で摘んで両者24・25を分離させる。このように、保護壁33の切欠35に臨むミスト化装置25の外面を指当て部85にしていると、タンク24の収容凹部34からミスト化装置25を分離する際に、指当て部85に指を掛けて分離操作を行うことができるので、ミスト化装置25の分離操作を容易化して、タンク24とミスト化装置25との着脱操作をより簡便に行うことができる。両者24・25を分離したのちは、給液口32からミスト液をタンク本体30に補給する。ミスト液は、例えば水、髪用美容液、あるいは寝癖直し用液などを使用することができる。装着段部50へのミスト器ユニット26の装着は、分離時の逆の手順に従って装着すればよい。
上記のように、ミスト器ユニット26は、タンク24とミスト化装置25とが連結された状態のまま本体ケース1から分離するが、このとき、ミスト化装置25のみを引き抜いてしまうとタンク24内のミスト液がこぼれてしまうおそれがある。このような不具合を回避するために、区分壁51の下面前端寄りに先の分離阻止構造62が設けられている。分離阻止構造62は、係合突起63と係合凹部64からなり、さらに、保護壁33の切欠35に臨む指当て部85に対応する反対面に位置するため、イタズラ等により指当て部85を上方に押しながらミスト化装置25のみを前側(分離方向)にスライド移動させようとする力が作用しても、ミスト化装置25を上方向に押せば押すほど係合突起63と係合凹部64との係合力が大きくなるため、ミスト化装置25単独では分離方向にスライド移動させることができない。これにより、ミスト化装置25が単独で分離方向にスライド移動されるのを確実に阻止して、タンク24内のミスト液がこぼれるのを防止できる。先に説明したように、ミスト器ユニット26全体を本体ケース1から脱すれば、指当て部85とそれと反対側のケーシング39を挟み持つことで、タンク24とミスト化装置25とは簡単に分離することができる。
ここで、図12を用いて本実施例のヘアードライヤーの概略の回路構成を説明する。ヘアードライヤーは図示していない給電コードを介して商用電源87から駆動電流を得る。ヘアードライヤーの全体は、メインスイッチ18およびミストスイッチ19からの入力信号に基づいて制御部88で制御されている。モーター9には、ドロッパー回路89を介して駆動電流が供給され、ヒーター10には、出力調整回路90を介して駆動電流が供給される。また、放電ユニット11には、高圧トランスユニット91を介して駆動電流が供給され、通電電極72には、殺菌用電流回路92を介して通電電極72に殺菌用電流が供給される。また、ミスト生成体40には、電圧変換器93および超音波発生回路94を介して駆動電流が供給される。メインスイッチ18が弱温風と強温風のオン位置とでは、出力調整回路90から出力される駆動電流の電流値が大小に異なり、メインスイッチ18が冷風のオン位置では、ヒーター10は駆動されない。
モーター9、ヒーター10、放電ユニット11、通電電極72の作動状態はメインスイッチ18で制御され、ミスト化装置25の作動状態はミストスイッチ19で制御される。制御部88、ドロッパー回路89、出力調整回路90、殺菌用電流回路92、電圧変換器93、および超音波発生回路94は基板上に実装されて制御ユニット95として構成される。制御ユニット95は、本体ケース1の内部におけるファンケース12の上方に高圧トランスユニット91とともに配置される(図4参照)。
第1スイッチノブ20を上方にスライド操作して、メインスイッチ18を強温風のオン位置に切り換えると、図13のタイミングチャートに示すように、その直後の一定時間(例えば1秒)、通電電極72に殺菌用電流が供給される。これにより、タンク24に収容されたミスト液を殺菌処理する。このとき、通電電極72に殺菌用電流が供給されていることをユーザーに報知するため、グリップ2に設けた通電表示用のLED96を点灯させる(図2参照)。ミスト液の殺菌処理が完了するとLED96が消灯され、モーター9、ヒーター10、および放電ユニット11にそれぞれ駆動電流が供給され吹出口4から温乾燥風が吹き出される。放電ユニット11は、コロナ放電によって電子が放出されるよう構成したものであり、放出された電子は、その空間に存在する酸素分子と結合してイオン種(負または正の電荷を帯びた分子種)となり、このイオン種に水分子が結合すればイオン(マイナスイオンまたはプラスイオン)となる。
ミストスイッチ19をオン位置に切り換えると、ミスト生成体40に駆動電流が供給され、タンク24に収容されたミスト液が霧化されて、ミスト送給口43からミストが吹出口4の下流側へ向かって送給される。このとき、ミストは乾燥風の流れによってミストの送給方向W2よりもさらに上向きに引き寄せられ、乾燥風に接触したミストは、乾燥風の流れの縁部に沿って運ばれ、毛髪や頭皮に供給される。ミストスイッチ19をオフ位置に切り換えると、ミスト生成体40への駆動電流の供給が停止され、メインスイッチ18をオフ位置に切り換えると、モーター9、ヒーター10、および放電ユニット11への駆動電流の供給が停止される。上記動作はメインスイッチ18を弱温風のオン位置に切り換えたときも同様であり、メインスイッチ18を冷風のオン位置に切り換えたときは、ヒーターが駆動されないだけで、後の動作は同様である。
上記のように、グリップ2にモーター9、ヒーター10、および放電ユニット11の作動状態を制御するメインスイッチ18を設け、同スイッチ18が通電電極72に殺菌用電流を供給するスイッチを兼ねるようにした。これによれば、ヘアードライヤーを使用する都度、通電電極72に殺菌用電流が供給されてミスト液を殺菌するので、ミスト液中で雑菌等が繁殖するのを効果的に抑制できる。また、殺菌用の別のスイッチを設けてミスト液を殺菌する場合には、ユーザーが殺菌用電流の供給を忘れ、ミスト液の殺菌が行われないおそれがあるが、本発明においては、ヘアードライヤーを使用する都度、必ずミスト液の殺菌が行われ、常に衛生的に良好なミスト液からミストが生成される。
ミスト液の殺菌のためには、比較的高電圧の電流が必要であり、一対の通電電極72に殺菌用電流を供給するときのヘアードライヤーの消費電力量は、モーター9およびヒーター10を同時に駆動するときの消費電力量に匹敵する。そのため、モーター9およびヒーター10を駆動しながら殺菌用電流を供給すると、家庭の漏電遮断器の容量を越えてしまうおそれがある。また、ヘアードライヤーの給電コードが発熱するおそれがある。こうした不具合を避けて、ヘアードライヤーを安全に使用するために、メインスイッチ18がオン操作された直後の一定時間に限って、通電電極72に殺菌用電流が供給されるようにしている。なお、メインスイッチ18がオン操作された直後の一定時間に限って通電電極72に殺菌用電流を供給すると、タンク24にミスト液を補給したのちヘアードライヤーを使用する場合であっても、殺菌後の衛生的に良好なミスト液をミスト化して毛髪や頭皮に供給できる。
上記のヘアードライヤーの動作態様では、メインスイッチ18が冷風、弱温風、または強温風のオン位置に切り換えられた直後の一定時間、通電電極72に殺菌用電流を供給したが、図14に示すタイミングチャートの動作態様のように、メインスイッチ18がオフ位置に切り換えられた直後の一定時間(例えば1秒)、通電電極72に殺菌用電流が供給されるようにすることができる。この場合には、タンク24内に残ったミスト液を殺菌して、不使用時にミスト液中で雑菌が繁殖するのを抑制できる。ヘアードライヤーの使用開始時に、ミスト液の殺菌に要する待ち時間を解消して、メインスイッチ18を操作した直後からヘアードライヤーを使用できる利点もある。なお、メインスイッチ18がオン位置に切り換えられた直後の一定時間、およびメインスイッチ18がオフ位置に切り換えられた直後の一定時間に通電電極72に殺菌用電流が供給されるようにすることもできる。
本実施例においては、ミストスイッチ19をオン位置に切り換えると、ミスト生成体40に駆動電流が供給されるように構成されている。これにより、毛髪や頭皮にミストのみを供給したい場合には、メインスイッチ18がオフ位置の状態で、ミストスイッチ19をオン位置に切り換えることで、図11(b)に示すようにミストの送給方向W2に向かってミストが送給される。なお、このようにミストスイッチ19をオン位置に切り換えたときにミスト生成体40が駆動されると、タンク24内のミスト液がなくなった場合でも、ミスト生成体40への駆動電流の供給は継続される。この状態ではミストは供給されず、ユーザーはミスト生成体40が駆動されているか判断できない。そのため、ユーザーがミストスイッチ19をオフ位置に切り換え忘れた場合には、無駄に電力が消費されることになる。これを防止するために、メインスイッチ18がオン位置(冷風、弱温風、強温風)に切り換えられている場合に限って、ミスト生成体40へ駆動電流が供給されるようにすることで、ミストスイッチ19の切り忘れによる無駄な電力消費を回避できる。
(実施例2) 図15は、本発明に係るヘアードライヤーの実施例2を示す。実施例2における通電電極72は、円盤状の固定座101と、該固定座101を間にして設けられるいずれもピン状の電極本体73および接続片74とで構成されている。左右一対の通電電極72はタンク24の底壁102である後壁に配置されており、底壁102に固定座101が固定されて、タンク24の外面に接続片74が後方に向かって突出している。給電端子78はクリップ状に形成されており、一対の給電端子78は、装着段部50の内奥端、すなわちL字状の区分壁51の縦壁103部分の本体ケース1内部に設けられている。縦壁103には接続片74を受入れる挿入口104が形成されている。給電端子78に接続片74を差込み係合することにより、通電電極72と給電端子78とを電気的に導通できる。給電端子78に対する接続片74の差込み係合方向は、レール体52に対するタンク24の装着方向と一致させている。他は実施例1と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。以下の実施例においても同様とする。なお、電極本体73、接続片74、固定座101は一体構成に限らず、それぞれを別体で構成することもできる。
(実施例3) 図16は、本発明に係るヘアードライヤーの実施例3を示す。実施例3における通電電極72は、上下に配置される第1通電電極110と第2通電電極111で構成されている。第1通電電極110は、円盤状の固定座101と、該固定座101を間にして設けられるいずれもピン状の電極本体73および接続片74とで構成されている。第2通電電極111は、円盤状の固定座101と、該固定座101を間にして設けられるコイルばねからなる電極本体73およびピン状の接続片74とで構成されている。電極本体73は固定座101に設けたボス112にその一端が固定されている。給電端子78は先の実施例2と同様にクリップ状に形成されており、一対の給電端子78は、装着段部50の内奥端、すなわちL字状の区分壁51の縦壁103部分の本体ケース1内部に設けられている。
また、本実施例では、タンク本体30の内部に、ミスト生成体40のメッシュ部47に積極的にミスト液を送給するため、棒状の多孔質体で形成された送液体113が設けられている。送液体113は、第2通電電極111のコイルばねからなる電極本体73でメッシュ部47に向かって押付付勢されて、一端がメッシュ部47に密着している。このように、一端がミスト生成体40のメッシュ部47に密着する送液体113を設けると、送液体113がミスト液に浸漬していれば、メッシュ部47にミスト液を送給することができる。これにより、ヘアードライヤーの姿勢を上向きにした場合でも、ミスト化装置25でミスト液を霧化して、ミストを毛髪や頭皮に供給できる。また、第2通電電極111の電極本体73をコイルばねで構成すると、ミスト液に殺菌用電流を供給する電極本体73を送液体113の付勢部材として兼用できるので、タンク本体30の内部に送液体113を設けた場合でも、タンク24の構造が複雑化するのを防止できる。なお、送液体113の素材としては、連続気孔型の発泡プラスチックやポーラスゴム、あるいはシート状の不織布を巻回して形成した棒状体などを挙げることができる。
上記の実施例2および実施例3に示すヘアードライヤーによれば、給電端子78に対する接続片74の差込み係合方向を、装着部27に対するタンク24の装着方向と一致させるようにした。これによれば、一方向に押し込むだけで、装着部27とタンク24の装着状態に加え、給電端子78と通電電極72の導通状態を適正で確実なものにすることができる。
図17は、上記第2および第3実施例における給電端子78の別の実施例を示す。そこでは、給電端子78は円盤状の接触子80と、接触子80を前方に向かって移動付勢するばね114とで構成されている。ミスト器ユニット26を装着段部50に装着すると、接続片74が挿入口104に進入し接触子80と接触して、通電電極72と給電端子78とが電気的に導通される。このとき接触子80はばね114で接続片74に向かって付勢されているので、両者74・80の接触状態を良好にできる。
以上のように、上記各実施例のヘアードライヤーにおいては、ヘアードライヤーに設けられたタンク24を、本体ケース1に設けた装着部27に着脱自在に装着するようにした。こうしたヘアードライヤーによれば、タンク24に対するミスト液の補給動作時、およびタンク24内のミスト液の排出動作時に、タンク24を本体ケース1の装着部27から分離した状態で行うことができるので、従来のヘアードライヤーに比べてミスト液の補給および排出動作を容易に行うことができる。また、分離したタンク24に対するミスト液の補給および排出動作によれば、ミスト液が本体ケース1の内部のモーター9およびヒーター10に飛散することがない。以上のように、上記各実施例によれば、ミスト液の補給動作および排出動作を簡便にして、手間を要することなく迅速にこれら動作を行うことができ、さらに飛散したミスト液による内部構造の破損を防止できる。
また、ミスト化装置25とタンク24を着脱可能に連結して1個のミスト器ユニット26を構成し、該ミスト器ユニット26を前記装着部27に着脱自在に装着するようにした。こうしたヘアードライヤーによれば、ミスト器ユニット26を本体ケース1から分離し、さらにミスト化装置25をタンク24から分離することで、本体ケース1からミスト化装置25を分離できるので、ミスト化装置25の清掃やメンテナンスを容易に行うことができる。また、ミスト化装置25が故障した場合には、新規のミスト化装置25に交換することで、ミスト生成機能を回復させることができる。
上記の各実施例では、ピエゾ素子からなる超音波振動子をミスト生成体40として構成したが、ミスト液を微細化して霧化、あるいはミスト液を蒸気として霧化できる要素をミスト生成体40として構成することができる。ミスト液を霧化する要素としては、回転体の遠心力を利用したミスト生成体、ベンチュリー効果を利用した霧吹き式のミスト生成体などを挙げることができる。ミスト液を蒸気化する要素としては、ヒーター、一対の放電電極などを挙げることができる。装着段部50は本体ケース1の下面側に限らず、上面あるいは左右面など任意の位置に形成することができる。ミストもミストの送給方向W2は、乾燥風の吹出方向W1と平行であってもよい。
1 本体ケース
2 グリップ
4 吹出口
5 通風路
8 送風ファン
9 モーター
10 ヒーター
18 スイッチ(メインスイッチ)
24 タンク
25 ミスト化装置
26 ミスト器ユニット
27 装着部
32 給液口
33 保護壁
34 収容凹部
35 切欠
40 ミスト生成体
43 ミスト送給口
44 キャップ部
50 装着段部
51 区分壁
52 レール体
53 レール溝
62 分離阻止構造
67 給電端子
68 受電端子
72 通電電極
74 接続片
77 受電凹部
78 給電端子
80 接触子
85 指当て部
102 底壁
W1 乾燥風の吹出方向
W2 ミストの送給方向

Claims (3)

  1. 吹出口(4)をその前端に有する筒状の本体ケース(1)内に、送風ファン(8)と、同ファン(8)を駆動するモーター(9)と、ヒーター(10)とが配置されており、
    本体ケース(1)の下面側に、ミスト液を収容するタンク(24)と、タンク(24)内のミスト液を霧化するミスト化装置(25)とが設けられており、
    本体ケース(1)の下面側にグリップ(2)が設けられており、
    グリップ(2)の前方側の付け根部分と本体ケース(1)の前端面との間における中心線に跨ってタンク(24)が配設されており、
    グリップ(2)の前方側の付け根部分と本体ケース(1)の前端面との間における中心線からタンク(24)の後壁までの距離が、グリップ(2)の前方側の付け根部分からタンク(24)の後壁までの距離より大きく設定されていることを特徴とするヘアードライヤー。
  2. 本体ケース(1)の軸方向と直交する方向に沿って本体ケース(1)の前端側の外郭線とミスト化装置(25)の前端側の外郭線とが上下に滑らかに連続する直線状となっていることを特徴とする請求項1に記載のヘアードライヤー。
  3. ミスト化装置(25)とタンク(24)が着脱可能に連結されて1個のミスト器ユニット(26)を構成しており、
    ミスト器ユニット(26)が、本体ケース(1)に設けた装着部(27)に着脱自在に装着されており、
    装着部(27)が、本体ケース(1)の下面側に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載ヘアードライヤー。
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