JPS5943141A - ガラス長繊維ストランドのバルキ−化加工方法 - Google Patents

ガラス長繊維ストランドのバルキ−化加工方法

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JPS5943141A
JPS5943141A JP15294382A JP15294382A JPS5943141A JP S5943141 A JPS5943141 A JP S5943141A JP 15294382 A JP15294382 A JP 15294382A JP 15294382 A JP15294382 A JP 15294382A JP S5943141 A JPS5943141 A JP S5943141A
Authority
JP
Japan
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bulking
air
jet
box
bulky
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15294382A
Other languages
English (en)
Inventor
尚義 影山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Glass Co Ltd filed Critical Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority to JP15294382A priority Critical patent/JPS5943141A/ja
Publication of JPS5943141A publication Critical patent/JPS5943141A/ja
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガラス長繊維ストランドのバルキー化加工方法
に関するものである。
ガラス長繊維製品(ヤーン・ロービング等)のストラン
ドは、一般に構成各繊維が平行である。このストランド
を乱流エアジェットによってバルキー加工すると、構成
各繊維は短繊維状に分散して任意に屈曲し、互いに絡み
合って嵩高性ストランドが得られる。嵩高性ストランド
は断熱クロス等に使用され、その需要が増大してきてい
る。需要の増大とともに嵩高性ストランドの品質もだん
だん高度なものが要求されてきている。
タスラン加工と呼ばれる乱流ジェットによるバルキー化
は有機繊維に用いられているが、カラス繊維の諸特性は
有機繊維とは全く異なるもので、有機繊維のバルキー化
加工時の条件やデータはガラス繊維にはほとんど適用で
きない。
従来一般に行なわれているガラス長繊維ストランドのタ
スラン加工は、第1図に示すように、ストランドAはガ
ラス長繊維パッケージ1から、送り出し装置10により
引き出され、案内孔2.及び3を通り、乱流ジェット4
の給入口Bに導かれる。ジェット4には空気送入路4′
から高圧空気を送入し、噴出口から乱気流を噴出させる
。ストランドAはジェット4の乱気流とともに噴出口C
から噴出されてモノフィラメント状に分散される。分散
された各繊維はそれぞれ任意に屈曲し、互いに絡み合っ
た状態で集合点5により集められ、嵩高状態のストラン
ドDになり、案内孔6を経てマトラバースされ嵩高性ス
トランドパッケージ7となる。
嵩高性ストランドの品質、特にバルキー度は温度、湿度
に大きな影響を受ける。従って圧縮空気は微少水滴や油
滴を除き、温度、湿度を一定にするために、フィルター
や冷却タンクを通して一定の条件に整え、作業室内の温
度、湿度も一定に整えていた。広い作業場を一定の温度
、湿度に保つためには多大な設備投資と運転経費を必要
とし、加工コストの上昇は避けられなかった。
また、乱流エアジェットによる騒音は甚だしく、会話が
交わせるような状態ではなく、耳栓を必要とする。数台
のバルキー化装置が稼動すると、耳栓をしていても、そ
の場に長く居ることはできない程である。
さらに、乱流エアジェットによりストランド構成繊維が
モノフィラメント状に分散されるとき、ストランドに付
着しているサイジング剤が微粉末になって飛散し、屈曲
したガラス繊維の一部は折れて微小片になり、上記サイ
ジング剤とともに作業場内に浮遊し、作業場が真っ白に
なる程である。
これ等の塵埃は通常使用されている吸引装置の処理能力
を超えるもので、作業環境の汚染は甚だしいものであっ
た。
本発明者は、これらの欠点を改善するため、直径7ミク
ロンの繊維800本で構成されるストランドから成るヤ
ーンの2Kgパッケージを用いて種々検討した。このパ
ッケージを湿度RH50〜60%の室内に1週間放置し
たもの、及び湿度RH90%前後の容器中に24時間収
納しておいたものをそれぞれ準備し、同じ装置で通常の
条件でバルキー加工を行なったところ、得られた嵩高性
ストランドの品質には差異はなかった。
次に、前逑の湿度50〜60%の室内に1週間放置した
パッケージを用い、第1図に示す案内孔2と3の間、集
合点5と案内孔6の間、及び嵩高性ストランド・パッケ
ージ7の表面の3個所に、それぞれ水蒸気を吹きつけて
十分な湿度を与えながらバルキー加工を行なった。何れ
の場合も、得られた嵩高性ストランドの品質に差異は見
出せなかった。
ジェット4の噴出口Cと集合点5との間では、ストラン
ドの構成繊維はモノフィラメント状に分離し、且つそれ
ぞれ任意に屈曲している。この区域(以下バルキー化区
域という)に水蒸気を吹きつけてバルキー加工を行なっ
たところ、得られた嵩高性ストランドは前記のものは甚
だしく異なり、品質の粗悪な嵩高度の低いものであった
。即ち、高品位の嵩高性ストランドを得るには、作業場
全体の温度、湿度を一定にする必要はなく、バルキー化
区域のみの温度、湿度を一定条件に制御すれば足りるこ
とを見出した。
本発明は、ガラス長繊維ストランドのバルキー化加工、
特にタスラン加工に於ける上逑の雰囲気制御、騒音、塵
埃の問題を解決するものである。
本発明はバルキー化加工方法において、少なくともバル
キー化区域を、例えば箱状のもので遮蔽し、バルキー化
区域を作業場雰囲気から隔離して温度、湿度を一定に保
持し、高品位の嵩高性ストランドを得るとともに、バル
キー化加工に伴う騒音、塵埃を防ぐ方法を提供するもの
である。
以下、図面によって本発明を説明する。
第2図及び第3図は本発明の実施例を示す概略図である
。図に示すように、乱流エアジェット4の空気噴出口C
から集合点5の間のバルキー化区域は、遮蔽箱20の中
に収納して、バルキー区域を作業場雰囲気から隔離して
ある。箱20にはストランドの送入及び取出しのための
小孔を設ける。
また、空気吸引口21を設けて箱20内の空気を吸引し
、浮遊する塵埃とともに箱20外へ排出する。このとき
の空気排出量はジェット4から噴出する空気量と略同量
にし(僅かに少な目であることが好ましい)、箱20内
の空気と作業場の気圧との差を出来るだけ小さく保ち、
作業場の空気が箱20内に流入するのを防ぐ。こうして
箱20内の雰囲気は、ジェット4から噴出する空気によ
って支配される。従ってジェット4に送る空気を一定の
条件に制御すれば、箱20内の雰囲気は一定に保たれる
バルキー化加工で発生する塵埃は、バルキー化区域を遮
蔽箱20に収容することにより作業場に浮遊することな
く、完全に防止できた。しかし、箱20の容積が大きい
と、塵埃の浮遊する空気が箱20中での帯溜時間が長く
なり、箱20内に塵埃が推積するので、時々これを除去
する必要がある。このような除去作業は1日1回以下で
あることが望ましい。実験によれば、遮蔽箱20の容積
を、ジェット4から噴出する空気の1分間の量の約1/
10以下にしたとき、塵埃の推積が少なかった。一般に
ガラス長繊維のバルキー化加工に用いるジェット4の空
気噴出量は1分間に0.1〜0.4m3である。従って
遮蔽箱の容積は0.01m3以下がよい。
遮蔽箱20の底に傾斜をつけて、空気吸引孔21から塵
埃が出易いよいうにしておいてもよい。
バルキー化区域を遮蔽箱20内に収容すると、ジェット
4から噴出する乱気流の大きな騒音は著しく小さくなる
。従来の方法では先に述べたように、作業者は耳栓を必
要とした。本発明方法によると、例えば厚さ2mmのプ
ラスチック板で作った遮蔽箱でも、耳栓の必要はなく、
会話も殆んど通常の状態でできる程度にまでなった。
バルキー化加工作業中はバルキー化の状態を絶えず観察
する必要があるので、遮蔽箱20に覗き窓を設けるか、
箱20の一部又は全部を透明な材料で構成すればよい。
バルキー化加工作業の始動時の糸継ぎ等の操作のために
、遮蔽箱内に手を入れる必要があるので、遮蔽箱には蝶
番等で取付けた開閉容易な扉を設ける。
以上述べたように、本発明は乱流エアジェットによりガ
ラス長繊維ストランドをバルキー化加工する方法におい
て、加工工程のうち少なくともバルキー化区域を箱状体
で遮蔽し、この箱状体には空気吸引口を設けて、ジェッ
トより噴出する空気量と略同量、好ましくは僅かに少な
い目の量の空気を発生する塵埃とともに排出して、箱状
体内の雰囲気をジェットに送り込む空気によって制御す
るものである。
本発明方法は、高品位の嵩高制ストランドが安定して得
られるとともに、バルキー化加工作業に伴う騒音、塵埃
を防止して作業環境を著しく改善する効果を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は従来の乱流ジェットによるバルキー化加工の概
略図、第2図及び第3図は本発明方法を示す概略図であ
る。  2.3.6 ; 案内孔.  4 ; 乱流エアジェット.  5 ; 集合点. 20 ; 遮蔽箱21 ; 空気
吸引孔 特許出願人 影 山 尚 ■

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガラス長繊維ストランドを乱流エアジェットによ
    りバルキー化する方法において、加工工程のうち少なく
    ともバルキー化区域を遮蔽内して作業場雰囲気と隔離し
    、エアジェットから遮蔽内に噴出する空気量と略同一量
    の空気を塵埃とともに遮蔽内から吸引除去して、遮蔽な
    い雰囲気をジェット噴出空気によって制御するガラス長
    繊維ストランドのバルキー化加工方法。
  2. (2)バルキー化区域の遮蔽を防音効果のある材料で構
    成した特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)バルキー化区域の遮蔽の一部又は全部を透明な材
    料で構成した特許請求の範囲第1項、第2項記載の方法
JP15294382A 1982-09-01 1982-09-01 ガラス長繊維ストランドのバルキ−化加工方法 Pending JPS5943141A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15294382A JPS5943141A (ja) 1982-09-01 1982-09-01 ガラス長繊維ストランドのバルキ−化加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15294382A JPS5943141A (ja) 1982-09-01 1982-09-01 ガラス長繊維ストランドのバルキ−化加工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS5943141A true JPS5943141A (ja) 1984-03-10

Family

ID=15551542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15294382A Pending JPS5943141A (ja) 1982-09-01 1982-09-01 ガラス長繊維ストランドのバルキ−化加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5943141A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019009196A1 (ja) 2017-07-05 2019-01-10 旭化成株式会社 混繊糸の製造方法、混繊糸、及び織物又は編物の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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