JP7165030B2 - 六方晶窒化ホウ素粉末 - Google Patents

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Description

本発明は、新規な六方晶窒化ホウ素粉末に関する。詳しくは、固体化粧品を構成する粉末成分として使用した際、得られる固体化粧品において優れた化粧もちを実現することが可能な窒化ホウ素粉末を提供するものである。
パウダーファンデーションに代表される固体化粧品は、一般に、顔全体に塗布することによって、シミ、そばかす、小皺、毛穴を覆い隠し、肌の表面を均等に整える役目を有する。そのため、上記化粧品には、「のび(皮膚表面で滑らかに塗れる性質)」や「もち(皮膚に塗った状態を持続する性質)」といった特性が求められる。
前記固体化粧品を構成する粉末成分は、従来、その大半がマイカ、セリサイト、タルクなどの天然鉱物からなっていたが、これらは触媒活性を有しているため、化粧品に配合される他の成分に対して劣化を引き起こすとされており、最近では、化学的に安定な窒化ホウ素の使用量が増大している。そして、このとき使用される窒化ホウ素の形状は、通常、厚みの薄い扁平な形状であり、窒化ホウ素がこのような形状を有することから、皮膚表面に対して優れた付着性を有し、該窒化ホウ素を含む化粧品は「のび」や「もち」に優れるとされている(例えば、特許文献1参照)。
近年、従来の窒化ホウ素よりもさらに「もち」に優れる窒化ホウ素粉末の開発が進んでおり、そのアプローチの一つとして、窒化ホウ素粒子の表面性状に着目し、窒化ホウ素粒子表面を高撥水性にして「もち」をさらに向上させる試みがなされてきた。例えば、特許文献2では窒化ホウ素粒子表面のOH基やカルボニル基等の官能基を除去させた高撥水性の窒化ホウ素粉末が開示されており、当該窒化ホウ素粉末を含む化粧品は極めて「もち」に優れるとされている。しかしながら、特許文献2の官能基除去の方法では、官能基を除去し、除去した官能基を系外に排除するために、実施例において0.005MPaに減圧した窒素雰囲気中にて1000℃、10時間加熱処理を行ったとされており、製造工程が煩雑であるという問題が存在する。
一方、粉末成分に撥水性を付与させる方法として、シリコーン処理、アルキルシラン処理、脂肪酸処理、N-アシルアミノ酸処理等の表面処理が一般的に行われており、これら表面処理は、特許文献2の官能基除去の方法と比べて著しく簡易である。固体化粧品に使用する窒化ホウ素の表面処理としては、特許文献3に記載されたジメチルポリシロキサン(以下、ジメチコンともいう)を表面処理剤として使用する処理が一般的であり、固体化粧品中での分散性、塗膜の均一性が向上するとされている。
そこで、本発明者等は、先ず、ジメチコンによる処理に着目した。即ち、ジメチコンで表面処理された窒化ホウ素の撥水性について調査したところ、必ずしも十分とは言えないことが判明し、そのため、当該窒化ホウ素を使用した化粧品の「もち」に関しても十分に満足できるものではないことが明らかとなった。
特開平5-186205号公報 特許第6313707号公報 特開2018-70484号公報
従って、本発明の目的は、従来のものに比べて撥水性が極めて高い六方晶窒化ホウ素粉末を提供することである。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、メチルハイドロジェンポリシロキサン(以下、メチコンともいう)で表面処理した六方晶窒化ホウ素粉末の撥水性が極めて高いことを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、メチルハイドロジェンポリシロキサンがその表面に存在してなる六方晶窒化ホウ素粒子を含む六方晶窒化ホウ素粉末であって、下記[方法]により求められるE値が、10以上であることを特徴とする、六方晶窒化ホウ素粉末である。
[方法] 容量30mLのスクリュー管瓶にエタノール―水混合溶媒20gを秤量後、六方晶窒化ホウ素粉末0.2gを投入し、上記スクリュー管瓶をミックスローターで撹拌し、次いで2時間静置後、上記スクリュー管瓶内の六方晶窒化ホウ素粉末の浮遊量が上記投入量の半分となるときの上記エタノール―水混合溶媒中のエタノールの重量%の値をE値とする。
さらに、本発明によれば、前記メチルハイドロジェンポリシロキサンの粘度(25℃)が、2~400mm/sである六方晶窒化ホウ素粉末、前記六方晶窒化ホウ素粒子の平均長径が2~20μm、平均厚みが0.2~1.5μm、及び、アスペクト比が2.5~100である六方晶窒化ホウ素粉末、並びに前記六方晶窒化ホウ素粉末を1~70質量%含むことを特徴とする固体化粧品用組成物が提供される。
本発明の六方晶窒化ホウ素粉末は、メチコンがその表面に存在することで、従来のものと比べて撥水性に大幅に優れる。そのため、当該六方晶窒化ホウ素粉末を含む固体化粧品用組成物は、従来のものにくらべて使用時に汗や水で流れ落ちにくくなり、その結果「もち」に優れ、化粧効果を長時間持続することができる。
本発明の六方晶窒化ホウ素粉末が撥水性に大幅に優れることについて、その理由は定かではないが、メチコンが有するSi-H基は六方晶窒化ホウ素の表面官能基との反応性が高く、メチコンが六方晶窒化ホウ素の表面官能基と化学的に結合したからと本発明者等は考えている。また、メチコンのSi-H基と窒化ホウ素表面のOH基や窒化ホウ素のN原子とが水素結合を形成したからと考えている。また、メチコンが有するSi-H基が、Si-Me基に比べて極性が大きいため、窒化ホウ素表面により強く物理吸着したからと考えている。
エタノール-水混合溶媒中のエタノール濃度と、窒化ホウ素粉末の浮遊量との関係を示した図である。
<六方晶窒化ホウ素粉末>
本発明の六方晶窒化ホウ素粉末は、メチコンがその表面に存在してなる六方晶窒化ホウ素粒子を含む。
前記六方晶窒化ホウ素粒子において、平均長径は、2~20μmが好ましく、3~15μmがより好ましい。また、平均厚みは、0.2~1.5μmが好ましく、0.4~1.2μmがより好ましい。また、アスペクト比は、2.5~100が好ましく、4~80がより好ましく、5~50が更に好ましい。平均長径、平均厚さ及びアスペクト比が前記範囲である六方晶窒化ホウ素粒子は、肌へ塗布した際に、のび、もちに優れ、適度な透明感が得られ、テカリが生じにくいため好ましい。なお、平均長径と平均厚みは電子顕微鏡観察で測定され、アスペクト比は平均長径を平均厚みで除した値である。
前記六方晶窒化ホウ素粒子において、メチコンがその表面に存在する態様は、前記六方晶窒化ホウ素粒子を被覆した状態となる態様が全て含まれる。したがって、メチコンが六方晶窒化ホウ素粒子表面に存在する態様は、六方晶窒化ホウ素粒子表面の官能基との脱水反応及び/又は脱水素反応によってメチコンが化学吸着して存在する態様と、メチコンが物理吸着して存在する態様と、メチコンが水素結合して存在する態様と、これらの態様が複合する態様と、が挙げられる。
また、上記六方晶窒化ホウ素粒子を含む六方晶窒化ホウ素粉末が、以下に示す撥水性を有していれば、メチコンは、六方晶窒化ホウ素粒子表面に均等な厚みの被覆層を形成する必要はなく、メチコンの存在する部分とそうでない部分が海島状になっていてもよい。なぜなら、六方晶窒化ホウ素粒子表面に存在する官能基がその表面に均一に存在するわけではなく、一部は官能基が存在しない表面もあり、均一に被覆することが困難な場合が想定されるからである。
本発明の窒化ホウ素粉末において、前記六方晶窒化ホウ素粒子は、本発明の効果の良好さを勘案すると、10%以上含まれることが好ましく、30%以上含まれることがより好ましく、50%以上含まれることが更に好ましい。そのため、本発明の窒化ホウ素粉末は、前記六方晶窒化ホウ素粒子を前記範囲で含んでいれば、前記六方晶窒化ホウ素粒子以外の窒化ホウ素粒子を含んでも良い。例えば、表面処理をしていない六方晶窒化ホウ素粒子、メチコンとは別の表面処理剤で処理された六方晶窒化ホウ素粒子等が挙げられる。
さらに、本発明の六方晶窒化ホウ素粉末は、下記方法により求められるE値が、10以上であることを特徴とする六方晶窒化ホウ素粉末である。E値とは、六方晶窒化ホウ素粉末の撥水性の程度を示す指標であり、撥水性が高い六方晶窒化ホウ素粉末ほど、E値が高くなり、固体化粧品用組成物に使用した際の「もち」に優れる。E値は10以上が好ましく、13以上がより好ましく、15以上が更に好ましい。一方、E値が高過ぎる六方晶窒化ホウ素粉末は、固体化粧品用組成物として使用した後の洗い流し性が悪化するおそれがあり、専用のクレンジング剤を使用したり、何度も洗浄を繰り返さなければ洗い落とすことができなくなるおそれがある。そのため、E値は80以下であることが好ましく、60以下であることがより好ましく、40以下であることが更に好ましい。
E値は以下の方法により求められる。すなわち、容量30mLのスクリュー管瓶にエタノール―水混合溶媒20gを秤量後、六方晶窒化ホウ素粉末0.2gを投入し、上記スクリュー管瓶をミックスローターで撹拌し、次いで2時間静置後、上記スクリュー管瓶内の六方晶窒化ホウ素粉末の浮遊量が上記投入量の半分となるときの上記エタノール―水混合溶媒中のエタノールの重量%の値をE値とする。
スクリュー管瓶内の六方晶窒化ホウ素粉末の浮遊量を求める方法は、正確に求められる方法であれば特に制限されないが、例えば、スクリュー管瓶内底部に沈降した六方晶窒化ホウ素粉末を混合溶媒とともにスポイトで分離回収し、回収した六方晶窒化ホウ素粉末に含まれる混合溶媒を十分に揮発させた後の残渣の重量を沈降量とし、上記投入量から当該沈降量を差し引いた値を浮遊量とすることができる。或いは、スクリュー管瓶内底部に沈降した六方晶窒化ホウ素粉末を混合溶媒とともにスポイトで分離回収し、スクリュー管瓶内に残った六方晶窒化ホウ素粉末に含まれる混合溶媒を十分に揮発させた後の残渣の重量を浮遊量としても良い。
このとき、エタノールの重量%が0重量%(即ち水のみ)における浮遊量を求め、次いで、エタノールの重量%を、例えば、1重量%増やしたときの浮遊量を求め、さらに1重量%増やして浮遊量を求めるという操作を繰り返す詳細な実験を行うことによって求めても良い。ただし、この方法はあまりにも多くのデータを取得しなければならない場合があるので、例えば、10重量%間隔で予備実験を行い、E値の見当をつけておいてから詳細な実験を行いE値を求めることが好ましい。
スクリュー管瓶は、沈降した六方晶窒化ホウ素粉末を浮遊分と分離して回収できるよう適当な寸法のものを選定することが望ましい。例えば、内径2~4cm×高さ4~8cmのものが好ましく、より具体的には内径3cm×高さ6~7cmのものが好ましい。
ミックスローターは、前記スクリュー管瓶を回転させ、スクリュー管瓶内の六方晶窒化ホウ素粉末とエタノール―水混合溶媒とを撹拌できるものであれば良く、例えば、ローラー径25~40mm、ローラー間隔27~45mm、ローラー間の隙間2~10mm、ローラー最大回転数50rpm以上のものが好ましく、より具体的には、アズワン社製:FLMX-T6-5、MR-5等が使用できる。
スクリュー管瓶をミックスローターで撹拌する際の撹拌条件は、前記エタノール―水混合溶媒中に前記六方晶窒化硼素粉末を十分に分散させることができればよく、例えばローラー回転数50~100rpm、撹拌時間5~10分が好ましい。
<六方晶窒化ホウ素粉末の製造方法>
本発明の六方晶窒化ホウ素粉末は、六方晶窒化ホウ素粉末をメチコンで表面処理することにより製造することができる。
本発明の六方晶窒化ホウ素粉末において、その製造に使用する六方晶窒化ホウ素粒子(以下、原料六方晶窒化ホウ素粉末ともいう)は、特に限定されず公知の物を制限なく使うことが出来るので、例えば、公知の製造方法に基づき製造したものを使用してもよい。また、固体化粧品用組成物として一般的に市販されているものを使用してもよく、そのようなものとして、例えば、水島合金鉄社製:SHP-3、SHP-6、サンゴバン社製:PUHP 3008J、PUHP 1109J等が挙げられる。
本発明の六方晶窒化ホウ素粉末において、その製造に使用するメチコンは、特に限定されず公知の物を制限なく使うことが出来る。なお、このメチコンは、単独で用いても、2種以上を混合して使用してもよい。
さらに、本発明の六方晶窒化ホウ素粉末において、その製造に使用するメチコンは、粘度が2~400mm/sであり、好ましくは5~100mm/sであり、より好ましくは10~80mm/sである。メチコンの動粘度を前記範囲とすることで、六方晶窒化ホウ素粒子の凝集が少なく、感触の良い六方晶窒化ホウ素粉末を得ることができる。なお、上記メチコンは、通常の市販のものを使用することができ、例えば、東レ・ダウコーニング社製:AM-3100 Hydrogen Fluid(40mm/s)、信越化学工業社製:KF-99P(20mm/s)、KF-9901(20mm/s)等が使用できる。
本発明の六方晶窒化ホウ素粉末において、その製造に使用するメチコンの使用量は、特に制限されないが、六方晶窒化ホウ素粉末100質量部に対して、0.2~20質量部が好ましく、0.5~10質量部がより好ましく、1~5質量部が更に好ましい。前記範囲の添加量のメチコンで六方晶窒化ホウ素粉末を表面処理することにより、撥水性、のび、もち及び感触に優れる六方晶窒化ホウ素粉末を得ることができる。
本発明の六方晶窒化ホウ素粉末において、窒化ホウ素粒子表面をメチコンで処理する方法は、公知の方法を何ら制限なく使用することができ、例えば、空気中または不活性ガス存在下で、六方晶窒化ホウ素粉末にメチコンを噴霧添加または液状のまま添加して、これらを混合する方法が挙げられる。混合装置としては、例えば、容器本体の回転や揺動により混合されるVブレンダー、ロッキングミキサーやダブルコーン型の混合装置、または、エアーにより気流混合するエアーブレンダー等が挙げられる。
また、前述の六方晶窒化ホウ素粒子表面をメチコンで処理する方法において、メチコンはアルコール類等の有機溶媒、具体的にはエタノールやイソプロパノールで希釈されたものであっても良い。ただし、溶媒が得られる六方晶窒化ホウ素粉末の撥水性に対して悪影響を及ぼすおそれがある場合は、上記処理後、溶媒の沸点以上で六方晶窒化ホウ素粉末を加熱等することにより、溶媒を十分に揮発させる必要がある。
本発明の六方晶窒化ホウ素粉末において、窒化ホウ素粒子表面をメチコンで処理する温度は、特に制約はなく、例えば25℃程度の温度でもよいが、加熱を伴う方法が好ましく、100~300℃、より好ましくは110~200℃、さらに好ましくは120~180℃の温度が好ましい。なお、加熱を行う時期について、混合と共に始めから加熱しても良く、混合後しばらく25℃程度の温度で処理してから連続的に加熱しても良い。このような温度で処理することによって、25℃程度の温度だけで処理したものよりもE値が高い六方晶窒化ホウ素粉末を得ることができる。加熱処理によってE値が高くなる理由として、六方晶窒化ホウ素の表面官能基とメチコンとの反応が益々進行すること、メチコンが架橋反応して六方晶窒化ホウ素粒子の表面がよりいっそう密に被覆されること等が考えられる。加熱装置としては、通風式乾燥機、対流型乾燥機、真空乾燥機、コニカルドライヤー、ドラムドライヤー、V型ドライヤー、振動乾燥機、ロッキングミキサー、ナウタミキサー、リボコーン、真空造粒装置、真空乳化装置、その他撹拌型真空乾燥装置等が挙げられる。また、処理時間は、処理温度にもよるが、通常、5分~1時間である。
<固体化粧品用組成物>
本発明の六方晶窒化ホウ素粉末は、固体化粧品を構成する粉末成分として優れた撥水性を有するものであるから、該六方晶窒化ホウ素粉末を含む固体化粧品用組成物は、使用時に汗や水で流れ落ちにくく、そのため「もち」に優れ、化粧効果を長時間持続することができる。ゆえに、前記固体化粧品用組成物は、以下に述べるような種々の用途に使用することができる。即ち、ファンデーション、口紅、アイシャドー、マスカラ等のメイクアップ化粧品だけでなく、乳液、クリーム等のフェイシャル化粧品に好適に用いることができる。中でも、顔の広範囲へ塗布されるファンデーションは、メイク全体の化粧崩れに対する寄与が大きいため、本発明の固体化粧品用組成物を使用することが好ましい。
本発明の固体化粧品用組成物は、前記六方晶窒化ホウ素粉末を1~70質量%含むことが好ましい。前記範囲の六方晶窒化ホウ素粉末を含む固体化粧品用組成物は、のび、もちに優れる。より好ましくは3~40質量%、更に好ましくは5~20質量%の六方晶窒化ホウ素粉末を含む固体化粧品用組成物が好ましい。
また、本発明の固体化粧品用組成物において、化粧品の基本成分については、特に制限はなく、公知のものを使用することができる。例えば、タルク、マイカ、雲母、セリサイト、無水ケイ酸、シリカ、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ジルコニウム等の無機粉体;ナイロン12、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー、アクリレーツクロスポリマー、ポリメチルメタクリレートポリマー等の高分子;パーフルオロオクチルトリエトキシシラン等のシラン化合物;メトキシケイヒ酸エチルヘキシル等の紫外線吸収剤;シリコーン処理ベンガラ(赤酸化鉄)、シリコーン処理黄酸化鉄、シリコーン処理黒酸化鉄、シリコーン処理酸化チタン等の顔料;高級脂肪族アルコール、高級脂肪酸、エステル油、パラフィン油、ワックス等の油分;エチルアルコール、プロピレングリコール、ソルビトール、グルコース等のアルコール類;ムコ多糖類、コラーゲン類、乳酸塩等の保湿剤;各種界面活性剤、増粘剤、酸化防止剤、pH緩衝剤、防腐剤、香料等の通常化粧品に用いられる原料が適宜選択され配合される。
前記無機紛体は、表面処理により撥水性を付与されたものであることが好ましい。六方晶窒化ホウ素粉末以外の無機紛体についても撥水性を付与することで、より「もち」に優れる固体化粧品用組成物とすることができる。
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
各種評価結果は以下の方法(1)~(8)によって測定したものである。また、本発明に使用した六方晶窒化ホウ素粉末について(9)に示す。
(1)六方晶窒化ホウ素粉末のE値
エタノール濃度を0、10、20、30及び40重量%に調製したエタノール-水混合溶媒各20gをアズワン社製ラボランスクリュー管瓶No.6(容量30mL)へ個別に入れ、さらに六方晶窒化ホウ素粉末を各スクリュー管瓶へ0.2g投入し、該スクリュー管瓶をアズワン社製ミックスローターFLMX-T6-5を用いて、回転数70rpmで10分間撹拌した。それを2時間静置した後、スクリュー管瓶内底部に沈降した六方晶窒化ホウ素粉末を混合溶媒とともにスポイトで分離回収し、分離回収した六方晶窒化ホウ素に含まれる混合溶媒を十分に揮発させた後の残渣の重量を沈降量(g)とし、上記投入量(g)から当該沈降量(g)を差し引いた値を浮遊量(g)とした。
次いで、10重量%間隔でエタノールの重量%を変えた予備実験を行い、図1に示すエタノールの重量%と浮遊量の関係を求め、E値の見当をつけた後、1重量%ずつ細かく変更しながらE値を求めた。
(2)六方晶窒化ホウ素粒子の平均長径、平均厚み、アスペクト比
エポキシ樹脂100質量部中に六方晶窒化ホウ素粉末100質量部を分散し、得られた樹脂組成物を減圧脱泡し、テスター産業社製自動塗工機PI-1210を用いて、樹脂組成物をPETフィルム上に厚み250~400μm程度に塗工・乾燥・硬化し、さらに、100~150℃、75kNで真空プレスし、厚み100~200μmのシートを作製した。
次いで、得られたシートを縦5mm×横5mmを切り出し、該シートの厚み方向に垂直な面のうち一方の面について、その中央を断面ミリング加工し、その加工面を倍率2500倍の条件でSEMにより画像を撮影した。得られた画像の中から六方晶窒化ホウ素粒子100個を無作為に選び、粒子の長辺(=長径)と短辺(=厚み)を測定し、各平均値をそれぞれ平均長径(μm)、平均厚み(μm)とし、さらに、平均長径を平均厚みで除した値をアスペクト比(平均長径/平均厚み)とした。
(3)六方晶窒化ホウ素粉末の平均粒径(D50
六方晶窒化ホウ素粉末0.3gを50ccのエタノールと共に、容積100cc、直径4cmのスクリュー管瓶に投入し、0.2cmの直径を有するプローブを水中に1cm挿入した状態で、室温下、上記プローブより50Wの出力で5分間超音波を作用せしめた後の窒化ホウ素懸濁液についてレーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置(HORIBA製LA-950V2)を用いて、粒度分布を測定し、平均粒径(D50)(μm)を求めた。
(4)六方晶窒化ホウ素粉末のDBP吸収量
JIS-K-6217-4に準じた方法で六方晶窒化ホウ素粉末のDBP吸収量を測定した。
即ち、JIS-K-6217-4に準じた測定した横軸:DBP滴下量(ml)、縦軸:トルク(Nm)曲線から算出される最大トルク(Nm)、DBP吸収量(ml/100g)を求めた。測定装置は、株式会社あさひ総研製:S-500を用いて測定した。測定条件はDBP滴下速度4ml/min、撹拌翼回転数125rpm、試料投入量30g、最大トルクの70%の滴下量を用いてDBP吸収量とした。DBP(Dibutyl Phthalate)は和光純薬工業株式会社製:特急試薬(販売元コード021-06936)を用いて行った。
(5)六方晶窒化ホウ素粉末の軽装嵩密度、タップ嵩密度
セイシン企業製:タップデンサーKYT-5000を用いて軽装嵩密度(g/cm)およびタップ嵩密度(g/cm)を測定した。試料セルは100ml、タップ速度120回/分、タップ高さ5cm、タップ回数500回の条件で行った。
(6)六方晶窒化ホウ素粉末の比表面積
マウンテック社製:Macsorb HM model-1201を用いて比表面積(m/g)を測定した。
(7)六方晶窒化ホウ素粉末の溶出ホウ素量
医薬部外品原料規格2006に準じた方法で溶出ホウ素を抽出し、ICP発光分光分析装置でホウ素量(ppm)を測定した。
即ち、六方晶窒化ホウ素粉末2.5gをテフロン(登録商標)製ビーカーにとり、エタノール10mLを加えてよくかき混ぜ、更に水40mLを加えてよくかき混ぜた後、テフロン(登録商標)製時計皿をのせ、50℃で1時間加温した。冷却後、ろ過し、残留物を少量の水で洗い、洗液をろ液に合わせた。この液を更にメンブランフィルター(0.22μm)でろ過した。ろ液全量をテフロン(登録商標)製ビーカーにとり、硫酸1mLを加え、ホットプレート上で10分間煮沸した。冷却後、この液をポリエチレン製メスフラスコに入れ、テフロン(登録商標)製ビーカーを少量の水で洗い、ポリエチレン製メスフラスコに合わせた後、水を加えて正確に50mLとし、これを試料溶液とし、該試料溶液のホウ素量をICP発光分光分析装置で測定した。
(8)固体化粧品用組成物について、のび、もち
20名の専門パネラーにより「のび」「もち」について官能評価を行った結果を表1に示す。結果は、良好と感じたパネラーが30%未満である場合を×、30%以上60%未満である場合を△、60%以上80%未満である場合を○、80%以上である場合を◎とした。
(9)原料六方晶窒化ホウ素粉末
原料六方晶窒化ホウ素粉末は、次の方法で製造した。
酸化ホウ素1150g、カーボンブラックを490g、炭酸カルシウム160gをボールミルにて混合した。該混合物を黒鉛性タンマン炉を用い、窒素ガス雰囲気下、15℃/分で1500℃まで昇温し、1500℃で6時間保持した。1500℃保持後、15℃/分で1800℃まで昇温し、1800℃で2時間保持し、還元窒化処理した。
次いで、得られた粗六方晶窒化ホウ素粉末をポリエチレン製の容器へ投入し、粗六方晶窒化ホウ素の10倍量の塩酸水溶液(10重量%HCl)を加え、回転数300rpmで15時間撹拌した。該酸洗浄の後、酸を濾過し、投入した粗六方晶窒化ホウ素の300倍量の25℃における比抵抗が1MΩ・cmの純水を用いて再度洗浄の後、吸引による濾過により濾過後の粉末中含水率が50wt%以下になるまで脱水を行った。
該純水洗浄の後、得られた粉末を1kPaAの圧力のもと、200℃で15時間、減圧乾燥させ、白色の六方晶窒化ホウ素粉末を得た。さらに、乾燥後の粉末を目開き90μmの篩にかけて、粗大粒子を除去し、実施例および比較例で使用した原料六方晶窒化ホウ素粉末を得た。
得られた原料六方晶窒化ホウ素粉末について、前記(2)~(7)の測定を行ったところ、E値0%、平均長径6μm、平均厚み0.9μm、アスペクト比7、平均粒径(D50)7μm、DBP吸収量97ml/100g、軽装嵩密度0.09g/cm、タップ嵩密度0.29g/cm、比表面積2m/g、溶出ホウ素量1ppmであった。
[実施例1]
原料六方晶窒化ホウ素粉末15gを容器にとり、スプーンでかき混ぜながらメチルハイドロジェンポリシロキサン(信越化学社製:KF-9901)を0.3g滴下し、これをPFA丸底フラスコ(容量250mL)へ全量移した後、スリーワンモーターとテフロン(登録商標)撹拌羽を用いて300rpmで30分間撹拌することにより、メチルハイドロジェンポリシロキサンが表面に存在してなる六方晶窒化ホウ素粒子を含む六方晶窒化ホウ素粉末を得た。得られた六方晶窒化ホウ素粉末について、E値を測定した結果を表1に示す。
[実施例2]
メチルハイドロジェンポリシロキサンとして信越化学社製:KF-99Pを用いた以外は、実施例1と同様にして、メチルハイドロジェンポリシロキサンが表面に存在してなる六方晶窒化ホウ素粒子を含む六方晶窒化ホウ素粉末を得た。得られた六方晶窒化ホウ素粉末について、E値を測定した結果を表1に示す。
[実施例3]
メチルハイドロジェンポリシロキサンとして東レ・ダウコーニング社製:AM-3100 Hydrogen Fluidを用いた以外は、実施例1と同様にして、メチルハイドロジェンポリシロキサンが表面に存在してなる六方晶窒化ホウ素粒子を含む六方晶窒化ホウ素粉末を得た。得られた六方晶窒化ホウ素粉末について、E値を測定した結果を表1に示す。
[実施例4、5]
実施例1及び2で得られた六方晶窒化ホウ素粉末を電気炉を用いて150℃で30分間加熱することにより、メチルハイドロジェンポリシロキサンが表面に存在してなる六方晶窒化ホウ素粒子を含む六方晶窒化ホウ素粉末を得た。得られた六方晶窒化ホウ素粉末について、E値を測定した結果を表1に示す。
[比較例1]
原料六方晶窒化ホウ素粉末について、E値を測定した結果を表1に示す。
[比較例2]
ジメチルポリシロキサンとして信越化学社製:KF-96Lを用いた以外は、実施例1と同様にして、ジメチルポリシロキサンが表面に存在してなる六方晶窒化ホウ素粒子を含む六方晶窒化ホウ素粉末を得た。得られた六方晶窒化ホウ素粉末について、E値を測定した結果を表1に示す。
[比較例3、4]
比較例1及び2で得られた六方晶窒化ホウ素粉末を電気炉を用いて150℃で30分間加熱することにより、ジメチルポリシロキサンが表面に存在してなる六方晶窒化ホウ素粒子を含む六方晶窒化ホウ素粉末を得た。得られた六方晶窒化ホウ素粉末について、E値を測定した結果を表1に示す。
[実施例5~9、比較例5~8]
実施例1~4、比較例1~4で得られた六方晶窒化ホウ素粉末を用いて、以下の配合割合で六方晶窒化ホウ素粉末を含有する固体化粧品用組成物を作製した。
六方晶窒化ホウ素粉末 20.0質量%
マイカ 15.0質量%
合成金雲母 12.0質量%
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 8.0質量%
(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー 8.0質量%
(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/
シルセスキオキサン)クロスポリマー 8.0質量%
ナイロン12 3.0質量%
シリカ 3.0質量%
タルク 3.0質量%
アクリレーツクロスポリマー 3.0質量%
パーフルオロオクチルトリエトキシシラン 3.0質量%
酸化亜鉛 3.0質量%
ポリメチルメタクリレートポリマー 3.0質量%
シリコーン処理ベンガラ(赤酸化鉄) 1.0質量%
シリコーン処理黄酸化鉄 0.6質量%
シリコーン処理黒酸化鉄 0.4質量%
シリコーン処理酸化チタン 6.0質量%
Figure 0007165030000001

Claims (4)

  1. メチルハイドロジェンポリシロキサンがその表面に存在してなる六方晶窒化ホウ素粒子を含む六方晶窒化ホウ素粉末であって、
    下記[方法]により求められるE値が、24以上であることを特徴とする、六方晶窒化ホウ素粉末。
    [方法] 容量30mLのスクリュー管瓶にエタノール―水混合溶媒20gを秤量後、六方晶窒化ホウ素粉末0.2gを投入し、上記スクリュー管瓶をミックスローターで撹拌し、次いで2時間静置後、上記スクリュー管瓶内の六方晶窒化ホウ素粉末の浮遊量が上記投入量の半分となるときの上記エタノール―水混合溶媒中のエタノールの重量%の値をE値とする。
  2. 前記メチルハイドロジェンポリシロキサンの粘度(25℃)が、2~400mm/sである、請求項1に記載の六方晶窒化ホウ素粉末。
  3. 前記六方晶窒化ホウ素粒子の平均長径が2~20μm、平均厚みが0.2~1.5μm、アスペクト比が2.5~100である、請求項1又は2に記載の六方晶窒化ホウ素粉末。
  4. 請求項1~3に記載の六方晶窒化ホウ素粉末を1~70質量%含むことを特徴とする、固体化粧品用組成物。
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