JP7155534B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7155534B2
JP7155534B2 JP2018025817A JP2018025817A JP7155534B2 JP 7155534 B2 JP7155534 B2 JP 7155534B2 JP 2018025817 A JP2018025817 A JP 2018025817A JP 2018025817 A JP2018025817 A JP 2018025817A JP 7155534 B2 JP7155534 B2 JP 7155534B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching element
semiconductor switching
gate
current sensing
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018025817A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019144004A (ja
Inventor
翔 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2018025817A priority Critical patent/JP7155534B2/ja
Priority to CN201811609639.4A priority patent/CN110166031B/zh
Priority to US16/234,947 priority patent/US11012064B2/en
Publication of JP2019144004A publication Critical patent/JP2019144004A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7155534B2 publication Critical patent/JP7155534B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/08Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage
    • H03K17/082Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage by feedback from the output to the control circuit
    • H03K17/0822Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage by feedback from the output to the control circuit in field-effect transistor switches
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R19/00Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
    • G01R19/0092Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof measuring current only
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/08Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage
    • H03K17/081Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage without feedback from the output circuit to the control circuit
    • H03K17/0812Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage without feedback from the output circuit to the control circuit by measures taken in the control circuit
    • H03K17/08122Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage without feedback from the output circuit to the control circuit by measures taken in the control circuit in field-effect transistor switches
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/08Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage
    • H03K17/082Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage by feedback from the output to the control circuit
    • H03K17/0828Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage by feedback from the output to the control circuit in composite switches
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K2217/00Indexing scheme related to electronic switching or gating, i.e. not by contact-making or -breaking covered by H03K17/00
    • H03K2217/0027Measuring means of, e.g. currents through or voltages across the switch
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K2217/00Indexing scheme related to electronic switching or gating, i.e. not by contact-making or -breaking covered by H03K17/00
    • H03K2217/0063High side switches, i.e. the higher potential [DC] or life wire [AC] being directly connected to the switch and not via the load

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Description

本発明は、パワー半導体スイッチング素子に加えて電流センス用半導体スイッチング素子を備えた半導体装置に関する。
従来、自動車の電子制御システムに適用される半導体装置では、スイッチング動作を行うメインMOSFETに加えて、電流センス用のセンスMOSFETを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。この種の半導体装置では、メインMOSFETに流れる電流をセンスMOSFET側で検出できるようにするため、センスMOSFETを流れる電流を、センス抵抗に流し、その両端電圧を測定することで当該電流を検出している。
この構成において、電流検出精度を高めるため、差動増幅器を介してメインMOSFETのソースとセンスMOSFETのソースとをイマジナリショートした回路構成が知られている(例えば、特許文献2参照)。
この回路構成では、ゲート信号に応じてメインMOSFETがオンすると、メインMOSFETから負荷抵抗に電流が流れる。また、その電流値、電流センス比に応じた電流がセンスMOSFETにも流れる。より詳細には、メインMOSFETにはそのセル数に応じた値の電流(メイン電流)が流れ、センスMOSFETには、そのセル数に応じた値の電流(センス電流)が流れる。メインMOSFETのセル数と、センスMOSFETのセル数との比が、電流センス比である。つまり、センス電流の値と、電流センス比とから、メイン電流の値を算出することができ、センスMOSFETを流れる電流を、センス抵抗に流し、センス電流によって生じたセンス抵抗の両端の電圧値を測定することで、メインMOSFETを流れる電流を検出している。
特開2010-263032号公報 国際公開第WO2012/137670号パンフレット
このような回路構成において、駆動する負荷が誘導性負荷の場合、メインMOSFETがオフすると、メインMOSFETのソースには誘導性負荷の逆起電力(サージ)が印加され、当該ソースは負電位となる。この動作でメインMOSFETを破壊しないようにするため、メインMOSFETのゲート電位をソース電位(負電位)にさせて保護している。
この場合、センスMOSFETのゲート電位も、メインMOSFETのゲートに直接され、さらにセンスMOSFETのソースがメインMOSFETのソースとイマジナリショートされているので負電位となる。しかしながら、センスMOSFETのソースが、さらにセンス抵抗を介して接地されているので、センスMOSFETのゲートに急峻なサージが加わることでセンスMOSFETのゲート絶縁膜が破壊されるおそれがあった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、その目的は、電流センス用半導体スイッチング素子を備えた半導体装置であって、駆動する誘導性負荷の逆起電力による電流センス用半導体スイッチング素子の破壊を防止することができる半導体装置を提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明の一の観点に係る半導体装置は、スイッチングによって負荷を駆動するメインパワー半導体スイッチング素子と、前記メインパワー半導体スイッチング素子に流れる電流を検出するための電流センス用半導体スイッチング素子と、を備え、前記メインパワー半導体スイッチング素子のゲートと、前記電流センス用半導体スイッチング素子のゲートとの間に配置され、前記メインパワー半導体スイッチング素子のゲートの基準電位である第一の基準電位と異なる第二の基準電位で前記電流センス用半導体スイッチング素子のゲートを、前記電流センス用半導体スイッチング素子のゲート電位が負電位時にサージから保護する電流センス用半導体スイッチング素子保護回路をさらに備える、ことを特徴とする。

従来、この種の半導体装置では、メインパワー半導体スイッチング素子のゲートと、電流センス用半導体スイッチング素子のゲートとが、所望の電流センス比が得られるように直接的に接続されていた。この場合、例えば駆動する負荷がモータ等の誘導性負荷の場合、逆起電力によってメインパワー半導体スイッチング素子のゲートに急峻な負電圧(サージ)が印加される。従来の構成では、メインパワー半導体スイッチング素子と電流検出用半導体スイッチング素子とのゲートが直接接続され、さらにメインパワー半導体スイッチング素子のソースと電流センス用半導体スイッチング素子のソースとがイマジナリショートされていたので、電流検出用半導体スイッチング素子のゲートも負電位となる。また、電流検出用半導体スイッチング素子のソースがさらに電流検出用抵抗等を介して接地されているので、グランドへの電流路が形成されることで急峻な負電圧が電流検出用半導体スイッチング素子のゲートに印加されてこの電流検出用半導体スイッチング素子のゲートが破壊されるおそれがあった。
しかしながら、本発明の半導体装置では、電流センス用半導体スイッチング素子保護回路が、電流センス用半導体スイッチング素子のゲートを、電位的に、メインパワー半導体スイッチング素子のゲートと異なる基準、つまり、異なる基準電位で保護するようにしたので、急峻なサージが生じても、この電流センス用半導体スイッチング素子保護回路により、急峻なサージから、電流センス用半導体スイッチング素子のゲートを保護できるようにした。
ここで、異なる電位での保護の具体例として、メインパワー半導体スイッチング素子のゲートは、そのソースあるいはゲート基準でサージから保護をし、電流センス用半導体スイッチング素子のゲートは、グランド基準で保護をする。
本発明によれば、電流センス用の半導体スイッチング素子を備えた半導体装置であって、駆動する誘導性負荷の逆起電力による電流センス用の半導体スイッチング素子の破壊を防止することができる半導体装置を提供することが可能となる。
本発明の一の実施の形態に係る半導体装置の回路図である。 図1に示すセンスMOSFET保護回路の回路図である。 図1の半導体装置の作用を説明するための図である。 図1の半導体装置の作用を説明するための回路図である。
以下、本発明の実施の形態に係る半導体装置について、図面を参照して詳細に説明する。本発明の特徴の一つは、誘導性負荷を駆動する場合に、電流センス用の半導体スイッチング素子のゲートに誘導性負荷の逆起電力による急峻な負電圧が印加されないようにした回路構成を採用した点である。以下、詳細に説明する。
(構成)
本実施の形態に係る半導体装置は、例えば、自動車の電子制御システムに適用される。図1に示すように、この半導体装置Sは、メインMOSFET1と、センスMOSFET2と、差動増幅器3と、抵抗性素子4と、センス抵抗5と、センスMOSFET保護回路6と、を主に備える。
メインMOSFET1は、例えば、ハイサイドスイッチとして機能するN型のパワーMOSFETであり、メインパワー半導体スイッチング素子の一例である。このメインMOSFET1のドレインは、電源Vccと、センスMOSFET2のドレインとに接続され、ソースは、出力端子OUTを介してパーキングブレーキのソレノイド等の誘導性負荷10に接続され、ゲートはゲート信号線7に接続されるとともに、第1の双方向ダイオード8を介して電源Vccに接続され、さらに第2の双方向ダイオード9を介してメインMOSFET1のソース側に接続される。第1の双方向ダイオード8は、例えば、電源Vcc側でサージが生じた場合にメインMOSFET1のゲートを保護するダイナミッククランプ用の素子である。また、第2の双方向ダイオード9は、誘導性負荷10に起電力が生じた場合に、メインMOSFET1のゲートを保護するための素子である。つまり、メインMOSFET1のゲートは、電位的に、ドレインあるいはソース基準で保護される。本実施の形態では、サージに対するこの保護の基準電位を、第一の基準電位とする。
メインMOSFET1は、ゲート信号線7を介してゲートに供給されるゲート信号GSに応じてスイッチングを行い、自動車のバッテリ等である電源Vccの電力で誘導性負荷10を駆動する。
センスMOSFET2は、メインMOSFET1のドレイン-ソース間に流れる電流をセンスMOSFET2側で検出できるようにするための素子であり、電流センス用半導体スイッチング素子の一例である。このセンスMOSFET2は、ソースが抵抗性素子4のソースに接続され、ゲートがセンスMOSFET保護回路6を介してゲート信号線7に接続される。センスMOSFET2は、メインMOSFET1と類似の構造を有する。具体的には、メインMOSFET1のセル数と、センスMOSFET2のセル数との比を適宜に設定することで、所望の電流センス比が得られる。
より詳細には、例えば、一の半導体チップにおいてメインMOSFET1とセンスMOSFET2とが、それぞれ、所定のセル数で形成される。メインMOSFET1にはそのセル数に応じた値の電流が流れ、センスMOSFET2にもそのセル数に応じた値の電流が流れる。メインMOSFET1のセル数と、センスMOSFET2のセル数との比が電流センス比である。一例として、メインMOSFET1のセル数と、センスMOSFET2のセル数との比が、1000:1の場合、センスMOSFET2には、メインMOSFET1に流れる電流の1/1000の電流が流れる。従って、センスMOSFET2に流れる電流の値を測定することで、電流センス比に基づいてメインMOSFET1に流れる電流を算出することができる。
差動増幅器3は、非反転入力端子がセンスMOSFET2のソースに接続され、反転入力端子が抵抗R1を介してメインMOSFET1のソースに接続される。また、この反転入力端子は、抵抗R1を介して、第2の双方向ダイオード9の一方の側であって、メインMOSFET1と接続される側とは反対の側にも接続される。電流の検出精度を高めるため、差動増幅器3の非反転入力端子及び反転入力端子を介して、メインMOSFET1のソース及びセンスMOSFET2のソースがイマジナリショートされる。作動増幅器3の出力端子は、抵抗性素子4のゲートに接続される。この場合の作動増幅器3の作用等の詳細については、例えば、国際公開第WO2012/137670号に詳細に説明されているため、本明細書では詳細な説明を省略する。
抵抗性素子4は、例えば、P型のMOSFETであり、ドレインが測定用ノード11を介してセンス抵抗5の一端に接続される。センス抵抗5の他端は、グランドGNDに接地される。センス抵抗5は、センスMOSFET2のドレイン-ソース間に流れる電流から、グランドを基準にして、メインMOSFET1から誘導性負荷10に供給される電流に応じた電圧Vsnsを生成する。測定用ノード11を介して電圧Vsnsを検出することで、センスMOSFET2のドレイン-ソース間に流れる電流値が測定される。抵抗性素子4は、非反転入力端子と反転入力端子とがイマジナリショートされた差動増幅器3からゲートに供給される出力に応じて、その抵抗値を変化させることで、メインMOSFET1のドレイン-ソース間電圧と、センスMOSFET2のドレイン-ソース間電圧とが等しくなるように調整し、これによって測定用ノード11における電流の検出精度が向上する。
センスMOSFET保護回路6は、誘導性負荷10に逆起電力が生じた場合に、電流センス用半導体スイッチング素子、本実施の形態では、センスMOSFET2のゲートを保護する回路であり、電流センス用半導体スイッチング素子保護回路の一例である。このセンスMOSFET保護回路6の構成の一例を、図2に示す。
図2に示すように、このセンスMOSFET保護回路6は、分離用抵抗61と、複数のダイオード62とを備える。これら分離用抵抗61と、複数のダイオード62とで、センスMOSFET2のゲートを、電位的に、メインMOSFET1のゲート(そのソースあるいはドレイン基準で保護)から分離してグランドGND基準で保護する。本実施の形態では、この保護の基準電位を第二の基準電位とする。つまり、本実施の形態のセンスMOSFET保護回路6は、センスMOSFET2のゲートを、上記の第一の基準電位と異なる第二の基準電位で保護する。詳細については、以下の作用・効果の説明において説明する。
分離用抵抗61は、センスMOSFET2のゲートとゲート信号線7との間に配置される。つまり、本実施の形態では、メインMOSFET1のゲートと、センスMOSFET2のゲートとが、直接接続されておらず、分離用抵抗61によって分離されている。これによる作用の詳細については、後述する。
複数のダイオード62は、メインMOSFET1のゲートとセンスMOSFET2のゲートとに関して、センスMOSFET保護回路62内で電圧をダイオードの逆方向耐圧によりクランプせずに設計通りの電流センス比が得られるような数nのダイオードから構成される。換言すると、電流センス比に応じた値の電流が、設計通りにセンスMOSFET2に流れることを許容する数nのダイオードから構成される。これら複数のダイオード62は、グランドGNDからセンスMOSFET2のゲートに向かって順方向に直列に接続され、一端側のダイオードのカソードがセンスMOSFET2のゲート及び分離用抵抗61に接続され、他端側のダイオードのアノードがグランドGNDに接地される。複数のダイオード62は、サージによってセンスMOSFET2のゲートが負電位となる場合に、分離用抵抗61によってメインMOSFET1のゲートから分離されたセンスMOSFET2のゲートをグランド基準で保護する。数nについては、作用・効果の説明において具体的に説明する。
(作用・効果)
次に、本実施の形態に係る半導体装置Sの作用・効果について説明する。メインMOSFET1が、ゲート信号線7を介して供給されたゲート信号GSに応じてオフすると、出力端子OUTに接続された誘導性負荷10により、図3に示すように、逆起電力が生じる。この逆起電力により、メインMOSFET1のソースを介してこのメインMOSFET1のゲートが負電位となる。
例えば、電源Vccの電圧が、略13Vで、グランドが電位的に0Vの場合、逆起電力によって生じる負電位は、略-37Vである。つまり、この例では、Vcc-50V(13V+37V)の急峻なサージが生じる。
しかしながら、メインMOSFET1のゲートは、第2の双方向ダイオード9によって、このサージから保護される。一方で、センスMOSFET2のゲートは、センスMOSFET保護回路6によって保護される。具体的に説明すると、まず、センスMOSFET2のゲートは、分離用抵抗61及び複数のダイオード62によってメインMOSFET1のゲートから電位的に分離されている。そのため、上記のサージが生じ、メインMOSFET1及びセンスMOSFET2にサージが加わり、メインMOSFET1のゲートが負電位になっても、センスMOSFET2のゲートは、同様に負電位にはなるが、分離用抵抗61を介して分離され、かつ、複数のダイオード62によってグランドGNDを基準として保護されるので、サージが上記のようにVcc-50Vであっても、図4の一点鎖線で示すように、センスMOSFET2のゲートは、電位的に-Vf×n(V)までしか負電位とはならず、電流が電位的に高いグランドGNDから電位的に低いセンスMOSFET2側に流れるようにすることでセンスMOSFET2のゲート絶縁膜をサージから保護する。ここで、Vfは、各ダイオードの順方向電圧であり、nは上記のように複数のダイオード62の数である。これにより、センスMOSFET2のゲートにゲート絶縁膜の破壊を生じるような急峻な負電圧が印加されることを防止し、ひいては、センスMOSFET2の素子破壊が生じることを防止する。
複数のダイオード62の数nに関して、さらに詳細に説明する。パワーMOSFET1がターンオンした場合に、パワーMOSFET1のゲートと、センスMOSFET2のゲートとで、ゲート電圧に差が生じないように、分離用抵抗61の抵抗値、さらにはパワーMOSFET1及びセンスMOSFET2のそれぞれのセル数を考慮して複数のダイオード62の数nが選択されている。これにより、設計通りの電流センス比が維持されている。換言すると、所望の電流センス比が得られるよう、パワーMOSFET1のゲートと、センスMOSFET2のゲートとで、ゲート電圧に差が生じない範囲で複数のダイオード62の数nが適宜選択される。
例えば、パワーMOSFET1のゲート及びセンスMOSFET2のゲートに、ターンオン時のゲート信号GSとして、Vcc+10V(図示しないチャージポンプ回路等からの出力電圧)が印加される場合、複数のダイオード62が、センスMOSFET2へのゲート信号GSをクランプしないように、直列に接続した複数のダイオード62の順方向降下電圧(Vf×n[V])を、センスMOSFET2のオン時のゲート信号GSの電圧、つまり、Vcc+10Vよりも高くなるようにすることで、設計通りの電流センス比が維持できる。例えば、各ダイオードによってクランプされる電圧が、10Vの場合、複数のダイオード62の段数nは、4とすると好適である。なお、チャージポンプ回路等の出力分は、本実施の形態のパワーMOSFET1がハイサイドスイッチであり、完全にオンさせるためにはドレイン側よりも高い電圧が必要なためである。
以上説明したように、本発明によれば、センスMOSFET2のゲートが、メインMOSFET1のゲートから分離用抵抗61を介して分離されている。また、センスMOSFET2のゲートを、電位的に、グランド基準で保護するように、センスMOSFET2のゲートが逆方向接続された複数のダイオード62を介してグランドに接続されている。このような構成を採用することで、メインMOSFET1のゲートからセンスMOSFET2のゲートが電位的に分離されるので、メインMOSFET1がオフすることで誘導性負荷10の逆起電力によって生じるサージから、センスMOSFET2のゲートを保護することが可能となる。
また、複数のダイオード62は、メインMOSFET1のゲートと、センスMOSFET2のゲートとで、ゲート電圧に差が生じないような数nで構成される。これにより、設計通りの電流センス比を維持することができる。つまり、センスMOSFET保護回路6を採用しても、電流センス比に応じた値の電流を設計通りにセンスMOSFET2に流すことができるので、メインMOSFET1のソースとセンスMOSFET2のソースとをイマジナリショートさせて電流検出精度を高める、といった利点を維持できる。また、センスMOSFET2を採用する回路構成の本来の利点である、シャント抵抗を用いた電流検出と比べて発生する損失を少なくできるといった利点も得ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されず、本発明の技術的範囲から逸脱しない限りにおいて、様々な応用、変更が可能である。
例えば、上記の実施の形態では、誘導性負荷10を駆動するためのパワー半導体スイッチング素子が、パワーMOSFET1であり、それに応じて電流センス用の半導体スイッチング素子がセンスMOSFET2である場合を例に説明した。本発明はこのような場合に限定されず、他の種のパワー半導体スイッチング素子についても、メインのパワー半導体スイッチング素子のゲートと、電流センス用の半導体スイッチング素子のゲートとを、電位的に異なる基準でサージから保護するように、適宜の応用や変更等を加えることで本発明を適用可能である。例えば、メインパワー半導体スイッチング素子及び電流センス用半導体スイッチング素子の種類を、MOSFETに代えてIGBTとし、これに応じて電流センス用半導体スイッチング素子保護回路のダイオードの数等を適宜変更し、所望のセンス比を得られるようにしてもよい。
1 メインMOSFET(メインパワー半導体スイッチング素子)
2 センスMOSFET(電流センス用半導体スイッチング素子)
3 差動増幅器
4 抵抗性素子
5 センス抵抗
6 センスMOSFET保護回路
(電流センス用半導体スイッチング素子保護回路)
7 ゲート信号線
8、9 双方向ダイオード
10 誘導性負荷
11 測定用ノード
61 分離用抵抗
62 複数のダイオード
GND グランド
GS ゲート信号
OUT 出力端子
R1 抵抗
S 半導体装置

Claims (7)

  1. スイッチングによって負荷を駆動するためのメインパワー半導体スイッチング素子と、
    前記メインパワー半導体スイッチング素子に流れる電流を検出するための電流センス用半導体スイッチング素子と、
    を備え、
    前記メインパワー半導体スイッチング素子のゲートと、前記電流センス用半導体スイッチング素子のゲートとの間に配置され、前記メインパワー半導体スイッチング素子のゲートの基準電位である第一の基準電位と異なる第二の基準電位で前記電流センス用半導体スイッチング素子のゲートを、前記電流センス用半導体スイッチング素子のゲート電位が負電位時に保護する電流センス用半導体スイッチング素子保護回路をさらに備える、
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記電流センス用半導体スイッチング素子保護回路は、
    前記メインパワー半導体スイッチング素子のゲートと、前記電流センス用半導体スイッチング素子のゲートとの間に配置された抵抗と、
    前記第二の基準電位がグランド電位であり、グランドから前記電流センス用半導体スイッチング素子のゲートに向かって順方向に直列に接続された複数のダイオードであって、一端側のダイオードのカソードが、前記電流センス用半導体スイッチング素子のゲート及び前記抵抗に接続され、他端側のダイオードのアノードが接地された複数のダイオードと、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記複数のダイオードは、前記メインパワー半導体スイッチング素子のセル数と、前記電流センス用半導体スイッチング素子のセル数との比である電流センス比であって、設計された電流センス比通りの値の電流が前記電流センス用半導体スイッチング素子に流れることを許容する数のダイオードから構成される、ことを特徴とする請求項に記載の半導体装置。
  4. 前記複数のダイオードは、さらに、前記電流センス用半導体スイッチング素子へのゲート信号をクランプしないように、直列に接続した前記複数のダイオードの逆方向耐圧によってクランプされる電圧を、前記電流センス用半導体スイッチング素子のオン時の前記ゲート信号の電圧よりも高くするような数のダイオードから構成される、ことを特徴とする請求項に記載の半導体装置。
  5. スイッチングによって負荷を駆動するためのメインパワー半導体スイッチング素子と、
    前記メインパワー半導体スイッチング素子に流れる電流を検出するための電流センス用半導体スイッチング素子と、
    を備え、
    前記メインパワー半導体スイッチング素子のゲートの基準電位と異なるグランド電位を基準電位として前記電流センス用半導体スイッチング素子のゲートを保護する電流センス用半導体スイッチング素子保護回路をさらに備える、
    前記電流センス用半導体スイッチング素子保護回路は、
    前記メインパワー半導体スイッチング素子のゲートと、前記電流センス用半導体スイッチング素子のゲートとの間に配置された抵抗と、
    グランドから前記電流センス用半導体スイッチング素子のゲートに向かって順方向に直列接続された複数のダイオードであって、一端側のダイオードのカソードが、前記電流センス用半導体スイッチング素子のゲートに接続され、他端側のダイオードのアノードが接地された複数のダイオードと、
    を備え、
    前記メインパワー半導体スイッチング素子のゲートに負電圧が印加された際に、前記グランド電位から前記複数のダイオードを介して前記電流センス用半導体スイッチング素子のゲートに電流を流す、ことを特徴とする半導体装置。
  6. スイッチングによって負荷を駆動するためのメインパワー半導体スイッチング素子と、
    前記メインパワー半導体スイッチング素子に流れる電流を検出するための電流センス用半導体スイッチング素子と、
    を備え、
    前記メインパワー半導体スイッチング素子のゲートの基準電位と異なるグランド電位を基準電位として前記電流センス用半導体スイッチング素子のゲートを保護する電流センス用半導体スイッチング素子保護回路をさらに備える、
    前記電流センス用半導体スイッチング素子保護回路は、
    前記メインパワー半導体スイッチング素子のゲートと、前記電流センス用半導体スイッチング素子のゲートとの間に配置された抵抗と、
    グランドから前記電流センス用半導体スイッチング素子のゲートに向かって順方向に直列接続された複数のダイオードであって、一端側のダイオードのカソードが、前記電流センス用半導体スイッチング素子のゲートに接続され、他端側のダイオードのアノードが接地された複数のダイオードと、
    を備え、
    前記メインパワー半導体スイッチング素子のゲートに負電圧が印加された際に、グランドと前記電流センス用半導体スイッチング素子のゲートとの間の電圧が、前記複数のダイオードの各ダイオードの順方向降下電圧と前記複数のダイオードの個数との積となる、ことを特徴とする半導体装置。
  7. 前記複数のダイオードは、さらに、前記電流センス用半導体スイッチング素子へのゲート信号をクランプしないように、直列に接続した前記複数のダイオードの逆方向耐圧によってクランプされる電圧を、前記電流センス用半導体スイッチング素子のオン時の前記ゲート信号の電圧よりも高くするような数のダイオードから構成される、ことを特徴とする請求項5または6に記載の半導体装置。
JP2018025817A 2018-02-16 2018-02-16 半導体装置 Active JP7155534B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018025817A JP7155534B2 (ja) 2018-02-16 2018-02-16 半導体装置
CN201811609639.4A CN110166031B (zh) 2018-02-16 2018-12-27 半导体装置
US16/234,947 US11012064B2 (en) 2018-02-16 2018-12-28 Semiconductor device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018025817A JP7155534B2 (ja) 2018-02-16 2018-02-16 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019144004A JP2019144004A (ja) 2019-08-29
JP7155534B2 true JP7155534B2 (ja) 2022-10-19

Family

ID=67617326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018025817A Active JP7155534B2 (ja) 2018-02-16 2018-02-16 半導体装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11012064B2 (ja)
JP (1) JP7155534B2 (ja)
CN (1) CN110166031B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10903355B1 (en) * 2019-11-27 2021-01-26 Analog Devices International Unlimited Company Power switch arrangement
US11799281B2 (en) * 2021-05-04 2023-10-24 Texas Instruments Incorporated Short circuit protection

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4106769B2 (ja) 1998-10-12 2008-06-25 東洋製罐株式会社 プリフォームの連通孔跡剪断方法と剪断装置
JP2009224803A (ja) 1999-05-05 2009-10-01 Siliconix Inc 電圧クランプされたゲートを備えるパワーmosfet
WO2014097739A1 (ja) 2012-12-17 2014-06-26 富士電機株式会社 半導体装置およびその半導体装置を用いた電流検出回路
US20150325558A1 (en) 2014-05-12 2015-11-12 Rohm Co., Ltd. Semiconductor device
JP7146722B2 (ja) 2019-11-19 2022-10-04 Kddi株式会社 安全性評価装置、安全性評価方法及び安全性評価プログラム

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3746604B2 (ja) * 1997-12-09 2006-02-15 株式会社ルネサステクノロジ 半導体装置およびその製造方法
JP2892686B2 (ja) 1989-06-14 1999-05-17 株式会社日立製作所 絶縁ゲート半導体装置
JP2547104Y2 (ja) * 1991-02-22 1997-09-10 関西日本電気株式会社 電流検出回路
JPH07146722A (ja) * 1993-10-01 1995-06-06 Fuji Electric Co Ltd トランジスタ用過電流保護装置
US5909135A (en) * 1996-12-19 1999-06-01 Texas Instruments Incorporated High-side MOSFET gate protection shunt circuit
KR100354907B1 (ko) * 2000-04-26 2002-09-30 페어차일드코리아반도체 주식회사 구동신호 입력단자 분리형 스위칭 소자와 그 구동회로
JP4842614B2 (ja) 2005-10-27 2011-12-21 ルネサスエレクトロニクス株式会社 電流検出回路
JP5343851B2 (ja) * 2007-08-02 2013-11-13 凸版印刷株式会社 半導体評価回路
JP5340018B2 (ja) 2009-05-01 2013-11-13 三菱電機株式会社 半導体装置
KR101856722B1 (ko) * 2010-09-22 2018-05-10 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 파워 절연 게이트형 전계 효과 트랜지스터
WO2012137670A1 (ja) 2011-04-05 2012-10-11 ルネサスエレクトロニクス株式会社 負荷電流検出回路
JP5928506B2 (ja) * 2014-02-28 2016-06-01 サンケン電気株式会社 スイッチング電源装置
JP6402591B2 (ja) * 2014-10-31 2018-10-10 富士電機株式会社 半導体装置
JP6825223B2 (ja) * 2016-04-15 2021-02-03 富士電機株式会社 駆動装置および誘導性負荷駆動装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4106769B2 (ja) 1998-10-12 2008-06-25 東洋製罐株式会社 プリフォームの連通孔跡剪断方法と剪断装置
JP2009224803A (ja) 1999-05-05 2009-10-01 Siliconix Inc 電圧クランプされたゲートを備えるパワーmosfet
WO2014097739A1 (ja) 2012-12-17 2014-06-26 富士電機株式会社 半導体装置およびその半導体装置を用いた電流検出回路
US20150325558A1 (en) 2014-05-12 2015-11-12 Rohm Co., Ltd. Semiconductor device
JP7146722B2 (ja) 2019-11-19 2022-10-04 Kddi株式会社 安全性評価装置、安全性評価方法及び安全性評価プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN110166031B (zh) 2023-09-26
CN110166031A (zh) 2019-08-23
JP2019144004A (ja) 2019-08-29
US20190260370A1 (en) 2019-08-22
US11012064B2 (en) 2021-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100614423B1 (ko) 스위칭 소자의 과전류 검출 및 보호 장치
JP4589966B2 (ja) 電力供給制御装置及び半導体装置
US6788128B2 (en) Overcurrent protection structure of load driving circuit
US8670219B2 (en) High-voltage devices with integrated over-voltage protection and associated methods
JP2020036530A (ja) スイッチング素子の駆動制御装置
JP4158754B2 (ja) 過電流検知方法および検知回路
US20140368958A1 (en) Electrostatic protection circuit
WO2017199949A1 (ja) スイッチング素子の駆動制御装置
JP7155534B2 (ja) 半導体装置
US5561391A (en) Clamp circuit and method for detecting an activation of same
CN103457587A (zh) 半导体驱动电路及半导体装置
JP2006024997A (ja) 半導体スイッチの制御装置
CN112713754A (zh) 驱动电路、具有驱动电路的系统和校准程序
WO2007049597A1 (ja) 電流検出回路
US20070103830A1 (en) Circuit arrangement with at least two semiconductor switches and a central overvoltage protection
US11521960B2 (en) Terminal protection circuit of semiconductor chip
US8934207B2 (en) Protective circuit and automation component
JP6417427B2 (ja) 負荷駆動装置及びそれを用いた車載制御装置
CN110914643B (zh) 具有用于接地线和传感器的短路保护的电路的控制设备和用于接地线和传感器的短路保护的方法
US20070086530A1 (en) Circuit arrangement for connecting a first circuit node to a second circuit node and for protecting the first circuit node for overvoltage
US20150318274A1 (en) Device input protection circuit
AU2010244995B2 (en) Method and apparatus for protecting transistors
US11901884B2 (en) Method for protecting a transistor from overload and electronic circuit
JP7276511B2 (ja) 車載用半導体回路および半導体回路
JP2022067782A (ja) 駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7155534

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150