JP7146504B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、障子を開閉するためのハンドルを備えた建具に関する。
従来、窓(障子)を開閉するためのハンドルを備えた建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の建具においては、ハンドルとして、オペレータハンドルが用いられている。オペレータハンドルは、建具の枠体の下枠の見込面に取り付けられている。
特許第6240512号公報
一般的なオペレータハンドルは、常時、露出されており、外観上、凹凸形状が露出された状態で視認される。そのため、意匠性の向上が望まれている。また、オペレータハンドルの操作性を向上させることも望まれている。
本発明は、意匠性を向上できると共に操作性を向上できるハンドルを備える建具を提供することを目的とする。
本発明は、枠体(例えば、後述の枠体10)と、前記枠体内に開閉可能に取り付けられる障子(例えば、後述の障子20)であって、框体(例えば、後述の框体30)と、前記框体の内側に配置される面材(例えば、後述のガラス25)と、を有する障子と、前記枠体の下枠(例えば、後述の下枠12)に取り付けられ、前記障子を開閉操作可能な操作部(例えば、後述のオペレータハンドル53)と、を備え、前記下枠は、前記面材よりも室内側において前記下枠の上方側の見込面に形成される開口(例えば、後述の下枠開口123a)を有し、前記操作部は、前記開口を介して前記下枠の内部に収容される収容位置と、前記開口を介して前記下枠の内部から突出される突出位置と、に回動軸(例えば、後述の回動軸J1)を中心に回動可能であり、前記回動軸は、前記下枠の内部に配置され、前記面材から室内側に向かうに従って前記下枠の上方側から下方側に向かう側に傾斜して延びて形成される建具(例えば、後述の建具1)に関する。
また、前記下枠の内部に配置され前記操作部を収容可能な収容部(例えば、後述のハンドルケース52)を有し、前記収容部は、前記下枠の下方側から上方側に向かうに従って前記面材から室内側に向かう側に傾斜して延びて形成されることが好ましい。
また、前記操作部(例えば、後述のオペレータハンドル53A)は、前記突出位置に位置した状態で、前記回動軸に交差する方向に延びる操作回転軸(例えば、後述の操作回転軸J2)を中心に回転可能に構成され、前記操作回転軸は、前記下枠の下方側から上方側に向かうに従って前記面材から室内側に向かう側に傾斜して延びて形成されることが好ましい。
また、前記操作部は、前記下枠の前記開口を塞ぐ蓋部材を構成し、前記操作部の表面は、前記下枠の見込面を兼ねて構成されることが好ましい。
本発明によれば、意匠性を向上できると共に操作性を向上できるハンドルを備える建具を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る建具を室内側から見た正面図である。 本発明の一実施形態に係る建具を室内側から見た様子を示す斜視図であって、オペレータハンドルを収容位置に配置した状態を示す図である。 図2に示す状態から、オペレータハンドルを突出位置に移動させた状態を示す斜視図である。 図2のA-A線断面図であって、ハンドル構成部の横断面図である。 図2のB-B線断面図であって、ハンドル構成部の縦断面図である。 オペレータハンドルを持ち上げて第1回転位置に回転させた状態を示す図である。 オペレータハンドルを持ち上げて第2回転位置に回転させた状態を示す図である。 建具の変形形態を示す図であって、オペレータハンドルが下枠の内部に収容されたハンドル機構を隠す蓋の機能を併せ持つように構成された場合を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る建具1を室内側から見た正面図である。図2は、本発明の一実施形態に係る建具1を室内側から見た様子を示す斜視図であって、オペレータハンドル53を収容位置に配置した状態を示す図である。図3は、図2に示す状態から、オペレータハンドル53を突出位置に移動させた状態を示す斜視図である。図4は、図2のA-A線断面図であって、ハンドル構成部50の横断面図である。図5は、図2のB-B線断面図であって、ハンドル構成部50の縦断面図である。図6Aは、オペレータハンドル53を持ち上げて第1回転位置に回転させた状態を示す図である。図6Bは、オペレータハンドル53を持ち上げて第2回転位置に回転させた状態を示す図である。
なお、本明細書において、「見付方向」とは、建物に形成された開口部に納められた建具の枠体に収められる障子の面内方向を意味し、「見込方向」とは、室内外方向(即ち、奥行き方向)を意味する。
図1に示すように、建具1は、建物の開口部に固定される枠体10と、枠体10にヒンジ(図示せず)を介して開閉可能に取り付けられる外開きの障子20と、オペレータハンドル53(操作部)を有するハンドル構成部50と、を備えるスイング式の開閉窓である。障子20は、枠体10内に開閉可能に取り付けられる。本実施形態においては、オペレータハンドル53は、図1~図3に示すように、枠体10の下枠12(後述)の見込面12a(後述)に取り付けられる。本実施形態の建具1は、オペレータハンドル53を収容位置(図2参照)と突出位置(図3参照)とに操作を行うことが可能である。突出位置に位置したオペレータハンドル53において操作回転軸J2(図6A及び図6B参照)を中心に回転操作することで、障子20を室外側に開くことが可能である。
枠体10は、図1に示すように、上枠11、下枠12、吊元側縦枠13及び戸先側縦枠14が矩形に枠組みされて構成される。枠体10には、外開きの障子20が開閉可能に取り付けられる。
下枠12は、図4に示すように、縦断面において、中空状の下枠本体121と、下枠本体121の室内側の端部の上部に接続される室内側部分122と、室内側部分122の上部に配置される室内側ハンドル配置部123と、を有する。室内側部分122及び室内側ハンドル配置部123は、中空状に形成され、上下方向に並んで配置される。また、下枠12は、室内側ハンドル配置部123の上方側の端部から室内側に見込方向に延びる室内側見込方向延出部124を有する。
室内側ハンドル配置部123は、下框32のガラス配置部321(後述)の室内側に配置される。室内側ハンドル配置部123は、上方側に向けて開放する枠状に形成される。室内側ハンドル配置部123の上方側の見込面123bには、後述するオペレータハンドル53を有するハンドル構成部50が取り付けられる。室内側ハンドル配置部123の上方側の見込面123bは、下枠12の上方側の見込面12aの一部を構成する。
下枠本体121の上面121aと室内側部分122の見付面122a及び室内側ハンドル配置部123の室外側の見付面123cとで構成されるL字状部分の内側の下框収容空間120には、障子20の閉位置において、障子20の下框32が配置される。
室内側ハンドル配置部123の室外側の見付面123cには、嵌合部125が設けられる。嵌合部125には、クッション材125aが取り付けられる。
障子20は、枠体10内に開閉可能に取り付けられる。障子20は、図4に示すように、枠体10の室外側に配置される。障子20は、図1に示すように、ガラス25(面材)と、ガラス25を囲うように構成される框体30と、を含んで構成される。ガラス25は、框体30の内側に配置される。ガラス25は、例えば、複層ガラスなどにより構成される。框体30は、図1に示すように、上框31、下框32、吊元側縦框33及び戸先側縦框34が矩形に枠組みされて構成される。障子20は、吊元側縦框33に沿って上下方向に延びる回動軸33aを中心に回動することで、開閉される。
下框32は、図4に示すように、障子20の閉位置において、下框収容空間120に収容される。下框32は、下框32の室外側において上方側に配置されるガラス配置部321と、ガラス配置部321の下側に配置される方形部分322と、方形部分322の下側に配置される開放部分323と、を有する。ガラス配置部321、方形部分322及び開放部分323は、ガラス25の端部から、上側から下側にこの順で並んで配置される。ガラス配置部321には、ガラス25の端部が収容される。
障子20は、オペレータハンドル53を突出位置に位置させた状態で回転操作を行うことにより、框体30の吊元側縦框33に配置される回動軸33a(図1参照)を中心に回動することで開閉される。
ハンドル構成部50について説明する。ハンドル構成部50は、図2~図4に示すように、下枠12の見込面12aに取り付けられる。本実施形態においては、下枠12の見込面12aは、障子20よりも室内側に配置される。
ハンドル構成部50は、図5に示すように、ベースプレート51と、ハンドルケース52(収容部)と、オペレータハンドル53(操作部)と、シリンダ錠54と、プッシュボタン55と、ボタンストッパ56と、押し上げバネ57と、伝達軸部材58と、回転方向付勢バネ59と、回動軸J1を構成する回動軸部材60と、を有する。
ベースプレート51は、板状に形成される。ベースプレート51は、ハンドル構成部50のベース部分を構成し、図4に示すように、下枠12の室内側ハンドル配置部123の内部において見込方向に延びる内壁123dに取り付けられる。
ハンドルケース52は、図4に示すように、下枠12の室内側ハンドル配置部123の内部に配置される。ハンドルケース52には、オペレータハンドル53を収容可能である。ハンドルケース52は、ベースプレート51を介して、下枠12の室内側ハンドル配置部123の内部において見込方向に延びる内壁123dに取り付けられる。
ハンドルケース52は、図5に示すように、見付方向の左右方向に延びる箱状に形成され、上方側に向けて開放するケース開口521が形成される。ケース開口521は、図4に示すように、ガラス25よりも室内側に配置される下枠12の見込面12aに形成される下枠開口123aに配置される。
ハンドルケース52は、図4に示すように、縦断面において、下枠12の下方側から上方側に向かうに従ってガラス25から室内側に向かう側に傾斜して延びて形成される。そのため、ハンドルケース52は、下方側から上方側に向かうに従ってガラス25から離れるように、ガラス25に対して傾斜して配置される。これにより、ハンドルケース52に収容されたオペレータハンドル53は、下方側から上方側に向かうに従ってガラス25から離れるように傾斜して、ハンドルケース52の内部に収容される。
オペレータハンドル53は、下枠12の上方側の見込面12aに配置される。オペレータハンドル53は、図5に示すように、ハンドル本体531と、回転レバー532と、摘まみ部533と、を有する。ハンドル本体531は、長尺状に形成される。オペレータハンドル53は、ハンドルケース52に収容される収容位置(図2、図4参照)と、ハンドルケース52から突出する突出位置(図3、図6A及び図6B参照)と、に回動軸部材60の回動軸J1を中心に回動可能である。回動軸J1は、図4に示すように、下枠12の内部に配置され、ガラス25から室内側に向かうに従って下枠12の上方側から下方側に向かう側に傾斜して延びて形成される。
オペレータハンドル53は、回動軸J1の回動方向において、押し上げバネ57により、突出位置側に付勢されている。
オペレータハンドル53の収容位置は、図4に示すように、下枠12の上方側の見込面12a(下枠12の室内側ハンドル配置部123の上方側の見込面12b)に形成される下枠開口123aにおいて、ハンドルケース52のケース開口521を介して下枠12の内部に配置されるハンドルケース52に収容される位置である。オペレータハンドル53は、収容位置において、ハンドルケース52の内部に収容されることで、下枠12の内部に収容される。オペレータハンドル53は、収容位置に位置する場合に、図5に示すように、ハンドルケース52の内部に配置され、ハンドルケース52の長手方向に沿って延びる。
オペレータハンドル53の突出位置は、図6A及び図6Bに示すように、下枠12の内側の見込面12aに配置される下枠開口123aにおいて、ハンドルケース52のケース開口521を介して突出される位置である。オペレータハンドル53は、突出位置において、ハンドルケース52の内部から外部に突出することで、下枠12の外部に突出される。
摘まみ部533は、回転レバー532を介して、ハンドル本体531の先端に接続されている。回転レバー532は、図5に示すように、巻バネ532aにより、回転レバー532の側面がハンドル本体531の上面と同一平面上に位置するように付勢されている。
摘まみ部533は、図6Aに示すように、オペレータハンドル53が突出位置に位置する場合に、付勢位置(二点鎖線の位置)と操作位置(実線の位置)とに移動可能である。摘まみ部533の付勢位置においては、図5に示すように、巻バネ532aにより、回転レバー532の側面がハンドル本体の上面と同一平面上に位置するように付勢されている。
オペレータハンドル53が突出位置に位置する場合において、図6Aに示すように、摘まみ部533を付勢位置(二点鎖線の位置)から操作位置(実線の位置)に移動させる場合には、摘まみ部533を上方側に持ち上げることで、巻バネ532aの付勢力に抗して、回転レバー532を回動軸J3を中心に回動させて、摘まみ部533を上方側に位置させる。摘まみ部533は、オペレータハンドル53を操作回転軸J2を中心に回転操作する際に、操作位置に位置された状態で把持される。摘まみ部533は、オペレータハンドル53を操作回転軸J2を中心に回転操作された後に、手が離されると、巻バネ532aの付勢力により、付勢位置に戻される。
オペレータハンドル53は、突出位置に位置した状態で、回動軸J1に交差する方向に延びる操作回転軸J2を中心に回転可能に構成される。操作回転軸J2は、下枠12の下方側から上方側に向かうに従ってガラス25から室内側に向かう側に傾斜して延びて形成される。オペレータハンドル53は、操作回転軸J2の回転方向において、回転方向付勢バネ59により、一方側に付勢されている。
図6A及び図6Bに示すように、オペレータハンドル53は、突出位置に位置する場合に、操作回転軸J2を中心に回転することで、障子20のガラス25から最も離れる第1回転位置(図6A参照)と、障子20のガラス25に最も近づく第2回転位置(図6B参照)と、の間を回転可能である。
例えば、オペレータハンドル53の第2回転位置において、図6Bに示すように、摘まみ部533のガラス25側に突出する部分の端部は、ガラス25の室内側の表面25aから距離L1離れて配置されており、回転レバー532のガラス25側に突出する部分の端部は、ガラス25の室内側の表面25aから距離L2離れて配置されている。本実施形態においては、例えば、距離L1は、3~4cm程度であり、距離L2は、2~3cm程度である。これにより、オペレータハンドル53の先端と障子20のガラス25の室内側の表面25aとの間には、指を入れることができる距離L1が確保される。これにより、オペレータハンドル53の操作時に、指がガラス25に当たることなく障子20の開閉操作を行うことができる。
シリンダ錠54は、図5に示すように、ハンドルケース52の一端部(図2における右側の端部)に収容される。シリンダ錠54は、オペレータハンドル53の収容位置において、ボタンストッパ56がプッシュボタン55を押せないように規制して、プッシュボタン55を操作不能に施錠する錠である。シリンダ錠54の鍵穴541に鍵を挿入して回転操作することで、ボタンストッパ56をスライド移動させて解錠することができる。ボタンストッパ56を下方側にスライド移動させた状態においては、ボタンストッパ56がプッシュボタン55から退避するため、プッシュボタン55の押圧操作が可能となる。
プッシュボタン55は、シリンダ錠54の解錠状態において、押されることで、ハンドルケース52の内部に配置されるオペレータハンドル53の回転レバー532を回動することが可能である。オペレータハンドル53の回転レバー532は、凹部532bを有し、凹部532bにプッシュボタン55の係合突起551が係合した状態で、プッシュボタン55が押されることで、オペレータハンドル53を押し上げる。
これにより、プッシュボタン55を押すことにより、オペレータハンドル53の回転レバー532が回動されることで、オペレータハンドル53を押し上げることができる。プッシュボタン55は、ハンドルケース52の内部側に押された後に、コイルバネ552の付勢力により、表面が、ハンドルケース52の表面と同一平面上に位置する基準位置に復帰可能である。
以上のように構成されるハンドル構成部50は、シリンダ錠54を解錠した状態で、プッシュボタン55を押圧することで、回転レバー532が回動して、オペレータハンドル53を押し上げる。オペレータハンドル53を回動軸J1を中心に回動させてオペレータハンドル53を上方側へ持ち上げることで、図2及び図4に示す収容位置(図2、図4参照)から、突出位置(図3、図6A及び図6B参照)に移動する。この突出位置においては、オペレータハンドル53は、操作回転軸J2を中心に回転可能に構成され、第1回転位置(図6A参照)と第2回転位置(図6B参照)との間を回転可能である。
本実施形態においては、回動軸J1は、下枠12の内部に配置され、ガラス25から室内側に向かうに従って下枠12の上方側から下方側に向かう側に傾斜して延びて形成されるため、オペレータハンドル53の先端をガラス25から離れた状態で突出位置に位置させることができる。そのため、オペレータハンドル53の先端と障子20のガラス25との間には、図6Bに示すように、第2回転位置において、指を入れることができる距離L1及び距離L2が確保される。これにより、オペレータハンドル53の操作時に、指がガラス25に当たることなく障子20の開閉操作を容易に行うことができる。
また、本実施形態においては、オペレータハンドル53の操作回転軸J2は、下方側から上方側に向かうに従ってガラス25から室内側に向かう側に傾斜して延びて配置される。そのため、オペレータハンドル53をガラス25に対して離れる側に傾斜した状態で、オペレータハンドル53を、操作回転軸J2を中心に回転させることができる。これにより、オペレータハンドル53の先端と障子20のガラス25との間には、指を入れることができる距離L1及び距離L2が確保される。よって、オペレータハンドル53の操作時に、指がガラス25に当たることなく障子20の開閉操作を容易に行うことができる。
以上説明した上記実施形態の構成によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態の建具1は、枠体10と、枠体10内に開閉可能に取り付けられる障子20と、框体30に取り付けられ障子20を開閉操作可能なオペレータハンドル53と、を備え、オペレータハンドル53は、下枠開口123aを介して下枠12の内部に収容される収容位置と、下枠開口123aを介して下枠12の内部から突出される突出位置と、に回動軸J1を中心に回動可能であり、回動軸J1は、下枠12の内部に配置され、ガラス25から室内側に向かうに従って下枠12の上方側から下方側に向かう側に傾斜して延びて形成される。
そのため、オペレータハンドル53を収容位置に配置できるため、凹凸が外部に露出されず、意匠性を向上できる。
また、回動軸J1が、ガラス25から室内側に向かうに従って下枠12の上方側から下方側に向かう側に傾斜して延びて形成されるため、オペレータハンドル53の先端をガラス25から離れた状態で突出位置に位置させることができる。そのため、オペレータハンドル53の先端と障子20のガラス25との間には、指を入れることができる距離L1及び距離L2が確保される。これにより、オペレータハンドル53の操作時に、指がガラス25に当たることなく障子20の開閉操作を容易に行うことができる。
よって、オペレータハンドル53意匠性を向上できると共に、オペレータハンドル53の操作性を向上できる。
また、本実施形態においては、下枠12の内部に配置されオペレータハンドル53を収容可能なハンドルケース52を有し、ハンドルケース52は、下枠12の下方側から上方側に向かうに従ってガラス25から室内側に向かう側に傾斜して延びて形成される。これにより、オペレータハンドル53をガラス25に対して離れる側に傾斜した状態で、オペレータハンドル53を、突出位置に容易に移動させることができる。
また、本実施形態においては、オペレータハンドル53は、突出位置に位置した状態で、回動軸J1に交差する方向に延びる操作回転軸J2を中心に回転可能に構成され、操作回転軸J2は、下枠の下方側から上方側に向かうに従ってガラス25から室内側に向かう側に傾斜して延びて形成される。これにより、オペレータハンドル53をガラス25に対して離れる側に傾斜した状態で、オペレータハンドル53を、操作回転軸J2を中心に回転させることができる。よって、オペレータハンドル53の操作時に、指がガラス25に当たることなく障子20の開閉操作を容易に行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態や変形例に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、オペレータハンドル53を下枠12の内部に収容されるように構成したが、次のような変形形態のように構成してもよい。図7は、建具1の変形形態を示す図であって、オペレータハンドル53が下枠12の内部に収容されたハンドル機構を隠す蓋の機能を併せ持つように構成された場合を示す図である。
図7に示すように、オペレータハンドル53Aの表面を蓋部材として構成してもよい。
具体的には、枠体10Aの下枠12Aにおいて、見込方向に延びる室内側見込方向延出部124Aを、下枠12Aの見込面12aよりも下方側に位置するように形成する。そして、オペレータハンドル53Aを、下枠12Aの室内側ハンドル配置部123Aの室内側の角部に配置する。これにより、オペレータハンドル53Aは、下枠12の下枠開口123aを塞ぐ蓋部材を構成することができる。よって、オペレータハンドル53Aの表面を、下枠12の見込面12aを兼ねて構成することができる。変形形態の建具1Aにおいても、前記実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、前記実施形態では、スイング式の開閉窓を本発明の建具の一例として説明したが、この構成に限定されない。例えば、縦滑り出し窓、横滑り出し窓、引き違い窓等の構成を備える種々の建具に本発明を適用することができる。
また、前記実施形態の面材をガラスで構成したが、これに限定されない。例えば、オペレータハンドルを用いる建具において、ガラスの室内側に網戸を配置して、網戸を開け閉めせずに、オペレータハンドルを開閉操作するように構成することがある。このような場合には、例えば、面材を、前記実施形態のガラス25に代えて、障子20の室内側に配置される網戸で構成してもよい。
また、前記実施形態においては、シリンダ錠54を備えることで、オペレータハンドル53(操作部)を操作不能又は操作可能とする構成としたが、これに限定されない。シリンダ錠を備えていなくてもよく、例えば、手で操作するスイッチ構造などで構成してもよい。
また、前記実施形態においては、ボタンストッパ56を退避させた状態で、プッシュボタン55を押すことにより、オペレータハンドル53を押し上げるように構成したが、これに限定されない。例えば、単にオペレータハンドル53を手で持ち上げる仕様のものや、別の構造で実現してもよい。
1 建具
10 枠体
12 下枠
20 障子
25 ガラス(面材)
30 框体
52 ハンドルケース(収容部)
53 オペレータハンドル(操作部)
53A オペレータハンドル(操作部、蓋部材)
123a 下枠開口(開口)
J1 回動軸
J2 操作回転軸

Claims (5)

  1. 枠体と、
    前記枠体内に開閉可能に取り付けられる障子であって、框体と、前記框体の内側に配置される面材と、を有する障子と、
    前記枠体の下枠に取り付けられ、前記障子を開閉操作可能な操作部と、を備え、
    前記下枠は、前記面材よりも室内側において前記下枠の上方側の見込面に形成される開口を有し、
    前記操作部は、前記開口を介して前記下枠の内部に収容される収容位置と、前記開口を介して前記下枠の内部から突出される突出位置と、に回動軸を中心に回動可能であり、
    前記回動軸は、前記下枠の内部に配置され、前記面材から室内側に向かうに従って前記下枠の上方側から下方側に向かう側に傾斜して延びて形成され
    前記操作部は、前記収容位置において、該操作部の上面が前記面材に対して垂直方向に室内側に向かって延びる見込面に沿って見込方向に延びる平面状に形成され、かつ、該操作部の下面が前記面材から室内側に向かうに従って前記下枠の上方側から下方側に向かう側に傾斜して延びるよう形成される建具。
  2. 前記下枠の内部に配置され前記操作部を収容可能な収容部を有し、
    前記収容部は、前記下枠の下方側から上方側に向かうに従って前記面材から室内側に向かう側に傾斜して延びて形成される請求項1に記載の建具。
  3. 前記操作部は、前記突出位置に位置した状態で、前記回動軸に交差する方向に延びる操作回転軸を中心に回転可能に構成され、
    前記操作回転軸は、前記下枠の下方側から上方側に向かうに従って前記面材から室内側に向かう側に傾斜して延びて形成される請求項1又は2に記載の建具。
  4. 前記操作部は、前記下枠の前記開口を塞ぐ蓋部材を構成し、
    前記操作部の表面は、前記下枠の見込面を兼ねて構成される請求項1~3のいずれかに記載の建具。
  5. 前記操作部は、該操作部の端部に配置される摘まみ部を有し、
    前記摘まみ部は、付勢部材により付勢される付勢位置と、前記付勢部材の付勢力に抗して移動される操作位置と、に移動可能である請求項1~4のいずれかに記載の建具。
JP2018142891A 2018-07-30 2018-07-30 建具 Active JP7146504B2 (ja)

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