JP4529468B2 - 浴室用静電霧化装置 - Google Patents

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本発明は、静電霧化で生じたナノサイズの帯電微粒子水(ナノサイズのミスト)により浴室内におけるカビの発生を防止し且つ脱臭をするための浴室用静電霧化装置に関するものである。
従来から浴室内におけるカビの発生を抑制するために、浴室に放電によりイオンを発生させるためのイオン発生装置を配置し、イオン発生装置で発生させたイオンを浴室空間に放出してカビの繁殖を防止するようにしたものが、例えば、特許文献1により知られている。
上記従来例にあっては、浴室内にイオンを放出するものであるから、イオンは滞空時間が長くても数分(2〜3分)であって、イオンによる浴室内におけるカビ発生の抑制効果が十分であるとは言えない。つまり、浴室内に放出されたイオンは水を伴っていないので空気中の他の物質とすぐ結合して別の物に変わったり、自然消滅してしまうものであり、このため、浴室内に浮遊するカビの胞子を顕著に減らすことができず、この結果、浴室の壁や床に付着した水や湯の近傍でカビが繁殖するのを十分に防ぐことができないという問題がある。
一方、居間や寝室に配置される空気浄化装置に静電霧化装置を設け、液印加電極と対向電極との間に高電圧を印加してラジカルを有するナノサイズの帯電微粒子水を発生させ、ラジカルを有するナノサイズの帯電微粒子水により臭いを除去するものが特許文献2により知られている。
ところが、上記特許文献2に示されたものは、居間や寝室に配置される空気浄化装置に静電霧化装置を設けたものに過ぎず、水が直接かかったり、結露水が発生する浴室に配置する静電霧化装置に関するものは未だ提供されていない。
しかも、上記特許文献2に示された静電霧化装置は液溜め部に液を供給するための別途供給タンクを必要とし、その分、装置全体が大きくなる。
そこで、本発明者は本発明に至る過程で、高電圧発生部を有する本体ケースに放電ユニット取付け部を設け、該放電ユニット取付け部に高電圧発生部の給電側端子と接地側端子とを設け、液溜め部より液を搬送する多数の細径孔を有する多孔質材からなる搬送部と、搬送部による液の搬送方向に対向するように配置された対向電極と、液溜め部から搬送部の対向電極側先端に至る経路中の液に電圧を印加するための液印加電極とを備えた放電ユニットに、対向電極及び液印加電極の各電極側端子を設け、本体ケースの放電ユニット取付け部に放電ユニットを着脱自在に取付けると共に放電ユニットの取付け状態で給電側端子と接地側端子にそれぞれ電極側端子が接触するように構成し、放電ユニットを取り外すことで液溜め部に水を供給できるようにし、これにより装置全体をコンパクト化することを考えた。ところが、このように放電ユニットを着脱自在とするものにおいては、放電ユニットを取り外した際に、本体ケースの放電ユニット取付け部に給電側端子と接地側端子とが露出し、給電側端子、接地側端子に手を触れた場合の安全性に問題があり、また、浴室に設置した場合、取外した状態で給電側端子、接地側端子に水がかかって給電側端子、接地側端子間が短絡したりするという問題があることが判明した。
特開2003−156220号公報 特開2003−79714号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、液溜め部への水のような液の供給が簡単にできると共に装置をコンパクトにでき、しかも、放電ユニットを取り外した状態で給電側端子、接地側端子に手や指を触れても安全であり、また、放電ユニットを取り外した状態で短絡したりすることがなく、放電ユニットを取付けた状態でのみ、安全に高電圧を印加してナノサイズの帯電微粒子水を浴室内に放出して効果的に浴室内における臭いの除去とカビの発生防止ができる浴室用静電霧化装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る浴室用静電霧化装置は、浴室1内に配設される高電圧発生部40を有する本体ケース11に放電ユニット取付け部15を設け、該放電ユニット取付け部15に高電圧発生部40の給電側端子19と接地側端子20とを設け、放電ユニット14をユニット本体18と該ユニット本体18に対して着脱自在に取付ける液溜め部24とで構成し、ユニット本体14に、液溜め部24と、液溜め部24より液を搬送する多数の細径孔を有する多孔質材からなる搬送部25と、搬送部25による液の搬送方向に対向するように配置された対向電極26と、液溜め部24から搬送部25の対向電極26側先端に至る経路中の液に電圧を印加するための液印加電極27と対向電極26及び液印加電極27の各電極側端子28、29を設け、本体ケース11の放電ユニット取付け部15に放電ユニット14を着脱自在に取付けると共に放電ユニット14の取付け状態で給電側端子19、接地側端子20にそれぞれ電極側端子28、29が接触するように構成し、放電ユニット取付け部15への放電ユニット14の着脱状態を認識して放電ユニット14が放電ユニット取付け部15に取付けられた状態で高電圧発生部40から高電圧を供給し且つ放電ユニット14が放電ユニット取付け部15から外れた状態で高電圧発生部40からの高電圧の供給を停止する着脱認識部60を設けて成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、高電圧発生部40を有する本体ケース11から、液溜め部24、搬送部25、対向電極26、液印加電極27を有する放電ユニット14を取り外すことで、放電ユニット14に設けた液溜め部24に水のような液を供給できるものであって、別途、液溜め部24に水のような液を供給するための供給タンクを組み込む必要がないので、装置をコンパクト化できる。また、液溜め部24をユニット本体18に対して着脱自在に取付けるので、放電ユニット14を取り外して液溜め部24に水のような液を供給する際、ユニット本体18から液溜め部24を取り外すことで、液溜め部24内に簡単に液の供給ができる。しかも、このように、放電ユニット14を着脱自在な構成として水のような液の供給が簡単にできるようにしたにも係わらず、放電ユニット14の取外しを着脱認識部60により認識して高電圧発生部40からの高電圧の供給を停止することで、放電ユニット取付け部15に露出する給電側端子19、接地側端子20に手や指を触れても安全であり、また、取り外した状態で水がかかったり、結露水の発生により給電側端子19、接地側端子20間が短絡することがなく、一方、放電ユニット14を取付けた状態でのみ、安全に高電圧を印加してナノサイズの帯電微粒子水を浴室内に放出して効果的に浴室内における臭いの除去をすると共に、浴室内に浮遊するカビの胞子を顕著に減らすことができ、この結果、浴室の壁や床に付着した水や湯の近傍でカビが繁殖するのを十分に防ぐことができる。
また、本体ケース11に外部に対して水密的に密閉された状態でリードスイッチ41を内装し、放電ユニット14に外部に対して水密的に密閉された状態で磁石44を内装し、上記リードスイッチ41と磁石44により着脱認識部60を構成し、放電ユニット取付け部15への放電ユニット14が取付けられた状態で磁石44によりリードスイッチ41をオンにして高電圧発生部40から高電圧を供給し且つ放電ユニット取付け部15から放電ユニット14が取り外された状態でリードスイッチ41がオフとなって高電圧発生部40から高電圧の供給を停止することが好ましい。
このような構成とすることで、リードスイッチ41と磁石44により簡単な構成で放電ユニット14の着脱を認識して高電圧を供給したり停止したりするための着脱認識部60を構成できるものであり、しかも、リードスイッチ41、磁石44とも外部から水が浸入しないような水密構造となっているので、リードスイッチ41の誤動作がなく、特に、リードスイッチ41に水が浸入しない構造としただけでなく、磁石44にも水が浸入しない構造となっていることで、静電霧化装置2を水がかかる浴室1で使用すると言えども磁石44に水がかかることによる磁力変動による誤検知や、錆の発生による磁力低下を防止することができ、高品質化を持続できて着脱認識部60による着脱の認識が長期間にわたって正確にできるものである。
本発明は、高電圧発生部を有する本体ケースから、液溜め部、搬送部、対向電極、液印加電極を有する放電ユニットを取り外すことで、放電ユニットに設けた液溜め部に水のような液を供給できるものであって、別途、液溜め部に水のような液を供給するための供給タンクを組み込む必要がないので、装置をコンパクト化でき、また、液溜め部をユニット本体に対して着脱自在に取付けるので、放電ユニットを取り外して液溜め部に水のような液を供給する際、ユニット本体から液溜め部を取り外すことで、液溜め部内に簡単に液の供給ができるものである。しかも、このように、放電ユニットを着脱自在な構成として水のような液の供給が簡単にできるようにしたにも係わらず、放電ユニットの取外しを着脱認識部により認識して高電圧発生部からの高電圧の供給を停止することで、放電ユニット取付け部に露出する給電側端子、接地側端子に手や指を触れても安全であり、また、取り外した状態で水がかかったり、結露水の発生により給電側端子、接地側端子間が短絡することがなく、一方、放電ユニットを取付けた状態でのみ、安全に高電圧を印加してナノサイズの帯電微粒子水を浴室内に放出して効果的に浴室内における臭いの除去とカビの発生防止ができるものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
浴室1には静電霧化装置2が配設してあり、静電霧化装置2は例えば浴室1の壁10に取付けてあるが、浴室1内にナノサイズの帯電微粒子水(ナノサイズのミスト)を浴室内に放出できれば特に、壁10に取付けるもののみ限定されない。また、本発明においては静電霧化装置2を乾燥させるための乾燥手段3が設けてあるが、この乾燥手段3としては、浴室1に備えられている換気装置5が乾燥手段3を構成する場合、あるいは静電霧化装置2にヒータや温風発生装置を設けてこれらヒータや温風発生装置により乾燥手段3を構成する場合とがある。いずれにしても、静電霧化装置2の運転は乾燥手段3の運転よりも遅延して運転開始されるように制御されるものであり、乾燥手段3により静電霧化装置2を乾燥した後に、静電霧化装置2の運転が行なわれるようになっている。
図1、図2、図4乃至図6には静電霧化装置2が示してあり、この静電霧化装置2は図4に示すように本体ケース11、本体ケース11を覆う化粧カバー12、化粧カバー12に設けた放電ユニット嵌め込み用開口部21から本体ケース11に着脱自在に嵌め込まれる放電ユニット14により構成してある。
本体ケース11は前面上部が放電ユニット14を嵌め込んで保持するための放電ユニット取付け部15となり、本体ケース11内部に高電圧を印加するための高電圧発生部40や制御部4やリードスイッチ11を内装した収納部16となっており、この収納部16は水密空間よりなる密閉構造となっており、外部から内部に水が浸入しないようになっている。収納部16の前面には静電霧化装置2の電源を手でオン、オフするための電源スイッチ17が設けてある。放電ユニット取付け部15の奥部の両側にはそれぞれ高電圧発生部40の給電側端子19、接地側端子20が設けてある。また、リードスイッチ11は、上記水密空間よりなる収納部16の放電ユニット取付け部15の奥に対応する部分に収納してあり、該リードスイッチ11がオンとなることで高電圧発生部40からの高電圧を供給し、オフになることで高電圧の供給を停止したりするようになっている。
高電圧発生部40の給電側端子19は、放電ユニット14への電力供給と、放電ユニット14を位置決め固定する機能とを併せ持っており、また、高電圧発生部40の接地側端子20は、放電ユニット14の接地側への接続と、放電ユニット14を位置決めする機能とを併せ持っている。これら給電端子19及び接地側端子20、本体ケース11に設けた水密空間により構成された収納部16の外部に突出して配置されると共に、給電側端子19、接地側端子20の周囲に収納部16の水密性を保つための防水ゴム71をインサート成形により取り付けてある。この防水ゴム71は、図2に示すように、収納部16のゴム取付孔72を挿通し且つゴム取付孔72の表面側に突出するつば部73、ゴム取付孔72の後側に突出する抜け止め部75がそれぞれ連設されており、高電圧発生部40の給電側端子19、接地側端子20をそれぞれ防水ゴム71によって水密保持しながら、給電側端子19、接地側端子20を水密空間よりなる収納部16の外部に突出配置できるようになっている。
さらに上記高電圧発生部40の給電側端子19、接地側端子20はそれぞれカール形状に形成されると共に、外力による給電側端子19、接地側端子20の過剰な変形を防止するためのストッパー部76を備えている。ここでは、給電側端子19、接地側端子20の先端を後方に折り返してカール形状部77とし、このカール形状部77の先端エッジ77aを給電側端子19、接地側端子20の基部に対してそれぞれ略直交方向に対向配置させてあり、給電側端子19、接地側端子20の基部が給電側端子19、接地側端子20の過剰な変形を防止するためのストッパー部76として兼用している。従って、放電ユニット14を本体ケース11から取り外した際に、給電側端子19、接地側端子20が露出しても、給電側端子19、接地側端子20はカール形状をしているので、給電側端子19、接地側端子20の先端エッジ77aで指をケガするおそれがなく、安全性を確保できる。また放電ユニット14を本体ケース11に装着する際に、放電ユニット14の電極側端子28、29が高電圧発生部40の給電側端子19、接地側端子20のカール形状部77に片当たりするが、このとき、仮りにカール形状部77に対して矢印イ、ロ方向に過大な外力がかかっても、ストッパー部76によってカール形状部77が過剰に変形するのを防止できるようになる。また、指でカール形状部77が引っ張られたり、矢印イ、ロ方向に押されたりする場合、ストッパー部76によって過剰な変形を防止できるようになる。従って、高電圧発生部40の給電側端子19、接地側端子20と放電ユニット14の電極側端子28、29間で接触不良が起こる心配がなく、放電ユニット14の動作の安定化を図ることができると共に、放電ユニット14の長寿命化を図ることができる。また本例では、カール形状部77の先端エッジ77aを給電側端子19、接地側端子20の基部に対向配置し、この基部をカール形状部77の過剰な変位を防止するストッパー部76としているので、高電圧発生部40の給電側端子19、接地側端子20自体がストッパー部76として機能することとなり、専用のストッパー部を別途設ける必要がなくなり、部品数の増加を防止できる利点もある。
化粧カバー12は本体ケース11の前面部を覆うように本体ケース11に取付けられるものであり、化粧カバー12の前面上部には放電ユニット取付け部15と連通する放電ユニット嵌め込み用開口部21が設けてあり、更に、化粧カバー12の前面下部には電源スイッチ17が露出するための開口22が設けてある。また、化粧カバー12の上面部には放出口23が設けてある。
放電ユニット14は、図1、図2、図4乃至図7に示すように、水のような液を溜める液溜め部24と、液溜め部24より液を搬送する多孔質材からなる搬送部25と、搬送部25による液の搬送方向に対向するように配置された対向電極26と、液溜め部24から搬送部25の対向電極26側先端に至る経路中の液に電圧を印加するための液印加電極27と、対向電極26、液印加電極27にそれぞれ接続された電極側端子28、29と、前カバー板30とで構成してある。このように高電圧発生部40を内装した本体ケース11から、液溜め部24、搬送部25、対向電極26、液印加電極27を有する放電ユニット14を取り外すこと放電ユニット14に設けた液溜め部24に水のような液を簡単に供給できるようにするためであり、これにより別途、液溜め部24に水のような液を供給するための供給タンクを組み込む必要がなく、装置をコンパクト化できるようになっている。
ここで、上記放電ユニット14は図5(b)に示すように、前カバー板30を前面に設けた水のような液を溜めるための液溜め部24となる容器と、ユニット本体18とに分離できるように構成してあって、放電ユニット14を本体ケース11から取外し、更に液溜め部24となる容器をユニット本体18から分離することで、液溜め部24に水のような液を容易に供給できるものである。
前カバー板30は液溜め部24を構成する容器の前面に設けてあり、該前カバー板30には液溜め部24内の液面を目視で確認するための液面確認用窓31が設けてあり、更に前カバー板30の上部には前面通気用開口部32が設けてある。また、液溜め部24を構成する容器の後側面部には図7(a)に示すように、磁石収納凹所61を形成してあり、この磁石収納凹所61内に磁石44を収納し、更に、収納凹所61の開口部を密閉蓋62により蓋をして熱溶着等により図7(b)のように密閉的に閉じてある。したがって磁石44は液溜め部24に水密的に内装された状態となり、水に触れないようになっている。
ユニット本体18の主体は絶縁部材により形成してあり、この絶縁部材により構成したユニット本体18にカーボンのような導電材を混入した合成樹脂やSUSのような金属で形成した対向電極26、液印加電極27を装着してこの対向電極26や液印加電極27の周囲を上記ユニット本体18を構成する絶縁材料で覆ってあり、該絶縁材料の一部に上記電極側端子28や電極側端子29が露出している。また、搬送部25は多孔質セラミック、多孔質金属等の多孔質材で棒状に形成してあり、棒状の搬送部25の上端は針状に尖った針状霧化部となっている。この棒状の搬送部25は、1乃至複数本液印加電極27に取付けられ、搬送部25の上部が液印加電極27よりも上方に突出し、下部が液印加電極27から下方に突出して上記液溜め部24内に入れられた液と接触するようになっている。そして、ユニット本体18を液溜め部24に着脱自在に取付けることができるようになっており、図5(a)のように放電ユニット14を放電ユニット取付け部15から取外した状態で、図5(b)のようにユニット本体18を液溜め部24から取り外すことで液溜め部24に水のような液を入れることができるようになっている。
上記のような構成の放電ユニット14は図4のように化粧カバー12の放電ユニット嵌め込み用開口部21から放電ユニット取付け部15に嵌め込んで取付けるものであり、嵌め込んで取付けた状態で、放電ユニット取付け部15の奥部の両側にそれぞれ設けられた給電側端子19、接地側端子20に放電ユニット14の両側に設けた電極側端子28、29が電気的に接続すると共に、液溜め部24を構成する容器の後側面部に設けた磁石44により本体ケース11の放電ユニット取付け部15の奥部に対応する位置に設けたリードスイッチ41がオンとなって高電圧発生部40から高電圧が供給されるようになっている。一方、放電ユニット取付け部15から放電ユニット14を取り外すと、リードスイッチ41がオフになって高電圧発生部40からの高電圧の供給が停止されるようになっており、これにより、放電ユニット14を取り外した状態で、放電ユニット取付け部15内の奥部にある給電側端子19、接地側端子20に指を触れたり、他の物を差し入れて触れたりしても感電などの危険がないようにしてある。したがって、本実施形態においては、リードスイッチ41と磁石44により、放電ユニット取付け部15への放電ユニット14の着脱状態を認識して放電ユニット14が放電ユニット取付け部15に取付けられた状態で高電圧発生部40から高電圧を供給し且つ放電ユニット14が放電ユニット取付け部15から外れた状態で高電圧発生部40からの高電圧の供給を停止する着脱認識部60を構成している。
しかして、放電ユニット14の取外しを着脱認識部60により認識して高電圧発生部40からの高電圧の供給を停止することで、放電ユニット取付け部15に露出する給電側端子19、接地側端子20に手や指を触れても安全であり、また、取り外した状態で水がかかったり、結露水の発生により給電側端子19、接地側端子20間が短絡することがない。
一方、放電ユニット14を放電ユニット取付け部15に嵌め込んでリードスイッチ41がオンになって高電圧発生部40から高電圧が供給されて対向電極26と液印加電極27に高電圧が印加されると、多孔質材で形成されている搬送部25が毛細管現象により液溜め部24に入れてある液を吸い上げている時、搬送部25の上端の針状霧化部が液印加電極27側の実質的な電極として機能する。高電圧発生部40は、低電圧電流(例えば5〜30v)を高電圧電流(例えば、3〜7kv)に昇圧するようになっている。
そして、高電圧発生部40により実質的な電極として機能する搬送部25の上端と対向電極26との間に高電圧を印加することで、搬送部25の先端の針状部に達した水はここでレイリー分裂を起こしてナノメータサイズの粒子径のミスト(例えば10〜30ナノメータ)となる霧化を生じさせる静電霧化がなされ、化粧カバー12の上面部の放出口23から浴室1内に放出される。このようにして発生して浴室1内に放出された帯電微粒子水(ナノサイズのミスト)はラジカルを含有する上に粒子径がナノメータサイズであるために、空気中に放出された時の寿命が長くて拡散性が大であり、浴室1内の壁面、あるいは、浴室1内の入浴用品、シャワーヘッド、シャワーホース、腰掛けなどの付着臭いを効率良く且つ効果的に消臭することができ、また、細菌、カビ菌、ウイルスなどに対しても効果的に作用し、不活性化することができ、特に、浴室1内における空気中及び壁等に付着したカビの除去及び抗カビ効果という作用があり、浴室1内におけるカビの発生を効果的に防止することができる。ここで、静電霧化装置2により発生するナノサイズのミストを浴室1に放出する本発明においては、従来のイオン発生装置により発生したイオンを浴室1に放出するものに比べて、滞空時間が15分〜30分程度と長く、浴室1内の隅々までナノサイズのミストが拡散し飛散して、浴室1内における脱臭、カビ発生防止を効果的に行なうことができるようになっている。
次に、乾燥手段3について詳述する。
図3に示す実施形態においては、乾燥手段3としては浴室1に備えられている換気装置5で乾燥手段3を構成した例を示している。
換気装置5は、浴室1の天井部に取付けられ、該換気装置5は図9に示すように、浴室1からの排気が入る流入部33と、換気装置5に流入した排気を外部(屋外)に排気するための排気部34と、換気装置5に流入した排気の一部を浴室1内に返送するための返送部35と、流入部33から換気装置5内に流入した排気を全部排気部34から排気するか、流入部33から換気装置5内に流入した排気の一部を排気部34から排気すると共に他の一部を返送部35から浴室1内に再び戻すように切換えるための切換え部36と、ファン37、返送される排気の一部を加熱自在とした加熱手段6と、ファン37の制御や切換え部36の切換え制御や加熱手段6の制御を行うための換気装置用制御部38とを備えている。
該換気装置5は、少なくとも、カビシャット運転モード、乾燥運転モード、連続換気単独運転モードを有している。カビシャット運転モードには、図9に示すように、静電霧化装置2の電源スイッチ17がオンとなっている場合に換気装置5と静電霧化装置2とが連動して運転されるカビシャット連動運転モードと、静電霧化装置2の電源スイッチ17がオフとなっている場合に換気装置5のみが単独で運転されるカビシャット単独運転モードがある。また、乾燥運転モードには、図10に示すように、静電霧化装置2の電源スイッチ17がオンとなっている場合に換気装置5と静電霧化装置2とが連動して運転される乾燥連動運転モードと、静電霧化装置2の電源スイッチ17がオフとなっている場合に換気装置5のみが単独で運転される乾燥単独運転モードがある。また、連続換気単独運転モードは、静電霧化装置2の電源スイッチ17のオン、オフに関係なく換気装置5のみが単独で連続運転するモードである。
脱衣室39にはリモコン装置7が設けてあり、該リモコン装置7と換気装置5とは図8に示すように、通信を行うための有線の通信路でつながっており、該通信路の途中に、静電霧化装置2の制御部4が接続してある。この制御部4には図8に示すように高電圧発生部40、リードスイッチ41、電源スイッチ17、LED表示部等が接続してある。
制御部4には信号遮断/通過回路8a、信号出力回路8bよりなる信号経路切換え手段8が設けてある。すなわち、リモコン装置7と換気装置5とを接続する通信路は、リモコン装置7と換気装置5との間で通信を行うために常時且つ静電霧化装置2に関係なくつながっているが、静電霧化装置2の制御部4に設けたマイコン4aからリモコン装置7に信号を伝える際だけ信号経路切換え手段8により換気装置5からのリモコン装置7への通信を一時的に遮断して静電霧化装置2からリモコン装置7に信号を送るように構成してある。静電霧化装置2の制御部4に設けたマイコン4aからリモコン装置7に信号を伝えない時は、リモコン装置7と換気装置5との間で通信を行うために常時且つ静電霧化装置2に関係なくリモコン装置7と換気装置5とがつながっており、したがって、例えば、施工上の問題や故障等により静電霧化装置2の電源が遮断されている場合や、静電霧化装置2の制御部4側の通信回路が故障していたり、あるいは静電霧化装置2の電源スイッチ17がオフとなっている時、静電霧化装置2側に関係なく、信号経路切換え手段8はリモコン装置7と換気装置5との間で信号がやり取りできるように接続され、リモコン装置7により換気装置5の単独運転が可能となっている。
そして、静電霧化装置2の制御部4に設けたマイコン4aにはリモコン装置7と換気装置5との間で常時行っている通信のうち同通信を一時的に遮断して静電霧化装置2からリモコン装置7への信号に切換えるタイミングを決める切換えタイミング決定手段が設けてあり、タイミング決定手段で決定されたタイミングで信号経路切換え手段8を切換えて換気装置5からのリモコン装置7への信号を一時的に遮断して静電霧化装置2からのリモコン装置7に信号を送信するようになっている。
ここで、静電霧化装置2からの送信のタイミングは、換気装置5からリモコン装置7に送信されるスタートビット、データビット、ストップビットよりなる信号の1セットの終了をタイミング決定手段により認識することで決定されるものであり、これにより、換気装置5からの1セット分の信号がリモコン装置7に正確に送られたのを確認してからはじめて、静電霧化装置2からリモコン装置7に信号が送られることになって、換気装置5からリモコン装置7に正確に情報を送りながら、且つ、静電霧化装置2からリモコン装置7に信号を送ることができるようになっている。
リモコン装置7には複数の操作スイッチ9が設けてあり、複数の操作スイッチ9としては少なくとも、カビシャット用の操作スイッチ9aと、乾燥用の操作スイッチ9bと、連続換気用の操作スイッチ9cとを備えている。
カビシャット用の操作スイッチ9aをオン操作すると、リモコン装置7から換気装置5を経て静電霧化装置2に電源が入っているかという問い合わせ信号が静電霧化装置2の制御部4のマイコン4aに入力され、静電霧化装置2の電源スイッチ17がオンになっていると、信号経路切換え手段8が切換えられて電源オンの信号が静電霧化装置2からリモコン装置7に送られ、この信号を受けてリモコン装置7から換気装置5の制御部にカビシャット連動運転モードで換気装置5を運転するための運転信号が送られると共に該換気装置5を介して静電霧化装置2の制御部4のマイコン4aにカビシャット連動運転モードにより静電霧化装置2を運転するための運転信号が送られ、該運転信号に基いて、換気装置5がカビシャット連動運転モードで運転されると共に、静電霧化装置2がカビシャット連動運転モードで運転される。
このカビシャット連動運転モードによる運転は、図10に示すように、まず、換気装置5によりファン37を強運転すると共に切換え部36を図9(a)のように流入部33から換気装置5内に流入した排気を全部排気部34に排気するように切換え制御して換気運転を行う(この間、静電霧化装置2は運転を行わない)ことで、浴室1のドアの隙間などから脱衣室内の空気を浴室1内に吸い込むと共に浴室1内の空気を換気装置5に吸い込み排気部34から外部に排気して、浴室1内及び換気装置5を換気し、この換気運転を1時間行った後、換気装置5の運転を排気・循環運転に自動的に切換えて運転すると共に、静電霧化装置2により静電霧化運転を行う。上記排気・循環運転はファン37を強運転すると共に切換え部36を図9(b)のように流入部33から換気装置5内に流入した排気の一部を排気部34から外部に排気すると共に排気の他の一部を返送部35から浴室1内に再び戻すように切換え制御する。これにより、浴室1のドアの隙間などから脱衣室内の空気を浴室1内に吸い込むと共に浴室1内の空気を換気装置5に吸い込み、排気の一部を外部に排気すると共に、他の一部を浴室1内に返送して浴室1内で循環させる運転となる。
このように、換気装置5の運転開始から1時間遅延して静電霧化装置2の運転を行うことで、浴室1内に配置した静電霧化装置2の対向電極26、液印加電極27に付着している水が乾燥され、安定して且つ安全に静電霧化ができることになる。しかも、静電霧化装置2の運転に先だって換気装置5を換気運転することで、換気装置5を始めから換気・循環運転する場合に比べて静電霧化装置2の乾燥が効果的に行え、乾燥後に静電霧化装置2を運転する際には換気装置5の運転を排気・循環運転に切換えることで、浴室1内に放出されたナノサイズのミストが換気装置5により排気される際、排気の一部を再び浴室1に戻して循環させることで、ナノサイズのミストが外部に排出されにくく、浴室1内を乾燥させながら、ナノサイズのミストを浴室1内の隅々まで循環させて、活性種を含有するナノサイズのミストにより浴室内の空気の脱臭及び室内壁面等に付着した臭いを除去し、更に、カビの発生を効果的に防止することができるものである。
換気装置5による上記排気・循環運転は、静電霧化装置2の運転が終了した後、遅延させ(例えば5分遅延させ)て排気・循環運転を終了するように制御されるようになっている。つまり、静電霧化装置2でナノサイズのミストを発生させる際に、オゾンが発生する可能性があるが、静電霧化装置2の運転の終了よりも遅延して排気・循環運転が終了するように制御することで、発生したオゾンを浴室1から外部に排出することができ、上記カビシャットモードの運転後に、浴室1内を入浴のために利用する際、浴室1内にオゾンが残留して、入浴する人にオゾンによる悪影響を与えないようにしている。
ところで、上記のように換気装置5をまずファン37の強運転による換気運転で1時間運転し、その後、換気装置5の運転を排気・循環運転に切換えて運転するに当たり、浴室1内の湿度や温度をセンサ(図示せず)により検出し、この湿度や温度の検出結果に基き、湿度が高い場合など、加熱手段6をオンにして排気・循環運転の初期に加熱手段6によって排気の一部を加熱して浴室1内に返送すると共にその後の排気・循環運転においては加熱手段6をオフにして排気の一部を浴室1内に返送するように制御したり、あるいは、湿度や温度の検出結果に基き、湿度が低い場合など、加熱手段6をオフにして排気・循環運転を加熱することなく冷風の状態で浴室1内に返送するように制御するものである。
これにより、静電霧化装置2、浴室1内をより効果的に乾燥できて、浴室1内が高湿度の場合であっても対応できるものであり、また、加熱排気を返送して浴室1内の湿度が低下すると加熱手段6をオフにして排気の一部を浴室1内に返送するので、少ないエネルギーコストで効果的に静電霧化装置2を乾燥し且つナノサイズのミストを浴室1内の隅々まで飛散させて効果的に浴室内の臭い除去、カビの発生防止を行うことができるものである。
一方、静電霧化装置2の電源スイッチ17がオフの時に、カビシャット用の操作スイッチ9aをオン操作すると、リモコン装置7から換気装置5を経て静電霧化装置2に電源が入っているかという問い合わせ信号が静電霧化装置2の制御部4のマイコン4aに入力されるが、静電霧化装置2に電源が入っていないので、信号経路切換え手段8が切換えられることがなくて電源オンの信号が静電霧化装置2からリモコン装置7に送られることはなく、したがって、この場合はリモコン装置7から換気装置5の制御部にカビシャット単独運転モードで換気装置5を運転するための運転信号が送られる。
このカビシャット単独運転モードによる運転は、まず、図10に示すように、換気装置5のファン37を強運転すると共に切換え部36を図9(a)のように流入部33から換気装置5内に流入した排気を全部排気部34に排気するように切換えるように制御して換気運転を1時間行って浴室1内の乾燥を行い、1時間経過後に、換気装置5の運転を切換え部36はそのままにしてファン37を弱運転にして換気運転する。ここで、換気装置5をまず換気運転で1時間強運転し、その後、換気装置5の運転を換気弱運転に切換えて運転するに当たり、浴室1内の湿度や温度をセンサ(図示せず)により検出し、この湿度や温度の検出結果に基き、湿度が高い場合など、加熱手段6をオンにして1時間の換気強運転の後に加熱手段6をオフにして排気の一部を浴室1内に返送する排気・循環運転を一定時間行い、その後、換気弱運転に切換えるようにしてもよい。
次に、乾燥用の操作スイッチ9bをオン操作すると、リモコン装置7から換気装置5を経て静電霧化装置2に電源が入っているかという問い合わせ信号が静電霧化装置2の制御部4のマイコン4aに入力され、静電霧化装置2の電源スイッチ17がオンとなっていると、信号経路切換え手段8が切換えられて電源オンの信号が静電霧化装置2からリモコン装置7に送られ、この信号を受けてリモコン装置7から換気装置5の制御部に乾燥連動運転モードで換気装置5を運転するための運転信号が送られると共に該換気装置5を介して静電霧化装置2の制御部4のマイコン4aに乾燥連動運転モードにより静電霧化装置2を運転するための運転信号が送られ、該運転信号に基いて、換気装置5が乾燥連動運転モードで運転されると共に、静電霧化装置2が乾燥連動運転モードで運転される。
この乾燥連動運転モードによる運転は、浴室1内に洗濯物を干して乾燥させる際の運転であり、図11に示すように、まず、換気装置5によりファン37を強運転すると共に、切換え部36を図9(b)のように流入部33から換気装置5内に流入した排気の一部を排気部34から外部に排気すると共に排気の他の一部を返送部35から浴室1内に再び戻すように切換えるように制御し、更に加熱手段6をオンにすることで、排気の一部を加熱して浴室1内に返送しながら浴室1内を乾燥する排気・循環運転を行うことで、浴室1内及び換気装置5の乾燥を行う。この排気の一部を加熱して浴室1内に返送しながら浴室1内を乾燥する排気・循環運転を15分行った後、上記換気装置5の排気・循環運転に連動して静電霧化装置2の静電霧化運転を行う。
このように、排気の一部を加熱して浴室1内に返送しながら浴室1内を乾燥する排気・循環運転を行うことで浴室1、静電霧化装置2の乾燥を短時間で行うことができ、更に、排気の一部を加熱して浴室1内に返送しながら浴室1内を乾燥する排気・循環運転を15分行った後に、該排気の一部を加熱して浴室1内に返送しながら浴室1内を乾燥する排気・循環運転と連動して静電霧化装置2により浴室1内にナノサイズのミストを放出することで、浴室1内に放出されたナノサイズのミストが換気装置5により排気される際、排気の一部を加熱して再び浴室1に戻して循環させることで、ナノサイズのミストが外部に排出されにくく、浴室1内を乾燥させながら、加熱された温度の高い循環空気流に乗ってナノサイズのミストを浴室1内の隅々まで循環させて、活性種を含有するナノサイズのミストにより浴室内の空気の脱臭、室内壁面等に付着した臭いの除去、浴室1内で乾燥させている洗濯物の臭いを除去し、更に、浴室1内におけるカビの発生、洗濯物のカビの発生を効果的に防止することができるものである。
換気装置5による上記排気・循環運転は、静電霧化装置2の運転が終了した後、遅延させ(例えば5分遅延させ)て排気・循環運転を終了するように制御されるようになっている。
一方、静電霧化装置2の電源スイッチ17がオフの時に、乾燥用の操作スイッチ9bをオン操作すると、リモコン装置7から換気装置5を経て静電霧化装置2に電源が入っているかという問い合わせ信号が静電霧化装置2の制御部4のマイコン4aに入力されるが、静電霧化装置2の電源が入っていないので、信号経路切換え手段8が切換えられることがなくて電源オンの信号が静電霧化装置2からリモコン装置7に送られることはなく、したがって、この場合はリモコン装置7から換気装置5の制御部に乾燥単独運転モードで換気装置5を運転するための運転信号が送られる。
この乾燥単独運転モードによる運転は、浴室1内に洗濯物を干して乾燥させるための運転であり、図11に示すように、換気装置5によりファン37を強運転すると共に、切換え部36を図9(a)のように流入部33から換気装置5内に流入した排気の一部を排気部34から外部に排気すると共に排気の他の一部を返送部35から浴室1内に再び戻すように切換えるように制御し、更に加熱手段6をオンにすることで、排気の一部を加熱して浴室1内に返送しながら浴室1内を乾燥する排気・循環運転を行うことで、浴室1内及び換気装置5の乾燥を行う。
また、連続換気用の操作スイッチ9cをオン操作すると、換気装置5のみが連続換気運転で運転される。この連続換気運転は切換え部36を図9(a)のように流入部33から換気装置5内に流入した排気を全部排気部34に排気するように切換えるように制御すると共にファン37を弱運転する。これにより浴室1のドアの隙間などから脱衣室内の空気を浴室内に吸い込むと共に浴室1内の空気を換気装置5から外部に排気する運転を連続して行う。この場合、静電霧化装置2の電源スイッチ17がオンとなっていても換気装置5のみが連続換気運転を行い、この場合、静電霧化装置2は運転しない。
ところで、連続換気用の操作スイッチ9cをオンにして連続換気運転で運転している最中に、カビシャット用の操作スイッチ9aや乾燥用の操作スイッチ9bをオン操作すると、連続換気運転が中断されて、上記したカビシャットモードや乾燥モードの運転に切換えられ、カビシャットモードや乾燥モードの運転がタイマー等により終わると、再び連続換気運転に自動的に切替るようになっている。
ここで、リモコン装置7に追加運転用のスイッチ9dを設け、この追加運転用のスイッチ9dを操作することで、タイマー等で終了時期が決められる上記カビシャットモードや乾燥モードの本来の運転終了時間後に更に、カビシャットモードや乾燥モードでの運転を所定時間継続できるようにしている。これにより、カビシャットモードや乾燥モードでの運転から、入浴までの間の時間が長い場合等、浴室1内を継続して乾燥させることができ、カビの発生防止を図ることができるものである。
ところで、対向電極26、静電霧化装置2の内部の液印加電極27を配置した部分は静電霧化装置2の上面の放出口23と、前面の前面通気用開口部32とで外部に連通しており、上記のように乾燥手段3を浴室1の換気をする換気装置5により構成すると、換気装置5の運転で浴室1を流れる空気流が、放出口23→静電霧化装置2の内部の液印加電極27を配置した部分→前面通気用開口部32という流れ、又は、前面通気用開口部32→静電霧化装置2の内部の液印加電極27を配置した部分→放出口23という流れとなって、静電霧化装置2の内部の液印加電極27を配置した部分を効果的に乾燥できるものである。
同上の静電霧化装置の縦断面図である 同上の静電霧化装置の平断面図である。 本発明の概略斜視図である。 同上に用いる静電霧化装置の斜視図である。 (a)は同上の放電ユニットを取り外した状態の斜視図であり、(b)は更に液溜め部を取り外した状態の斜視図である。 同上の静電霧化装置の分解斜視図である。 (a)は同上の放電ユニットの背方から見た一部分解斜視図であり、(b)は放電ユニットの背方から見た斜視図である。 同上の制御ブロック図である。 (a)(b)は同上の換気装置における切換え部の切換えを示す説明図である。 同上のカビシャット運転モードについての説明図である。 同上の乾燥運転モードについての説明図である。
符号の説明
1 浴室
2 静電霧化装置
11 本体ケース
14 放電ユニット
19 給電側端子
20 接地側端子
24 液溜め部
25 搬送部
26 対向電極
27 液印加電極
28 電極側端子
29 電極側端子
40 高電圧発生部
41 リードスイッチ
44 磁石
60 着脱認識部

Claims (2)

  1. 浴室内に配設される高電圧発生部を有する本体ケースに放電ユニット取付け部を設け、該放電ユニット取付け部に高電圧発生部の給電側端子と接地側端子とを設け、放電ユニットをユニット本体と該ユニット本体に対して着脱自在に取付ける液溜め部とで構成し、ユニット本体に、液溜め部より液を搬送する多数の細径孔を有する多孔質材からなる搬送部と、搬送部による液の搬送方向に対向するように配置された対向電極と、液溜め部から搬送部の対向電極側先端に至る経路中の液に電圧を印加するための液印加電極と対向電極及び液印加電極の各電極側端子を設け、本体ケースの放電ユニット取付け部に放電ユニットを着脱自在に取付けると共に放電ユニットの取付け状態で給電側端子、接地側端子にそれぞれ電極側端子が接触するように構成し、放電ユニット取付け部への放電ユニットの着脱状態を認識して放電ユニットが放電ユニット取付け部に取付けられた状態で高電圧発生部から高電圧を供給し且つ放電ユニットが放電ユニット取付け部から外れた状態で高電圧発生部からの高電圧の供給を停止する着脱認識部を設けて成ることを特徴とする浴室用静電霧化装置。
  2. 本体ケースに外部に対して水密的に密閉された状態でリードスイッチを内装し、放電ユニットに外部に対して水密的に密閉された状態で磁石を内装し、上記リードスイッチと磁石により着脱認識部を構成し、放電ユニット取付け部への放電ユニットが取付けられた状態で磁石によりリードスイッチをオンにして高電圧発生部から高電圧を供給し且つ放電ユニット取付け部から放電ユニットが取り外された状態でリードスイッチがオフとなって高電圧発生部から高電圧の供給を停止して成ることを特徴とする請求項1記載の浴室用静電霧化装置
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