JP2022114300A - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、吸収性物品の装着感を向上可能な技術を提供することを目的とする。【解決手段】着用者が排出した液体を吸収する吸収性物品であって、吸収体と、吸収体の肌面側に形成された第1凹部と、吸収体の肌面側に貼着された肌面側シートであって、第1凹部の表面の少なくとも一部と接着された肌面側シートと、を備える。【選択図】図5
Description
本発明は、吸収性物品に関する。
尿や体液等の液体を吸収する吸収性物品において、吸収体の肌面側に圧搾溝等の凹部を設けることが知られている(例えば、特許文献1)。
吸収体の肌面側に形成された凹部は、吸収体が尿を吸収することにより膨張して潰れてしまう。吸収性物品は、凹部が潰れてしまうと、凹部により確保していた通気性が損なわれてしまう。このため、吸収性物品には、吸収体が尿を吸収した後に通気性が低下してしまい、装着感が低下するという問題がある。
本発明は、吸収性物品の装着感を向上可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明では、吸収体の肌面側に形成された第1凹部と、第1凹部の表面の少なくとも一部と接着された肌面側シートと、を設けた。
詳細には、本発明は、着用者が排出した液体を吸収する吸収性物品であって、吸収体と、前記吸収体の肌面側に形成された第1凹部と、前記吸収体の肌面側に貼着された肌面側シートであって、前記第1凹部の表面の少なくとも一部と接着された肌面側シートと、を備える。
上記吸収性物品において、前記肌面側シートは、前記第1凹部の表面全体と接着されていてもよい。
上記吸収性物品において、前記第1凹部は、溝状であってもよい。
上記吸収性物品において、前記肌面側シートは、前記第1凹部の表面の一部と接着されていてもよい。
上記吸収性物品において、前記第1凹部は、一対の壁部と、前記一対の壁部間に配置された底部とを、有し、前記肌面側シートは、前記壁部の一部と接着されていてもよい。
上記吸収性物品は、前記吸収体の非肌面側に形成された第2凹部を備え、前記第1凹部は、前記第2凹部と対応する位置に形成されていてもよい。
上記吸収性物品は、前記吸収体の非肌面側に貼着された非肌面側シートを備えていてもよい。
本発明によれば、吸収性物品の装着感を向上可能となる。
以下に、図面を参照して本発明の実施形態に係る吸収性物品について説明する。なお、以下の実施形態の構成は例示であり、本発明はこれらの実施の形態の構成に限定されるものではない。
<実施形態1>
本実施形態では、テープ型使い捨ておむつ(本願でいう「吸収性物品」の一例であり、以下、単に「おむつ」という)について、着用者の腹部に対向して配置される前身頃と背部に対向して配置される後身頃とを結ぶ方向を長手方向とする。これらの前身頃(長手方向の一側)と後身頃(長手方向の他側)との間(長手方向の中央)には、着用者の股下に配置(股間に対向して配置)される股下部が位置する。また、おむつが着用者に装着された状態(以下、「装着状態」と略称する)において、着用者の肌に向かう側(装着された状態で内側)を肌面側とし、肌面側の反対側(装着された状態で外側)を非肌面側とする。さらに、肌面側と非肌面側とを結ぶ方向を厚み方向とし、長手方向と厚み方向の何れにも直交する方向を幅方向とする。そのほか、厚み方向から視ることを平面視とする。
本実施形態では、テープ型使い捨ておむつ(本願でいう「吸収性物品」の一例であり、以下、単に「おむつ」という)について、着用者の腹部に対向して配置される前身頃と背部に対向して配置される後身頃とを結ぶ方向を長手方向とする。これらの前身頃(長手方向の一側)と後身頃(長手方向の他側)との間(長手方向の中央)には、着用者の股下に配置(股間に対向して配置)される股下部が位置する。また、おむつが着用者に装着された状態(以下、「装着状態」と略称する)において、着用者の肌に向かう側(装着された状態で内側)を肌面側とし、肌面側の反対側(装着された状態で外側)を非肌面側とする。さらに、肌面側と非肌面側とを結ぶ方向を厚み方向とし、長手方向と厚み方向の何れにも直交する方向を幅方向とする。そのほか、厚み方向から視ることを平面視とする。
図1は、本実施形態に係るおむつの斜視図である。おむつ1は、装着状態において着用
者の陰部を覆う股下に対応する部位である股下領域1Bと、股下領域1Bの前側に位置し、着用者の前身頃に対応する部位である前身頃領域1Fと、股下領域1Bの後ろ側に位置し、着用者の後身頃に対応する部位である後身頃領域1Rとを有する。後身頃領域1Rの左右両側の縁には、前身頃領域1Fの非肌面側の面に設けられたフロントパッチ2Fへ貼着可能なテープ2L,2Rが設けられている。おむつ1は、前身頃領域1Fが着用者の腹側に配置され、後身頃領域1Rが着用者の背側に配置された状態でテープ2L,2Rがフロントパッチ2Fに貼着されると、着用者の腹囲と大腿部を取り巻く状態で着用者の身体に固定される。おむつ1がこのような形態で着用者の身体に固定されるので、着用者はおむつ1を着用した状態で立ち歩き可能である。
者の陰部を覆う股下に対応する部位である股下領域1Bと、股下領域1Bの前側に位置し、着用者の前身頃に対応する部位である前身頃領域1Fと、股下領域1Bの後ろ側に位置し、着用者の後身頃に対応する部位である後身頃領域1Rとを有する。後身頃領域1Rの左右両側の縁には、前身頃領域1Fの非肌面側の面に設けられたフロントパッチ2Fへ貼着可能なテープ2L,2Rが設けられている。おむつ1は、前身頃領域1Fが着用者の腹側に配置され、後身頃領域1Rが着用者の背側に配置された状態でテープ2L,2Rがフロントパッチ2Fに貼着されると、着用者の腹囲と大腿部を取り巻く状態で着用者の身体に固定される。おむつ1がこのような形態で着用者の身体に固定されるので、着用者はおむつ1を着用した状態で立ち歩き可能である。
おむつ1には、液体を吸収して保持することができる吸収体が主に股下領域1B付近を中心に配置されている。また、おむつ1には、おむつ1と着用者の肌との間に液体の流出経路となる隙間が形成されるのを抑制するべく、着用者の脚周り部(大腿部)を取り巻く部位にレグギャザー3AL,3ARが設けられ、レグギャザー3AL,3ARよりもおむつ1の幅方向内側に立体ギャザー3BL,3BRが設けられ、着用者の腹囲を取り巻く部位にウェストギャザー3Rが設けられている。レグギャザー3AL,3AR、立体ギャザー3BL,3BRおよびウェストギャザー3Rは、弾性部材の弾性力で着用者の肌に密着する。よって、着用者の陰部から排出される液体は、おむつ1から漏出することなくおむつ1の吸収体に吸収される。なお、弾性部材としては糸状や帯状のゴム等を適宜選択できる。
図2は、おむつ1の分解斜視図である。おむつ1は、装着状態において外表面を形成するカバーシート4を有する。カバーシート4は、長辺に相当する部位に括れ4KL,4KRを設けた略長方形の外観を有するシート状の部材であり、おむつ1の外装面を形成する。括れ4KL,4KRは、着用者の大腿部が位置する部位に設けられる。カバーシート4は、後述するバックシート5の補強や手触りの向上のために設けられ、例えば、排泄物の漏れを抑制するために、熱可塑性樹脂からなる液不透過性の不織布をその材料として用いることができる。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等が例示できる。カバーシート4は、単層構造に限らず、インナカバーシートおよびアウターカバーシートを有する多層構造であってもよい。
そして、おむつ1は、カバーシート4の着用者側の面において順に積層されるバックシート5(本願でいう「非肌面側シート」の一例)、吸収体6、トップシート7(本願でいう「肌面側シート」の一例)を有する。バックシート5、吸収体6、トップシート7は、何れも略長方形の外観を有するシート状の部材であり、長手方向がカバーシート4の長手方向と一致する状態でカバーシート4に順に積層されている。バックシート5は、カバーシート4と同様に、排泄物の漏れを抑制するために液不透過性の熱可塑性樹脂を材料として形成されたシートである。バックシート5は、装着状態での蒸れを抑えるため、透湿性を併せもつ材料で構成されることが好ましい。また、トップシート7は、吸収体6の吸水面を被覆するように着用者の肌面側に配置される、熱可塑性樹脂の繊維を含んで形成されたエアスルー不織布からなる。このトップシート7は、その一部又は全部において液透過性を有する。そのため、おむつ1が装着された状態において、着用者から排泄された液体は、着用者の肌に接触し得るトップシート7を通って吸収体6に進入し、そこで吸収される。また、トップシート7は親水性を有していてもよい。なお、おむつ1の長手方向と、吸収体6およびトップシート7の長手方向とは、同じである。
バックシート5、吸収体6、トップシート7は、何れも前身頃領域1Fから後身頃領域1Rにまで延在する。よって、バックシート5と吸収体6とトップシート7が積層されているカバーシート4で着用者の陰部を覆うと、バックシート5と吸収体6とトップシート7の各長手方向の両端部は、着用者の腹側と背側に位置する状態となる。すなわち、着用
者の陰部は、着用者の腹側から背側まで吸収体6に覆われる状態となる。したがって、着用者が腹を下へ向けた姿勢と背を下へ向けた姿勢の何れの姿勢で液体を体外へ排出しても、排出された液体はトップシート7を介して吸収体6に接触することになる。
者の陰部は、着用者の腹側から背側まで吸収体6に覆われる状態となる。したがって、着用者が腹を下へ向けた姿勢と背を下へ向けた姿勢の何れの姿勢で液体を体外へ排出しても、排出された液体はトップシート7を介して吸収体6に接触することになる。
また、おむつ1は、上述したレグギャザー3AL,3ARを形成するための弾性部材4SL,4SRがカバーシート4とバックシート5の間におむつ1の長手方向に伸縮するように設けられる。弾性部材4SL,4SRは、おむつ1において設計上要求される弾性力(収縮力)などに応じて決定された適宜の本数(本実施形態では、3本)で設けられる。
また、おむつ1は、細長い帯状のサイドシート8L,8Rを有する。サイドシート8L,8Rは、トップシート7の長辺の部分に設けられる液不透過性のシートである。サイドシート8L,8Rには、カバーシート4と同様、着用者の大腿部が位置する部位に括れ8KL,8KRが設けられる。そして、サイドシート8L,8Rには立体ギャザー3BL,3BRを形成するための弾性部材8EL,8ERが長手方向に沿って配置されている。サイドシート8L,8Rは、おむつ1が装着状態の形態、すなわち、おむつ1が側面視U字状の形態になると、弾性部材8EL,8ERの収縮力で長手方向に引き寄せられてトップシート7から立ち上がり、液体の流出を防ぐ立体ギャザー3BL,3BRとなる。
なお、カバーシート4には、おむつ1と着用者の腹囲との間に隙間が形成されるのを防ぐ弾性部材4Cが弾性部材4SL,4SRよりもおむつ1の幅方向内側でおむつ1の長手方向に沿って設けられている。弾性部材4Cは、おむつ1において設計上要求される弾性力(収縮力)などに応じて設けられる。
また、上述したウェストギャザー3Rを形成するための弾性部材9ERは、吸収体6の端部よりも更に背側の位置において、バックシート5とトップシート7の間に設けられる。弾性部材9ERは、伸縮方向となる長手方向がおむつ1の左右方向となる向きでバックシート5とトップシート7の間に設けられる。よって、弾性部材9ERの左右両側に設けられるテープ2L,2Rが、着用者の腹側においてフロントパッチ2Fに貼着されると、弾性部材9ERは、収縮力を発揮しておむつ1を着用者に密着させ、おむつ1と着用者の腹囲との間に隙間が形成されるのを防ぐ。
吸収体6は、吸収性コアと吸収性コアの全体を包むコアラップシートとを有する(図4参照)。コアラップシートには、ティッシュペーパーや液透過性の不織布が用いられる。吸収性コアは、パルプ繊維、レーヨン繊維、またはコットン繊維のようなセルロース系繊維の短繊維や、ポリエチレン、ポリプロピレン、またはポリエチレンテレフタレート等の合成繊維に親水化処理を施した短繊維の隙間に、水を吸収し保持することのできる架橋構造を持つ親水性ポリマーであるSAP(高吸収性重合体:Super Absorbent Polymer)等の粒状の吸収性樹脂を保持させた構造を有する。よって、吸収性コアでは、液体を吸収する前後の吸収性樹脂の体積変動は、基本的には吸収性樹脂を隙間に保持する短繊維内で行われることになる。したがって、吸収性コア全体を俯瞰してみると、液体を吸収した吸収性コアの厚みの膨張率は、吸収性樹脂自体の膨張率ほど大きくはないと言える。
本実施形態のSAP粒子とは、SAPを含む樹脂組成物を粒状としたものを指す。ここで言う「SAPを含む樹脂組成物」とは、SAPのみからなる組成物、SAPを主成分とし、これに吸水性に悪影響を及ぼさない程度に他の物質が含まれた組成物、の双方を包含する概念である。「他の物質」としては、添加剤(粒子表面を疎水化する目的で添加される表面改質剤等)、SAPの合成時に残存した未反応のモノマー等を挙げることができる。
図3は、伸長した状態のおむつ1を肌面側から見た平面図である。図4は、図3のAA線で切断した場合のおむつ1の幅方向の断面図である。なお、図3および図4では、フロントパッチ2F,弾性部材4C,4SR,4SL,8EL,8ER,9ER,サイドシート8L,8Rの図示は省略する。
本実施形態に係るおむつ1は、長方形状の吸収体6に対して斜め格子状に形成された圧搾部20(本願でいう「第2凹部」の一例)および凹部21(本願でいう「第1凹部」の一例)を備える。圧搾部20は、吸収体6を非肌面側から圧搾することで形成される。凹部21は、圧搾部20を形成した後に、吸収体6をプレスすることで、吸収体6の肌面側の圧搾部20と対応する位置に形成される。ここで対応する位置とは、おむつ1の厚み方向で重なる位置である。本実施形態では、凹部21を形成する際に吸収体6およびトップシート7をプレスすることで凹部21内にトップシート7を落ち込ませる。なお、圧搾部20および凹部21の形成工程については後述する。
本実施形態では、圧搾部20および凹部21は、吸収体6に斜め方向に延在する溝状に形成されている。おむつ1は、吸収体6の肌面側に設けられた凹部21に沿って着用者が排出した尿を吸収体6の全体に拡散できる。また、おむつ1は、吸収体6の非肌面側に浸透してきた尿を圧搾部20に沿って吸収体6の全体に拡散できる。これにより、おむつ1は、着用者が排出した尿を吸収体6の全体で効率よく吸収することができる。また、おむつ1は、吸収体6に圧搾部20および凹部21を設けることによって吸収体6を折れ曲がり易くすることができるので、着用者に対するフィット感を向上させることができる。また、おむつ1は、吸収体6の肌面側に凹部21を設けることで、肌面側の通気性を確保でき、装着状態での蒸れを抑制できる。
また、本実施形態では、吸収体6の肌面側に貼着されたトップシート7は、凹部21の表面の少なくとも一部と接着されている。図5は、図4の凹部21付近を拡大した図である。凹部21は、一対の壁部21L,21Rと、一対の壁部21L,21R間に配置された底部21Bとを有する。なお、一対の壁部21L,21Rと底部21Bは、吸収体6の表面(コアラップシート6の表面)によって構成されている。図5に示す例では、トップシート7は、凹部21の表面全体、すなわち、一対の壁部21L,21Rと底部21Bの全体にホットメルト接着剤30によって接着されている。
次に、トップシート7と凹部21の表面全体を接着したおむつ1に着用者が1回以上排尿した後の吸収体6について説明する。図6は、尿を吸収した吸収体6の凹部21付近を拡大した図である。吸収性コア6Aが尿を吸収して膨らむことによって凹部21が潰れる。なお、図6では、圧搾部20の潰れについては図示を省略している。トップシート7は、プレスされることによって、凹部21の中に落ち込み、この落ち込んでいた部分がプレスによって引き伸ばされて表面積が拡大されている。トップシート7は、凹部21内に落ち込んでいた部分が凹部21が潰れることによって肌面側に持ち上がるが、トップシート7の非肌面側で吸収体6の接着されている部分の肌面側の表面はだぶつき、これによって、だぶつき部7Cとなる。だぶつき部7Cは微小凹凸を有する状態となり、これによって、だぶつき部7Cと肌の間に微小な空間が複数形成される。おむつ1は、この微小な空間によって尿吸収後も着用者の肌との間に通気性を確保し、装着感を向上できる。
このように、本実施形態に係るおむつ1は、尿吸収前は溝状の凹部21によって通気性を確保し、尿吸収後は凹部21が存在していた位置の肌面側のトップシート7にだぶつき部7Cが形成されることによって、通気性を確保する。おむつ1は、尿吸収前後で通気性を確保することで、装着感を向上できる。
次に、本実施形態に係るおむつ1の製造方法について説明する。本実施形態に係るおむ
つ1の製造方法は、吸収体6に圧搾部20および凹部21を形成する工程に特徴を有しているため、以降では、これらの工程を主に説明する。図7は、本実施形態に係るおむつ1の製造方法の概要を示したフローチャートである。本実施形態に係るおむつの製造方法では、まず、吸収体6を非肌面側から圧搾することで、圧搾部20を形成する(ステップS101)。次いで、吸収体6の肌面側にトップシート7を伸張した状態で貼着する(ステップS102)。次いで、吸収体6をプレスすることで、吸収体6の肌面側の圧搾部20と対応する位置に凹部21を形成する(ステップS103)。吸収体6をプレスすることで、圧搾部20に対応する位置の肌面側が非肌面側に凹み、凹部21が形成される。また、この際、トップシート7が凹部21内に落ち込む。
つ1の製造方法は、吸収体6に圧搾部20および凹部21を形成する工程に特徴を有しているため、以降では、これらの工程を主に説明する。図7は、本実施形態に係るおむつ1の製造方法の概要を示したフローチャートである。本実施形態に係るおむつの製造方法では、まず、吸収体6を非肌面側から圧搾することで、圧搾部20を形成する(ステップS101)。次いで、吸収体6の肌面側にトップシート7を伸張した状態で貼着する(ステップS102)。次いで、吸収体6をプレスすることで、吸収体6の肌面側の圧搾部20と対応する位置に凹部21を形成する(ステップS103)。吸収体6をプレスすることで、圧搾部20に対応する位置の肌面側が非肌面側に凹み、凹部21が形成される。また、この際、トップシート7が凹部21内に落ち込む。
次に、図8及び図9に基づいて、本実施形態に係るおむつ1の製造方法についてより詳細に説明する。図8は、おむつ1の製造装置の一例を示した図である。おむつ1の製造方法に用いる製造装置Mは、搬送ラインM1、圧搾部形成装置M2、塗布装置M4、トップシート供給体ローラM5、プレス装置M6を備える。搬送ラインM1は、吸収体6とトップシート7を一定方向(図中、矢印A1の方向)に搬送するコンベアである。製造工程において、吸収体6とトップシート7は連続体であり、それらを個々に分割することでおむつ一枚分の吸収体6とトップシート7とを得る。
圧搾部形成装置M2は、アンビルローラM21と圧搾ローラM22を有する。図8は、圧搾部形成装置M2を拡大して示す斜視図である。アンビルローラM21は、吸収体6の肌面側となる側(図中、上側)に配置されており、圧搾ローラM22は、吸収体6の非肌面側となる側(図中、下側)に配置されている。アンビルローラM21と圧搾ローラM22は、所定のクリアランスを設けて対向配置されている。圧搾ローラM22は、吸収体6の非肌面側を圧搾する凸部M22Cを備える。凸部M22Cは、通過する吸収体6に対して斜め格子状に形成されている。図11中、吸収体6で隠れている部分の凸部M22Cも説明のために実線で図示している。なお、アンビルローラM21および圧搾ローラM22は、鉄などの金属製である。圧搾部形成装置M2は、搬送ラインM1の上流側から流れてきた吸収体6をアンビルローラM21と圧搾ローラM22の間を通過させることによって、凸部M22Cで非肌面側から圧搾する(図7に示すステップS101)。これにより、吸収体6に圧搾部20が形成される。
搬送ラインM1の搬送経路における圧搾部形成装置M2の下流側には塗布装置M4が設けられている。塗布装置M4はホットメルト接着剤を吸収体6の肌面側に塗布する。塗布装置M4は、複数のノズルを有しており、各ノズルからホットメルト接着剤を吐出する。本実施形態では、凹部21の表面全体にホットメルト接着剤を塗布するようにする。
搬送ラインM1の搬送経路におけるプレス装置M3の下流側にはトップシート供給ローラM5が設けられている。トップシート供給ローラM5は、長尺の原反ロールから連続体であるトップシート7を搬送ラインM1に載っている吸収体6の上に載せる。この際、トップシート7を伸張した状態で吸収体6の上に載せる(図7に示すステップS102)。
搬送ラインM1の搬送経路におけるトップシート供給体ローラM5の下流側にプレス装置M6が設けられている。プレス装置M6は、プレスローラM61とアンビルローラM62を有する。プレスローラM61とアンビルローラM62は、所定のクリアランスを設けて対向配置されている。なお、プレスローラM61およびアンビルローラM62は、鉄などの金属製である。プレス装置M6は、搬送ラインM1の上流側から流れてきた吸収体6とトップシート7をプレスローラM61とアンビルローラM62の間を通過させることによって、吸収体6をプレスし、吸収体6の肌面側に凹部21を形成する(図7に示すステップS203)。
本実施形態に係るおむつ1の製造方法では、吸収体6の肌面側にトップシート7を貼着した後に、吸収体6をプレスすることで吸収体6の肌面側に凹部21を形成する。また、これにより、トップシート7を凹部21内に落とし込むことができ、凹部21をおむつ1の肌面側に形成された流路や通気路として機能させることができる。また、着用者の肌とトップシート7との接触面積を小さくすることができ、肌触りを向上できる。
本実施形態に係るおむつ1の製造方法は、吸収体6を非肌面側から圧搾することで、圧搾部20を形成し、吸収体6をプレスすることで、吸収体6の肌面側の圧搾部20と対応する位置に凹部21を形成する。凹部21は、圧搾ではなく、プレスにより形成されているので圧搾部20よりも固くない。このため、本実施形態に係るおむつ1の製造方法によれば、凹部21がトップシート7を介して着用者に触れても装着感が低下するのを抑制でき、装着感を向上できる。
また、吸収体6の肌面側にトップシート7を貼着した状態で肌面側から吸収体6を圧搾するとトップシート7に負荷がかかって破れてしまう虞もある。本実施形態では、吸収体6の肌面側にトップシート7を貼着する前に吸収体6を非肌面側から圧搾することで、トップシート7を含めて圧搾することがなく、また、吸収体6を非肌面側から圧搾することでコアラップシート6Bの肌面側が圧搾によって破れることを防止する。これにより、吸収性コア6Aに含まれるSAPが肌面側にこぼれてしまうことを防止できる。
<変形例1-1>
次に、本実施形態の変形1-1に係るおむつ1について説明する。本変形例に係るおむつ1において、トップシート7は、凹部21の表面の一部と接着されている。図10は、ホットメルト接着剤30が塗布された吸収体6を肌面側から見た平面図である。このように、ホットメルト接着剤30をストライプ状に塗布することで、凹部21の表面においてトップシート7と接着される箇所と接着されない箇所を形成することができる。このため、ホットメルト接着剤30を塗布した後に、吸収体6の肌面側にトップシート7を貼着してトップシート7の一部をプレスによって凹部21内に落ち込ませることによって、トップシート7を凹部21の表面の一部と接着できる。本変形例に係るおむつ1においても吸収体6の尿吸収後には、トップシート7は、凹部21内に落ち込んでいた部分は、凹部21が潰れることによって肌面側に持ち上がるが、トップシート7の非肌面側で吸収体6の接着されている部分の肌面側の表面はだぶつき、これによって、だぶつき部7Cとなる。だぶつき部7Cは微小凹凸を有する状態となり、だぶつき部7Cと肌の間に微小な空間が複数形成される。おむつ1は、この微小な空間によって尿吸収後も着用者の肌との間に通気性を確保し、装着感を向上できる。
次に、本実施形態の変形1-1に係るおむつ1について説明する。本変形例に係るおむつ1において、トップシート7は、凹部21の表面の一部と接着されている。図10は、ホットメルト接着剤30が塗布された吸収体6を肌面側から見た平面図である。このように、ホットメルト接着剤30をストライプ状に塗布することで、凹部21の表面においてトップシート7と接着される箇所と接着されない箇所を形成することができる。このため、ホットメルト接着剤30を塗布した後に、吸収体6の肌面側にトップシート7を貼着してトップシート7の一部をプレスによって凹部21内に落ち込ませることによって、トップシート7を凹部21の表面の一部と接着できる。本変形例に係るおむつ1においても吸収体6の尿吸収後には、トップシート7は、凹部21内に落ち込んでいた部分は、凹部21が潰れることによって肌面側に持ち上がるが、トップシート7の非肌面側で吸収体6の接着されている部分の肌面側の表面はだぶつき、これによって、だぶつき部7Cとなる。だぶつき部7Cは微小凹凸を有する状態となり、だぶつき部7Cと肌の間に微小な空間が複数形成される。おむつ1は、この微小な空間によって尿吸収後も着用者の肌との間に通気性を確保し、装着感を向上できる。
また、ホットメルト接着剤30が塗布された領域は、液体の透水性が小さくなる。このため、凹部21の表面にホットメルト接着剤30が塗布されている領域と塗布されていない領域を設けることで、液体の透水性が高い部位と低い部位を設けることができ、透水性が低い部位で尿を拡散させ、透水性が高い部位で尿を吸収体6に浸透させ、尿の浸透性と拡散性のバランスを図ることができる。なお。凹部21の表面にホットメルト接着剤30が塗布されている領域ではトップシート7が接着され、凹部21の表面にホットメルト接着剤が塗布されていない領域ではトップシート7を非接着となる。
<変形例1-2>
次に、本実施形態の変形1-2に係るおむつ1について説明する。図11は、図5と同様に、吸収体6の凹部21付近を拡大した断面図である。図12は、尿を吸収した吸収体6の凹部21付近を拡大した図である。本変形例に係るおむつ1において、トップシート7は、凹部21の一対の壁部21L,21Rの一部とホットメルト接着剤30により接着されている。吸収体6が尿吸収後に膨張すると、底部21Bが吸収体6の非凹部部分と同
じ高さになり、トップシート7の壁部21L,21Rに接着されていた部分の肌面側の表面は、だぶつき、これによって、だぶつき部7Cとなる。だぶつき部7Cは微小凹凸を有する状態となり、だぶつき部7Cと肌の間に微小な空間が複数形成される。また、元々底部21Bだった部位の吸収体6が若干凹んだままで維持され、これによって、トップシート7の肌面側に凹部7Dが形成される。おむつ1は、だぶつき部7Cによる微小な空間と凹部7Dによって尿吸収後も着用者の肌との間に通気性を確保し、装着感を向上できる。
次に、本実施形態の変形1-2に係るおむつ1について説明する。図11は、図5と同様に、吸収体6の凹部21付近を拡大した断面図である。図12は、尿を吸収した吸収体6の凹部21付近を拡大した図である。本変形例に係るおむつ1において、トップシート7は、凹部21の一対の壁部21L,21Rの一部とホットメルト接着剤30により接着されている。吸収体6が尿吸収後に膨張すると、底部21Bが吸収体6の非凹部部分と同
じ高さになり、トップシート7の壁部21L,21Rに接着されていた部分の肌面側の表面は、だぶつき、これによって、だぶつき部7Cとなる。だぶつき部7Cは微小凹凸を有する状態となり、だぶつき部7Cと肌の間に微小な空間が複数形成される。また、元々底部21Bだった部位の吸収体6が若干凹んだままで維持され、これによって、トップシート7の肌面側に凹部7Dが形成される。おむつ1は、だぶつき部7Cによる微小な空間と凹部7Dによって尿吸収後も着用者の肌との間に通気性を確保し、装着感を向上できる。
<変形例1-3>
次に、本実施形態の変形例1-2に係るおむつ1について説明する。本変形例におむつ1に係る製造方法は、吸収体6の非肌面側にバックシート5を貼着する工程を有する。図13は、本変形例に係るおむつ1の製造方法の概要を示したフローチャートである。本変形例に係るおむつの製造方法では、吸収体6の肌面側に凹部21を形成した後(ステップS103の後)に、吸収体6の非肌面側にバックシート5を貼着する(ステップS104)。吸収体6の圧搾される側である非肌面側をバックシート5で覆うことで、仮にコアラップシート6Bの非肌面側が破れてしまっても、SAPがおむつ1の外部へこぼれ出てしまうことを抑止できる。
次に、本実施形態の変形例1-2に係るおむつ1について説明する。本変形例におむつ1に係る製造方法は、吸収体6の非肌面側にバックシート5を貼着する工程を有する。図13は、本変形例に係るおむつ1の製造方法の概要を示したフローチャートである。本変形例に係るおむつの製造方法では、吸収体6の肌面側に凹部21を形成した後(ステップS103の後)に、吸収体6の非肌面側にバックシート5を貼着する(ステップS104)。吸収体6の圧搾される側である非肌面側をバックシート5で覆うことで、仮にコアラップシート6Bの非肌面側が破れてしまっても、SAPがおむつ1の外部へこぼれ出てしまうことを抑止できる。
次に、図14に基づいて、本変形例に係るおむつ1の製造方法についてより詳細に説明する。図14は、おむつ1の製造装置の一例を示した図である。おむつ1の製造方法に用いる製造装置Mは、搬送ラインM1、塗布装置M7、バックシート供給体ローラM8を備える。搬送ラインM1は、バックシート5、吸収体6、トップシート7を一定方向(図中、矢印A1の方向)に搬送するコンベアである。製造工程において、バックシート5、吸収体6、トップシート7は連続体であり、それらを個々に分割することでおむつ一枚分のバックシート5、吸収体6、トップシート7を得る。なお、トップシート7は吸収体6に既に貼着されており、吸収体6およびトップシート7は吸収体6を上側にして搬送されている。
塗布装置M7は、ホットメルト接着剤を吐出するノズルを複数有し、吸収体6にホットメルト接着剤を塗布する。搬送ラインM1の搬送経路における塗布装置M7の下流側にはバックシート供給ローラM8が設けられている。バックシート供給ローラM8は、長尺の原反ロールから連続体であるバックシート5を搬送ラインM1に載っている吸収体6の上に載せる。この際、バックシート5を伸張した状態で吸収体6の上に載せる(図13に示すステップS104)。おむつ1は、吸収体6の圧搾される側である非肌面側をバックシート5で覆うことで、仮にコアラップシート6Bの非肌面側が破れてしまっても、SAPが1の外部へこぼれ出てしまうことを抑止できる。なお、本変形例では、凹部21を形成した後に(ステップS103の後に)、バックシート5を吸収体6に貼着しているが(ステップS104)、これに限られず、バックシート5を吸収体6に貼着した後に、凹部21を形成してもよい。この場合、バックシート5は、吸収体6に圧搾部20を形成した後に、吸収体6に貼着される。吸収体6に圧搾した後に、吸収体6にバックシート5を貼着することで、バックシート5が圧搾により破れるのを防ぎ、仮にコアラップシート6Bが圧搾により破れてしまっても非肌面側からSAPがこぼれるのをバックシート5により防ぐことができる。
<実施形態2>
次に、実施形態2に係るおむつ1について説明する。なお、上記実施形態に係るおむつ1および製造装置Mの構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明は省略する。図15は、伸長した状態のおむつ1を肌面側から見た平面図である。図16は、図15のBB線で切断した場合のおむつ1の幅方向の断面図である。なお、図15および図16では、フロントパッチ2F,弾性部材4C,4SR,4SL,8EL,8ER,9ER,サイドシート8L,8Rの図示は省略する。
次に、実施形態2に係るおむつ1について説明する。なお、上記実施形態に係るおむつ1および製造装置Mの構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明は省略する。図15は、伸長した状態のおむつ1を肌面側から見た平面図である。図16は、図15のBB線で切断した場合のおむつ1の幅方向の断面図である。なお、図15および図16では、フロントパッチ2F,弾性部材4C,4SR,4SL,8EL,8ER,9ER,サイドシート8L,8Rの図示は省略する。
本実施形態に係るおむつ1では、吸収体6を肌面側から圧搾して、吸収体6の肌面側に圧搾部23(本願でいう「第1凹部」の一例)を形成し、吸収体6の非肌面側に凹部24(本願でいう「第2凹部」の一例)を形成する。このように、吸収体6の肌面側を圧搾してもよい。
次に、本実施形態に係るおむつ1の製造方法について説明する。本実施形態に係るおむつ1の製造方法は、吸収体6の肌面側を圧搾する点を除き、上記実施形態1に係るおむつ1と概ね同じ製造方法である。例えば、図8に示す製造装置Mの圧搾部形成装置M2に代えて、図17に示す圧搾部形成装置M9を設ける。図17は、圧搾部形成装置M9を拡大して示す斜視図である。圧搾部形成装置M9は、圧搾ローラM91とアンビルローラM92を有する。圧搾ローラM91は、吸収体6の肌面側となる側(図中、上側)に配置されており、アンビルローラM92は、吸収体6の非肌面側となる側(図中、下側)に配置されている。圧搾ローラM91とアンビルローラM92は、所定のクリアランスを設けて対向配置されている。圧搾ローラM91は、吸収体6の肌面側を圧搾する凸部M91Cを備える。凸部M91Cは、吸収体6に対して斜め格子状に形成されている。なお、圧搾ローラM91およびアンビルローラM92は、鉄などの金属製である。圧搾部形成装置M9は、搬送ラインM1の上流側から流れてきた吸収体6を圧搾ローラM91とアンビルローラM92の間を通過させることによって、凸部M91Cで肌面側から圧搾する(図7に示すステップS101)。これにより、吸収体6に圧搾部23が形成される。次いで、上記実施形態1と同様に、トップシート貼着工程(図7に示すステップS102)を行い、次いで、吸収体6をプレスすることで、凹部24を形成する(図7に示すステップS103と同様)。
本実施形態に係るおむつ1においても、上記実施形態に係るおむつ1と同様に、尿吸収前においては、だぶつき部7Cと肌の間に形成される微小空間によって通気性を確保できる。
<その他の実施形態>
次に、その他の実施形態について説明する。上記実施形態に係るおむつ1は、テープ型のおむつであったが本発明による吸収性物品の製造方法および製造装置は、パンツ型のおむつの製造に適用可能である。また、上記実施形態では、圧搾部20、23および凹部21、24が格子状に形成されているがこれに限られず、ドット状やストライプ状に形成されていてもよい。おむつ1は、吸収体6の肌面側に凹部21を設けることによって、着用者の肌に触れる面積を小さくでき、装着感を向上できる。
次に、その他の実施形態について説明する。上記実施形態に係るおむつ1は、テープ型のおむつであったが本発明による吸収性物品の製造方法および製造装置は、パンツ型のおむつの製造に適用可能である。また、上記実施形態では、圧搾部20、23および凹部21、24が格子状に形成されているがこれに限られず、ドット状やストライプ状に形成されていてもよい。おむつ1は、吸収体6の肌面側に凹部21を設けることによって、着用者の肌に触れる面積を小さくでき、装着感を向上できる。
また、吸収体6は、コアラップシート6Bを有さない構成であってもよい。なお、上記の実施形態および変形例は相互に組み合わせ可能である。
1・・おむつ
1B・・股下領域
1F・・前身頃領域
1R・・後身頃領域
2F・・フロントパッチ
2L,2R・・テープ
3BL,3BR・・立体ギャザー
3R・・ウェストギャザー
4・・カバーシート
4KL,4KR・・括れ
4C,4SL,4SR,8EL,8ER,9ER・・弾性部材
5・・バックシート
6・・吸収体
6A・・吸収性コア
6B・・コアラップシート
7・・トップシート
7C・・だぶつき部
7D・・凹部
8・・サイドシート
20・・圧搾部
21・・凹部
23・・圧搾部
24・・凹部
30・・ホットメルト接着剤
M・・製造装置
M1・・搬送ライン
M2・・圧搾部形成装置
M4・・塗布装置
M5・・トップシート供給体ローラ
M6・・プレス装置
M7・・塗布装置
M8・・バックシート供給体ローラ
M9・・圧搾部形成装置
1B・・股下領域
1F・・前身頃領域
1R・・後身頃領域
2F・・フロントパッチ
2L,2R・・テープ
3BL,3BR・・立体ギャザー
3R・・ウェストギャザー
4・・カバーシート
4KL,4KR・・括れ
4C,4SL,4SR,8EL,8ER,9ER・・弾性部材
5・・バックシート
6・・吸収体
6A・・吸収性コア
6B・・コアラップシート
7・・トップシート
7C・・だぶつき部
7D・・凹部
8・・サイドシート
20・・圧搾部
21・・凹部
23・・圧搾部
24・・凹部
30・・ホットメルト接着剤
M・・製造装置
M1・・搬送ライン
M2・・圧搾部形成装置
M4・・塗布装置
M5・・トップシート供給体ローラ
M6・・プレス装置
M7・・塗布装置
M8・・バックシート供給体ローラ
M9・・圧搾部形成装置
Claims (7)
- 着用者が排出した液体を吸収する吸収性物品であって、
吸収体と、
前記吸収体の肌面側に形成された第1凹部と、
前記吸収体の肌面側に貼着された肌面側シートであって、前記第1凹部の表面の少なくとも一部と接着された肌面側シートと、
を備える、吸収性物品。 - 前記肌面側シートは、前記第1凹部の表面全体と接着されている、
請求項1に記載の吸収性物品。 - 前記第1凹部は、溝状である、
請求項1または2に記載の吸収性物品。 - 前記肌面側シートは、前記第1凹部の表面の一部と接着されている、
請求項3に記載の吸収性物品。 - 前記第1凹部は、一対の壁部と、前記一対の壁部間に配置された底部とを、有し、
前記肌面側シートは、前記壁部の一部と接着されている、
請求項3または4に記載の吸収性物品。 - 前記吸収体の非肌面側に形成された第2凹部を備え、
前記第1凹部は、前記第2凹部と対応する位置に形成されている、
請求項1から5のいずれか一項に記載の吸収性物品。 - 前記吸収体の非肌面側に貼着された非肌面側シートを備える、
請求項1から6のいずれか一項記載の吸収性物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021010547A JP2022114300A (ja) | 2021-01-26 | 2021-01-26 | 吸収性物品 |
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---|---|---|---|
JP2021010547A JP2022114300A (ja) | 2021-01-26 | 2021-01-26 | 吸収性物品 |
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Country | Link |
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2021
- 2021-01-26 JP JP2021010547A patent/JP2022114300A/ja active Pending
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