JP2022067782A - 駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両電源電圧が過電圧となることによる駆動回路部への過電流を、オン抵抗の増加を抑えながら高精度に検知可能とした駆動装置を提供すること。【解決手段】駆動装置11は、電源VccとグランドGNDとの間に接続された駆動回路部21を備える。また、駆動装置11は、駆動回路部21と並列接続され、駆動回路部21に過電流が流れると、自身に供給される電流が増えることと、駆動回路部21を流れる電流によって生じる磁界が大きくなることとに応じて駆動回路部21に流れる過電流を検出するホール素子31を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、駆動装置に関する。
従来から車両等には、各種モータが備えられるとともに、モータを駆動するための駆動装置が備えられている。駆動装置は、例えば、MOSFET等のスイッチング素子によって構成されるフルブリッジ回路等の駆動回路部を備え、スイッチング素子のスイッチングに応じた駆動電流をモータのコイルに供給することが可能とされている。そして、このような駆動装置としては、駆動回路部とグランドとを接続するグランド側配線に電流検出抵抗が直列に接続され、該電流検出抵抗の両端電圧に応じて駆動回路部を流れる電流を検出可能としたものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記のような駆動装置では、電流検出抵抗によって回路全体のオン抵抗が増加してしまうといった問題があった。なお、オン抵抗の増加は発熱を増加させる原因となる。また、上記のような駆動装置でオン抵抗の増加を抑えるために電流検出抵抗の抵抗値を小さくしようとすると半導体を構成するシリコンの面積が増大してしまうことになる。
また、駆動装置では、車両電源電圧の変動により駆動回路部に過電流が流れることがあり、回路保護の目的等から過電流をより高精度に検知することが求められている。
本発明の目的は、車両電源電圧が過電圧となることによる駆動回路部への過電流を、オン抵抗の増加を抑えながら高精度に検知可能とした駆動装置を提供することにある。
本発明の目的は、車両電源電圧が過電圧となることによる駆動回路部への過電流を、オン抵抗の増加を抑えながら高精度に検知可能とした駆動装置を提供することにある。
上記課題を解決するための駆動装置は、電源とグランドとの間に接続された駆動回路部を備えた駆動装置であって、前記駆動回路部と並列接続され、前記駆動回路部に過電流が流れると、自身に供給される電流が増えることと、前記駆動回路部を流れる電流によって生じる磁界が大きくなることとに応じて前記駆動回路部に流れる過電流を検出する電流検出回路を備える。
本発明の駆動装置では、車両電源電圧が過電圧となることによる駆動回路部への過電流がオン抵抗の増加を抑えながら高精度に検知可能となる。
以下、駆動装置の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、駆動装置11は、例えば、車両に設けられるモータ12を駆動すべくモータ12のコイル13に駆動電流Iを供給するためのものである。
図1に示すように、駆動装置11は、例えば、車両に設けられるモータ12を駆動すべくモータ12のコイル13に駆動電流Iを供給するためのものである。
駆動装置11は、例えば24ボルト等の電源VccとグランドGNDとの間に接続される駆動回路部21を備えている。本実施形態の駆動回路部21は、MOSFET等からなる4つのスイッチング素子Q1~Q4を有するフルブリッジ回路である。駆動回路部21は、電源側接続点21aが電源側配線14を介して電源Vccに接続され、グランド側接続点21bがグランド側配線15を介してグランドGNDに接続されている。駆動回路部21は、電源側接続点21aからグランド側接続点21bまでの間に2つのスイッチング素子Q1,Q3が直列に接続されている。また、駆動回路部21は、電源側接続点21aからグランド側接続点21bまでの間に2つのスイッチング素子Q2,Q4が直列に接続されている。すなわち、駆動回路部21は、電源側接続点21aからグランド側接続点21bまでの間に、直列に接続されたスイッチング素子Q1,Q3の組と、直列に接続されたスイッチング素子Q2,Q4の組とが並列に接続されている。なお、各スイッチング素子Q1~Q4には、それぞれ還流ダイオードD1~D4が接続されている。そして、スイッチング素子Q1,Q3間の接続点Aとスイッチング素子Q2,Q4間の接続点Bとの間に、上記コイル13が接続されている。そして、駆動回路部21は、スイッチング素子Q1,Q4のペアが図示しない制御部からの信号に基づいてオンされる、または、スイッチング素子Q2,Q3のペアが図示しない制御部からの信号に基づいてオンされることでコイル13に駆動電流Iを供給する。
図1及び図2に示すように、駆動装置11は、電流検出回路としてのホール素子31を備える。ホール素子31は、電源側配線14から分岐した分岐配線16を介して電流が供給され、電源側配線14を流れる電流によって生じる磁界に応じて検出電圧を生成する。なお、図2では、ホール素子31の抵抗成分32や出力端子33,34を模式的に図示している。
また、図2に示すように、駆動装置11は、ホール素子31の出力端子33,34に接続されたアンプ部41と、アンプ部41に接続された検知部42と、検知部42に接続された電流遮断回路43とを備える。アンプ部41は、ホール素子31で生成された検出電圧を増幅し、その信号を検知部42に出力する。検知部42は、アンプ部41から入力された信号が予め設定された閾値を越えたか否かを判定し、越えたと判定すると駆動回路部21に過電流が流れていると判定する。電流遮断回路43は、検知部42にて過電流が流れていると判定された場合、例えば、スイッチング素子Q1~Q4を全てオフとして回路を保護する。すなわち、電流遮断回路43は、検知部42にて過電流が流れていると判定された場合、駆動回路部21を電源Vccから遮断させて保護する。
以下、本実施形態の作用について説明する。
例えば、モータ12を駆動する場合、スイッチング素子Q1,Q4のペアがオンされる、または、スイッチング素子Q2,Q3のペアがオンされることでモータ12のコイル13に駆動電流Iが供給され、モータ12が駆動される。
例えば、モータ12を駆動する場合、スイッチング素子Q1,Q4のペアがオンされる、または、スイッチング素子Q2,Q3のペアがオンされることでモータ12のコイル13に駆動電流Iが供給され、モータ12が駆動される。
そして、電源Vccの電圧の変動等によって駆動回路部21に過電流が流れると、ホール素子31に供給される電流が増えるとともに、電源側配線14で生じる磁界が大きくなることになる。これによって、ホール素子31で生成される検出電圧が急激に増大することになり、検知部42によって駆動回路部21への過電流が速やかに検知される。すなわち、ホール素子31は、駆動回路部21と並列接続され、駆動回路部21に過電流が流れると、自身に供給される電流が増えることと、駆動回路部21を流れる電流によって生じる磁界が大きくなることとに応じて駆動回路部21に流れる過電流を検出する。
以下、本実施形態の効果について説明する。
(1)電源Vccと駆動回路部21とを接続する電源側配線14から分岐した分岐配線16を介して電流が供給され、電源側配線14を流れる電流によって生じる磁界に応じて検出電圧を生成するホール素子31を備える。これにより、回路全体のオン抵抗の増加を抑えながら、電源Vccの過電圧に伴う駆動回路部21への過電流を高精度に検知することが可能となる。すなわち、例えば、駆動回路部21とグランドGNDとを接続するグランド側配線15に電流検出抵抗を直列に接続して該電流検出抵抗の両端電圧に応じて電流を検出する場合では、電流検出抵抗によって回路全体のオン抵抗が増加してしまうが、これを回避することができる。また、駆動回路部21に過電流が流れると、ホール素子31に供給される電流が増えることと、電源側配線14で生じる磁界が大きくなることとによってホール素子31で生成される検出電圧が急激に増大する。よって、駆動回路部21への過電流を高精度に検知することが可能となる。
(1)電源Vccと駆動回路部21とを接続する電源側配線14から分岐した分岐配線16を介して電流が供給され、電源側配線14を流れる電流によって生じる磁界に応じて検出電圧を生成するホール素子31を備える。これにより、回路全体のオン抵抗の増加を抑えながら、電源Vccの過電圧に伴う駆動回路部21への過電流を高精度に検知することが可能となる。すなわち、例えば、駆動回路部21とグランドGNDとを接続するグランド側配線15に電流検出抵抗を直列に接続して該電流検出抵抗の両端電圧に応じて電流を検出する場合では、電流検出抵抗によって回路全体のオン抵抗が増加してしまうが、これを回避することができる。また、駆動回路部21に過電流が流れると、ホール素子31に供給される電流が増えることと、電源側配線14で生じる磁界が大きくなることとによってホール素子31で生成される検出電圧が急激に増大する。よって、駆動回路部21への過電流を高精度に検知することが可能となる。
(2)駆動装置11は、閾値を超える過電流が検出された場合、駆動回路部21を電源Vccから遮断させる電流遮断回路43を備えるため、過電流による駆動回路部21の損傷を抑えることができる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、駆動装置11が備える駆動回路部21は、4つのスイッチング素子Q1~Q4を有するフルブリッジ回路であるとしたが、これに限定されず、例えば、ハーフブリッジ回路や、3相用ブリッジ回路や、単一のスイッチング素子からなる駆動回路部等に変更してもよい。
・上記実施形態では、駆動装置11が備える駆動回路部21は、4つのスイッチング素子Q1~Q4を有するフルブリッジ回路であるとしたが、これに限定されず、例えば、ハーフブリッジ回路や、3相用ブリッジ回路や、単一のスイッチング素子からなる駆動回路部等に変更してもよい。
・上記実施形態では、電流検出回路としてホール素子31を用いたが、同様に作用する他の構成の電流検出回路としてもよい。
・上記実施形態では、電流遮断回路43は、過電流が検出された場合、スイッチング素子Q1~Q4を全てオフするとしたが、これに限定されず、スイッチング素子Q1~Q4を部分的や一時的にオフする制御を行ってもよい。例えば、電流遮断回路43は、過電流が検出された場合、スイッチング素子Q1~Q4のいずれかをオフしたり、オン時間を短くする等の制御を行ってもよい。
・上記実施形態では、電流遮断回路43は、過電流が検出された場合、スイッチング素子Q1~Q4を全てオフするとしたが、これに限定されず、スイッチング素子Q1~Q4を部分的や一時的にオフする制御を行ってもよい。例えば、電流遮断回路43は、過電流が検出された場合、スイッチング素子Q1~Q4のいずれかをオフしたり、オン時間を短くする等の制御を行ってもよい。
11…駆動装置、12…モータ、13…コイル、14…電源側配線、15…グランド側配線、16…分岐配線、21…駆動回路部、21a…電源側接続点、21b…グランド側接続点、31…ホール素子(電流検出回路)、32…抵抗成分、33,34…出力端子、41…アンプ部、42…検知部、43…電流遮断回路、A,B…接続点、D1~D4…環流ダイオード、GND…グランド、I…駆動電流、Q1~Q4…スイッチング素子、Vcc…電源。
Claims (3)
- 電源とグランドとの間に接続された駆動回路部を備えた駆動装置であって、
前記駆動回路部と並列接続され、前記駆動回路部に過電流が流れると、自身に供給される電流が増えることと、前記駆動回路部を流れる電流によって生じる磁界が大きくなることとに応じて前記駆動回路部に流れる過電流を検出する電流検出回路を備えた駆動装置。 - 前記電流検出回路にホール素子を用いた請求項1に記載の駆動装置。
- 前記電流検出回路によって閾値を超える過電流が検出された場合、前記駆動回路部を電源から遮断させる電流遮断回路を備えた請求項1または請求項2に記載の駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020176570A JP2022067782A (ja) | 2020-10-21 | 2020-10-21 | 駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2020176570A Pending JP2022067782A (ja) | 2020-10-21 | 2020-10-21 | 駆動装置 |
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Country | Link |
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2020
- 2020-10-21 JP JP2020176570A patent/JP2022067782A/ja active Pending
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