JP7157571B2 - 混繊糸の製造方法、混繊糸、及び織物又は編物の製造方法 - Google Patents
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Description
流体交絡法は流体攪乱法であることが好ましい。
強化繊維は、強化繊維に対して0.1~5質量%の水溶性成分を含むことが好ましい。
強化繊維の親水度指数は8度以上であることが好ましい。
有機物を熱可塑性樹脂繊維に対して10質量%混合した場合の、熱可塑性樹脂繊維の表面張力の変化率は30%以下であることが好ましい。
流体交絡法による混繊工程で回収される液体を、液体で処理する工程中の液体に混合することが好ましい。
混繊糸の柔軟度は20度以上であることが好ましい。
混繊糸の空隙率は20%以上であることが好ましい。
有機物の合計量は混繊糸に対して2質量%未満であることが好ましい。
本発明における混繊糸とは、少なくとも強化繊維と熱可塑性樹脂繊維から構成される糸のことを指す。強化繊維、及び/又は、熱可塑性樹脂繊維はマルチフィラメントであることが糸の強度や取り扱い性の観点から好ましい。強化繊維のマルチフィラメントの単糸の一部が切断されていてもよいが、強化繊維束としては連続していることが強度の観点からは好ましい。熱可塑性樹脂繊維はどのような形態でも構わないが、連続繊維の方が混繊工程の安定性の観点から好ましい。
空隙率=空隙の面積/混繊糸の外周の内側の面積×100
空隙の面積は、混繊糸の外周より内側の着色したエポキシ樹脂の面積であり、混繊糸の外周は一番外側にある繊維を結んだ線によって描かれる図形である。
本発明における混繊糸は、液体の存在下で気体により強化繊維と熱可塑性樹脂繊維を混繊することで製造する。ここで液体とは加工条件の温度、圧力下で液状のものをいう。液体の種類は加工条件に応じて適宜選択すればよく、水、有機溶剤等を適宜使用できる。安定性の観点からは水が特に好ましい。気体とは、強化繊維、及び/又は、熱可塑性樹脂繊維に接触する直前に気体状であることを意味する。気体の種類は加工条件に応じて適宜選択すればよく、空気、スチーム、有機系ガスなどを適宜使用できる。安定性の観点からは空気が好ましい。
また、有機物と熱可塑性繊維との表面張力の差は22未満であることが好ましく、17未満であることがより好ましく、12未満であることがさらに好ましく、7未満であることが最も好ましい。表面張力は、有機物と熱可塑性樹脂繊維の融点のうち、高い方の温度より45℃高い温度にて測定したものである。
本発明における混繊糸は、水溶性成分を含んでいることが好ましい。水溶性成分とは23℃において100gの水に対して10g以上の溶解度を示す化合物のことを指す。例えば、水溶性高分子であるポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコールやその誘導体やその共重合物、ポリアクリル酸、ポリスルホン酸、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセトアミド、セルロース誘導体、でんぷん誘導体等、反応性基を有する低分子化合物であるエポキシ樹脂、アクリレート樹脂は好ましく使用される。
強化繊維は、通常の強化繊維複合材料成形体に使用されるものを用いることができ、以下に限定されるものではないが、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、超高強力ポリエチレン繊維、ポリベンザゾール系繊維、液晶ポリエステル繊維、ポリケトン繊維、金属繊維、セラミックス繊維からなる群から選ばれる少なくとも1種が好ましいものとして挙げられる。機械的物性、熱的特性、汎用性の観点から、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維が好ましく、弾性率の観点から炭素繊維が好ましい。
集束剤の種類を選定する方法としては、例えば特開2015-67926号公報に記載されているようなマイクロドロップレット試験によるマトリックス樹脂との界面強度の利用があげられる。ただし、集束剤が熱によって揮発したり、変質したりする場合があるため、成形時の熱履歴をかけた上で、同試験を行うことが好ましい。先にあげた水溶性成分を集束剤として用いることは好ましい。
熱可塑性樹脂繊維は、通常、複合材料に用いられるマトリックス樹脂を繊維化したものが使用できる。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂;ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド46等のポリアミド系樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂;ポリオキシメチレン等のポリアセタール系樹脂;ポリカーボネート系樹脂;ポリエーテルケトン;ポリエーテルエーテルケトン;ポリエーテルスルフォン;ポリフェニレンサルファイド;熱可塑性ポリエーテルイミド;テトラフルオロエチレン-エチレン共重合体等の熱可塑性フッ素系樹脂、及びこれらを変性させた変性熱可塑性樹脂から選ばれた少なくとも1種の熱可塑性樹脂を溶融紡糸して得られた連続繊維であることが好ましい。
熱可塑性樹脂繊維は、潤滑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤、伝熱剤、熱安定剤等を含んでいてもよく、混繊時の液体と親和性の高い化合物を付与しておくことが、混繊効率を高め、又、この化合物を強化繊維と共有することで含浸性が高まるため好ましい。
本発明の混繊糸を用いて布状に加工し、それを繊維強化樹脂成形体を得るための中間材料として用いることは好ましい。布の形態は特に限定されないが、混繊糸を特定の方向に引き揃えた一方向強化材、複合糸を用いた布帛、例えば織物や編物、レース、フェルト、不織布、フィルムや板状体等が挙げられる。中間材料としては、繊維強化樹脂成形体を製造する際の、金型内での形状追従性の観点から、柔軟性のある一方向強化材、織物、編物、レース、フェルト、不織布が好ましく、強化繊維の屈曲が少なく強度が出やすいことから、編物、一方向強化材、織物形状がより好ましく、形態安定性の観点から編物、織物形状が更に好ましい。
繊維強化樹脂成形体の強度の観点から、強化繊維のクリンプ率が低くなる綾織がより好ましい。
編物は例えば、ノンクリンプファブリックといわれるような多軸挿入編物が強度の観点から好ましく、編物のステッチはトリコット、コンビネーション等があげられる。
布状の中間材料を得る方法は特に限定されず、用途、目的に応じて選定することができる。
例えば、織物は、シャトル織機、レピア織機、エアージェット織機、ウォータージェット織機等の製織機を用い、少なくとも一部に混繊糸を含んでいればよい。例えば、混繊糸を含む繊維を配列させた経糸に、緯糸を打ち込むことによって得る方法が好ましい方法として挙げられる。中でも強化繊維の損傷を抑え、安定的に織物を得るという観点からレピア織機が好ましい。織物のテンションを安定化させ、均一な品質の織物が得られやすいことから、レピア織機の幅は60cm以上であることが好ましく、80cm以上であることがより好ましく、100cm以上であることが更に好ましい。幅が一定以上の大きさであれば品質は安定するが、使用する糸に合わせて使いやすい幅に設定することが好ましい。強化繊維束にガラス繊維や炭素繊維を用いた場合には、幅6m以下であることが好ましく、5m以下であることがより好ましく、4m以下であることが更に好ましく、3m以下であることが最も好ましい。
不織布は、少なくとも一部に複合糸を含む繊維をウェブと呼ばれるシート状の繊維集合体とした後、ニードルパンチ機、ステッチボンド機、柱状流機等の物理作用やエンボスロール等による熱作用や接着剤によって繊維同士を結合させることによって得られる。
その他の中間材料の形態等については、適宜特開2015-101794号公報に記載の方法を用いることができる。
上述した混繊糸や、中間材料を構成材料として繊維強化樹脂成形体を製造することができる。なお、繊維強化樹脂成形体の製造方法は、以下に限定されるものではなく、種々の方法を適用することができる。
基材を金型にセットした後に金型を閉じて圧縮する。そして、繊維強化樹脂成形体を構成する熱可塑性樹脂の融点以上の温度に金型を温調して熱可塑性樹脂を溶融させ賦型する。型締め圧力に特に規定はないが、好ましくは1MPa以上、より好ましくは3MPa以上である。
繊維強化樹脂成形体は、航空機、車、建設材料、スポーツ用品等の構造材料用途に好適に使用することができる。
車用途においては、以下に限定されるものではないが、例えば、シャーシ/フレーム、足回り、駆動系部品、内装部品、外装部品、機能部品、その他部品に使用できる。
炭素繊維A(CF-A):
単糸径7μm、フィラメント数12000本、密度1.81g/cm3の標準弾性率のPAN(ポリアクリロニトリル)系炭素繊維に集束剤としてポリビニルピロリドン(水溶性成分)を2.9質量%付着させた。水に浸して集束剤を除去し単糸単位に分離し5cmの長さで引張試験を実施したところ破断時の荷重は6.2gであった。すなわち糸束の強度としては約2000MPaと計算された。親水度指数は80であった。
炭素繊維B(CF-B):
単糸径7μm、フィラメント数12000本、密度1.81g/cm3の標準弾性率のPAN(ポリアクリロニトリル)系炭素繊維に集束剤として水溶性成分であるビスフェノールA(ポリエチレングリコール)エーテル(ポリエチレングリコール平均繰り返し数9.3)0.11質量%、非水溶性成分である長鎖炭化水素化合物を0.1質量%を付着させた。糸束の強度は4500MPa、親水度指数は12であった。
炭素繊維C(CF-C):
集束剤のポリビニルピロリドンの量を0.08質量%とする以外は炭素繊維Aと同様の炭素繊維を用意した。親水度指数は50であった。
レオナ(登録商標)470/144BAU(旭化成せんい(株)製)、繊度470dtex、単糸数144本レオナを使用した。水溶性成分0.9%を含んでいた。
幅20mm、長さ200mm、厚み1mmをターゲットとして、以下に示す手順により試験片を得た。1度の成形にて、2個の試験片(成形体)を得た。成形機は、最大型締め力50トンの油圧成形機(株式会社ショージ)を使用した。
図2のようにアルミ製の型枠に混繊糸を巻きつけた。アルミの型枠の厚みは5mm、巻きつける回数は混繊糸の断面積の合計が20mm2以上になる最小回数とした。これを図3に示すようなCOR(コア)とCAV(キャビティ)からなるクリアランス0.5mmの金型にセットした。
成形機内温度を300℃に加熱し、金型を投入し、次いで型締め力5MPaで型締めし、圧縮成形を行った。成形時間はマトリックス樹脂の主成分の融点(ポリアミド66であれば265℃)に達してから10分とし、金型を急冷したのちに金型を開放し、成形体を取り出した。
成形機は、最大型締め力50トンの油圧成形機(株式会社ショージ)を使用した。
縦10cm、横20cm、厚み2mmの金型に、縦9.5cm、横19.5cmに切り取った織物を所定枚数仕込んだ。なお、枚数は織物の体積が40cm3以上となる最小の枚数とした。
成形機内温度を300℃に加熱し、金型を投入し、次いで型締め力5MPaで型締めし、圧縮成形を行った。成形時間はマトリックス樹脂の主成分の融点(ポリアミド66であれば265℃)に達してから10分とし、金型を急冷したのちに金型を開放し、成形体を取り出した。
試験片は試験前に80℃にて2日間真空乾燥させた。試験片の両端にタブ間距離が100mmになるように厚み2mm、幅20mm、長さ50mmのガラス繊維強化樹脂(GFRP)製のタブを瞬間接着剤で取り付けた。試験片中央部に歪ゲージ(共和電業製KFGS-5-120-C1-23)を取り付けた。
インストロン製の100kNの引張試験器と共和電業製の動ひずみ計を用い、引っ張り速度1mm/分にて引張試験を行った。最大荷重を引張強度(MPa)とし、歪-荷重のカーブの最大の傾きを引張弾性率とした。
以下の式により算出される理論強度に対する引張強度の実測値を一方向材の強度発現率とした。
理論強度=強化繊維束の引張強度×強化繊維の体積比率+樹脂の引張強度×樹脂の体積比率
試験片は試験前に80℃にて2日間真空乾燥させた。試験片をダンベル形状(長さ100mm,平行部6mm、厚さ2mm)に切削加工した。試験片の両端にタブ間距離が50mmになるように厚み2mm、幅13mm、長さ22.5mmのガラス繊維強化樹脂(GFRP)製のタブを瞬間接着剤で取り付けた。試験片中央部に歪ゲージ(共和電業製KFGS-5-120-C1-23)を取り付けた。
インストロン製の10kNの引張試験器と共和電業製の動ひずみ計を用い、0-90度方向にて引っ張り速度1mm/分にて引張試験を行った。最大荷重を引張強度(MPa)とし、歪-荷重のカーブの最大の傾きを引張弾性率とした。
以下の式により算出される理論強度に対する引張強度の実測値を強度発現率とした。複合材は繊維方向の強度が高く、繊維直行方向の強度は低くなる。今回の実施例、比較例においては経糸緯糸の密度が同じであるため、一方向材の半分の値を織物の引張強度の理論強度とした。
理論強度=(強化繊維束の引張強度×強化繊維の体積比率+樹脂の引張強度×樹脂の体積比率)/2
JIS K7075の燃焼法にて測定を行った。
成形体の任意の位置から5断面を切り出し、エポキシ樹脂に包埋し、強化繊維が破損しないように注意しながら研磨を行った。マイクロスコープにより観察し、得られた画像から、繊維束、熱可塑性樹脂、空隙の占有面積を求め、全体の面積に対する空隙の面積の割合により算出した。なお、測定は1断面につき4か所行い、合計20点のデータから中央値を未含浸率とした。
繊維を3.5g採取し純水60mlに漬け込み80℃で8時間加熱した。ろ過を行い純水40mlで2回洗浄した。液は全部回収して混合することで分析液とし、凍結乾燥することにより液に溶解している成分を回収し、質量を測定することで水溶性成分の量を定量した。
混繊糸を適当な長さに切断し、強化繊維とポリアミド繊維を完全に分離した。それぞれの繊維から水抽出を行い、繊維に対する付着している水溶性成分の量を定量化した。その後、NMRを用いて強化繊維由来の成分(A)、ポリアミド繊維由来の成分(B)の比率を計算し、定量を行った。なお、強化繊維に付着している成分量については強化繊維質量に対しての百分率で、熱可塑性繊維に付着している成分量については熱可塑性繊維質量に対しての百分率で表した。
実施例2のみ原料の強化繊維が非水溶性成分を含んでいるため、水抽出の後にクロロホルムで抽出を行うことで同様に定量を行い、水溶性成分量と合算した。
実施例8のみ液体に有機成分(C)を加えている。この場合の(C)は強化繊維についてはヘキサフルオロ-2-プロパノールを用いて抽出、定量した。ポリアミド繊維については、長さ当たりの重量を測定し、原料と比較して増加した分を(C)の量とした。
混じり合いの度合いは、強化繊維束の全本数に対する熱可塑性樹脂繊維に隣接する強化繊維の数の割合で定義される。混繊糸をシュリンクチューブで包んだ状態で切断し、光学顕微鏡によって断面観察を行い、画像処理によって割合を算出した。任意の位置の断面を20点観察して平均値を計算した。
混繊糸をシュリンクチューブで包んだ後、着色したエポキシ樹脂をチューブ内に注入、硬化させた後、切削、研磨を行い断面観察した。
空隙率=空隙の面積/混繊糸の外周の内側の面積×100
空隙の面積は、混繊糸の外周より内側の着色したエポキシ樹脂の面積であり、混繊糸の外周は一番外側にある繊維を結んだ線によって描かれる図形である。
溶剤を用いて混繊糸から有機物を抽出して質量を測定し、混繊糸の質量に対する有機物の質量の割合を計算した。任意の20か所について同様に測定を行い平均値と標準偏差を算出し、標準偏差を平均値で除した値を分散度とした。
製造直後の混繊糸を20cm切り取り、端と端を幅1.5cmのテープにて固定して輪を作った。テープで固定した部分を持って垂直に吊り下げた。この時垂直にならない場合には、手で軽く抑えることで垂直にした。テープの部分を持ったまま垂直方向に180度ひっくり返し、テープ部分が下で混繊糸が垂直に立つようにした。混繊糸にはさわらず1分間保持し、垂直方向に対して混繊糸が垂れ下がった角度を測定した。なお、二段階に折れ曲がった場合には角度の大きい方を採用した。任意の箇所20点について測定し、平均値を算出した。
強化繊維の親水度指数は、乾燥時と湿潤時の強化繊維の柔軟度を同様に測定し、差を計算した。乾燥時は、25℃で2時間真空乾燥してから測定した。湿潤時については、日本製紙製キムタオル4つ折りに蒸留水50mlを均一に散布したものを用意し、乾燥時測定が終わったサンプルをキムタオルの間に挟み込み荷重をかけない状態で10秒間静置したのちに測定した。
共和界面科学社製接触角測定装置DM500を用い、懸適法(Laplace法)にて測定した。ポリアミド66の融点が265℃であるため、310℃にて、窒素雰囲気下で液滴を形成してから1分後に測定した。溶融密度は1g/ccとして算出した。なお前処理として充分に乾燥させておく必要があるため、ポリアミド66の場合は90℃にて2日間真空乾燥をしてから測定した。
ポリアミド66(熱可塑性樹脂繊維)に対して、混合する有機物を10質量%の割合で二軸の押し出し機を用いて、低シェア条件にて混合した。同様に表面張力を測定し、表面張力の変化率を算出した。
複合材料界面特性評価装置HM410(東栄産業(株)製)を使用し、マイクロドロップレット試験により測定した。
原料の強化繊維、又は混繊糸中の強化繊維より単糸を取り出し、複合材料界面特性評価装置にセッティングした。装置上で熱可塑性樹脂繊維の原料となる熱可塑性樹脂を溶融させたドロップを強化繊維単糸上に形成させ、室温で充分に冷却し、測定用の試料を得た。測定試料を装置に再度セッティングし、ドロップを装置ブレードで挟み、強化繊維単糸を装置上で0.06mm/分の速度で走行させ、ドロップを引き抜く際の最大引抜荷重f(N)を測定し、下記式により界面接着強度τを算出した。
界面接着強度τ=f/π・R・l
(f:最大引抜荷重(N)、R:強化繊維単糸径(m)、l:ドロップの引抜方向の粒子径(m))
界面せん断応力変化率は、原料の強化繊維の界面せん断応力に対して、混繊糸から取り出した強化繊維の界面せん断応力と原料の強化繊維の界面せん断応力の差の絶対値を百分率で算出した。
炭素繊維Aを1本、ポリアミド糸を10本用いすべての糸を引き揃えた後、45ml/分の流水を通過させた。ローラーを経由したのち、タスランボックスへ導入し空気圧2.0kgf/cm2にてタスラン加工を行い混繊糸を得た。巻き取りの糸速度は65m/分とし、原料の炭素繊維は66m/分、原料のポリアミド糸は68m/分にて送り込んだ。
炭素繊維Bを使用する以外は実施例1と同様に混繊糸を得た。非水溶性成分は、混繊後も炭素繊維に残存していた。
水の量を85ml/分とする以外は実施例1と同様に混繊糸を得た。
ポリアミド糸を6本とする以外は実施例1と同様に混繊糸を得た。
炭素繊維Aを1本、ポリアミド糸を10本用い、すべての糸を引き揃えた後、45ml/分の流水を通過させた。インターレース型流体交絡ノズル(京セラ製KC-AJI-L(1.5mm径、推進型))に導き、空気圧0.5kg/cm2、加工速度50m/分にて混繊糸を得た。
実施例1で得られた混繊糸を水槽に導入し巻き取ることでポリビニルピロリドンの量を0.08質量%まで低減させた。
炭素繊維Aを湿度95%以下で3日間放置し吸湿させてから使用した。また、混繊糸製造中においても1分30秒ごとに霧吹きにて水30mlを炭素繊維ボビンを加湿しながら使用した。炭素繊維A1本を30ml/分の流水を通過させた。その後、炭素繊維をポリアミド糸を10本とを引き揃えた後、タスランボックスへ導入し空気圧2.0kgf/cm2にてタスラン加工を行い混繊糸を得た。巻き取りの糸速度は65m/分とし、原料の炭素繊維は66m/分、原料のポリアミド糸は68m/分にて送り込んだ。
流水の代わりにポリアミドエマルジョン(住友精化製セポルジョンPA200)を5倍に薄めて使用した以外は実施例7と同様に混繊糸を得た。
ポリアミド66の表面張力は29.9mN/m、ポリアミドエマルジョン中の固形分の表面張力は35mN/m、ポリアミド66にポリアミドエマルジョンの固形分を混ぜた際の表面張力は31.0mN/mdであり、表面張力変化率は3.7%であった。
成形時間は融点に達してから1分とした。
流水量を300ml/分とし、流水に接触した直後にタスランボックスに導入した以外は実施例1と同様に混繊糸を得た。
ポリアミド糸を14本使用した以外は実施例7と同様に混繊糸を得た。
炭素繊維を乾燥してから使用し、巻き取り糸速度を45m/分、炭素繊維の送りを46m/分、ポリアミド糸の送りを48m/分とした以外は実施例1と同様に混繊糸を得た。解舒がスムーズでなかったため運転速度をおとした。
水を使用しないこと以外は実施例1と同様に混繊糸を得た。環境中にCFの毛羽が発生した。
炭素繊維Aを1本、ポリアミド糸を10本用いすべての糸を引き揃えた後、そのまま巻き取った。環境中にCFの毛羽が発生した。
炭素繊維Cとポリアミド糸10本を、タスランボックスへ導入し空気圧2.0kgf/cm2にてタスラン加工を行い混繊糸を得た。巻き取りの糸速度は65m/分とし、原料の炭素繊維は66m/分、原料のポリアミド糸は68m/分にて送り込んだ。環境中にCFの毛羽が発生した。
炭素繊維Aを1本、ポリアミド糸を10本用いすべての糸を引き揃えた後、水を満たした水槽に導入した。水はポンプで20m/分となるように循環させ、水流によって開繊させた。開繊した繊維を重ね合わせた後、ウォータージェットノズルに導入し、10kg/cm2の水を供給し乱流処理により混繊した。糸の速度は20m/分とし、炭素繊維A、ポリアミド糸ともに22m/分で送り込んだ。巻き取った後、150℃にて10時間乾燥を行った。
実施例1で得られた混繊糸を、レピア織機を用いて6本/インチの密度で4-4綾織の織物を得た。織工程における炭素繊維の含水率は5質量%であった。
比較例3で得られた混繊糸を用い、実施例12と同様の方法で織物を得た。
Claims (8)
- 少なくとも熱可塑性樹脂繊維と強化繊維とから構成される混繊糸の製造方法であって、強化繊維と熱可塑性樹脂繊維の両者が含液している状態で、気体による流体交絡法により前記熱可塑性樹脂繊維と前記強化繊維とを混繊する工程を含み、前記気体のエアー圧が1.5~3kgf/cm2である、混繊糸の製造方法。
- 前記強化繊維が液体を300質量%以下含む請求項1記載の混繊糸の製造方法。
- 前記流体交絡法が流体攪乱法である請求項1又は請求項2に記載の混繊糸の製造方法。
- 前記強化繊維が、該強化繊維に対して0.1~5質量%の水溶性成分を含む請求項1~3のいずれか1項に記載の混繊糸の製造方法。
- 前記強化繊維の親水度指数が8度以上である請求項1~4のいずれか1項に記載の混繊糸の製造方法。
- 少なくとも熱可塑性樹脂繊維と強化繊維とから構成される混繊糸の製造方法であって、前記熱可塑性樹脂繊維及び前記強化繊維との両者を含液処理する工程の後に、気体による流体交絡法による混繊工程を含み、前記気体のエアー圧が1.5~3kgf/cm2である、混繊糸の製造方法。
- 前記液体が有機物を含有している請求項6に記載の混繊糸の製造方法。
- 請求項1の製造方法で得られる、少なくとも熱可塑性樹脂繊維と強化繊維とから構成される混繊糸を用いた織物又は編物の製造方法であって、前記強化繊維の織工程における前記強化繊維の含液率を0.1~5質量%で行う織物又は編物の製造方法。
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