JP7160645B2 - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品 Download PDF

Info

Publication number
JP7160645B2
JP7160645B2 JP2018218624A JP2018218624A JP7160645B2 JP 7160645 B2 JP7160645 B2 JP 7160645B2 JP 2018218624 A JP2018218624 A JP 2018218624A JP 2018218624 A JP2018218624 A JP 2018218624A JP 7160645 B2 JP7160645 B2 JP 7160645B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
absorbent
skin
core
facing surface
wrap sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018218624A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019103789A (ja
Inventor
ウエン ジュン ツウイ
ジエン ウエイ ウアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Publication of JP2019103789A publication Critical patent/JP2019103789A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7160645B2 publication Critical patent/JP7160645B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Description

本発明は、使い捨ておむつ等の吸収性物品に関する。
従来、使い捨ておむつ等の吸収性物品として、表面シートと裏面シートとこれら両シート間に配された液保持性の吸収体とを備えた縦長の吸収性本体を有するものが知られている。通常、この吸収体は、透水性の紙や不織布からなるコアラップシートにより吸収性コアを覆うことにより構成される。
特許文献1に開示されたパンツ型吸収性物品には、吸収性コアに折曲誘導部333が設けられており、この折曲誘導部333は、パルプ繊維等の吸収性コアの構成材が配されていない欠落部、吸収性コアの構成材が他の部分に比して少ない低坪量部、スリット等であり、曲げ剛性を低減して、吸収体の両側部を立ち上がり易くする(特許文献1の図8等)。また、特許文献2に開示された吸収性物品には、吸収層に、溝71により区分された複数の小吸収部8に圧搾部10が設けられている(特許文献2の図3等)。これにより、体液に対する吸収性、拡散性を向上させることができる。
特開2011-78647号公報 特開2014-110887号公報
特許文献1記載のパンツ型吸収性物品は、折曲誘導部333によって吸収体の両側部が立ち上がり易くなる一方で、吸収体の両側部の保形性が低減されるため、着用された際に、着用者の脚の動きにより吸収体が過度に繰り返し揉まれると、全体の形状が崩れやすくなることが懸念される。また、特許文献2記載の吸収性物品は、圧搾部10を含む吸収層の構成により吸収性、拡散性が向上しているものの、体液に対する吸収速度が更に向上した吸収性物品が求められており、改善の余地がある。
本発明は、上記状況に鑑みてなされたもので、吸収体の体液に対する吸収速度が高く、かつ、吸収体の保形性に優れた吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明は、肌対向面側に配された表面シートと、非肌対向面側に配された裏面シートと、これら両シート間に配された吸収体とを備え、腹側部、背側部及び股下部に区分された縦長の吸収性本体を備えており、かつ、前記腹側部から前記股下部を介して前記背側部に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有している吸収性物品であって、前記吸収体は、液保持性の吸収性コアと該吸収性コアを被覆するコアラップシートとを有し、前記コアラップシートは不織布により構成され、肌対向面側のコアラップシートと非肌対向面側のコアラップシートとを有しており、前記吸収性コアに、少なくとも前記股下部に設けられかつ縦方向に延びるように、少なくとも1つの貫通隙間部が形成され、該貫通隙間部は前記吸収性コアを厚み方向において貫通しており、更に、前記吸収性コアに複数の圧縮凹部が形成され、該複数の圧縮凹部が線状に延びており、かつ、該複数の圧縮凹部中の何れか1つと他の何れか1つとは、直接に連通しているか、又は1つ以上の別の圧縮凹部を介して連通しており、前記貫通隙間部に、前記肌対向面側のコアラップシートと前記非肌対向面側のコアラップシートとが接合されている接合部を備えている吸収性物品である。
本発明によれば、吸収体の体液に対する吸収速度が高く、かつ、吸収体の保形性に優れた吸収性物品が提供される。本発明の吸収性物品は、吸収体に形成された貫通隙間部と圧縮凹部とにより、吸収体の体液に対する吸収速度及び吸収体の保形性が従来に比して大幅に高められており、吸収体の耐破損性に優れ、着用時に吸収体が壊れ難い。
図1は、本発明の吸収性物品の実施の形態である展開型の使い捨ておむつの展開かつ伸長状態を肌対向面から見た場合を示す平面図である。 図2は、図1のI-I線断面を模式的に示す図である。 図3は、図1のII-II線断面を模式的に示す図であり、貫通隙間部と圧縮凹部とが交差する部位を示す図である。 図4は、本発明に係る接合部のパターン(ヒートシールパターン)の具体例を示す模式図であり、図4(a)~図4(c)は、それぞれ、該接合部が縦方向に連続的に延伸するパターンを示しており、図4(d)~図4(f)は、それぞれ、該接合部が縦方向に非連続的に延伸するパターンを示している。 図5は、本発明に係る吸収体の他の実施形態の厚み方向に沿う断面を模式的に示す図である。
(吸収性物品の全体の構造)
以下に添付図面を参照して、本発明の吸収性物品の好適な実施の形態について詳細に説明する。本発明の吸収性物品の1つの実施形態は、図1~図3に示す展開型の使い捨ておむつ1(以下、「おむつ1」ともいう。)である。図1~図3に示すように、おむつ1は液透過性の表面シート21と、液難透過性の裏面シート22と、これらシート21,22間に配された縦長すなわち縦方向Xに長い形状の吸収体23とを備え、腹側部A、背側部B及び股下部Cに区分された縦長の吸収性本体2を備えている。腹側部Aは、着用時に着用者の腹側に配される部位であり、背側部Bは、着用時に着用者の背側に配される部位であり、股下部Cは、腹側部Aと背側部Bとの間に配される部位である。
また、おむつ1は、図1に示すように、腹側部Aから股下部Cを介して背側部Bに延びる縦方向Xとこれに直交する横方向Yとを有している。図1に示す如きおむつ1の展開かつ伸長状態において、おむつ1の長手方向は縦方向Xに一致し、おむつ1の幅方向は横方向Yに一致する。おむつ1は、図1に示すように、おむつ1を横方向Yに二等分して縦方向Xに延びる中心線CLに対して、左右対称に形成されている。
表面シート21及び裏面シート22それぞれは、図2及び図3に示すように、吸収体23の肌対向面の全面及び非肌対向面の全面を覆っており、吸収体23の周縁から延出し、その延出した部分において、ホットメルト等の接着剤やヒートシール等の融着により、おむつ1の他の構成材に固定されている。
なお、「肌対向面」とは、おむつ1を構成する各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側に配される面であり、「非肌対向面」とは、おむつ1を構成する各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側とは反対側に向けられる面である。
図1に示すように、吸収性本体2の背側部Bの縦方向Xに沿う両側部のそれぞれには、横方向(Y方向)外方に延出する伸縮性のサイドパネル3が取り付けられ、更に、各サイドパネル3の外側部(吸収性本体2側とは反対側)に、横方向外方に延出するファスニングテープ4が取り付けられている。腹側部Aの非肌対向面には、ファスニングテープ4と係合するランディングシート5が設けられている。おむつ1の装着時には、背側部Bの一対のファスニングテープ4,4を腹側部Aのランディングシート5に係合させることにより、ウエスト開口部(図示せず)及び一対のレッグ開口部(図示せず)が形成される。
おむつ1において、吸収性本体2の縦方向Xに沿う両側部のそれぞれには立体ギャザー形成用シート24が配されている。これら一対の立体ギャザー形成用シート24,24は、それぞれ図2及び図3に示すように、横方向Yの一端側が他の構成材に固定されて固定端とされ、横方向Yの他端側が他の構成材に非固定の自由端とされており、その自由端近傍には立体ギャザー形成用の弾性部材25が縦方向Xに伸長状態で配設されており、おむつ1の着用時には、その立体ギャザー形成用の弾性部材25の収縮力により、立体ギャザー形成用シート24の自由端が立起し立体ギャザーが形成される。また、股下部Cにおいて、立体ギャザー形成用の弾性部材25の横方向Yの両外側のそれぞれにレッグギャザー形成用の弾性部材26が配設されており、おむつ1の着用時には、そのレッグギャザー形成用の弾性部材26の収縮力により、立体ギャザーより横方向外側にレッグギャザーが形成される。
吸収体23は、図2及び図3に示すように、液保持性の吸収性コア231と、吸収性コア231を被覆するコアラップシート232とを有する。おむつ1においては、吸収性コア231とコアラップシート232とが接着剤(図示せず)を介して固定されて吸収体23が形成されている。また、吸収体23は、接着剤(図示せず)を介して表面シート21と固定されており、かつ、接着剤(図示せず)を介して裏面シート22と固定されている。このコアラップシート232は、肌対向面側のコアラップシート2321と非肌対向面側のコアラップシート2322とを有している。両コアラップシート2321,2322は、互いに独立したシートであってもよく、すなわち2枚のコアラップシートにより吸収性コア231の全体を包んでもよい。勿論、両コアラップシート2321,2322で1枚のコアラップシート232を構成し、この1枚のコアラップシートにより吸収性コア231の全体を包むこともよい。吸収体23を形成するための接着剤が、肌対向面側のコアラップシート2321及び非肌対向面側のコアラップシート2322の少なくとも一方に塗布されている。
おむつ1の吸収性コア231は、図1に示すように、股下部Cの縦方向Xに沿う左右両側縁が横方向Yの内側に凸状に湾曲形成されており、全体として、縦方向Xの中央部が括れた砂時計状の形状を有している。一方、吸収性コア231を被覆するコアラップシート232は、図1に示すように、その縦方向Xに沿う左右両側縁がその全長にわたって縦方向Xに延びる直線状であり、括れ部を有していない。したがって、吸収体23における吸収性コア231の括れ部の形成部分(股下部Cに位置する部分)では、コアラップシート232の横方向Yの長さすなわち幅は、吸収性コア231の幅よりも長い。なお、前記括れ部の形成部分での断面を示す図2及び図3では、吸収性コア231とコアラップシート232とが互いに同幅のように記載しているが、これらの図はあくまで全体構成を説明するための模式的な図であり、吸収性コア231の括れ部の左右両側縁部におけるコアラップシート232の状態を必ずしも正確に示したものではない。
本実施形態の使い捨ておむつ1の構成材について説明すると、表面シート21、裏面シート22及び吸収体23としては、それぞれ、通常使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。表面シート21としては、例えば、親水性で、かつ液透過性の不織布等を用いることができる。裏面シート22としては、例えば、液不透過性又は撥水性の樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布の積層体等を用いることができる。樹脂フィルムは透湿性を有していてもよい。吸収体23を構成する吸収性コア231としては、例えば、パルプ繊維等の繊維の集合体若しくは不織布を用いることができ、又は繊維の集合体若しくは不織布に高吸収性ポリマーの粒子を保持させたものを用いることができる。
吸収体23を構成するコアラップシート232、すなわち肌対向面側のコアラップシート2321及び非肌対向面側のコアラップシート2322は、それぞれ、不織布により構成されている。斯かる不織布としては透水性の不織布が好ましい。従来、透水性の薄紙によりコアラップシートを構成する場合があるが、透水性の不織布によりコアラップシートを構成することにより、コアラップシートが透水性の薄紙である場合に比して、吸収体の柔軟性や体液に対する吸収速度を高め、かつ、透気性を良くすることができるために、本発明では、コアラップシートの構成材として、好ましくは透水性の不織布を採用する。透水性の不織布としては、例えば、スパンボンド-メルトブローン-スパンボンド(SMS)不織布を例示できる。
吸収性コア231とコアラップシート232とを固定するための接着剤、吸収体23と表面シート21及び裏面シート22と固定するための接着剤、立体ギャザー形成用シート24と表面シート21とを固定するための接着剤等の各々の接着剤としては、通常使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができ、例えば、ホットメルト接着剤を用いることができる。なお、各接着剤の塗工パターンは、スプレーガン、コーターガン等を用いてベタ塗りすることが好ましいが、直線状、スパイラル状、オメガ字状、ドット状等のパターン塗工を行うこともできる。
(貫通隙間部の構造)
図1~図3に示すように、吸収性コア231には、少なくとも股下部Cに設けられかつ縦方向Xに延びるように、少なくとも1つの貫通隙間部6が形成されている。おむつ1は、吸収性コア231に貫通隙間部6を2つ(一対)有している。貫通隙間部6は、吸収性コア231を厚み方向において貫通している。
本実施形態において、貫通隙間部6は、股下部Cにおける吸収体23の横方向Yの中央部に一対形成されている。図2に示すように、一対の貫通隙間部6,6は、それぞれ、図1に示す如き平面視において長方形形状を有し、その長手方向が縦方向Xに一致している。貫通隙間部6は、少なくとも着用者のペニス等の排泄部と対向する排泄部対向部を含む股下部Cに配されればよく、例えば、その腹側部A側の縦方向Xの端部が腹側部Aに配置されることができ、その背側部側の縦方向Xの端部が背側部Bに配置されることができる。また、貫通隙間部6の数は特に制限されず、1つでもよく、3つ以上でもよい。また、本実施形態では、一対の貫通隙間部6,6が中心線CLに対して対称に形成されているが、貫通隙間部6が複数形成されている場合にそれらがこのように中心線CLに対して対称に形成されていなくてもよく、複数の貫通隙間部6どうしは、平面視における形状及び寸法が互いに異なっていてもよい。また、本実施形態における貫通隙間部6の横方向Yの長さすなわち幅は、その長手方向(縦方向X)において一定であるが、一定でなくてもよい。
本実施形態の貫通隙間部6は、吸収性コア231を厚み方向に貫通した溝(底部を有しない溝)であり、吸水性ポリマーやパルプ繊維といった吸収体形成材が存在しない領域である。しかし、貫通隙間部6は、吸収性コア231における貫通隙間部6付近の貫通又は圧縮されていない部分に比して、顕著に低い坪量(例えば1/4以下)の吸収体形成材が存在する部位(底部を有する溝)であってもよい。貫通隙間部6は、例えば、公知の積繊装置を用いて常法に従って吸収体形成材を積繊することにより吸収体(吸収性コア)を形成する際に、該積繊装置における貫通隙間部6に対応する部位に、吸収体形成材を積繊しないか、又は吸収体形成材の積繊量を他の部位よりも少なくすることにより形成される。
縦方向Xにおける一対の貫通隙間部6,6の長さL1(図1参照)は、吸収体23(吸収性コア231)の縦方向Xの長さ(全長)L2(図1参照)の20~70%、特に30~60%であることが好ましい。例えば、吸収体23又は吸収性コア231の全長L2が370mmである場合に、貫通隙間部6の長さL1が140mmであるとよい。
横方向Yにおける一対の貫通隙間部6,6の長さすなわち幅W1(図1参照)は、吸収体23の横方向Yの最大長さすなわち最大幅W2(図1参照)の2~20%、特に4~10%であることが好ましい。例えば、吸収体23の最大幅W2が120mmであり、その括れ部(吸収体23における幅が小さくなる部分)における最も小さい幅が70mmである場合に、貫通隙間部6の幅W1が5mmであるとよい。吸収体23の最大幅W2に対して貫通隙間部6の幅W1が大きすぎると、おむつ1の着用中に貫通隙間部6を介して外部からおむつ1に覆われた部分が容易に視認できるようになり、吸収性物品全体の意匠性に悪影響を与える不都合が生じ得るが、上記のように吸収体23の最大幅W2に対して貫通隙間部6の幅W1を大幅に小さくすることにより、斯かる不都合の発生が効果的に防止され得る。なお、前記の「吸収体23の最大幅W2」における「吸収体23」は、「吸収性コア231」に置換することができる。
また、図1に示した吸収性コア231は、腹側部Aの幅が背側部Bの幅より大きい。例えば、吸収性コア231の背側部Bの幅が100mmである場合に、吸収性コア231の腹側部Aの幅は120mmであるとよい。この構造にすることにより、腹側部Aにおける吸収拡散面積を大きくすることができ、体液(尿)量が多い腹側部Aでの液漏れを防止する効果が得られる。なお、図1に示す形態では、吸収体23の幅(コアラップシート232の幅)はその全長にわたって一定である。
図1に示すように、一対の貫通隙間部6,6のそれぞれが、横方向Yにおいて吸収性コア231の括れ部の幅が最も小さい部分(最小幅部)を横方向Yに約1/3に分割した場合の分割線の位置している。この吸収性コア231の括れ部の最小幅部は、股下部Cに位置している。具体的には、2つの貫通隙間部6,6のそれぞれの横方向Yの中心を通じて縦方向Xに仮想的に延伸している中心線VLは、吸収性コア231の括れ部の最小幅部を横方向Yに約三等分に区分する。すなわち、1)横方向Yの左側(一方側)の貫通隙間部6の中心線VLと吸収性コア231の括れ部の最小幅部の左側縁(該一方側の側縁)との横方向Yの離間距離と、2)横方向Yの右側(他方側)の貫通隙間部6の中心線VLと吸収性コア231の括れ部の最小幅部の右側縁(該他方側の側縁)との横方向Yの離間距離と、3)一対の貫通隙間部6,6の中心線VL,VLどうしの横方向Yの間隔とは、概ね等しい。例えば、吸収性コア231の括れ部の最小幅部の幅が70mmである場合に、2つの貫通隙間部6,6の中心線VL,VLどうしの横方向Yの間隔が約23mmであることが好ましい。この2つの貫通隙間部6,6の中心線VL,VLどうしの横方向Yの間隔の実際の数値は、製造誤差が存在することがある。この場合は、この誤差が±3mm、特に±1mmの範囲内にあることが好ましい。
このように、着用者の排泄部に対向する排泄部対向部を含む股下部Cに位置する吸収性コア231に、貫通隙間部6を形成することにより、貫通隙間部6が形成されていないフラットの吸収体と比べて、体液の吸収速度を大幅に向上させることができ、肌と尿の接触による湿潤感やかぶれ等の不具合も軽減できる。
おむつ1は、貫通隙間部6に、吸収性コア231の肌対向面側を覆う肌対向面側のコアラップシート2321と吸収性コア231の非肌対向面側を覆う非肌対向面側のコアラップシート2322とが接合されている接合部61を備えている。
本実施形態において、接合部61は図2及び図3に示すように、吸収体23の厚み方向において非肌対向面側(裏面シート22側)に位置している。すなわち、吸収性コア231の肌対向面側を覆うコアラップシート2321が、貫通隙間部6の形成位置において該貫通隙間部6を構成する壁部に沿って凹んで非肌対向面側に突出し、かつ、そのコアラップシート2321の非肌対向面側への突出部が、該貫通隙間部6の形成位置において、吸収性コア231の非肌対向面側を覆うコアラップシート2322に接合されることで、それら2枚のコアラップシートどうしの接合部61が形成されている。
本実施形態においてはこのように、2枚のコアラップシートどうしの接合部61が、吸収体23の厚み方向において非肌対向面側に位置しているが、要は、肌対向面側のコアラップシート2321と非肌対向面側のコアラップシート2322とが貫通隙間部6において接合されて接合部61が形成されていればよく、接合部61は、吸収体23の厚み方向において肌対向面側に位置してもよく、又は吸収体23の厚み方向において中央部に位置してもよい。ここでいう、「吸収体23の厚み方向における肌対向面側、中央部、非肌対向面側」とは、吸収体23における貫通隙間部6及び後述する圧縮凹部7の非形成部を厚み方向に三等分した場合の各部を意味する。例えば、「接合部61が吸収体23の厚み方向において非肌対向面側に位置している」ということは、吸収体23における貫通隙間部6及び圧縮凹部7の非形成部の非肌対向面から、該非形成部の厚み方向に該非形成部の厚みの1/3に相当する距離離間した位置にわたる領域に、接合部61が位置していることを意味する。接合部61が吸収体23の厚み方向において非肌対向面側に位置していることにより、吸収した液が、吸収体23の非肌対向面に一層素早く導流され、また、吸収体23に一層効率よく吸収され得る。
なお、本実施形態において、肌対向面側のコアラップシート2321と非肌対向面側のコアラップシート2322との接合部61は、貫通隙間部6の縦方向Xのほぼ全長に存在している。ここで、「ほぼ全長」とは、貫通隙間部6の縦方向Xの完全な全長(長さL1)の90%以上であることをいう。
接合部61は、例えば以下のように形成される。
先ず、予め、肌対向面側のコアラップシート2321及び非肌対向面側のコアラップシート2322の2枚のうちの少なくとも1枚における、貫通隙間部6と対応する位置(平面視において貫通隙間部6と重なる位置)にホットメルト接着剤等の接着剤を塗布する。この貫通隙間部6における接着剤の塗布面積率は、10%~100%、特に20%~80%であることが好ましい。例えば、50%である。この接着剤の塗布面積率は、コアラップシート232における貫通隙間部6と対応する位置の面積に対する、接着剤の塗布面積の割合を100分率で表したものである。
次に、2枚のコアラップシート2321,2322により吸収性コア231を包んで吸収体23を得た後に、吸収体23の貫通隙間部6に対して加熱加圧処理を行うことにより、2枚のコアラップシートどうしを接合させて接合部61を形成する。具体的には例えば、本実施形態のように接合部61が吸収体23の非肌対向面側に位置する形態を得る場合には、吸収体23の肌対向面側から貫通隙間部6に対してヒートシールローラーを押し付けて、ヒートシール加工により2枚のコアラップシート2321、2322どうしを貫通隙間部6にて接合させて接合部61を形成する。この貫通隙間部6におけるヒートシール加工(加熱加圧処理)の面積率は20%~100%、特に40%~80%であることが好ましい。例えば、60%である。このヒートシール加工の面積率は、コアラップシート232における貫通隙間部6と対応する位置の面積に対する、被加工部すなわち接合部61の面積の割合を100分率で表したものである。このように加熱加圧処理を行うことにより、2枚のコアラップシート2321、2322をより強く接合させる。なお、本明細書において、「ヒートシール」とは、熱シールだけでなく、高周波シール、超音波シールを含んでいる。
上記のように、肌対向面側のコアラップシート2321と非肌対向面側のコアラップシート2322との貫通隙間部6での接合部61は、ホットメルト接着剤等の接着剤を使用して、かつヒートシール加工等の加熱加圧処理により形成することができる。こうして形成された接合部61においては、2枚のコアラップシートどうしが、接着剤を介して接合されているとともに、加熱加圧処理によって溶融接合されている。このようにホットメルト接着剤とヒートシール加工との両者を利用することは、その中の何れか1つだけを利用する場合と比べて、コアラップシートどうしの接合効果が優れており、吸収体をより安定な形にすることができる。
ヒートシール加工の如き加熱加圧処理を用いて形成された接合部61のパターン(接合部61の平面視形状及び配置)は特に制限されず、種々のパターンをとることができる。図4には、接合部61のパターン(ヒートシール加工により形成される接合部61のヒートシールパターン)の具体例が示されている。吸収体23(貫通隙間部6)の平面視において、例えば、接合部61が縦方向Xにおいて連続的に延伸しているヒートシールパターンとして、図4(a)に示す「ベタ状のパターン」(貫通隙間部6の平面視における全域に接合部61が存在するパターン)、図4(b)に示す「平面視折れ線状の接合部61が縦方向Xにおいて連続的に延伸しているパターン」、図4(c)に示す「平面視曲線状の接合部61が縦方向Xにおいて連続的に延伸しているパターン」が挙げられる。また、接合部61が縦方向Xにおいて非連続的に延伸している(複数の接合部61が縦方向Xにおいて間欠配置されている)ヒートシールパターンとして、図4(d)~図4(f)に示すドット、ストライプ、曲線の接合部61が縦方向Xにおいて非連続的に延伸しているパターンが挙がれる。より具体的には、図4(d)では、ドット状(より具体的には菱形形状)の接合部61が縦方向X及び横方向Yの双方に間欠配置され、図4(e)では、縦方向X及び横方向Yの双方に対して直交せずに交差する方向に延伸するストライプ状の接合部61が縦方向Xに間欠配置され、図4(f)では、縦方向Xの一方側に向かって凸の弧状の接合部61と他方側に向かって凸の弧状の接合部61とが縦方向Xに交互に間欠配置されている。特に好ましい接合部61のパターン(ヒートシールパターン)は、図4(d)~図4(f)に示す如き、縦方向Xにおいて非連続的に延伸しているパターンであり、これにより、図4(a)~図4(c)に示す如き縦方向Xにおいて連続的に延伸しているパターンに比して、接合部61の柔軟性が高められる。
このように、肌対向面側のコアラップシート2321と非肌対向面側のコアラップシート2322とを貫通隙間部6に接合させることにより、吸収性コア231を固定することができ、吸収性コア231が移動しにくくなるために、吸収体23は全体の形状が安定になり、破損し難い。また、前述したように、一対の貫通隙間部6,6のそれぞれが横方向Yにおいて、吸収性コア231の括れ部の幅が最も小さい部分(最小幅部)の約1/3に位置することにより、吸収体23(吸収性コア231)は全体の形状が対称性を有し、バランスがよくなるために、形状の安定性が高まり、更に破損し難い。
(圧縮凹部の構造)
図1~図3に示すように、吸収性コア231には複数の圧縮凹部7が形成されている。圧縮凹部7は、図1に示す如き平面視において一方向に延びる線状を有しており、その一方向に連続する線の数=圧縮凹部7の数である。
圧縮凹部7はエンボス加工により形成される。典型的には、圧縮凹部7は、例えば突起パターンを周面に備えたエンボスロールと表面が平滑なアンビルロールとの間で吸収体23を加圧するエンボス加工により形成される。このように吸収体23にエンボス加工を施した場合、吸収性コア231及びこれを被覆するコアラップシート232が一体的に圧縮されるため、斯かるエンボス加工により形成された圧縮凹部7においては、図2及び図3に示すように、吸収性コア231及びコアラップシート232(図示の形態では肌対向面側のコアラップシート2321)が一体的に凹んでいる。
吸収体23における圧縮凹部7の形成部分(吸収体23の平面視において圧縮凹部7と重なる部位)、例えば図2及び図3に示す形態であれば、圧縮凹部7の底面から非肌対向面側のコアラップシート2322までの吸収体23の部分は、密度がその近傍の圧縮されていない吸収体23の部分よりも高い高密度部71である。
このようにエンボス加工により吸収体23の肌対向面側に圧縮凹部7を形成することにより、体液を吸収体23の表面にて速やかに拡散させ、吸収した体液を吸収性コア231の非肌対向面側に素早く導くことができる。かつ、エンボス加工により吸収体23の一部を圧密化させ、吸収体23に高密度部71を形成することにより、吸収体23全体の剛性を高めることができ、吸収体23全体の形状及び構造を安定させることができる。よって、吸収体23が着用者の脚の動きにより揉まれても、破損し難い。
図2及び図3には、圧縮凹部7が吸収体23(吸収性コア231及びコアラップシート232を含む)に対して肌対向面側からエンボス加工を行うことにより形成された構造を示している。一方、圧縮凹部7が吸収体23に対して非肌対向面側からエンボス加工を行うことにより形成されるようにしてもよい。この場合に、吸収体23の厚み方向において、この圧縮凹部7の底面から肌対向面側のコアラップシート2321までの吸収体23の部分は、密度がその近傍の圧縮されていない吸収体の部分よりも高い高密度部71である。
前述したように、圧縮凹部7は、吸収体23(吸収性コア231)の肌対向面側から非肌対向面側に凹むか、又は吸収体23(吸収性コア231)の非肌対向面側から肌対向面側に凹む。肌対向面側から非肌対向面側に凹む圧縮凹部7と、非肌対向面側から肌対向面側に凹む圧縮凹部7とが併存してもよい。圧縮凹部7は、図2及び図3に示すように、吸収体23(吸収性コア231)の肌対向面側から非肌対向面側に凹むことが好ましく、それによって、圧縮凹部7が体液の導通路として機能し、体液が吸収体23の面方向に速やかに拡散されるようになる。
図1に示す如き吸収体23(吸収性コア231)の平面視において、複数の圧縮凹部7が線状に延びており、かつ、複数の圧縮凹部7中の何れか1つの圧縮凹部7と他の何れか1つの圧縮凹部7とは、直接に連通しているか、又は1つ以上の別の圧縮凹部7を介して連通している。本実施形態では図1に示すように、吸収体23の平面視において、多数の線状の圧縮凹部7は交差して菱形のセルによる網状に形成されている。より具体的には、吸収性コア231の肌対向面においては、縦方向X及び横方向Yの双方と直交せずに交差する方向に延びる平面視連続直線状の圧縮凹部7(以下、「第1圧縮凹部7」ともいう。)が複数形成されているとともに、縦方向X、横方向Y及び該第1交差方向の何れとも直交せずに交差する方向に延びる平面視連続直線状の圧縮凹部7(以下、「第2圧縮凹部7」ともいう。)が複数形成され、第1圧縮凹部7と第2圧縮凹部7とが交差することで直接に連通しているとともに、1つの第1圧縮凹部7とこれと平行に延びる他の1つの第1圧縮凹部7とが、1つ以上の第2圧縮凹部7を介して連通し、また、1つの第2圧縮凹部7とこれと平行に延びる他の1つの第2圧縮凹部7とが、1つ以上の第1圧縮凹部7を介して連通している。そして、吸収性コア231の肌対向面は、このように互いに交差する複数の平面視線状の圧縮凹部7によって、複数の平面視菱形形状のセルに区分されている。このセルの形状は菱形に限定されず、三角形、四角形、五角形等の多辺形等の形状でもよい。更に、吸収性コア231の肌対向面には、吸収性コア231の輪郭に沿って形成された、平面視において閉じた形状(より具体的には砂時計状)の圧縮凹部7(以下、「第3圧縮凹部7」ともいう。)が形成され、第1圧縮凹部7及び第2圧縮凹部7は、第3圧縮凹部7によって包囲された領域に形成され、第3圧縮凹部7と直接に連通している。このように複数の圧縮凹部7どうしが直接又は間接に互いに連通することにより、吸収体23(吸収性コア231)の保形性をさらに向上させることができ、かつ、体液が速やかに拡散する連通路を形成することができ、体液の拡散速度を高めることができる。
線状の圧縮凹部7の幅Wh(線幅)(図1参照)は、貫通隙間部6の横方向Yの長さすなわち幅W1(図1参照)よりも小さく、貫通隙間部6の幅W1の20%~80%であることが好ましい。例えば、貫通隙間部6の幅W1が5mmである場合に、圧縮凹部7の幅Whは2mmであるとよい。また、圧縮凹部7の吸収体23の厚み方向の長さ(深さ)h1(図2及び図3参照)は、吸収体23の全厚さh2(図2及び図3参照)の20%以上、80%以下であることが好ましく、特に、20%以上、50%以下であることが好ましい。圧縮凹部7の幅Wh及び深さh1がそれぞれ上記の数値範囲内にあると、吸収体23の柔軟性及び保形性を両立することができるために、好ましい。
本実施形態においては、図1に示すように、複数の圧縮凹部7の少なくとも1つが貫通隙間部6と交差している。図1は、線状に延伸する複数の圧縮凹部7が網状に形成され、かつ、複数の圧縮凹部7と一対の貫通隙間部6,6とが複数回交差している例を示している。このように圧縮凹部7と貫通隙間部6とを交差させることにより、圧縮凹部7と貫通隙間部6とが連接して体液の拡散路が形成され、貫通隙間部6に吸収された大量な体液をスムーズにかつ速やかに圧縮凹部7に拡散させることができる。このため、体液の拡散速度を高めることができる。
圧縮凹部7は、吸収体23(吸収性コア231)の肌対向面及び/又は非肌対向面の全域に形成されてもよいが、該肌対向面及び/又は該非肌対向面の一部のみに形成されてもよい。圧縮凹部7は、少なくとも前記排泄部対向部に形成されることが好ましく、前記排泄部対向部及びその近傍に形成されることがより好ましく、股下部Cに形成されることが更に好ましい。このようにすることによって、吸収体23の前記排泄部対向部での保形性が高まって、好適な着用感が得られ易くなるとともに、液漏れの抑制にも有効である。
本実施形態においては、吸収体23において圧縮凹部7が設けられていない領域が存在している。具体的には、図1に示すように、吸収体23の肌対向面における外縁部分(例えば横方向Yに沿う前後縁それぞれから25mmの範囲、縦方向Xに沿う左右縁それぞれから10mmの範囲)にはエンボス加工が行われておらず、圧縮凹部7が設けられていない。これにより、着用時の好適な着用感が得られ易くなる。
図5には、本発明に係る吸収体の他の実施形態が示されている。後述する他の実施形態については、前述したおむつ1と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、おむつ1についての説明が適宜適用される。
図2及び図3に示す圧縮凹部7の幅(線状の圧縮凹部7の長手方向と直交する方向の長さ)は、吸収体23の厚み方向において一定であったが、図5に示す圧縮凹部7Aの幅は、吸収体23の厚み方向外方から内方に向かって漸次減少している。すなわち図5に示すように、圧縮凹部7Aは、吸収体23の肌対向面側から非肌対向面側に凹んでおり、該圧縮凹部7Aの幅は、肌対向面側から非肌対向面側に向かって連続的に小さくなっている。これにより、圧縮凹部7Aの形成位置に存する高密度部71においては、該高密度部71の縁部から中心に向かって密度が大きくなる密度差が存在しているために、液体が低密度部(高密度部71の縁部)から高密度部(高密度部71の中心)に流れやすくなり、その結果、大量の体液に対する吸収体23の吸収速度を向上させることができる。なお、圧縮凹部7Aが、図5とは逆に、吸収体23の非肌対向面側から肌対向面側に凹んでいる場合、該圧縮凹部7Aは、非肌対向面側から肌対向面側に向かって連続的に小さくなっていてもよく、その場合でも前記効果が奏される。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に何ら制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本発明の吸収性物品は、着用者の腹側に配される腹側シート部材と、着用者の背側に配される背側シート部材とに分割されており、吸収性本体がこれら両シート部材に架け渡して固定される構造を採用することもできる。
また、本発明の吸収性物品は展開型の使い捨ておむつに限定されず、人体から排出した体液を吸収する他の吸収性物品、例えば、パンツ型使い捨ておむつ、生理用ナプキン、生理用ショーツ等も含まれる。
前述した本発明の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
<1> 肌対向面側に配された表面シートと、非肌対向面側に配された裏面シートと、これら両シート間に配された吸収体とを備え、腹側部、背側部及び股下部に区分された縦長の吸収性本体を備えており、かつ、前記腹側部から前記股下部を介して前記背側部に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有している吸収性物品であって、
前記吸収体は、液保持性の吸収性コアと該吸収性コアを被覆するコアラップシートとを有し、前記コアラップシートは不織布により構成され、肌対向面側のコアラップシートと非肌対向面側のコアラップシートとを有しており、
前記吸収性コアに、少なくとも前記股下部に設けられかつ縦方向に延びるように、少なくとも1つの貫通隙間部が形成され、該貫通隙間部は前記吸収性コアを厚み方向において貫通しており、
更に、前記吸収性コアに複数の圧縮凹部が形成され、該複数の圧縮凹部が線状に延びており、かつ、該複数の圧縮凹部中の何れか1つと他の何れか1つとは、直接に連通しているか、又は1つ以上の別の圧縮凹部を介して連通しており、
前記貫通隙間部に、前記肌対向面側のコアラップシートと前記非肌対向面側のコアラップシートとが接合されている接合部を備えている吸収性物品。
<2> 前記圧縮凹部の少なくとも1つが前記貫通隙間部と交差している、前記<1>に記載の吸収性物品。
<3> 前記接合部において、前記肌対向面側のコアラップシートと前記非肌対向面側のコアラップシートとがホットメルト接着剤を介して接合されている、前記<1>又は<2>に記載の吸収性物品。
<4> 前記接合部において、前記肌対向面側のコアラップシートと前記非肌対向面側のコアラップシートとが、ホットメルト接着剤を介して接合されているとともに、溶融接合されている、前記<1>又は<2>に記載の吸収性物品。
<5> 前記ホットメルト接着剤は、前記肌対向面側のコアラップシート及び前記非肌対向面側のコアラップシートの少なくとも1枚に塗布されている、前記<3>又は<4>に記載の吸収性物品。
<6> 前記接合部は縦方向に連続的に延伸するものである、前記<1>~<5>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<7> 前記接合部は縦方向に非連続的に延伸するものである、前記<1>~<5>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<8> 前記接合部は前記吸収体の厚み方向において非肌対向面側に位置する、前記<1>~<7>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<9> 2つの前記貫通隙間部を有する、前記<1>~<8>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<10> 前記股下部において、前記吸収性コアの縦方向に沿う左右両側縁が横方向内側に括れており、2つの前記貫通隙間部のそれぞれの横方向中心を通じて縦方向に延伸している中心線は、前記吸収性コアの括れ部の幅が最も小さい部分を横方向に三等分に区分する、前記<9>に記載の吸収性物品。
<11> 前記圧縮凹部はエンボス加工により形成される、前記<1>~<10>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<12> 前記吸収体の厚み方向に、前記圧縮凹部の幅は、肌対向面側から非肌対向面側に向かって、又は非肌対向面側から肌対向面側に向かって連続的に小さくなる、前記<1>~<11>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<13> 前記圧縮凹部は、前記吸収体の肌対向面側から非肌対向面側に凹む、前記<1>~<12>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<14> 前記圧縮凹部は、前記吸収体の非肌対向面側から肌対向面側に凹む、前記<1>~<13>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<15> 前記吸収体において前記圧縮凹部が形成されていない領域が存在している、前記<1>~<14>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<16> 前記吸収体の外縁部分に前記圧縮凹部が形成されていない、前記<15>に記載の吸収性物品。
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
花王(上海)産品服務有限公司製の市販の赤ちゃん用の展開型の使い捨ておむつ(商品名「メリーズ エクストラドライ M」から吸収体「本発明の吸収性コア及びコアラップシートを含む吸収体と対応する」)を取り除いて、その吸収体が取り除かれた位置に下記の吸収体試験体を配置して、他の部分を復元することで、評価用の赤ちゃん展開型の使い捨ておむつを得た。
評価用の吸収体試験体は、吸収性コアと該吸収性コアを被覆する不織布コアラップシートとを有するもので、基本的な構成は図1~図3に示す吸収体23と同じであった。吸収体試験体の吸収性コアは、坪量が200g/mのパルプ繊維と坪量が286g/mの高吸水性ポリマーとを有していた。不織布コアラップシートとして、10g/mのSMS(スパンボンド-メルトブローン-スパンボンド)不織布を採用した。吸収性コアには、2つの貫通隙間部が形成されていた。吸収性コアとSMS不織布コアラップシートとを接着するための吸収体の接着剤はホットメルト接着剤であり、肌対向面側のSMS不織布コアラップシートと非肌対向面側のSMS不織布コアラップシートとの両者に塗布されていた。肌対向面側のホットメルト接着剤は2.2g/mでスパイラル状に塗布され、非肌対向面側のホットメルト接着剤は24g/mでベタにコートされていた。その中、貫通隙間部における接着剤の塗布面積率は50%であり、貫通隙間部におけるヒートシール加工の面積率は60%であった。吸収体試験体の肌対向面における多数の圧縮凹部は菱形のセルによる網状に形成されていた。圧縮凹部の形成時における吸収体試験体の圧縮加工時の加工圧力は0.4MPaであった。貫通隙間部において肌対向面側のSMS不織布コアラップシートと非肌対向面側のSMS不織布コアラップシートとを接合するためのヒートシール加工時の加工温度は170度であった。
縦方向Xに、吸収体試験体(吸収性コア)の全長は370mmであり、圧縮凹部が存在している領域の長さは320mmであり、貫通隙間部の長さは140mmであった。横方向Yに、吸収体試験体の吸収性コアは、腹側部における最大幅が120mmであり、背側部における最大幅が100mmであり、括れ部における最小幅が70mmであった。貫通隙間部の幅は5mmであり、左側の貫通隙間部の中心線と括れ部の幅が最も小さい部分の左側縁の距離は23.3mmであり、右側の貫通隙間部の中心線と括れ部の幅が最も小さい部分の右側縁の距離は23.3mmであった(すなわち、2つの貫通隙間部のそれぞれの横方向中心を通じて縦方向に延伸している中心線(図中符号VLで示す線に相当)は、吸収体試験体の吸収性コアの括れ部の幅が最も小さい部分を横方向に約三等分に区分していた)。圧縮凹部が存在している領域は、腹側部における最大幅は100mmであり、背側部における最大幅は80mmであり、股下部における最大幅は48.5mmであり、線状に延伸する圧縮凹部毎の線幅は2mmであった。菱形加工により形成された圧縮凹部中の並行の線と線との間の距離は20mmであり、線と線との交差角は30度であった。
〔比較例1〕
比較例1として、貫通隙間部及び圧縮凹部が形成されていない吸収体を使用した。その他の点は実施例1と同じである。
〔比較例2〕
比較例2として、実施例1と同様にエンボス加工による圧縮凹部が形成されているが、貫通隙間部が形成されていない吸収体を使用した。その他の点は実施例1と同じである。
〔比較例3〕
比較例3として、実施例1のように貫通隙間部が形成されているが、貫通隙間部において、肌対向面側のSMS不織布コアラップシートと非肌対向面側のSMS不織布コアラップシートとが接合されず、かつ、圧縮凹部が形成されていない吸収体を使用した。その他の点は実施例1と同じである。
(評価方法及び結果)
各実施例及び比較例のおむつについて、下記方法により吸収時間及び吸収体破壊動作回数を測定した。その結果を下記表1に示す。
<吸収時間の測定方法>
加圧WB(wetback)法により実施例及び比較例1~3のおむつの液体に対する吸収時間を測定した。具体的な測定方法は以下のとおり。実施例及び比較例1~3の各評価用のおむつを基板としてのアクリル板の上に固定する。一方、円筒状の分液漏斗を備えたアクリル板を、上方からおむつを覆うように、かつ、分液漏斗の注入口の中心がおむつの縦方向中心線CL(図1参照)における吸収体腹側端部から150mm離間している位置にあるように配置して、該分液漏斗の注入口から、赤く着色した人工尿120mlを3回に分けて10分おきに40mlずつ注入する。40ml人工尿が注入された度にかかる時間を測定して、液体の吸収時間(秒)を得る。吸収時間が短いほど吸収速度が速く、高評価となる。
<吸収体破壊動作回数の測定方法>
評価対象のおむつを、表面シートを内側にして縦方向に2つ折りし、人工尿の注入予定部である吸収体の中心部の両脇を手指で把持して上下方向に交互に動かす。この上下動作を50回繰り返した後、おむつの各部を伸長させて図1に示す如く平面状に拡げ、表面シートを上に向けて水平面上に固定した状態で、上記のように人工尿40gを注入して吸収させ、その後、自然状態で3分間放置する。次いで、おむつに対し、人工尿の注入前に行った前記上下動作を再び行う。この上下動作は、おむつ着用中の赤ちゃんの脚の動きを想定したものである。この上下動作を吸収体が壊れるまで繰り返し、吸収体が壊れるのに要した上下動作の回数を、吸収体破壊動作回数とする。吸収体の一部でも崩れた場合は、「吸収体が壊れた」と判断する。吸収体破壊動作回数が多いほど、吸収体の保形性に優れ、着用中に吸収体が壊れにくいと判断でき高評価となる。
上記測定方法で使用する人工尿の組成は次の通りである。尿素1.94質量%、塩化ナトリウム0.7954質量%、硫酸マグネシウム(七水和物)0.11058質量%、塩化カルシウム(二水和物)0.06208質量%、硫酸カリウム0.19788質量%、ポリオキシエチレンラウリルエーテル0.0035質量%及びイオン交換水(残量)。
Figure 0007160645000001
表1から分かるように、吸収体がフラットである比較例1、吸収体に圧縮凹部が形成されているが貫通隙間部が形成されていない比較例2は、何れも吸収体の吸収時間が非常に長く、すなわち吸収速度が非常に遅かった。これに対して、実施例1、貫通隙間部が形成されている比較例3は、何れも吸収速度が三回の注入において何れも明らかに速かった。
吸収体の保形性に関し、比較例3は、貫通隙間部が形成されていることによって、吸収体破壊動作回数が非常に少なく、すなわち吸収体が非常に破損しやすかった。これに対して、比較例1、2は、貫通隙間部が形成されていないため、吸収体破壊動作回数が多かった。実施例1の吸収体破壊動作回数は、貫通隙間部が形成されているにもかかわらず、比較例1~3の吸収体に比べて大幅に増大していた。これは、貫通隙間部において、肌対向面側のコアラップシートと非肌対向面側のコアラップシートとが接合されて接合部が形成されているためと推察される。すなわち実施例1は、比較例1~3の吸収体に比べて、吸収体の保形性に優れ、着用時に吸収体が破損し難い。
上記から分かるように、実施例1を包含する本発明は、吸収体に貫通隙間部及び圧縮凹部を共に形成することにより、吸収体の体液に対する吸収速度を大幅に高めることができ、かつ、吸収体の保形性を良くすることができ、着用時に吸収体が破損しにくく、揉み崩すに対する耐破損性が大幅に向上された吸収性物品を提供することができる。
1 展開型の使い捨ておむつ(吸収性物品)
2 吸収性本体
21 表面シート
22 裏面シート
23 吸収体
3 サイドパネル
4 ファスニングテープ
5 ランディングシート
24 立体ギャザー形成用シート
25 立体ギャザー形成用の弾性部材
26 レッグギャザー形成用の弾性部材
231 吸収性コア
232 コアラップシート
2321 肌対向面側のコアラップシート
2322 非肌対向面側のコアラップシート
6 貫通隙間部
61 接合部
7,7A 圧縮凹部
71 高密度部
A 腹側部
B 背側部
C 股下部
X 縦方向
Y 横方向
CL 中心線

Claims (11)

  1. 肌対向面側に配された表面シートと、非肌対向面側に配された裏面シートと、これら両シート間に配された吸収体とを備え、腹側部、背側部及び股下部に区分された縦長の吸収性本体を備えており、かつ、前記腹側部から前記股下部を介して前記背側部に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有している吸収性物品であって、
    前記吸収体は、液保持性の吸収性コアと該吸収性コアを被覆するコアラップシートとを有し、前記コアラップシートは不織布により構成され、肌対向面側のコアラップシートと非肌対向面側のコアラップシートとを有しており、
    前記吸収性コアに、少なくとも前記股下部に設けられかつ前記縦方向に延びるように、少なくとも1つの貫通隙間部が形成され、該貫通隙間部は前記吸収性コアを厚み方向において貫通しており、
    更に、前記吸収性コアに複数の圧縮凹部が形成され、該複数の圧縮凹部が線状に延びており、かつ、該複数の圧縮凹部中の何れか1つと他の何れか1つとは、直接に連通しているか、又は1つ以上の別の圧縮凹部を介して連通しており、
    前記貫通隙間部に、前記肌対向面側のコアラップシートと前記非肌対向面側のコアラップシートとが接合されている接合部を備えており、
    前記圧縮凹部の少なくとも1つが前記貫通隙間部と交差しており、
    前記圧縮凹部の幅は、前記貫通隙間部の前記横方向の長さよりも小さい、吸収性物品。
  2. 前記貫通隙間部の前記横方向の長さは、前記吸収体の前記横方向の最大長さの2~20%である、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記接合部において、前記肌対向面側のコアラップシートと前記非肌対向面側のコアラップシートとがホットメルト接着剤を介して接合されている、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記接合部において、前記肌対向面側のコアラップシートと前記非肌対向面側のコアラップシートとが、ホットメルト接着剤を介して接合されているとともに、溶融接合されている、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  5. 前記接合部は前記縦方向に連続的に延伸するものである、請求項1~4の何れか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記接合部は前記縦方向に非連続的に延伸するものである、請求項1~4の何れか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記接合部は前記吸収体の厚み方向において非肌対向面側に位置する、請求項1~6の何れか1項に記載の吸収性物品。
  8. 前記吸収体の厚み方向に、前記圧縮凹部の幅は、肌対向面側から非肌対向面側に向かって、又は非肌対向面側から肌対向面側に向かって連続的に小さくなる、請求項1~7の何れか1項に記載の吸収性物品。
  9. 前記圧縮凹部は、前記吸収体の肌対向面側から非肌対向面側に凹む、請求項1~8の何れか1項に記載の吸収性物品。
  10. 前記吸収性コアにおいて前記圧縮凹部が形成されていない領域が存在している、請求項1~9の何れか1項に記載の吸収性物品。
  11. 前記吸収性コアは、前記股下部に、該吸収性コアの前記縦方向に沿う両側縁が前記横方向の内側に括れた括れ部を有し、
    前記股下部における前記吸収性コアの前記横方向の中央部に、前記貫通隙間部が一対形成されており、
    一対の前記貫通隙間部のそれぞれの前記横方向の中心を通じて前記縦方向に仮想的に延伸している中心線は、前記吸収性コアの前記括れ部の前記横方向の長さが最も小さい部分を該横方向に三等分に区分する、請求項1~10の何れか1項に記載の吸収性物品。
JP2018218624A 2017-12-11 2018-11-21 吸収性物品 Active JP7160645B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201711304956.0A CN109893345B (zh) 2017-12-11 2017-12-11 吸收性物品
CN201711304956.0 2017-12-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019103789A JP2019103789A (ja) 2019-06-27
JP7160645B2 true JP7160645B2 (ja) 2022-10-25

Family

ID=66941736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018218624A Active JP7160645B2 (ja) 2017-12-11 2018-11-21 吸収性物品

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7160645B2 (ja)
CN (1) CN109893345B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220362065A1 (en) * 2019-07-19 2022-11-17 Essity Hygiene And Health Aktiebolag Absorbent article
CN114173735A (zh) * 2019-07-19 2022-03-11 易希提卫生与保健公司 包括具有交替的吸收性材料的高密度区域和低密度区域的芯的吸收性物品
JP7388868B2 (ja) * 2019-10-17 2023-11-29 花王株式会社 吸収性物品
JP7452976B2 (ja) * 2019-10-17 2024-03-19 花王株式会社 吸収性物品
JP7402147B2 (ja) * 2019-12-23 2023-12-20 花王株式会社 吸収体及びその製造方法
JP7459677B2 (ja) * 2020-06-18 2024-04-02 王子ホールディングス株式会社 吸収性物品
JP7459676B2 (ja) 2020-06-18 2024-04-02 王子ホールディングス株式会社 吸収性物品

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010284418A (ja) 2009-06-15 2010-12-24 Oji Nepia Co Ltd 吸収性物品
JP2014014667A (ja) 2012-06-11 2014-01-30 Kao Corp 吸収性物品の吸収体及びそれを備えた吸収性物品。
JP2015100669A (ja) 2013-11-28 2015-06-04 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品に係る吸収体の製造装置、及び製造方法
JP2015123163A5 (ja) 2013-12-26 2016-06-16
JP2016106994A (ja) 2014-12-10 2016-06-20 王子ホールディングス株式会社 吸収性物品
JP2016112404A (ja) 2014-12-16 2016-06-23 花王株式会社 吸収性物品
JP2016112081A (ja) 2014-12-12 2016-06-23 花王株式会社 吸収性物品
JP2017196064A (ja) 2016-04-26 2017-11-02 王子ホールディングス株式会社 吸収性物品

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3012472B2 (ja) * 1995-01-13 2000-02-21 ユニ・チャーム株式会社 使い捨ておむつ
AU2008292659A1 (en) * 2007-08-24 2009-03-05 Uni-Charm Corporation Absorbing article and absorbent
JP6033765B2 (ja) 2013-12-26 2016-11-30 大王製紙株式会社 吸収性物品の製造方法
US20170333263A1 (en) * 2014-12-10 2017-11-23 Oji Holdings Corporation Absorbent article
AU2015358716B2 (en) * 2014-12-10 2018-04-26 Oji Holdings Corporation Absorbent article

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010284418A (ja) 2009-06-15 2010-12-24 Oji Nepia Co Ltd 吸収性物品
JP2014014667A (ja) 2012-06-11 2014-01-30 Kao Corp 吸収性物品の吸収体及びそれを備えた吸収性物品。
JP2015100669A (ja) 2013-11-28 2015-06-04 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品に係る吸収体の製造装置、及び製造方法
JP2015123163A5 (ja) 2013-12-26 2016-06-16
JP2016106994A (ja) 2014-12-10 2016-06-20 王子ホールディングス株式会社 吸収性物品
JP2016112081A (ja) 2014-12-12 2016-06-23 花王株式会社 吸収性物品
JP2016112404A (ja) 2014-12-16 2016-06-23 花王株式会社 吸収性物品
JP2017196064A (ja) 2016-04-26 2017-11-02 王子ホールディングス株式会社 吸収性物品

Also Published As

Publication number Publication date
CN109893345B (zh) 2022-04-12
CN109893345A (zh) 2019-06-18
JP2019103789A (ja) 2019-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7160645B2 (ja) 吸収性物品
JP5997945B2 (ja) パンツ型吸収性物品
JP6027861B2 (ja) 吸収性物品
JP6396755B2 (ja) 吸収性物品
JP2018000872A (ja) 吸収性物品
JP6360384B2 (ja) 吸収性物品
WO2015015969A1 (ja) 吸収性物品
JP6714444B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP2015000181A (ja) 使い捨てのパンツ型おむつ
JP2021164570A (ja) 吸収性物品の製造方法
JP2014108271A (ja) 吸収性物品
TW201630581A (zh) 用後即棄式穿著用物品
JP7159144B2 (ja) 吸収性物品
JP7315379B2 (ja) 吸収性物品
JP2017104502A (ja) 吸収性物品
JP6620004B2 (ja) 吸収性物品
JP6419454B2 (ja) 吸収性物品
JP2018086117A (ja) 吸収性物品
JP7153002B2 (ja) 吸収性物品
JP3240909U (ja) 使い捨ておむつ
JP7454405B2 (ja) 吸収性物品
RU2772170C2 (ru) Впитывающее изделие
JP2018102809A (ja) 吸収性物品
JP2022114300A (ja) 吸収性物品
JP2021164571A (ja) 吸収性物品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220916

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221013

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7160645

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151