JP4573778B2 - 送風装置 - Google Patents

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Description

本発明は、静電霧化によって発生させた霧を生起した風にて給送する送風装置、及び該送風装置に適用する静電霧化器、並びに風を生起する本体及び複数の静電霧化器を交換可能に備える送風装置セットに関する。
頭髪の乾燥及び/又はスタイリング等を行う送風装置にあっては、毛髪の表面に湿度を供給して乾燥処理中に毛髪表面が損傷することを低減すべく、液体を静電的に霧化する静電霧化器を備えるものが開発されている。そのような送風装置として後述する特許文献1には次のようなものが開示されている。
すなわち、送風装置は、送風するためのモータ及びファン、並びに加熱部を内蔵する本体に把持部を取り付けてなり、本体の筐体の外周面であって、本体の近傍の位置に2つの静電霧化器が、送風口の周方向へ180度距離を隔てて設けてある。
両静電霧化器はそれぞれ、筒状のブロック体の一端に液体を貯留するタンクを着脱可能に連結してなり、ブロック体の他端たる吐出口を本体の送風口側になし、ブロック体内を貫通する中心軸と前記本体内を貫通する中心軸とが平行になる姿勢になしてある。
前述したブロック体内には、多孔質性の材料を針状に成形してなり、前記タンクに貯留された液体を浸透させてブロック体へ搬送させる搬送体が、その尖鋭な先端部をブロック体の他端近傍まで延伸させ、その基端部を前記タンク内の適宜位置まで嵌入させた様態で配置してある。また、ブロック体内の一端近傍の位置には環状の印加電極が、前記搬送体に外嵌する様態で配設してあり、この印加電極から搬送体に高電圧を印加するようになっている。一方、前記ブロック体の吐出口には略環状の対向電極が、前記搬送体の先端部から適宜距離を隔てて取り付けてある。
搬送体にタンク内の液体が含浸されると搬送体は導電性を呈するが、この搬送体内の液体に印加電極から高電圧を印加すると、搬送体の尖鋭な先端部に電場が集中すると共に、先端部と対向電極との間に電界が生じる。そして、搬送体内をその先端部まで搬送された液体は、印加電圧によって表面が負イオン化された霧状の水滴として先端部から放出されると共に、前記電界を漂う間にレイリー分裂を繰り返す、所謂静電霧化によって、負イオンミストとなってブロック体の吐出口から吐出される。
かかる極微細な負イオンミストが、本体からの温風等によって表面が正に帯電した頭髪に付着して当該頭髪に吸収されるため、乾燥処理中に毛髪の表面が損傷を受けることが低減されると共に、毛髪に潤いを与えることができる。
特開2005−304961号公報
このような静電霧化器を備える送風装置では、タンクに貯留させた液体を積極的に霧化することができるので、ビタミンC又はアロマオイル等の物質を液媒体中に含む液体を用いることによって、水分による保湿に加えて、ユーザにとって好ましい新たな作用を与えるものの開発が要求されている。
しかしながら、前述したような従来の送風装置にあっては次のような問題があった。すなわち、前述した液体を用いた場合、送風装置の不使用時に当該液体が含浸された搬送体から液媒体が蒸発して前記物質が析出し、静電霧化器の搬送体に目詰まりが生じて静電霧化不良を生起する。搬送体に目詰まりが生じた場合、ユーザが自身でこれを解消することができないので、搬送体に目詰まりが生じることを回避するために、溶質を含有しない精製水等の液体しか用いることができず、従って、前述した要求に対応することができなかった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、静電霧化によってイオンミストを発生させる場合であっても、液媒体中に所要物質を含む液体を用いることができる送風装置、及び該送風装置に適用する静電霧化器、並びに風を生起する本体及び複数の静電霧化器を交換可能に備える送風装置セットを提供する。
(1)本発明に係る送風装置は、液体を貯留する貯留器及び貯留器内の液体を毛細管現象により貯留器外へ搬送する搬送体を具備し、前記搬送体に電圧が印加された場合、搬送体によって搬送された液体を静電的に霧化する静電霧化器と、筒状の筐体と、該筐体内の一端側に配設してあり、生起した風を筐体の他端から送出させる送風手段とを備え、前記静電霧化器又は搬送体は交換自在になしてあるものである。
例えば、静電霧化器を送風手段を内蔵する筐体に着脱自在に取り付けることによって、静電霧化器を交換自在になすことができる。一方、静電霧化器は筐体に固着しておき、搬送体を支持する支持部材に対して搬送体を着脱可能に取り付けておくことによって、搬送体を交換自在になすことができる。
このように本発明によれば、液体を貯留する貯留器及び貯留器内の液体を毛細管現象により貯留器外へ搬送する搬送体を具備し、前記搬送体に電圧が印加された場合、搬送体によって搬送された液体を静電的に霧化する静電霧化器と、筒状の筐体と、該筐体内の一端側に配設してあり、生起した風を筐体の他端から送出させる送風手段とを備え、前記静電霧化器又は搬送体は交換自在になしてあるため、搬送体に目詰まりが生じた場合であっても、ユーザが静電霧化器又は搬送体を容易に交換することができる。従って、静電霧化によってイオンミストを発生させる場合であっても、液媒体中に所要物質を含む液体を用いることができるという効果を奏する。
(2)本発明に係る送風装置は必要に応じて、前記静電霧化器は、筒状のホルダに前記貯留器及び搬送体を取り付け、搬送体を介して発生させた霧を吐出するように構成してあり、前記筐体の送風手段と筐体の他端との間の適宜位置に、静電霧化器を取り付けるための取付孔を開設してなる取付部が設けてあり、この取付部に静電霧化器が着脱可能に取り付けてあるものである。
取付部を構成する取付孔は、例えば、筐体の周壁を貫通する様態で開設してあり、この取付孔を貫通させる様態で、静電霧化器のホルダが取付孔に嵌入してあり、発生させた霧(イオンミスト)を筐体内へ吐出する。このとき、例えば、ホルダの外径を一端から他端へ向かうに連れて大きくしておいた場合、ホルダが筐体内の所定深さまで進入した状態で、ホルダが取付孔に嵌着される。また、ホルダの長手方向の所定位置にストッパ等を突設しておいてもよい。
このように本発明によれば、静電霧化器は、筒状のホルダに前記貯留器及び搬送体を取り付け、搬送体を介して発生させた霧を吐出するように構成してあり、前記筐体の送風手段と筐体の他端との間の適宜位置に、静電霧化器を取り付けるための取付孔を開設してなる取付部が設けてあり、この取付部に静電霧化器が着脱可能に取り付けてあるため、静電霧化器を容易に交換することができる。また、比較的簡単な構成で交換モジュールとしての静電霧化器を製造することができ、製造コストを可及的に廉価にすることができるという効果を有する。
(3)本発明に係る送風装置は必要に応じて、前記筐体の一端側外周面に把持部が設けてあり、前記取付部は、前記筐体の中心軸から把持部側の適宜位置に設けてあるものである。
いま、筐体の中心軸より把持部側を筐体の下部、筐体の中心軸より把持部とは反対側を筐体の上部とすれば、取付部は、筐体の下部の適宜位置に配設してある。
このように本発明によれば、筐体の一端側外周面に把持部が設けてあり、取付部は、前記筐体の中心軸から把持部側の適宜位置に設けてあるため、静電霧化器を筐体の中心軸より把持部とは反対側に配設した場合に比べて、把持部を把持して送風装置を使用した場合にユーザが体感する送風装置の重量(持ち重り)が小さい。従って、送風装置の操作性が向上するという効果を有する。
(4)本発明に係る送風装置は必要に応じて、前記静電霧化器は取付部に、筐体の中心軸に直交し前記把持部を通る軸長方向において、搬送体より貯留器の方が前記把持部側に位置するように取り付けてあるものである。
すなわち、静電霧化器は筐体の取付部に、搬送体が前述した筐体の上部側へ向かう傾斜姿勢で取り付けてある。
このように本発明によれば、静電霧化器は取付部に、筐体の中心軸に直交し前記把持部を通る軸長方向において、搬送体より貯留器の方が前記把持部側に位置するように取り付けてあるため、貯留器に貯留された液体の自重による漏出が防止されるという効果を有する。
(5)本発明に係る送風装置は必要に応じて、前記ホルダの吐出口周縁に吐出口を開閉する開閉蓋が配設してあり、該開閉蓋には前記送風手段が生起した風を受ける受部が設けてあり、開閉蓋は、前記受部が送風手段からの風を受けた場合は開動し、送風手段からの風が停止した場合は閉動するようにしてあるものである。
ホルダの吐出口を開閉する開閉蓋には、開閉蓋が閉姿勢の場合に、送風手段が生起した風に対して抵抗を生じるように例えば舌片を設けることによって受部が形成してあり、開閉蓋は付勢部材等によって、送風手段が停止している場合は閉姿勢に付勢されている。そして、開閉蓋は、受部が送風手段からの風を受けた場合、風の力によって開動し、送風手段からの風が停止した場合、閉動する。
このように本発明によれば、ホルダの吐出口周縁に吐出口を開閉する開閉蓋が配設してあり、該開閉蓋には前記送風手段が生起した風を受ける受部が設けてあり、開閉蓋は、前記受部が送風手段からの風を受けた場合は開動し、送風手段からの風が停止した場合は閉動するようにしてあるため、送風装置を使用していない場合に外気によって搬送体が乾燥することが防止され、乾燥による搬送体の目詰まりが回避されるという効果を有する。
(6)本発明に係る送風装置は必要に応じて、前記ホルダの吐出口周縁に吐出口を開閉する開閉蓋が配設してあり、ホルダには前記開閉蓋を開動させる開動手段が配設してあり、開閉蓋は、送風手段が動作している場合は前記開動手段によって開動され、送風手段が停止した場合は閉動するようにしてあるものである。
ホルダには例えばソレノイドを備えてなり、ホルダの吐出口を開閉する開閉蓋を開動させる開動手段が配設してあり、開閉蓋は付勢部材等によって、送風手段が停止している場合は閉姿勢に付勢されている。そして、開閉蓋は、送風手段が動作している場合は前記開動手段によって開動され、送風手段が停止した場合は閉動するようにしてある。
このように本発明によれば、ホルダの吐出口周縁に吐出口を開閉する開閉蓋が配設してあり、ホルダには前記開閉蓋を開動させる開動手段が配設してあり、開閉蓋は、送風手段が動作している場合は前記開動手段によって開動され、送風手段が停止した場合は閉動するようにしてあるため、送風装置を使用していない場合に外気によって搬送体が乾燥することが防止され、乾燥による搬送体の目詰まりが回避されるという効果を有する。
(7)本発明に係る送風装置は必要に応じて、前記ホルダの周壁に、ホルダ内の搬送体を目視するための窓が開設してあるものである。
窓は、ホルダの周壁であって搬送体の先端部に対向する部分に開設してあり、窓を通して、ホルダ内の搬送体を目視する。
このように本発明によれば、ホルダの周壁に、ホルダ内の搬送体を目視するための窓が開設してあるため、搬送体に含浸された液体からの析出によって搬送体に目詰まりが生じたか否かを、ホルダの外から目視によって容易に確認することができるという効果を有する。
(8)本発明に係る送風装置は必要に応じて、前記ホルダに発光手段が設けてあるものである。
前記発光手段として、発光ダイオードを用いることができる。この発光手段は、静電霧化器が作動された場合に発光するようにしてある。
このように本発明によれば、ホルダに発光手段が設けてあるため、静電霧化器が作動中であるか否かを発光手段によって報知することができるという効果を有する。
(9)本発明に係る送風装置は必要に応じて、前記搬送体の先端は二股状になしてあるものである。
例えば、三角屋根形の先端部中央を切欠することによって、搬送体の先端を二股状になし、2つの凸部と両凸部の間に凹部が設けてある。
このように本発明によれば、搬送体の先端は二股状になしてあるため、二股状の先端の間に液滴を保持することができ、搬送体の先端から液滴が落下することが防止されるという効果を有する。一方、防止尖端放電を2箇所で発生させることができるため、より多量の霧(イオンミスト)を発生することができるという効果も有する。
(10)本発明に係る静電霧化器は、筒状の筐体、及び該筐体内の一端側に配設してあり、生起した風を筐体の他端から送出させる送風手段を具備する本体を備える送風装置に交換可能に取り付けられ、液体を貯留する貯留器及び貯留器内の液体を毛細管現象により搬送する搬送体を具備し、前記搬送体に電圧が印加された場合、搬送体によって搬送された液体を静電的に霧化する静電霧化器であって、筒状のホルダ内に前記貯留器及び搬送体を収納し、発生した霧をホルダの吐出口から吐出するように構成してあり、前記ホルダに発光手段が設けてあるものである。
筒状のホルダの一端側に貯留器を収納し、該貯留器内の液体を貯留器外へ搬送する搬送体をホルダ内に当該ホルダの他端開口に対向配置することによって、ホルダの他端開口を発生した霧の吐出口になす。このホルダに発光ダイオードといった発光手段が設けてある。そして、静電霧化器を本体に取り付け、静電霧化器を作動させた場合、発光手段が発光する。
このように本発明によれば、筒状の筐体、該筐体の一端側外周面に設けた把持部、及び前記筐体内の一端側に配設してあり、生起した風を筐体の他端から送出させる送風手段を具備する本体を備える送風装置に交換可能に取り付けられ、液体を貯留する貯留器及び貯留器内の液体を毛細管現象により搬送する搬送体を具備し、前記搬送体に電圧が印加された場合、搬送体によって搬送された液体を静電的に霧化する静電霧化器であって、筒状のホルダ内に前記貯留器及び搬送体を収納し、発生した霧をホルダの吐出口から吐出するように構成してあり、前記ホルダに発光手段が設けてあるため、ユーザが静電霧化器を容易に交換することができ、静電霧化によってイオンミストを発生させる場合であっても、液媒体中に所要物質を含む液体を用いることができるという効果を有する。
(11)本発明に係る送風装置セットは、筒状の筐体、及び該筐体内の一端側に配設してあり、生起した風を筐体の他端から送出させる送風手段を具備する本体と、液体を貯留する貯留器及び貯留器内の液体を毛細管現象により搬送する搬送体を具備し、前記搬送体に電圧が印加された場合、搬送体によって搬送された液体を静電的に霧化する複数の静電霧化器とを備える送風装置セットであって、各静電霧化器はそれぞれ、筒状のホルダに前記貯留器及び搬送体を取り付け、搬送体を介して発生させた霧を吐出するように構成してあり、各ホルダ及び/又は貯留器にはそれぞれ、他のホルダ及び/又は他の貯留器と識別するための識別手段が設けてあり、前記筐体の送風手段と筐体の他端との間の適宜位置又は前記筐体の他端に着脱可能に取り付けたノズル内の適宜位置に、静電霧化器を取り付けるための取付孔を開設してなる取付部が設けてあり、この取付部に適宜の静電霧化器が着脱可能に取り付けられるようになっているものである。
送風装置セットは、筐体内に送風手段を内蔵する本体と、複数の静電霧化器とを備えており、本体に取り付けた静電霧化器は他の静電霧化器と交換し得るようになっている。従って、各静電霧化器の貯留器に異なる種類の液体を貯留させることができる。
各静電霧化器は、筒状のホルダに前記貯留器及び搬送体を取り付け、搬送体を介して発生させた霧を吐出するように構成してあり、各ホルダ及び/又は各貯留器にはそれぞれ、相異なる色を発光する発光手段、色、形状、文字又は図形等、他のホルダ及び/又は他の貯留器と識別するための識別手段が設けてある。
一方、本体の筐体又は該筐体に着脱可能に取り付けたノズルには、静電霧化器を取り付けるための取付孔を開設してなる取付部が設けてあり、この取付部に適宜の静電霧化器が着脱可能に取り付けられる。そして、静電霧化器が発生した霧(イオンミスト)は、送風手段が生起した風によって送風装置外へ送出される。
このように本発明によれば、筒状の筐体、及び該筐体内の一端側に配設してあり、生起した風を筐体の他端から送出させる送風手段を具備する本体と、液体を貯留する貯留器及び貯留器内の液体を毛細管現象により搬送する搬送体を具備し、前記搬送体に電圧が印加された場合、搬送体によって搬送された液体を静電的に霧化する複数の静電霧化器とを備える送風装置セットであって、各静電霧化器はそれぞれ、筒状のホルダに前記貯留器及び搬送体を取り付け、搬送体を介して発生させた霧を吐出するように構成してあり、各ホルダ及び/又は貯留器にはそれぞれ、他のホルダ及び/又は他の貯留器と識別するための識別手段が設けてあり、前記筐体の送風手段と筐体の他端との間の適宜位置又は前記筐体の他端に着脱可能に取り付けたノズル内の適宜位置に、静電霧化器を取り付けるための取付孔を開設してなる取付部が設けてあり、この取付部に適宜の静電霧化器が着脱可能に取り付けられるようになっているため、各静電霧化器の貯留器に異なる種類の液体を貯留させておき、用途に応じて、対応する種類の液体を貯留させた静電霧化器に交換して使用することができるという効果を有する。
このとき、各ホルダ及び/又は各貯留器にはそれぞれ、他のホルダ及び/又は他の貯留器と識別するための識別手段が設けてあるため、該識別手段によって、使用中の液体の種類を報知してユーザに識別させることができる。一方、任意の静電霧化器の搬送体に目詰まりが生じた場合、対応する種類の色を発光する発光手段が設けてある新たな静電霧化器に交換する。
以下、本発明に係る送風装置の一例を図面に基づいて詳述する。
(本発明の第1の実施形態)
図1は、本発明に係る送風装置の模式的側断面図であり、図中、1は、温風を送出する本体、5は、該本体1に着脱可能に連結した静電霧化器である。また、図2は、図1に示した送風装置において本体1と静電霧化器5とを分離した状態を示す模式的側断面図である。本体1は、略円錐台筒形の筐体2の一端側外周面に把持部15を傾動可能に取り付けてなり、把持部15には、オン・オフ及び風量等の調節を行うための切替スイッチ16が、把持部15の長手方向へスライド自在に設けてある。また、把持部15の端部から電源用コード17が延出してあり、電源用コード17を介して商用交流電圧が給電されるようになっている。
前述した筐体2内には、耐熱性枠状材を正面視が十字形に成形してなる支持部材21が、当該支持部材21の外側縁と筐体2との間に所要の間隙が生じるように配設してあり、支持部材21の外側縁には、発熱部3を構成する電熱線状のヒータ31が巻回してある。また、支持部材21の前記筐体2の吸気口11に対向する一端側にはモータ41が、その駆動軸を吸気口11側へ延伸させた様態で配設してあり、モータ41の駆動軸にはファン42が取り付けてある。これらモータ41及びファン42によって送風部4が構成されている。
筐体2の周面の送風口12近傍であって、前記把持部15とは略180度位置が異なる位置には、貯留した液体を尖端放電によりイオン化してイオンミストを発生させる静電霧化器5を取り付ける取付孔22が、筐体2を発熱部3側から送風口12側へ傾斜貫通する様態で開設してあり、該取付孔22には静電霧化器5が、イオンミストを吐出する吐出口58を前述した発熱部3と送風口12との間に位置するように着脱可能に嵌入固定してある。
一方、筐体2の前記取付孔22の近傍には、当該取付孔22に取り付けた静電霧化器5に給電するための接続用凹部23が配設してあり、該接続用凹部23内には後述する対向端子24が設けてある。また、筐体2の送風口12の周縁部には、風向き・風束径等を調整する筒状のノズル14が着脱可能に連結してある。
図3は、図1に示した静電霧化器5の模式的拡大側断面図である。図3に示した如く、静電霧化器5は、筒状のホルダ57に一端を閉止してなる筒状のタンク54を当該ホルダ57の一端開口から、前記タンク54の他端開口がホルダ57の長手方向の適宜位置に位置するように内嵌固定してなり、ホルダ57の他端開口部は斜断してイオンミストを吐出する吐出口58にしてある。
タンク54の他端開口にはキャップ55が固着してあり、キャップ55の略中央位置に開設した挿通孔には、フェルト又は多孔質セラミックス等の多孔質性の材料を針状に成形してなり、毛細管現象によりタンク54内の液体を搬送する搬送体52が、その尖鋭な先端部をキャップ55から突出させ、その基端部をタンク54内に進入させた状態で、水密状態を保持するように挿通固定してある。この搬送体52の先端部内には補助電極51が埋設してあり、補助電極51及び搬送体52によって電極部50が構成されている。
また、ホルダ57の周面であって該ホルダ57の一端近傍の位置には、前述したタンク54内に液体を注入するための注入孔59が、ホルダ57からタンク54内に貫通する様態で開設してある。この注入孔59には、タンク54から液体が漏出することを防止すべく、止栓又は逆止弁(いずれも図示せず)を敷設するようになっている。
ホルダ57の周面であって前記注入孔59と対向する位置には棒状の接続部61が、ホルダ57の外周面から少し距離を隔ててホルダ57の中心軸と平行に配してあり、接続部61の一端部は支持部60によってホルダ57の一端部に支持されている。接続部61の他端近傍の周面には板バネ状の端子62が突設してある。この接続部61を前述した接続用凹部23に嵌入させると、接続部61の端子62が接続用凹部23の対向端子24に接続される。そして、対向端子24に接続した接続部61の端子62を介して前記電極部50に、後述する印加電圧生成回路8から高電圧が印加されるようになっている。
ところで、筐体2の前記取付孔22の周縁には複数の係合部22aが突設してあり、各係合部22aがホルダ57の外周面に突設した各受部57a(図3ではその内の1対を示している)に係合して、ホルダ57が筐体2から抜出することを防止してある。
図4は、図1に示した送風装置の駆動系の一例を示す電気回路図である。図4に示した如く、送風装置の送風部4には、前述した電源用コード17(図1参照)から第1接点71を介して商用交流電圧Vaが与えられるようになっており、第1接点71は図1に示した切替スイッチ16の第1段階のスライド操作でオンされるようになっている。送風部4には商用交流電圧Vaを全波整流するダイオードブリッジ43が介装してあり、該ダイオードブリッジ43で全波整流された直流電圧によってモータ41が駆動される。
また、商用交流電圧Vaは発熱部3にも与えられるようになっている。発熱部3には、第2接点72、ダイオード32と並列接続された第3接点73、及びヒータ31が直列接続してあり、前述した切替スイッチ16を第2段階のスライド操作して第2接点72がオンした場合、ダイオード32によって商用交流電圧Vaが半波整流されてヒータ31に印加され、定格値の半分の電力でヒータ31が発熱する。また、切替スイッチ16を第3段階のスライド操作して第3接点73もオンした場合、商用交流電圧Vaがそのままヒータ31に印加され、定格値の電力でヒータ31が発熱する。
更に、商用交流電圧Vaは図1に示した静電霧化器5に電圧を印加するための印加電圧生成回路8にも与えられるようになっている。
図5は、図4に示した印加電圧生成回路8の一例を示す電気回路図である。図5に示した如く、切替スイッチ16(図1参照)のスライド操作によって第1接点71がオンされると、商用交流電圧Vaが低圧整流回路81に与えられるようになっている。低圧整流回路81は、与えられた商用交流電圧Vaをダイオード810で半波整流した後、該ダイオード810と直列接続した抵抗811及びコンデンサ812によって積分して脈流電圧Vbを生成し、それを表示回路82及びパルス電圧発生回路83にそれぞれ与える。
表示回路82は、例えば図1に示した筐体2又は把持部15に設けた発光ダイオード821を備えており、与えられた脈流電圧Vbによって発光ダイオード821が点灯することによって静電霧化器5が作動中であることを報知する。
パルス電圧発生回路83は、サイダック830と昇圧トランス85の一次コイル851に直列的に接続されたコンデンサ831とを並列接続してなり、サイダック830は、印加電圧が所定値(例えば80V)より低い場合はオフし、印加電圧が所定値を超えた場合はオンするようになっている。このサイダック830がオフの間、脈流電圧Vbによりコンデンサ831が充電され、サイダック830がオンすると、コンデンサ831の充電電流がサイダック830及び一次コイル851を介して放電され、サイダック830が再びオフされる動作が周期的に繰り返され、これによって鋸波形のパルス電圧Vcが昇圧トランス85の一次コイル851に与えられる。
一次コイル851に与えられたパルス電圧Vcは、昇圧トランス85の一次コイル851と二次コイル852との巻線比に応じて昇圧され、当該二次コイル852と直列的に接続されたダイオード871及びコンデンサ872を備える高圧整流回路87に与えられる。高圧整流回路87は、二次コイル852から間欠的に出力される高電圧パルスを積分し、マイナス数kV程度の範囲で変動する負極性の高電圧Vdを生成し、生成した高電圧Vdを図1に示した静電霧化器5の補助電極51に印加するようになっている。
なお、高電圧Vdを生成するための回路構成は図5に示した構成に限定されるものではなく、他の周知の昇圧回路を使用する等、適宜変更してもよいことはいうまでもない。
高電圧Vdが電極部50に印加されると、搬送体52の尖鋭な先端部に電場が集中し、尖端放電による電界が生じる。そして、搬送体52をその先端部まで搬送された液体は、印加電圧によって表面が負イオン化された霧状の水滴として先端部から放出されると共に、前記電界を漂う間にレイリー分裂を繰り返す、所謂静電霧化によって、負イオンミストとなってホルダ57の吐出口58から筐体2内の送風口12へ向かって吐出される。
そして、筐体2内の送風口12を通ってノズル14から送出された極微細な負イオンミストが、乾燥処理等によって表面が正に帯電した頭髪に付着して頭髪に吸収されるため、乾燥処理中に毛髪の表面が損傷を受けることが低減されると共に、毛髪に潤いを与えることができる。なお、静電霧化によって生成されたイオンミストの粒径は、例えばコロナ放電により雰囲気中の水分をイオン化させて生成したイオンミストの粒径より大きく、頭髪に給送された場合、当該頭髪に対する潤い効果が高い。
このような送風装置にあっては、ビタミン(例えばビタミンC)、殺菌作用、鎮痛作用又はアロマオイルを有する物質等の物質を水等の液媒体中に溶解又は乳化させた液体をタンク54内に注入して静電霧化を行った場合、送風装置の不使用時に当該液体が含浸された搬送体52から液媒体が蒸発して前記物質が析出し、搬送体52に目詰まりが生じることがある。しかし、かかる場合であっても、前述した如く静電霧化器5は、本体1の筐体2の外周面に着脱可能に取り付けてあるため、当該静電霧化器5を新しい静電霧化器5に容易に交換することができる。従って、静電霧化によってイオンミストを発生させる場合であっても、液媒体中に所要物質を含む液体を用いることができる。
ところで、図1に示した搬送体52に代えて次のような搬送体を用いることができる。
図6は他の搬送体を示す拡大斜視図である。図6に示した如く、搬送体52は、ステンレス等の金属を用いてなる四角柱の長手方向の中途位置から一端へ向うに従ってその厚みを薄くして三角屋根形状になし、その先端部を二股の嘴形状に切欠させることによって、2つの凸部520a,520aと凹部520bとが形成してある。かかる搬送体52は、例えば四角柱状の基材の対向する両面にフォトリソグラフィー技術により所要のマスクを形成し、両マスク上から基材をエッチングすることにより製造することができる。たとえば、搬送体52の上面形状、底面形状のマスクを用いて底面形状を掃引した立体形状を成形し、上面及び底面のマスクを残存させたままこの立体形状の先端部のみをマスクすることなくエッチング剤に浸水させることで2つの凸部520a、520a及び凹部520bを成形することができる。
更に、前記基材の対向する他の両面に搬送体52の長手方向の全長に亘る細溝520cを、ハーフエッチング手法により設けておくことによって、細溝520c内を液体が搬送体52の基端から先端へ毛細管現象により搬送されるようにしてある。
このような搬送体52を使用した静電霧化器にあっては、搬送体52の両凸部520a,520aから放電を生起させることができるため、一箇所から放電させる場合に比べてイオンミストの生成量が増大する。
一方、静電霧化器にイオンミストを発生させていない場合、搬送体52にて搬送された液体が搬送体52の先端に液滴となって現れることがあるが、かかる場合であっても、搬送体52の先端に凹部520bが設けてあるため、当該液滴が表面張力により凹部520bに保持され、搬送体52から落下することが防止される。
なお、凹部520bの表面に複数の細溝を形成した場合、液滴の保持力をさらに向上させることができる。
なお、前述したタンク54内に、不織布又は綿等、液体を保持することができる保液材を充填しておいてもよい。
ところで、複数の静電霧化器5を予め準備しておくことによって、各静電霧化器5のタンク54に異なる種類の液体を注入し、送風装置の使用目的に応じて、該当する種類の液体を注入した静電霧化器5を本体1に取り付けて所要のイオンミストを発生させる送風装置セットを構成することができる。
(本発明の第2の実施形態)
図7は本実施形態に係る送風装置を示す模式的側断面図であり、静電霧化器5の筐体2への取り付け位置を変更してある。また、図8は、図7に示した静電霧化器5の模式的拡大側断面図である。なお、両図中、図1及び図3に示した部分に対応する部分には同じ番号を付してその説明を省略する。
図7に示した如く、静電霧化器5は筐体2に、図1に示した静電霧化器5の取付位置とは筐体2の周方向へ略180度異なる位置、すなわち筐体2の周方向における把持部15の取付位置と同じ位置であって、筐体2の送風口12の近傍に取り付けてある。
ホルダ57の周面の適宜位置には、搬送体52のキャップ55から突出した部分を目視するための窓53が開設してあり、該窓53内には樹脂材等を用いてなる透明体53aが嵌合固定してある。また、ホルダ57の筐体2内に挿入させた周面であって、ホルダ57を筐体2に取り付けた場合に、送風部4側に位置する部分の適宜位置には空気孔56が貫通してある。
一方、静電霧化器5のホルダ57の筐体2から突出した外周面であって、ホルダ57を筐体2に取り付けた場合に、ノズル14側に位置する部分の適宜位置には、前述した表示回路82(図5参照)の発光ダイオード821が配設してある。そして、ホルダ57の接続部61の先端には、発光ダイオード821に給電するための他の端子62aが設けてあり、接続用凹部23には当該他の端子62aに接続する対向端子24aが設けてある。
このような送風装置にあっては、静電霧化器5が筐体2の周方向における把持部15の取付位置と同じ位置に取り付けてあるため、タンク54内に貯留された液体が自重により搬送体52から漏出することが防止される。また、本実施形態の送風装置では、静電霧化器5を筐体2の中心軸より把持部15側に配設してあるため、図1に示した送風装置の場合のように、静電霧化器5を筐体2の中心軸より把持部15とは反対側に配設した場合に比べて、把持部15を把持して送風装置を使用した場合にユーザが体感する送風装置の重量(持ち重り)が小さい。従って、送風装置の操作性が向上する。
これらの効果は、前述した如く静電霧化器5を筐体2の中心軸より把持部15側に配設することによって得られる。従って、本発明に係る送風装置における静電霧化器5の取付位置は、筐体2の周方向における把持部15の取付位置と同じ位置に限定されるものではなく、筐体2の中心軸より把持部15側であればよい。
一方、静電霧化器5のホルダ57に発光ダイオード821が設けてあるため、ユーザが把持部15を把持して送風装置を使用している際に、静電霧化器5が作動中であるか否かを容易に認識することができる。
また、ホルダ57に設けた窓53からホルダ57内の搬送体52の状態を目視することができるため、搬送体52に含浸された液体中の物質が搬送体52の表面に析出しているか否かを容易に確認することができる。そして、搬送体52に含浸された液体中の物質が搬送体52の表面に析出していた場合、前同様、当該静電霧化器5を新たな静電霧化器5に交換する。
ところで、前述した如く、複数の静電霧化器5を予め準備しておき、各静電霧化器5のタンク54に異なる種類の液体を注入し、送風装置の使用目的に応じて、該当する種類の液体を注入した静電霧化器5を本体1に取り付けて所要のイオンミストを発生させる送風装置セットを構成することができる。この場合、各静電霧化器5のホルダ57に設けた発光ダイオード821の発光色を互いに異ならせておくことによって、どの種類の液体を注入した静電霧化器5を使用しているのかをユーザに報知することができる。
また、発光ダイオード821の発光色を互いに異ならせおくことに代えて、各静電霧化器5のホルダ57又はタンク54の色を異ならせておいてもよく、異なる色のシールを貼着させておいてもよい。一方、各静電霧化器5のホルダ57又はタンク54の形状を互いに異ならせておいてもよく、また、貯留する液体を示唆する文字又は図形等をホルダ57又はタンク54に付しておいてもよい。
(本発明の第3の実施形態)
図9は本発明に係る他の静電霧化器の構成を示す模式的側断面図であり、ホルダ57内に配設された搬送体52の乾燥を防止すべく開閉蓋65がホルダ57に開閉可能に設けてある。図9中(a)は開閉蓋65が閉じている状態を示しており、(b)は開閉蓋65が開いている状態を示している。なお、図中、図8に示した部分に対応する部分には同じ番号を付してその説明を省略する。
前述した如くホルダ57の吐出口58は斜断してあり、ホルダ57の軸長方向の長さ寸法は接続部61側から接続部61とは周方向の反対側へ向かって漸次長くしてある。これによって、ホルダ57には、相対的に長さ寸法が長い長辺部57bと相対的に長さ寸法が短い短辺部57cとが形成されている。
また、図9に示した如く、開閉蓋65は、ホルダ57の吐出口58の外径と略同じ外径の板材を用いてなり、開閉蓋65によってホルダ57の吐出口58を覆うようにしてある。この開閉蓋65は、その一部をホルダ57の長辺部57bであって吐出口58の周縁部に枢軸68によって開閉可能に取り付けてあり、開閉蓋65の吐出口58に対向する面とは反対の面の適宜位置に、前述した送風部4(図7参照)によって生起された風を受ける舌片状の風受部66が突設してある。前記枢軸68にはばねといった付勢部材(図示せず)が取り付けてあり、該付勢部材によって開閉蓋65はホルダ57の吐出口58を閉じる方向へ付勢されている。
このような静電霧化器5も、図1又は図7に示した如く、接続部61が本体1の送風部4側になるように筐体2に取り付けられる。そのため、送風部4が停止している場合、又は静電霧化器5を本体1から取り外している場合、図9(a)に示した如く、前述した付勢部材の付勢によって開閉蓋65がホルダ57の吐出口58を閉止するので、外気によって搬送体52が乾燥することが防止される。
一方、送風部4が作動している場合、図9(b)に示した如く、開閉蓋65の風受部66が送風部4によって生起された風を受けるので、前述した付勢部材の付勢に抗して開閉蓋65が開き、搬送体52からホルダ57内に放出されたイオンミストが吐出口58から吐出される。このとき、ホルダ57に空気孔56が開設してあるため、開閉蓋65の開動作によってもホルダ57内が陰圧になることが回避され、開動作を円滑に実行することができる。
ところで、図9に示した如く、搬送体52のキャップ55から突出した部分には、絶縁性樹脂材を筒状に成形してなる保護筒45が外嵌してあり、該保護筒45によって搬送体52の周面からの蒸発を防止してある。
(本発明の第4の実施形態)
図10は本発明に係る他の静電霧化器の構成を示す模式的側断面図であり、前同様、ホルダ57内に配設された搬送体52の乾燥を防止すべく開閉蓋65がホルダ57に開閉可能に設けてある。図10中(a)は開閉蓋65が閉じている状態を示しており、(b)は開閉蓋65が開いている状態を示している。なお、図中、図8に示した部分に対応する部分には同じ番号を付してその説明を省略する。
図10に示した如く、ホルダ57の吐出口58の周縁部には、側断面視が略へ字状の開閉蓋65が、前同様、枢軸68によって軸支してあり、開閉蓋65は枢軸68に取り付け付勢部材(図示せず)によってホルダ57の吐出口58を閉じる方向へ付勢されている。ホルダ57の吐出口58近傍には、ソレノイド及び開閉蓋65とのリンク手段を備え、開閉蓋65を開動させる開動手段69が配設してあり、前述した本体1の送風部4(いずれも図7参照)が作動した場合、開動手段69も作動して開閉蓋65を開動させ、送風部4が作動停止した場合、開動手段69も作動停止するようになっている。
かかる開閉蓋65を取り付けた静電霧化器5であっても、送風部4が停止している場合、又は静電霧化器5を本体1から取り外している場合、図10(a)に示した如く、前述した付勢部材の付勢によって開閉蓋65がホルダ57の吐出口58を閉止して、外気による搬送体52の乾燥を防止する。一方、送風部4が作動している場合、図10(b)に示した如く、開動手段69も作動して開閉蓋65を開動させるので、付勢部材の付勢に抗して開閉蓋65が開き、搬送体52からホルダ57内に放出されたイオンミストが吐出口58から吐出される。
(本発明の第5の実施形態)
図11は、本実施形態に係る送風装置の構成を示す模式的側断面図であり、筐体2の外周面に取り付けた静電霧化器5を開閉可能な収納部25内に収納すると共に、静電霧化器5の搬送体52を交換自在にしてある。また、図12は、図11に示した送風装置において収納部25が開いた状態を示す模式的側断面図である。なお、両図中、図1に示した部分に対応する部分には同じ番号を付してその説明を省略する。また、図13は、図11に示した静電霧化器5の模式的分解斜視図である。
図11に示した如く、筐体2の外周面であって筐体2の周方向の把持部15とは略反対側の位置には、静電霧化器5が搬送体52の先端を筐体2の送風口12へ向けた姿勢で着脱可能に取り付けてあり、静電霧化器5はその周囲に配設した収納部25内の略中央に収納されている。
この収納部25は、逆カップ形状部材を筐体2の軸長方向の中央で分離して筐体2の送風口12側に配された第1部材26と、筐体2の吸気口11側に配された第2部材27とを備えている。第1部材26及び第2部材27は、筐体2の中心軸と直交する方向へ配設した枢軸25a,25aによって軸支されており、図12に示した如く、第1部材26は筐体2の送風口12側へ跳ね上がり、第2部材27は筐体2の吸気口11側へ跳ね上がるようにしてある。
第1部材26の前記筐体2の送風口12側の壁面には、静電霧化器5が発生したイオンミストを吐出する吐出口26aが開設してある。また、第1部材26の搬送体52の先端部周面に対向する部分には、搬送体52を目視するための窓26bが開設してあり、該窓26b内には透明体26cが嵌着してある。
第1部材26及び第2部材27の側壁であって筐体2に対向する部分にはそれぞれ凸部28,28が設けてあり、筐体2の対応する部分にはそれぞれ前記凸部28,28が嵌入する凹部28a,28aが設けてある。そして、第1部材26及び第2部材27が跳ね上がった場合、凸部28,28は対応する凹部28a,28aから抜出し、第1部材26及び第2部材27が閉じた場合、凸部28,28は対応する凹部28a,28a内に嵌入するようになっている。両凹部28a,28a内には、対応する凸部28,28が嵌入した場合はオンし、対応する凸部28,28が抜出した場合はオフするスイッチ手段(図示せず)がそれぞれ配設してあり、両スイッチ手段がオンしているときは静電霧化器5に給電し得るが、少なくとも一方のスイッチ手段がオフしたときは静電霧化器5に給電し得ないようになっている。
本実施形態に係る静電霧化器5の搬送体52は、図13に示した如く、樹脂材料を柱状に成形してなる基部522と、フェルト又は多孔質性セラミックス等の多孔質材を用いてなる先端部521とを備えている。基部522の中心軸上には、所定直径の装着孔522aが基部522を貫通する様態で開設してあり、基部522の外周面には毛細管現象により液体を搬送すべく基部522の両端に亘って設けた複数の細溝522b,522b,…が、基部522の周方向へ適宜の間隔で配してある。
装着孔522aには補助電極51の頭部511が、基部522の一端側から挿入されるようになっており、基部522の一端近傍には補助電極51の脚部512を嵌入させるための切欠部522cが設けてある。そして、基部522の装着孔522aに補助電極51の頭部511を基部522の一端側から挿入させると共に、前記切欠部522cに補助電極51の脚部512を嵌入させ、この基部522の一端を、一端が閉塞された筒状のタンク54内に嵌入固定してある。
また、基部522の外周面の適宜位置には、図11に示した筐体2に固定した台座部29に突設された連結ピン29a,29aに差し込むための差込孔が設けてあり、基部522の差込孔を連結ピン29a,29aに差し込んで、静電霧化器5が台座部29に着脱可能に取り付けられている。
一方、前述した先端部521は、円錐形の頭部521aの底部中央に円柱状の脚部521bを垂設してなり、頭部521aの底部の直径は前記基部522の外径と同じ寸法に、また脚部521bの直径は前記基部522の装着孔522aの直径と同じ寸法にしてある。また、脚部521bの底部中央には、補助電極51の頭部511を差し込む差込凹部521cが設けてある。そして、先端部521は、脚部521bを基部522の装着孔522a内に基部522の他端側から、頭部521aが基部522に当接するまで挿入してあり、このとき、先端部521の脚部521bに設けた差込凹部521cに補助電極51の頭部511が差し込まれるようになっている。これによって先端部521が基部522に交換自在に装着してある。
このような、静電霧化器5にあっては、タンク54に貯留された液体は、タンク54内に嵌入された基部522の細溝522b,522b,…によって基部522の一端から他端へ搬送され、基部522の他端に装着された先端部521内に含浸される。そして、先端部521内を毛細管現象によりその尖端へ搬送される。先端部521に液体が含浸されると先端部521は導電性を呈し、先端部521内に差し込まれた補助電極51と共に電極部を構成する。この電極部に前述した印加電圧生成回路8(図4参照)から高電圧Vdが印加されるようになっており、これによって前同様、イオンミストが発生される。このイオンミストは、筐体2内の送風口12を通ってノズル14から送出された風に引き寄せられながら運ばれ、ユーザの頭髪に供給される。
このとき、基部522は細溝522b,522b,…によってタンク54内の液体を搬送するため、粘性が比較的高い液体を用いた場合であっても、多孔質材を用いた場合に比べて目詰まりが生じ難い。また、基部522は樹脂といった剛体で形成してあるため、細溝522b,522b,…に目詰まりが生じた場合であっても、静電霧化器5を本体1の筐体2から取り外し、更にタンク54、先端部521を基部522から取り外して、基部522の細溝522b,522b,…を洗浄することによって、当該目詰まりを解消することができる。
一方、先端部521に目詰まりが生じた場合、当該先端部521を新たな先端部に容易に交換することができる。
図12に示した如く、静電霧化器5を収納する収納部25の第1部材26及び第2部材27は、各別に跳ね上げ姿勢に開くことができる。従って、前述した先端部521の交換は、第1部材26を開くことによって、容易に行うことができる。また、前述した静電霧化器5の取り外しは、第1部材26及び第2部材27を開くことによって容易に行うことができる。
このとき、前述したように、第1部材26及び第2部材27に設けた凸部28,28の少なくとも一方が筐体2の凹部28a,28aから抜出した場合、静電霧化器5に給電し得ないようになっているため、先端部521の交換作業、又は静電霧化器5の取り外し作業を安全に行うことができる。
(本発明の第6の実施形態)
図14は本発明に係る他の電極部の構成を示す模式的分解斜視図であり、図15は当該電極部の模式的縦断面図である。電極部50は、樹脂といった剛体よりなる柱状の基部523と、フェルト又は多孔質性セラミックス等の多孔質材を用いてなり、前記基部523を内部に収納させる先端部524とを備えている。基部523の中心軸上には補助電極51を挿入させる挿入孔523aが開設してあり、補助電極51は挿入孔523a内を貫通させてある。また、基部523には、前同様、切欠部523b及び差込孔も設けてある。
一方、先端部524は前記基部523の外寸より大きい外寸の筒体の一端を尖鋭に成形してなり、先端部524の他端から一端側の所定位置に亘って前記基部523を収納させる収納穴524aが開設してある。この収納穴524aの終端中央には差込凹部524bが設けてあり、補助電極51の先端部が差し込まれるようになっている。
そして、電極部50は、補助電極51を挿入孔523a内を貫通させた基部523に先端部524を外嵌させて、先端部524を収納穴524a内に基部523を収納すると共に、補助電極51の基部523から突出した部分を、先端部524の差込凹部524bに差し込むことによって、先端部524が交換自在に構成されている。
このような電極部50にあっては、先端部524に目詰まりが生じた場合、当該先端部524を新たな先端部524に容易に交換することができる。
(本発明の第7の実施形態)
図16は、第7の実施の形態に係る送風装置を示す模式的側断面図であり、本体1に着脱可能に取り付けられたノズル14に静電霧化器5が交換自在に配設してある。また、図17は、図16に示した送風装置の分解斜視である。なお、両図中、図1に示した部分に対応する部分には同じ番号を付してその説明を省略する。
図16及び図17に示した如く、筐体2の送風口12周縁には嵌合凹部121が設けてあり、ノズル14の送入口142の周縁には前記嵌合凹部121に係合する嵌合凸部143が設けてある。そして、ノズル14の嵌合凸部143を筐体2の嵌合凹部121に嵌着させて、ノズル14が筐体2に着脱可能に取り付けてある。
ノズル14内には、筒状の取付部20がノズル14の中心軸上に配してあり、取付部20はノズル14の内周面から延設したリブ141,141,…によって支持されている。このリブ141,141,…は、取付部20を支持すると共に、ノズル14内を送通される風を整流する作用も有している。
一方、静電霧化器5は、取付部20の内径と略同じ外径を有し、一端を閉塞した短寸筒状のタンク54の他端開口部を側面視が略山高帽子形のホルダ57で水密状に閉止して構成してある。ホルダ57は、筒状のホルダ本体571の一端外周面にタンク54の外径より大きい外径のフランジ部572が設けてあり、ホルダ本体571内には搬送体52が、当該ホルダ本体571を貫通する様態で挿嵌してある。フランジ部572のタンク54に対向する面には、タンク54の開口部に内嵌する環状の第1嵌合部573が突設してあり、該第1嵌合部573をタンク54の開口部内に嵌着させて、ホルダ57とタンク54とが連結してある。一方、フランジ部572のそれとは反対側の面には、前述した取付部20に内嵌する環状の第2嵌合部574が突設してあり、該第2嵌合部574を取付部20の取付孔22内に嵌着させて、静電霧化器5が取付部20に着脱可能に取り付けてある。
また、ノズル14の送入口142側周縁部には接続用のピン80が突設してあり、ピン80から延設したリード81の端部は取付部20の送入口142に対向する周縁部に位置させてある。前述したホルダ57内の搬送体52に埋設された補助電極51の基端部は搬送体52及びホルダ本体571の周面を貫通してホルダ57外へ突出させてあり、静電霧化器5を取付部20に取り付けるべく、取付孔22内に挿入した場合、補助電極51の基端部とリード81の端部とが接続されるようになっている。
一方、筐体2の送風口12周縁部には、前記ピン80が嵌合するピン受端子90が配設してあり、ノズル14を本体1に取り付けた場合、ピン80とピン受端子90とが接続し、ノズル14を本体1から取り外した場合、ピン受端子90からピン80が抜出する。ピン受端子90には前述した印加電圧生成回路8から高電圧Vdが与えられるようになっており、高電圧Vdはピン80及びリード81を介して静電霧化器5の補助電極51に印加され、これによって、静電霧化器5はタンク54から搬送体52内を搬送された液体を静電的に霧化してイオンミストを取付部20内へ吐出する。
このような送風装置にあっては、異なる液体を貯留させた複数の静電霧化器5を予め準備しておき、筐体2からノズル14を取り外し、ノズル14の取付部20から静電霧化器5を抜出した後に、他の静電霧化器5を取付部20に取り付けることによって、静電霧化器5を交換することができる。また、同様の操作を実施して、新たな静電霧化器5への交換、及び静電霧化器5への液体の補充を行うことができる。なお、後者の場合、取付部20から抜出した静電霧化器5のホルダ57をタンク54から取り外すことによって、タンク54内に液体を注入する。
このように静電霧化器5の交換及び静電霧化器5への液体の補充を行う場合、ノズル14を筐体2から取り外すため、ノズル14に設けたピン80と筐体2に設けたピン受端子90とが分離され、静電霧化器5への給電が遮断されるため、安全性が高い。
また、ノズル14内に配設した筒状の取付部20内にイオンミストが吐出されるため、イオンミストは、取付部20とノズル14との間を送通される風で囲繞された様態でノズル14から送出され、これによって生成したイオンミストが減少することを可及的に防止しすることができる。また、筐体2に取付孔を開設しないため、筐体2からの風漏れを回避することができる。
なお、本実施の形態では、ノズル14を本体1の筐体2に着脱可能に取り付け、ノズル14内の静電霧化器5に給電すべく、ノズル14に設けたピン80を本体1の筐体2に設けたピン受端子90に接続させる、所謂端子接続構造になしてあるが、本発明はこれに限らず、筐体2にコードリールを配設しておき、該コードリールから引き出したコードをノズル14に接続することによってノズル14内の静電霧化器5に給電する構成にしてもよい。この場合、筐体2のノズル14の取付部にスイッチを配設しておき、筐体2からノズル14が取り外された場合、前記スイッチによって静電霧化器5への給電を停止するようにする。
なお、本発明に係る送風装置は、頭髪の乾燥に使用する所謂ヘアードライヤ以外に、手の乾燥に使用するハンドドライヤ、及び身体の乾燥に使用するボディードライヤ等にも適用し得る。
第1の実施形態に係る送風装置の模式的側断面図である。 図1に示した送風装置において本体と静電霧化器とを分離した状態を示す模式的側断面図である。 図1に示した静電霧化器の模式的拡大側断面図である。 図1に示した送風装置の駆動系の一例を示す電気回路図である。 図4に示した印加電圧生成回路の一例を示す電気回路図である。 他の搬送体を示す拡大斜視図である。 第2の実施形態に係る送風装置を示す模式的側断面図である。 図7に示した静電霧化器の模式的拡大側断面図である。 第3の実施形態に係る他の静電霧化器の構成を示す模式的側断面図である。 第4の実施形態に係る他の静電霧化器の構成を示す模式的側断面図である。 第5の実施形態に係る送風装置の構成を示す模式的側断面図である。 図11に示した送風装置において収納部が開いた状態を示す模式的側断面図である。 図11に示した静電霧化器の模式的分解斜視図である。 第6の実施形態に係る他の電極部の構成を示す模式的分解斜視図である。 図14の電極部の模式的縦断面図である。 第7の実施の形態に係る送風装置を示す模式的側断面図である。 図16に示した送風装置の分解斜視である。
符号の説明
1 本体
2 筐体
3 発熱部
4 送風部
5 静電霧化器
11 吸気口
12 送風口
14 ノズル
15 把持部
16 切替スイッチ
17 電源用コード
21 支持部材
22a 係合部
31 ヒータ
41 モータ
42 ファン
50 電極部
51 補助電極
52 搬送体
54 タンク(貯留器)
55 キャップ
57 ホルダ
58 吐出口
59 注入孔
61 接続部

Claims (7)

  1. 液体を貯留する貯留器及び貯留器内の液体を毛細管現象により貯留器外へ搬送する搬送体を具備し、前記搬送体に電圧が印加された場合、搬送体によって搬送された液体を静電的に霧化する静電霧化器と、
    筒状の筐体と、
    該筐体内の一端側に配設してあり、生起した風を筐体の他端から送出させる送風手段とを備え、
    前記静電霧化器又は搬送体は交換自在になしてあり、
    前記静電霧化器は、筒状のホルダ、前記貯留器及び搬送体とを含み、搬送体を介して発生させたミストを吐出するように構成してあり、
    前記筐体の送風手段と筐体の他端との間の適宜位置に、静電霧化器を取り付けるための取付部が設けてあり、この取付部に静電霧化器が着脱可能に取り付けてあり、
    前記ホルダの吐出口周縁に吐出口を開閉する開閉蓋が配設してあり、該開閉蓋には前記送風手段が生起した風を受ける受部が設けてあり、開閉蓋は、前記受部が送風手段からの風を受けた場合は開動し、送風手段からの風が停止した場合は閉動するようにしてある送風装置。
  2. 液体を貯留する貯留器及び貯留器内の液体を毛細管現象により貯留器外へ搬送する搬送体を具備し、前記搬送体に電圧が印加された場合、搬送体によって搬送された液体を静電的に霧化する静電霧化器と、
    筒状の筐体と、
    該筐体内の一端側に配設してあり、生起した風を筐体の他端から送出させる送風手段とを備え、
    前記静電霧化器又は搬送体は交換自在になしてあり、
    前記静電霧化器は、筒状のホルダ、前記貯留器及び搬送体とを含み、搬送体を介して発生させたミストを吐出するように構成してあり、
    前記筐体の送風手段と筐体の他端との間の適宜位置に、静電霧化器を取り付けるための取付部が設けてあり、この取付部に静電霧化器が着脱可能に取り付けてあり、
    前記ホルダの吐出口周縁に吐出口を開閉する開閉蓋が配設してあり、ホルダには前記開閉蓋を開動させる開動手段が配設してあり、開閉蓋は、送風手段が動作している場合は前記開動手段によって開動され、送風手段が停止した場合は閉動するようにしてある送風装置。
  3. 前記筐体の一端側外周面に把持部が設けてあり、
    前記取付部は、前記筐体の中心軸から把持部側の適宜位置に設けてある
    前記請求項1または2記載の送風装置。
  4. 前記静電霧化器は取付部に、筐体の中心軸に直交し前記把持部を通る軸長方向において、
    搬送体より貯留器の方が前記把持部側に位置するように取り付けてある
    前記請求項3記載の送風装置。
  5. 前記ホルダの周壁に、ホルダ内の搬送体を目視するための窓が開設してある
    前記請求項1ないし4のいずれかに記載の送風装置。
  6. 前記ホルダに発光手段が設けてある
    前記請求項1ないし5のいずれかに記載の送風装置。
  7. 前記搬送体の先端は二股状になしてある
    前記請求項1ないし6のいずれかに記載の送風装置。
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